JP2015001287A - 潤滑油供給構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化を図りつつ、揺動リンクとコネクティングロッドの連結部分に十分な潤滑油を供給できる潤滑油供給構造を提供する。【解決手段】潤滑油供給構造は、入力部2の回転をてこクランク機構20、32で出力軸3上の揺動リンク18に伝える無段変速機1に適用される。てこクランク機構20、32のコネクティングロッド15は、開口部27と、潤滑油導入孔28とを備える。開口部27には、潤滑油を潤滑油導入孔28に向けて吐出させる吐出孔29を有するオイルパイプ25が通される。【選択図】図9

Description

本発明は、てこクランク機構を用いた四節リンク機構型の無段変速機における潤滑油供給構造に関する。
従来、無段変速機として、四節リンク機構型のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この無段変速機は、走行用駆動源からの駆動力が伝達される入力部と、入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、入力部の回転運動を、出力軸により回転自在に支持された揺動リンクの揺動運動に変換するてこクランク機構とを備える。
揺動リンクと出力軸との間には、一方の側に回転しようとするときにのみ出力軸に揺動リンクを固定する一方向回転阻止機構が介在する。この無段変速機のてこクランク機構は、入力部に対して調節された偏心量で偏心して回転する回転部と、この偏心量を調節する調節機構と、回転部と揺動リンクとを連結するコネクティングロッドとを備える。
このコネクティングロッドは、回転部の外周により回転自在に支持された大径環状部と、揺動リンクに揺動自在に連結された小径環状部と、大径環状部と小径環状部とを連結する連結部と備える。揺動リンクは、小径環状部の内周面を揺動自在に支持する支持部材を備え、この支持部材を介してコネクティングロッドに連結される。
この無段変速機における潤滑油供給構造では、揺動リンクが揺動軌跡の中心位置に位置するときに、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に対し、その上方から潤滑油を供給するための吐出孔を有する油路パイプが設けられる。これにより、調節機構による偏心量の変化により揺動リンクの揺動量が変化しても、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に潤滑油を確実に供給することができる。
特開2012−251611号公報
しかしながら、従来の潤滑油供給構造によれば、揺動リンクが揺動軌跡の中心に位置するときにのみ、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に潤滑油が供給される。
このため、揺動リンクが揺動軌跡の中心に位置していないときには、当該連結部分へ潤滑油が供給されない。特に、揺動リンクが大きく揺動する変速比の小さいときには、揺動リンクが揺動軌跡の中心に位置する時間が短いため、当該連結部分への潤滑油の供給量が低下するおそれがある。
従来の潤滑油供給構造によれば、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に対し、その上方に配置された油路パイプの吐出孔から潤滑油が供給される。このため、その連結部分の上方に、その油路パイプを設けるためのスペースが必要とされる。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、省スペース化を図りつつ、変速比の小さいときでも揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に十分な量の潤滑油を供給できる潤滑油供給構造を提供することにある。
本発明の潤滑油供給構造は、走行用駆動源からの駆動力が伝達される入力部と、前記入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、前記出力軸により回転自在に支持された揺動リンクを有し、前記入力部の回転運動を前記揺動リンクの揺動運動に変換するてこクランク機構と、前記揺動リンクが前記出力軸に対して一方の側に回転しようとするときに前記出力軸に前記揺動リンクを固定し、他方の側に回転しようとするときに前記出力軸に対して該揺動リンクを空転させる一方向回転阻止機構と、前記入力部及び前記出力軸を回転自在に支持し、前記てこクランク機構及び前記一方向回転阻止機構を収納する変速機ケースとを備え、前記てこクランク機構は、前記入力部に対して調節された偏心量で偏心して回転する回転部と、前記偏心量を調節する調節機構と、該回転部と前記揺動リンクとを連結するコネクティングロッドとを備え、前記コネクティングロッドは、前記回転部の外周により回転自在に支持された大径環状部と、前記揺動リンクに揺動自在に連結された小径環状部と、前記大径環状部と前記小径環状部とを連結する連結部とを備え、前記連結部は、前記出力軸と平行な方向に貫通した開口部を有し、前記揺動リンクは、前記小径環状部の内周面を揺動自在に支持する支持部材を備え、該支持部材を介して該小径環状部に連結された無段変速機の潤滑油供給構造であって、前記連結部の開口部を通るように設けられたオイルパイプと、前記オイルパイプに潤滑油を供給するオイルポンプと、前記コネクティングロッドにおいて、一方の側が前記開口部の内周面における前記小径環状部の側に開口し、他方の側が前記小径環状部の内周面における前記大径環状部の側に開口する潤滑油導入孔と、前記オイルパイプに設けられ、前記オイルポンプにより供給される潤滑油を前記潤滑油導入孔に向けて吐出させるための吐出孔とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、開口部と小径環状部を有するコネクティングロッドにおいて、一方の側が開口部の内周面に開口し、他方の側が小径環状部の内周面に開口する潤滑油導入孔が設けられる。そして、この潤滑油導入孔に向けて潤滑油を吐出する吐出孔を有するオイルパイプが、コネクティングロッドの開口部を通るように設けられる。
この場合、小径環状部の揺動軌跡における中間点での接線上に近い位置に、オイルパイプの吐出孔を容易に配置することができる。これによれば、従来に比べ、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に対する潤滑油の供給を、より効果的に行うことができる。
すなわち、従来は、小径環状部が揺動軌跡の中間点に位置するときに、小径環状部に対し、その上方の吐出孔から潤滑油が供給される。このため、無段変速機の変速比が小さい(小径環状部の揺動が大きい)ときには、潤滑油の供給期間が短くなる。
これに対し、本発明では、小径環状部の揺動軌跡の中間点における接線上に近い位置にオイルパイプの吐出孔を配置できるので、変速比が小さい場合でも、吐出孔を、比較的長い期間、潤滑油導入孔に対峙させ、潤滑油導入孔に向けて潤滑油を吐出させることができる。したがって、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に対し、十分な量の潤滑油を、変速比によらず、より安定して供給することができる。
また、オイルパイプを、コネクティングロッドの開口部を通るように配置したので、従来のように、オイルパイプを、揺動リンク又は小径環状部の上方に配置する場合に比べて、変速ケースを、コンパクトに構成することができる。したがって、本発明によれば、省スペース化を図りつつ、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に十分な量の潤滑油を供給できる潤滑油供給構造を提供することができる。
本発明において、前記偏心量がゼロのとき、前記吐出孔からの潤滑油の吐出方向が前記潤滑油導入孔の開口部に一致してもよい。これによれば、吐出孔が潤滑油導入孔に対峙する期間をより確実に長期化することができる。したがって、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分に対し、十分な量の潤滑油を、より確実に供給することができる。
本発明において、前記変速機ケースは、前記入力部及び前記出力軸の一端側を支持する第1側壁部と、前記入力部及び前記出力軸の他端側を支持する第2側壁部と、該第1側壁部と該第2側壁部とを接続する周壁部とを備え、前記オイルパイプは、一方の側が前記第1側壁部に固定され、他方の側が前記第2側壁部に固定されてもよい。
これによれば、入力部及び出力軸から第1側壁部及び第2側壁部に伝達される振動や、その振動による騒音を、オイルパイプにより効果的に低減させることができる。すなわち、オイルパイプは、コネクティングロッドの開口部を通るように設けられている。
このため、オイルパイプの第1側壁部及び第2側壁部に対する固定は、入力部及び出力軸の中間位置において行うことができる。かかる中間位置は、入力部や出力軸から伝達される振動の振幅が最大となる振動の腹に近い。したがって、かかる中間位置でオイルパイプを固定することにより、オイルパイプによる制振効果を良好に発揮することができる。
本発明において、前記潤滑油導入孔は、前記吐出孔よりも下方に位置してもよい。これによれば、オイルパイプの吐出孔から潤滑油導入孔に向かう潤滑油の吐出方向が下方となるので、吐出孔から潤滑油を吐出させるための油圧を小さくすることができる。したがって、オイルポンプの負荷を軽減させることができる。
本発明において、前記揺動リンクの出力軸に対する一方の側への回転は、前記小径環状部が前記入力部から離れる方向への回転であり、他方の側への回転は、前記小径環状部が前記入力部に近づく方向への回転であってもよい。
これによれば、コネクティングロッドの小径環状部が入力部から離れる方向に回転するときに、出力軸に揺動リンクが固定されて、コネクティングロッドからの動力が出力軸に伝達される。一方、小径環状部が入力部に近づく方向に回転するときには、揺動リンクが空転し、出力軸に動力は伝達されない。
この場合、小径環状部が入力部から離れる方向に回転するとき、小径環状部の内周面における大径環状部側が、揺動リンクの支持部材を強く押圧するので、その内周面部分の面圧が高くなる。そして、潤滑油導入孔は、この小径環状部の内周面における大径環状部側に開口している。したがって、揺動リンクとコネクティングロッドとの連結部分のうちでも面圧が高くなる部分に対して、より効果的に潤滑油を供給することができる。
本発明の無段変速機の一実施形態を示す断面図である。 図1の無段変速機におけるてこクランク機構を示す模式図である。 本実施形態の回転半径調節機構の回転半径の変化を説明する模式図であり、(a)は偏心量R1を「最大」とした状態、(b)は偏心量R1を「中」とした状態、(c)は偏心量R1を「小」とした状態、(d)は偏心量R1を「0」とした状態を示す。 本実施形態の回転半径調節機構の回転半径の変化と、揺動リンクの揺動運動の揺動角θ2の関係を示す模式図であり、(a)は回転半径が最大、(b)は回転半径が中、(c)は回転半径が小であるときの揺動リンクの揺動運動の揺動角θ2をそれぞれ示す。 本実施形態の回転半径調節機構の回転半径の変化に対する、揺動リンクの角速度ωの変化を、偏心量R1が異なる場合について示すグラフであり、グラフの縦軸は角速度ω、横軸は回転角度θである。 本実施形態の無段変速機において、それぞれ60度ずつ位相を異ならせた6つのてこクランク機構により出力軸が回転される状態を示すグラフであり、グラフの縦軸は角速度ω、横軸は回転角度θである。 (a)は、図1の無段変速機に適用される潤滑油供給構造の要部を示す側面図であり、(b)は、(a)のB−B線断面図である。 図1の無段変速機における変速機ケース及びオイルパイプ部分の断面図である。 (a)は、図1の無段変速機において、図2のてこクランク機構と異なるてこクランク機構を採用した場合のてこクランク機構に対するオイルパイプの位置関係を示す図であり、(b)は、(a)の一部の拡大図である。 図9のてこクランク機構の動作時における、小径環状部を示す図である。
以下、本発明の四節リンク機構型の無段変速機の実施形態を説明する。本実施形態の無段変速機は、変速比i(i=入力部の回転速度/出力軸の回転速度)を無限大(∞)にして出力軸の回転速度を「0」にできる変速機、所謂インフィニティ・バリアブル・トランスミッション(Infinity Variable Transmission(IVT))の一種である。
図1に示すように、本実施形態の無段変速機1は、エンジンや電動機等の走行用駆動源からの回転駆動力が入力され、中心軸線P1(図2参照)を中心に回転する中空の入力部2を備える。入力部2の中心軸線P1に対して平行に、出力軸3が配置される。
出力軸3は、図外のデファレンシャルギアやプロペラシャフト等を介して車両の駆動輪(図示省略)に回転動力を伝達させる。入力部2には、6つの回転半径調節機構4が設けられる。
各回転半径調節機構4は、カムディスク5と、回転ディスク6とを備える。カムディスク5は、円盤状であり、入力部2の中心軸線P1から偏心して入力部2と一体的に回転するように、かつ2個ずつが軸方向に結合して1組となるように、入力部2に対してそれぞれ設けられる。
各1組のカムディスク5は、それぞれ位相を60度異ならせて、6組のカムディスク5で入力部2の周方向を一回りするように配置される。回転ディスク6は、円盤状であり、カムディスク5を受け入れる受入孔6aを備える。各1組のカムディスク5には、回転ディスク6が偏心させて回転自在に外嵌される。
図2に示すように、回転ディスク6は、カムディスク5の中心点をP2、回転ディスク6の中心点をP3として、入力部2の中心軸線P1と中心点P2の距離Raと、中心点P2と中心点P3の距離Rbとが同一となるように、カムディスク5に対して偏心している。
回転ディスク6の受入孔6aには、1組のカムディスク5の間に位置させて内歯6bが設けられる。入力部2には、1組のカムディスク5の間に位置させて、カムディスク5の入力部2に対する偏心方向と反対側の個所に内周面と外周面とを連通させる切欠孔2aが形成される。
図1に戻り、中空の入力部2内には、入力部2と同心に配置され、回転ディスク6と対応する個所に外歯7aを備えるピニオンシャフト7が、入力部2と相対回転自在となるように配置される。ピニオンシャフト7の外歯7aは、入力部2の切欠孔2aを介して、回転ディスク6の内歯6bと噛合する。
ピニオンシャフト7には、入力部2とピニオンシャフト7とを差動回転させる差動機構8が接続される。差動機構8は、遊星歯車機構で構成されており、サンギア9と、入力部2に連結された第1リングギア10と、ピニオンシャフト7に連結された第2リングギア11と、段付きピニオン12を自転及び公転自在に軸支するキャリア13とを備える。段付きピニオン12は、サンギア9及び第1リングギア10と噛合する大径部12aと、第2リングギア11と噛合する小径部12bとから成る。
サンギア9には、ピニオンシャフト7用の電動機から成る調節用駆動源14の回転軸14aが連結される。調節用駆動源14の回転速度を入力部2の回転速度と同一にすると、サンギア9と第1リングギア10とが同一速度で回転する。これにより、サンギア9、第1リングギア10、第2リングギア11及びキャリア13の4つの要素が、相対回転不能なロック状態となる。すなわち、第2リングギア11と連結するピニオンシャフト7が、入力部2と同一速度で回転する。
調節用駆動源14の回転速度を入力部2の回転速度よりも遅くすると、サンギア9の回転数をNs、第1リングギア10の回転数をNr1、サンギア9と第1リングギア10のギア比(第1リングギア10の歯数/サンギア9の歯数)をjとして、キャリア13の回転数が(j・Nr1+Ns)/(j+1)となる。そして、サンギア9と第2リングギア11のギア比((第2リングギア11の歯数/サンギア9の歯数)×(段付きピニオン12の大径部12aの歯数/小径部12bの歯数))をkとすると、第2リングギア11の回転数が{j(k+1)Nr1+(k−j)Ns}/{k(j+1)}となる。
カムディスク5が固定された入力部2の回転速度とピニオンシャフト7の回転速度とが同一である場合には、回転ディスク6はカムディスク5と共に一体に回転する。入力部2の回転速度とピニオンシャフト7の回転速度とに差がある場合には、回転ディスク6はカムディスク5の中心点P2を中心にカムディスク5の周縁を回転する。
図2に示すように、回転ディスク6は、カムディスク5に対して距離Raと距離Rbとが同一となるように偏心されているため、回転ディスク6の中心点P3を入力中心軸線P1と同一軸線上に位置するようにして、入力中心軸線P1と中心点P3との距離、すなわち偏心量R1を「0」とすることもできる。
回転ディスク6の周縁には、一方の端部に大径の大径環状部15aを備え、他方の端部に大径環状部15aの径よりも小径の小径環状部15bを備えるコネクティングロッド15の大径環状部15aが、ボールベアリングからなるコンロッド軸受16を介して回転自在に外嵌される。出力軸3には、一方向回転阻止機構としての一方向クラッチ17を介して、揺動リンク18がコネクティングロッド15に対応させて6個設けられる。
一方向クラッチ17は、揺動リンク18と出力軸3との間に設けられ、出力軸3に対して一方側に相対回転しようとするときに出力軸3に揺動リンク18を固定し、他方側に相対回転しようとするときに出力軸3に対して揺動リンク18を空転させる。揺動リンク18は、一方向クラッチ17によって出力軸3に対して空転する状態のときに、出力軸3に対して揺動自在となる。
揺動リンク18は、環状に形成されており、その上方には、コネクティングロッド15の小径環状部15bに連結される揺動端部18aが設けられる。揺動端部18aには、小径環状部15bを軸方向で挟み込むように突出した一対の突片18bが設けられる。一対の突片18bには、小径環状部15bの内径に対応する貫通孔18cが穿設される。貫通孔18c及び小径環状部15bには、小径環状部15bの内周面を揺動自在に支持する支持部材としての連結ピン19が挿入される。これにより、コネクティングロッド15と揺動リンク18とが連結される。
図3は、回転半径調節機構4の偏心量R1を変化させた状態のピニオンシャフト7と回転ディスク6との位置関係を示す。図3(a)は偏心量R1を「最大」とした状態を示しており、入力中心軸線P1と、カムディスク5の中心点P2と、回転ディスク6の中心点P3とが一直線に並ぶように、ピニオンシャフト7と回転ディスク6とが位置する。このときの無段変速機1の変速比iは最小となる。
図3(b)は偏心量R1を図3(a)よりも小さい「中」とした状態を示しており、図3(c)は偏心量R1を図3(b)よりも更に小さい「小」とした状態を示している。変速比iは、図3(b)では図3(a)の変速比iよりも大きい「中」となり、図3(c)では図3(b)の変速比iよりも大きい「大」となる。図3(d)は偏心量R1を「0」とした状態を示しており、入力中心軸線P1と、回転ディスク6の中心点P3とが同心に位置する。このときの変速比iは無限大(∞)となる。本実施形態の無段変速機1は、回転半径調節機構4で偏心量R1を変えることにより、入力部2側の回転運動の半径を調節自在としている。
図2に示すように、本実施形態の回転半径調節機構4、コネクティングロッド15、揺動リンク18は、てこクランク機構20(四節リンク機構)を構成する。そして、てこクランク機構20によって、入力部2の回転運動が揺動リンク18の揺動運動に変換される。
本実施形態の無段変速機1は、合計6個のてこクランク機構20を備える。偏心量R1が「0」でないときに、入力部2を回転させると共に、ピニオンシャフト7を入力部2と同一速度で回転させると、各コネクティングロッド15が60度ずつ位相を変えながら、偏心量R1に基づき入力部2と出力軸3との間で出力軸3側に押したり、入力部2側に引いたりを交互に繰り返して揺動する。
コネクティングロッド15の小径環状部15bは、出力軸3に一方向クラッチ17を介して設けられた揺動リンク18に連結されている。このため、揺動リンク18がコネクティングロッド15によって押し引きされて揺動すると、揺動リンク18が押し方向側又は引張り方向側の何れか一方に回転するときだけ、出力軸3が回転する。揺動リンク18が他方に回転するときには、出力軸3に揺動リンク18の揺動運動の力が伝達されず、揺動リンク18が空回りする。各回転半径調節機構4は、60度毎に位相を変えて配置されているため、出力軸3は各回転半径調節機構4で順に回転させられる。
図4(a)は偏心量R1が図3(a)の「最大」である場合(変速比iが最小である場合)、図4(b)は偏心量R1が図3(b)の「中」である場合(変速比iが中である場合)、図4(c)は偏心量R1が図3(c)の「小」である場合(変速比iが大である場合)の、回転半径調節機構4の回転運動に対する揺動リンク18の揺動範囲θ2を示す。
図4から明らかなように、偏心量R1が小さくなるにつれ、揺動リンク18の揺動範囲θ2が狭くなる。なお、偏心量R1が「0」であるときは、揺動リンク18は揺動しなくなる。また、本実施形態では、揺動リンク18の揺動端部18aの揺動範囲θ2のうち、入力部2に最も近い位置を内死点、入力部2から最も離れる位置を外死点とする。
図5は、無段変速機1の回転半径調節機構4の回転角度θを横軸、揺動リンク18の角速度ωを縦軸として、回転半径調節機構4の偏心量R1の変化に伴う角速度ωの変化の関係を示す。図5から明らかなように、偏心量R1が大きい(変速比iが小さい)ほど揺動リンク18の角速度ωが大きくなることが分かる。
図6は、60度ずつ位相を異ならせた6つの回転半径調節機構4を回転させたとき(入力部2とピニオンシャフト7とを同一速度で回転させたとき)の回転半径調節機構4の回転角度θに対する、各揺動リンク18の角速度ωを示す。図6から、6つのてこクランク機構20により、出力軸3がスムーズに回転されることが分かる。
図1に示すように、6つのてこクランク機構20は、互いに間隔を存して変速機ケース21により覆われる。変速機ケース21は、入力部2及び出力軸3の一端側を支持する第1側壁部22と、入力部2及び出力軸3の他端側を支持する第2側壁部23と、第1側壁部22と第2側壁部23とを接続する周壁部24とを備える。
図7(a)は、無段変速機1に適用される潤滑油供給構造の要部を示す側面図である。図7(b)は、図7(a)のB−B線断面図である。図7(a)では、1つのコネクティングロッド15の側面と、潤滑油供給構造を構成するオイルパイプ25の断面が示されている。
図7に示すように、コネクティングロッド15は、大径環状部15aと小径環状部15bとを連結する連結部26を備える。連結部26は、出力軸3(図1参照)と平行な方向に貫通した開口部27を有する。開口部27は、連結部26を介して大径環状部15aと小径環状部15bとの間に働く力を分散させる機能を有する。オイルパイプ25は、開口部27を通るように設けられる。
コネクティングロッド15の小径環状部15b側には、一方の側が開口部27の内周面における小径環状部15bの側に開口し、他方の側が小径環状部15bの内周面における大径環状部15aの側に開口する潤滑油導入孔28が設けられる。
オイルパイプ25には、潤滑油を、潤滑油導入孔28に向けて、矢印Y1のように吐出させるための吐出孔29が設けられる。開口部27の内周面における小径環状部15b側には、吐出孔29から吐出される潤滑油を捕捉して潤滑油導入孔28に導くオイルキャッチ部30が設けられる。なお、オイルパイプ25に対するコネクティングロッド15の位置関係は、コネクティングロッド15の揺動や、上述の偏心量R1の調節に応じて変化する。
図8は、変速機ケース21及びオイルパイプ25部分の断面図である。図8に示すように、オイルパイプ25は、出力軸3(図1参照)に平行となるようにして、一方の側が第1側壁部22に固定され、他方の側が第2側壁部23に固定される。
吐出孔29は、6つのコネクティングロッド15の各潤滑油導入孔28(図7参照)に対応させて、6個が設けられる。変速機ケース21の外側には、オイルパイプ25に潤滑油を供給するオイルポンプ31が設けられる。
図9(a)は、てこクランク機構に対するオイルパイプ25の位置関係を示す。図9(b)は、図9(a)の一部の拡大図である。図9では、無段変速機1において、図2のてこクランク機構20と異なるてこクランク機構32を採用した場合について示されている。ただし、図2のてこクランク機構20を採用する場合でも、オイルパイプ25は、てこクランク機構32の場合と同様の位置関係で配置される。
図9では、出力軸3に沿って見たときのてこクランク機構及びオイルパイプ25が示されている。なお、図9では、一番手前のてこクランク機構32のみが実線で示されており、他の5つのてこクランク機構32は、2点鎖線で示されている。
図9のてこクランク機構32は、図2のてこクランク機構20の場合と比べて、コネクティングロッド15の小径環状部15bの位置が異なる。すなわち、図2のてこクランク機構20では、小径環状部15bは、入力部2の中心軸線と出力軸3の中心軸線とを含む平面の上方に位置する。これに対し、図9のてこクランク機構32では、小径環状部15bは、当該平面の下方に位置する。
このため、図2のてこクランク機構20では、小径環状部15bが入力部2に近付く方向に揺動リンク18が回転するとき、出力軸3に揺動リンク18が固定され、動力が伝達される。これに対し、図9のてこクランク機構32では、小径環状部15bが入力部2から遠ざかる方向に揺動リンク18が揺動するとき、出力軸3に揺動リンク18が固定され、動力が伝達される。
他の点については、図9のてこクランク機構32は、図2のてこクランク機構20の場合と同様の構成を有し、同様の機能を果たす。したがって、図2のてこクランク機構20に対するオイルパイプ25の位置は、次に述べる図9のてこクランク機構32の場合と同様にして決定される。
図9に示すように、オイルパイプ25は、6つのてこクランク機構32における各コネクティングロッド15の開口部27を通り、かつ各コネクティングロッド15と干渉しない領域内に配置される。この要件は、偏心量R1の値が、とり得る最大の値のときでも満たされる必要がある。この場合、オイルパイプ25の吐出孔29は、小径環状部15bの揺動軌跡Lにおける中間点P0での接線上に近い位置に配置されることになる。
このため、小径環状部15bが揺動軌跡Lにおける中間点P0に位置するとき、吐出孔29からの潤滑油の吐出方向が、矢印Y2で示されるように、対応する潤滑油導入孔28の大径環状部15a側の開口端33にほぼ一致する。また、この潤滑油供給構造では、特に、偏心量R1がゼロのとき、吐出孔29からの潤滑油の吐出方向が、対応する開口端33に一致するように構成される。
図9のてこクランク機構32において、入力部2が回転され、その動力がてこクランク機構32を介して伝達されるとき、潤滑油導入孔28の開口端33は、上述の偏心量R1がゼロであるときの開口端33の初期位置をほぼ中心として揺動する。そして、偏心量R1が小さい(変速比が大きい)場合には、潤滑油導入孔28の開口端33は、初期位置の近傍の範囲でわずかに揺動する。
このとき、オイルポンプ31(図8参照)によって加圧されて、オイルパイプ25の吐出孔29から吐出する潤滑油の吐出方向は、ほぼ潤滑油導入孔28の開口端33に一致する。したがって、吐出孔29から吐出される潤滑油は、ほぼそのまま潤滑油導入孔28に導入される。
そして、偏心量R1が大きくなり、無段変速機1の変速比が小さくなってくると、潤滑油導入孔28の開口端33の揺動量が大きくなってくる。この場合、開口端33の揺動範囲における内死点及び外死点の近傍では、吐出孔29からの潤滑油の吐出方向に対し、開口端33の位置が若干ずれる。
しかし、オイルパイプ25の吐出孔29は、小径環状部15bの揺動軌跡Lにおける中間点での接線上に近い位置に配置されている。このため、吐出孔29からの潤滑油の吐出方向に対する開口端33のずれ量は、当該内死点及び外死点の近傍でも僅かである。したがって、吐出孔29から吐出される潤滑油は、支障なく、潤滑油導入孔28に導入される。
さらに、偏心量R1が最大となり、潤滑油導入孔28の開口端33の揺動量が最大になると、吐出孔29からの潤滑油の吐出方向に対する開口端33のずれ量は最大となる。しかし、この場合でも、そのずれ量は、さほど大きくならない。このため、吐出孔29から吐出される潤滑油は、支障なく、オイルキャッチ部30によって補足され、潤滑油導入孔28に導かれる。したがって、偏心量R1の変動に拘わらず、安定して、十分な量の潤滑油が、潤滑油導入孔28を介して、揺動リンク18とコネクティングロッド15との連結部分に供給される。
かかる潤滑油供給構造の作用は、図2のてこクランク機構20の場合も、同様である。ただし、図9のてこクランク機構32の場合には、小径環状部15bが下方に位置しており、かつ揺動リンク18が入力部2から遠ざかる方向に揺動するとき、出力軸3に揺動リンク18が固定されて動力が伝達される。このため、図9のてこクランク機構32の場合には、図2のてこクランク機構20とは異なり、次のような利点を有する。
図10は、てこクランク機構32の動作時における、小径環状部15b部分の様子を示す。てこクランク機構32の動作に際し、図10のように、小径環状部15bが入力部2から離れる方向Dに揺動するとき、小径環状部15bの内周面における大径環状部15a側の部分34が、揺動リンク18の連結ピン19により強く押圧される。このため、部分34の面圧が高くなる。
しかし、潤滑油導入孔28は、この小径環状部15bの内周面における大径環状部15a側に開口しているので、面圧が高くなる部分34に対して、効果的に潤滑油が供給される。
また、図9のてこクランク機構32では、小径環状部15bの潤滑油導入孔28は、オイルパイプ25の吐出孔29よりも下方に位置する。このため、図2のてこクランク機構20の場合に比べて、オイルパイプ25の吐出孔29の吐出方向が下方となる。したがって、吐出孔29から潤滑油を吐出させるための油圧を小さくすることができる。これにより、オイルポンプ31(図8参照)の負荷を軽減させることができる。
なお、図2のてこクランク機構20の場合でも、入力部2が出力軸3の直上近傍に位置するよう無段変速機が配置される場合には、潤滑油導入孔28がオイルパイプ25の吐出孔29よりも下方に位置する。この場合も、同様の理由で、オイルポンプ31の負荷を軽減させることができる。
本実施形態によれば、次のような効果を奏する。すなわち、オイルパイプ25がコネクティングロッドの開口部27を通るので、揺動リンク18とコネクティングロッド15との連結部分に対する潤滑油の供給を、より効果的に行うことができる。
すなわち、従来は、小径環状部が揺動軌跡の中間点に位置するときに、小径環状部に対し、その上方の吐出孔から潤滑油が供給される。このため、無段変速機の変速比が小さい(小径環状部の揺動が大きい)ときには、潤滑油の供給期間が短くなる。
これに対し、本実施形態では、小径環状部15bの揺動軌跡Lの中間点P0における接線上に近い位置にオイルパイプ25の吐出孔29が配置される。このため、変速比が小さい場合でも、吐出孔29を、比較的長い期間、潤滑油導入孔28に対峙させ、潤滑油導入孔28に向けて潤滑油を吐出させることができる。したがって、揺動リンク18とコネクティングロッド15との連結部分に対し、十分な量の潤滑油を、変速比によらず、より安定して供給することができる。
また、オイルパイプ25を、コネクティングロッド15の開口部27を通るように配置したので、従来のように、オイルパイプ25を、揺動リンク18又は小径環状部15bの上方に配置する場合に比べて、変速機ケース21を、コンパクトに構成することができる。したがって、省スペース化を図りつつ、揺動リンク18とコネクティングロッド15との連結部分に十分な量の潤滑油を供給することができる。
また、偏心量R1がゼロのとき、オイルパイプ25の吐出孔29からの潤滑油の吐出方向が潤滑油導入孔28の開口部に一致するので、吐出孔29が潤滑油導入孔28に対峙する期間をより確実に長期化することができる。したがって、揺動リンク18とコネクティングロッド15との連結部分に対し、十分な量の潤滑油を、より確実に供給することができる。
また、オイルパイプ25は、一方の側が変速機ケース21の第1側壁部22に固定され、他方の側が第2側壁部23に固定される。これにより、入力部2及び出力軸3から第1側壁部22及び第2側壁部23に伝達される振動や、その振動による騒音を、オイルパイプ25により効果的に低減させることができる。
すなわち、オイルパイプ25は、コネクティングロッド15の開口部27を通るように設けられている。このため、オイルパイプ25の第1側壁部22及び第2側壁部23に対する固定は、入力部2及び出力軸3の中間位置において行うことができる。かかる中間位置は、入力部2や出力軸3から伝達される振動の振幅が最大となる振動の腹に近い。したがって、かかる中間位置でオイルパイプ25を固定することにより、オイルパイプ25による制振効果を良好に発揮することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、一方向回転阻止機構として、一方向クラッチ17の代わりに、揺動リンク18の出力軸3に対する回転方向が切換え自在であって、揺動リンク18から出力軸3にトルクを伝達することも可能な二方向クラッチ(ツーウェイクラッチ)を用いてもよい。
1…無段変速機、2…入力部、3…出力軸、18…揺動リンク、20…てこクランク機構、17…一方向クラッチ(一方向回転阻止機構)、21…変速機ケース、R1…偏心量、6…回転ディスク(回転部)、4…回転半径調節機構(調節機構)、15…コネクティングロッド、15a…大径環状部、15b…小径環状部、26…連結部、27…開口部、19…連結ピン(支持部材)、25…オイルパイプ、31…オイルポンプ、28…潤滑油導入孔、29…吐出孔、22…第1側壁部、23…第2側壁部、24…周壁部。

Claims (5)

  1. 走行用駆動源からの駆動力が伝達される入力部と、
    前記入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、
    前記出力軸により回転自在に支持された揺動リンクを有し、前記入力部の回転運動を前記揺動リンクの揺動運動に変換するてこクランク機構と、
    前記揺動リンクが前記出力軸に対して一方の側に回転しようとするときに前記出力軸に前記揺動リンクを固定し、他方の側に回転しようとするときに前記出力軸に対して該揺動リンクを空転させる一方向回転阻止機構と、
    前記入力部及び前記出力軸を回転自在に支持し、前記てこクランク機構及び前記一方向回転阻止機構を収納する変速機ケースとを備え、
    前記てこクランク機構は、前記入力部に対して調節された偏心量で偏心して回転する回転部と、前記偏心量を調節する調節機構と、該回転部と前記揺動リンクとを連結するコネクティングロッドとを備え、
    前記コネクティングロッドは、前記回転部の外周により回転自在に支持された大径環状部と、前記揺動リンクに揺動自在に連結された小径環状部と、前記大径環状部と前記小径環状部とを連結する連結部とを備え、
    前記連結部は、前記出力軸と平行な方向に貫通した開口部を有し、
    前記揺動リンクは、前記小径環状部の内周面を揺動自在に支持する支持部材を備え、該支持部材を介して該小径環状部に連結された無段変速機の潤滑油供給構造であって、
    前記連結部の開口部を通るように設けられたオイルパイプと、
    前記オイルパイプに潤滑油を供給するオイルポンプと、
    前記コネクティングロッドにおいて、一方の側が前記開口部の内周面における前記小径環状部の側に開口し、他方の側が前記小径環状部の内周面における前記大径環状部の側に開口する潤滑油導入孔と、
    前記オイルパイプに設けられ、前記オイルポンプにより供給される潤滑油を前記潤滑油導入孔に向けて吐出させるための吐出孔とを備えることを特徴とする潤滑油供給構造。
  2. 前記偏心量がゼロのとき、前記吐出孔からの潤滑油の吐出方向が前記潤滑油導入孔の開口部に一致することを特徴とする請求項1に記載の潤滑油供給構造。
  3. 前記変速機ケースは、前記入力部及び前記出力軸の一端側を支持する第1側壁部と、前記入力部及び前記出力軸の他端側を支持する第2側壁部と、該第1側壁部と該第2側壁部とを接続する周壁部とを備え、
    前記オイルパイプは、一方の側が前記第1側壁部に固定され、他方の側が前記第2側壁部に固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の潤滑油供給構造。
  4. 前記潤滑油導入孔は、前記吐出孔よりも下方に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の潤滑油供給構造。
  5. 前記揺動リンクの出力軸に対する一方の側への回転は、前記小径環状部が前記入力部から離れる方向への回転であり、他方の側への回転は、前記小径環状部が前記入力部に近付く方向への回転であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の潤滑油供給構造。
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