JP2015013757A - 被記録媒体給送装置、記録装置 - Google Patents
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Abstract
することのできる給送装置及び記録装置を提供する。
【解決手段】用紙カセット100は、給送装置3の装置本体3aに対し、装置前方側から
装着及び取り外し可能であり、下側に位置する下段側トレイ50と、その上側に位置する
上段側トレイ60と、の2つの用紙収容部を備えている。上段側トレイ60の給送方向下
流側端部には被支持部63が形成されており、この被支持部63が、装置本体3aに設け
られたトレイ支持部3cにより支持されるよう構成され、これにより上段側トレイ60が
確実に支持され、その位置が適切且つ精密に定まる。
【選択図】図3
Description
側トレイを備える複数段式の被記録媒体カセットを着脱可能に構成された被記録媒体給送
装置に関する。また本発明は、当該被記録媒体給送装置を備えた、ファクシミリやプリン
ター等に代表される記録装置に関する。
おり、またその中でも一つの着脱自在な用紙カセットにおいて下段と上段に用紙収容部を
備えた2段式構造のものが知られている。
ットと、この第1給紙カセット上にて、給送方向に進退動可能に配置される第2給紙カセ
ットとを備えている。
そしてこの突設片の下縁が、下側の第1給紙カセットにおける主傾斜分離板に設けられた
位置決め部に保持される構成となっている。即ち、第2給紙カセットの最下流側の端部は
、第1給紙カセットにより支持され、これにより第2給紙カセットの最下流側の端部の高
さ方向位置(及び左右方向位置)が規定される様になっている。
れ自体が装置本体に対して着脱可能な構成要素であるため、本来的に、装置本体への装着
状態であってもその位置が精密に定まり難い。
着位置のばらつきは比較的小さい範囲に収まるものの、第1給紙カセットによって最下流
側の端部の高さ方向位置が規定される第2給紙カセットは、装着時の位置に、大きなばら
つきが生じ易い。
位置に精密に位置決めされない場合には、第2給紙カセットに収容された用紙に対して進
退する給紙ローラーが用紙に接する際の力にバラツキが生じ、ノンフィード或いはダブル
フィードなどの給送不良が生じる虞がある。
部が、第1給紙カセットにおける「主傾斜分離板」に設けられた位置決め部に保持される
ので、「主傾斜分離板」に第2給紙カセットの荷重が掛かることで、「主傾斜分離板」の
傾斜角度が変化し、分離性能が低下する虞もある。
セット」や、その他にも「給紙トレイ」など種々のものがあるが、本明細書では装置本体
に対して着脱可能な一つのユニット体全体を「カセット」と呼び、このカセット内に設け
られた複数の用紙収容部を「トレイ」と呼び、そのうち上段側のものを「上段側トレイ」
、下段側のものを「下段側トレイ」、とそれぞれ呼ぶこととする。
トの装着状態において上段側トレイを所望する位置に適切に位置決めすることのできる給
送装置及び記録装置を提供することにある。
と、前記第1トレイと比べて給送方向の長さが短く設定され、前記第1トレイの前記給送
方向と直交する方向の両端部で支持され、前記第1トレイに対して前記給送方向にスライ
ド可能に設けられ、被記録媒体を収容する第2トレイと、前記第1トレイにおける前記給
送方向の下流側の端部において前記第1トレイの底面から前記給送方向の斜め上の方向へ
延びるように設けられ、前記第1トレイ及び前記第2トレイから送り出された前記被記録
媒体を一枚ずつ給送するように分離が行われる分離斜面と、を備える被記録媒体カセット
を装置本体に対して着脱可能に構成された被記録媒体給送装置であって、前記第2トレイ
を前記第1トレイの前記給送方向における上流端へスライドさせることによって、前記第
1トレイに収納された前記被記録媒体を給送する第1の状態と、前記第2トレイを前記第
1トレイの前記給送方向における下流端へスライドさせることによって、前記第2トレイ
に収納された前記被記録媒体を給送する第2の状態と、を切り換え可能に構成され、前記
被記録媒体カセットが前記装置本体に装着された状態において、前記装置本体の側におけ
る前記被記録媒体カセットの上方に設けられ、前記第1の状態の際には、前記第1トレイ
に収納された前記被記録媒体に当接し回転することで、前記第1トレイに収納された前記
被記録媒体を給送し、前記第2の状態の際には、前記第2トレイに収納された前記被記録
媒体に当接し回転することで、前記第2トレイに収納された前記被記録媒体を給送する給
送ローラーと、前記給送ローラーが一方の側に回転可能に設けられ、他方の側に設けられ
た揺動軸を中心に揺動可能な揺動部材と、前記被記録媒体カセットが前記装置本体に装着
された状態において、前記分離斜面より前記給送方向の下流側における前記装置本体の側
に設けられて、前記第2トレイを支持するトレイ支持部と、前記分離斜面に設けられ、前
記トレイ支持部に臨む連通部と、を備え、前記第2トレイは、前記第2トレイにおける前
記給送方向の下流側の端部に形成され、前記連通部を介して前記第2の状態において前記
装置本体の側に設けられた前記トレイ支持部によって支持される被支持部を有することを
特徴とする。
を備える被記録媒体カセットが被記録媒体給送装置の装置本体に装着された状態において
、分離斜面より給送方向の下流側における装置本体の側に設けられて、第2トレイを支持
するトレイ支持部と、分離斜面に設けられ、トレイ支持部に臨む連通部と、を備える。そ
して、第2トレイは、第2トレイにおける給送方向の下流側の端部に形成され、連通部を
介して第2の状態において装置本体の側に設けられたトレイ支持部によって支持される被
支持部を有する。このため、装置本体の側に設けられたトレイ支持部により、第2トレイ
が確実に支持され、その位置が適切且つ精密に定まる。よって、被記録媒体給送時のノン
フィード、ダブルフィードなどの給送不良の発生を防止することができる。
向における前記トレイ支持部の配置位置は、前記幅方向における前記給送ローラーと前記
第2トレイに収納された前記被記録媒体とが当接する位置またはその近傍に設定されてい
ることを特徴とする。
置は、幅方向における給送ローラーと第2トレイに収納された被記録媒体とが当接する位
置またはその近傍に設定されているので、給送ローラーが被記録媒体に圧接した際に生じ
る第2トレイの変形を、効果的に防止或いは抑制することができる。
支持部における前記給送方向の下流側の端部に形成され、前記被支持部が前記給送方向の
斜め上の方向へ連続して延びるように設けられた傾斜部を有することを特徴とする。本態
様によれば、第2トレイは、被支持部における給送方向の下流側の端部に形成され、被支
持部が給送方向の斜め上の方向へ連続して延びるように設けられた傾斜部を有するので、
被記録媒体カセットの装着時、第2トレイが引っ掛かりなく円滑に装着される。
前記第1トレイにおける前記給送方向の下流側の端部に形成され、前記第1の状態におい
て前記装置本体の側に設けられた規制部によって規制される被規制部を備えることを特徴
とする。
れ、第1の状態において装置本体の側に設けられた規制部によって規制される被規制部を
備えるので、装置本体の側に設けられた規制部により、第1トレイの位置がより適切に定
まり、被記録媒体給送時のノンフィード、ダブルフィードなどの給送不良の発生を防止す
ることができる。
第1のから第4の態様のいずれかに係る前記被記録媒体給送装置を備えていることを特徴
とする。
用効果を得ることができる。
筒状体によって形成され、前記上段側トレイに形成された、前記トレイ支持部によって支
持される被支持部が前記筒状体に入り込むことにより、前記上段側トレイが前記トレイ支
持部により支持される構成を備えていることを特徴とする。
成された被支持部が前記筒状体に入り込むことにより前記上段側トレイが支持される構成
を備えているので、上段側トレイは下方向のみならず上方向、或いは更にこれに加えて左
右方向への変位も拘束されることとなり、上段側トレイの位置がより適切且つ精密に定ま
る。
形成された、前記トレイ支持部によって支持される被支持部が、前記上段側トレイを装着
位置に案内するガイド形状を有していることを特徴とする。
る被支持部が、前記上段側トレイを装着位置に案内するガイド形状を有しているので、被
記録媒体カセットの装着時、前記上段側トレイが引っ掛かりなく円滑に装着される。
対して進退可能に構成されるとともに被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体
を送り出す給送ローラーと、前記被記録媒体カセットが前記被記録媒体給送装置に装着さ
れた状態において前記下段側トレイを支持する下段側トレイ支持手段と、を備え、前記下
段側トレイ支持手段が、前記給送ローラーによる被記録媒体の送り出し方向と直交する方
向における前記トレイ支持部の配置位置またはその近傍に設けられた下段側トレイ支持部
を備えて構成されていることを特徴とする。
による被記録媒体の送り出し方向と直交する方向における前記トレイ支持部の配置位置ま
たはその近傍に設けられた下段側トレイ支持部を備えて構成されているので、前記給送ロ
ーラーが被記録媒体に圧接した際に生じる下段側トレイの変形を、効果的に防止或いは抑
制することができる。
第1から第7の態様のいずれかに係る前記被記録媒体給送装置を備えていることを特徴と
する。本態様によれば、記録装置において、上記第1から第7の態様のいずれかと同様な
作用効果を得ることができる。
装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の
用紙搬送経路を示す側断面図、図2は本発明に係る用紙カセット100全体を示す斜視図
、図3は用紙カセット100の給送方向下流側の側断面図、図4(A)〜(C)はトレイ
支持部と被支持部の他の実施形態を示す図、図5は下段側カセットの他の実施形態を示す
図である。また、図6は従来技術に係る用紙カセットの給送方向下流側の側断面図である
。
全てのローラーを同一面上に描いているが、その奥行き方向(図1の紙面表裏方向)の位
置は必ずしも一致しているとは限らない(一致している場合もある)。また、各図におい
て示すx−y−z座標系は、x方向が用紙搬送(給送)方向と直交する方向(即ち、用紙
幅方向)、y方向が用紙搬送(給送)方向、z方向が装置高さ方向(重力方向)を示して
いる。
装置底部に給送装置3を備え、当該給送装置3から、「被記録媒体」の一例としての用紙
(主として単票紙:以下「用紙P」と言う)を1枚ずつ給送し、記録手段4において記録
(インクジェット記録)を行い、装置前方側(図1において右側)に設けられた図示しな
い排紙スタッカへ向けて排出する構成を備えている。
給送装置3は、用紙カセット100と、給送ローラー16と、ガイドローラー20と、
分離手段21と、を備えている。
体3aに対し、装置前方側から装着及び取り外し可能であり、下側に位置する下段側トレ
イ50と、その上側に位置する上段側トレイ60と、の2つの用紙収容部を備えている。
60に収容される用紙を符号P2で、それぞれ示している(以下特に区別する必要がない
場合は「用紙P」と言う)。これら下段側トレイ50及び上段側トレイ60の詳細につい
ては、後に説明する。
揺動する揺動部材17に設けられており、上段側トレイ60が最も退避方向(図1におい
て右方向)にスライドした状態では、下段側トレイ50に収容された用紙P1の最上位の
ものと接して回転することにより、当該最上位の用紙P1を下段側トレイ50から送り出
す。
ライドした突き当て位置では、上段側トレイ60に収容された用紙P2の最上位のものと
接して回転することにより、当該最上位の用紙P2を上段側トレイ60から送り出す。
60にセットされた用紙P2の先端と対向する位置には、分離斜面53が用紙積重方向に
対し開き角を形成するよう配置されており、給送ローラー16の回転により繰り出された
用紙Pの先端が分離斜面53に摺接しつつ下流側に進むことで、次位以降の用紙Pとの予
備的な分離が行われる。尚この分離斜面53は、下段側トレイ50と上段側トレイ60と
で共用される。
ローラー20の下流側には、分離ローラー22と駆動ローラー23とを備えて構成された
分離手段21が設けられている。分離ローラー22は、外周面が弾性材によって形成され
るとともに駆動ローラー23と圧接可能に設けられ、且つ、トルクリミッタ機構により、
所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられている。従って重送されようとする次位以降
の用紙Pが、当該分離ローラー22と駆動ローラー23との間で止められ、即ち重送が防
止される様になっている。
6と、駆動ローラー26との間で用紙Pをニップして従動回転するアシストローラー27
と、を備えて構成された第1中間送り部25が設けられており、この第1中間送り部25
により、用紙Pが更に下流側へと送られる。
方向が反対向きとなるように湾曲反転させる湾曲反転経路を備えており、第1中間送り部
25の下流側には、用紙Pが湾曲反転経路を通過する際の(特に用紙後端が通過する際の
)通紙負荷を軽減する従動ローラー29が設けられている。
32と、駆動ローラー32との間で用紙Pをニップして従動回転するアシストローラー3
3と、を備えて構成された第2中間送り部31が設けられており、この第2中間送り部3
1により、用紙Pが更に下流側へと送られる。
手段5と、記録ヘッド42と、下部案内部材39と、排出手段6と、を備えている。搬送
手段5は、モーターによって回転駆動される搬送駆動ローラー35と、該搬送駆動ローラ
ー35に圧接して従動回転するよう上部案内部材37に軸支される搬送従動ローラー36
とを備えて構成されている。搬送手段5に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラー35と搬
送従動ローラー36とによってニップされた状態で搬送駆動ローラー35が回転すること
により、下流側へと精密送りされる。
査方向(図1の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸41にガイドされながら、図
示しない駆動モーターによって主走査方向に往復動する様に駆動される。尚、キャリッジ
40はインクカートリッジを搭載しない所謂オフキャリッジタイプであり、インクカート
リッジ(図示せず)がキャリッジ40から独立して設けられ、インク供給チューブ(図示
せず)を介してインクカートリッジから記録ヘッド42へとインクが供給されるように構
成されている。
9によって、用紙Pと記録ヘッド42との距離が規定されるようになっている。そして下
部案内部材39の下流側には、記録の行われた用紙Pを排出する排出手段6が設けられて
いる。排出手段6は図示しないモーターによって回転駆動される排出駆動ローラー44と
、当該排出駆動ローラー44に接して従動回転する排出従動ローラー45とを備えて構成
され、記録手段4によって記録の行われた用紙Pは、排出手段6により、装置前方側に設
けられた図示を省略するスタッカへと排出される。
00について詳説する。
用紙カセット100は、上述の通り下段側トレイ50及び上段側トレイ60を備えて構
成され、給送装置3の装置本体3aに対して着脱可能となっている。下段側トレイ50及
び上段側トレイ60は、いずれも用紙収容部を構成し、符号50a、60aはそれぞれト
レイ底面を示している。
設けられ、そのスライド方向はy方向(用紙給送方向)となっている。下段側トレイ50
から用紙を給送する際、即ち下段側トレイ50に収容された用紙に給送ローラー16を接
触させる場合には、上段側トレイ60は退避方向(図2において右方向)に移動される。
逆に、上段側トレイ60から用紙を給送する際、即ち上段側トレイ60に収容された用紙
に給送ローラー16を接触させる場合には、上段側トレイ60は装置奥方(図2において
左方向)に移動される。
、分離斜面53と、を備えて構成される。先端規制壁52及び分離斜面53は、用紙先端
と対向する面が、底面50aから用紙積重方向に対して開き角を形成する様に斜め上方に
延びる傾斜面で形成されている。
であるが、分離斜面53については、その表面が高摩擦面で形成されており、用紙先端が
送り出される際に当該用紙先端が分離斜面53に摺接しながら下流側に進むことにより、
次位以降の用紙との分離が行われるようになっている。
より構成されている。2つの先端規制壁62は、下段側トレイ60に設けられた先端規制
壁52および分離斜面53と同様に、用紙先端と対向する面が、底面60aから用紙積重
方向に対して開き角を形成する様に斜め上方に延びる傾斜面で形成されている。
、上段側トレイ60が装置奥方(図2において左方向)に移動されたとき、2つの先端規
制壁62の間に、下段側トレイ50に形成された分離斜面53が入り込む様になっている
。
先端位置を規制する規制壁としても機能するとともに、上段側トレイ60から送り出され
る用紙が分離斜面53に摺接しながら下流側に進むことにより、次位以降の用紙との分離
が行われるようになっている。つまり、下段側トレイ50に形成された分離斜面53は、
下段側トレイ50と上段側トレイ60とで兼用される構成となっている。
状態では、下段側トレイ50がカセット支持面3bにより支持される(尚、図3では下段
側トレイ50は図示を省略している)。ここで、上段側トレイ60については、その両端
部が上述の通り下段側トレイ50の側壁50b、50cにより支持されるとともに、上段
側トレイ60から用紙を給送する際、即ち上段側トレイ60が前方側に移動された状態で
は、装置本体3aによりその給送方向下流側端部が支持される。
3が形成されており、この被支持部63が、図3の矢印方向で示す様に装置本体3aに対
する取り外し状態から装置本体3aに装着された際、装置本体3aに設けられたトレイ支
持部3cにより支持される様に構成されている。即ち、上段側トレイ60を支持する「上
段側トレイ支持手段」は、下段側トレイ50の側壁50b、50cと、トレイ支持部3c
と、を備えて構成されている。尚、トレイ支持部3cは、下段側トレイ50の下流側端部
領域に所定量入り込む構成となっている。
で説明する。図6において符号500、600はそれぞれ従来技術に係る下段側トレイ、
上段側トレイであり、上段側トレイ600の給送方向下流側端部に形成された被支持部6
30が、下段側トレイ500に形成された支持部54により支持される構成となっている
。
能な構成要素であるため、本来的に、装置本体への装着状態であってもその位置が精密に
定まり難い。従って図6に示す従来構成の様に、下段側トレイ500によって給送方向下
流側端部の高さ方向位置が規定される上段側トレイ600は、装着時の位置に大きなばら
つきが生じ易い。そしてその結果、上段側トレイ600に収容された用紙に対して給紙ロ
ーラーが接する際の力にバラツキが生じ、ノンフィード或いはダブルフィードなどの給送
不良が生じる虞がある。
00の荷重が分離斜面53に掛かることで、分離斜面53の傾斜角度が変化し、分離性能
が低下する虞もある。
下流側端部に形成された被支持部63が、装置本体3aに設けられたトレイ支持部3cに
より支持される構成であるので、この様に装置本体3aの側に設けられたトレイ支持部3
cにより、上段側トレイ60が確実に支持され、その位置が適切且つ精密に定まる。よっ
て、用紙給送時のノンフィード、ダブルフィードなどの給送不良の発生を防止することが
できる。
(給送装置3の基体を構成するフレームの1つ)に形成されているので、より確実に、上
段側トレイ60の位置が適切且つ精密に定まる様になっている。
流側端部を支持するので、上段側トレイ60から送り出される用紙の送り出し角度が適切
に維持され、用紙給送時のノンフィード、ダブルフィードなどの給送不良の発生をより確
実に防止することができる。
、先端が斜め上方に延びるガイド形状を成しているので、用紙カセット100の装着時、
上段側トレイ60が引っ掛かりなく円滑に装着位置に装着される。
ーム部材(不図示)に設けることで、給送ローラー16と上段側トレイ60との間の位置
関係がより精密に定まり、用紙給送時のノンフィード、ダブルフィード等の給紙不良の発
生をより確実に防止することもできる。
)におけるトレイ支持部3cの配置位置を、給送ローラー16と用紙との接触位置、また
はその近傍に設定することで、給送ローラー16が用紙に圧接した際に生じる上段側トレ
イ60の変形を、効果的に防止或いは抑制することもできる。
持部63が前記筒状体に入り込むことにより上段側トレイ60が支持されるよう構成して
も良い。これにより、上段側トレイ60は下方向のみならず上方向、或いは更にこれに加
えて左右方向への変位も拘束されることとなり、上段側トレイ60の位置がより適切且つ
精密に定まる。
が略円筒状の筒状体であり、上段側トレイに形成される被支持部63-1は、この筒状体の
嵌合穴3d-1に嵌合する様な突起形状で形成されている。また、図4(B)に示すトレイ
支持部3c-2、嵌合穴3d-2、被支持部63-2、のこれらは図4(A)に示すトレイ支持
部3c-1、嵌合穴3d-1、被支持部63-1、のそれぞれを高さ方向に伸ばしたものであり
、高さ方向寸法が大きくなっており、荷重支持方向の強度が向上されている。また図4(
C)に示すトレイ支持部3c-3は、嵌合穴3d-3の入口が開口形状となっており、被支持
部63-1を円滑に誘い込む機能を担保している。
に構成しても良い。図5はその様な実施形態を示すものであり、符号50’は当該他の実
施形態に係る下段側トレイを示している。下段側トレイ50’の給送方向下流側端部には
被規制部55が形成されており、装置本体3aの側には、被規制部55が嵌合する規制穴
3eが形成されている。これにより、下段側トレイ50’の給送方向下流側端部の位置が
より適切に定まり、良好な用紙給送結果を得ることができる。
)における被規制部55及び規制穴3eの配置位置を、給送ローラー16と用紙との接触
位置、またはその近傍に設定することで、給送ローラー16が用紙に圧接した際に生じる
下段側トレイ50’の変形を、効果的に防止或いは抑制することもできる。
えば、本実施形態では本発明に係る給送装置3を記録装置の一例としてのインクジェット
プリンターに適用したが、液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドか
らインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機およびファクシミリ等の
記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録
ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記
液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルタ
ー製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FE
D)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に
用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる
。
面、3c トレイ支持部、3d 嵌合穴、3e 規制穴、4 記録手段、5 搬送手段、
6 排出手段、16 給送ローラー、17 揺動部材、18 揺動軸、20 従動ローラ
ー、21 分離手段、22 分離ローラー、23 駆動ローラー、25 第1中間送り部
、26 駆動ローラー、27 アシストローラー、29 従動ローラー、31 第2中間
送り部、32 駆動ローラー、33 アシストローラー、35 搬送駆動ローラー、36
搬送従動ローラー、37 上部案内部材、39 下部案内部材、40 キャリッジ、4
1 キャリッジガイド軸、42 記録ヘッド、44 排出駆動ローラー、45 排出従動
ローラー、50 下段側トレイ、50a 底面、52 先端規制壁、53 分離斜面、5
5 被規制部、60 上段側トレイ、60a 底面、62 先端規制壁、63 被支持部
、63a 嵌合穴、100 用紙カセット、P、P1、P2 記録用紙。
Claims (5)
- 被記録媒体を収容する第1トレイと、
前記第1トレイと比べて給送方向の長さが短く設定され、前記第1トレイの前記給送方
向と直交する方向の両端部で支持され、前記第1トレイに対して前記給送方向にスライド
可能に設けられ、被記録媒体を収容する第2トレイと、
前記第1トレイにおける前記給送方向の下流側の端部において前記第1トレイの底面か
ら前記給送方向の斜め上の方向へ延びるように設けられ、前記第1トレイ及び前記第2ト
レイから送り出された前記被記録媒体を一枚ずつ給送するように分離が行われる分離斜面
と、
を備える被記録媒体カセットを装置本体に対して着脱可能に構成された被記録媒体給送
装置であって、
前記第2トレイを前記第1トレイの前記給送方向における上流端へスライドさせること
によって、前記第1トレイに収納された前記被記録媒体を給送する第1の状態と、
前記第2トレイを前記第1トレイの前記給送方向における下流端へスライドさせること
によって、前記第2トレイに収納された前記被記録媒体を給送する第2の状態と、を切り
換え可能に構成され、
前記被記録媒体カセットが前記装置本体に装着された状態において、前記装置本体の側
における前記被記録媒体カセットの上方に設けられ、
前記第1の状態の際には、前記第1トレイに収納された前記被記録媒体に当接し回転す
ることで、前記第1トレイに収納された前記被記録媒体を給送し、
前記第2の状態の際には、前記第2トレイに収納された前記被記録媒体に当接し回転す
ることで、前記第2トレイに収納された前記被記録媒体を給送する給送ローラーと、
前記給送ローラーが一方の側に回転可能に設けられ、他方の側に設けられた揺動軸を中
心に揺動可能な揺動部材と、
前記被記録媒体カセットが前記装置本体に装着された状態において、前記分離斜面より
前記給送方向の下流側における前記装置本体の側に設けられて、前記第2トレイを支持す
るトレイ支持部と、
前記分離斜面に設けられ、前記トレイ支持部に臨む連通部と、
を備え、
前記第2トレイは、前記第2トレイにおける前記給送方向の下流側の端部に形成され、
前記連通部を介して前記第2の状態において前記装置本体の側に設けられた前記トレイ支
持部によって支持される被支持部を有する、
ことを特徴とする被記録媒体給送装置。 - 請求項1に記載の被記録媒体給送装置であって、
前記給送方向と直交する方向である幅方向における前記トレイ支持部の配置位置は、前
記幅方向における前記給送ローラーと前記第2トレイに収納された前記被記録媒体とが当
接する位置またはその近傍に設定されている、
ことを特徴とする被記録媒体給送装置。 - 請求項1または請求項2に記載の被記録媒体給送装置であって、
前記第2トレイは、前記被支持部における前記給送方向の下流側の端部に形成され、前
記被支持部が前記給送方向の斜め上の方向へ連続して延びるように設けられた傾斜部を有
する、
ことを特徴とする被記録媒体給送装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の被記録媒体給送装置であって、
前記第1トレイは、前記第1トレイにおける前記給送方向の下流側の端部に形成され、
前記第1の状態において前記装置本体の側に設けられた規制部によって規制される被規制
部を備える、
ことを特徴とする被記録媒体給送装置。 - 被記録媒体に記録を行う記録手段を備えた記録装置であって、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の前記被記録媒体給送装置を備えている、
ことを特徴とする記録装置。
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