JP2004279095A - 車載表示機器の操作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示画面の視認作業の負担を低減し、操作性を高めることができる車載表示機器の操作方法を提供する。
【解決手段】軸線を有し、該軸線周りに回転可能かつ前記軸線に交差する所定平面内にて直線方向に変位可能な入力機14を備え、該入力機14の操作により、車両に備えられた表示機22の画面上に表示される操作メニュー項目を選択する車載表示機器10の操作方法において、前記画面上に複数の操作メニュー項目を上位メニューとして直線方向に表示させ、該上位メニューを前記入力機14の直線方向の変位操作にて選択可能とするとともに、該選択された上位メニューに関連する複数の操作メニュー項目を下位メニューとして前記入力機14の回転方向に対応させて表示させ、前記入力機14の回転操作にて選択可能とした。
【選択図】 図1
【解決手段】軸線を有し、該軸線周りに回転可能かつ前記軸線に交差する所定平面内にて直線方向に変位可能な入力機14を備え、該入力機14の操作により、車両に備えられた表示機22の画面上に表示される操作メニュー項目を選択する車載表示機器10の操作方法において、前記画面上に複数の操作メニュー項目を上位メニューとして直線方向に表示させ、該上位メニューを前記入力機14の直線方向の変位操作にて選択可能とするとともに、該選択された上位メニューに関連する複数の操作メニュー項目を下位メニューとして前記入力機14の回転方向に対応させて表示させ、前記入力機14の回転操作にて選択可能とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力機の操作により画面上に表示される操作メニュー項目を選択する車載表示機器の操作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車載表示機器(カーナビゲーション装置)には、表示機の画面上に複数の項目を操作メニュー項目として表示し、その操作メニュー項目を操作者に選択させるものがある。この種の車載表示機器としては、タッチパネル式のものやジョイスティックを用いたものが知られている。しかし、タッチパネル式のものは、操作者は画面に表示される操作メニュー項目を選択する際に、一々画面に触れなければならないため、遠隔操作には適さない。また、ジョイスティックにより操作する場合には、表示画面上のどの項目が選択されるかを注視する必要があるため、遠隔操作には適さない。
一方、他の操作方法として、例えば特許文献1には、車載表示機器の操作器にジョグダイヤルを用いて、画面上に表示される表示項目のスクロール操作や選択入力を行うことに関する技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−249568号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来においては、表示される操作メニュー項目を選択すると、それに応じた出力結果や関連するメニュー項目(下位メニュー)が別ウインドウで表示されるため、操作者は出力結果や下位メニューの選択作業を行う際に、画面の切換を行わなければならず、その度に視認作業が必要となるため操作者に負担がかかるという問題がある。また、操作メニュー項目の階層が多岐に亘る場合には、画面上に表示されているウインドウがどの階層のものかを把握する必要があり、操作者の負担が大きいという問題がある。
これに対して、操作メニュー項目の階層ごとに操作部を別々に構成することも考えられるが、この場合には、操作部を階層ごとに持ち替える必要があり、操作性が悪いという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、表示画面の視認作業の負担を低減し、操作性を高めることができる車載表示機器の操作方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸線を有し、該軸線周りに回転可能かつ前記軸線に交差する所定平面内にて直線方向に変位可能な入力機(例えば、実施の形態における操作器14)を備え、該入力機の操作により、車両に備えられた表示機(例えば、実施の形態における表示機22)の画面上に表示される操作メニュー項目を選択する車載表示機器(例えば、実施の形態におけるナビゲーション装置10)の操作方法において、前記画面上に複数の操作メニュー項目を上位メニュー(例えば、実施の形態における上位メニュー27)として前記入力機の直線方向の変位操作に対応させて表示させ、該上位メニューを前記入力機の直線方向の変位操作にて選択可能とするとともに、該選択された上位メニュー(例えば、実施の形態における上位メニュー29)に関連する複数の操作メニュー項目を下位メニュー(例えば、実施の形態における下位メニュー28)として前記入力機の回転方向に対応させて表示させ、前記入力機の回転操作にて選択可能としたことを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、前記表示機の画面上に表示される上位メニューを前記入力機の直線方向の変位操作に対応させるとともに、前記下位メニューを前記入力機の回転方向に対応させているため、操作者は、表示機に表示される上位メニューや下位メニューを一旦目視で確認すれば、その後に表示機や入力機を見なくても、入力機の変位操作や回転操作を行うことで表示機に表示される上位メニューや下位メニューを選択することが可能となり、視認作業の負担を低減することができる。また、前記上位メニューを画面の直線方向に表示させるとともに、前記下位メニューを前記入力機の回転方向に対応させて表示させることで、それぞれの操作メニュー項目を同一画面上に表示させることが可能となり、これにより、操作者は表示画面の切換を行うことなく上位メニュー、下位メニューの選択を行うことができる。さらに、上位メニューと下位メニューの表示が明確に区別されているため、操作者は瞬時に階層構造を把握することができ、これにより操作性を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る車載表示機器の操作方法について添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10の構成図である。
本実施の形態によるナビゲーション装置10は、制御装置24と、入力装置25と、出力装置26と、地図データベース21とを備えて構成されている。前記制御装置24は、入力装置25から入力される情報に基づいて、適宜地図データベース21からデータ情報を読み出して演算処理を行い、その演算処理結果を出力装置26に表示する。以下、それぞれについて説明する。
【0009】
まず、入力装置25は、車両の位置情報を検出するGPS11と、車両の回転運動を検出するジャイロ12と、車速を検出する車速センサ13と、操作者により操作される操作器14と、操作者の音声を入力するマイク15と、外部との通信を行う通信機16と、車両の動作状態を検出する車両状態検出センサ17とを備えている。これら入力装置25のうち、操作器14についてさらに詳細に説明する。
【0010】
図2は図1に示す操作器の模式図である。操作器14は、操作者により把持可能なノブからなり、操作者からの入力操作によって、軸線Pに直交する平面内での直線方向(X方向、Y方向)に変位可能(図3(a)参照)、かつ、軸線P周りに回転可能(図3(b)参照)とされている。また、軸線P方向および軸線Pに直交する平面内に対して所定の基準位置が設定されており、操作器14は、操作者からの入力操作が無い場合には、この基準位置に自動的に戻るように設定されている。
操作器14は、操作者による軸線P周りの回転動作に対する回転角度を検出するとともに、操作器14の軸線Pに直交する平面内での変位方向とを検出して、各検出値の信号を制御装置24へ出力する。
【0011】
地図データベース21について表1を用いて説明する。
【0012】
【表1】
【0013】
この表1に示すように、前記地図データベース21は、地図データを表示するための表示用データ、入力地と目的地との経路を計算するための経路計算用データ、経路に関する各種情報を案内するための経路案内用データ、そして、情報検索用データがそれぞれ格納されている。
また、情報検索用データは、階層型のデータベースを備えており、ジャンル等に応じてカテゴリ単位で構築されている。
この階層型のデータベースは、各カテゴリの内容を示すデータを上位メニューとして、この上位メニューに関連するメニュー項目を下位メニューとして制御装置24に出力する。
【0014】
制御装置24は、種々の演算処理を実行するCPU(演算装置)18と、各種データを不揮発的に記憶するフラッシュメモリROM19と、揮発性記憶手段であるRAM20とを備えている。
CPU18は、操作者による操作器14を介した入力操作に応じて出力される各検出値の信号に基づき、表示機22での各表示データの表示動作や表示機22の表示画面上における各処理項目の選択動作等を制御する。これについては、後述する。
【0015】
また、出力装置26は、表示機22やスピーカ23等を備えている。表示機22は、カラーCRTやカラー液晶表示器により構成されており、制御装置24からの出力データを表示機22の画面上に表示する。また、スピーカ23は、操作者の選択に応じて作動し、表示機22の画面上に表示される出力データの文字情報を音声出力する。
【0016】
また、CPU18は、操作器14から出力される各検出値の信号に応じて、地図データベース21から操作メニュー項目を抽出して、抽出した操作メニュー項目を表示機22の画面上に表示する。
図4は図1に示すCPUでの操作メニュー項目の抽出処理を示す説明図である。本実施の形態においては、表示機22の表示画面が選択画面に切り換わっているときに、操作器14の平面視左右方向(X方向)の動作に応じた検出値が制御装置24に出力されると、制御装置24のCPU18は、図4に示すように、前記階層型のデータベース中の地点情報であるPOI(Point of Interest)データから、各カテゴリごとに設定される複数のメニュー項目を上位メニュー27として抽出するとともに、これらの上位メニュー27の中から操作者に選択された上位メニュー29(この場合は「愛知県」、「ホテル」)に関連するメニュー項目を下位メニュー28として抽出する。従って、選択される上位メニュー29が切り換わった場合には、それに伴い切換後の上位メニュー29に関連する下位メニュー28を新たに抽出する。そして、これらの抽出したメニュー項目27、28を、表示機22に出力する。本実施の形態では、表示機22の表示画面に、上位メニュー27が直線方向(左右方向)に、下位メニュー28が略円環状に表示されるように設定している。
【0017】
本実施の形態によるナビゲーション装置10は上記構成を備えており、次に、このナビゲーション装置10の動作、特に、操作器14によるメニュー項目の選択操作について説明する。
図5は図1に示す表示機22の表示画面の一例を示す図である。同図に示すように、前記表示画面には、その左右方向に上位メニュー27が表示される。この上位メニュー27は前記操作器14の左右方向(図3(a)のX方向)の変位操作に対応しており、操作者は操作器14を左右方向に変位させることで、上位メニュー27の選択を切り換えることができる。
【0018】
また、表示画面には、選択された上位メニュー29に対応する下位メニュー28が略円環状に表示されている。この下位メニュー28は、前記操作器14の回転方向に対応しており、操作者は操作器14を回転操作することで、下位メニュー30を選択する。本実施の形態においては、選択された上位メニュー29、下位メニュー30に基づく検索結果を出力部31に表示している。
【0019】
このように、上位メニュー27や下位メニュー28を前記操作器14の各操作方向に対応させて表示画面上に表示させているため、操作者は、表示機22に表示される上位メニュー27や下位メニュー28を一旦目視で確認すれば、その後に表示機22や操作器14を見なくても、操作器14の変位操作や回転操作を行うことで、上位メニュー27や下位メニュー28を選択することが可能となる。従って、視認作業の負担を低減することができる。
また、それぞれの操作メニュー項目27、28を同一画面上に表示させることが可能となるため、操作者は表示画面の切換を行うことなく上位メニュー27、下位メニュー28の選択を行うことができる。さらに、上位メニュー27と下位メニュー28の表示が明確に区別されているため、操作者は瞬時に階層構造を把握することができ、これにより操作性を高めることができる。
また、前記出力部31も、前記上位メニュー27や下位メニュー28と同一画面上に表示しているため、画面の切換を行わなくても出力部31に表示される検索結果を確認することができるため、利便性を高めることができる。
【0020】
なお、実施の形態においては、上位メニューを表示機22の左右方向に表示させたが、これに限らず、例えば、上位メニューを表示機22の上下方向に表示させて、操作器14のY方向(図3(a参照))の操作に対応させてもよい。また、上位メニューの項目数が多いときには、上位メニューを複数の行や列に亘って表示機22の表示画面に表示させてもよい。また、操作器14は車両と一体的に構成してもよいし、車両とは別部材で構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、操作者は、表示機に表示される上位メニューや下位メニューを一旦目視で確認すれば、入力機の変位操作や回転操作を行うことで表示機に表示される上位メニューや下位メニューを選択することが可能となり、視認作業の負担を低減することができる。また、操作者は、表示画面の切換を行うことなく上位メニュー、下位メニューの選択を行うことができるとともに、瞬時に階層構造を把握することができるため、操作性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成図である。
【図2】図1に示す操作器の模式図である。
【図3】図1に示す操作器の動作説明図である。
【図4】図1に示すCPUでの操作メニュー項目の抽出処理を示す説明図である。
【図5】図1に示す表示機の画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置
14 操作器(入力機)
22 表示機
27 上位メニュー
28 下位メニュー
29 選択された上位メニュー
30 選択された下位メニュー
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力機の操作により画面上に表示される操作メニュー項目を選択する車載表示機器の操作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車載表示機器(カーナビゲーション装置)には、表示機の画面上に複数の項目を操作メニュー項目として表示し、その操作メニュー項目を操作者に選択させるものがある。この種の車載表示機器としては、タッチパネル式のものやジョイスティックを用いたものが知られている。しかし、タッチパネル式のものは、操作者は画面に表示される操作メニュー項目を選択する際に、一々画面に触れなければならないため、遠隔操作には適さない。また、ジョイスティックにより操作する場合には、表示画面上のどの項目が選択されるかを注視する必要があるため、遠隔操作には適さない。
一方、他の操作方法として、例えば特許文献1には、車載表示機器の操作器にジョグダイヤルを用いて、画面上に表示される表示項目のスクロール操作や選択入力を行うことに関する技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−249568号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来においては、表示される操作メニュー項目を選択すると、それに応じた出力結果や関連するメニュー項目(下位メニュー)が別ウインドウで表示されるため、操作者は出力結果や下位メニューの選択作業を行う際に、画面の切換を行わなければならず、その度に視認作業が必要となるため操作者に負担がかかるという問題がある。また、操作メニュー項目の階層が多岐に亘る場合には、画面上に表示されているウインドウがどの階層のものかを把握する必要があり、操作者の負担が大きいという問題がある。
これに対して、操作メニュー項目の階層ごとに操作部を別々に構成することも考えられるが、この場合には、操作部を階層ごとに持ち替える必要があり、操作性が悪いという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、表示画面の視認作業の負担を低減し、操作性を高めることができる車載表示機器の操作方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸線を有し、該軸線周りに回転可能かつ前記軸線に交差する所定平面内にて直線方向に変位可能な入力機(例えば、実施の形態における操作器14)を備え、該入力機の操作により、車両に備えられた表示機(例えば、実施の形態における表示機22)の画面上に表示される操作メニュー項目を選択する車載表示機器(例えば、実施の形態におけるナビゲーション装置10)の操作方法において、前記画面上に複数の操作メニュー項目を上位メニュー(例えば、実施の形態における上位メニュー27)として前記入力機の直線方向の変位操作に対応させて表示させ、該上位メニューを前記入力機の直線方向の変位操作にて選択可能とするとともに、該選択された上位メニュー(例えば、実施の形態における上位メニュー29)に関連する複数の操作メニュー項目を下位メニュー(例えば、実施の形態における下位メニュー28)として前記入力機の回転方向に対応させて表示させ、前記入力機の回転操作にて選択可能としたことを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、前記表示機の画面上に表示される上位メニューを前記入力機の直線方向の変位操作に対応させるとともに、前記下位メニューを前記入力機の回転方向に対応させているため、操作者は、表示機に表示される上位メニューや下位メニューを一旦目視で確認すれば、その後に表示機や入力機を見なくても、入力機の変位操作や回転操作を行うことで表示機に表示される上位メニューや下位メニューを選択することが可能となり、視認作業の負担を低減することができる。また、前記上位メニューを画面の直線方向に表示させるとともに、前記下位メニューを前記入力機の回転方向に対応させて表示させることで、それぞれの操作メニュー項目を同一画面上に表示させることが可能となり、これにより、操作者は表示画面の切換を行うことなく上位メニュー、下位メニューの選択を行うことができる。さらに、上位メニューと下位メニューの表示が明確に区別されているため、操作者は瞬時に階層構造を把握することができ、これにより操作性を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る車載表示機器の操作方法について添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置10の構成図である。
本実施の形態によるナビゲーション装置10は、制御装置24と、入力装置25と、出力装置26と、地図データベース21とを備えて構成されている。前記制御装置24は、入力装置25から入力される情報に基づいて、適宜地図データベース21からデータ情報を読み出して演算処理を行い、その演算処理結果を出力装置26に表示する。以下、それぞれについて説明する。
【0009】
まず、入力装置25は、車両の位置情報を検出するGPS11と、車両の回転運動を検出するジャイロ12と、車速を検出する車速センサ13と、操作者により操作される操作器14と、操作者の音声を入力するマイク15と、外部との通信を行う通信機16と、車両の動作状態を検出する車両状態検出センサ17とを備えている。これら入力装置25のうち、操作器14についてさらに詳細に説明する。
【0010】
図2は図1に示す操作器の模式図である。操作器14は、操作者により把持可能なノブからなり、操作者からの入力操作によって、軸線Pに直交する平面内での直線方向(X方向、Y方向)に変位可能(図3(a)参照)、かつ、軸線P周りに回転可能(図3(b)参照)とされている。また、軸線P方向および軸線Pに直交する平面内に対して所定の基準位置が設定されており、操作器14は、操作者からの入力操作が無い場合には、この基準位置に自動的に戻るように設定されている。
操作器14は、操作者による軸線P周りの回転動作に対する回転角度を検出するとともに、操作器14の軸線Pに直交する平面内での変位方向とを検出して、各検出値の信号を制御装置24へ出力する。
【0011】
地図データベース21について表1を用いて説明する。
【0012】
【表1】
【0013】
この表1に示すように、前記地図データベース21は、地図データを表示するための表示用データ、入力地と目的地との経路を計算するための経路計算用データ、経路に関する各種情報を案内するための経路案内用データ、そして、情報検索用データがそれぞれ格納されている。
また、情報検索用データは、階層型のデータベースを備えており、ジャンル等に応じてカテゴリ単位で構築されている。
この階層型のデータベースは、各カテゴリの内容を示すデータを上位メニューとして、この上位メニューに関連するメニュー項目を下位メニューとして制御装置24に出力する。
【0014】
制御装置24は、種々の演算処理を実行するCPU(演算装置)18と、各種データを不揮発的に記憶するフラッシュメモリROM19と、揮発性記憶手段であるRAM20とを備えている。
CPU18は、操作者による操作器14を介した入力操作に応じて出力される各検出値の信号に基づき、表示機22での各表示データの表示動作や表示機22の表示画面上における各処理項目の選択動作等を制御する。これについては、後述する。
【0015】
また、出力装置26は、表示機22やスピーカ23等を備えている。表示機22は、カラーCRTやカラー液晶表示器により構成されており、制御装置24からの出力データを表示機22の画面上に表示する。また、スピーカ23は、操作者の選択に応じて作動し、表示機22の画面上に表示される出力データの文字情報を音声出力する。
【0016】
また、CPU18は、操作器14から出力される各検出値の信号に応じて、地図データベース21から操作メニュー項目を抽出して、抽出した操作メニュー項目を表示機22の画面上に表示する。
図4は図1に示すCPUでの操作メニュー項目の抽出処理を示す説明図である。本実施の形態においては、表示機22の表示画面が選択画面に切り換わっているときに、操作器14の平面視左右方向(X方向)の動作に応じた検出値が制御装置24に出力されると、制御装置24のCPU18は、図4に示すように、前記階層型のデータベース中の地点情報であるPOI(Point of Interest)データから、各カテゴリごとに設定される複数のメニュー項目を上位メニュー27として抽出するとともに、これらの上位メニュー27の中から操作者に選択された上位メニュー29(この場合は「愛知県」、「ホテル」)に関連するメニュー項目を下位メニュー28として抽出する。従って、選択される上位メニュー29が切り換わった場合には、それに伴い切換後の上位メニュー29に関連する下位メニュー28を新たに抽出する。そして、これらの抽出したメニュー項目27、28を、表示機22に出力する。本実施の形態では、表示機22の表示画面に、上位メニュー27が直線方向(左右方向)に、下位メニュー28が略円環状に表示されるように設定している。
【0017】
本実施の形態によるナビゲーション装置10は上記構成を備えており、次に、このナビゲーション装置10の動作、特に、操作器14によるメニュー項目の選択操作について説明する。
図5は図1に示す表示機22の表示画面の一例を示す図である。同図に示すように、前記表示画面には、その左右方向に上位メニュー27が表示される。この上位メニュー27は前記操作器14の左右方向(図3(a)のX方向)の変位操作に対応しており、操作者は操作器14を左右方向に変位させることで、上位メニュー27の選択を切り換えることができる。
【0018】
また、表示画面には、選択された上位メニュー29に対応する下位メニュー28が略円環状に表示されている。この下位メニュー28は、前記操作器14の回転方向に対応しており、操作者は操作器14を回転操作することで、下位メニュー30を選択する。本実施の形態においては、選択された上位メニュー29、下位メニュー30に基づく検索結果を出力部31に表示している。
【0019】
このように、上位メニュー27や下位メニュー28を前記操作器14の各操作方向に対応させて表示画面上に表示させているため、操作者は、表示機22に表示される上位メニュー27や下位メニュー28を一旦目視で確認すれば、その後に表示機22や操作器14を見なくても、操作器14の変位操作や回転操作を行うことで、上位メニュー27や下位メニュー28を選択することが可能となる。従って、視認作業の負担を低減することができる。
また、それぞれの操作メニュー項目27、28を同一画面上に表示させることが可能となるため、操作者は表示画面の切換を行うことなく上位メニュー27、下位メニュー28の選択を行うことができる。さらに、上位メニュー27と下位メニュー28の表示が明確に区別されているため、操作者は瞬時に階層構造を把握することができ、これにより操作性を高めることができる。
また、前記出力部31も、前記上位メニュー27や下位メニュー28と同一画面上に表示しているため、画面の切換を行わなくても出力部31に表示される検索結果を確認することができるため、利便性を高めることができる。
【0020】
なお、実施の形態においては、上位メニューを表示機22の左右方向に表示させたが、これに限らず、例えば、上位メニューを表示機22の上下方向に表示させて、操作器14のY方向(図3(a参照))の操作に対応させてもよい。また、上位メニューの項目数が多いときには、上位メニューを複数の行や列に亘って表示機22の表示画面に表示させてもよい。また、操作器14は車両と一体的に構成してもよいし、車両とは別部材で構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、操作者は、表示機に表示される上位メニューや下位メニューを一旦目視で確認すれば、入力機の変位操作や回転操作を行うことで表示機に表示される上位メニューや下位メニューを選択することが可能となり、視認作業の負担を低減することができる。また、操作者は、表示画面の切換を行うことなく上位メニュー、下位メニューの選択を行うことができるとともに、瞬時に階層構造を把握することができるため、操作性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成図である。
【図2】図1に示す操作器の模式図である。
【図3】図1に示す操作器の動作説明図である。
【図4】図1に示すCPUでの操作メニュー項目の抽出処理を示す説明図である。
【図5】図1に示す表示機の画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置
14 操作器(入力機)
22 表示機
27 上位メニュー
28 下位メニュー
29 選択された上位メニュー
30 選択された下位メニュー
Claims (1)
- 軸線を有し、該軸線周りに回転可能かつ前記軸線に交差する所定平面内にて直線方向に変位可能な入力機を備え、該入力機の操作により、車両に備えられた表示機の画面上に表示される操作メニュー項目を選択する車載表示機器の操作方法において、
前記画面上に複数の操作メニュー項目を上位メニューとして直線方向に表示させ、該上位メニューを前記入力機の直線方向の変位操作にて選択可能とするとともに、該選択された上位メニューに関連する複数の操作メニュー項目を下位メニューとして前記入力機の回転方向に対応させて表示させ、前記入力機の回転操作にて選択可能としたことを特徴とする車載表示機器の操作方法。
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JP2003067990A JP2004279095A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 車載表示機器の操作方法 |
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JP2003067990A JP2004279095A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 車載表示機器の操作方法 |
Publications (1)
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JP2004279095A true JP2004279095A (ja) | 2004-10-07 |
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007106392A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-04-26 | Denso Corp | 車載電子機器用入力システム |
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