JP2015015584A - 管理装置、経路情報生成方法および経路情報生成プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クラウドコントローラは、第1の拠点において第1のネットワークセグメントで動作する仮想マシンが、第2の拠点における第1のネットワークセグメント内にマイグレーションされた場合に、第2の拠点内を第1のネットワークセグメントと第2のネットワークセグメントとに分割するネットワーク装置を経由して仮想マシンへ通信する経路情報を生成する。クラウドコントローラは、第2のネットワークセグメントの第3の拠点から仮想マシンへの経路情報が要求された場合に、生成された経路情報を第3の拠点に送信する。
【選択図】図3
Description
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係るシステムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、このシステムは、例えば企業の拠点間をネットワークで接続するシステムである。それぞれデータセンタを有する拠点(札幌)1と拠点(福岡)11と、ユーザ端末10とは、同一セグメントのネットワーク70で接続される。例えば、ユーザ端末と各拠点とは、VPN(Virtual Private Network)を用いたL2パケットのトンネリング通信やL3パケットのトンネリング通信で接続される。また、ユーザ端末10は、同一セグメントのネットワーク70またはインターネット71などのネットワークを介して、Webサーバ40と接続される。
拠点(札幌)1は、データセンタ2を有する。データセンタ2は、1台以上の物理サーバが設置され、クラウドコントローラ30や物理サーバの物理リソースを用いて仮想マシンを動作させるデータセンタである。なお、物理リソースとしては、通信インタフェース、プロセッサ、メモリ、ハードディスクなどである。
拠点(福岡)11は、データセンタ12を有する。データセンタ12は、1台以上の物理サーバが設置され、物理サーバの物理リソースを用いて仮想マシンを動作させるデータセンタである。
上述したように、各拠点にはルータ4とルータ14の異なるデフォルトゲートウェイが設けられている。図1の構成では、拠点(札幌)1で動作するVM(A)およびVM(B)のデフォルトゲートウェイには、ルータ4のインタフェース4bのIPアドレスが設定される。拠点(福岡)11で動作するVM(C)およびVM(D)のデフォルトゲートウェイには、ルータ14のインタフェース14bのIPアドレスが設定される。
図2は、VMを動作させる物理サーバの階層構造を示す図である。なお、ここでは、一例として1台の物理サーバでVMを動作させる例を説明するが、これに限定されるものではなく、複数台の物理サーバを用いて動作させることができる。
次に、図3に示したクラウドコントローラの構成について説明する。図3は、クラウドコントローラの機能構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、クラウドコントローラ30は、通信制御部31、記憶部32、制御部33を有する。ここでは、クラウドコントローラ30が物理装置である例で説明するが、クラウドコントローラ30がVMで実現されている場合でも、物理リソースを用いて同様の機能が実行される。
図5は、クラウドコントローラが実行する処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、要求受付部34が、Webサーバ40からマイグレーション要求を受信すると(S101:Yes)、マイグレーション実行部35が、マイグレーション内容を特定し(S102)、特定したマイグレーションを実行する(S103)。
次に、図1に示したシステム構成においてVM(B)が拠点(札幌)1から拠点(福岡)11へマイグレーションさせた例を説明する。図6は、VMのマイグレーション後にユーザ端末がルーティングテーブルを更新する具体例を説明する図である。図6は、図1と同様の構成を有する。
上述したように、同一ネットワークセグメント内でVMのマイグレーションが発生した場合に、ユーザ端末10のルーティングテーブルを書き換えることができる。つまり、オンプレミス側拠点に位置するユーザ端末のルーティングテーブルのネクストホップアドレスを書き換える。
ところで、第1の実施形態では、ネットワーク70と拠点のルータ4または拠点のルータ14とが直接接続されている例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ネットワーク70と各拠点との間にさらにルータが存在しても同様に処理することができる。
ところで、第1の実施形態や第2の実施形態では、ユーザ端末10がネットワーク70に直接接続されている例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザ端末10がルータを介してネットワーク70に接続する構成であっても、同様に処理することができる。
さて、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施形態を説明する。
例えば、上記実施形態では、各拠点における同一ネットワークセグメント内でルータが2台である場合を説明したが、これに限定されるものではなく、3台以上のルータが存在してもよい。
上記実施形態では、一例として、ユーザがVMのマイグレーションを要求する具体例を用いて説明したが、マイグレーションの契機は任意に設定できる。例えば、管理者がメンテナンス等でVMをマイグレーションさせた場合やリソース低下に伴ってVMが自動的にマイグレーションするような場合であっても、上記実施形態と同様の手法を適用することができる。
上記実施形態では、ユーザ端末10やルータ61は、クラウドコントローラ30からルーティング情報を取得する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、Webサーバ40が、クラウドコントローラ30と同様のルーティング情報を保持し、ユーザ端末10やルータ61が、Webサーバ40からルーティング情報を取得することもできる。
上記実施形態で例示したIPアドレスはあくまで例示であり、数値等を限定するものではない。また、上記実施形態ではIPv4の表示形式を用いて説明したが、この限定されるものではなく、IPv6であっても同様に処理することができる。
上記実施形態のルータ4やルータ14は、NAT変換やルーティング等を実行して通信を中継する。例えば、ルータ4は、インタフェース4aにグローバルIPアドレスが設定され、インタフェース4bにプライベートIPアドレスが設定されている場合、一般的なNAT変換を用いて、グローバルIPアドレスからプライベートIPアドレスへの変換やプライベートIPアドレスからグローバルIPアドレスへの変換を実行して、通信を中継する。また、各ルータは、ルーティングテーブルを保持し、ルーティングテーブルに対して経路情報を静的または動的に設定し、ルーティングテーブルに記憶される経路情報に基づいて、通信を中継する。
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示された構成要素と同一であることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記実施形態に係るクラウドコントローラ30が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したアドレス管理プログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがテーブル更新プログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるテーブル更新プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたテーブル更新プログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
2、12 データセンタ
3、13 ルータ
4、14 ルータ
5、15 OVS
11 拠点(福岡)
20 ネットワーク
21 仮想L2ネットワーク
22 ネットワークセグメント
30 クラウドコントローラ
31 通信制御部
32 記憶部
32a ルーティングテーブル
33 制御部
34 要求受付部
35 マイグレーション実行部
36 設定変更部
40 Webサーバ
Claims (6)
- 第1の拠点において第1のネットワークセグメントで動作する仮想マシンが、第2の拠点における前記第1のネットワークセグメント内にマイグレーションされた場合に、前記第2の拠点内を前記第1のネットワークセグメントと第2のネットワークセグメントとに分割するネットワーク装置を経由して前記仮想マシンへ通信する経路情報を生成する生成部と、
前記第2のネットワークセグメントの第3の拠点から前記仮想マシンへの経路情報が要求された場合に、前記生成部によって生成された前記経路情報を前記第3の拠点に送信する送信部と
を有することを特徴とする管理装置。 - 前記送信部は、前記第2の拠点の前記ネットワーク装置とトンネリング通信で接続して前記第2のネットワークセグメントを利用する前記第3の拠点に、前記生成部によって生成された前記経路情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
- 前記送信部は、前記第3の拠点が有するユーザ端末、または、前記ユーザ端末と前記第1の拠点または第2の拠点との通信を中継するネットワーク装置に対して、前記生成部によって生成された前記経路情報を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
- 前記送信部は、前記第3の拠点が有するユーザ端末またはネットワーク装置が有するルーティングテーブルにおける前記仮想マシンへの経路情報を、前記第1の拠点内を前記第1のネットワークセグメントと第2のネットワークセグメントとに分割するネットワーク装置を経由する経路情報から前記生成部によって生成された前記経路情報に書き換えることを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
- 情報処理装置で実行される経路情報生成方法であって、
第1の拠点において第1のネットワークセグメントで動作する仮想マシンが、第2の拠点における前記第1のネットワークセグメント内にマイグレーションされた場合に、前記第2の拠点内を前記第1のネットワークセグメントと第2のネットワークセグメントとに分割するネットワーク装置を経由して前記仮想マシンへ通信する経路情報を生成する生成工程と、
前記第2のネットワークセグメントの第3の拠点から前記仮想マシンへの経路情報が要求された場合に、前記生成工程によって生成された前記経路情報を前記第3の拠点に送信する送信工程と
を含んだことを特徴とする経路情報生成方法。 - 情報処理装置に、
第1の拠点において第1のネットワークセグメントで動作する仮想マシンが、第2の拠点における前記第1のネットワークセグメント内にマイグレーションされた場合に、前記第2の拠点内を前記第1のネットワークセグメントと第2のネットワークセグメントとに分割するネットワーク装置を経由して前記仮想マシンへ通信する経路情報を生成する生成ステップと、
前記第2のネットワークセグメントの第3の拠点から前記仮想マシンへの経路情報が要求された場合に、前記生成ステップによって生成された前記経路情報を前記第3の拠点に送信する送信ステップと
を実行させることを特徴とする経路情報生成プログラム。
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JPN6016020399; 水野 伸太郎 SHINNTAROU MIZUNO: 'オープンソースのクラウド・ビッグデータ基盤技術' NTT技術ジャーナル 第24巻 第10号 第24巻, 20121001, 第12-16頁, 一般社団法人電気通信協会 * |
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