JP2015000757A - 容器装置 - Google Patents

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JP2015000757A
JP2015000757A JP2013127014A JP2013127014A JP2015000757A JP 2015000757 A JP2015000757 A JP 2015000757A JP 2013127014 A JP2013127014 A JP 2013127014A JP 2013127014 A JP2013127014 A JP 2013127014A JP 2015000757 A JP2015000757 A JP 2015000757A
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聡 大久保
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Abstract

【課題】例えば、注水作業が容易で、かつ、水漏れが起き難く、更には容器装置の分別廃棄が容易な容器装置を提供することである。
【解決手段】袋部と、前記袋部に取り付けられた筒状部Aと、コック装置とを有する容器装置であって、前記筒状部Aは掛止部を具備し、前記コック装置は、ノズル部と、レバー部と、筒状部Bと、前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した場合、前記筒状部Aの掛止部に掛止する被掛止部とを具備してなり、前記レバー部は、前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した状態において、該レバー部の動作によって、前記袋部内の流体が、前記ノズル部を介して外部に流出することを可能としたり前記流出を停止せしめるよう構成されてなり、前記筒状部Bの前記筒状部Aへの装着および/または離脱を容易にする変形機構を更に具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は容器装置に関する。
美味しく、かつ、安全な水を求める人が多い。このようなことから、美味で安全な水が販売されている。この種の水は、例えば2L程度のペットボトルに充填されて販売されている。家庭用に向けては、大容量(例えば、10L〜20L)の容器に充填されて販売されている。
水以外にも、例えば、清涼飲料水、液体調味料(醤油など)、植物油、食料油などの液体(流体)も、大容量容器に充填されて販売されている。
前記大容量容器は、通常、プラスチックフィルム製の袋部と、前記袋部に取り付けられたコック装置とを有する。そして、コック装置を開状態にすると、前記袋部内の流体(液体:水、液体調味料、植物油、食料油など)が注出(排出)される。コック装置を閉状態にすると、流体(液体)の注出(排出)が停止する。この種の容器の一例が特許第4021531号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1に開示の容器の一例が図3に示される。容器50は、プラスチックフィルム製の袋部51と、円筒状部52と、コック装置53と、リング(キャップ)54とを具備する(図3参照)。円筒状部52は袋部51に溶着されている。円筒状部52の外周側面には螺旋状溝55が形成されている。コック装置53は、ノズル部56と、レバー部57と、円筒状部58とを具備する。ノズル部56は、円筒状部58の一面に一体的に取り付けられている。レバー部57は、ノズル部56内に装着されている。レバー部57を回動することによって、レバー部57に形成された孔59を介して、ノズル部56内と袋部51内とが連通する。これによって、袋部51内の水がノズル部56から注出(排出)する。レバー部57を元位置に戻すと、レバー部57に形成された孔59は図3に示される状態になる。これによって、ノズル部56内と袋部51内とは遮断(不連通)される。これによって、袋部51内の水はノズル部56から注出(排出)しなくなる。コック装置53の円筒状部52への取付作業は、コック装置53の円筒状部58を円筒状部52に嵌め込み、リング54の螺旋状溝60を円筒状部52の螺旋状溝55に螺合することで完了する。
特許第4021531号公報
容器50(プラスチックフィルム製の袋部51)内への水の充填作業は、コック装置53が取り外された状態であれば、簡単に、行われる。充填完了後、コック装置53が袋部51(円筒状部52)に装着される。この装着は、螺旋状溝60と螺旋状溝55との螺合による。この場合、リング54を強固に締め付けなければ、即ち、締め付けが緩いと、円筒状部58と円筒状部52との間に隙間が出来る恐れが有る。そうすると、この隙間から水漏れが起きる恐れが有る。しかし、リング54の回動が過度な場合、この時の摩擦力によって、円筒状部58(コック装置)が回動させられる。この結果、ノズル部56が、例えば鉛直方向から斜め(酷い場合には、水平方向)を向くようになる。この場合、水の注出方向が斜め方向になり、ノズル部56からの水は、下に置かれた容器(コップや鍋)の外に出てしまうことが有る。従って、ノズル部56の方向修正が必要になっても、この方向修正は、中々、難しい。なぜならば、ノズル部56の方向修正を行った場合、この方向修正に伴ってリング54が回動する恐れが有る。そうすると、リング54による締付力が緩む。その結果、円筒状部58と円筒状部52との間に隙間が出来る。
螺旋状溝60と螺旋状溝55との螺合による場合、次のような問題が起きることが判って来た。例えば、殺菌の為、容器50(袋部51)内の液体を加熱する必要が有る場合、加熱に伴って前記螺合が緩むことである。この緩みは液漏れの恐れを引き起こす。
従って、本発明が解決しようとする課題は、コック装置の装着・離脱が容易で、例えば注液(液充填)作業が容易で、かつ、液漏れが起き難く、更にはノズル部の方向修正が容易で、しかも容器装置を構成する部品の分別廃棄が容易な容器装置を提供することである。
本発明は、
袋部と、前記袋部に取り付けられた筒状部Aと、コック装置とを有する容器装置であって、
前記筒状部Aは、
掛止部を具備し、
前記コック装置は、
ノズル部と、
レバー部と、
筒状部Bと、
前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した場合、前記筒状部Aの掛止部に掛止する被掛止部
とを具備してなり、
前記レバー部は、
前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した状態において、該レバー部の動作によって、前記袋部内の流体が、前記ノズル部を介して外部に流出することを可能としたり前記流出を停止せしめるよう構成されてなり、
前記筒状部Bの前記筒状部Aへの装着および/または離脱を容易にする変形機構を更に具備する
ことを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記変形機構は、前記掛止部および/または前記被掛止部の少なくとも一部の変形を容易とする機構であることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記変形機構は、前記掛止部および/または前記被掛止部の一部のみの変形を容易とする機構であることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記変形機構は、前記掛止部および/または前記被掛止部に所定以上の力を作用させた場合、前記掛止部および/または前記被掛止部の少なくとも一部が切断される切断機構であることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記変形機構は、前記掛止部および/または前記被掛止部に所定以上の力を作用させた場合、前記掛止部および/または前記被掛止部の一部のみが切断される切断機構であることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記変形機構は、前記掛止部および/または前記被掛止部の周囲方向に沿って前記掛止部および/または前記被掛止部に構成された薄肉部であることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記変形機構は、前記掛止部および/または前記被掛止部の周囲方向および周方向に交差する方向に沿って前記掛止部および/または前記被掛止部に構成された薄肉部であることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記被掛止部は摘部を具備してなり、前記変形機構は、前記摘部を持って、前記被掛止部に、所定以上の力を作用させた場合、該被掛止部の少なくとも一部が切断されるよう構成されてなることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記被掛止部は摘部を具備してなり、前記変形機構は、前記摘部を持って、前記被掛止部に、所定以上の力を作用させた場合、該被掛止部の一部のみが切断されるよう構成されてなることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記筒状部Aの掛止部は、該筒状部Aの先端側に設けられた鍔部であり、前記コック装置の筒状部Bは、前記ノズル部が取り付けられたノズル部取付面の一面側に、設けられてなり、前記コック装置の被掛止部は、前記筒状部Bの外側位置であって、前記ノズル部取付面の一面側に、設けられてなることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記筒状部Aおよび前記筒状部Bは円筒状部であり、前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した状態において、該筒状部Bが回動可能に構成されてなることを特徴とする容器装置を提案する。
本発明は、前記容器装置であって、好ましくは、前記筒状部Aは、前記筒状部Bを該筒状部Aに装着した場合、該筒状部Bの被掛止部が両側から掛止する掛止部を具備することを特徴とする容器装置を提案する。
本発明によれば、コック装置の取付作業および/または取外作業が容易になる。
例えば、袋部内に水(液体)を充填(注入)する作業が容易になる。なぜならば、コック装置を取り付ける前に、注水(水充填)作業が出来るからである。コック装置を取り付けた後であれば、袋部内への注水(水充填)作業が大変なことは容易に理解できる。袋部内への注水が容易であっても、コック装置を取り付けるのが大変であれば、これは、意味が小さい。しかし、コック装置の取付作業が容易な場合、作業がスムーズに進む。
袋部内の水(液体)が使用されてしまい、容器装置を廃棄する場合、コック装置を取り除くことが容易である。一般的に、袋部は軟質樹脂で構成されているのに対して、コック装置は硬質樹脂で構成されることが多い。すなわち、袋部とコック装置とは、異種材料で構成される。このような時、容器装置の廃棄に際して、コック装置と袋部との分別廃棄が容易となる。コック装置が除去された場合、袋部内に残っている少量の水の取出しが容易である。
しかも、袋部内からの流漏れが起き難い。例えば、殺菌の為、加熱処理が行われても、コック装置の取付具合に緩みが起き難く、液漏れが起き難い。
本発明の一実施形態になる容器装置の要部断面図 本発明の一実施形態になる容器装置のコック装置の概略斜視図 従来の容器装置の要部断面図
本発明は容器装置である。前記容器装置の好ましい実施形態は次の通りである。この容器装置は、例えば容器(袋部)内に充填された内容物(液体:流体)の加熱処理(例えば、殺菌の為、加熱処理)に際しても用いられる。前記容器装置は袋部を具備する。前記容器装置は筒状部Aを具備する。前記筒状部Aは前記袋部に取り付けられている。前記筒状部Aは掛止部を具備する。前記容器装置はコック装置を具備する。前記コック装置はノズル部を具備する。前記コック装置はレバー部を具備する。前記コック装置は筒状部Bを具備する。前記コック装置は被掛止部を具備する。前記被掛止部は、前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着(例えば、嵌着:嵌合)した場合、前記筒状部Aの掛止部に掛止する。前記レバー部は、前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した状態において、該レバー部の動作によって、前記袋部内の流体が、前記ノズル部を介して外部に流出することを可能としたり前記流出を停止せしめるよう構成されている。前記容器装置は変形機構を更に具備する。前記変形機構は、前記筒状部Bの前記筒状部Aへの装着および/または離脱を容易にする機構である。前記変形機構が無い場合、例えば前記筒状部Bを前記筒状部Aから取り外す場合、即ち、コック装置を取り外す場合、その作業が極めて困難である。特別な器具を用いなければ不可能な場合も有る。しかし、前記変形機構を具備させておけば、特別な器具を用いずとも、コック装置の取外作業は簡単である。
前記変形機構は、例えば前記掛止部および/または前記被掛止部の少なくとも一部の変形を容易とする機構である。前記変形機構は、例えば前記掛止部および/または前記被掛止部の一部のみの変形を容易とする機構である。前記変形機構は、例えば切断機構である。前記切断機構は、前記掛止部および/または前記被掛止部に所定以上の力を作用させた場合、前記掛止部および/または前記被掛止部の少なくとも一部が切断される機構である。前記切断機構は、前記掛止部および/または前記被掛止部に所定以上の力を作用させた場合、前記掛止部および/または前記被掛止部の一部のみが切断される機構である。前記変形機構(前記切断機構)は、例えば薄肉部である。前記薄肉部は、例えば前記掛止部および/または前記被掛止部の周囲方向に沿って、前記掛止部および/または前記被掛止部に構成された薄肉部である。或いは、例えば前記掛止部および/または前記被掛止部の周囲方向および周方向に交差する方向に沿って、前記掛止部および/または前記被掛止部に構成された薄肉部である。
前記被掛止部は、好ましくは、摘部を具備する。前記変形機構(前記切断機構)は、例えば前記摘部を持って、前記被掛止部に、所定以上の力を作用させた場合、該被掛止部の少なくとも一部が切断されるよう構成されたものである。前記変形機構(前記切断機構)は、例えば前記摘部を持って、前記被掛止部に、所定以上の力を作用させた場合、該被掛止部の一部のみが切断されるよう構成されたものである。前記変形機構(前記切断機構)は、例えば薄肉構造である。
前記筒状部Aの掛止部は、例えば鍔部である。前記掛止部(例えば、鍔部)は、前記筒状部Aの、例えば先端側に設けられている。前記コック装置の筒状部Bは、例えば前記ノズル部が取り付けられたノズル部取付面の一面(背面)側に設けられたものである。前記コック装置の被掛止部は、例えば前記筒状部Bの外側位置であって、前記ノズル部取付面の一面(背面)側に設けられたものである。
前記筒状部Aおよび前記筒状部Bは、例えば円筒状部である。角筒状部であっても良いが、前記筒状部Bの前記筒状部Aへの装着性や離脱性、更には前記筒状部Bの回動性を鑑みたならば、前記筒状部Aおよび前記筒状部Bは円筒状部であることが好ましい。
前記筒状部Aは、前記筒状部Bを該筒状部Aに装着した場合、好ましくは、該筒状部Bの被掛止部が両側から掛止する掛止部を具備する。これによって、前記コック装置の固定が確実になる。
前記袋部は軟質素材で構成される。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂のフィルム(或いは、シート)で構成される。これに対して、コック装置は硬質素材で構成される。例えば、ポリエステル樹脂などで構成される。
以下、具体的な実施形態を挙げて本発明の説明が行われる。但し、本発明は以下の具体的実施形態に限定されるものではない。本発明の特長が損なわれない限り、各種の変形例・応用例も含まれる。
図1及び図2は本発明の一実施形態になる容器装置の説明図であり、図1は要部断面図、図2はコック装置の概略斜視図である。
各図中、1は、軟質樹脂(例えば、ポリエチレン等のポリオレフィン)フィルムで構成された袋部である。
2は円筒状部である。3は、円筒状部2の先端側に設けられた鍔である。4,5は、円筒状部2の中程の位置に設けられた鍔である。鍔3と鍔4とは、後述のリング部10の挟持(掛止)に用いられる。鍔4と鍔5とは、容器を収納しているダンボール箱の挟持に用いられる。逆に言うと、鍔4と鍔5とによって、円筒状部2がダンボール箱に固定される。6は、円筒状部2の基端部に設けられた幅広なフランジである。フランジ6は袋部1に取り付けられている。この一体化は、例えば熱溶着や超音波溶着の手段により、行われている。円筒状部2は硬質樹脂(例えば、ポリエステル樹脂など)で成形されている。
7はコック装置である。コック装置7は硬質樹脂(例えば、ポリエステル樹脂など)で構成されている。8は円板である。円板8の背面側には円筒状部9が一体的に設けられている。円筒状部9の外径(直径)は円筒状部2の内径(直径)に略等しい。すなわち、円筒状部9と円筒状部2とは、円筒状部9を円筒状部2内に嵌合(好ましくは密着嵌合)できるように構成されている。10はリング部である。リング部10は円筒状部9の外側に同心状に設けられている。円筒状部9を円筒状部2内に嵌合した場合、リング部10は鍔3と鍔4とで挟持されるように構成されている。すなわち、リング部10は鍔3,4で位置規制(掛止:挟持)される。円筒状部9を円筒状部2内に嵌合する際、当初、リング部10の先端面が鍔3の表面に当たる。この嵌合動作をスムーズなものとする為、リング部10の先端側における内形にはテーパー(直線状あるいは曲線状)が付いている。すなわち、リング部10の内径は先端側が大きなように形成されている(図1参照)。鍔3の端部における表面も、テーパー(直線状あるいは曲線状)が付いている(図1参照)。これによって、リング部10が、より、拡がり易くなり、円筒状部9を円筒状部2内に嵌合し易い。11は摘部である。摘部11は、リング部10の先端側に形成されている。12は、リング部10の円周方向に沿って、リング部10に形成された凹部である。凹部12は、一周全て(360°)に亘って形成されているものでは無い。摘部11の近傍個所において、凹部12が僅かに形成されていない領域が有る。13は、摘部11の位置の側部であって、かつ、円板8面に対して直交する方向に沿って、リング部10に形成された凹部である。凹部12,13の個所では、リング部10の肉厚は薄い。従って、摘部11を持って、摘部11を引っ張ると、凹部12,13の個所は薄肉であるから、凹部12,13の位置において、リング部10が切断される。但し、凹部12が形成されていない箇所が有るから、リング部10が完全に2分割されるものでは無い。未切断個所が有るから、これらは、互いに、繋がっている。更に、リング部10に外力が作用すると、凹部12,13の個所は薄肉であるから、リング部10は、凹部12,13の個所において、変形し易い。凹部13は、代わりに、スリットであっても良い。すなわち、スリットであっても、リング部10と鍔3,4との間の掛止力に大きな問題はないであろう。但し、凹部12の代わりに、これがスリットであった場合には、リング部10が搖動し易く、リング部10と鍔3,4との間の掛止力に問題が起きる恐れも考えられる。しかし、このスリット長が短ければ、例えば半周以下の長さであれば、大きな問題にはならないであろう。円板8上にはノズル部14が取り付けられている。ノズル部14内にはレバー15が装着されている。レバー15は、ノズル部14内に装填される筒部16と操作部17とを有する。操作部17は、筒部16に対して、交差(直交)して設けられている。筒部16には孔18が形成されている。操作部17を回動させると、孔18が孔19(円板8に形成された孔19)に対応し、円筒状部9の内空間(袋部1の内空間)とノズル部14とが連通状態となる。この状態では、袋部1の流体(例えば、水)がノズル部14から注出する。操作部17を元の位置に戻すと、孔18が孔19(円板8に形成された孔19)に対応せず、円筒状部9の内空間(袋部1の内空間)とノズル部14の内空間との連通は遮断(不連通状態)される。この状態では、袋部1の流体(例えば、水)はノズル部14から注出しない。
上記のように構成させた容器装置の使用形態が、簡単に、説明される。以下では水の場合で説明されるが、他の液体の場合でも同じである。
先ず、袋部1内に水が充填される場合が説明される。水充填前にあっては、コック装置7は装着されていない。従って、水は、円筒状部2の先端開口から、袋部1内に、簡単に、注入(充填)される。注入(充填)後に、コック装置7が装着される。すなわち、コック装置7の円筒状部9が円筒状部2内に嵌め込まれる。嵌合に伴って、コック装置7のリング部10が円筒状部2の鍔3と鍔4との間に嵌り込む。リング部10が鍔3,4によって挟持(掛止)されているから、コック装置7を抜き取るのは極めて困難である。円筒状部9には凹部(薄肉部)12,13が形成されているから、圧力(力)が作用すると、円筒状部9は比較的変形し易い。従って、凹部(薄肉部)12,13が形成されていない場合に比べたならば、円筒状部9の円筒状部2内への嵌め込み作業は容易である。
さて、袋部1内の水が殆ど使用されてしまった場合、即ち、袋部1内の水量が少なくなった場合、容器装置をダンボール箱から取りだし、袋部1を絞りながら、ノズル部14からの注出(排水)が試みられる。この時、コック装置7が存在していると、逆に、水の注出(排水)が困難になる。従って、コック装置7を取り外したい。この時、上記実施形態のものでは、摘部11を持って、摘部11を引っ張ると、凹部12,13の位置において、リング部10が簡単に切断される。従って、コック装置7の取外作業が簡単である。コック装置7が取り外されたならば、円筒状部2の先端開口から、簡単に、水の注出(排水)が行われる。そして、完全に水が使われた後では、硬質樹脂製のコック装置7と軟質樹脂製の袋部1とを分別廃棄することが出来る。
上記実施形態においては、円筒状部2と円筒状部9とは、単に、嵌合しているのみである。例えば、円筒状部9の外周面や円筒状部2の内周面に螺旋状溝が形成されているものでは無い。すなわち、両者は螺着によって一体化しているものでは無い。従って、円筒状部9を回動させても問題が起き難い。例えば、円筒状部9を回動しても、水密性が低下しない。螺着による一体化の場合には、螺着度(回動度)によっては(締め付けが緩い場合には)、一体化(水密性)が低下する。従って、一体化(水密性)の点から、回動角度に制約が有る。そうすると、場合によっては、ノズルの方向が下側(鉛直方向)を向かない場合が起きる。この場合、ノズルを介しての排水(水の注出)が不便である。しかし、上記実施形態の如く、螺着構造でない場合、斯かる問題が起き難い。更に、螺着構造でないことから、加熱処理が行われても、コック装置7の取付具合に緩みが起き難い。
上記実施形態では、凹部(薄肉部)12はリング部10に形成された場合であった。しかし、凹部(薄肉部)や摘部を円筒状部2の側に設けることも出来る。この場合、前記摘部を持って引っ張った場合、前記凹部(薄肉部)の個所で円筒状部2が完全に分断され、円筒状部2の先端側と一体になったコック装置7を取り除くことが出来る。しかし、この場合、円筒状部2の切断時に切断屑(粉)が円筒状部2内に入る恐れも有るから、凹部(薄肉部)はリング部10の側に設けられることが好ましい。
1 袋部
2 円筒状部(筒状部A)
3 鍔(掛止部)
4,5 鍔
6 フランジ
7 コック装置
8 円板
9 円筒状部(筒状部B)
10 リング部(被掛止部)
11 摘部
12 凹部(薄肉部)
13 凹部
14 ノズル部
15 レバー
16 筒部
17 操作部
18,19 孔

Claims (9)

  1. 袋部と、前記袋部に取り付けられた筒状部Aと、コック装置とを有する容器装置であって、
    前記筒状部Aは、
    掛止部を具備し、
    前記コック装置は、
    ノズル部と、
    レバー部と、
    筒状部Bと、
    前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した場合、前記筒状部Aの掛止部に掛止する被掛止部
    とを具備してなり、
    前記レバー部は、
    前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した状態において、該レバー部の動作によって、前記袋部内の流体が、前記ノズル部を介して外部に流出することを可能としたり前記流出を停止せしめるよう構成されてなり、
    前記筒状部Bの前記筒状部Aへの装着および/または離脱を容易にする変形機構を更に具備する
    ことを特徴とする容器装置。
  2. 前記変形機構は、
    前記掛止部および/または前記被掛止部の少なくとも一部の変形を容易とする機構である
    ことを特徴とする請求項1の容器装置。
  3. 前記変形機構は、
    前記掛止部および/または前記被掛止部に所定以上の力を作用させた場合、前記掛止部および/または前記被掛止部の少なくとも一部が切断される切断機構である
    ことを特徴とする請求項2の容器装置。
  4. 前記変形機構は、
    前記掛止部および/または前記被掛止部の周囲方向に沿って前記掛止部および/または前記被掛止部に構成された薄肉部である
    ことを特徴とする請求項3の容器装置。
  5. 前記被掛止部は摘部を具備してなり、
    前記変形機構は、
    前記摘部を持って、前記被掛止部に、所定以上の力を作用させた場合、該被掛止部の少なくとも一部が切断されるよう構成されてなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかの容器装置。
  6. 前記被掛止部は摘部を具備してなり、
    前記変形機構は、
    前記摘部を持って、前記被掛止部に、所定以上の力を作用させた場合、該被掛止部の一部のみが切断されるよう構成されてなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの容器装置。
  7. 前記筒状部Aの掛止部は、該筒状部Aの先端側に設けられた鍔部であり、
    前記コック装置の筒状部Bは、前記ノズル部が取り付けられたノズル部取付面の一面側に、設けられてなり、
    前記コック装置の被掛止部は、前記筒状部Bの外側位置であって、前記ノズル部取付面の一面側に、設けられてなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6いずれかの容器装置。
  8. 前記筒状部Aおよび前記筒状部Bは円筒状部であり、
    前記筒状部Bを前記筒状部Aに装着した状態において、該筒状部Bが回動可能に構成されてなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7いずれかの容器装置。
  9. 前記筒状部Aは、
    前記筒状部Bを該筒状部Aに装着した場合、該筒状部Bの被掛止部が両側から掛止する掛止部を具備する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8いずれかの容器装置。

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