JP2015013927A - 湿気硬化性樹脂組成物及び熱伝導シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シリコーン樹脂をマトリックス樹脂とし窒化アルミニウムを分散させた熱伝導シート用の硬化性組成物、該硬化性組成物を硬化してなる熱伝導シートを提供する。
【解決手段】(A)成分として前記一般式(1)で表されるシロキサン化合物、(B)成分として硬化触媒、及び(C)成分として窒化アルミニウムフィラーを含有することを特徴とする湿気硬化性樹脂組成物。
(式中、R1及びR2は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R3及びR4は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表し、X1は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、aは、一般式(1)で表される化合物の質量平均分子量を2000〜100万とする数を表す。)
【選択図】なし
【解決手段】(A)成分として前記一般式(1)で表されるシロキサン化合物、(B)成分として硬化触媒、及び(C)成分として窒化アルミニウムフィラーを含有することを特徴とする湿気硬化性樹脂組成物。
(式中、R1及びR2は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R3及びR4は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表し、X1は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、aは、一般式(1)で表される化合物の質量平均分子量を2000〜100万とする数を表す。)
【選択図】なし
Description
本発明は、湿気硬化性樹脂組成物及び該湿気硬化性樹脂組成物を硬化してなる熱伝導シートに関する。
近年、電子機器の小型薄型化、高機能化などを目的とした高密度実装化にともなって機器内部においては発熱素子が密集する状況になっており、効率のよい冷却方法が求められている。
一般には、電子機器から発生する熱は、空気中に放熱されており、該放熱にはアルミニウムや銅などの金属によって形成された放熱器を電子機器に取り付けることによって行われている。
このとき、電子機器と放熱器との接触界面に空気層が形成されると効率よく熱を伝達させることが困難となることから、電子機器と放熱器とを、シリコーングリースを介して接触させたり、熱伝導性に優れたシート(以下「熱伝導シート」という)を間に介装させたりすることが広く行われている。特に熱伝導シートは、取り扱いが手軽であることから広く用いられている。
一般には、電子機器から発生する熱は、空気中に放熱されており、該放熱にはアルミニウムや銅などの金属によって形成された放熱器を電子機器に取り付けることによって行われている。
このとき、電子機器と放熱器との接触界面に空気層が形成されると効率よく熱を伝達させることが困難となることから、電子機器と放熱器とを、シリコーングリースを介して接触させたり、熱伝導性に優れたシート(以下「熱伝導シート」という)を間に介装させたりすることが広く行われている。特に熱伝導シートは、取り扱いが手軽であることから広く用いられている。
この熱伝導シートは、通常、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等のマトリックス樹脂に、高い熱伝導率を有する無機物粒子を分散させた樹脂組成物によって形成されている。シリコーン樹脂は、耐熱性に優れていることが知られており、中でも、ビニル基を有するポリシロキサンとSiH基を有するポリシロキサンとを白金系触媒で硬化させたシリコーン樹脂(以下、付加硬化型シリコーン樹脂という)は、耐熱性、粘着性に優れていることから、熱伝導シートのマトリックス樹脂として広く使用されている。(特許文献1、2を参照)
熱伝導シートの無機物粒子としては、熱伝導性に優れることから、炭化ケイ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ガリウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素等が知られている。中でも、窒化アルミニウムは絶縁性、熱伝導性に優れ、広く用いられている。
しかしながら、付加硬化型シリコーン樹脂に窒化アルミニウムを分散させた場合には、付加硬化型シリコーン樹脂の硬化不良が起こるという問題があり、付加硬化型シリコーン樹脂をマトリックス樹脂とし窒化アルミニウムを分散させた熱伝導シートを得ることはできなかった。
そこで本発明の目的は、シリコーン樹脂をマトリックス樹脂とし窒化アルミニウムを分散させた熱伝導シート用の硬化性組成物、該硬化性組成物を硬化してなる熱伝導シートを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討を進めた結果、特定構造のポリシロキサン化合物を使用したマトリックス樹脂に、窒化アルミニウムを配合することにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、(A)成分として前記一般式(1)で表されるシロキサン化合物、(B)成分として硬化触媒、及び(C)成分として窒化アルミニウムフィラーを含有することを特徴とするものである。
(式中、R1及びR2は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R3及びR4は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表し、X1は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、aは、一般式(1)で表される化合物の質量平均分子量を2000〜100万とする数を表す。)
(式中、R1及びR2は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R3及びR4は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表し、X1は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、aは、一般式(1)で表される化合物の質量平均分子量を2000〜100万とする数を表す。)
本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、更に、(D)成分として下記一般式(2)で表されるシロキサン化合物を含有することが好ましい。
(式中、R5及びR6は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R7は炭素数1〜4のアルキル基を表し、X2は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、bは、一般式(2)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。)
(式中、R5及びR6は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R7は炭素数1〜4のアルキル基を表し、X2は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、bは、一般式(2)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。)
本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、更に、(E)成分として下記一般式(3)で表されるシロキサン化合物を含有することが好ましい。
(式中、R8〜R11は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R12は炭素数1〜4のアルキル基を表し、cは、一般式(3)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。)
(式中、R8〜R11は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R12は炭素数1〜4のアルキル基を表し、cは、一般式(3)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。)
本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、前記一般式(1)において、複数あるR1およびR2全体のうち、炭素数1〜4のアルキル基の割合が60〜99モル%、炭素数6〜10のアリール基の割合が1〜40モル%であることが好ましい。
本発明の熱伝導シートは、上記いずれかの湿気硬化性樹脂組成物を硬化させて得られることを特徴とするものである。
本発明の熱伝導シートは、ポリメチルペンテン樹脂フィルム上に形成されたものであることが好ましい。
本発明の熱伝導シートの製造方法は、上記いずれかの湿気硬化性樹脂組成物を、少なくとも一方がポリメチルペンテン樹脂フィルムである2枚の樹脂フィルムで挟み、シート状に成形し、その後、湿気硬化させる工程を備えることを特徴とするものである。
本発明により、耐熱性、熱伝導性に優れ、熱伝導シートに有用な湿気硬化性樹脂組成物および該湿気硬化性樹脂組成物から得られる熱伝導シートを提供することが可能となる。
本発明の(A)成分である前記一般式(1)で表されるポリシロキサン化合物について説明する。前記一般式(1)で表されるポリシロキサン化合物は、分子の両末端にアルコキシ基を有し、末端のアルコキシ基の数が非対称であるところに特徴がある。
前記一般式(1)において、R1及びR2は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表す。炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第2ブチル、第3ブチル、イソブチル等が挙げられ、炭素数6〜10のアリール基としては、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、4−t−ブチルフェニル等が挙げられる。複数あるR1及びR2はそれぞれ、すべて同一の基でもよいし、異なる基の組合せでもよい。R1及びR2としては、可撓性の点からは、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、メチルが更に好ましく、耐熱性の点からは炭素数6〜10のアリール基が好ましく、フェニルが更に好ましい。R1及びR2のうちの、アリール基の割合があまりに多い場合には、硬化物の可撓性が低下することから、R1及びR2は、炭素数1〜4のアルキル基と炭素数6〜10のアリール基の組合せであることが好ましく、R1及びR2のうち、炭素数6〜10のアリール基の割合は、1〜40モル%であることが好ましく、3〜30モル%であることが更に好ましく、10〜25モル%であることが最も好ましい
R3及びR4は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基を表す。炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第2ブチル、第3ブチル、イソブチル等が挙げられる。R3及びR4としては加水分解反応が容易に起こることから、メチル、エチル、プロピルが好ましく、メチル、エチルが更に好ましい。
X1は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表す。炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基としては、R1及びR2で例示した基が挙げられる。また、炭素数1〜4のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、第2ブトキシ、第3ブトキシ、イソブトキシ等が挙げられる。X1としては、硬化物の粘着性が向上することから、炭素数1〜4のアルコキシ基が好ましく、加水分解性が良好であることから、メトキシ、エトキシが更に好ましい。
一般式(1)において、aは、一般式(1)で表される化合物の質量平均分子量を2000〜100万とする数を表す。一般式(1)で表される化合物の質量平均分子量が2000よりも小さい場合には、得られる硬化物の粘着性が不十分となり、100万よりも大きい場合には高粘度になりハンドリング性が低下する。一般式(1)で表される化合物の質量平均分子量は、2500〜5万が好ましく、3000〜3万が更に好ましく、3500〜1万が最も好ましい。尚、本発明において、質量平均分子量とは、テトラヒドロフランを溶媒としてGPC(Gel Permeation Chromatography、ゲル浸透クロマトグラフィーともいう)分析を行った場合のポリスチレン換算の質量平均分子量をいう。
一般式(1)で表される化合物は、炭素数1〜4のアルコール化合物を出発物質として、環状シロキサン化合物を、触媒を用いて開環重合して下記一般式(1a)で表される中間体ポリマーを合成し、この中間体ポリマーの末端にトリアルコキシシラン化合物又はテトラアルコキシシラン化合物を反応させることにより得ることができる。
(式中、R1、R2、R3及びaは、一般式(1)と同義である。)
(式中、R1、R2、R3及びaは、一般式(1)と同義である。)
上記一般式(1a)で表される化合物の出発物質である炭素数1〜4のアルコール化合物としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、第2ブタノール、第3ブタノール、イソブタノール等が挙げられる。
上記開環重合の触媒としては、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、硫酸化ジルコニア等の酸触媒;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド等の塩基触媒が挙げられ、分子量のコントロールが容易であることから塩基触媒が好ましく、工業的な入手の容易さからナトリウム、カリウムが更に好ましい。触媒に塩基触媒を用いる場合には、副生成物の含量が低減できることから、前記のアルコール化合物、塩基触媒のアルコラートにしてから用いることが好ましい。
上記環状シロキサン化合物としては、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、ヘキサエチルシクロトリシロキサン、ヘキサフェニルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリメチル−2,4,6−トリフェニルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタエチルシクロテトラシロキサン、オクタフェニルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラメチル−2,4,6,8−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、デカエチルシクロペンタシロキサン、デカフェニルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタメチル−2,4,6,8,10−ペンタフェニルシクロペンタシロキサン、ウンデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられ、工業的に入手が容易であることから、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタエチルシクロテトラシロキサン、オクタフェニルシクロテトラシロキサンが好ましい。
上記開環重合の反応温度は80〜250℃が好ましく、100〜200℃が更に好ましく、120〜180℃が最も好ましい。上記開環重合は、必要に応じて、ジブチルエーテル、トルエン、キシレン等を溶媒として使用してもよい。
前記中間体ポリマーに反応させるトリアルコキシシラン化合物又はテトラアルコキシシラン化合物としては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等が挙げられる。
前記中間体ポリマーとトリアルコキシシラン化合物又はテトラアルコキシシラン化合物との反応では、触媒を用いることが好ましく、触媒としては、ジブチルスズジメトキサイド、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジオクテート、ジブチルスズジラウレート、ジメチルスズジメトキサイド、ジメチルスズアセテート等の有機スズ化合物;テトラプロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタネート、ジメトキシチタンジアセチルアセトナート、ジイソプロポキシチタンジアセチルアセトナート等の有機チタン化合物;ヘキシルアミン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、テトラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシラン等のアミン化合物又はその塩;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸等の低級脂肪族カルボン酸;アセトンオキシム、メチルエチルケトンオキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム化合物;アルミニウムメトキシドジ(エチルアセトアセトナート)、アルミニウムイソプロポキシドジ(エチルアセトアセトナート)、アルミニウムトリ(エチルアセトアセトナート)等のアルミニウム錯体等が挙げられ、副反応が少ないことからアミン化合物又はその塩、酢酸等の低級脂肪族カルボン酸が好ましい。触媒の使用量は、前記中間体ポリマー100質量部に対して0.001〜5質量部以下が好ましく、0.005〜3質量部が更に好ましく、0.01〜1質量部が最も好ましい。反応温度は、触媒の種類や使用量によって変わるが、50〜150℃が好ましい。
次に、本発明の湿気硬化性樹脂組成物の(B)成分である硬化触媒について説明する。硬化触媒は、空気中の水分により(A)成分のアルコキシシリル基を縮合反応させ、本発明の湿気硬化性樹脂組成物を湿気硬化させる触媒となる。硬化触媒としては、ジブチルスズジラウリレート、ジオクチルスズジマレート、ジブチルスズフタレート、オクチル酸第一スズ、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズ塩とオルトケイ酸エチルとの反応生成物等の有機スズ化合物;テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート、トリエタノールアミンチタネート、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチルエーテル)、ジイソプロポキシチタンジアセチルアセトナート等のチタン化合物;ジルコニウム(アセチルアセトン)、ジルコニウムトリス(アセチルアセトン)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチルエーテル)などの有機ジルコニウム化合物;オクチル酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コバルト等のカルボン酸金属塩;アルミニウムアセチルアセテート錯体等の金属アセチルアセテート錯体;バナジウムアセチルアセトナート錯体等の金属アセチルアセトナート錯体等が挙げられ、反応性に優れ、毒性も少ないことから、チタン化合物が好ましい。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物の(B)成分である硬化触媒の量があまりに少ない場合には、硬化不足になる場合があり、またあまりに多い場合は、配合量に見合う増量効果が得られないばかりか、却って耐熱性等の物性に悪影響を及ぼすことがある。よって、硬化触媒の配合量は、本発明の湿気硬化性樹脂組成物100質量部に対して0.005〜10質量部が好ましく、0.01〜7質量部が更に好ましく、0.1〜5質量部が最も好ましい。
次に、本発明の湿気硬化性樹脂組成物の(C)成分である窒化アルミニウムフィラーについて説明する。窒化アルミニウムの熱伝導率は非常に高く、例えば約200W/m・Kといったものもあり、本発明の湿気硬化性樹脂組成物に高い熱伝導性を付与することができる。窒化アルミニウムとしては、還元窒化法によって合成された窒化アルミニウム、または直接窒化法によって合成された窒化アルミニウムのどちらを使用してもよい。また、窒化アルミニウムの一次粒子を造粒して焼結させた、窒化アルミニウム焼結体粉末や、窒化アルミニウム焼結体を粉砕して微粉化した窒化アルミニウム粉砕粉を使用してもよい。窒化アルミニウムフィラーは表面に耐水処理を施したものを使用してもよい。
(C)成分である窒化アルミニウムフィラーの粒径は、柔軟性及び熱伝導性から、平均粒径が0.5〜200μmであることが好ましく、1〜150μmであることが更に好ましい。(C)成分の粒度分布は、分散が単分散の一山型のピークを示すものでも、分散が複数の分散ピークを示し複数山型であるもののどちらも用いることができるが、(C)成分の充填率を高くできることから、後者の方が望ましい。(C)成分の形状は、球形、もしくは球形に近いことが好ましい。本発明の組成物中の(C)成分の含量があまりに少ない場合には、十分な熱伝導性が得られず、またあまりに多い場合には、シート状に成形できない場合があることから、本発明の湿気硬化性樹脂組成物100質量部に対して、(C)成分は5〜5000質量部であることが好ましく、50〜3000質量部であることが更に好ましく、100〜2000質量部であることが最も好ましい。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、硬化性が向上することから、更に、(D)成分として下記一般式(2)で表されるシロキサン化合物を含有することが好ましい。
(式中、R5及びR6は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R7は炭素数1〜4のアルキル基を表し、X2は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、bは、一般式(2)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。)
(式中、R5及びR6は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R7は炭素数1〜4のアルキル基を表し、X2は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、bは、一般式(2)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。)
前記一般式(2)において、R5及びR6は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表す。炭素数1〜4のアルキル基及び又は炭素数6〜10のアリール基としては、前記一般式(1)のR1及びR2で例示した基等が挙げられる。R5及びR6はそれぞれ、すべて同一の基でもよいし、異なる基の組合せでもよい。可撓性の点からは、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、メチルが更に好ましく、耐熱性の点からは炭素数6〜10のアリール基が好ましく、フェニルが更に好ましい。R5及びR6のうちの、アリール基の割合があまりに多い場合には、硬化物の可撓性が低下することから、R5及びR6は、炭素数1〜4のアルキル基と炭素数6〜10のアリール基の組合せであることが好ましく、R5及びR6のうち、炭素数6〜10のアリール基の割合は、1〜40モル%であることが好ましく、3〜30モル%であることが更に好ましく、10〜25モル%であることが最も好ましい。
R7は炭素数1〜4のアルキル基を表す。炭素数1〜4のアルキル基としては、前記一般式(1)のR3及びR4で例示した基等が挙げられる。R7としては、加水分解反応が容易に起こることから、メチル、エチル、プロピルが好ましく、メチル、エチルが更に好ましい。
X2は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表す。炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基及び炭素数1〜4のアルコキシ基としては、前記一般式(1)のX1で例示した基等が挙げられる。X2としては、加水分解性が良好であることから、メチル、エチル、メトキシ、エトキシが好ましく、本発明の湿気硬化性樹脂組成物の保存安定性が良好であることから、メチル、エチルが更に好ましい。
一般式(2)において、bは、一般式(2)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。一般式(2)で表される化合物の質量平均分子量が1000よりも小さい場合には、得られる硬化物の粘着性が不十分となり、100万よりも大きい場合には高粘度になりハンドリング性が低下する。一般式(2)で表される化合物の質量平均分子量は、1500〜5万が好ましく、2000〜3万が更に好ましく、2500〜1万が最も好ましい。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物において(D)成分を配合する場合、(D)成分の含量があまりに少ない場合は、十分な効果を発揮できず、またあまりに多い場合は、硬化物の粘着性が低下することがあることから、(D)成分の含量は(A)成分100質量部に対して、0.05〜15質量部が好ましく、0.2〜10質量部が更に好ましく、0.3〜5質量部が最も好ましい。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、可撓性が向上することから、更に、(E)成分として下記一般式(3)で表されるシロキサン化合物を含有することが好ましい。
(式中、R8〜R11は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R12は炭素数1〜4のアルキル基を表し、cは、一般式(3)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。)
(式中、R8〜R11は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表し、R12は炭素数1〜4のアルキル基を表し、cは、一般式(3)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。)
前記一般式(3)において、R8〜R11は各々独立して炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表す。炭素数1〜4のアルキル基及び炭素数6〜10のアリール基としては、前記一般式(1)のR1及びR2で例示した基等が挙げられる。R8〜R11はそれぞれ、すべて同一の基でもよいし、異なる基の組合せでもよい。可撓性の点からは、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、メチルが更に好ましく、耐熱性の点からは炭素数6〜10のアリール基が好ましく、フェニルが更に好ましい。R8〜R11のうちの、アリール基の割合があまりに多い場合には、硬化物の可撓性が低下することから、R8〜R11は、炭素数1〜4のアルキル基と炭素数6〜10のアリール基の組合せであることが好ましく、R7〜R10のうち、炭素数6〜10のアリール基の割合は、1〜40モル%であることが好ましく、3〜30モル%であることが更に好ましく、10〜25モル%であることが最も好ましい。
R12は炭素数1〜4のアルキル基を表す。炭素数1〜4のアルキル基としては、前記一般式(1)のR3で例示した基等が挙げられる。R12としては、加水分解反応が容易に起こることから、メチル、エチル、プロピルが好ましく、メチル、エチルが更に好ましい。
一般式(3)において、cは、一般式(3)で表される化合物の質量平均分子量を1000〜100万とする数を表す。一般式(3)で表される化合物の質量平均分子量が1000よりも小さい場合には、得られる硬化物の粘着性が不十分となり、100万よりも大きい場合には高粘度になりハンドリング性が低下する。一般式(3)で表される化合物の質量平均分子量は、2000〜5万が好ましく、3000〜3万が更に好ましく、3500〜1万が最も好ましい。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物において、前記一般式(3)で表されるシロキサン化合物の含量があまりに少ない場合は、十分な効果を発揮できず、またあまりに多い場合は、硬化物の硬化性に悪影響を及ぼすことがあることから、前記一般式(3)で表されるシロキサン化合物の含量は前記(A)成分100質量部に対して、5〜200質量部が好ましく、10〜150質量部が更に好ましく、20〜120質量部が最も好ましい。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、この他、必要に応じて、酸化防止剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、シランカップリング剤、難燃剤、防カビ剤、溶剤、香料、顔料、染料等を添加してもよい。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物では、アルコキシシリル基が加水分解されて、シラノール基とアルコールが生成し、シラノール基同士の脱水縮合により硬化が起こる。本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、窒化アルミニウムを含有しているにもかかわらず、硬化不良が起こりにくい。本発明の湿気硬化性樹脂組成物の硬化条件は、硬化触媒の種類や配合量によって変わり、特には限定されないが、例えば温度25℃以上で、湿度50%であれば、10〜30時間で硬化を行うことができ、この後、生成したアルコールの除去とシラノール基同士の脱水縮合の促進を目的として、更に、100〜200℃で0.5〜3時間加熱することが好ましい。
本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、自動車、電器、土木用のシーラント又はシーリング材;電子機器の熱伝導シート、半導体製造装置用ジグ、半導体製造プロセス用粘着性シート等に使用することができるが、熱伝導性、耐熱性及び柔軟性に優れていることから、特に電子機器の熱伝導シートに好適に使用できる。
次に、本発明の湿気硬化性樹脂組成物を硬化させて得られる熱伝導シートについて説明する。本発明の熱伝導シートの厚さは、熱伝導シートが使用される成形品の用途により異なり特に制限されないが、通常50μm〜1000μm程度である。本発明の熱伝導シートは、本発明の湿気硬化性樹脂組成物をシート状に成形した後、硬化させることにより製造される。本発明の湿気硬化性樹脂組成物をシート状に成形する方法は、塗布法、ロール成形、プレス成形、押出成形、金型成形等の公知の成形方法を適用できるが、シート状成形物の厚さの制御が容易であることから、ロール成形が好ましい。本発明の湿気硬化性樹脂組成物をロール成形又はプレス成形により成形する場合には、本発明の湿気硬化性樹脂組成物を2枚の樹脂フィルムで挟み、シート状に成形することが好ましい。本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、水分又湿気により硬化することから、本発明の熱伝導シートの製造に使用する樹脂フィルムは、水蒸気透過性の高い樹脂のフィルムが好ましい。水蒸気透過性の高い樹脂としては、ポリビニルエーテル樹脂、エチレン−ビニルエーテルコポリマー樹脂、ナイロン6樹脂、ナイロン6,6樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリメチルペンテン樹脂等が挙げられるが、水蒸気透過性及びフィルムの強度の点から、ポリメチルペンテン樹脂のフィルムが好ましく、本発明の湿気硬化性樹脂組成物を挟む2枚の樹脂フィルムのうち、少なくとも一方はポリメチルペンテン樹脂のフィルムであることが好ましい。樹脂フィルムの厚さは、樹脂フィルムの材質により異なるが、通常10μm〜500μm程度である。
樹脂フィルムで挟まれたシート状の本発明の湿気硬化性樹脂組成物の硬化条件は、硬化触媒の種類や配合量によって変わり、特には限定されないが、例えば、温度25℃以上で、湿度50%であれば、15〜50時間で硬化を行うことができる。この後、生成したアルコールの除去とシラノール基同士の脱水縮合の促進を目的として追加の加熱をする場合には、2枚の樹脂フィルムの一方又は両方を剥離した後、100〜200℃で0.5〜3時間加熱することが好ましい。
本発明の熱伝導シートは、熱伝導性、耐熱性及び柔軟性に優れており、0〜250℃の範囲で使用することが可能である。本発明の熱伝導シートは、電子機器、例えば、表示装置、半導体パッケージ、パワー半導体、LED、電灯等に好適に使用できる。例えば、発熱体であるパワー半導体と金属製ヒートシンク間に設置することで効率的に熱を伝え、パワー半導体の冷却に効果的に寄与し、過加熱による動作不良や特性低下を防止することが可能となる。
また、発熱が大きい高輝度白色LEDチップと、ヒートシンク間に設置することで、効率的に熱を伝え、高輝度白色LEDチップの温度上昇を抑制し、発光効率の低下や寿命の低下を防止することが可能となる。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。尚、特に限定のない限り、実施例中の「部」や「%」は質量基準によるものである。
[合成例1]中間体a1の合成
窒素ガス導入管、温度計及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、オクタフェニルシクロテトラシロキサン872g(1.1mol)、オクタメチルシクロテトラシロキサン1305g(4.4mol)、およびカリウムメトキシド70g(1mol)を仕込み、窒素雰囲気下、150℃で2時間攪拌して反応させた。冷却して、反応液をイオン交換水で水洗した後、100℃で水を減圧留去し、2033gの中間体a1を得た(収率92%)。
窒素ガス導入管、温度計及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、オクタフェニルシクロテトラシロキサン872g(1.1mol)、オクタメチルシクロテトラシロキサン1305g(4.4mol)、およびカリウムメトキシド70g(1mol)を仕込み、窒素雰囲気下、150℃で2時間攪拌して反応させた。冷却して、反応液をイオン交換水で水洗した後、100℃で水を減圧留去し、2033gの中間体a1を得た(収率92%)。
[合成例2]化合物A1の合成
窒素ガス導入管、温度計及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、中間体a1を500g、メチルトリメトキシシラン78g(0.5mol)、並びに触媒として酢酸0.6g(0.1mmol)を仕込み、窒素雰囲気下、90℃で2時間攪拌して反応させた。反応液を、90℃で減圧して、未反応のメチルトリメトキシシラン、酢酸及び生成したメタノールを除去し、ろ過した後、更に、薄膜蒸留装置を用いて低沸点成分を除去し、化合物A1を得た。化合物A1は、前記一般式(1)において、R3、R4及びX1がメチル、R1及びR2がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物A1の質量平均分子量は4500である。
窒素ガス導入管、温度計及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、中間体a1を500g、メチルトリメトキシシラン78g(0.5mol)、並びに触媒として酢酸0.6g(0.1mmol)を仕込み、窒素雰囲気下、90℃で2時間攪拌して反応させた。反応液を、90℃で減圧して、未反応のメチルトリメトキシシラン、酢酸及び生成したメタノールを除去し、ろ過した後、更に、薄膜蒸留装置を用いて低沸点成分を除去し、化合物A1を得た。化合物A1は、前記一般式(1)において、R3、R4及びX1がメチル、R1及びR2がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物A1の質量平均分子量は4500である。
[合成例3]化合物A2の合成
合成例2において、メチルトリメトキシシラン78g(0.5mol)の代わりに、テトラメトキシシラン76g(0.5mol)を使用した以外は、合成例2と同様の操作を行い、化合物A2を得た。化合物A2は、前記一般式(1)において、R3及びR4がメチル、X1がメトキシ、R1及びR2がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物A2の質量平均分子量は4500である。
合成例2において、メチルトリメトキシシラン78g(0.5mol)の代わりに、テトラメトキシシラン76g(0.5mol)を使用した以外は、合成例2と同様の操作を行い、化合物A2を得た。化合物A2は、前記一般式(1)において、R3及びR4がメチル、X1がメトキシ、R1及びR2がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物A2の質量平均分子量は4500である。
[合成例4]中間体d1の合成
窒素ガス導入管、温度計、還流器及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、化合物a1を500g、20%塩酸水溶液250g、溶媒としてトルエン250gを仕込み、100℃で、15時間撹拌した。反応液から、塩酸水溶液層を除去し、反応液をイオン交換水で水洗した後、100℃で減圧し、水及びトルエンを除去して480gの中間体d1を得た(収率96%)。
窒素ガス導入管、温度計、還流器及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、化合物a1を500g、20%塩酸水溶液250g、溶媒としてトルエン250gを仕込み、100℃で、15時間撹拌した。反応液から、塩酸水溶液層を除去し、反応液をイオン交換水で水洗した後、100℃で減圧し、水及びトルエンを除去して480gの中間体d1を得た(収率96%)。
[合成例5]化合物D1の合成
窒素ガス導入管、温度計及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、中間体d1を200g、メチルトリメトキシシラン44g(0.32mol)、並びに触媒として酢酸0.24g(0.4mmol)を仕込み、窒素雰囲気下、90℃で2時間攪拌して反応させた。反応液を、90℃で減圧して、未反応のメチルトリメトキシシラン、酢酸及び生成したメタノールを除去し、ろ過した後、更に、薄膜蒸留装置を用いて低沸点成分を除去し、化合物D1を得た。化合物D1は、前記一般式(2)において、R7及びX2がメチル、R5及びR6がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物D1の質量平均分子量は4200である。
窒素ガス導入管、温度計及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、中間体d1を200g、メチルトリメトキシシラン44g(0.32mol)、並びに触媒として酢酸0.24g(0.4mmol)を仕込み、窒素雰囲気下、90℃で2時間攪拌して反応させた。反応液を、90℃で減圧して、未反応のメチルトリメトキシシラン、酢酸及び生成したメタノールを除去し、ろ過した後、更に、薄膜蒸留装置を用いて低沸点成分を除去し、化合物D1を得た。化合物D1は、前記一般式(2)において、R7及びX2がメチル、R5及びR6がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物D1の質量平均分子量は4200である。
[合成例6]化合物D2の合成
合成例5において、メチルトリメトキシシラン44g(0.32mol)の代わりに、テトラメトキシシラン49g(0.32mol)を使用した以外は、合成例7と同様の操作を行い、化合物D2を得た。化合物D2は、前記一般式(2)において、R7がメチル、X2がメトキシ、R5及びR6がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物D2の質量平均分子量は4200である。
合成例5において、メチルトリメトキシシラン44g(0.32mol)の代わりに、テトラメトキシシラン49g(0.32mol)を使用した以外は、合成例7と同様の操作を行い、化合物D2を得た。化合物D2は、前記一般式(2)において、R7がメチル、X2がメトキシ、R5及びR6がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物D2の質量平均分子量は4200である。
[合成例7]化合物Eの合成
窒素ガス導入管、温度計及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、中間体a1を300g、トリメトキシメタン53g(0.5mmol)を仕込み、窒素雰囲気下、100℃で6時間攪拌して反応させた。反応液を、100℃で減圧して、未反応のトリメトキシメタン、及び生成したギ酸メチルを除去し、ろ過した後、更に、薄膜蒸留装置を用いて低沸点成分を除去し、化合物Eを得た。化合物Eは、前記一般式(3)において、R12がメチル、R8〜R11がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物Eの質量平均分子量は4500である。
窒素ガス導入管、温度計及び攪拌装置を備えたガラス製反応容器に、中間体a1を300g、トリメトキシメタン53g(0.5mmol)を仕込み、窒素雰囲気下、100℃で6時間攪拌して反応させた。反応液を、100℃で減圧して、未反応のトリメトキシメタン、及び生成したギ酸メチルを除去し、ろ過した後、更に、薄膜蒸留装置を用いて低沸点成分を除去し、化合物Eを得た。化合物Eは、前記一般式(3)において、R12がメチル、R8〜R11がメチル及びフェニルの組合せでメチル/フェニル=4/1モル比の化合物である。また、化合物Eの質量平均分子量は4500である。
<(B)成分>
化合物B1:ジイソプロポキシチタンジアセチルアセトナート(硬化触媒)
化合物B1:ジイソプロポキシチタンジアセチルアセトナート(硬化触媒)
<(C)成分>
フィラーC1:古河電子社製窒化アルミニウムFAN(登録商標)f80(平均粒径:80μm)
フィラーC2:古河電子社製窒化アルミニウムFAN(登録商標)f05(平均粒径:5μm)
フィラーC1:古河電子社製窒化アルミニウムFAN(登録商標)f80(平均粒径:80μm)
フィラーC2:古河電子社製窒化アルミニウムFAN(登録商標)f05(平均粒径:5μm)
<比較の熱伝導粒子>
フィラーF1:酸化アルミニウム 平均粒径:75μm
フィラーF2:酸化アルミニウム 平均粒径:6μm
フィラーF1:酸化アルミニウム 平均粒径:75μm
フィラーF2:酸化アルミニウム 平均粒径:6μm
<比較の樹脂のための硬化触媒>
化合物B2:白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体(白金系触媒)
化合物B2:白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体(白金系触媒)
上記の化合物を用いて、表1に示す組成にて、実施例1〜7及び比較例1〜7の硬化性樹脂組成物を調製した。なお表中の( )内の数字は、各成分の質量比を表す。
<硬化性・ハンドリング性>
実施例1〜7及び比較例1〜7の硬化性樹脂組成物について、下記の方法で硬化性及びハンドリング性を評価した。結果を表2に示す。
実施例1〜7及び比較例1〜7の硬化性樹脂組成物について、下記の方法で硬化性及びハンドリング性を評価した。結果を表2に示す。
[試験片の作製方法]
縦10cm、横10cmのガラス板に、厚さ0.2mmとなるように硬化性樹脂組成物を塗布した。実施例1〜7及び比較例1〜5の硬化性樹脂組成物を塗布したものは、温度40℃、相対湿度50%の恒温恒湿槽で24時間保存した後、200℃の恒温槽で2時間加熱して硬化させ、試験片に用いた。比較例6〜7の硬化性樹脂組成物を塗布したものは、150℃の恒温槽で2時間加熱して硬化させ、試験片に用いた。
縦10cm、横10cmのガラス板に、厚さ0.2mmとなるように硬化性樹脂組成物を塗布した。実施例1〜7及び比較例1〜5の硬化性樹脂組成物を塗布したものは、温度40℃、相対湿度50%の恒温恒湿槽で24時間保存した後、200℃の恒温槽で2時間加熱して硬化させ、試験片に用いた。比較例6〜7の硬化性樹脂組成物を塗布したものは、150℃の恒温槽で2時間加熱して硬化させ、試験片に用いた。
[硬化性評価方法]
試験片に薬包紙を押し付け、薬包紙の濡れにより下記の基準で硬化性を評価した。
○:薬包紙に濡れが見られず、硬化性が良好。
△:薬包紙にやや濡れが見られ、硬化性がやや不良。
×:薬包紙に明らかな濡れが見られ、硬化性が不良。
試験片に薬包紙を押し付け、薬包紙の濡れにより下記の基準で硬化性を評価した。
○:薬包紙に濡れが見られず、硬化性が良好。
△:薬包紙にやや濡れが見られ、硬化性がやや不良。
×:薬包紙に明らかな濡れが見られ、硬化性が不良。
[ハンドリング性試験]
試験片から硬化物の剥離を試み、シート状態でのハンドリング性を以下の基準で評価した。
○:試験片から硬化物が剥離可能であり、シート状態でハンドリングが可能
△:ガラス板から剥離可能だが、シート状態でのハンドリングが困難
×:硬化が不十分であり、ガラス板からの剥離が困難
試験片から硬化物の剥離を試み、シート状態でのハンドリング性を以下の基準で評価した。
○:試験片から硬化物が剥離可能であり、シート状態でハンドリングが可能
△:ガラス板から剥離可能だが、シート状態でのハンドリングが困難
×:硬化が不十分であり、ガラス板からの剥離が困難
<熱伝導率>
硬化性及びハンドリング性が良好であった実施例1〜7、比較例5及び比較例7の硬化性樹脂組成物について、熱伝導シートを作製し、熱伝導率を測定した。結果を表2に示す。
硬化性及びハンドリング性が良好であった実施例1〜7、比較例5及び比較例7の硬化性樹脂組成物について、熱伝導シートを作製し、熱伝導率を測定した。結果を表2に示す。
[熱伝導シートの作製方法]
硬化性樹脂組成物を、厚み50μmのポリメチルペンテン樹脂フィルムで挟み、硬化性樹脂組成物の厚みが500μmになるように延伸ローラーでシート状に延伸した。実施例1〜7、比較例5の硬化性樹脂組成物を延伸したものは、温度40℃、相対湿度50%の恒温恒湿槽で24時間保存した後、樹脂フィルムを剥離し、200℃の恒温槽で2時間加熱して熱伝導シートを作製した。比較例7の硬化性樹脂組成物を延伸したものは、150℃の恒温槽で2時間加熱して硬化させ、試験片に用いた。
硬化性樹脂組成物を、厚み50μmのポリメチルペンテン樹脂フィルムで挟み、硬化性樹脂組成物の厚みが500μmになるように延伸ローラーでシート状に延伸した。実施例1〜7、比較例5の硬化性樹脂組成物を延伸したものは、温度40℃、相対湿度50%の恒温恒湿槽で24時間保存した後、樹脂フィルムを剥離し、200℃の恒温槽で2時間加熱して熱伝導シートを作製した。比較例7の硬化性樹脂組成物を延伸したものは、150℃の恒温槽で2時間加熱して硬化させ、試験片に用いた。
[熱伝導率の測定]
熱伝導率はホットディスク法(京都電子工業製TPA−501型、ISO−22007−2準拠)で評価を行った。
熱伝導率はホットディスク法(京都電子工業製TPA−501型、ISO−22007−2準拠)で評価を行った。
<樹脂フィルムの影響>
樹脂フィルムの材質による硬化性の違いを見るため、実施例1の硬化性樹脂組成物を用い、厚み50μmの樹脂フィルムで挟み、硬化性樹脂組成物の厚みが500μmになるように延伸ローラーでシート状に延伸した。温度40℃、相対湿度50%の恒温恒湿槽で48時間保存した後、樹脂フィルムの剥離性により樹脂の硬化性を以下の基準で判定した。結果を表3に示す。
○:シートがきれいに剥離し硬化性良好
×:シートがきれいに剥離せず硬化性不良
樹脂フィルムの材質による硬化性の違いを見るため、実施例1の硬化性樹脂組成物を用い、厚み50μmの樹脂フィルムで挟み、硬化性樹脂組成物の厚みが500μmになるように延伸ローラーでシート状に延伸した。温度40℃、相対湿度50%の恒温恒湿槽で48時間保存した後、樹脂フィルムの剥離性により樹脂の硬化性を以下の基準で判定した。結果を表3に示す。
○:シートがきれいに剥離し硬化性良好
×:シートがきれいに剥離せず硬化性不良
上記表2から明らかなように、本発明の湿気硬化性樹脂組成物は、窒化アルミニウムフィラーを含有するにもかかわらず、硬化性、ハンドリング性に優れていた。一方、窒化アルミニウムフィラーを含み、マトリックス樹脂として(A)成分を含まない比較例1〜4および6は硬化性ないしハンドリング性に劣るものであった。また、熱伝導粒子として酸価アルミニウムを含む比較例5および7は、硬化性は問題ないものの熱伝導率が劣っていた。
また、上記表3から明らかなように、ポリメチルペンテン樹脂フィルム上で湿気硬化性樹脂組成物を硬化させて熱伝導シートを作製した場合、硬化性が良好であった。一方、ポリプロピレン樹脂フィルムやポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムを用いて熱伝導シートを作製した場合、湿気硬化性樹脂組成物の硬化性に問題があった。
Claims (7)
- 前記一般式(1)において、複数あるR1およびR2全体のうち、炭素数1〜4のアルキル基の割合が60〜99モル%、炭素数6〜10のアリール基の割合が1〜40モル%である請求項1〜3のいずれか一項記載の湿気硬化性組成物。
- 請求項1〜4のいずれか一項記載の湿気硬化性樹脂組成物を硬化させて得られることを特徴とする熱伝導シート。
- ポリメチルペンテン樹脂フィルム上に形成された請求項5記載の熱伝導シート。
- 請求項1〜4のいずれか一項記載の湿気硬化性樹脂組成物を、少なくとも一方がポリメチルペンテン樹脂フィルムである2枚の樹脂フィルムで挟み、シート状に成形し、その後、湿気硬化させる工程を備えることを特徴とする熱伝導シートの製造方法。
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