JP2015004030A - エレクトロスプレー装置用インクおよびエレクトロスプレー装置用インクの製造方法 - Google Patents

エレクトロスプレー装置用インクおよびエレクトロスプレー装置用インクの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】導電性を有する塗布材料を含むインクを用いてエレクトロスプレー装置によりインクを噴霧する場合に、安定したスプレー状態を形成することが可能なエレクトロスプレー装置用インクを提供する。
【解決手段】このエレクトロスプレー装置用インクは、電圧が印加された状態のノズル1から基板にインクを噴霧するエレクトロスプレー装置用インクであって、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率より大きい導電率を有し、基板5に塗布される塗布材料と、極性を有する溶媒を含み、塗布材料に添加されて混合される添加溶剤とを含有し、塗布材料に添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するように調整されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレクトロスプレー装置用インクおよびエレクトロスプレー装置用インクの製造方法に関する。
従来、エレクトロスプレー装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、電圧が印加された状態のノズルから基板にインクを噴霧するエレクトロスプレー装置が開示されている。このエレクトロスプレー装置では、ノズルを介してインクに電圧を印加することにより、インクに電荷を帯びさせてクーロン反発によりスプレー状態を形成するように構成されている。
特開2011−175921号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のエレクトロスプレー装置では、導電性を有する塗布材料を含むインクを用いる際に、インクの導電率が高い場合には、インクに電圧を印加しても、電荷が逃げてインクが帯電されにくいという不都合がある。このため、クーロン反発が起きず、スプレー状態を形成することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、導電性を有する塗布材料を含むインクを用いてエレクトロスプレー装置によりインクを噴霧する場合に、安定したスプレー状態を形成することが可能なエレクトロスプレー装置用インクおよびエレクトロスプレー装置用インクの製造方法を提供することである。
この発明の第1の局面によるエレクトロスプレー装置用インクは、電圧が印加された状態のノズルから基板にインクを噴霧するエレクトロスプレー装置用インクであって、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率より大きい導電率を有し、基板に塗布される塗布材料と、極性を有する溶媒を含み、塗布材料に添加されて混合される添加溶剤とを含有し、塗布材料に添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するように調整されている。
この第1の局面によるエレクトロスプレー装置用インクでは、上記のように、塗布材料に極性を有する溶媒を含む添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するように調整することによって、導電性を有する塗布材料を含むインクを用いる場合において、インクに電圧を印加した場合に、電荷が逃げるのを抑制することができるので、インクを確実に帯電させることができる。これにより、安定したスプレー状態を形成することができる。
上記第1の局面によるエレクトロスプレー装置用インクにおいて、好ましくは、添加溶剤が塗布材料に対して所定の割合で添加されていることによって、円錐状のテーラーコーンが安定的に形成される導電率の上限値以下の導電率を有するように調整されている。このように構成すれば、塗布材料に対して所定の割合で添加溶剤を添加することにより、導電率を容易に小さくすることができる。また、安定したテーラーコーンを形成して、安定したスプレー状態を容易に形成することができる。
上記第1の局面によるエレクトロスプレー装置用インクにおいて、好ましくは、添加溶剤は、極性を有する水以外の溶媒を含む。このように構成すれば、塗布材料に応じて水以外の添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することができる。また、たとえば、水より揮発性が高い溶媒を添加溶剤として用いれば、基板にインクを噴霧した後、添加溶剤を迅速に蒸発させることができる。
上記第1の局面によるエレクトロスプレー装置用インクにおいて、好ましくは、塗布材料は、20mS/mより大きい導電率を有し、添加溶剤が塗布材料に対して所定の割合で添加されていることによって、20mS/m以下の導電率を有するように調整されている。このように構成すれば、20mS/mより大きい導電率を有する塗布材料を含んでいても、添加溶剤の添加によりインク全体の導電率が20mS/m以下となるので、安定したスプレー状態を容易に形成することができる。なお、エレクトロスプレー装置用インクの導電率を20mS/m以下とすることにより、安定したスプレー状態を形成することができることは、後述する本願発明者の実験により確認済みである。
上記第1の局面によるエレクトロスプレー装置用インクにおいて、好ましくは、塗布材料は、シランカップリング剤またはPEDOT/PSSを含み、添加溶剤は、極性を有するジオール化合物を含む。このように構成すれば、導電性を有するシランカップリング剤またはPEDOT/PSSを含む塗布材料に、ジオール化合物を添加することにより、安定したスプレー状態を容易に形成することができるので、シランカップリング剤またはPEDOT/PSSを容易に基板に塗布することができる。また、ジオール化合物を添加することにより、インクの粘度を大きくすることができるので、粒径が均一のスプレー状態をより安定して形成することができる。
上記添加溶剤が極性を有するジオール化合物を含む構成において、好ましくは、塗布材料は、シランカップリング剤を含み、添加溶剤は、ブタンジオールを含むとともに、重量比において塗布材料に対して200倍以上の割合で添加されている。このように構成すれば、導電性を有するシランカップリング剤を含む塗布材料に、ブタンジオールを塗布材料に対して200倍以上の割合で添加することにより、インクの導電率を下げて安定したスプレー状態を容易に形成することができる。また、添加溶剤にブタンジオールを用いることにより、常温常圧下において、塗布材料を基板に平滑に(レベリング性よく)堆積させた後、添加溶剤を迅速に蒸発させることができる。
上記添加溶剤が極性を有するジオール化合物を含む構成において、好ましくは、塗布材料は、PEDOT/PSSを含み、添加溶剤は、ブタンジオールを含むとともに、重量比において塗布材料に対して70倍以上の割合で添加されている。このように構成すれば、導電性を有するPEDOT/PSSを含む塗布材料に、ブタンジオールを塗布材料に対して70倍以上の割合で添加することにより、インクの導電率を下げて安定したスプレー状態を容易に形成することができる。また、添加溶剤にブタンジオールを用いることにより、常温常圧下において、塗布材料を基板に平滑に(レベリング性よく)堆積させた後、添加溶剤を迅速に蒸発させることができる。
この発明の第2の局面によるエレクトロスプレー装置用インクの製造方法は、電圧が印加された状態のノズルから基板にインクを噴霧するエレクトロスプレー装置用インクの製造方法であって、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率より大きい導電率を有し、基板に塗布される塗布材料を準備する工程と、極性を有する溶媒を含み、塗布材料に添加されて混合される添加溶剤を準備する工程と、塗布材料に添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するように調整する工程とを備える。
この第2の局面によるエレクトロスプレー装置用インクの製造方法では、上記のように、塗布材料に極性を有する溶媒を含む添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するように調整することによって、導電性を有する塗布材料を含むインクを用いる場合において、インクに電圧を印加した場合に、電荷が逃げるのを抑制することができるので、インクを確実に帯電させることができる。これにより、安定したスプレー状態を形成することが可能なエレクトロスプレー装置用インクの製造方法を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、導電性を有する塗布材料を含むインクを用いてエレクトロスプレー装置によりインクを噴霧する場合に、安定したスプレー状態を形成することができる。
本発明の一実施形態によるエレクトロスプレー装置の構成を示した概略図である。 本発明の一実施形態によるエレクトロスプレー装置のインクの噴霧状態を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるエレクトロスプレー装置のPEDOT/PSSを塗布材料として用いた場合の実験結果(実施例1)を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるエレクトロスプレー装置のシランカップリング剤を塗布材料として用いた場合の実験結果(実施例2)を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2を参照して、本実施形態によるエレクトロスプレー装置100の構成について説明する。
図1に示すように、エレクトロスプレー装置100は、ノズル1と、アースプレート2と、ノズル1およびアースプレート2の間に配置されるマスク3と、ノズル1にインク(エレクトロスプレー装置用インク)を供給するシリンジポンプ4とを備えている。また、インクの噴霧時は、アースプレート2とマスク3との間には、ガラスなどからなる基板5が配置されている。そして、ノズル1からマスク3越しにアースプレート2に載置された基板5へインクを噴射することにより、マスク3の開口形状に応じて基板5に薄膜を形成する。つまり、エレクトロスプレー装置100は、電圧が印加された状態のノズルから基板にインクを噴霧するように構成されている。
エレクトロスプレー装置用インクは、基板に塗布(堆積)される塗布材料(たとえば、導電性ポリマーであるPEDOT/PSS(poly(3,4−ethylenedioxythiophene)poly(styrenesulfonate))やシランカップリング剤など)と、塗布材料を溶解する溶媒(たとえば、水など)と、塗布材料に添加される添加溶剤(たとえば、ジオール化合物)とを含む。
ノズル1は、電圧が印加された状態のインクを噴霧するように構成されている。具体的には、ノズル1は、塗布材料を含むインクに所定の電圧を印加した状態で噴霧して基板5に塗布材料を薄膜(図示せず)として堆積させるように構成されている。具体的には、ノズル1は金属製であり、このノズル1に電圧を直接印加することによって、シリンジポンプ4からノズル1の内部に供給されるインクにノズル1から電圧が印加されるように構成されている。なお、ノズル1がガラス製のキャピラリーや樹脂など非導電体の場合には、ノズル1の内部に挿入した電極(図示せず)に電圧を印加するようにしてもよい。
また、ノズル1は、マスク3の上方に配置されている。つまり、ノズル1は、基板5に向かって先端が下方に向くように配置されている。また、ノズル1は、水平方向に移動しながら先端から基板5にインクを噴霧して、所望の大きさおよび形状の薄膜を基板5に形成するように構成されている。
アースプレート2は、金属製であり、電気的に接地されている。また、アースプレート2は、基板5のインクが噴霧される側とは反対側の表面を吸着する吸着部を有している。
また、図1に示すように、アースプレート2の上面(吸着部)に、基板5が載置(吸着)されている。そして、ノズル1とアースプレート2との間で電位差を持たせることで、ノズル1から噴出するインクはアースプレート2に向かって飛行する。これにより、基板5を直接接地して噴霧動作を行う必要がないので、非導電性の基板5へもインク(塗布材料)の塗布(薄膜の形成)が可能である。
つまり、ノズル1(インク)に電圧を印加することにより、溶液材料が基板5(アースプレート2)側に盛り上がり、円錐状のテーラーコーンが形成される。テーラーコーンの先端には、同符号のイオンが集中し、イオン(電荷)同士の反発力が表面張力より大きくなると、インクがテーラーコーンから霧状になって基板5側に飛行する。飛行した霧状のインクは、その後レイリー分裂を繰り返して、ナノサイズの液滴になって、基板5に到達する。そして、基板5上に塗布されたインクから溶媒および添加溶剤が蒸発して、基板5上に塗布材料が堆積される。
噴霧されるインクの塗布材料は、導電性の材料で構成されている。たとえば、PEDOT/PSSまたはシランカップリング剤などから構成されている。また、塗布材料を溶媒で溶かした溶液は、20mS/mより大きい導電率を有する。また、塗布材料を溶媒で溶かした溶液に所定の割合で添加溶剤を添加したインクは、20mS/m以下の導電率を有する。また、塗布材料を溶媒で溶かした溶液に所定の割合で添加溶剤を添加したインクは、10mS/m以下の導電率を有するのが好ましい。
塗布材料としてのシランカップリング剤は、たとえば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(ビニルベンジル)−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランの塩酸塩、トリス(トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランなどを含む。
添加剤としては、たとえば、ジオール化合物(エタンジオール、プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,3−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオールなど)、アルコール(メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、2−メチル−2−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、2−メチル−2−ブタノール、3−メチル−2−ブタノール、2,2−ジメチル−1−プロパノールなど)、水、グリセリンなどを用いる。
ここで、本実施形態では、エレクトロスプレー装置用インクは、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率(たとえば、20mS/m)より大きい導電率を有し、基板5に塗布される塗布材料(たとえば、PEDOT/PSSまたはシランカップリング剤)と、塗布材料に添加されて混合される添加溶剤(たとえば、1,3−ブタンジオール)とを含有し、塗布材料に添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率(たとえば、20mS/m)以下の導電率を有するように調整されている。
また、エレクトロスプレー装置用インクは、添加溶剤が塗布材料に対して所定の割合で添加されていることによって、円錐状のテーラーコーン(図2参照)が安定的に形成される導電率を有するように調整されている。つまり、図2に示すように、添加溶剤を添加する調整前では、ノズル1の先端のインクが帯電せずに、液滴が飛散していた。一方、添加溶剤を添加した調整後は、ノズル1の先端のインクが帯電して、テーラーコーンが形成されて、安定したスプレー状態が形成される。
また、エレクトロスプレー装置用インクは、塗布材料としてシランカップリング剤を用いて、添加溶剤としてブタンジオールを用いる場合、ブタンジオールを重量比においてシランカップリング剤に対して200倍以上の割合で添加する。好ましくは、ブタンジオールを重量比においてシランカップリング剤に対して約300倍の割合で添加する。
また、エレクトロスプレー装置用インクは、塗布材料としてPEDOT/PSSを用いて、添加溶剤としてブタンジオールを用いる場合、ブタンジオールを重量比においてPEDOT/PSSに対して70倍以上の割合で添加する。好ましくは、ブタンジオールを重量比においてシランカップリング剤に対して約107倍の割合で添加する。
マスク3は、基板5の近傍に配置(基板5の上方に密着)されている。また、マスク3には、平面視において、所定の開口パターンを有する開口部が複数形成されている。
シリンジポンプ4は、塗布材料を含むインクが充填され、ノズル1の先端にインクを供給するように構成されている。具体的には、シリンジポンプ4は、インクに圧力をかけて、インクをノズル1に送り出すように構成されている。
(実施例1)
次に、図3を参照して、塗布材料としてPEDOT/PSSを用い、添加溶剤として1,3−ブタンジオールを用いたエレクトロスプレー装置用インクを噴霧した場合のスプレー状態を調べるために行った実験1(実施例1)について説明する。
この実施例1および比較例1では、PEDOT/PSS(CAS.NO.155090−83−8)は、polysciences社製の重量濃度2.8パーセントの水溶液を用いた。また、1,3−ブタンジオール(CAS.NO.107−88−0)は、和光純薬社製の試薬を用いた。また、インクの導電率は、東亜DKK社製の電気伝導率計CM−21Pを用いて測定した。また、インクの粘度は、エー・アンド・デイ社製の音叉型振動式粘度計SV−10を用いて測定した。
また、実施例1および比較例1では、PEDOT/PSS水溶液(重量濃度2.8パーセント)に、1,3−ブタンジオールを所定の割合(0倍〜4倍)で添加して、インクを調製した。
図3に示すように、比較例1では、PEDOT/PSS水溶液(重量濃度2.8パーセント)と1,3−ブタンジオールとの混合割合(重量比)を1:0(PEDOT/PSS:1,3−ブタンジオール=1:0)とした。つまり、比較例1では、PEDOT/PSS水溶液のみで1,3−ブタンジオールは添加しなかった。この比較例1の場合、導電率は、630mS/mであり、粘度は、1mPa・s(23℃)であった。また、この比較例1の場合、導電率が大きいため、インクが帯電せずにテーラーコーンが形成されず、安定したスプレー状態が形成されなかった。つまり、図2に示すように、添加溶剤を添加しない状態では、ノズル1の先端のインクが帯電せずに、液滴が飛散していた。
また、図3に示すように、実施例1−1では、PEDOT/PSS水溶液(重量濃度2.8パーセント)と1,3−ブタンジオールとの混合割合(重量比)を1:2(PEDOT/PSS:1,3−ブタンジオール=1:71.4)とした。この実施例1−1の場合、導電率は、18.8mS/mであり、粘度は、35mPa・s(23℃)であった。また、この実施例1−1の場合、ノズル1の先端のインクが帯電して、テーラーコーンが形成されて、安定したスプレー状態が形成されることが確認された。なお、PEDOT/PSSと1,3−ブタンジオールとの混合割合を1:70にした場合、または、インクの導電率を20mS/m程度にした場合でも、安定したスプレー状態が形成されると考えられる。
また、図3に示すように、実施例1−2では、PEDOT/PSS水溶液(重量濃度2.8パーセント)と1,3−ブタンジオールとの混合割合(重量比)を1:3(PEDOT/PSS:1,3−ブタンジオール=1:107)とした。この実施例1−2の場合、導電率は、5.4mS/mであり、粘度は、46mPa・s(23℃)であった。また、この実施例1−2の場合、ノズル1の先端のインクが帯電して、テーラーコーンが形成されて、安定したスプレー状態が形成されることが確認された。また、スプレー状のインクの粒径が均一となり、より安定したスプレー状態が形成された。
また、図3に示すように、実施例1−3では、PEDOT/PSS水溶液(重量濃度2.8パーセント)と1,3−ブタンジオールとの混合割合(重量比)を1:4(PEDOT/PSS:1,3−ブタンジオール=1:143)とした。この実施例1−3の場合、導電率は、3.8mS/mであり、粘度は、55mPa・s(23℃)であった。また、この実施例1−3の場合、ノズル1の先端のインクが帯電して、テーラーコーンが形成されて、安定したスプレー状態が形成されることが確認された。また、PEDOT/PSSに対する1,3−ブタンジオールを添加する割合(重量比)を143倍より大きくした場合でも、インクの導電率は、20mS/mより小さくなるため、安定したスプレー状態が形成されると考えられる。
(実施例2)
次に、図4を参照して、塗布材料としてシランカップリング(SC)剤を用い、添加溶剤として1,3−ブタンジオールを用いたエレクトロスプレー装置用インクを噴霧した場合のスプレー状態を調べるために行った実験2(実施例2)について説明する。
この実施例2および比較例2では、シランカップリング剤は、信越化学工業社製のKBM−603(N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(CAS.NO.1760−24−3))を用いた。また、1,3−ブタンジオール(CAS.NO.107−88−0)は、和光純薬社製の試薬を用いた。また、インクの導電率は、東亜DKK社製の電気伝導率計CM−21Pを用いて測定した。また、インクの粘度は、エー・アンド・デイ社製の音叉型振動式粘度計SV−10を用いて測定した。
また、実施例2および比較例2では、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランに蒸留水を加えて重量濃度が1パーセントになるように調製した。そして、調製したN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(シランカップリング剤)水溶液に、1,3−ブタンジオールを所定の割合(0倍〜4倍)で添加して、インクを調製した。
図4に示すように、比較例2では、シランカップリング剤溶液(重量濃度1パーセント)と1,3−ブタンジオールとの混合割合(重量比)を1:0(シランカップリング剤:1,3−ブタンジオール=1:0)とした。つまり、比較例2では、シランカップリング剤水溶液のみで1,3−ブタンジオールは添加しなかった。この比較例2の場合、導電率は、24mS/mであり、粘度は、1mPa・s(23℃)であった。また、この比較例2の場合、導電率が大きいため、インクが帯電せずにテーラーコーンが形成されず、安定したスプレー状態が形成されなかった。つまり、図2に示すように、添加溶剤を添加しない状態では、ノズル1の先端のインクが帯電せずに、液滴が飛散していた。
また、図4に示すように、実施例2−1では、シランカップリング剤水溶液(重量濃度1パーセント)と1,3−ブタンジオールとの混合割合(重量比)を1:2(シランカップリング剤:1,3−ブタンジオール=1:200)とした。この実施例2−1の場合、導電率は、15mS/mであり、粘度は、14mPa・s(23℃)であった。また、この実施例2−1の場合、ノズル1の先端のインクが帯電して、テーラーコーンが形成されて、安定したスプレー状態が形成されることが確認された。なお、シランカップリング剤に1,3−ブタンジオールを添加して、インクの導電率を20mS/m程度にした場合でも、安定したスプレー状態が形成されると考えられる。
また、図4に示すように、実施例2−2では、シランカップリング剤水溶液(重量濃度1パーセント)と1,3−ブタンジオールとの混合割合(重量比)を1:3(シランカップリング剤:1,3−ブタンジオール=1:300)とした。この実施例2−2の場合、導電率は、0.1mS/mであり、粘度は、21mPa・s(23℃)であった。また、この実施例2−2の場合、ノズル1の先端のインクが帯電して、テーラーコーンが形成されて、安定したスプレー状態が形成されることが確認された。また、スプレー状のインクの粒径が均一となり、より安定したスプレー状態が形成された。
また、図4に示すように、実施例2−3では、シランカップリング剤水溶液(重量濃度1パーセント)と1,3−ブタンジオールとの混合割合(重量比)を1:4(シランカップリング剤:1,3−ブタンジオール=1:400)とした。この実施例2−3の場合、導電率は、0.05mS/mであり、粘度は、40mPa・s(23℃)であった。また、この実施例2−3の場合、ノズル1の先端のインクが帯電して、テーラーコーンが形成されて、安定したスプレー状態が形成されることが確認された。また、シランカップリング剤に対する1,3−ブタンジオールを添加する割合(重量比)を400倍より大きくした場合でも、インクの導電率は、20mS/mより小さくなるため、安定したスプレー状態が形成されると考えられる。
次に、本実施形態(実施例1および2を含む)の効果について説明する。
本実施形態では、上記のように、塗布材料に極性を有する溶媒を含む添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するように調整することによって、導電性を有する塗布材料を含むインクを用いる場合において、インクに電圧を印加した場合に、電荷が逃げるのを抑制することができるので、インクを確実に帯電させることができる。これにより、安定したスプレー状態を形成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、添加溶剤を塗布材料に対して所定の割合で添加することによって、円錐状のテーラーコーンが安定的に形成される導電率の上限値以下の導電率を有するようにエレクトロスプレー装置用インクを調整する。これにより、塗布材料に対して所定の割合で添加溶剤を添加することにより、導電率を容易に小さくすることができる。また、安定したテーラーコーンを形成して、安定したスプレー状態を容易に形成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、塗布材料が20mS/mより大きい導電率を有し、添加溶剤を塗布材料に対して所定の割合で添加することによって、20mS/m以下の導電率を有するようにエレクトロスプレー装置用インクを調整する。これにより、20mS/mより大きい導電率を有する塗布材料を含んでいても、添加溶剤の添加によりインクの全体の導電率が20mS/m以下となるので、安定したスプレー状態を容易に形成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、塗布材料がシランカップリング剤を含み、添加溶剤は、ブタンジオールを含むとともに、重量比において塗布材料に対して200倍以上の割合で添加させる。これにより、導電性を有するシランカップリング剤を含む塗布材料に、ブタンジオールを塗布材料に対して200倍以上の割合で添加することにより、インクの導電率を下げて安定したスプレー状態を容易に形成することができる。また、添加溶剤にブタンジオールを用いることにより、常温常圧下において、塗布材料を基板に平滑に(レベリング性よく)堆積させた後、添加溶剤を迅速に蒸発させることができる。つまり、添加溶剤にブタンジオールを用いることにより、レべリング性を確保しつつ、乾燥性に優れたインクを提供することができる。
また、本実施形態では、上記のように、塗布材料がPEDOT/PSSを含み、添加溶剤は、ブタンジオールを含むとともに、重量比において塗布材料に対して70倍以上の割合で添加させる。これにより、導電性を有するPEDOT/PSSを含む塗布材料に、ブタンジオールを塗布材料に対して70倍以上の割合で添加することにより、インクの導電率を下げて安定したスプレー状態を容易に形成することができる。また、添加溶剤にブタンジオールを用いることにより、常温常圧下において、塗布材料を基板に平滑に(レベリング性よく)堆積させた後、添加溶剤を迅速に蒸発させることができる。
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、エレクトロスプレー装置を、薄膜形成装置の形態で示したが、本発明はこれに限られない。エレクトロスプレー装置であれば、たとえばファイバーまたはパーティクルのような薄膜以外の形態で溶液材料を堆積させる装置であってもよい。
また、上記実施形態では、基板とノズルとの間にマスクを配置して溶液材料の噴霧動作を行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、基板とノズルとの間にマスクを配置しないで溶液材料の噴霧動作を行う構成にも適用可能である。
また、上記実施形態では、溶液材料を水に溶解させた水溶液に、添加溶剤を添加する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、溶液材料を水以外の溶媒に溶解させた溶液に、添加溶剤を添加してもよい。また、溶液材料を添加溶剤に直接溶解させてインクを調製してもよい。
また、上記実施例1では、塗布材料としてPEDOT/PSSを用い、上記実施例2では、塗布材料としてシランカップリング剤(N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン)を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、PEDOT/PSS、または、シランカップリング剤以外の材料を塗布材料として用いてもよい。また、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン以外のシランカップリング剤を塗布材料として用いてもよい。また、添加溶剤として、1,2−ブタンジオール以外の極性を有す溶媒を用いてもよい。
すなわち、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率より大きい導電率を有し、基板に塗布される塗布材料に、極性を有する溶媒を含む添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するようにインクを調整することができれば、塗布材料および添加溶剤の組合せは、他の組合せでもあってもよい。また、塗布材料および添加溶剤の組合せに応じて、塗布材料に対して添加溶剤を添加する割合を適宜調整してもよい。
また、上記実施形態では、溶液材料を含むインクがノズルから下向きに噴射される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、溶液材料を含むインクがノズルから上向き、または、横向きに噴射されてもよい。
1 ノズル
5 基板

Claims (8)

  1. 電圧が印加された状態のノズルから基板にインクを噴霧するエレクトロスプレー装置用インクであって、
    安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率より大きい導電率を有し、基板に塗布される塗布材料と、
    極性を有する溶媒を含み、前記塗布材料に添加されて混合される添加溶剤とを含有し、
    前記塗布材料に前記添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するように調整されている、エレクトロスプレー装置用インク。
  2. 前記添加溶剤が前記塗布材料に対して所定の割合で添加されていることによって、円錐状のテーラーコーンが安定的に形成される導電率の上限値以下の導電率を有するように調整されている、請求項1に記載のエレクトロスプレー装置用インク。
  3. 前記添加溶剤は、極性を有する水以外の溶媒を含む、請求項1または2に記載のエレクトロスプレー装置用インク。
  4. 前記塗布材料は、20mS/mより大きい導電率を有し、
    前記添加溶剤が前記塗布材料に対して所定の割合で添加されていることによって、20mS/m以下の導電率を有するように調整されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエレクトロスプレー装置用インク。
  5. 前記塗布材料は、シランカップリング剤またはPEDOT/PSSを含み、
    前記添加溶剤は、極性を有するジオール化合物を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエレクトロスプレー装置用インク。
  6. 前記塗布材料は、シランカップリング剤を含み、
    前記添加溶剤は、ブタンジオールを含むとともに、重量比において前記塗布材料に対して200倍以上の割合で添加されている、請求項5に記載のエレクトロスプレー装置用インク。
  7. 前記塗布材料は、PEDOT/PSSを含み、
    前記添加溶剤は、ブタンジオールを含むとともに、重量比において前記塗布材料に対して70倍以上の割合で添加されている、請求項5に記載のエレクトロスプレー装置用インク。
  8. 電圧が印加された状態のノズルから基板にインクを噴霧するエレクトロスプレー装置用インクの製造方法であって、
    安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率より大きい導電率を有し、基板に塗布される塗布材料を準備する工程と、
    極性を有する溶媒を含み、前記塗布材料に添加されて混合される添加溶剤を準備する工程と、
    前記塗布材料に前記添加溶剤を添加することにより、安定したスプレー状態を形成することが可能な導電率を有するように調整する工程とを備える、エレクトロスプレー装置用インクの製造方法。
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