JP2015009951A - 基板把持装置 - Google Patents

基板把持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015009951A
JP2015009951A JP2013136767A JP2013136767A JP2015009951A JP 2015009951 A JP2015009951 A JP 2015009951A JP 2013136767 A JP2013136767 A JP 2013136767A JP 2013136767 A JP2013136767 A JP 2013136767A JP 2015009951 A JP2015009951 A JP 2015009951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
suction stage
suction
forming mechanism
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013136767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6173795B2 (ja
Inventor
哲 友枝
Satoru Tomoe
哲 友枝
顕真 本田
Kenshin Honda
顕真 本田
謙一 島谷
Kenichi Shimatani
謙一 島谷
由起 喜多
Yuki Kita
由起 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Engineering Co Ltd filed Critical Toray Engineering Co Ltd
Priority to JP2013136767A priority Critical patent/JP6173795B2/ja
Publication of JP2015009951A publication Critical patent/JP2015009951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6173795B2 publication Critical patent/JP6173795B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】基板に歪みを生じさせずにアライメントを行うことが可能な基板把持装置を提供する。
【解決手段】可撓性を有する帯状の基板Wの一部を吸着する吸着ステージ2と、基板Wの一部が吸着ステージ2上に位置するように基板Wの長手方向に配置され、基板Wを支持する基板支持部3と、吸着ステージ2に基板Wの一部を吸着させた状態で吸着ステージ2を変位させることにより、吸着ステージ2上の基板Wをアライメントするアライメント機構4と、を備える基板把持装置1であり、アライメント機構4により吸着ステージ2を変位させる前に、吸着ステージ2の端部と基板支持部3との間に位置する基板Wを撓ませる撓み形成機構5を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、長尺状の基板の一部を吸着して把持する基板把持装置に関するものである。
画像表示機器に使用されるカラーフィルタに画素要素を形成する色素を塗布する方法の一つとして、従来からインクジェット法が提案されている。具体的には、マトリクス状に遮光部が形成されたガラス等で作成された基板上に形成された複数の区画のそれぞれに、塗布ヘッドのノズルからインクを吐出して塗布し、インク層が形成される。
近年では、画像表示機器、特に携帯用の画像表示機器に対する耐衝撃性の向上、軽量化、および薄型化等の要求に応えるために、ガラス基板に代わり樹脂フィルムなどの可撓性を有する基板が用いられることも多くなっている。このような可撓性を有する基板は長尺の帯状の形態で準備されることがあり、このような基版に対してインクの塗布を行う場合、下記特許文献1に示すようなロールトゥロールの塗布装置が用いられる。
ロールトゥロールの塗布装置において、基板は長手方向の両端においてロールに巻かれ、送り出し(搬送)が可能な状態にされた上で、インクの塗布が行われる。また、インクの塗布処理が行われる塗布ヘッドの近傍では、塗布時に基板が動くことが無いように吸着ステージなどの基板把持装置によって基板を固定し、当該基板把持装置を変位させることによって塗布ヘッドと基板との位置合わせ(アライメント)を行った後、基板への塗布が行われる。
特開2012−173504号公報
しかし、上記特許文献1に示したようなロールトゥロールの塗布装置における基板把持装置では、アライメントを行う際に基板に歪みが生じるという問題があった。具体的には、通常、基板には搬送時に位置ずれが生じないように適度に張った状態になっているため、アライメントを行う際に基板把持装置がこの基板の一部を固定した状態で変位した場合に基板把持装置の近傍において基板に過剰な引っ張りの力が生じてしまう。そのため、基板に歪みが生じ、正確に塗布することができなくなるというおそれがあった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、基板に歪みを生じさせずにアライメントを行うことが可能な基板把持装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の基板把持装置は、可撓性を有する帯状の基板の一部を吸着する吸着ステージと、基板の一部が前記吸着ステージ上に位置するように基板の長手方向に配置され、基板を支持する基板支持部と、前記吸着ステージに基板の一部を吸着させた状態で前記吸着ステージを変位させることにより、前記吸着ステージ上の基板をアライメントするアライメント機構と、を備える基板把持装置であり、前記アライメント機構により前記吸着ステージを変位させる前に、前記吸着ステージの端部と前記基板支持部との間に位置する基板を撓ませる撓み形成機構を有することを特徴としている。
上記基板把持装置によれば、撓み形成機構を有することにより、吸着ステージが変位したときに基板に歪みが生じることを防ぐことが可能である。具体的には、撓み形成機構が吸着ステージの端部と基板支持部との間に位置する基板を撓ませることにより、その後でアライメント機構により吸着ステージが変位しても基板が張った状態になることがないため、基板が引っ張られて歪みが生じることを防ぐことができる。
また、前記撓み形成機構が基板に下方から当接して基板を支持し、基板が前記吸着ステージから離間している姿勢である搬送姿勢と、前記撓み形成機構が基板から離間し、基板が前記吸着ステージに載置されている姿勢である吸着姿勢と、を有すると良い。
こうすることにより、搬送姿勢から吸着姿勢に姿勢が切り替わって吸着ステージに基板を預ける際、基板の撓みを形成することができる。
また、前記撓み形成機構は、前記撓み形成機構は、昇降可能なリフト機構であると良い。
こうすることにより、搬送姿勢と吸着姿勢とを切り替え可能な機構を容易に構成することができる。
また、前記撓み形成機構は、基板を吸着する機構を有すると良い。
こうすることにより、撓み形成機構が吸着ステージに基板を預けた後も基板を吸着しながら下降することにより、基板を引っ張ってより大きな基板の撓みを形成することができる。また、吸着ステージ上で基板に撓みが生じることを防ぐことができる。
また、前記撓み形成機構はローラであり、回転動作によって基板を前記吸着ステージの方向に送ることによって基板の撓みを形成するようにしても良い。
こうすることにより、撓みを形成するための専用の機構を設けずに、基板の撓みを容易に形成することができる。
本発明の基板把持装置によれば、基板に歪みを生じさせずにアライメントを行うことが可能である。
本発明の一実施形態における基板把持装置の概略図である。 撓み形成機構により基板に撓みが形成される状態を示す概略図である。 本実施形態における基板把持装置においてアライメントを行った後の概略図である。 本実施形態における基板の撓み形成の動作フローである。 他の実施形態における基板把持装置の概略図である。 他の実施形態における基板把持装置の概略図である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における基板把持装置の概略図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は上面図である。
基板把持装置1は、巻き出しロール6から巻き出され、巻き取りロール7により巻き取られることにより搬送される可撓性を有する帯状の基板Wの一部を把持する装置である。基板把持装置1は、吸着ステージ2、基板支持部3、アライメント機構4および撓み形成機構5を有し、吸着ステージ2が基板Wを吸着して把持する。また、アライメント機構4によって吸着ステージ2上の基板Wの位置合わせを行うことができ、この位置合わせを行う前に、撓み形成機構5によって吸着ステージ2の端部と基板支持部3との間に位置する基板Wを撓ませる。
なお、以降の説明では、吸着ステージ2上の基板Wの搬送方向をX軸方向、水平面上でX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向およびY軸方向と直交する方向、ずなわち鉛直方向をZ軸方向と呼ぶ。
吸着ステージ2は、基板Wを吸着する面である吸着面11を有するステージであり、図示しない真空供給源と配管により接続されている。この吸着ステージ2に吸着固定された基板Wに対して、たとえば塗布ヘッドのような処理ユニット8によって処理が行われる。なお、この処理ユニット8によって処理が行われる方の基板Wの面を基板Wの表面、この表面の反対側の面(吸着ステージ2が吸着する方の面)を基板Wの裏面と呼ぶ。
また、吸着ステージ2は、後述するアライメント機構4によってX軸方向の移動、Y軸方向の移動、およびZ軸方向に回転軸を有する回転といったような変位をすることが可能であり、基板Wの一部を吸着ステージ2が吸着した状態で吸着ステージ2が変位して、処理ユニット8と基板Wとの位置合わせ(アライメント)が行われることにより、処理ユニット8が基板W上の正確な位置に処理を行うことが可能となる。
吸着面11は、基板Wを載置する平坦面であり、高い平面度で基板Wを載置し、吸着固定する。基板Wが高い平面度で保持されることにより、処理ユニット8と基板Wとの距離を精度良く制御できるため、処理ユニット8が正確な処理を行うことができる。
また、吸着面11は多数の孔を有し、これらの孔が吸着ステージ2と上記真空供給源とを接続する配管と連通されている。これにより、真空供給源が動作することによって各孔に吸引力が付与されるため、基板Wの裏面を吸着することができる。
また、吸着面11の大きさは、処理ユニット8が一回の処理動作で処理を行う基板W上の処理領域の大きさよりも十分に大きい。具体的には、基板W上における処理領域の形成位置のずれ量の最大値および後述の通り撓み形成機構5が下降して吸着面11上に基板Wが載置された際の処理領域の位置ずれ量の最大値を処理領域の大きさに加えて求められる大きさよりも吸着面11の大きさは大きい。こうすることにより、処理領域の形成位置の位置ずれおよび吸着面11上に基板Wが載置された際の処理領域の位置ずれが生じたとしても常に処理領域全体を吸着面11上に位置させることが可能であり、正確にアライメントおよび処理を行うことができる。
基板支持部3は、基板Wを支持して基板Wの搬送を補助する機構であり、吸着ステージ2に対して基板Wの搬送方向(基板Wの長手方向)の上流側および下流側に配置されている。なお、以降の説明では、上流側に配置された基板支持部3を基板支持部3aと呼び、また、下流側に配置された基板支持部3を基板支持部3bと呼ぶ。
ここで、基板支持部3aおよび基板支持部3bの高さ(Z軸方向の位置)は、後述する撓み形成機構5が基板Wから離間している際にこれら基板支持部3aおよび基板支持部3bにより支持された基板Wの一部が吸着ステージ2の吸着面11上に当接するような高さに設定されている。その一例として、本実施形態では、各基板支持部3が基板を支持する高さと吸着ステージ2の吸着面11が基板Wを把持する高さとが略同一となるように各基板支持部3が設けられている。
また、各基板支持部3は、送りローラ12とニップローラ13とを有し、これらで基板Wをはさみこむことにより、基板Wの搬送時に基板Wの位置がずれることを防ぎながら搬送を補助する。なお、以降の説明では、基板支持部3aが有する送りローラ12およびニップローラ13を送りローラ12aおよびニップローラ13aと呼び、基板支持部3bが有する送りローラ12およびニップローラ13を送りローラ12bおよびニップローラ13bと呼ぶ。
送りローラ12は、Y軸方向に中心軸を有する円柱状のローラであり、この中心軸を回転軸として回転可能である。ここで、基板Wの裏面が送りローラ12に接した状態で、送りローラ12の表面の移動速度が基板Wの搬送速度と同等となるように送りローラ12を回転させることにより、基板Wを少ない摩擦で送り出すことができる。
ニップローラ13は、基板Wをはさんで送りローラ12と対向するように設けられているY軸方向に中心軸を有する円柱状のローラであり、この中心軸を回転軸として回転可能である。基板Wはこのニップローラ13と送りローラ12との間を通るようにセットされ、ニップローラ13は所定の力で基板Wを送りローラ12に押しつける。すなわち、ニップローラ13と送りローラ12とで基板Wをはさみこむ。これにより、基板Wの搬送時に基板Wの位置がずれることを防ぐ。そして、基板Wの表面がニップローラに接した状態で、ニップローラ13の表面の移動速度が基板Wの搬送速度と同等となるようにニップローラ13を回転させることにより、基板Wを少ない摩擦で送り出すことができる。
ここで、少なくとも吸着ステージ2の基板搬送方向下流側にあるニップローラ13bは、基板Wの前記処理ユニットにより処理された部分と接触しないようにするため、図1(b)に示すように基板Wの短手方向(Y軸方向)の端部近傍とだけ接するように配置されている。なお、吸着ステージ2の上流側にあるニップローラ13aもニップローラ13bと同様の構成であっても良い。
アライメント機構4は、本実施形態では、X軸方向への直動機構、Y軸方向への直動機構、および、Z軸方向に回転軸を有する回転機構を備えたステージであり、吸着ステージ2を搭載している。アライメント機構4は、図示しない制御装置からの指令を受けて動作し、上記直動機構および回転機構が駆動することによって吸着ステージ2を変位させる。これにより、処理ユニット8と基板Wとのアライメントが行われる。
撓み形成機構5は、本実施形態ではY軸方向に中心軸を有する円柱状のローラ部、および当該ローラをZ軸方向に移動(昇降)させるリフト機構を有する。
また、撓み形成機構5は、吸着ステージ2と基板支持部3aとの間、および吸着ステージ2と基板支持部3bとの間にそれぞれ設けられており、吸着ステージ2と基板支持部3aとの間に設けられた撓み形成機構5を撓み形成機構5a、吸着ステージ2と基板支持部3bとの間に設けられた撓み形成機構5を撓み形成機構5bと呼ぶ。
撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bは、上記リフト機構によって上昇位置および下降位置の2つのポジションに位置することが可能である。処理ユニット8による処理が行われる場合や基板Wの位置合わせが行われる時は、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bは下降位置に位置して基板Wから離間し、基板Wは吸着ステージ2に載置された状態となる。なお、本説明では基板把持装置1がこの状態になることを、吸着姿勢と呼ぶ。
また、基板Wが搬送される時など、処理および位置合わせ以外の時は、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bは上昇位置に位置し、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bのローラ部が基板Wを裏面から支持して、吸着ステージ2から基板Wが離間する。なお、本説明では基板把持装置1がこの状態になることを、搬送姿勢と呼ぶ。
また、この搬送姿勢において基板Wが搬送される際は、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bのローラ部が中心軸を回転軸として転がることにより、基板Wとの摩擦を少なくして基板Wを送ることができる。
ここで、本実施形態では、図1(a)に示すように搬送姿勢において基板支持部3aと基板支持部3bとの間に存在する基板Wの長さが図1(a)に鎖線で示したような基板支持部3a、吸着ステージ2、および基板支持部3bをつなぐ最短距離よりも長くなるように、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bの上昇位置の高さが設定されている。
次に、撓み形成機構により基板に撓みが形成される状態を図2に示す。
基板Wが吸着ステージ2に載置される前は、図1(a)の通り、基板把持装置1は搬送姿勢をとっており、基板Wは上記上昇位置に位置する撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bに支持されて吸着ステージ2の上方に離間した状態である。
この状態から、基板把持装置1は吸着姿勢に切り替わって撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bが下降を開始し、下降の途中で図2に示すように基板Wは吸着ステージ2の吸着面11に載置される。その後、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bは下降を続け、上記下降位置に到達したときには撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bは基板Wから完全に離間している。
ここで、上述の通り、搬送姿勢において基板支持部3aと基板支持部3bとの間に存在する基板Wの長さが基板支持部3a、吸着ステージ2、および基板支持部3bをつなぐ最短距離よりも長くなるように撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bの上昇位置の高さが設定されているため、吸着姿勢に切り替わって撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bが下降して基板Wが吸着ステージ2に載置されたときに、基板支持部3aと基板支持部3bとの間で基板Wの長さが余る。そうすると、図2に示すように吸着ステージ2の端部と各基板支持部3との間で基板Wが撓んだ形態をとる。
このように吸着ステージ2の端部と各基板支持部3との間で基板Wに撓みを形成した後、吸着ステージ2が基板Wを吸着固定する。その後、アライメント機構4が吸着ステージ2を変位させてアライメント動作が行われ、その後、処理ユニット8により基板Wに処理が行われる。
このように各撓み形成機構5が吸着ステージ2の端部と各基板支持部3との間に位置する基板Wを撓ませることにより、アライメント動作により吸着ステージ2が変位しても、吸着ステージ2の変位量が基板Wの撓み量(基板支持部3と吸着ステージ2との間に存在する基板Wの長さと基板支持部3と吸着ステージ2をつなぐ最短距離との差)よりも小さければ、図3に示すように基板Wが張った状態になることがないため、基板Wが引っ張られることによって歪みが生じることを防ぐことができる。
また、各基板支持部3において基板Wが送りローラ12とニップローラ13とではさみこまれていることにより、基板Wのたるみが基板支持部3aから巻き出しローラ6の方向、および基板支持部3bから巻き取りローラ7の方向へ流出することを防ぎ、効率的に吸着ステージ2と基板支持部3との間で基板Wの撓みを形成することができる。
また、上記の通り基板Wを撓ませて吸着ステージ2が基板Wを吸着した後、巻き出しローラ6と基板支持部3aとが基板Wを搬送する方向に回転し、また、巻き取りローラ7と基板支持部3bとが基板Wを搬送する方向と逆の方向に回転することにより、吸着ステージ2と各基板支持部3との間の基板Wの撓みをさらに大きくすることができる。これにより、アライメント動作の際に基板を引っ張ることなく変位しうる吸着ステージ2の変位量の上限を大きくすることができる。
次に、本実施形態における基板の撓み形成の動作フローを図4に示す。ここで、基板支持部3a、基板支持部3b、巻き出しローラ6、および巻き取りローラ7の回転方向は、図1(a)に基板Wを搬送させる際の回転方向を順方向と呼び、その逆の方向を逆方向と呼ぶ。また、本動作フローの開始時点は、基板W上の1個前の処理領域に処理ユニット8が処理を終えた直後とする。
まず、巻き出しローラ6および基板支持部3aを逆回転させ、また、巻き取りローラ7および基板支持部3bを順回転させることにより、基板Wの搬送精度を確保するために一旦基板の撓みを無くす(ステップS1)。
次に、吸着ステージ2による基板Wの吸着固定を解除する(ステップS2)。
次に、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bが上昇位置まで上昇し、吸着ステージ2から基板Wを離間する(ステップS3)。すなわち、基板把持装置1が搬送姿勢をとる。このとき、基板Wに引っ張りが生じないように、巻き出しローラ6、基板支持部3a、巻き取りローラ7および基板支持部3bの回転はフリーになっていると良い。
次に、巻き出しローラ6および基板支持部3aを順回転させ、また、巻き取りローラ7および基板支持部3bを順回転させることにより、基板Wの搬送動作を行って、次の処理領域が吸着ステージ2上に位置するようにする(ステップS4)。
次に、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bが下降位置まで下降し、吸着ステージ2に基板Wを載置する。すなわち、基板把持装置1が吸着姿勢をとる。この動作により、先述の通り吸着ステージ2の端部と各基板支持部3との間で基板Wが撓んだ状態となる(ステップS5)。
次に、吸着ステージ2が基板Wを吸着する(ステップS6)。
次に、巻き出しローラ6および基板支持部3aを順回転させ、また、巻き取りローラ7および基板支持部3bを逆回転させることにより、基板Wの撓みを大きくする(ステップS7)。なお、このステップは無くても良い。
最後に、吸着ステージ2の端部と各基板支持部3との間で基板Wが撓んだ状態において、基板Wの処理領域と処理ユニット8との位置合わせ(アライメント)が行われ、アライメント完了後、処理ユニット8による基板Wへの処理動作が行われる(ステップS8)。これらステップS1からステップS8までの動作が繰り返し行われることにより、基板Wに歪みが生じることなく、基板W上に複数個設けられた処理領域に処理が行われる。
次に、他の実施形態における基板把持装置を図5に示す。
この実施形態の基板把持装置1では、撓み形成機構5はサクションロールなどで構成され、基板Wを吸着する機能を有する。こうすることにより、撓み形成機構5は基板Wを吸着した状態で下降し、吸着ステージ2に基板Wを預けた後もしばらく基板Wを吸着した状態で下降する。そして、下降の途中で吸着が解除され、基板Wと離間した状態で下降位置に到達する。
このように撓み形成機構5が吸着ステージ2に基板Wを預けた後も基板Wを吸着しながら下降することにより、基板Wを引っ張ってより大きな基板Wの撓みを形成することができる。また、吸着ステージ2上で基板Wに撓みが生じることを防ぐことができる。なお、基板Wに歪みが生じないようにするために、撓み形成機構5が基板Wを引っ張る間は巻き出しローラ6、基板支持部3a、巻き取りローラ7および基板支持部3bの回転はフリーになっていると良い。
次に、さらに別の実施形態における基板把持装置を図6に示す。
この実施形態では、撓み形成機構5は別途設けず、上記ステップS7のように巻き出しローラ6および基板支持部3aを順回転させ、また、巻き取りローラ7および基板支持部3bを逆回転させることにより、基板Wの撓みを生じさせる。すなわち、巻き出しローラ6および巻き取りローラ7が撓み形成機構の機能も有する。
こうすることにより、撓みを形成するための専用の機構を設けずに、基板の撓みを容易に形成することができる。
なお、上記の実施形態のほかにも、たとえば、吸着ステージ2の端部と各基板支持部3との間の部分に基板Wへ向けて上方から送風を行うことにより、基板Wが撓んだ状態にすることもできる。
以上の基板把持装置により、基板に歪みを生じさせずにアライメントを行うことが可能である。
1 基板把持装置
2 吸着ステージ
3 基板支持部
3a 基板支持部
3b 基板支持部
4 アライメント機構
5 撓み形成機構
5a 撓み形成機構
5b 撓み形成機構
6 巻き出しローラ
7 巻き取りローラ
8 処理ユニット
11 吸着面
12 送りローラ
12a 送りローラ
12b 送りローラ
13 ニップローラ
13a ニップローラ
13b ニップローラ
W 基板

Claims (5)

  1. 可撓性を有する帯状の基板の一部を吸着する吸着ステージと、
    基板の一部が前記吸着ステージ上に位置するように基板の長手方向に配置され、基板を支持する基板支持部と、
    前記吸着ステージに基板の一部を吸着させた状態で前記吸着ステージを変位させることにより、前記吸着ステージ上の基板をアライメントするアライメント機構と、
    を備える基板把持装置であり、
    前記アライメント機構により前記吸着ステージを変位させる前に、前記吸着ステージの端部と前記基板支持部との間に位置する基板を撓ませる撓み形成機構を有することを特徴とする、基板把持装置。
  2. 前記撓み形成機構が基板に下方から当接して基板を支持し、基板が前記吸着ステージから離間している姿勢である搬送姿勢と、前記撓み形成機構が基板から離間し、基板が前記吸着ステージに載置されている姿勢である吸着姿勢と、を有することを特徴とする、請求項1に記載の基板把持装置。
  3. 前記撓み形成機構は、昇降可能なリフト機構であることを特徴とする、請求項2に記載の基板把持装置。
  4. 前記撓み形成機構は、基板を吸着する機構を有することを特徴とする、請求項3に記載の基板把持装置。
  5. 前記撓み形成機構はローラであり、回転動作によって基板を前記吸着ステージの方向に送ることによって基板の撓みを形成することを特徴とする、請求項1に記載の基板把持装置。
JP2013136767A 2013-06-28 2013-06-28 基板把持装置 Expired - Fee Related JP6173795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136767A JP6173795B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 基板把持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136767A JP6173795B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 基板把持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015009951A true JP2015009951A (ja) 2015-01-19
JP6173795B2 JP6173795B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=52303437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013136767A Expired - Fee Related JP6173795B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 基板把持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6173795B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128273A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Seiko Epson Corp パターン形成システム、パターン形成方法および電子機器
JP2008019060A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Seiko Epson Corp アライメント方法、描画方法、アライメント機構および描画装置
JP2009057211A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Nippon Tungsten Co Ltd 吸着ロール

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128273A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Seiko Epson Corp パターン形成システム、パターン形成方法および電子機器
JP2008019060A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Seiko Epson Corp アライメント方法、描画方法、アライメント機構および描画装置
JP2009057211A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Nippon Tungsten Co Ltd 吸着ロール

Also Published As

Publication number Publication date
JP6173795B2 (ja) 2017-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015222370A (ja) 露光装置
JP2011092855A (ja) インクジェット塗布装置及び方法
JP6350453B2 (ja) ウエブ搬送装置
JP6645457B2 (ja) ウェブ加工装置
KR102310157B1 (ko) 스크라이빙 장치
TWI570044B (zh) 片材操作方法
JP6173795B2 (ja) 基板把持装置
JP5083524B2 (ja) ウェブ塗布装置
KR101362295B1 (ko) 연성 회로 기판 벤딩 장치 및 방법, 및 이를 구비한 기판 합착 장치 및 방법
KR20190026273A (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP5983445B2 (ja) シート材積載方法、及びシート材積載装置
JP6617416B2 (ja) メタルマスクシートハンドリング治具およびメタルマスクシートの搬送装置
JP5649220B2 (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP6065954B2 (ja) 製造システム
JP2018177392A (ja) 基板把持装置
JP2009285597A (ja) フィルム固定装置
JP2019155226A (ja) 塗布装置
JP5308647B2 (ja) 浮上搬送塗布装置
TWI601463B (zh) 圖案形成方法、圖案印刷方法、圖案形成系統以及圖案印刷系統
JP2016055529A (ja) 印刷装置、印刷方法および該印刷装置で用いる担持体
JP7175409B2 (ja) 露光装置
JP7012572B2 (ja) 搬送装置および積層体の製造方法
JP2018205330A (ja) 露光装置及び基板載置方法
WO2017138082A1 (ja) シールパターン形成装置
JP5983607B2 (ja) 有機電子デバイス製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6173795

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees