JP2015124363A - 浴室用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れたすすぎ性、泡立ち、さらには浴室排水口の悪臭抑制効果を有する浴室用液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)成分:水溶性ケイ酸塩と(B)成分:炭素数8〜18の脂肪酸又はそのアルカリ金属塩と(C)成分:(B)成分以外の界面活性剤と(D)成分:抗菌剤0.001〜0.3質量%と(E)成分:香料とからなる浴室用液体洗浄剤組成物であって(B)成分と(C)成分との合計が1〜15質量%、(B)成分/{(B)成分+(C)成分}で表される質量比が0.2〜0.8であることよりなる。
【選択図】なし

Description

本発明は、泡立ちが良く、すすぎ性に優れ、且つ浴室排水口の悪臭抑制効果の高い浴室用液体洗浄剤組成物に関するものである。
近年、環境への配慮から節電・節水効果が得られる電化製品や住宅設備等が普及し、消費者の関心を集めている。また、家庭用水の使い道は、トイレ・浴室・炊事・洗濯と洗浄に関わる部分が大半を占めるため、洗浄剤においても使用量が少量でも高い洗浄効果の得られるものや、すすぎの回数が減らせる機能を有する組成物が開発されている。浴室分野に関しては、特に水を多く使用する場所としての認識が高く、残り湯を洗濯に活用する等の水の再利用や、掃除の際の節水効果が期待できるすすぎ性の高い洗剤へのニーズは高い。

浴室用洗剤のすすぎ性は基本性能の一つとして多くの組成物が提案されてきた。特許文献1、2には特にすすぎ性改善効果の高い基剤として脂肪酸(アルカリ金属塩)が用いられ、他の界面活性剤や金属イオン封鎖剤のとの組合せが開示されている。脂肪酸(アルカリ金属塩)は水道水中のカルシウムやマグネシウムと反応し、水に不溶な脂肪酸塩を生成することで、消泡効果が得られると考えられている。また、特許文献3には、特定量のケイ素成分を配合することでとすすぎ性が良好となることが開示されている。
また、近年の衛生・環境意識の高まりから、浴室排水口の悪臭抑制に関するニーズも高い。特許文献4には、硫酸亜鉛などの亜鉛化合物を用いることで、悪臭抑制ができることが開示されている。
特開平9−53092号公報 特開平11−335700号公報 特開2012−82407号公報 特開2013−199569号公報
ところが、優れたすすぎ性、泡立ち、さらには浴室排水口の悪臭抑制効果を全て満たす組成物を得ることは難しいのが現状である。
本発明は、優れたすすぎ性、泡立ち、さらには浴室排水口の悪臭抑制効果を有する浴室用液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究の結果、水溶性ケイ酸塩と、炭素数8〜18の脂肪酸又はそのアルカリ金属塩と、特定の界面活性剤と、抗菌剤とを組み合わせて配合し、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の浴室用液体洗浄剤組成物は、下記(A)〜(E)成分を混合して得られる浴室用液体洗浄剤組成物であって、(B)成分と(C)成分との合計が1〜15質量%、(B)成分/{(B)成分+(C)成分}で表される質量比が0.2〜0.8であることを特徴とする。
(A)成分:水溶性ケイ酸塩
(B)成分:炭素数8〜18の脂肪酸又はそのアルカリ金属塩。
(C)成分:(B)成分以外の界面活性剤。(D)成分:抗菌剤 0.001〜0.3質量%

(E)成分:香料
本発明によれば、泡立ちが良く、すすぎ性に優れ、且つ浴室排水口の悪臭抑制効果の高い浴室用液体洗浄剤組成物を提供できる。
(浴室用液体洗浄剤組成物)
本発明の浴室用液体洗浄剤組成物(以下、単に液体洗浄剤ということがある)は、以下に示す(A)〜(E)成分を含有する。
<(A)成分:水溶性ケイ酸塩>
本発明の(A)成分は、水溶性ケイ酸塩である。(A)成分は、25℃の蒸留水100gに対して0.5g以上を溶解するケイ酸塩であればよく、好ましくはアルカリ金属ケイ酸塩である。 アルカリ金属ケイ酸塩としては、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム及びこれらの水和物等が挙げられる。ケイ酸ナトリウムとしてはメタケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ナトリウム、および二酸化ケイ素と酸化ナトリウムとの混合物であり、一般的にNaO・nSiOで表され、JIS規格K1408に記載される1号ケイ酸ソーダ(n=2)、2号ケイ酸ソーダ(n=2.5)、3号ケイ酸ソーダ(n=3)等が挙げられる。ケイ酸カリウムとしては、二酸化ケイ素と酸化カリウムとの混合物であり、一般的にKO・mSiOで表される、1号ケイ酸カリウム(m=2)、2号ケイ酸カリウム(m=3.5)等が挙げられる。これらの(A)成分は、1種単独で、又は2種以上組み合わせて使用することができる。
液体洗浄剤への(A)成分の配合量は、液体洗浄剤を100質量%とした場合、0.001〜0.5質量%が好ましい。上記範囲内とすることで、使用する水道水の水質によらず、良好なすすぎ性を得ることができる。(A)成分の配合量が0.001質量%未満では、すすぎ性の改善効果が小さく、(A)成分の配合量が0.5質量%を超えると、液体洗浄剤に濁りや沈殿が生じて液外観をそこなう場合がある。

<(B)成分:炭素数8〜18の脂肪酸又はそのアルカリ金属塩>
本発明の(B)成分は、炭素数8〜18の脂肪酸又はその塩である。(B)成分は、後述する(C)成分と共に、洗浄時の泡立ちを向上させ、かつすすぎ性を改善する。
(B)成分の脂肪酸としては、飽和であっても不飽和であってもよく、炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸が使用される。脂肪酸としては、例えばカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸等が挙げられる。これらの中でも、洗浄力とすすぎ性の観点から、ラウリン酸、ミリスチン酸又はヤシ油脂肪酸が好ましい。 脂肪酸の塩としては、特に制限はなく、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が挙げられる。
液体洗浄剤への(B)成分の配合量は、液体洗浄剤を100質量%とした場合、0.5〜12質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましい。0.5質量%未満では、すすぎ性の改良効果が充分に得られない場合があり、12質量%を超えると、低温保管時の外観安定性が低下し、例えば、−10〜5℃の条件下で保管した際に沈殿が生じるおそれがある。
<(C)成分:(B)成分以外の界面活性剤>
本発明の(C)成分は、(B)成分以外の界面活性剤である。
(C)成分が配合されることで、液体洗浄剤は、洗浄時の良好な泡立ちを発現する。 (C)成分としては、下記に示すアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤等が挙げられる。これらの(C)成分は、1種単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
(1)アニオン性界面活性剤
アニオン性界面活性剤としては、(B)成分以外のものであれば特に限定されず、公知のものを使用することができる。 (C)成分のアニオン性界面活性剤としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖又は分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩;アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩等が挙げられる。 これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものが特に好ましい。 α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。 アルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。 アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均1〜10モルの酸化エチレンを付加したもの(即ち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩)が好ましい。 アルカンスルホン酸塩の炭素数は10〜20、好ましくは14〜17であり、2級アルカンスルホン酸塩が特に好ましい。 α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
これらのアニオン性界面活性剤は市場において容易に入手することができる。また、公知の方法により合成してもよい。
(2)非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤としては特に限定されず、公知のものを使用することができる。 非イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミンオキシド型界面活性剤として、N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド、N−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシド、N−パルミチル−N,N−ジメチルアミンオキシド、ラウロイルアミノプロピルジメチルアミンオキシド等のアルキルアミンオキシドが好ましい。中でも、特に洗浄性能、発泡性能の点から、N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド、N−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシドがより好ましい。
また、R−O−(RO)−H(Rは炭素数10〜18の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基、Rは炭素数1〜3の炭化水素基、好ましくはアルキレン基、pは平均付加モル数であり1〜20、好ましくは5〜15の数である。)で表されるポリオキシアルキレン付加型非イオン性界面活性剤、アルキルグリコシド、ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。
(3)両性界面活性剤
両性界面活性剤としては、特に限定されず、例えば、カルボン酸塩型のもの、硫酸エステル塩型のもの、スルホン酸塩型のもの、及びリン酸エステル塩型のものからなる群から選択されるものが挙げられる。中でも洗浄力の点から、カルボン酸塩型が好ましい。 カルボン酸塩型のものとしては、例えば、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等のアミノ酸型両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシアルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン型両性界面活性剤が挙げられる。
(4)半極性界面活性剤
半極性界面活性剤としては、特に限定されず、例えば、アルキルアミンオキシド型界面活性剤として、N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド、N−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシド、N−パルミチル−N,N−ジメチルアミンオキシド、ラウロイルアミノプロピルジメチルアミンオキシド等のアルキルアミンオキシドが好ましい。中でも、特に洗浄性能、発泡性能の点から、N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド、N−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシドがより好ましい。
液体洗浄剤への(C)成分の配合量は、液体洗浄剤を100質量%とした場合、0.5〜12質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましい。0.5質量%未満では洗浄力、泡立ちが不足する場合があり、12質量%を超えるとすすぎ性が低下することがある。
液体洗浄剤中の(B)成分と(C)成分との合計量である(B)成分+(C)成分は、1〜15質量%であり、好ましくは5〜10質量%である。1質量%未満では、界面活性剤である(B)成分、(C)成分を配合することによる効果が充分に得られず泡立ちが不充分になり、15質量%を超えるとすすぎ性が低下する。
液体洗浄剤中、(B)成分/{(B)成分+(C)成分}で表される質量比(以下、(B)/{(B)+(C)}比ということがある)は、0.2〜0.8であり、0.35〜0.65が好ましい。この範囲内で(B)及び(C)成分を用いることで、優れた泡立ちと、優れたすすぎ性とを両立できる。(B)/{(B)+(C)}比が0.2未満ではすすぎ性が不充分になり、(B)/{(B)+(C)}比が0.8を超えると泡立ちが不充分になる。
<(D)成分:抗菌剤>
本発明の(D)成分は、抗菌剤である。
(D)成分を配合することで、液体洗浄剤は、浴室の排水口から発生する悪臭を抑制することができる。(D)成分としては、下記に示す、ポリヘキサメチレンビグアニド系抗菌剤、イソチアゾロン系抗菌剤、カチオン性界面活性剤等が挙げられる。これらの(D)成分は、1種単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
(1)ポリヘキサメチレンビグアニド系抗菌剤
ポリヘキサメチレンビグアニド系抗菌剤は、下記一般式(I)で表される化合物を使用することができる。







一般式(I)中、nは2〜14 、好ましくは10〜14、より好ましくは11〜13、特に12が最も好ましい。HY は有機酸又は無機酸を示し、好ましくは塩酸、グルコン酸、酢酸が好適であり、特に塩酸が最も好ましい。

好ましいポリヘキサメチレンビグアニド系抗菌剤は市販のものを用いることができ、上記一般式(I)のnが12である、ポリ(ヘキサメチレンビグアニド)塩酸塩、商品名Proxel IB(アーチケミカルズジャパン株式会社)を使用することができる。

(2)イソチアゾロン系抗菌剤
イソチアゾロン系抗菌剤としては、特に限定されず公知のものを使用することができる。
イソチアゾロン系抗菌剤としては、例えば、N−ブチル−1,2−ベンズイソリアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2-メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン等が挙げられる。好ましいイソチアゾロン系抗菌剤は市販のものを用いることができ、商品名Proxel XL2(アーチケミカルズジャパン株式会社)、AN1000(アーチケミカルズジャパン株式会社)、ACTICIDE MBS(ソージャパン株式会社)、ネオロンTM M−10 防腐剤(ロームアンドハース社)等を使用することができる。

(3)カチオン性界面活性剤型抗菌剤

カチオン性界面活性剤型抗菌剤としては、特に限定されず公知のものを使用することができる。 カチオン性界面活性剤としては、例えば、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジヒドロキシエチルアンモニウムクロライド、ジ牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロライド、ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロライド、ジ(オレオイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロライド、ジ(パルミトイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムメトサルフェート、ジ(ステアロイルオキシイソプロピル)ジメチルアンモニウムクロライド、ジ(オレオイルオキシイソプロピル)ジメチルアンモニウムクロライド、ジ(オレオイルオキシブチル)ジメチルアンモニウムクロライド、ジ(ステアロイルオキシエチル)メチルヒドロキシエチルアンモニウムメトサルフェート、トリ(ステアロイルオキシエチル)メチルメトサルフェート等が挙げられる。なお、「牛脂アルキル」基の炭素数は14〜18である。
液体洗浄剤への(D)成分の配合量は液体洗浄剤を100質量%とした場合、0.003〜0.3質量%、好ましくは0.005%〜0.15質量%、さらに好ましくは0.008%〜0.1質量%である。0.003質量%未満では浴室排水口の悪臭抑制効果が十分でなく、0.3質量%を超えてもそれ以上の効果は得られず、また(B)成分や(C)成分のアニオン性界面活性剤と併用した場合にそれらの効果を損なう場合がある。

<(E)成分:香料>香料成分は、特に限定するものではないが、具体例としては、脂肪族炭化水素、テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド、チオアルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケトン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系ラクトン、水素化芳香族ラクトン、芳香族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系カルボン酸エステル、脂肪族環状カルボン酸エステル、シクロヘキシルカルボン酸族エステル、テルペン系カルボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル等のエステル類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等々の合成香料および植物からの天然香料を挙げることができる。香料成分は、単独または2 種以上を用いてもよく、通常複数が用いられる。

<任意成分>さらに、本発明では、必要に応じて他の任意成分を適宜配合することができる。
(1)金属イオン封鎖剤

金属イオン封鎖剤としては、従来、洗浄剤に使用されるものであれば特に限定されないが、例えば、有機カルボン酸類、アミノカルボン酸類、ホスホン酸類、ホスホノカルボン酸類、リン酸類等が挙げられる。
(2)溶剤

溶剤としては、従来、洗浄剤に使用されるものであれば特に限定されないが、例えば、炭素数2〜4の1価アルコール、炭素数4〜12の多価アルコール、炭素数4〜10のグリセリルエーテル及び炭素数3〜10のグリコールエーテルから選ばれる1種以上の溶剤である。さらに、色素、粘度調整剤、表面改質剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、パラトルエンスルホン酸等のハイドロトロープ剤等を配合できる。なお、これら任意成分は、通常、洗浄剤に使用されるものならどのような物でも良く、特に限定されるものではない。

また、本発明の洗浄剤組成物におけるpHは、特に限定されるものではないが、好ましくは、pH5〜9であることが望ましく、この範囲となるようにpH調整剤等で洗浄剤組成物のpHを調整することができる。pHは、25℃に調温し、ガラス電極式pHメーター(製品名:HM−30G、東亜ディーケーケー株式会社製)を用い、ガラス電極を液体洗浄剤に直接に浸漬し、1分間経過後に示す値である。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
(使用原料)
<(A)成分>

A1:無水メタケイ酸ナトリウム(日本化学工業株式会社製、粒状無水メタ珪酸ソーダ)
<(B)成分>

B1:ヤシ油脂肪酸カリウム(ライオンケミカル株式会社製、ヤシ油脂肪酸カリウム)
B2:ミリスチン酸カリウム(日油株式会社製、ノンサールMK−1)
<(C)成分>

C1:炭素数10〜14のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(テイカ株式会社製、テイカパワーL121を水酸化ナトリウムにて中和、略称:LAS−Na)
C2:炭素数14〜17の2級アルカンスルホン酸ナトリウム(クラリアントジャパン株式会社製、HOSTAPUR SAS 30A、略称:SAS)C3:ポリオキシエチレンアルキル(C−12)エーテル硫酸塩(新日本理化株式会社製、シノリンSPE−1250、略称:AES
C4:ポリオキシエチレンアルキル(C−12、14)エーテル(ライオン株式会社製、レオックスCL−70、略称:AE
C5:アルキル(C−8〜16)ポリグルコシド(BASFジャパン株式会社、Glucopon 650 EC、略称:APG

C6:n−ドデシルジメチルアミンオキサイド(ライオンアクゾ株式会社製、アロモックスDM12D−W)C7:ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン(ライオン株式会社、エナジコールC−30B、略称:ベタイン)

<(D)成分>
D1:ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩(アーチ・ケミカル・ジャパン製 Proxel IB、略称:PHMB)
D2:1,2ベンズイソチアゾリン−3−オン(アーチ・ケミカル・ジャパン製 Proxel XL2(S)、略称:プロキセルXL2)
D3:ACTICIDE MBS(ソージャパン株式会社製、略称:MBS)
D4:ベンザルコニウムクロライド(三洋化成工業株式会社製、カチオン G−50、)
D5:ネオロンTM M−10 防腐剤(ロームアンドハース社、略称:ネオロン)

<(E)成分>
表4に示す香料組成物を使用した。

<その他の任意成分>

エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム(BASF社製、Trilon BD、略称:EDTA−2Na)
クエン酸(扶桑化学工業製 クエン酸)
ジエチレングリコールモノブチルエーテル(日本乳化剤株式会社製、ブチルジグリコール)
ジエチレングリコールモノエチルエーテル(日本乳化剤株式会社製、エチルジグリコール)pH調整剤
水酸化ナトリウム:(関東化学製、試薬特級)
パラトルエンスルホン酸:(関東化学製、試薬特級)

<浴室用液体洗浄剤組成物の製造>表1〜3に示す組成の浴室用液体洗浄剤組成物1000gを下記の手順で調製した。
1Lビーカーにバランス成分である蒸留水の70〜80%を入れ、続いて(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分および(E)成分を入れ、マグネチックスターラー(Fine製 F−606N)で充分に攪拌した。混合終了後、25℃でのpHが7.8となるように、必要に応じpH調整剤(水酸化ナトリウム又はパラトルエンスルホン酸)を適量添加した後、全体量が100質量%になるように蒸留水を加えて、浴室用液体洗浄剤組成物を得た。

なお、pHは、25℃に調温し、ガラス電極式pHメーター(製品名:HM−30G、東亜ディーケーケー(株)製)を用い、ガラス電極を組成物に直接に浸漬し、1分間経過後に示す値である。

得られた液体洗浄剤について、すすぎ性評価、泡立ち評価、浴室排水口の悪臭抑制評価及び液外観評価を行い、結果を表中に示す。
<すすぎ性評価>
(評価方法)
洗浄剤組成物20gと水道水30gを含浸させたウレタン製のスポンジ(20×10×5cm)を用いて、FRP浴槽(TOTO製:135×65×55cm)の内側全面を擦り泡立てた。その後シャワーを用いて水道水(温度25℃、流量4L/分)ですすぎを開始した。すすぎを開始してから、浴槽底部のワンプッシュ排水栓の周囲の泡が消え、水が滞りなく流れる状態になるまでの時間(秒)を測定した。この試験を5回行い、その平均を求めた。判定基準は以下の通りである。尚、評価に用いた水道水の硬度は1.5°dHであった。
(評価基準)
◎◎:60秒未満ですすぎが終了する
◎ :60秒以上、80秒未満ですすぎが終了する
○ :80秒以上、100秒未満ですすぎが終了する
△ :100秒以上、120秒未満ですすぎが終了する
× :すすぎが終了するのに120秒以上かかる
尚、判定基準○以上であれば、実使用上すすぎ性が良好である。

<泡立ち評価>
(評価方法)
すすぎ性評価で洗浄剤組成物を泡立てた際の泡の状態を、下記の判定基準に基づいて目視評価した。判定基準は以下の通りである。
(評価基準)
5点:泡立ちが非常に良好で、浴槽全体に豊かな泡が立つ
4点:泡立ちがかなり良好で、浴槽全体を泡が覆い、一部に豊かな泡が立つ
3点:泡立ちが良好で、浴槽全体を泡が覆う
2点:泡立ちにむらがある
1点:若干泡立つ程度
尚、判定基準3点以上であれば、実使用上泡立ちが良好である。

<浴室排水口の悪臭抑制評価>
すすぎ性評価と同様な手順ですすぎ性評価を行い、すすぎ完了後の、排水口の臭気を評価した。
予め、排水口には、以下の処理を施した。塩素系パイプクリーナー(ルック濃効パイプマン、ライオン株式会社製)で殺菌洗浄した後、充分量の水道水ですすぎ、排水口に汚れや臭気が無いことを確認した。その後、排水口の排水部からその下部1cmの間に、一般家庭の浴室排水口から採取したヌメリ汚れを塗布し、これを悪臭源とした。前記ヌメリ汚れの塗布量は、臭気強度が5点となるように、0.1〜0.5gで調整した。30歳代の男性5名、30歳代の女性5名の評価者が、排水口の上部5cmに鼻を近づけて、下記臭気強度の判定基準に従って浴室排水口の臭気強度を判定した。即ち、洗浄前の排水口の臭気強度5点に設定し、各液体洗浄剤のすすぎ評価が完了した後の排水口の臭いを評価した。評価者10名の判定結果の平均を下記評価基準に分類し、浴室排水口の悪臭抑制効果を評価した。なお、評価「○」以上であれば、悪臭抑制効果が良好である。
≪臭気強度の判定基準≫
5点:耐えられない程度の強い臭気。
4点:強い臭気。
3点:明らかに感じる臭気。
2点:何のニオイかわかる程度の臭気。
1点:やっと感知できる程度の臭気。
0点:無臭
≪評価基準≫
◎:0点以上1点未満。
○:1点以上〜3点未満。
×:3点以上。
<液外観評価>
洗浄剤組成物100mLを100mLガラス瓶(広口規格びん:PS−No11)に入れ、蓋をして密封し、25℃の恒温槽に1時間静置後、液外観を下記の基準で目視判定した。判定基準は以下の通りである。
◎:透明均一
○:わずかに濁っているが透明感を有し、沈殿、浮遊物は認められない
△:濁っているが沈殿、浮遊物、液層の分離は認められない
×:沈殿、浮遊物、液層の分離が認められる
尚、判定基準○以上であれば、実使用上、外観が良好である。


表1〜2に示すように、本発明の液体洗浄剤は、優れたすすぎ性、泡立ち、浴室排水口の悪臭抑制効果を有し、液外観も良好であった。
一方、表3に示すように、(A)成分を配合しない比較例7はすすぎ性が劣っていた。(D)成分
が本発明の範囲外となる比較例1、2は浴室排水口の悪臭抑制効果、泡立ちが劣っていた。また、(B)成分と(C)成分との合計量、(C)/{(B)+(C)}比、が本発明の範囲外となる、比較例3〜6、8はすすぎ性、泡立ちが劣る結果であった。

Claims (1)

  1. (A):水溶性ケイ酸塩(B):炭素数8〜18の脂肪酸またはそのアルカリ金属塩
    (C):(B)成分以外の界面活性剤
    (D):除菌剤 0.001〜0.3質量%
    (E):香料

    を含有し、(B)成分および(C)成分の総含有量が1〜15質量%であり、(B)成分/{(B)成分+(C)成分}の質量比が0.2〜0.8であることを特徴とする浴室用液体洗浄剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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