JP2015000915A - 装飾用粘着シート及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粘着層、着色フィルム層及びクリアフィルム層を含む積層体と、粘着層側に配置された紙ベースのライナーと、を備える装飾用粘着シートであって、積層体は、ライナーの表面のうねりに沿ってライナーを覆うように形成されており、平滑面に貼付することにより積層体が平坦化する、装飾用粘着シート。
【選択図】図1
Description
実施例及び比較例では、以下の条件で調製した塩化ビニル溶液、プライマー溶液、粘着剤溶液及びクリア溶液を使用した。
以下のステップに従って、装飾用である粘着シートを作製した。
塩化ビニル溶液を、紙バッキングフィルム(PZ SCW200)上に塗布し、75℃から170℃に温度を徐々に上げながら約2分30秒間乾燥して、黒色塩化ビニルフィルムを得た。なお、紙バッキングフィルム(PZ SCW200)とは、塩化ビニル溶液を塗布するための、ラテックスを塗布した紙シートである。乾燥後の黒色塩化ビニルフィルムの厚みは、50.5μmであった。
黒色塩化ビニルフィルム上に塩化ビニル溶液を塗布し、60℃から190℃に温度を徐々に上げながら約2分30秒間乾燥して、着色フィルム層を得た。乾燥後の着色フィルム層の総膜厚(ステップ1−1で得られたフィルムも含む)は、101μmであった。
クリア溶液を、ステップ1−2で作製した着色フィルム層上に塗布し、90℃から100℃の温度で約3分間乾燥した。得られたクリアフィルム層の厚みは20μmであった。
ステップ1−3で作製したクリアフィルム層上に厚み50μmのPETフィルム(TAG−50、ユニチカ(株)製)を貼り合わせた。
上記紙バッキングフィルムを着色フィルム層から剥離した。
プライマー溶液を、紙バッキングフィルムを剥離した後の着色フィルム層上に塗布し、120℃から160℃の温度で約30秒間乾燥した。
粘着剤溶液を、凹凸構造が形成されているライナーの表面上に塗布し、60℃から90℃の温度で約3分間乾燥した。
ステップ1−6で作製した積層体と、ステップ1−7で作製した粘着層付ライナーとを貼り合わせて、粘着シートを得た。
以下のステップに従って、粘着シートを作製した。図4は、比較例1における粘着シートの製造方法を示す模式断面図である。以下では、図4を適宜参照しながら説明する。
それぞれステップ1−1、1−2と同様にして、着色フィルム層330を作製した。
プライマー溶液を、ステップ2−2で作製した着色フィルム層330上に塗布し、120℃から160℃の温度で約30秒間乾燥した。乾燥後のプライマー層320の厚みは、0.1μm以下であった。
上記紙バッキングフィルムを着色フィルム層330から剥離した(図4(a))。
粘着剤溶液を、実施例1で用いたものと同じライナー200上に塗布し、70℃から90℃の温度で約4分間乾燥した。(図4(b))。
ステップ2−4で作製したプライマー層320と、ステップ2−5で作製した粘着層310とを貼り合わせた(図4(c))。
クリア溶液を、ステップ2−6で作製した着色フィルム層330上に塗布し、オーブンで、85℃から95℃で約2分30秒間乾燥した。
厚み50μmのPETフィルム400をステップ2−7で作製したクリア層340上に貼り合わせて、粘着シート100を得た(図4(d))。クリアフィルム層340の表面は、ライナー200のうねりを埋める、略平滑な面となった。また、クリアフィルム層340は、全体的に不均一な膜厚となり、その平均的な厚みは、20μmであった。
ステップ1−1、1−2と同様の手順を行った後、プライマー溶液を着色フィルム層上に塗布し、120℃から160℃の温度で約30秒間乾燥した。乾燥後のプライマー層の厚みは、0.1μm以下であった。
ステップ2−5における粘着剤溶液の乾燥条件を65℃から85℃の温度で約3分間に変更し、ステップ2−7におけるクリア溶液の乾燥条件を90℃から100℃の温度で約3分間に変更した以外は、比較例1と同様に粘着シートを作製した。
以下の点を変更した以外は、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。まず、ステップ1−1において、紙バッキングフィルムをPETバッキングフィルム(PZ ACW200)に変更し、塩化ビニル溶液の乾燥条件を60℃から170℃に徐々に上げながら約2分30秒間に変更した。また、ステップ1−2における塩化ビニル溶液の乾燥条件を65℃から192℃に徐々に上げながら約5分間に変更した。また、ステップ1−3におけるクリア溶液の乾燥条件を85℃から95℃で約2分30秒間に変更した。
実施例1〜3及び比較例1〜2で得られた粘着シートについて、以下の手順で粘着シートの特性を評価した。結果を表1に示す。
Claims (6)
- 粘着層、着色フィルム層及びクリアフィルム層を含む積層体と、前記粘着層側に配置された紙ベースのライナーと、を備える装飾用粘着シートであって、
前記積層体は、前記ライナーの表面のうねりに沿って前記ライナーを覆うように形成されており、
平滑面に貼付することにより前記積層体が平坦化する、装飾用粘着シート。 - 粘着層、着色フィルム層及びクリアフィルム層を含む積層体と、前記粘着層側に配置された紙ベースのライナーと、を備える装飾用粘着シートであって、
前記着色フィルム層の一方面側に前記クリアフィルム層を形成した後に、前記着色フィルム層の他方面側に、前記粘着層を介して前記ライナーを接合して得ることができ、平滑面に貼付することにより前記積層体が平坦化する装飾用粘着シート。 - 前記紙ベースのライナーは、紙シートの一方面に第1の樹脂層を、他方面に第2の樹脂層を備える、請求項1又は2に記載の装飾用粘着シート。
- 前記第1の樹脂層及び前記第2の樹脂層は、ポリエチレンフィルムである、請求項3に記載の装飾用粘着シート。
- 前記紙ベースのライナーは前記粘着層側の表面に凹凸構造を有しており、前記粘着層は該凹凸構造に対応する形状を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装飾用粘着シート。
- 紙ベースのライナー、粘着層、着色フィルム層及びクリアフィルム層を備える装飾用粘着シートの製造方法であって、
前記着色フィルム層の一方面側にクリアフィルム層を形成した後に、前記着色フィルム層の他方面側に、前記粘着層を介して前記ライナーを接合する、装飾用粘着シートの製造方法。
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