JP2015014696A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力動作モードから復帰した際に、省電力動作モードの時に行っていた定着のローラ変形防止処理や昇温抑制処理等を、精度良く所望のタイミングで行うことが可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】エンジン制御部203は省電力動作モードから復帰した際に、省電力動作モード中の経過時間をコントローラ部201から取得し、その経過時間を昇温抑制処理に反映させることで、省電力動作モードからの復帰後も、昇温抑制処理を精度良く行うことができる。また、エンジン制御部は、指定した時間後にコントローラ部から省電力動作モードからの復帰指示を受信し、定期的に定着器の微小回転処理を行うことで、省電力動作モードであっても、定着器の微小回転処理を所望のタイミングで行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機・レーザプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
近年、プリンタや複写機、ファクシミリ等の画像形成装置において、消費電力の低減が強く求められてきている。特に、画像形成装置においては、動作を行っていない待機状態において装置の消費電力を低減させて省電力化することが要求されている。このような省電力化に対応すべく、画像形成装置の待機状態において必要最低限のユニットにのみ電力を供給する省電力動作モードを有する装置が増えてきている。省電力動作モードの一例としては、例えばMPUを含む制御ユニットのみに電力を供給し、制御ユニット以外の他のユニットへの電力供給を遮断する動作モードが知られている(特許文献1)。
しかしながら特許文献1に示された省電力装置は、省電力動作モードのときでも、MPUが動作しているため大幅な省電力の実現が困難であった。
そこで、例えば、特許文献2のように、省電力動作モードのときに制御部(制御用のMPU)の電力供給は維持して、MPUの発振動作を停止する方式(ストップモードと呼ぶ)も提案されている。
特開平6−54102号公報 特開2000−307784号公報
しかしながら、上記従来例では、省電力は実現できるものの、MPUの発振動作を停止させてしまうために、従来、省電力動作モードの時に行っていた以下のような動作ができなくなり、画像品質を低下させてしまう課題があった。
1つ目の動作として、昇温抑制処理が挙げられる。これは、画像形成装置内の温度上昇を一定時間毎に予測計算し、予測計算結果がある閾値を超えた場合には、画像形成動作を中断することで、過度の昇温によってトナーがカートリッジ内で固着して画像不良が発生するのを防いでいる。前記予測計算は、省電力動作モード中も一定時間毎に継続して行うことで、省電力動作モードから通常動作モードに復帰した後も、前記予測計算を精度良く行うことができる。
2つ目の動作として、定着のローラ変形防止処理が挙げられる。これは、定着ローラと加圧ローラが圧接された状態で長時間放置されることによって、定着ローラや加圧ローラの接地部分が変形してしまうことを回避するために、省電力動作モードに移行してからも所定時間経過毎に、定着器を微小回転させている(以降、「定着器の微小回転処理」と呼ぶ)。
上記のような動作は、省電力動作モードの時にMPUの発振動作を停止させてしまうと、動作できなくなってしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、第一の発明の目的は、画像品質を低下させることなく、省電力化を実現することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の画像形成装置において、
画像形成部の動作を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部と、画像形成動作を実行する通常動作モードと、前記エンジン制御部の動作が停止される省電力動作モードを備えた画像形成装置において、
前記省電力動作モードに移行した状態において、前記省電力動作モードから前記通常動作モードに復帰する手段と、
前記省電力動作モード中の経過時間を測定する前記コントローラ部の時間計測手段と、を備え、前記エンジン制御部は前記省電力動作モードから通常動作モードに復帰した際に、前記時間計測手段によって計測された前記省電力動作モード中の経過時間を前記コントローラ部から取得し、その経過時間を前記省電力モード復帰後の動作条件に反映させること、を特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置において、
請求項1の画像形成装置における、省電力モード復帰後の動作条件とは、画像形成装置内の温度上昇度合いを一定時間毎に予測計算し、前記予測計算結果によって画像形成動作を中断するかどうかを判断し制御する動作の条件であること、を特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置において、
画像形成部の動作を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部と、画像形成動作を実行する通常動作モードと、前記エンジン制御部の動作が停止される省電力動作モードを備えた画像形成装置において、
前記省電力動作モードに移行した状態において、前記省電力動作モードから前記通常動作モードに復帰する手段と、前記省電力動作モードに移行する際に、前記エンジン制御部が前記省電力動作モードから復帰させる時間をコントローラ部に指示する復帰時間指示手段と、前記省電力動作モードに移行してから前記復帰時間指示手段によって指示された時間経過後に、前記コントローラ部が前記エンジン制御部を前記省電力動作モードから復帰させる復帰手段と、を備え、
前記エンジン制御部は前記復帰手段によって前記省電力動作モードから復帰した際に、所定の動作を行い、再び前記省電力動作モードに移行することを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置において、
請求項3の画像形成装置における、前記エンジン制御部が前記コントローラ部に指示する前記省電力動作モードから復帰させる時間は、可変であることを特徴とする。
請求項5記載の画像形成装置において、
請求項1から4の画像形成装置における、前記省電力動作モードに移行した状態において、前記コントローラ部からの復帰信号によって前記省電力動作モードから前記通常動作モードに復帰すること、を特徴とする。
以上で述べた通り、本発明によれば、エンジン制御部は省電力動作モードから復帰した際に、省電力動作モード中の経過時間をコントローラ部から取得し、その経過時間を昇温抑制処理に反映させることで、省電力動作モードからの復帰後も、昇温抑制処理を精度良く行うことができる。また、エンジン制御部は、省電力動作モードに移行した後、指定した時間後にコントローラ部から省電力動作モードからの復帰指示を受信し、定期的に定着器の微小回転処理を行うことで、MPUの発振が停止する省電力動作モードであっても、定着器の微小回転処理を所定のタイミングで行うことができる。以上により、画像形成装置は、画像品質を低下させることなく、省電力化を実現することができる。
画像形成装置システム構成図 画像形成装置全体構成図 実施例1におけるMPUの内部構成を示すブロック図 実施例1におけるMPU周辺回路を示す図 実施例1における昇温抑制処理の動作を示す図 実施例1における通常動作モードから省電力動作モードへの移行を示す図 実施例1における省電力動作モードから通常動作モードへの復帰を示す図 実施例2における通常動作モードから省電力動作モードへの移行を示す図 実施例2における省電力動作モードから通常動作モードへの復帰を示す図 実施例3における通常動作モードから省電力動作モードへの移行を示す図 実施例3における省電力動作モードから通常動作モードへの復帰を示す図
[実施例1]
実施例1では、省電力動作モードから復帰した際に、エンジン制御部は省電力動作モード中の経過時間をコントローラ部から取得し、その経過時間を昇温抑制処理に反映させることで、省電力動作モードからの復帰後も、昇温抑制処理を精度良く行う手法について説明する。
図1は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部203と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換し、ビデオインターフェイス部210を介して、転写材毎に印字予約コマンド、印字開始コマンド、および、ビデオ信号をエンジン制御部203に送出する。
コントローラ部201は、エンジン制御部203へ、ホストコンピュータ200からの印字命令に従って印字予約コマンドを送信し、印字可能な状態となったタイミングで、エンジン制御部203へ印字開始コマンドを送信する。エンジン制御部203は、コントローラ部201からの印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行い、コントローラ部201からの印字開始コマンドを待つ。エンジン制御部203は、印字指示を受信すると、コントローラ部201に、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力し、印字予約コマンドに従って印字動作を開始する。印字動作を開始したエンジン制御部203は、CPU211、画像処理GA213、画像制御部213、定着制御部214、用紙搬送部215、駆動制御部216を制御して印字動作に必要な画像形成動作を実行する。
エンジン制御部203には、マイクロ・プロセッサ・ユニット(以下、MPUともいう)203aを搭載しており、コントローラ部に搭載しているMPU201aとシリアル通信により情報の双方向通信を行う。
図2で画像形成装置としてのレーザプリンタ全体の構成についての概略を説明する。
レーザプリンタは、図 2に示す様に画像形成部において、図示しないコントローラ部から送信された画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して可視画像を重畳転写してカラー可視画像を形成し、このカラー可視画像を転写材2へ転写し、その転写材2上のカラー可視画像を定着させるもので、画像形成部は、現像色分並置したステーション毎の感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)、トナーカートリッジ(11Y、11M、11C、11K)、中間転写体12、給紙部1、転写部および定着部13によって構成されている。
定着部13は、転写材2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、転写材2を加熱する定着ローラ15と転写材2を定着ローラ15に圧接させるための加圧ローラ14とを備えている。定着ローラ15と加圧ローラ14は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が内蔵されている。すなわち、カラー可視画像を保持した転写材2は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されるとともに、熱および圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。可視画像定着後の転写材2は、排紙部に排出して画像形成動作を終了する。
図3にエンジン制御用のMPU203aの内部構成を示す。MPU203aは主に、コア451、RAM452、フラッシュメモリ453、入出力用のタイマ454、シリアルインターフェース455、A/Dコンバータ456、外部割込み制御部457、I/Oポート458、クロック発生部459から構成されている。コア451は、クロック発生部459のクロックに基づき動作する。そして、RAM452、フラッシュメモリ453、入出力用のタイマ454、シリアルインターフェース455からのデータやA/Dコンバータ456、割込み制御部457、I/Oポート458からの入力に基づく、データの高速処理が可能である。
RAM452は、電源の供給の停止とともに記憶内容が消去される揮発性メモリであり、処理のためのデータを一時的に記憶する。フラッシュメモリ453は、制御用のプログラム及びデータが格納される。なお、本実施例においては、画像形成装置の画像形成動作を制御するためのプログラムやデータが記憶される。入出力用のタイマ454はクロック発生部459からの内部発振クロックに同期してカウントアップ動作するカウンタである。シリアルインターフェース455は、上記のコントローラ用のMPU201aとシリアル通信して情報の双方向通信を行う。A/Dコンバータ456は、例えば、画像形成動作に関連する動作電圧のアナログ電圧値をデジタル値に変換する。
動作電圧としては、例えば画像形成装置の定着器の温度を検知するためのサーミスタからの電圧値(アナログ電圧値)をデジタル値に変換する。割込み制御部457は、外部からのイベントの発生に応じた割込み信号に応じて実行中の処理を一時中断して、別に定義したプログラムヘ制御を移行するために使用される。I/Oポート458はコア451からMPU203aのI/O端子から制御信号を出力するために用いられる。例えば、I/Oポート458からの制御信号により画像形成装置のモータの駆動や高電圧の印加動作が制御される。また、逆にI/Oポートに入力された各種センサからの信号が入力され、入力された信号に基づきコア451が処理を実行する。
次に、本実施例の省電力動作モードについて詳細に説明する。本実施例の省電力動作モードは、コントローラ部のMPU201aによって省電力動作モードへの移行及び通常動作モードへの復帰の制御を実施する動作モードである。コントローラ部のMPU201aから省電力動作モードへの移行を指示された場合、図 4 の網掛け状態で示すように、エンジン制御部のMPU203aは発振動作を停止させる。一方で、コントローラ部のMPU201aは、省電力動作モード中であっても、ホストコンピュータ200から画像形成動作指示を受け付ける必要があるため、電力が供給された状態であり、発振動作も停止していない。また、MPU201aからMPU203aに対して復帰信号を出力する信号線Lがある。
まず、通常動作モードから省電力動作モードへの移行について説明する。図 4において、コントローラ用のMPU201aは、前回の画像形成動作が完了してからの所定時間(例えば10分間)が経過すると、エンジン制御用のMPU203aにシリアル通信で省電力動作モードへの移行を指示するモード移行コマンドを送信する。MPU203aは、シリアルインターフェース455を介してMPU103aからのモード移行コマンドを受信する。次に、MPU203aは、MPU201aからの復帰信号(図 4の信号線Lを介する)を割込み制御部457で検知するようにI/Oポート458を設定する。そして、MPU203aの発振動作を停止させて省電力動作モードへ移行する。
次に、省電力動作モードから通常動作モードへの復帰について説明する。例えば、コントローラ201がホストコンピュータ200からプリントコマンドを受信し、上記の復帰信号をエンジン制御用MPU203aに出力した場合は、エンジン制御用のMPU203aに対して割込み要求が発生する。割込み信号に基づく割込み要求が発生するとエンジン制御用のMPU203aは発振動作を開始する。コントローラ201は、復帰信号をエンジン制御用MPU203aに出力した後、シリアル通信によって通常動作モードへ移行指示コマンドやプリントコマンドに関連した情報をMPU203aに送信する。このように本実施例では、省電力動作モードではコントローラ201によってエンジン制御用のMPU203aの動作モードの移行及び復帰が制御される。
次に、本実施例の昇温抑制処理について図 5を用いて詳細に説明する。昇温抑制処理とはモータの駆動による発熱によってトナーがカートリッジ内で固着して画像不良が発生するのを防ぐのが目的である。具体的には、画像形成装置内の温度上昇を一定間隔で予測計算し、予測計算結果がある閾値を超えた場合に画像形成動作を中断し(昇温抑制モードと呼ぶ)、所定時間後に画像形成動作を再開させる。このような間欠動作を行うことで、画像形成装置内の温度上昇を抑えている。
本実施例では、図 5に示すように昇温カウンタという内部カウンタを使って制御している。エンジン制御部203は1秒毎に昇温カウンタを更新しており、画像形成動作中は昇温カウンタを1ずつインクリメントし、画像形成動作を行っていない場合は、昇温カウンタを4ずつデクリメントしている。図 5では、エンジン制御部203が画像形成動作を100分連続して行った後、昇温抑制モードを1分維持し、その後画像形成動作を4分連続して行った後に、昇温抑制モードを1分維持している動作を示している。エンジン制御部203は、連続して画像形成動作を行い昇温カウンタが6000カウントを超えた場合(図 5のA)、画像形成中の転写材が画像形成装置外に排出された時点で、画像形成動作を中断して昇温抑制モードに移行する(図 5のB)。
昇温抑制モードに移行したエンジン制御部203は、昇温カウンタをデククリメントし、昇温カウンタが5760カウントを下回るまで、昇温抑制モードを維持する。エンジン制御部203は、昇温カウンタが5760カウントを下回った時点で(図 5のC)、コントローラ部201から画像形成動作の指示がある場合には、画像形成動作を再開する。エンジン制御部203はこのような間欠動作を行うことで、画像形成装置内の温度上昇を抑えている。
次に、図 6、図 7のフローチャートを用いて、通常動作モードから省電力動作モードに移行する際と、省電力動作モードから通常動作モードに復帰する際の昇温抑制処理について詳細に説明する。
図 6のメインルーチンの動作のフローチャートに示すように、画像形成装置に電源が投入されると、エンジン制御部203はイニシャル処理を行って、画像形成動作を行う準備を行う(S1)。エンジン制御部203はコントローラ部201から画像形成動作の指示があるかどうかを確認し(S2)、画像形成動作の指示があれば画像形成動作を行う(S3)。エンジン制御部203は、画像形成動作が終了するとスタンバイ状態に遷移する(S4)。エンジン制御部203は、これら画像形成動作およびスタンバイ状態の時に昇温抑制処理を継続的に行っている。スタンバイ状態に遷移したエンジン制御部203は、コントローラ部201から省電力動作モードへの移行指示コマンドを受信しているかどうかを判断する(S5)。省電力動作モードへの移行指示コマンドを受信している場合には、エンジン制御部203はコントローラ部201に対して、その時点を基点として省電力動作モードから復帰するまでの経過時間を測定するようにシリアル通信によって指示をする(S6)。コントローラ部201は、前記測定指示を受けて、経過時間測定用のタイマーを開始する。
次にエンジン制御部203は、省電力動作モードへの移行処理を行う(S7)。具体的には、エンジン制御部203はまず、不図示の駆動ユニットへの電力供給を遮断し、次に、MPU201aからの復帰信号(図 4の信号線Lを介する)を割込み制御部457で検知するようにI/Oポート458を設定し、MPU203aの発振動作を停止させる。
次に図 7において、省電力動作モードから通常動作モードに復帰する際の処理を説明する。省電力動作モードになっているときに、エンジン制御用のMPU203aに対して割込み要求が発生するとエンジン制御用のMPU203aは発振動作を開始する。エンジン制御部203は、省電力動作モードからの復帰処理を行う(S11)。
具体的には、エンジン制御部203はまず、MPU201aからの復帰信号(図 4の信号線Lを介する)の割込み信号をマスクするようにI/Oポート458を設定し、次に不図示の駆動ユニットへの電力供給を行う。エンジン制御部203はコントローラ部201から通常動作モードへの復帰指示コマンドを受信しているかどうかを判断する(S12)。エンジン制御部203はコントローラ部201から省電力動作モード中の経過時間をシリアル通信によって取得し(S13)、取得した前記経過時間を昇温抑制処理に反映させる(S14)。そして、エンジン制御部203はスタンバイ状態に遷移する(S15)。
上述した通り、本実施例では、省電力動作モードから復帰した際に、エンジン制御部は省電力動作モード中の経過時間をコントローラ部から取得し、その経過時間を昇温抑制処理に反映させることで、MPUの発振が停止する省電力動作モードからの復帰後も、昇温抑制処理を精度良く行うことができる。その結果、画像品質を低下させること無く、省電力化を実現できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から除くものではない。
[実施例2]
実施例2では、エンジン制御部203は、省電力動作モード移行した後、指定した時間後にコントローラ部から省電力動作モードからの復帰指示を受信し、定期的に定着器の微小回転処理を行うことで、MPUの発振が停止する省電力動作モードであっても、定着器の微小回転処理を所定のタイミングで行う手法について説明する。
図 8、図 9のフローチャートを用いて、通常動作モードから省電力動作モードに移行する際と、省電力動作モード中の動作について詳細に説明する。
図 8のメインルーチンの動作のフローチャートに示すように、画像形成装置に電源が投入されると、エンジン制御部203はイニシャル処理を行って、画像形成動作を行う準備を行う(S21)。エンジン制御部203はコントローラ部201から画像形成動作の指示があるかどうかを確認し(S22)、画像形成動作の指示があれば画像形成動作を行う(S23)。エンジン制御部203は、画像形成動作が終了するとスタンバイ状態に遷移する(S24)。エンジン制御部203は、スタンバイ状態のときに、スタンバイ状態が所定時間(T1)以上継続したかどうかを判断する(S25)。
本実施例ではT1=8時間とする。スタンバイ状態が所定時間(T1)以上継続している場合には、エンジン制御部203は定着部13、具体的には定着ローラ15と加圧ローラ14を微小回転させる(S26)。ここでエンジン制御部203が定着部13を微小回転させるのは、定着ローラと加圧ローラが圧接された状態で長時間放置されることによって、定着ローラや加圧ローラの接地部が変形してまうことによって、画像不良が発生するのを回避するためである。エンジン制御部203は、スタンバイ状態のとき、コントローラ部201から省電力動作モードへの移行指示コマンドを受信しているかどうかを判断する(S27)。
省電力動作モードへの移行指示コマンドを受信している場合には、エンジン制御部203はコントローラ部201に対して、その時点を基点として省電力動作モードから復帰させたい時間(Tw)を指示する(S28)。本実施例では、定着部13を微小回転させる時間(T1)までの残り時間をTwとしてコントローラ部201にシリアル通信によって指示する。コントローラ部201は、前記時間指示を受けてタイマーを開始し、Tw時間経過後にエンジン制御部203を省電力動作モードから一時的に復帰させる準備を行う。エンジン制御部203は、省電力動作モードへの移行処理を行う(S29)。
次に図 9において、省電力動作モード中の処理を説明する。省電力動作モードになっているときに、エンジン制御用のMPU203aに対して割込み要求が発生するとエンジン制御用のMPU203aは発振動作を開始する。エンジン制御部203は、省電力動作モードからの復帰処理を行う(S31)。エンジン制御部203はコントローラ部201からコマンドを受信しているかどうかを判断し(S32)、省電力動作モードからの一時的な復帰を指示するコマンド(以下、ショート復帰コマンドと呼ぶ)である場合、エンジン制御部203は定着部13を微小回転させる(S33)。
エンジン制御部203は定着部13の微小回転が終了した後、コントローラ部201に対して、その時点を基点として省電力動作モードから復帰させたい時間(Tw)を指示する(S34)。コントローラ部201は、前記時間指示を受けてタイマーを開始し、Tw時間経過後にエンジン制御部203を省電力動作モードから復帰させる準備を行う。エンジン制御部203は、省電力動作モードへの移行処理を行う(S35)。S32において、コントローラ部201からのコマンドが通常動作モードへの復帰指示である場合、エンジン制御部203はスタンバイ状態に遷移する(S36)。
上述した通り、本実施例では、エンジン制御部は省電力動作モードに移行した後、指定した時間にコントローラ部から省電力動作モードからの復帰指示を受信し、定期的に定着器の微小回転処理を行うことで、MPUの発振が停止する省電力動作モードであっても、定着器の微小回転処理を所定のタイミングで行うができる。その結果、定着部13の変形による画像不良が発生させることなく、省電力化を実現できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から除くものではない。
[実施例3]
実施例3では、エンジン制御部は203、指定した時間後にコントローラ部201から省電力動作モードからの復帰指示を受信し、定期的に中間転写体12の微小回転処理を行うことで、MPUの発振が停止する省電力動作モードであっても、中間転写体12の微小回転処理を所定のタイミングで行う手法について説明する。実施例2と異なる特徴は、エンジン制御部がコントローラ部に指定する時間を、画像形成装置が設置された環境に応じて変化させている点である。
図 10、図 11のフローチャートを用いて、通常動作モードから省電力動作モードに移行する際と、省電力動作モード中の動作について詳細に説明する。
図 10のメインルーチンの動作のフローチャートに示すように、画像形成装置に電源が投入されると、エンジン制御部203はイニシャル処理を行って、画像形成動作を行う準備を行う(S41)。エンジン制御部203はコントローラ部201から画像形成動作の指示があるかどうかを確認し(S42)、画像形成動作の指示があれば画像形成動作を行う(S43)。エンジン制御部203は、画像形成動作が終了するとスタンバイ状態に遷移する(S44)。エンジン制御部203は、スタンバイ状態のときに、スタンバイ状態が所定時間(T2)以上継続したかどうかを判断する(S45)。
スタンバイ状態が所定時間(T2)以上継続している場合には、エンジン制御部203は中間転写体12を微小回転させる(S46)。ここでエンジン制御部203が中間転写体12を微小回転させるのは、中間転写体12が長時間停止したまま放置されることによって、図 2の12a、12bの箇所に駆動ローラに沿った形状跡(以下、巻き癖と呼ぶ)が発生してしまうことによって、画像不良が発生するのを回避するためである。
そのため、エンジン制御部203は中間転写体12を微小回転させて、前回停止位置と異なる位置で中間転写体12を停止させる。前記巻き癖具合は、画像形成装置設置環境によって異なり、高温である程巻き癖具合が大きくなるため、本実施例では、温度センサ検知温度によって、T2の時間を以下のように可変とする。
28度以上 ;4時間
17度以上28度未満 ;15時間
17度未満 ;24時間
なお、温度センサ検知温度とは、エンジン制御部のMPU203aが不図示の温度センサで検知する温度である。
エンジン制御部203は、スタンバイ状態のとき、コントローラ部201から省電力動作モードへの移行指示コマンドを受信しているかどうかを判断する(S47)。省電力動作モードへの移行指示コマンドを受信している場合には、エンジン制御部203はコントローラ部201に対して、その時点を基点として省電力動作モードから復帰させたい時間(Tw)を指示する(S48)。本実施例では、中間転写体12を微小回転させる時間(T2)までの残り時間をTwとしてコントローラ部201にシリアル通信によって指示する。
コントローラ部201は、前記時間指示を受けてタイマーを開始し、Tw時間経過後にエンジン制御部203を省電力動作モードから一時的に復帰させる準備を行う。エンジン制御部203は、省電力動作モードへの移行処理を行う(S49)。
次に図 11において、省電力動作モード中の処理を説明する。省電力動作モードになっているときに、エンジン制御用のMPU203aに対して割込み要求が発生するとエンジン制御用のMPU203aは発振動作を開始する。エンジン制御部203は、省電力動作モードからの復帰処理を行う(S51)。エンジン制御部203はコントローラ部201からコマンドを受信しているかどうかを判断し(S52)、ショート復帰コマンドを受信している場合、エンジン制御部203は中間転写体12を微小回転させる(S53)。
エンジン制御部203は定着部13の微小回転が終了した後、コントローラ部201に対して、その時点を基点として省電力動作モードから復帰させたい時間(Tw)を指示する(S34)。コントローラ部201は、前記時間指示を受けてタイマーを開始し、Tw時間経過後にエンジン制御部203を省電力動作モードから復帰させる準備を行う。エンジン制御部203は、省電力動作モードへの移行処理を行う(S55)。S52において、コントローラ部201からのコマンドが通常動作モードへの復帰指示である場合、エンジン制御部203はスタンバイ状態に遷移する(S56)。
上述した通り、本実施例では、エンジン制御部は省電力動作モードに移行した後、指定した時間後にコントローラ部から省電力動作モードからの復帰指示を受信し、定期的に中間転写体の微小回転処理を行うことで、MPUの発振が停止する省電力動作モードであっても、中間転写体の微小回転処理を所定のタイミングで行うことができる。また、エンジン制御部がコントローラ部に指定する前記復帰時間を、画像形成装置が設置された環境温度に応じて変化させることで、設置環境温度に応じた最適なタイミングで中間転写体の微小回転処理を行うことができる。その結果、中間転写体の巻き癖による画像不良が発生させることなく、省電力化を実現できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から除くものではない。
1・・給紙部
2・・転写材
5・・感光体
7・・帯電手段
8・・現像手段
9・・転写ローラ
10・・スキャナ部
12・・中間転写体
13・・定着部
19・・レジセンサ
20・・定着排紙センサ
21・・クリーニング手段
28・・排紙センサ
200・・ホストコンピュータ
201・・コントローラ
203・・エンジン制御部
211・・CPU
221・・ROM

Claims (5)

  1. 画像形成部の動作を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部と、画像形成動作を実行する通常動作モードと、前記エンジン制御部の動作が停止される省電力動作モードを備えた画像形成装置において、
    前記省電力動作モードに移行した状態において、前記省電力動作モードから前記通常動作モードに復帰する手段と、
    前記省電力動作モード中の経過時間を測定する前記コントローラ部の時間計測手段と、を備え、
    前記エンジン制御部は前記省電力動作モードから通常動作モードに復帰した際に、前記時間計測手段によって計測された前記省電力動作モード中の経過時間を前記コントローラ部から取得し、その経過時間を前記省電力モード復帰後の動作条件に反映させること、を特徴とする画像形成装置。
  2. 省電力モード復帰後の動作条件とは、画像形成装置内の温度上昇度合いを一定時間毎に予測計算し、前記予測計算結果によって画像形成動作を中断するかどうかを判断し制御する動作の条件であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成部の動作を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部と、画像形成動作を実行する通常動作モードと、前記エンジン制御部の動作が停止される省電力動作モードを備えた画像形成装置において、
    前記省電力動作モードに移行した状態において、前記省電力動作モードから前記通常動作モードに復帰する手段と、
    前記省電力動作モードに移行する際に、前記エンジン制御部が前記省電力動作モードから復帰させる時間をコントローラ部に指示する復帰時間指示手段と、
    前記省電力動作モードに移行してから前記復帰時間指示手段によって指示された時間経過後に、前記コントローラ部が前記エンジン制御部を前記省電力動作モードから復帰させる復帰手段と、を備え、
    前記エンジン制御部は前記復帰手段によって前記省電力動作モードから復帰した際に、所定の動作を行い、再び前記省電力動作モードに移行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記エンジン制御部が前記コントローラ部に指示する前記省電力動作モードから復帰させる時間は、可変であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記省電力動作モードに移行した状態において、前記コントローラ部からの復帰信号によって前記省電力動作モードから前記通常動作モードに復帰することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018116238A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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