JP2015007814A - 最大電力点追従装置および電力変化量測定方法 - Google Patents

最大電力点追従装置および電力変化量測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽光発電装置1が最大電力点で出力するように電力変換装置6を制御する最大電力点追従装置10において、日射量変化を考慮して、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを速やかに取得して最大電力点追従性能を向上させる。【解決手段】電圧変化手段11により太陽光発電装置1の出力電圧をΔt毎にΔV変化させ、電圧探索手段12により変化前後の発電電力変化量(P2−P1)を演算する。また、電力変化検出手段13によりΔtより長い時間間隔tmaxで電圧一定にする電圧固定期間ΔTを設けて日射量変化による発電電力変化を検出して、補正手段14によりΔt毎にその期間で生じた日射量変化による発電電力を演算し、この発電電力を補正量としてΔt毎の発電電力変化量(P2−P1)を補正して、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを求める。【選択図】図1

Description

この発明は、太陽電池を用いた太陽光発電装置から最大電力を取り出すための最大電力点追従装置および太陽光発電装置の発電電力変化量を測定する電力変化量測定方法である。
太陽電池は、日射量(照度)の変化や温度変化によってその電力−電圧特性が変化するために、最大電力点もずれてしまう。このため最大電力点追従装置では、太陽電池の出力電圧(動作電圧)を変化させてそれによる電力の増減に基づいて、最大電力が得られる点、すなわち、最適動作電圧を探すという動作を絶えず行って太陽電池から最大電力を取り出そうとしている。最大電力点の一般的な探索動作は山登り法と称され、先ず、電圧を、例えばΔV変化させ、電力差ΔPを演算し、ΔP>0であれば、最大電力点よりも左側(低電圧側)に現在の電圧があることになるので、前回と同じ方向に電圧を変化させ、ΔP<0であれば、最大電力点よりも右側(高電圧側)に現在の電圧があることになるので、前回と逆方向に電圧を変化させ、ΔP=0であれば、最大電力点にあることになるので、電圧を変化させないものであり、これによって、最大電力点を探索するものである。
山登り法を用いた従来の最大電力点追従装置に以下に示すものがある。
出力電圧を実際に変化させて電力を演算するモード0と、出力電圧を一定期間変化させずに休止させて電力を演算するモード1とを一定周期で交互に行う。すなわち、モード0において、出力電圧を変化させてその間の電力変化ΔPACを演算し、モード1において、出力電圧を変化させることなく休止させてこの休止期間における照度変化による電力変化ΔPCDを演算し、モード0における電力変化ΔPACから差し引くことにより、出力電圧の変化のみによる電力変化分ΔPを演算して出力電圧を変化させる方向を決定する。
これによって、温度や日射量などの環境変化によって太陽電池の出力特性が大きく変化したような場合でも誤動作することなく、最大電力点を正確に探索追従できるものである(例えば、特許文献1参照)。
特許第3516077号公報
上記特許文献1記載の従来の最大電力点追従装置では、出力電圧の変化ΔVに対して、必ず一定の休止期間を要するため、日射量の変化が少ない場合でも応答性能が早くならず最大電力点の追従性能の向上を図るのに限界があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、温度や日射量などの環境変化に依らず、太陽光発電装置の出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量を速やかに取得でき、最大電力点を速やかに信頼性良く探索して追従性能の高い最大電力点追従装置を得ることを第1の目的とする。
また、温度や日射量などの環境変化に依らず、太陽光発電装置の出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量を、速やかに測定できる電力変化量測定方法を得ることを第2の目的とする。
この発明による最大電力点追従装置は、太陽光発電装置の発電電力を負荷に応じた電力に変換する電力変換部と、上記太陽光発電装置の出力電圧および出力電流を検出する手段と、検出された上記出力電圧および上記出力電流に基づいて上記太陽光発電装置の発電電力を演算する演算手段と、上記電力変換部を制御して上記太陽光発電装置の出力電圧を変化させる電圧変化手段、および上記電圧変化手段を制御して上記演算手段で演算される上記発電電力が最大となる出力電圧を探索する電圧探索手段を有して、上記発電電力が最大となるように上記電力変換部を制御する制御装置とを備える。上記制御装置は、上記電圧変化手段により、第1の周期毎に上記太陽光発電装置の出力電圧を正方向あるいは負方向に変化させ、上記電圧探索手段により、上記出力電圧の変化前後の発電電力変化量を演算して、その極性に基づいて次回周期における上記出力電圧の変化方向を決定して上記発電電力が最大となる出力電圧を探索する。そして、上記制御装置は、上記第1の周期より長い所定の時間周期である第2の周期毎に、その時点の出力電圧に固定する電圧固定期間を設けて、該電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化を検出する電力変化検出手段と、該電力変化検出手段からの検出結果を上記第2の周期毎に入手し、直前の上記検出結果に基づいて補正量を演算して、上記第1の周期毎に上記電圧探索手段により演算される上記発電電力変化量を補正する補正手段とを備えるものである。
また、この発明による電力変化量測定方法は、第1の周期毎に太陽光発電装置の出力電圧を変化させ、出力電圧の変化前後の発電電力変化量を演算する。そして、上記第1の周期より長い所定の時間周期である第2の周期毎に、その時点の出力電圧に固定する電圧固定期間を設けて、該電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化を検出する処理と、上記第1の周期毎に、上記出力電圧の変化前後に検出された電圧、電流に基づいて上記発電電力変化量を演算し、直前の上記電圧固定期間で検出した発電電力の変化に基づいて補正量を演算して上記発電電力変化量を補正する処理とを備えるものである。
上記最大電力点追従装置によると、温度や日射量などの環境変化に依らず太陽光発電装置の出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量を速やかに取得でき、最大電力点を速やかに信頼性良く探索でき最大電力点の追従性能が向上する。
また、上記電力変化量測定方法によると、温度や日射量などの環境変化に依らず太陽光発電装置の出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量を速やかに信頼性良く測定できる。また、この測定結果を太陽光発電装置の出力制御に用いることで、高精度で信頼性の高い出力制御が行える。
この発明の実施の形態1による最大電力点追従装置を用いた太陽光発電システムの概略構成図である。 この発明の実施の形態1による最大電力点追従装置の動作を説明する電圧−電力特性図である。 この発明の実施の形態1による最大電力点追従装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2による最大電力点追従装置における補間関数を説明する図である。 この発明の実施の形態2による最大電力点追従装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3による最大電力点追従装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3による最大電力点追従装置における、固定電圧−電力変化検出周期の調整を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3の別例による最大電力点追従装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4による最大電力点追従装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4の別例による最大電力点追従装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4による最大電力点追従装置における、固定電圧−電力変化検出周期の調整を説明するフローチャートである。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による最大電力点追従装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による最大電力点追従装置10を用いた太陽光発電システムの概略構成図である。
図に示すように、最大電力点追従装置10は、太陽光発電装置1の出力電圧を検出する手段としての電圧検出部2と、太陽光発電装置1の出力電流を検出する手段としての電流検出部3と、検出された出力電圧、出力電流から太陽光発電装置1の出力電力、即ち発電電力を演算する演算手段として電力演算部4と、制御装置5と、電力変換部としての電力変換装置6とを備えて、制御装置5により電力変換装置6を制御して、太陽電池を用いた太陽光発電装置1から最大電力を取り出し、負荷7に応じた電力を出力する。
電力変換装置6は、制御装置5から電圧指令Vrを用いて制御されるDC/DCコンバータ、あるいはDC/ACインバータであり、太陽光発電装置1からの出力電圧が電圧指令Vrと一致するように太陽光発電装置1から発電電力を取り出し、負荷7に応じた直流あるいは交流の電力に変換する。
制御装置5は、電力変換装置6を制御して太陽光発電装置1の出力電圧を変化させる電圧変化手段11と、電圧変化手段11を制御して電力演算部4で演算される発電電力が最大となる出力電圧を探索する電圧探索手段12と、電圧固定期間ΔTを設けて太陽光発電装置1の発電電力の変化を検出する電力変化検出手段としてのV固定電力変化検出手段13と、V固定電力変化検出手段13からの検出結果に基づいて、電圧探索手段12による探索過程で演算される発電電力変化量を補正する補正手段14とを備える。
電圧変化手段11は、第1の周期Δt毎に電圧指令Vrを変化させて電力変換装置6を制御して、太陽光発電装置1の出力電圧を正方向あるいは負方向にΔVだけ変化させる。電圧検出部2および電流検出部3は、第1の周期毎の出力電圧の変化前後の出力電圧、出力電流を検出し、それらの検出値に基づいて電力演算部4は、第1の周期毎の出力電圧の変化前後の各発電電力を演算する。電圧探索手段12は、出力電圧の変化前後の発電電力を減算して発電電力変化量(P−P)を演算し、その極性に基づいて次回周期における出力電圧の変化方向を決定して発電電力が最大となる出力電圧を探索する。
この場合、第1の周期Δtは一定時間の周期ではなく、電圧指令Vrを正方向あるいは負方向にΔVだけ変化させた後、太陽光発電装置1が出力する出力電圧が電圧指令Vrに追従し、出力電圧、出力電流が確定して発電電力が演算できるまでの時間Δtとする。
V固定電力変化検出手段13は、第1の周期Δt(例えば1秒)より長い所定の時間間隔tmax(例えば20秒)である第2の周期で、その時点の出力電圧に固定する電圧固定期間ΔTを設けて、電圧固定期間ΔTでの太陽光発電装置1の発電電力の変化を検出する。その際、電圧固定期間ΔT前後の出力電圧、出力電流を電圧検出部2、電流検出部3で検出し、それらの検出値に基づいて電力演算部4が電圧固定期間ΔT前後の各発電電力を演算して変化となる電力差を検出する。
補正手段14は、V固定電力変化検出手段13からの電力差から単位時間当たりの発電電力変化量Ptを演算し、第1の周期毎に電圧探索手段12により演算される発電電力変化量(P−P)を、Ptに当該周期時間Δtを乗算して演算した補正量(Pt×Δt)を減算して補正する。電圧探索手段12は、補正後の発電電力変化量ΔPの極性に基づいて次回周期における出力電圧の変化方向を決定する。
次に、最大電力点追従装置10の動作、特に、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔP12を取得する動作を、太陽光発電装置1の電圧−電力特性を用いて説明する。
図2は、t(=0)からt、t、tの各時刻における太陽光発電装置1の電圧−電力特性の波形を示している。この場合t〜tでは日射量などの環境変化(以下、単に日射量変化と称す)により時間経過と共に発電量が増大している。時刻tにおける太陽光発電装置1の出力電圧では発電電力Pであり、第2の周期毎の電圧固定期間ΔT(例えば1秒)を設ける。即ち、電圧を一定にした条件で時間ΔTだけ経過した時刻t(=t+ΔT)における発電電力Pを求める。電圧固定期間ΔT前後の各発電電力P、Pの電力差(P−P)を演算し、さらに単位時間当たりの発電電力変化量である単位時間電力変化量Ptを以下のように演算する。
Pt=(P−P)/ΔT ・・・数式(1)
次に出力電圧をΔVだけ、例えば正方向に変化させて発電電力Pを求める。電圧指令Vrを変化させてから発電電力Pが確定する時刻tまでの時間変化をΔt(例えば1秒)とする。この時間変化Δtによる発電電力変化量は(P−P)であるが、この時間変化Δtで生じた日射量変化による発電電力は(Pt×Δt)と表される。このため、この間における出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔP12は、(Pt×Δt)を補正量としてΔtによる発電電力変化量(P−P)を補正して以下のように演算する。
ΔP12=P−P−Pt×Δt ・・・数式(2)
補正後の発電電力変化量ΔP12の極性に応じて電圧指令Vrの変化方向を決定する。この場合ΔP12の極性は正であり、電圧指令Vrを正方向にさらにΔVだけ変化させて発電電力Pを求める。電圧指令Vrを変化させてから発電電力Pが確定する時刻tまでの時間変化をΔtとする。この時間変化Δtによる発電電力変化量は(P−P)で、この時間変化Δtで生じた日射量変化による発電電力は(Pt×Δt)となる。このため、この間における出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔP23は、(Pt×Δt)を補正量としてΔtによる発電電力変化量(P−P)を補正して以下のように演算する。
ΔP23=P−P−Pt×Δt ・・・数式(3)
次の電圧固定期間ΔTまで同様に、電圧指令VrをΔVだけ変化させて、発電電力を求め、時間変化Δtによる発電電力変化量を、補正量(Pt×Δt)を差し引いて補正し、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPn(n+1)を演算する。なお、電圧指令Vrを変化させているが、第1の周期Δt毎に太陽光発電装置1の出力電圧をΔVだけ変化させることと、結果的に同等である。
上述したように、第2の周期tmaxで電圧固定期間ΔTが設けられ、次の電圧固定期間ΔTになると、その電圧固定期間ΔTにおける単位時間電力変化量Ptが新たに演算される。そして、それ以後の補正量(Pt×Δt)の演算は、新たに演算された単位時間電力変化量Pt、即ち直前の電圧固定期間ΔTでの単位時間電力変化量Ptに基づいて演算される。
次に、最大電力点追従装置10の動作を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、図2での説明は、t〜tの各時刻の発電電力をP〜Pとしたが、制御装置5内演算処理を示す図3では、発電電力、出力電圧の変化前後の符号は、全てP、PおよびV、Vを用いる。
まず、ある電圧指令Vr(=V)が設定されて、電圧検出部2から出力電圧Vを検出して、電流検出部3から出力電流を検出し、電力演算部4は、検出された出力電圧と出力電流との積から発電電力Pを求める(S1)。日射量変化による発電電力を検出する時間間隔tmax(第2の周期)をカウントするために時間tをゼロに設定し、日射量変化による単位時間電力変化量Ptをゼロに設定し、もしくは、時間tをtmaxに設定する(S2)。
次いで、時間tとtmaxを比較する(S3)。
ステップS3において、時間tがtmaxより小さい時は、ステップS8へ進む。
ステップS3において、時間tがtmax以上になると、時間tをゼロに設定する(S4)。次いで出力電圧をVに一定にした状態で、電流検出部3から出力電流を検出し、電力演算部4にて出力電圧と出力電流との積から発電電力Pを求め、発電電力Pを求めてから発電電力Pを求めるまでの間隔時間(電圧固定期間)をΔTとする(S5)。次いで、日射量変化による単位時間電力変化量Ptを、上記数式(1)に倣って、以下のように求める(S6)。
Pt=(P−P)/ΔT
次いで、発電電力Pを発電電力Pに置き換える(S7)。
次いで、電圧指令Vrを変化させ、出力電圧VよりもΔVだけ変化させた出力電圧Vにおいて、発電電力Pを確定し、電圧指令Vrを変化させてから発電電力Pが確定するまでの経過時間をΔtとし(S8)、時間tに経過時間Δtを加算する(S9)。次いで、この経過時間Δtで生じた日射量変化による発電電力(Pt×Δt)を補正量として、経過時間Δtによる発電電力変化量(P−P)を補正する。即ち、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPは、上記数式(2)(3)に倣って、以下のように求める(S10)。
ΔP=P−P−Pt×Δt
次いで、算出された発電電力変化量ΔPの極性を判定し(S11)、極性が正の時は、出力電圧を変化させる方向を正方向としてΔVの極性符号はプラスとしてステップS14に進む(S13)。ステップS11で発電電力変化量ΔPの極性が負の場合は、出力電圧を変化させる方向を負方向としてΔVの極性符号はマイナスとする(S12)。
次いで、発電電力Pを発電電力Pに置き換え、出力電圧Vを出力電圧Vに置き換える(S14)。次いで、停止指令の判定を行い(S15)、停止指令がなければステップS3へ戻り、停止指令があれば終了する。
以上のように、この実施の形態では、太陽光発電装置1の出力電圧をΔt(第1の周期)毎にΔV変化させ、出力電圧の変化前後の発電電力変化量(P−P)を求め、この期間Δtで生じた日射量変化による発電電力(Pt×Δt)を補正量として演算する。そして発電電力変化量(P−P)から補正量(Pt×Δt)を減算して補正することで、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを求める。補正量(Pt×Δt)は、所定の時間間隔tmax(第2の周期)で電圧一定にした電圧固定期間ΔTで検出された電力変化に基づいて算出される単位時間電力変化量Ptを用いて演算される。
このため、Δtより長い、例えば10倍〜数十倍のtmaxの間隔で、Δtと同程度の時間である電圧固定期間ΔTを要するのみで、それ以外は日射量変化によって生じる発電電力を求める為に電圧を固定させる期間が不要で、発電電圧変化させるΔt(第1の周期)毎に、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを求めることができる。このため出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを速やかに取得できる。これにより、日射量変化による発電量を考慮して、発電電力が最大となる最大電力点の出力電圧を速やかに信頼性良く探索でき最大電力点の追従性能が向上する。
また、電圧固定期間ΔTでの単位時間電力変化量Ptを算出し、出力電圧の変化前後の発電電力変化量(P−P)を、補正量(Pt×Δt)を演算して補正するため、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを容易に信頼性良く演算できる。
なお、第1の周期Δtは、電圧指令Vrを変化させてから発電電力Pが確定するまでの経過時間としたため、日射量変化が小さい場合などΔtが短くなり応答性能が良くなるが、第1の周期Δtは一定の時間周期としても良い。
また、上記実施の形態は、最大電力点追従装置10について説明したが、Δtより長い所定の時間間隔tmaxで電圧一定にした電圧固定期間ΔTで検出された電力変化に基づいて、補正量(Pt×Δt)を演算し、出力電圧の変化前後の発電電力変化量(P−P)を補正することにより、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを速やかに信頼性良く測定できる。また、この測定結果を太陽光発電装置1の出力制御に用いることで、最大電力点追従制御に限らず高精度で信頼性の高い出力制御が行える。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による最大電力点追従装置10について説明する。この実施の形態では、電圧固定期間ΔTでの電力変化の検出手法と、補正量の求め方とが、上記実施の形態1と異なり、図1の構成を含め、その他の部分は同様である。
この場合、V固定電力変化検出手段13は、第1の周期Δt(例えば1秒)より長い所定の時間間隔tmax(例えば20秒)である第2の周期で、その時点の出力電圧に固定する電圧固定期間ΔTを設けて、電圧固定期間ΔTでの太陽光発電装置1の発電電力の変化を検出する。その際、電圧固定期間ΔTにおいて、所定の間隔で上記太陽光発電装置の発電電力を複数回検出する。
補正手段14は、V固定電力変化検出手段13からの複数回の検出結果に基づいて、時間に対する発電電力の補間関数f(t)を導出し、第1の周期毎に電圧探索手段12により演算される発電電力変化量ΔPを、補間関数f(t)を用いて演算した補正量を減算して補正する。
図4は、補間関数f(t)およびその導出方法を示す図である。
図4に示すように、電圧固定期間ΔT内の始点T、終点Tを含めた複数個の各時刻T、T〜Tn−1、Tにおける太陽光発電装置1の発電電力PT、PT〜PTn−1、PTを求め、補間関数f(t)を導出する。この補間関数f(t)は、時間tに対する日射量変化による発電電力の変化を表すものとなる。
次に、この実施の形態2による最大電力点追従装置10の動作を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ある電圧指令Vr(=V)が設定されて、電圧検出部2から出力電圧Vを検出して、電流検出部3から出力電流を検出し、電力演算部4は、検出された出力電圧と出力電流との積から発電電力Pを求める(SS1)。日射量変化による発電電力を検出する時間間隔tmax(第2の周期)をカウントするために時間tをゼロに設定し、補間関数f(t)をゼロに設定し、もしくは、時間tをtmaxに設定する(SS2)。
次いで、時間tとtmaxを比較する(SS3)。
ステップSS3において、時間tがtmaxより小さい時は、ステップSS8へ進む。
ステップSS3において、時間tがtmax以上になると、時間tをゼロに設定する(SS4)。時間T=0、PT=0とおいて、発電電圧をVに一定にした状態で、電流検出部3から出力電流を検出し、電力演算部4にて出力電圧と出力電流との積から発電電力PTを求め、時間Tからの経過時間Tを測定する。この操作を繰り返してT=ΔT(電圧固定期間)となるn個の経過時間T、T〜Tn−1、Tと発電電力PT、PT〜PTn−1、PTとを測定し、時間tに対する日射量変化による発電電力の変化を示す補間関数f(t)を導出する(SS5)。
次いで、発電電力PT(=f(ΔT))を発電電力Pに置き換える(SS7)。
次いで、電圧指令Vrを変化させ、出力電圧VよりもΔVだけ変化させた出力電圧Vにおいて、発電電力Pを確定し、電圧指令Vrを変化させてから発電電力Pが確定するまでの経過時間をΔtとし(SS8)、時間tに経過時間Δtを加算する(SS9)。次いで、この経過時間Δtで生じた日射量変化による発電電力を補正量として補間関数f(t)を用いて演算し、経過時間Δtによる発電電力変化量(P−P)を補正する。即ち、補正量は(f(t+ΔT)−f(t−Δt+ΔT))となり、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPは、以下のように求める(SS10)。
ΔP=P−P−(f(t+ΔT)−f(t−Δt+ΔT))
次いで、算出された発電電力変化量ΔPの極性を判定し(SS11)、極性が正の時は、出力電圧を変化させる方向を正方向としてΔVの極性符号はプラスとしてステップSS14に進む(SS13)。ステップSS11で発電電力変化量ΔPの極性が負の場合は、出力電圧を変化させる方向を負方向としてΔVの極性符号はマイナスとする(SS12)。
次いで、発電電力Pを発電電力Pに置き換え、出力電圧Vを出力電圧Vに置き換える(SS14)。次いで、停止指令の判定を行い(SS15)、停止指令がなければステップSS3へ戻り、停止指令があれば終了する。
この実施の形態においても、上記実施の形態1と同様に、太陽光発電装置1の出力電圧をΔt(第1の周期)毎にΔV変化させ、出力電圧の変化前後の発電電力変化量(P−P)を求め、この期間Δtで生じた日射量変化による発電電力を補正量として演算する。そして発電電力変化量(P−P)から補正量を減算して補正することで、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを求める。補正量は、所定の時間間隔tmax(第2の周期)で電圧一定にした電圧固定期間ΔTで検出された複数個の発電電力に基づいて導出される補間関数f(t)を用いて演算される。
このため、Δtより長い、例えば10倍〜数十倍のtmaxの間隔で、電圧固定期間ΔTを要するのみで、それ以外は日射量変化によって生じる発電電力を求める為に電圧を固定させる期間が不要で、発電電圧変化させるΔt(第1の周期)毎に、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを求めることができる。このため出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを速やかに取得できる。これにより、日射量変化による発電量を考慮して、発電電力が最大となる最大電力点の出力電圧を速やかに信頼性良く探索でき最大電力点の追従性能が向上する。
また、電圧固定期間ΔTにおいて所定の間隔で複数個の発電電力に基づいて導出される補間関数f(t)を用いて、第1の周期Δt毎に、その期間で生じた日射量変化による発電電力を補正量として演算する。このため、日射量変化が直線的でない場合にも、第1の周期Δt毎に、その期間で生じた日射量変化による発電電力(補正量)を精度良く推定演算することができ、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを容易に高精度に演算できる。
なお、この実施の形態内で示した、発電電力変化量ΔPを測定する方法についても、第1の周期Δt毎に、その期間で生じた日射量変化による発電電力(補正量)を精度良く推定演算することができ、出力電圧の変化のみに対する発電電力変化量ΔPを容易に高精度に演算できる。また、この測定結果を太陽光発電装置1の出力制御に用いることで、最大電力点追従制御に限らず高精度で信頼性の高い出力制御が行える。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、電圧固定期間ΔTを設ける時間間隔tmax(第2の周期)は、固定の時間としたが、この実施の形態3では、電圧固定期間ΔTで検出された電力変化に基づいて算出される単位時間電力変化量Ptに応じて変更する。
図6は、この実施の形態3による最大電力点追従装置10の動作を示すフローチャートである。図に示すように、上記実施の形態1と同様にステップS6において日射量変化による単位時間電力変化量Ptを求め、ステップS7において発電電力Pを発電電力Pに置き換えた後、時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB1処理を呼び出す(S20)。なお、ルーチンSUB1処理を呼び出すステップS20以外は、上記実施の形態1と同様のフローである。
図7は、時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB1のフローチャートを示した図である。
まず、演算された単位時間電力変化量Ptと予め設定された上限としての最大許容電力Pβとを比較する(S21)。時間間隔tmaxには、予め最小値tmin0と上限tmax0とを有する範囲が決められており、Pt>Pβの時は、時間間隔tmaxを最小値tmin0に設定して(S23)、SUB1処理を終了する。ステップS21において、Pt≦Pβの時は、時間間隔tmaxと上限tmax0とを比較し(S22)、tmax>tmax0の時は、SUB1処理を終了する。ステップS22において、tmax≦tmax0の時は、時間間隔tmaxに所定の時間増分tβを加算して(S24)、SUB1処理を終了する。
この実施の形態では、電圧固定期間ΔTでの発電電力変化を示す単位時間電力変化量Ptに応じて時間間隔tmaxを調整するため、日射量変化による電力変化を、検出頻度を調整して効率的に検出することができる。この場合、日射量変化が大きいと時間間隔tmaxを短くして電力変化を高頻度で検出し、日射量変化が小さいと時間間隔tmaxを長くして電力変化を低頻度で検出する。このため、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、日射量変化による電力変化を効率的に検出できて、日射量変化による発電量を考慮して最大電力点の出力電圧を効率的に探索でき、最大電力点の追従性能がさらに向上する。
また、この場合、単位時間電力変化量Ptが上限tmax0より大きいと、時間間隔tmaxを最小値tmin0に設定し、それ以外は、時間間隔tmaxを設定範囲内で段階的に増加させる。このため、日射量の急変時においても迅速に対応でき、日射量変化による発電量を考慮して最大電力点の出力電圧をさらに効率的に探索できる。
なお、上記実施の形態で示した時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB1の処理は、上記実施の形態2にも適用でき、同様の効果が得られる。この場合のフローチャートを図8に示す。図8に示すように、上記実施の形態2と同様にステップSS5において時間tに対する日射量変化による発電電力の変化を示す補間関数f(t)を導出し、ステップSS7において発電電力PT(=f(ΔT))を発電電力Pに置き換えた後、日射量変化による単位時間電力変化量Pt(=f(ΔT)/ΔT)を求め(SS6)、時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB1処理を呼び出す(SS20)。なお、ルーチンSUB1処理を呼び出すステップSS20以外は、上記実施の形態2と同様のフローであり、ルーチンSUB1処理は図7に示すものと同様である。
実施の形態4.
上記実施の形態3で示した、時間間隔tmaxを変更するルーチン処理を変形した実施の形態を以下に示す。
図9は、この実施の形態4による時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB2処理を、上記実施の形態1に適用した最大電力点追従装置10の動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップS7において発電電力Pを発電電力Pに置き換えた後、時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB2処理を呼び出す(S30)。なお、ルーチンSUB2処理を呼び出すステップS30以外は、上記実施の形態1と同様のフローである。
また、図10は、この実施の形態4による時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB2処理を、上記実施の形態2に適用した最大電力点追従装置10の動作を示すフローチャートである。図10に示すように、ステップSS7において発電電力PT(=f(ΔT))を発電電力Pに置き換えた後、日射量変化による単位時間電力変化量Pt(=f(ΔT)/ΔT)を求め(SS6)、時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB2処理を呼び出す(SS30)。なお、ルーチンSUB2処理を呼び出すステップSS30以外は、上記実施の形態2と同様のフローである。
図11は、時間間隔tmaxを変更するルーチンSUB2のフローチャートを示した図である。
まず、演算された単位時間電力変化量Ptと予め設定された上限としての最大許容電力Pβとを比較する(S31)。時間間隔tmaxには、予め最小値tmin0と上限tmax0とを有する範囲が決められており、Pt>Pβの時は、時間間隔tmaxを最小値tmin0に設定して(S33)、SUB2処理を終了する。ステップS31において、Pt≦Pβの時、さらにPtと所定の比較値Pαとを比較する(S32)。Pt<Pαの時は、時間間隔tmaxを上限tmax0と比較し(S35)、tmax>tmax0の時は、SUB2処理を終了する。ステップS35において、tmax≦tmax0の時は、時間間隔tmaxに所定の時間増分tβを加算して(S37)、SUB2処理を終了する。ステップS32において、Pt≧Pαの時、時間間隔tmaxを最小値tmin0と比較し(S34)、tmax<tmin0の時は、SUB2処理を終了する。ステップS34において、tmax≧tmin0の時は、時間間隔tmaxに所定の時間増分tβを減算して(S36)、SUB2処理を終了する。
この実施の形態においても上記実施の形態3と同様に、電圧固定期間ΔTを設ける時間間隔tmaxを、単位時間電力変化量Ptに応じて調整しており、日射量変化が大きいと時間間隔tmaxを短くして電力変化を高頻度で検出し、日射量変化が小さいと時間間隔tmaxを長くして電力変化を低頻度で検出する。このため、上記実施の形態3と同様に、日射量変化による電力変化を、検出頻度を調整して効率的に検出することができる。
また、この場合、単位時間電力変化量Ptが上限tmax0より大きいと、時間間隔tmaxを最小値tmin0に設定し、単位時間電力変化量Ptが所定の比較値より高いと時間間隔tmaxを設定範囲内で段階的に減少させ、単位時間電力変化量Ptが所定の比較値より低いと時間間隔tmaxを設定範囲内で段階的に増加させる。このため、日射量変化による電力変化の検出頻度を、日射量変化に応じてきめ細かく調節して、日射量変化による電力変化をより精度良く効率的に検出できる。これにより、日射量変化による発電量を考慮して最大電力点の出力電圧をより精度良く効率的に探索でき、最大電力点の追従性能がさらに向上する。
なお、この発明は、発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 太陽光発電装置、2 電圧検出部、3 電流検出部、4 電力演算部、
5 制御装置、6 電力変換部としての電力変換装置、7 負荷、
10 最大電力点追従装置、11 電圧変化手段、12 電圧探索手段、
13 V固定電力変化検出手段、14 補正手段、f(t) 補間関数、
Pt 単位時間電力変化量、Pt×Δt 補正量、
max 所定時間間隔(第2の周期)、ΔT 電圧固定期間、
Δt(Δt) 第1の周期。

Claims (9)

  1. 太陽光発電装置の発電電力を負荷に応じた電力に変換する電力変換部と、
    上記太陽光発電装置の出力電圧および出力電流を検出する手段と、
    検出された上記出力電圧および上記出力電流に基づいて上記太陽光発電装置の発電電力を演算する演算手段と、
    上記電力変換部を制御して上記太陽光発電装置の出力電圧を変化させる電圧変化手段、および上記電圧変化手段を制御して上記演算手段で演算される上記発電電力が最大となる出力電圧を探索する電圧探索手段を有して、上記発電電力が最大となるように上記電力変換部を制御する制御装置とを備えた最大電力点追従装置において、
    上記制御装置は、
    上記電圧変化手段により、第1の周期毎に上記太陽光発電装置の出力電圧を正方向あるいは負方向に変化させ、上記電圧探索手段により、上記出力電圧の変化前後の発電電力変化量を演算して、その極性に基づいて次回周期における上記出力電圧の変化方向を決定して上記発電電力が最大となる出力電圧を探索し、
    上記第1の周期より長い所定の時間周期である第2の周期毎に、その時点の出力電圧に固定する電圧固定期間を設けて、該電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化を検出する電力変化検出手段と、
    該電力変化検出手段からの検出結果を上記第2の周期毎に入手し、直前の上記検出結果に基づいて補正量を演算して、上記第1の周期毎に上記電圧探索手段により演算される上記発電電力変化量を補正する補正手段とを備えることを特徴とする最大電力点追従装置。
  2. 上記補正手段は、上記検出結果に基づいて上記電圧固定期間での単位時間当たりの発電電力変化量を演算し、該発電電力変化量に基づいて上記補正量を演算することを特徴とする請求項1に記載の最大電力点追従装置。
  3. 上記電力変化検出手段は、上記電圧固定期間において、所定の間隔で上記太陽光発電装置の発電電力を複数回検出し、上記補正手段は、時間に対する発電電力の補間関数を導出し、この補間関数を用いて上記補正量を演算することを特徴とする請求項1に記載の最大電力点追従装置。
  4. 上記制御装置は、上記電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化に応じて上記第2の周期を調整することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の最大電力点追従装置。
  5. 上記制御装置は、上記第2の周期の範囲を設定し、
    上記電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化が設定された上限より大きいと、上記第2の周期を上記範囲の最小値に設定し、
    上記電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化が上記上限以下であるとき、上記第2の周期を上記範囲内で所定時間長くすることを特徴とする請求項4に記載の最大電力点追従装置。
  6. 上記制御装置は、上記第2の周期の範囲を設定し、
    上記電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化が設定された上限より大きいと、上記第2の周期を上記範囲の最小値に設定し、
    上記電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化が上記上限以下であるとき、所定の比較値より大きい時は上記第2の周期を上記範囲内で所定時間短くし、上記比較値以下の時は上記第2の周期を上記範囲内で上記所定時間長くすることを特徴とする請求項4に記載の最大電力点追従装置。
  7. 第1の周期毎に太陽光発電装置の出力電圧を変化させ、出力電圧の変化前後の発電電力変化量を演算する電力変化量測定方法において、
    上記第1の周期より長い所定の時間周期である第2の周期毎に、その時点の出力電圧に固定する電圧固定期間を設けて、該電圧固定期間での上記太陽光発電装置の発電電力の変化を検出する処理と、
    上記第1の周期毎に、上記出力電圧の変化前後に検出された電圧、電流に基づいて上記発電電力変化量を演算し、直前の上記電圧固定期間で検出した発電電力の変化に基づいて補正量を演算して上記発電電力変化量を補正する処理とを備えた電力変化量測定方法。
  8. 上記電圧固定期間での単位時間当たりの発電電力変化量を演算し、該発電電力変化量に基づいて上記補正量を演算することを特徴とする請求項7に記載の電力変化量測定方法。
  9. 上記電圧固定期間で検出する発電電力の変化は、所定の間隔で上記太陽光発電装置の発電電力を複数回検出して得るものであり、この検出結果から、時間に対する発電電力の補間関数を導出し、この補間関数を用いて上記補正量を演算することを特徴とする請求項7に記載の電力変化量測定方法。
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