JP2014529429A - 外科装置 - Google Patents

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Abstract

(A)第1の部材及び第2の部材を含む第1の継手であって、第1の部材はXY面において第2の部材に対して再配置可能なように構成される第1の継手と、(B)第1の継手に操作可能なように接続された第2の継手であって、第2の継手は第3の部材及び第4の部材を含み、第3の部材はXY面に垂直なYZ面において第4の部材に対して再配置可能なように構成される、第2の継手と、(C)第1の継手及び第2の継手に操作可能なように接続された制御装置であって、制御装置は第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方の再配置を誘導するように構成された第1の制御部と、第3の部材及び第4の部材の少なくとも一方の再配置を誘導するように構成された第2の制御部とを備える、制御装置とを備えた、医療機器。

Description

本願は、2011年8月15日に出願された米国仮特許出願第61/523,805号「腹腔鏡検査装置(LAPAROSCOPIC DEVICE)」の利益を主張するものである。本開示を参照により本明細書に援用する。
本発明は、手術機器を対象とし、より具体的には、低侵襲手術に使用することができる手術機器を対象とする。本開示は、心耳閉塞装置の位置決め及び展開を容易にする手術機器にも関する。さらに、本開示は、軟性内視鏡と連携して適応又は働くように作られた手術機器に関する。
本明細書に開示する例示的実施形態は、1個以上の能動又は受動再配置機構を備える。以下でより詳細に考察するように、能動再配置機構は、使用者がエンドエフェクタの再配置を直接操作するように操縦装置を物理的に操作する際に無限調節に備える。それに対して、受動再配置機構は、照明スイッチと同様にオンオフで働くと考えることができる。このようにして、受動再配置機構は、エンドエフェクタの再配置を認めたり、認めなかったりするが、エンドエフェクタの位置を能動的に操作する役割はない。言い換えれば、受動再配置システムは、機構が「オン」位置にあるときにはエンドエフェクタ可動域内のエンドエフェクタの自由運動を可能にするが、機構が「オフ」位置にあるときにはエンドエフェクタ可動域内のエンドエフェクタの運動をロックする。例示的形態においては、腹腔鏡検査装置は、ピッチ、ヨーなどの異なる方向の運動を制御する能動再配置機構と受動再配置機構の両方を内蔵することができる。
例示的実施形態は、ある種の運動変換をもたらす能動再配置機構も備える。換言すれば、制御装置の位置が90°変化すると、エンドエフェクタの位置が45°変化する。本明細書に開示するように、ある種のパラメータは、最終用途及び使用者の選択に応じて異なる運動変換をもたらすように改変することができる。
本発明の第1の態様は、(a)第1の部材及び第2の部材を含む第1の継手であって、第1の部材はXY面において第2の部材に対して再配置可能なように構成される、第1の継手(b)第1の継手に操作可能なように接続された第2の継手であって、第2の継手は第3の部材及び第4の部材を含み、第3の部材はXY面に垂直なYZ面において第4の部材に対して再配置可能なように構成される、第2の継手及び(c)第1の継手及び第2の継手に操作可能なように接続された制御装置であって、制御装置は第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方の再配置を誘導するように構成された第1の制御部と、第3の部材及び第4の部材の少なくとも一方の再配置を誘導するように構成された第2の制御部とを備える、制御装置を備えた医療機器を提供することである。
第1の態様のより詳細な一実施形態においては、第1の制御部が、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された受動制御部を備え、第2の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、無数の位置の各々が異なる位置においてYZ面内で第4の部材に対する第3の部材の位置を確定する。更に別のより詳細な一実施形態においては、受動制御部が、制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられたレバーを備え、レバーが受動制御ラインに接続され、受動制御ラインが、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方に係合してXY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させるように構成された再配置可能な留め具にも接続される。更に詳細な一実施形態においては、再配置可能な留め具が、バネを用いて偏らせられて、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させ、レバーが、受動制御ラインに張力をかけて、バネの偏りに打ち勝ち、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を可能にするように再配置可能に構成される。更に詳細な一実施形態においては、機器が、制御装置と第1の継手との間に延在する長軸方向の導管を更に備え、受動制御ラインの少なくとも一部が長軸方向の導管を通って延在する。より詳細な一実施形態においては、機器が、制御装置と第1の継手との間に延在する長軸方向の導管を更に備え、第1の部材が制御装置に取り付けられ、第2の部材が第1の部材に再配置可能に取り付けられる。より詳細な一実施形態においては、第1の部材が、細長いものであり、再配置可能な留め具を少なくとも部分的に収容してXY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる内部空洞を含み、第1の部材及び長軸方向の導管の少なくとも一方が、再配置可能な留め具を偏らせてXY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させるバネを収容する。別のより詳細な一実施形態においては、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方が突出部を含み、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方が、突出部を収容するように構成された空洞を含み、空洞がベアリング面によって少なくとも部分的に画成され、突出部が、XY面内の第1の部材と第2の部材との間で運動が生じたときにベアリング面に接触するように構成される。更に別のより詳細な一実施形態においては、第1の部材が空洞を含み、第2の部材が突出部を含み、再配置可能な留め具が少なくとも1個の歯を備え、第2の部材が、再配置可能な留め具の少なくとも1個の歯に係合してXY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させるように構成された少なくとも1個の歯を備える。更に別のより詳細な一実施形態においては、空洞が、相隔てられた対向する第1の空洞及び第2の空洞を含み、突出部が、相隔てられた互いに離れて対向する第1の突出部及び第2の突出部を含み、第1の空洞が、第1の突出部を収容するように構成され、第2の空洞が、第2の突出部を収容するように構成される。
第1の態様の更に別のより詳細な一実施形態においては、第1の部材がUリンクを備え、第2の部材が盤状構造体を備える。更に別のより詳細な一実施形態においては、第1の制御部が、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された受動制御部を備え、Uリンクが、再配置可能な留め具及びバイアスバネを少なくとも部分的に収容する内部空洞を含み、再配置可能な留め具が、第1の制御部の一部を含み、第1の制御部が、制御装置に再配置可能に取り付けられた作動装置も備え、第1の制御部が、作動装置及び再配置可能な留め具に同時に接続された係留装置を更に備える。更に詳細な一実施形態においては、盤状構造体が、第1の盤状構造体の半分及び第2の盤状構造体の半分を備え、第1の盤状構造体の半分と第2の盤状構造体の半分とが同一である。更に詳細な一実施形態においては、能動制御部が、制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた作動装置を備え、作動装置が能動制御ラインに操作可能なように接続され、能動制御ラインが、第3の部材及び第4の部材の少なくとも一方に接続されてYZ面内の第3の部材と第4の部材との間の運動を制御する。より詳細な一実施形態においては、作動装置がホイール及びリンクプレートを備え、ホイールがらせん空洞を含み、リンクプレートが、ホイールのらせん空洞内に収容されるように構成された突出部を含む。より詳細な一実施形態においては、作動装置がホイール及びリンクプレートを備え、リンクプレートがらせん空洞を含み、ホイールが、リンクプレートのらせん空洞内に収容されるように構成された突出部を含む。別のより詳細な一実施形態においては、作動装置がホイール及びリンクプレートを備え、リンクプレートが空洞を含み、ホイールが、リンクプレートの空洞内に収容されるように構成されたらせん突出部を含む。更に別のより詳細な一実施形態においては、作動装置がホイール及びリンクプレートを備え、ホイールが空洞を含み、リンクプレートが、ホイールの空洞内に収容されるように構成されたらせん突出部を含む。
第1の態様のより詳細な一実施形態においては、第2の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、無数の位置の各々が異なる位置においてYZ面内で第4の部材に対する第3の部材の位置を確定し、第2の部材が第3の部材に取り付けられ、第3の部材が第4の部材に再配置可能に取り付けられる。更に別のより詳細な一実施形態においては、第4の部材が、細長いものであり、再配置可能なけん引リンクを少なくとも部分的に収容する内部空洞を含み、第4の部材が、能動制御ラインの少なくとも一部を収容するように構成されたチャネルを含む。更に詳細な一実施形態においては、チャネルが第1の弓状セグメント及び第2の弓状セグメントを含み、能動制御ラインが第1の能動制御ライン及び第2の能動制御ラインを備え、第1の弓状セグメントが、第1の能動制御ラインを収容するように構成され、第2の弓状セグメントが、第2の能動制御ラインを収容するように構成され、第1の能動制御ラインの少なくとも一部が第4の部材に固定され、第2の能動制御ラインの少なくとも一部が第4の部材に固定される。更に詳細な一実施形態においては、第3の部材及び第4の部材の少なくとも一方が突出部を含み、第3の部材及び第4の部材の少なくとも一方が、突出部を収容するように構成された空洞を含み、空洞がベアリング面によって少なくとも部分的に画成され、突出部が、YZ面内の第3の部材と第4の部材との間で運動が生じたときにベアリング面に接触するように構成される。より詳細な一実施形態においては、第4の部材が空洞を含み、第3の部材が突出部を含む。より詳細な一実施形態においては、空洞が、相隔てられた互いに離れて対向する第1の空洞及び第2の空洞を含み、突出部が、相隔てられた対向する第1の突出部及び第2の突出部を含み、第1の空洞が、第1の突出部を収容するように構成され、第2の空洞が、第2の突出部を収容するように構成される。別のより詳細な一実施形態においては、第2の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、無数の位置の各々が異なる位置においてYZ面内で第4の部材に対する第3の部材の位置を確定し、第3の部材が盤状構造体を備え、第4の部材がヨークを備える。更に別のより詳細な一実施形態においては、能動制御部が、制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた作動装置を備え、作動装置が第1の能動制御ライン及び第2の能動制御ラインに操作可能なように接続され、ヨークが、再配置可能なけん引リンクを少なくとも部分的に収容する内部空洞を含み、ヨークが、第1の能動制御ラインの少なくとも一部を収容するように構成された第1のチャネル、及び第2の能動制御ラインの少なくとも一部を収容するように構成された第2のチャネルを含み、第1の能動制御ライン及び第2の能動制御ラインの少なくとも一部がヨークに固定される。更に別のより詳細な一実施形態においては、第2の部材及び第3の部材が互いに取り付けられ、第2の部材及び第3の部材が協働して盤状構造体を形成する。
第1の態様の更に別のより詳細な一実施形態においては、作動装置が、第1のホイール、第1のリンクプレート、第2のホイール、及び第2のリンクプレートを備え、第1及び第2のホイールが各々らせん空洞を含み、第1及び第2のリンクプレートが各々、第1及び第2のホイールのそれぞれのらせん空洞内に収容されるように構成された突出部を含み、第1の能動制御ラインが第1のリンクプレートに接続され、第2の能動制御ラインが第2のリンクプレートに接続される。更に別のより詳細な一実施形態においては、第1のホイールは第2のホイールの鏡像である。更に詳細な一実施形態においては、第1及び第2のホイールの各々のらせん空洞が、らせん空洞の輪郭を形成する弓状壁を含み、第1及び第2のリンクプレートの各々の突出部が、それぞれのらせん空洞の弓状壁に接触するように構成された曲面を含む。更に詳細な一実施形態においては、第1の制御部が、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を阻止する第2の位置との間に再配置可能なように構成された第1の受動制御部を備え、第2の制御部が、YZ面内の第3の部材と第4の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、YZ面内の第3の部材と第4の部材との間の運動を阻止する第2の位置との間に再配置可能なように構成された第2の受動制御部を備える。より詳細な一実施形態においては、第1の受動制御部が、制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた作動装置を備え、作動装置が第1の受動制御ラインに接続され、第1の受動制御ラインも、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方に接続されて、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる。より詳細な一実施形態においては、作動装置が、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を可能にするように再配置可能に構成される。別のより詳細な一実施形態においては、更に別のより詳細な一実施形態においては、第1の部材が、細長いものであり、再配置可能な留め具を少なくとも部分的に収容してXY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる内部空洞を含み、第1の部材及び長軸方向の導管の少なくとも一方が、再配置可能な留め具を偏らせてXY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させるバネを収容する。
第1の態様のより詳細な一実施形態においては、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方が突出部を含み、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方が、突出部を収容するように構成された空洞を含み、空洞がベアリング面によって少なくとも部分的に画成され、突出部が、XY面内の第1の部材と第2の部材との間で運動が生じたときにベアリング面に接触するように構成される。更に別のより詳細な一実施形態においては、第1の部材が空洞を含み、第2の部材が突出部を含み、再配置可能な留め具が少なくとも1個の歯を備え、第2の部材が、再配置可能な留め具の少なくとも1個の歯に係合してXY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させるように構成された少なくとも1個の歯を備える。更に詳細な一実施形態においては、空洞が、相隔てられた対向する第1の空洞及び第2の空洞を含み、突出部が、相隔てられた互いに離れて対向する第1の突出部及び第2の突出部を含み、第1の空洞が、第1の突出部を収容するように構成され、第2の空洞が、第2の突出部を収容するように構成される。更に詳細な一実施形態においては、第1の部材がUリンクを備え、第2の部材が盤状構造体を備える。より詳細な一実施形態においては、Uリンクが、再配置可能な留め具及びバイアスバネを少なくとも部分的に収容する内部空洞を含み、再配置可能な留め具が、第1の制御部の一部を含み、第1の制御部が、制御装置に再配置可能に取り付けられた作動装置も備え、第1の制御部が、作動装置及び再配置可能な留め具に同時に接続された係留装置を更に備える。より詳細な一実施形態においては、盤状構造体が、第1の盤状構造体の半分及び第2の盤状構造体の半分を備え、第1の盤状構造体の半分と第2の盤状構造体の半分とが同一である。別のより詳細な一実施形態においては、第2の制御部が、制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた作動装置を備え、作動装置が受動制御ラインに操作可能なように接続され、受動制御ラインが、第3の部材及び第4の部材の少なくとも一方に接続されてYZ面内の第3の部材と第4の部材との間の運動を制御する。更に別のより詳細な一実施形態においては、作動装置が、受器に係合するように構成された制御装置のハウジングを通って延在する押しボタンを備え、作動装置が少なくとも1個の歯を備え、受器が、作動装置の少なくとも1個の歯に選択的に係合するように構成された少なくとも1個の歯を備える。更に別のより詳細な一実施形態においては、作動装置が制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられ、作動装置が第1の制御部の一部及び第2の制御部の一部を含み、第1の受動制御部が、制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた第1の受器を備え、第1の受器が、第1の部材及び第2の部材の少なくとも一方に取り付けられた第1のラインに操作可能なように接続され、第2の受動制御部が、制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた第2の受器を備え、第2の受器が、第3の部材及び第4の部材の少なくとも一方に取り付けられた第2のラインに操作可能なように接続される。
第1の態様の更に別のより詳細な一実施形態においては、作動装置が、バネによって偏らせられた押しボタンを備え、作動装置が第1の位置と第2の位置との間に再配置可能なように構成され、第1の位置がXY面内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を可能にし、YZ面内の第3の部材と第4の部材との間の自由運動を可能にし、第2の位置がXY面内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を遅延させ、YZ面内の第3の部材と第4の部材との間の自由運動を遅延させ、作動装置が第1の位置にロック可能であり、作動装置が第1の位置において第1の受器にも第2の受器にも係合せず、作動装置が第2の位置において第1の受器及び第2の受器に係合する。更に別のより詳細な一実施形態においては、作動装置が、第1の受器及び第2の受器に係合するようにバネによって偏らせられた押しボタンを備え、第1及び第2の受器が、押しボタンによって係合されないときに制御装置内部に延在する共通スプールに沿って回転再配置可能であり、第1及び第2の受器が、押しボタンによって係合されたときに共通スプールに沿って回転再配置できない。更に詳細な一実施形態においては、機器が、第1及び第2の継手に操作可能なように接続されたエンドエフェクタを更に備える。更に詳細な一実施形態においては、エンドエフェクタが、外科解剖器具、切除ペン、閉塞クリップ、閉塞クリップアプリケータ、手術用鉗子、手術用あご、直線カッタ、切除クランプ及び切除レールの少なくとも1つを含む。より詳細な一実施形態においては、制御装置が、エンドエフェクタに操作可能なように接続された第3の制御部を備える。より詳細な一実施形態においては、エンドエフェクタがクリップ展開装置を備え、第3の制御部が、制御装置からエンドエフェクタまで延在してクリップ展開装置の少なくとも一部の再配置を制御するリンクを備える。別のより詳細な一実施形態においては、クリップ展開装置が、閉塞クリップに取り外し可能に接続された対向するあごを備え、リンクが、対向するあごに接続された状態から閉塞クリップを除去するために再配置されるように構成される。更に別のより詳細な一実施形態においては、対向するあごが各々、係留装置が延在するオリフィスを含み、係留装置が閉塞クリップに接続され、リンクが係留装置に取り外し可能に接続される。
第1の態様の更に別のより詳細な一実施形態においては、係留装置が縫合糸ループを含み、リンクが縫合糸ループと閉塞クリップの間に配置される。本発明の更に別の一態様においては、エンドエフェクタがクリップ展開装置を備え、第3の制御部が、制御装置からエンドエフェクタまで延在してクリップ展開装置の少なくとも一部の再配置を制御するリンクを備える。さらに、更に別の詳細な一実施形態においては、第2の継手が、けん引リンクがそれに沿って横切るように構成されたチャネルを含み、第3の制御部及びクリップ展開装置に操作可能なように接続されたけん引リンク、及びけん引リンクに操作可能なように接続された少なくとも2個のリンククリップを備える展開装置、少なくとも2個のリンククリップの各々は2個のあごの少なくとも1個のカム表面の上に載った非環状カムを有し、少なくとも2個のリンククリップは、カムとカム表面の相互作用が更なる旋回を阻止するまで2個のあごに対して旋回するように構成される。
本発明の第2の態様は、(a)複数の制御部を少なくとも部分的に収容する制御装置、(b)制御装置を第1の継手及び第2の継手に操作可能なように接続する細長い導管、(c)第1の部材及び第2の部材を含む第1の継手であって、第1の部材はXY面において第2の部材に対して再配置可能なように構成される、第1の継手(d)第1の継手に操作可能なように接続された第2の継手であって、第2の継手は第3の部材及び第4の部材を含み、第3の部材はXY面に垂直なYZ面において第4の部材に対して再配置可能なように構成される、第2の継手及び(e)第1及び第2の継手に操作可能なように接続されたエンドエフェクタを備え、複数の制御部が、XY面において第2の部材に対する第1の部材の運動を制御するように第1の継手に操作可能なように接続された第1の制御部、YZ面において第4の部材に対する第3の部材の運動を制御するように第2の継手に操作可能なように接続された第2の制御部、エンドエフェクタの少なくとも一部のエンドエフェクタ制御運動に操作可能なように接続された第3の制御部を含む、医療機器を提供することである。
第2の態様のより詳細な一実施形態においては、機器が、エンドエフェクタに取り外し可能に取り付けられた閉塞クリップを更に備え、複数の制御部が、閉塞クリップをエンドエフェクタから取り外す第4の制御部を含む。更に別のより詳細な一実施形態においては、第1の制御部が、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された受動制御部を備え、第2の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、無数の位置の各々が異なる位置においてYZ面内で第4の部材に対する第3の部材の位置を確定する。更に詳細な一実施形態においては、第3の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された第2の能動制御部を備え、無数の位置の各々が異なる位置においてエンドエフェクタの位置を確定する。更に詳細な一実施形態においては、機器が、エンドエフェクタに取り外し可能に取り付けられた閉塞クリップを更に備え、複数の制御部が閉塞クリップをエンドエフェクタから取り外す第4の制御部を含み、第4の制御部が、エンドエフェクタと閉塞クリップの接続を外す又は保持するように構成された受動制御部を備える。より詳細な一実施形態においては、第1の制御部が、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された第1の受動制御部を備え、第2の制御部が、YZ面内の第3の部材と第4の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、YZ面内の第3の部材と第4の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された第2の制御部を備える。より詳細な一実施形態においては、第3の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、無数の位置の各々が異なる位置においてエンドエフェクタの位置を確定する。
第2の態様の更に別のより詳細な一実施形態においては、第1の制御部が、XY面の少なくとも90°内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された第1の受動制御部を備え、第2の制御部が、YZ面の少なくとも90°内の第3の部材と第4の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、YZ面内の第3の部材と第4の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された第2の制御部を備える。更に別のより詳細な一実施形態においては、第1の制御部が、XY面の少なくとも90°内の第1の部材と第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、XY面内の第1の部材と第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された受動制御部を備え、第2の制御部が、無数の位置の中でYZ面の少なくとも90°内で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、無数の位置の各々が異なる位置においてYZ面内で第4の部材に対する第3の部材の位置を確定する。更に詳細な一実施形態においては、能動制御部が、その中に形成された第1のらせん空洞を有する第1のホイール及びその中に形成された第2のらせん空洞を有する第2のホイールを備え、第1及び第2のらせん空洞が互いに鏡像であり、能動制御部が、第1のリンクラインに接続された第1のリンクプレート及び第2のリンクラインに接続された第2のリンク場所も備え、第1のリンクプレートが、第1のらせん空洞内に収容されるように構成された第1の突出部を含み、第2のリンクプレートが、第2のらせん空洞内に収容されるように構成された第2の突出部を含み、第1のホイール及び第2のホイールが、一方のホイールが回転すると他方のホイールが対応して回転するように互いに接続され、第1の方向の回転によって第2のリンクラインではなく第1のリンクラインに張力がかかり、第1の方向と反対の第2の方向の回転によって第1のリンクラインではなく第2のリンクラインに張力がかかり、第1のリンクラインの張力によって、YZ面内の正のX方向に運動が生じ、第2のリンクラインの張力によって、YZ面内の負のX方向に運動が生じる。更に詳細な一実施形態においては、エンドエフェクタが、外科解剖器具、切除ペン、閉塞クリップ、閉塞クリップアプリケータ、手術用鉗子、手術用あご、直線カッタ、切除クランプ及び切除レールの少なくとも1つを含む。
本開示による例示的な腹腔鏡検査装置の立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の近位端の分解組立図である。 左側ハウジングのない、図2の例示的な腹腔鏡検査装置の近位端の立面斜視図である。 右側ハウジングのない、図2の例示的な腹腔鏡検査装置の近位端の立面斜視図である。 互いに取り付けられた右及び左側ハウジングの立面斜視図である。 互いに取り付けられた右及び左側ハウジングの下面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的なホイールの立面斜視図である。 図7の例示的なホイールの輪郭図である。 図7の例示的なホイールの下面斜視図である。 図7の例示的なホイールの底面図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的なリンクプレートの右側からの立面斜視図である。 図11の例示的なリンクプレートの左側からの立面斜視図である。 図11の例示的なリンクプレートの前面からの立面斜視図である。 右側ハウジングが取り外された、第1の位置におけるホイールとリンクプレートの相互作用を示す拡大輪郭図である。 右側ハウジングが取り外された、第2の位置におけるホイールとリンクプレートの相互作用を示す拡大輪郭図である。 右側ハウジングが取り外された、第3の位置におけるホイールとリンクプレートの相互作用を示す、ホイール及びリンクプレートの拡大輪郭図である。 能動再配置機構を使用して得られるエンドエフェクタの3つの垂直位置を示す輪郭図である。 受動再配置機構を使用して得られる(エンドエフェクタに対する半硬質導管の位置の変化によって示された)エンドエフェクタの3つの水平位置を示す俯瞰図である。 右側ハウジングが取り外された、留め具と溝の角度θを示す拡大輪郭図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の右側ハウジングの外側の立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の右側ハウジングの内側の立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的なレバーの外側の立面斜視図である。 図21の例示的なレバーの輪郭図である。 図21の例示的なレバーの内側の立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の左側ハウジングの外側の立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の右側ハウジングの内側の立面斜視図である。 左側ハウジングが取り外された、図1の腹腔鏡検査装置の例示的な制御装置の近位部分の内部の拡大輪郭図である。 右側ハウジングが取り外された、図1の例示的な制御装置の近位部分の内部の拡大輪郭図である。 図1の腹腔鏡検査装置の例示的なハンドル機構の立面斜視図である。 図28の例示的なハンドル機構の下面斜視図である。 左側ハウジングが取り外された、図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な制御装置の内部及び導管の近位部分の立面斜視図である。 右側ハウジングが取り外され、例示的なキャップが設置された、図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な制御装置の内部及び導管の近位部分の立面斜視図である。 右側ハウジングが取り外され、例示的なキャップが除去された、図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な制御装置の内部及び導管の近位部分の立面斜視図である。 図1の腹腔鏡検査装置と一緒に使用される別の例示的な導管の長軸方向断面図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の遠位端の分解組立図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的なUリンクの立面斜視図である。 上部ハウジングのない、図35の例示的なUリンクの立面斜視図である。 図36の例示的なUリンクの俯瞰図である。 図35の例示的なUリンクの底部ハウジングの立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な歯受け部の立面斜視図である。 図39の例示的な歯受け部の前面断面図である。 図39の例示的な歯受け部の背面断面図である。 上部ハウジングのない、1対の歯付きプレート及び盤状構造体の両半分を備えた、図35の例示的なUリンクの立面斜視図である。 上部ハウジングのない、単一の歯付きプレート及び単一の盤状構造体の半分を備えた、図35の例示的なUリンクの立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な歯付きプレートの立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な盤状構造体の半分の外側輪郭図である。 組み立てられた図42の盤状構造体の両半分を示す前面輪郭図である。 図46の盤状構造体の両半分の俯瞰図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な盤状構造体の半分の内側立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な再配置可能なあご組立品の立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的なヨーク及びけん引リンクの立面斜視図である。 図50の例示的なヨークの近位端からの立面斜視図である。 図50の例示的なヨーク及びけん引リンクの水平断面図である。 図50の例示的なヨークの水平断面図である。 図50のけん引リンクの立面斜視図である。 例示的なリンクプレート及びリンククリップに接続された例示的なヨーク及びけん引リンクの水平断面図である。 例示的なリンクプレート及びリンククリップに接続された例示的なけん引リンクの立面斜視図である。 図56の例示的なリンククリップに接続された例示的なリンクプレートの立面斜視図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置の例示的な左側あごの外側斜視図である。 図58の例示的な左側あごの内側斜視図である。 幅が最も狭い向きの図1の例示的な腹腔鏡検査装置のあご及び種々の他の遠位端部品の位置を示す俯瞰図である。 図60のあご及びリンククリップの俯瞰拡大図である。 けん引リンクが最初に近位方向に移動した、図1の例示的な腹腔鏡検査装置のあご及び種々の他の遠位端部品の位置を示す俯瞰図である。 図62のあご及びリンククリップの俯瞰拡大図である。 図62においてけん引リンクが更に近位方向に移動した、図1の例示的な腹腔鏡検査装置のあご及び種々の他の遠位端部品の位置を示す俯瞰図である。 図64のあご及びリンククリップの俯瞰拡大図である。 けん引リンクがその最も近い位置に移動してあごが全開した、図1の例示的な腹腔鏡検査装置のあご及び種々の他の遠位端部品の位置を示す俯瞰図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置があごとリンククリップの間に回転中心を持たない場合のあご及び種々の他の遠位端部品の位置を示す俯瞰図である。 図1の例示的な腹腔鏡検査装置と一緒に使用することができる例示的なクランプの開位置の斜視図である。 図68の例示的なクランプの閉位置の斜視図である。 ワイヤ部材、硬質管状部材及び付勢部材を示す、図68の例示的なクランプの開配置の断面図である。 ワイヤ部材、硬質管状部材及び付勢部材を示す、図69の例示的なクランプの閉配置の断面図である。 非平行で閉じる能力を示す、図68〜71の例示的なクレームの斜視図である。 硬質管状部材で包囲されたワイヤ部材を示す、クランプの別の一実施形態の組立ての第一段階の斜視図である。 プラテンが硬質管状部材上に追加された図73のクランプの組立ての第二段階の斜視図である。 外側織物被覆がクランプ表面全体に配置された図73及び74のクランプの斜視図である。 図1の腹腔鏡検査装置と一緒に使用することができる別の例示的な制御装置の立面斜視図である。 左側ハウジングのない、図76の別の例示的な制御装置の立面斜視図である。 図76の別の例示的な制御装置の遠位部分の内部の拡大斜視図である。 ボタンがその最も高い垂直位置にある、図78に示した構造の輪郭図である。 ボタンがその最も低い垂直位置に押された、図78に示した構造の輪郭図である。 ボタン及び第1の歯付き組立品のない、図76の別の例示的な制御装置の遠位部分の内部の拡大斜視図である。 ボタンのない、図76の別の例示的な制御装置の遠位部分の内部の拡大斜視図である。
手術機器、より具体的には、低侵襲手術に使用することができる手術機器を包含する本開示の例示的実施形態を以下に記述し、説明する。本開示は、心耳閉塞装置の位置決め及び展開を容易にする手術機器にも関する。さらに、本開示は、軟性内視鏡と連携して適応又は働くように作られた手術機器に関する。言うまでもなく、以下で考察する実施形態は、本質的に例示であり、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく構成を変更できることは当業者には明らかであろう。しかし、理解しやすく、かつ正確を期すために、以下で考察する例示的実施形態は、本開示の範囲内にあるための必要条件ではないと当業者が認識するはずである任意選択のステップ、方法及び特徴を含む場合もある。
図1〜6を参照して、例示的な腹腔鏡検査装置100は、比較的線状である半硬質導管112の近位部分に取り付けられた制御装置110を備える。制御装置110は、エンドエフェクタ118に操作可能なように接続された再配置可能機構116を操作するために、種々の操縦装置を備え、再配置可能機構は導管112の遠位部分に取り付けられる。この例示的実施形態においては、再配置可能機構116は、クリップ展開装置118を備えるエンドエフェクタに接続される。しかしながら、以下の実施形態で考察するように、エンドエフェクタ118は、鉗子、切除レール、あご、直線カッタ、切除ペン、切除クランプ、照明解剖器具、無照明解剖器具など、ただしそれだけに限定されない任意の数の装置を備えることができる。
例示的な再配置可能機構116は、能動機構及び受動機構を内蔵する。能動機構は、エンドエフェクタ118のピッチ(すなわち、上げ下げ)を制御するように働き、受動機構は、エンドエフェクタのヨー(すなわち、左右)を制御するように働くことに留意されたい。しかし、以下の開示から明らかなように、別の例示的実施形態における再配置可能機構116は、能動又は受動機構のみを備えることができる。逆に、更に別の例示的実施形態における再配置機構116は、エンドエフェクタ118のピッチ(すなわち、上げ下げ)を制御する受動機構を利用することができ、能動機構は、エンドエフェクタのヨー(すなわち、左右)を制御するように働く。当業者は、以下の記述が、エンドエフェクタ118の運動を2つの面で制御する能動及び受動機構を内蔵した複数の構成の1つであることを理解するであろう。
制御装置110は、ある操縦装置のスループットを収容する内部空洞及び対応する開口を協働的に画成する右側ハウジング130と左側ハウジング132を備える。これらの開口のうち第1は、横軸に沿って回転再配置可能である1対のホイール136、138のスループットを収容する背側開口134である。
図7〜10を参照して、各ホイール136、138は、ホイールを回転させるために使用者が接触するように作られた接触面140を有する。接触面140は、使用者とホイール136、138のグリップを容易にするために、一連のこぶ144が介在する一連の外周に分布するくぼみ142を有する。各こぶ144は、接触面140が内面146と接する最大点から減少する、ホイール136、138の輪郭にあわせて傾斜している。環状外部空洞152の外周に沿った平面環表面148がくぼみ142及びこぶ144から半径方向にはめ込まれる。環表面148からはめ込まれ、互いに軸方向に間隔を置いて配置された1対の傾斜表面154、156は、軸方向に空洞中により深く移動すると、空洞152の直径を縮小させるように働く。空洞152は、各ホイール136、138の中央から延出する中空軸158によっても部分的に輪郭が形成される。この軸158は、環状平坦部162でその基部の周囲を包囲され、軸と平坦部は協働して、環状空洞152の半径方向寸法を徐々に増加させる。軸158の内部は、円柱空洞166を画成し、内部中間点に達するまでこの円柱形状が続く。空洞は、内面146まで延在する半円形状をとる。空洞166に隣接する半円形の突出部170は、内面146からほぼ垂直に延出する。内面146は、突出部170の周りに約220°広がるらせん溝172も含む。このようにして、溝172と突出部170の半径方向距離は、溝の両端で最大及び最小になるまで徐々に変化する。
図11〜13を参照して、ホイール136、138は、再配置可能機構116に操作可能なように接続され、再配置可能機構のピッチを制御するように働く。再配置可能機構116のピッチを制御するために、各ホイール136、138は、ホイールの回転運動を導管112の長さに沿って延在する縦軸に沿った長軸方向の運動に変換するリンクプレート180に接続される。特に、各リンクプレート180は、平面部182及び複数の打ち抜き開口184、186、188を有する鍵形状部を含む。これらの打ち抜き開口のうち第1の開口184は、開口に延在する突出部を形成するカブトガニ形状を有する。この突出部は、その後、突出部を約90°屈曲することによって変形し、平面部182から垂直に延出する留め具190を形成する。第2の開口186は、環状端部を有する略楕円形であり、リンクプレート180の重量を削減するためのものであり、対応するホイール136、138の半円形の突出部170に相補的な開口である(図8〜10参照)。第3の開口188は、幅方向寸法が垂直方向寸法よりもかなり短く、角が丸い細長い略矩形の開口を形成する。この第3の開口188は、接続ワイヤ194のスループットを与え、半ループ196と協働して接続ワイヤをリンクプレート180に固定する。特に、平面部182の端部が変形して半ループ196を形成し、接続ワイヤ194が半ループの内部(すなわち、半ループの凹面)を通り、第3の開口188を通って延在する。この例示的実施形態においては、接続ワイヤ194は、ワイヤに固定された円柱スリーブ198を備え、スリーブとワイヤの間の側方移動が起こらない。スリーブ198は、第3の開口188を通るスリーブ及び接続ワイヤ194のスループットを考慮した寸法である。特に、第3の開口188を通るスリーブ198及び接続ワイヤ194のスループット後、スリーブ198は、リンクプレート180に対して長軸方向に位置して、半ループ196に接する。具体的には、スリーブ198は、リンクプレート180に対して長軸方向に位置したときにスリーブが半ループ196を通り抜けることができない寸法である。このようにして、接続ワイヤ194の再配置は、リンクプレート180を再配置することによって行われ、接続ワイヤ194に張力を掛けることができる。各リンクプレート180は、第2の開口186上に延在するスペーサフランジ200も備える。スペーサフランジ200は、鍵形状部の上に付けられた長軸方向のS形屈曲部を含む。このフランジ200は、別のリンクプレート180の対応するフランジ200と協働して、隣接するリンクプレート間の適切な間隔を確保する。
図2、3及び7〜17を参照して、ホイール136、138及びリンクプレート180の組立ては、単にホイールを時計回り又は反時計回りの方向に回転させることによって再配置可能機構116を上方又は下方に再配置する手段に備える。特に、リンクプレート180は、背中合わせに組み立てられ、リンクプレート180の一方は反転しており、その結果、フランジ200は互いに内向きで対向する。このようにして、第1のリンクプレート180のフランジ200は平面182に接し、第2のリンクプレートフランジ200は第1のリンクプレートの平面182に接する。この配向においては、各リンクプレート180の留め具190は外向きに広がり、互いに離れている。より具体的には、留め具190(及びリンクプレート180自体の一部)は、ホイール136、138の内面146に挟まれ、隣接するホイール136、138のそれぞれのらせん溝172に収容される。同時に、内面146が近接すると、ホイール136、138の半円形の突出部170は、突出部の平面が互いに接するように並び、それによってリンクプレート180の両方の第2の開口186を通って延在する円柱突出部を形成する。
特に図14〜17Aを参照して、ホイール136、138の同時回転は、再配置可能機構116の垂直配向を変えるように働く。例えば、図17Aに示されるように位置Aから出発して、ホイール136、138を最上部から回転させて遠位及び下方に動かすと、第1のリンクプレート180が近位に引っ張られ、第2のリンクプレートが遠位に押し出されるように働く。換言すれば、ホイール136、138の回転運動は、らせん溝172と留め具190の接触面を介して、リンクプレート180の水平運動に変換される。より具体的には、第1のリンクプレート180の留め具190は、再配置可能機構116の垂直移動を制限するように働く第1のホイール136のらせん溝172の一端に接する。この例示的実施形態においては、垂直移動は、振れの最大角度が水平方向から−60°であるように制限される。再配置可能機構116を上方に持って行くために、ホイール136、138を時計回りに回転させ、それによって留め具190に対するらせん溝172の位置を変える。例示的形態においては、留め具190は、らせん溝172に支えられて動き、リンクプレート180上で近位方向に引っ張る接続ワイヤ194の張力のために、溝に対して一定の水平配向を維持する。しかし、ホイール136、138が位置Aから時計回りに回転すると、ホイール中央から留め具190でふさがれたらせん溝172までの距離が減少し、それによってホイールに対して第1のリンクプレート180が近位に再配置される。ホイール136、138を時計回りに(約1/2回転)連続的に回転させると、再配置可能機構116を上方に持ち上げて位置Bに達するように働き(図17A参照)、再配置可能機構は水平方向からの角度がゼロ度になる。ホイール136、138を時計回りに(約1/2回転)更に回転させると、再配置可能機構116を上方に持ち上げて位置Cに達するように働き(図17A参照)、再配置可能機構は水平方向から60°の角度になる。逆に、ホイール136、138を最上部から回転させて近位及び下方に動かすと、第1のリンクプレート180が遠位に押し出され、第2のリンクプレートが近位に引っ張られ、それによって再配置可能機構116が接続ワイヤ194を介して下がるように働く。
ホイール136、138の回転は、再配置可能機構116の旋回運動と比例する。位置Cは、らせん溝172の反対の端部に隣接する留め具190に対応し、水平方向から60°の垂直移動限界を設定するように働くことに留意されたい。簡単に言うと、ホイール136、138を約360°回転することによって、再配置可能機構は120°移動するように働く。したがって、ホイール136、138は、3°の回転運動を1°の旋回運動に変換するように働く。らせん溝172の形状は、ホイール136、138の回転運動と再配置可能機構116の旋回運動の変換を増減するように改変することができる。例えば、らせん溝172のピッチは、溝の一方の終点から反対の終点まで移動するのにホイール136、138を2回転する必要があるように設定することができる。かかる例においては、変換は、6°の回転運動が1°の旋回運動に変換される(最大旋回範囲が120°であると仮定したとき)。換言すれば、再配置機構116の旋回終点間の移動にはホイール136、138を2回転することになる。それに対して、らせんのピッチは、変換が一対一である(すなわち、1°の回転運動が1°の旋回運動に変換される)ようにホイール136、138の1/3の周りに延在するように設定することができる。
らせん溝172は、ホイール136、138が回転したときに速度が変わるように設定することもできる。換言すれば、ホイール136、138の中央から溝172までの距離変化が、360°全体で一定ではない。例えば、溝172の中央部は、水平方向(すなわち、ゼロ度)から±20°以内で2°の回転が再配置可能機構116の1°の旋回運動に変換されるように相関したピッチを有することができる。しかし、この点を超えると、溝172のピッチは、最後の40°の移動(20から60°及び−60から−20°)が、ホイールを3°回転させて1°の旋回運動を行うことによって成されるように、減少する。当業者は、溝172のピッチを変化させ、ピッチの異なる1個以上の溝部分を有することによって、種々の組合せが可能であることを理解するであろう。
図18を参照して、らせん溝172のピッチ(すなわち、角度θ)は、再配置機構116が自動ロック式かどうかにも影響を及ぼす。本開示の文脈においては、自動ロック式とは、運動を自動的に阻止することを指す。例示的形態においては、らせん溝172の角度θが増加すると(回転度から旋回度への変換が減少すると)、溝172内の留め具190の運動に対する抵抗が減少する。例示的形態においては、留め具と溝の角度θが90°であるときに抵抗が最大になる。それに対して、留め具と溝の角度θがゼロであるときに抵抗が最小になる。ゼロと90の間の角度θにおいては、抵抗は、自動ロックの機能を与えるのに十分な大きさである。換言すれば、自動ロック機能のためには、溝172内の留め具190の運動に対する抵抗は、接続ワイヤ194に対する張力Tよりも大きくなければならない。溝172を構成するらせん回転が多いほど、角度θは大きくなる。溝172を構成するらせん回転が少ないほど、角度θは小さくなり、ホイール136、138を回転させる戻り負荷(back load)の確率は大きくなる。例示的形態においては、らせん溝172の角度は約80〜85°である。この角度は、戻り負荷(接続ワイヤ194に沿って伝達される、再配置機構116に直接印加される力)がホイール136、138を回転させるように働かず、それによって再配置機構の旋回運動を阻止するように、自動ロック機能を付与するのに十分である。しかし、らせん回転を減少させて角度θを減少させることを含めて、留め具190及び溝172の形状を変えてそれらの間の摩擦を低下させ得るポイントにおいては、自動ロック機能を回避することが望ましい場合もある。
上述したように、ホイール136、138は、回転し、リンクプレート180を再配置するカムとして働き、リンクプレート180は接続ワイヤ194を再配置する。以下でより詳細に考察するように、接続ワイヤ194は、ホイール136、138のらせん溝172によってもたらされる可動域内の無数の位置を提供するために、盤状構造体の両半分594、596に対して回転するヨーク614に取り付けられる。本開示においては、この機構を能動再配置機構と称する。それは、盤状構造体の両半分594、596に対してヨーク614の比例した運動を直接もたらすホイールの積極的な回転であるからである。さらに、ホイール136、138の使用者は、単にホイールの回転を停止することによってエンドエフェクタ118の位置を固定するように操作する。例示的形態においては、ホイール136、138の回転に対する抵抗は、リンクプレート180の溝172境界と留め具190の角度の結果である。この機構の構造に基づいて、ホイール136、138の使用者は、エンドエフェクタ118の位置を能動的に制御する。
別の例示的一実施形態においては、能動機構は、使用者がホイール136、138に物理的に触れず、代わりにホイールから離れた制御装置を操作するように、遠隔操作することができる。制御装置は、ホイールを所望の方向に駆動させるように働くモータ又は作動装置に伝達可能に接続され、それによってホイールを遠隔制御することができる。
更に別の例示的一実施形態においては、能動機構は、制御装置110から取り外され、エンドエフェクタ118に近接した導管112の遠位端の遠位に再配置される。かかる実施形態においては、能動機構は、露出しており、ロボット付属品によって操作してエンドエフェクタを(制御装置110に対して)局所的に再配置することが可能である。より具体的には、エンドエフェクタ118を再配置するために、ロボット付属品によってホイールを回転させる。
以下でより詳細に考察するように、この能動機構は、エンドエフェクタ118の特定の運動を許容する又はその運動を許容しない「オン」及び「オフ」機能を有する受動機構とは対照的である。この機構は、エンドエフェクタ118の増分運動の制御を積極的に許容せず、むしろ運動を許容する又は許容しないように作用するにすぎないので、この機構を本明細書では受動と称する。
再度図1、5及び19〜23を参照して、制御装置110の右側ハウジング130は、受動機構の一部である再配置可能レバー236を収容する外面のくぼみ230及び1対の貫通開口232、234も備える。以下でより詳細に考察するように、再配置可能レバー236は、エンドエフェクタ118の側方調節機能を与える又は制限するために、再配置可能機構116をロック及びロック解除するように操作することができる。第1の貫通開口232は、ハウジング130から離れて垂直に延在する円柱ベアリング238によって画成される。ベアリング238は、レバー236によって挟まれた外部環状ベアリング面240及び内部環状ベアリング面242を有する。このようにして、レバー236は、外部ベアリング面240の周りを回転し、内部ベアリング面242内を回転する。レバー236は、カップ状カバー250と一体成形されたテーパ付属品248を備える。カップ状カバー250の内部は、中空であり、一端が略環状、他端が弓状の(ただし丸くはない)周壁254によって輪郭が形成された内部空洞252を画成する。円柱直立突出部256は、カップ状カバー250の内部から離れて垂直に延在し、周壁254の環状部分からほぼ等距離で配置されるが、周壁の高さを超えて延在する。第2の円柱直立突出部258は、周壁254の弓状端部の隅に形成される。この第2の円柱突出部258は、カップ状カバー250の内部から離れて(かつ第1の円柱突出部256に平行に)垂直に延在し、第1の円柱突出部256の高さを超えて延在する。第1の円柱突出部256は円柱ベアリング238の第1の貫通開口232に収容され、第2の円柱突出部258は第2の貫通開口234に収容される。第1の円柱突出部256及び第1の貫通開口232の環状断面、並びに各々の寸法は、さもないとレバー236が単一回転軸の周りに一様に回転しない半径方向の著しい遊びのない、第1の貫通開口内の第1の円柱突出部の回転の回転を考慮したものである。逆に、第2の貫通開口234は、細長く、第2の円柱突出部258の運動を追う弓状経路をとる。より具体的には、第2の貫通開口234は、第2の突出部258の曲率及び寸法にほぼ一致するが開口の境界と突出部の間の遊びを考慮した丸い端部を備え、その結果、突出部は開口内を移動することができる。同時に、第2の貫通開口234の高さは、第2の突出部258の直径よりもわずかに大きく、貫通開口の弓状経路は、レバー236がハウジング130を中心に回転すると第2の突出部の位置をたどる。開口234の境界又は終点は、レバー236の回転再配置を制限する。以下でより詳細に考察するように、境界は、エンドエフェクタ118の固定又は自由側方調節機能に対応したロック及びロック解除位置を与える。より具体的には、レバー236は、第1の円柱突出部256に接続ワイヤ261を巻き付けることによって、接続ワイヤに接続される。右側ハウジング130の残りの外面260は、凸面であり、幾つかの追加の特徴を備える。
特に図2、19及び20を参照して、追加の特徴としては、その下面が丸い遠位端262に近接した拡大部分264が挙げられる。この拡大部分264は、近位及び遠位に細くなり、近位頸部266及び遠位フランジ268に移行する。遠位フランジ268は、拡大部分264と半環状アダプタ270の間にある。以下でより詳細に考察するように、アダプタ270は、制御装置110に対する半硬質導管112の長軸方向の運動を阻止するために、導管と係合する1対の戻り止め272を備える。両方の戻り止め272は、互いに平行に延在し、半硬質導管112の外面と連通するアダプタ270の内周面278から延出する。アダプタ270の外面は、アダプタ270の外面に外接する円柱キャップ282を受けるために、平滑な半円形である。
図5及び6を参照して、右側ハウジング130の外面260は、(遠位から近位に下方に傾斜した)傾斜背面284も含む。傾斜背面284は、造形凹部(sculpted recess)286及び湾曲内側表面288に弓状に移行し、そのどちらも比較的平面状の腹面290に移行する。以下でより詳細に考察するように、右側ハウジング130の腹面290は、左側ハウジング132の対応する腹面294と協働して、ハンドル機構ポート296及びハンドル保持ポート298の輪郭を部分的に形成する。両方のポート296、298は、それぞれのハウジング130、132の内部に開いている。表面284、288、290は、近位端で収束して、やはりハウジング130の内部に開いている近位ポート300を部分的に画成する。
再度図20を参照して、右側ハウジングの内部は、内面からほぼ垂直に延出し互いにほぼ平行な一連の中空シリンダ304を備える。各シリンダ304は、それぞれのハウジング130、132を互いに取り付けるために、ねじ部品を収容するようなサイズである。例示的形態においては、中空シリンダ304のうち2個は、半円形の切除部分を有する横材306によって相隔てられている。外面のくぼみ230を画定する対応形状を有する突出部310が部分的に介在する1対の補強リブ308が、これらの中空シリンダ304から近位に延在する。中空シリンダ304の別の組は突出部310の近位端にある。これらの中空シリンダ304には、第3の組の中空シリンダ304の間にある別の組の補強リブ308が続く。第3の組を含むこの組の中空シリンダ304は、近位から遠位に延在する楕円突出部314を含む横材312によって相隔てられている。以下で考察するように、楕円突出部314は、中空であり、ハンドル機構320の一部を収容する対応する空洞316を有する(図26参照)。最後に、近位補強リブ308が第3の組のシリンダと近位単一シリンダ304の間にある。右側ハウジング130の内面の周囲の一部は、ハウジング130、132の位置を調節するために、左側ハウジング132の対応するチャネル324(図25参照)内に収容される凹型レッジ322を備える。右側ハウジングの内部は戻り止め326も備え、戻り止め326は、ハンドル保持ポート298中に延在し、ハンドル機構を設定位置に保持するのに使用される。
図5、6、24及び25を参照して、左側ハウジング132は、右側ハウジング130と同様であり、凸外面340及び凹内面342を有する。内部及び外面340、342は収束して、背側開口134、ハンドル機構ポート296、ハンドル保持ポート298及び近位ポート300を部分的に画成する。
制御装置110の左側ハウジング132は、その下面が丸い遠位端352に近接した拡大部分354を備える。この拡大部分354は、近位及び遠位に細くなり、近位頸部356及び遠位フランジ358に移行する。遠位フランジ358は、拡大部分354と半環状アダプタ360の間にある。アダプタ360の外面は、アダプタ360の外面に外接する円柱キャップ282を受けるために、平滑な半円形である。
左側ハウジング132の外面340は、(遠位から近位に下方に傾斜した)傾斜背面364も含む。傾斜背面364は、造形凹部366及び湾曲側面368に弓状に移行し、そのどちらも比較的平面状の腹面294に移行する。湾曲側面368は、左側ハウジング132の内部に延在する対応する中空シリンダ372によって部分的に結合された複数の貫通孔370を備える。これらのシリンダ372は、右側ハウジング130の中空シリンダ304と並ぶように作られ、互いにハウジングを取り付けるために、対応する締め具(図示せず)を受ける。さらに、ハウジング130、132の腹面290、294は協働して、ハンドル機構ポート296及びハンドル保持ポート298の輪郭を形成する。表面364、368、294は、近位端で収束して、やはりハウジング132の内部に開いている近位ポート300を部分的に画成する。
左側ハウジング132の内部は、内面342からほぼ垂直に延出する互いにほぼ平行な幾つかの中空シリンダ372を備える。例示的形態においては、中空シリンダ372のうち遠位端に最も近い2個は、相隔てられ、ほぼ同じ高さである。中空内部空洞382を有し長軸方向の高さがリブの高さとほぼ同じである円柱突出部380が部分的に介在する1対の補強リブ378が、これらの中空シリンダ372から近位方向に走る。L形横材383によって相隔てられた1対の中空シリンダ372が補強リブ378から近位方向に走る。背側シリンダ372は横材の高い部分と比較的同じ高さであり、腹側シリンダは横材の低い部分と比較的同じ高さであることに留意されたい。より大きい中空シリンダ384は、L形横材383から引き続き近位方向に走り、切除された切欠きを有しL形横材に似た補強リブ379を横切る。L形横材385、続いて近位から遠位に延在する楕円突出部388を備える横材386によって相隔てられた第3の組を含む1対の中空シリンダ372が、より大きいシリンダ384から更に近位方向に走る。以下で考察するように、楕円突出部388は、中空であり、ハンドル機構320の一部を収容する対応する空洞390を有する。最後に、近位補強リブ392が第3の組のシリンダと近位単一シリンダ394の間にある。左側ハウジング132の内面340の周囲の一部は、右側ハウジング130の凹型レッジ322を受けるチャネル324を含む。
図2及び26〜29を参照して、ハンドル機構320は、再配置可能なハンドル400、駆動リンク402、戻しバネ404及びけん引プレート406を備える。以下でより詳細に考察するように、けん引プレート406は、心耳閉塞クリップ展開外科手術中などに閉塞クリップ1160(図75参照)を選択的に開閉するために、クリップ展開装置118に操作可能なように接続されたけん引ワイヤ408に接続される。ハンドル機構320の個々の部品のより詳細な説明は以下のとおりである。
再配置可能なハンドル400は、使用者によるグリップを容易にするために、長軸方向に離隔した一連の凸状隆起416を有する弓状の腹側グリップ面414を備える。同時に、腹側グリップ面414は、近位端と遠位端の間の最大から内側から外側の方向に細くなる。腹側グリップ面414の反対側には、対応する内面418があり、そこから1対の離隔した平行な垂直壁420、422が延出する。垂直壁420、422も、複数の横断壁424を介して互いに接続される。近位の横断壁は、内側から外側の方向に貫通開口430を与える直立ループ428にも接続される。壁420、422は、ループ428から遠位に延在し、次第に高さが増し、腹側グリップ面414を越えて遠位に延在する。特に、壁420、422の最遠位部分は各々、内側から外側の方向に延在する環状開口434を有する丸い背側端部を含む。遠位壁436は、遠位端において壁420、422の間に広がり、腹側グリップ面414に移行する。壁420、422の環状開口434が横方向に並び、別の2組の環状開口440、442が内側から外側の方向に壁を通って延在する。両組の開口440、442は、直径が遠位開口434よりも小さく、駆動リンク402をハンドル400に再配置可能に取り付けるために、各々ピン444を収容するように作られる。組の開口440、442の一方しかピン444でふさがれず、ふさがれていない他方の組の開口は、戻しバネ404のバネ定数、及びエンドエフェクタ118を含む装置(例えば、クリップ展開装置118)に応じて使用することができる。
例示的な駆動リンク402は、ハンドル400の壁420、422の間に適合した大きさのU形の長軸方向に延在するプレートを備える。プレート402の遠位端は、U形湾曲部、及びピン444を収容する(内側から外側の方向に延在する)1対の貫通開口を有する。プレート402の近位端は、平行した各々貫通開口を有するそれぞれの脚部を備える。プレート402の脚部の各々は、各脚部の丸い端部に接触するコイル状戻しバネ404によって偏っている。この例示的実施形態においては、戻しバネ404は、駆動リンク402に強固に接続されておらず、むしろ駆動リンクに対して偏り、ハウジング130、132のそれぞれの補強リブ及びプレート402の近位端を押す戻しバネ自体の偏りによって適所に保持される。脚部の貫通開口は、駆動リンク402をけん引プレート406に接続する第2のピン450を収容し、第2のピン450は、楕円突出部388の空洞390内及び楕円突出部314の空洞316内にも同時に収容される。
けん引プレート406は、内側から外側の方向に延在する3個の開口460、462、464を有する実質的にまっすぐな平坦基板を含む。第1の開口460は、駆動リンクをけん引プレート406に取り付ける第2のピン450を収容する。第2の開口462は角の丸い矩形開口を有し、第3の開口464は、近位から遠位の寸法が背側から腹側の寸法よりも小さい角の丸いより小さい矩形開口を有する。一片のけん引プレート406が開口462、464の間にあり、変形して外側に凹及び内側に凸の外側半ループ468を形成する。遠位端のけん引プレート406の第2の片も変形して、外側に凸及び内側に凹の内側半ループ470を形成する。外側半ループ468は、けん引ワイヤ408の近位部分に外接するスリーブ474を収容する大きさであるので、内側半ループ470よりも深いことに留意されたい。このスリーブ474は、けん引ワイヤ408に沿って長軸方向に再配置することが容易ではない。したがって、けん引ワイヤ408が引っ張られている間のスリーブ474の再配置は、それに応じたけん引ワイヤの再配置を引き起こす。
再配置可能なハンドル400は、使用者がつかみ、保持位置から自由位置に再配置されるように作られる。保持位置(図26参照)においては、ハンドル400のループ428は、右側ハウジング130の戻り止め326と係合して、ハンドルをハウジング130、132に隣接して保持する。使用者がハンドル400を戻り止め326から外したいときには、使用者は、ハンドルを外側にスライドさせて戻り止めから離し、戻り止めとの係合を解除する。その後、バネ404の偏りが駆動リンク402を押すように働き、駆動リンク402自体がハンドル400を押して、ハンドルをハウジング130、132から分離させる。同時に、けん引プレート406も再配置される。ハンドル400が戻り止め326と係合するときには、けん引プレートは最も近位に十分引っ込められている。以下でより詳細に考察するように、けん引プレート406が最も近位にあると、けん引リンク764にも取り付けられたけん引ワイヤ408が近位に引っ張られて、閉塞クリップ1160が開くことになる。逆に、ハンドル400が戻り止め326から外れて、ハウジング130、132から離れると、けん引プレートは遠位方向に再配置される。最終的に、ハンドル400がハウジング130、132から最も離れて再配置される場合、けん引プレート406は最も遠位に位置する。以下でより詳細に考察するように、けん引プレート406が最も遠位にあると、閉塞クリップ1160を閉じるために、けん引ワイヤ408が遠位に再配置される。
図2〜4を参照して、制御装置110は、ハウジング130、132の近位ポート300内に設置された取り外し可能な柄490も備える。取り外し可能な柄490は、閉塞クリップをクリップ展開装置118から切り離すように作用する1本以上のクリップ放出ワイヤ492(この場合、2本のクリップ放出ワイヤ)に接続される。このようにして、柄を制御装置110の近位端から取り外し、それによって放出ワイヤ(単数又は複数)を近位に引っ張り、閉塞クリップをクリップ展開装置118から切り離すことができる。この例示的実施形態においては、柄490は、摩擦ばめによって近位ポート300内に固定される。摩擦ばめは、使用者が柄を押して、制御装置110に対して近位方向に動かすことによって解除することができる。しかし、柄490を制御装置110から離すために戻り止め又は別の積極的放出機構を使用することも本開示の範囲内である。
再度図2〜32を参照して、制御装置110の組立ては、ホイールの内面146がその間にリンクプレート180を挟むようにホイール136、138を互いに取り付けることを含む。ホイール136、138及びリンクプレート180の組立ての詳細な考察は既に行ったので、簡潔にするために繰り返さない。その後、軸158が反対方向を向き、それぞれ左側ハウジング132の円柱突出部380内、及び右側ハウジング130の環状ベアリング面242内に収容されるように、ホイール136、138が配置される。同様に、駆動リンク402は、右及び左側ハウジング130、132にピン450で取り付けられ、同時に楕円突出部314、388の空洞316、390内に収容される。例示的形態においては、駆動リンク402と右側ハウジング130は、その間にけん引プレート406を挟む。同時に、駆動リンク402はハンドル400に取り付けられ、ハンドルの環状開口434は、ハンドルをハウジングに回転可能に取り付けるために、右側ハウジング130のシリンダ304を収容する。さらに、バネ404は、近位補強リブ308と駆動リンク402の間に配置されるように、右側ハウジング130にはめ込まれる。最後に、取り外し可能な柄490がハウジング130、132の間に挿入され、その後、ハウジング130、132が互いに取り付けられて、制御装置が閉じられる。この時点では、けん引ワイヤ408、クリップ放出ワイヤ492、接続ワイヤ194及び接続ワイヤ261はすべて、ハウジング130、132の遠位端262を通って延在する。
図20及び30〜32を参照して、制御装置110は、比較的線状であり比較的一定した環状断面を有する半硬質導管112に取り付けられる。この例示的実施形態においては、導管112は、ステンレス鋼で作製され、近位環状開口及び遠位環状開口を有する。近位環状開口は、導管112内部と制御装置110内部の通路を提供する。より具体的には、導管112の中空内部は、けん引ワイヤ408、クリップ放出ワイヤ492、接続ワイヤ194及び接続ワイヤ261のスループットを収容する。導管112は、1対の矩形弓状切除部分500を有する近位部を備える。これらの切除部分500によって、アダプタ270の戻り止め272でふさがれるそれぞれの開口が与えられ、導管112がハウジング130、132に取り付けられる。
さらに、図33に示されるように、半硬質導管112は、比較的線状であるが、診査ツール510用の別個の通路を提供するように作られた別個の導管508を収容する2個の追加のオリフィス504、506を備えることができる。この半硬質導管と一緒に用いられる例示的な診査ツールとしては、鉗子、切除レール、あご、直線カッタ、切除ペン、切除クランプ、照明解剖器具及び無照明解剖器具が挙げられるが、それだけに限定されない。例示的な診査ツール510は、再配置可能機構116によって操作されるエンドエフェクタと併用することができる。
図34〜38を参照して、例示的な再配置可能機構116の遠位部分は、腹側及び背側Uリンクハウジング516、518を含むUリンク514を備える。各ハウジング516、518は、他方の鏡像であり、切欠き526を除いて部分的に閉じた半円形の近位端524を有する凸面の半円柱近位部522を備える。半円柱近位部522の外面は、長軸方向の遠位に延在し、ハウジング内部に延在する1対の貫通孔530を含む。貫通孔530は、概して長軸方向に整列し、円柱近位部522の頂端に沿って位置する。ほぼ一定の直径を有する円柱近位部522に比べてハウジング516、518の直径を増加させるように働く半円柱環状部532が、貫通孔530を越えて長軸方向の遠位に延在する。張出し536が環状部532から遠位に延在する。張出し536は、丸い近位端542と一緒に平行な側面を形成する傾斜周面540に移行する略平面の外面538を有する。周面は、平面状の外面538と実質的に平行な実質的に平面状の内面544に隣接する。内面544は、環状のくぼみ546を有し、内面とくぼみの底部平面550の間に延在する環状周面548を有する。内面は、環状部532の凹状半円柱状内面554に遠位に続く矩形くぼみ552の一部も含む。環状部532の半円柱状内面554は円柱近位部522の半円柱状内面と同じ寸法であることに留意されたい。しかし、円柱近位部522の半円柱状内面554は、部分的に閉じた半円形遠位端524とほぼ同じ形状を有する遠位リブ558を備える。半円形遠位端524と同様に、遠位リブ558も、切欠きがほぼ同じ寸法になるように他方の切欠き526と長軸方向に並んだ切欠き560を含む。ハウジング516と518を合わせると、遠位リブ558は、切欠き560、526が協働して1対の貫通開口を与えるように整列する。同時に、ハウジングの遠位端524も整列して、バイアスバネ564及び歯受け部566をUリンク514の一部として収容する内部空洞を形成する。
図36、37及び39〜41を参照して、歯受け部566は、均一環状断面を有し実質的に直線的に延在する近位円柱部568を含む。均一環状断面は、組立て時にバイアスバネ564内に収容される大きさである。近位円柱部568は中空であり、各々接続ワイヤ194のスループットを収容するように作られた1対の環状開口572を有する環状近位端壁570を含む。より大きい楕円形開口574が環状開口572の間にあり、けん引ワイヤ408及びクリップ放出ワイヤ492のスループットを収容するように作られる。円柱部から内側及び外側に延在する内側Mセクション及び外側Lセクションを有する歯受けヘッド576が円柱部568から遠位に延在する。近位円柱部568の中空空洞と並んだ円柱空洞577が、内側セクションと外側セクションの間にある。歯受けヘッド576の各セクションは、一連の遠位歯578を除いて、略矩形断面を有する。具体的には、歯578は、鋸歯状パターンを有し、(円柱部568を通って延在する縦軸に垂直に)内側から外側の方向に延在するように形成される。この例示的実施形態においては、歯578は、1対の歯付きプレート582から個々の歯580を受ける大きさである。
図42〜44を参照して、歯付きプレート582もUリンク514の一部であり、各歯付きプレート582は環状のほぼ平坦なプレートを含む。プレートの約225°は環状周面584を有する。しかし、周面の残り135°は、一連の歯580を含むように形成される。上述したように、歯580は、歯受け部566の歯578の間に収容される大きさである。平行な線状側面588と弓状端部590によって輪郭が形成された貫通開口586が、各歯付きプレート582の中央に位置する。これらの貫通開口586は、盤状構造体の半分594の側方移動を許容又は制限するために、それぞれの盤状構造体の半分594を収容するように作られる。
再度図35〜37を参照して、Uリンク514の組立ては、バイアスバネ564のらせん形状によって輪郭が形成された円柱空洞に歯受け部566の近位円柱部568を挿入することを含む。Uリンク514の組立ては、外面と内面が接触する縁部が合致し、互いに重なるように、腹側と背側のUリンクハウジング516、518を整列させることも含む。縁部は、従来の技術によって溶接又は接着させることができる。ハウジング516、518の組立てから得られる構造体は、貫通開口を有する環状壁が介在する遠位円柱空洞598と近位円柱空洞600を形成する。上で考察したように、環状壁は、ハウジング516、518の遠位リブ558を連結することによって形成され、開口は切欠き560を連結することによって形成される。遠位円柱空洞598は、歯受け部の反対側のバイアスバネの端部が環状壁に接触して、それに対してバネを圧縮することができる止め具を与えるように、バイアスバネ564に挿入された歯受け部566を収容する大きさである。同時に、遠位端524は、接合された切欠き526によって形成された開口を除いて、閉じている。上述したように、接続ワイヤ261は、レバー236に操作可能なように接続される。このワイヤ261は、さらに、歯受け部566に達するまで半硬質導管112及び開口を通って延在する。ワイヤは、歯受け部の再配置を容易にするために歯受け部に取り付けられる。
図35〜48を参照して、Uリンク514は自在継手610に接続される。この自在継手610は、第2の盤状構造体の半分596に接続された第1の盤状構造体の半分594を含む。側方の再配置のために、盤状構造体の両半分594、596はUリンク514に接続される。特に、盤状構造体の両半分594、596は、互いに同一であり、したがって簡潔にするために盤状構造体の両半分の一方のみを詳細に説明する。
各盤状構造体の半分594、596は、直立リム628を取り囲む実質的に平面状の内面626を有する遠位パドル624を備える。開口630は、リム628及びパドル624を通って延在するが、パドルと一体成形された外側凸面キャップ634で部分的に覆われる。キャップ634は、開口630に延出するV形溝636を片側に含み、反対側から開口に延出するチャネル638を含む。チャネル638は、キャップ634を越えて近位に延在し、弓状経路をとって、盤状構造体の半分の近位端640に部分的に巻き付き、外形が環状の統合プラットフォーム642に近接して終わる。プラットフォーム642の半環状内面646は、実質的に平面であり、弓状側壁とプラットフォーム中央に延出する丸い端部を有する半径方向の溝648を有する。弓状側壁は、内面646からの距離が増加すると溝648の幅を増加させるように働く。半径方向の溝648は、環状周面650を通って外向きにも延在する。周面650は、直立突出部656に外接する環状平面状外面652の外側境界を画定する。対応する歯付きプレート582の開口586を通って延在して歯付きプレートをヨークの半分620に取り付けるのはこの直立突出部656である(図42参照)。例示的形態においては、直立突出部656は、環状表面652から離れて垂直に延在し、平坦最上部662を総体として画成する1対の弓状側面660が介在する1対の平行でまっすぐな側面658を有する。
例示的形態においては、遠位パドル624は、遠位パドル624を統合プラットフォーム642に接続するために、頸部666に接続する環状664周面を有する。頸部666は、対向する盤状構造体の半分594、596の環状周面650の輪郭に一致するように作られた弓状壁668も有する。頸部666は、さらに、プラットフォーム642の内面646と平行な平面674を有する中央ブロック672も有する。この平面674は、弓状側壁と露出した丸い端部を有する半島状突出物678を部分的に有する。弓状側壁は、平面674からの距離が増加すると半島状突出物678の幅を減少させるように働く。以下でより詳細に考察するように、組み立てたときに盤状構造体の両半分を整列させるために、第1の盤状構造体の半分594、596の半島状突出物が第2の盤状構造体の半分の半径方向の溝に収容されるように、半島状突出物678の寸法は半径方向の溝648の寸法とほぼ同じである。ブロック672は、チャネル638の一部も片側に含み、近位傾斜を除いて、半円形断面を有し実質的に直線的に延在するチャネル682も有する。チャネル682は、概して中央に位置し、遠位パドル624の内面626に向かって半径方向に延在する。例示的形態においては、線状チャネル682は、互いにほぼ平行であり水平方向にずれた位置にある半島状突出物678と半径方向の溝648の間に位置する。
再度図42、43及び45〜48を参照して、自在継手610の組立ては、パドル624の内面626が対向するように盤状構造体の両半分594、596を配置することを含む。同様に、盤状構造体の両半分594、596の頸部666は、第1の盤状構造体の半分594の半島状突出物678が第2の盤状構造体の半分596の半径方向の溝648に収容され、第2の盤状構造体の半分のプラットフォーム642の内面646が第1の盤状構造体の半分の平面に接触するように、互いに隣接して配置される。この配置においては、盤状構造体の半分594、596を相互に移動して(図46参照)、外周が制限された貫通開口688を画成する。盤状構造体の両半分594、596を互いに上記配置で取り付けた後、それぞれの歯付きプレート582を盤状構造体の半分の各々に取り付ける。例示的形態においては、各歯付きプレート582は、開口586が直立突出部656と整列するように配置される。具体的には、開口586を画成する平行側面588に対して直立突出部656の平行側面658を整列させ、はめ込み、同時に、開口を画成する弓状端部590に対して直立突出部の弓状側面660を整列させ、はめ込む。その後、腹側及び背側Uリンクハウジング516、518を再配置して、盤状構造体の両半分594、596を挟む。具体的には、各ハウジングの環状のくぼみ546が、盤状構造体の半分594、596のそれぞれの直立突出部656を受ける。くぼみ546の環状境界は、突出部の弓状側面660間の距離よりも直径がわずかに大きく、それによって突出部はくぼみの中で回転することができる。側面660の弧は、突出部を画成する壁548の弧よりもきついが、著しく遊びがあるほどではないことに留意されたい。同時に、盤状構造体の両半分594、596が腹側と背側のUリンクハウジングで挟まれるので、少なくとも1個の歯580が歯受け部566の歯578の間隙に入るように両方の歯付きプレート582を配置する。歯付きプレート582の歯580が歯受け部566の歯578とかみ合うと、腹側及び背側Uリンクハウジング516、518に対する盤状構造体の両半分594、596の回転運動(水平面の角度変化)が阻止される。逆に、歯付きプレート582の歯580が歯受け部566の歯578とかみ合わないと、盤状構造体の両半分594、596が腹側及び背側Uリンクハウジング516、518に対して回転することができる。歯受け部566の初期位置では、バネ564によって歯受け部に働く偏りに基づいてそれぞれの歯578、580がかみ合う。しかし、この偏りは、歯受け部と再配置可能レバー236に同時に接続された接続ワイヤ261を使用して歯受け部566を近位に引っ張ることによって解除することができる。特に、腹側及び背側Uリンクハウジング516、518に対する盤状構造体の両半分594、596の角度位置を固定するために、レバー236を遠位方向に回転させて、バネ564の偏りによって歯受け部566が歯付きプレート582に係合できるようにする。腹側及び背側Uリンクハウジング516、518に対して盤状構造体の両半分594、596の固定を解除するためには、レバー236を近位方向に回転させて、バネ564の偏りを解除し、それによってバネを圧縮し、歯受け部566を引いて歯付きプレート582との係合を外す。この際、盤状構造体の両半分594、596は全体として、腹側及び背側Uリンクハウジング516、518に対してその角度、水平配置を変えることができ、角度調節範囲は160°である。この角度調節及び対応する角度方向は、盤状構造体の両半分594、596からヨーク614に伝わる。
例示的形態においては、Uリンク514(ハウジング516、518、バネ564及び歯受け部566)、歯付きプレート582、及び盤状構造体の両半分594、596が協働して、受動機構の遠位部分を形成する。この受動機構は、歯受け部566がバネ564によって遠位に偏って歯付きプレート582と係合するかどうかによって、エンドエフェクタ118のヨー(すなわち、左右)を許容又は阻止する。歯受け部566は、歯付きプレート582に対して係合し、又は外れるので、この機構は受動的と考えられる。換言すれば、先に考察した能動機構とは異なり、この受動機構は、エンドエフェクタを左右に再配置する働きをしない。その代わりに、この受動機構は、歯受け部566が歯付きプレート582と係合していないときに、Uリンク514と盤状構造体の両半分594、596の間の可動域内で横方向の完全に自由な移動を提供する。例示的形態においては、ロボット機器(図示せず)又は解剖学的特徴(すなわち、心臓自体)は、制御装置110が歯受け部566を歯付きプレート582から外すように操作されると(具体的には、レバー236)、半硬質導管112の遠位端にかけられた圧力と協働して、エンドエフェクタを(例示的形態においては図17Bの3つの位置で示されるように)横方向に再配置すると予測される。歯受け部566が歯付きプレート582から外れている間、エンドエフェクタ118を再配置することができる(すなわち、横方向の所定の位置に固定されない)。しかし、バネ564の力が優勢であり、歯受け部566が歯付きプレート582と係合するようにレバー236を作動させると、エンドエフェクタ118の横方向の再配置が阻止される。
図49〜52を参照して、ヨーク614は、同一形状のフロア692とルーフ694に一体的に接続された円柱状近位端690を備える。より具体的には、以下でより詳細に考察するように、円柱状近位端690は、再配置可能機構116の特定の部分を収容するために、フロア692とルーフ694の間の開放空間698に延出する貫通空洞696を有する。
例示的形態においては、円柱状近位端690は、円柱状近位端を1対の円盤704に二分するように働く周囲溝702を含む。各円盤704は、他方の鏡像であり、丸い周面706を有する。周面706は、幅がほぼ一定であり、周面に対してほぼ垂直である実質的に平面状の側面708の外側境界を画定する。この側面708は、略環状であり、円盤704全体に延在するのではない円柱状のくぼみ710を画成し、周面706の縁に対して等距離で配置される。例示的形態においては、円柱状のくぼみ710は、最上部の斜めの輪714、続いて一定直径の輪716、続いて第2の斜めの輪718によって画成される。第2の斜めの輪718は、側面708に平行して実質的に平面状の底面720に隣接する。
円盤704の間の周囲溝702は、半円形の経路で延在し、フロア692及びルーフ694を通って延在する貫通孔722と交わる。貫通孔722の反対側、溝702の近位端においては、貫通空洞696の一部であるV形開口が形成される。開口の遠位先端部は、貫通空洞の円柱部を画成する環状壁726に隣接する矩形境界724によって画定される。溝702の腹側及び背側セクションは、それぞれの接続ワイヤ194を受ける。各接続ワイヤは、接続ワイヤのうち第1を引っ張るとヨーク614が上方に(すなわち、腹側に)移動し、接続ワイヤのうち第2を引っ張るとヨークが下方に(すなわち、背側に)移動するように、溝の一部を通る。より具体的には、接続ワイヤ194は、溝702の一部内に位置することによってヨーク614の周りを部分的に周り、空洞で終結する。空洞では、接続ワイヤ194は所定の位置に固定される。
ルーフ694及びフロア692は、円盤704から遠位に延在する。ルーフ694とフロア692の両方は、傾斜周面734に移行する比較的平面状の外面732を有する丸い張出しを含む。傾斜周面734自体は、外面に垂直な垂直周面736に移行する。ルーフ694の垂直厚さは、フロア692の垂直厚さよりも大きいが、この厚さの相違を除いて、ルーフとフロアは同一であることに留意されたい。垂直周面736は、多層内面738の外周を画定する。特に、内面738は、ヨーク614の中線からずれた比較的平面状の垂直側壁744に隣接する比較的平面状の端面742を有する一段高い平坦部740によって部分的に画成される。比較的平面状の水平壁746が側壁744に隣接する。水平壁746自体はブロックU形溝748に隣接する。平坦部740、側壁744、水平壁746及びU形溝748は協働して、階段状断面を形成する。しかし、U形溝は、後壁754で終結する側壁及び水平壁の端部の遠位にある近位壁752で終結するので、側壁744及び水平壁746ほど遠位には延在しない。後壁754に近接して、ルーフ694とフロア692の両方は、その対応貫通開口と並んだ1対の垂直貫通開口を有し、1対のだぼ758を受ける。以下でより詳細に考察するように、だぼは、ルーフ694及びフロア692、並びに再配置可能なあご組立品760に同時に取り付けられる。
図49、50及び52〜54を参照して、再配置可能なあご組立品760は、接続ワイヤ194に操作可能なように接続されたけん引リンク764をその近位端に備え、同時に右及び左リンクプレート766、768にその遠位端で接続される。この例示的実施形態においては、けん引リンク764は、微小Uリンク772に取り付けられた中空シリンダ770を備える。特に、中空シリンダ770は、Uリンク772の基部から離れて垂直に延在するように取り付けられ、その中に接続ワイヤ194を収容するように作られる。より具体的には、接続ワイヤ194は、接続ワイヤに近位方向に張力をかけるとけん引リンク764を近位に再配置するように働くように、中空シリンダ770の内部に接着される。この近位再配置は、Uリンク772に取り付けられたリンクプレート766、768の端部を再配置するようにも働く。例示的形態においては、Uリンク772は、その長軸方向の長さに沿ってほぼ一定の幅及び高さを有する1対の離隔した直立アーム774を備える。各直立アーム774は、中空リング776で終結する。中空リング776は、高さが直立アームとほぼ同じであるが、幅は直立アームよりも大きい。両方のリング776の幅はほぼ同じであり、ヨーク614に対するUリンク772の運動が確実に線形であるために、フロア692及びルーフ694のそれぞれの垂直壁744の間に適合した大きさである。
図55〜57を参照して、ヨーク614は、リンクプレート766、768に同時に取り付けられた1対の右及び左リンククリップ780、782にも取り付けられる。例示的形態においては、右及び左リンククリップ780、782は互いに鏡像であり、ヨーク614のだぼ758を収容して右及び左リンククリップをヨークに枢動可能に取り付ける近位貫通孔786を各々有する。同時に、右及び左リンククリップ780、782は、リンクプレート766、768の端部において開口792を通して容易に収容されるだぼ790を収容する、近位の穴786に対して遠位にある、第2の貫通孔788を備える。リンクプレート766、768の端部の開口792は、直径がだぼ790より大きく、その結果、リンクプレートは、だぼの周りに枢動可能に再配置可能である。逆に、第2の貫通孔788は、だぼ790とほぼ同じ直径であり、それによってだぼが第2の貫通孔内に摩擦ばめによって固定される。Uリンク772のリング776内に摩擦によって収容されるだぼ796よりも直径が大きい内部貫通孔794がリンクプレート766、768の端部の反対側にある。このようにして、リンクプレート766、768は、だぼ796及びUリンク772に対して枢動可能に再配置可能である。満月の四分の三の形状をした遠位開口800に外接する丸い平坦なヘッド798が各右及び左リンククリップ780、782の遠位端にある。特に、遠位ヘッド798は、ヘッドの幅がリンククリップ780、782の残部の幅よりも大きいようなサイズである。より具体的には、遠位ヘッド798は、丸められて、再配置可能なあご組立品760の内部に向かって延在する。以下でより詳細に考察するように、遠位ヘッドの丸い輪郭は、対応するあご806、808の円柱状輪郭に合致する。
組み立て時には、Uリンク772の中空リング776の間にはリンクプレート766、768の端部が介在する。リンクプレート766、768の反対側の端部は、それぞれの右及び左リンククリップ780、782の間にある。したがって、左リンククリップ782は、互いに直接重なり、左リンクプレート768の厚さによって相隔てられている。付随する間隙は、左リンクプレートと左リンククリップの間の運動をもたらすように働く。同様に、右リンククリップ780は、互いに直接重なり、右リンクプレート766の厚さによって相隔てられている。付随する間隙は、右リンクプレートと右リンククリップの間の運動をもたらすように働く。同時に、右側の平坦部740に近接するルーフ694とフロア692の距離は、右リンククリップ780と右リンクプレート766の累積厚さよりもわずかに大きい。同様に、左側の平坦部740に近接するルーフ694とフロア692の距離は、左リンククリップ782と左リンクプレート768の累積厚さよりもわずかに大きい。組立て時には、リンクプレート766、768は、Uリンク772並びに右及び左リンククリップ780、782に対して回転再配置可能であり、右及び左リンククリップは、リンクプレートに対して、かつヨーク614のだぼ758に対して回転再配置可能である。以下でより詳細に考察するように、Uリンク772をヨーク614内で近位に引っ込めると(図49参照)、右と左のリンククリップ780、782の丸い端部798の間隙が広がるように働く。逆に、Uリンク772をヨーク614に対して遠位に再配置すると、右と左のリンククリップ780、782の丸い端部798の間隙が狭まるように働く。このようにして、Uリンク772の再配置は、間接的に、右及び左あご806、808を再配置するように働く。
図49、58及び59を参照して、右と左のあご806、808は互いに鏡像であり、それぞれ右及び左リンククリップ780、782に取り付けられる。したがって、簡潔にするために、図58及び59に関して左側あごのみを示し、考察する。各あご806、808は、底部の丸い棚部816から相隔てられた上部の丸い棚部814を含む近位端Uリンク810を備える。各棚部812、814は、半月状円柱だぼ820を収容するように働く貫通開口818を有する。このだぼ820は、棚部812、814の貫通開口818内に同時に収容され、それぞれの組のリンククリップ780、782の遠位開口800内にも収容される。例示的形態においては、だぼ820は、貫通開口内で回転再配置できないように、貫通開口818内に断片的に嵌合する。それに対して、だぼ820の半月形状は、遠位開口800の満月の四分の三の形状の領域すべてを占有することはない。このようにして、だぼがそれぞれのリンククリップ780、782に対して回転再配置可能であるように、遠位開口を画成する壁とだぼ820の間には遊びがある。それぞれのあご806、808とそれぞれのリンククリップ780、782の接続を更に安定化するために、各あごは、そのそれぞれの遠位端において棚部812、814に接続する垂直壁826から近位に延在する突出部824を含む。この突出部824の厚さは、リンククリップの遠位端798が互いに押し合うのを防止するために、それぞれ覆っているリンククリップ780、782の間隙に近い。むしろ、突出部824のために加圧が低下する。そして、加圧が起きる程度に、覆っているリンククリップ780、782は、互いに押し合うのではなく突出部を加圧する。
凸面外部長軸断面及び凹面内部長軸断面を有する細長いガイド830が、近位端Uリンク810から遠位に延在する。細長いガイド830は、際立った長軸方向寸法、及びクランプ部分1162、1164の厚さに近くそれを超える垂直方向寸法を有する(図75参照)。例示的形態においては、ガイド830の遠位端832は丸い。あご806、808をそれぞれのクランプ部分1162、1164に取り付けるために、縫合糸840を受ける1対の側方貫通孔836、838が遠位端832と近位端Uリンク810の間にある。ガイド830の外面844は、遠位端832から延出する長軸方向のチャネル846を備える。チャネル846は、貫通孔836、838の各々を横切り、垂直壁826の近位を通り、突出部824に隣接して終わる。このチャネル846は、制御装置110の取り外し可能な柄490に接続されたそれぞれのクリップ放出ワイヤ492を収容する。例示的形態においては、縫合糸840は、同時に、クリップ放出ワイヤ492及びそれぞれのクリップセグメントに(ループ状に)巻き付いている。このようにして、クリップを展開する用意ができたら、取り外し可能な柄490を制御装置110の残部に対して近位に再配置し、それによってクリップ放出ワイヤ492を近位方向に引っ張る。最初に、クリップ放出ワイヤ492の端部が遠位縫合糸840を完全に通過し、続いて近位縫合糸840を完全に通過し、それによってクリップをガイド830及び腹腔鏡検査装置100の残部から放出する。
図44、60及び61を参照して、再配置可能なあご組立品760は、線状に並んで解剖学的展開用トロカールにはまるように働く。最初に、図60及び61に示されるように、再配置可能なあご組立品760を線状に幅の狭い位置で整列させる。この位置においては、両方のあご806、808の各だぼ820の第1の面850が、満月の四分の三の形状をした開口800の一部を画成する第1の面852に接触する。
図44及び62〜66を参照して、あご806、808を開くために、けん引リンク764を接続ワイヤ194によって近位方向に引っ張る。けん引リンク764が近位に動くことによって、けん引リンクに接続された右及び左リンクプレート766、768の端部が、けん引リンクを通って延在するだぼ796の周りを旋回することによって近位に再配置される。リンクプレート766、768の対向する端部は、右及び左リンククリップ780、782にだぼ790を介して枢動可能に接続されるので、けん引リンクが動くと、リンククリップの遠位端が互いに離れて広がるように働く。上で考察したように、満月の四分の三の形状をした開口800によって、リンククリップ780、782に対してそれぞれのあご806、808のだぼ820の旋回運動を制限することができる。このようにして、リンククリップ780、782とあご806、808の間の旋回運動によって、あご806、808の遠位端が最初に互いに接近し、図62に示されるようにあごの近位端が互いに更に離れる。リンクプレート766、768がリンククリップ780、782に対して旋回する間、図63に示されるように、だぼ820の第1の面850がリンククリップの第1の面852から離れることからわかるように、リンククリップもあご806、808に対して旋回するように働く。けん引リンク764を続けて近位方向に動かすと、図64に示されるように、リンククリップ780、782の遠位端が互いに更に離れる。この位置においては、図65に示されるように、あご806、808とリンククリップ780、782の間の更なる旋回動作は、だぼ820の第2の面854が、満月の四分の三の形状をした開口800の一部を画成するリンククリップの第2の面856に接触することによって阻止される。換言すれば、リンククリップ780、782の面852、856は、だぼ820の旋回可動境界域を与える。第2の面が互いに接触すると、リンククリップ780、782とあご806、808の間の最大角度に達する。その後、けん引リンク764を最大近位終点(すなわち、移動限界)まで続けて近位方向に動かすと、リンククリップ780、782の遠位端が最大間隔に達する。これは、図66に示されるように、互いに離れたあご806、808の遠位端に対応する。例示的形態においては、けん引リンク764が最大近位終点に達すると、あご806、808は平行位置に達する。この平行位置は、あご806、808とリンククリップ780、782の間の旋回運動がないと得られない。図67に示されるように、リンククリップ780、782とあご806、808の間の旋回動作がないと、あごは、リンククリップの角度方向をとり、けん引リンク764がその近位終点に達したときに、相隔てられたときの平行位置に達しない。
図68及び70は、相隔てられた硬質クランプ部分1102、1104、及び各クランプ部分1102、1104の両端の弾力性又は弾性付勢部材1106、1108を有する、開位置の左心耳閉塞クランプ1110の一実施形態を示す。クランプ部分1102、1104は管状とすることができ、両方のクランプ部分1102、1104は、静止時、すなわち、組織を留めるのに使用されないときには、少なくとも実質的に互いに平行とすることができる。クランプ部分1102、1104は、実質的に同じ長さでも異なる長さでもよく、各々は、付勢部材1106、1108の各々を形成するのに使用することができるワイヤよりも大きい外径とすることができる。なお、付勢部材1106、1108を形成するワイヤは、クランプ部分1102、1104の中空内部を通って延在することができる。この説明のための例においては、付勢部材1106、1108は各々ループ形状である。付勢部材1106、1108の各々のループ構造によって画成される面は、実質的に互いに平行とすることができ、クランプ部分1102、1104の各々に実質的に垂直とすることができる。別の角度方向も可能であることは言うまでもない。
図69及び71は、図68及び70と同じクランプ1110であり、クランプ部分1102、1104がその正常付勢位置(normally biased together positions)にある。クランプ部分1102、1104の接触は、最初に、示されたその平行長さ全体に沿って起こり得る。言うまでもなく、クランプ部分1102、1104が、後述するように織物又は別の材料で覆われているときには、接触は、代わりに織物又は別の材料の間で起こり得る。図68〜71には、硬質部材1102、1104及び付勢部材1106、1108の構造及び相対位置のみを示した。最終組立てを図72〜74に示す。図72〜74は、わずかに異なる実施形態を示してはいるが、各実施形態の構成における一般的ステップを示す。クランプ部分1102、1104は、ワイヤ部材1116の上に置かれたチタンなどの硬質金属の硬質管1112、1114から製作することができる。この実施形態においてチタンが使用されるのは、そのMRI造影適合性、その生体適合性、及びワイヤ部材1116がニッケルチタンアロイなどの超弾性材料から形成されているときのワイヤ部材1116とのその電気的適合性のためである。本明細書に開示するこの実施形態及び他の実施形態は、ニッケルチタンアロイなどの超弾性材料を使用して付勢部材1106、1108を形成することができる。超弾性のために、材料は、大きく延びて、材料を永久変形させることなしに、クランプ1110のクランプ部分1106、1108を開くことができる。これらの超弾性材料は、MRI造影にも適合することができ、体内の移植片材料として容易に許容することができる。この実施形態の硬質管状部材1112、1114は、好ましくはチタン管1112、1114をワイヤ部材1116に機械的にスエージ加工することによって、下にあるワイヤ部材1116に機械的に固定される。両方のクランプ部分1102、1104及び付勢部材1106、1108を通る単一の連続ワイヤ部材が示されているが、この実施形態のクランプ1110は、2本以上のワイヤ、又は任意の他の適切な部品を用いて製作することもできる。
図72に示されるように、組織又は解剖学的構造物上で平行に閉じることができることに加えて、クランプ1110は解剖学的構造物に非平行クランプ様式で力を加えることもできる。これによって、クランプ1110は、クランプ部分1102、1104の全長にわたって不均一な組織厚さに対応することができる。さらに、クランプ部分1102、1104の両端の別々の付勢部材1106、1108を用いて、非平行クランプをクランプ1110のどちらの側からでも始めることができる。この実施形態の非平行クランプ機能によって、クランプ1110は、その長さ及び幅全体にわたって壁厚が変わる広範囲の中空解剖学的構造物に対応することができる。例えば、心耳などの幾つかの解剖学的構造物は、柱と呼ばれる内部構造物を有する。柱は、不均一であり、その寸法の1つ以上にわたって厚さが変わることが頻繁にある。したがって、不均一クランプは、この理由又は別の理由のために、この用途に有利であり得る。
図73は、図68〜71の実施形態のより環状のループ構成の代わりに文字「U」に似た形状の2個の付勢部材1166、1168を備えるクランプ1160の別の一実施形態を示す。第1のクランプ1110を使用した場合と同様に、クランプ1160のU形付勢部材1166、1168は、互いにほぼ平行でありクランプ部分1162、1164の軸に垂直である面に配置することもできる。図73の実施形態の使用可能性は、U形付勢部材1166、1168がクランプ部分1162、1164に及ぼす力が、図68〜71のクランプ1110のループ形付勢部材1106、1108が及ぼす力よりも小さく、そのため比較的大きいクランプ力を必要としない解剖学的構造物のクランプにより適切である点にあり得る。付勢部材1166、1168のU形構造は、一般に、クランプ部分1162、1164の軸に垂直な方向の必要な空間が小さい。図73は、クランプ1160の組立ての第一段階であり、硬質管状部材1163、1165が超弾性ワイヤ部材1161と連結される。この実施形態においては、機械的スエージ加工を使用して、管状部材1163、1165をワイヤ1161に連結する。しかし、代わりに、接着剤、レーザ溶接、又は他の取付け方法を容易に使用することができる。同様に、硬質管状部材1163、1165は、ワイヤ部材1161と結合する必要が必ずしもないことが理解されるであろう。例えば、硬質管状部材1163、1165の内径がワイヤ1161に単にぴったり合うように、硬質管状部材1163、1165を設計することに依拠することもできる。さらに、硬質管状部材1163、1165は、多数の異なる断面形状をとることができる。楕円、三角形、縁が丸い矩形などの断面形状が好ましい場合もあり、これらの代替形状は、クランプ1150が係合する解剖学的構造物に対してより大きい接触面積を提供することができるので、図74に示した負荷分散プラテン1167、1169の追加を省略することもできる。異なる解剖学的構造物は対象ごとに大きく変わるので、クランプ1160の長さ1171を容易に変更できる製造方法を有することが有利である。硬質部材1163、1165を多様な長さに切断することによって、異なるサイズの組立品を形成することができる。
図74は、クランプの組立ての次のステップを示す。ウレタンなどのプラスチック又は他の生体適合性材料でできた負荷分散プラテン1167、1169は、硬質管状部材1163、1165を形成するチタン又は他の適切な材料の管の上を滑らせることができ、負荷をより大きい表面積に分散させる弾力性表面1173を与え、それによってさもないと内部融合する機会を有する前に組織の切断を招き得る組織の点源負荷(point source loading)を防止することができる。プラテン1167、1169は、スエージ加工ステップ前に、硬質管状部材1163、1165上で組み立て、適用することができる。あるいは、プラテン1167、1169は、材料を開いて硬質管状部材1163、1165上に強いることができる長軸方向の割目を有するように製造することができる。
図75は、ポリエステルなどの材料でできた織物カバー材料1174がクランプ部分1162、1164及び付勢部材1166、1168の周りに縫われた後のクランプ1160を示す。この材料又は任意の他の類似材料は、開示した実施形態のいずれにおいても、全体又は部分的覆いとして使用できることが理解されるであろう。かかる材料は、好ましくは、クランプされる解剖学的構造物の組織、及び周囲領域の組織に係合するのに適切である。好ましくは、材料1174は、直径が約4から5mmで4/100、2/100及び1/100織りのポリエステルの組合せでできた環状縦編み織物管である。材料1174は、熱処理して、ベロア効果(velour effect)を起こすこともできる。さらに、織物又は他の材料1174は、付勢部材1166、1168上で縫われ、又はあてがわれる。さらに、織物片1177をクランプ部分1162、1164のそれぞれの両端に取り付けて、係合された解剖学的構造物のいかなる部分もクランプ部分1162、1164の間の環状閉塞域からもれないようにすることができる。換言すれば、織物片1177は、クランプ両端における組織封鎖部材又は障壁として作用する。この組織封鎖機能又は他の組織封鎖機能を任意の他の実施形態で実施することもできる。これは、係合された解剖学的構造物の任意の一部を意図せずにクランプから外れたままにする可能性を最小化するので望ましい。材料1177も、材料1174と同様に、組織内方成長を促進することができる。
図76〜82を参照して、別の例示的な制御装置1210を、例示的な腹腔鏡検査装置100を備えた上記制御装置110の代わりに使用することができる。第1の制御装置110と同様に、エンドエフェクタ118に操作可能なように接続された再配置可能機構(図示せず)を操作するために、この別の例示的な制御装置1210を半硬質導管112に接続することができる。しかし、以下でより詳細に考察するように、エンドエフェクタのピッチ(すなわち、上げ下げ)及びヨー(すなわち、左右)を制御するために、この例示的な制御装置1210は二重受動機構を内蔵する。例示的形態においては、第1の例示的な制御装置110とは異なり、この別の例示的な制御装置1210は、エンドエフェクタ118のピッチを操作する能動機構を含まないが、代わりにエンドエフェクタを所定数のピッチ位置の一つにロックするように働く受動システムを利用する。
制御装置1210は、ある操縦装置のスループットを収容する内部空洞及び対応する開口を協働的に画成する右側ハウジング1230と左側ハウジング1232を備える。これらの開口のうち第1は、垂直的に再配置可能なボタン1236のスループットを収容する背側開口1234である。以下でより詳細に考察するように、再配置可能ボタン1236は、エンドエフェクタ118の側方及び垂直調節能力を与える又は制限するために、再配置可能機構116をロック及びロック解除するように垂直的に操作することができる。
再配置可能ボタン1236は、ボタンの上にある使用者の親指を収容する隆起及び近位稜線部を含む近位から遠位の弓状最上部1238を備える。弓状最上部1238の内側から外側の幅は、ほぼ一定であり、弓状最上部の下面から延出する垂直の平面状付属品1242と重なる。この垂直の付属品1242は、比較的一定した最小の内側から外側の寸法を有するが、その近位から外側の(proximal−to−lateral)寸法は、付属品が弓状最上部から延出する最大部から付属品が終了する最小部まで細くなる。付属品1242の端部においては、1対の歯受け部1246が、付属品の両側から内側及び外側の方向に外向きに延在する。歯受け部1246は各々、一連の対応する長軸方向の錐体空洞1250を画成するために、平行で半径方向に配列された一連の長軸方向の錐体形状部1248を備える。ハウジング1230、1232の内部の対応する垂直の楕円溝1254に収容される円柱突出部1252が、内側歯受け部1246の内側端部、及び外側歯受け部1246の外側端部にある。これらの溝1254は、歯受け部1246が垂直的に再配置されるので、歯受け部1246の内側から外側及び近位から遠位への著しい移動を阻止する。換言すれば、ボタン1236を垂直に押すと、歯受け部1246がそれに応じて垂直的に再配置される。このようにして、歯受け部1246の運動は、歯受け部がボタンに付属品1242を介して間接的に取り付けられるので、ボタン1236の運動に直接起因し得る。
ボタン1236は、図79に示したその最高垂直位置に垂直的に偏る。この偏りを得るために、ハウジング1230、1232は、少なくとも1個のバネ1260が配置された内側から外側の溝を協働して形成する平行な壁1258を備える。バネ1260は、ボタン1236、付属品1242、歯受け部1246及び円柱突出部1252の重量に打ち勝って、ボタンをその最高垂直位置に押す十分なバネ力に調整される。しかし、バネ力は、ボタン1236を押してバネ1260の偏りに打ち勝つために使用者の親指の過度に大きい力を必要とするほど大きくはない。
軸1264は、ハウジング1230、1232によって協働的に画成された内部空洞内を内側から外側の方向に延在する。この軸1264は、円柱形状であり、一定の長軸方向の直径を有し、それによって軸は環状外周を有する。例示的形態においては、軸1264の内側及び外側の端部は、ハウジング内部の対応する円柱空洞(図示せず)内に収容される。これらの空洞の深さは、軸1264の大部分を覆うほどには大きくない。軸1264の露出円柱部は、付属品1242が介在する1対の歯付き組立品1268、1270を受けるように働く。付属品1242自体は、軸のスループット、及び向きの固定された軸に対する付属品の垂直移動を収容する垂直の楕円形オリフィス(図示せず)を含む。例示的形態においては、歯付き組立品1268、1270は、組立品が軸の外側を中心に回転できるようにする貫通円柱オリフィス1272を含む。
歯付き組立品1268、1270の各々は互いに同一である。したがって、第2の歯付き組立品の重複記述は、簡潔にするために省略した。歯付き組立品1268、1270は、それぞれの歯受け部1246とかみ合う大きさであり歯受け部が高い垂直位置にあるときに長軸方向の錐体空洞1250に収容される、外周に分布した歯1278を有するホイール1276を備える(図79参照)。ホイール1276は、1対の増殖物(outgrowth)1280、1282を除いて、ほぼ均一な幅を有する。第1の増殖物1280は、ホイールに対して半径方向ほぼ中央に位置し、軸1264を受ける貫通オリフィス1272を部分的に画成する。この第1の増殖物1280は、ホイール1276から内側に延在する半円形状であり、ホイールに対して半径方向にはめ込まれた対応する上下弓状表面1284、1286を有する。これらの弓状表面1284、1286は、第2の増殖物1282から延出するそれぞれの接続ワイヤ1288、1290のカム表面として作用する。第1の増殖物1280は、弓状表面1284、1286から延出する1対の垂直フランジ1294も備え、接続ワイヤ1288、1290に内側及び外側のガイドを設けて接続ワイヤがその間にあるようにするために、ホイールの外周端部と協働する。第2の増殖物1282は、第1の増殖物1280に対して近位に配置され、内部空洞を協働して画成する1対のL形壁1292及びフロア1296を有する矩形プロファイルを含む。1つの開口(図示せず)がフロアを通って空洞に延出する。この開口は、接続ワイヤ1288、1290が巻かれて所定の位置に固定された(ねじなどの)締め具1300を受ける。締め具1300は、さらに、L形壁1292が締め具の端部を越えて側方に延在するように、空洞内に引っ込んでいる。したがって、締め具から延出する接続ワイヤ1288、1290は、L形壁1292の間隙を通り、ワイヤの一方は上部弓状表面1284の上を通り、第2のワイヤは下部弓状表面1286の下を通る。その後、ワイヤ1288、1290は、遠位方向に延び、しだいに狭くなって導管112の近位端のそれぞれの小穴を通って延在する。
歯付き組立品1268、1270の各々は、互いに対して独立に回転再配置可能である。第1の歯付き組立品1268は、エンドエフェクタ118のピッチ(すなわち、上げ下げ)を制御するために、受動再配置可能機構の一部を成すように働き、第2の歯付き組立品1270は、エンドエフェクタのヨー(すなわち、左右)を制御するために、受動再配置可能機構の一部を成すように働く。例示的形態においては、ボタン1236を押さないときには、バネ1260は、歯受け部1246を偏らせて歯付き組立品1268、1270の歯1278にかみ合い、それによって軸1264周りの歯付き組立品の回転を阻止するように働く。歯組立品1268、1279が適所にロックされたときには(図79参照)、エンドエフェクタ118は、垂直方向(すなわち、ピッチを変える)又は内側から外側の方向(すなわち、ヨーを変える)に再配置することができない。したがって、歯組立品1268、1279が適所にロックされたときには(図79参照)、エンドエフェクタ118も適所にロックされる。
エンドエフェクタ118の垂直又は内側から外側の位置を変えるため、使用者はボタン1236を押す。ボタン1236を押すことによって、歯受け部1246は、バネ1260を更に圧縮し、歯付き組立品1268、1270を外すように働く。より具体的には、長軸方向の錐体形状部1248、及び対応する長軸方向の錐体空洞1250はもはや歯付き組立品1268、1270の歯1278にかみ合わず、それによって軸1264周りの歯付き組立品の回転が可能になる。軸1264周りの歯付き組立品1268、1270の自由回転を可能にすることによって、エンドエフェクタ118及び歯付き組立品に接続した接続ワイヤ1288、1290を再配置することができ、それによってエンドエフェクタを垂直方向(すなわち、ピッチを変える)及び内側から外側の方向(すなわち、ヨーを変える)に自由に再配置することができる。エンドエフェクタ118のそれぞれの垂直及び内側から外側の位置に達した後、使用者はボタン1236を押すのをやめて、相対的垂直及び内側から外側の位置にロックする。その位置でロックするために、バネ1260は、歯受け部1246を上方に押し、歯付き組立品1268、1270を係合させる。歯付き組立品1268、1270は、歯受け部1246の長軸方向の錐体形状部1248にかみ合う歯1278を備えるので、バネ1260は、歯受け部を上方に導き、歯が長軸方向の錐体空洞1250に完全に収容されるように、歯付き組立品を軸1264の周りにわずかに回転させるかもしれない。エンドエフェクタ118の位置が、歯1278が長軸方向の錐体空洞1250と整合するような位置である場合、垂直及び内側から外側の位置は、接続ワイヤ1288、1290の張力のために正確に維持される。しかし、エンドエフェクタ118の位置が、歯1278が長軸方向の錐体空洞1250とわずかにずれるような位置である場合、垂直及び内側から外側の位置は、歯付き組立品1268、1270が軸1264周りにわずかに回転して歯が長軸方向の錐体空洞1250内に完全に収容されるように変化する。歯1278が長軸方向の錐体空洞1250内に整列し、収容された後、垂直及び内側から外側の位置は、接続ワイヤ1288、1290の張力のために正確に維持される。
ハウジング1230、1232に対する(接続ワイヤ1288、1290を含む)半硬質導管の配向を維持するために、右側ハウジング1230の遠位部分は、半硬質導管112と係合する1対の戻り止め1302を備える。これらの戻り止め1302は、制御装置1210に対する導管112の長軸方向の運動を阻止する。両方の戻り止め1302は、互いに平行して延在し、右側ハウジング1230の内周面から延出する。
右及び左側ハウジング1230、1232は協働して、それぞれのハウジングの内部に開いたハンドル機構ポート1310及び近位ポート1312の輪郭を形成する。ハンドル機構ポート1310は、再配置可能なハンドル1320、駆動プレート1322、戻しバネ1324及びワイヤ保持器1326を含むハンドル機構1318の一部のスループットを収容する。以下でより詳細に考察するように、ワイヤ保持器は、同時に、ハンドル1320を動かすと心耳閉塞クリップ展開外科手術中などに閉塞クリップ1160(図75参照)が開閉するように働くように、けん引ワイヤ1328及び駆動プレート1322に接続される。ハンドル機構1318のそれぞれの部品のより詳細な説明は以下のとおりである。
再配置可能なハンドル1320は、使用者によるグリップを容易にするために、長軸方向に離隔した一連の凸状隆起を有し得る弓状の腹側グリップ面を備える。腹側グリップ面の反対側には、対応する内面があり、そこから1対の離隔した平行な垂直壁1330、1332が延出する。垂直壁1330、1332も、複数の横断壁1334を介して互いに接続される。垂直壁1330、1332は各々、ハンドル1320がその周りを回転する、右側ハウジング1230から延出した軸1340を受ける貫通開口を内側から外側の方向に設ける遠位直立ループ1338を備える。壁1330、1332は、ループ1338から遠位に延在し、駆動プレート1322をハンドル1320に再配置可能に取り付けるために、ピン1344を収容する内側から外側の方向に延在する環状開口を有する。
例示的な駆動プレート1322は、ハンドル1320の壁1330、1332の間に適合した大きさの弓状の平坦なプレートを備える。プレート1322の遠位端は、ピン1344を収容する開口を有する。その開口から、右側ハウジング1230の内部から延出するだぼ1348を収容するように作られた細長い弓状開口1346が近位に延在する。このようにして、ハンドル1324が駆動プレート1322を再配置すると、だぼ1348が開口1346に対して再配置される。例示的形態においては、開口は、ハンドル1320が完全に閉じられた後にだぼ1348を静止位置に保持するように作用するリップ1350によって部分的に画成される。同時に、駆動プレート1322の近位端は、ハンドル1320を図77に示した開位置に偏らせるためにバネ1324の一部を収容するオリフィス1352を備える。バネ1324の反対側端部は、右側ハウジング1320の内部から延出するだぼ1354に取り付けられる。
制御装置1210は、ハウジング1230、1232の近位ポート1312内に配置された取り外し可能な柄1360も備える。取り外し可能な柄1360は、閉塞クリップをクリップ展開装置118から切り離すように作用する1本以上のクリップ放出ワイヤ492(この場合、2本のクリップ放出ワイヤ)に接続される。このようにして、柄1360を制御装置1210の近位端から取り外し、それによって放出ワイヤ(単数又は複数)を近位に引っ張り、閉塞クリップをクリップ展開装置118から切り離すことができる。この例示的実施形態においては、柄1360は、摩擦ばめによって近位ポート1312内に固定される。摩擦ばめは、使用者が柄を押して、制御装置1210に対して近位方向に動かすことによって解除することができる。しかし、柄1360を制御装置1210から離すために戻り止め又は別の積極的放出機構を使用することも本開示の範囲内である。
上記記述及び発明の概要から、本明細書に記載の方法及び装置は、本発明の例示的実施形態を構成するが、本発明は上記に限定されず、特許請求の範囲に定義された本発明の範囲から逸脱することなくかかる実施形態を変更できることは、当業者に明らかなはずである。さらに、本発明は特許請求の範囲によって定義され、本明細書に記載する例示的実施形態を記述する制限事項や要素は、かかる制限事項や要素が明示されない限り、いずれの特許請求の範囲の解釈にも組み込まれるものではないことを理解されたい。同様に、本発明は、特許請求の範囲によって定義され、本発明の固有及び/又は予期しない効果は、本明細書に明示的に考察されていない場合でも存在し得るので、任意の特許請求の範囲内に含めるために、本明細書に開示する本発明の特定の効果又は目的のいずれか又はすべてを満足する必要はないことを理解されたい。

Claims (68)

  1. 第1の部材及び第2の部材を含む第1の継手であって、前記第1の部材はXY面において前記第2の部材に対して再配置可能なように構成される、前記第1の継手と、
    前記第1の継手に操作可能なように接続された第2の継手であって、前記第2の継手は第3の部材及び第4の部材を含み、前記第3の部材は前記XY面に垂直なYZ面において前記第4の部材に対して再配置可能なように構成される、前記第2の継手と、
    前記第1の継手及び前記第2の継手に操作可能なように接続された制御装置であって、前記制御装置は前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方の再配置を誘導するように構成された第1の制御部と、前記第3の部材及び前記第4の部材の少なくとも一方の再配置を誘導するように構成された第2の制御部とを備える、前記制御装置と、
    を備えた、医療機器。
  2. 前記第1の制御部が、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された受動制御部を備え、
    前記第2の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、前記無数の位置の各々が異なる位置において前記YZ面内で前記第4の部材に対する前記第3の部材の位置を確定する、
    請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記受動制御部が、前記制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられたレバーを備え、前記レバーが受動制御ラインに接続され、
    前記受動制御ラインが、前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方に係合して前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させるように構成された再配置可能な留め具にも接続された、
    請求項2に記載の医療機器。
  4. 前記再配置可能な留め具が、バネを用いて偏らせられて、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させ、
    前記レバーが、前記受動制御ラインに張力をかけて、前記バネの前記偏りに打ち勝ち、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を可能にするように再配置可能に構成された、
    請求項3に記載の医療機器。
  5. 前記制御装置と前記第1の継手との間に延在する長軸方向の導管を更に備え、前記受動制御ラインの少なくとも一部が前記長軸方向の導管を通って延在する、請求項4に記載の医療機器。
  6. 前記制御装置と前記第1の継手との間に延在する長軸方向の導管を更に備え、
    前記第1の部材が前記制御装置に取り付けられ、
    前記第2の部材が前記第1の部材に再配置可能に取り付けられた、
    請求項1に記載の医療機器。
  7. 前記第1の部材が、細長いものであり、再配置可能な留め具を少なくとも部分的に収容して前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる内部空洞を含み、
    前記第1の部材及び前記長軸方向の導管の少なくとも一方が、前記再配置可能な留め具を偏らせて前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させるバネを収容する、
    請求項6に記載の医療機器。
  8. 前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方が突出部を含み、
    前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方が、前記突出部を収容するように構成された空洞を含み、
    前記空洞がベアリング面によって少なくとも部分的に画成され、
    前記突出部が、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間で運動が生じたときに前記ベアリング面に接触するように構成された、
    請求項7に記載の医療機器。
  9. 前記第1の部材が前記空洞を含み、
    前記第2の部材が前記突出部を含み、
    前記再配置可能な留め具が少なくとも1個の歯を備え、
    前記第2の部材が、前記再配置可能な留め具の前記少なくとも1個の歯に係合して前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させるように構成された少なくとも1個の歯を備える、
    請求項8に記載の医療機器。
  10. 前記空洞が、相隔てられた対向する第1の空洞及び第2の空洞を含み、
    前記突出部が、相隔てられた互いに離れて対向する第1の突出部及び第2の突出部を含み、
    前記第1の空洞が、前記第1の突出部を収容するように構成され、
    前記第2の空洞が、前記第2の突出部を収容するように構成された、
    請求項9に記載の医療機器。
  11. 前記第1の部材がUリンクを備え、
    前記第2の部材が盤状構造体を備える、
    請求項6に記載の医療機器。
  12. 前記第1の制御部が、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された受動制御部を備え、
    前記Uリンクが、再配置可能な留め具及びバイアスバネを少なくとも部分的に収容する内部空洞を含み、
    前記再配置可能な留め具が、前記第1の制御部の一部を含み、
    前記第1の制御部が、前記制御装置に再配置可能に取り付けられた作動装置も備え、
    前記第1の制御部が、前記作動装置及び前記再配置可能な留め具に同時に接続された係留装置を更に備える、
    請求項11に記載の医療機器。
  13. 前記盤状構造体が、第1の盤状構造体の半分及び第2の盤状構造体の半分を備え、
    前記第1の盤状構造体の半分と前記第2の盤状構造体の半分とが同一である、
    請求項11に記載の医療機器。
  14. 前記能動制御部が、前記制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた作動装置を備え、前記作動装置が能動制御ラインに操作可能なように接続され、
    前記能動制御ラインが、前記第3の部材及び前記第4の部材の少なくとも一方に接続されて前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の運動を制御する、
    請求項2に記載の医療機器。
  15. 前記作動装置がホイール及びリンクプレートを備え、
    前記ホイールがらせん空洞を含み、
    前記リンクプレートが、前記ホイールの前記らせん空洞内に収容されるように構成された突出部を含む、
    請求項14に記載の医療機器。
  16. 前記作動装置がホイール及びリンクプレートを備え、
    前記リンクプレートがらせん空洞を含み、
    前記ホイールが、前記リンクプレートの前記らせん空洞内に収容されるように構成された突出部を含む、
    請求項14に記載の医療機器。
  17. 前記作動装置がホイール及びリンクプレートを備え、
    前記リンクプレートが空洞を含み、
    前記ホイールが、前記リンクプレートの前記空洞内に収容されるように構成されたらせん突出部を含む、
    請求項14に記載の医療機器。
  18. 前記作動装置がホイール及びリンクプレートを備え、
    前記ホイールが空洞を含み、
    前記リンクプレートが、前記ホイールの前記空洞内に収容されるように構成されたらせん突出部を含む、
    請求項14に記載の医療機器。
  19. 前記第2の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、前記無数の位置の各々が異なる位置において前記YZ面内で前記第4の部材に対する前記第3の部材の位置を確定し、
    前記第2の部材が前記第3の部材に取り付けられ、
    前記第3の部材が前記第4の部材に再配置可能に取り付けられた、
    請求項1に記載の医療機器。
  20. 前記第4の部材が、細長いものであり、再配置可能なけん引リンクを少なくとも部分的に収容する内部空洞を含み、
    前記第4の部材が、前記能動制御ラインの少なくとも一部を収容するように構成されたチャネルを含む、
    請求項19に記載の医療機器。
  21. 前記チャネルが第1の弓状セグメント及び第2の弓状セグメントを含み、
    前記能動制御ラインが第1の能動制御ライン及び第2の能動制御ラインを備え、
    前記第1の弓状セグメントが、前記第1の能動制御ラインを収容するように構成され、
    前記第2の弓状セグメントが、前記第2の能動制御ラインを収容するように構成され、
    前記第1の能動制御ラインの少なくとも一部が前記第4の部材に固定され、
    前記第2の能動制御ラインの少なくとも一部が前記第4の部材に固定された、
    請求項19に記載の医療機器。
  22. 前記第3の部材及び前記第4の部材の少なくとも一方が突出部を含み、
    前記第3の部材及び前記第4の部材の少なくとも一方が、前記突出部を収容するように構成された空洞を含み、
    前記空洞がベアリング面によって少なくとも部分的に画成され、
    前記突出部が、前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間で運動が生じたときに前記ベアリング面に接触するように構成された、
    請求項19に記載の医療機器。
  23. 前記第4の部材が前記空洞を含み、
    前記第3の部材が前記突出部を含む、
    請求項22に記載の医療機器。
  24. 前記空洞が、相隔てられた互いに離れて対向する第1の空洞及び第2の空洞を含み、
    前記突出部が、相隔てられた対向する第1の突出部及び第2の突出部を含み、
    前記第1の空洞が、前記第1の突出部を収容するように構成され、
    前記第2の空洞が、前記第2の突出部を収容するように構成された、
    請求項23に記載の医療機器。
  25. 前記第2の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、前記無数の位置の各々が異なる位置において前記YZ面内で前記第4の部材に対する前記第3の部材の位置を確定し、
    前記第3の部材が盤状構造体を備え、
    前記第4の部材がヨークを備える、
    請求項1に記載の医療機器。
  26. 前記能動制御部が、前記制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた作動装置を備え、前記作動装置が第1の能動制御ライン及び第2の能動制御ラインに操作可能なように接続され、
    前記ヨークが、再配置可能なけん引リンクを少なくとも部分的に収容する内部空洞を含み、
    前記ヨークが、前記第1の能動制御ラインの少なくとも一部を収容するように構成された第1のチャネル、及び前記第2の能動制御ラインの少なくとも一部を収容するように構成された第2のチャネルを含み、
    前記第1の能動制御ライン及び前記第2の能動制御ラインの少なくとも一部が前記ヨークに固定された、
    請求項26に記載の医療機器。
  27. 前記第2の部材及び前記第3の部材が互いに取り付けられ、
    前記第2の部材及び前記第3の部材が協働して盤状構造体を形成する、
    請求項26に記載の医療機器。
  28. 前記作動装置が、第1のホイール、第1のリンクプレート、第2のホイール、及び第2のリンクプレートを備え、
    前記第1及び第2のホイールが各々らせん空洞を含み、
    前記第1及び第2のリンクプレートが各々、前記第1及び第2のホイールのそれぞれのらせん空洞内に収容されるように構成された突出部を含み、
    前記第1の能動制御ラインが前記第1のリンクプレートに接続され、
    前記第2の能動制御ラインが前記第2のリンクプレートに接続された、
    請求項27に記載の医療機器。
  29. 前記第1のホイールが前記第2のホイールの鏡像である、請求項29に記載の医療機器。
  30. 前記第1及び第2のホイールの各々の前記らせん空洞が、前記らせん空洞の輪郭を形成する弓状壁を含み、
    前記第1及び第2のリンクプレートの各々の前記突出部が、それぞれのらせん空洞の前記弓状壁に接触するように構成された曲面を含む、
    請求項29に記載の医療機器。
  31. 前記第1の制御部が、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を阻止する第2の位置との間に再配置可能なように構成された第1の受動制御部を備え、
    前記第2の制御部が、前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材の間との自由運動を可能にする第1の位置と、前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の運動を阻止する第2の位置との間に再配置可能なように構成された第2の受動制御部を備える、
    請求項1に記載の医療機器。
  32. 前記第1の受動制御部が、前記制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた作動装置を備え、前記作動装置が第1の受動制御ラインに接続され、
    前記第1の受動制御ラインも、前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方に接続されて、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる、
    請求項32に記載の医療機器。
  33. 前記作動装置が、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を可能にするように再配置可能に構成された、請求項33に記載の医療機器。
  34. 前記制御装置と前記第1の継手との間に延在する長軸方向の導管を更に備え、前記第1の受動制御ラインの少なくとも一部が前記長軸方向の導管を通って延在する、請求項34に記載の医療機器。
  35. 前記制御装置と前記第1の継手との間に延在する長軸方向の導管を更に備え、
    前記第1の部材が前記制御装置に取り付けられ、
    前記第2の部材が前記第1の部材に再配置可能に取り付けられた、
    請求項32に記載の医療機器。
  36. 前記第1の部材が、細長いものであり、再配置可能な留め具を少なくとも部分的に収容して前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる内部空洞を含み、
    前記第1の部材及び前記長軸方向の導管の少なくとも一方が、前記再配置可能な留め具を偏らせて前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させるバネを収容する、
    請求項36に記載の医療機器。
  37. 前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方が突出部を含み、
    前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方が、前記突出部を収容するように構成された空洞を含み、
    前記空洞がベアリング面によって少なくとも部分的に画成され、
    前記突出部が、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間で運動が生じたときに前記ベアリング面に接触するように構成された、
    請求項37に記載の医療機器。
  38. 前記第1の部材が前記空洞を含み、
    前記第2の部材が前記突出部を含み、
    前記再配置可能な留め具が少なくとも1個の歯を備え、
    前記第2の部材が、前記再配置可能な留め具の前記少なくとも1個の歯に係合して前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させるように構成された少なくとも1個の歯を備える、
    請求項38に記載の医療機器。
  39. 前記空洞が、相隔てられた対向する第1の空洞及び第2の空洞を含み、
    前記突出部が、相隔てられた互いに離れて対向する第1の突出部及び第2の突出部を含み、
    前記第1の空洞が、前記第1の突出部を収容するように構成され、
    前記第2の空洞が、前記第2の突出部を収容するように構成された、
    請求項39に記載の医療機器。
  40. 前記第1の部材がUリンクを備え、
    前記第2の部材が盤状構造体を備える、
    請求項35に記載の医療機器。
  41. 前記Uリンクが、再配置可能な留め具及びバイアスバネを少なくとも部分的に収容する内部空洞を含み、
    前記再配置可能な留め具が、前記第1の制御部の一部を含み、
    前記第1の制御部が、前記制御装置に再配置可能に取り付けられた作動装置も備え、
    前記第1の制御部が、前記作動装置及び前記再配置可能な留め具に同時に接続された係留装置を更に備える、
    請求項41に記載の医療機器。
  42. 前記盤状構造体が、第1の盤状構造体の半分及び第2の盤状構造体の半分を備え、
    前記第1の盤状構造体の半分と前記第2の盤状構造体の半分とが同一である、
    請求項41に記載の医療機器。
  43. 前記第2の制御部が、前記制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられた作動装置を備え、前記作動装置が受動制御ラインに操作可能なように接続され、
    前記受動制御ラインが、前記第3の部材及び前記第4の部材の少なくとも一方に接続されて前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の運動を制御する、
    請求項32に記載の医療機器。
  44. 前記作動装置が、受器に係合するように構成された前記制御装置の前記ハウジングを通って延在する押しボタンを備え、
    前記作動装置が少なくとも1個の歯を備え、
    前記受器が、前記作動装置の前記少なくとも1個の歯に選択的に係合するように構成された少なくとも1個の歯を備える、
    請求項44に記載の医療機器。
  45. 作動装置が前記制御装置のハウジングに再配置可能に取り付けられ、前記作動装置が前記第1の制御部の一部及び前記第2の制御部の一部を含み、
    前記第1の受動制御部が、前記制御装置の前記ハウジングに再配置可能に取り付けられた第1の受器を備え、前記第1の受器が、前記第1の部材及び前記第2の部材の少なくとも一方に取り付けられた第1のラインに操作可能なように接続され、
    前記第2の受動制御部が、前記制御装置の前記ハウジングに再配置可能に取り付けられた第2の受器を備え、前記第2の受器が、前記第3の部材及び前記第4の部材の少なくとも一方に取り付けられた第2のラインに操作可能なように接続された、
    請求項32に記載の医療機器。
  46. 前記作動装置が、バネによって偏らせられた押しボタンを備え、前記作動装置が第1の位置と第2の位置との間に再配置可能なように構成され、前記第1の位置が前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を可能にし、前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の自由運動を可能にし、前記第2の位置が前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を遅延させ、前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の自由運動を遅延させ、
    前記作動装置が前記第1の位置にロック可能であり、
    前記作動装置が前記第1の位置において前記第1の受器にも前記第2の受器にも係合せず、
    前記作動装置が前記第2の位置において前記第1の受器及び前記第2の受器に係合する、
    請求項46に記載の医療機器。
  47. 前記作動装置が、前記第1の受器及び前記第2の受器に係合するようにバネによって偏らせられた押しボタンを備え、
    前記第1及び第2の受器が、前記押しボタンによって係合されないときに前記制御装置内部に延在する共通スプールに沿って回転再配置可能であり、
    前記第1及び第2の受器が、前記押しボタンによって係合されたときに前記共通スプールに沿って回転再配置できない、
    請求項46に記載の医療機器。
  48. 前記第1及び第2の継手に操作可能なように接続されたエンドエフェクタを更に備える、請求項1に記載の医療機器。
  49. 前記エンドエフェクタが、外科解剖器具、切除ペン、閉塞クリップ、閉塞クリップアプリケータ、手術用鉗子、手術用あご、直線カッタ、切除クランプ及び切除レールの少なくとも1つを含む、請求項49に記載の医療機器。
  50. 前記制御装置が、前記エンドエフェクタに操作可能なように接続された第3の制御部を備える、請求項49に記載の医療機器。
  51. 前記エンドエフェクタがクリップ展開装置を備え、
    前記第3の制御部が、前記制御装置から前記エンドエフェクタまで延在して前記クリップ展開装置の少なくとも一部の再配置を制御するリンクを備える、
    請求項51に記載の医療機器。
  52. 前記クリップ展開装置が、閉塞クリップに取り外し可能に接続された対向するあごを備え、
    前記リンクが、前記対向するあごに接続された状態から前記閉塞クリップを除去するために再配置されるように構成される、
    請求項52に記載の医療機器。
  53. 前記対向するあごが各々、係留装置が延在するオリフィスを含み、
    前記係留装置が前記閉塞クリップに接続され、
    前記リンクが前記係留装置に取り外し可能に接続された、
    請求項53に記載の医療機器。
  54. 前記係留装置が縫合糸ループを含み、
    前記リンクが前記縫合糸ループと前記閉塞クリップの間に配置された、
    請求項54に記載の医療機器。
  55. 前記エンドエフェクタがクリップ展開装置を備え、
    前記第3の制御部が、前記制御装置から前記エンドエフェクタまで延在して前記クリップ展開装置の少なくとも一部の再配置を制御するリンクを備える、
    請求項51に記載の医療機器。
  56. 前記第2の継手が、けん引リンクがそれに沿って横切るように構成されたチャネルを含み、
    前記第3の制御部及び前記クリップ展開装置に操作可能なように接続された前記けん引リンク、及び
    前記けん引リンクに操作可能なように接続された少なくとも2個のリンククリップを備える前記展開装置、前記少なくとも2個のリンククリップの各々は2個のあごの少なくとも1個のカム表面の上に載った非環状カムを有し、前記少なくとも2個のリンククリップは、前記カムと前記カム表面との相互作用が更なる旋回を阻止するまで前記2個のあごに対して旋回するように構成された、
    請求項52に記載の医療機器。
  57. 複数の制御部を少なくとも部分的に収容する制御装置と、
    前記制御装置を第1の継手及び第2の継手に操作可能なように接続する細長い導管と、
    第1の部材及び第2の部材を含む第1の継手であって、前記第1の部材はXY面において前記第2の部材に対して再配置可能なように構成される、前記第1の継手と、
    前記第1の継手に操作可能なように接続された第2の継手であって、前記第2の継手は第3の部材及び第4の部材を含み、前記第3の部材は前記XY面に垂直なYZ面において前記第4の部材に対して再配置可能なように構成される、前記第2の継手と、
    前記第1及び第2の継手に操作可能なように接続されたエンドエフェクタと
    を備え、
    前記複数の制御部が、前記XY面において前記第2の部材に対する前記第1の部材の運動を制御するように前記第1の継手に操作可能なように接続された第1の制御部と、前記YZ面において前記第4の部材に対する前記第3の部材の運動を制御するように前記第2の継手に操作可能なように接続された第2の制御部と、前記エンドエフェクタの少なくとも一部のエンドエフェクタ制御運動に操作可能なように接続された第3の制御部とを含む、
    医療機器。
  58. 前記エンドエフェクタに取り外し可能に取り付けられた閉塞クリップを更に備え、前記複数の制御部が、前記閉塞クリップを前記エンドエフェクタから取り外す第4の制御部を含む、請求項57に記載の医療機器。
  59. 前記第1の制御部が、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された受動制御部を備え、
    前記第2の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、前記無数の位置の各々が異なる位置において前記YZ面内で前記第4の部材に対する前記第3の部材の位置を確定する、
    請求項57に記載の医療機器。
  60. 前記第3の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された第2の能動制御部を備え、前記無数の位置の各々が異なる位置において前記エンドエフェクタの位置を確定する、請求項59に記載の医療機器。
  61. 前記エンドエフェクタに取り外し可能に取り付けられた閉塞クリップを更に備え、前記複数の制御部が前記閉塞クリップを前記エンドエフェクタから取り外す第4の制御部を含み、前記第4の制御部が、前記エンドエフェクタと前記閉塞クリップの接続を外す又は保持するように構成された受動制御部を備える、請求項60に記載の医療機器。
  62. 前記第1の制御部が、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された第1の受動制御部を備え、
    前記第2の制御部が、前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された第2の制御部を備える、
    請求項57に記載の医療機器。
  63. 前記第3の制御部が、無数の位置の中で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、前記無数の位置の各々が異なる位置において前記エンドエフェクタの位置を確定する、請求項62に記載の医療機器。
  64. 前記エンドエフェクタに取り外し可能に取り付けられた閉塞クリップを更に備え、前記複数の制御部が前記閉塞クリップを前記エンドエフェクタから取り外す第4の制御部を含み、前記第4の制御部が、前記エンドエフェクタと前記閉塞クリップの接続を外す又は保持するように構成された受動制御部を備える、請求項63に記載の医療機器。
  65. 前記第1の制御部が、前記XY面の少なくとも90°内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された第1の受動制御部を備え、
    前記第2の制御部が、前記YZ面の少なくとも90°内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記YZ面内の前記第3の部材と前記第4の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された第2の制御部を備える、
    請求項57に記載の医療機器。
  66. 前記第1の制御部が、前記XY面の少なくとも90°内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の自由運動を可能にする第1の位置と、前記XY面内の前記第1の部材と前記第2の部材との間の運動を遅延させる第2の位置との間に再配置可能なように構成された受動制御部を備え、
    前記第2の制御部が、無数の位置の中で前記YZ面の少なくとも90°内で再配置可能なように構成された能動制御部を備え、前記無数の位置の各々が異なる位置において前記YZ面内で前記第4の部材に対する第3の部材の位置を確定する、
    請求項57に記載の医療機器。
  67. 前記能動制御部が、その中に形成された第1のらせん空洞を有する第1のホイール及びその中に形成された第2のらせん空洞を有する第2のホイールを備え、前記第1及び第2のらせん空洞が互いに鏡像であり、
    前記能動制御部が、第1のリンクラインに接続された第1のリンクプレート及び第2のリンクラインに接続された第2のリンク場所も備え、
    前記第1のリンクプレートが、前記第1のらせん空洞内に収容されるように構成された第1の突出部を含み、
    前記第2のリンクプレートが、前記第2のらせん空洞内に収容されるように構成された第2の突出部を含み、
    前記第1のホイールと前記第2のホイールが、一方のホイールが回転すると他方のホイールが対応して回転するように互いに接続され、第1の方向の回転によって前記第2のリンクラインではなく前記第1のリンクラインに張力がかかり、前記第1の方向と反対の第2の方向の回転によって前記第1のリンクラインではなく前記第2のリンクラインに張力がかかり、
    前記第1のリンクラインの張力によって、前記YZ面内の正のX方向に運動が生じ、前記第2のリンクラインの張力によって、前記YZ面内の負のX方向に運動が生じる、
    請求項66に記載の医療機器。
  68. 前記エンドエフェクタが、外科解剖器具、切除ペン、閉塞クリップ、閉塞クリップアプリケータ、手術用鉗子、手術用あご、直線カッタ、切除クランプ及び切除レールの少なくとも1つを含む、請求項57に記載の医療機器。
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