JP2014529545A - ステアリングコラムに対する窃盗防止装置、およびこれに関連するステアリングコラム - Google Patents

ステアリングコラムに対する窃盗防止装置、およびこれに関連するステアリングコラム Download PDF

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Abstract

本発明は、自動車のステアリングコラムに対する窃盗防止装置に関し、この窃盗防止装置は、掛け金(7)とロック(5)とを備えている。掛け金(7)は、前記窃盗防止装置の中で、ステアリングコラムをロックする位置と、ステアリングコラムを解放する位置との間を並進運動で移動できるようになっており、ロック(5)は、中立位置と作動位置との間を移動することができる。この本窃盗防止装置は、ロータと掛け金(7)の運動を制御するための駆動手段(8)を含み、掛け金(7)の運動を制御するための駆動手段(8)は、前記ロータに固着されたカム(15)と、前記カム(15)によって運動が制御される引張杆(16)とを含んでいる。この窃盗防止装置は、少なくとも部分的に、前記引張杆(16)の周囲に延びている、引張杆(16)を保護するための装置を更に含んでいる。本発明はまた、上記の窃盗防止装置を含む、自動車におけるステアリングコラムにも関する。
【選択図】図3b

Description

本発明は、ステアリングコラムに対する窃盗防止装置に関する。本発明は、自動車の分野において、特に有利な用途がある。
より詳細には、本発明は、車両の窃盗防止装置に関し、この窃盗防止装置は、イグニッションキーを引き抜いた際に、車両のステアリングコラムをロックするためのロック部材すなわち掛け金を採用している。この目的のために、掛け金は、窃盗防止装置の中で、ステアリングコラムをロックする位置と、ステアリングコラムを解放する位置との間を移動しうるようになっている。
このような窃盗防止装置は、一般的にロックを備え、このロックは、ステータと、コード化されたキー、および、ロータが回転する際のボルトの駆動運動によって作動するロータを有している。
更に詳細には、掛け金は、プルバーによって駆動され、このプルバーは、ロックのロータに固着されたカムに接続されている。このカムの機能は、ロータの回転運動を、関連付けてあるプルバーおよびボルトの並進運動に変換することである。
従って、ロックは、プルバーを介して、掛け金を、ステアリングコラムを回転に対して不動にロックしている位置から、解除することができる。
悪意を持った人間が、ロックを窃盗防止装置から分離させて、プルバーにアクセスすることが可能であることも考えられる。このプルバーにアクセスした後には、悪意を持った人間は、掛け金を、ロック位置(掛け金がステアリングコラムを不動にしている位置)から、解放位置(掛け金がステアリングコラムを解放している位置)へ移動させることもできると考えられる。
このような問題点を解消させるために、特許文献1では、ロックの掛け金を不動化するための手段が提案されている。この不動化手段は、起動要素と不動化要素とを備え、起動要素は、ロックに固着されており、不動化要素は、窃盗防止装置ボディが破壊されたことによって、またはロータが引き抜かれたことによって、起動要素が作動した場合に、ばねの作用により、掛け金を、並進運動に対抗して不動化することができる位置へ移動させる。
しかし、窃盗が、窃盗防止装置のボディを破壊させることなく、またはロータを引き抜くことなく行われた場合には、このような不動化手段は起動されない。これは、「ソフト」窃盗と呼ばれるものであり、例えば、孔をあける等して、プルバーにアクセスする行為である。
フランス国特許FR2909953号明細書
本発明の目的は、ステアリングコラムに対する窃盗防止装置のボディを破壊したり、ロータを引き抜いたりしないで、ソフト窃盗が行われる場合における追加的なセキュリティ機能を提供することである。
この目的のために、本発明は、自動車のステアリングコラムに対する窃盗防止装置を提供するものであり、本発明の窃盗防止装置は、
− 前記窃盗防止装置の中で、ステアリングコラムをロックしている位置と、ステアリングコラムを解放している位置との間を、移動できるようにして装着されている掛け金と、
− 中立位置と作動位置との間を移動することができ、ロータと前記掛け金の移動を駆動するための手段と、プルバーとを含むロックとを含み、このロックは、前記ロータに固着され、前記掛け金を駆動するためのカムを有し、プルバーは、前記カムによって運動が駆動されるようになっており、かつ少なくとも部分的に前記プルバーの周囲に延びている、前記プルバーを保護するための装置を更に含んでいることを特徴としている。
このような窃盗防止装置により、窃盗、または窃盗の試み(例えば、プルバーに鉤を引っ掛ける等して)が発生した場合における、安全性を高めることができる。
また、この窃盗防止装置は、次に示す特徴の1つ以上を、単独で、または組み合わせて具備することができる。
− この窃盗防止装置は、前記掛け金を不動にするための、少なくとも1つの手段を備え、前記保護装置は、この装置が作動する場合に、前記少なくとも1つの不動化手段を起動させるようになっている。
− 前記保護装置は、この装置が変形された時には、前記不動化手段を起動させるようになっている。
− 前記ボルトを不動にする前記手段は、ロックのステータに取り付けられたトリガー部材を含み、この不動化部材は、前記トリガー部材と復帰手段とに接続され、復帰手段は、前記トリガー部材が作動する時には、前記不動化部材を、前記ボルトを不動にする作動位置に向かって駆動するようになっている。前記トリガー部材は、前記プルバーを保護するためのスクリーンを形成する。
− 前記トリガー部材は、少なくとも部分的に、前記プルバーの周囲に延びている。
− 前記トリガー部材は、一方がステータに接続され、他方が前記不動化部材に接続されている起動ロッドの形状をしており、このロッドは、少なくとも部分的に、前記プルバーの周囲に延びている保護突起を備えている。
− 前記保護突起は、概ねL字型の断面を有している。
− 前記不動化部材は、ガイド手段を備え、ガイド手段は、前記トリガー部材と協動し、前記トリガー部材を、
・前記トリガー部材が、前記不動化部材と係合し、前記不動化部材を休止位置に保持する第1の位置と
・前記トリガー部材が、前記不動化部材を解放し、前記不動化部材は、前記不動化手段の復帰手段によって、前記掛け金を不動として、作動位置に駆動される、第2の位置との間をガイドするようになっている。
− 前記窃盗防止装置は、前記掛け金を、作動位置と休止位置との間における並進方向に対して不動にするための、前記駆動手段によって駆動される追加的な不動化手段を更に含んでいる。作動位置は、前記追加的不動化手段が、前記掛け金の並進運動を不動にして、前記掛け金をロック位置に保持する位置であり、休止位置は、前記ロックが作動位置にあるときに、前記追加的不動化手段が、前記掛け金を解放している位置である。
− 前記追加的不動化手段は、旋回レバーを含み、この旋回レバーは、前記駆動手段に接触している第1の端部と、前記掛け金の運動に対抗する反対側の第2の端部とを有している。
− 前記プルバーは、開口を有し、前記レバーは、その開口の中に移動可能として装着されている。
− 前記トリガー部材は、少なくとも部分的に、前記レバーの周囲に延びている。
− 前記追加的不動化手段は、復帰手段を含み、復帰手段は、前記追加的不動化手段を作動位置に復帰させ、前記復帰手段は、前記レバーと、少なくとも部分的に前記レバーの周囲に延びている前記起動部材との間に配置されている。
− 前記復帰手段は、前記レバーと前記保護突起との間に配置されている。
本発明はまた、上記で定義した窃盗防止装置を含む自動車ステアリングコラムにも関する。
本発明の他の特徴および利点は、次の説明を読み、添付の図面を参照することにより、明確に理解することができると思う。なお、以下の説明は、非限定的な実施例に関するものである。
本発明による窃盗防止装置のボディを切開した斜視図である。 掛け金と、それを駆動する手段との間に配置された、掛け金の後退を阻止するための不動化手段の斜視図である。 掛け金を駆動するための手段と、掛け金の後退を阻止するための不動化手段とを示す詳細な斜視図である。 掛け金を駆動するための手段と、掛け金の後退を阻止するための不動化手段と、掛け金をデッドロックするための手段とを示す斜視図である。 図3bを異なる方向より見た斜視図である。 掛け金を不動にする作動位置において、掛け金が後退するのを阻止するための、不動化手段の一部を示す図である。 ボルトと駆動手段との間にある作動位置へ後退するのを阻止するための、不動化手段の側面図である。 ボルトが、休止位置に後退するのを阻止するための、不動化手段の一部分を示す図である。 ボルトと、ボルトの行路を解放する駆動手段との間にある休止位置に後退するのを阻止するための、不動化手段の側面図である。
各図において、実質的に同一の要素には、同じ符号を付してある。
図1は、本発明の自動車に対する窃盗防止装置を示す。この窃盗防止装置の全体を、符号1で示してある。この窃盗防止装置1は、車両のエンジンを始動させ、車両のステアリングコラム(図示せず)をロックするための装置である。
窃盗防止装置1は、ボディ3を備えている。
窃盗防止装置のボディ3は、ロック5と、ステアリングコラム(図示せず)をロックするための掛け金7とを備えている。
図1に示す例では、窃盗防止装置のボディ3は、ロック5を収容する前部3aと、掛け金7を収容する後部3bを備えている。
ここで、「前部」および「後部」という用語は、ユーザにとってのアクセスし易さに関連して使用されている。ユーザは、窃盗防止装置のボディ3の前部3aにアクセスして、イグニッションキーを挿入することとなる。これに対して、窃盗防止装置のボディ3の後部3bは、ステアリングコラムの近くにある。
前部3aと後部3bとは、互いに対して傾いている。
ロック5は、ローター(図示せず)を有し、ロータは、ステータ13の中で、回転することができるように装着されている。
図示の実施形態においては、ロックは、更にカム15を有し、カム15は、ロータに固着されている(例えば、ロータの端部に配置されている)。
カム15は、ロータと同軸の概ね円筒形のボディを備えている。
従って、ロータは、このカム15を回転駆動する。
ロック5はまた、標準的構成要素として、ステータ13とロータとを接続するためのタンブラ17等を備えている。ステータ13とロータとは、イグニションキーがロータの中に挿入されていないときには、一緒に回転し、イグニションキーがロータの中に挿入された時には、ステータ13とロータとは、互いに自由に回転することができるようになっている。従って、タンブラ17は、ロータの中で、キーの相補的な溝の中に挿入されて、キーを不動にしている。ユーザがイグニションキーを回転させると、キーは、ロック5のロータを回転させる。
従って、ロック5は、中立位置と、少なくとも1つの作動位置との間を移動することができる。
ユーザが、ロータの中で、イグニッションキーを回転させると、ロックは、作動位置となり、車両の始動、または、車両のアクセサリー等の制御を開始する。車両の始動、またはアクセサリー等の制御の開始に際しては、ロータを異なる角度位置となるように設定することができる。
中立位置では、キーは、ロータの中に挿入されていないか、または、キーは、挿入されてはいるが、作動角度位置の1つにはなってはいない。
窃盗防止装置のボディ3の中には、掛け金7が、摺動可能に装着されている。この目的のために、窃盗防止装置のボディ3の後部3bの中に、掛け金7の摺動をガイドする掛け金ガイドが設けることがある。
掛け金7は、ステアリングコラム(図示せず)をロックしている位置と、ステアリングコラムを解放している位置との間を移動することができる。
ロック位置では、掛け金7は、公知の要領で、ステアリングコラム(図示せず)の一部と係合しており、ステアリングコラムを、回転しないように、不動にしている。このロック位置においては、掛け金7は、窃盗防止装置のボディ3から突出している。
逆に解放位置では、掛け金7は、窃盗防止装置のボディ3の内側に引き込まれて、ステアリングコラムを解放している。
従って、ロック5は、駆動手段8(図3a〜図3c参照)を含み、駆動手段8は、ステアリングコラム(図示せず)のロック位置と解除位置との間で、掛け金7を移動させるべき駆動する。駆動手段8は、ロック5が中立位置にあるときに、掛け金7をロック位置へ移動させる。ロック5の作動位置では、掛け金7は、ステアリングコラムを解放している位置に留まっている。
この目的のために、駆動手段8は、引張杆16を備えている。
駆動手段8は、更に、復帰手段であるばね18を備えている。
従って、一般的に、ロータまたはカム15は、ユーザが、ロック5のロータの中で、イグニションキーを回転させたときに、引張杆16を移動させるべく、従って、掛け金7を移動させるべく駆動する。
引張杆16の一端は、カム15に接続され、他端は、掛け金7に接続されている。
更に詳細には、図3a、図3bに示すように、引張杆16は、下方に傾斜しているフィンガ16’を備え、フィンガ16’は、カム15と協動するようになっている。実際、カム15が回転するとき、フィンガ16’は、カム15に従って、カム15の相補案内斜面を移動し、引張杆16は、駆動されて並進運動する。図示の例では、キーがロータを回すと、引張杆16は、窃盗防止装置のボディ3の前部3aに向かう並進運動が駆動させられる。
また、引張杆16は、開口16”を備え、この開口16”の中に、掛け金7の相補的接続ラグ7’を挿入されている。これにより、引張杆16と掛け金7とが接続される。
ロック5が中立位置にあるときには、復帰ばね18は、ボルト7を、ステアリングコラムをロックする位置へ向かって駆動する。
従って、掛け金7の移動を駆動するための駆動手段8はまた、回転駆動部材(ロータ、またはカム15等)、および並進駆動部材(引張杆16等)を含んでいる。
また、この窃盗防止装置は、掛け金を不動にするためデッドロック手段37(図3bおよび図3cを参照)等を更に含んでいる。
このデッドロック手段37は、窃盗防止装置のボディ3が破壊された場合、またはロック5のロータが引き抜かれた場合に作動する。
従って、このデッドロック手段37は、窃盗防止装置のボディを破壊したり、またはロータの引き抜きによる強制窃盗が行われようとした場合における安全性を改善することができる。
例えば、デッドロック手段37は、トリガー部材39と不動化部材(不動化ピン41等)とを含むことができる。トリガー部材39は、第1の端部39aにおいて、ステータ13に固着され、不動化ピン41は、トリガー部材39の反対側の第2の端部39bに接続されている。
デッドロック手段37は、復帰手段(圧縮ばね43等)を更に含んでおり、復帰手段は、掛け金7を不動にする作動位置に向けて、不動化ピン41を駆動する。この位置では、不動化ピン41は、掛け金7に設けた関連する切り込み孔45に係合する。
ステータは、掛け金7の切り込み孔45の外側における、不動化ピン41が保持される位置に、トリガー部材39を保持している。
窃盗防止装置のボディ3を破壊、またはロータを引き抜くことによる強制窃盗の試みが発生した場合には、不動化ピン41は、掛け金の切り込み孔45に係合し、圧縮ばね43の作用によって、いかなる掛け金7の動きも阻止することができる。
従って、デッドロックは、トリガー部材39の運動により行われる。
この目的のために、不動化ピン41は、ガイド手段(案内斜面47(図3cにより明確に見ることができる))を備えることができ、ガイド手段は、トリガー部材39の第2の端部39bと協動する。
代替として、案内溝を設けてもよいことは、言うまでもない。
従って、この第2の端部は、案内斜面47の上の、
− トリガー部材39が、不動化ピン41に係合し、このピン41を、掛け金の切り込み孔45から離して、休止位置に保持している第1の位置と、
− トリガー部材39が、不動化ピン41を解放している第2の位置との間を摺動する。圧縮ばね43の作用を受けて、不動化ピン41は、デッドロック位置に移動し、切り込み孔45と係合することにより、掛け金7を不動にする。
更に、外部からの「ソフト」攻撃と呼ばれる攻撃を受けた場合に、引張杆16を保護するために、窃盗防止装置は、引張杆を保護するための装置を備えている。「ソフト」攻撃と呼ばれる攻撃とは、引張杆16の上に鉤を引っ掛けるために、ドリルによる孔あけ、またはのこぎりによる切断を行う行為である。
この目的のために、前記引張杆16を保護するための装置は、引張杆16の少なくとも一部または全部を取り囲み、保護装置が作動した場合に、掛け金7を不動にするための手段(例えば、デッドロック手段37)を起動するようになっている。
更に詳細には、引張杆16に鉤を引っかけようとする試みによって、この保護装置が若干変形した場合には、悪意を持つ人は、保護装置を叩くであろうが、不動化手段は、引張杆16に手が届くのを妨げて、不動化手段は、更に作動し、掛け金7を不動化する。従って、例えば、引張杆16に手を届かせるべく孔あけを継続しても、掛け金7は、不動化されたままになる。
この目的のために、保護装置は、全体として概ね円筒形の部材を備えることができ、この部材は、少なくとも部分的に、引張杆16を取り囲んでいる。この部材は、窃盗防止装置の中で、引張杆16を少なくとも部分的に取り囲むようになっている既存の素子でもよいし、または追加した素子であってもよい。
図示の実施形態においては、デッドロック手段37と呼ばれる手段は、引張杆16を保護するスクリーンを形成している。
実際には、トリガー部材39は、引張杆16を、少なくとも部分的に囲むように、引張杆16の周囲に延び、引張杆16を包む部分を含んでいる。
更に詳細には、図示の例では、トリガー部材39は、起動ロッドの形を呈し、この駆動ロッドは、ステータ13と不動化ピン41との間に延び、引張杆16の周囲を保護する突起を備えている。
引張杆16を保護するために、引張杆16の全体、または引張杆16の一部だけ(図示の例)を取り囲むことができる。
図示の実施形態においては、保護突起49は、図示のように、引張杆16の下で、長さ方向に延びている。
この例では、保護突起49は、概ね、L字形の断面を有し、例えば、その一方の分岐は、引張杆16の下で、引張杆16と平行に延び、他方の分岐は、引張杆16の側面に面して延びている。
例えば、片側が外部からのアクセスが困難である場合、または、例えば、片側が車両の内部システム(例えば、ステアリングホイールの背後にあるステアリングコラムに搭載された統合制御等)によって既に保護されている場合には、片側だけを保護するこの種の構成を採用することができる。
従って、例えば、孔あけによるソフト窃盗が試みられた場合に、孔開け工具が、トリガー部材39に触れれば、デッドロック装置は起動され、掛け金7のすべての動きは、阻止されることになる。
実際には、図示の位置においては、この道具が、トリガー部材39に触れると、トリガー部材39は、屈曲し、その第2の端部39bは、上昇して、案内斜面47の上を摺動し、不動化ピン41を解放する。そして、不動化ピン41は、掛け金の切り込み孔45に係合し、掛け金をデッドロックすることができる。
更に、この窃盗防止装置は、追加的な不動化手段9を更に含むことができ、これにより、掛け金7を並進運動できないようにすることができる。上記の実施形態では、不動化手段9は、掛け金7の後退を阻止するための手段からなっている。
上記おいて説明した実施形態においては、追加的不動化手段9もまた、駆動手段8(例えばカム15)によって駆動される。
駆動手段8(ロックのロータに固着されたカム等)により、ボルトの後退を阻止する不動化手段9を駆動することによって、窃盗防止装置の信頼性を増加させることができる。実際、不動化手段9は、ロックが中立位置にあり、イグニションキーがロックから取り外されたときには、系統的に作動する。
後退を阻止するための不動化手段9は、図4および図5に示す作動位置と、図6および図7に示す休止位置との間を移動することができる。
後退を阻止するための不動化手段9は、作動位置(図4および図5)においては、掛け金7を不動にして、ステアリングコラムを解放する位置に後退するのを阻止する。従って、掛け金7は、ステアリングコラムをロックしている位置に保持される。
掛け金7を不動化し、並進運動させないことは、後退を阻止する不動化手段9によって行われ、掛け金7に直接作用するか、または、掛け金7の動きに対する、駆動手段8(例えば、引張杆16等)の駆動部材に作用することにより、間接的に作用させて行うことができる。
逆に、後退を阻止するための追加的な不動化手段9の休止位置(図6および図7)においては、不動化手段9は、掛け金7を解放し、掛け金7は、ステアリングコラムを、支障なく開放することができる。
ロック5が中立位置にあるときには、後退を阻止する不動化手段9は、作動位置にあると考えられる。不動化手段9の作動位置では、不動化手段9は、ステアリングコラム(図示せず)をロックしている位置に掛け金7を固定する。
ロック5の作動位置では、不動化手段9は、休止位置に留まっている。
後退を阻止するための不動化手段9は、例えば、ロック5と、掛け金7との間に配置されている。更に詳細には、後退を阻止するための不動化手段9は、掛け金7の運動を駆動する手段と、掛け金7との間に配置することもできる。
図示の実施形態では、後退を阻止するための不動化手段9は、カム15と掛け金7との間に配置されている。
あるいは、後退を阻止するための不動化手段9は、例えば、プルバーを介して、間接的に掛け金7を不動とするために、カム15と引張杆との間に配置することもできる。
不動化手段9の、少なくとも一部を、引張杆16の中に収容することができる。この場合には、保護装置(デッドロック手段37のトリガー部材39等)は、不動化手段9も保護して、回転を防止することができる。
図2および図4に示すように、後退を阻止するための不動化手段9は、旋回レバー19を備えることができる。このレバー19は、旋回軸Aの周りに旋回するように取り付けることができる。
また、図3a〜図3cに示すように、旋回レバー19は、例えば、引張杆16の相補的開口20の中を移動することができるように取り付けられている。
この旋回レバー19は、図4および図5に示す作動位置と、図6および図7に示す休止位置との間を移動することができる。
作動位置(図4および図5)においては、旋回レバー19は、掛け金7の行路の上の障害物を形成し、掛け金7がステアリングコラムを解放する位置に後退するのを防止している。掛け金7は、ステアリングコラムをロックする位置に保持される。
これとは逆に、静止位置(図6および図7)においては、旋回レバー19は、掛け金7の行路を解放し、掛け金7は、支障なく、ステアリングコラムを解放することができる。
1つの例として、旋回レバー19は、第1の分岐19aと、第2の分岐19bとを備えている。これらの分岐は、概ね互いに傾斜しあっている。この旋回レバー19は、概ねL字形をしているか、または概ねクランク形を呈している。
旋回レバー19のこの形状は、前部3aと後部3bとを有する窃盗防止装置のボディ3の形状に適合している。
旋回レバー19は、第1の端部21と反対側の第2の端部23とを有する。
図示の例では、第1の端部21は、旋回レバー19の第1の分岐9aで終端し、第2の端部23は、旋回レバー19の第2の分岐9bで終端している。
2つの分岐19aおよび19bは、旋回レバー19の旋回軸Aのところで結合している。
図示の例では、旋回レバー19は、2つの分岐19aと19bとの間の結合部に、ピボット19cを備えている。
図示の実施形態では、旋回レバー19の第1の端部21は、カム15に接触している。
更に詳細には、カム15は、カム面25と、案内傾斜路27とを備え、案内傾斜路27は、カム15が作動するときに、旋回レバー19の第1の端部を案内して、作動位置(図4、図5)と休止位置(図6、図7)との間において、旋回レバー19を駆動する。
図4および図6に示す実施形態においては、カム15は、カム面25の上に空洞29を備えている。この空洞29は、概ね傾斜した第1の面によって区切られている。この第1の面は、案内傾斜路27を形成している。また、半径方向の第2の面31は、空洞29の底面を画定し、第1の面と反対側の、軸方向の第3の面33は、案内傾斜路27を形成している。
空洞29は、作動位置(図4および図5参照)にある旋回レバー19の第1の端部21を収容するようになっている。従って、第1の端部21は、空洞29の底部にある。
従って、ロータが、カム15の回転(矢印Bで示されている)を駆動するときには、第1の端部21は、案内傾斜路27を進み、カム面25の上に到達する。カム面25は、空洞29に対してして上昇している(図6に示す)。従って、レバーの第1の端部21は、空洞29の案内傾斜路27の頂部の位置となる。
従って、旋回レバー19は、休止位置となる。
第2の端部23に関しては、第2の端部23は、掛け金7のところに位置しており、掛け金7は、ステアリングコラムをロックしている。
図5に示すように、旋回レバー19が作動位置にあるときには、第2の端部23は、ロック位置にある掛け金7に面して位置する。この第2の端部23は、掛け金7の行路上に位置している。
従って、窃盗が試みられた場合に、悪意を持つ人が、ステアリングコラムを解放する位置に向かって掛け金7を移動させようと試みても、旋回レバー19は、掛け金7がこの解放位置に後退するのを阻止する。
イグニッションキーがロータに挿入され、ロータの回転が駆動されたときには、カム15は、回転駆動され、また、旋回レバー19の第1の端部21が傾斜路27の上にあるので、旋回レバー19は、軸Aの周りに旋回駆動される(矢印Cで示されている)。旋回レバー19の第2の端部23は、掛け金7の行路を解放する。従って、掛け金7は、ステアリングコラムを解放することができる。
更に、後退を阻止するための不動化手段9は、ボルトを作動位置に復帰させるための手段を含んでいる。
復帰手段の一例として、圧縮ばね35を挙げることができる。図1に示す例では、圧縮ばねは、旋回レバー19と窃盗防止装置のボディ3との間に配置されている。更に詳細には、圧縮ばね35は、旋回レバー19の第2の分岐19bのレベルのところに配置されている。
この圧縮バネ35は、旋回レバーに力を及ぼし、旋回レバーは、概ね上方向に導かれ(図参照)、旋回レバー19は、作動位置に復帰される。
従って、ユーザが、イグニッションキーをロータから引き抜いた時には、ロック5は中立位置となり、掛け金7は、ステアリングコラムをロックする位置へ移動する。そして、圧縮ばね35の作用によって、旋回レバー19は、作動位置(図4、図5)となり、掛け金7が休止位置に向かって後退するのを阻止する。
悪意を持つ人間が、例えば、引張杆16に鍵をかけて、ステアリングコラムを解放する位置に掛け金7を移動させようとしても、レバーの第2の端部23は、障害物を形成し、それにより、掛け金7の後退は阻止される。旋回レバー19の第1の端部21は、固定されている駆動手段の空洞29の中に収容されており、旋回レバー19は、動かすことができず、第2の端部23は、掛け金7の行路の上に留まっている。
ユーザが、イグニッションキーをロータの中に挿入し、それを回転させると、ロック5は、中立位置から作動位置に行き、駆動手段(例えばカム15)は作動する。そして、旋回レバー19の第1の端部21は、案内傾斜路29に沿って移動し、これにより、旋回レバー19の休止位置に向かっての旋回が駆動され、旋回レバー19の第2の端部23は、掛け金7の行路を解放する(図6および図7)。
掛け金7は、ステアリングコラムを解放する位置へ移動する。
従って、掛け金7が、ステアリングコラムを解放する位置に向かって後退する前に、不動化手段は、休止位置に移動する。この同期は、カム15の作動によって得ることができる。
上記で説明したように、デッドロック手段のトリガー部材39はまた、旋回レバー19を保護するためのスクリーンを形成することができる。
特に、図3bおよび図3cに示す実施形態においては、トリガー部材39は、プルバーの中に収容されている旋回レバー19の周りに、少なくとも部分的に延びている。
図示の実施形態においては、保護突起49が、旋回レバー19の下で、旋回レバー19に沿って延びている。延びている方向は、図中に示されている。
更に詳細には、旋回レバー19は、引張杆16の開口20の中で移動できるように取り付けられている。保護突起49は、引張杆16の下に延び、旋回レバー19は、引張杆16に沿って延びている。これらの方向は、図中に示されている。
更に、保護突起49が、引張杆16および旋回レバー19の下に延びているこの場合では、不動化手段(図3bおよび図3cでは見えていない)の圧縮ばね35は、旋回レバー19と保護突起49との間に延びている。従って、保護装置によって更に追加的な保護を行うことができ、引張杆16を保護するとともに、掛け金7の後退を阻止する不動化手段9の旋回レバー19を旋回することから守ることができる。
更に、例えば、旋回レバー19を破壊しようとして、ドリルによる穴あけを続けたとしても、デッドロックが作動し、掛け金7は、並進運動が阻止されて、不動化されたままになっている。
従って、例えば、ドリルを使用したソフト窃盗の試みがなされた場合には、掛け金7の後退を防止するために不動化手段9を不動化しようとしても、穴あけ工具は、トリガー部材39に触れると考えられるので、デッドロック手段が起動されて、掛け金7のいかなる動きも、阻止することができる。
1 窃盗防止装置
3 ボディ
3a 前部
3b 後部
5 ロック
7 掛け金
7’相補的接続ラグ
8 駆動手段
9 不動化手段
9a 第1の分岐
9b 第2の分岐
13 ステータ
15 カム
16 引張杆
16’ フィンガ
16” 開口
17 タンブラ
18 ばね
19 旋回レバー
19a 第1の分岐
19b 第2の分岐
19c ピボット
20 開口
21 第1の端部
23 第2の端部
25 カム面
27 案内傾斜路
29 空洞
31 第2の面
33 第3の面
35 圧縮ばね
37 デッドロック手段
39 トリガー部材
39a 第1の端部
39b 第2の端部
41 不動化ピン
43 圧縮ばね
44 不動化部材
45 切り込み孔
47 案内斜面
49 保護突起
A 旋回軸
B 回転方向
C 回転方向
この目的のために、本発明は、自動車のステアリングコラムに対する窃盗防止装置を提供するものであり、本発明の窃盗防止装置は、
− 前記窃盗防止装置の中で、ステアリングコラムをロックしている位置とステアリングコラムを解放している位置との間を運動するように取り付けられている掛け金と、
−中立位置と作動位置との間を移動することができ、ロータと、前記ボルトの運動を駆動するための手段とを含むロックとを含み、
前記ロックは、
・前記ロータに固着され、前記掛け金の運動を駆動するカムと、
・前記カムによって運動が駆動される引張杆とを含み、
前記窃盗防止装置は、少なくとも部分的に前記引張杆の周囲に延びていて、前記引張杆を保護するための装置を更に含み、
前記掛け金を不動にするための、少なくとも1つの手段を含む窃盗防止装置において、
前記保護装置は、前記保護装置が変形され、前記保護装置が作動する時には、前記少なくとも1つの不動化手段を起動するようになっていることを特徴としている。
また、この窃盗防止装置は、次に示す特徴の1つ以上を、単独で、または組み合わせて具備することができる
前記ボルトを不動にする前記手段は、ロックのステータに取り付けられたトリガー部材を含み、この不動化部材は、前記トリガー部材と復帰手段とに接続され、復帰手段は、前記トリガー部材が作動する時には、前記不動化部材を、前記ボルトを不動にする作動位置に向かって駆動するようになっている。前記トリガー部材は、前記プルバーを保護するためのスクリーンを形成する。
− 前記トリガー部材は、少なくとも部分的に、前記プルバーの周囲に延びている。
− 前記トリガー部材は、一方がステータに接続され、他方が前記不動化部材に接続されている起動ロッドの形状をしており、このロッドは、少なくとも部分的に、前記プルバーの周囲に延びている保護突起を備えている。
− 前記保護突起は、概ねL字型の断面を有している。
− 前記不動化部材は、ガイド手段を備え、ガイド手段は、前記トリガー部材と協動し、前記トリガー部材を、
・前記トリガー部材が、前記不動化部材と係合し、前記不動化部材を休止位置に保持する第1の位置と
・前記トリガー部材が、前記不動化部材を解放し、前記不動化部材は、前記不動化手段の復帰手段によって、前記掛け金を不動として、作動位置に駆動される、第2の位置との間をガイドするようになっている。
− 前記窃盗防止装置は、前記掛け金を、作動位置と休止位置との間における並進方向に対して不動にするための、前記駆動手段によって駆動される追加的な不動化手段を更に含んでいる。作動位置は、前記追加的不動化手段が、前記掛け金の並進運動を不動にして、前記掛け金をロック位置に保持する位置であり、休止位置は、前記ロックが作動位置にあるときに、前記追加的不動化手段が、前記掛け金を解放している位置である。
− 前記追加的不動化手段は、旋回レバーを含み、この旋回レバーは、前記駆動手段に接触している第1の端部と、前記掛け金の運動に対抗する反対側の第2の端部とを有している。
− 前記プルバーは、開口を有し、前記レバーは、その開口の中に移動可能として装着されている。
− 前記トリガー部材は、少なくとも部分的に、前記レバーの周囲に延びている。
− 前記追加的不動化手段は、復帰手段を含み、復帰手段は、前記追加的不動化手段を作動位置に復帰させ、前記復帰手段は、前記レバーと、少なくとも部分的に前記レバーの周囲に延びている前記起動部材との間に配置されている。
− 前記復帰手段は、前記レバーと前記保護突起との間に配置されている。

Claims (15)

  1. 自動車のステアリングコラムに対する窃盗防止装置であって、
    − 前記窃盗防止装置の中で、ステアリングコラムをロックしている位置とステアリングコラムを解放している位置との間を運動するように取り付けられている掛け金(7)と、
    −中立位置と作動位置との間を移動することができ、ロータと、前記ボルトの運動を駆動するための手段(8)とを含むロック(5)とを含み、
    前記ロック(5)は、
    ・前記ロータに固着され、前記掛け金(7)の運動を駆動するカム(15)と、
    ・前記カム(15)によって運動が駆動される引張杆(16)とを含む窃盗防止装置において、
    少なくとも部分的に前記引張杆(16)の周囲に延びていて、前記引張杆(16)を保護するための装置を更に含んでいることを特徴とする窃盗防止装置。
  2. 前記掛け金(7)を不動にするための、少なくとも1つの手段(37)を含み、前記保護装置は、前記保護装置が作動する時には、前記少なくとも1つの不動化手段(37)を起動するようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の窃盗防止装置。
  3. 前記保護装置は、前記保護装置が変形されたときに、前記不動化手段(37)を起動するようになっていることを特徴とする、請求項2に記載の窃盗防止装置。
  4. 前記掛け金(7)を不動にするための、少なくとも1つの前記デッドロック手段(37)は、前記ロック(5)のステータ(13)に固着されているトリガー部材(39)と、前記トリガー部材(39)に接続されている不動化部材(41)と、前記トリガー部材(39)が作動するときに、前記掛け金(7)を不動にする作動位置に向かって前記不動化部材(41)を駆動するようになっている復帰手段(43)とを含み、前記トリガー部材(39)は、前記引張杆(16)を保護するための手段を形成していることを特徴とする、請求項2また3に記載の窃盗防止装置。
  5. 前記トリガー部材(39)は、少なくとも部分的に、前記引張杆(16)の周囲に延びていることを特徴とする、請求項4に記載の窃盗防止装置。
  6. 前記トリガー部材(39)は、一方がステータ(13)に接続され、他方が前記不動化部材(41)に接続された起動ロッドの形状をし、前記ロッドは、少なくとも部分的に前記引張杆(16)の周囲に延びている保護突起(49)を備えていることを特徴とする、請求項4または5に記載の窃盗防止装置。
  7. 前記保護突起(49)は、概ねL字形の断面を有していることを特徴とする、請求項6に記載の窃盗防止装置。
  8. 前記不動化部材(41)は、案内手段(47)を備え、前記案内手段(47)は、前記トリガー部材(39)と協動し、前記トリガー部材(39)を、
    − 前記トリガー部材(39)が、前記不動化部材(41)と係合し、前記不動化部材(41)を休止位置に保持する第1の位置と、
    − 前記トリガー部材(39)が、前記不動化部材(41)を解放し、前記不動化部材(41)は、不動化手段(37)の前記復帰手段(43)によって、前記掛け金(7)を不動にする作動位置に向かって駆動される第2の位置との間を案内するようになっていることを特徴とする、請求項6または7に記載の窃盗防止装置。
  9. 追加的不動化手段(9)を更に含み、この追加的不動化手段(9)は、前記駆動手段(8)により駆動されて、前記掛け金(7)を、
    前記ラッチ(5)が中立位置にあるときには、前記追加的不動化手段(9)は、前記掛け金(7)を並進運動させないようにすることにより、前記掛け金(7)を、ロック位置に保持する作動位置と、前記ロックが作動位置にあるときに、前記追加的不動化手段(9)が前記掛け金(7)を解放する、休止位置との間における並進運動をさせないようになっていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の窃盗防止装置。
  10. 前記追加的不動化手段(9)は、旋回レバー(19)を含み、この旋回レバー(19)は、前記駆動手段(8)に接触している第1の端部(21)と、前記掛け金(7)の運動に対抗するようになっている反対側の第2の端部(23)とを有していることを特徴とする、請求項9に記載の窃盗防止装置。
  11. 前記引張杆(16)は、開口(20)を有し、前記旋回レバー(19)は、この開口(20)の中に移動可能なように取り付けられていることを特徴とする、請求項10に記載の窃盗防止装置。
  12. 前記トリガー部材(39)は、少なくとも部分的に、前記旋回レバー(19)の周囲に延びていることを特徴とする、請求項5または請求項11に記載の窃盗防止装置。
  13. 前記不動化手段(9)は、復帰手段を含み、前記復帰手段は、前記不動化手段(9)を作動位置に復帰させ、また前記復帰手段は、前記旋回レバー(19)と、少なくとも部分的に前記旋回レバー(19)の周囲に延びている、前記トリガー部材(39)との間に配置されていることを特徴とする、請求項12に記載の窃盗防止装置。
  14. 前記復帰手段は、前記レバー(19)と前記保護突起(49)との間に配置されている
    ことを特徴とする、請求項13と組み合わせた、請求項6または7に記載の窃盗防止装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の窃盗防止装置を備えていることを特徴とする自動車用ステアリングコラム。
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