JP2015009454A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】認証が必要な印刷データについて認証エラーを早く報知する、利便性が高い画像形成装置を提供する。
【解決手段】
印刷データ取得部100は、ユーザーのID510、パスワード520、及びページデータ530を含む印刷データ500を端末2から取得する。ID取得部110は、印刷データ500からID510を取得する。ID検索判断部120は、ID510が記憶部19のID情報191に存在しているか、出力が許可されているか否かを検索する。認証実行部130は、先にID510が存在していないと判断された場合には認証の失敗を報知し、ID510が存在していたと判断された場合にはパスワード520を取得して認証を行う。画像形成部17は、認証実行部130により認証が成功した場合、ページデータ530の画像形成を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、特にPDL(Page Description Language)により記述されているPDLデータに含まれている認証データに基づいて認証を行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
このような画像形成装置には、PDL(Page Description Language)に含まれる認証データに基づいて認証を行うものが存在する。
ここで、特許文献1を参照すると、認証データと、前記認証データより後に配置された複数のページのデータとを含んでいるPDLデータを受信して前記認証データに基づいた認証を実行する画像形成装置であって、前記PDLデータから前記認証データを取得する認証データ取得手段と、前記PDLデータから前記ページのデータを取得するページデータ取得手段と、前記認証データ取得手段によって取得された前記認証データに基づいて前記認証を実行する認証実行手段と、前記認証実行手段による前記認証が成功しているときに前記ページのデータに基づいて印刷を実行する印刷実行手段とを備えており、前記印刷実行手段は、前記ページデータ取得手段によって前記複数のページのデータのうち最初のページのデータが取得された時点で前記認証実行手段による前記認証が成功しているときに、前記ページのデータに基づいて印刷を実行することを特徴とする画像形成装置が開示されている(以下、従来技術1とする。)。
従来技術1は、この構成により、PDLデータに含まれている複数のページのデータのうち最初のページのデータが取得された時点で認証が成功しているときに印刷を実行することができる。
特開2012−144013号公報
しかしながら、従来技術1は、大きな図面データを含むようなデータ量が多いページを印刷する際に、認証が失敗した場合でも、最初のページのデータが取得されるまではエラーが報知されず、ユーザーが待たされていた。
このため、使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、ユーザーのID、パスワード、及びページデータを含む印刷データを取得する印刷データ取得手段と、該印刷データ取得手段により取得された前記印刷データからIDを取得するID取得手段と、該ID取得手段によりIDが取得された時点で、取得されたIDを検索し、出力が許可されているか否かを判断するID検索判断手段と、該ID検索判断手段により取得されたIDの出力が許可されていないと判断された場合には認証の失敗を報知し、取得されたIDの出力が許可されていたと判断された場合にはパスワードを取得して認証を行う認証実行手段と、該認証実行手段により認証が成功した場合、前記ページデータの画像形成を行う画像形成手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記ID検索判断手段は、前記印刷データに含まれたIDのユーザーの所属する部門の出力が許可されていない場合には、取得されたIDの出力が許可されていないと判断することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記認証実行手段は、前記印刷データに認証方法の情報が含まれていた場合、ネットワーク又は操作パネルからパスワードを取得して認証を行うことを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像形成装置による画像形成方法において、ユーザーのID、パスワード、及びページデータを含む印刷データを取得し、取得された前記印刷データからIDを取得し、取得された取得されたIDの出力が許可されているか否かを検索し、取得されたIDの出力が許可されていないと判断された場合には認証の失敗を報知し、取得されたIDの出力が許可されていたと判断された場合にはパスワードを取得して認証を行い、認証が成功した場合、前記ページデータの画像形成を行うことを特徴とする。
本発明によれば、印刷データからIDを取得し、取得した時点で、当該取得されたIDのユーザーによる出力が許可されているか否かを検索することで、パスワード認証の前に認証が失敗するかどうか判断することが可能となり、エラーが報知されるまでユーザーを待たせる時間を減少させ、使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置及び端末の実施の形態に係るシステム構成図である。 図1に示す画像形成装置及び端末の制御構成を示すブロック図である。 図2に示す印刷データのデータ構造の概念図である。 図1に示す画像形成装置の概略図である。 本発明の実施の形態に係る認証印刷処理のフローチャートである。 図5に示す認証設定認証実行処理のフローチャートである。
<実施の形態>
〔画像形成装置1のシステム構成〕
画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部(給紙ローラー422、搬送ローラー44、排出ローラー45)、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17(画像形成手段)、及び記憶部19等が制御部10に接続されている。各部は、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理手段である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部10は、端末2や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算手段である。画像処理部11は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理、濃度調整、階調調整、画像改善処理等の各種画像処理を行う。画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、PDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換した上で、記憶部19に印刷データ500(図2)として記憶する。
原稿読取部12は、セットされた用紙等の原稿を読み取る(スキャン)手段である。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する手段である。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、端末2から取得されたり、記憶部19に記憶されていたり、原稿読取部12で読み取られたりしたデータから記録紙への画像形成を行わせる手段である。
搬送部は、給紙カセット421(図3)から記録紙を搬送し、画像形成部17で画像形成させ、その後にスタックトレイ50へ搬送する。
なお、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部、画像形成部17の動作については後述する。
ネットワーク送受信部15は、ネットワーク5に接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続手段である。ネットワーク5は、有線、無線のインターネットやイントラネットや携帯網等である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
また、画像形成装置1は、ネットワーク送受信部15からネットワーク5を介して、端末2と接続されている。
端末2は、一般的なPC/AT互換機等のPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話等であり、CPU等の制御手段と、HDDやSSDやROMやRAM等の記憶手段と、ネットワーク5と接続するためのネットワーク接続手段と、キーボードやマウスやタッチパネル等の入力手段と、LCDディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示手段とを備えている。
操作パネル部16は、ユーザーによる画像形成装置1の各種ジョブの指示を取得する。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
操作パネル部16は、表示部60(表示手段)と、各種指示を行うための入力部61(入力手段)とを備えている。
表示部60は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Organic Electro-Luminescence)、FED(Field Emission Display)等の平面ディスプレイパネル、プロジェクタ、ステータス表示用LED等である。
入力部61は、抵抗膜方式や静電容量方式のタッチパネル、スタートキー、テンキー、複写、スキャナー等の動作モードの切り換え、選択された文書の印刷/送信/受信等に係る指示を取得するためのボタン等を備えている。
入力部61は、ユーザーによる画像形成装置1の指示を受けとるユーザー指示取得手段として機能する。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体を用いた記憶手段である。
記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。
また、記憶部19には、ユーザーの端末2から送信されたり、原稿読取部12によってスキャンされ画像処理部11で画像処理されたPDLデータ等である印刷データ500(図2)を格納する領域、アカウント設定190を格納する領域、ユーザー毎の保存フォルダの領域、解析されたID510やパスワード520を一時的に格納する領域等が含まれている。
また、記憶部19は、制御部10の制御プログラム、他の印刷文書のデータ、サムネイル画像、その他の各種ファイルのデータ等も記憶している。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行うFAX送受信部を備えていてもよい。
〔画像形成装置1及び端末2の詳細構成〕
ここで、図2及び図3を参照して、本実施形態の画像形成装置1の機能構成について説明する。画像形成装置1及び端末2は、画像形成システムを構成する。
画像形成装置1は、印刷データ取得部100(印刷データ取得手段)、ID取得部110(ID取得手段)、ID検索判断部120(ID検索判断手段)、及び認証実行部130(認証実行手段)を備えている。
また、画像形成装置1の記憶部19には、印刷データ500及びアカウント設定190が記憶されている。
また、端末2は、印刷データ作成部200(印刷データ作成手段)を備えている。
印刷データ取得部100は、ユーザーのID510、パスワード520、及びページデータ530を含む印刷データ500を取得する。印刷データ取得部100は、印刷データ500を、端末2や外部に接続された記録媒体(図示せず)から取得する。
ID取得部110は、印刷データ取得部100により取得された印刷データ500からID510を取得する。ID取得部110は、印刷データ500のPDLデータをパーサーやPDLインタプリター等で解析し、主にメタデータ等として含まれているユーザーのID510を取得する。また、ID取得部110は、ID510の記憶部19への一時保存や削除等の処理も行う。
ID検索判断部120は、ID取得部110によりID510が取得された時点で、取得された当該ID510をアカウント設定190のID情報191から検索する。ID検索判断部120は、当該ID510がID情報191に存在していた場合、当該ID510のユーザーによる出力が許可されているか否かを判断する。加えて、ID検索判断部120は、印刷データ500に含まれたID510のユーザーの部門について、アカウント設定190の部門認証情報194を参照し、当該ユーザーの所属する部門の出力が許可されているか否か判断する。
認証実行部130は、ID検索判断部120によりID510がアカウント設定190のID情報191に存在していないと判断された場合には、認証の失敗を報知する。また、認証実行部130は、ID検索判断部120によりID510がアカウント設定190のID情報191に存在していたと判断された場合には、パスワード520を取得して、実際の認証を行う。また、認証実行部130は、印刷データ500のパスワード520に認証方法の情報が含まれていた場合、ネットワーク5を介して端末2又は操作パネル部16からパスワードを取得して認証を行う。この際、認証実行部130は、端末2又は操作パネル部16からIDを取得してもよい。また、認証実行部130は、サインやICカードや生体認証等により認証を行うことも可能である。
また、認証実行部130は、記憶部19へパスワード520を一時保存し、認証実行後に、一時保存されていたID510やパスワード520を削除する等の処理も行う。
印刷データ作成部200は、図示しないアプリケーション・ソフトウェア等からの指示により、画像形成装置1用のPS(Postscript(登録商標))形式等のPDL(Page Description Language)データ等として印刷データ500を作成し、画像形成装置1へ送信する。
なお、画像形成装置1において、原稿読取部12や外部記録媒体から、直接、印刷データ500を取得するような構成であってもよい。
印刷データ500は、印刷データ作成部200により作成され、ID510、パスワード520、及びページデータ530を含んでいる。
ID510は、印刷データ500を作成等したユーザーのID(Identification、ユーザー名)を示すデータである。ID510は、PDLの例えばIDコマンドのような形式で印刷データ500に含まれている。また、ID510は、ユーザーの所属するチームや画像形成装置1の課金単位等に基づくグループである「部門」の情報も含まれている。
なお、ID510は、暗号化されていてもよい。
パスワード520は、ユーザー毎又は部門毎等のパスワード自体、及び/又はパスワードに関連する情報等を含んでいる。
パスワード520は、ID510と対応付けされている。また、パスワード520は、画像形成装置1の記憶部19に記憶された固有鍵(図示せず)により暗号化されていてもよい。パスワード520は、画像形成装置1での印刷、ログイン、及びユーザー毎の記録フォルダからの出力の際等に参照される。
パスワード520は、パスワードに関連する情報として、認証方法の情報である認証設定を含んでいてもよい。この認証設定は、ID510の部門の情報のみで認証させる部門認証、又はユーザーにより認証させるユーザー認証のどちらを用いるかの設定を含んでいる。また、認証設定は、ユーザー認証については、印刷データ500のパスワード520により認証するファイル認証、ユーザー認証操作パネル部16から行うローカル認証、ネットワークを介して端末2等から認証させるネットワーク認証、ローカル認証及びネットワーク認証の両方の認証等を行う拡張認証の設定の情報も含ませることが可能である。
これに加えて、パスワード520は、そもそも所定の条件での印刷の許可、不許可に関する情報を含んでいてもよい。この所定の条件としては、認証情報を無効化する条件、出力可能な時刻の条件、出力可能な用紙のサイズやトレイの条件等が含まれる。
ページデータ530は、実際に描画される画像データや文字データ等を含む印刷用のデータである。ページデータ530は、所定のエンコード方法でエンコードされていてもよい。ページデータ530に含まれる画像データは、RGBカラーやモノクロやグレースケールのビットマップ形式の画像データ、ベクトル(線画)データ、これらが所定形式で圧縮されたデータ等であってもよい。
ID510とパスワード520とは、画像形成装置1への認証の際に、認証情報として用いられる。ID510とパスワード520とは、実際には画像形成されないメタデータやコマンド等の形式で含まれている。
なお、印刷データ500は、端末2や他の端末(図示せず)から送信されたPDLデータであってもよい。
また、印刷データ500は、ユーザーが画像形成装置1に接続した記録媒体から読み込まれたPDFやTIFF等の形式の文書データや画像データ等が変換されたPDLデータであってもよい。
また、印刷データ500は、原稿読取部12で読み取られ画像処理部11で画像処理された画像データであってもよい。印刷データ500は、画像処理部11や制御部10でPDLデータに変換されてもよい。
アカウント設定190は、記憶部19に保存され、ユーザーのアカウントに係る各種情報を保持するデータベースである。
アカウント設定190は、ID情報191、パスワード情報192、部門認証情報194等を保持している。
ID情報191は、ID510と対応した、ユーザーのアカウント毎のIDの情報と、当該IDによる画像形成装置1からの出力が許可されているか否かについての情報を保持している。また、ID情報191は、ユーザーの所属する部門の情報も保持している。
また、ID情報191は、ユーザーの端末2のIPアドレスやメールアドレス等も含んでいる。
パスワード情報192は、パスワード520と対応した、ユーザーのアカウント毎のパスワードと、認証方法についての情報を保持している。
部門認証情報194は、部門毎に、画像形成装置1で出力が許可されているか否かについての情報と、認証方法の情報とを保持している。
部門毎の認証方法の情報は、当該部門に所属していれば認証が不要か、ローカル認証が必要か否か等の設定の情報を含んでいる。また、部門毎の認証方法の情報は、当該部門用のローカル認証のパスワード自体も含んでいる。
なお、アカウント設定190は、他にも、権限情報、端末2のIPアドレス、メールアドレス等を含んでいてもよい。このうち、権限情報は、一般ユーザーと管理者等の種別の情報を含んでいてもよい。
アカウント設定190は、操作パネル部16や端末2からユーザーが入力した各種情報を用いて登録される。
ここで、画像形成装置1の制御部10、画像処理部11は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、印刷データ取得部100、ID取得部110、ID検索判断部120、認証実行部130として機能する。
また、画像形成装置1の記憶部19は、印刷データ500を記憶する印刷データ記憶手段として機能する。また、画像形成装置1の記憶部19は、アカウント設定190を記憶するアカウント設定記憶手段として機能する。
また、端末2の制御部は、記憶手段に記憶された制御プログラムを制御手段が実行することで、印刷データ作成部200として機能する。また、端末2の記憶手段は、印刷データ500を記憶する。
また、上述の画像形成装置1及び端末2の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
ここで、図3を参照して、印刷データ500の詳細な構成について説明する。
図3によると、印刷データ500は、ページ毎に区切られたPDLデータであり、各種データを含んでいる。
このうち、ID510とパスワード520は、通常は、印刷データ500の最初のページの任意の位置に含まれている。また、各ページには、実際に描画されるページデータ530が含まれている。
なお、ID510とパスワード520とは、複数含まれてもよい。特に、ユーザーがテキストファイル等にて作成したPS形式のファイルを取り込んだ場合、印刷データ500に複数のID510とパスワード520とが含まれることがある。この場合、制御部10は、認証が成功していれば、後のID510とパスワード520は無視してもよい。
〔画像形成装置1の動作〕
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。
原稿読取部12は、本体部14の上部に配設され、原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。スタックトレイ50は、本体部14に形成された記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
原稿読取部12は、スキャナー12aと、プラテンガラス12bと、原稿読取スリット12cとを備えている。スキャナー12aは、露光ランプ、及びCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像センサー等から構成され、原稿給送部13による原稿の搬送方向に移動可能に構成されている。
プラテンガラス12bは、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット12cは、原稿給送部13による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
プラテンガラス12bに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、プラテンガラス12bに対向する位置に移動され、プラテンガラス12bに載置された原稿を走査しながら原稿を読み取って画像データを取得して、取得した画像データを本体部14に出力する。
また、原稿給送部13により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、原稿読取スリット12cと対向する位置に移動され、原稿読取スリット12cを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部14に出力する。
原稿給送部13は、原稿載置部13aと、原稿排出部13bと、原稿搬送機構13cとを備えている。原稿載置部13aに載置された原稿は、原稿搬送機構13cによって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット12cに対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部13bに排出される。
なお、原稿給送部13は、可倒式に構成され、原稿給送部13を上方に持ち上げることで、プラテンガラス12bの上面を開放させることができる。
本体部14は、画像形成部17を備えると共に、給紙部42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。給紙部42は、それぞれサイズ又は向きが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット421と、給紙カセット421から記録紙を1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す給紙ローラー422とを備えている。給紙ローラー422、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、搬送部として機能する。記録紙は、この搬送部により搬送される。
給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー44によって画像形成部17に搬送される。そして、画像形成部17によって記録が施された記録紙は、排出ローラー45によってスタックトレイ50に排出される。
画像形成部17は、感光体ドラム17aと、露光部17bと、現像部17cと、転写部17dと、定着部17eとを備えている。露光部17bは、レーザー装置やミラーやレンズやLEDアレイ等を備えた光学ユニットであり、画像データに基づいて光等を出力して感光体ドラム17aを露光し、感光体ドラム17aの表面に静電潜像を形成する。現像部17cは、トナーを用いて感光体ドラム17aに形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム17a上に形成させる。転写部17dは、現像部17cによって感光体ドラム17a上に形成されたトナー像を記録紙に転写させる。定着部17eは、転写部17dによってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる。
〔画像形成装置1による認証印刷処理〕
次に、図5を参照して、本発明の画像形成装置1の実施の形態に係る認証印刷処理の説明を行う。
ここでは、制御部10が、機密文書等である印刷データ500を取得して、認証を行った上で印刷等の出力を行う例を示している。
この処理は、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働してハードウェア資源を用いて実行する。
以下では、図5のフローチャートにより、認証印刷処理をステップ毎に説明する。
(ステップS100)
まず、制御部10は、印刷データ取得部100により、印刷データ取得処理を行う。
端末2で実行されるアプリケーション・ソフトウェアの指示により印刷データ作成部200にて印刷データ500が作成され送信された場合、制御部10は、これを取得する。制御部10は、取得した印刷データ500を、一旦、一時データとして記憶部19に保存する。
なお、制御部10は、原稿給送部13にセットされた原稿を原稿読取部12に読み取らせ、印刷データ500を取得してもよい。
また、制御部10は、接続された記録媒体や記憶部19のユーザーの保存フォルダ等に既に存在する印刷データ500を取得し、記憶部19に保存してもよい。また、制御部10は、端末2や他の端末の保存フォルダ(図示せず)から既に存在するファイルを印刷データ500として取得し、記憶部19に記憶してもよい。
また、制御部10は、他の画像形成装置1や他のサーバー(図示せず)からネットワークを介して印刷データ500を取得し、又はファクシミリ受信した原稿等を印刷データ500として取得してもよい。
なお、一旦、印刷データ500をユーザーの記憶フォルダ等に保存した場合、制御部10は、パスワード520のパスワード自体を削除し、ローカル認証が必要な認証設定を含めるように構成してもよい。これにより、操作パネル部16の入力部61から、保存された印刷データ500を印刷する際には、ローカル認証が必要となり、セキュリティーを向上させることが可能となる。
(ステップS101)
次に、制御部10は、認証データ取得部110によりブロック読み出し処理を行う。
制御部10は、記憶部19に一旦、記憶された印刷データ500から、パーサーやPDLインタプリター等を用いて、PDLデータを展開し、例えば、一行のようなコマンドのブロック単位で逐次読み出しを行う。
この際、制御部10は、印刷データ500が機密データ等であり、パスワードを設定されている場合には、記憶部19に記憶された秘密鍵等で復号化する。
(ステップS102)
次に、制御部10は、ID取得部110によりID取得処理を行う。
制御部10は、印刷データ500から一旦、記憶部19に展開されたページ毎のPDLデータにメタデータ等として含まれるユーザーのID510を検出した場合、これを取得する。
(ステップS103)
次に、制御部10は、ID検索判断部120により、IDを取得したか否かを判定する。
制御部10は、IDを取得した場合、Yesと判定する。制御部10は、まだIDを取得していない場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS104に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS108に進める。
(ステップS104)
IDを取得した場合に、制御部10は、ID取得部110によりID一時保存処理を行う。
制御部10は、取得したID510を記憶部19に一時保存する。
(ステップS105)
次に、制御部10は、ID検索判断部120により、ID情報検索処理を行う。
制御部10は、ID取得部110により取得され記憶部19に一時保存されているID510と一致するIDが、アカウント設定190のID情報191に存在しているか否かを検索する。
(ステップS106)
次に、制御部10は、ID検索判断部120により、取得したID510がID情報191に存在し、ユーザーによる出力が許可されているか否かを判定する。
制御部10は、検索の結果、一時保存されたID510と一致するIDがアカウント設定190のID情報191に存在しており、当該ID510のユーザーが、画像形成装置1で出力が許可されていた場合には、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS107に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS122に進める。
(ステップS107)
取得したID510が存在し、ユーザーによる出力が許可されている場合、制御部10は、ID検索判断部120により、部門の出力も許可されているか否かを判定する。
制御部10は、検索の結果、ID510のユーザーの所属する部門が部門認証情報194に存在し、当該部門についても画像形成装置1で出力可能であった場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS108に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS122に進める。
(ステップS108)
ここで、ID510を取得し先に検索した後、又はまだID510を取得していない場合、制御部10は、認証実行部130により、パスワード取得処理を行う。
制御部10は、記憶部19に展開されたページ毎のPDLデータのブロックに、ユーザーのパスワード520を検出した場合、これを取得する。
(ステップS109)
次に、制御部10は、認証実行部130により、パスワード520を取得したか否かを判定する。
制御部10は、記憶部19に一時的に記憶されたID510に対応するパスワード520を取得した場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS110に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS112に進める。
(ステップS110)
パスワード520を取得した場合、制御部10は、認証実行部130によりパスワード一時保存処理を行う。
制御部10は、記憶部19に一時的に記憶されたID510に対応付けて、取得したパスワード520を、記憶部19に保存する。
(ステップS111)
ここで、制御部10は、認証実行部130により、ID510及びパスワード520が揃っているか否かについて判定する。
制御部10は、記憶部19にID510と、これと対応付けられたパスワード520とが一時保存されている場合、ID510及びパスワード520が揃っているものとしてYesと判定する。制御部10は、それ以外の場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS113に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS112に進める。
(ステップS112)
ここで、パスワード520を取得していないか、ID510及びパスワード520が揃っていない等の場合、制御部10は、印刷データ取得部100により、最初のページを読み込み済みであるか否かを判定する。
制御部10は、既に印刷データ500のページ毎のPDLデータのうち、最初のページのPDLデータが全て読み込まれていた場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS116に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS101に戻して、最初のページのPDLデータの読み込みと解析とを続ける。
(ステップS113)
ID510及びパスワード520が揃っていた場合、制御部10は、認証実行部130により、認証設定が含まれているか否かについて判定する。
制御部10は、記憶部19にパスワード520が一時保存されているものの、これにパスワード自体ではなく、認証設定が含まれている場合、Yesと判定する。制御部10はパスワード520にパスワード自体が含まれている場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS114に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS115に進める。
(ステップS114)
パスワード520にパスワード自体ではなく、認証設定が含まれている場合、制御部10は、認証実行部130により、認証設定認証実行処理を行う。
ここでは、制御部10は、パスワード520の認証設定を用いて、図6の各処理により認証を行う。この処理の詳細については後述する。
その後、制御部10は、処理をステップS116に進める。
(ステップS115)
パスワード520にパスワード自体が含まれている場合、制御部10は、認証実行部130により、ファイル認証実行処理を行う。
ここでは、制御部10は、パスワード520に含まれるパスワード自体を用いて、認証を行う。制御部10は、揃っていた当該ID510及びパスワード520が、アカウント設定190のID情報191及びパスワード情報192に保持されたものと一致する場合には、認証成功と判断する。また、制御部10は、当該ID510がID情報191に存在しないか、当該パスワード520にパスワード情報192に保持されたものと一致しない場合には、認証失敗と判断する。
その後、制御部10は、処理をステップS116に進める。
(ステップS116)
ここで、ID510及びパスワード520が揃って各認証が実行されたか、又は最初のページのPDLデータが読み込み済みである場合、制御部10は、認証実行部130により認証が成功しているか否かを判定する。
制御部10は、認証が成功したと判断された場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS117に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS122に進める。
(ステップS117)
認証が成功したと判定された場合、制御部10は、印刷データ取得部100によりページデータ展開処理を行う。
制御部10は、記憶部19に一旦、記憶された印刷データ500から、ページデータ530をパーサーやPDLインタプリター等を用いて読み出し、ページ毎に展開する。
この際、制御部10は、印刷データ500が機密データ等であり、パスワードを設定されている場合には、記憶部19に記憶された秘密鍵等で復号化する。
(ステップS118)
次に、制御部10は、画像形成部17により画像形成処理を行う。
制御部10は、印刷データ500のページ毎のページデータ530をラスタライズする等により描画し、画像形成部17に画像形成させて印刷を行う。
なお、制御部10は、印刷データ500を、PDFファイル作成、記録媒体へ記録、端末2へのファイル送信、ファクシミリ送信等により出力してもよい。
(ステップS119)
次に、制御部10は、印刷データ取得部100により、次のページが存在するか否か判定する。
制御部10は、印刷データ500に、次のページのPDLデータがあった場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合、つまり全てのページのPDLデータの出力が終了した場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS117に戻して、ページデータ530を読み込み、画像形成を続ける。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS120に進める。
(ステップS120)
全てのページのPDLデータの出力が終了した場合、制御部10は、認証実行部130により一時保存IDパスワード削除処理を行う。
制御部10は、印刷データ500から取得され、記憶部19に一時的に記憶されたID510とパスワード520とを削除する。
(ステップS121)
次に、制御部10は、認証実行部130により出力終了処理を行う。
制御部10は、印刷等を終了して、待機状態に戻る。この際、制御部10は、記憶部19に記憶された印刷データ500を削除するか、又は、必要ならユーザーの保存フォルダに移動してもよい。
また、制御部10は、端末2と接続されていた場合には、切断するログアウトの処理を行う。
その後、制御部10は、認証印刷処理を終了する。
(ステップS122)
ID510が存在していない、又はユーザーの所属する部門が存在しないか出力不可能である場合、制御部10は、ID取得部110により、一時保存ID削除処理を行う。
制御部10は、記憶部19に一時的に保存されたID510を削除する。
(ステップS123)
次に、制御部10は、認証実行部130により認証失敗報知処理を行う。
制御部10は、ブザー等を鳴らし、操作パネル部16の表示部60又は端末2の表示部等に「認証エラー、認証に失敗しました」等の表示を行い、認証の失敗を報知する。
以上により、本発明の実施の形態に係る認証印刷処理を終了する。
〔認証設定認証実行処理の詳細〕
次に、図6を参照して、図5のステップS116の認証設定認証実行処理の詳細についてステップ毎に説明する。
この処理は、制御部10が、認証実行部130により、ハードウェア資源を用いて実行する。
(ステップS201)
まず、制御部10は、認証設定取得処理を行う。
制御部10は、記憶部19に一時的に記憶されたパスワード520の認証設定を取得する。
この認証設定は、部門認証かユーザー認証か、ユーザー認証の場合はローカル認証かネットワーク認証か拡張認証かについての設定の情報を含んでいる。
(ステップS202)
次に、制御部10は、部門認証か否かを判定する。
制御部10は、取得した認証設定に、部門認証の設定の情報が含まれていた場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外、つまり部門認証の設定の情報が含まれていなかった場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS203に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS205に進める。
(ステップS203)
認証設定が部門認証の設定の情報を含んでいた場合、制御部10は、部門毎認証情報取得処理を行う。
制御部10は、記憶部19に一時的に記憶されたパスワード520と対応付けられているID510の部門の情報により、当該ID510のユーザーが所属している部門が部門認証情報194にあるか否かを検索する。
制御部10は、ユーザーが所属している部門が検索された場合、部門認証情報194から、当該部門の認証方法の情報を取得する。
(ステップS204)
次に、制御部10は、ローカル認証が必要か否かを判定する。
制御部10は、ユーザーが所属している部門の認証方法の情報に、ローカル認証が必要となる設定の情報が含まれていた場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外、つまり当該認証方法の情報に、当該部門に所属していれば認証が不要となる設定の情報が含まれていた場合、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS211に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS212に進める。
(ステップS205)
ここで、取得した認証設定に、部門認証の設定の情報が含まれていなかった場合、制御部10は、フォルダ出力か否かを判定する。
制御部10は、ユーザーから出力を指示された印刷データ500が、端末2の印刷データ作成部200から送信されていたものではない場合、フォルダ出力の指示として、Yesと判定する。つまり、制御部10は、現在読み込まれている印刷データ500が、既に記憶部19のユーザーの保存フォルダに記憶させていたものであった場合や、記録媒体から読み込まれたものであった場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、フォルダ出力は指示されていないといして、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS211に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS206に進める。
(ステップS206)
フォルダ出力が指示されていなかった場合、制御部10は、ユーザー認証か否かを判定する。
制御部10は、取得した認証設定にユーザー認証を用いる設定が含まれていた場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS207に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS212に進める。
(ステップS207)
次に、制御部10は、ネットワーク認証又は拡張認証を行うか否かを判定する。
制御部10は、取得した認証設定に、ネットワーク認証又は拡張認証を行う設定の情報が含まれていた場合、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合にはNoと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS208に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS212に進める。
(ステップS208)
認証設定にユーザー認証を用いる設定が含まれていた場合、制御部10は、端末アドレス取得処理を行う。
制御部10は、取得した認証設定を含むパスワード520と対応付けられたID510に対応するID情報191から、端末2のIPアドレスやメールアドレス等を取得する。
(ステップS209)
次に、制御部10は、ネットワーク認証処理を行う。
制御部10は、取得した端末2のIPアドレスやメールアドレスを用いて、当該端末2にID及びパスワードを送信するよう指示する。制御部10は、端末2から、ネットワーク5を介してID及びパスワードを取得する。
制御部10は、取得したID及びパスワードと、取得した認証設定を含むパスワード520と対応付けられているID510とを比較し、一致した場合、更に当該ユーザーIDのアカウントのID情報191及びパスワード情報192に含まれるID及びパスワードと一致するか否かを判断する。
(ステップS210)
次に、制御部10は、ローカル認証又は拡張認証を行うか否かを判定する。
制御部10は、取得した認証設定に、ローカル認証又は拡張認証を行う設定の情報が含まれていた場合には、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS211に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS212に進める。
(ステップS211)
ローカル認証又は拡張認証を行う場合、制御部10は、ローカル認証処理を行う。
制御部10は、操作パネル部16にて、ユーザーにパスワードを入力するよう指示し、入力部61にて入力されたパスワードを取得する。
制御部10は、取得したパスワードと、当該ユーザーIDのアカウントのパスワード情報192に含まれるパスワードとが一致するか否かを判断する。
なお、制御部10は、図示しないICカードリーダーによる入力や生体認証やサイン認証等により、パスワードに相当する情報を取得してもよい。
(ステップS212)
ここで、制御部10は、認証結果設定処理を行う。
制御部10は、認証は成功したか否かの結果を記憶部19に設定する。
具体的には、制御部10は、認証設定が部門認証の場合、ユーザーの所属する部門での出力が許可され、当該部門に所属していれば認証が不要となる場合、認証の結果を成功と判断する。
また、制御部10は、ローカル認証、ネットワーク認証、又は拡張認証において、それぞれ取得したID及びパスワードが一致した場合、認証の結果を成功と判断する。この際に、拡張認証の場合は、ネットワーク認証処理で端末2から取得したID及びパスワードと、ローカル認証で取得したID及びパスワードが一致した場合に、認証の結果を成功と判断する。
また、そもそも認証設定に、パスワード520に認証情報を無効化する条件が含まれている場合も認証の結果を成功と判断する。
制御部10は、それ以外の場合には、認証の結果を失敗と判断する。
また、制御部10は、パスワード520に所定の条件での印刷の許可、不許可に関する情報が含まれており、この所定の条件に合致せず、印刷が不許可となる場合も認証の結果を失敗と判断する。
以上により、認証設定認証実行処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、ユーザーのID510、パスワード520、及びページデータ530を含む印刷データ500を取得する印刷データ取得部100と、印刷データ取得部100により取得された印刷データ500からID510を取得するID取得部110と、ID取得部110により取得されたID510が取得された時点で、当該ID510が記憶部19のID情報191に存在しているか、出力が許可されているか否かを検索するID検索判断部120と、ID検索判断部120によりID510が存在していないと判断された場合には認証の失敗を報知し、ID510が存在していたと判断された場合にはパスワード520を取得して認証を行う認証実行部130と、認証実行部130により認証が成功した場合、ページデータ530の画像形成を行う画像形成部17とを備えることを特徴とする。
このように構成することで、本実施形態の画像形成装置1は、IDが検知できた段階で先にそのIDが存在するか検索する。これにより、画像形成装置1は、従来技術1のように認証条件をIDとパスワードが揃ったタイミングで認証するよりも、認証失敗のエラー報知の時間を早めることが可能となる。つまり、IDが検知できた段階で認証の事前認証を行うことで存在しないID等は、その段階で、エラー検知できる。
これにより、画像形成装置1は、印刷データ500の最初のページに巨大な画像等のデータが含まれるような場合であっても、エラーによりユーザーを待たせる時間を減らし、ユーザーの利便性を高めることができる。また、認証の速度が向上し全体的な認証の速度やパフォーマンスを向上させることが可能となる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、ID検索判断部120は、印刷データ500に含まれたID510のユーザーの所属する部門の出力が許可されていない場合には、ID510が存在していないと同様と判断することを特徴とする。
このように構成することで、ID510のユーザーの所属する部門の出力が許可されていない場合についても、認証失敗を素早く報知することが可能となり、待ち時間を減らしてユーザーの利便性を高められる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、認証実行部130は、印刷データ500のパスワード520に認証方法の情報が含まれていた場合、ネットワーク5を介して端末2又は操作パネル部16から、ID及び/又はパスワードを取得して認証を行うことを特徴とする。
このように構成することで、印刷データ500に含まれるID510とパスワード520によるファイル認証以外の認証方法にも適切に対応可能となる。すなわち、部門認証、ユーザー認証について、適切に、ローカル認証やネットワーク認証や拡張認証を行うことが可能となる。
このため、印刷データ500にパスワードを含めないような認証方法にも対応可能となり、セキュリティーを向上させることが可能となる。
また、本実施形態の画像形成装置1は、ユーザーが保存フォルダから印刷データ500を出力する際には、ローカル認証が必要なように、認証設定を加える手段を備えていてもよい。
なお、上述の実施の形態においては、拡張認証については、ローカル認証とネットワーク認証が両方必要と記載したがこれに限られない。たとえば、拡張認証として、生体センサーでの認証、ICカードでの認証、パスワードでの認証を「マクロ」のような形式で組み合わせることも可能である。
なお、本発明は、画像形成装置以外の情報処理装置にも適用できる。つまり、ネットワークスキャナー、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いる構成であってもよい。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 画像形成装置
2 端末
5 ネットワーク
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
12a スキャナー
12b プラテンガラス
12c 原稿読取スリット
13 原稿給送部
13a 原稿載置部
13b 原稿排出部
13c 原稿搬送機構
14 本体部
15、25 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
17a 感光体ドラム
17b 露光部
17c 現像部
17d 転写部
17e 定着部
19 記憶部
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
50 スタックトレイ
60 表示部
61 入力部
100 印刷データ取得部
110 ID取得部
120 ID検索判断部
130 認証実行部
190 アカウント設定
191 ID情報
192 パスワード情報
194 部門認証情報
200 印刷データ作成部
421 給紙カセット
422 給紙ローラー
500 印刷データ
510 ID
520 パスワード
530 ページデータ

Claims (4)

  1. ユーザーのID、パスワード、及びページデータを含む印刷データを取得する印刷データ取得手段と、
    該印刷データ取得手段により取得された前記印刷データからIDを取得するID取得手段と、
    該ID取得手段によりIDが取得された時点で、取得されたIDをID情報から検索し、検索されたIDのユーザーによる出力が許可されているか否かを判断するID検索判断手段と、
    該ID検索判断手段により、取得されたIDのユーザーによる出力が許可されていないと判断された場合には認証の失敗を報知し、取得されたIDのユーザーによる出力が許可されていたと判断された場合にはパスワードを取得して認証を行う認証実行手段と、
    該認証実行手段により認証が成功した場合、前記ページデータの画像形成を行う画像形成手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ID検索判断手段は、
    前記印刷データに含まれたIDのユーザーの所属する部門の出力が許可されていない場合には、取得されたIDのユーザーによる出力が許可されていないと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記認証実行手段は、
    前記印刷データに認証方法の情報が含まれていた場合、ネットワーク又は操作パネルからパスワードを取得して認証を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置による画像形成方法において、
    ユーザーのID、パスワード、及びページデータを含む印刷データを取得し、
    取得された前記印刷データからIDを取得し、
    IDが取得された時点で、取得されたIDをID情報から検索し、検索されたIDのユーザーによる出力が許可されているか否かを判断し、
    取得されたIDのユーザーによる出力が許可されていないと判断された場合には認証の失敗を報知し、取得されたIDのユーザーによる出力が許可されていたと判断された場合にはパスワードを取得して認証を行い、
    認証が成功した場合、前記ページデータの画像形成を行う
    ことを特徴とする画像形成方法。
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