JP2015001751A - 手書き入力装置及び制御プログラム並びに制御方法 - Google Patents

手書き入力装置及び制御プログラム並びに制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】修正動作が行われた時にユーザの意図通りに手書き情報を修正して表示/保存する。【解決手段】手書き入力が可能なタッチパネル14aを備える手書き入力装置であって、入力済みの手書き情報に対して、第1の特定パターンが入力された時の修正モードとして、前記第1の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第1の特定パターンに対応する部分を消去する第1モードと、前記入力済みの手書き情報に前記第1の特定パターンを付加する第2モードと、を選択可能にする制御部を備え、前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に対して前記第1の特定パターンが入力された時は、選択された修正モードに従って前記入力済みの手書き情報を修正する。【選択図】図6

Description

本発明は、手書き入力装置及び制御プログラム並びに制御方法に関し、特に、用紙上に手書きした情報を電子データに変換する手書き入力装置及び当該手書き入力装置の操作を制御する制御プログラム並びに制御方法に関する。
近年、用紙上に手書きした文字や図形などの情報(以下、手書き情報と呼ぶ。)を電子データ(以下、手書きデータと呼ぶ。)として保存又は出力する機能を備えた手書き入力装置が販売されている。この手書き入力装置は、感圧式のタッチパネルを備えており、タッチパネル上、若しくはタッチパネル上に固定した用紙にペンなどで手書き情報を入力すると、ペンの圧力をタッチパネルが検知し、タッチ位置の移動軌跡を電子データとして記憶することができる。
このような手書き入力装置では、手書きした内容を修正する場合があることから、手書き情報を編集可能にする様々な方法が提案されている。例えば、下記特許文献1には、入力ストローク動作を受信し、前記ストローク動作またはストロークタイプにより、前記ストローク動作が消去動作であると判定した場合、前記消去動作による訂正を実行し、前記消去動作によって訂正された文字をタッチスクリーンに表示するタッチスクリーン誤り訂正方法が開示されている。
特表2010−511260号公報
表示機能を備える手書き入力装置において、タッチパネル上の手書き情報を修正する場合、指定した領域を背景色で塗りつぶしたり(いわゆる消しゴム機能を使用したり)、特定のパターン(例えば取り消し線)を手書きしたりする。その際、取り消し線による修正指示の場合、手書き情報に取り消し線を付加して表示することもできるし、取り消し線を付加した個所の手書き情報を消去して表示することもできるため、必ずしもユーザの意図通りに手書き情報を表示/保存することができない。
また、表示機能のない手書き入力装置において、用紙上の手書き情報を修正する場合は、消しゴムで手書き情報を消したり、特定のパターン(例えば取り消し線)を手書きしたりする。その際、用紙上のタッチが消しゴムであるかペンであるかを正確に判断することができないと、ユーザの意図通りに手書き情報を修正することができない。また、取り消し線を使用した場合、上記と同様に、手書き情報に取り消し線を付加して保存することもできるし、取り消し線を付加した個所の手書き情報を消去して保存することもできるため、必ずしもユーザの意図通りに手書き情報を保存することができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、修正動作が行われた時にユーザの意図通りに手書き情報を修正して表示/保存することができる手書き入力装置及び制御プログラム並びに制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、手書き入力が可能なタッチパネルを備える手書き入力装置であって、入力済みの手書き情報に対して、第1の特定パターンが入力された時の修正モードとして、前記第1の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第1の特定パターンに対応する部分を消去する第1モードと、前記入力済みの手書き情報に前記第1の特定パターンを付加する第2モードと、を選択可能にする制御部を備え、前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に対して前記第1の特定パターンが入力された時は、選択された修正モードに従って前記入力済みの手書き情報を修正することを特徴とする。
本発明の一側面は、手書き入力が可能なタッチパネルを備える手書き入力装置で動作する制御プログラムであって、前記手書き入力装置を、入力済みの手書き情報に対して、第1の特定パターンが入力された時の修正モードとして、前記第1の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第1の特定パターンに対応する部分を消去する第1モードと、前記入力済みの手書き情報に前記第1の特定パターンを付加する第2モードと、を選択可能にする制御部、として機能させ、前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に対して前記第1の特定パターンが入力された時は、選択された修正モードに従って前記入力済みの手書き情報を修正することを特徴とする。
本発明の一側面は、手書き入力が可能なタッチパネルを備える手書き入力装置を用いた制御方法であって、前記手書き入力装置は、入力済みの手書き情報に対して、第1の特定パターンが入力された時の修正モードとして、前記第1の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第1の特定パターンに対応する部分を消去する第1モードと、前記入力済みの手書き情報に前記第1の特定パターンを付加する第2モードと、を選択可能にする第1処理と、前記入力済みの手書き情報に対する入力を判定する第2処理と、前記入力済みの手書き情報を修正する第3処理と、を実行し、前記第3処理では、前記第2処理で前記第1の特定パターンが入力されたと判定した時は、前記第1処理で選択された修正モードに従って、前記入力済みの手書き情報を修正することを特徴とする。
本発明の手書き入力装置及び制御プログラム並びに制御方法によれば、修正動作が行われた時にユーザの意図通りに修正して手書き情報を表示/保存することができる。
その理由は、手書き入力装置に、取り消し線が入力された時の修正モードとして、取り消し線の入力領域の手書き情報を消去するモードと、取り消し線の入力領域の手書き情報を消去せずに取り消し線を手書き情報に付加するモードと、を選択可能にし、取り消し線が入力された時に、選択されたモードに従って手書き情報を修正するからである。
本発明の実施形態1に係る手書き入力装置の外観構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る手書き入力装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る手書き入力装置の全体処理を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る手書き入力装置の処理(取り消し線判定判断)を示すフローチャート図である。 修正がない場合の手書き情報と電子データの関係を示す図である。 取り消し線で手書き情報を修正する場合の手書き情報と電子データの関係を示す図である。 本発明の実施形態1に係る取り消し線のバリエーションを示す図である。 消しゴム機能で手書き情報を修正する場合の手書き情報と電子データの関係を示す図である。 本発明の実施形態2に係る手書き入力装置の外観構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る手書き入力装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る手書き入力装置の全体処理を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態2に係る手書き入力装置の処理(取り消し線判定判断)を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態2に係る手書き入力装置の処理(消しゴム判定処理)を示すフローチャート図である。 修正がない場合の手書き情報と電子データの関係を示す図である。 取り消し線で手書き情報を修正する場合の手書き情報と電子データの関係を示す図である。 本発明の実施形態2に係る取り消し線のバリエーションを示す図である。 消しゴムで手書き情報を修正する場合の手書き情報と電子データの関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、表示機能を備えるタッチパネルを使用する場合と、表示機能のないタッチパネルを使用する場合と、に分けて説明する。
[実施形態1]
背景技術で示したように、表示機能を備える手書き入力装置では、タッチパネルにスタイラスペンなどで手書きしている状態で、消しゴム機能や取り消し線を使用してタッチパネル上の手書き情報を修正した場合に、ユーザの意図通りに手書き情報を表示/保存することができない場合がある。
例えば、消しゴム機能を使用する場合は、修正部分の手書き情報はタッチパネル上から消去されるため、ユーザの意図通りに手書き情報を表示/保存することができる。一方、取り消し線を使用してタッチパネル上の手書き情報を修正する場合、手書き情報に取り消し線を付加して表示/保存することもできるが、修正後の手書き情報を清書として使用したい場合は、取り消し線を付加した個所の手書き情報を消去して表示/保存することも好ましい。しかしながら、従来の手書き入力装置では、修正部分の手書き情報を残すか消去するかを選択することができないため、ユーザの意図通りに手書き情報を表示/保存することができない場合が生じる。
そこで、本実施の形態では、表示機能を備える手書き入力装置において、取り消し線による修正動作が行われた場合の修正モードとして、取り消し線を付加して表示/保存するモードと、取り消し線を付加した個所の手書き情報を消去して表示/保存するモードとを選択可能にする。そして、消しゴム機能を用いた修正動作が行われた場合には、修正個所を消去した状態で表示/保存し、取り消し線による修正動作が行われた場合は、選択されたモードに応じて、取り消し線を付加した状態で手書き情報を表示/保存するか、若しくは、取り消し線及び取り消し線を付加した個所の手書き情報を消去した状態で表示/保存する。
以下、図1乃至図8を参照して説明する。図1は、本実施形態の手書き入力装置の外観構成を示す図、図2は、手書き入力装置の構成を示すブロック図であり、図3及び図4は、本実施形態の手書き入力装置の処理を示すフローチャート図である。また、図5、図6、図8は、タッチパネル上の手書き情報と電子データとの関係を示す図であり、図7は、取り消し線のバリエーションを示す図である。
なお、以下の説明において、タッチパネル上で入力された全ての情報を入力情報と呼び、入力情報の中から、取り消し線や消しゴム機能を利用した塗りつぶし線のような修正のための入力を除いた情報を手書き情報と呼ぶ。そして、取り消し線や塗りつぶし線に基づいて消去される手書き情報を消去情報と呼ぶ。
図1(a)に示すように、本実施形態の手書き入力装置10aは、タブレット端末やスマートフォン、携帯型のコンピュータ装置などであり、感圧式や静電容量式などのタッチパネル14aを備えている。そして、図1(b)に示すように、タッチパネル14a上から、スタイラスペン30や指などを用いて手書き入力すると、スタイラスペン30や指の押圧をタッチパネル14aが検知し、手書き情報(押圧位置の移動軌跡)を表示したり電子データとして出力したりする。また、スタイラスペン30や指を用いて取り消し線31を書き込んだり、消しゴム機能を用いて手書き情報を消去したり(すなわち、背景色と同色の塗りつぶし線32を書き込んだり)すると、後述する制御方法に従って手書き情報を編集して表示したり電子データとして出力したりする。そして、その電子データは、手書き入力装置10aの内部の記憶部や外部のデータ保存サーバ20などに保存される。なお、本実施形態では、背景色と同色の塗りつぶし線32を識別しやすくするために、塗りつぶし線32をドット模様で表示している。
この手書き入力装置10aは、図2に示すように、制御部11と、通信I/F部12と、タッチパネル制御部13aと、タッチパネル14aなどで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、ROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリと、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、SD(Secure Digital)カードなどの記憶部11dとで構成され、CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶したプログラムをRAM11cに展開して実行し、手書き入力装置10aの全体制御を行う。ROM11bは、CPU11aが実行するプログラムなどを格納する。RAM11cは、CPU11aの演算処理結果などを格納する。また、RAM11cは、タッチパネル14a上に手書き入力された手書き情報を記憶する入力バッファとしても機能する。記憶部11dは、CPU11aが実行するプログラムや手書き情報の電子データ(表示データ)などを記憶する。
上記制御部11は、取り消し線31が入力された時の修正モードとして、取り消し線31の入力領域の手書き情報を消去する(取り消し線31を消去する)モードと、取り消し線31の入力領域の手書き情報を消去せずに取り消し線31を手書き情報に付加する(取り消し線31を消去しない)モードと、をハードスイッチやタッチパネル14a上に表示されるソフトスイッチなどで選択可能にする。そして、取り消し線31の入力動作が行われた旨の通知をタッチパネル制御部13aから受けたら、選択されたモードに従って表示データの編集を行い、塗りつぶし線32の入力動作が行われた旨の通知をタッチパネル制御部13aから受けたら、塗りつぶし線32の入力領域の手書き情報を表示データから消去する編集を行い、編集した表示データに基づいてタッチパネル14aに表示したり、編集した表示データを記憶部11dやデータ保存サーバ20に保存したりする。
通信I/F部12は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどであり、Ethernet(登録商標)やNFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、TransferJet(登録商標)、IEEE802.11等の規格に従って、有線や無線により、データ保存サーバ20などとの通信を可能にする。
タッチパネル制御部13aは、タッチパネル14aから出力される信号に基づいて、タッチパネル14a上の動作を検出し、当該動作が、手書き入力動作であるか、手書き情報の修正動作であるかを判断する。具体的には、タッチパネル14aから出力される信号に基づいて入力領域を特定し、入力領域の幅が予め定められた閾値以下の場合は、スタイラスペン30による入力であると判断し、入力領域の幅が閾値を越える場合は、指や手などによる入力であると判断する。また、スタイラスペン30による入力であると判断した場合において、消しゴム機能が設定されている場合は、塗りつぶし線32の入力動作であると判断する。また、スタイラスペン30による入力であると判断し、かつ、消しゴム機能が設定されていない場合は、入力面積が所定面積内であるか、入力パターンが所定パターンに合致するかを判断し、入力面積が所定面積内、かつ、入力パターンが所定パターンに合致する場合は、取り消し線31の入力動作であると判断し、入力面積が所定面積を越える、又は、入力パターンが所定パターンに合致しない場合は、通常の手書き情報の入力動作であると判断する。そして、上記の判断結果を制御部11に通知する。
タッチパネル14aは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部上に電極が格子状に配列されたデジタル抵抗膜式や静電容量式などのタッチパネル(すなわち、表示部の機能と操作部の機能を兼ね備えたタッチパネル)であり、スタイラスペン30や指などによる押圧、接触、電荷を検知して、タッチ位置の移動軌跡を表示すると共に、タッチ位置やタッチ圧力をタッチパネル制御部13aに通知する。なお、タッチパネル14aはデジタル抵抗膜式や静電容量式に限らず、赤外線光学イメージング方式、超音波方式、赤外線/超音波検出方式、電磁誘導方式などを利用することができる。
なお、図2は、本実施形態の手書き入力装置10aの一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、手書き入力装置10aにタッチパネル制御部13aを設けたが、制御部11にタッチパネル制御部13aの機能を持たせ、制御部11上で動作するプログラム(操作制御プログラム)によってタッチパネル制御部13aの処理を実現してもよい。
以下、上記構成の手書き入力装置10aの処理について説明する。CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図3のフローチャート図に示す処理を実行する。なお、以下の説明において、取り消し線入力時の修正モードは、予め、取り消し線31を消去するモード又は取り消し線31を消去しないモードのいずれかに設定されているものとする。
[全体処理]
まず、手書き入力装置10aのタッチパネル制御部13aは、タッチパネル14aから出力される信号に基づいて、ある一定時間の間にタッチパネル14a上で入力された情報を読み取り(S101)、入力情報の幅が予め定めた閾値以下であるかを判断する(S102)。入力情報の幅が閾値を越える場合は、タッチパネル制御部13aは、指などがタッチパネル14aに誤って接触したと判断して処理を終了する。
入力情報の幅が予め定めた閾値以下の場合は、タッチパネル制御部13aは、スタイラスペン30による入力であると判断し、消しゴム機能が設定されているかを判断する(S103)。消しゴム機能が設定されていなければ、タッチパネル制御部13aは、入力情報が取り消し線パターンであるかを確認する(S104)。
入力された情報が取り消し線パターンでない場合は、制御部11は、入力情報を表示データとして記憶部11dに保存する(S105)。一方、入力情報が取り消し線パターンの場合は、制御部11は、修正モードを確認し(S106)、修正モードが取り消し線を消去しないモードであるかを判断する(S106)。
修正モードが取り消し線を消去しないモードの場合は、取り消し線31は通常の手書き情報と同様に扱うため、制御部11は、入力情報を表示データとして記憶部11dに保存する(S105)。一方、修正モードが取り消し線を消去するモードの場合は、制御部11は、矩形フラグをセットし(S108)、消去情報(取り消し線パターンで規定され矩形領域内の手書き情報)を記憶部11dに保存する(S109)。
また、S103で消しゴム機能が設定されている場合は、制御部11は、軌跡フラグをセットし(S110)、消去情報(スタイラスペン30の軌跡に重なる手書き情報)を記憶部11dに保存する(S108)。
そして、S105で表示データを保存した後、若しくは、S109で消去情報を保存した後、制御部11は、矩形フラグ又は軌跡フラグがセットされているかを判断し(S111)、フラグがセットされていれば、消去情報に基づいて表示データを編集(すなわち、表示データから取り消し線パターンで規定される矩形領域内の手書き情報やスタイラスペン30の軌跡に重なる手書き情報を消去)し(S112)、表示データをタッチパネル14aに表示させる(S113)。
[取り消し線の判定処理]
次に、取り消し線の判定処理について説明する。CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図4のフローチャート図に示す処理(図3のS104の処理)を実行する。
まず、タッチパネル制御部13aは、タッチパネル14aから出力される信号に基づいて、スタイラスペン30による入力領域(入力情報近傍の領域)を特定し(S201)、その入力領域に入力済みの手書き情報があるか(RAM11bに記憶されているか)を判断する(S202)。入力領域に入力済みの手書き情報がない場合は、スタイラスペン30による新たな手書き情報の入力であると考えられるため、取り消し線の判定処理を終了する。
一方、入力領域に入力済みの手書き情報がある場合は、タッチパネル制御部13aは、入力領域の入力面積(線が入力された時は線近傍を含む領域の面積)を特定し(S203)、その入力面積が予め定めた所定面積内であるかを判断する(S204)。入力面積が所定面積内の場合は、タッチパネル制御部13aは、所定面積フラグをセットする(S205)。なお、入力面積が所定面積内かどうかを判断するのは、手書き情報を修正する時は文字や単語、短い文節などが対象となることが多く、長い文節や文書を修正する場合は、別の位置に入力し直すことが多いと考えられるため、入力面積の大きさで取り消し線31の入力であるか否かを適切に判断できるからである。従って、所定面積は、文字や単語、短い文節が占有する面積に相当する値に設定することができる。
次に、タッチパネル制御部13aは、スタイラスペン30による入力パターンを特定し(S206)、入力パターンが予め定めた所定パターンと一致するかを判断する(S207)。入力パターン時間が所定パターンと一致する場合は、タッチパネル制御部13aは、所定パターンフラグをセットする(S208)。なお、入力パターンが予め定めた所定パターンと一致するかどうかを判断するのは、例えば、手書き情報を強調する際に、波線や星印などの図形を入力する場合があり、このような入力情報を取り消し線31と誤判断しないようにするためである。
そして、タッチパネル制御部13aは、次の入力情報があるかを判断し(S209)、次の入力情報があればS203に戻って同様の処理を繰り返す。一方、次の入力情報がなければ、タッチパネル制御部13aは、取り消し線情報(取り消し線であるか否かを示す情報)をセットし(S210)、取り消し線の判定処理を終了する。
また、S204で入力面積が所定面積内でない場合は、タッチパネル制御部13aは、所定面積フラグがセットされているかを判断し(S211)、所定面積フラグがセットされていなければ、取り消し線の判定処理を終了する。また、S207で入力パターンが所定パターンでない場合は、タッチパネル制御部13aは、所定パターンフラグがセットされているかを判断し(S212)、所定パターンフラグがセットされていなければ、取り消し線の判定処理を終了する。一方、所定面積フラグがセットされており、かつ、所定パターンフラグがセットされていれば、取り消し線情報をセットして(S210)、取り消し線の判定処理を終了する。
以上の取り消し線の判定処理により、図3のS104では、取り消し線情報がセットされていれば取り消し線の入力であると判断してS106に遷移し、取り消し線情報がセットされていなければ通常の手書き情報の入力であると判断してS105に遷移することになる。
以下、上記制御について具体例を挙げて説明する。
図5は、修正を行わない場合の手書き情報と電子データ(表示データ)との関係を示しており、図5(a)に示すように、スタイラスペン30などを用いてタッチパネル14a上に手書き情報を入力すると、図5(b)に示すように、スタイラスペン30のタッチ位置の移動軌跡がそのまま電子データとなってタッチパネル14a上に表示される。
図6は、取り消し線31を用いて修正を行う場合の手書き情報と電子データ(表示データ)との関係を示している。図6(a)に示すように、ユーザがスタイラスペン30などを用いてタッチパネル14a上に手書き情報を入力した後、図6(b)に示すように、手書き情報の一部に重なるように取り消し線31を入力すると、手書き入力装置10aは、前記した図3のS104(図4のフローチャート図)に従って取り消し線31であると判断し、図3のS106で修正モードを確認する。修正モードが取り消し線を消去しないモードに設定されている場合は(図3のS107のYes)、取り消し線31を表示データとして保存し(図3のS105)、図6(c)に示すように、手書き情報に取り消し線31を付加した状態で表示を行う。一方、修正モードが取り消し線を消去するモードに設定されている場合は(図3のS107のNo)、取り消し線31によって規定される矩形内の手書き情報を消去情報として保存し(図3のS109)、その消去情報に基づいて表示データを編集し、図6(d)に示すように、手書き情報から取り消し線31で指定された部分を消去した状態で表示を行う。
なお、図6では、取り消し線31を2本線としているが、取り消し線31は、タッチパネル制御部13aが手書き情報の修正指示であることを認識可能な図形であればよい(すなわち、手書き情報を強調するための図形などと判別できればよい)。例えば、図7(a)に示すように1本線としてもよいし、3本線としてもよいし、図7(b)に示すように縦線(ここでは縦1本線)としてもよい。また、取り消し線31と下線とを区別しやすくするために、図7(c)に示すような手書き情報の基準方向に対して斜めに傾斜した線(ここでは斜め2本線)としてもよいし、図7(d)に示すように、交差する線(×印)としてもよい。また、手書き情報の消去部分を分かりやすくするために、図7(e)に示すような矩形や図7(f)に示すような円又は楕円などとしてもよい。
図8は、塗りつぶし線32を用いて修正を行う場合の手書き情報と電子データ(表示データ)との関係を示している。図8(a)に示すように、ユーザがスタイラスペン30などを用いてタッチパネル14a上に手書き情報を入力した後、予め設けられたスイッチを操作して消しゴム機能を選択して、図8(b)に示すように、手書き情報の上でスタイラスペン30を往復させたり、手書き情報をなぞるようにスタイラスペン30を動かしたりして、その軌跡が手書き情報の一部に重なるように塗りつぶし線32を入力すると、手書き入力装置10aは、塗りつぶし線32の軌跡に重なる手書き情報を消去情報として保存し(図3のS109)、その消去情報に基づいて表示データを修正し、図6(c)に示すように、手書き情報から取り消し線31で指定された部分を消去した状態で表示を行う。
以上、説明したように、本実施形態の手書き入力装置10aでは、取り消し線31が入力された時の修正モードとして、取り消し線31の入力領域の手書き情報を消去する(取り消し線31を消去する)モードと、取り消し線31の入力領域の手書き情報を消去せずに取り消し線31を手書き情報に付加する(取り消し線31を消去しない)モードと、を選択可能にし、取り消し線31が入力された時に、設定されたモードに従って手書き情報を修正するため、ユーザの意図通りに手書き情報を表示/保存することができる。
[実施形態2]
背景技術で示したように、表示機能のない手書き入力装置では、タッチパネル上に用紙を置いて、ペンや鉛筆などで手書きをしている状態で、消しゴムや取り消し線を使用して用紙上の手書き情報を修正した場合に、ユーザの意図通りに手書き情報を保存することができない場合がある。
例えば、消しゴムを使用して用紙上の手書き情報を修正する場合には、用紙の修正部分では、前に書かれた手書き情報が消えて、再び新たな書き情報が書き込まれるため、電子データとしても、用紙上の手書き情報をそのまま電子データとして保存することが望ましい。一方、取り消し線を使用して用紙上の手書き情報を修正する場合には、用紙上の手書き情報をそのまま(すなわち、取り消し線を付加した状態で)電子データとして保存することもできるが、修正後の手書き情報を清書として使用したい場合は、取り消し線が書き込まれた個所の手書き情報を消去して、電子データとして保存することが好ましい。しかしながら、従来の手書き入力装置では、修正部分の手書き情報を残すか消去するかを選択することができないため、ユーザの意図通りに手書き情報を保存することができない場合が生じる。
そこで、本実施形態では、表示機能のない手書き入力装置において、取り消し線による修正動作が行われた場合の修正モードとして、取り消し線を付加して保存するモードと、取り消し線を付加した個所の手書き情報を消去して保存するモードとを選択可能にする。そして、タッチパネルが検出する入力領域の幅や入力面積、入力時間、パターン形状などに基づいて、消しゴムによる修正動作か取り消し線による修正動作かを判断し、消しゴムによる修正動作が行われた場合には、修正個所を消去した状態で保存し、取り消し線による修正動作が行われた場合は、選択されたモードに応じて、取り消し線を付加した状態で手書き情報を保存するか、若しくは、取り消し線及び取り消し線を付加した個所の手書き情報を消去した状態で保存する。
以下、図9乃至図17を参照して説明する。図9は、本実施形態の手書き入力装置の外観構成を示す図、図10は、手書き入力装置の構成を示すブロック図であり、図12乃至図14は、本実施形態の手書き入力装置の処理を示すフローチャート図である。また、図15、図16、図18は、用紙上の手書き情報と電子データとの関係を示す図であり、図17は、取り消し線のバリエーションを示す図である。
図9(a)に示すように、本実施形態の手書き入力装置10bは、感圧式のタッチパネル14bと、タッチパネル14b上に用紙40を保持するためのクリップなどの保持部15と、を備えている。そして、図9(b)に示すように、タッチパネル14b上に載置した1又は複数の用紙40の上から、鉛筆やシャープペン、ボールペンなど(総称してペン41と呼ぶ。)を用いて手書き情報を入力すると、ペン41の押圧をタッチパネル14bが検知し、押圧位置の移動軌跡を示す電子データとして出力される。また、消しゴム42(ボールペンで手書きする場合は修正液を塗布するペン先の太い修正ペンなど)を用いて手書き情報を消去したり、ペン41を用いて取り消し線43を書き込んだりすると、後述する制御方法に従って手書き情報が修正されて電子データとして出力される。そして、その電子データは、手書き入力装置10bの内部の記憶部や外部のデータ保存サーバ20などに保存される。
この手書き入力装置10bは、図10に示すように、制御部11と、通信I/F部12と、タッチパネル制御部13bと、タッチパネル14bと、保持部15などで構成される。
制御部11は、CPU11aと、ROM11bやRAM11cなどのメモリと、HDDやSSD、SDカードなどの記憶部11dとで構成され、CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶したプログラムをRAM11cに展開して実行し、手書き入力装置10bの全体制御を行う。ROM11bは、CPU11aが実行するプログラムなどを格納する。RAM11cは、CPU11aの演算処理結果などを格納する。また、RAM11cは、用紙40上で手書き入力された手書き情報(移動軌跡の座標)を記憶する入力バッファとしても機能する。記憶部11dは、CPU11aが実行するプログラムや手書き情報の電子データ(保存データ)などを記憶する。
上記制御部11は、取り消し線43が入力された時の修正モードとして、取り消し線43の入力領域の手書き情報を消去する第1モードと、取り消し線43の入力領域の手書き情報を消去せずに取り消し線43を手書き情報に付加する第2モードと、をハードスイッチなどで選択可能にする。そして、取り消し線43の入力動作が行われた旨の通知をタッチパネル制御部13bから受けたら、選択されたモードに従って保存データの編集を行い、消しゴム42による消去動作が行われた旨の通知をタッチパネル制御部13bから受けたら、消しゴム42による入力領域の手書き情報を保存データから消去する編集を行い、編集した保存データを記憶部11dやデータ保存サーバ20に保存する。
通信I/F部12は、NICやモデムなどであり、Ethernet(登録商標)やNFC、Bluetooth(登録商標)、TransferJet(登録商標)、IEEE802.11等の規格に従って、有線や無線により、データ保存サーバ20などとの通信を可能にする。
タッチパネル制御部13bは、タッチパネル14bから出力される信号に基づいて、用紙上の動作を検出し、当該動作が、手書き入力動作であるか、ペン41による手書き情報の修正動作であるか、消しゴム42による手書き情報の修正動作であるのかを判断する。具体的には、タッチパネル14bから出力される信号に基づいて入力領域を特定し、入力領域の幅が予め定められた第1閾値以下の場合は、ペン41による入力であると判断する。また、ペン41による入力であると判断した場合は、入力面積が所定面積内であるか、入力パターンが所定パターンに合致するかを判断し、入力面積が所定面積内、かつ、入力パターンが所定パターンに合致する場合は、取り消し線43の入力動作であると判断し、入力面積が所定面積を越える、又は、入力パターンが所定パターンに合致しない場合は、通常の手書き情報の入力動作であると判断する。また、入力領域の幅が予め定められた第1閾値を越える場合は、入力領域の幅が予め定められた第2閾値以下であるかを判断し、入力領域の幅が第2閾値以下の場合で、所定時間内に消しゴムを往復させるような動作の場合は、消しゴム42による入力であると判断し、入力領域の幅が第2閾値を越える場合は、指や手などによる入力であると判断する。そして、上記の判断結果を制御部11に通知する。
タッチパネル14bは、例えば、用紙を載置する台の表面に電極が格子状に配列されたデジタル抵抗膜式のタッチパネル(すなわち、操作部のみの機能を有するタッチパネル)であり、用紙40の上からのペン41や消しゴム42、指などによる押圧を検知して、タッチ位置やタッチ圧力をタッチパネル制御部13bに通知する。なお、タッチパネル14bはデジタル抵抗膜式に限らず、赤外線光学イメージング方式、超音波方式、赤外線/超音波検出方式、電磁誘導方式などを利用することができる。
保持部15は、その一端が手書き入力装置10bの筐体に固定され、バネなどにより、他端が駆動してタッチパネル14bを押圧するように構成されている。
なお、図10は、本実施形態の手書き入力装置10bの一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、手書き入力装置10bにタッチパネル制御部13bを設けたが、制御部11にタッチパネル制御部13bの機能を持たせ、制御部11上で動作するプログラム(制御プログラム)によってタッチパネル制御部13bの処理を実現してもよい。
以下、上記構成の手書き入力装置10bの処理について説明する。CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図12のフローチャート図に示す処理を実行する。なお、以下の説明において、取り消し線入力時の修正モードは、予め、取り消し線43を消去するモード又は取り消し線43を消去しないモードのいずれかに設定されているものとする。
[全体処理]
まず、手書き入力装置10bのタッチパネル制御部13bは、タッチパネル14bから出力される信号に基づいて、ある一定時間の間にタッチパネル14b上で入力された情報を読み取り(S301)、入力情報の幅が予め定めた第1閾値以下であるかを判断する(S302)。入力情報の幅が第1閾値以下の場合は、タッチパネル制御部13bは、ペン41による入力であると判断し、入力情報が取り消し線パターンであるかを確認する(S303)。
入力情報が取り消し線パターンでない場合は、制御部11は、入力情報を保存データとして記憶部11dや外部のデータ保存サーバ20などに保存する(S304)。一方、入力情報が取り消し線パターンの場合は、制御部11は、修正モードを確認し(S305)、修正モードが取り消し線を消去しないモードであるかを判断する(S306)。
修正モードが取り消し線を消去しないモードの場合は、取り消し線43は通常の手書き情報と同様に扱うため、制御部11は、入力情報を保存データとして記憶部11dや外部のデータ保存サーバ20などに保存する(S304)。一方、修正モードが取り消し線を消去するモードの場合は、制御部11は、取り消し線43で規定される矩形内の手書き情報を特定し(S307)、保存データから特定した手書き情報を消去する編集を行う(S308)。
また、S302で入力領域の幅が第1閾値を超える場合は、タッチパネル制御部13bは、入力情報の幅が予め定めた第2閾値以下であるかを判断する(S309)。入力情報の幅が第2閾値を越える場合は、タッチパネル制御部13bは、指などがタッチパネル14bに誤って接触したと判断して処理を終了する。一方、入力情報の幅が第2閾値以下の場合は、消しゴム42による入力と判断し、制御部11は、消しゴム42の移動軌跡に重なる手書き情報を特定し(S310)、保存データから特定した手書き情報を消去する編集を行う(S308)。
[取り消し線の判定処理]
次に、上記S303の取り消し線の判定処理について説明する。CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図12のフローチャート図に示す処理を実行する。
まず、タッチパネル制御部13bは、タッチパネル14bから出力される信号に基づいて、ペン41による入力領域(入力情報近傍の領域)を特定し(S401)、その入力領域に入力済みの手書き情報があるか(RAM11bに記憶されているか)を判断する(S402)。入力領域に入力済みの手書き情報がない場合は、ペン41による新たな手書き情報の入力であると考えられるため、取り消し線の判定処理を終了する。
一方、入力領域に入力済みの手書き情報がある場合は、タッチパネル制御部13bは、入力領域の入力面積(線が入力された時は線近傍を含む領域の面積)を特定し(S403)、その入力面積が予め定めた所定面積内であるかを判断する(S404)。入力面積が所定面積内の場合は、タッチパネル制御部13bは、所定面積フラグをセットする(S405)。なお、入力面積が所定面積内かどうかを判断するのは、手書き情報を修正する時は文字や単語、短い文節などが対象となることが多く、長い文節や文書を修正する場合は、別の位置に入力し直すことが多いと考えられるため、入力面積の大きさで取り消し線43の入力であるか否かを適切に判断できるからである。従って、所定面積は、文字や単語、短い文節が占有する面積に相当する値に設定することができる。
次に、タッチパネル制御部13bは、タッチパネル14bから出力される信号に基づいて、ペン41による入力パターンを特定し(S406)、入力パターンが予め定めた所定パターンと一致するかを判断する(S407)。入力パターン時間が所定パターンと一致する場合は、タッチパネル制御部13bは、所定パターンフラグをセットする(S408)。なお、入力パターンが予め定めた所定パターンと一致するかどうかを判断するのは、例えば、手書き情報を強調する際に、波線や星印などの図形を入力する場合があり、このような入力情報を取り消し線43と誤判断しないようにするためである。
そして、タッチパネル制御部13bは、次の入力情報があるかを判断し(S409)、次の入力情報があればS403に戻って同様の処理を繰り返す。一方、次の入力情報がなければ、タッチパネル制御部13bは、取り消し線情報(取り消し線であるか否かを示す情報)をセットし(S410)、取り消し線の判定処理を終了する。
また、S404で入力面積が所定面積内でない場合は、タッチパネル制御部13bは、所定面積フラグがセットされているかを判断し(S411)、所定面積フラグがセットされていなければ、取り消し線の判定処理を終了する。また、S407で入力パターンが所定パターンでない場合は、タッチパネル制御部13bは、所定パターンフラグがセットされているかを判断し(S412)、所定パターンフラグがセットされていなければ、取り消し線の判定処理を終了する。一方、所定面積フラグがセットされており、かつ、所定パターンフラグがセットされていれば、取り消し線情報をセットして(S410)、取り消し線の判定処理を終了する。
以上の取り消し線の判定処理により、図11のS303では、取り消し線情報がセットされていれば取り消し線の入力であると判断してS305に遷移し、取り消し線情報がセットされていなければ通常の手書き情報の入力であると判断してS304に遷移することになる。
[消しゴムの判定処理]
次に、消しゴム42に基づく修正動作であるかの判定処理について説明する。CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図13のフローチャート図に示す処理(図11のS309の処理)を実行する。
まず、タッチパネル制御部13bは、タッチパネル14bから出力される信号に基づいて、入力領域(入力情報近傍の領域)を特定し(S501)、その入力領域に入力済みの手書き情報があるか(RAM11bに記憶されているか)を判断する(S502)。入力領域に入力済みの手書き情報がない場合は、手書き情報を修正する必要がないため、消しゴムの判定処理を終了する。
一方、入力領域に入力済みの手書き情報がある場合は、タッチパネル制御部13bは、入力領域の入力面積を特定し(S503)、その入力面積が予め定めた所定面積内であるかを判断する(S504)。入力面積が所定面積内の場合は、タッチパネル制御部13bは、所定面積フラグをセットする(S505)。なお、入力面積が所定面積内かどうかを判断するのは、指や手のひらなどがタッチパネル14bにタッチした場合の入力面積は、消しゴム42がタッチパネル14bにタッチした場合の入力面積に比べて大きくなるため、入力面積の大きさで消しゴム42による入力であるか否かを適切に判断できるからである。従って、所定面積は、指や手のひらなどがタッチした時の面積よりもやや小さい面積に設定することができる。
次に、タッチパネル制御部13bは、タッチパネル14bから出力される信号に基づいて、入力情報の入力時間を特定し(S506)、入力時間が予め定めた所定時間内であるかを判断する(S507)。入力時間が所定時間内であれば、制御部11は、所定時間フラグをセットする(S508)。なお、入力時間が所定時間内であるかどうかを判断するのは、例えば、用紙40を固定したり手書き入力をしやすくしたりするために、指先でタッチパネル14bをしばらく押圧する場合などがあり、このような場合に消しゴム42による消去動作と誤判断しないようにするためである。
そして、タッチパネル制御部13bは、次の入力情報があるかを判断し(S509)、次の入力情報があればS503に戻って同様の処理を繰り返す。一方、次の入力情報がなければ、消しゴム情報(消しゴム42による消去動作であるか否かを示す情報)をセットし(S510)、消しゴムの判定処理を終了する。
また、S504で入力面積が所定面積内でない場合は、タッチパネル制御部13bは、所定面積フラグがセットされているかを判断し(S511)、所定面積フラグがセットされていなければ、消しゴムの判定処理を終了する。また、S507で入力時間が所定時間内でない場合は、制御部11は、タッチパネル制御部13bは、所定時間フラグがセットされているかを判断し(S512)、所定時間フラグがセットされていなければ、消しゴムの判定処理を終了する。一方、所定面積フラグがセットされており、かつ、所定時間フラグがセットされていれば、消しゴム情報をセットして(S510)、消しゴムの判定処理を終了する。
以上の消しゴムの判定処理により、図11のS309では、消しゴム情報がセットされていれば消しゴム42による消去動作であると判断してS310に遷移し、消しゴム情報がセットされていなければ指や手による入力であると判断して処理を終了することになる。
以下、上記制御について具体例を挙げて説明する。
図14は、修正を行わない場合の手書き情報と電子データ(保存データ)との関係を示しており、図14(a)に示すように、ペン41などを用いて用紙40上に手書き情報を入力すると、図14(b)に示すように、タッチパネル14bが検知したペン41のタッチ位置の移動軌跡がそのまま電子データとなって記憶部11dやデータ保存サーバ20に保存される。
図15は、取り消し線43を用いて修正を行う場合の手書き情報と電子データ(保存データ)との関係を示している。図15(a)に示すように、ユーザがペン41などを用いてタッチパネル14b上に手書き情報を入力した後、図15(b)に示すように、手書き情報の一部に重なるように取り消し線43を入力すると、手書き入力装置10bは、前記した図11のS303(図12のフローチャート図)に従って取り消し線43であると判断し、図11のS305で修正モードを確認する。修正モードが取り消し線を消去しないモードに設定されている場合は(図11のS306のYes)、取り消し線43を手書き情報として保存し(図11のS304)、図15(c)に示すように、手書き情報に取り消し線43を付加した状態で電子データとして保存する。一方、修正モードが取り消し線を消去するモードに設定されている場合は(図11のS306のNo)、取り消し線43によって規定される矩形内の手書き情報を特定し(図11のS307)、特定した手書き情報を消去するように保存データを編集し(図11のS308)、図15(d)に示すように、手書き情報から取り消し線43で指定された部分を消去した状態で電子データとして保存する。
なお、図15では、取り消し線43を2本線としているが、実施形態1と同様に、取り消し線43は、タッチパネル制御部13bが手書き情報の修正指示であることを認識可能な図形であればよい(すなわち、手書き情報を強調するための図形などと判別できればよい)。例えば、図16(a)に示すように1本線としてもよいし、3本線としてもよいし、図16(b)に示すように縦線(ここでは縦1本線)としてもよい。また、取り消し線43と下線とを区別しやすくするために、図16(c)に示すような手書き情報の基準方向に対して斜めに傾斜した線(ここでは斜め2本線)としてもよいし、図16(d)に示すように、交差する線(×印)としてもよい。また、手書き情報の消去部分を分かりやすくするために、図16(e)に示すような矩形や図16(f)に示すような円又は楕円などとしてもよい。
図17は、消しゴム42を用いて修正を行う場合の手書き情報と電子データ(保存データ)との関係を示している。図17(a)に示すように、ユーザがペン41などを用いてタッチパネル14b上に手書き情報を入力した後、図17(b)に示すように、手書き情報の上で消しゴム42を往復させたり、手書き情報をなぞるように消しゴム42を動かしたりして、手書き情報の一部を消去すると、手書き入力装置10bは、消しゴム42の軌跡に重なる手書き情報を特定し(図11のS310)、特定した手書き情報を消去するように保存データを編集し(図11のS308)、図17(c)に示すように、手書き情報から取り消し線43で指定された部分を消去した状態で電子データとして保存する。
以上、説明したように、本実施形態の手書き入力装置10bでは、取り消し線43が入力された時の修正モードとして、取り消し線43の入力領域の手書き情報を消去する(取り消し線43を消去する)モードと、取り消し線43の入力領域の手書き情報を消去せずに取り消し線43を手書き情報に付加する(取り消し線43を消去しない)モードと、を選択可能にし、取り消し線43が入力された時に、設定されたモードに従って手書き情報を修正するため、ユーザの意図通りに手書き情報を保存することができる。また、入力面積の幅を予め定めた閾値と比較したり、入力面積や入力時間が所定値以内であるかを判断したりすることによって、消しゴム42による消去動作を適切に認識して手書き情報を修正するため、ユーザの意図通りに手書き情報を保存することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、手書き入力装置10a、10bの構成や制御方法は適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、取り消し線を消去するモードと取り消し線を消去しないモードとを予め選択する構成としたが、手書き入力装置10a、10bが取り消し線を認識したときに、どちらのモードにするかをユーザに選択させるようにしてもよい。その場合、タッチパネルに表示機能を備える場合は、選択ウィンドウを表示して修正モードを選択させることができ、タッチパネルに表示機能がない場合は、音を鳴らすなどしてユーザに選択を促し、スイッチなどで修正モードを選択させることができる。
本発明は、手書き入力が可能なタッチパネルを備える手書き入力装置、当該手書き入力装置で動作する制御プログラム及びその制御プログラムを記録した記録媒体、並びに、当該手書き入力装置を用いた制御方法に利用可能である。
10a、10b 手書き入力装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
11d 記憶部
12 通信I/F部
13a、13b タッチパネル制御部
14a、14b タッチパネル
15 保持部
20 データ保存サーバ
30 スタイラスペン
31 取り消し線
32 塗りつぶし線
40 用紙
41 ペン
42 消しゴム
43 取り消し線

Claims (18)

  1. 手書き入力が可能なタッチパネルを備える手書き入力装置であって、
    入力済みの手書き情報に対して、第1の特定パターンが入力された時の修正モードとして、前記第1の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第1の特定パターンに対応する部分を消去する第1モードと、前記入力済みの手書き情報に前記第1の特定パターンを付加する第2モードと、を選択可能にする制御部を備え、
    前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に対して前記第1の特定パターンが入力された時は、選択された修正モードに従って前記入力済みの手書き情報を修正する、
    ことを特徴とする手書き入力装置。
  2. 前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に対して、前記第1の特定パターンとは異なる第2の特定パターンが入力された時は、前記第2の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第2の特定パターンに対応する部分を消去する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の手書き入力装置。
  3. 前記タッチパネルが表示部上に形成され、表示データに基づいて、前記タッチパネルに入力された手書き情報が前記表示部に表示される場合において、
    前記入力済みの手書き情報に重なる1又は複数の線をペンで入力する動作又は前記入力済みの手書き情報の領域を指定する図形を前記ペンで入力する動作を検出したら、前記第1の特定パターンが入力されたと判定するタッチパネル制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1モードが選択され、前記第1の特定パターンが入力された場合は、前記1又は複数の線又は前記図形、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記1又は複数の線を含む矩形領域又は前記図形で指定される領域に含まれる部分を前記表示データから消去する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の手書き入力装置。
  4. 前記タッチパネル制御部は、前記入力済みの手書き情報上で前記ペンを往復させる動作又は前記入力済みの手書き情報を前記ペンでなぞる動作を検出したら、前記第2の特定パターンが入力されたと判定し、
    前記制御部は、前記第2の特定パターンが入力された場合は、前記往復する線又は前記なぞる線、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記往復する線の軌跡又は前記なぞる線の軌跡に重なる部分を前記表示データから消去する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の手書き入力装置。
  5. 前記タッチパネルが用紙を載置する台上に形成され、前記用紙にペンで書き込まれた手書き情報が電子データとして出力される場合において、
    前記入力済みの手書き情報に重なる1又は複数の線を前記ペンで書き込む動作又は前記入力済みの手書き情報の領域を指定する図形を前記ペンで書き込む動作を検出したら、前記第1の特定パターンが入力されたと判定するタッチパネル制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1モードが選択され、前記第1の特定パターンが入力された場合は、前記1又は複数の線又は前記図形、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記1又は複数の線を含む矩形領域又は前記図形で指定される領域に含まれる部分を前記電子データから消去する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の手書き入力装置。
  6. 前記タッチパネル制御部は、前記入力済みの手書き情報上で消しゴムを往復させる動作又は前記入力済みの手書き情報を前記消しゴムでなぞる動作を検出したら、前記第2の特定パターンが入力されたと判定し、
    前記制御部は、前記第2の特定パターンが入力された場合は、前記往復する線又は前記なぞる線と、前記入力済みの手書き情報の内の前記往復する線の軌跡又は前記なぞる線の軌跡に重なる部分を前記電子データから消去する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の手書き入力装置。
  7. 手書き入力が可能なタッチパネルを備える手書き入力装置で動作する制御プログラムであって、
    前記手書き入力装置を、
    入力済みの手書き情報に対して、第1の特定パターンが入力された時の修正モードとして、前記第1の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第1の特定パターンに対応する部分を消去する第1モードと、前記入力済みの手書き情報に前記第1の特定パターンを付加する第2モードと、を選択可能にする制御部、として機能させ、
    前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に対して前記第1の特定パターンが入力された時は、選択された修正モードに従って前記入力済みの手書き情報を修正する、
    ことを特徴とする制御プログラム。
  8. 前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に対して、前記第1の特定パターンとは異なる第2の特定パターンが入力された時は、前記第2の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第2の特定パターンに対応する部分を消去する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の制御プログラム。
  9. 前記タッチパネルが表示部上に形成され、表示データに基づいて、前記タッチパネルに入力された手書き情報が前記表示部に表示される場合において、
    前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に重なる1又は複数の線をペンで入力する動作又は前記入力済みの手書き情報の領域を指定する図形を前記ペンで入力する動作を検出したら、前記第1の特定パターンが入力されたと判定し、前記第1モードが選択されている場合は、前記1又は複数の線又は前記図形、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記1又は複数の線を含む矩形領域又は前記図形で指定される領域に含まれる部分を前記表示データから消去する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御プログラム。
  10. 前記制御部は、前記入力済みの手書き情報上で前記ペンを往復させる動作又は前記入力済みの手書き情報を前記ペンでなぞる動作を検出したら、前記第2の特定パターンが入力されたと判定し、前記往復する線又は前記なぞる線、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記往復する線の軌跡又は前記なぞる線の軌跡に重なる部分を前記表示データから消去する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の制御プログラム。
  11. 前記タッチパネルが用紙を載置する台上に形成され、前記用紙にペンで書き込まれた手書き情報が電子データとして出力される場合において、
    前記制御部は、前記入力済みの手書き情報に重なる1又は複数の線を前記ペンで書き込む動作又は前記入力済みの手書き情報の領域を指定する図形を前記ペンで書き込む動作を検出したら、前記第1の特定パターンが入力されたと判定し、前記第1モードが選択されている場合は、前記1又は複数の線又は前記図形、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記1又は複数の線を含む矩形領域又は前記図形で指定される領域に含まれる部分を前記電子データから消去する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御プログラム。
  12. 前記制御部は、前記入力済みの手書き情報上で消しゴムを往復させる動作又は前記入力済みの手書き情報を前記消しゴムでなぞる動作したら、前記第2の特定パターンが入力されたと判定し、前記往復する線又は前記なぞる線と、前記入力済みの手書き情報の内の前記往復する線の軌跡又は前記なぞる線の軌跡に重なる部分を前記電子データから消去する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の制御プログラム。
  13. 手書き入力が可能なタッチパネルを備える手書き入力装置を用いた制御方法であって、
    前記手書き入力装置は、
    入力済みの手書き情報に対して、第1の特定パターンが入力された時の修正モードとして、前記第1の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第1の特定パターンに対応する部分を消去する第1モードと、前記入力済みの手書き情報に前記第1の特定パターンを付加する第2モードと、を選択可能にする第1処理と、
    前記入力済みの手書き情報に対する入力を判定する第2処理と、
    前記入力済みの手書き情報を修正する第3処理と、を実行し、
    前記第3処理では、前記第2処理で前記第1の特定パターンが入力されたと判定した時は、前記第1処理で選択された修正モードに従って、前記入力済みの手書き情報を修正する、
    ことを特徴とする制御方法。
  14. 前記第3処理では、前記第2処理で前記第1の特定パターンとは異なる第2の特定パターンが入力されたと判定した時は、前記第2の特定パターン及び前記入力済みの手書き情報の内の前記第2の特定パターンに対応する部分を消去する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記タッチパネルが表示部上に形成され、表示データに基づいて、前記タッチパネルに入力された手書き情報が前記表示部に表示される場合において、
    前記第2処理では、前記入力済みの手書き情報に重なる1又は複数の線をペンで入力する動作又は前記入力済みの手書き情報の領域を指定する図形を前記ペンで入力する動作を検出したら、前記第1の特定パターンが入力されたと判定し、
    前記第3処理では、前記第1処理で前記第1モードが選択され、前記第2処理で前記第1の特定パターンが入力されたと判定された場合は、前記1又は複数の線又は前記図形、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記1又は複数の線を含む矩形領域又は前記図形で指定される領域に含まれる部分を前記表示データから消去する、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の制御方法。
  16. 前記第2処理では、前記入力済みの手書き情報上で前記ペンを往復させる動作又は前記入力済みの手書き情報を前記ペンでなぞる動作を検出したら、前記第2の特定パターンが入力されたと判定し、
    前記第3処理では、前記第2処理で前記第2の特定パターンが入力されたと判定された場合は、前記往復する線又は前記なぞる線、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記往復する線の軌跡又は前記なぞる線の軌跡に重なる部分を前記表示データから消去する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の制御方法。
  17. 前記タッチパネルが用紙を載置する台上に形成され、前記用紙にペンで書き込まれた手書き情報が電子データとして出力される場合において、
    前記第2処理では、前記入力済みの手書き情報に重なる1又は複数の線を前記ペンで書き込む動作又は前記入力済みの手書き情報の領域を指定する図形を前記ペンで書き込む動作を検出したら、前記第1の特定パターンが入力されたと判定し、
    前記第3処理では、前記第1処理で前記第1モードが選択され、前記第2処理で前記第1の特定パターンが入力されたと判定された場合は、前記1又は複数の線又は前記図形、及び、前記入力済みの手書き情報の内の前記1又は複数の線を含む矩形領域又は前記図形で指定される領域に含まれる部分を前記電子データから消去する、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の制御方法。
  18. 前記第2処理では、前記入力済みの手書き情報上で消しゴムを往復させる動作又は前記入力済みの手書き情報を前記消しゴムでなぞる動作を検出したら、前記第2の特定パターンが入力されたと判定し、
    前記第3処理では、前記第2処理で前記第2の特定パターンが入力されたと判定された場合は、前記往復する線又は前記なぞる線と、前記入力済みの手書き情報の内の前記往復する線の軌跡又は前記なぞる線の軌跡に重なる部分を前記電子データから消去する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の制御方法。
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