JP2015003732A - 船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】船舶において、船損傷時における複数の部屋への浸水を防止すると共に設計の自由度を拡大可能とする。【解決手段】左右の側壁20a,20bを有する船体11と、該船体の内部であって隔壁25(25a,25b)により推進方向の前後に区画される複数の部屋22a,22b,23a,23bと、側壁及び隔壁に接する少なくとも1つの浸水防止部屋27a,27b,29a,29bと、を備え、浸水防止部屋の少なくとも1つは、左右の側壁と隔壁に接し、機関区域に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、旅客船、フェリー、RO−RO船(Roll-on/Roll-off Ship)、自動車専用船としてのPCC(Pure Car Carrier)、PCTC(Pure Car / Truck Carrier)などの船舶に関するものである。
例えば、従来の旅客船は、船体に多層の甲板を有する区画が設けられ、この各区画に各層の甲板間を接続するランプウェイが設けられたものが一般的である。この場合、船体の上層に居住区画が形成され、下層に車両区画が形成され、自動車は、ドライバが運転し、岸壁からショアランプウェイを介して船内の甲板へ入り込み、ランプウェイを経由して下層の甲板に移動し、指定された位置に駐車する。
また、このような旅客船は、居住区画や車両区画とは別に、船内が機関室や軸室など多数の部屋が区画形成されている。この場合、船舶の国際規則として、ダメージスタビリティの要件が規定されている。この規則では、船側損傷の要件として、損傷後の残存復原力の確保、損傷後の最終水線が浸水を制限する甲板を超えないことなどが規定されている。
なお、このような従来の船舶の区画構造としては、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された自動車運搬船は、船舶の船底のボイドスペースを形成する最下層の水密甲板に遠隔で開放可能な海水導入手段を設けたものであり、これにより、船舶の船側外板等が破損して、海水が船内に進入した場合、最下層の水密甲板に設けられた海水導入手段を開放することにより、船内に進入した海水をボイドスペースに導入し、このボイドスペースを海水バラストタンクとして機能させることで、船舶の復原力を回復させることができる。
特開2008−201308号公報
上述した従来の船舶の国際規則において、船側損傷は、旅客搭載人数によりその損傷時の損傷想定長さ、幅、高さが決められており、損傷時の浸水容積が大きな区画(例えば、機関室、補機室、軸室など)が損傷した際、隔壁を挟んで2区画の損傷要件となる。そのため、船損傷時の浸水容積が過大となり、規則要求の復元性能の項目としてのGoM(横メタセンタ高さ)が大きくなってしまう。この場合、船型計画の制約、上部構造の制約、区画配置の制約があることから、配置の自由度が制限されてしまう。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、船損傷時における複数の部屋への浸水を防止すると共に設計の自由度を拡大可能とする船舶を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の船舶は、左右の側壁を有する船体と、該船体の内部であって隔壁により推進方向の前後に区画される複数の部屋と、前記側壁及び前記隔壁に接する浸水防止部屋と、を備えることを特徴とするものである。
従って、側壁における隔壁の近傍が損傷を受けても、浸水防止部屋が浸水するだけで、複数の部屋に跨って浸水することはなく、船損傷時における複数の部屋への浸水を防止することができると共に、複数の部屋の大型化を抑制して設計の自由度を拡大することができる。
本発明の船舶では、前記浸水防止部屋は、前記左側の側壁と前記隔壁に接する左方浸水防止部屋と、前記右側の側壁と前記隔壁に接する右方浸水防止部屋とを有することを特徴としている。
従って、浸水防止部屋が船体の左右両側にそれぞれ設けられることで、浸水防止性能を向上することができる。
本発明の船舶では、前記浸水防止部屋は、前記左右の側壁と前記隔壁に接することを特徴としている。
従って、浸水防止部屋を船体の左右で共用化することで、構造の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
本発明の船舶では、前記浸水防止部屋は、前記隔壁を挟んで前後の前記部屋側にそれぞれ設けられることを特徴としている。
従って、浸水防止部屋を隔壁の前後に設けることで、更なる浸水防止性能の向上を可能とすることができる。
本発明の船舶では、前記浸水防止部屋は、前記複数の部屋より容積が小さく、且つ、満載喫水線での幅が前記船体の幅の1/10以上に設定されることを特徴としている。
従って、浸水防止部屋による浸水防止性能を十分に確保することができる。
本発明の船舶によれば、隔壁により船体の前後に複数の部屋を区画し、側壁とこの隔壁に接する浸水防止部屋を設けるので、船損傷時における複数の部屋への浸水を防止することができると共に設計の自由度を拡大することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る船舶としての旅客船における後部の平面図である。 図2は、実施例1の旅客船を表す側面図である。 図3は、本発明の実施例2に係る船舶としての旅客船における後部の平面図である。 図4は、本発明の実施例3に係る船舶としての旅客船における後部の平面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る船舶の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の実施例1に係る船舶としての旅客船における後部の平面図、図2は、実施例1の旅客船を表す側面図である。
実施例1の船舶としての旅客船(カーフェリー)において、図2に示すように、船体1は、上下多層の甲板12a,12b,12c,12d,12e,12fが設けられており、甲板12bの下方に後述する機関室が設けられる下層空間13が形成され、この下層空間12の船尾側に推進用エンジン14が配置されている。
そして、甲板12a上にトラック、バス等の大型車両も搭載可能な大型車両搭載区画15aが形成され、甲板12b上に大型車両搭載区画15bが形成され、甲板12c上に大型車両搭載区画15cが形成されている。また、甲板12aと甲板12cとの間に、大型車両が通行可能な少なくとも1本の船内ランプ16aが設けられている。甲板12bと甲板12cとの間に、大型車両が通行可能な少なくとも2本の船内ランプ16bが設けられている。甲板12cと甲板12dとの間に、1本の乗用車専用船内ランプ16cが設けられている。また、甲板12bの船首側右舷に、車両がロールオン・ロールオフするための起倒式の船首舷側ランプ17aが設けられ、船尾側右舷には、起倒式の船尾舷側ランプ17bが設けられている。
居住区用として、甲板12d,12e,12fが設けられ、複数段の居住区画18a,18b,18cが形成されている。この場合、居住区画18a,18b,18cは、推進用エンジン14からの騒音を避けるために、推進用エンジン14の設置位置の直上より船首側に形成されている。そして、居住区画18a(甲板12d上)の船尾側は、遊歩スペース19として利用されている。
また、船体11は、左右の側壁20a,20bと船底21を有しており、甲板12bと船底21との間の空間で、且つ、甲板12aの配設位置より後方の空間に、複数の部屋22a,22b,23a,23bが設けられている。
即ち、図1及び図2に示すように、船体11は、甲板12bと船底21との間に仕切甲板24が設けられることで、上下の空間(部屋)22,23が区画されている。また、船体11は、この各空間(部屋)22,23の前後方向のほぼ中間部に位置して隔壁25(25a,25b)が設けられることで、前後の空間(部屋)22a,22b,23a,23bが区画されている。
そして、船体11は、上部の空間(部屋22a,22b)にて、端部が左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25a)に接合される仕切板26a,26bが設けられることで、左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25a)に接する左右の浸水防止部屋27a,27bが形成されている。また、下部の空間(部屋23a,23b)にて、端部が左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25b)に接合される仕切板28a,28bが設けられることで、左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25b)に接する左右の浸水防止部屋29a,29bが形成されている。
本実施例では、左側の側壁20aと隔壁25(25a,25b)に接する左方浸水防止部屋27a,29aと、右側の側壁20bと隔壁25(25a,25b)に接する右方浸水防止部屋27b,29bとが設けられている。
この場合、各浸水防止部屋27a,27b,29a,29bは、複数の部屋22a,22b,23a,23bより容積が小さく、且つ、満載喫水線Lでの幅が船体11の幅の1/10以上に設定されると共に、満載喫水線Lでの前後長さが船体11の全長の3/100以上に設定されている。これは、船舶区画規定の第44条に規定される要件を満足するものである。
なお、この場合、部屋22a,23aは、機関室として利用し、部屋22b,23bは、軸室として利用してもよい。
従って、船体11の外部から隔壁25(25a,25b)の近傍に位置する左側壁20aに損傷を受けた場合、部屋22aまたは部屋23aには浸水するものの、部屋22bや部屋23bに浸水することがない。即ち、このとき、部屋22b,23bより小さい浸水防止部屋27a,29aに浸水することで、部屋22b,23bへの浸水が防止される。
このように実施例1の旅客船にあっては、左右の側壁20a,20bを有する船体11と、この船体11の内部であって隔壁25(25a,25b)により推進方向の前後に区画される複数の部屋22a,22b,23a,23bと、側壁20a,20b及び隔壁25(25a,25b)に接する浸水防止部屋27a,27b,29a,29bとを設けている。
従って、側壁20a,20bにおける隔壁25(25a,25b)の近傍が損傷を受けても、浸水防止部屋27a,27b,29a,29bが浸水するだめで、前後の部屋22a,22b,23a,23bに跨って浸水することはなく、船損傷時における複数の部屋22a,22b,23a,23bへの浸水を防止することができると共に、複数の部屋22a,22b,23a,23bの大型化を抑制して設計の自由度を拡大することができる。
また、実施例1の旅客船では、浸水防止部屋として、左側の側壁20aと隔壁25(25a,25b)に接する左方浸水防止部屋27a,29aと、右側の側壁20bと隔壁25(25a,25b)に接する右方浸水防止部屋27b,29bとを設けている。従って、浸水防止部屋27a,27b,29a,29bが船体11の左右両側にそれぞれ設けられることとなり、浸水防止性能を向上することができる。
また、実施例1の旅客船では、浸水防止部屋27a,27b,29a,29bは、複数の部屋22a,22b,23a,23bより容積が小さく、且つ、満載喫水線Lでの幅が船体11の幅の1/10以上に設定されている。従って、浸水防止部屋による浸水防止性能を十分に確保することができる。
図3は、本発明の実施例2に係る船舶としての旅客船における後部の平面図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2の旅客船において、図4に示すように、船体11は、甲板12bと船底21との間の空間で、且つ、甲板12aの配設位置より後方の空間に、複数の部屋22a,22b,23a,23bが設けられている。
そして、船体11は、上部の空間(部屋22a,22b)にて、端部が左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25a)に接する仕切板26a,26b及び仕切板31a,32bが設けられることで、左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25a)に接する左右の浸水防止部屋27a,27b及び浸水防止部屋32a,32bが形成されている。また、下部の空間(部屋23a,23b)にて、端部が左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25b)に接合される仕切板28a,28b及び仕切板33a,33bが設けられることで、左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25b)に接する左右の浸水防止部屋29a,29b及び浸水防止部屋34a,34bが形成されている。
本実施例では、左側の側壁20aと隔壁25(25a,25b)に接する左方浸水防止部屋27a,29a,32a,342aと、右側の側壁20bと隔壁25(25a,25b)に接する右方浸水防止部屋27b,29b,32b,34bとが設けられている。そして、この場合、隔壁25(25a,25b)を挟んで前後の部屋22a,22b,23a,23b側にそれぞれ浸水防止部屋27a,27b,29a,29b,32a,32b,34a,34bが設けられることとなる。
従って、船体11の外部から隔壁25(25a,25b)の近傍に位置する左側壁20aに損傷を受けた場合、浸水防止部屋27a,32aまたは浸水防止部屋29a,34aには浸水するものの、各部屋22a,22b,23a,23bに浸水することがない。即ち、部屋22b,23bより小さい浸水防止部屋27a,29a,32a,34aなどに浸水することで、部屋22a,22b,23a,23bへの浸水が防止される。
このように実施例2の旅客船にあっては、隔壁25(25a,25b)により推進方向の前後に複数の部屋22a,22b,23a,23bを区画し、側壁20a,20b及び隔壁25(25a,25b)に接するように、この隔壁25(25a,25b)を挟んで前後の部屋22a,22b,23a,23b側に浸水防止部屋27a,27b,29a,29b,32a,32b,34a,34bを設けている。
従って、側壁20a,20bにおける隔壁25(25a,25b)の近傍が損傷を受けても、浸水防止部屋27a,27b,29a,29b,32a,32b,34a,34bが浸水するだけで、前後の部屋22a,22b,23a,23bに浸水することはなく、船損傷時における全ての部屋22a,22b,23a,23bへの浸水を防止することができる。
図4は、本発明の実施例3に係る船舶としての旅客船における後部の平面図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例3の旅客船において、図4に示すように、船体11は、甲板12bと船底21との間の空間で、且つ、甲板12aの配設位置より後方の空間に、複数の部屋22a,22b,23a,23bが設けられている。
そして、船体11は、上部の空間(部屋22a,22b)にて、端部が左右の側壁20a,20bに接合する仕切板41,42が、隔壁25(25a,25b)と平行をなして設けられることで、左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25a)に接する前後の浸水防止部屋43,44が形成されている。また、下部の空間(部屋23a,23b)にて、端部が左右の側壁20a,20bに接合する仕切板45,46が、隔壁25(25a,25b)と平行をなして設けられることで、左右の側壁20a,20b及び隔壁25(25a)に接する前後の浸水防止部屋47,48が形成されている。
本実施例では、左右の側壁20a,20bと隔壁25(25a,25b)に接して前方の部屋22a,23a側に位置する前方浸水防止部屋43,47と、左右の側壁20a,20bと隔壁25(25a,25b)に接して後方の部屋22b,23b側に位置する後方浸水防止部屋44,48とが設けられている。即ち、隔壁25(25a,25b)を挟んで前後の部屋22a,22b,23a,23b側にそれぞれ浸水防止部屋43,44,47,48が設けられることとなる。
従って、船体11の外部から隔壁25(25a,25b)の近傍に位置する左側壁20aに損傷を受けた場合、浸水防止部屋43,44または浸水防止部屋47,48には浸水するものの、各部屋22a,22b,23a,23bに浸水することがない。即ち、部屋22b,23bより小さい浸水防止部屋43,44,47,48などに浸水することで、部屋22a,22b,23a,23bへの浸水が防止される。
このように実施例3の旅客船にあっては、隔壁25(25a,25b)により推進方向の前後に複数の部屋22a,22b,23a,23bを区画し、側壁20a,20b及び隔壁25(25a,25b)に接するように、この隔壁25(25a,25b)を挟んで前後の部屋22a,22b,23a,23b側に浸水防止部屋43,44,47,48を設けている。
従って、側壁20a,20bにおける隔壁25(25a,25b)の近傍が損傷を受けても、浸水防止部屋43,44,47,48が浸水するだめで、前後の部屋22a,22b,23a,23bに浸水することはなく、船損傷時における全ての部屋22a,22b,23a,23bへの浸水を防止することができる。また、浸水防止部屋43,44,47,48を船体11の左右で共用化することで、仕切板41,42,45,46の構成が簡素化され、構造の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
なお、上述した各実施例では、船体11における甲板12bと船底21との間で、且つ、甲板12aより後方に、複数の部屋22a,22b,23a,23bを設け、側壁20a,20b及び隔壁25(25a,25b)に接する浸水防止部屋27a,27b,29a,29b,32a,32b,34a,34b,43,44,47,48を設けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、船体11の前部や甲板12bの上方に、部屋や浸水防止部屋を設けてもよい。また、複数の部屋22a,22b,23a,23bは、前後及び上下に設ける必要はなく、前後だけであってもよい。更に、前後の部屋の間に浸水防止部屋を設けたが、上下の部屋の間に浸水防止部屋を設けてもよい。
本発明は、船舶において、側壁と前後の部屋を区画する隔壁に接する浸水防止部屋を設けることで、船損傷時における複数の部屋への浸水を防止すると共に設計の自由度を拡大可能とするものであり、いずれの船舶に適用することができる。
11 船体
12a,12b,12c,12d,12e,12f 甲板
13 機関室
14 推進用エンジン
15a,15b,15c 大型車両搭載区画
18a,18b,18c 居住区画
20a,20b 側壁
21 船底
22,22a,22b,23,23a,23b 部屋
24 仕切甲板
25,25a,25b 隔壁
27a,27b,29a,29b,32a,32b,34a,34b,43,44,47,48 浸水防止部屋

Claims (10)

  1. 左右の側壁を有する船体と、
    該船体の内部であって隔壁により推進方向の前後に区画される複数の部屋と、
    前記側壁及び前記隔壁に接する少なくとも1つの浸水防止部屋と、
    を備え、
    前記浸水防止部屋の少なくとも1つは、前記左右の側壁と前記隔壁に接し、機関区域に設けられていることを特徴とする船舶。
  2. 前記浸水防止部屋の少なくとも1つは、前記隔壁を挟んで前後の前記部屋側にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記機関区域は、機関室、補機室及び軸室の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の船舶。
  4. 前記浸水防止部屋は、前記複数の部屋より容積が小さく、且つ、満載喫水線での幅が前記船体の幅の1/10以上に設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の船舶。
  5. 前記浸水防止部屋は、前記複数の部屋より容積が小さく、且つ、前記満載喫水線での前後長さが前記船体の全長の3/100以上に設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の船舶。
  6. 前記浸水防止部屋は、前記隔壁の前記船体の後方の前記部屋側に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の船舶。
  7. 前記浸水防止部屋は、4辺の壁に囲まれていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の船舶。
  8. 前記浸水防止部屋は、ショアランプが設けられる甲板の下方に設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の船舶。
  9. 前記浸水防止部屋は、前記ショアランプが設けられる甲板と船底との間に設けられる車両搭載甲板より後方に設けられることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の船舶。
  10. 複数の前記部屋のうち少なくとも2つは、仕切甲板を介して上下に区画されており、
    前記浸水防止部屋は、上下に区画された2つの部屋の両方に設けられている請求項1から9のいずれか一つに記載の船舶。
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