JP2015012628A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池と電子部品との両方の冷却を実施し、これらの性能発揮に貢献する冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置1は、ジャンクションボックス5の内部に形成され、電子部品51が設けられる電子部品通路53を備える。電子部品通路53は、電池冷却通路30とジャンクションボックス5の外部とを連通させる通路である。送風機6の運転によって電池ケース3内に流入した空気は、電池冷却通路30を流通して電池2を冷却した後、電子部品通路53を流通して電子部品51を冷却し、ジャンクションボックス5の外部に排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池及び電子部品を冷却する冷却装置に関する。
特許文献1には、ケースの内部に収容された電池に対して冷却ファンユニットにより送風し、電池を冷却することが開示されている。また、電池を収容するケースの上部には、電池に電気的に接続されるジャンクションボックスが載置されている。通常、ジャンクションボックスの内部には、リレー、プリチャージ用抵抗等の発熱体が設けられる。
特開2007−296935号公報
特許文献1の装置は、電池を冷却する空気経路を備えるが、ジャンクションボックスに対して冷却用の空気を送風する空気経路を備えない。したがって、ジャンクションボックス内部の上記発熱体を直接的に冷却することができない。特にリレーは、車両走行時には常時通電状態であるため、部品自体の発熱量が大きい。このため、励磁コイル温度が上昇してコイル抵抗が増加し、夏季等のリレーの再起動時に必要な電圧が上昇してしまうという問題がある。また、リレーの発熱により電池が暖められ、電池性能の低下の一因となることがある。
そこで、本発明は、上記点に鑑み、電池と電子部品との両方の冷却を実現し、これらの性能発揮に貢献する冷却装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された冷却装置に係る発明のひとつは、複数個の電池(2)と、電池を収容するケースであって、電池を冷却する空気が流れる電池冷却通路(30)を内部に形成する電池収容ケース(3)と、電池と電気的に接続されて電流制御に関わる電子部品(51)を内部に有するジャンクションボックス(5)と、外部の空気を電池収容ケースの内部に流入させる空気搬送手段(6)と、ジャンクションボックスの内部に形成され、電子部品が設けられる通路であって、電池冷却通路とジャンクションボックスの外部とを連通させる電子部品冷却通路(53)と、を備え、
空気搬送手段は、電池収容ケース内に流入させた空気を、電池冷却通路に流通させて電池を冷却した後、電子部品冷却通路に流通させて電子部品を冷却してからジャンクションボックスの外部に排出することを特徴とする。
この発明によれば、空気搬送手段は、外部の空気が電池冷却通路、電子部品冷却通路を順に流れ、ジャンクションボックスの外部に排出される空気経路を形成する。これにより、強制的に電池収容ケース内に取り入れられる空気は、電池から吸熱した後、ジャンクションボックス内の電子部品や、当該部品に接続される導電性部材から吸熱し、これを外部に放熱することができる。したがって、電子部品の熱によって電池を暖めることを回避できるとともに、電子部品自身の温度上昇も抑制することができる。以上より、本発明によれば、電池と電子部品との両方の冷却を実現し、これらの性能発揮に貢献する冷却装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る冷却装置の構成を示す概要図である。 冷却装置が冷却対象とする電池及び電子部品に関する結線図である。 ジャンクションボックスの平面図である。 ジャンクションボックスのカバーを取り外した状態を示した平面図である。 図3のV−V断面の矢視図である。 図3のVI−VI断面の矢視図である。 ジャンクションボックスのベース部と台座部に形成した連絡通路との位置関係を示す平面図である。
(実施形態)
本発明を適用した実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。この実施形態の冷却装置1は、単電池である電池2を複数個搭載する各種の電気機器に適用することができる。冷却装置1は、複数個の電池2と、電池2と電気的に接続される各種電子部品51と、を少なくとも冷却する装置である。冷却装置1は、具備する部品をパッキングした形態とすることにより電池パックを構成するものであってもよい。
各種電気機器は、蓄電池を有する装置、コンピュータ、車両等である。その一例として、冷却装置1は、内燃機関と電池駆動モータとを組み合わせて走行駆動源とするハイブリッド自動車、モータを走行駆動源とする電気自動車等に用いることができる。この場合、冷却装置1は、走行用モータの駆動電源となる畜電池を備える。
電池2は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池、有機ラジカル電池である。電池2は、外装ケースから外部に突出する正極端子及び負極端子を備える。外装ケースから露出する電極端子であって、隣り合う電池2における異極の端子間は、バスバー等の導電部材によって電気的に接続される。バスバーと電極端子との接続は、例えばネジ締めや、溶接等により行われる。したがって、バスバー等によって電気的に接続された複数個の電池2の両端に配された総端子部は、電力が供給されたり、他の電気機器へ向けて放電したりする。
冷却装置1は、さらに電池2を収容する電池ケース3と、電池2と電気的に接続されて電流制御に関わる電子部品51を内部に有するジャンクションボックス5と、各部を冷却する空気を流す空気搬送手段の一例である送風機6と、を備える。電池ケース3、ジャンクションボックス5、電池管理ユニット4、及び送風機6は、パックケース20の内部に設けられている。冷却装置1は、このパックケース20に包含される装置であり、これを電池パックと称することができる。電子部品51には、図2の結線図に図示する、正極側のメインリレー510、負極側のメインリレー511、プリチャージリレー512、プリチャージ抵抗513、電流センサ514等が含まれる。
複数個の電池2に電気的に繋がる機器は、メインリレー510、メインリレー511、プリチャージリレー512、プリチャージ抵抗513、電流センサ514である。さらに当該機器の一つは、正極側の出力端子520、入力端子522、負極側の出力端子521、入力端子523である。
図2に示すように、出力端子520は、複数個の電池2からなる電池スタックの正極側に位置し、インバータに接続される。出力端子521は、当該電池スタックの負極側に位置し、インバータに接続される。接続端子522は、電池2の正極側とジャンクションボックス5とを接続する端子である。接続端子523は、電池2の負極側とジャンクションボックス5とを接続する端子である。
メインリレー511は、電池スタックにおける負極側の総端子にバスバーを介して接続されるとともに、反対側で出力端子521にバスバーを介して接続されている。プリチャージリレー512とプリチャージ抵抗513は、バスバーを介して直列に接続されている。プリチャージリレー512及びプリチャージ抵抗513は、メインリレー510と並列に接続されている。また、バスバーの代わりに、リード線等の配線を用いるようにしてもよい。
メインリレー510及びプリチャージリレー512の共通結線部分は、電池スタックにおける正極側の総端子にバスバーや配線を介して接続されている。メインリレー510及びプリチャージ抵抗513の共通結線部分は、バスバー等を介して接続されている。このように、各種の電子部品51は、バスバー等によって他の部品と電気的に接続されている。これらのメインリレーは、オンしたときに電池スタック全体が通電状態になり、オフしたときに電池スタック全体が非通電状態になる。
メインリレー510、511、プリチャージリレー512、プリチャージ抵抗513、及び電流センサ514は、ジャンクションボックス5を形成するボックスケース50の内部に設けられている。電池管理ユニット4(Battery Management Unit)は、少なくとも電池2の蓄電量を管理する機器であり、電池2に係る制御を行う電池制御ユニットの一例である。また、電池管理ユニット4は、電池2に関する電流、電圧、温度を監視するとともに、電池2の異常、漏電異常等を管理する機器であってもよい。また、電池管理ユニット4には、電流センサ514によって検出された電流値に係る信号が入力される。電池管理ユニット4は、メインリレー510、511、及びプリチャージリレー512の作動を制御する機器であってもよい。電池管理ユニット4は、車両に搭載された各種の電子制御装置と通信可能に構成されている。
電池ケース3は、複数個の電池2が収容される電池収容空間を形成する筐体であり、電池収容ケースである。電池ケース3は、電池2を冷却する空気が流通する電池冷却通路30を内部に有する。電池冷却通路30は、電池2の外装ケース、電極端子、バスバー、配線等に接触する空気が流れる通路である。電池ケース3には、外部から空気が流入する流入通路301と、電池冷却通路30を流れた空気が流出する流出通路311とが設けられている。流入通路301は、パックケース20の開口部201とダクト200によって連結されるため、パックケース20の外部と連通する。したがって、流出通路311は、開口部201、流入通路301及び電池冷却通路30を介してパックケース20の外部と連通する連絡通路である。
ボックスケース50の内部には、上記の電子部品51が設けられる電子部品通路53が形成されている。電子部品通路53は、電池冷却通路30とジャンクションボックス5の外部、すなわちボックスケース50の外部とを連通させる通路である。電子部品通路53は、接触して電子部品51を冷却する空気が流通する電子部品冷却通路を構成する。電子部品通路53と電池冷却通路30は、台座部31を貫通して形成された流出通路311を介して繋がっている。
電池管理ユニット4及びジャンクションボックス5は、電池ケース3の上部に位置する台座部31に載置されている。各種の電子部品51は、ボックスケース50を介さないで、台座部31に固定されている。台座部31は、例えば、電池ケース3の天板部である。ジャンクションボックス5は、台座部31において、電池管理ユニット4よりも送風機6の吸込み部60に近い位置に設けられている。
さらに、ジャンクションボックス5には、電子部品通路53を流れてきた空気が外部に排出される空気排出部530が設けられている。空気排出部530は、ボックスケース50の壁部を貫通する貫通口部であり、電子部品通路53とボックスケース50の外部とを連通させる。空気排出部530は、吸込み部60に隣接する位置に設けられている。空気排出部530は、吸込み部60に近接し、対面する位置に設けられることが好ましい。
電池管理ユニット4は、ジャンクションボックス5に対して、空気排出部530の反対側に位置するように設けられる。したがって、空気排出部530からボックスケース50の外部に排出される空気は、隣接する吸込み部60に向かうので、反対側に位置する電池管理ユニット4に向かって流れることはない。
送風機6の本体部は、パックケース20の内部に位置する。送風機6の吹出し部61は、パックケース20の外部に露出するように設けられている。したがって、送風機6を運転すると、吸込み部60から吸い込まれた空気がパックケース20の外部に排出されることになる。この吸引流により、パックケース20の外部の空気は、開口部201、流入通路301を通じて電池冷却通路30に流入し、電池冷却通路30を流通する過程で複数個の電池2から吸熱して冷却する。複数個の電池2を冷却した後の空気は、流出通路311を通ってボックスケース50内の電子部品通路53に流入する。電子部品通路53を流通する空気は、各種の電子部品51に接触してこれらを冷却した後、空気排出部530から流出し、吸込み部60に吸い込まれる。
図3は、ジャンクションボックス5を上から見た平面図である。図3に図示するように、ボックスケース50は、下部に位置するベース部502と、ベース部502を上方から部分的に覆うカバー部501とを一体に組み立てることにより、形成される。ボックスケース50は、ベース部502が電池ケース3に取り付けられることによって、電池ケース3に固定されている。
次に、ボックスケース50に内部に設けた電子部品通路53について図4〜図7を参照して説明する。図4は、図3に図示する状態からカバー部501を取り外した状態を示した平面図である。なお、図4において、メインリレー510、メインリレー511、プリチャージリレー512には、見やすくするため、格子状のハッチングを付している。
メインリレー510、メインリレー511、プリチャージリレー512、プリチャージ抵抗513、電流センサ514は、電子部品通路53の所定の位置に配置されている。電子部品通路53は、ボックスケース50に形成された複数の通路入口部と一つの通路出口部を有する。電子部品通路53は、ボックスケース50内で、入口が複数であり、出口が入口の個数よりも少ない複数の通路を構成する。また、電子部品通路53は、ボックスケース50内で、入口が複数であって出口が一つである複数の通路を構成するようにしてもよい。すなわち、各通路入口部は、一つの通路出口部に通じている。各通路入口部は、流出通路311に接続されている。
したがって、電池冷却通路30を流出して流出通路311を通過した空気は、各通路入口部から電子部品通路53に流入する。そして、各通路入口部から流入した空気は、複数の通路を流通し、空気流れが集まるように、入口の個数よりも減少した個数の出口からボックスケース50の外部へ流出する。
複数の通路入口部は、ボックスケース50の下部に位置する平板状のベース部502を貫通する複数の開口部を形成することにより設けられている。例えば、以下、図4に図示するように、メインリレー510が設けられる通路の通路入口部は、入口部5021である。メインリレー511が設けられる通路の通路入口部は、入口部5022である。プリチャージリレー512が設けられる通路の通路入口部は、入口部5023である。
図4及び図7に示すように、各入口部は、対応する電子部品51の下方に開口する。メインリレー510、メインリレー511、プリチャージリレー512、電流センサ514に対応する各入口部は、各電子部品の外形に対応したサイズ、または外形よりも大きいサイズの開口部を形成する。
各電子部品51に対応する入口部は、台座部31を貫通して形成された流出通路311に連通するように設けられている。流出通路311は、台座部31に複数個設けられている。流出通路311には、電子部品51の下方で開口する通路を含む。
図7に示すように、複数個の流出通路311には、メインリレー510、メインリレー511、プリチャージリレー512のそれぞれの下方で開口する通路を含んでいる。ベース部502に形成された入口部5021〜5026のそれぞれは、いずれかの流出通路311に繋がるように設けられる。
図5及び図6に示すように、各電子部品51の周囲及び各バスバーの周囲には、入口部5021〜5023を通過して電子部品通路53に流入した空気が空気排出部530に向かって流れる。図5は、図3に図示するV−V断面を矢印の方向に見た断面図である。図5は、メインリレー510、電流センサ514のそれぞれが存在する通路を流れてきた空気が合流し、空気排出部530に向かう流れを形成する電子部品通路53を示している。バスバー5101は、メインリレー510と電流センサ514のコア穴部を貫通し、出力端子520に電気的に接続する導電性部材である。バスバー5102は、メインリレー510と入力端子522に接続される導電性部材である。メインリレー511と出力端子521はバスバーを介して接続される。バスバー5101,5102は、メインリレー510,511や電流センサ514の上部に位置する。さらにバスバー5101,5102は、ボックスケース50内に形成される電子部品通路53のうち、ジャンクションボックス5内で上部に位置する通路部分に設けられる。
図6は、図3に図示するVI−VI断面を矢印の方向に見た断面図である。図6には、流出通路311から流入した空気がメインリレー510、メインリレー511のそれぞれの周囲を流れる電子部品通路53が示されている。
したがって、電池冷却通路30を流通してきた空気は、複数個の流出通路311を経て、各入口部5021〜5023から電子部品通路53に流入する。当該空気は、電子部品通路53を流通する過程で各電子部品51に接触することで各電子部品51及びバスバー5101,5102等を冷却する。このとき、電子部品通路53を流通する空気は、ボックスケース50の内部を下部から上部に向けて流れながら、空気排出部530に向かう。そして、冷却後の空気は、送風機6の吸引力にしたがって、空気排出部530からボックスケース50の外部に排出されて、吸込み部60に吸い込まれる。
また、冷却装置1は、車両の車室内に設けられる座席の下方に設置することができる。例えば、冷却装置1は、電池ケース3をジャンクションボックス5よりも下方に位置させる姿勢で、車室内の座席の下に設置される。また、座席の下方の冷却装置1を設置する空間は、トランクルームよりも下方のトランクルーム裏空間に連通させるようにしてもよい。また当該設置空間は、車外に連通するようにも構成できる。この構成によれば、送風機6の運転による強制風により電池2、電子部品51の順に吸熱した空気は、車室外に放熱し、車室内に対する熱負荷を軽減することができる。
上記の実施形態によれば、冷却装置1は、ジャンクションボックス5の内部に形成され、電子部品51が設けられる電子部品通路53を備える。電子部品通路53は、電池冷却通路30とジャンクションボックス5の外部とを連通させる通路である。送風機6の運転によって電池ケース3内に流入した空気は、電池冷却通路30を流通して電池2を冷却した後、電子部品通路53を流通して電子部品51を冷却し、ジャンクションボックス5の外部に排出される。
この構成によれば、空気搬送手段である送風機6は、外部の空気が電池冷却通路30、電子部品通路53を順に流れ、ジャンクションボックス5の外部に排出される空気経路を形成する。これによれば、強制的に電池ケース3内に取り入れられる空気は、電池2から吸熱した後、ボックスケース50内の電子部品51、当該部品に接続される導電性部材等から吸熱し、この熱を外部に放出する。したがって、電子部品51の熱によって電池2を暖めてしまうことを回避できる上に、電子部品51自身の温度上昇も抑制することができる。したがって、冷却装置1によれば、電池2と電子部品51との両方の冷却を効果的実施し、これらの部品の性能発揮に貢献することができるのである。
電池ケース3の上部に位置する台座部31には、台座部31を貫通し電池冷却通路30と電子部品通路53とを連結する流出通路311が形成される。電子部品51に電気的に接続されるバスバー5101は、電子部品51の上部に位置し、かつ電子部品通路53のうち、ジャンクションボックス5内で上部に位置する通路部分に設けられる。
この構成によれば、電池ケース3の上方にジャンクションボックス5を設置することにより、電池冷却通路30で電池2から吸熱した空気を上方の電子部品通路53に流す空気経路を構成できる。さらに電子部品51の発熱が伝わるバスバー5101,5102を電子部品51の上部であって、上部に位置する通路に位置させることにより、各バスバーの熱を、熱が伝わりやすい上方へ効果的に放熱させることができる。したがって、バスバー5101,5102を介した効果的な電子部位51の放熱経路を有する冷却装置1を提供できる。
また、バスバー5101,5102は、電子部品通路53において、通路に沿うように設けられることが好ましい。これによれば、バスバーを電子部品通路53に長く存在させることにより、電子部品51の空気冷却面積をより大きくする冷却装置1を提供できる。
また、電子部品51は、メインリレー510、メインリレー511、及びプリチャージリレー512の少なくとも一つであることが好ましい。これによれば、電池2を冷却するとともに、リレーの発熱量が大きな部品の温度上昇を抑制することができる冷却装置1を提供できる。さらに、電池2の冷却とともに、リレーの励磁コイル温度の上昇を抑制できるので、リレーを再起動する際の必要な電圧を低減することもできる。
また、流出通路311は、複数個設けられ、電子部品51の下方で開口する通路であることが好ましい。これによれば、電池冷却通路30を流れてきた空気を、流出通路311を介してスムーズに電子部品51に接触させることができる。また、電池冷却通路30を流れてきた空気を電子部品51の下面に直接当てることができる。したがって、電池冷却通路30から電子部品通路53に移動する際の空気抵抗を抑制することができる。また、当該空気を電子部品51の下部から上部にかけて流すことができるので、電子部品51のほぼ全体に空気を接触させることが可能である。したがって、電子部品51の冷却効果を高める空気流れを形成できる。
電池管理ユニット4は、ジャンクションボックス5の空気排出部530とは反対側で、ジャンクションボックス5に隣接するように設けられる。この構成によれば、電子部品通路53を流通して空気排出部530から外部に排出される空気は、送風機6の吸引力によって、吸込み部60に向けて流れる。したがって、空気排出部530から吸込み部60に向かう空気流れが形成されるため、電子部品51を冷却した後の空気が、反対側に位置する電池管理ユニット4に向かって流れることはなく、当該空気によって電池管理ユニット4が暖められてしまうことを防止できる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記実施形態において、空気排出部530は、吸込み部60に隣接する位置に設けられるが、この形態に限定されない。空気排出部530と吸込み部60は、電子部品通路53の空気が吸込み部60に吸い込まれる程度の位置関係にあればよい。また、空気排出部530と吸込み部60は、ダクトによって直接接続される形態でもよい。
上記実施形態において、電子部品通路53は、ボックスケース50内で、入口が複数であり、出口が一つである複数の通路を構成するが、この形態に限定されない。例えば、電子部品通路53は、ボックスケース50内で、入口が複数であり出口が複数である複数の通路を構成してもよい。
上記実施形態で説明した冷却装置1は、電池ケース3を下方に、ジャンクションボックス5を上方に位置する姿勢で車両等に配置されているが、この形態に限定されない。例えば、冷却装置1の設置姿勢は、電池ケース3を上方に、ジャンクションボックス5を下方に位置する姿勢であったり、電池ケース3とジャンクションボックス5とが横方向に並ぶ姿勢であったりしてもよい。
上記実施形態において、送風機6は、電池冷却通路30及び電子部品通路53よりも空気流れ下流に位置するように設けられているが、この形態に限定されない。送風機6は、電池冷却通路30及び電子部品通路53よりも空気流れ上流に位置する形態でもよい。
上記実施形態において、送風機6は、パックケース20の内部に収容されているが、この形態に限定されない。送風機6は、パックケース20の外部に設けられて、電池冷却通路30及び電子部品通路53に対して、空気流れの上流または下流に位置する形態でもよい。
上記実施形態において、電池スタックを構成する複数個の電池2は、ケースの収容空間で、隣接する単電池間に隙間を設けずに接触させた状態で設置される形態でもよいし、電池間に所定の隙間をあけて設置するようにしてもよい。
2…電池
3…電池ケース(電池収容ケース)
5…ジャンクションボックス
6…送風機(空気搬送手段)
30…電池冷却通路
51…電子部品
53…電子部品通路(電子部品冷却通路)

Claims (5)

  1. 複数個の電池(2)と、
    前記電池を収容するケースであって、前記電池を冷却する空気が流れる電池冷却通路(30)を内部に形成する電池収容ケース(3)と、
    前記電池と電気的に接続されて電流制御に関わる電子部品(51)を内部に有するジャンクションボックス(5)と、
    外部の空気を前記電池収容ケースの内部に流入させる空気搬送手段(6)と、
    前記ジャンクションボックスの内部に形成され、前記電子部品が設けられる通路であって、前記電池冷却通路と前記ジャンクションボックスの外部とを連通させる電子部品冷却通路(53)と、
    を備え、
    前記空気搬送手段は、前記電池収容ケースの内部に流入させた空気を、前記電池冷却通路に流通させて前記電池を冷却した後、前記電子部品冷却通路に流通させて前記電子部品を冷却してから前記ジャンクションボックスの外部に排出することを特徴とする冷却装置。
  2. 前記電子部品(510,511)に接続されるバスバー(5101,5102)を備え、
    前記ジャンクションボックスは、前記電池収容ケースの上部に位置する台座部(31)に載置され、
    前記台座部には、前記台座部を貫通し前記電池冷却通路と前記電子部品冷却通路とを連結する連絡通路(311)が形成され、
    前記バスバーは、前記電子部品の上部に位置し、かつ、前記電子部品冷却通路のうち、前記ジャンクションボックスの内部であって上部に位置する通路部分に設けられることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記電子部品は、リレー(510,511,512)であることを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記連絡通路(311)は、複数個設けられ、前記電子部品の下方で開口する通路を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷却装置。
  5. 少なくとも前記電池の蓄電量を管理する電池制御ユニット(4)を備え、
    前記電池制御ユニットは、前記ジャンクションボックスに対して、前記電子部品冷却通路を流れる空気が外部に向けて排出される前記ジャンクションボックスの空気排出部(530)とは反対側に位置するように設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の冷却装置。
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