JP2015007841A - 車両用情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載機器の機能に対応付けられた複数のアイコンの表示に軽重をつけながらも、いずれのアイコンが選択されているかを容易に認識できるようにする。【解決手段】ダイヤルスイッチ10は、回転または傾動操作と、押し下げ操作とが可能であり、ディスプレイ20のメニュー画面に表示された複数のアイコン41〜45のいずれかを選択し、その選択したアイコンに対応付けられた機能に関する情報をディスプレイ20に表示させることができる。メニュー画面上でその幅方向の外側に表示される左端アイコン41または右端アイコン45は、その非選択時に、アイコン全体が画面に収まり切らないような画面端寄りの位置に配置されることにより、アイコンの一部が欠けた状態で表示される。一方、左端アイコン41または右端アイコン45が選択されると、当該アイコン41,45は、その全体が表示されるような画面中央寄りの位置まで移動させられる。【選択図】図6

Description

本発明は、車室のセンターコンソール上に設けられた操作部と、運転者が視認可能な車室内の所定位置に設けられたディスプレイと、操作部の操作に応じてディスプレイの表示を制御する制御手段とを備えた車両用情報表示装置に関する。
上記車両用情報表示装置の一例として、例えば下記特許文献1のものが知られている。この特許文献1の情報表示装置は、ナビゲーション装置やオーディオ装置等の各種車載機器に関する情報を表示するディスプレイを備えており、このディスプレイの表示内容が、運転者により操作される操作部からの信号に基づき制御されるようになっている。操作部は、ジョイスティック機構からなるポインティング装置と、ポインティング装置の周囲に設けられた決定スイッチとを有している。
上記情報表示装置において、例えば、複数のアイコン(選択項目)が並ぶメニュー画面がディスプレイに表示されているときは、上記ポインティング装置を操作することにより、画面上でカーソルを移動させ、当該カーソルの位置合わせによって複数のアイコンの中から1つのアイコンを選択することができる。そして、その状態で決定スイッチを押すことにより、選択したアイコンに対応付けられた機能を呼び出すことができる。
特開2008−242960号公報
上記特許文献1のように、メニュー画面を用いて必要な機能を呼び出すものにおいては、選択対象であるアイコンの数が少ないほど視覚的な煩わしさが軽減され、操作性が良好になるといえる。しかしながら、車両が多機能化している近年の状況では、極端にアイコンの数を減らすことは現実的でなく、ある程度の数のアイコンを表示することが必要である。このような場合に、複数のアイコンの全てを同じような態様で表示することも考えられるが、このようにすると、よく使用する機能とあまり使用しない機能との区別がなくなるので、所望の機能を呼び出したいときにどのアイコンを選択すべきか迷ってしまうおそれがある。
一方で、あまり使用しない機能に対応するアイコンだからといって、そのアイコンをあまりに目立たない位置に表示すると、そのアイコンが選択対象の1つであることが運転者にとって分かり難くなり、操作性が悪化してしまう。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、車載機器の機能に対応付けられた複数のアイコンの表示に軽重をつけながらも、いずれのアイコンが選択されているかを容易に認識することが可能な車両用情報表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、車室のセンターコンソール上に設けられた操作部と、運転者が視認可能な車室内の所定位置に設けられたディスプレイと、操作部の操作に応じてディスプレイの表示を制御する制御手段とを備えた車両用情報表示装置であって、上記ディスプレイは、各種車載機器の機能を呼び出すためのメニュー画面として、左右に並ぶ複数のアイコンを、どのアイコンが選択中であるかを示す選択指示表示と合わせて表示可能であり、上記メニュー画面に表示される複数のアイコンは、複数の主アイコンと、主アイコンよりも画面幅方向の外側に表示される左端アイコンおよび右端アイコンとを含み、上記左端および右端アイコンは、その全体が上記ディスプレイの画面に収まり切らないような画面端寄りの位置に配置されることにより、アイコンの一部が欠けた状態で表示され、上記操作部は、回転操作および傾動操作の少なくとも一方の操作と押し下げ操作とが可能なダイヤルスイッチを有し、上記制御手段は、上記ディスプレイにメニュー画面が表示されている状態で上記ダイヤルスイッチが回転または傾動操作されると、上記選択指示表示の位置を上記各アイコンの間で順次移動させるとともに、上記ダイヤルスイッチが押し下げ操作されると、選択中のアイコンに対応付けられた機能に関する情報を上記ディスプレイに表示させ、上記ダイヤルスイッチの回転または傾動操作によって選択されたアイコンが上記左端または右端アイコンであったとき、上記制御手段は、選択された左端または右端アイコンを、その全体が表示されるような画面中央寄りの位置まで移動させる、ことを特徴とするものである(請求項1)。
本発明によれば、ディスプレイのメニュー画面上に並べられた複数のアイコンから1つを選択し、それに対応付けられた所望の機能を呼び出す操作を、ダイヤルスイッチの回転または傾動操作と押し下げ操作とによって行うことができる。この場合において、メニュー画面上の複数のアイコンを、特に軽重をつけることなく単純に横並びに配置することも可能であるが、上記実施形態では、左端アイコンおよび右端アイコンについては、その一部が欠けて表示されるように、あえて画面端寄りの位置に配置するようにした。これにより、例えば、左端アイコンおよび右端アイコン以外の主アイコンに対し使用頻度の高い機能を対応付け、それ以外の使用頻度の低い機能を上記左端アイコンおよび右端アイコンに対応付ける等により、使用頻度の高い機能を呼び出すときの操作性を高めることができる。すなわち、使用頻度の高い主アイコンとは区別する形で、左端アイコンおよび右端アイコンが画面端寄りの位置に表示されているので、使用頻度の高い主アイコンを画面中央寄りに大きく表示する等により、これらを相対的に目立たせることができる。これにより、運転者は、使用頻度の高い機能を呼び出す操作を、相対的に目立つ主アイコンを選択することで容易に行うことができる。
一方、左端アイコンおよび右端アイコンは、非選択時には欠けて表示されるものの、選択されると全体が現れるように画面中央寄りに移動する。これにより、左端アイコンおよび右端アイコンのいずれかが選択されたことが運転者にとって分かり易くなるので、運転者は、これら端アイコンに対応付けられた機能を呼び出す操作についても問題なく行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記メニュー画面に表示される複数のアイコンは、それぞれ、デザインが共通の周辺意匠と、周辺意匠の内部に表示されたデザインの異なる個別意匠とを有し、上記左端および右端アイコンは、その非選択時に、上記周辺意匠のみが欠けた状態で表示され、内部の個別意匠については不足なく表示される(請求項2)。
このように、各アイコンの周辺意匠を共通のデザインにしておけば、たとえ左端アイコンおよび右端アイコンの周辺意匠の一部が欠けていたとしても、運転者は、その欠けた周辺意匠が他の主アイコンの周辺意匠と同一のものであると容易に理解することができる。これにより、左端アイコンおよび右端アイコンについても、他の主アイコンと同様の操作の対象となることが容易に理解されるので、運転者は、左端アイコンおよび右端アイコンに対応付けられた機能を呼び出す操作を迷いなく行うことができる。しかも、左端アイコンおよび右端アイコンの中心側に表示される個別意匠については、それが不足なく表示されるので、非選択時であっても、左端アイコンおよび右端アイコンの性質(何の機能に対応するか)を容易に理解でき、操作性を良好に維持することができる。
上記構成において、より好ましくは、上記周辺意匠はリング状に形成され、上記左端アイコンは、その非選択時に、上記周辺意匠としてのリングの左側の一部のみが欠けた状態で表示され、上記右端アイコンは、その非選択時に、上記周辺意匠としてのリングの右側の一部のみが欠けた状態で表示される(請求項3)。
この構成によれば、左端アイコンおよび右端アイコンにおいて必要以上に多くの部分が欠けて表示されることがなく、これら端アイコンの存在を十分に認識することができる。
本発明において、好ましくは、上記主アイコンは、上記メニュー画面の中央に表示される中央アイコンと、中央アイコンの左右に表示される左中央アイコンおよび右中央アイコンとであり、上記ダイヤルスイッチの回転または傾動操作が行われていないデフォルト状態のとき、上記メニュー画面では、上記中央アイコンが選択中として表示され、上記操作部は、上記ダイヤルスイッチの周囲に、中央プッシュスイッチとその左右に設けられた左側および右側プッシュスイッチとをさらに有し、上記中央プッシュスイッチは、当該スイッチが操作される直前のディスプレイの表示状態にかかわらず、上記デフォルト状態のメニュー画面をディスプレイに表示させるホームキーとして機能し、上記左側および右側プッシュスイッチは、当該スイッチが操作される直前のディスプレイの表示状態にかかわらず、上記3つのアイコンのうち左側および右側のアイコンに対応付けられた機能に関する情報をそれぞれディスプレイに表示させるショートカットキーとして機能する(請求項4)。
この構成によれば、主アイコンのうち左中央アイコンまたは右中央アイコンに対応付けられた機能を呼び出すのに、2つの操作方法が存在することになる。1つ目の操作方法は、ダイヤルスイッチを回転または傾動操作し、上記両アイコンのいずれかを選択した上で(つまり選択指示表示を両アイコンのいずれかに移動させた上で)、さらにダイヤルスイッチを押し下げ操作する方法である。2つ目の操作方法は、ダイヤルスイッチの周囲に設けられた左右に並ぶ3つのプッシュスイッチのうち、中央のものを除く左側または右側プッシュスイッチを押し下げ操作する方法である。2つ目の操作方法によれば、ディスプレイの直前の表示状態にかかわらず、左側および右側プッシュスイッチのいずれかを押し下げ操作すれば、ダイレクトに所望の機能を呼び出すことができるので、操作の手順を簡素化し、操作スピードを速めることができる。しかも、上記3つのアイコンと上記3つのプッシュスイッチとの関係としては、相対的に左側に位置する左中央アイコンと左側プッシュスイッチとが関連付けられ、相対的に右側に位置する右中央アイコンと右側プッシュスイッチとが関連付けられているので、左側および右側プッシュスイッチのいずれを押し下げ操作すれば所望の機能を呼び出せるかを直感的に理解することができ、より優れた操作性を実現することができる。
ここで、左側および右側プッシュスイッチの間に位置する中央プッシュスイッチに、画面中央に位置する中央アイコンに対応する機能を呼び出すショートカットキーとしての役割を担わせることも考えられる。しかしながら、本発明では、メニュー画面がデフォルト状態のときに上記中央アイコンが選択されるようになっているため、基本的には、ダイヤルスイッチを押し下げ操作するだけで中央アイコンに対応する機能を呼び出すことができる。したがって、仮に中央プッシュスイッチを上記のようなショートカットキーとして設けた場合には、ダイヤルスイッチおよび中央プッシュスイッチのいずれを押し下げ操作しても同じ機能が呼び出されることになるので、中央プッシュスイッチの存在意義が薄れてしまう。
これに対し、本発明では、中央プッシュスイッチが、デフォルト状態のメニュー画面をディスプレイに表示させるホームキーとして設けられているので、上記のようにダイヤルスイッチの機能と中央プッシュスイッチの機能とが重複することがない。これにより、使用頻度が高いと予想されるホームキーを設けながらも、プッシュスイッチの数がむやみに増えることがないので、必要な操作機能を限られた数のプッシュスイッチに合理的に分配することができ、操作部をコンパクトに構成しつつその操作性を高めることができる。
以上説明したように、本発明の車両用情報表示装置によれば、車載機器の機能に対応付けられた複数のアイコンの表示に軽重をつけながらも、いずれのアイコンが選択されているかを容易に認識することができる。
本発明の一実施形態にかかる情報表示装置が適用された車両の内部(車室)を示す斜視図である。 操作部の構成を示す平面図である。 上記操作部の斜視図である。 上記情報表示装置の制御系統を示すブロック図である。 ディスプレイに表示されるメニュー画面の一例を示す図である。 上記操作部のダイヤルスイッチを操作したときのメニュー画面の変化を説明するための図であり、(a)〜(c)はデフォルト位置から左方向に選択指示表示が移動する様子を示している。 上記ダイヤルスイッチを操作したときのメニュー画面の変化を説明するための図であり、(a)〜(c)はデフォルト位置から右方向に選択指示表示が移動する様子を示している。 上記ディスプレイに表示される通信処理用の操作画面の一例を説明するための図であり、(a)は上位層の画面、(b)は下位層の画面を示している。 上記ディスプレイに表示されるオーディオ装置の操作画面の一例を説明するための図であり、(a)は上位層の画面、(b)は下位層の画面を示している。 上記ディスプレイに表示されるナビゲーション画面の一例を説明するための図である。 上記ディスプレイに表示されるアプリケーションの呼び出し画面の一例を説明するための図であり、(a)は上位層の画面、(b)は下位層の画面を示している。 上記ディスプレイに表示されるセッティング用画面の一例を説明するための図である。 上記ディスプレイの表示制御の具体的手順を示すフローチャート(その1)である。 上記ディスプレイの表示制御の具体的手順を示すフローチャート(その2)である。 上記操作部を操作するときの手の使い方を説明するための平面図である。
(1)装置構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる情報表示装置が適用された車両の内部(車室)を示す斜視図である。本図に示すように、車室の前端部には、フロントウィンドウ2の下辺部に沿って車幅方向に延びるインストルメントパネル1が設けられている。車室フロアFの車幅方向中央部にはセンターコンソール4が突設されており、このセンターコンソール4は、インストルメントパネル1の車幅方向中央部から連続して車両の後方側に延びるように形成されている。センターコンソール4より左側の車室フロアF上には、運転者が着座する図外の運転席シートが設けられており、この運転席シートの前方(インストルメントパネル1の左寄り位置)には、運転者により操舵されるステアリングハンドル3が設けられている。このように、当実施形態の情報表示装置は左ハンドル車を対象にしているが、右ハンドル車にも適用できることはもちろんである。
センターコンソール4上には、車両の変速機を操作するためのシフトレバー5と、車両に搭載された各種機器(車載機器)を操作するための操作部6と、運転者が腕を載置するためのアームレスト7とが配設されている。また、センターコンソール4の左側(運転席側)には、パーキングブレーキを操作するためのブレーキレバー8が配設されている。
インストルメントパネル1の車幅方向中央部の上面には、ディスプレイ20が出没可能に設けられている。ディスプレイ20は、例えばフルカラーの液晶ディスプレイからなり、その車両後方側の面が各種情報や映像を表示するための表示画面とされている。ディスプレイ20の表示画面の位置は、運転席に着座した運転者から視認し易いような設置に設定されている。
インストルメントパネル1の左寄り位置の上面(ステアリングハンドル3の前方)には、ヘッドアップディスプレイ装置21(以下、HUDと略称する)が設けられている。HUD21は、インストルメントパネル1の上面から立設されたハーフミラー21aと、ハーフミラー21aに画像を投影する図外のプロジェクタとを有している。ハーフミラー21aには、プロジェクタから提供される各種の運転支援情報(例えば車両の現車速など)が表示される。
センターコンソール4の前部には、オーディオ装置22が搭載されている。オーディオ装置22は、音楽または映像を再生する装置であり、CD/DVDプレーヤやAM/FMチューナ等を含んでいる。
図2および図3は、操作部6の構造を詳しく示す図である。これらの図に示すように、操作部6は、ダイヤルスイッチ10と、ダイヤルスイッチ10の周囲に設けられた5つのプッシュスイッチ11〜15と、ダイヤルスイッチ10の右側前方部に設けられた音量調整スイッチ16とを有している。
ダイヤルスイッチ10は、鉛直方向に沿った中心軸を有する円柱状のスイッチであり、中心軸回りに左回転または右回転させる回転操作と、中心軸を前後左右に傾ける傾動操作と、スイッチ自身を押し下げる押し下げ操作との3種類の操作が可能とされている。ダイヤルスイッチ10は、親指、人差し指、中指の3本の指を用いての回転操作がやり易いように、外径が4〜6cm程度に設定されるとともに、高さ(操作部6の基礎面からの突出高さ)が2〜3cm程度に設定されている。
プッシュスイッチ11〜15は、平坦面を有する板状のスイッチであり、それぞれ押し下げ操作が可能とされている。プッシュスイッチ11〜15は、ダイヤルスイッチ10や音量調整スイッチ16に比して、その高さが十分に小さい値(例えば2〜5mm程度)に設定されている。また、プッシュスイッチ11〜15は、1本の指先で押し下げ操作するのに適当な表面積が確保されるように、例えば、車幅方向の長さが1.5〜2.0cm程度、前後方向長さが2〜3cm程度に設定されている。
プッシュスイッチ11〜15は、車両前方側の3つのプッシュスイッチ11〜13と、これよりも車両後方側に位置する2つのプッシュスイッチ14,15に分けることができる。前者の3つのプッシュスイッチ11〜13は、ダイヤルスイッチ10の前側の近傍において左右に並ぶように配設されている。後者の2つのプッシュスイッチ14,15は、ダイヤルスイッチ10の左右両側にそれぞれ1つずつ振り分けて配置されている。以下では、これら各プッシュスイッチのうち、前方かつ左側のプッシュスイッチ11を「左側プッシュスイッチ」、前方かつ右側のプッシュスイッチ13を「右側プッシュスイッチ」、これら各プッシュスイッチ11,13の間のプッシュスイッチ12を「中央プッシュスイッチ」、後方かつ左側のプッシュスイッチ14を「第1後側プッシュスイッチ」、後方かつ右側のプッシュスイッチ15を「第2後側プッシュスイッチ」ということがある。
前側の3つのプッシュスイッチ、つまり左側、中央、右側の各プッシュスイッチ11〜13は、ダイヤルスイッチ10の周面に沿って円弧状に並ぶように配設されている。具体的には、各プッシュスイッチ11〜13の車両後方側の辺部が、全体としてダイヤルスイッチ10の周面に沿った円弧形状を呈するように形成されているとともに、各プッシュスイッチ11〜13の車両前方側の辺部が、全体として緩やかな(半径の大きい)円弧形状を呈するように形成されている。
また、左側、中央、右側の各プッシュスイッチ11〜13は、視認せずとも(指先の感覚だけで)スイッチの配置を認識できるように、異なる形状に形成されている。具体的には、中央プッシュスイッチ12の幅が左右のプッシュスイッチ11,13よりも大きく設定されているとともに、各スイッチの間に段差が生じるように、中央プッシュスイッチ12の少なくとも一部の高さが左右のプッシュスイッチ11,13よりも大きく設定されている。
音量調整スイッチ16は、鉛直方向に沿った中心軸を有する円柱状のスイッチであり、中心軸回りに左回転または右回転させる回転操作のみが可能とされている。音量調整スイッチ16は、親指と人差し指の2本の指を用いての回転操作がやり易いように、ダイヤルスイッチ10よりも小さい外径(例えば1〜2cm程度)に設定されている。なお、音量調整スイッチ16の突出高さについては、ダイヤルスイッチ10と同程度(2〜3cm程度)に設定されている。
図4は、当実施形態の情報表示装置の制御系統を示すブロック図である。本図に示すように、車両には、周知のCPU、RAM、ROM等を含むマイクロコンピュータからなるコントローラ(制御手段)30が設けられている。コントローラ30は、操作部6の各スイッチ10〜16に設けられた複数の接点からの信号を受け付けるとともに、その入力信号に基づいて、どのスイッチに対しどんな操作が行われたかという操作情報を取得する。そして、取得した操作情報に基づいて、各種車載機器を制御するとともに、車載機器の各種機能を呼び出して、その機能に関する情報をディスプレイ20に表示させる制御を実行する。
図4に示すように、当実施形態の車両には、車載機器として、上述したHUD21およびオーディオ装置22の他、ナビゲーション装置23、通信機24、スピーカ25、およびマイク26が搭載されている。
ナビゲーション装置23は、道路地図情報の提供や目的地までの経路案内を行う装置であり、GPS電波を受信する受信機、道路地図情報が記録された記録媒体、および目的地までの推奨経路を求めるなどの演算を行うための演算器を含んでいる。通信機24は、外部との通話やメールの送受信等の通信処理を行う装置であり、例えば携帯電話の無線ネットワークを介して音声データ等の各種データを送受信する。スピーカ25は、オーディオ装置22の再生音、ナビゲーション装置23のガイド音声、または通信機24が受信した音声信号等を再生するものである。マイク26は、運転者による発声音を音声信号に変換して通信機24に送信するものである。
(2)各スイッチの機能と画面表示
次に、操作部6の各スイッチ10〜16に割り当てられた具体的な役割と、各スイッチ10〜16の操作に伴って車載機器またはディスプレイ20の表示がどのように制御されるかについて説明する。
ダイヤルスイッチ10は、ディスプレイ20に表示される複数の選択項目(アイコンや文字列など)から1つを選択し、選択した項目に対応付けられた機能を実行するマルチファンクションキーとして機能する。なお、項目選択は、ダイヤルスイッチ10の回転または傾動操作により行うことが可能であり、機能の実行は、ダイヤルスイッチ10の押し下げ操作によって行うことが可能である。
左側プッシュスイッチ11および右側プッシュスイッチ13は、特定の機能をダイレクトに実行させるショートカットキーとして機能する。具体的に、左側プッシュスイッチ11は、オーディオ装置22の操作画面をディスプレイ20に表示させるためのショートカットキーであり、右側プッシュスイッチ13は、ナビゲーション装置23から提供される情報に基づくナビゲーション画面(例えば自車両の現在位置を中心とした道路地図情報)をディスプレイ20に表示させるためのショートカットキーである。
中央プッシュスイッチ12は、ディスプレイ20の表示を最上位のメニュー画面に戻すためのホームキーとして機能する。
第1後側プッシュスイッチ14は、ディスプレイ20の表示を1つ前の画面に戻すための戻るキーとして機能する。
第2後側プッシュスイッチ15は、運転者により予め登録された機能に関する画面をディスプレイ20に表示させるお気に入りキーとして機能する。
音量調整スイッチ16は、オーディオ装置22やナビゲーション装置23等からスピーカ25を通じて出力される再生音の音量を調整するものである。
図5は、ディスプレイ20に表示される最上位の画面、つまりメニュー画面の内容を示している。このメニュー画面では、合計5つのアイコン41〜45が左右に並ぶように表示される。なお、以下では、並び順が真ん中のアイコン43を「中央アイコン」、中央アイコン43の1つ左側のアイコン42を「左中央アイコン」、左中央アイコン42よりもさらに左側のアイコン41を「左端アイコン」、中央アイコン43の1つ右側のアイコン44を「右中央アイコン」、右中央アイコン44よりもさらに右側のアイコン45を「右端アイコン」ということがある。このうち、左端アイコン41および右端アイコン44を除く他の3つのアイコン、つまり左中央アイコン42、中央アイコン43、右中央アイコン44は、それぞれ本発明にかかる主アイコンに該当する。
中央アイコン43は、ディスプレイ20の画面中央(幅方向および高さ方向の中央)に表示されている。この中央アイコン43の左右両側でかつ下方に若干ずれた位置に左中央アイコン42および右中央アイコン44が表示され、そこからさらに左右両側かつ下方にずれた位置に左端アイコン41および右端アイコン45が表示されている。また、メニュー画面の下部には、これらアイコン41〜45の配置に沿うようにして、上側に凸の円弧状のライン意匠46が表示されている。言い換えると、アイコン41〜45は、ライン意匠46に沿って円弧状に並ぶように配置されている。
上記メニュー画面に表示される各アイコン41〜45は、それぞれ、リング状の周辺意匠a1〜a5と、周辺意匠a1〜a5の内部に表示される個別意匠b1〜b5とを有している。
周辺意匠a1〜a5としてのリングは、いずれのアイコン41〜45でも共通のデザインとされている。ただし、周辺意匠の大きさについてはこの限りではなく、画面幅方向の両端に表示される左端アイコン41および右端アイコン45の周辺意匠a1,a5については、画面中央寄りの他のアイコン42〜43の周辺意匠a2〜a4と比べて、その大きさ(リング径)が小さく設定されている。
個別意匠b1〜b5は、アイコン41〜45に対応付けられた機能をそれぞれ表す図形または記号からなり、アイコン41〜45によって別々のデザインとされている。
アイコン41〜45のうち、左端アイコン41および右端アイコン45は、その周辺意匠a1,a5の一部が欠けた状態で表示される。例えば、左端アイコン41は、その全体が収まり切らないような画面左寄りの位置に配置されることにより、周辺意匠a1としてのリングの左側の一部が欠けた状態で表示される。右端アイコン45は、その全体が収まり切らないような画面右寄りの位置に配置されることにより、周辺意匠a5としてのリングの右側の一部が欠けた状態で表示される。ただし、いずれのアイコン41,45においても、周辺意匠a1,a5の内部の個別意匠b1,b5については、その全体が表示される。
なお、詳しく図示しないが、上記のような左端アイコン41および右端アイコン45の特異な表示態様(一部を欠落させること)がディスプレイ20のエラーによるものではないことを認識させるために、左端アイコン41および右側アイコン45に対しては、画面の端側ほど表示明度を徐々に落とすグラデーション処理を施すことが望ましい。
上記メニュー画面において、アイコン41〜45は、各種車載機器の機能に対応付けられており、それぞれの機能を呼び出すときに適宜のアイコンが選択される。具体的に、当実施形態では、アイコン41〜45に対し、それぞれ、コントローラ30に予め設定されているアプリケーションを呼び出す機能、オーディオ装置22の操作画面を呼び出す機能、通信機24を用いて通話やメール等の通信処理を行うための操作画面を呼び出す機能、ナビゲーション装置23から提供される情報に基づくナビゲーション画面を呼び出す機能、車載機器の各種設定を行うための操作画面を呼び出す機能が割り当てられている。図5に示されるように、各アイコン41〜45の個別意匠b1〜b5のデザインは、これらの機能との対応付けを視覚的に認識できるような内容とされている。
ここで、図5に示したメニュー画面では、上記5つのアイコン41〜45の表示に加えて、どのアイコンが選択中であるかを示す選択指示表示が合わせて表示される。当実施形態では、選択指示表示として、特定の1つのアイコンに対し、その背後から特定の色の光が射しているようなイメージを表示するハイライト処理が施される。図5の例では、選択指示表示が中央アイコン43の位置に設定されている(つまり中央アイコン43がハイライト処理されている)。これにより、運転者は、中央アイコン43が選択中であることを認識できる。なお、当実施形態では、上記選択指示表示(ハイライト表示)に加えて、画面の下部領域(ライン意匠46の下側)に、選択中のアイコンに対応する機能が文字情報で表示されるようになっている。図5のように中央アイコン43が選択中である場合、これに対応する機能(通話やメール等の通信処理に関する機能)を表すものとして、「Communication」という文字情報が表示される。またさらに、当実施形態では、いずれのアイコンが選択中であるかをより明確に示すために、上記のような選択指示表示(ハイライト表示)に加えて、選択中のアイコンのサイズを大きくする拡大処理が施される。図5では、中央アイコン43が選択中であるので、この中央アイコン43が他のアイコンよりも拡大して表示される。
上記メニュー画面がディスプレイ20に表示されている状態で、ダイヤルスイッチ10が回転操作されるか、もしくは左右のいずれかに傾動操作されると、上述した選択指示表示(ハイライト表示)の位置が5つのアイコン41〜45の間で移動する。例えば、中央アイコン43が選択されている状態でダイヤルスイッチ10を左回転させるか左側に傾動させる操作が行われると、図6(a)〜(c)に示すように、選択指示表示が、中央アイコン43から左中央アイコン42、左端アイコン41へと順次移動していく。また、これに伴い、画面下部に表示される文字情報も、「Communication」から「Audio」、「Applications」へと変化する。これに対し、中央アイコン43が選択されている状態でダイヤルスイッチ10を右回転させるか右側に傾動させる操作が行われると、図7(a)〜(c)に示すように、選択指示表示が、中央アイコン43から右中央アイコン44、右端アイコン45へと順次移動していく。また、これに伴い、画面下部に表示される文字情報も、「Communication」から「Navigation」、「Settings」へと変化する。
一方、ダイヤルスイッチ10の回転または傾動操作が行われていないときのメニュー画面では、図5(または図6(a)、図7(a))に示すように、選択指示表示は必ず中央アイコン43に位置するように設定されている(このため画面下部の文字情報も「Communication」とされる)。すなわち、当実施形態において、選択指示表示のデフォルト位置は中央アイコン43とされている。
図6(a)〜(c)および図7(a)〜(c)に示すように、ダイヤルスイッチ10の回転または傾動操作に伴って上記選択指示表示が各アイコン41〜45の間を移動するとき、ディスプレイ20上では、基本的に選択指示表示のみが移動し、各アイコン41〜45の位置は特に変化しない。すなわち、当実施形態では、アイコン41〜45の表示位置を概ね固定したまま、選択指示表示のみを移動させることで、どのアイコンが選択中であるかを運転者に認識させるようにしている。
ただし、メニュー画面において最も外側に位置する左端アイコン41または右端アイコン45まで上記選択指示表示が移動した場合(つまりアイコン41,45のいずれかが選択された場合)には、アイコンの表示位置が画面中央寄りに若干移動させられるようになっている。例えば、メニュー画面上で左端アイコン41が選択されると、図6(c)に示すように、左端アイコン41の表示位置が非選択時と比べて画面中央寄り(右側)に若干移動させられる。これにより、非選択時には周辺意匠a1の一部が欠けた状態となっていた左端アイコン41の全体がディスプレイ20に表示されるようになり、その周辺意匠a1および個別意匠b1の両方が不足なく現れる。同様に、メニュー画面上で右端アイコン45が選択されると、図7(c)に示すように、右端アイコン45の表示位置が非選択時と比べて画面中央寄り(左側)に若干移動させられる。これにより、非選択時には周辺意匠a5の一部が欠けた状態となっていた右端アイコン45の全体がディスプレイ20に表示されるようになり、その周辺意匠a5および個別意匠b5の両方が不足なく現れる。なお、移動後の左端アイコン41および右端アイコン45は、少なくとも、画面からはみ出た欠落部分の面積が非選択時よりも小さくなっていればよく、必ずしも周辺意匠a1,a5の全部がくっきり表示される必要はない。
図6(c)および図7(c)に示すように、選択された左右端のアイコン41,45が画面中央寄りに移動する際には、概ね円弧状のライン意匠46に沿って移動する。ただし、当実施形態では、このような移動に加えて、アイコンのサイズが拡大されるので、アイコンの動きがより動的になり、視認され易くなる。
上記のように左右端のアイコン41,45が選択時に移動させられるのに対し、画面中央寄りに位置する3つのアイコン、つまり左中央アイコン42、中央アイコン43、および右中央アイコン44については、当初からその全体が表示されているので、選択時に表示位置が変化することはない(ただし選択時の拡大処理に伴い表示面積は変化する)。
図8(a)は、ディスプレイ20に表示される通信処理用の操作画面を示している。この画面は、メニュー画面で中央アイコン43が選択されている状態でダイヤルスイッチ10が押し下げ操作されると表示される。具体的に、図8(a)の操作画面では、「Notifications」「Favorites」‥‥などの複数の選択項目がディスプレイ20に表示される。
運転者は、この状態でダイヤルスイッチ10を操作することにより、上記各選択項目の中から任意の項目を選択して実行することができる。すなわち、ダイヤルスイッチ10を回転操作するかまたは上下に傾動操作することで、選択中の項目を変化させることができ、ダイヤルスイッチ10を押し下げ操作することで、選択中の項目に対応付けられたさらに下位層の操作画面を呼び出すことができる。図8(b)は、図8(a)における「Call History」が選択・実行されたときの状態を示している。本図に示すように、「Call History」が選択・実行されると、ディスプレイ20には、通話履歴として、これまでに通話した相手の人名や電話番号などが表示される。この中に通話したい相手がいる場合には、その項目を選択・実行することで、当該相手との通話を行うことができる。
なお、図8(a)(b)において、画面左上に表示されるアイコン48は、図5等に示したメニュー画面に戻るためのアイコンである。運転者は、ダイヤルスイッチ10の回転または傾動操作により上記アイコン48を選択し、その状態でダイヤルスイッチ10を押し下げ操作することにより、ディスプレイ20の表示を上記メニュー画面に戻すことができる。このことは、後述する図9〜図12でも同様である。
図9(a)は、ディスプレイ20に表示されるオーディオ装置22の操作画面を示している。この画面は、メニュー画面で左中央アイコン42が選択されている状態でダイヤルスイッチ10が押し下げ操作されるか、または、左側プッシュスイッチ11が押し下げ操作されると表示される。なお、後者のように左側プッシュスイッチ11が押し下げ操作されたときは、その操作が行われる直前のディスプレイ20の表示状態にかかわらず、上記オーディオ装置22の操作画面が呼び出される。具体的に、図9(a)の操作画面では、オーディオソースの選択候補として、「FM」「AM」「CD」「DVD」「TV」といった項目がディスプレイ20に表示される。
運転者は、この状態でダイヤルスイッチ10を操作することにより、上記各選択項目の中から任意の項目を選択して実行することができる。すなわち、ダイヤルスイッチ10を回転操作するかまたは上下に傾動操作することで、選択中の項目を変化させることができ、ダイヤルスイッチ10を押し下げ操作することで、選択中の項目に対応付けられたさらに下位層の操作画面を呼び出すことができる。図9(b)は、図9(a)における「FM」が選択・実行されたときの状態を示している。本図に示すように、「FM」が選択・実行されると、ディスプレイ20には、現在受信しているFM局の周波数等を含む各種情報が表示される。受信したいFM局を変更する操作は、ダイヤルスイッチ10の回転操作などによって行うことが可能である。
図10は、ディスプレイ20に表示されるナビゲーション画面を簡略化して示している。この画面は、メニュー画面で右中央アイコン44が選択されている状態でダイヤルスイッチ10が押し下げ操作されるか、または、右側プッシュスイッチ13が押し下げ操作されると表示される。なお、後者のように右側プッシュスイッチ13が押し下げ操作されたときは、その操作が行われる直前のディスプレイ20の表示状態にかかわらず、上記ナビゲーション画面が呼び出される。具体的に、図9(a)のナビゲーション画面では、ナビゲーション装置23から提供される各種データ(GPS位置情報など)に基づいて、例えば、自車両の現在位置を中心とした所定範囲の道路地図情報がリアルタイムで表示される。図示を省略するが、このナビゲーション画面が表示されている状態でダイヤルスイッチ10などを用いた各種操作を行うことにより、目的地の設定や推奨経路の選択などの操作を行うことが可能である。
図11(a)は、ディスプレイ20に表示されるアプリケーションの呼び出し画面を示している。この画面は、メニュー画面で左端アイコン41が選択されている状態でダイヤルスイッチ10が押し下げ操作されると表示される。具体的に、図11(a)の操作画面では、「Eco Display」「Maintenance」「Warning Guidance」といった複数の選択項目がディスプレイ20に表示される。
運転者は、この状態でダイヤルスイッチ10を操作することにより、上記各選択項目の中から任意の項目を選択して実行することができる。例えば、「Eco Display」が選択・実行されると、図11(b)に示すように、アイドリングストップ(i−stop)や減速回生(i−ELOOP)といったエコに関連する各種情報がディスプレイ20に表示されるようになる。
図12は、ディスプレイ20に表示されるセッティング用画面を示している。この画面は、メニュー画面で右端アイコン45が選択されている状態でダイヤルスイッチ10が押し下げ操作されると表示される。具体的に、図12のセッティング用画面では、HUD21、ディスプレイ20、スピーカ25といった各種機器に関する設定を行うための項目が表示される。さらに、この画面が表示された状態でダイヤルスイッチ10などを用いた各種操作を行うことにより、設定の対称となる機器を選択したり、その機器に関する各種設定値(例えばHUD21の高さなど)を変更したりする操作を行うことが可能である。
(3)制御動作
次に、コントローラ30によって行われるディスプレイ20の表示制御の具体的手順について、図13および図14のフローチャートを用いて説明する。インストルメントパネル1に設けられた図外のイグニッションスイッチがオンされるなどして図13のフローチャートに示す処理がスタートすると、コントローラ30は、ディスプレイ20にメニュー画面を表示させる処理を実行する(ステップS1)。なお、このときの画面は、図5(または図6(a)、図7(a))に示したようなデフォルト状態のメニュー画面である。よって、メニュー画面上の複数のアイコン41〜45のいずれが選択中であるかを示す選択指示表示(ここではハイライト表示)の位置は、画面中央に位置する中央アイコン43に設定される。
次いで、コントローラ30は、操作部6に設けられたダイヤルスイッチ10用の接点からの信号に基づいて、当該ダイヤルスイッチ10が回転または傾動操作されたか否かを判定する処理を実行する(ステップS2)。
上記ステップS2でYESと判定されてダイヤルスイッチ10が回転または傾動操作されたことが確認された場合、コントローラ30は、図6(a)〜(c)または図7(a)〜(c)に示したように、上記選択指示表示(ハイライト表示)の位置を各アイコン41〜45の間で移動させる処理を実行する(ステップS3)。すなわち、ダイヤルスイッチ10を左回転させるか左側に傾動させる操作が行われた場合に、上記選択指示表示の位置を左側に移動させ、ダイヤルスイッチ10を右回転させるか右側に傾動させる操作が行われた場合に、上記選択指示表示の位置を右側に移動させる。なお、選択指示表示の移動区間(何個先のアイコンまで移動するか)は、ダイヤルスイッチ10の回転角または傾動回数などに応じて設定される。
次いで、コントローラ30は、左端アイコン41または右端アイコン45が選択中であるか(つまり選択指示表示の位置が左端アイコン41または右端アイコン45に設定されているか)否かを判定する処理を実行する(ステップS4)。
上記ステップS4でYESと判定されて左端アイコン41または右端アイコン45が選択中であることが確認された場合、コントローラ30は、当該アイコンの全体がディスプレイ20に表示されるようにアイコンの表示位置を移動させる処理を実行する(ステップS5)。例えば、左端アイコン41が選択中である場合は、図6(c)に示すように、左端アイコン41の表示位置を右側に若干ずらすことにより、左端アイコン41の周辺意匠a1およびその内部の個別意匠b1の全体をディスプレイ20に表示させる。一方、右端アイコン45が選択中である場合は、図7(c)に示すように、右端アイコン45の表示位置を左側に若干ずらすことにより、右端アイコン45の周辺意匠a5およびその内部の個別意匠b5の全体をディスプレイ20に表示させる。
次に、上記ステップS2でNOと判定された場合、つまり、ダイヤルスイッチ10の回転または傾動操作がなかった場合の制御動作について説明する。この場合、コントローラ30は、ダイヤルスイッチ10用の接点からの信号に基づいて、当該ダイヤルスイッチ10が押し下げ操作されたか否かを判定する処理を実行する(ステップS6)。
上記ステップS6でYESと判定されてダイヤルスイッチ10が押し下げ操作されたことが確認された場合、コントローラ30は、ダイヤルスイッチ10の押し下げ直前に選択中であったアイコンに対応付けられた機能を呼び出し、その機能に関する情報をディスプレイ20に表示させる処理を実行する(ステップS7)。例えば、中央アイコン43が選択中の状態でダイヤルスイッチ10が押し下げ操作された場合には、図8(a)に示したような通信処理用の操作画面をディスプレイ20に表示させる。
上記ステップS6でNOと判定されるか、もしくは上記ステップS7の処理が終了した場合は、図14のフローチャートに示される処理に移行する。ここで、コントローラ30は、操作部6に設けられた左側プッシュスイッチ11用の接点からの信号に基づいて、当該左側プッシュスイッチ11が押し下げ操作されたか否かを判定する処理を実行する(ステップS10)。
上記ステップS10でYESと判定されて左側プッシュスイッチ11が押し下げ操作されたことが確認された場合、コントローラ30は、オーディオ装置22の操作画面(図9(a)参照)をディスプレイ20に表示させる処理を実行する(ステップS11)。なお、このフローチャートでは図示を省略するが、ステップS11の後、ダイヤルスイッチ10等に対しさらなる操作が行われた場合には、その操作に応じてディスプレイ20の表示やオーディオ装置22の動作を制御する処理が実行される。例えば、オーディオソースとして「FM」を選択・実行する操作が行われた場合には、オーディオ装置22に内蔵されたFMチューナを起動させるとともに、受信中のFM局の情報(周波数など)をディスプレイ20に表示させる制御が実行される(図9(b)参照)。
一方、上記ステップS10でNOと判定された場合(つまり左側プッシュスイッチ11の押し下げ操作がなかった場合)、コントローラ30は、操作部6に設けられた右側プッシュスイッチ13用の接点からの信号に基づいて、当該右側プッシュスイッチ13が押し下げ操作されたか否かを判定する処理を実行する(ステップS12)。
上記ステップS12でYESと判定されて右側プッシュスイッチ13が押し下げ操作されたことが確認された場合、コントローラ30は、ナビゲーション装置23から提供されるナビゲーション画面として、例えば図10に示したような道路地図情報をディスプレイ20に表示させる処理を実行する(ステップS13)。なお、このフローチャートでは図示を省略するが、ステップS13の後、ダイヤルスイッチ10等に対しさらなる操作が行われた場合には、その操作に応じてディスプレイ20の表示やナビゲーション装置23の動作を制御する処理が実行される。
上記ステップS12でNOと判定された場合(つまり右側プッシュスイッチ13の押し下げ操作がなかった場合)、コントローラ30は、操作部6に設けられた中央プッシュスイッチ12用の接点からの信号に基づいて、当該中央プッシュスイッチ12が押し下げ操作されたか否かを判定する処理を実行する(ステップS14)。
上記ステップS14でYESと判定されて中央プッシュスイッチ12が押し下げ操作されたことが確認された場合、コントローラ30は、図13のステップS1に移行して、図5(または図6(a)、図7(a))に示したデフォルト状態のメニュー画面をディスプレイ20に表示させる処理を実行する。
一方、上記ステップS14でNOと判定された場合(つまり中央プッシュスイッチ12の押し下げ操作がなかった場合)、コントローラ30は、操作部6に設けられた第1後側プッシュスイッチ14用の接点からの信号に基づいて、当該第1後側プッシュスイッチ14が押し下げ操作されたか否かを判定する処理を実行する(ステップS15)。
上記ステップS15でYESと判定されて第1後側プッシュスイッチ14が押し下げ操作されたことが確認された場合、コントローラ30は、ディスプレイ20の表示を1つ前の画面に戻す処理を実行する(ステップS16)。例えば、図9(b)に示すような下位層のオーディオ操作画面がディスプレイ20に表示されている状態で第1後側プッシュスイッチ14が押し下げ操作された場合には、当該画面の1つ前に表示されていた画面として、図9(a)に示すような上位層のオーディオ操作画面(ここではオーディオソースの選択画面)がディスプレイ20に表示される。
一方、上記ステップS15でNOと判定された場合(つまり第1後側プッシュスイッチ14の押し下げ操作がなかった場合)、コントローラ30は、操作部6に設けられた第2後側プッシュスイッチ15用の接点からの信号に基づいて、当該第2後側プッシュスイッチ15が押し下げ操作されたか否かを判定する処理を実行する(ステップS17)。
上記ステップS17でYESと判定されて第2後側プッシュスイッチ15が押し下げ操作されたことが確認された場合、コントローラ30は、運転者のお気に入りとして予め登録された所定の画面をディスプレイ20に表示させる処理を実行する(ステップS18)。例えば、図11(b)に示したようなアイドリングストップや減速回生等に関する情報画面がお気に入りとして登録されていた場合には、第2後側プッシュスイッチ15が押し下げ操作されることで、ディスプレイ20の表示が図11(b)の画面にダイレクトに切り替わることになる。
(4)作用等
以上説明したとおり、当実施形態では、操作部6の操作に応じて呼び出される各種情報をディスプレイ20に表示する車両用情報表示装置において、次のような特徴的な構成を採用した。
ディスプレイ20には、各種車載機器の機能を呼び出すためのメニュー画面として、左右に並ぶ複数のアイコン41〜45が、どのアイコンが選択中であるかを示す選択指示表示(ここではハイライト表示)と合わせて表示される。このメニュー画面が表示されている状態で操作部6のダイヤルスイッチ10が回転または傾動操作されると、上記選択指示表示の位置が各アイコン41〜45の間で順次移動させられる(図6、図7参照)。そして、メニュー画面が表示されている状態でさらにダイヤルスイッチ10が押し下げ操作されると、選択中のアイコン(つまり選択指示表示が重なるアイコン)に対応付けられた機能に関する情報がディスプレイ20に表示される(図8〜図12参照)。
上記メニュー画面に表示される複数のアイコン41〜45のうち、画面幅方向の外側に表示される左端アイコン41または右端アイコン45は、その非選択時に、アイコン全体が画面に収まり切らないような画面端寄りの位置に配置されることにより、アイコンの一部が欠けた状態で表示される。一方で、左端アイコン41または右端アイコン45が選択されると、当該アイコン41,45は、その全体が表示されるような画面中央寄りの位置まで移動させられる(図6、図7参照)。
上記実施形態によれば、ディスプレイ20のメニュー画面上に並べられた複数のアイコン41〜45から1つを選択し、それに対応付けられた所望の機能を呼び出す操作を、ダイヤルスイッチ10の回転または傾動操作と押し下げ操作とによって行うことができる。この場合において、メニュー画面上の複数のアイコン41を、特に軽重をつけることなく単純に横並びに配置することも可能であるが、上記実施形態では、左端アイコン41および右端アイコン45については、その一部が欠けて表示されるように、あえて画面端寄りの位置に配置するようにした。これにより、例えば、左端アイコン41および右端アイコン45以外の他のアイコン(つまり画面中央寄りの左中央アイコン42、中央アイコン43、右中央アイコン44)に対し使用頻度の高い機能を対応付け、それ以外の使用頻度の低い機能を上記左端アイコン41および右端アイコン45に対応付ける等により、使用頻度の高い機能を呼び出すときの操作性を高めることができる。
具体的に、上記実施形態では、画面中央寄りの左中央アイコン42、中央アイコン43、および右中央アイコン44に対し、オーディオ装置22の操作、通話やメール等の通信操作、ナビゲーション画面の表示というように、使用頻度の高い機能がそれぞれ対応付けられている。そして、このように使用頻度の高いアイコン42,43,44とは区別する形で、左端アイコン41および右端アイコン45が画面端寄りの位置に表示されているので、使用頻度の高い上記アイコン42,43,44を画面中央寄りに大きく表示する等により、これらを相対的に目立たせることができる。これにより、運転者は、使用頻度の高い機能を呼び出す操作を、相対的に目立つ上記アイコン42,43,44を選択することで容易に行うことができる。
一方、上記実施形態において、左端アイコン41および右端アイコン45は、非選択時には欠けて表示されるものの、選択されると全体が現れるように画面中央寄りに移動する。これにより、左端アイコン41および右端アイコン45のいずれかが選択されたことが運転者にとって分かり易くなるので、運転者は、これら端アイコン41,45に対応付けられた機能を呼び出す操作についても問題なく行うことができる。
また、上記実施形態では、メニュー画面上の複数のアイコン41〜45が、それぞれ、デザインが共通の周辺意匠a1〜a5と、その内部に表示されたデザインの異なる個別意匠b1〜b5とを有しており、左端アイコン41および右端アイコン45は、その非選択時に、周辺意匠a1,a5のみが欠けた状態で表示され、内部の個別意匠b1,b5については不足なく表示される。このように、各アイコン41〜45の周辺意匠a1〜a5を共通のデザインにしておけば、たとえ左端アイコン41および右端アイコン45の周辺意匠a1,a5の一部が欠けていたとしても、運転者は、その欠けた周辺意匠a1,a5が他のアイコン(中央寄りのアイコン42〜44)の周辺意匠a2〜a4と同一のものであると容易に理解することができる。これにより、左端アイコン41および右端アイコン45についても、他のアイコン42〜44と同様の操作の対象となることが容易に理解されるので、運転者は、左端アイコン41および右端アイコン45に対応付けられた機能を呼び出す操作を迷いなく行うことができる。しかも、左端アイコン41および右端アイコン45の中心側に表示される個別意匠b1,b5については、それが不足なく表示されるので、非選択時であっても、左端アイコン41および右端アイコン45の性質(何の機能に対応するか)を容易に理解でき、操作性を良好に維持することができる。
また、上記実施形態では、周辺意匠a1〜a5がリング状のものであり、左端アイコン41および右端アイコン45の各周辺意匠a1,a5は、その左右の一部のみが欠けた状態で表示される。すなわち、左端アイコン41は、その非選択時に、周辺意匠a1としてのリングの左側の一部のみが欠けた状態で表示され、右端アイコン45は、その非選択時に、周辺意匠a5としてのリングの右側の一部のみが欠けた状態で表示される。このような構成によれば、左端アイコン41および右端アイコン45において必要以上に多くの部分が欠けて表示されることがなく、これら端アイコン41,45の存在を十分に認識することができる。
また、上記実施形態では、ダイヤルスイッチ10の前側の近傍に、中央プッシュスイッチ12とその左右に並ぶ左側および右側プッシュスイッチ11,13が設けられている。このうち、中央プッシュスイッチ12は、当該スイッチ12が押し下げ操作される直前のディスプレイ20の表示状態にかかわらず、デフォルト状態のメニュー画面をディスプレイに表示させるホームキーとして機能するものである。一方、左側および右側プッシュスイッチ11,13は、当該スイッチ11,13が押し下げ操作される直前のディスプレイ20の表示状態にかかわらず、左中央アイコン42および右中央アイコン44に対応付けられた機能に関する情報、より具体的には図9(a)に示すオーディオ操作画面または図10に示すナビゲーション画面をディスプレイ20に表示させるショートカットキーとして機能するものである。このような構成によれば、操作部6に含まれるスイッチの数を大幅に増やすことなく、操作の迅速性を高めることができ、しかも操作部6の操作性を向上させることができる。
すなわち、上記実施形態の構成によれば、左中央アイコン42または右中央アイコン44に対応付けられた機能を呼び出すのに、2つの操作方法が存在することになる。1つ目の操作方法は、ダイヤルスイッチ10を回転または傾動操作し、上記両アイコン42,44のいずれかを選択した上で(つまり選択指示表示をアイコン42,44のいずれかに移動させた上で)、さらにダイヤルスイッチ10を押し下げ操作する方法である。2つ目の操作方法は、左側プッシュスイッチ11または右側プッシュスイッチ13を押し下げ操作する方法である。2つ目の操作方法によれば、ディスプレイ20の直前の表示状態にかかわらず、左側および右側プッシュスイッチ11,13のいずれかを押し下げ操作すれば、ダイレクトに所望の機能を呼び出すことができるので、操作の手順を簡素化し、操作スピードを速めることができる。しかも、左中央アイコン42、中央アイコン43、および右中央アイコン44からなる中央寄りの3つのアイコンと、左右に並ぶ3つのプッシュスイッチ11〜13との関係としては、相対的に左側に位置する左中央アイコン42と左側プッシュスイッチ11とが関連付けられ、相対的に右側に位置する右中央アイコン44と右側プッシュスイッチ13とが関連付けられているので、左側および右側プッシュスイッチ11,13のいずれを押し下げ操作すれば所望の機能を呼び出せるかを直感的に理解することができ、より優れた操作性を実現することができる。
ここで、左側および右側プッシュスイッチ11,13の間に位置する中央プッシュスイッチ12に、画面中央に位置する中央アイコン43に対応する機能を呼び出すショートカットキーとしての役割を担わせることも考えられる。しかしながら、上記実施形態では、メニュー画面がデフォルト状態のときに中央アイコン43が選択されるようになっているため、基本的には、ダイヤルスイッチ10を押し下げ操作するだけで中央アイコン43に対応する機能(ここでは通話やメールの操作を行う機能)を呼び出すことができる。したがって、仮に中央プッシュスイッチ12を上記のようなショートカットキーとして設けた場合には、ダイヤルスイッチ10および中央プッシュスイッチ12のいずれを押し下げ操作しても同じ機能が呼び出されることになるので、中央プッシュスイッチ12の存在意義が薄れてしまう。
これに対し、上記実施形態では、中央プッシュスイッチ12が、デフォルト状態のメニュー画面をディスプレイ20に表示させるホームキーとして設けられているので、上記のようにダイヤルスイッチ10の機能と中央プッシュスイッチ12の機能とが重複することがない。これにより、使用頻度が高いと予想されるホームキーを設けながらも、プッシュスイッチの数がむやみに増えることがないので、必要な操作機能を限られた数のプッシュスイッチに合理的に分配することができ、操作部6をコンパクトに構成しつつその操作性を高めることができる。
また、上記実施形態では、円柱状のダイヤルスイッチ10の前方に、上記3つのプッシュスイッチ(左側プッシュスイッチ11、中央プッシュスイッチ12、右側プッシュスイッチ13)がダイヤルスイッチ10の周面に沿って円弧状に並ぶように配置されている。このような構成によれば、例えば図15に示すように、ダイヤルスイッチ10の上面に手のひらを置いた状態で、同じ手の人差し指、中指、薬指をそれぞれ用いて上記各プッシュスイッチ11,12,13を押し下げ操作することができるので、当該スイッチ11,12,13の操作性をより高めることができる。なお、同じく図15に示すように、当実施形態では、操作部6の各スイッチを操作するときに、操作部6の後方に設けられたアームレスト7に肘を載置することができるので、操作部6の各スイッチに対する操作をより安楽に行うことが可能である。
上記のようなプッシュスイッチ11,12,13が存在しても、乗車経験の少ない初心者であれば、主に、ディスプレイ20の画面を見ながらダイヤルスイッチ10を用いて必要な機能を呼び出そうとすると考えられる。それでも、乗車経験を重ねて操作に慣れていくことで、上記プッシュスイッチ11,12,13の配置を覚え、それぞれのスイッチを用いて必要な操作を行うようになると期待される。これにより、ディスプレイ20の画面を見ることなく(前方視界の注視を止めることなく)種々の操作を行えるようになるので、安全性がより向上する。
なお、上記実施形態では、ダイヤルスイッチ10として、回転操作、傾動操作、および押し下げ操作の3つの操作が可能な円柱状のスイッチを設けたが、ダイヤルスイッチは、回転操作と傾動操作の少なくとも一方と押し下げ操作とが可能なスイッチであればよく、その形状も特に限られない。
また、上記実施形態では、ディスプレイ20のメニュー画面上でいずれのアイコンが選択されているかを表すための選択指示表示として、選択されたアイコンの背後から特定の色の光が射しているようなイメージを表示するハイライト表示を採用したが、選択指示表示としては、いずれのアイコンが選択されているかを理解できるものであれば適宜のものを採用でき、例えば、矢印の形をしたポインターを選択指示表示として採用してもよい。
また、上記実施形態では、ディスプレイ20の表示の変化を常に操作部6(ダイヤルスイッチ10およびプッシュスイッチ11〜15)との関係で説明したが、このことは、操作部6以外の操作手段を追加で採用することを否定するものではない。例えば、ディスプレイ20として、画面に触れることでアイコンを選択するなどの操作が可能なタッチパネル式のディスプレイを採用することも可能である。この場合には、操作部6を操作するだけでなく、ディスプレイに表示されたアイコンを指で触れるなどの操作をしたときにも、ディスプレイの表示が変化することになる。
4 センターコンソール
6 操作部
10 ダイヤルスイッチ
11 左側プッシュスイッチ
12 中央プッシュスイッチ
13 右側プッシュスイッチ
20 ディスプレイ
30 コントローラ(制御手段)
41 左端アイコン
42 左中央アイコン(主アイコンの1つ)
43 中央アイコン(主アイコンの1つ)
44 右中央アイコン(主アイコンの1つ)
45 右端アイコン

Claims (4)

  1. 車室のセンターコンソール上に設けられた操作部と、運転者が視認可能な車室内の所定位置に設けられたディスプレイと、操作部の操作に応じてディスプレイの表示を制御する制御手段とを備えた車両用情報表示装置であって、
    上記ディスプレイは、各種車載機器の機能を呼び出すためのメニュー画面として、左右に並ぶ複数のアイコンを、どのアイコンが選択中であるかを示す選択指示表示と合わせて表示可能であり、
    上記メニュー画面に表示される複数のアイコンは、複数の主アイコンと、主アイコンよりも画面幅方向の外側に表示される左端アイコンおよび右端アイコンとを含み、
    上記左端および右端アイコンは、その全体が上記ディスプレイの画面に収まり切らないような画面端寄りの位置に配置されることにより、アイコンの一部が欠けた状態で表示され、
    上記操作部は、回転操作および傾動操作の少なくとも一方の操作と押し下げ操作とが可能なダイヤルスイッチを有し、
    上記制御手段は、上記ディスプレイにメニュー画面が表示されている状態で上記ダイヤルスイッチが回転または傾動操作されると、上記選択指示表示の位置を上記各アイコンの間で順次移動させるとともに、上記ダイヤルスイッチが押し下げ操作されると、選択中のアイコンに対応付けられた機能に関する情報を上記ディスプレイに表示させ、
    上記ダイヤルスイッチの回転または傾動操作によって選択されたアイコンが上記左端または右端アイコンであったとき、上記制御手段は、選択された左端または右端アイコンを、その全体が表示されるような画面中央寄りの位置まで移動させる、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
  2. 請求項1記載の車両用情報表示装置において、
    上記メニュー画面に表示される複数のアイコンは、それぞれ、デザインが共通の周辺意匠と、周辺意匠の内部に表示されたデザインの異なる個別意匠とを有し、
    上記左端および右端アイコンは、その非選択時に、上記周辺意匠のみが欠けた状態で表示され、内部の個別意匠については不足なく表示される、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
  3. 請求項2記載の車両用情報表示装置において、
    上記周辺意匠はリング状に形成され、
    上記左端アイコンは、その非選択時に、上記周辺意匠としてのリングの左側の一部のみが欠けた状態で表示され、
    上記右端アイコンは、その非選択時に、上記周辺意匠としてのリングの右側の一部のみが欠けた状態で表示される、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、
    上記主アイコンは、上記メニュー画面の中央に表示される中央アイコンと、中央アイコンの左右に表示される左中央アイコンおよび右中央アイコンとであり、
    上記ダイヤルスイッチの回転または傾動操作が行われていないデフォルト状態のとき、上記メニュー画面では、上記中央アイコンが選択中として表示され、
    上記操作部は、上記ダイヤルスイッチの周囲に、中央プッシュスイッチとその左右に設けられた左側および右側プッシュスイッチとをさらに有し、
    上記中央プッシュスイッチは、当該スイッチが操作される直前のディスプレイの表示状態にかかわらず、上記デフォルト状態のメニュー画面をディスプレイに表示させるホームキーとして機能し、
    上記左側および右側プッシュスイッチは、当該スイッチが操作される直前のディスプレイの表示状態にかかわらず、上記3つのアイコンのうち左側および右側のアイコンに対応付けられた機能に関する情報をそれぞれディスプレイに表示させるショートカットキーとして機能する、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
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