JP2018177392A - 基板把持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アライメントを行う際に、基板把持装置の近傍において基板が過剰に引っ張られ基板に歪みが生じ、正確に塗布することができなくなるというおそれがあった。
【解決手段】2つの把持部14a、14bは、把持部移動機構により基板9を吸着ステージ17aから離間した状態になるように把持する第1のポジションと、両方の把持部の基板の各把持領域が、吸着ステージの基板を吸着する平面を含む平面であるステージ平面に位置する第2のポジションと、各把持領域が、ステージ平面に対して、第1のポジションと反対側となる第3のポジションと、の間を変位し、把持部移動機構は、第2のポジションでは、2つの把持部間の基板が張った状態となるよう、また、第3のポジションでは、吸着ステージの端部と把持部の間で、第2のポジションにおける2つの把持部間の基板の張力と比較して、基板に更に張力をかけないように、把持部を変位させる。
【選択図】図2
【解決手段】2つの把持部14a、14bは、把持部移動機構により基板9を吸着ステージ17aから離間した状態になるように把持する第1のポジションと、両方の把持部の基板の各把持領域が、吸着ステージの基板を吸着する平面を含む平面であるステージ平面に位置する第2のポジションと、各把持領域が、ステージ平面に対して、第1のポジションと反対側となる第3のポジションと、の間を変位し、把持部移動機構は、第2のポジションでは、2つの把持部間の基板が張った状態となるよう、また、第3のポジションでは、吸着ステージの端部と把持部の間で、第2のポジションにおける2つの把持部間の基板の張力と比較して、基板に更に張力をかけないように、把持部を変位させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、長尺状の基板の一部を吸着して把持する基板把持装置に関するものである。
ロールトゥロール方式の塗布装置において、携帯用画像表示機器向け基板等の可撓性を有する基板に対してインクジェット方式でインクの塗布を行う場合に、特許文献1に示すようなロールトゥロール方式の塗布装置が用いられており、塗布時に基板が動くことの無いように吸着ステージなどの基板把持装置によって基板を固定し、当該基板把持装置を変位させることによって、塗布ヘッドと基板の位置合わせ(アライメント)を行った後、基板への塗布が行われている。
上記、特許文献1に示すようなロールトゥロールの塗布装置における基板把持装置では、アライメントを行う際に基板に歪みが生じるという問題があった。具体的には、通常、基板には搬送時に位置ずれが生じないように適度に張った状態になっているため、アライメントを行う際に基板把持装置がこの基板の一部を固定した状態で変位した場合に基板把持装置の近傍において基板に過剰な引っ張りの力が生じてしまう。そのため、基板に歪みが生じ、正確に塗布することができなくなるというおそれがあった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、基板に歪みを生じさせずにアライメントを行うことが可能な基板把持装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の基板把持装置は、可撓性を有する帯状の基板の一部を吸着する吸着ステージと、基板の一部が前記吸着ステージと重なる位置に位置するように基板の長手方向に配置され、基板を支持する基板支持部と、前記吸着ステージに基板の一部を吸着させた状態で前記吸着ステージを変位させることにより、前記吸着ステージで基板をアライメントするアライメント機構と、前記アライメント機構により前記吸着ステージを変位させる前に、前記吸着ステージの端部と前記基板支持部との間で基板を撓ませる撓み形成機構と、を備える基板把持装置において、前記撓み形成機構は、基板を把持する把持部と、前記把持部を基板の幅方向と直交する方向に変位させる把持部移動機構と、を有し、前記長手方向における前記吸着ステージの両側の前記基板支持部と前記吸着ステージの間に設けられ、2つの前記把持部は、前記把持部移動機構により基板を前記吸着ステージから離間した状態になるように把持する第1のポジションと、両方の前記把持部の基板の各把持領域が、前記吸着ステージの基板を吸着する平面を含む平面であるステージ平面に位置する第2のポジションと、前記各把持領域が、前記ステージ平面に対して、前記第1のポジションと反対側となる第3のポジションと、の間を変位し、前記把持部移動機構は、前記第2のポジションでは、2つの前記把持部間の基板が張った状態となるよう、また、前記第3のポジションでは、前記吸着ステージの端部と前記把持部の間で、前記第2のポジションにおける2つの前記把持部間の基板の張力と比較して、基板に更に張力をかけないように、前記把持部を変位させることを特徴としている。
上記基板把持装置によれば、吸着ステージに基板が吸着される前に把持部間の基板の撓みをなくすことにより、基板を吸着ステージで吸着する時の基板のシワ等の発生が防げる。また、吸着ステージと把持部間で基板に必要以上の張力をかけることなく、前記吸着ステージの端部と前記把持部の間で、基板に撓みを形成できる。
また、前記第1のポジションを含む前記第1のポジションから前記第2のポジションの間で、基板が前記吸着ステージから離間した状態のまま、前記2つの把持部間の基板が張った状態となるように、前記把持部を変位させると良い。
こうすることにより、吸着ステージと基板のこすれによるダメージを基板に与えることなく基板に撓みを形成できる。
また、前記把持部移動機構は、前記第2のポジションと前記第3のポジションの間では、前記ステージ平面に投影した基板の範囲において、前記ステージ平面上で前記吸着ステージの端部の最も前記長手方向に突き出た点である吸着ステージ端を支点として、前記吸着ステージ端と前記第2のポジションにおける前記把持領域との前記長手方向の距離を長さとする仮想の糸の端部が届く範囲に、前記把持領域の前記吸着ステージ側の端部が位置するように、前記把持部を変位させてもよい。
こうすることにより、吸着ステージが、出張った部分を有する形状であった場合でも、吸着ステージと把持部間で基板に張力をかけることなく、基板に撓みを形成できる。
前記第2のポジションでは、前記把持領域の前記吸着ステージ側の端部は、前記吸着ステージの前記長手方向の端部と平行であり、前記第3のポジションでは、前記第2のポジションでの前記吸着ステージの端部を支点とし、前記ステージ平面に投影した前記長手方向における前記吸着ステージの端部と前記第2のポジションにおける前記把持領域の前記吸着ステージ側の端部との距離を半径とする円の周上もしくは内部に、前記把持領域の前記吸着ステージ側の端部が位置するように、前記把持部を変位させてもよい。
こうすることにより、吸着ステージと把持部間で基板に必要以上の張力をかけることなく、前記吸着ステージの端部と前記把持部の間で、基板への撓みを形成できる。
また、前記把持部は、吸着ロールであり、前記第1のポジションでは、基板を前記吸着ステージ側から吸着してもよい。
吸着ロールを用いることにより、基板搬送時のガイドと撓み形成の2つの役割を果たすことができる。これにより装置の簡素化が図れる。
前記吸着ロールは、前記吸着ロールの円周方向の回転角度を変化させる回転角度調整機構を有するとよい。
こうすることにより、吸着ロール間に把持された第1のポジションから第2のポジションの間で、吸着ロールを回転させることにより、基板の撓みをなくすことができる。また、第2のポジションから第3のポジションの間で、吸着ロールを回転させることにより、更に多くの撓み量を得ることができる。
本発明の基板把持装置によれば、基板に歪みを生じさせずにアライメントを行うことが可能である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1の一つの実施形態における基板把持装置の概略図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は図1(A)のa矢視の平面図である。
基板把持装置1は、巻き出しロール6から巻き出され、巻き取りロール7により巻き取られることにより搬送される可撓性を有する帯状の基板9の一部を把持する装置である。基板把持装置1は、吸着ステージ2、基板支持部3、アライメント機構4および撓み形成機構5を有し、吸着ステージ2が基板9を吸着して把持する。また、アライメント機構4によって吸着ステージ2上の基板9の位置合わせを行うことができ、この位置合わせを行う前に、撓み形成機構5によって吸着ステージ2の端部と基板支持部3との間に位置する基板9を撓ませる。
なお、以降の説明では、基板9が吸着ステージ2で吸着される位置において、基板9の搬送方向である基板9の長手方向をX軸方向、基板9の幅方向でありX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向およびY軸方向と直交する方向をZ軸方向と呼ぶ。
吸着ステージ2は、基板9を吸着する面である吸着面11を有するステージであり、図示しない真空供給源と配管により接続されている。この吸着ステージ2に吸着固定された基板9に対して、たとえば塗布ヘッドのような処理ユニット8によって処理が行われる。なお、この処理ユニット8によって処理が行われる方の基板9の面を基板9の表面、この表面の反対側の面(吸着ステージ2が吸着する方の面)を基板9の裏面と呼ぶ。
また、吸着ステージ2は、後述するアライメント機構4によってX軸方向の移動、Y軸方向の移動、およびZ軸方向に回転軸を有する回転といったような変位をすることが可能であり、基板9の一部を吸着ステージ2が吸着した状態で吸着ステージ2が変位して、処理ユニット8と基板9との位置合わせ(アライメント)が行われることにより、処理ユニット8が基板9上の正確な位置に処理を行うことが可能となる。
吸着面11は、基板9を載置する平坦面であり、高い平面度で基板9を載置し、吸着固定する。基板9が高い平面度で保持されることにより、処理ユニット8と基板9との距離を精度良く制御できるため、処理ユニット8が基板9に対し正確な処理を行うことができる。
また、吸着面11は多数の孔を有し、これらの孔が吸着ステージ2と上記真空供給源とを接続する配管と連通されている。これにより、真空供給源が動作することによって各孔に吸引力が付与されるため、基板9の裏面を吸着することができる。
また、吸着面11の大きさは、処理ユニット8が一回の処理動作で処理を行う基板9上の処理領域の大きさよりも十分に大きい。具体的には、基板9上における処理領域の形成位置のずれ量の最大値および後述の通り撓み形成機構5が移動して吸着面11上に基板9が載置された際の処理領域の位置ずれ量の最大値を処理領域の大きさに加えて求められる大きさよりも吸着面11の大きさは大きい。こうすることにより、処理領域の形成位置の位置ずれおよび吸着面11上に基板9が載置された際の処理領域の位置ずれが生じたとしても常に処理領域全体を吸着面11上に位置させることが可能であり、正確にアライメントおよび処理を行うことができる。
基板支持部3は、基板9を支持して基板9の搬送を補助する機構であり、吸着ステージ2に対して基板9の搬送方向(X軸方向)の上流側および下流側に配置されている。なお、以降の説明では、上流側に配置された基板支持部3を基板支持部3aと呼び、また、下流側に配置された基板支持部3を基板支持部3bと呼ぶ。
ここで、基板支持部3aおよび基板支持部3bのZ軸方向の位置は、基板9の搬送時において、後述する撓み形成機構5が基板9から離間している際にこれら基板支持部3aおよび基板支持部3bにより支持された基板9の一部が吸着ステージ2の吸着面11に接触しない位置に設定されている。
また、各基板支持部3は、送りロール12とニップロール13とを有し、これらで基板9をはさみこむことにより、基板9の搬送時に基板9の位置がずれることを防ぎながら搬送を補助する。なお、以降の説明では、基板支持部3aが有する送りロール12およびニップロール13を送りロール12aおよびニップロール13aと呼び、基板支持部3bが有する送りロール12およびニップロール13を送りロール12bおよびニップロール13bと呼ぶ。
送りロール12は、Y軸方向に中心軸を有する円柱状の ロールであり、この中心軸を回転軸として回転可能である。ここで、基板9の裏面が送りロール12に接した状態で、送りロール12の表面の移動速度が基板9の搬送速度と同等となるように送りロール12を回転させることにより、基板9を少ない摩擦で送り出すことができる。
ニップロール13は、基板9をはさんで送りロール12と対向するように設けられているY軸方向に中心軸を有する円柱状のロールであり、この中心軸を回転軸として回転可能である。基板9はこのニップロール13と送りロール12との間を通るようにセットされ、ニップロール13は所定の力で基板9を送りロール12に押しつける。すなわち、ニップロール13と送りロール12とで基板9をはさみこむ。これにより、基板9の搬送時に基板9の位置がずれることを防ぐ。そして、基板9の表面がニップロール13に接した状態で、ニップロール13の表面の移動速度が基板9の搬送速度と同等となるようにニップロール13を回転させることにより、基板9を少ない摩擦で送り出すことができる。
ここで、少なくとも吸着ステージ2の基板搬送方向下流側にあるニップロール13bは、基板9の処理ユニット8により処理された部分と接触しないようにするため、図1(B)に示すように基板9の幅方向(Y軸方向)の端部近傍とだけ接するように配置されている。なお、吸着ステージ2の上流側にあるニップロール13aもニップロール13bと同様の構成であっても良い。
アライメント機構4は、本実施形態では、X軸方向への直動機構、Y軸方向への直動機構、および、Z軸方向に回転軸を有する回転機構を備えたステージであり、吸着ステージ2を搭載している。アライメント機構4は、図示しない制御装置からの指令を受けて動作し、上記直動機構および回転機構が駆動することによって吸着ステージ2を変位させる。これにより、処理ユニット8と基板9とのアライメントが行われる。
撓み形成機構5は、本実施形態では、基板9を吸着する把持部14と把持部14をX軸方向およびZ軸方向に移動させる図示しない把持部移動機構とを有する。
また、撓み形成機構5は、吸着ステージ2と基板支持部3aとの間、および吸着ステージ2と基板支持部3bとの間にそれぞれ設けられており、吸着ステージ2と基板支持部3aとの間に設けられた撓み形成機構5を撓み形成機構5a、把持部14を把持部14aと呼び、吸着ステージ2と基板支持部3bとの間に設けられた撓み形成機構5を撓み形成機構5b、把持部14を把持部14bと呼ぶ。
把持部14は、基板9と対向する面に多数の孔を有し、これらの孔は図示しない真空供給源とを接続する配管と連通されている。本実施例では、把持部14において、基板9と対向する面の全面が基板9の把持領域となるように、基板9と対向する面の全面に多数の孔が設けられている。また、把持部14の基板9の把持領域の吸着ステージ2側の端部は、吸着ステージ2の基板9の長手方向(X軸方向)の端部と平行である。そして、把持部14は、基板9の裏面側に位置し、基板9の裏面を吸着する。
図示しない把持部移動機構は、例えば、リニアガイド等のガイド機構でガイドされた移動部に、モータ等に連結されたボールネジ等を接続し、当該ガイド機構に沿って当該移動部を移動させる直動式の移動装置を組み合わせたような2軸方向に移動可能な移動機構である。この把持部移動機構は、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bにそれぞれ設けられており、それら移動機構の移動部に、把持部14aおよび把持部14bが取り付けられている。把持部14aおよび把持部14bは、それら移動部を移動させることによって、Z軸方向、X軸方向に移動することが可能である。
次に、撓み形成機構5により基板9に撓みが形成される状態を図1(A)、図2(A)、(B)、(C)に示す。
基板9が吸着ステージ2に載置される前は、図1(A)の通り、基板9は基板支持部3aおよび基板支持部3bに支持されて吸着ステージ2から離間した状態である。また、把持部14aおよび把持部14bは、基板9から離間している。
この状態で、巻き出しロール6と巻き取りロール7により基板9が搬送された後、停止した状態にする。
次に図2(A)に示すように、把持部14aおよび把持部14bを図示しない把持部移動機構により、基板9の裏面に把持部14の基板9と対向する面が密着する位置(第1のポジション)に移動し、基板9の裏面を把持部14aおよび把持部14bにて吸着する。
続いて、図2(B)に示すように、基板9の裏面を把持部14aおよび把持部14bにて吸着したまま、把持部14aおよび把持部14bを図示しない把持部移動機構により、把持部14aと把持部14bの間で基板9が張った状態で基板9の裏面が吸着ステージ2の吸着面11が位置する平面であるステージ平面と同じ高さになる位置(第2のポジション)までZ軸方向に移動した後、吸着ステージ2の吸着面11で基板9の裏面を吸着する。
ここで、把持部14aと基板支持部3aの間の基板9が、把持部14aのZ軸方向への移動に伴い把持部14aと基板支持部3aの間で引っ張られないように、例えば、把持部14aの移動にあわせて、巻き出しロール6、送りロール12aおよびニップロール13aを基板9を搬送方向に送り出す方向に回転させ、基板9が把持部14に引っ張られる長さ分基板9を送り出すように操作するとよい。または、第1のポジションで基板9を把持部14aにて吸着する前の基板9の搬送状態から、基板9の搬送を停止する際に、送りロール12a、ニップロール13a、送りロール12b、ニップロール13b、巻き取りロール7よりも巻き出しロール6を遅らせて停止させて、基板支持部3aと巻き出しロール6間で予め基板9を撓ましておいた後に、把持部14aの移動にあわせて送りロール12aおよびニップロール13aにて基板9を送り出してもよい。あるいは、送りロール12aとニップロール13aを離間させて、巻き出しロール6、送りロール12aをフリーにしてもよい。
同様に、把持部14bと基板支持部3bの間の基板9が、把持部14bのZ軸方向への移動に伴い引っ張られないように、例えば、把持部14bの移動にあわせて送りロール12b、ニップロール13b、巻き取りロール7を基板9の搬送方向と逆方向に基板9を戻す方向に回転させ、基板9が把持部14bに引っ張られる長さ分基板9を戻すように操作するとよい。または、第1のポジションで基板9を把持部14aにて吸着する前の基板9の搬送状態から、基板9の搬送を停止する際に、巻き出しロール6、送りロール12a、ニップロール13a、送りロール12bおよびニップロール13bよりも巻き取りロール7を早く停止させて、基板支持部3bと巻き取りロール7間で予め基板9を撓ましておいた後に、把持部14bの移動にあわせて送りロール12bおよびニップロール13bにて基板9の搬送方向と逆方向に基板9を戻してもよい。あるいは、送りロール12bとニップロール13bを離間させて、巻き取りロール7、送りロール12bをフリーにしてもよい。
続いて、図2(C)に示すように、基板9の裏面を把持部14aおよび把持部14bにて吸着したまま、把持部14aおよび把持部14bを図示しない把持部移動機構により、把持部14aと把持部14bを第2のポジションから第1のポジションと反対側の位置(第3のポジション)に移動する。
ここで本説明では、把持部14aおよび把持部14bが第2のポジションから第3のポジションに移動する際、把持部14aと吸着ステージ2間および把持部14bと吸着ステージ2間で基板9に更に張力が掛からないようにしている。
把持部14aと吸着ステージ2間および把持部14bと吸着ステージ2間で基板9に更に張力が掛からないように、把持部14aおよび把持部14bが移動できる第3のポジションの範囲について、上流側の把持部14aを例にして説明する。
たとえば、単に把持部14aが第2のポジションからZ軸方向に移動すると吸着ステージ端17aと把持部14aの距離が広がる分、この間で基板9が引っ張られる。第2のポジションにおける把持部14aと吸着ステージ2間の基板9の張力よりも第2のポジションから第3のポジションに把持部14aが移動する際の把持部14aと吸着ステージ2間の基板9の張力が大きくなると基板9にダメージを与える。これを防ぐために、第2のポジションにおける把持部14aの基板9の把持領域の吸着ステージ2側の端である把持部端16aとステージ平面における把持部14a側の吸着ステージ2の端である吸着ステージ端17a間の基板9の長さL1を半径とし、吸着ステージ端17aを支点とした円の周上もしくは内部(図2(C)にハッチングで表示した範囲)で吸着ステージ2に把持部14aが接触しない範囲に把持部端16aが位置するように把持部14を移動させる。ここで、把持部14aと基板支持部3a間でも、第2のポジションから第3のポジションに把持部14aが移動する際に基板9を把持部14aが引っ張ると基板9にダメージを与える。これを防ぐために、上述した第1のポジションから第2のポジションへの移動する際に説明した方法と同様な方法を用いて基板9の長さに余裕を持たせる。
把持部14が第2のポジションから第3のポジションへ移動した後、把持部14は基板9への吸着を解除し基板9から離間する。こうすることにより、吸着ステージ2の吸着ステージ端17と各基板支持部3との間で基板9に撓みが形成された後、アライメント機構4が吸着ステージ2を変位させてアライメント動作が行われ、その後、処理ユニット8により基板9に処理が行われる。
このように各撓み形成機構5が吸着ステージ2と各基板支持部3との間に位置する基板9を撓ませることにより、アライメント動作により吸着ステージ2が変位しても、吸着ステージ2の変位量が基板9の撓み量(基板支持部3と吸着ステージ2との間に存在する基板9の長さと基板支持部3と吸着ステージ2をつなぐ最短距離との差)よりも小さければ、図3に示すように基板9が張った状態になることがないため、基板9が引っ張られることによって基板9に歪みが生じることを防ぐことができる。
ここで、実施例1の実施形態において、吸着ステージ2が、ステージ平面よりも基板9の裏側方向の範囲で、吸着ステージ端17より撓み形成機構5側に突出した形状を有している場合に、撓み形成機構5にて基板9に撓みを形成する際の把持部14の第2のポジションから第3のポジションへの移動範囲について、図4を用いて説明する。
図4は、吸着ステージ2の上流側の撓み形成機構5aの把持部14aと吸着ステージ2の位置関係を示す。図4(A)は、正面図で、図4(B)は、図4(A)のa矢視の平面図を示す。ここで、吸着ステージ2には、図4に示すように、ステージ平面よりも基板9の裏側方向の範囲で、吸着ステージ端17aより撓み形成機構5a側にR形状の突出した部分を有する突部18が設けられている。
この場合において、仮に上述したのと同様に、図4(A)および(B)において、基板9を把持部14aにて吸着した状態で、第2のポジションにおける把持部14aの基板9の把持領域の吸着ステージ2側の端である把持部端16aとステージ平面における把持部14a側の吸着ステージ2の端である吸着ステージ端17a間の基板9の長さL1を半径とし、吸着ステージ端17aを支点とした円の周上もしくは内部で吸着ステージ2に把持部14aが接触しない範囲に把持部端16aが位置するように把持部14aを移動する。ここでの吸着ステージ端17aは、ステージ平面に投影した基板9の範囲において、ステージ平面上で吸着ステージ2の端部の最も長手方向(X軸方向)に突き出た点であり、またステージ平面に投影した基板9の範囲は、ステージ平面における図4(B)のハッチングで示した範囲である。
ここで把持部14aは、第2のポジションでの把持部端16aの位置(P2)が、吸着ステージ端17aの位置(P1)とP2間の距離(L1)を半径としP1を支点とした円の円周上の図4(A)に示すP3の位置になるような第3のポジションに移動するものとする。
これに伴い、基板9は、P1から突部18のR形状のRが開始する位置(PS2)へと接触し、続いて突部18の最もX軸方向に突出した点である突出点19の位置(PS3)に接触していく。
把持部端16aがP3の位置にある時の基板9のP1からP3までの長さは、P1からPS2間の長さ(d1)とPS2からPS3のR部の長さ(d2)とPS3からP3までの長さ(d3)との和(d1+d2+d3)となる。把持部端16aがP2の位置にあるときの基板9の長さはL1である。把持部端16aがP3の位置にあるときの基板9の長さ(d1+d2+d3)の方が、L1より長いため、把持部14aが第2のポジションから第3のポジションに移動する際に基板9を引っ張ってしまうことになる。把持部端16aの移動範囲において、図4(A)の領域Fに示すような範囲では吸着ステージ2の突部18に基板9が接触し、基板9を引っ張られ基板9がダメージを受けてしまう。
把持部端16aがP3の位置にある時の基板9のP1からP3までの長さは、P1からPS2間の長さ(d1)とPS2からPS3のR部の長さ(d2)とPS3からP3までの長さ(d3)との和(d1+d2+d3)となる。把持部端16aがP2の位置にあるときの基板9の長さはL1である。把持部端16aがP3の位置にあるときの基板9の長さ(d1+d2+d3)の方が、L1より長いため、把持部14aが第2のポジションから第3のポジションに移動する際に基板9を引っ張ってしまうことになる。把持部端16aの移動範囲において、図4(A)の領域Fに示すような範囲では吸着ステージ2の突部18に基板9が接触し、基板9を引っ張られ基板9がダメージを受けてしまう。
これに対して、本発明では、把持部14が第2のポジションから第3のポジションに移動する際に基板9を引っ張り基板9にダメージを与えないように、図4(A)および図4(B)において、吸着ステージ端17aを支点とし、吸着ステージ端17aと第2のポジションにおける把持部端16aとの距離(L1)を長さとする仮想の糸の届く範囲内(図4(A)の領域Gで示した範囲内)を把持部端16aが通り、領域Gの範囲内に第3のポジションにおける把持部端16aが位置するように把持部14aを第2のポジションから第3のポジションに移動する。こうすることで、吸着ステージ2がX軸方向に突出した形状を有していても基板9にダメージを与えることなく撓み形成機構5にて基板9に撓みを形成できる。
また、実施例1の実施形態における第1のポジションで、把持部14aと把持部14b間で把持した基板9において、図5(A)に示すように基板9に撓みが生じていた場合、図5(B)に示すように、把持部14aまたは把持部14bもしくはその両方を基板9が張る方向にX軸方向に移動させながらZ軸方向に移動させて、第2のポジションで把持部14aと把持部14b間の基板9が張るようにするとよい。
また、実施例1の実施形態における第1のポジションで、把持部14aと把持部14b間で把持した基板9において、把持部14aおよび把持部14bを第1のポジションから第2のポジションへZ軸方向にのみ移動させると、処理ユニット8で処理する基板9の処理領域が吸着ステージ2に基板9が載置された時に吸着ステージ2のアライメント機構4でのアライメント範囲を超えて搬送方向(X軸方向)にずれる場合、把持部14aおよび把持部14bを把持部14aと把持部14b間の距離を保ったまま、第2のポジションで所定の位置に基板9の処理領域がくるように把持部14aおよび把持部14bをX軸方向とZ軸方向に移動させてもよい。
本発明の実施例2は、実施例1における把持部14に吸着ロールを用いたものである。これについて図6にて説明する。図6は、本発明の実施例2の一つの実施形態における基板把持装置の概略図であり、図6(A)は正面図、図6(B)は図6(A)のa矢視の平面図である。
実施例2の基板把持装置1において、吸着ステージ2、基板支持部3、アライメント機構4、巻き出しロール6、巻き取りロール7、処理ユニット8の構造は実施例1に同じである。
撓み形成機構5は、本実施形態では、基板9を裏面から吸着する把持部である吸着ロール21と吸着ロール21をX軸方向およびZ軸方向に移動させる把持部移動機構である図示しない吸着ロール移動機構とを有する。
吸着ロール21は、Y軸方向に中心軸を有する円柱状のロールであり、ロール表面に多数の孔を有し、これらの孔は図示しない真空供給源とを接続する配管と連通されている。吸着ロール21は、本実施例では、基板9の搬送時に基板9を吸着ステージ2から離間させる位置に位置し、基板9の裏面側から基板9を支持しながら吸着ロール21の中心軸を回転軸として回転することにより、基板9との摩擦を少なくして基板9を送ることができる。
図示しない吸着ロール移動機構は、例えば、リニアガイド等のガイド機構でガイドされた移動部に、モータ等に連結されたボールネジ等を接続し、当該ガイド機構に沿って当該移動部を移動させる直動式の移動装置を組み合わせたような2軸方向に移動可能な移動機構である。この吸着ロール移動機構は、吸着ステージ2の前後の吸着ロール21にそれぞれ設けられており、それら移動部に、吸着ロール21が吸着ロール21をサポートしている軸受けユニット等と共に取り付けられており、吸着ロール21は、それら移動部を移動させることによって、Z軸方向、X軸方向に移動することが可能である。
ここで、吸着ステージ2と基板支持部3aとの間の吸着ロール21を吸着ロール21aと呼び、吸着ステージ2と基板支持部3bとの間の吸着ロール21を吸着ロール21bと呼ぶ。
また、吸着ロール21のロール表面において、基板9の把持領域の吸着ステージ2側の端部を把持部端16とする。吸着ロール21aの把持部端16を把持部端16aと呼び、吸着ロール21bの把持部端16を把持部端16bと呼ぶ。本実施例では、基板支持部3aと基板支持部3bのZ軸方向の位置を同じにしており、把持部端16aおよび把持部端16bの位置は、吸着ロール21aおよび吸着ロール21bのロール円周上の頂点になる。
ここで、本実施形態では、図6(A)に示すように、基板9の搬送時において基板支持部3aと基板支持部3bとの間に存在する基板9の長さが、第2のポジションにおける、鎖線で示したような基板支持部3a、把持部端16a、吸着ステージ2、把持部端16b、および基板支持部3bとをつなぐ最短距離よりも長くなるように、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bの位置(第1のポジション)が設定されている。
次に、撓み形成機構5により基板9に撓みが形成される状態を図6(A)、図7(A)、(B)にて説明する。
第1のポジションでは、図6(A)の通り、基板9は吸着ロール21aおよび吸着ロール21bに支持され吸着ステージ2から離間した状態である。
この状態で、巻き出しロール6と巻き取りロール7により基板9が搬送された後、停止した状態にする。
この状態で、巻き出しロール6と巻き取りロール7により基板9が搬送された後、停止した状態にする。
次に吸着ロール21aおよび吸着ロール21bにて基板9の裏面を吸着する。ここで、吸着ロールは21aおよび吸着ロール21bは、基板9の搬送状態において基板9を吸着していてもよい。
続いて、図7(A)に示すように、基板9の裏面を吸着ロール21aおよび吸着ロール21bにて吸着したまま、吸着ロール21aおよび吸着ロール21bを図示しない吸着ロール移動機構により、吸着ロール21aと吸着ロール21bとの間で基板9が張った状態で基板9の裏面が吸着ステージ2の吸着面11と同じ高さになる位置(第2のポジション)までZ軸方向に移動した後、吸着ステージ2の吸着面11で基板9の裏面を吸着する。
ここで、上述の通り、第1のポジションにおける基板支持部3aと基板支持部3bとの間に存在する基板9の長さが図6(A)に鎖線で示したような第2のポジションにおける基板支持部3a、把持部端16a、吸着ステージ2、把持部端16b、および基板支持部3bとをつなぐ最短距離よりも長くなるように、撓み形成機構5aおよび撓み形成機構5bの位置(第1のポジション)が設定されているため、吸着ロール21aおよび吸着ロール21bが第2のポジションに移動したときに、基板支持部3aと吸着ロール21a間および基板支持部3bと吸着ロール21b間で基板9の長さが余る。このため、図7(A)に示すように、基板支持部3aと吸着ロール21a間および基板支持部3bと吸着ロール21b間で基板9を引っ張ることなく、吸着ロール21aおよび吸着ロール21bの位置を第1のポジションから第2のポジションに移動することができる。
続いて、図7(B)に示すように、基板9の裏面を吸着ロール21aおよび吸着ロール21bにて吸着したまま吸着ロール21aおよび吸着ロール21bを図示しない吸着ロール移動機構により、吸着ロール21aと吸着ステージ2間および吸着ロール21bと吸着ステージ2間で基板9に更に張力が掛からないように吸着ロール21aと吸着ロール21bを第2のポジションから第1のポジションと反対側の位置(第3のポジション)に移動する。第2のポジションから第3のポジションに基板9に更に張力が掛からないように吸着ロール21aと吸着ロール21bを移動させる方法については、実施例1の把持部14を第2のポジションから第3のポジションに移動させる方法と同じ方法を用いる。こうすることにより、基板9にダメージを与えることなく基板9に撓みを形成することができる。
また、第2のポジションにおいて、既に基板支持部3と撓み形成機構5の間に基板9に撓みがあるため、巻き出しロール6や巻き取りロール7から基板9を送ることなく、吸着ロール21を第2のポジションから第3のポジションに移動させることもできる。
実施例3の基板把持装置は、実施例2の基板把持装置1の撓み形成機構5に吸着ロール21の円周方向の回転角度を変化させる回転角度制御機構を有している。
実施例2で説明した図7(B)に示した状態において、基板9を吸着ロール21で吸着した状態で図示しない回転角度制御機構により吸着ロール21を基板9を吸着ステージ2側に巻き出す方向に回転させながら第2のポジションから第3のポジションに吸着ロール21を移動させる。こうすることで、基板9の裏面における吸着ロール21にて吸着される位置が吸着ステージ2から遠ざかっていくので、図7(B)で説明したのと同じ吸着ロール21を移動させる範囲の場合よりも基板9の撓み量を大きくできる。これにより、アライメント動作の際に基板9を引っ張ることなく変位しうる吸着ステージ2の変位量の上限を大きくすることができる。
この場合、第1のポジションで吸着ロール21が基板9を吸着した後、吸着ステージ2の上流側の巻き出しロール6と送りロール12aとニップロール13aとを基板9を吸着ロール21a側に送り出す方向に回転させ、吸着ステージ2の下流側の巻き取りロール7と送りロール12bとニップロール13bとを基板9を吸着ステージ2側すなわち搬送方向と逆方向側に送り出すことにより、吸着ロール21aの上流側および吸着ロール21bの下流側で基板9に更に張力がかかることを防ぐことができる。
また、図8に示すように、吸着ロール21を基板9を吸着ステージ2側に巻き出す方向に回転させながら第2のポジションから第3のポジションにZ軸方向のみの移動をしても基板9に更に張力を掛けずに撓み形成できる。こうすることで、基板9に更に張力が掛からないように吸着ロール21を移動させる範囲は、図7(B)で説明した範囲に把持部端16が来る位置に吸着ロール21を移動させる範囲よりも大きくできる。
この場合、図6(A)に示した第1のポジションで吸着ロール21aと吸着ロール21b間の基板9に撓みが生じていても、基板9の撓みを取る方向に吸着ロール21aまたは吸着ロール21bを回転させながら第1のポジションから第2のポジションへZ軸方向のみの移動をさせることもできるので、上述した第2のポジションから第3のポジションへの移動をZ軸方向に移動する方法とあわせると、図示しない吸着ロール移動機構による移動方向をZ軸方向のみの構成とすることもできる。
以上の基板把持装置により、基板に歪みを生じさせずにアライメントを行うことが可能である。
本発明の基板把持装置は、以上で説明した形態に限らず、本発明の範囲内において他の形態であってもよい。たとえば、吸着ステージ2の吸着面11の向きは下向きでも横向きであってもよい。また把持部14は、基板9の表面を吸着してもよい。
また、把持部14は、吸着ステージ2のX軸方向の両側にそれぞれ一つでなくてもよい。たとえば、片側に2つ以上の把持部を設けてそれぞれ独立に把持部移動機構にて移動させてもよい。
また、把持部14は、図示しない把持部移動機構にてY軸方向に移動できても良いし、吸着時の基板9の把持部間のX−Y平面等において回転できてもよい。
また、撓み形成機構5が基板9を引っ張る間は巻き出しロール6、基板支持部3a、巻き取りロール7および基板支持部3bの回転はフリーになっていても良い。
また、基板9と吸着ステージ2との間には多少の摩擦力が期待できるため、第2のポジションから第3のポジションへ把持部端16が移動する際に、吸着ステージ2上で基板9がずれなければ、第2のポジションにおいて吸着ステージ2は必ずしも基板9を吸着しなくてもよく、第3のポジションに把持部端16が到達後、把持部14による基板9への吸着を解除した後でもよい。
1 基板把持装置
2 吸着ステージ
3 基板支持部
3a 基板支持部
3b 基板支持部
4 アライメント機構
5 撓み形成機構
5a 撓み形成機構
5b 撓み形成機構
6 巻き出しロール
7 巻き取りロール
8 処理ユニット
9 基板
11 吸着面
12 送りロール
12a 送りロール
12b 送りロール
13 ニップロール
13a ニップロール
13b ニップロール
14 把持部
14a 把持部
14b 把持部
16 把持部端
16a 把持部端
16b 把持部端
17 吸着ステージ端
17a 吸着ステージ端
18 突部
19 突出点
21 吸着ロール
21a 吸着ロール
21b 吸着ロール
2 吸着ステージ
3 基板支持部
3a 基板支持部
3b 基板支持部
4 アライメント機構
5 撓み形成機構
5a 撓み形成機構
5b 撓み形成機構
6 巻き出しロール
7 巻き取りロール
8 処理ユニット
9 基板
11 吸着面
12 送りロール
12a 送りロール
12b 送りロール
13 ニップロール
13a ニップロール
13b ニップロール
14 把持部
14a 把持部
14b 把持部
16 把持部端
16a 把持部端
16b 把持部端
17 吸着ステージ端
17a 吸着ステージ端
18 突部
19 突出点
21 吸着ロール
21a 吸着ロール
21b 吸着ロール
Claims (6)
- 可撓性を有する帯状の基板の一部を吸着する吸着ステージと、
基板の一部が前記吸着ステージと重なる位置に位置するように基板の長手方向に配置され、基板を支持する基板支持部と、
前記吸着ステージに基板の一部を吸着させた状態で前記吸着ステージを変位させることにより、前記吸着ステージで基板をアライメントするアライメント機構と、
前記アライメント機構により前記吸着ステージを変位させる前に、前記吸着ステージの端部と前記基板支持部との間で基板を撓ませる撓み形成機構と、
を備える基板把持装置において、
前記撓み形成機構は、
基板を把持する把持部と、
前記把持部を基板の幅方向と直交する方向に変位させる把持部移動機構と、を有し、
前記長手方向における前記吸着ステージの両側の前記基板支持部と前記吸着ステージの間に設けられ、
2つの前記把持部は、前記把持部移動機構により、
基板を前記吸着ステージから離間した状態になるように把持する第1のポジションと、
両方の前記把持部の基板の各把持領域が、前記吸着ステージの基板を吸着する平面を含む平面であるステージ平面に位置する第2のポジションと、
前記各把持領域が、前記ステージ平面に対して、前記第1のポジションと反対側となる第3のポジションと、の間を変位し、
前記把持部移動機構は、
前記第2のポジションでは、2つの前記把持部間の基板が張った状態となるよう、
また、前記第3のポジションでは、前記吸着ステージの端部と前記把持部の間で、前記第2のポジションにおける2つの前記把持部間の基板の張力と比較して、基板に更に張力をかけないように、前記把持部を変位させることを特徴とする、基板把持装置。 - 前記第1のポジションを含む前記第1のポジションから前記第2のポジションの間で、基板が前記吸着ステージから離間した状態のまま、前記2つの把持部間の基板が張った状態となるように、前記把持部を変位させることを特徴とする、請求項1に記載の基板把持装置。
- 前記把持部移動機構は、
前記第2のポジションと前記第3のポジションの間では、
前記ステージ平面に投影した基板の範囲において、
前記ステージ平面上で前記吸着ステージの端部の最も前記長手方向に突き出た点である吸着ステージ端を支点として、
前記吸着ステージ端と前記第2のポジションにおける前記把持領域との前記長手方向の距離を長さとする仮想の糸の端部が届く範囲に、前記把持領域の前記吸着ステージ側の端部が位置するように、前記把持部を変位させることを特徴とする、請求項1または2に記載の基板把持装置。 - 前記第2のポジションでは、前記把持領域の前記吸着ステージ側の端部は、前記吸着ステージの前記長手方向の端部と平行であり、
前記第2のポジションと前記第3のポジションの間では、前記第2のポジションでの前記吸着ステージの端部を支点とし、前記ステージ平面に投影した前記長手方向における前記吸着ステージの端部と前記第2のポジションにおける前記把持領域の前記吸着ステージ側の端部との距離を半径とする円の周上もしくは内部に、前記把持領域の前記吸着ステージ側の端部が位置するように、
前記把持部を変位させることを特徴とする、請求項3に記載の基板把持装置。 - 前記把持部は、吸着ロールであり、前記第1のポジションでは、基板を前記吸着ステージ側から吸着することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の基板把持装置。
- 前記吸着ロールは、前記吸着ロールの円周方向の回転角度を変化させる回転角度調整機構を有することを特徴とする、請求項5記載の基板把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017074541A JP2018177392A (ja) | 2017-04-04 | 2017-04-04 | 基板把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017074541A JP2018177392A (ja) | 2017-04-04 | 2017-04-04 | 基板把持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=64282516
Family Applications (1)
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JP2017074541A Pending JP2018177392A (ja) | 2017-04-04 | 2017-04-04 | 基板把持装置 |
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JP (1) | JP2018177392A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115445057A (zh) * | 2022-09-05 | 2022-12-09 | 谱创医疗科技(上海)有限公司 | 一种可提升药物吸收效果的药物输送导管 |
-
2017
- 2017-04-04 JP JP2017074541A patent/JP2018177392A/ja active Pending
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CN115445057A (zh) * | 2022-09-05 | 2022-12-09 | 谱创医疗科技(上海)有限公司 | 一种可提升药物吸收效果的药物输送导管 |
CN115445057B (zh) * | 2022-09-05 | 2023-08-08 | 谱创医疗科技(上海)有限公司 | 一种可提升药物吸收效果的药物输送导管的超声喷涂设备 |
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