JP2015005653A - 熱電変換材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性の高い元素を用いて構成された熱電変換材料を提供する。
【解決手段】結晶構造がCuMnAl型ホイスラー構造であり、下記組成式(1)で表される組成を有することを特徴とする熱電変換材料である。
FeTiSnM’ ・・・・(1)
(上記組成式(1)中、1.01≦a≦2.2、0.01≦b≦1.2、0.01≦c≦1.2、0.001≦d≦0.99、0≦e≦0.99であり、3.8≦a+b+c+d+e≦4.2である。また、M及びM’はY、Mn、Cr、Mo、W、B、Al、Ga、In、Nb、Ta、Co、Ni、Rh、Sb、Bi、Zr、Hf、Si、Geのうちいずれか1種であり、MとM’とは互いに異なる。)
【選択図】図5

Description

本発明は、熱電変換素子に用いる熱電変換材料に関する。
電気エネルギーと熱エネルギーとの相互変換を行う熱電変換素子には、BiTe系やPbTe系等の重金属を用いた熱電変換材料が用いられているものがある。重金属を用いた熱電変換材料は、下記数式で表される無次元性能指数ZTが比較的大きく、良好な熱電変換特性を有する。
ZT=ST/ρκ
(但し、上記数式におけるS(V/K)はゼーベック係数であり、ρ(Ωm)は電気抵抗率であり、T(K)は温度であり、κ(W/mK)は熱伝導率である。)
一方で、熱電変換材料に重金属を用いる場合には、環境負荷や資源枯渇等の問題がある。そのため、資源量が豊富であり、安価かつ環境負荷の低い元素により構成された熱電変換材料の開発が望まれている。このような要求を満たす可能性のある材料系として、Feを含有するホイスラー合金がある。
例えば特許文献1には、FeVAl等の組成を有するホイスラー合金膜を用いた熱電変換素子の例が開示されている。特許文献1の熱電変換素子は、これらのホイスラー合金よりなる合金膜に対して電界を印加することにより、電気伝導度σとゼーベック係数Sの双方を増大させることを図っている。
特開2012−138539号公報
しかしながら、特許文献1に記載された熱電変換素子は、ホイスラー合金膜に電界を印加して熱電変換特性を向上させようとするものであり、電界を印加しない状態における熱電変換特性に関しては明確には記載されていない。
また、FeVAlに含まれるVは、酸化すると有害な五酸化バナジウムとなるおそれがある。そのため、安全性の観点から、Vを含まない熱電変換材料の開発が望まれている。
一方、重金属を含有しない熱電変換材料としては、FeVAl系のホイスラー合金の熱電変換特性に関する報告はあるものの、これ以外の材料系については充分な検討がなされていない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、安全性の高い元素を用いて構成された熱電変換材料を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、結晶構造がCuMnAl型ホイスラー構造であり、
下記組成式(1)で表される組成を有することを特徴とする熱電変換材料にある。
FeTiSnM’ ・・・・(1)
(上記組成式(1)中、1.01≦a≦2.2、0.01≦b≦1.2、0.01≦c≦1.2、0.001≦d≦0.99、0≦e≦0.99であり、3.8≦a+b+c+d+e≦4.2である。また、M及びM’はY、Mn、Cr、Mo、W、B、Al、Ga、In、Nb、Ta、Co、Ni、Rh、Sb、Bi、Zr、Hf、Si、Geのうちいずれか1種であり、MとM’とは互いに異なる。)
上記熱電変換材料は、上記特定の組成を有し、結晶構造がCuMnAl型ホイスラー構造である。すなわち、上記熱電変換材料は、FeTiSnを母材とし、Fe、TiまたはSnの少なくとも一部が置換元素Mまたは置換元素M及び置換元素M’により置換されたホイスラー合金より構成されている。このような熱電変換材料は、熱電変換特性を表す無次元性能指数ZTが従来のFeVAl系ホイスラー合金に近い値となり、あるいはそれ以上に向上することを期待できる。
また、上記熱電変換材料は、安全性が高く、環境負荷が比較的小さい元素のみにより構成されている。
以上のように、上記熱電変換材料は、安全性が高く、優れた熱電変換特性を示すことを期待できるものとなる。
実施例における、試料1の粉末X線回折プロファイル。 実施例における、各試料のゼーベック係数Sを示すグラフ。 実施例における、各試料の電気抵抗率ρを示すグラフ。 実施例における、各試料の熱伝導率κを示すグラフ。 実施例における、各試料の無次元性能指数ZTを示すグラフ。
上記熱電変換材料は、Fe、Ti、Sn及び置換元素Mを必須成分として含有しており、これらの必須成分に加えて置換元素M’を含有していてもよい。Fe、Ti、Sn、置換元素M及び置換元素M’が上記組成式(1)で表される特定の組成を有することにより、得られる熱電変換材料の結晶構造がCuMnAl型ホイスラー構造となりやすい。
Fe、Ti、Sn、置換元素M及び置換元素M’が上記組成式(1)で表される範囲から外れる場合には、結晶構造に乱れが生じ、CuMnAl型ホイスラー構造以外の結晶構造をとるおそれがある。CuMnAl型ホイスラー構造以外の結晶構造を有する合金は、熱電変換特性を示さなくなるおそれがある。そのため、Fe、Ti、Sn、置換元素M及び置換元素M’の組成が上記特定の組成であることが必要である。
置換元素M及び置換元素M’は、以下に示す元素から選択することができる。
<P型へのキャリア制御>
Y、Mn、Cr、Mo、W、B、Al、Ga、Inは、熱電変換材料に含有させることにより、熱電変換材料の導電型をP型にする作用を有している。すなわち、これらの元素を置換元素Mまたは置換元素M’として含有させることにより、熱電変換材料の多数キャリアが正孔となる。これにより、熱電変換材料の電気抵抗率ρを低くするとともにゼーベック係数Sを大きくすることができる。その結果、熱電変換材料の無次元性能指数ZTを大きくでき、熱電変換特性をより向上させることができる。なお、上述した元素のうち、YはTiと置換され、Mn、Cr、Mo、WはFeと置換され、B、Al、Ga、InはSnと置換される。これらの元素のうち、Y、MnまたはAlを用いることがより好ましい。
<N型へのキャリア制御>
Nb、Ta、Co、Ni、Rh、Sb、Biは、熱電変換材料に含有させることにより、熱電変換材料の導電型をN型にする作用を有している。すなわち、これらの元素を置換元素Mまたは置換元素M’として含有させることにより、熱電変換材料の多数キャリアが電子となる。これにより、熱電変換材料の電気抵抗率ρを低くするとともにゼーベック係数Sを大きくすることができる。その結果、熱電変換材料の無次元性能指数ZTを大きくでき、熱電変換特性をより向上させることができる。なお、上述した元素のうち、Nb、TaはTiと置換され、Co、Ni、RhはFeと置換され、Sb、BiはSnと置換される。これらの元素のうち、Nb、Ta、Co、NiまたはSbを用いることがより好ましい。
<熱伝導率の低減>
Zr、Hf、Si、Geは、熱電変換材料に含有させることにより、フォノンを散乱させやすくなる。これにより、熱電変換材料の熱伝導率κを低下させる作用を有している。そのため、これらの元素を置換元素Mまたは置換元素M’として含有させることにより、熱電変換材料の無次元性能指数ZTを大きくでき、熱電変換特性をより向上させることができる。なお、上述した元素のうち、Zr、HfはTiと置換され、Si、GeはSnと置換される。これらの元素のうち、ZrまたはSiを用いることがより好ましい。
上述した元素のうち、必須成分である置換元素Mとしては、キャリア制御を行うことのできるY、Mn、Cr、Mo、W、B、Al、Ga、In、Nb、Ta、Co、Ni、Rh、Sb、Biのうちいずれか1種を用いることが好ましい。キャリア制御のための元素は、上述したように電気抵抗率ρを低減するとともにゼーベック係数Sを大きくする作用を有している。そのため、これらの元素を置換元素Mとして用いることにより、無次元性能指数ZTをより大きくすることができ、熱電変換特性をより向上させることができる。
熱電変換材料が必須成分であるFe、Ti、Sn及び置換元素Mのみから構成される場合には、熱電変換材料が下記組成式(2)で表される組成を有することがより好ましい。
FeTiSnAl ・・・・(2)
(上記組成式(2)中、a=2.0、b=1.0であり、0.3≦c≦0.7かつc+d=1.0である。)
この場合には、熱電変換材料の無次元性能指数ZTをより大きくすることができ、熱電変換特性をより向上させることができる。
一方、熱電変換材料が必須成分に加えて置換元素M’を含有している場合には、置換元素M’はZr、Hf、Si、Geのうちいずれか1種であり、熱電変換材料が下記組成式(3)で表される組成を有していることが好ましい。
FeTiSnM’ ・・・・(3)
(上記組成式(3)中、1.01≦a≦2.2、0.01≦b≦1.2、0.01≦c≦1.2、0.001≦d≦0.99、0.001≦e≦0.99であり、3.8≦a+b+c+d+e≦4.2である。)
上記組成式(3)で表される組成を有する熱電変換材料は、置換元素Mによるキャリア制御の効果と、置換元素M’による熱伝導率低減の効果との両方の効果を得ることができる。その結果、熱電変換材料は、熱電変換特性をより向上させることができる。
また、この場合には、熱電変換材料が下記組成式(4)で表される組成を有していることがより好ましい。
FeTiSnM’ ・・・・(4)
(上記組成式(4)中、1.01≦a≦2.2、0.01≦b≦1.2、0.01≦c≦1.2、0.001≦d≦0.99、0.3≦e≦0.5であり、3.8≦a+b+c+d+e≦4.2である。)
この場合には、熱電変換材料の無次元性能指数ZTをさらに大きくすることができ、熱電変換特性をさらに向上させることができる。
また、熱電変換材料が必須成分に加えて置換元素M’を含有している場合には、置換元素Mが置換されるサイトと、置換元素M’が置換されるサイトとが互いに異なっていることが好ましい。
すなわち、置換元素MをY、Mn、Cr、Mo、W、Nb、Ta、Co、Ni、Rhから選択したいずれか1種の元素とし、置換元素M’がSi、Geから選択したいずれか1種の元素とすることができる。また、置換元素MをMn、Cr、Mo、W、B、Al、Ga、In、Co、Ni、Rh、Sb、Biから選択したいずれか1種の元素とし、置換元素M’をZr、Hfから選択したいずれか1種の元素としてもよい。
これらのいずれの場合であっても、置換元素Mの含有量と、置換元素M’の含有量とを、互いに独立に制御しやすくなる。つまり、置換元素Mと置換元素M’とが同一のサイトに置換される場合には、置換元素Mの含有量Mと置換元素M’の含有量との合計が過度に多くなると結晶構造の乱れが生じるおそれがあり、場合によっては結晶構造がCuMnAl型ホイスラー構造以外の構造になることも考えられる。
一方、置換元素Mと置換元素M’とが異なるサイトに置換される場合には、このような問題は生じにくい。そのため、この場合には、置換元素Mの含有量と、置換元素M’の含有量との双方を、各々の作用効果を得るために充分な量にしやすくなる。その結果、熱電変換材料の熱電変換性能をより向上させやすくなる。
上記熱電変換材料の実施例について、以下に説明する。本例においては、表1に示す、組成式FeTiSn(1−x)Al(但し、0<x≦1)で表される組成を有し、結晶構造がCuMnAl型ホイスラー構造である熱電変換材料(試料1〜試料8)を作製した。
各試料の作製は、以下の手順により行った。出発原料としてFe(純度99.9質量%以上)、Ti(純度99質量%以上)、Sn(純度99.999質量%)及びAl(純度99.5質量%)を用い、表1に示す組成となるように各成分を秤量し、混合した。得られた混合物を非反応性ガス雰囲気下にて加熱して溶解させた後、冷却してインゴットを作製した。
次いで、得られたインゴットを粉砕して粉末状にした。ここで、得られた粉末のX線回折測定を粉末X線回折装置により行い、結晶構造がCuMnAl型ホイスラー構造となっていることを確認した。X線回折プロファイルの一例として、試料1の粉末を用いて得られた粉末X線回折プロファイルを図1に示す。なお、図1の縦軸は回折されたX線の回折強度(相対強度)であり、横軸はθ−2θ光学系における2θ(°)の値である。結晶構造の同定は、実際に測定した粉末X線回折プロファイル(図1の「測定結果」を参照)と、CuMnAl型ホイスラー構造を仮定して計算した回折プロファイル(図1の「計算結果」を参照)との比較により行った。
その後、得られた粉末状の熱電変換材料を所定の形状に成形した後、成形物を焼結して試料(試料1〜試料8)を得た。
以上により得られた各試料について、ゼーベック係数S(V/K)、電気抵抗率ρ(Ωm)及び熱伝導率κ(W/m・K)を測定した。各々の測定方法を以下に説明する。
<ゼーベック係数S及び電気抵抗率ρ>
熱電特性評価装置(アルバック理工株式会社製、製品名「ZEM−2」)を用い、100℃、150℃、200℃及び250℃の4つの温度水準において試料のゼーベック係数S及び電気抵抗率ρを測定した。その結果を図2及び図3に示す。なお、図2の縦軸はゼーベック係数S(V/K)の値を示し、横軸は測定時の温度T(K)を示している。また、図3の縦軸は電気抵抗率ρ(Ωm)の値を示し、横軸は測定時の温度T(K)を示している。
<熱伝導率κ>
レーザフラッシュ法熱物性測定装置(京都電子工業株式会社製、製品名「LFA−502」)を用い、100℃、150℃、200℃及び250℃の4つの温度水準において試料の熱伝導率κを測定した。その結果を図4に示す。なお、図4の縦軸は熱伝導率κ(W/m・K)の値を示し、横軸は測定時の温度T(K)を示している。
以上により得られたゼーベック係数S、電気抵抗率ρ及び熱伝導率κの値と、測定時の温度Tとを用いて、下記数式により各温度における無次元性能指数ZTを算出した。その結果を表1及び図5に示す。なお、図5の縦軸は無次元性能指数ZTの値を示し、横軸は温度T(K)の値を示している。
ZT=ST/ρκ
図2から知られるように、Alの含有量xが0.3以下の試料(試料1〜試料5)においては、Alの含有量xが増えるほどゼーベック係数Sが大きくなる傾向を示した。Alの含有量xが0.3より大きい試料(試料6〜試料8)においては、Alの含有量xが増えるほどゼーベック係数Sが小さくなる傾向を示した。
また、図3から知られるように、Alの含有量xが0.8以下の試料(試料1〜試料7)においては、Alの含有量xが増えるほど電気抵抗率ρが小さくなる傾向を示した。Alの含有量xが0.8より大きい試料(試料8)は、試料7よりも電気抵抗率ρが大きくなった。
また、図4から知られるように、Alの含有量xが0.5以下の試料(試料1〜試料6)においては、熱伝導率κとAlの含有量xとの間に明確な増減の傾向が見られなかった。Alの含有量xが0.5より大きい試料(試料7、試料8)においては、Alの含有量xが増えるほど熱伝導率κが大きくなる傾向を示した。
そして、表1及び図5から知られるように、無次元性能指数ZTは、試料5(x=0.3)及び試料6(x=0.5)においてより大きい値となった。この結果と、上述したゼーベック係数S、電気抵抗率ρ及び熱伝導率κと、Alの含有量xとの関係とから、組成式FeTiSn(1−x)Alで表される材料系においては、Alの含有量xが0.3≦x≦0.7である範囲において、より優れた熱電変換特性を有しており、FeTiSn0.5Al0.5の組成を有する材料が特に優れた熱電変換特性を有していると考えられる。
Figure 2015005653

Claims (7)

  1. 結晶構造がCuMnAl型ホイスラー構造であり、
    下記組成式(1)で表される組成を有することを特徴とする熱電変換材料。
    FeTiSnM’ ・・・・(1)
    (上記組成式(1)中、1.01≦a≦2.2、0.01≦b≦1.2、0.01≦c≦1.2、0.001≦d≦0.99、0≦e≦0.99であり、3.8≦a+b+c+d+e≦4.2である。また、M及びM’はY、Mn、Cr、Mo、W、B、Al、Ga、In、Nb、Ta、Co、Ni、Rh、Sb、Bi、Zr、Hf、Si、Geのうちいずれか1種であり、MとM’とは互いに異なる。)
  2. 上記置換元素Mは、Y、Mn、Cr、Mo、W、B、Al、Ga、In、Nb、Ta、Co、Ni、Rh、Sb、Biのうちいずれか1種であることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換材料。
  3. 下記組成式(2)で表される組成を有することを特徴とする請求項2に記載の熱電変換材料。
    FeTiSnAl ・・・・(2)
    (上記組成式(2)中、a=2.0、b=1.0であり、0.3≦c≦0.7かつc+d=1.0である。)
  4. 上記置換元素M’は、Zr、Hf、Si、Geのうちいずれか1種であり、下記組成式(3)で表される組成を有することを特徴とする請求項2に記載の熱電変換材料。
    FeTiSnM’ ・・・・(3)
    (上記組成式(3)中、1.01≦a≦2.2、0.01≦b≦1.2、0.01≦c≦1.2、0.001≦d≦0.99、0.001≦e≦0.99であり、3.8≦a+b+c+d+e≦4.2である。)
  5. 下記組成式(4)で表される組成を有することを特徴とする請求項4に記載の熱電変換材料。
    FeTiSnM’ ・・・・(4)
    (上記組成式(4)中、1.01≦a≦2.2、0.01≦b≦1.2、0.01≦c≦1.2、0.001≦d≦0.99、0.3≦e≦0.5であり、3.8≦a+b+c+d+e≦4.2である。)
  6. 上記置換元素Mは、Y、Mn、Cr、Mo、W、Nb、Ta、Co、Ni、Rhのうちいずれか1種であり、上記置換元素M’は、SiまたはGeのいずれかであることを特徴とする請求項4または5に記載の熱電変換材料。
  7. 上記置換元素Mは、Mn、Cr、Mo、W、B、Al、Ga、In、Co、Ni、Rh、Sb、Biのうちいずれか1種であり、上記置換元素M’は、ZrまたはHfであることを特徴とする請求項4または5に記載の熱電変換材料。
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