JP2015002791A - 無線通信システム、無線端末装置、および記憶媒体 - Google Patents

無線通信システム、無線端末装置、および記憶媒体 Download PDF

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崇之 平林
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克彦 中野
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Abstract

【課題】撮像機能を有するカプセルの姿勢を直感的に制御することが可能な無線通信システム、無線端末装置、および記憶媒体を提供する。
【解決手段】撮像部と、姿勢制御部と、前記撮像部により撮像された画像を送信すると共に、前記姿勢制御部を制御するための制御信号を受信する第1の無線通信部と、前記撮像部および前記姿勢制御部に電源を供給する電源供給部と、を有する無線カプセルと、前記第1の無線通信部から送信される画像を受信すると共に、前記制御信号を送信する第2の無線通信部と、前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と、前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と、を有する無線端末装置と、を備える、無線通信システム。
【選択図】図1

Description

本開示は、無線通信システム、無線端末装置、および記憶媒体に関する。
近年、カメラを内蔵したカプセル内視鏡が提案されている。例えば下記特許文献1では、カメラおよび照明機能と、カプセルの開口部から薬剤を放出する機能とを有するカプセル型医療装置が開示されている。
特開2003−325438号公報
しかしながら、上述したようなカプセルの体内の移動は、内臓の運動(ぜん動運動)によって自然に行われるので、目的とする患部への到達に時間がかかり、また、体内のカプセルの向きを外部から制御することは困難であって、患部を正確に撮影することが難しかった。
そこで、本開示では、撮像機能を有するカプセルの姿勢を直感的に制御することが可能な無線通信システム、無線端末装置、および記憶媒体を提案する。
本開示によれば、撮像部と、姿勢制御部と、前記撮像部により撮像された画像を送信すると共に、前記姿勢制御部を制御するための制御信号を受信する第1の無線通信部と、前記撮像部および前記姿勢制御部に電源を供給する電源供給部と、を有する無線カプセルと、前記第1の無線通信部から送信される画像を受信すると共に、前記制御信号を送信する第2の無線通信部と、前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と、前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と、を有する無線端末装置と、を備える、無線通信システムを提案する。
本開示によれば、無線カプセルから送信される画像を受信すると共に、前記無線カプセルの姿勢を制御する制御信号を送信する無線通信部と、前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と、前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と、を備える、無線端末装置を提案する。
本開示によれば、コンピュータを、無線カプセルから送信される画像を受信すると共に、前記無線カプセルの姿勢を制御する制御信号を送信する無線通信部と、前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と、前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と、として機能させるためのプログラムが記憶された、記憶媒体を提案する。
以上説明したように本開示によれば、撮像機能を有するカプセルの姿勢を直感的に制御することが可能となる。
本開示の一実施形態による制御システムの概要について説明するための図である。 第1の実施形態による無線カプセルの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態による複数の駆動部の配置について説明するための図である。 第1の実施形態の変形例による複数の駆動部の配置について説明するための図である。 第1の実施形態による無線中継装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態によるHMDの構成の一例を示すブロック図である。 HMDの姿勢変化と略同じに無線カプセルの姿勢が制御される場合について説明するための図である。 第1の実施形態による制御システムの検査時における動作処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態による制御システムの治療時における動作処理を示すフローチャートである。 HMDの表示部に表示される表示画面の一例について説明するための図である。 第2の実施形態による無線カプセルの構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態による無線中継装置の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態によるHMDの構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態による無線カプセルの位置を推定する方法について説明するための図である。 第2の実施形態による制御システムの治療時における動作処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態による制御システムの概要
2.第1の実施形態
2−1.構成
2−2.動作処理
3.第2の実施形態
3−1.構成
3−2.動作処理
4.まとめ
<<1.本開示の一実施形態による制御システムの概要>>
まず、本開示の一実施形態による制御システムの概要について図1を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態による無線カプセル(カプセル型医療装置)1は、被検体5の口部から飲み込まれ、体腔内管路を通過する際に体腔内管路内壁面を光学的に撮像した画像信号(撮像画像)を無線で送信する。
無線カプセル1は、図1に示すように、例えば略円筒形状であって、無線カプセル1の後端に丸みを付けて閉塞した外装ケース40で覆われている。また、外装ケース40の先端部分には半球面形状の透明カバー41が水密的に接続固定されている。透明カバー41の内側の密閉した容器内には、図1に示すように、透明カバー41に対向するよう撮像部(撮像レンズを含む)10が配置されている。なお撮像部10の周囲には照明部(不図示)が配置されていてもよい。
また、図1に示すように、被検体5の体表には無線中継装置2が装着される。無線中継装置2には、複数の無線通信部21(無線通信部21a、21b、21c等)が設けられている。無線中継装置2は、無線カプセル1と、医師6が装着するHMD(Head Mounted Display)3とのデータ通信を中継する機能を有する。無線中継装置2に設けられている無線通信部21は、図1に示すように体表に装着される形態に限定されず、体内の所定の位置に設置されてもよい。
HMD3は、無線端末装置の一例であって、例えば両側頭部から後頭部にかけて半周回するようなフレームの構造の装着ユニットを有し、図1に示すように両耳殻にかけられることで医師6に装着される。また、HMD1は、装着状態において、医師6の両眼の直前に表示部32が配置される構成となっている。表示部32には、例えば無線カプセル1で撮像され、無線中継装置2を介して送信された体内の撮像画像(以下、体内画像とも称す)が表示される。
なお、無線カプセル1とHMD3は、無線中継装置2を介さず直接データの送受信を行ってもよい。
ここで、上述したように、従来のカプセル型医療装置は、体内の移動が内臓の運動(ぜん動運動)によって自然に行われるので、特に体内のカプセルの向きを外部から制御することは困難であって、患部を正確に撮影することが難しかった。
そこで、本実施形態によれば、体内画像をHMD3に表示させ、HMD3の動きに応じて撮像機能を有する無線カプセル1の姿勢(具体的には撮像方向)を制御することにより、無線カプセル1の姿勢を直感的に制御することができるシステムを提供する。
以上、本開示の一実施形態による制御システムの概要について説明した。続いて、本開示による制御システム(無線通信システム)について、複数の実施形態を用いて具体的に説明する。
<<2.第1の実施形態>>
<2−1.構成>
第1の実施形態による制御システム(無線通信システム)は、無線カプセル1−1、無線中継装置2−1、およびHMD3−1を含み、無線カプセル1−1は自身の位置を知らせるためのビーコン電波(具体的には、マイクロ波等)を発信する機能を有する。以下、本実施形態による制御システム(無線通信システム)を形成する各装置の構成について、図2〜図6を参照して具体的に説明する。
(2−1−1.無線カプセルの構成)
図2は、第1の実施形態による無線カプセル1−1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態による無線カプセル1−1は、撮像部10、無線通信部11(第1の無線通信部)、姿勢制御部12、姿勢センサ部13、発電部14、蓄電部15、電波発信部16、駆動部17、および治療部18を有する。
撮像部10は、図1に示すように、透明カバー41の内部に配置され、無線カプセル1−1が体内を移動している際に体腔管路内を撮像する。なお撮像部10は、撮影方向が上下左右等に変更可能な独立可動式の構成であってもよい。これにより、無線カプセル1−1本体の方向を変更しなくとも、撮像部10(少なくとも撮像部10に含まれる撮像レンズ)の方向を変更することで、患部をより正確に撮影することができる。
無線通信部11(第1の無線通信部)は、被検体5の体表に装着されている無線中継装置2−1またはHMD3−1と無線接続し、データの送受信を行う。例えば、無線通信部11は、撮像部10により撮像された体内画像を、無線中継装置2を介してHMD3−1に送信する。また、無線通信部11は、後述する姿勢制御部12を制御するための制御信号を、無線中継装置2−1を介してHMD3−1から受信する。
姿勢制御部12は、無線通信部11により受信した制御信号にしたがって、無線カプセル1本体の姿勢または独立可動式の撮像部10を制御し、撮影方向を任意の方向に向ける機能を有する。無線カプセル1本体の姿勢の制御は、例えば後述する駆動部17を制御することで実現され得る。また、姿勢制御部12は、姿勢センサ部13により検出された無線カプセル1−1本体の姿勢信号を参照して、上記制御信号にしたがった姿勢(撮影方向)に無線カプセル1−1を制御する。
姿勢センサ部13は、無線カプセル1−1本体の姿勢を検出する機能を有する。姿勢センサ部13は、検出した姿勢信号を、無線通信部11からHMD3−1に、または/および姿勢制御部12に出力する。また、姿勢センサ部13は、例えば3軸加速度センサにより実現される。また姿勢センサ部13は、さらにジャイロセンサを含み、より正確な姿勢信号を検出することもできる。
発電部14は、電力を発生させる機能を有し、発生させた電力を蓄電部15に送る。発電部14は、例えば、電波方式、電界結合方式、電磁誘導方式、または磁界共鳴方式により、無線中継装置2−1の無線電力供給部22から伝送される電力を受け取る。また、発電部14は、後述するように、複数の異なる周波数の電波で共振して発電する複数のレクテナ(rectifying antenna)により実現されてもよい。
また、発電部14は、外部(無線中継装置2−1)からの無線給電に限定されず、自ら発電可能なバッテリーにより実現されてもよい。例えば、発電部14は、体液を電解液として利用する発電や、ぜん動運動(自然運動)での移動エネルギー(加速度)によりMEMSジャイロ等を介して発電してもよい。
蓄電部15は、発電部14により発生された電力を充電する機能を有する。蓄電部15は、無線カプセル1−1の各構成に電力を供給する。
電波発信部16は、マイクロ波等の電波を発信する機能を有し、継続的に電波を発信する。当該電波は、後述する無線カプセル1−1の位置を推定する際に用いられる。
駆動部17は、無線カプセル1−1を体内で移動させる機能(自走機能)を有し、例えばマイクロモータ、キャタピラ、または螺旋状部材(スクリュウ部材)により実現される。これにより、本実施形態による無線カプセル1−1は、ぜん動運動による自然移動よりも早く患部まで到達することができる。
また、駆動部17は、無線通信部11により、無線中継装置2−1を介してHMD3−1から受信する制御信号に従って駆動制御してもよい。例えば無線カプセル1が患部から遠い部分を移動している際はHMD3−1から移動速度を速くするよう指示する制御信号が送信されるので、駆動部17は、当該制御信号に従って早く移動するよう駆動制御する。これにより、無線カプセル1による全体の検査/治療時間を短縮することができる。
また、駆動部17は、部分的に自走をせず、ぜん動運動による移動を併用することで、省エネを実現することも可能である。
また、本実施形態による無線カプセル1−1には複数の駆動部17が設けられ、姿勢制御部12による制御にしたがって駆動することで、無線カプセル1−1の姿勢が制御され得る。複数の駆動部17の配置例について図3および図4を参照して説明する。
図3は、第1の実施形態による複数の駆動部17a、17bの配置について説明するための図である。図3に示すように、例えばマイクロモータ(例えばMEMS;Micro Electro Mechanical Systems)により形成される駆動部17a、17bが、無線カプセル1の2軸方向に配置されていてもよい。この場合、姿勢制御部12は、駆動部17a、17bの少なくともいずれかを駆動させることで、無線カプセル1−1の方向(姿勢)を制御することができる。
また、本実施形態による無線カプセル1−1の形状は、図3に示すような略円筒形状に限定されず、例えば球状であってもよい。ここで、球状の無線カプセル1−1’における複数の駆動部17の配置について、図4を参照して説明する。
図4は、第1の実施形態の変形例による複数の駆動部17a’、17b’、17c’の配置について説明するための図である。図4に示すように、例えばマイクロモータにより形成される駆動部17a’、17b’、17c’が、無線カプセル1−1’の3軸方向に配置されていてもよい。この場合、姿勢制御部12は、駆動部17a’、17b’、17c’の少なくともいずれかを駆動させることで、無線カプセル1−1’の方向(姿勢)を制御することができる。
このように、無線カプセル1−1に複数の駆動部17が設けられている場合、姿勢制御部12は、複数の駆動部17を利用して無線カプセル1−1本体の方向(姿勢)を制御することができる。なお、複数の駆動部17にそれぞれ電力を供給する複数の発電部14が設けられ、複数の発電部14が複数の異なる周波数の電波で共振して発電する複数のレクテナにより実現されていてもよい。この場合、無線中継装置2−1から送信される異なる周波数に応じて複数の駆動部17が駆動し、実質的に姿勢制御が実現される。この際、無線中継装置2−1は、HMD3−1からの制御信号にしたがって無線カプセル1−1の姿勢を制御するよう、異なる周波数の電波で電力伝送を行う。
治療部18は、無線通信部11により受信する制御信号に従って患部に対する所定の治療を行う機能を有する。具体的には、例えば治療部18は、薬剤を放出したり、マイクロ波を放出したり、患部を切削したりする。また、一時的に患部付近に停止して治療を行う必要がある場合、患部付近の内壁を挟んだり、伸縮自在で気密機能を持つバルーンを膨張させたりすることで、無線カプセル1−1本体を体腔内の所定の位置に停止することができる停止部(不図示)により停止する。
以上、第1の実施形態による無線カプセル1−1の構成について説明した。なお図2に示す構成は一例であって、無線カプセル1−1の構成は図2に示す例に限定されない。例えば無線カプセル1−1は、駆動部17および治療部18を有しない構成であってもよい。
(2−1−2.無線中継装置の構成)
図5は、第1の実施形態による無線中継装置2−1の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態による無線中継装置2−1は、電源部20、複数の無線通信部21a、21b、21c(以下、複数の無線通信部21と総称する)、および無線電力供給部22を有する。
電源部20は、無線中継装置2−1の電源ON/OFFを制御し、電源ONの場合に各構成に電力を供給する機能を有する。電源ON/OFFは、例えばユーザ操作に応じて制御され得る。
複数の無線通信部21(第3の無線通信部)は、無線カプセル1−1とのデータ送受信や、HMD2とのデータ送受信を行う機能を有する。例えば、複数の無線通信部21は、無線カプセル1−1から体内画像を受信してHMD3−1に送信したり、HMD3−1から制御信号(例えば無線カプセル1−1本体の姿勢制御を指示する制御信号)を受信して無線カプセル1−1に送信したりする。これにより、本実施形態による無線中継装置2−1は、無線カプセル1−1とHMD3−1とのデータ通信の中継を行うことができる。
また、複数の無線通信部21は、無線カプセル1−1の電波発信部16から継続的に発信される電波を受信し、受信した電波の情報(強度および/または位相)をHMD3−1に送信する。HMD3−1側では、当該電波の情報に基づいて、無線カプセル1−1の体内における位置が推定される。なお複数の無線通信部21は、互いに電波の送受信を行い、それぞれが受信した電波情報も併せてHMD3−1に出力してもよく、これによりHMD3−1側において、後述する複数の無線通信部21間の電波伝搬特性が測定され、無線カプセル1−1の位置がより正確に推定される。
無線電力供給部22は、無線通信部21によりHMD2から受信した制御信号(例えば電力供給を指示する制御信号)に応じて、前記無線カプセルへの無線電力供給を行う。無線電力供給部22は、例えば電磁誘導方式、電波方式、または電磁界共鳴方式により、電力を伝送(供給)する。
また、無線電力供給部22は、HMD2から受信した、無線カプセル1−1の姿勢制御を指示する制御信号に応じて異なる周波数の電波により電力供給を行ってもよい。これにより無線カプセル1−1の複数の駆動部17(図3、図4参照)がそれぞれ駆動され、無線カプセル1−1の姿勢が制御される。
(2−1−3.HMDの構成)
図6は、第1の実施形態によるHMD3−1の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態によるHMD3−1は、表示制御部30、無線通信部31(第2の無線通信部)、表示部32、姿勢センサ部33、生成部34、電源部35、操作入力部36、および位置推定部37を有する。
表示部32は、HMD3−1が医師6に装着された状態において、医師6の両眼の直前に配置される構成となっている。表示部32は、表示制御部30の制御に従って、画像やテキストを含む画面を表示する機能を有する。また、表示部32は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light−Emitting Diode)またはCRT(Cathode Ray Tube)などにより実現されてもよい。
表示制御部30は、表示部32の表示制御を行う。例えば、表示制御部30は、無線通信部31が、無線中継装置2−1を介して無線カプセル1−1から受信した体内画像を表示するよう制御する。また、表示制御部30は、位置推定部37により推定された無線カプセル1−1の体内における位置を示す画像を表示するよう制御する。表示部32に表示される画像の具体例については、図10を参照して後述する。
無線通信部31(第2の無線通信部)は、無線中継装置2−1または無線カプセル1−1と無線接続し、データの送受信を行う。具体的には、例えば無線通信部31は、無線中継装置2−1を介して無線カプセル1−1から体内画像を受信したり、無線通信部31から電波情報(無線カプセル1から受信した電波の強度および/または位相等)を受信したりする。無線通信部31は、受信した体内画像は表示制御部30に、受信した電波情報は位置推定部37に出力する。
また、無線通信部31は、無線中継装置2−1の無線電力供給部22を制御するための制御信号や、無線カプセル1−1の姿勢を制御するための制御信号等、生成部34により生成された各制御信号を送信する。
姿勢センサ部33は、HMD3−1本体の姿勢または表示部32の姿勢を検出する姿勢検出部として機能する。具体的には、HMD3−1と表示部32が一体である場合、医師6が表示部32に表示される体内画像を見ながら頭を動かすことで直感的に無線カプセル1−1の姿勢を制御するので、姿勢センサ部33はHMD3−1本体の姿勢を検出すればよい。
姿勢センサ部33は、例えば3軸加速度センサにより実現される。また姿勢センサ部33は、さらにジャイロセンサを含み、より正確な姿勢信号を検出することもできる。
ここで、HMD3−1は、本開示による無線端末装置の一例であって、本開示による無線端末装置は、図1に示すような頭部へのウェアラブル装置に限定されない。例えば、無線端末装置は、表示部32がレンズ部分に設けられた眼鏡型の表示装置と、医師6の周囲に置かれて当該表示装置と接続する情報処理装置(例えばPC、タブレット端末、スマートフォン等)とから形成されてもよい。この場合、医師6が表示部32に表示される体内画像を見ながら頭を動かすことで直感的に無線カプセル1−1の姿勢を制御するので、姿勢センサ部33は、表示部32の姿勢信号を、眼鏡型の表示装置から受信することにより取得する。
生成部34は、姿勢センサ部33により検出された姿勢信号に基づいて、無線カプセル1−1の姿勢制御部を制御するための制御信号を生成する。具体的には、生成部34は、例えば姿勢センサ部33により検出された姿勢信号で示される姿勢の変化の方向と同じ方向に、無線カプセル1−1または無線カプセル1−1に設けられる撮像部10の姿勢を制御するための制御信号を生成する。図7は、HMD3−1の姿勢変化と略同じに無線カプセル1−1の姿勢が制御される場合について説明するための図である。
図7に示すように、医師6は、頭に装着するHMD3−1の表示部32に表示される体内画像(無線カプセル1−1の撮像部10により撮像された体腔内の画像)を見ながら、頭を上下左右に動かしたり回転させたりすることで、直感的にリアルタイムで無線カプセル1−1の姿勢を制御することができる。例えば、患部周辺でより正確に患部を観測するために医師6が頭を右に動かすと、HMD3−1の姿勢センサ部33は、右方向の姿勢変化を検出する。次いで、生成部34は、姿勢センサ部33により検出された右方向の姿勢変化に基づいて、右方向に姿勢制御するよう指示するための制御信号を生成し、無線通信部31から無線中継装置2−1を介して無線カプセル1−1に送信する。無線カプセル1−1の姿勢制御部12は、無線通信部11が受信した制御信号に基づいて、駆動部17を制御して無線カプセル1−1の姿勢を右方向に制御する。
ここで、生成部34が生成する制御信号は、姿勢センサ部33により検出された姿勢信号(HMD3−1の動き)と常に同期させるものに限定されない。例えば、医師6がしばらく右を向いている場合、生成部34は、無線カプセル1−1が右方向に姿勢変換した後に前進するよう指示する制御信号を生成してもよい。また、医師6が1度右を向いてから正面に顔を戻したとき、生成部34は、無線カプセル1−1が右方向に姿勢変換したままとするよう指示する制御信号を生成する。
また、生成部34は、無線カプセル1−1の移動(駆動)を制御するための制御信号を生成する。例えば、生成部34は、位置推定部37により推定された無線カプセル1−1の体内における位置が患部から遠い場合は、移動速度を早くするよう指示する制御信号を生成する。
また、生成部34は、無線カプセル1−1の撮像部10による撮像を制御するための制御信号を生成する。例えば、生成部34は、位置推定部37により推定された無線カプセル1−1の体内における位置が患部周辺の場合は、撮像を開始するよう指示する制御信号を生成する。
また、生成部34は、無線カプセル1−1の治療部18を制御するための制御信号を生成する。例えば、生成部34は、位置推定部37により推定された無線カプセル1−1の体内における位置が患部周辺の場合、またはユーザ操作に応じて、所定の治療を開始するよう指示する制御信号を生成する。
また、生成部34は、無線中継装置2−1の無線電力供給部22による無線カプセル1−1への無線電力供給を指示するための制御信号を生成する。
このように、本実施形態による生成部34は、無線カプセル1−1や無線中継装置2−1の各制御(姿勢制御、駆動制御、撮像制御、治療制御、電力供給制御等)を行うための制御信号を生成し、無線通信部31に出力する。
位置推定部37は、無線通信部31が無線中継装置2−1から受信した電波情報(電波の強度および/または位相等を示す情報)に基づいて、無線カプセル1−1の体内における位置を推定する。具体的には、例えば位置推定部37は、無線カプセル1−1が継続的に発信する電波を無線中継装置2−1の複数の無線通信部21が受信して取得した各電波情報に基づいて、複数の無線通信部21に対する無線カプセル1−1の相対位置を推定する。そして、複数の無線通信部21の位置が既知の場合、位置推定部37は、無線カプセル1−1の体内における位置を推定することができる。
この際、位置推定部37は、複数の無線通信部21が互いに電波の送受信を行ってそれぞれが受信した電波情報に基づく複数の無線通信部21間の電波伝搬特性に応じた体内の伝達関数を用いて、無線カプセル1−1の位置をより正確に推定することができる。例えば、位置推定部37は、無線カプセル1−1を被検体5に導入する前に計測された被検体5の体内の伝達関数と、無線カプセル1−1導入後に計測された被検体5の体内の伝達関数とを比較し、伝達関数の変化(差分)を抽出する。位置推定部37は、被検体5の体内の伝達関数の変化(差分)により推定される無線カプセル1−1の相対位置を把握する。そして、位置推定部37は、体内の伝達関数の変化により推定した無線カプセル1−1の相対位置と、上述した無線カプセル1−1からの電波の情報に基づいて推定した無線カプセル1−1の相対位置とを比較し、推定位置の補正を行う。
位置推定部37は、推定した位置の情報を生成部34および表示制御部30に送信する。
操作入力部36は、ユーザ操作を検出し、操作入力を受け付ける機能を有する。例えば、操作入力部36は、電源部35のON/OFF操作を受け付ける。また、操作入力部36は、治療開始指示や表示画面切り替え指示等を受け付け、生成部34や表示制御部30に、入力されたユーザ操作情報を出力する。
電源部35は、HMD3−1の各構成に電力供給を行う機能を有する。
以上、本実施形態による制御システム(無線通信システム)を形成する各装置の構成について具体的に説明した。続いて、本実施形態による制御システムの動作処理について説明する。
<2−2.動作処理>
本実施形態による無線カプセル1−1は、患部を探すことを目的とした検査時または患部が既に発見されている(患部の位置が既知である)場合における治療を目的とした治療時に利用され得る。そこで、以下図8を参照して検査時の動作処理について説明し、続いて図9を参照して治療時の動作処理について説明する。
(2−2−1.検査時)
図8は、第1の実施形態による制御システムの検査時における動作処理を示すフローチャートである。図8に示すように、まず、ステップS103において、無線カプセル1−1が患者(被検体5)の体内に導入され、体内を自走またはぜん動運動により自然移動する。
次いで、ステップS106において、無線カプセル1−1は、体内を移動しながら撮像部10により体内を撮影する。なお、無線カプセル1−1の自走や撮像開始のトリガは、例えば無線カプセル1−1のスイッチ(不図示)がONになった場合、無線カプセル1−1全体に外部から圧力が加えられた(口内で舌や歯により圧力が加えられた)場合、または無線中継装置2−1から電力伝送された場合である。
次に、ステップS109において、無線カプセル1−1は、姿勢センサ部13により無線カプセル1−1本体の姿勢を検出する。
次いで、ステップS112において、無線カプセル1−1は、無線通信部11により、撮像部10で撮影した体内画像と、姿勢センサ部13で検出された姿勢信号とを、無線中継装置2−1を介してHMD3−1に送信する。
次に、ステップS115において、HMD3−1は、無線通信部31により体内画像と姿勢信号を受信し、表示制御部30により、体内画像と、姿勢信号に基づく無線カプセル1−1の体内における現在の姿勢(向き)を、表示部32に表示する。これにより、HMD3−1を装着している医師6は、リアルタイムで被検体5(患者)の体内画像を確認して検査を行うことができる。また、無線カプセル1−1の体内における姿勢も提示されるので、医師6は、現在どの方向を向いた体内画像が表示されているのかを容易に認識することができる。
続いて、無線カプセル1−1が検査終了の場所まで移動していない場合(S118/No)、ステップS121において、HMD3−1は、HMD3−1本体が装着された医師の頭の動きに応じた姿勢信号を、姿勢センサ部33で検出する。
次いで、ステップS124において、HMD3−1の生成部34は、姿勢センサ部33で検出された姿勢信号に基づいて、無線カプセル1−1の姿勢を制御するための制御信号を生成し、無線通信部31から無線中継装置2−1を介してHMD3−1に送信する。
そして、ステップS127において、無線カプセル1−1の姿勢制御部12は、無線通信部11により受信した制御信号に従って、無線カプセル1−1本体の姿勢を制御する。これにより、医師6は、HMD3−1が装着された頭を動かすことで、直感的にリアルタイムで無線カプセル1−1の姿勢を制御することができるので、体内の検査をより正確に行うことができる。
以上説明したステップS106〜S115およびS121〜S127は、ステップS118において、無線カプセル1−1が検査終了の場所に移動するまで繰り返される。検査終了の場所に移動したか否かは、医師6が判断してHMD3−1から指示してもよいし、無線カプセル1−1の体内における位置が自動推定されている場合はHMD3−1の生成部34が検査終了(撮像停止)を指示する制御信号を生成して無線カプセル1−1に送信してもよい。
(2−2−2.治療時)
次に、治療時における制御システムの動作処理について説明する。ここでは、患部の位置が既知であることを前提とする。図9は、第1の実施形態による制御システムの治療時における動作処理を示すフローチャートである。図9に示すように、まず、ステップS203において、無線カプセル1−1が患者(被検体5)の体内に導入される。
次いで、ステップS206において、無線カプセル1−1の電波発信部16は、体内を移動しながらビーコン電波を発信する。
次に、ステップS209において、無線中継装置2−1は、体内を移動する無線カプセル1−1からのビーコン電波を受信し、当該電波の情報(電波強度および/または位相)を検出し、HMD3−1に送信する。
次いで、ステップS212において、HMD3−1の位置推定部37は、無線中継装置2−1から受信した電波情報に基づいて、無線カプセル1−1の体内における位置を推定する。
次に、ステップS215において、HMD3−1の生成部34は、位置推定部37により推定された無線カプセル1−1の位置が、患部に近いエリア(患部周辺)であるか否かを判断する。
患部に近いエリアではない場合(S215/No)、ステップS218において、HMD3−1の生成部34は、患部に近いエリアに無線カプセル1−1を移動させるよう指示する制御信号を生成し、無線中継装置2−1を介して無線カプセル1−1に送信する。ここで、生成部34は、移動速度を速くするよう指示する制御信号を生成して送信することで、無線カプセル1−1による全体の治療時間を短縮することができる。
一方、患部に近いエリアである場合(S215/Yes)、ステップS219において、HMD3−1は、無線カプセル1−1から体内画像を取得し、表示部32に表示させる。具体的には、例えばHMD3−1の生成部34は、撮像開始を指示する制御信号を生成して無線カプセル1−1に送信する。無線カプセル1−1の撮像部10は、HMD3−1から受信した制御信号に従って、体内の撮像を開始し、体内画像を継続的にHMD3−1に送信する。これにより、HMD3−1を装着している医師6は、無線カプセル1−1が患部に近付いてから、リアルタイムで被検体5(患者)の体内画像を確認することができ、検査開始から膨大な体内画像を確認し続ける必要がない。また、HMD3−1の表示制御部30は、位置推定部37により推定された無線カプセル1−1の位置を、体内マップと共に提示してもよい。これにより、医師6は、無線カプセル1−1が現在体内のどこに位置するかを容易に把握することができる。ここで、図10を参照して表示部32への表示例について説明する。
図10は、HMD3−1の表示部32に表示される表示画面の一例について説明するための図である。図10に示すように、表示部32には、体内マップ321と、体内画像322と、無線カプセル1−1の姿勢を提示する姿勢提示画像323とが含まれる。
体内マップ321は、平均的な体内の臓器の配置およびサイズによるマップ画像(正面図)であってもよいし、無線カプセル1−1導入前に被検体5の体内を実際に画像スキャンすることにより生成した、パーソナライズなマップ画像(正面図)であってもよい。また体内マップ321では、図10に示すように、患部を示すマークや、現在の無線カプセル1−1を示すマークが重畳表示される。これにより、医師6は、現在の無線カプセル1−1の体内における位置や、患部の位置を直感的に把握することができる。
体内画像322は、無線カプセル1−1から継続的に送信される画像であって、医師6は、リアルタイムで体内画像を確認することができる。
姿勢提示画像323は、無線カプセル1−1の姿勢センサ部33で検出された姿勢信号に基づいて、無線カプセル1−1が現在どのような姿勢であるかを示す画像である。姿勢提示画像323は、3次元画像により生成されていてもよい。また、姿勢提示画像323で提示される無線カプセル1−1の姿勢は、体内マップ321(例えば正面図)に対する姿勢である。
次いで、ステップS221において、HMD3−1は、無線カプセル1−1の正確な位置に基づいて、無線カプセル1−1を患部まで移動させる。具体的には、HMD3−1の位置推定部37は、無線カプセル1−1からのビーコン電波の情報に加えて、体内画像の解析を行って、より正確な位置を推定することができる。そして、HMD3−1の生成部34は、このようにより正確に推定された位置に応じて、無線カプセル1−1を患部に移動させ、さらに撮像方向が患部を向くよう無線カプセル1−1(または独立して方向変換が可能な撮像部10)の姿勢を制御するための制御信号を生成し、送信する。
また、HMD3−1は、医師6の頭の動きに応じて姿勢センサ部33で検出される姿勢信号に基づいて、無線カプセル1−1の姿勢を制御するための制御信号を生成し、送信してもよい。このように、医師6は、表示部32に表示される体内画像を確認しながら頭を見たい方向に動かすことで、直感的に無線カプセル1−1の姿勢を制御することができ、無線カプセル1−1をより正確に患部まで移動させることができる。
次に、ステップS224において、無線カプセル1−1の位置が患部付近まで移動した場合、HMD3−1の生成部34は、患部付近で停止するよう指示する制御信号を生成し、無線中継装置2−1を介して無線カプセル1−1に送信する。無線カプセル1−1は、受信した制御信号に従って、停止部(不図示)により患部付近に停止する。なお治療の内容によっては必ずしも患部付近い停止する必要がないので、その場合、生成部34は、停止を指示する制御信号を生成しない。また、生成部34は、患部に対して所定の治療を行うよう指示する制御信号を生成し、無線中継装置2−1を介して無線カプセル1−1に送信する。また、停止や治療の制御信号は、医師6による指示(操作入力部36により入力されたユーザ操作)に従ったタイミング、内容で生成されてもよい。
次いで、ステップS227において、無線カプセル1−1は、治療が完了すると、体内画像の送信を終了し、また、患部付近に停止していた場合は停止を解除して体内移動を再開する。
続いて、ステップS230において、HMD3−1は、全ての患部の治療が完了したか否かを判断し、全ての患部の治療が完了するまで上記S206〜S227を繰り返す。
そして、全ての患部の治療が完了した場合(S230/Yes)、ステップS233において、HMD3−1は、無線カプセル1−1を体内から排出させるよう制御する。具体的には、HMD3−1の生成部34は、排出方向への移動(駆動)を指示する制御信号を生成して無線カプセル1−1に送信してもよいし、ぜん動運動による自然運動に任せる場合は駆動(自走)を終了するよう指示する制御信号を生成して送信する。
以上、本実施形態による制御システム(無線通信システム)について具体的に説明した。なお図8、図9に示す動作処理は一例であって、本実施形態はこれに限定されない。例えば、図8を参照して説明した検査時の動作処理において、患部を発見した場合に、その場で停止および治療処理を行ってもよい。また、上述した第1の実施形態による無線カプセル1−1は、自身の位置情報として用いられるビーコンのみを発信する電波発信部16を無線通信部11とは別途に有しているが、ビーコンは無線通信部11から発信されてもよい。すなわち、第1の実施形態による無線カプセル1−1の構成は、電波発信部16を別途に設けない構成であってもよく、この場合、無線通信部11からビーコンを発信する。
<<3.第2の実施形態>>
<3−1.構成>
続いて第2の実施形態による制御システム(無線通信システム)について説明する。上記第1の実施形態では、無線カプセル1−1の電波発信部16または無線通信部11から発信されるビーコンを用いて無線カプセル1−1の位置推定を行っているが、本開示による制御システムはこれに限定されない。例えば、本開示による制御システムは、ビーコンが発信されない場合であっても無線カプセル1の位置推定が可能である。以下、無線カプセル1の位置推定を、ビーコンを用いずに行う場合について、第2の実施形態として説明する。
第2の実施形態による制御システムは、無線カプセル1−2、無線中継装置2−2、およびHMD3−2を含む。以下、本実施形態による制御システムを形成する各装置の構成について、図11〜図15を参照して説明する。
(3−1−1.無線カプセルの構成)
図11は、第2の実施形態による無線カプセル1−2の構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、本実施形態による無線カプセル1−2は、撮像部10、無線通信部11(第1の無線通信部)、姿勢制御部12、姿勢センサ部13、発電部14、蓄電部15、駆動部17、および治療部18を有する。
本実施形態による無線カプセル1−2の構成は、図2を参照して説明した第1の実施形態による無線カプセル1−1の構成と比較すると、電波発信部16を有していない点が異なる。
また、無線カプセル1−2が有する各構成は、第1の実施形態の同構成と同様であるので、ここでの具体的な説明は省略する。
(3−1−2.無線中継装置の構成)
図12は、第2の実施形態による無線中継装置2−2の構成の一例を示すブロック図である。図12に示すように、本実施形態による無線中継装置2−2は、電源部20、複数の無線通信部21’a、21’b、21’c(以下、複数の無線通信部21’と総称する)、および無線電力供給部22を有する。
電源部20および無線電力供給部22は、第1の実施形態の同構成と同様であるので、ここでの具体的な説明は省略する。
複数の無線通信部21’(第3の無線通信部)は、無線カプセル1−2とHMD3−2とのデータ通信の中継を行う点では、第1の実施形態と同様である。具体的には、無線通信部21’は、無線カプセル1−2から体内画像を受信してHMD3−2に送信したり、HMD3−2から制御信号を受信して無線カプセル1−2に送信したりする。
また、本実施形態による複数の無線通信部21’は、互いに電波の送受信を行い、それぞれが受信した電波情報(電波強度および/または位相等)をHMD3−2に送信する。これにより、複数の無線通信部21’間の電波伝搬特性が測定され、HMD3−2側において無線カプセル1−2の位置を推定する際に用いられる。
(3−1−3.HMDの構成)
図13は、第2の実施形態によるHMD3−2の構成の一例を示すブロック図である。図13に示すように、本実施形態によるHMD3−2は、表示制御部30、無線通信部31(第2の無線通信部)、表示部32、姿勢センサ部33、生成部34、電源部35、操作入力部36、および位置推定部37’を有する。
本実施形態によるHMD3−2の構成は、図6を参照して説明した第1の実施形態によるHMD3−1の構成と比較すると、位置推定部37’が異なる。位置推定部37’以外の各構成は、第1の実施形態の同構成と同様であるので、ここでの具体的な説明は省略する。
位置推定部37’は、無線通信部31が無線中継装置2−2から受信した電波情報(電波の強度および/または位相等を示す情報)に基づいて、無線カプセル1−2の体内における位置を推定する。具体的には、位置推定部37’は、無線中継装置2−2の複数の無線通信部21’が互いに電波の送受信を行ってそれぞれが受信した電波の情報に基づいて計測される複数の無線通信部21間の電波伝搬特性に応じた体内の伝達関数を用いて、無線カプセル1−2の位置を推定する。以下、図14を参照して具体的に説明する。
図14は、第2の実施形態による無線カプセル1−2の位置を推定する方法について説明するための図である。図14上に示すように、無線カプセル1−2が被検体5に導入される前に、予め無線中継装置2−2の複数の無線通信部21’間の電波伝搬特性が測定される。複数の無線通信部21’間の電波伝搬特性は、図14に示すように、無線中継装置2−2の複数の無線通信部21’のそれぞれ(T1〜Tn)が電波を送信し、それぞれ(R1〜Rn)が受信した電波の情報に基づいて計測される。そして、測定された電波伝搬特性に応じて体内の伝達関数(無線カプセル1−2導入前)が計測される。
一方、図14下に示すように、無線カプセル1−2が被検体5に導入された後、再び無線中継装置2−2の複数の無線通信部21’間の電波伝搬特性が測定される。複数の無線通信部21’間の電波伝搬特性は、図14に示すように、無線中継装置2−2の複数の無線通信部21’のそれぞれ(T1〜Tn)が電波を送信し、それぞれ(R1〜Rn)が受信した電波の情報に基づいて計測される。そして、測定された電波伝搬特性に応じて体内の伝達関数(無線カプセル1−2導入後)が計測される。
位置推定部37’は、無線カプセル1−2の導入前と導入後の体内の伝達関数の差分に基づいて、無線カプセル1−2の位置を推定する。このように、本実施形態では、無線カプセル1−2からビーコン電波が発信されていない場合でも、無線カプセル1−2の体内における位置が推定され得る。
以上、本実施形態による制御システム(無線通信システム)を形成する各装置の構成について具体的に説明した。続いて、本実施形態による制御システムの動作処理について説明する。
<3−2.動作処理>
ここでは、一例として無線カプセル1−2が、患部が既に発見されている(患部の位置が既知である)場合における治療を目的とした治療時に利用される場合の動作処理について図15を参照して説明する。
図15は、第2の実施形態による制御システムの治療時における動作処理を示すフローチャートである。図15に示すように、まず、ステップS303において、無線カプセル1−2が患者(被検体5)の体内に導入される。
次いで、ステップS306において、HMD3−2は、無線中継装置2−2の複数の無線通信部21’間の電波伝搬特性を測定し、被検体5の体内の伝達関数を計測する。
次に、ステップS309において、HMD3−2は、計測した体内の伝達関数と、無線カプセル1−2導入前の予め計測された体内の伝達関数とを比較して、その差分に基づいて無線カプセル1−2の位置を推定する。
続くステップS315〜S333において、図9を参照して説明したステップS215〜S233に示す処理と同様の処理が行われる。具体的には、ステップS315において、無線カプセル1−2の位置が患部に近いエリアに到達したと判断された場合(S315/Yes)、続くS319〜S333において、HMD3−2から中継装置2−2を介して無線カプセル1−2に各種制御信号(姿勢制御信号や治療制御信号)が送信される。この際、無線カプセル1−2の無線通信機能(無線通信部31の機能)は、HMD3−2からの制御によりオンにされ(または、HMD3−2による指示により中継装置2−2が無線カプセル1−2に電源供給して)、無線通信部31からビーコンが発信されるようにしてもよい。
以上、第2の実施形態による制御システムについて説明した。本実施形態では、無線カプセル1−2の無線通信機能がオフの場合(ビーコンが発信されていない場合)でも、無線カプセル1−2の位置を推定することができる。また、無線カプセル1−2の推定位置が患部付近の場合(無線カプセル1−2が患部付近に到達した場合)、無線通信機能をオンにして無線通信部31からビーコンを発信させてもよく、これにより無線カプセル1−2の位置をより正確に把握することができる。
<<4.まとめ>>
上述したように、本開示の実施形態による制御システム(無線通信システム)では、体内画像をリアルタイムでHMD3(無線端末装置の一例)に表示させ、HMD3の動き(姿勢の変化)に応じて無線カプセル1の姿勢(具体的には撮像方向)を制御することができる。これにより、HMD3を装着する医師6は、例えば見たい方向に頭を動かすだけで、その方向の体内画像を見ることができ、無線カプセル1の姿勢を直感的に制御することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、無線カプセル1、無線中継装置2、またはHMD3に内蔵されるCPU、ROM、およびRAM等のハードウェアに、上述した無線カプセル1、無線中継装置2、またはHMD3の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供される。
また、各フローチャートにおける各ステップは、必ずしも添付した図面において開示された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、図8に示すS106とS109や、図9に示すS219とS221等は、それぞれ並列的に処理されてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
撮像部と;
姿勢制御部と;
前記撮像部により撮像された画像を送信すると共に、前記姿勢制御部を制御するための制御信号を受信する第1の無線通信部と;
前記撮像部および前記姿勢制御部に電源を供給する電源供給部と;
を有する無線カプセルと、
前記第1の無線通信部から送信される画像を受信すると共に、前記制御信号を送信する第2の無線通信部と;
前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と;
前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と;
前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と;
を有する無線端末装置と、
を備える、無線通信システム。
(2)
前記無線端末装置は、ヘッドマウントディスプレイにより構成され、
前記姿勢検出部は、前記ヘッドマウントディスプレイを装着するユーザの頭の動きに応じた姿勢信号を検出する、前記(1)に記載の無線通信システム。
(3)
前記生成部は、前記姿勢検出部より検出された姿勢信号で示される姿勢の変化の方向と略同じ方向に、前記無線カプセルまたは前記無線カプセルに設けられる前記撮像部の姿勢を制御するための前記制御信号を生成する、前記(1)または(2)に記載の無線通信システム。
(4)
前記無線カプセルは、
電波を発信する電波発信部と;
外部からの制御信号に応じて患部への治療を施す治療実行部と;をさらに有し、
前記無線通信システムは、
体表または体内の所定の位置に複数設置され、前記電波発信部から発信された電波を受信すると共に当該電波の情報を前記無線端末装置に送信し、前記無線端末装置から受信した制御信号に応じて前記無線カプセルに制御信号を送信する第3の無線通信部と;
前記無線カプセルへ無線電力供給を行う無線電力供給部と;
を有する無線中継装置をさらに備え、
前記無線端末装置が有する前記第2の無線通信部は、前記無線中継装置から送信される電波の情報、および前記撮像部により撮像された画像を受信すると共に、前記無線中継装置による無線電力供給を制御するための制御信号を送信し、
前記生成部は、前記電波の情報に基づいて前記無線カプセルの位置を推定し、推定結果に応じて前記治療実行部を制御するための制御信号を生成する、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(5)
前記無線カプセルの位置の推定は、前記電波の情報で示される電波の強度および/または位相に基づいて行われる、前記(4)に記載の無線通信システム。
(6)
前記電波の情報は、複数の前記第3の無線通信部間の電波伝搬特性を測定して予め計測された体内の伝達関数を用いて補正された上で前記無線カプセルの位置の推定に用いられる、前記(5)に記載の無線通信システム。
(7)
前記無線通信システムは、
体表または体内の所定の位置に複数設置され、それぞれが電波を送信すると共に受信し、当該受信した電波の情報を前記無線端末装置に送信すると共に、無線端末装置からの制御信号を受信する第3の無線通信部と;
前記制御信号に応じて、前記無線カプセルへの無線電力供給を行う無線電力供給部と;
を有する無線中継装置をさらに備え、
前記無線端末装置が有する前記第2の無線通信部は、前記無線中継装置から送信された電波の情報を受信すると共に、前記無線中継装置による無線電力供給を制御するための制御信号を送信し、
前記生成部は、前記電波の情報に基づいて前記無線カプセルの位置を推定し、推定結果に応じて、前記無線中継装置に前記無線カプセルへの電力供給を開始するための制御信号を生成する、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(8)
前記無線カプセルの位置の推定は、複数の前記第3の無線通信部間の電波伝搬特性を測定して予め計測された体内の伝達関数と、前記無線中継装置から送信された電波の情報に基づいて算出される複数の前記第3の無線通信部間の伝搬特性から計測される体内の伝達関数との差分に基づいて行われる、前記(7)に記載の無線通信システム。
(9)
前記無線カプセルは、体腔内を自走するための少なくとも1以上の駆動部をさらに有する、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(10)
前記無線カプセルが有する前記電源供給部は、複数の異なる周波数の電波で共振して発電する複数の発電部であって、
前記駆動部は、前記複数の発電部からそれぞれ電源供給を受ける複数の駆動部であって、
前記無線中継装置が有する無線電力供給部は、前記無線端末装置から受信した制御信号に応じて、前記無線カプセルまたは撮像部の姿勢を制御するために複数の異なる周波数で独立に無線電力供給を行う、前記(9)に記載の無線通信システム。
(11)
無線カプセルから送信される画像を受信すると共に、前記無線カプセルの姿勢を制御する制御信号を送信する無線通信部と、
前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と、
前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、
前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と、
を備える、無線端末装置。
(12)
コンピュータを、
無線カプセルから送信される画像を受信すると共に、前記無線カプセルの姿勢を制御する制御信号を送信する無線通信部と、
前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と、
前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、
前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と、
として機能させるためのプログラムが記憶された、記憶媒体。
1、1−1、1−1’、1−2 無線カプセル(カプセル型医療装置)
2、2−1、2−2 無線中継装置
3 HMD
5 被検体
6 医師
10 撮像部
11 無線通信部
12 姿勢制御部
13 姿勢センサ部
14 発電部
15 蓄電部
16 電波発信部
17、17a、17b、17a’、17b’、17c’ 駆動部
18 治療部
20 電源部
21、21’ 無線通信部
22 無線電力供給部
30 表示制御部
31 無線通信部
32 表示部
33 姿勢センサ部
34 生成部
35 電源部
36 操作入力部
37、37’ 位置推定部
40 外装ケース
41 透明カバー
321 体内マップ
322 体内画像
323 姿勢提示画像

Claims (12)

  1. 撮像部と;
    姿勢制御部と;
    前記撮像部により撮像された画像を送信すると共に、前記姿勢制御部を制御するための制御信号を受信する第1の無線通信部と;
    前記撮像部および前記姿勢制御部に電源を供給する電源供給部と;
    を有する無線カプセルと、
    前記第1の無線通信部から送信される画像を受信すると共に、前記制御信号を送信する第2の無線通信部と;
    前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と;
    前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と;
    前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と;
    を有する無線端末装置と、
    を備える、無線通信システム。
  2. 前記無線端末装置は、ヘッドマウントディスプレイにより構成され、
    前記姿勢検出部は、前記ヘッドマウントディスプレイを装着するユーザの頭の動きに応じた姿勢信号を検出する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記生成部は、前記姿勢検出部より検出された姿勢信号で示される姿勢の変化の方向と略同じ方向に、前記無線カプセルまたは前記無線カプセルに設けられる前記撮像部の姿勢を制御するための前記制御信号を生成する、請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線カプセルは、
    電波を発信する電波発信部と;
    外部からの制御信号に応じて患部への治療を施す治療実行部と;をさらに有し、
    前記無線通信システムは、
    体表または体内の所定の位置に複数設置され、前記電波発信部から発信された電波を受信すると共に当該電波の情報を前記無線端末装置に送信し、前記無線端末装置から受信した制御信号に応じて前記無線カプセルに制御信号を送信する第3の無線通信部と;
    前記無線カプセルへ無線電力供給を行う無線電力供給部と;
    を有する無線中継装置をさらに備え、
    前記無線端末装置が有する前記第2の無線通信部は、前記無線中継装置から送信される電波の情報、および前記撮像部により撮像された画像を受信すると共に、前記無線中継装置による無線電力供給を制御するための制御信号を送信し、
    前記生成部は、前記電波の情報に基づいて前記無線カプセルの位置を推定し、推定結果に応じて前記治療実行部を制御するための制御信号を生成する、請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記無線カプセルの位置の推定は、前記電波の情報で示される電波の強度および/または位相に基づいて行われる、請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記電波の情報は、複数の前記第3の無線通信部間の電波伝搬特性を測定して予め計測された体内の伝達関数を用いて補正された上で前記無線カプセルの位置の推定に用いられる、請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記無線通信システムは、
    体表または体内の所定の位置に複数設置され、それぞれが電波を送信すると共に受信し、当該受信した電波の情報を前記無線端末装置に送信すると共に、無線端末装置からの制御信号を受信する第3の無線通信部と;
    前記制御信号に応じて、前記無線カプセルへの無線電力供給を行う無線電力供給部と;
    を有する無線中継装置をさらに備え、
    前記無線端末装置が有する前記第2の無線通信部は、前記無線中継装置から送信された電波の情報を受信すると共に、前記無線中継装置による無線電力供給を制御するための制御信号を送信し、
    前記生成部は、前記電波の情報に基づいて前記無線カプセルの位置を推定し、推定結果に応じて、前記無線中継装置に前記無線カプセルへの電力供給を開始するための制御信号を生成する、請求項1に記載の無線通信システム。
  8. 前記無線カプセルの位置の推定は、複数の前記第3の無線通信部間の電波伝搬特性を測定して予め計測された体内の伝達関数と、前記無線中継装置から送信された電波の情報に基づいて算出される複数の前記第3の無線通信部間の伝搬特性から計測される体内の伝達関数との差分に基づいて行われる、請求項7に記載の無線通信システム。
  9. 前記無線カプセルは、体腔内を自走するための少なくとも1以上の駆動部をさらに有する、請求項1に記載の無線通信システム。
  10. 前記無線カプセルが有する前記電源供給部は、複数の異なる周波数の電波で共振して発電する複数の発電部であって、
    前記駆動部は、前記複数の発電部からそれぞれ電源供給を受ける複数の駆動部であって、
    前記無線中継装置が有する無線電力供給部は、前記無線端末装置から受信した制御信号に応じて、前記無線カプセルまたは撮像部の姿勢を制御するために複数の異なる周波数で独立に無線電力供給を行う、請求項9に記載の無線通信システム。
  11. 無線カプセルから送信される画像を受信すると共に、前記無線カプセルの姿勢を制御する制御信号を送信する無線通信部と、
    前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と、
    前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、
    前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と、
    を備える、無線端末装置。
  12. コンピュータを、
    無線カプセルから送信される画像を受信すると共に、前記無線カプセルの姿勢を制御する制御信号を送信する無線通信部と、
    前記画像を表示部に表示させるよう制御する表示制御部と、
    前記表示部の姿勢を検出する姿勢検出部と、
    前記姿勢検出部より検出された姿勢信号に基づいて前記制御信号を生成する生成部と、
    として機能させるためのプログラムが記憶された、記憶媒体。



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