JP2015006774A - 油性インクジェット印刷方法及びインクセット - Google Patents
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Abstract
Description
水性インクは、溶媒として水を含有するため、印刷媒体として普通紙を用いた場合、溶媒が印刷媒体に容易に浸透し、顔料が印刷媒体の表面に留まり易いため、高濃度・高画質の印刷画像が得られ易い一方で、印刷媒体がカールやコックリングを起こし易く、印刷媒体の搬送性に悪影響を及ぼし、高速印刷の弊害となるという欠点がある。
溶剤インクは、乾燥性に優れているが、溶媒が大量に揮発するため使用環境が制限される。他方、油性インクは、印刷媒体として普通紙を用いた場合、印刷媒体への浸透性及び乾燥性に優れるだけでなく、水性インク及び溶剤インクよりも溶媒が揮発し難いため、インクノズルにおける目詰まりが生じにくく、インクノズルのクリーニング回数が少なくて済むといった利点があり、高速印刷、特にラインヘッド方式の高速インクジェット印刷に適している。
本発明で使用する油性インクは、溶剤及び色材から主として構成されるが、必要に応じて、その他の成分を含有してもよい。
溶剤は、インクの溶媒すなわちビヒクルとして機能するものであれば特に限定されず、揮発性溶剤及び難揮発性溶剤の何れであってもよい。しかしながら、本発明では環境上の観点から、溶剤は、難揮発性溶剤を主体として含有することが好ましい。難揮発性溶剤の沸点は、200℃以上が好ましく、より好ましくは240℃以上である。
非極性有機溶剤としては、ナフテン系、パラフィン系、イソパラフィン系等の炭化水素溶剤を使用でき、具体的には、ドデカンなどの脂肪族飽和炭化水素類、エクソンモービル社製「アイソパー、エクソール」(いずれも商品名)、JX日鉱日石エネルギー社製「AFソルベント、ノルマルパラフィンH」(いずれも商品名)、サン石油社製「サンセン、サンパー」(いずれも商品名)等が挙げられる。これらは、単独で、または、2種以上組み合わせて用いることができる。
極性有機溶剤としては、エステル系溶剤、アルコール系溶剤、脂肪酸系溶剤、エーテル系溶剤などが挙げられる。これらは、単独で、または、2種以上組み合わせて用いることができる。
色材としては、顔料及び染料の何れも使用することができ、単独で使用しても両者を併用してもよい。印刷物の耐候性及び印刷濃度の点から、色材として顔料を使用することが好ましい。
色材は、油性インキ全量に対して0.01〜20質量%の範囲で含有されることが好ましい。
染料としては、印刷の技術分野で一般に用いられているものを使用でき、特に限定されない。具体的には、ナフトール染料、アゾ染料、金属錯塩染料、アントラキノン染料、キノイミン染料、インジゴ染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、カーボニウム染料、ナフトキノン染料、ナフタルイミド染料、フタロシアニン染料、ペリニン染料などの油溶性染料が挙げられる。これらの染料は単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて使用してもよい。
顔料としては、有機顔料、無機顔料を問わず、印刷の技術分野で一般に用いられているものを使用でき、特に限定されない。具体的には、カーボンブラック、カドミウムレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、酸化クロム、ピリジアン、チタンコバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料などが好適に使用できる。これらの顔料は単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて使用してもよい。
油性インク中における顔料の分散を良好にするために、油性インクに顔料分散剤を添加することが好ましい。本発明で使用できる顔料分散剤としては、顔料を溶剤中に安定して分散させるものであれば特に限定されないが、例えば、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等が好適に使用され、そのうち、高分子分散剤を使用するのが好ましい。
本発明の油性インクには、インクの性状に悪影響を与えない限り、上記有機溶剤、色材、顔料分散剤以外に、例えば、界面活性剤、定着剤、防腐剤等の他の成分を添加できる。
本発明の油性インクは、例えばビーズミル等の公知の分散機に全成分を一括又は分割して投入して分散させ、所望により、メンブレンフィルター等の公知のろ過機を通すことにより調製できる。例えば、予め溶剤の一部と色材の全量を均一に混合させた混合液を調製して分散機にて分散させた後、この分散液に残りの成分を添加してろ過機を通すことにより調製することができる。
本発明で使用する前処理液は、無機粒子と油溶性樹脂との複合体の水性分散液からなり、この水性分散液は前記複合体以外に、必要に応じて、その他の成分を含有してもよく、通常、前記複合体を水性媒体中に安定に分散させるための界面活性剤を含有する。
本発明における「無機粒子と油溶性樹脂との複合体」とは、一般的に「マイクロカプセル」と称される様な、無機粒子の表面全体を油溶性樹脂で被覆している形態をとっているものでも良いし、油溶性樹脂が無機粒子の一部に吸着または化学結合している形態をとっているものでも良いし、油溶性樹脂が無機粒子の内部に一部入り込んでいるものでも良い。
油溶性樹脂としては、油性インクに含まれる溶剤に膨潤または溶解するものであれば、特に限定されず、具体的には、樹脂が溶剤等の他成分を含まない状態で固化している状態で、油性インクに含まれる溶剤を表面に接触させた場合に、樹脂表面がべたついたり軟化したり、溶解した状態に変化するものを意味する。そのような油溶性樹脂の具体例としては、ロジンエステル、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂などのロジン系樹脂、石油樹脂、アルキルフェノール樹脂等が挙げられる。また、油溶性樹脂は、軟化点またはガラス転移点が80℃以上であるものが好ましい。80℃よりも低いと、前処理した際に油性インクを印字する前に複合体粒子同士が融着してしまい、油性インクが浸透するための空隙が無くなり、インク浸透を阻害する可能性がある。
無機粒子としては、白色等の体質顔料として使用されている無機粒子であって上記複合体を形成できるものであれば特に限定されず、具体例としては、炭酸カルシウム、シリカ、硫酸バリウム、酸化チタン、アルミナホワイト、水酸化アルミニウム、白土、タルク、クレー、ケイソウ土、カオリン、マイカなどの無機粒子が挙げられる。これらの無機粒子の平均粒子径は、特に制限はないが、500nm未満の場合、油溶性樹脂との複合体の平均粒子径を1μm未満にすることが容易であり、インクジェットヘッドによる前処理液の塗布が可能となるため好ましい。
本発明で用いる無機粒子と油溶性樹脂との複合体は、例えば、無機粒子及び油溶性樹脂を含有する油相を、界面活性剤を用いて水相に分散させて水中油(O/W)型エマルションを形成した後、該水中油(O/W)型エマルションを加熱してから該エマルションから油相を蒸発させることにより、水性分散液として得ることができる。具体的には、前記油相は、油溶性樹脂を溶解させた油相中に無機粒子を分散することにより得ることができる。前記水相は、水に前記界面活性剤を溶解させることで得ることができる。そして、前記油相に前記水相を徐々に滴下しながら乳化することにより、油中水(W/O)型エマルションの形態を経た後、水中油(O/W)型エマルションの形態の水性分散液を得ることができる。
なお、本発明において平均粒子径とは体積基準の粒度分布における平均径のことであり、複合体の平均粒子径の測定は、例えばレーザー光回折散乱法によって行うことができる。
本発明で使用する前処理液には、その性状に悪影響を与えない限り、上記複合体及び界面活性剤以外に、例えば、分散剤、定着剤、防腐剤等の他の成分を添加できる。
本発明のインクジェット印刷方法は、前処理液を印刷媒体へ塗布した後、油性インクを該印刷媒体上へ吐出させることにより行われる。前処理液の印刷媒体への塗布は、刷毛、ローラー、バーコーター、エアナイフコーター等を使用して印刷媒体の表面を均一にコーティングすることによって行ってもよく、または、インクジェット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷などの印刷手段によって画像を印刷することで行ってもよい。例えば、インクジェットプリンタを使用し、印刷媒体上へ前処理液を吐出した後これに重ねて油性インクを連続的に吐出させることにより印刷を行ってもよい。なお、本発明では、塗工処理液を印刷媒体に塗布した後、塗布された処理液が乾燥する前に油性インクを吐出させてもよく、又は、塗布された処理液が乾燥した後に油性インクを吐出させてもよい。
(1)前処理液作製用の無機粒子分散液の作製
表1に示す各成分を表1に示す割合でプレミックスした後、ビーズミル(株式会社セイワ技研製、ロッキングミルRM05S型)にて直径(φ)0.5mmのジルコニアビーズを用いて60分間分散し、得られた分散液を油性分散液1〜7とした。また、油性分散液8は、表1に示す各成分を表1に示す割合で混合し、樹脂及び界面活性剤を溶媒中に溶解させて作製した。
・Brilliant−15(商品名):白石工業株式会社製、合成炭酸カルシウム、平均粒子径150nm
・AEROSIL R711(商品名):日本アエロジル株式会社製、フュームドシリカ、1次粒子径12nm
・ハリエスターDS−90S(商品名):ハリマ化成株式会社製、ロジン変性特殊合成樹脂、軟化点85〜95℃
・ハリマックR−120AH(商品名):ハリマ化成株式会社製、ロジン変性マレイン酸樹脂、軟化点100〜120℃
・Quintone B170(商品名):日本ゼオン株式会社製、脂肪族炭化水素樹脂、軟化点70℃
・エマルゲン105(商品名):花王株式会社製、非イオン性界面活性剤
前処理液1〜6及び8については、表2に示す各油相に、超音波分散機で超音波照射しながら表2に示す各水相を滴下していき、乳化させた。水相の滴下途中で各乳化液は大きく増粘し、さらに水相を滴下・乳化を行うと、ある時点で転相が起こり乳化液が大きく減粘し、無機粒子および/または油溶性樹脂が内相に含まれるO/W型エマルションが作製できた。このエマルションを、浴槽を50〜60℃に加熱したエバポレーターで減圧乾燥し、溶剤である酢酸エチルをエマルションから除去すると、無機粒子と油溶性樹脂との複合体が水に分散した前処理液1〜6及び8が得られた。なお、前処理液7として、上記分散液7をそのまま使用した。
各前処理液中の粒子の平均粒子径の測定は、レーザー光回折散乱法により測定された値であり、具体的には、株式会社島津製作所製レーザー光回折散乱粒度分布測定装置「SALD−2000A(商品名)」を用いて、レーザー光波長:680nm、測定温度:25℃、分散媒:水の条件により行った。
油溶性樹脂に該当するかどうかを判定するための評価は、次のように行った。
樹脂30gをその樹脂が可溶な溶剤(本製造例では酢酸エチルを使用)100gに溶解させた溶液を用いて、PETフィルム上に塗膜を作成し、乾燥させ樹脂のみの塗膜を形成させた。その塗膜の表面を、油性インクに含まれる溶剤(オレイン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル、炭化水素溶剤)を含ませたキムワイプで擦り、塗膜表面の一部が溶解していたり、塗膜が剥がれたりした場合、その溶剤に対して樹脂が溶解すると判断した。
表1で使用したハリエスターDS−90S、ハリマックR−120AH、Quintone B170は、上記評価方法にて油性インクの溶剤に溶解した。
・ハリコートG-50(商品名):ハリマ化成株式会社製アニオン性ポリマー、ポリアクリルアミド系ポリマー、不揮発分30%
対照として、表3に示す各成分を表3に示す割合で混合し、前処理液9を製造した。
対照として、表4に示す各成分を表4に示す割合で混合し、前処理液10を製造した。
・アクリットWES−321U:大成ファインケミカル社製コアシェル型アクリル/ウレタン樹脂エマルション、平均粒子径100nm、不揮発分38%
(1)油性インクの作製
表5に示す各成分を表5に示す割合でプレミックスし、その後、ビーズミル(直径(φ)0.5mmのジルコニアビーズ使用)にて分散し、得られた分散液をメンブレンフィルター(開口径3μm)でろ過し、油性インク1を得た。
・カーボンブラック:三菱化学社製カーボンブラック MA−11(商品名)。
・ソルスパース28000:ルーブリゾール社製顔料分散剤 ソルスパース28000(商品名)。
・オレイン酸メチル:花王株式会社製エキセパールM−OL
・ミリスチン酸イソプロピル:花王株式会社製エキセパールIPM
・炭化水素溶剤:JX日鉱日石エネルギー製ノルマルパラフィンH
表6又は表7に記載の前処理液を、理想用紙薄口(商品名;理想科学工業株式会社製普通紙)の片面に、自動バーコーターで、前処理液乾燥後の固形分塗工量が3.2g/m2になるように塗工し、温度23℃、湿度50%環境下で10分乾燥させ、前処理紙を得た。
油性インク1を、インクジェットプリンタORPHIS X9050(商品名;理想科学工業株式会社製)の吐出経路に導入し、上記前処理紙の処理表面上に前記油性インクを吐出させ、ベタ画像を印刷した。印刷は、解像度300×300dpiにて、1ドット当りのインク量が30plの吐出条件で行った。得られた印刷画像の表濃度及び裏抜けを下記方法で測定し評価した。また、前処理液のハンドリング性を下記方法で測定し評価した。結果を表6又は表7に示す。
光学濃度計(RD920:マクベス社製)を用い、印刷1日後のベタ画像の表側のOD値を測定し、表濃度とした。評価は以下の基準で行った。
◎:1.15≦表濃度
○:1.10≦表濃度<1.15
△:1.05≦表濃度<1.10
×:表濃度<1.05
光学濃度計(RD920:マクベス社製)を用い、印刷1日後のベタ画像の裏側のOD値を測定し、得られたOD値から印刷していない部分のOD値を差し引いた値を裏抜けとした。評価は以下の基準で行った。
◎:裏抜け<0.14
○:0.14 ≦裏抜け<0.16
×:0.16≦裏抜け
前処理液を蓋付きのプラスチック容器に入れ、水平な机の上に静置し、1日後の沈降物の有無を目視で観察した。評価は以下の基準で行った。
○:沈降物が無い
△:容器の底に沈降物があるが、上澄みが白濁している
×:容器の底に沈降物があり、上澄みに透明な層がある
炭酸カルシウム粒子またはシリカ粒子と油溶性樹脂との複合体を含む前処理液1〜6は低粘度で沈降がなく、これらの前処理液1〜6を用いた実施例1〜6では、表濃度および裏抜けのどちらも良好であった。
前処理をしていない用紙に印刷した比較例1では、表濃度が低く、裏抜けも大きかった。
炭酸カルシウム粒子のみを含む前処理液7は粒子の沈降が顕著であり、該前処理液7を用いた比較例2では、裏抜けは良好だが表濃度が向上しなかった。
ロジン樹脂のみを含む前処理液8を用いた比較例3では、表濃度は向上したが、裏抜けが前処理しない比較例1よりも悪化した。
炭酸カルシウム粒子とロジン樹脂を含有するとしても両者が複合体を形成していない前処理液9は粒子の沈降が生じ、該前処理液9を用いた比較例4では、表濃度および裏抜けの向上度合が少なかった。
樹脂粒子の表面をさらに樹脂で被覆したコアシェル粒子を含む前処理液10は粒子の沈降が生じ、該前処理液9を用いた比較例5では、裏抜け抑制効果が得られなかった。
Claims (8)
- 前処理液を印刷媒体へ塗布した後、色材および溶剤を少なくとも含んでなる油性インクを該印刷媒体上へ吐出させることにより印刷を行う油性インクジェット印刷方法において、前記前処理液が、無機粒子と油溶性樹脂との複合体の水性分散液であることを特徴とする、油性インクジェット印刷方法。
- 前記水性分散液は、無機粒子と油溶性樹脂との前記複合体を分散させるための界面活性剤を含有する、請求項1に記載の印刷方法。
- 前記水性分散液は、前記無機粒子及び前記油溶性樹脂を含有する油相を、界面活性剤を用いて水相に分散させた水中油(O/W)型エマルションの油相を蒸発させて得られたものである、請求項2に記載の印刷方法。
- 前記界面活性剤が、アニオン性の高分子型界面活性剤である、請求項2または3に記載の印刷方法。
- 前処理液を印刷媒体へ塗布した後、油性インクを該印刷媒体上へ吐出させることにより印刷を行う油性インクジェット印刷に使用するインクセットであって、色材および溶剤を少なくとも含んでなる油性インク、及び無機粒子と油溶性樹脂との複合体の水性分散液からなる前処理液を少なくとも含む油性インクジェット印刷用インクセット。
- 前記水性分散液は、無機粒子と油溶性樹脂との前記複合体を分散させるための界面活性剤を含有する、請求項5に記載のインクセット。
- 前記水性分散液は、前記無機粒子及び前記油溶性樹脂を含有する油相を、界面活性剤を用いて水相に分散させた水中油(O/W)型エマルションの油相を蒸発させて得られたものである、請求項6に記載のインクセット。
- 前記界面活性剤が、アニオン性の高分子型界面活性剤である、請求項6または7に記載のインクセット。
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JP2000290464A (ja) * | 1999-02-04 | 2000-10-17 | Mizutani Paint Co Ltd | 水性分散体およびその製造方法並びに塗料組成物 |
JP2009045875A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Mimaki Engineering Co Ltd | Uv硬化型インクジェット用コート剤 |
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