JP6660398B2 - 外科的開創器システム及び方法 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年2月25日出願の米国特許出願第14/630,684号の一部継続出願であり、この出願は、参照によりその全体がすべての目的で本明細書に援用される。
本発明は、外科的開創を実施するためのシステム及びその使用方法に関する。
多くの種類の脊椎の不整が、脊柱内での疼痛、可動域の制限または神経系の損傷を引き起こすことがある。これらの不整は、これらに限定されないが、外傷、腫瘍、椎間板変性及び疾患から生じ得る。多くの場合、これらの不整は、例えば、脊椎の一部を固定することを含み得る、外科的手技によって治療される。これらの治療は、例えば、損傷した椎間板を椎間インプラントに置換すること、かつ、ねじ及びロッドを組み合せたもので、隣接した椎骨を固定することを伴ってもよい。
これらの手技を実施するために、外科開口部が形成され、かつ、開口部を拡大して、手術部位へのアクセスを容易にするために、開創器などの装置が用いられてもよい。開創器は、一般的には、周囲組織に対して、外傷を最小化する適切な開口部を確立して、提供し、かつ/または維持するために調整可能な1つ以上のブレードを含んでもよい。開創装置の高度制御を提供する、改善された開創器が必要とされる。
この必要性及び他の必要性を満たすために、外科的開創を実施するための開創器、システム及び方法を提供する。この開創器は、二重のかつ独立したブレード引き込みを可能にし、これにより、医師は、更なる制御が可能になり、かつ、切開サイズを制限する能力が付与され得る。開創は、内側にも横方向にも制御することができ、それぞれのブレードには、独立した牽引機能を含んでもよい。更に、ブレードには、開創器システムに切り替え可能であり、かつ、手持ち型(handheld)開創器設計が可能になる自在式取付け部または拘止部が提供され得る。ブレード設計は、例えば、患者の解剖学的構造及び医師の選好に基づいて選択され得る。
本明細書のいくつかの実施形態は、牽引アセンブリを備える第1のアームであって、牽引アセンブリが、回転可能シャフトに連結されたインターフェース部材を備え、インターフェース部材が、複数の突出部及び受入部を有する遠位面を含む、第1のアームと、第1の側面から第2の側面まで通過し、その中に回転可能シャフトを可逆的に受け入れるように構成された貫通孔を含む、第1のブレードと、を含むことができ、第1のブレードは、第1のアームの遠位面の複数の突出部及び受入部と噛み合うように構成された複数の突出部及び受入部を含む、開創器システムに関する。
本明細書の他の実施形態は、牽引アセンブリを備える第1のアームであって、牽引アセンブリが、ウォームドライブとインターフェース部材との双方に連結された回転可能シャフトを備え、インターフェース部材が星型研削部を備える、第1のアームと、第1の側面から第2の側面まで通過し、その中に回転可能シャフトを可逆的に受け入れるように構成された貫通孔、貫通孔を横断する内部ねじ式通路、及び第1のアームの星型研削部と交互嵌合するように構成された第1の側面の星型研削部、を含む第1のブレードと、第1のブレードの内部ねじ式開口部と第1のアームの回転可能シャフトとを可逆的に係合するように構成された保持部材と、を含み得る、開創器システムに関する。
本明細書の更に他の実施形態は、牽引アセンブリを備える第1のアームであって、牽引アセンブリが、ウォームドライブとインターフェース部材との双方に連結された回転可能シャフトを備え、インターフェース部材が星型研削部を備える、第1のアームと、その中に回転可能シャフトを可逆的に受け入れるように構成された貫通孔、及び第1のアームの星型研削部と交互嵌合するように構成された星型研削部を備える、第1のブレードと、を含むことができ、第1のブレードは、第1のブレードが第1のアームに連結されるとき、第1のアームに対して少なくとも180度の角度で枢動可能であるように構成される、開創器システムに関する。
本明細書のいくつかの実施形態は、開創器システムを提供することを含み得る、開創器システムの操作方法に関し、開創器システムは、牽引アセンブリを備える第1のアームであって、牽引アセンブリが、回転可能シャフトに連結されたインターフェース部材を備え、インターフェース部材が、複数の突出部及び受入部を有する遠位面を含む、第1のアームと、その中に回転可能シャフトを受け入れるように構成された貫通孔、及び複数の突出部及び受入部を含む第1の側面を含み、第1の側面が、第1のアームの遠位面と噛み合うように構成された、第1のブレードと、を備え、本方法は、第1のハンドルを第1のブレードに可逆的に連結することと、第1のブレードを第1のアームに可逆的に連結することであって、第1のアームの回転可能シャフトを第1のブレードの貫通孔に挿入すること、及び第1のブレードを第1のアームに可逆的に連結すること、及び第1のブレードの通路を通して止めねじによりねじ止めすること、を含む、連結することと、第1のアームに対して第1のブレードを牽引するように牽引アセンブリを作動させることと、を含む。
本明細書の他の実施形態は、開創器システムを提供することを含み得る、開創器システムの操作方法に関し、開創器システムは、牽引アセンブリを備える第1のアームと、ウォームドライブと星型研削部を備えるインターフェース部材の双方に連結された回転可能シャフトを含む牽引アセンブリと、その中に回転可能シャフトを可逆的に受け入れるように構成された貫通孔を含む第1のブレードと、貫通孔を横断する内部ねじ式開口部と、第1のアームの星型研削部と交互嵌合するように構成された星型研削部を有する第1の側面を含む開創器システムと、第1のブレードの内部ねじ式開口部と第1のアームの回転可能シャフトとを可逆的に係合するように構成された保持部材と、を備え、本方法は、第1のハンドルを第1のブレードに可逆的に連結することと、第1のブレードを第1のアームに可逆的に連結することであって、第1のアームの回転可能シャフトを第1のブレードの貫通孔に挿入すること、内部ねじ式通路及び第1のアームの回転可能シャフトとの係合部の保持部材をねじ止めすること、及び第1のアームの星型研削部と第1のブレードの星型研削部とを交互嵌合すること、を含む、連結することと、第1のアームに対して第1のブレードを牽引するようにウォームドライブを作動させることと、を含む。
本明細書の更に他の実施形態は、開創器システムを提供することを含み得る、開創器システムの操作方法に関し、本開創器システムは、牽引アセンブリを備える第1のアームであって、牽引アセンブリが、ウォームドライブ及びインターフェース部材の双方に連結された回転可能シャフトを備え、インターフェース部材が星型研削部を備える、第1のアームと、牽引アセンブリ、及びその中に回転可能シャフトを可逆的に受け入れるように構成された貫通孔、を含む第1のブレードと、その上に星型研削部を有する第1の側面であって、第1の面の星型研削部が、第1のアームの星型研削部と嵌合するように構成された第1の側面と、を備え、本方法は、第1のブレードを第1のアームに可逆的に連結することであって、第1のアームの回転可能シャフトを第1のブレードの貫通孔に挿入すること、及び第1のアームの星型研削部を第1のブレードの星型研削部と交互嵌合すること、を含む、連結することと、第1のブレードを第1のアームに対して1度〜360度の範囲の角度だけ枢動させるように、ウォームドライブを作動させることと、を含む。
本明細書のいくつかの実施形態は、牽引アセンブリを備える第1のアームを備える、開創器システムであって、牽引アセンブリが、インターフェース部材と、第1のブレード部材と、ばね荷重式ボタン機構と、を有し、第1のブレード部材は、コネクタ本体及びコネクタ本体から延在するブレードを含み、コネクタ本体は、インターフェース部材と係合する(例えば、星型研削部と相互接続する)ように構成され、ばね荷重式ボタン機構は、第1のブレード部材を任意の所望の位置で第1のアームに係止するように構成されている、開創器システムに関する。ばね荷重式ボタン機構は、ボタン及びボタンの空洞内に配置されたばねを含んでもよい。ボタンは、使用者によって押下されるように構成された第1の端部、及び係止位置で第1のブレード部材に受け入れられ、非係止位置でブレード部材の外側に延在し得る第2の端部を含んでもよい。ボタンは、回転可能シャフトの少なくとも一部を受け入れるようにサイズ決めされ、構成される、そこを通って延在する開口部を画定してもよい。開口部は、対称形状または非対称形状であってもよい。開口部の一部は、係止位置にあるときに回転可能シャフトの溝に係合するように構成された曲面によって画定されてもよい。牽引アセンブリのインターフェース部材は、インターフェース部材の後ろにある牽引アセンブリの空洞内にばねを提供することによる、ばね荷重式であってもよい。ブレード部材が係止されていない場合、ばねは、ブレード部材を回転可能シャフトから外し、牽引アセンブリから分離するように構成されてもよい。
本明細書の他の実施形態は、放射状及び平行状の手持ち型開創器に関する。手持ち型開創器は、第1及び第2のハンドル、それぞれが第1及び第2のハンドルに関連付けられた第1及び第2のアーム、ならびに第1及び第2のハンドルと第1及び第2のアームとの間の枢動接続部を含んでもよい。更に、第1及び第2の自在式取付け部は、それぞれ、第1及び第2のアームに関連付けられてもよい。第1及び第2の自在式取付け部は、それぞれ、回転可能シャフトに連結されたインターフェース部材を含む。インターフェース部材は、複数の突出部及び受入部を有する遠位面を含み、第1及び第2の自在式取付け部は、それぞれ、第1及び第2のブレードを可逆的に受け入れるように構成されてもよい。第1及び第2のブレード部材は、それぞれ、コネクタ本体及びコネクタ本体から延在するブレードを含んでもよい。コネクタ本体は、その中に回転可能シャフトを可逆的に受け入れるように構成された内部空洞を有してもよい。第1及び第2のブレード部材は、それぞれ、それぞれのインターフェース部材の複数の突出部及び受入部と噛み合うように構成された複数の突出部及び受入部を含んでもよい。更に、ブレードに対して第1及び第2のハンドルの角度をつけることができ、これによって、患者の解剖学的構造に適合する第1及び第2のアームのそれぞれに任意の枢動点が配置されてもよい。一実施形態においては、手持ち型開創器は、ブレードの放射状運動をもたらす。代替的実施形態においては、手持ち型開創器は、ブレードの平行運動をもたらす。
手持ち型開創器拘止インターフェース及び自在式ブレードは、ばね荷重式ボタン機構、ばねなど、正中開創器システムに関して記載されたいかなる特徴部を含んでもよく、これらの特徴部としては、これらに限定されないが、第1及び第2のブレード部材を任意の所望の位置で、それぞれ第1及び第2の自在式取付け部に係止するように構成されているばね荷重式ボタン機構、及びブレード部材が係止されていないとき、ばねが、ブレード部材が回転可能シャフトから外され、自在式取付け部から分離するように構成されるように、自在式取付け部の空洞内に提供されたばねであって、回転可能シャフトが、その外面に周方向溝を含み、溝が、ブレード部材のボタンとインターフェースで連結されるように構成されている、ばねなど、が挙げられる。
本発明の更なる適用可能分野は、以下に記述する詳細な説明により明らかとなろう。詳細な説明及び特定の実施例は、本発明の特定の実施形態を示し、図示することのみを目的とし、本発明の範囲を制限することを意図するものではないことを理解されたい。
本発明の実施形態は、以下の詳細な説明及び添付の図面により、更に完全に理解されるものとなる。
本明細書に記載の開創器アセンブリの斜視図を示す。 本明細書に記載の開創器アセンブリの斜視図を示す。 本明細書に記載の第1のアームの断面図を示す。 本明細書に記載の牽引アセンブリの断面図を示す。 本明細書に記載のラックに連結された第1のアームの斜視図を示す。 本明細書に記載の第1のアームの斜視図を示す。 本明細書に記載の第1のブレードに連結された第1のアームの断面図を示す。 本明細書に記載の第1のブレードに連結された第1のハンドルの断面図を示す。 本明細書に記載の第1のブレードに連結された第1のハンドルの部分断面図を示す。 本明細書に記載の第1のブレード、第1のアーム及び第1のハンドルの断面図を示す。 本明細書に記載の第1のブレード、第1のアーム及び第1のハンドルの断面図を示す。 本明細書に記載のラチェットアセンブリの斜視図を示す。 本明細書に記載のラチェットアセンブリの断面図を示す。 本明細書に記載のラチェットアセンブリの断面図を示す。 本明細書に記載のラチェットアセンブリの断面図を示す。 本明細書に記載のラチェットアセンブリの断面図を示す。 本明細書に記載のラチェットアセンブリの断面図を示す。 本明細書に記載のブレード部材の正面図を示す。 それぞれ、係止及び非係止位置にある図6Aに示すブレード部材の部分断面図を示す。 それぞれ、係止及び非係止位置にある図6Aに示すブレード部材の部分断面図を示す。 本明細書に記載のボタンの拡大側面図を示す。 それぞれ、係止及び非係止位置にあるボタンを有する、図6Aに示すブレード部材の側面拡大図を示す。 それぞれ、係止及び非係止位置にあるボタンを有する、図6Aに示すブレード部材の側面拡大図を示す。 本明細書に記載の牽引アセンブリの一実施形態の斜視図である。 図7Aに示す牽引アセンブリの側面図である。 本明細書に記載の牽引アセンブリに使用される回転可能シャフトの斜視図である。 図7Aに示す牽引アセンブリの断面図である。 本明細書に記載の開創器システムの牽引アセンブリへのブレード部材の様々な接続及び非接続段階を示す。 本明細書に記載の開創器システムの牽引アセンブリへのブレード部材の様々な接続及び非接続段階を示す。 本明細書に記載の開創器システムの牽引アセンブリへのブレード部材の様々な接続及び非接続段階を示す。 本明細書に記載の開創器システムの牽引アセンブリへのブレード部材の様々な接続及び非接続段階を示す。 本明細書に記載の開創器システムの牽引アセンブリへのブレード部材の様々な接続及び非接続段階を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する放射状手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する放射状手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する放射状手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する放射状手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する放射状手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する放射状手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する放射状手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する放射状手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する平行手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する平行手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書記載のブレードの可逆的拘止のための自在式取付け部を有する平行手持ち型開創器の様々な図を示す。 本明細書に記載の低トルクで取り外し可能な蝶ナットの代替図である。 本明細書に記載の低トルクで取り外し可能な蝶ナットの代替図である。 本明細書に記載の低トルクで取り外し可能な蝶ナットの代替図である。 本明細書に記載の低トルクで取り外し可能な蝶ナットの代替図である。 本明細書に記載の低トルクで取り外し可能な蝶ナットの代替図である。
脊椎固定術においては、損傷した脊椎円板を除去し、椎間インプラント(例えば、ケージ、スペーサ、椎体置換または他の人工関節)に置換し得る。隣接する椎骨は、ねじ及びロッドを組み合わせたもので安定させ得る。手技の一部として、手術用開口部を設ける、拡大する、操作する、かつ/または維持するために開創器を使用してもよく、これによって、様々なインプラント装置及び関連ツールの通過を容易にする。場合によっては、各アプローチに固有の解剖学的特徴の変化により、異なる外科的アプローチ(例えば、前部、後部、経椎間孔、横部)には、異なる開創器を使用してもよい。例えば、正中切開椎間板孔(例えば、TLIF)アプローチでは、多裂筋を棘突起から分離させ、椎弓に対して、両側で横方向に切開させる必要がある。このため、軟部組織及び筋肉を保持するために開創器ブレードを使用でき、かつ開創器のブレードの正確な角度付けは、特定の患者の解剖学的構造、医師の選好など、様々な因子の少なくとも一部に応じて行ってもよい。したがって、本明細書では、手動の手持ち構成、ならびに取付けられた直線状構成において、開創を可能にする新規、及び改善された開創器システムについて記載する。本明細書では、システムのアームに対して、360度以上まで牽引または枢動可能なブレードを含む新規、かつ改善された開創器システムについて更に詳細に記載する。総じて、本明細書に開示の開創器システムは、有利にも、改善されたブレード操作を提供することができ、その結果、更に正確な組織の開創が得られる。本明細書において、正中TLIF手技に関して記述しているが、当業者であれば、本明細書に記載の開創器システムが他の外科的手技にも使用され得ることを理解し得る。
本明細書に記載の装置のすべての構成部品は、金属(例えば、チタン)、金属合金(例えば、ステンレス鋼及びコバルトクロム)、セラミクス、ポリマー(例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンスルホン(PPSU)、ポリスルホン(PSU)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリプロピレン(PP)、ポリアセタールまたはこれらの混合物もしくはコポリマー)、同種移植片及び/またはこれらを組み合わせたものなど、当業者に公知の材料で製造され得る。いくつかの実施形態においては、デバイスは、放射線透過性及び/または放射線不透過性材料を含んでもよい。構成部品は、機械加工及び/または当業者に公知の技術を用いて製造されてもよい。例えば、ポリマー製構成部品は、射出成形または中空成形されてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「近位」及び「遠位」は、一般に、本明細書に記載の開創器アセンブリの使用者(例えば、医師)に対して使用される。更に本明細書に記載のラックに対して使用されるとき、用語「外側」及び「内側」は、一般に、それぞれ、ラックの端部及び中央部を指す。例えば、外側方向に移動する開創器アームは、ラックの中央部からラックの端部まで移動されてもよく、内側方向に移動する開創器アームは、ラックの端部からラックの中央部に移動させてもよい。これらの及び他の方向を指す用語(「上部」、「下部」、「頂部」、「底部」など)は、説明することを目的として本明細書において使用できるが、デバイスが使用される配向(複数の場合もある)を制限するものではない。
いくつかの実施形態は、二重であり、かつ独立したブレード開創部を有する2枚ブレード式直線状開創器を含み得る。開創部は、内側及び外側ラチェット機構の双方によって制御され得る。それぞれのブレードは、独立した牽引または枢動機能を有してもよい。直線状開創器は、おおよそ患者の皮膚レベルに開創器を置くことができるようするために、中央テーブルアーム取付け部ならびに枢動アームを特徴とし得る。患者の解剖学構造及び医師の選好に基づいて、異なるブレード形状を使用してもよい。例えば、ブレードには、ブレード及び開創器が浮上しないように、組織及び組織下側を凹ませるように、近位端に凸部を提供させ得る。
ここで、図1A〜図5Fを参照し、本明細書に記載の実施形態による開創器システム100を示す。図1A〜図1Bでは、開創器システム100は、第1のアーム2及び第1のブレード4を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、開創器システム100は、第2のアーム12及び第2のブレード14も含んでよい。開創器システム100は、任意で、本明細書に記載の1つ以上の追加の構成要素(第1のハンドル6、ラック8及び/または第2のハンドル16など)を含んでもよい。開創器システム100は、テーブル取付け部10を含んでもよい。使用中、第1及び第2のアーム2、12は、ラック8に沿って少なくとも外側に移動するように構成されてもよく、これによって、組織を直線状に開創し、かつ/または手術窓(surgical window)を維持するか、もしくは拡大するように構成されてもよい。当業者であれば、第2のアーム12及び第2のブレード14が、それぞれ、第1のアーム2及び第1のブレード4と同じ特徴部の一部またはすべてを含み得ることを理解し得る。したがって、当業者であれば、本明細書の第1のアーム2及び第1のブレード4の説明がいずれも、第2のアーム12及び第2のブレード14にも適用し得ることを理解し得る。
図2Aに示すとおり、第1のアーム2は、牽引アセンブリ18を含み得る。いくつかの実施形態においては、第1のアーム2は、接合され得る。これらの実施形態においては、第1のアーム2は、本体20、基部22及びその間に枢動可能に連結されたコネクタ24も含み得る。いくつかの実施形態においては、牽引アセンブリ18は、本体20内の少なくとも部分的に配置されるか、または収納され得る。他の実施形態においては、牽引アセンブリ18は、第1のアーム2の別の部分(例えば、基部22及び/またはコネクタ24)内に少なくとも部分的に配置されるか、または収納され得る。
図2A〜図2Bに示すとおり、牽引アセンブリ18は、インターフェース部材26及び回転可能シャフト28を含み得る。回転可能シャフト28は、図2Bに示すように、一般に、細長い、かつ/または、円柱状であってもよく、先細遠位先端34を含んでもよい。回転可能シャフト28は、長手方向軸線の周囲で回転するように構成され得る。回転可能シャフト28は、直径を減少させた部位を有してもよい。例えば、回転可能シャフト28は、その外面に周方向チャネルまたは溝36を含んでもよい。溝36は、回転可能シャフト28周辺部の周囲の一部または全体に延在してもよい。
回転可能シャフト28は、例えば、インターフェース部材26の軸孔30を通過させることによって、インターフェース部材26に連結させ得る。軸孔30は、インターフェース部材26の全長に沿って、長手方向に延在し得る。いくつかの実施形態においては、インターフェース部材26は、回転可能シャフト28と共に回転するが、(例えば、回転可能シャフト28とは別に)回転可能シャフト28に対して回転しないように構成されてもよい。
インターフェース部材26は、図2Cに示すとおり、それらの間に散在され得る複数の突出部(例えば、バンプ、最頂部、歯及び/もしくは隆起部)ならびに/もしくは受入部(例えば、谷部、チャネル、くぼみ及び/もしくは溝)を含む外(例えば、遠位及び/または平)面32を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、突出部及び受入部は、軸孔30から放射状に外側に延在し得る。図2Cに示すとおり、遠位面32は、軸孔30の開口部周囲に外側に延在する複数の隆起部及び溝を含み得る。本明細書に記載のとおり、複数の突起部及び受入部は、星型研削部と称されることもある。
代替的実施形態においては、インターフェース部材26の外面32というよりむしろ、回転可能シャフト28の外面が、複数の突出部及び/または受入部を含んでもよい。これらの実施形態においては、回転可能シャフト28は、その外面に沿って長手方向に延在する外側スプライン(例えば、複数の突出部及び/または受入部)を含んでもよい。
牽引アセンブリ18は、2つ以上の歯車部材を含む歯車アセンブリを更に含んでもよい。歯車アセンブリは、トルクまたは回転力を回転可能シャフト28に加えるように、構成され得る。いくつかの実施形態においては、歯車部材は、平行回転軸を含んでもよく、他の実施形態においては、歯車部材は、垂直または直交回転軸を含んでもよい。図2Bに示すとおり、牽引アセンブリ18は、ウォームドライブを含んでもよく、ウォームドライブは、ウォーム38及びウォーム歯車40を含んでもよい。図2Dに示すとおり、ウォーム38は、ウォーム歯車40の歯に噛み合うように構成された複数のねじ山を含んでもよい。ウォーム歯車40は、例えば、平歯車またははすば歯車であってもよい。いくつかの実施形態においては、他のタイプの歯車及び/または他の歯車配列を使用してもよい。
ウォーム歯車40は、回転可能シャフト28に連結させてもよい。図2B及び図2Dにおいては、例えば、回転可能シャフト28は、ウォーム歯車40の軸孔を通過するように構成されてもよい。いくつかの実施形態においては、ウォーム歯車40は、回転可能シャフト28と共に回転するが、(例えば、回転可能シャフトから離れて)回転可能シャフト28に対して回転しないように構成されてもよい。図2Dに示すとおり、ウォーム38は、ボルト、ねじ、ピンまたは六角頭42などのアクチュエータと連結するか、または係合するように構成されてもよい。いくつかの実施形態においては、ウォーム38及びアクチュエータ42のいずれも、図2B及び図2Dに示す支柱39に連結させてもよい。六角頭42は、スクリュドライバ、レンチ、アレンレンチ、蝶ナットまたは六角ドライバなどのドライバと係合するように構成されてもよい。アクチュエータは、その中にドライバの一部を受け入れるように構成されたソケットを含んでもよい。例えば、六角頭42としては、六角形のくぼみを挙げることができるが、当業者は、代替的形状の係合くぼみを有する他のアクチュエータ(例えば、四角形、三角形、五角形、七角形及び/または八角形)を用い得ることは、理解し得る。いくつかの実施形態においては、ソケットは、約5mm〜約10mmの範囲の幅を有してもよい。当業者は、使用中、医師または他の術者が、ドライバを使用して、ウォーム38に対して回転力を第1の方向に加えることができ、ウォーム歯車40及び回転可能シャフト28を第1の方向に回転させることができることを理解し得る。第2の反対方向に回転力を加えることで、回転可能シャフト28を第1の方向とは反対である第2の方向に回転させることもできる。
使用中、ウォーム歯車40及びインターフェース部材26を回転可能シャフト28に連結させ、その後、本体20に設置させ得る。いくつかの実施形態においては、図2Bに示すように、本体20は、複数の止めねじまたはピン44によって固着された頂部及び底部部材を有する2部品構造体(two−piece construction)を含んでもよい。他の実施形態においては、本体20は、1部品構造体(one−piece construction)(例えば、単一本体)を含んでもよい。本体20は、その中に牽引アセンブリ18の少なくとも一部を受け入れるように構成された空洞を含んでもよい。本体20は、コネクタ24に枢動可能に連結され得る。図2Cに示すように、本体20は、近位突起部46を含んでもよい。近位突起部46は、横方向にそこを通る孔を含んでもよい。横方向孔は、ピン48などの細長い締結具をその中に受け入れるように構成され得る。
図2Cに示すように、コネクタ24は、遠位くぼみによって分離される第1及び第2の遠位尖起部50、52を含み得る。尖起部50、52のそれぞれは、横方向にそこを通る孔を含んでもよい。孔は、同軸であってもよい。図2Cに示すように、孔は、ピン48または他の締結具をその中に受け入れるように構成されてもよい。使用中、当業者は、近位突起部46を遠位尖起部50と52との間にある遠位くぼみに挿入すること及びピン48をその結果得られた横方向の通路に挿入することによって、本体20がコネクタ24に枢動可能に連結され得ることを理解し得る。
コネクタ24は、近位くぼみによって分離されている第1及び第2の近位尖起部54、56を含んでもよい。尖起部54、56のそれぞれは、横方向にそこを通る孔を含んでもよい。孔は、同軸であってもよく、また、ピンまたは他の締結具をその中に受け入れるように構成されてもよい。コネクタ24は、本体20に関して記載したものと同様の方法で、基部22に枢動可能に連結されてもよい。例えば、基部22は、遠位突起部58を含み得る。遠位突起部58は、横方向にそこを通る孔を含んでもよく、かつ、遠位突起部は、ピンまたはそこを通る他の細長い締付具を受け入れるように構成され得る。使用中、基部22の遠位突起部58は、近位尖起部54と56との間にあるコネクタ24の近位くぼみに挿入され得る。次に、ピンまたは他の細長い締付具が、結果として得られた横方向の通路に挿入されてもよい。
図2Cに示すとおり、アーム2は、レール、トラック及び/もしくはラック8などのガイド部材に沿って、連結されてもよい、かつ/またはそれに沿って直線状に移動するように構成されてもよい。アーム2は、ラック8に沿って、二方向(例えば、内側及び外側)に移動するように構成されてもよい。ラック8は、直線軸に沿って延在する細長い棒であってもよく、また、その上に長手方向に延在する複数の歯を含んでもよい。歯は、対称または非対称であってもよい(例えば、傾斜されている)。いくつかの実施形態においては、基部22は、第1のアーム2をラック8に連結するように構成されてもよい。例えば、基部22は、図2A及び図2Cに示すように、その中にラック8を受け入れるように構成されたチャネルまたは通路60を含んでもよい。また、基部22は、ラック8に沿ってアーム2が移動されるように構成され得る移動部材を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、移動部材は、本明細書に更に記載の、ピニオンまたは他の円形歯車などの歯車部材を含んでもよい。歯車部材は、ラック8の歯車の歯と噛み合う歯車の歯を含んでもよい。歯車の歯は、対称または非対称であってもよい(例えば、傾斜している)。基部22は、アクチュエータ62を含んでもよく、アクチュエータは、図1B及び図2Cに示す把持部、ハンドル、蝶ねじまたはノブを含み得る。アクチュエータ62は、移動部材に連結されるように構成されてもよい。使用中、アクチュエータ62の回転により、移動部材を回転させ得る。移動部材がラック8に沿って移動すると、回転動作が直線動作に変換され得る。いくつかの実施形態においては、アクチュエータ62は、傾斜可能であるか、または枢動可能であり得る。これにより、アクチュエータ62の輪郭を減少させることができ、空間が制限され得る環境において有利になり得る。
基部22は、締め付け具などの係止部材を含み得る。いくつかの実施形態においては、アクチュエータ62は、係止部材に連結されてもよい。いくつかの実施形態においては、係止部材は、ラック8に沿って第1のアーム2を特定の横位置に係止及び/または固着するように構成されてもよく、また、ラック8に対する更なる運動または移動を防止かつ/または阻止してもよい。他の実施形態においては、係止部材は、ラック8に沿って単一方向(例えば、ラックに対して内側に)の運動もしくは移動を防止かつ/または阻止し得る。
いくつかの実施形態においては、基部22は、ラック8の歯に係合するように構成されているつめなどのレバーを含んでもよい。つめは、ばね荷重式であってもよく、ラック8に沿って第1の方向へのアーム2の動作が可能になり、また、ラック8に沿って第2の方向(例えば、ラック8に対して内側)へのアーム2の動作を防止し、かつ/または阻害する。これらの実施形態においては、アーム2は、組織を開創するために横方向に移動させることができるが、ラック8の元の位置に戻らないようにさせ得る。いくつかの実施形態においては、つめは、アーム2を第2の方向に移動させ得るように、係合解除させるように構成されてもよい。例えば、つめは、ラック8から係合解除させてもよく、係合解除位置で手動により維持させてもよく、同時にラックに沿って第1のアーム2を第2の方向に移動させる。他の実施形態においては、つめは、つめがラック8と再係合しないように遮断部材を含んでもよい。
基部の代替的実施形態は、図5A〜図5Fに示す。これらの実施形態においては、基部22は、ラチェットアセンブリ160を含んでもよい。図5A〜図5Bに示すとおり、ラチェットアセンブリ160は、遮断部材176に連結されたつめ162、ピニオン164、遮断部材176及びアクチュエータ166(解除ボタンまたはスイッチなど)を含んでもよい。図5Bに示すとおり、つめ162は、ラック8と係合するように構成され得る先端168を含んでもよい。当業者は、先端168がラック8に係合されると、第1のアーム2を、ラック8に沿って、移動させることができないことを理解し得る。つめ162は、ハンドル170を含んでもよい。つめ162は、図5Aに示すとおり、ピン174の周囲で枢動するように構成されてもよい。図5Bに示すとおり、つめ162は、先端168がラック8に向かって枢動するようにねじりばね172に連結させてもよい。図5Cに示すとおり、つめ162は、その中に溝、チャネルまたは空洞180を含んでもよい。空洞180は、開口部182を含んでもよい。空洞180は、その中、例えば、締り嵌め部内で、遮断部材176の少なくとも一部を受け入れるように構成されてもよい。図5Cに示すとおり、アクチュエータ166及び/または遮断部材176は、圧縮ばね178に連結させてもよい。アクチュエータ166は、基部22のくぼみ184に少なくとも部分的に配設、配置、かつ/または位置付けされてもよい。
ラチェットアセンブリ160は、例えば、中立、動作停止構成と、動作構成との間で可逆的に遷移させるなど、有利にも、動作不能となるように構成されてもよい。動作構成においては、第1のアーム2は、ラック8に沿って一方向に自由に(例えば、つめ162からの干渉なく、かつ/または同時につめ162を押下することなく)移動するように構成されてもよい。反対方向に移動させるには、つめ162を、先端168がラック8の係合を解除する、一部解除位置に対して押下させる必要があり、同時に、第1のアーム2を反対方向に移動させる。つめ162が一部解除位置に押下しない場合、かつ/または解除される場合、第1のアーム2は、反対方向に移動しないようにされ得る。中立である、動作停止構成では、第1のアーム2は、ラック8に沿って両方向に自由に移動するように構成されてもよい(例えば、つめ162の干渉がないか、かつ/または同時につめ162を押下させる)。双方の構成においては、第1のアーム2は、例えば、スクリュドライバ、スパナ、六角ドライバなどのドライバでトルクをピニオン164に加えることによって、移動させ得る。
動作構成のラチェットアセンブリ160の一例は、図5A〜図5Cに示す。図5Cに示すとおり、動作構成にある場合、遮断部材176の少なくとも一部は、つめ162の空洞180内に配設されるか、かつ/または配向されてもよい。空洞180内にあると、遮断部材176は、つめ162の先端168とラック8との係合を防止できない。
ラチェットアセンブリ160は、動作構成から中立の、動作停止構成へ遷移するように構成されてもよい。例えば、使用中、医師または他の使用者は、本明細書に記載のとおり、第1のアーム2が第1のブレード4に連結される前に、ラチェットアセンブリ160を動作停止させ得る。当業者は、ラチェットアセンブリ160を作動させる場合、使用者は、つめ162を一部解除位置に維持する(可能であれば手で)必要があり、同時に、アクチュエータ166を駆動する、かつ/または第1のアーム2と第1のブレード4とを連結させることを理解し得る。有利にも、動作停止構成にある場合、使用者が、つめ162の位置を手動により維持する必要がないために、このプロセスを簡素化することができる。第1のアーム2を更に簡素な工程に移動させ得ることによって、動作停止構成は、これによって、第1のアーム2と第1のブレード4との位置合わせをより容易に促進し、可能にし、かつ/または促すことができる。
図5D〜図5Eに示すとおり、ラチェットアセンブリ160を停止するために、つめ162が、完全解除位置まで押下されてもよい。図5Eに示すとおり、つめ162を完全解除位置まで押下させると(例えば、押し付ける、かつ/または押す)、遮断部材176が、空洞180から解除され得る。更に、圧縮ばね178が解除されてもよく、遮断部材176が空洞180の開口部182から引き離され(例えば、ずらされ)てもよく、また、凹部184からアクチュエータ166を引い抜いてもよい。図5E〜図5Fに示すとおり、動作停止位置にある場合、遮断部材176は、つめ162とラック8との係合を遮断、阻止及び/または防止し得る。
ラチェットアセンブリ160は、動作停止構成から動作構成に遷移するように、構成されてもよい。例えば、使用中、本明細書に記載のとおり、第1のアーム2を第1のブレード4に連結後、かつ/または外科的開創手技の実施前に、医師または他の使用者が、ラチェットアセンブリ160を動作させてもよい。有利にも、ラチェットアセンブリ160の動作により、不注意により、第1のアーム2が戻る方向に移動すること、かつ/または開創窓(retraction window)が収縮することを防止及び/もしくは阻止することができる。
ラチェットアセンブリ160を動作(または再動作)させるには、アクチュエータをくぼみ184まで少なくとも部分的に押下し得る(例えば、押し付ける(pressed)かつ/または押し出す(pushed))。圧縮ばね178は、圧縮させてもよく、図5Cに示すとおり、遮断部材176を位置付けて(例えば、押し出す)、空洞180の開口部182と位置合わせしてもよい。
ラック8は、テーブル、カート、トレイ及び/または他の支持構造体に連結されるように構成されてもよく、任意で更なる安定性を提供し得る。これらの実施形態においては、図1A〜図1Bに示すとおり、テーブル取付け部10を使用して、ラック8をテーブルに連結することができる。いくつかの実施形態においては、テーブル取付け部10は、そこを通るラック8を係合する、または受け入れるように構成された受入部などの第1の係合部材、その中にテーブルの一部を係合または受け入れるように構成された受入部などの第2の係合部材及びラック8をテーブルに連結する(例えば、締め付ける、かつ/または固着する)ように構成された締め付け部材を含んでもよい。
他の実施形態においては、システム100は、手持ち型であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態においては、第1及び第2のアームは、枢動点で一緒に連結され得、かつ/または互いに対して枢動するように構成されてもよい。手持ち型システムは、留置型であってもよく、例えば、第1及び第2のアームの角度または相対的配向を維持するように構成されたラチェットアセンブリを含んでもよい。一例として、手持ち型システムは、自由枢動アーム及び独立した牽引機能の使用により、直線状の開創部をもたらすweitlanerタイプの装置を挙げることができる。一旦正中切開が行われ、筋肉が棘突起から離されると、拡張器または検鏡を使用して、必要なブレード長を測定することができる。ブレードハンドルは、必要なブレード長に拘止させてもよく、これは、組織及び筋肉を棘突起の両側に対して横方向に手動で開創するために使用できる。直線状開創器は、側面アプローチからブレードに挿入し、固着させることができる。次に、ブレードハンドルを取り外すことができる。次に、開創器を収縮させ、牽引させることで、手術部位へのアクセスを提供し得る。
図1A〜図1Bに示すとおり、第1のブレード4が第1のアーム2と可逆的に連結されるように構成されてもよい。開創器システム100は、第2のブレード14を含んでもよく、第2のアーム12と可逆的に連結されるように構成されてもよい。第1及び/または第2のブレード4、14は、概して、細長く、第1の端部(例えば、近位部または頂部)が第1及び第2のアーム2、12に連結するように構成され、第2の端部(例えば、遠位部または底部)が、組織と係合するまたは接触するように構成されている状態であってもよい。本明細書に記載のとおり、第1及び/または第2のブレード4、14は、有利にも、第1及び/または第2のアーム2、12に対して枢動可能なように構成されてもよい。いくつかの実施形態においては、第1及び/または第2のブレード4、14は、第1及び/または第2のアーム2、12に連結されるとき、第1及び/または第2のアーム2、12に対して、1度〜360度の範囲の角度で枢動するように構成されてもよい。例えば、一実施形態においては、第1及び/または第2のブレード4、14は、第1及び/または第2のアーム2、12に連結されるとき、第1及び/または第2のアーム2、12に対して、1度〜180度の範囲の角度で枢動するように構成されてもよい。他の実施形態においては、第1及び/または第2のブレード4、14は、第1及び/または第2のアーム2、12に連結されるとき、第1及び/または第2のアーム2、12に対して、少なくとも10、20、30、40、50、60、70、80、90、180度またはそれ以上の角度で枢動するように構成されてもよい。
当業者は、第2のブレード14は、本明細書に記載の第1のブレード4と同じ特徴をいくつかまたはすべてを有し得ることを理解し得る。図3Aに示すとおり、第1のブレード4は、その中に回転可能シャフト28の少なくとも一部を可逆的に受け入れるように構成され得る貫通孔64を含んでもよい。貫通孔64は、第1のブレード4の第1の端部(例えば、近位または頂部)に配置され得る。貫通孔64は、第1のブレード4の第1の側面66から第2の側面68に横方向に横断して(例えば、これらの短軸線に対して平行に)通り得る。いくつかの実施形態においては、貫通孔64は、一定の直径を含んでもよい。他の実施形態においては、貫通孔64は、可変直径を有し得る。例えば、貫通孔64は、図4Cに示すとおり、第1及び第2の拡大開口部74、76を含んでもよい。
いくつかの実施形態においては、第1のブレード2は、多部品構造体(multi−piece construction)を含んでもよい。例えば、第1のブレードは、図3A及び図4Cに示すとおり、第1のインターフェース部材70及び第2のインターフェース部材72を含んでもよい。第1及び第2のインターフェース部材70、72は、牽引アセンブリ18のインターフェース部材26の特徴部のうちの少なくともいくつかを含んでもよい。例えば、第1及び第2のインターフェース部材70、72は、それぞれ、軸孔を含んでもよい。第1及び第2のインターフェース部材70、72は、第1及び第2の開口部74、76に挿入されてもよく、また、それらの軸孔は貫通孔64を少なくとも部分的に画定してもよい。いくつかの実施形態においては、組み立てられた状態にあるとき、第1及び第2のインターフェース部材70、72は、第1のブレード4に対して枢動可能かつ/または回転可能でなくてもよい。
第1のインターフェース部材70及び第2のインターフェース部材72は、それぞれ、図3A及び図4Cに示すとおり、それぞれ、第1の側面66及び第2の側面68を有してもよい。第1及び/または第2の側面66、68は、図3Aの第2の側面68に対して示すように、その間に散在され得る複数の突出部(例えば、バンプ、最頂部、歯及び/もしくは隆起部)ならびに/または受入部(例えば、谷部、チャネル、くぼみ及び/もしくは溝)を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、突出部及び受入部は、貫通孔64から放射状に外側に延在し得る。図3Aに示すとおり、第2の側面68は、貫通孔64の開口部の周囲に外側に放射状に延在する複数の隆起部及び溝を含み得る。本明細書に記載のとおり、複数の突起部及び受入部は、星型研削部と称されることもある。複数の突出部及び受入部は、有利にも、第1のアーム2の遠位面32の突出部及び受入部に噛み合う、かつ/または交互嵌合するように構成され得る。
他の実施形態においては、第1のブレード4は、単一の本体であってもよく、例えば、突出部及び受入部は、その上に機械加工されてもよい。当業者は、これらの実施形態においては、第1及び第2の側面66、68が第1のブレード4の側面とも称され得ることを理解し得る。
代替的実施形態においては、第1及び/または第2の側面66、68というよりも、貫通孔64が、複数の突出部及び/または受入部を含み得る。これらの実施形態においては、貫通孔64は、その内面に沿って長手方向に延在する内部スプライン(例えば、複数の突出部及び/または受入部)を含んでもよい。当業者は、回転可能シャフト28の回転により、第1のブレード4が回転し得るように、貫通孔64の内部スプラインが、回転可能シャフト28の外部スプラインと噛み合う、かつ/または交互嵌合するように構成されてもよいことを理解し得る。
図4Cに示し、かつ本明細書に記載するとおり、第1のブレード4は、例えば、通路78などの開口部を含んでもよい。したがって、いくつかの実施形態においては、通路78は、内部ねじ止めされてもよい。通路78は、ブレード4の近位面(例えば、頂部)に第1の開口部80を有してもよい。通路78は、貫通孔64と交差しても、垂直であってもよく、かつ/または貫通孔64と流体連通されてもよい。通路78は、保持部材または締結具(止めねじ82など)を受け入れる、かつ/またはそれらと連結するように構成されてもよい。図4Cに示すとおり、止めねじ82は、通路78の長さより長い長さを有する幹部を含み得る。したがって、止めねじ82の幹部は、貫通孔64に入るように構成されてもよい。止めねじ82は、例えば、貫通孔64の内側及び/または外側でねじ止めすることによって、第1のブレード4と第1のアーム2の回転可能シャフト28とを可逆的に係合する(例えば、連結する、嵌合する、かつ/または接触する)ように構成されてもよい。
いくつかの実施形態においては、第1のブレード4は、長手方向軸線の周囲で湾曲している第1及び第2の端部の間に湾曲本体を含んでもよい。他の実施形態においては、第1のブレード4は、平面本体を含んでもよい。第2の端部は、開創組織と係合するように構成された1つ以上の特徴部を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、第2の端部は、開創組織の下側を凹ませる、または開創組織下を貫通させるように構成されてもよい先端を画定するために、第1の端部に向かって少なくとも部分的に湾曲または屈曲されてもよく(例えば、約90度)、これによって、ブレードが係留されるか、または固着され、かつ、システムの故意でない移動を減少させる。いくつかの実施形態においては、先端は、尖起部または歯を含んでもよい。他の実施形態においては、先端は、尖っていなくてもよい。先端は、凹面、凸面または平面であってもよい。いくつかの実施形態においては、第1のブレード4の本体部分は、中実であってもよく、他の実施形態においては、窓があってもよい。第1のブレード4は、有利にも開創への外傷を最小限にし、かつ/または減少させ得る、丸みがある、尖っていない、かつ/または平滑な縁部を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、第1のブレード4は、1つ以上の器具(キルシュナー鋼線、吸引器及び/または光ファイバー光源など)を受け入れるように構成された少なくとも1つの長手方向に延在する孔を含んでもよい。
図1Aに示すとおり、開創器システム100は、第1のハンドル6を含み得る。第1のハンドル6は、第1のブレード4と可逆的に連結される(例えば、解除可能である)ように構成され得る。図4A〜図4Bを参照すると、第1のハンドル6は、クランプ部材84、回転可能ドライバ86、アクチュエータ88及び/または外側スリーブ90を含み得る。
図4Aを参照すると、クランプ部材84は、第1のブレード4と係合するように構成されてもよい。クランプ部材84は、そこから軸方向(例えば、長手方向)に延在するカニューレ92を含み得る。クランプ部材84は、遠位部位110、近位部位114及びそれらの間の中央部位112を含むことができる。中央部位112は、先細外径を有する先細部位116及び/または一定の外径を有する円柱状部位118を含んでもよい。図4Aに示すとおり、先細部位116は、円柱状部位118に対して遠位であってもよい。これらの実施形態においては、先細部位116は、円柱状部位118と遠位部位110との間に配置されてもよい。近位部位114及び/または遠位部位110は、一定の外径を含んでもよい(例えば、円柱状であってもよい)。遠位部位110は、円柱状部位118の外径より大きい外径を有してもよい。近位部位114は、円柱状部位118の外径よりも小さい外径を有してもよい。更に、近位部位114は、円柱状部位118に直接隣接(例えば、接続)していてもよい。これらの実施形態においては、クランプ部材84は、近位部位114と円柱状部位118との間の遷移点に、(例えば、外面上に)外側肩部または出っ張り部を含んでもよい。図4Aに示すとおり、近位部位114は、外側ねじ山などの係合特徴部を含んでもよい。
遠位部位110は、第1及び第2の顎部94、96に分かれてもよい。遠位部位110が円柱状部位118の外径よりも大きい外径を有する実施形態においては、第1及び第2の顎部94、96は、外側に扇形に(例えば、その長手方向軸線から離れて)開いてもよい。第1及び第2の顎部94、96は、長手方向チャネルまたは間隙によって分離されてもよい。第1及び第2の顎部94、96及び/または長手方向チャネルは対称であってもよい。長手方向チャネルは、いくつかの実施形態においては、可変幅を有してもよく、他の実施形態においては、一定の幅を有してもよい。例えば、いくつかの実施形態においては、長手方向チャネルは、拡大近位端部を含んでもよい。例えば、近位部位は、その遠位部位の幅よりも大きい幅を有する。長手方向チャネルが一定の幅を含む実施形態においては、長手方向の長方形断面を有してもよい。いくつかの実施形態においては、長手方向チャネルまたは間隙は、圧縮性、縮小可能、かつ/または狭窄可能であってもよく、また、これによって、第1及び第2の顎部94、96が一緒に更に近くなるように構成されてもよい。
第1及び第2の顎部94、96の少なくとも1つは、その内面に沿って、内側に延在する(例えば、放射状に延在する)突起部または突出部98、102を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、突出部98、102は、第1及び第2の顎部94、96の内面に沿って、横方向の出っ張り部または棚部を画定し得る。いくつかの実施形態においては、突出部98、102は、第1のブレード4の外面の溝またはスロットと噛み合うように(例えば、これら内に受け入れられるように)構成されてもよい。
クランプ部材84のカニューレ92は、遠位部位104、近位部位106及びその両者の間の先細部位108を含み得る。いくつかの実施形態においては、遠位部位104は、近位部位106の直径よりも大きい直径を有してもよい。他の実施形態においては、遠位部位104は、近位部位106の直径よりも小さい直径を有してもよい。先細部位108は、直線状に先細であるか、または傾斜していてもよい(例えば、円錐台形)。他の実施形態においては、先細部位108は、先細曲面を含んでもよい。先細部位108は、一般に、クランプ部材84の先細部位116と重なり合ってもよい。
回転可能ドライバ86は、ノブ122及びそこから延在するシャフト124を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、ノブ122は、近位端部に配置されてもよく、シャフト124は、そこから遠位方向に延在してもよい。シャフト124は、本体部分130及び遠位端126を含んでもよい。本体部分130は、細長い、中実である、かつ/または円柱状のロッドであってもよい。図4Aに示すとおり、シャフト124の少なくとも一部は、クランプ部材84のカニューレ92の少なくとも一部を通って延在するように構成されてもよい。いくつかの実施形態においては、遠位端126は、拡大されてもよい(例えば、本体部分130の外径よりも大きい外径を有してもよい)。これらの実施形態においては、シャフト124は、本体部分130と遠位端126との間で遷移するように配置され、構成された先細部分132を含んでもよい。遠位端126は、ソケット128を含んでもよい。ソケット128は、その中で締結具(例えば、止ねじ82)を受け入れる、かつ/または係合するように構成されてもよい。いくつかの実施形態においては、ソケット128は、六角形の横断内部断面を含んでもよい。使用中、回転可能ドライバ86は、例えば、ソケット128内に配設している、締結具を駆動するように構成されてもよい。当業者は、回転駆動装置86が、クランプ部材84に対して回転及び/または旋転(例えば、長手方向軸線に沿って)するように構成されてもよいことを理解し得る。
図4Aに示すとおり、アクチュエータ88は、それを通って長手方向に延在する(例えば、長手方向軸線に沿って)カニューレ134を含んでもよい。カニューレ134は、その中にクランプ部材84及び/または回転可能ドライバ86の少なくとも一部を受け入れるように構成され得る。カニューレ134は、アクチュエータ88の内面を画定することができる。いくつかの実施形態においては、内面は、クランプ部材84と係合する、かつ/または嵌合するように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態においては、内面の少なくとも一部は、ねじ山(例えば、内部ねじ部分136)を含んでもよい。これらの実施形態においては、アクチュエータ88の内部ねじ部分136は、クランプ部材84のねじ近位部114に係合する、かつ/または嵌合するように構成され得る。
アクチュエータ88は、近位部位138、遠位部位140及びそれらの間の中央部位142を含んでもよい。いくつかの実施形態においては、これらの部位のうちの少なくとも1つは、一定の(例えば、円柱状の)外径を含んでもよい。他の実施形態においては、これらの部位のうちの少なくとも1つは、可変(例えば、先細の)外径を含んでもよい。更に他の実施形態においては、これらの部位のすべてが一定の外径を含んでもよい。これらの実施形態においては、それぞれの部位の外径は、同じであっても、異なっていてもよい(例えば、1つ以上の部位は他の部位よりも大きくてもよい)。例えば、図4Aに示すとおり、中央部位142は、近位部位138の外径及び遠位部位140の外径の両方より小さい外径を有してもよい。遠位部位140は、近位部位138の外径よりも小さい外径を有してもよい。使用中、アクチュエータ88は、クランプ部材84及び/または外側スリーブ90に対して回転するように構成されてもよい。
外側スリーブ90は、それを通って長手方向に(例えば、長手方向軸線に沿って)延在するカニューレ144を含んでもよい。カニューレ144は、その中にクランプ部材84の少なくとも一部を受け入れるように構成されてもよい。カニューレ144は、外側スリーブ90の内面を画定し得る。カニューレ144は、一定のまたは可変の直径を有してもよい。いくつかの実施形態においては、カニューレ144は、それぞれが異なる、一定の直径を有する、2つ以上の部位を含んでもよい。例えば、カニューレ144は、それぞれが異なる直径を有する、複数の円柱状部位を含んでもよい。図4Aに示すとおり、カニューレ144は、近位部位146及び遠位部位148を含み得る。近位及び遠位部位146、148は、それぞれ、一定の直径を含んでもよい。更に、カニューレ144の近位部位146の直径は、遠位部位148の直径未満であってもよい。したがって、外側スリーブ90は、近位及び遠位部位146、148の間の遷移点に内側肩部または出っ張り部150を含んでもよい。
外側スリーブ90は、図4Aに示す近位伸長部材152を含んでもよい。近位伸長部材152は、その近位端の少なくとも一部から延在してもよい。いくつかの実施形態においては、近位伸長部材152は、中空の円柱、ホースまたはパイプの長手方向部位の形状であってもよい。近位伸長部材152は、その長手方向軸線に沿って弯曲している内部曲面を有してもよい。内部曲面は、アクチュエータ88の中央部位142の湾曲半径よりも同じかまたはわずかに大きい弯曲半径を有してもよい。近位伸長部材152は、一部周方向(例えば、C形状)の内側溝154を更に含んでもよい。いくつかの実施形態においては、アクチュエータ88の少なくとも一部は、近位伸長部材152の少なくとも一部と係合、連動及び/または近位伸長部材に組み込まれるように構成されてもよい。例えば、アクチュエータ88の遠位部位140は、外側スリーブ90の内部溝154内に受け入れられるように構成されてもよい。その結果として、アクチュエータ88及び外側スリーブ90は、長手方向に一緒に移動する(例えば、摺動する)ように構成されてもよい。加えて、アクチュエータ88及び/または外側スリーブ90は、互いに対して回転または旋転するように構成されてもよく、アクチュエータ88の遠位部位140は、外側スリーブ90の内部溝154内で回転または旋転してもよい。
本明細書の実施形態は、開創器システム100の設置方法及び/または使用方法にも関する。本明細書に記載の開創器システムは、組織を開創する、かつ/または手術窓を維持するか、もしくは拡大する多種多様な外科的処置に使用されてもよい。いくつかの実施形態においては、開創器システムは、脊椎固定術または椎間板置換術などの脊椎手術に使用されてもよい。開創器システムは、異なる様々な角度から患者の脊椎にアプローチする脊椎固定術(例えば、前部、後部、横部及び/または経椎間孔)に使用されてもよい。いくつかの実施形態においては、開創器システムは、正中切開経椎間孔(例えば、TLIF)アプローチの一部として、使用されるか、または設置されてもよい。これらの実施形態においては、使用者は、棘突起に沿って、正中切開してもよい。使用者は、カニューレまたは筋肉剥離子を用いて、多裂筋を棘突起から離し、開創器システム100を設置する、かつ/または使用する前に(例えば、第1のブレード4が第1のハンドル6及び/または第1のアーム2に可逆的に連結される前に)適切なブレード長を測定してもよい。
開創器システム100の設置方法及び/または使用方法に関する実施形態は、第1のアーム2、第1のブレード4及び/または第1のハンドル6を含む本明細書に記載の開創器システムを提供する工程を含んでもよい。これらの実施形態は、第1のブレード4が第1のハンドル6に可逆的に連結されることも含んでもよい。この工程は、例えば、図4A〜図4Bに記載のとおり、第1のハンドル6のクランプ部材の第1及び第2の顎部94、96の間の第1のブレード4の少なくとも一部を挿入することを含んでもよい。いくつかの実施形態においては、第1及び第2の顎部94、96は、本明細書に記載のとおり、内部突起部98、102を含んでもよい。これらの実施形態においては、この工程は、突出部98、102を第1のブレード4の対応する溝またはチャネルに挿入する、または嵌合することを含んでもよい。いくつかの実施形態においては、第1のブレード4は、図4C〜図4Dに示し、本明細書に更に詳述するように、通路78の少なくとも一部がねじ止めされている止めねじ82を含んでもよい。これらの実施形態においては、第1のハンドル6が第1のブレード4に可逆的に連結される工程は、例えば、図4Aに示すとおり、止めねじ82の頭部を、回転可能ドライバ86のシャフト124の遠位端126にあるソケット128に少なくとも部分的に挿入させることによって、止めねじ82が回転可能ドライバ86と連結されることを含んでもよい。当業者は、この構成においては、回転可能ドライバ86の回転により、止めねじ82の回転を生じさせることができ、これによって、止めねじ82が通路78を通って移動することを理解し得る。あるいは、本明細書の他の項で記述するクイック接続(quick connection)ブレード拘止概念を使用してもよい。
一旦、第1のブレード4が第1及び第2の顎部94、96の間に位置付けられると、第1及び第2の顎部94、96は、その間に配設される第1のブレード4の一部の周囲への締め付け、固着、かつ/または係合が行われてもよい。この工程には、第1のハンドル6のアクチュエータ88が第1の方向に回転されることを含んでもよい。図4Aに示すように、アクチュエータ88が、クランプ部材84に沿って第一の方向にねじ止されるとき(例えば、下方向及び/または遠位方向に)、アクチュエータ88は、外側スリーブ90を同じ方向に押し出してもよい。外側スリーブ90は、クランプ部材84を超えて移動、かつ/または摺動してもよい。本明細書に記載のとおり、いくつかの実施形態においては、クランプ部材84は、円柱状部位118、遠位部位110及びその間の先細部位116を含んでもよい。遠位部位110は、円柱状部位118より大きい外径を有してもよい。先細部位116は、近位端での円柱状部位118の外径と等しい、かつ遠位端での遠位部位110の外径と等しい、可変の外径を有してもよい(例えば、先細部位116は、遠位方向に増加する外径を有してもよい)。外側スリーブ90が、先細部位116上を通過するとき、第1及び第2の顎部94、96を分離し、これによって、第1のブレード4周囲の第1及び第2の顎部94、96を一緒に締め付ける、かつ/またはクランプする長手方向のチャネルを圧縮してもよい。外側スリーブ90は、外側スリーブ90の内側出っ張り部150がクランプ部材84の外側出っ張り部120に接触するまで、引き続き遠位方向に移動してもよい。
有利にも、連結された第1のハンドル6及び第1のブレード4は、手持ち型開創用の独立型装置として使用してもよく、本明細書においては、手持ち型開創器アセンブリと称されてもよい。このため、いくつかの実施形態においては、開創器システム100の設置方法及び/または使用方法は、可逆的に連結された第1のハンドル6及び第1のブレード4を手動で位置付けすることを含み、これは、第1のブレード4が第1のアーム2に可逆的に連結される前に、手動で組織を開創することを含む。いくつかの実施形態においては、第2のハンドル16及び第2のブレード14が可逆的に連結され、連結された第1のハンドル6及び第1のブレード4に沿って、手動で位置付けしてもよい。いくつかの実施形態においては、手持ち型開創器アセンブリは、有利にも、例えば、アーム、フレームまたは他の足場に取付けることにより、直線状開創用に単独で構成された開創器システムと比較して、自由性が増し、かつ/または改善されたブレード操作を、使用者または術者にもたらし得る。より簡易な手持ち型開創器により、より容易に開創可能になるか、または例えば、より長い代替構成物を提供し得る。
第1のブレード4は、第1のアーム2に可逆的に連結されてもよい。第1のブレード4が第1のアーム2に連結されたとき、第1のブレード4は、回転可能シャフト28及び/またはインターフェース部材26と共に回転するように構成されてもよい。更に、第1のブレード4は、回転可能シャフト28及び/またはインターフェース部材26から独立して回転させることはできなくてもよい。この工程は、図4C〜図4Dに示すとおり、第1のアーム2の回転可能シャフト28を第1のブレード4の貫通孔64に挿入することを含んでもよい。次に、第1のブレード4の通路78を通って少なくとも部分的に、保持部材(例えば、止めねじ82)をねじ止めしてもよい。第1のブレード4の通路78を介して、止めねじ82のねじ止めを行うために、任意の好適なドライバを使用してもよい。いくつかの実施形態においては、この工程は、回転可能ドライバ86を回転させることにより、少なくとも部分的に、達成されてもよく、このため、止めねじ82にトルクが加えられ得る。
通路78を介して、少なくとも部分的に、止めねじ82のねじ止めを行う工程には、図4Cに示すとおり、第1のブレード4が第1のアーム2に締め付けられる、第1の位置で止めねじ82のねじ止めを行うことを含んでもよい。この位置では、第1のブレード4及び第1のアーム2が接続されてもよいが、第1のブレード4の第1の側面66は、間隙156によって第1のアームのインターフェース部材26の外面32から離間配置されてもよい。この位置により、有利にも、医師または他の使用者は、第1のアーム2に連結する前の第1のブレード4の配向及び/または場所に対して、追加の操作及び/または調整が可能になる。止めねじ82が、引き続き、通路78を通ってねじ止めされる場合、止めねじ82の先端158は、回転可能シャフト28と係合し、回転可能シャフト28を第1のブレード4に向かって引っ張ってもよい。止めねじ82は、図4Dに示すとおり、第2の位置に到達するまで、引き続き通路78を通ってねじ止めされてもよく、止めねじ82の先端158は、回転可能シャフト28の周方向溝36に組み込まれる。回転可能シャフト28が第1のブレード4に向かって引っ張られると、インターフェース部材26も、第1のブレード4に向かって引っ張られてもよい。このため、この位置では、第1のブレード4の第1の側面66の突出部及び受入部(例えば、星型研削部)は、第1のアーム2の遠位面32の突出部及び受入部(例えば、星型研削部)に噛み合うか、かつ/または交互嵌合してもよい。当業者は、星型研削部は、有利にも自己整合し得る、例えば、星型研削部は医師または他の使用者によって事前に位置合わせすることなく、噛み合わせることができることを理解し得る。
本明細書に記載のとおり、第1のブレード4及び第1のハンドル6は、可逆的に連結され得る。第1のブレード4が第1のアーム2に可逆的に連結された後、第1のハンドル6は、第1のブレード4から離脱(例えば、係合解除)されてもよい。第1のブレード4及び第1のハンドル6を離脱させるには、第1のハンドル6のアクチュエータ88を第2の方向に回転させ、アクチュエータ88をクランプ部材84に沿って、第1の方向と反対である第2の方向に(例えば、上向き及び/または近位に)ねじ止めされ得る。アクチュエータ88により、外側スリーブ90を同じ方向に引っ張ってもよく、これによって、外側スリーブ90は、クランプ部材84の先細部位116から解除される。更には、アクチュエータ88を引き続き、上方向、かつ/または近位方向に移動させるとき、上方向、かつ/または近位方向の力が回転可能ドライバ86のノブ122に加わってもよい。次に、回転可能ドライバ86は、近位方向に引っ張られてもよい。次に、回転可能ドライバ86の先細部位132は、カニューレ92の先細部位108で、外側スリーブ90の内面に接触する、かつ/または外側スリーブ90の内面に力が加わってもよい。この力により、第1及び第2の顎部94、96を分離させる長手方向チャネルが拡大してもよく、これによって、第1及び第2の顎部94、96が扇形に開く。
次に、第1のブレード4は、第1のアーム2またはその一部(例えば、本体20)に対して、例えば、牽引アセンブリ18またはその構成部品を作動させることによって、牽引(例えば、枢動)されてもよい。第1のブレード4は、回転可能シャフト28の周囲で牽引されてもよい(例えば、その長手方向軸線によって画定された枢動点の周囲に牽引される)。第1のブレード4が牽引されるとき、第1のアーム2は、有利にも、開創部位に対して移動しなくてもよい。牽引アセンブリ18を作動させる工程には、ウォームドライブを作動させることを含んでもよい。ウォームドライブが作動される工程には、ウォーム38に連結された、六角頭などのアクチュエータ42にトルクを加えることを含んでもよい。アクチュエータ42を回転させるとき、回転力がウォーム38に伝達されてもよい。回転ウォーム38は、ウォーム歯車40に係合し、かつ、ウォーム38の軸に対して垂直である、かつ/または直交している軸の周囲でウォーム歯車40を回転させてもよい。ウォーム歯車40の回転により、回転可能シャフト28及びインターフェース部材26を回転させ得る。インターフェース部材26を第1のブレード4と噛み合わせ得るとき、インターフェース部材26の回転により、第1のブレード4を回転させ得る。
有利にも、この機構により、第1のブレード4を第1のアーム2に対して任意の角度(例えば、0度〜360度)で牽引させることができる。いくつかの実施形態においては、第1のブレード4は、第1のアーム2に対して、第1の位置から第2の位置へ牽引させてもよく、第2の位置は、第1の位置から離れて1度〜360度の範囲である。他の実施形態においては、第1のブレード4は、第1のアーム2に対して、第1の位置から第2の位置へ牽引されてもよく、第2の位置は、第1の位置から離れて1度〜180度の範囲である。更に他の実施形態においては、第1のブレード4は、第1のアーム2に対して、第1の位置から第2の位置へ牽引されてもよく、第2の位置は、第1の位置から離れて1度〜90度の範囲である。更に他の実施形態においては、第1のブレード4は、第1のアーム2に対して、第1の位置から第2の位置へ牽引されてもよく、第2の位置は、第1の位置から離れて少なくとも90度である。
いくつかの実施形態は、第1のブレード4(例えば、手術部位に対して)の垂直位置を調整することを更に含んでもよい。本明細書に記載のとおり、第1のアーム2は、複数の枢動点を含んでもよい。したがって、これらの実施形態は、例えば、コネクタ24に対して本体20を枢動させる、かつ/または基部22に対してコネクタ24を枢動させることによって、第1のアーム2を曲げる、かつ/または撓めてもよい。
いくつかの実施形態は、第1のアーム2をラック8に連結することを更に含んでもよい。この工程は、ラック8を第1のアーム2の基部22に挿入することを含んでもよい。その後、第1のアーム2は、ラックに沿って、例えば直線状に移動させてもよい。いくつかの実施形態においては、第1のアーム2は、一方向(例えば、横方向)に移動させ得る。他の実施形態においては、反対である第2の方向(例えば、内側)に、移動させ得る。第1のアーム2は、例えば、図1Bに示すとおり、アクチュエータ62と係合させる(例えば、回旋及び/または回転させる)ことによって、ラック8に沿って移動させ得る。アクチュエータ63は、ラック8に沿って、第2のアーム12を移動させるために、使用されてもよい。いくつかの実施形態においては、アクチュエータ62を第1の方向に向けると、移動部材(例えば、ピニオン)も回転し、ラック8の歯に係合させることができ、次に、第1のアーム2を第1の方向に移動させることができる。いくつかの実施形態においては、第1のアーム2は、アクチュエータ62を反対方向に回旋及び/または回転させることによって、反対側の第2の方向に移動させ得る。いくつかの実施形態は、ラック8に沿って、第1のアーム2の位置を係止することも含み得る。いくつかの実施形態においては、この工程は、移動部材及び/またはラック8を締め付けるように、係止部材を係合することを含み得る。
ラチェットアセンブリ160を含む実施形態においては、ラック8に沿って、第1及び/または第2の方向に第1のアーム2を移動させる工程は、本明細書に記載のとおり、ラチェットアセンブリ160を動作させることまたは動作停止にすることを含んでもよい。いくつかの実施形態は、例えば、第1のアーム2と第1のブレード4を連結する前に、ラチェットアセンブリ160を動作停止にすることを含んでもよい。動作停止工程には、本明細書に記載のとおり、完全解除位置までつめ162を押下することを含んでもよい。次に、第1のアーム2は、実質的に移動させ得る。ラチェットアセンブリ160が動作停止構成にある場合、第1のアーム2は、双方向に自由に移動する(例えば、つめ162の干渉がない、かつ/または同時につめ162を押下する)ように構成されてもよい。
いくつかの実施形態は、例えば、第1のアーム2と第1のブレード4とが連結された後、ラチェットアセンブリ160を動作させることを含んでもよい。動作工程は、本明細書に記載のとおり、アクチュエータ166を押下することを含んでもよい。本明細書に記載のとおり、ラチェットアセンブリ160が動作構成にある場合、第1のアーム2は、一方向に自由に移動するように構成されてもよく、かつ、つめ162が一部解除位置まで同時に押下された場合のみ、他の方向に移動するように構成されてもよい。これらの実施形態のいずれにおいても、第1のアーム2は、例えば、六角ドライバ、蝶ナットまたは他の種類のドライバにより、ピニオン164を係合する(例えば、回転させる)ことによって移動させ得る。
いくつかの実施形態は、ラック8がテーブルなどの支持構造体に可逆的に連結されることを更に含んでもよい。この工程は、ラック8をテーブル取付け部10に連結する(例えば、クランプする)こと及びテーブル取付け部10を支持構造体に連結する(例えば、クランプする)ことを含み得る。
当業者は、いくつかの実施形態においては、本明細書に記載の工程の1つ以上は、異なる順序で実施し得ることを理解し得る。例えば、第1のアーム2は、片方または両方のブレードをアーム及び/またはハンドルに連結する前(例えば、第1のブレード4を第1のアーム2及び/または第1のハンドル6に連結する前)に、ラック8に連結させてもよい。更に、ラック8は、ラック8を片方または両方のアームに連結する前に、かつ/または片方または両方のブレードをアーム及び/またはハンドルに連結する前に、支持構造体に連結されてもよい。
ブレード拘止部機構の代替的実施形態は、図6A〜図8Eに示す。上記の止めねじ接続部の代わりに、ブレードは、クイック接続概念を用いて、開創器アームに可逆的に拘止可能である。クイック接続により、医師は、開創器内に挿入し、構成部品を一緒に係止すると同時に位置付けられたブレードを維持することができる。開創器フレームに拘止する前にブレードを配置することにより、自由度が増し、ブレード操作を改善し、その結果、より理想的な筋肉及び組織の開創部が得られる。更に、係止することは、ブレード角度とは無関係であり、ブレードは、任意の所望の角度で係止することができる。
図6A〜図6Fに示すとおり、ブレード部材200は、コネクタ本体202及びそこから延在するブレード204を含む。コネクタ本体202は、長手方向軸線に沿って、第2の端部208に対して、開創器システム100(例えば、牽引アセンブリ218)の一部と係合するように構成された第1の端部206から延在する。ブレード204は、コネクタ本体202から偏位してもよく、第2の208に近位のコネクタ本体202から突出させる。ブレード204は、コネクタ本体202の長手方向軸線に沿って実質的に垂直な長手方向軸線に沿って延在し得る。ブレード204は、軟部組織及び筋肉を開創するための先行技術に好適な任意の種類または形状であってもよい。例えば、ブレード204には、ブレード及び開創器が位置から移動しないように、組織及び筋肉の下側を凹ませて、凸部が近位端に提供されてもよい。
図6E及び図6Fに最も良く見られるように、コネクタ本体202は、コネクタ本体202の第1の端部206に開口部210を含む。開口部210は、コネクタ本体202の内部空洞212に延在し、流体連通する。開口部210及び内部空洞212は、回転可能シャフト228の少なくとも一部(例えば、牽引アセンブリ218の第1の端部222を通って突出する回転可能シャフト228の一部)を受け入れるようにサイズ決めされ、構成される。コネクタ本体202の第1の端部206は、本明細書に記述のとおり、複数の突出部(例えば、バンプ、最頂部、歯及び/もしくは隆起部)、ならびに/もしくは受入部(例えば、谷部、チャネル、くぼみ及び/もしくは溝)または星型研削部214を含み、第1の端部206の開口部210の周りに放射状に延在する。星型研削部214は、有利にも、牽引アセンブリ218の対応する星型研削面232と噛み合う、かつ/または交互嵌合するように構成されてもよい。
止めねじ係止機構とは反対に、ばね荷重式ボタン機構250は任意の所望の位置で、ブレードを牽引アセンブリ218に係止し、かつブレードを解除するように、提供される。図6B及び図6Cに最もよく見られるように、ばね荷重式ボタン機構250は、押下可能ボタン252及びボタン252の空洞内に配置されたばね254を含む。図6Dに示すとおり、ボタン252は、使用者によって押下されるように構成された第1の端部256、及び第2の端部258を含み、第2の端部258は、係止位置(図6E)でコネクタ本体202に受け入れられ、非係止位置(図6F)にあるとき、コネクタ本体202の外側に延在し得る。開口部260は、ボタン252を介して延在し、牽引アセンブリ218の回転可能シャフト228の少なくとも一部を受け入れるようにサイズ決めされ、構成される。開口部260は、非対称形状であってもよい。特に、開口部260は、開口部260がチャネルまたはより細い小孔部を有する細長い領域262を含み得る鍵穴タイプの設計を有してもよい。細長い領域262は、第2の端部258に近位のより小さい小孔部を有してもよく、また、開口部260は、ボタン252の第1の端部256に近位により大きい小孔部を有してもよい。より大きい小孔部は、細長い領域262の幅よりも大きい直径を有する形態の円形状であってもよい。開口部260のより大きい部分は、回転可能シャフト228の最大部位を受け入れるようにサイズ決めされた寸法であってもよい。細長い領域262は、係止位置においては、牽引アセンブリ218の回転可能シャフト228の溝236と接触し、係合するように構成された曲面264によって構成されてもよい。ボタン252を押して、拘止または係合解除中の位置にするために、シャフト218では、曲面264に先細部が提供される。自動ばね荷重式ボタン機構250に加えて、ブレード部材200は、ブレード部材200の星型研削部214と牽引アセンブリ218上の対応する星型研削部232との間の干渉によって適所に保持される。
牽引アセンブリ18と同様に、図7A〜図7Dに示す牽引アセンブリ218は、本体220、インターフェース部材226及び回転可能シャフト228を含んでもよい。本体220は、本明細書に記載のとおり、コネクタ24に枢動可能に連結されるように構成された突起部246で終端させたブレード部材200を第2の端部224に係合するように構成された第1の端部222から延在している。本体220は、本体220の長さの少なくとも一部に沿って、軸孔230及び軸孔を通って長手方向軸線に延在する空洞を含んでもよい。図7Aに示すとおり、本体220は、星型研削部232を含むインターフェース部材226を受け入れ得る。インターフェース部材226は、位置に1つ以上のピン244または他の好適な連結機構により保持されてもよい。星型研削部232は、それらの間に点在させ得る複数の突出部(例えば、バンプ、最頂部、歯及び/もしくは隆起部)ならびに/または受入部(例えば、谷、チャネル、くぼみ及び/もしくは溝)によって形成されてもよい。インターフェース部材226上の星型研削部232は、ブレード部材200上の星型研削部214に一致し、インターフェースで連結させられるようにサイズ決めされた寸法となることが好ましい。インターフェース部材226は、回転可能シャフト228の一部を受け入れるようにサイズ決めされた寸法である開口部を含んでもよく、星型研削部232は、小孔部から外側に放射状に延在する。このため、回転可能シャフト228は、牽引アセンブリ218の本体220の第1の端部222から外側に突出し得る。
図7Cに示す回転可能シャフト228は、本体220内に、例えば、その中の軸孔230を通ることによって、牽引アセンブリ218のインターフェース部材226を通って、配置されてもよい。回転可能シャフト228は、ブレード部材200内に受け入れるように構成された第1の端部240から牽引アセンブリ218の本体220内に受け入れられるように構成された第2の端部241まで延在し得る。回転可能シャフト228は、一般に、細長く、かつ/または少なくとも一部が円柱状であってもよい。第2の端部241は、シャフト228の他の部位よりも大きい直径を有するように拡大させてもよい。例えば、第2の端部241に近位であり、かつ第2の端部241と溝236の間にある回転可能シャフト228の一部は、開創器構成部品のすべての間での位置合わせを維持するように構成され、外側が六角形であってもよい。
図7Cに示すように、回転可能シャフト228の第1の端部240は、その外面に周方向チャネルまたは溝236を有する先細遠位先端234を含んでもよい。溝236は、回転可能シャフト228周辺部の周囲の一部または全体に延在してもよい。一実施形態においては、回転可能シャフト228には、360°ノッチまたは溝236が提供される。非係止位置にあるときに、シャフト228上の溝236は、ボタン252の拡大開口部260に受け入れられるように構成される。係止位置においては、溝236は、拡大領域262内に受け入れられ、ボタン252の曲面264によって接触されるように構成される。このため、係止部分においては、ボタン252の曲面264は、回転可能シャフト228の溝236に係合し、インターフェース部材226の星型研削部232は、コネクタ本体202の星型研削部214に係合し、これによって、ブレード部材200が、牽引アセンブリ218に係止される。しかし、係止位置においても、回転可能シャフト228は、例えば、作動部材242を駆動または回転することによって、長手方向軸線周囲を回転するように構成されてもよい。作動部材242は、本明細書に記載のアクチュエータまたは六角頭42と類似している。
牽引アセンブリ18は、回転可能シャフト28及び/またはインターフェース部材226に対して、トルクまたは回転力を加えるように構成された歯車アセンブリを含んでもよい。例えば、牽引アセンブリ218は、ウォームドライブまたは、例えば、牽引アセンブリ18に関して論じたものと類似の器具を含んでもよい。作動部材242は、ドライバまたは蝶ナットによって係合されるように構成され、例えば、回転力を加えて、回転運動を回転可能シャフト228及び/またはインターフェース部材226に伝え、これによって、例えば、システムのアームに対して360度以上までブレード204を牽引させるか、または枢動させるために、医師または他の術者によって使用され得る。
本明細書において上述のとおり、牽引アセンブリ18の特徴部に加えて、ばね荷重式機能を含むように、牽引アセンブリ218を改変してもよい。図7Dに最もよく見られるように、ばね238は、本体220の空洞内及びインターフェース部材226の後ろに提供される。ばね238は、例えば、コイルばね、板ばね、V型ばね、または当業者に公知の任意の好適な種類のばね機構を含んでもよい。ばね238は、例えば、コイルばねの場合、回転可能シャフト228の周囲に位置付けられてもよい。このため、星型研削部214を有するインターフェース部材226は、ばね荷重式である。ばね荷重式インターフェース部材226は、ブレード部材200の対応する星型研削部214との確実な嵌合を確保するために、開創器及びブレード構成要素においていかなる固有の耐性も吸収するように構成されてもよい。ブレード部材200内のボタン機構250が係止されていないとき、ばね238は、ブレード部材200を回転可能シャフト228から外し、牽引アセンブリ218から分離させる。
図8A〜図8Eを更に参照して、ばね荷重式ボタン機構250及びばね荷重式牽引アセンブリ218の機能について更に詳細に記述する。図8Aは、その弛緩状態において、ボタン機構250により互いから分離したブレード部材200及び牽引アセンブリ218を示す。ボタン252の第1の端部256は、コネクタ本体202から外側に突起しているか、または突出していてもよく、ボタン252の第2の端部258は、コネクタ本体202内で凹んでいてもよい。回転可能シャフト228がブレード部材200に挿入されるか、またはブレード部材200が牽引アセンブリ218上に位置付けられると、星型研削部214、232は、噛み合いを開始し、牽引アセンブリ218内のばね238は、圧縮を開始する。図8Bは、回転可能シャフト228がブレード部材200の空洞212に挿入されたときの一部を示す。内側回転可能シャフト228の第1の端部240の先細部234により、ボタン252が自動的に下方に摺動する。ボタン252の第1の端部256は、ボタン252の第2の端部258がコネクタ本体202から外側に突起しているか、または突出していてもよいように、下方に移動され得る。これにより、ボタン252の開口部260の更に広い部位が晒されるようになる。
牽引アセンブリ218のシャフト228が一旦、ブレード部材200に十分に挿入されると、ボタン252が、ばね254により、回転可能シャフト228の溝236に入り、これによって、2つの構成部品が自動的に一緒に係止される。図8Cは、拡大させた係止位置のボタン機構250及びばね254を示す。ボタン252の第2の端部258が、再びコネクタ本体202内で凹み、ボタン252の第1の端部256が、最大高さで突起する。加えて、図6Eの係止位置にも示すが、ボタン252の先細曲面264は、回転可能シャフト228の溝236に受け入れさせて、ブレード部材200を牽引アセンブリ218及び開創器システム100に係止させる。自動係止により、可視及び可聴係止機構が双方とももたらされてもよい。係止構成においては、作動部材242及び牽引アセンブリ218の対応する歯車が回転すると、回転可能シャフト228及び回転可能シャフト228の外側六角形状を介して接続されるすべての構成部品も回転する。このため、作動部材242及びギアが回転することにより、回転可能シャフト228の回転、星型研削部232の回転、及びそれに応じて、ブレード部材200上の星型研削部214の回転が生じ、これによって、ブレード204の牽引または枢動が生じる。
図8Dは、ボタン機構250の非係止位置を示す。ブレード部材200を開創器から解除するには、医師は、ばね254を圧縮する矢印244の方向にボタン252を押下することができ、これにより、内側シャフト228を引出し、ブレード部材200全体を矢印248の方向に移動させることができる。先細曲面264は、シャフト228の溝236と係合解除させ、牽引アセンブリ218からブレード部材200を非係止状態にする。ボタン252の非係止位置は、開口部260のより大きい部分が明らかになるように、図6Fにも示す。ボタン252の第2の端部258がコネクタ本体202から外側に突起または突出するように、ボタン252の第1の端部256を再び下方へ移動させる。牽引アセンブリ218のインターフェース部材226の後ろにあるばね238は、ブレード部材200を外すために動作する。
図8Eは、牽引アセンブリ218から取り出され、このため、開創器システム100から分離されたブレード部材200を示す。ボタン機構250は、ばね254により自動的に元の位置(図8Aに示す位置と同じ位置)に戻る。本明細書に記載の構成及びクイック接続概念により、ブレード部材200の拘止部には、回転可能シャフト228をブレード部材200の開口部210に整列させることのほかに、医師による入力または操作を必要としない。加えて、係止機構は、完全に自動である。
他の実施形態では、手持ち型開創器は、本明細書に記載の正中開創器システムと同じブレードを使用できる。換言すると、自在式拘止部は、同一のブレードと正中開創器システム及び1つ以上の手持ち型装置の双方との接続に好適なものが選択され得る。自在式拘止部により、複数の装置において、単一ブレードタイプを切り替えて使用することが可能である。
放射状手持ち型開創器300の実施形態は、図9A〜図9Hに提供する。論ずるためにブレード部材200を使用するが、本明細書に記載のブレードの趣旨及び範囲内であれば、任意の好適なブレードタイプを代用してもよい。ブレード部材200は、正中開創器100と同じ機構で手持ち型開創器300に係止される。正中開創器100の機能と同様に、ブレード部材200も、任意の所望の角度で係止することができる。
図9A〜図9Hに示すとおり、手持ち型開創器300は、第1及び第2のハンドル302、304を含んでもよく、そのそれぞれが、例えば、ループ形状の、指用の把持部位を有する。第1及び第2のアーム306、308は、それぞれ、第1及び第2のハンドル302、304のそれぞれに関連付けられてもよい。枢動接続部は、第1及び第2のハンドル302、304と第1及び第2のアーム306、308との間に配置されてもよい。手持ち型開創器300の操作は、図9Gに示すように、ハンドル302、304の互いの方へ向かう動きにより、アーム306、308が互いから離れて移動するようであってもよく、その反対に、図9A〜図9Fに示すように、ハンドル302、304が互いから離れる動きにより、アーム306、308が互いの方へ向かって移動するようであってもよい。
第1及び第2のアーム306、308のそれぞれの遠位端は、ブレード部材200を受け入れるように構成された自在式拘止機構または取付け部310を含んでもよい。自在式拘止取付け部310は、本明細書に記載の牽引アセンブリ218を含む、例えば、回転可能シャフト228、星型研削部232及び作動部材242など、同じまたは類似の要素を含んでもよい。このため、自在式拘止取付け部310は、ブレード部材200と嵌合し、同じクイック接続及び牽引機能を提供するように構成されてもよい。牽引が望ましくない場合、自在式拘止機構310は、従来どおりブレード部材200のクイック接続及び解放を行うために、例えば、星型研削部嵌合特徴部を有する非回転可能シャフトを含んでもよい。一旦、ブレード部材200を手持ち型開創器300に拘止させると、切開部位で放射状開創部を形成するために、ハンドルに手動圧縮力を加えることができる。
図9Aは、自在式拘止取付機構310と接続される前に、切り替え可能なブレード部材200を示す。図9C及び図9Eは、ブレード204が実質的に垂直位置に提供されるように接続されたブレード部材200を有する開創器300を示す。ブレード204及び開創器300がすでに組み立てている切開部位に導入される場合、この位置が最も望ましい位置である可能性があるとき、ブレード204が垂直位置にあることを示すために、エッチングマーク318が、ブレード部材200及び自在拘止取付け部310の遠位端に提供されてもよい。同様に、図9Bは、偏位位置で自在式拘止取付け部310と接続される前の、切り替え可能なブレード部材200を示す。図9D及び図9Fは、牽引または枢動させた位置で接続されたブレード部材200を有する開創器300を示す。このため、ブレード部材200は、任意の所望の角度で、開創器300に係止できる。
手持ち型開創器300は所望の位置で、開創部を係止するように構成されているラチェット式親指用ノブ312を更に含んでもよい。使用者は、親指用ノブ312を押して、係止用つめ314を解除してもよく、これによって、アーム306、308を一方の方向に自由に移動させ得る。加えて、自在式拘止機構310は、アーム306、308に枢動可能に接続されてもよい。図9Hにより良く示されるように、枢動点316は、ブレード204に対してハンドル302、304の角度をつけることができるようにそれぞれの開創器アーム306、308に位置されてもよく、これによって、皮膚レベルで患者の解剖学的構造により良く適合する。ハンドル302、304及びアーム306、308は、第1の長手方向軸線に沿って延在してもよく、枢動点316により、自在式拘止機構310は、第2の長手方向軸線に沿って延在させ得る。このため、第1及び第2の長手方向軸線は、同じであってもよく、第2の長手方向軸線は、ブレード204が枢動点316で枢動されるとき、第1の長手方向軸線に対して角度が付けられてもよい。
手持ち型開創器400の代替的実施形態は、図10A〜図10Cに示す。手持ち型開創器300と同様に、手持ち型開創器400は、本明細書に記載の正中開創器システムと同じブレードを利用できる。ブレードは、任意の角度で取付けることができ、かつ、切開部に挿入する前、またはブレードを切開部に挿入した後に拘止させ得、次に、手持ち型開創器400を拘止させ得る。ここでも、論ずるためにブレード部材200を使用するが、本明細書に記載のブレードの範囲及び趣旨内であれば、任意の好適なブレードタイプを代用してもよい。ブレード部材200は、正中開創器100と同じ機構により、手持ち型開創器400に係止することができる。正中開創器100の機能と同様に、ブレード部材200も、任意の所望の角度で係止することができる。
図10A〜図10Cに示すとおり、手持ち型開創器400は、第1及び第2のハンドル402、404を含んでもよく、それぞれは、手または指用の把持部位を有する。第1及び第2のアーム406、408は、それぞれ、第1及び第2のハンドル402、404のそれぞれに関連付けられてもよい。枢動接続部は、第1及び第2のハンドル402、404と第1及び第2のアーム406、408との間に配置されてもよい。開創器300によって提供される放射状開創部とは反対に、ハンドルを圧縮することによって、ブレードは、互いに対して平行に開創させる。第1及び第2のアーム406、408は、それぞれ、枢動接続部の遠位にある枢動点を含んでもよい。第1及び第2の交差コネクタ420、422はブレード部材200間の平行開創部を維持するために、第1及び第2のアーム406、408の間に提供されてもよい。特に、交差接続部420、422のそれぞれの第1の端部は、アーム406、408の第1の部分に枢動可能に連結され、交差接続部420、422のそれぞれの第2の端部は、アーム406、408の第2の部分の細長い開口部に摺動可能に嵌合され、これによって、第1及び第2のアーム406、408間の実質的に平行な関係を維持する。手持ち型開創器400の操作は、互いに対するハンドル402、404の移動により、アーム406、408を平行に互いから離すようにしてもよく、その逆も同様に、互いから離すハンドル402、404の動きにより、アーム406、408を互いに対して平行に移動させるようにしてもよい。
第1及び第2のアーム406、408のそれぞれの遠位端は、ブレード部材200を受け入れるように構成された自在式拘止機構または取付け部410を含んでもよい。自在式拘止取付け部410は、本明細書に記載の牽引アセンブリ218を含む、例えば、回転可能シャフト228、星型研削部232及び作動部材242など、同じまたは類似の要素を含んでもよい。このため、自在式拘止取付け部410は、ブレード部材200と嵌合し、同じクイック接続及び牽引機能を提供するように構成されてもよい。牽引が望ましくない場合、自在式拘止機構410は、従来どおりブレード部材200のクイック接続及び解放を行うために、例えば、星型研削部嵌合特徴部を有する非回転可能シャフトを含んでもよい。一旦、ブレード部材200を手持ち型開創器400に拘止させると、手動圧縮力がハンドルに加わり、切開部位で平行開創部が形成され得る。切開部位にブレード204を挿入し、所望の位置に事前に位置付けした状態で、手持ち型開創器400をブレード204に導入させ、係止させることができる。あるいは、所望の場合、切開部位に導入する前に、ブレード204及び手持ち型開創器400を一緒に係止させ得る。
図10Aは、自在式拘止取付け部410に接続される前の切り替えブレード部材200を示す。図10Bは、ブレード204が実質的な垂直位置に提供されるように接続されたブレード部材200を有する開創器400を示す。エッチングマーク418は、ブレード204が垂直位置にあるとき、自在式拘止機構410のブレード部材200及び遠位端に提供され得る。拘止取付け部310と同様に、拘止取付け部410は、ブレード部材200を、任意の所望の角度で、開創器400に係止させ得るように構成される。図10Cに示すとおり、かつ開創器300と同様に、平行手持ち型開創器400を、患者の解剖学的構造により良く適合させることができるように、枢動点416がアーム406、408の双方に存在してもよい。
加えて、開創器400は、既定の量の開創を係止するために、ラチェットつめなどの追加の特徴部を含んでもよい。例えば、開創器400の背部のレバー412は、ハンドル402、404が圧縮されると、ラチェットとして作用し、開創器400を所望の位置で係止し得る。レバー412は、第2のハンドル404の端部に枢動可能に連結されてもよく、ラチェットにより、第1のハンドル402と係合可能である。開創部を解除し、ブレード200を一緒に戻すには、レバー412は、ハンドル402から手動により引き離すことができる。
図11A〜図11Eに示すように、いくつかの実施形態は、例えば、本明細書に記載のアクチュエータ、作動部材または六角頭の低トルク回転をもたらすために、蝶ナット拘止部500を用いることを含んでもよい。特に、蝶ナット拘止部500は、ブレードを牽引または枢動するために、例えば、六角頭42または作動部材242などを係合するように構成されてもよい。蝶ナット500は、完全に取り外し可能であり、かつ、システムから完全に分離可能であってもよい。六角頭42または作動部材242に連結されるとき、例えば、蝶ナット500は、垂直位置に位置付けられるか、または側面に対して枢動させてもよい。蝶ナット500は、玉軸受502及びばね504を含むばね荷重式機構を含み、蝶部506を完全な垂直方向に保持するのを補助する。垂直位置では、玉軸受502は、蝶部506の空洞内に組み込まれ、頭部510の回転止め部508に係合する。この垂直位置により、低トルクでの回転運動が可能である。一旦、移動が完了すると、図11Dに示すとおり、蝶部506を手動で移動させることによって、蝶部506をいずれかの側面(例えば、直交位置)に枢動させてもよい。頭部510のソケット512で六角頭42または作動部材242を保持するには、組み込んだらせん状保持リング514により、嵌合六角頭42または作動部材242との締り嵌めをもたらし得る。一旦、蝶ナット500を六角頭42または作動部材242に挿入させると、保持リング514の干渉により、リングが外に広がり、これによって、分離を防ぐ力が増大する。蝶ナット500を取り外すのに必要な力を増大させるために、ノッチが提供されてもよい。
有利にも、前述の開創器システム、手持ち型開創器及び関連装置は、いくつかの異なるインプラント及び装置と共に使用し得る。例えば、開創器システム及び装置は、動作を保護する人工関節装置を提供し得るように、手術部位へのアクセスを提供するために使用し得る。加えて、開創器システム及び装置は、ケージもしくはスペーサまたは独立型装置などの脊椎固定装置を提供し得るように、手術部位へのアクセスを提供するために使用され得る。加えて、開創器システム及び装置は、これらに限定されないが、ロッド、ねじ(例えば、椎弓根ねじ、皮質骨ねじなど)、プレート及び脊椎手術に使用される様々な他のインプラントなど、様々な他の装置へのアクセスを提供するために使用し得る。
したがって、本発明が記述され、多くの方法で同じものが変化し得ることは明らかである。かかる変化形態は、本発明の趣旨及び範囲を逸脱するものとはみなされることはなく、かつ、当業者に明らかであるようなかかる改良形態は、すべて、以下の請求項の範囲内に包含されるものを意図するものとする。個々の実施形態が本明細書で論じられるが、本発明は、これらのすべての実施形態を組み合わせたものを網羅する。

Claims (9)

  1. 牽引アセンブリを備える第1のアームであって、前記牽引アセンブリが、回転可能シャフトに連結されたインターフェース部材を備え、前記インターフェース部材が、複数の突出部及び受入部を有する遠位面を含む、第1のアームと、
    コネクタ本体及びそこから延在するブレードを含む第1のブレード部材であって、前記コネクタ本体は、その中に前記回転可能シャフトを可逆的に受け入れるように構成された内部空洞を有し、前記第1のブレード部材は、前記インターフェース部材の前記遠位面の前記複数の突出部及び受入部と噛み合うように構成された複数の突出部及び受入部を含む、第1のブレード部材と、
    前記第1のブレード部材を任意の所望の位置で前記第1のアームに係止するように構成された、ばね荷重式ボタン機構と、を備え
    前記牽引アセンブリの前記インターフェース部材は、ばね荷重式であり、
    ばねが、前記インターフェース部材の後ろにある前記牽引アセンブリの空洞内に提供され、
    前記ブレード部材が係止されていないとき、前記ばねは、前記ブレード部材を前記回転可能シャフトから外し、前記牽引アセンブリから分離するように構成される、開創器システム。
  2. 前記ばね荷重式ボタン機構は、押下可能ボタン及び前記ボタンの空洞内に配置されたばねを含む、請求項1に記載の開創器システム。
  3. 前記ボタンは、使用者によって押下されるように構成された第1の端部、及び係止位置で前記第1のブレード部材に受け入れられる第2の端部を含む、請求項2に記載の開創器システム。
  4. 前記ボタンは、前記回転可能シャフトの少なくとも一部を受け入れるようにサイズ決めされ、構成される、そこを通って延在する開口部を画定する、請求項3に記載の開創器システム。
  5. 前記ボタンの前記開口部は、非対称形状である、請求項4に記載の開創器システム。
  6. 前記開口部の一部は、前記係止位置にあるときに前記回転可能シャフトの溝に係合するように構成された曲面によって画定される、請求項4に記載の開創器システム。
  7. 前記牽引アセンブリは、前記ブレードを牽引するように構成された作動部材を更に備える、請求項1に記載の開創器システム。
  8. 前記作動部材は、取り外し可能蝶ナットによって係合されて、低トルク回転をもたらすように構成されている、請求項に記載の開創器システム。
  9. 前記蝶ナットは、蝶部を垂直位置に保持するのを補助するために、玉軸受及びばねを含むばね荷重式機構を含む、請求項に記載の開創器システム。
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