JP2015000270A - 体外循環用留置針 - Google Patents

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悟 堀岡
敏昭 千葉
Toshiaki Chiba
敏昭 千葉
藤原 真人
Masato Fujiwara
真人 藤原
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Abstract

【課題】血液の取込口が血管によって閉塞される不都合を防止することができ、また、血液の再循環を抑制することができる体外循環用留置針を提供する。【解決手段】管状体で形成された針4内に、血液回路の一端と連通する外周空間16と、血液回路の他端と連通する内部空間2aとを区画形成し、針4の外周面に開設され、血管内に留置されたときに血管内と外周空間16とを連通して血液を血管内から外周空間16内へ取り込む開口部17と、針4の先端に開設され、血管内に留置されたときに血管内と内部空間2aとを連通して血液を内部空間2a内から血管内へ戻す先端開口14cと、を備え、針4の外周面のうち開口部17と先端開口14cとの間には、開口部17の開口縁の少なくとも一部よりも外方へ突出した突起28を備えた。【選択図】図3

Description

本発明は、血液の体外循環を行う際に患者の血管に留置して使用する体外循環用留置針に関する。
従来、血液の体外循環(例えば、透析などの血液浄化治療のために行われる血液体外循環)においては、患者の血管にシングルニードルであり且つダブルルーメンの留置針を留置し、この留置針に血液回路の吸込側端部および吐出側端部を接続し、脱血と返血とを交互に行うことが知られている。また、予め切開された箇所に差し込んで患者の血管に留置されるダブルルーメンのカテーテルにおいては、先端に脱血開口(血液の取込口)を開設し、この脱血開口よりもカテーテルの基端側に形成された段差部には返血開口(血液の戻り口)を開設し、血管内を流れる血液を脱血開口からカテーテル内に受け入れ、血液回路内を循環してカテーテルに戻ってきた血液(言い換えると浄化された血液)を返血開口から血管内へ戻すように構成されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4945174号公報
ところで、体外循環用留置針においては、外周面に血液の取込口を開設すると、血管の内壁が取込口に吸い付いて閉塞してしまう虞、ひいては、血液を血液回路内へ導入できなくなる虞がある。
また、血液の取込口と戻り口とが近づき過ぎていると、戻り口から流出した血液が患者の体内を巡らずに直ちに取込口へ吸い込まれ易く、言い換えると、浄化したばかりの血液が再び血液回路内を循環する再循環率が高くなり易く、効率のよい血液浄化治療を行い難い。なお、上記特許文献に記載のカテーテルでは、脱血開口と返血開口とを十分に離間させて血液の再循環の抑制を図っているが、この構成を穿刺タイプの細い留置針に適用しようとすると、留置針が長くなることで留置針内の流路抵抗が増大してしまう。したがって、単に脱血開口と返血開口とを十分に離間させるだけでは、血液の体外循環が効率よく実行できなくなるので好適ではない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、血液の取込口が血管によって閉塞される不都合を防止することができ、また、血液の再循環を抑制する体外循環用留置針を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、管状体で形成された針内に、血液回路の一端と連通する第1空間と、血液回路の他端と連通する第2空間とを区画形成し、
前記針の外周面に開設され、血管内に留置されたときに血管内と前記第1空間とを連通して血液を血管内から第1空間内へ取り込む取込口と、
前記針の先端に開設され、血管内に留置されたときに血管内と前記第2空間とを連通して血液を第2空間内から血管内へ戻す戻り口と、を備え、
前記針の外周面のうち取込口と戻り口との間には、取込口の開口縁の少なくとも一部よりも外方へ突出した突起を備えたことを特徴とする体外循環用留置針である。
請求項2に記載のものは、前記突起が、前記針の外周方向に沿って連続した環状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の対外循環用留置針である。
請求項3に記載のものは、前記突起が、前記針の外周方向に沿って離間した状態で複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の体外循環留置針である。
請求項4に記載のものは、前記突起が、外周方向における位相が前記取込口とは異なる状態で配置され、隣り合う突起側へ向けて膨出部を膨出したことを特徴とする請求項3に記載の体外循環留置針である。
請求項5に記載のものは、前記突起が、前記取込口から前記針の軸方向に沿って並ぶ状態で配置されたことを特徴とする請求項3に記載の体外循環留置針である。
請求項6に記載のものは、前記針の外周面には、前記針の軸方向に沿って延在する外側溝を形成し、該外側溝に前記取込口を臨ませて開設したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の体外循環留置針である。
請求項7に記載のものは、前記針が、少なくとも前記突起が形成された針先端部を管状の針本体の先端に装着して構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の体外循環留置針である。
請求項8に記載のものは、前記針を、先端に開口を有する管状体で形成された外筒針と、この外筒針内に挿通され、先端に穿刺部を有する管状体で形成された内針とを備えた二重管構造で構成し、
前記内針の外周面と前記外筒針の内周面との間に形成される前記第1空間の両端部を液密状態に閉塞するとともに、内針を摺動可能な状態で密着保持する保持部材と、
前記第1空間と血液回路の一端とを連通させるための第1接続部と、
前記内針の内部に形成された前記第2空間と血液回路の他端とを連通させるための第2接続部と、を備え、
前記外筒針の先端側に位置する前記保持部材の外周面には前記突起を配置し、
前記外筒針の先端側のうち前記保持部材よりも後方の外周面には前記取込口を開設し、前記内針の先端には前記戻り口を開設し、
前記内針は、先端部が前記外筒針の先端から突出された突出位置と、先端が前記外筒針内に収納された収納位置との間で前記保持部材によって移動可能に保持され、
前記内針が前記突出位置に保持された状態で血管内に穿刺され、穿刺後に前記収納位置に移動されて、前記第1接続部および第2接続部を介して血液を体外循環可能にすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに体外循環用留置針である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、管状体で形成された針内に、血液回路の一端と連通する第1空間と、血液回路の他端と連通する第2空間とを区画形成し、前記針の外周面に開設され、血管内に留置されたときに血管内と前記第1空間とを連通して血液を血管内から第1空間内へ取り込む取込口と、前記針の先端に開設され、血管内に留置されたときに血管内と前記第2空間とを連通して血液を第2空間内から血管内へ戻す戻り口と、を備え、前記針の外周面のうち取込口と戻り口との間には、取込口の開口縁の少なくとも一部よりも外方へ突出した突起を備えたので、取込口が血液の取り込みに伴って血管の内壁を吸い寄せようとしたとしても、取込口が血管によって閉塞される不都合を突起により防止することができる。また、突起により針と血管の内壁との間隔を狭めることができ、戻り口から血管内へ戻ってきた血液が患者の体内を巡らずに直ちに取込口へ吸い込まれてしまうこと(すなわち、血液の再循環)を抑制し易い。
請求項2に記載の発明によれば、前記突起が、前記針の外周方向に沿って連続した環状に配置されているので、突起と血管の内壁との間隔を偏りなく狭めることができ、血液の再循環を一層抑制し易い。また、簡単な構成で突起を実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記突起が、前記針の外周方向に沿って離間した状態で複数配置されているので、血液の再循環や開口部の閉塞を抑制しながらも、血管内の正常な血流(再循環とは反対方向に流れる血流)が極端に抑えられてしまう不都合を避けることができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記突起が、外周方向における位相が前記取込口とは異なる状態で配置され、隣り合う突起側へ向けて膨出部を膨出したので、血液の再循環を膨出部により一層抑制し易くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記突起が、前記取込口から前記針の軸方向に沿って並ぶ状態で配置されたので、突起と取込口との距離が離れ過ぎてしまう不都合を避けることができ、突起を取込口の閉塞阻止のための構成として十分に機能させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、前記針の外周面には、前記針の軸方向に沿って延在する外側溝を形成し、該外側溝に前記取込口を臨ませて開設したので、血管内を流れる血液を外側溝に沿って誘導して取込口へ導き易い。これにより、血液を体外循環用留置針内へ滞りなく取り込むことができ、血液の体外循環を迅速に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、前記針が、少なくとも前記突起が形成された針先端部を管状の針本体の先端に装着して構成されているので、突起を含む針の先端部を針本体とは別個に製造することができ、針の製造効率の向上を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、血管への穿刺後に内針を抜き取らずに血液の循環路の一部として活用することができ、血管への穿刺のためだけに用いられる部材を血液の循環路を構成する部材とは別個に備える必要がない。これにより、針先が太くなり過ぎないダブルルーメン構造の体外循環用留置針を実現することができ、血管への穿刺時に激しい痛みが伴う不都合を抑えることができる。また、内針を体外循環用留置針から抜き取る必要がないことから、内針の穿刺部が作業者(血液の体外循環を準備する作業者)に誤って刺さってしまう虞がない。さらに、内針を収納位置に移動することで、内針の穿刺部が血管内に露出することを避けることができ、体外循環用留置針の留置中に内針の穿刺部が血管を不用意に傷つける不都合を避けることができる。
体外循環用留置針の外観図である。 体外循環用留置針の断面図であり、(a)は内針を収納位置に移動した状態の断面図、(b)は内針を突出位置に移動した状態の断面図である。 体外循環用留置針の針先の説明図であり、(a)は外観図、(b)は軸方向に沿った断面図、(c)は針先から見た外観図、(d)は(a)のA−A線断面図、(e)は(a)のB−B線断面図である。 体外循環用留置針の使用状態の説明図である。 突起を複数配置した体外循環用留置針の針先の説明図であり、(a)は外観図、(b)は軸方向に沿った断面図、(c)は針先から見た外観図である。 突起を複数配置した体外循環用留置針の針先の変形例を示す説明図である。 外側溝が形成された体外循環用留置針における針先の説明図であり、(a)は外観図、(b)は軸方向に沿った断面図、(c)は針先から見た外観図、(d)は(a)のC−C線断面図、(e)は(a)のD−D線断面図である。 外側溝が形成された体外循環用留置針の変形例における針先の説明図であり、(a)は外観図、(b)は軸方向に沿った断面図、(c)は針先から見た外観図、(d)は(a)のE−E線断面図、(e)は(a)のF−F線断面図である。 内針を突出せずに穿刺可能とした体外循環用留置針の外観図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
体外循環用留置針1は、図1および図2に示すように、それぞれ管状体で形成された内針2と外筒針3とを備え、外筒針3内に内針2を挿通して、当該体外循環用留置針1の要部となる針4を二重管構造で構成している。そして、内針2の先端および外筒針3の先端を尖らせて患者の血管に穿刺可能とし、患者の血液を体外循環させる血液回路5に内針2の基端と外筒針3の基端とを接続して、血管と血液回路5と間で血液を循環可能としている。
内針2は、細長い金属管で構成されており、当該内針2の内部には、血液を通液可能とする内部空間2a(本発明における第2空間に相当)を内針2の全長に亘って形成し、内部空間2aの両端には先端開口2bおよび基端開口2cを開設して外方へ開放している。また、内針2のうち先端開口2bが開設された先端(図2(a)中、左端)には穿刺部2dを有している。
さらに、内針2のうち基端開口2cが開設された基端(図2(a)中、右端)には、内針接続部7(本発明における第2接続部に相当)を備えている。内針接続部7は、内針2と同軸上に位置するプラスチック製の円筒状部材であり、当該内針接続部7の内部には内針連通空間部8を形成し、当該内針連通空間部8の内針2側(図2(a)中、左側)を内針2の基端開口2cに連通する一方、内針連通空間部8の中央部を挟んで内針2とは反対側(図2(a)中、右側)を外方へ開放している。さらに、内針接続部7の外周のうち内針連通空間部8の開放口側に位置する箇所には、血液回路5の端部に装着されたロックリング5a(図1参照)が螺合可能な内針側おねじ部9を形成している。そして、血液回路5の端部を前記開放口に当接し、この状態でロックリング5aを内針側おねじ部9へ螺合すると、血液回路5と内針接続部7とが液密状態で密着して、血液回路5と内部空間2aとが内針接続部7内の内針連通空間部8を介して連通するように構成されている。
外筒針3は、血管内に留置可能であり、内針2が内側に挿通されて穿刺部2dが先端から突出可能な外筒針本体13と、当該外筒針3の先端部として外筒針本体13の先端に装着された外筒針先端部14とから構成されている。そして、外筒針3の基端(図2(a)中、右端)には、外筒針接続部15(本発明における第1接続部に相当)を接続している。
外筒針本体13は、ステンレス等の金属製でもよいが、図2および図3に示すものは、可撓性を有するプラスチック(例えば、ポリプロピレンやポリエチレン)で構成された長尺な円管状の部材である。さらに、図3(b)に示すように、外筒針本体13の内径を内針2の外径よりもひと回り大きく設定(言い換えると、内針2の外径が当該外筒針本体13の内径よりもひと回り小さくなるように設定)して、内針2の外周面と外筒針本体13の内周面との間に血液が通過可能な外周空間16(本発明における第1空間に相当)の一部(先端側部分)16aを筒状に形成している。そして、外筒針本体13のうち外筒針先端部14寄りの外周面には、外周空間16を開放する開口部17を複数(本実施形態では4つ)開設し、該開口部17が外筒針3の先端側のうち外筒針先端部14よりも後方(言い換えると、外筒針先端部14よりも外筒針3の基端側にずれた箇所)に位置するように構成されている。なお、本実施形態においては、外筒針先端部14寄りに2箇所開口部17を開設し、これらの開口部17から数ミリ外筒針接続部15側に移動した位置に2箇所開口部17を開設している。そして、外筒針先端部14寄りの2箇所の開口部17は、外筒針3の軸方向から見て180度位相がずれて位置し、外筒針接続部15寄りの2箇所の開口部17は、外筒針3の軸方向から見て外筒針先端部14寄りの各開口部17から90度位相がずれて位置するように構成されている。
外筒針本体13の先端部に備えられた外筒針先端部14は、外筒針本体13よりも硬いプラスチックで構成された短尺な円管状の部品であり、先細り形状を呈し、全長が穿刺部2dの長さL1よりも十分に長い寸法L2に設定されている(図3(b)参照)。したがって、外筒針3は、先端に薄肉テーパ状部を有する。また、外筒針先端部14内の貫通空間部14aには、外筒針3内に挿通された内針2の穿刺部2dを収納可能とし、外筒針先端部14の内径を内針2の外径と同じ寸法、あるいは内針2の外径よりも極僅かに大きい寸法に設定し、外筒針先端部14の内周面を内針2の外周面に液密状態であり、且つ摺動可能な状態で密着させている。これにより、外筒針先端部14は、外周空間16の先端部を液密状態に閉塞して内針2の先端開口2bと外周空間16とを連通不能とし、さらには、本発明における保持部材の一部として機能して、内針2の先端部を摺動可能な状態で密着保持している。さらに、外筒針先端部14の基部(外筒針本体13側に位置する端部)には、外筒針本体13内に挿入されるジョイント部14bを縮径して形成し、該ジョイント部14bの外周面と外筒針本体13の内周面とを液密状態で密着させている。
なお、外筒針先端部14と外筒針本体13とからなる外筒針3は、例えば、予め準備された外筒針本体13の端部に外筒針先端部14をインサート成型してもよいし、あるいは、外筒針先端部14と外筒針本体13とを予め別個に成形し、外筒針本体13と、該外筒針本体13に挿入されたジョイント部14bとを接着したり溶着したりしてもよい。また、外筒針先端部14の外周の構造については、後で詳細に説明する。
外筒針本体13の基端(図2(a)中、右端)に接続された外筒針接続部15は、図1および図2に示すように、内針2および外筒針3と同軸上に位置する接続部本体21と、該接続部本体21から分岐した分岐部22とを一体成型して構成された略y字状のプラスチック製部材であり、接続部本体21には、内針2が外筒針3内に挿通された状態で内針接続部7を収納可能とし、分岐部22には血液回路5の端部を接続可能としている。具体的に説明すると、接続部本体21は、内針2および外筒針3と同軸上に位置する円筒状を呈しており、外筒針3が接続される先端部21aを、内針接続部7が収納可能となる基端部21bよりも縮径している。そして、接続部本体21の先端部21aには、内針2を外筒針3内に通す挿通空間部21cを接続部本体21の中心軸上に貫通して、挿通空間部21cの内周面と内針2の外周面との間に外周空間16の一部(基部内部分)16bを筒状に形成して外筒針3内の外周空間16の先端側部分16aへ連通している。さらに、接続部本体21の基端部21bには、内針接続部7よりもひと回り大きな収納空間部21dを形成して挿通空間部21cへ連通している(図2(a)参照)。また、収納空間部21dのうち当該収納空間部21dの中央部を挟んで接続部本体21の先端部21aとは反対側(図2(a)中、右側)を開放し、この開放口から外方に内針側おねじ部9を露出させた状態で収納空間部21dに内針接続部7を収納できるように構成されている。
さらに、収納空間部21dと挿通空間部21cとの連通箇所、言い換えると挿通空間部21cのうち内針2が差し入れられる挿通口にはシリコンゴム製などのシール部材23を配置して挿通空間部21cの挿通口を塞いでいる。また、シール部材23のうち挿通空間部21cの延長線上にはシール貫通孔23aを内針2よりもひと回り細い直径で貫通し、シール部材23(詳しくはシール貫通孔23aの内周面)が内針2の外周面に液密状態、且つ摺動可能な状態で密着できるように構成されている。これにより、シール部材23は、外周空間16の基端部を液密状態に閉塞して収納空間部21dと外周空間16とを連通不能とし、さらには、本発明における保持部材の一部として機能して、内針2の基端部を摺動可能な状態で密着保持している。
分岐部22は、接続部本体21の先端部21aの側面から分岐して接続部本体21の基端部21bの側方へ向かって突出した円筒形状を呈しており、当該分岐部22の内部には、挿通空間部21cから分岐した分岐連通空間部22aを分岐部22の軸方向に沿って形成している。また、該分岐連通空間部22aのうち分岐部22の突出端側に位置する部分を挿通空間部21c側に位置する部分よりも拡径するとともに突出端から外方へ開放し、分岐部22の外周のうち分岐連通空間部22aの開放口側に位置する箇所には、血液回路5の端部に装着されるロックリング5b(図1参照)が螺合可能な分岐側おねじ部24を形成している。そして、血液回路5の端部を前記開放口に当接し、この状態でロックリング5bを分岐側おねじ部24へ螺合すると、血液回路5と分岐部22とが液密状態で密着して、血液回路5と外周空間16とが外筒針接続部15内の挿通空間部21cおよび分岐連通空間部22aを介して連通するように構成されている。
このような構成の体外循環用留置針1においては、内針2が外筒針3内に挿通した状態で内針接続部7を十分に外筒針3側へ前進すると、図2(b)に示すように、内針2がシール部材23および外筒針先端部14により両端部を保持された状態で突出位置に移動して、穿刺部2dが外筒針3から突出し、体外循環用留置針1の針先を血管へ穿刺可能となる。また、内針2が突出位置に位置する状態から内針接続部7を引き出すと、図2(a)および図3(b)に示すように、内針2がシール部材23および外筒針先端部14により両端部を保持された状態で収納位置に移動して、穿刺部2dが外筒針3内に収納される。
そして、外筒針接続部15と内針接続部7との間には、コイルばねで構成された付勢部材26を配置し、該付勢部材26の一端をシール部材23へ係合するとともに、他端を内針接続部7へ係合している。そして、付勢部材26の付勢力により内針接続部7を突出位置から収納位置に移動する方向へ付勢し、内針接続部7が付勢部材26の付勢力に抗して収納空間部21d内に押し込まれることにより、内針2が収納位置から突出位置へ移動するように構成されている。さらに、内針2を突出位置に維持して移動を規制可能な移動規制機構(図示せず)を備え、該移動規制機構による内針2の移動規制を解除すると、内針接続部7が付勢部材により付勢されて内針2が突出位置から収納位置へ移動するように構成されている。
また、体外循環用留置針1は、外筒針先端部14の外周に突起28を設けている。具体的に説明すると、図3に示すように、外筒針先端部14の外周のうち外筒針本体13側(図3(a)中、右側)の箇所を外筒針本体13よりも拡径して突起28を円環状に形成している。言い換えると、針4の外周面において、外筒針本体13の開口部17と外筒針先端部14の先端開口14cとの間に突起28を針4の外周方向に沿って連続した環状に配置し、該突起28を開口部17よりも外方へ(詳しくは、針4の軸方向から見て半径方向の外方へ)突出している。
次に、体外循環用留置針1の作用について説明する。体外循環用留置針1を用いて患者の血液を体外循環させるには、まず、血液回路5の一端を外筒針接続部15へ接続するとともに他端を内針接続部7へ接続して、血液回路5の一端には分岐連通空間部22a、外周空間16、開口部17を連通する一方、血液回路5の他端には内針連通空間部8、内部空間2aを連通する。体外循環用留置針1に血液回路5を接続したならば、移動規制機構により内針2を突出位置に維持して移動を規制しておき、内針2が突出位置でシール部材23および外筒針先端部14に保持された状態で、体外循環用留置針1の先端(具体的には、外筒針先端部14から突出した穿刺部2d)を患者の血管へ穿刺する。そして、外筒針本体13の側部に開設された開口部17が血管内に到達するまで挿入し、開口部17により血管内と外周空間16とを連通する。
体外循環用留置針1を血管へ穿刺したならば、移動規制機構による移動規制を解除し、付勢部材26の付勢力により内針2を突出位置から収納位置へ移動して、穿刺部2dを外筒針先端部14内へ収納する。すると、血管が開口部17、外周空間16、分岐連通空間部22aを介して血液回路5の一端に連通する一方、外筒針先端部14、外筒針先端部14内に収納された穿刺部2d、内部空間2a、内針連通空間部8を介して血液回路5の他端に連通する(図4参照)。したがって、血管への穿刺後に、内針2を抜き取らずにこれを血液の循環路の一部として活用することができ、血管への穿刺のためだけに用いられる部材を血液の循環路を構成する部材とは別個に備える必要がない。これにより、針先が太くなり過ぎないダブルルーメン構造の体外循環用留置針1を実現することができ、血管への穿刺時に激しい痛みが伴う不都合を抑えることができる。また、内針2を外筒針3から抜き取る必要がないことから、穿刺部2dが作業者(血液の体外循環を準備する作業者)に誤って刺さってしまう虞がない。さらに、内針2を収納位置に移動することで、穿刺部2dが血管内に露出することを避けることができ、体外循環用留置針1の留置中に穿刺部2dが血管を不用意に傷つける不都合を避けることができる。また、体外循環用留置針1の血管への穿刺作業が1回で済むため、血管に2本の留置針を穿刺する場合(具体的には、血液を血液回路5に取り込むための留置針と、血液回路5から血管へ戻すための留置針とを別個に穿刺する場合)よりも痛みを感じる回数が少なくて好適である。
そして、外筒針3は、突起28が形成された外筒針先端部14を長尺な管状の外筒針本体13の先端に装着して構成されるので、外筒針先端部14を外筒針本体13よりも硬い材質で構成し易い。したがって、穿刺が容易な外筒針3を実現し易い。しかも、外筒針先端部14をプラスチック製とすれば、体外循環用留置針1の留置中に患者が体を多少動かして外筒針先端部14が血管の内壁に当接したとしても、血管の内壁が損傷する不都合を生じ難い。さらに、突起28を含む外筒針先端部14を外筒針本体13とは別個に製造することができ、外筒針3の製造効率の向上を図ることができる。
体外循環用留置針1が血管に穿刺されると、血管が外筒針3および外筒針接続部15を介して血液回路5の一端に連通する一方、内針2および内針接続部7を介して血液回路5の他端に連通する。この状態で血液回路5の途中に接続された血液ポンプ(図示せず)を駆動し、血液を血管と血液回路5との間で体外循環用留置針1を介して循環させる。
具体的には、血管内の血液を外筒針3の開口部17から取り込み、外周空間16、分岐連通空間部22aへ通して血液回路5の一端に流入させる。そして、血液回路5内を通って当該血液回路5の他端から流出する血液を、内針連通空間部8、基端開口2c、内部空間2aへ通して内針2の先端開口2b、さらには外筒針先端部14の先端開口14cから吐出し、血管内に戻す。この血液の流れ、すなわち、開口部17が血液を血管から取り込む取込口であり、外筒針先端部14の先端開口14cおよび穿刺部2d(先端開口2b)が血液回路5を循環した血液を血管へ戻す戻り口であれば、留置中の体外循環用留置針1が不用意に血管から抜けかかって開口部17が露出してしまったとしても、開口部17から血液が流出する不都合を避けることができ、体外循環用穿刺針1が血管に刺さっている限り、血液回路5からの血液を血管内に戻し続けることができる。
そして、針4の外周面において、外筒針本体13の開口部17(血液の取込口)と外筒針先端部14の先端開口14c(血液の戻り口)との間には、開口部17よりも外方へ突出した突起28を備えているので、開口部17が血液の取り込みに伴って血管の内壁を吸い寄せようとしたとしても、開口部17が血管によって閉塞される不都合を突起28により防止することができる。また、突起28により針4と血管の内壁との間隔を狭めることができ、戻り口から血管内へ戻ってきた血液が患者の体内を巡らずに直ちに開口部17へ吸い込まれてしまうこと(すなわち、血液の再循環)を抑制し易い。しかも、突起28が針4の外周方向に沿って連続した環状に配置されているので、突起28と血管の内壁との間隔を偏りなく狭めることができ、血液の再循環を一層抑制し易い。また、簡単な構成で突起28を実現することができる。
さらに、体外循環用留置針1を介して血管と血液回路5とを連通すれば、連続して血液を循環させることができる。したがって、単一の針部に接続された流路を二股に分岐した留置針を用いて血液の取り込みと戻しとを交互に行う間欠動作と比較して、体外循環作業の効率が優れている。これにより、血液の体外循環の所要時間(例えば、透析時間)が長引くこと、ひいては血液の体外循環処置を受ける患者が過度な負担を強いられることを抑制することができる。
また、内針2の外径を外筒針3の内径よりも小さく設定して、内針2の外周面と外筒針3の内周面との間に外周空間16を筒状に形成したので、外周空間16を簡単な構成で形成することができる。また、外周空間16の断面積を広く確保することができ、血液が滞りなく循環し易い構造を実現することができる。
ところで、上記実施形態の体外循環用留置針1においては、血液の再循環抑制および開口部17(取込口)の閉塞防止を図るための突起28を環状に形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示す変形例のように、突起38が針4の外周方向に沿って離間した状態で複数配置されていてもよい。具体的に説明すると、図5に示す変形例においては、外筒針本体13の外周面のうち開口部17と外筒針先端部14の先端開口14cとの間に位置する箇所に突起38を針4の軸方向に沿って延在する状態で備え、突起38の外周方向における位相が開口部17とは異なる状態に設定されている。言い換えると、図5(b)に示すように、針4の軸方向から見て開口部17からずれた位置に突起38を配置している。さらに、各突起38には、隣り合う突起38側へ向けて膨出部39を膨出し、突起38の間の空間を膨出部39によりくびれさせている。このようにして、複数の突起38を針4の外周方向に沿って離間した状態で配置すれば、血液の再循環や開口部17の閉塞を抑制しながらも、血管内の正常な血流(再循環とは反対方向に流れる血流)が極端に抑えられてしまう不都合を避けることができる。そして、膨出部39を形成することにより、血液の再循環を一層抑制し易くすることができる。
また、図6に示す変形例のように、突起38′が開口部17から針4の軸方向に沿って並ぶ状態に配置してもよい。このような配置で突起38′を備えれば、突起38′と開口部17との距離が離れ過ぎてしまう不都合を避けることができ、突起38′を開口部17の閉塞阻止のための構成として十分に機能させることができる。
ところで、上記実施形態および変形例においては、外筒針本体13を円筒状に形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示す変形例では、外筒針本体13の外周面に複数条の外側溝41を針4の軸方向に沿って形成して外筒針本体13の断面を歯車状に設定している。さらに、複数条(本変形例では、隣り合う2条)の外側溝41の底部に亘って開口部17を開設して外側溝41に臨ませ(図7(d)参照)、外筒針先端部14の外筒針本体13側(図7(a)中、右側)には、外筒針本体13と同径に設定された円環状の突起42を形成し、該突起42が開口部17の開口縁の一部(例えば、開口縁のうち外側溝41の底部に位置する箇所)よりも外方へ突出して位置するように構成されている。
また、図8に示す変形例では、外筒針本体13の外周面に4条の外側溝46を針4の軸方向に沿って形成して外筒針本体13の断面を十字状に設定し、内針2を外筒針本体13に内接させて外周空間16を4つに分割し、針4の外周方向に沿って外側溝46と外周空間16とが交互に並んで配置されるように構成されている(図8(d)および(e)参照)。さらに、各外側溝46には、当該外側溝46に隣り合う外周空間16へ連通する開口部17を開設して臨ませ、外筒針先端部14の外筒針本体13側(図8(a)中、右側)には、外筒針本体13と同径に設定された円環状の突起47を形成し、該突起47が開口部17よりも外方へ突出して位置するように構成されている。
これらのような構成の外側溝41,46を針4の外周面に形成した体外循環用留置針1においては、血管内に留置すると、血管内を流れる血液を外側溝41,46に沿って誘導して開口部17へ導き易い。これにより、血液を体外循環用留置針1内へ滞りなく取り込むことができ、血液の体外循環を迅速に行うことができる。
ところで、上記実施形態および変形例では、血液の取込口である開口部17を外筒針本体13に開設したが、本発明はこれに限定されない。要は、血液の取込口が針4の外周面に開設されていればよく、例えば、外筒針先端部14に取込口を開設し、該取込口と外周空間16と連通してもよい。すなわち、外筒針先端部14に突起だけではなく血液の取込口をも設けてもよい。
また、上記実施形態および変形例における突起や外側溝は、血管への穿刺時に内針2を外筒針3から突出させる体外循環用留置針1に備えられたが、本発明はこれに限定されない。例えば、内針52と外筒針53とが二重管構造で固定された穿刺針54を備えた体外循環用留置針1において、先端部の外周面に円環状の突起56(図9参照)や、外周方向に沿って並んだ複数の突起を備えたり、穿刺針4の外周面に外側溝を開口部17に臨ませる状態で形成したりしてもよい。
さらに、本発明においては、針が二重管構造で構成された体外循環用留置針に突起を設けることに限定されない。要は、血液回路の一端と連通する第1空間と、血液回路の他端と連通する第2空間とが区画形成されていれば、針の内部はどのような構成であってもよい。さらに、本発明における突起は、先端に穿刺部を有する体外循環用留置針に設けることに限定されない。要は、血管内に留置される留置針であれば、穿刺部を備えない体外循環用留置針(例えば、予め切開した箇所から挿入して血管内に留置されるカテーテル)に本発明における突起を設けてもよい。
そして、本発明における体外循環用留置針は、例示した人工透析における血液の体外循環に用いられることに限定されない。要は、患者の血液を体外循環させるためであれば、どのような場面で用いられてもよく、例えば、血液から特定成分を分離除去するアフェレシス療法にも適用可能である。また、本発明における体外循環用留置針を患者にテープで固定し易くするために、体外循環用留置針の側部から平板状の突出片(所謂「羽根」)を突設してもよい。
さらに、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
1 体外循環用留置針
2 内針
2a 内部空間
2b 先端開口
2c 基端開口
2d 穿刺部
3 外筒針
4 針
5 血液回路
5a ロックリング
5b ロックリング
7 内針接続部
8 内針連通空間部
9 内針側おねじ部
13 外筒針本体
14 外筒針先端部
14a 貫通空間部
14b ジョイント部
14c 先端開口
15 外筒針接続部
16 外周空間
16a 先端側部分
16b 基部内部分
17 開口部
21 接続部本体
21a 先端部
21b 基端部
21c 挿通空間部
21d 収納空間部
22 分岐部
22a 分岐連通空間部
23 シール部材
23a シール貫通孔
24 分岐側おねじ部
26 付勢部材
28 突起
38,38′ 突起
39 膨出部
41 外側溝
42 突起
46 外側溝
47 突起
52 内針
53 外筒針
54 穿刺針
56 突起

Claims (8)

  1. 管状体で形成された針内に、血液回路の一端と連通する第1空間と、血液回路の他端と連通する第2空間とを区画形成し、
    前記針の外周面に開設され、血管内に留置されたときに血管内と前記第1空間とを連通して血液を血管内から第1空間内へ取り込む取込口と、
    前記針の先端に開設され、血管内に留置されたときに血管内と前記第2空間とを連通して血液を第2空間内から血管内へ戻す戻り口と、を備え、
    前記針の外周面のうち取込口と戻り口との間には、取込口の開口縁の少なくとも一部よりも外方へ突出した突起を備えたことを特徴とする体外循環用留置針。
  2. 前記突起は、前記針の外周方向に沿って連続した環状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の対外循環用留置針。
  3. 前記突起は、前記針の外周方向に沿って離間した状態で複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の体外循環留置針。
  4. 前記突起は、外周方向における位相が前記取込口とは異なる状態で配置され、隣り合う突起側へ向けて膨出部を膨出したことを特徴とする請求項3に記載の体外循環留置針。
  5. 前記突起は、前記取込口から前記針の軸方向に沿って並ぶ状態で配置されたことを特徴とする請求項3に記載の体外循環留置針。
  6. 前記針の外周面には、前記針の軸方向に沿って延在する外側溝を形成し、該外側溝に前記取込口を臨ませて開設したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の体外循環留置針。
  7. 前記針は、少なくとも前記突起が形成された針先端部を管状の針本体の先端に装着して構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の体外循環留置針。
  8. 前記針を、先端に開口を有する管状体で形成された外筒針と、この外筒針内に挿通され、先端に穿刺部を有する管状体で形成された内針とを備えた二重管構造で構成し、
    前記内針の外周面と前記外筒針の内周面との間に形成される前記第1空間の両端部を液密状態に閉塞するとともに、内針を摺動可能な状態で密着保持する保持部材と、
    前記第1空間と血液回路の一端とを連通させるための第1接続部と、
    前記内針の内部に形成された前記第2空間と血液回路の他端とを連通させるための第2接続部と、を備え、
    前記外筒針の先端側に位置する前記保持部材の外周面には前記突起を配置し、
    前記外筒針の先端側のうち前記保持部材よりも後方の外周面には前記取込口を開設し、前記内針の先端には前記戻り口を開設し、
    前記内針は、先端部が前記外筒針の先端から突出された突出位置と、先端が前記外筒針内に収納された収納位置との間で前記保持部材によって移動可能に保持され、
    前記内針が前記突出位置に保持された状態で血管内に穿刺され、穿刺後に前記収納位置に移動されて、前記第1接続部および第2接続部を介して血液を体外循環可能にすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに体外循環用留置針。
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