JP2015010746A - 粒子供給装置、清掃方法及び清掃装置 - Google Patents

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秀幸 植木
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【課題】簡単な構成で、流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給する粒子供給管内における流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給すること。【解決手段】廃棄物を加熱するための流動粒子を流動床式ガス化炉に供給するための粒子供給装置(40)であって、その内部を流動粒子が流れるとともに流動床式ガス化炉に接続される粒子供給管(42)と、粒子供給管(42)内にガスを噴射するガス噴射部(46)と、を備え、ガス噴射部(46)は、ガス噴射部(46)から噴射された噴射ガスによって流動粒子を粒子供給管(42)の内面に衝突させる気流を粒子供給管(42)内に形成する姿勢で粒子供給管(42)に接続されること。【選択図】図2

Description

本発明は、流動床式ガス化炉内に流動粒子を供給する粒子供給装置、粒子供給管の清掃方法及び粒子供給管の清掃装置に関するものである。
従来、流動床式ガス化炉を備えた廃棄物処理システムが知られている。前記流動床式ガス化炉は、流動粒子により構成される流動層を備え、この流動層に投入された廃棄物を加熱することによって当該廃棄物をガス化させる。
この廃棄物処理システムでは、流動床式ガス化炉から不燃物とともに排出された流動粒子は、再び流動床式ガス化炉内に戻されることにより循環使用される。例えば、特許文献1には、珪砂等の流動粒子を収容するとともに廃棄物をガス化させる流動床式ガス化炉と、この流動床式ガス化炉から不燃物とともに流動粒子を排出する排出装置と、不燃物と流動粒子の混合物から流動粒子を分離する砂分級装置と、砂分級装置により分離された流動粒子を上方に搬送する砂循環エレベータと、流動床式ガス化炉に接続された粒子供給管と、を備えた廃棄物処理システムが開示されている。砂循環エレベータにより搬送された流動粒子は、粒子供給管を通じて再び流動床式ガス化炉内へ供給される。また、流動床式ガス化炉内での廃棄物の熱分解により発生した可燃性のガスは、当該流動床式ガス化炉の下流側で適宜処理される。
特開2012−007763号公報
特許文献1に記載されるような廃棄物処理システムでは、粒子供給管内に流動粒子の詰まりが生じる場合がある。そのメカニズムは、次のとおりである。
通常、前記廃棄物処理システムでは、流動床式ガス化炉から排出された不燃物のうち砂分級装置で分離し切れなかった針金等の針状の不燃物を含む小さな微小不燃物は、流動粒子とともに砂循環エレベータで上方に搬送され、粒子供給管から再びガス化炉内に戻される。一方で、流動床式ガス化炉内でチャー(炭化物)等の粘着性の物質が生成され、この物質がガス化炉側から粒子供給管内に入り込むことにより粒子供給管の内面に付着する場合がある。この粘着性物質は、粒子供給管に順次送られる微小不燃物を捕獲して粒子供給管内に堆積せしめ、これにより粒子供給管内を閉塞して流動粒子の詰まりを引き起こすおそれがある。
粒子供給管内に詰まりが生じた場合、廃棄物処理システムの駆動を停止と、その後の粒子供給管の内面に付着した粘着性物質及び微小不燃物の除去とが必要となる。このことは、廃棄物の処理効率を著しく低下させる。
本発明の目的は、簡単な構成で、流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給する粒子供給管内における流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明者らは、前記粒子供給管内を流れる流動粒子を利用して当該粒子供給管内への前記粘着性物質の付着を抑制することに想到した。具体的に、本発明は、廃棄物を加熱するための流動粒子を流動床式ガス化炉に供給するための粒子供給装置であって、その内部を前記流動粒子が流れるとともに前記流動床式ガス化炉に接続される粒子供給管と、前記粒子供給管内にガスを噴射するガス噴射部と、を備え、前記ガス噴射部は、当該ガス噴射部から噴射された噴射ガスによって前記流動粒子を前記粒子供給管の内面に衝突させる気流を当該粒子供給管内に形成する姿勢で当該粒子供給管に接続される粒子供給装置を提供する。
本発明によれば、ガス噴射部が噴射する噴射ガスにより形成される気流によって流動粒子が粒子供給管の内面に衝突することにより、当該粒子供給管の内面への粘着性物質の付着、及びこれに起因する粒子供給管内への微小不燃物の堆積が抑制され、これにより粒子供給管内への流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給することが可能となる。したがって、粒子供給管内を流れる流動粒子を有効利用することにより、粒子供給管内へのガスの噴射のみによって、当該粒子供給管の内面への粘着性物質の付着、及び粒子供給管内への微小不燃物の堆積、すなわち、微小不燃物による粒子供給管内の閉塞の抑制が可能となる。よって、簡単な構成で粒子供給管内における流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給することが可能となる。
この場合において、前記ガス噴射部は、前記噴射ガスの噴射方向が前記流動床式ガス化炉に向かう方向となる姿勢で前記粒子供給管に接続されることが好ましい。
このようにすれば、流動床式ガス化炉への流動粒子の供給を阻害することなく当該流動粒子を円滑に流動床式ガス化炉に供給する気流の形成が可能となる。
また、本発明において、前記ガス噴射部は、前記気流が前記流動粒子を前記粒子供給管の内面に接触させながら当該粒子供給管内を螺旋状に旋回させる旋回流となる姿勢で前記粒子供給管に接続されることが好ましい。
このようにすれば、粒子供給管の内面への粘着性物質の付着がより広範囲にわたって抑制される。
具体的に、前記粒子供給管は、円筒状の内周面を有する円筒部を有し、前記ガス噴射部は、前記噴射ガスの噴射方向が当該噴射ガスの噴射起点と前記円筒部の中心軸とを通りかつ当該中心軸に沿う方向の面に対して傾斜する姿勢で前記円筒部に接続されることが好ましい。
このようにすれば、容易に前記円筒部内に旋回流を生じさせることができる。
また、本発明は、廃棄物を加熱するための流動粒子を流動床式ガス化炉に供給する粒子供給管内を清掃する清掃方法であって、前記流動粒子を前記粒子供給管の内面に衝突させる気流を前記粒子供給管内に形成するように当該粒子供給管にガスを噴射する清掃方法を提供する。
本発明では、粒子供給管内に噴射された噴射ガスにより形成される気流によって流動粒子が粒子供給管の内面に衝突することにより、当該粒子供給管の内面への粘着性物質の付着、及びこれに起因する粒子供給管内への微小不燃物の堆積が抑制される。つまり、粒子供給管内を流れる流動粒子を有効利用することにより、粒子供給管内へのガスの噴射のみによって、当該粒子供給管の内面への粘着性物質の付着、及び粒子供給管内への微小不燃物の堆積、すなわち、微小不燃物による粒子供給管内の閉塞の抑制が可能となる。よって、簡単な構成で粒子供給管内における流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給することが可能となる。
さらに、本発明は、廃棄物を加熱するための流動粒子を流動床式ガス化炉に供給する粒子供給管内を清掃する清掃装置であって、前記粒子供給管に供給するガスを収容するガス収容部と、前記ガスを前記粒子供給管内に噴射するガス噴射部と、を備え、前記ガス噴射部は、前記ガス収容部から供給される前記ガスによって前記流動粒子を前記粒子供給管の内面に衝突させる気流を当該粒子供給管内に形成するように当該粒子供給管に接続される清掃装置を提供する。
本発明では、流動粒子を粒子供給管の内面に衝突させる気流を粒子供給管内に形成することができ、これにより粒子供給管の内面への粘着性物質の付着、及びこれに起因する粒子供給管内への微小不燃物の堆積が抑制される。つまり、粒子供給管内を流れる流動粒子を有効利用することにより、粒子供給管内へのガスの噴射のみによって、当該粒子供給管の内面への粘着性物質の付着、及び粒子供給管内への微小不燃物の堆積、すなわち、微小不燃物による粒子供給管内の閉塞の抑制が可能となる。よって、簡単な構成で粒子供給管内における流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、簡単な構成で、流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給する粒子供給管内における流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給することが可能となる。
本発明の一実施形態の廃棄物処理システムの概略を示す図である。 図1に示す廃棄物処理システムの粒子供給装置の概略を示す図である。 (a)粒子供給管とガス噴射部との接続関係を示す平面図である。(b)粒子供給管とガス噴射部との接続部を含む断面図である。 (a)粒子供給管とガス噴射部との接続関係の変形例を示す平面図である。(b)粒子供給管とガス噴射部との接続部を含む断面図である。
本発明の一実施形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1に示されるように、本実施形態の廃棄物処理システム10は、流動床式ガス化炉20と、排出装置32と、粒子分級装置34と、粒子循環エレベータ36と、粒子供給装置40とを備えている。
流動床式ガス化炉20は、炉床から流動化ガスを供給することによって砂等の流動粒子による流動層12が形成され、この流動層12の温度を、例えば450〜650℃に維持しながら流動層12に投入される廃棄物を低温熱分解することにより、廃棄物から可燃性のガスを発生させる炉である。流動床式ガス化炉20は、筒状の側壁22と、この側壁22の下端に接続された底壁24と、側壁22の上端に接続された上壁26とを有する。
側壁22は、廃棄物を投入するための廃棄物投入口22aと、流動粒子を導入するための粒子導入口22bとを有する。粒子導入口22bは、廃棄物投入口22aよりも上方に形成されている。廃棄物は、図示しない廃棄物ホッパ及び廃棄物供給装置を介して廃棄物投入口22aを通じて当該ガス化炉内へ供給される。
底壁24は、廃棄物のうちの流動粒子の加熱により熱分解されなかった不燃物と流動粒子との混合物を当該ガス化炉外へ排出する混合物排出口24aを有する。底壁24には、多数のガス噴射口をもつ分散板が設けられ(図示せず)、当該ガス噴射口を通じて流動粒子に向けて流動化ガスが吹き込まれることにより、流動粒子が流動する流動層12が形成される。
上壁26は、廃棄物の熱分解により生じた可燃性のガスを当該ガス化炉外へ排出するガス排出口26aを有する。このガス排出口26aから排出された可燃性のガスは、流動床式ガス化炉20の下流側で適宜処理される。
排出装置32は、前記混合物を流動床式ガス化炉20から排出する装置である。この排出装置32は、底壁24の混合物排出口24aの下方に設けられ、この混合物排出口24aから落下してきた混合物を粒子分級装置34へ送る。例えば、前記混合物は、排出装置32のスクリュー押し込み機によって粒子分級装置34へ送られる。
粒子分級装置34は、排出装置32から送られてきた混合物から流動粒子を分離する。なお、ここで分離された不燃物は、別途処理される。
粒子循環エレベータ36は、粒子分級装置34で分離された流動粒子を側壁22の粒子導入口22bよりも上方に搬送する。
粒子供給装置40は、粒子循環エレベータ36によって搬送された流動粒子を流動床式ガス化炉20内へ供給する装置である。以下、粒子供給装置40について、図1から図3を参照しながら説明する。
本実施形態の粒子供給装置40は、流動床式ガス化炉20内に流動粒子を供給する粒子供給管42と、圧縮ガスを収納するガス収容部44と、粒子供給管42内に前記圧縮ガスを噴射するガス噴射部46と、ガス収容部44内の圧縮ガスをガス噴射部46へ送るガス供給流路48と、このガス供給流路48に設けられた電磁弁49とを備えている。
粒子供給管42は、本実施形態では、円管により構成されている。つまり、粒子供給管42は、全長にわたって円筒状の内周面を有している。この粒子供給管42は、側壁22の粒子導入口22bに接続されている。より具体的には、粒子供給管42は、粒子循環エレベータ36からこの粒子供給管42内に搬送された流動粒子が自重で当該粒子供給管42内を通って流動床式ガス化炉20内に流入するように側壁22に対して傾斜する姿勢で側壁22に接続されている。
ガス噴射部46は、粒子供給管42に接続される。このガス噴射部46は、ガス供給流路48を通じてガス収容部44から供給される圧縮ガスを粒子供給管42内に向けて所定方向に噴射する。圧縮ガスは、電磁弁49が開いたときにガス噴射部46に供給され、粒子供給管42内に噴射される。すなわち、圧縮ガスの噴射期間は、電磁弁49の開閉により制御可能である。例えば、圧縮ガスは、一定のインターバルをおいて間欠的に噴射されてもよい。あるいは、電磁弁49が省略され、圧縮ガスが常に粒子供給管42内に供給されるようにしてもよい。ただし、本実施形態のように電磁弁49の開閉を制御する構成とすることにより、上記のようにガス収容部44内に圧縮ガスが収容される構成の場合、ガス収容部44内の圧縮ガスの消費を抑えてその圧力を所定値以上に維持することが容易となる。
ガス噴射部46は、ガス噴射部46から噴射された噴射ガスによって流動粒子を粒子供給管42の内面に衝突させる気流を当該粒子供給管42内に形成する姿勢で粒子供給管42に接続される。より具体的には、ガス噴射部46は、前記気流が流動粒子を粒子供給管42の内面に接触させながら当該粒子供給管42内を螺旋状に旋回させる旋回流となる姿勢で粒子供給管42に接続される。
本実施形態では、図2に示されるように、ガス噴射部46は、当該ガス噴射部46から噴射された噴射ガスの噴射方向が流動床式ガス化炉20に向かう方向となる姿勢、すなわち、噴射ガスの噴射起点S(本実施形態ではガス噴射部46の先端位置)を通りかつ粒子供給管42をその中心軸に垂直な方向に横切る第一基準面P1に対して前記噴射方向が流動床式ガス化炉20側に傾斜する姿勢で粒子供給管42に接続される。具体的には、ガス噴射部46は、前記第一基準面P1と前記噴射方向とのなす角αが5度〜60度となる姿勢で粒子供給管42に接続されることが好ましい。角αは、15度〜60度とすることがより好ましく、30度〜45度とすることがさらに好ましい。角αは、前記旋回流の軸方向の成分の大きさを決定する要素である。
ここで、「噴射方向」とは、噴射ガスの噴射形態からみてその噴射の主たる方向と認められる方向を意味する。例えば、ガス噴射部46から、噴射ガスがその噴射起点Sから特定の噴射領域に広がるような噴射角をもって円錐状、あるいは扇形状に噴射される場合、その噴射領域の中央を通る直線の方向が噴射方向に相当する。
さらに、図3(a)及び図3(b)に示されるように、ガス噴射部46は、前記噴射方向が前記噴射起点Sと前記粒子供給管42の中心軸とを通りかつ当該中心軸に沿う方向の第二基準面P2に対して傾斜する姿勢で粒子供給管42に接続される。具体的には、ガス噴射部46は、前記第二基準面P2と前記噴射方向とのなす角βが3度〜90度となる姿勢で粒子供給管42に接続されることが好ましい。角βは、3度〜60度とすることがより好ましく、3度〜30度とすることがさらに好ましい。角βは、前記旋回流の周方向の成分の大きさを決定する要素である。つまり、角α及び角βの調整により、粒子供給管42内に形成される旋回流のピッチの調整が可能となる。
次に、廃棄物処理システム10の動作について説明する。
底壁24に形成されたガス噴射口を通じて流動化ガスが吹き込まれることにより、流動床式ガス化炉20内に流動層12が形成される。そして、側壁22の廃棄物投入口22aより投入された廃棄物は、流動層12で加熱されることで熱分解される。このとき発生した可燃性のガスは、ガス排出口26aから排出される。一方で、廃棄物のうち流動層12で熱分解されなかった不燃物は、流動粒子とともに混合物排出口24aから排出装置32へ排出される。
混合物排出口24aから排出された不燃物と流動粒子との混合物は、排出装置32により粒子分級装置34へ送られ、ここで流動粒子が分離される。その流動粒子は、粒子循環エレベータ36で粒子供給管42よりも上方に搬送される。なお、粒子分級装置34で分離された不燃物は、別途処理される。
そして、粒子循環エレベータ36により上方に搬送された流動粒子は、粒子供給管42を介して再び流動床式ガス化炉20へ供給される。このとき、流動床式ガス化炉20から排出された不燃物のうち粒子分級装置34で分離し切れなかった針金等の小さな微小不燃物も、流動粒子とともに粒子循環エレベータ36で上方に搬送され、粒子供給管42内へ送られる。
一方で、流動床式ガス化炉20内でチャー(炭化物)等の粘着性の物質が生成され、この物質が流動床式ガス化炉20側から粒子導入口22bを通じて粒子供給管42内に流入することにより粒子供給管42の内面に付着する場合がある。この粘着性物質は、粒子供給管42に順次送られる微小不燃物を捕獲して粒子供給管42内に堆積せしめ、これにより粒子供給管42内を閉塞して流動粒子の詰まりを引き起こすおそれがある。
本実施形態の粒子供給装置40は、粒子供給管42内を流れる流動粒子を有効利用することにより、粒子供給管42内の詰まりの発生が抑制されるように当該粒子供給管42の内面への粘着性物質の付着の抑制、及び既に付着した粘着性物質の除去をしながら流動床式ガス化炉20へ流動粒子を供給するものである。以下、その方法(粒子供給管42内の清掃方法)について説明する。
まず、ガス噴射部46を、上記のように、前記噴射ガスの噴射方向が第一基準面P1に対して角αだけ傾斜し、かつ、第二基準面P2に対して角βだけ傾斜する姿勢で粒子供給管42に接続する。そして、電磁弁49を開くことにより、ガス収容部44の圧縮ガスをガス噴射部46から粒子供給管42内に噴射する。これにより、粒子供給管42内には、当該粒子供給管42内を螺旋状に旋回する気流である旋回流が形成される。そのため、粒子供給管42内を流れる流動粒子は、粒子供給管42の内面に接触しながら螺旋状に旋回して流動床式ガス化炉20内へ向かう。このとき、流動粒子が強い圧力で粒子供給管42の内面に衝突することにより、当該内面に付着した粘着性物質を削り取るいわゆるサンドブラスト処理に類する現象が生じる。また、粒子供給管42へ送られてくる粘着性物質とこの粒子供給管42の内面との間への流動粒子の存在が、当該内面への粘着性物質の付着を抑制する。すなわち、本実施形態では、ガス収容部44、ガス噴射部46、ガス供給流路48及び電磁弁49が、粒子供給管42内の清掃装置43を構成する。
以上説明したように、本実施形態の粒子供給装置40では、ガス噴射部46が噴射する噴射ガスにより形成される気流によって流動粒子が粒子供給管42の内面に衝突することにより、当該粒子供給管42の内面への粘着性物質の付着、及びこれに起因する粒子供給管42内への微小不燃物の堆積が抑制され、これにより粒子供給管42内への流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉へ流動粒子を供給することが可能となる。したがって、粒子供給管42内を流れる流動粒子を有効利用することにより、粒子供給管42内へのガスの噴射のみによって、当該粒子供給管42の内面への粘着性物質の付着、及び粒子供給管42内への微小不燃物の堆積、すなわち、微小不燃物による粒子供給管42内の閉塞の抑制が可能となる。よって、簡単な構成で粒子供給管42内における流動粒子の詰まりを抑制しながら流動床式ガス化炉20へ流動粒子を供給することが可能となる。
また、上記施形態では、ガス噴射部46は、前記噴射ガスの噴射方向が流動床式ガス化炉20に向かう方向となる姿勢で粒子供給管42に接続されることから、流動床式ガス化炉20への流動粒子の供給を阻害することなく当該流動粒子を円滑に流動床式ガス化炉20に供給する気流の形成が可能となる。
また、上記実施形態では、ガス噴射部46は、前記気流が流動粒子を粒子供給管42の内面に接触させながら当該粒子供給管42内を螺旋状に旋回させる旋回流となる姿勢で粒子供給管42に接続されることから、粒子供給管42の内面への粘着性物質の付着がより広範囲にわたって抑制される。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、図3(a)及び(b)に示されるように、ガス噴射部46が粒子供給管42の上端部に接続された例が示されたが、図4(a)及び(b)に示されるように、ガス噴射部46は、粒子供給管42の上端部から当該粒子供給管42の周方向に離間した位置に接続されてもよい。この例では、噴射ガスの噴射方向が下向きとなるようにガス噴射部46が粒子供給管42に接続されているが、ガス噴射部46の位置が粒子供給管42の上端部からオフセットされている分、前記噴射方向と第二基準面P2(前記噴射起点Sと前記粒子供給管42の中心軸とを通りかつ当該中心軸に沿う方向の面)との間に角βが形成され、これにより上記実施形態と同様に粒子供給管42内に旋回流を形成することが可能となっている。
また、上記実施形態の粒子供給管42は、全長にわたって円筒状の内周面を有する構成であるが、粒子供給管42の形状はこれに限られない。例えば、粒子供給管42の一部のみが円筒状の内周面を有する円筒部を構成し、その他の部位は湾曲していてもよい。この場合、前記円筒部にガス噴射部46が接続されることが好ましい。あるいは、粒子供給管42の全体が緩やかに、すなわち小さな曲率で湾曲していてもよい。
また、流動床式ガス化炉20の形状等は、本実施形態に記載の形状に限定されず、どのような形状であってもよい。例えば、側壁22の断面形状が円形や矩形であってもよく、また、混合物排出口24aの位置も特に限定されない。
10 廃棄物処理システム
12 流動層
20 流動床式ガス化炉
22 側壁
22a 廃棄物投入口
22b 粒子導入口
24 底壁
24a 混合物排出口
26 上壁
26a ガス排出口
32 排出装置
34 粒子分級装置
36 粒子循環エレベータ
40 粒子供給装置
42 粒子供給管
43 清掃装置
44 ガス収容部
46 ガス噴射部
48 ガス供給流路
49 電磁弁

Claims (6)

  1. 廃棄物を加熱するための流動粒子を流動床式ガス化炉に供給するための粒子供給装置であって、
    その内部を前記流動粒子が流れるとともに前記流動床式ガス化炉に接続される粒子供給管と、
    前記粒子供給管内にガスを噴射するガス噴射部と、を備え、
    前記ガス噴射部は、当該ガス噴射部から噴射された噴射ガスによって前記流動粒子を前記粒子供給管の内面に衝突させる気流を当該粒子供給管内に形成する姿勢で当該粒子供給管に接続される粒子供給装置。
  2. 請求項1に記載の粒子供給装置において、
    前記ガス噴射部は、前記噴射ガスの噴射方向が前記流動床式ガス化炉に向かう方向となる姿勢で前記粒子供給管に接続される粒子供給装置。
  3. 請求項2に記載の粒子供給装置において、
    前記ガス噴射部は、前記気流が前記流動粒子を前記粒子供給管の内面に接触させながら当該粒子供給管内を螺旋状に旋回させる旋回流となる姿勢で前記粒子供給管に接続される粒子供給装置。
  4. 請求項3に記載の粒子供給装置であって、
    前記粒子供給管は、円筒状の内周面を有する円筒部を有し、
    前記ガス噴射部は、前記噴射ガスの噴射方向が当該噴射ガスの噴射起点と前記円筒部の中心軸とを通りかつ当該中心軸に沿う方向の面に対して傾斜する姿勢で前記円筒部に接続される粒子供給装置。
  5. 廃棄物を加熱するための流動粒子を流動床式ガス化炉に供給する粒子供給管内を清掃する清掃方法であって、
    前記流動粒子を前記粒子供給管の内面に衝突させる気流を前記粒子供給管内に形成するように当該粒子供給管にガスを噴射する清掃方法。
  6. 廃棄物を加熱するための流動粒子を流動床式ガス化炉に供給する粒子供給管内を清掃する清掃装置であって、
    前記粒子供給管に供給するガスを収容するガス収容部と、
    前記ガスを前記粒子供給管内に噴射するガス噴射部と、を備え、
    前記ガス噴射部は、前記ガス収容部から供給される前記ガスによって前記流動粒子を前記粒子供給管の内面に衝突させる気流を当該粒子供給管内に形成するように当該粒子供給管に接続される清掃装置。
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