JP7286641B2 - クリップアプライヤ - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、米国仮出願第62/586,020号及び米国仮出願第62/611,247号に基づく優先権の利益を主張するものである。本願には、これら米国仮出願が参照により組み込まれている。
本開示は、医療機器及び機器に関し、より具体的には、解剖構造に閉塞機器、例えば心臓の左心耳に咬合クリップを適用するために用いることができるアプライヤに関する。
米国特許出願公開第2017/0014135号明細書 米国特許出願公開第2018/0036007号明細書 米国特許第9901352号明細書
本開示の第1の実施態様は、ハンドルと、ハンドルに配置された作動レバーであって、この作動レバーに外力を作用させることによって作動レバー閉構成と作動レバー開構成との間で移動可能である、作動レバーと、ハンドルに取り付けられてそこから遠位に延在するシャフトと、及び/又はシャフトに遠位に配置されたエンドエフェクタと、を含むことができる医療機器を提供することである。エンドエフェクタは、ジョー閉構成とジョー開構成との間で移動可能な第1のジョーを含むことができる。第1のジョーは、作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させることにより、第1のジョーがジョー閉構成からジョー開構成に移動するように、作動レバーに動作可能に結合することができる。作動レバー及びハンドルは、作動レバーが作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動するにつれて、作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させるために必要な外力を減少させるように構成されたトラック及びトラック従動子を含むことができる。第1のジョーは、咬合クリップを解放可能に受容するように構成することができる。
第1の実施態様のより詳細な一実施形態において、作動レバーを作動レバー開構成に維持するために必要な外力は、作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させるために必要な外力より少なくすることができる。作動レバーを作動レバー開構成に維持するために必要な外力は、作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させるために必要な外力の約半分未満とすることができる。作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させるために必要な外力は、作動レバー閉構成から作動レバー開構成に至る行程の約85%に亘って略一定とすることができる。作動レバーはハンドルに回動可能に配置することができ、及び/又は第1のジョーはエンドエフェクタに回動可能に配置することができる。作動レバーは、シャフトを通じて延在する作動ケーブルによって第1のジョーに動作可能に結合することができる。
第1の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、作動レバーに回動可能に取り付けられた第1の端部と、トラック従動子が取り付けられた第2の端部と、を含むリンクを含むことができる。トラックは、ハンドル内に配置することができ、及び/又はトラック従動子を摺動可能に受容するように構成することができる。作動ケーブルは、リンクの第2の端部に取り付けることができ、シャフトにおけるチャネルを通じてエンドエフェクタまで延在する。作動レバーに外力を作用させることによって作動レバーを作動レバー閉構成と作動レバー開構成との間で移動させることにより、トラック従動子をトラックに沿って第1の配置から第2の配置に移動させることができる。トラック従動子を第1の配置から第2の配置に移動させることにより、作動ケーブルを概ね近位に引っ張ることができる。作動ケーブルを近位に引っ張ることにより、エンドエフェクタは第1のジョーをジョー閉構成からジョー開構成に移動させることができる。トラックは略弓状とされる。作動レバーの回動点、概してリンクの第2の端部と作動レバーの回動点との間の作動ケーブルの方向、及びトラック従動子は、作動レバーが作動レバー開構成にあるとき、概ね整列している。
第1の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、作動レバー及びリンクに動作可能に結合されて作動レバーを作動レバー閉構成に向かって付勢するバネを含むことができる。この医療機器は、エンドエフェクタに解放可能に取り付けられた咬合クリップを含むことができる。咬合クリップは、第1のジョーがジョー閉構成からジョー開構成に移動するにつれて、咬合クリップ閉構成から咬合クリップ開構成に移動することができる。咬合クリップは、端部が開いている咬合クリップとすることができる。咬合クリップは、咬合クリップ閉構成に向かって付勢することができる。作動レバーが開作動レバー位置にあって外力が除去されると、作動レバーは閉作動レバー位置に移動することができ、トラック従動子は第2の配置から第1の配置に移動することができ、第1のジョーは、外力を作用させることなく、ジョー開構成からジョー閉構成に移動することができる。
第1の実施態様のより詳細な一実施形態において、シャフトは、シャフトがハンドルに対して選択的に回転可能であるように、ハンドルに取り付けることができる。ハンドル及びシャフトはそれぞれ、ハンドルに対するシャフトの回転を選択的に抑制するように構成された解放可能に係合可能な対応するロック形体を含むことができる。
第1の実施態様のより詳細な一実施形態において、シャフトは塑性変形可能とすることができる。シャフトは、少なくとも約45度の角度まで塑性変形可能とすることができる。
第1の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、エンドエフェクタに解放可能に取り付けられた咬合クリップ及び/又はハンドルに配置された展開トリガーを含むことができる。展開トリガーは、展開トリガーに外力を作用させることによって展開前の構成と展開構成との間で移動可能とすることができる。展開トリガーは、咬合クリップをエンドエフェクタから解放するように動作可能とすることができる。
第1の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、ハンドルから第1のジョーまで延在する展開ケーブルを含むことができる。展開ケーブルは、引き込まれたとき、咬合クリップを第1のジョーから解放するように動作可能とすることができる。この医療機器は、ハンドルに配置されたサムホイールであって、展開ケーブルを引き込んで咬合クリップを解放するように動作可能である、サムホイール、ハンドルに配置された展開レバーであって、展開ケーブルを引き込んで咬合クリップを解放するように動作可能である、展開レバー、ハンドルに配置された回転可能なプルタブであって、回転させた後、展開ケーブルを引き込んで咬合クリップを解放するように動作可能である、プルタブ、又は、近位に向かう張力を展開ケーブルに作用させるように構成された捩じりバネと、保持具であって、この保持具が係合解除されるまで展開ケーブルの引き込みを選択的に防止するように構成された、保持具と、を含む捩じりバネケーブルリトラクタであって、展開ケーブルを引き込んで咬合クリップを解放するように動作可能である、捩じりバネケーブルリトラクタ、の少なくとも1つを含むことができる。
本開示の第2の実施態様は、ハンドルと、ハンドルに配置された展開トリガーであって、この展開トリガーに外力を作用させることによって展開前の構成と展開構成との間で移動可能である、展開トリガーと、ハンドルに取り付けられてそこから遠位に延在するシャフトと、及び/又はシャフトに遠位に配置されたエンドエフェクタと、を含む医療機器を提供することであり、エンドエフェクタは、咬合クリップを解放可能に受容するように構成された第1のジョーを含み、展開トリガーは、展開ケーブルによって第1のジョーに動作可能に結合されている。展開トリガーを展開前の構成から展開構成に移動させることにより、展開ケーブルを近位に引き込み、咬合クリップを第1のジョーから解放することができる。
第2の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、ハンドル内に配置された弾性部材を含むことができる。弾性部材は第1の端部及び第2の端部を含むことができ、第2の端部はハンドルに取り付けられている。展開ケーブルは、弾性部材の第1の端部から第1のジョーまで延在することができる。展開トリガーが展開前の構成にあるとき、弾性部材は伸長構成に保持することができる。展開トリガーが展開構成に移動すると、弾性部材は展開ケーブルを近位に引き込むことができる。展開ケーブルを近位に引き込むことにより、咬合クリップを第1のジョーから解放することができる。弾性部材は引張バネとすることができる。
第2の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、弾性部材の第1の端部とシャフトとの間で展開ケーブルに取り付けられたストッパ部材と、及び/又はハンドル内に配置されてストッパ部材の近位移動を選択的に阻止するように構成されたアンカープレートと、を含むことができる。展開トリガーが展開前の構成にあるとき、ストッパ部材がアンカープレートの遠位表面に当接することによって、弾性部材を伸長構成に保持することができる。この医療機器は、展開トリガーに配置された展開トリガースロットを含むことができ、このスロットはその中にストッパ部材を摺動可能に受容する。アンカープレートはハンドルに固定して取り付けることができる。展開トリガーが展開前の構成にあるとき、展開トリガースロットは、アンカープレートと少なくとも部分的に位置を合わせることができる。展開トリガーが展開構成にあるとき、展開トリガースロットは、アンカープレートに概ね隣接して位置を合わせることができ、これによってストッパ部材が展開トリガースロット及びアンカープレートに対して近位に移動することが可能になる。アンカープレートは、展開ケーブルより広くてストッパ部材より狭いアンカープレートスロットを含むことができる。展開トリガーが展開前の構成にあるとき、展開トリガースロットはアンカープレートスロットと概ね位置を合わせることができる。
第2の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、ハンドルに配置された固定スロットを含むことができ、このスロットはその中にストッパ部材を摺動可能に受容する。アンカープレートは固定スロットに対して移動可能とすることができる。展開トリガーはアンカープレートに動作可能に結合することができる。展開トリガーが展開前の構成にあるとき、固定スロットは、ストッパ部材が少なくとも部分的にアンカープレートに当接するように位置を合わせることができる。展開トリガーが展開構成にあるとき、固定スロットは、アンカープレートを通る開口部と位置を合わせることができ、これによってストッパ部材が固定スロットに対して近位に、少なくとも部分的にアンカープレートを通る開口部を通じて移動することが可能になる。
第2の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は取り外し可能な安全タブを含むことができる。安全タブは、ハンドル内へ延在して展開トリガーの移動を防止するように構成されたピンと、ハンドルから外向きに延在するグリップと、を含むことができる。
第2の実施態様のより詳細な一実施形態において、シャフトは、シャフトがハンドルに対して選択的に回転可能であるように、ハンドルに取り付けることができる。ハンドル及び/又はシャフトはそれぞれ、ハンドルに対するシャフトの回転を選択的に抑制するように構成された解放可能に係合可能な対応するロック形体を含むことができる。
第2の実施態様のより詳細な一実施形態において、シャフトは塑性変形可能とすることができる。シャフトは、少なくとも約45度の角度まで塑性変形可能とすることができる。
第2の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、ハンドルに配置された作動レバーを含むことができる。作動レバーは、この作動レバーに外力を作用させることによって作動レバー閉構成と作動レバー開構成との間で移動可能であり得る。エンドエフェクタは、ジョー閉構成とジョー開構成との間で移動可能な第1のジョーを含むことができる。第1のジョーは、作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させることにより、第1のジョーがジョー閉構成からジョー開構成に移動するように、作動レバーに動作可能に結合することができる。
本開示の第3の実施態様は、ハンドルと、ハンドルに取り付けられてそこから遠位に延在する塑性変形可能なシャフトと、及び/又はシャフトに遠位に配置されてそこの咬合クリップを解放可能に受容するように構成されたエンドエフェクタと、を含む医療機器を提供することである。シャフトは、シャフトがハンドルに対して選択的に回転可能であるように、ハンドルに取り付けることができる。
第3の実施態様のより詳細な一実施形態において、ハンドルはハンドルロック形体を含むことができる。シャフトは、ハンドルロック形体に対応するシャフトロック形体を含むことができる。ハンドルロック形体及び/又はシャフトロック形体は解放可能に係合可能であり、ハンドルに対するシャフトの回転を選択的に抑制することができる。ハンドルロック形体又はシャフトロック形体のいずれかは、複数の内向きに面するロック凹部ロック面を含むロック凹部を含むことができる。ハンドルロック形体又はシャフトロック形体の他方は、複数の径方向外向きに面するロックボス面を含む突出ロックボスを含むことができる。ロック構成において、ロックボスは、ロック凹部内に少なくとも部分的に係合され、ハンドルに対するシャフトの回転を抑制することができる。ハンドルロック形体は、ハンドルの遠位面に配置された概ね八角形のロック凹部を含むことができる。シャフトロック形体は、概ね八角形の、近位に突出するロックボスを含むことができる。この医療機器は、ハンドル及びシャフトに動作可能に配置されたバネを含み、シャフト及びハンドルをロック構成に向かって付勢することができる。
第3の実施態様のより詳細な一実施形態において、シャフト及び/又はハンドルは、ハンドルに対して所定の最大量を超えてシャフトが回転することを防止する回転制限形体を含むことができる。回転制限形体は、ハンドルに、略長手方向に延在するバーと、及び/又は、シャフトに、シャフトが所定の最大量で回転したとき、バーを係合してさらなる回転を防止するように構成された少なくとも1つのストッパ面を含むストッパと、を含むことができる。
第3の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、シャフトの表面と圧入係合している摩擦バネを含むことができ、摩擦バネは、ハンドルを係合してハンドルに対する摩擦バネの回転を防止するタブを含む。摩擦バネとシャフトの表面との間の圧入係合は、ハンドルに対するシャフトの回転に対抗することができるが、十分なトルクがシャフトに作用されると、このような回転を可能にすることができる。
第3の実施態様のより詳細な一実施形態において、シャフトは、複数のロック面を含む近位に延在するロック突起を含むことができる。ハンドルは、ロック面の少なくとも1つを弾性係合するように構成されたロックバネを含むことができる。ロックバネとロック面との弾性係合は、ハンドルに対するシャフトの回転に対抗することができるが、十分なトルクがシャフトに作用されると、このような回転を可能にすることができる。
第3の実施態様のより詳細な一実施形態において、シャフトは、アルミニウム、銅、ステンレス鋼、及びポリカーボネートの少なくとも1つを含むことができる。シャフトは、少なくとも約45度の角度まで変形可能とすることができる。
第3の実施態様のより詳細な一実施形態において、この医療機器は、ハンドルに配置された展開トリガーを含むことができる。展開トリガーは、展開トリガーに外力を作用させることによって展開前の構成と展開構成との間で移動可能とすることができる。展開トリガーは、咬合クリップをエンドエフェクタから解放するように動作可能とすることができる。
第3の実施態様のより詳細な一実施形態において、エンドエフェクタは、ジョー閉構成とジョー開構成との間で移動可能な第1のジョーを含むことができる。この医療機器は、ハンドルに配置された作動レバーを含むことができる。作動レバーは、この作動レバーに外力を作用させることによって作動レバー閉構成と作動レバー開構成との間で移動可能とすることができる。第1のジョーは、作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させることにより、第1のジョーがジョー閉構成からジョー開構成に移動するように、作動レバーに動作可能に結合することができる。
本開示の第4の実施態様は、クリップアプライヤの作動レバーに外力を作用させることによって作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させることによってクリップアプライヤを開構成に置くステップと、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置するステップであって、クリップアプライヤのシャフトを変形させるステップを含み、咬合クリップはクリップアプライヤのエンドエフェクタによって解放可能に保持されている、ステップと、作動レバーを開構成から閉構成に移動させることによってクリップアプライヤを閉構成に置くステップと、クリップアプライヤ上の展開トリガーを操作して咬合クリップをエンドエフェクタから解放するステップと、及び/又はエンドエフェクタを閉塞部位から引き抜き、咬合クリップを閉塞部位に残すステップと、を含む、咬合クリップを展開する方法を提供することである。
第4の実施態様のより詳細な一実施形態において、作動レバーに外力を作用させることは、作動レバーが作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動するにつれて外力の大きさを小さくすることを含むことができる。この方法は、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置しながら、作動レバーに外力を作用させ続けることによってクリップアプライヤを開構成に維持するステップを含むことができ、クリップアプライヤを開構成に維持するために必要な力は、作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させるために必要な外力より小さい。この方法は、展開トリガーを操作して咬合クリップをエンドエフェクタから解放する前に、クリップアプライヤを開構成に置くステップと、咬合クリップを再配置するステップと、及び/又はクリップアプライヤを閉構成に置くステップと、を含むことができる。展開トリガーを操作して咬合クリップをエンドエフェクタから解放するステップは、ケーブルストッパをアンカープレートに対して移動させてケーブルストッパがアンカープレートを過ぎて摺動することを可能にし、これによってケーブルストッパに取り付けられた展開ケーブルの近位移動を可能にするステップを含むことができる。展開ケーブルの近位移動により、咬合クリップをエンドエフェクタから解放することができる。この方法は、クリップアプライヤを開構成に置く前に、クリップアプライヤのハンドルに対してクリップアプライヤのシャフトを回転させるステップを含むことができ、エンドエフェクタはシャフトに遠位に取り付けられ、ハンドルはシャフトに近位に取り付けられている。この方法は、クリップアプライヤを開構成に置く前に、クリップアプライヤのシャフトを塑性変形させるステップを含むことができ、エンドエフェクタはシャフトに遠位に取り付けられ、ハンドルはシャフトに近位に取り付けられている。
本開示の第5の実施態様は、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置するステップであって、咬合クリップは展開ケーブルによってクリップアプライヤのエンドエフェクタに解放可能に結合され、展開ケーブルはエンドエフェクタからクリップアプライヤのハンドルまで延在し、展開ケーブルにはケーブルストッパが固定して取り付けられている、ステップと、ケーブルストッパを中に摺動可能に有するスロットを、アンカープレートと概ね位置を合わせた展開前の構成から展開構成へ位置を合わせて、展開ケーブルに取り付けられたバネが展開ケーブルを近位に引っ張ることを可能にすることによって、咬合クリップをエンドエフェクタから解放するステップと、エンドエフェクタを引き抜き、咬合クリップを閉塞部位に残すステップと、を含む、咬合クリップを展開する方法を提供することである。
第5の実施態様のより詳細な実施形態において、ケーブルストッパを中に有するスロットを、アンカープレートと概ね位置を合わせた展開前の構成から展開構成へ位置を合わせることは、ケーブルストッパを中に摺動可能に有する可動スロットを、固定アンカープレートと概ね位置を合わせた展開前の構成から、固定アンカープレートに隣接して概ね位置を合わせた展開構成へ位置を合わせることを含むことができる。ケーブルストッパを中に有するスロットを、アンカープレートと概ね位置を合わせた展開前の構成から展開構成へ位置を合わせることは、ケーブルストッパを中に有する固定スロットを、可動アンカープレートと概ね位置を合わせた展開前の構成から、可動アンカープレートにおける開口部を通して概ね位置を合わせた展開構成へ位置を合わせることを含む。この方法は、咬合クリップをエンドエフェクタから解放する前に、安全タブを除去するステップを含むことができ、安全タブは咬合クリップの展開を防止する。この方法は、クリップアプライヤを開構成に置く前に、クリップアプライヤのハンドルに対してクリップアプライヤのシャフトを回転させるステップを含むことができ、エンドエフェクタはシャフトに遠位に取り付けられ、ハンドルはシャフトに近位に取り付けられている。この方法は、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置する前に、クリップアプライヤのシャフトを塑性変形させるステップを含むことができ、シャフトには、その遠位にエンドエフェクタが取り付けられ、その近位にハンドルが取り付けられている。
本開示の第6の実施態様は、クリップアプライヤのハンドルに対してクリップアプライヤのシャフトを回転及び変形させるステップであって、クリップアプライヤはハンドルを含み、シャフトはハンドルに遠位に選択的に回転可能に取り付けられ、シャフトには遠位にエンドエフェクタが取り付けられ、エンドエフェクタには咬合クリップが解放可能に取り付けられている、ステップと、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置するステップと、ハンドル上の展開トリガーを作動させることによって咬合クリップをエンドエフェクタから展開するステップと、及び/又はエンドエフェクタを引き抜き、咬合クリップを閉塞部位に残すステップと、を含む、医療装置を操作する方法を提供することである。
第6の実施態様のより詳細な一実施形態において、クリップアプライヤのハンドルに対してクリップアプライヤのシャフトを回転させるステップは、ハンドルロック形体からシャフトロック形体を外すステップと、ハンドルに対してシャフトを回転させるステップと、及び/又はシャフトロック形体をハンドルロック形体と係合させるステップと、を含むことができる。ハンドルロック形体からシャフトロック形体を外すステップは、概ね遠位に向かう力をシャフトに作用させるステップと、及び/又はハンドルに対してシャフトを遠位に移動させるステップと、を含むことができる。シャフトロック形体をハンドルロック形体と係合させるステップは、シャフトに対する概ね遠位に向かう力を解放するステップと、及び/又はバネにシャフトをハンドルに向かって近位に引っ張らせるステップと、を含むことができる。
第6の実施態様のより詳細な一実施形態において、ハンドルに対してシャフトを回転させるステップは、回転制限形体がさらなる回転を防止するまで、ハンドルに対してシャフトを回転させるステップを含むことができる。
第6の実施態様のより詳細な一実施形態において、この方法は、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置する前に、シャフトを塑性変形させるステップを含むことができる。この方法は、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置する前に、クリップアプライヤの作動レバーに外力を作用させることによって作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させることによってクリップアプライヤを開構成に置くステップと、及び/又は咬合クリップをエンドエフェクタから展開する前に、作動レバーを開構成から閉構成に移動させることによってクリップアプライヤを閉構成に置くステップと、を含むことができる。咬合クリップは、展開ケーブルによってエンドエフェクタに解放可能に取り付けることができ、展開ケーブルは、エンドエフェクタからシャフトを通じてハンドルまで延在する。展開ケーブルは、ハンドル内の伸長された引張バネに結合することができる。展開ケーブルにはケーブルストッパを配置することができる。ハンドル上の展開トリガーを作動させることは、ケーブルストッパを中に摺動可能に有する可動スロットを、固定アンカープレートと概ね位置を合わせた展開前の構成から、固定アンカープレートに隣接して概ね位置を合わせた展開構成へ位置を合わせ、これによってケーブルストッパがアンカープレートによって移動することを可能にし、バネが展開ケーブルを引き込むことを可能にするステップを含むことができる。
本開示の第7の実施態様は、クリップアプライヤの作動レバーに外力を作用させることによって作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させることによってクリップアプライヤを開構成に置くステップと、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置するステップと、作動レバーを開構成から閉構成に移動させることによってクリップアプライヤを閉構成に置くステップと、クリップアプライヤ上の展開トリガーを操作して咬合クリップをエンドエフェクタから解放するステップと、及び/又はエンドエフェクタを閉塞部位から引き抜き、咬合クリップを閉塞部位に残すステップと、を含む、咬合クリップを展開する方法である。
第7の実施態様のより詳細な一実施形態において、作動レバーに外力を作用させることは、作動レバーが作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動するにつれて外力の大きさを小さくすることを含むことができる。この方法は、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置しながら、作動レバーに外力を作用させ続けることによってクリップアプライヤを開構成に維持するステップを含むことができ、クリップアプライヤを開構成に維持するために必要な力は、作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させるために必要な外力より小さい。この方法は、展開トリガーを操作して咬合クリップをエンドエフェクタから解放する前に、クリップアプライヤを開構成に置くステップと、咬合クリップを再配置するステップと、及び/又はクリップアプライヤを閉構成に置くステップと、を含むことができる。展開トリガーを操作して咬合クリップをエンドエフェクタから解放するステップは、ケーブルストッパをアンカープレートに対して移動させてケーブルストッパがアンカープレートによって摺動することを可能にし、これによってケーブルストッパに取り付けられた展開ケーブルの近位移動を可能にするステップを含むことができる。展開ケーブルの近位移動により、咬合クリップをエンドエフェクタから解放することができる。この方法は、クリップアプライヤを開構成に置く前に、クリップアプライヤのハンドルに対してクリップアプライヤのシャフトを回転させるステップを含むことができ、エンドエフェクタはシャフトに遠位に取り付けられ、ハンドルはシャフトに近位に取り付けられている。この方法は、クリップアプライヤを開構成に置く前に、クリップアプライヤのシャフトを塑性変形させるステップを含むことができ、エンドエフェクタはシャフトに遠位に取り付けられ、ハンドルはシャフトに近位に取り付けられている。
本開示の第8の実施態様は、クリップアプライヤの作動レバーを作動レバー閉構成から作動レバー開構成に移動させることによってクリップアプライヤを開構成に置くステップと、閉塞部位に隣接して咬合クリップを配置するステップであって、咬合クリップはクリップアプライヤのエンドエフェクタに解放可能に取り付けられている、ステップと、作動レバーを作動レバー開構成から作動レバー閉構成に移動させることによってクリップアプライヤを閉構成に置くステップと、クリップアプライヤ上の展開トリガーを操作して咬合クリップをエンドエフェクタから解放するステップと、エンドエフェクタを閉塞部位から引き抜き、閉塞部位を破裂させることなく閉塞部位に咬合クリップを残すステップと、を含む、咬合クリップを展開する方法を提供することである。
第8の実施態様のより詳細な一実施形態において、この方法は、クリップアプライヤのハンドルに対してクリップアプライヤのシャフトを回転及び変形させるステップを含むことができ、クリップアプライヤはハンドルを含み、シャフトはハンドルに遠位に選択的に回転可能に取り付けられ、エンドエフェクタはシャフトに遠位に取り付けられている。
すべて本開示の少なくとも幾つかの実施態様による添付の図面と併せて、実施例を説明する。
閉構成における例示的なクリップアプライヤの側面図である。 開構成における例示的なクリップアプライヤの側面図である。 解剖構造に展開されようとしている例示的な咬合クリップの詳細な斜視図である。 解剖構造に展開されようとしている例示的な咬合クリップの詳細な斜視図である。 解剖構造に展開されようとしている例示的な咬合クリップの詳細な斜視図である。 閉構成における例示的なハンドルの内部側面図である。 開構成における例示的なハンドルの内部側面図である。 例示的な作動レバー機構の斜視図である。 例示的なエンドエフェクタの詳細な内部斜視図である。 咬合クリップの先端先行閉鎖を示す例示的なエンドエフェクタの側面図である。 展開前の構成における咬合クリップ解除構成要素を示す例示的なクリップアプライヤハンドルの内部斜視図である。 展開途中の構成における咬合クリップ解除構成要素を示す例示的なクリップアプライヤハンドルの内部斜視図である。 展開後の構成における咬合クリップ解除構成要素を示す例示的なクリップアプライヤハンドルの内部斜視図である。 例示的な展開ケーブルの立面図である。 例示的なハンドルの遠位部分の詳細な斜視図である。 例示的なシャフトの近位部分の詳細な斜視図である。 ロック構成における例示的なシャフト及びハンドルの詳細な内部斜視図である。 ロック解除構成における例示的なシャフト及びハンドルの詳細な内部斜視図である。 例示的なシャフトが回転構成にある例示的なハンドルの遠位部分の内部斜視図である。 シャフトが曲げ構成にある例示的なクリップアプライヤの側面図である。 展開途中の構成における代替例の咬合クリップ解除構成要素の詳細な内部斜視図である。 代替例の展開ボタンの斜視図である。 代替例の展開ボタンの斜視図である。 代替例の展開ボタンの斜視図である。 例示的なサムホイール展開ケーブルリトラクタの斜視図である。 例示的なレバー作動式展開ケーブルリトラクタの斜視図である。 例示的なプルタブ展開ケーブルリトラクタの斜視図である。 捩じりバネケーブルリトラクタを含む代替例のクリップアプライヤの側面図である。 展開ケーブルを捩じりバネに取り付ける例示的な圧着プレート方法の側面図である。 展開ケーブルを捩じりバネに取り付ける例示的なはんだ方法の側面図である。 展開ケーブルを捩じりバネに取り付ける例示的な締結具方法の側面図である。 摩擦バネを含む代替のシャフト回転機能の詳細な斜視図である。 戻り止め機構を含む代替のシャフト回転機能の詳細な斜視図である。 横方向安全タブを含む例示的なクリップアプライヤの斜視図である。 縦方向安全タブを含む例示的なクリップアプライヤの斜視図である。 ハンドルの例示的なシェルの内部斜視図である。 ハンドルの例示的なシェルの内部斜視図である。
外科的手順に関する機器、方法、及び技術を包含するため、本開示による実施例を以下に説明及び例示する。もちろん、以下で議論する実施形態は例であって本開示の範囲及び精神から逸脱することなく変更することができるということが当業者には明らかであろう。当業者によって考えられる実施例の変形には本開示の一部が同時に含まれるものとすることも理解されるべきである。しかしながら、明確さ及び正確さのため、以下で議論するような実施例は、当業者が本開示の範囲内に入る必須要件ではないとして認識するはずの任意選択のステップ、方法、及び特徴を含むことができる。
本開示は、とりわけ、医療装置及び器具、より具体的には、解剖構造に閉塞機器を適用するために用いることができるアプライヤを含む。本開示は、幾つかの状況において、咬合クリップのような閉塞機器を解剖構造に配置することによってその解剖構造を閉塞することが望まれ得るということを考えている。例えば、心房細動の一部の患者において、心臓の左心耳(“LAA”)における停滞した血液が血栓の原因となる可能性があり、これが血液循環に入って脳卒中のリスクを高める可能性がある。一部の患者において、LAAを破裂させることなくこのリスクを減らそうとLAAの基部でLAAオリフィスを確実に封止することによってLAAを閉塞することが望まれ得る。
図1及び図2は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、それぞれ、閉構成及び開構成における例示的なクリップアプライヤ100の側面図である。クリップアプライヤ100は、ハンドル200、ハンドル200から概ね遠位に延在するシャフト300、及び/又はシャフト300に概ね遠位に配置されたエンドエフェクタ400を含むことができる。エンドエフェクタ400には咬合クリップ1000を解放可能に取り付けることができる。本明細書で用いられるとき、“遠位”は、概ねエンドエフェクタ400に向かう方向を指すことができ、“近位”は、概ねハンドル200に向かう方向を指すことができる。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例において、エンドエフェクタ400はジョー402、404を含むことができ、これらは咬合クリップ1000のそれぞれのアーム1002、1004を係合するように構成することができる。一方又は両方のジョー402、404及びそれぞれのアーム1002、1004は、ジョー402、404及びアーム1002、1004が略平行である閉構成(図1)から、一方のジョー402及びその関連するアーム1002が、他方のジョー404及びその関連するアーム1004に対して非平行である開構成(図2)に移動可能であり得る。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例において、ハンドル200はグリップ202を含むことができ、これは概して、例えばピストルグリップ方式でユーザの手に保持されるように成形することができる。ハンドル200は作動レバー204を含むことができ、これはクリップアプライヤ100を閉構成(図1)から開構成(図2)へ、及び開構成(図2)から閉構成(図1)へ移行させるために用いることができる。例えば、閉構成(図1)にあるとき、作動レバー204をグリップ202に向かって(概ね近位に)移動させることにより、クリップアプライヤ100を開構成(図2)に移行させることができる。開構成(図2)にあるとき、作動レバー204をグリップ202から離れるように(概ね遠位に)移動させることにより、クリップアプライヤ100を閉構成(図1)に移行させることができる。幾つかの実施例において、作動レバー204は、グリップ202から離れるように付勢することができ、これにより、例えばレバー204及びグリップ202を把持する手からの外力が作動レバー204から除去されると、クリップアプライヤ100を閉構成(図1)に置くことができる。ハンドル200の部分は、1つ又は複数のシェル201、203で構成することができる。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例において、ハンドル200は展開トリガー206を含むことができ、これは咬合クリップ1000を展開するために用いることができる。例えば、回転又は摺動運動を介して展開トリガー206を概ね近位に移動させることにより、咬合クリップ1000をエンドエフェクタ400から解放することができる。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例において、シャフト300はシャフト回転ノブ302を含むことができ、これはハンドル200に対するシャフト300の回転を選択的に許可又は防止するように動作可能であり得る。例えば、ノブ302を遠位に(エンドエフェクタ400に向かって)移動させることにより、シャフト300の長手方向軸を中心とするノブ302及びシャフト300の回転を可能にすることができる。ノブ302を近位に(概ねグリップ202に向かって)移動させることにより、ハンドル200に対するシャフト300の回転を防止することができる。
図3~図5は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による解剖構造1100に展開されようとしている咬合クリップ1000の詳細な斜視図である。図1~図5を参照すると、本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの例示的なクリップアプライヤ100は、以下のように用いることができる。咬合クリップ1000が取り付けられたクリップアプライヤ100は、作動レバー204を操作することによって開構成に置かれ、解剖構造1100上の閉塞部位1102に隣接して咬合クリップ1000を配置するように位置決めすることができる(図2及び図3)。クリップアプライヤ100は、作動レバー204を操作することによって閉構成に置くことができ、解剖構造1100の閉塞部位1102での咬合クリップ1000の位置決めを検証することができる(図1及び図4)。必要であれば、クリップアプライヤ100は、作動レバー204を操作することによって開構成に戻され(図2及び図3)、再配置され、作動レバー204を操作することによって閉構成に戻すことができる(図1及び図4)。展開トリガー206(図1及び図2)を操作して咬合クリップ1000を展開することができ、これにより咬合クリップ1000をエンドエフェクタ400から解放することができる。クリップアプライヤ100を移動させて解剖構造1100からエンドエフェクタ400を引き抜き、解剖構造1100の閉塞部位1102に咬合クリップ1000を残すことができる(図5)。咬合クリップ1000は、永久的なインプラントとして解剖構造1100に留まることができる。本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例において、解剖構造1100は、破裂させることなくクリップ1000によって閉塞することができる。
本開示は、幾つかの閉塞機器アプリケータには、アプリケータを保持するために一方の手が、そしてアプリケータから閉塞機器を解放するためにもう一方の手が要求されることがあるということを考えている。例えば、本開示は、幾つかの閉塞機器アプリケータが、咬合クリップをアプリケータに取り付けている縫合糸を手動で切断(例えば、メスで)することが要求される咬合クリップ解放機構を利用することがあるということを考えている。本開示は、幾つかの状況において、患者の心臓又は外科医の手の近くで、メス又ははさみのような鋭利な器具を利用することを回避することが有利であり得るということを考えている。本開示は、幾つかの閉塞機器アプリケータには、ユーザが展開ケーブルをアプリケータから引き離して閉塞機器を展開することが要求されることがあるということを考えている。本開示は、幾つかの状況において、比較的大きな動きを回避することが有利であり得るということを考えている。
本開示は、幾つかの状況において、一方の手によって保持及び操作することができる閉塞機器アプリケータを提供することが望まれ得るということを考えている。例えば、幾つかのLAA閉塞手順の間、外科医の左手を用いて患者の心臓を支持することができる一方、外科医の右手を用いて閉塞機器アプリケータを保持、配置して、及び/又は作動させることができる。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの例示的なクリップアプライヤ100は、片手操作を可能にするように構成することができる。幾つかの例示的なクリップアプライヤ100は、一方の手に保持され、その保持している手によって開構成と閉構成との間で移行し、及び/又は保持している手によって作動して咬合クリップ1000を展開する。例えば、本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかのクリップアプライヤ100は、保持している手の1つ又は複数の指によって作動レバー204を操作するように構成することができる。本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの例示的なクリップアプライヤ100は、保持している手の人差し指のような1本の指によって展開トリガー206を操作するように構成することができる。
図6及び図7は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、それぞれ、閉構成及び開構成における例示的なハンドル200の内部側面図である。図8は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、例示的な作動レバー機構204の斜視図である。幾つかの実施例において、作動レバー204は、作動レバーピボットジャーナル236、237を中心に回転するように取り付けることができる。例えば、作動レバーピボットジャーナル236は、ハンドル200のシェル203に配置された軸受205を回転可能に係合することができ(図37)、ピボットジャーナル237は、ハンドル200のシェル201に配置された軸受207を回転可能に係合することができる(図36)。作動レバー204は、作動ケーブル210によってエンドエフェクタ400(図1及び図2)のジョー402、404に動作可能に結合することができる。作動ケーブル210は、ハンドル200の内部を通じて、そしてシャフト300を通じてエンドエフェクタ400(図1及び図2)まで延在する中空チャネルを通じて延在することができる。
図6~図8を参照すると、幾つかの実施例において、作動レバー204は、リンク212によって作動ケーブル210に動作可能に結合することができる。リンク212の第1の端部214は、例えばリベット216によって、作動レバー204に回動可能に取り付けることができる。幾つかの実施例において、リンク212がねじれ付勢されて作動レバーピボットジャーナル236に向かって回転するように捩じりバネ215をリベット216の近傍で作動レバー204及びリンク212に取り付けることができ、これにより作動レバー204を開構成(図1及び図6)に向かって付勢することができる。リンク212の第2の端部218は、例えばリンク212を通じて延在する締結具220(例えばバネじ)の周りに作動ケーブル210をループさせて圧着チューブ222を作動ケーブル210に取り付けることによって、作動ケーブル210に取り付けることができる。幾つかの実施例において、例えば締結具220によって、トラック従動子224(例えば、ブッシュ)をリンク212の第2の端部218に取り付けることができる。
幾つかの実施例において、トラック従動子224は、ハンドル200内のトラック226に沿って摺動可能に配置することができる。トラック226は、第2の側壁230から間隔を空けた第1の側壁228によって形成されてこれらの間にトラック従動子224を摺動可能に受容することができる。幾つかの実施例において、第1の側壁228及び/又は第2の側壁230は、ハンドル200のシェル201の一部として形成することができる。第1の側壁228及び第2の側壁230は、例えば湾曲した略弓状の形状のような非線形形状でトラック226を画定することができる。
幾つかの実施例において、例えばユーザが作動ハンドルに概ね近位に向かう力を作用させることによって(例えば作動ハンドル204を指でグリップ202に向かって押し込むことによって)、作動レバー204を閉構成(図6)から開構成(図7)に移動させることにより、トラック従動子224をトラック226内で第1の配置232から第2の配置234に移動させることができる。このような移動により、作動ケーブル210を、シャフト300を通じて概ね近位に(例えば、エンドエフェクタ400から概ね離れるように)引っ張ることができる。作動ケーブル210のこのような近位移動により、エンドエフェクタ400のジョー402、404を閉構成(図1)から開構成(図2)に移動させることができる。ユーザによって作動ハンドル204に作用される近位に向かう力を低減及び/又は除去することにより、作動ハンドル204、トラック従動子224、及び作動ケーブル210が、例えば捩じりバネ215及び/又は閉付勢咬合クリップ1000の作用によって、閉構成に戻ることが可能になる。
本開示は、幾つかの閉塞機器アプリケータが、機械的ロック及び/又は持続的ユーザ印加力を利用して閉塞機器(例えば、咬合クリップ)を開いて保持しながら、LAAのような解剖構造にその閉塞機器を配置することがあるということを考えている。本開示は、機械的ロックが位置決め中に閉塞機器を効果的に開いて保持することができる一方、このような機構には、閉塞機器の閉鎖及び/又は展開を可能にする煩わしいロック解除動作(例えば、不便に配置されたロックの係合解除)が要求されることがあるということを考えている。例えば、幾つかの機器で、ロックを有効化及び/又は無効化することができるようにユーザがこれを視覚的に見つける必要があることがある。本開示は、持続的ユーザ印加力に依存して閉塞機器を開いたままに保つ幾つかの閉塞機器アプリケータが、機械的ロックの欠点のいくつかを回避することができるということを考えている。しかしながら、必要な力が高ければ、ユーザは、疲労及び/又は器用さの低下のような不利益を経験する可能性がある。
図6~図8を参照すると、当業者には明らかであろうように、リベット216とトラック従動子224との間のリンク212の長さ、作動レバーピボットジャーナル236とリベット216との間の作動レバー204の長さ、及び/又は第1の配置232と第2の配置234との間のトラック226の場所及び/又は形状は、ユーザによって作動レバー204の移動にわたって作用させなければならない力に影響する可能性がある。幾つかの実施例において、特に力がより高い作動レバー204の移動の部分において、カム角度を制限して円滑な動作を維持することが望まれ得る。例えば、トラック226の曲率は、力がより高い作動レバー204の移動の部分においてトラック従動子224の概してより直線的な動きを引き起こすように制限することができる。当業者には明らかであろうように、これらのさまざまなコンポーネントの構成を変化させることにより、作動レバー204が開構成と閉構成との間を移動するにつれて機構の力及び距離出力を変化させることができる。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例は、例えばクリップアプライヤが開構成に近い、及び/又は開構成にあるとき、作動レバー204の移動の終わり近くでこれに対して要求されるユーザ印加力が少なくなるように構成することができる。例えば、作動レバー204の回動点(作動レバーピボットジャーナル236)、概して締結具220と作動レバーピボットジャーナル236との間の作動ケーブル210の方向、及びトラック従動子224は、作動レバー204が開構成に近づくにつれてほぼ整列することができ、これにより、機械的利点を増加させ、及び/又は作動レバー204に対して必要な力を減少させることができる。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例において、クリップアプライヤ100を、閉構成(図1)から開構成(図2)へ移行するために必要な力よりも少ない開構成(図2)を維持するユーザ印加開保持力を利用するように構成することがでる。幾つかの例示的なクリップアプライヤ100には、作動レバー204の行程の実質的な部分(例えば、約85%)について、閉構成(図1)から開構成(図2)に向かって移行するために作動レバー204にほぼ一定の力を作用させることが要求され得る。次いで、残っている移動(例えば、約15%)について、開構成(図2)まで継続するために必要な力、及び/又は作動レバー204を開構成(図2)に保持するために必要な力は、閉構成(図1)から開構成(図2)への移行を開始するために必要な力の約半分未満とすることができる。
幾つかの実施例において、クリップアプライヤ100が完全な開構成(図2)にあるとき、作動レバー204はハードストッパに到達することができ、これにより、クリップアプライヤ100が開構成(図2)にあること、及び/又は追加の力又は移動が要求され得ないことをユーザに示すことができる。例えば、図2及び図7に示すように、作動レバー204の近位表面がグリップ202の遠位表面と接触することができる。
幾つかの実施例において、作動機構がロック形体を含むことができ、これは、クリップアプライヤ100を開構成(図2)に保持するように構成することができる。例えば特許文献1に記載されたものと同様のロックを利用することができ、この特許出願を参照により組み込む。
図9は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、例示的なエンドエフェクタ400の詳細な内部斜視図であり、図10は、例示的な咬合クリップ1000の先端優先閉鎖を示す例示的なエンドエフェクタ400の側面図である。幾つかの実施例において、ジョー402、404及び咬合クリップ1000(展開前)のそれぞれのアーム1002、1004は、作動ケーブル210の引き込み(例えば、近位方向に引っ張ること)又は伸長(例えば、遠位方向の移動を可能にすること)によって閉構成(図1)と開構成(図2)との間で移行することができ、これは作動ハンドル204(図6及び図7)の操作によってもたらすことができる。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例において、ジョー402は、回動ピン406に回動可能に取り付けることができ、ジョー404は、回動ピン408に回動可能に取り付けることができる。回動ピン406、408は、エンドエフェクタ400のハウジング410に取り付けることができる。エンドエフェクタ400のハウジング410は2つの鏡像部分を含むことができるが、これらの1つは明確さのため図9には示していない。作動ケーブル210は、ハンドル200(図6及び図7)から遠位にシャフト300を通じて、ジョー402、404の近位部分412、414にそれぞれ動作可能に配置されたダブルタックルプーリ機構まで延在することができる。例えば作動レバー204の閉構成から開構成(図6及び図7)への移動による、作動ケーブル210の近位移動により、プーリ416、418間に延在する作動ケーブル210の長さを減少させ、これによってジョー402、404の近位端412、414を互いに向かって移動させることができる。ジョー402、404の近位端412、414の互いの方へのこの移動と一致して、それぞれジョー402、404の遠位端420、422は、互いから離れるように回動してジョー402、404を効果的に開くようになり、対応して咬合クリップ1000を開くことができる。例えば作動レバー204の開構成から閉構成(図6及び図7)への移動による、作動ケーブル210の遠位移動により、プーリ416、418間に延在する作動ケーブル210の長さを増加させ(例えばバ捩じりバネ215(図8)及び/又は閉付勢咬合クリップ1000の作用によって)、これによってジョー402、404の近位端412、414が互いから離れるように移動することを可能にすることができる。ジョー402、404の近位端412、414が離れるこの移動と一致して、それぞれジョー402、404の遠位端420、422は、互いに向かって回動してジョー402、404を効果的に閉じるようになり、対応して咬合クリップ1000を閉じることができる。
図10を参照すると、咬合クリップ1000のアーム1004は、例えば縫合糸426、428によって、ジョー404に取り付けることができ、これらは、アーム1004の長さの中心に対して近位に配置され、クリップアプライヤ100(図1及び図2)が開構成(図2)から閉構成(図1)へ移行するとき、咬合クリップ1000の遠位先端を最初に閉じることができる。
特許文献2は、プーリの周りに供給されてジョー402、404を開閉のために回動させるために利用することができる作動ケーブル210(“制御ワイヤ”)によって操作することができるエンドエフェクタ400の構造及び動作に関するさらなる詳細を提供しており、この特許出願を参照により組み込む。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様による実施例に関連して、カム、ギア、及び/又はリンクのような、当該技術において知られている代替のジョー開放機構を利用することは、本開示の範囲内である。特許文献1に記載されたジョー開放機構を利用することは、本開示の範囲内であり、この特許出願を参照により組み込む。
図11~図13は、すべて本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、それぞれ、展開前、展開中、及び展開後の構成における咬合クリップ解除構成要素を示す例示的なハンドル200の内部斜視図である。展開トリガー206は、ユーザがトリガー面207を概ね近位に押すことによって作動させることができる。展開トリガー206は、エンドエフェクタ400(図1及び図2)のジョー402、404に展開ケーブル250によって動作可能に結合することができ、これはハンドル200からシャフト300を通じて延在する中空チャネルを通じてエンドエフェクタ400まで延在することができる。展開ケーブル250の近位端252は、引張バネ256のような弾性部材の第1の端部254に結合することができる。引張バネ256の第2の端部255は、例えばシェル201に形成されたボス258で、ハンドル200の内部に取り付けることができる。展開ケーブル250は、引張バネ256の第1の端部254から、アンカープレート262におけるスロット260を通じて、圧着スリーブ264のようなケーブルストッパまで延在することができる。アンカープレート262は、アンカープレートスロット213、215(図36及び図37)内へ延在することによって、それぞれ、シェル201、203に固定して取り付けることができる。アンカープレート262におけるスロット260は、展開ケーブル250より広く、圧着スリーブ264より狭くすることができ、これによって展開ケーブル250がスロット260を通過することを可能にする一方、圧着スリーブ264がスロット260を通過することを防止する。圧着スリーブ264は展開ケーブル250に固定して取り付けることができ、これにより展開ケーブル250の近位端252でループを形成することができる。展開ケーブル250は、圧着スリーブ264からシャフト300を通じてエンドエフェクタ400(図1及び図2)まで遠位に延在することができる。
幾つかの実施例において、展開トリガー206は、例えばハンドル200のシェル203に配置された軸受209(図37)を回動可能に係合している展開トリガーピボットジャーナル266、及びハンドル200のシェル201に配置された軸受211(図36)を係合している第2の展開トリガーピボットジャーナル(図示せず)によって、ハンドルシェル201、203に対して回動するように構成することができる。展開トリガー206は、展開ケーブル250の圧着スリーブ264を摺動可能に受容するように構成されたスロット268を含むことができる。例えば、スロット268は、間に圧着スリーブ264を受容するように離間された第1の壁270及び第2の壁272によって少なくとも部分的に画定することができる。
図11を参照すると、これは本開示の少なくとも幾つかの実施態様による例示的な展開前の構成を示しているが、展開トリガー206は、展開トリガー206のスロット268がアンカープレート262のスロット260と概ね位置を合わせた展開前の構成に配置することができる。引張バネ256は、実質的に伸長していることができ、展開ケーブル250の近位端252に引張り力を作用させることができる。圧着スリーブ264(これは固定位置で展開ケーブル250に固定して取り付けることができる)の近位端は、アンカープレート262の遠位表面に少なくとも部分的に当接することができる。圧着スリーブ264はアンカープレート262におけるスロット260を通過することが不可能であり得るため、引張バネ256をその伸長構成に保持することができる。展開前の構成において、展開トリガー206は、例えばユーザの人差し指の引っ張り又は圧迫動作によって、ユーザがトリガー面207を概ね近位に押すことによって作動させることができる。
図12を参照すると、これは本開示の少なくとも幾つかの実施態様による例示的な展開途中の構成を示しているが、展開トリガー206は、展開前の構成(図11)から、展開トリガー206のスロット268がアンカープレート262にほぼ隣接して位置を合わせている展開構成へ回転させることができる。幾つかの実施例において、展開トリガー206を展開構成へ回転させることにより、アンカープレート262に対して圧着スリーブ264を移動させることができる。展開トリガー206のスロット268がアンカープレート262に概ね隣接して位置を合わせた状態では、圧着スリーブ264をアンカープレート262によってもはや拘束することができない。引張バネ256によって展開ケーブル250にかけられる張力により、圧着スリーブ264を展開トリガー206のスロット268内から概ね近位にアンカープレート262によって摺動させることができる。
図13を参照すると、これは本開示の少なくとも幾つかの実施態様による例示的な展開構成後を示しているが、引張バネ256は弛緩構成であり得、及び/又は展開ケーブル250は、圧着スリーブ264がアンカープレート262を越えた位置まで近位に引き込むことができる。展開ケーブル250は、アンカープレート262におけるスロット260を通じて、及び/又は展開トリガー206におけるスロット268を通じて延在することができる。幾つかの実施例において、展開ケーブル250は、引張バネ256の力によって約5cm(約2インチ)引き込むことができる。例えば、図11及び図13において圧着スリーブ264の位置を比較されたい。
図11~図13を参照すると、幾つかの実施例において、展開トリガー206、アンカープレート262、及び関連コンポーネントは、例えば機器の取り扱いによる、意図しない作動の可能性を低減するように構成することができる。例えば、展開トリガー206は、不注意に作動する可能性が低いハンドル200に配置することができ、展開トリガー206は、例えばトリガーガード(例えば、図26参照)によって保護することができ、展開トリガー206の作動には、安全装置(例えば、図34及び図35参照)の除去又は無効化が要求されることがあり、及び/又は展開トリガー206を作動させるために必要な力及び/又は移動により、意図しない作動の可能性を低減することができる。
幾つかの実施例において、バネ256によって展開ケーブル250にかけられる張力の大きさ、及び/又は圧着スリーブ264の近位端がアンカープレート262の遠位面に接触する角度は、展開トリガー206を移行させて圧着スリーブ264にアンカープレート262を越えさせるためにトリガー面207に作用させなければならない力に影響する可能性がある。他の一例として、アンカープレート262におけるスロット260の深さ及び/又はアンカープレート262の近位側の展開ケーブル250の引っ張りの角度は、展開トリガー206のスロット268が移動して圧着スリーブ264にアンカープレート262を越えさせなければならない距離に影響する可能性がある。同様に、トリガー面207とスロット268のそれぞれと展開トリガー206の回動点(例えば、トリガーピボットジャーナル266)との間の展開トリガー206の相対的な長さは、トリガー面207がユーザによって移動して圧着スリーブ264にアンカープレート262を越えさせなければならない距離、ならびにトリガー面207に作用させなければならない力に影響する可能性がある。幾つかの実施例において、展開トリガー206、アンカープレート262、及び関連コンポーネントは、トリガー面207に約2ポンド及び約10ポンドの力及び/又は約0.5cm(約0.2インチ)のトリガー面207の移動距離が要求されるように構成することができる。
本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例は、展開トリガー206及び関連コンポーネントが首尾よく作動し、したがって咬合クリップ1000をエンドエフェクタ400から解放したという触覚及び/又は可聴表示を提供することができる。幾つかの実施例において、停止場所に当たっている引張バネ256からの慣性により、展開機構が作動したという触覚及び/又は可聴表示を提供することができる。幾つかの実施例は、ベルのようなノイズ生成コンポーネントを含むことができる。
エラストマー(例えば、シリコン、ゴム、ラテックス、ネオプレン、及び/又はポリウレタン)のような引張バネ以外の弾性部材を利用することは、本開示の範囲内である。幾つかの実施例は、例えば、圧縮バネ、板バネ、及び/又は一定力バネのような代替バネを利用することができる。
図14は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による例示的な展開ケーブル250の立面図である。展開ケーブル250は、圧着スリーブ264から遠位に延在する第1のストランド251及び/又は第2のストランド253を含むことができる。幾つかの実施例において、展開ケーブル250は、その中心近くで曲げられたケーブルの長さから構成されて、引張バネ256(図11~図13)への取り付けのために近位端252でループを形成することができる。第1のストランド251はシャフト300を通じてジョー402まで延在し、第1のストランド端部255で終了することができる。第2のストランド253はシャフト300を通じてジョー404まで延在し、第2のストランド端部257で終了することができる。第1のストランド251及び第2のストランド253を含む幾つかの例示的な展開ケーブル250において、近位端252を引っ張ることにより(例えば、引張バネ256(図11~図13)によって)、第1のストランド端255及び第2のストランド端257を近位に略平行に移動させることができる。
図9、すなわち本開示の少なくとも幾つかの実施態様による例示的なエンドエフェクタ400の詳細な内部斜視図を参照すると、展開ケーブル250の第1のストランド251及び第2のストランド253は、ハンドル200からシャフト300を通じてエンドエフェクタ400まで遠位に延在することができる。以下の説明は、ジョー404及び第2のストランド253に焦点を当てている。しかしながら、ジョー402及び第1のストランド251を実質的に同様の方法で構成及び動作させることができる。
幾つかの実施例において、展開ケーブル250の第2のストランド253は、ジョー404内でチャネル424内を遠位に延在することができる。縫合糸ループ426、428(例えば、保持ループ)の1つ又は複数は、長手方向に離間させることができ、咬合クリップ1000のアーム1004の周りに延在することができ、及び/又はジョー404を通るそれぞれの開口部430、432を通じて延在することができる。展開ケーブル250の第2のストランド253は、各縫合糸ループ426、428を通じて長手方向に延在することができる。このように、第2のストランド253が縫合糸ループ426、428から引き抜かれる(例えば、近位に引き込まれる)まで、咬合クリップ1000のアーム1004がジョー404から係合解除されることを抑制することができる。
幾つかの実施例において、咬合クリップ1000をエンドエフェクタ400から解放するため、展開ケーブル250は近位に再配置され(例えば、展開トリガー206を作動させて引張バネ256がケーブル250を近位に引き抜くことを可能にすることによって)、第2のストランド253は、先に同時に咬合クリップ1000及びジョー404に取り付けられていた縫合糸ループ426、428との係合をやめる。ストランド253と縫合糸ループ426、428との間の係合をやめると、縫合糸ループ426、428は、それぞれの開口部430、432を通してアーム1004に向かって引っ張られ、咬合クリップ1000のアーム1004をジョー404から解放することができる。
特許文献2は、展開ケーブル250(“展開ワイヤ”)を縫合糸ループ426、428から引き抜くことによって解放することができる咬合クリップ1000を保持するエンドエフェクタ400の構造及び動作に関するさらなる詳細を提供しており、この特許出願を参照により組み込む。
幾つかの実施例において、縫合糸ループ426、428及び展開ケーブル250の代替物を利用して咬合クリップ1000をジョー402、404に解放可能に保持することができる。例えば、スリップノット、締まりばめ、縫合糸切断、及び/又はプルコードを用いることができる。
本開示は、幾つかの閉塞機器アプリケータが、ハンドルに対して固定されている(例えば、回転可能でない)エンドエフェクタを備え得るということを考えている。結果として、エンドエフェクタ(及び取り付けられた咬合クリップ)を回転させるには、ユーザがハンドルを回転させることが要求される。本開示は、閉塞機器アプリケータに回転可能なシャフトを設けることにより、ユーザに人間工学的な利点を提供することができ、及び/又は左利き及び右利きの両方の使用によりよく適応することができるということを考えている。さらに、本開示は、回転可能なシャフトを備えた閉塞機器アプリケータが、特に患者ごとに場所及び/又は向きが異なる可能性がある解剖構造に関連して、所望の閉塞部位にアクセスする困難を低減することができるということを考えている。さらに、本開示は、閉塞機器アプリケータに回転可能なシャフトを設けることにより、機器が用いられ得る構成よりも小さな構成でこれをパッケージ化することが可能になり得るということを考えている。本開示は、より小さなパッケージング構成が、例えば、輸送、保管、及び/又は滅菌に有利であり得るということを考えている。
図15は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、例示的なハンドル200の遠位部分の詳細な斜視図である。図16は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、例示的なシャフト300の近位部分の詳細な斜視図である。図17は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、ロック構成における例示的なシャフト300及びハンドル200の詳細な内部斜視図である。図18は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、ロック解除構成における例示的なシャフト300及びハンドル200の詳細な内部斜視図である。図19は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、例示的なシャフトが回転構成にある状態の例示的なハンドルの遠位部分の内部斜視図である。
図16を参照すると、例示的なシャフト300は、略長手方向のチャネル308が通過して延在する、概ねチューブ306の形態である、略円筒状の本体を含むことができる。作動ケーブル210(図6~図8)及び/又は展開ケーブル250(図11~図14)は、ハンドル200からエンドエフェクタ400まで、チューブ306のチャネル308を通じて遠位に延在することができる。エンドエフェクタ400はチューブ306の遠位部分に配置することができ、シャフト回転ノブ302はチューブ306の近位部分に配置することができる。
図15~図18を参照すると、ハンドル200及びシャフト回転ノブ302は、ハンドル200に対するシャフト300の回転を選択的に抑制するように構成された解放可能に係合可能な対応するロック形体を含むことができる。図15を参照すると、幾つかの実施例において、ハンドル200(例えば、シェル201、203)の遠位面274は、ロック凹部276のようなロック形体を含むことができる。ロック凹部276は、複数の略径方向内向きのロック面278を含むことができる。幾つかの実施例において、ロック凹部276は、概ね八角形とすることができ、8つのロック面278が実質的に均等に円周方向に配置されて少なくとも部分的にロック凹部276を画定している。
図16~図18を参照すると、幾つかの実施例において、シャフト回転ノブ302の近位面310は、近位に突出するロックボス312のようなロック形体を含むことができる。ロックボス312は、複数の略径方向外向きのロック面314を含むことができる。幾つかの実施例において、ロックボス312は、概ね八角形とすることができ、8つのロック面314が実質的に均等に円周方向に配置されて少なくとも部分的にロックボス312を画定している。
幾つかの実施例において、ロックボス312及びロック凹部276は、ロック凹部276内に少なくとも部分的に摺動可能にロックボス312を受容することができるような大きさ及び形状とすることができる。ロックボス312のそれぞれの外向きのロック面314は、ロック凹部276のそれぞれの内向きのロック面278と概ね位置を合わせて軸方向に摺動可能に係合することができる。
図16~図18を参照すると、シャフト300は、シャフト回転ノブ302から近位にチューブ306の周りで同軸に配置された圧縮バネ316を含むことができる。バネ316は、保持クリップ318のような保持器によって近位にチューブ306に拘束することができ、これは円周溝320でチューブ306に固定することができる。その遠位端で、バネ316はブッシュ322を押すことができ、これはシャフト回転ノブ302とバネ316との間で(例えば、シャフト回転ノブ302の近位で、及びバネ316の遠位で)チューブ306の周りに同軸に摺動可能に配置することができる。
図17及び図18を参照すると、ハンドル200(例えば、シェル201及び/又はシェル203)は、横方向に配置された内壁280のようなバネ停止機能を含むことができ、これはブッシュ322の遠位移動に係合及び対抗するように配置することができる。バネ316は、ブッシュ322及び保持クリップ318を押し離すことができ、これにより、ハンドル200に対して近位方向にチューブ306を付勢することができる。
ロック構成(図17)において、バネ316は少なくとも部分的に伸長させることができ、シャフト回転ノブ302のロックボス312は、ハンドル200のロック凹部276内に少なくとも部分的に近位に係合させることができる。したがって、ハンドル200に対するシャフト300の回転は、ロックボス312の外向きのロック面314がロック凹部276のそれぞれの内向きのロック面278と係合することによって防止することができる。幾つかの実施例において、シャフト回転ノブ302がロック構成にあるとき、シャフト回転ノブ302の近位面310は、ハンドル200の遠位面274に接触することができる。
ロック構成(図17)からロック解除構成(図18)へ移行するため、ユーザは、シャフト回転ノブ302に概ね遠位に向かう力を作用させ、バネ316の力に打ち勝つことによってハンドル200に対してシャフト300を遠位に移動させることができる。ロック解除構成(図18)において、バネ316は少なくとも部分的に圧縮させることができ、シャフト回転ノブ302のロックボス312は、ハンドル200のロック凹部276から遠位に実質的に係合解除させることができる。したがって、シャフト300は、例えばユーザがシャフト回転ノブ302を回転させることによって、ハンドル200に対して回転可能であり得る。
ロック解除構成(図18)からロック構成(図17)へ移行するため、シャフト回転ノブ302をハンドル200に対して近位に移動させ、ハンドル200のロック凹部276内でシャフト回転ノブ302のロックボス312を少なくとも部分的に係合させる。幾つかの実施例において、バネ316によってかけられる力は、ユーザが作用させた遠位に向かう力がシャフト回転ノブ302から除去されたとき、ロック解除構成からロック構成へ移行するのに十分であり得る。
図19は、シャフト回転ノブ302がロック構成にある、回転構成における例示的なシャフト300を示す。図2及び図19においてエンドエフェクタ400の位置を比較されたい。本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの代替実施例において、シャフト300は、所定の回転増分でロックすることに制限されず、ユーザが(最大回転範囲内で)任意の角度に回転の程度を調整することが可能になるようにハンドル200に回転可能に取り付けることができる。例えば、図32及び以下の摩擦バネを含む代替のシャフト回転機能の対応する説明を参照されたい。
図15~図19を参照すると、概ね八角形のロック形体(例えば、ロック凹部276及び/又はロックボス312)を含む幾つかの実施例において、シャフト300は、約45度離れた角度位置でロック可能であり得る。概ね八角形以外の形状を有する対応するロック形体(例えば、ロック凹部276及び/又はロックボス312)を利用することは、本開示の範囲内である。例えば、対応するロック形体は、概ね三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、非対角形、又は十角形であり、及び/又は、一般に任意の他の実質的に回転対称な多角形として成形することができる。
図15、図16及び図19を参照すると、例示的なシャフト回転ノブ302は、ストッパ324のような回転制限形体を含むことができる。ストッパ324は、1つ又は複数のストッパ面326、328を含むことができ、これらは、シャフト回転ノブ302が所定の所望の最大量で回転すると、ハンドル200に(例えば、シェル201に)配置された略長手方向に延在するバー282のような回転制限形体を係合するように構成することができる。例えば、シャフト回転ノブ302が遠位に見たとき時計回りに約90度回転すると、ストッパ面326はバー282を係合してさらなる回転を防止することができる。シャフト回転ノブ302が遠位に見たとき反時計回りに約90度回転すると、ストッパ面328はバー282を係合してさらなる回転を防止することができる。したがって、幾つかの実施例において、シャフト回転ノブ302(及びシャフト300)は約180度にわたって回転可能であり得る。概ね八角形のロック形体(例えば、ロック凹部276及び/又はロックボス312)及び約180度の回転を可能にする回転制限形体を含む幾つかの実施例において、シャフト300は、約45度離れた5つの角度位置においてロック可能であり得る。
幾つかの実施例において、クリップアプライヤ100が開構成(図2)にあるとき、シャフト300の回転を抑制することができる。例えば、作動レバー204が開構成にあるとき、作動ケーブル210をきつく引っ張ることができ、これにより、ハンドル200に対するシャフト300の遠位移動を防止することができる。したがって、ロック構成(図17)からロック解除構成(図18)への移行を防止することができる。
図20は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、シャフト300が曲げ構成にあるクリップアプライヤ100の側面図である。幾つかの実施例において、シャフト300は、特定の患者の解剖構造によりよく適応するようにシャフト300の形状を適合させるためにユーザによって再形成することができるように、可鍛性(例えば、塑性変形可能)であり得る。例えば、シャフト300は、非曲げ構成(例えば、図2)に対して角度304で曲げることによって調整を可能にするように構成することができる。幾つかの実施例において、シャフト300は、任意の方向に約45度の角度304まで曲げることを可能にするように構成することができる。幾つかの例示的なクリップアプライヤ100は、シャフト300を回転させること及びシャフト300を曲げることの両方によって特定の患者の解剖構造に適合するようにユーザによって構成することができる。幾つかの実施例において、シャフト300は、異なる形状に曲げることができ、複数の方向に曲げることができ、及び/又は特定の患者の閉塞部位へのアクセスを強化するために必要な任意の方法で曲げることができる。
幾つかの実施例において、シャフト300は、比較的低い降伏強度及び高い伸び率の材料で構成することができる。例えば、1100アルミニウムは、約5,000psiの降伏強度を有することができ、及び/又は約35%の伸び率を有することができ、3003アルミニウムは、約6,000psiの降伏強度及び/又は約30%の伸び率を有することができる。5052アルミニウム。当業者は、シャフトの寸法と併せて特定の降伏強度の材料を選択することにより、所望の特性を達成することができるということを認識するであろう。例えば、幾つかの実施形態は、手で曲げて形状を保持する(例えば、シャフトを塑性変形させる)ことを可能にするように構成することができる。幾つかの実施例において、高い伸び率の材料を選択することにより、破損することなく複数の曲げを可能にすることができる。幾つかの実施例において、シャフト300の材料は、約28,000psi未満の強度を有することができ、及び/又は約12%より大きい伸び率を有することができる。幾つかの実施例において、シャフト300は、アルミニウム5052、銅、ステンレス鋼(例えば、焼きなまされた薄壁)のような他の金属で構成することができる。幾つかの実施例において、シャフト300は、ポリカーボネートのような変形可能なプラスチックで構成することができる。
以下の説明は、さまざまな代替例の特徴および実施形態を含む。当業者は、これらおよび他の代替例の特徴および実施形態が、本開示における他の場所で説明したさまざまな特徴及び実施形態に加えて、及び/又はこれらに代えて用いることができるということを認識するであろう。
図21は、展開途中の構成における代替例の閉塞クリップ解放コンポーネントの詳細な内部斜視図である。幾つかの実施例において、展開ケーブル250上の圧着スリーブ264は、ハンドル200Aの内側に固定して配置することができる固定スロット284内で長手方向に摺動可能に配置されているが、これによって横方向に拘束することができる。スロット288を含む可動アンカープレート286を、展開前の構成における圧着スリーブ264の近位移動を防止するように配置することができる。例えば、圧着スリーブ264はアンカープレート286に少なくとも部分的に当接することができる。展開ボタン290のようなユーザ作動展開トリガーをハンドル200Aに回動可能に配置することができ、アンカープレート286に動作可能に結合することができる。例えばユーザの親指で押すことによって展開ボタン290が作動すると、アンカープレート286は、図21に示す展開途中の構成に移動することができ、ここでは開口部292が圧着スリーブ264と位置を合わせており、圧着スリーブ264が固定スロット284及び/又はアンカープレート286に対して近位に移動することが可能である。例えば、圧着スリーブ264は、アンカープレート286の開口部292を通じて少なくとも部分的に移動することができる。幾つかの実施例において、他の咬合クリップ解除構成要素は、図11~図13に関連して説明したものと実質的に同様に動作することができる。
図22~図24は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、展開ボタン290A、290B、290Cのような、ユーザ作動展開トリガー用の代替例の場所および構成の斜視図であり、これらは、図21に関連して説明したユーザ作動展開ボタン290又は展開トリガー206(図11~図13)と実質的に同様に動作することができる。
図25は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、サムホイール展開ケーブルリトラクタ602を含む代替例のクリップアプライヤ600の斜視図である。いくつかの代替実施形態において、展開トリガー206、アンカープレート262、及び引張バネ256及び関連コンポーネントを含む機構の代わりに、サムホイールリトラクタ機構を用いて展開ケーブル250を引き込むことができる。一般に、サムホイール602の回転(例えばユーザの親指による)により展開ケーブル250を引き込むことができる。幾つかの実施例において、サムホイール機構は片手操作を容易にすることができ、及び/又はクリップアプライヤ600の制御の改善を可能にすることができる。
図26は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、レバー作動式展開ケーブルリトラクタを含む代替例のクリップアプライヤ604の斜視図である。いくつかの例の実施形態において、クリップアプライヤ604は展開レバー606を含むことができ、これは人間工学的に適切な場所に配置することができ、及び/又はこれはユーザによって回動させて展開ケーブル250を引き込むことができる。幾つかの実施例において、プーリシステムを用いて、縫合糸ループを過ぎてケーブルを引き込むのに要求されるストローク長を増加させることができる。レバー作動式展開ケーブルリトラクタを含む幾つかの実施例は、片手操作及び/又はクリップアプライヤ604の制御の改善を容易にすることができる。幾つかの実施例において、展開レバー606は、トリガーガード608によって不注意な操作から保護することができる場所に配置することができる。同様のトリガーガード608を、本開示による他の例示的なクリップアプライヤと共に用いることができる。幾つかの代替実施形態において、展開トリガー206、アンカープレート262、及び引張バネ256及び関連コンポーネントを含む機構の代わりに、レバー作動式展開ケーブルリトラクタを用いて展開ケーブル250を引き込むことができる。
図27は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、プルタブ612式展開ケーブルリトラクタを含む代替例のクリップアプライヤ610の斜視図である。いくつかの例の実施形態例において、プルタブ612は、例えば1本の指で容易に操作することができる穴を含むことができる。プルタブ612は、ツイスト運動を用いて作動させて、プルタブ612を解放(例えば、ロック解除)することができる。例えば、約45度から約90度とすることができる所定の量だけ時計回り又は反時計回りにプルタブ612を回転させることができる。次いで、プルタブ612を近位に引っ張って展開ケーブル250を引き抜くとともに閉塞機器を解放することができる。幾つかの実施例において、プルタブ612がロック構成にあるとき、プルタブ612の1つ又は複数の耳をハンドル内へロックすることができる。プルタブ612を回すことにより耳を解放することができ、展開ケーブル250の円滑な引き抜きが可能になる。幾つかの実施例において、プルタブ612は、輸送及び/又は使用中の不注意による回転のリスクを低減する戻り止め機能を含むことができる。幾つかの実施例において、ロック解除のための回転運動及びケーブル250の引き抜きのための近位運動を用いるプルタブ612により、人間工学を改善し、及び/又は直線引っ張りロック解除運動を用いる幾つかのクリップアプライヤで経験されるけいれん運動を低減することができる。幾つかの代替実施形態において、展開トリガー206、アンカープレート262、及び引張バネ256及び関連コンポーネントを含む機構の代わりに、プルタブ展開ケーブルリトラクタを用いて展開ケーブル250を引き込むことができる。
図28は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、捩じりバネケーブルリトラクタを含む代替例のクリップアプライヤ614の側面図である。いくつかの例の実施形態は、格納式巻尺と概ね同様に動作することができる。幾つかの実施例において、捩じりバネ616をスプール618に動作可能に結合することができ、これは展開ケーブル250を受容することができる。クリップアプライヤ614は、スプール618が近位に向かう張力を展開ケーブル250に作用させるように、予めねじられた捩じりバネ616を備えることができる。保持具620が、例えば展開ボタン622を押すことによってユーザによって外されるまで、保持具620は、展開ケーブル250の近位への引き抜き(例えば、引き込み)を選択的に防止することができる。幾つかの代替実施形態において、展開トリガー206、アンカープレート262、及び引張バネ256及び関連コンポーネントを含む機構の代わりに、捩じりバネケーブルリトラクタを用いて展開ケーブル250を引き込むことができる。ピストルグリップ、プランジャ、及び/又は両手利きのハンドヘルドを含む任意のハンドルスタイルを備えた閉塞機器用途において捩じりバネケーブルリトラクタを利用することは、本開示の範囲内である。
図29~図31は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、展開ケーブル250のストランド251、253を捩じりバネ616に取り付けるための例示的な方法の側面図である。図29は圧着プレート634を用いる取り付けを示し、これは展開ケーブル250のストランド251、253を捩じりバネ616に結合することができる。図30ははんだ636を用いる取り付けを示し、これは展開ケーブル250のストランド251、253を捩じりバネ616に結合することができる。図31は締結具638(リベット又は同様の締結具のような)を用いる取り付けを示し、これは展開ケーブル250のストランド251、253を捩じりバネ616に結合することができる。
図32は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、摩擦バネを含む代替のシャフト回転機能の詳細な斜視図である。幾つかの実施例において、シャフト300Aの近位部分(シャフト回転ノブ302Aの近位部分のような)は外表面350を含むことができ、これはその周りに摩擦バネ352のループセクション354を受容するように構成することができる。バネの接線方向に延在するタブ356がハンドル200の内部機能を係合して、シェル201、203に対するバネ352の回転を防止することができる。表面350上の摩擦バネ352のループセクション354の嵌合は圧入(例えば、約0.010インチ)とすることができ、これは、ループセクション354と表面350との間に十分な摩擦を提供して望ましくない回転を低減することができるが、所望のときに十分なトルクでシャフト回転ノブ302Aを回転させることによってユーザがシャフト300Aを回転させることを可能にすることができる。当業者は、バネの直径に基づいて、及び/又は圧入寸法によって、摩擦を増加又は減少させることができるということを認識するであろう。幾つかの実施例において、摩擦バネシャフト回転機能にはシャフト300Aの回転を容易にする追加の制御又は部品が要求されることがないため、これを利用することが望まれ得る。幾つかの代替実施形態において、ロック凹部276、ロックボス312、及び/又は関連コンポーネントを含む機構の代わりに、摩擦バネシャフト回転機構を用いることができる。
図33は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、戻り止め機構を含む代替のシャフト回転機構の詳細な斜視図である。幾つかの実施例において、シャフト300Bに配置されたシャフト回転ノブ302Bの近位端は、近位に延在するロック突起358を含むことができ、これは複数の面360を含むことができる。ロックバネ362が、1つ又は複数の面360を弾性係合することができる。ロックバネ362は、バネ362がハンドル200に対して回転可能でないようにハンドル200の内部機能を係合することができる接線方向に延在するタブ364を含むことができる。幾つかの実施例において、ロックバネ362と1つ又は複数の面360との係合は、シャフト300Bの望ましくない回転を低減することができるが、ユーザは、所望のときにロックバネ362に打ち勝つ十分なトルクでシャフト回転ノブ302Bを回転させることによってシャフト300Bを回転させることができる。ユーザが回転させると、ロックバネ362は弾性変形してロック突起358の回転を可能にし、1つの面360から外れ、次いで隣接する面360を弾性係合する。幾つかの実施例において、戻り止め機構シャフト回転機能には、シャフト300Bの回転を容易にする追加の制御又は部品が要求されることがないため、これを利用することが望まれ得る。幾つかの代替実施形態において、ロック凹部276、ロックボス312、及び/又は関連コンポーネントを含む機構の代わりに、戻り止め機構シャフト回転機能を用いることができる。
幾つかの実施例は、意図された展開の前に咬合クリップの展開を防止するように構成された取り外し可能な安全装置を含むことができる。例えば、安全装置は、製造、検査、輸送、及び/又は取り扱い中の咬合クリップの偶発的な展開の可能性を低減することができる。図34は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による横方向安全タブ624を含む例示的なクリップアプライヤの斜視図である。横方向安全タブ624は、横方向に延在するピン628に結合されたユーザによって把持することができる外向きに延在するグリップ626を含むことができ、ピン628は少なくとも部分的にハンドル200B内へ、及び/又はこれを通じて延在することができる。ピン628は、ハンドル200B内の咬合クリップ展開機構を解放可能に係合して、ユーザ作動トリガー又はボタンの動作を阻止し、及び/又は横方向安全タブ624がハンドル200Bから横方向に引き抜かれるまでこの機構の作動を防止することができる。
図35は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による長手方向安全タブ630を含む例示的なクリップアプライヤの斜視図である。長手方向安全タブ630は、長手方向に延在する部分(例えば、ピン)(図示せず)に結合されるユーザによって把持することができる外向きに延在するグリップ632を含むことができ、長手方向に延在する部分は少なくとも部分的にハンドル200C内へ、及び/又はこれを通じて延在することができる。安全タブ630は、ハンドル200C内の咬合クリップ展開機構を解放可能に係合して、ユーザ作動トリガー又はボタンの動作を阻止し、及び/又は長手方向安全タブ630がハンドル200Cから長手方向に引き抜かれるまでこの機構の作動を防止することができる。
幾つかの実施例において、安全タブ624、630は、例えば色又は他のマーキングによって容易に識別可能であり得る。幾つかの実施例において、安全タブ624、630は、クリップ展開機構の動作を阻止することができ(ユーザ作動トリガー又はボタンの動作を阻止することに加えて)、これにより、例えばクリップアプライヤを落とした場合、慣性に起因する展開機構の不注意な作動を抑制することができる。
図36及び図37は、本開示の少なくとも幾つかの実施態様による、ハンドル200の例示的なシェル201、203の内部斜視図である。本開示における他の箇所で説明したように、シェル201、203は、軸受205、207、209、211、ボス258、アンカープレートスロット213、215、トラック226、第1の側壁228、第2の側壁230、壁280、及び/又はバー282を含むことができる。
特許文献3は、本開示による少なくとも幾つかの実施形態で用いることができる例示的な咬合クリップを記載しており、この特許を参照により本明細書に組み込む。本開示の少なくとも幾つかの実施態様に従った幾つかの実施例は、開放端、閉付勢、及び/又は先端優先閉鎖のクリップで用いるように構成することができる。幾つかの実施例は、閉鎖端咬合クリップで用いることができる。
幾つかの実施例において、クリップアプライヤ100は、単回使用(例えば、使い捨て)機器とすることができ、及び/又は咬合クリップ1000は、クリップアプライヤ100に事前装填されて提供することができる。幾つかの例示的なクリップアプライヤ100は、異なる大きさの事前装填咬合クリップ1000を備えることができ、特定の患者に適切な大きさの事前装填クリップ1000を備えた適切なクリップアプライヤ100をユーザが選択することが可能になる。例えば、大きさが35mm、40mm、45mm、及び/又は50mmである事前装填咬合クリップ1000を有するクリップアプライヤ100の選択を提供することができる。
本開示は、本開示による幾つかの例示的なクリップアプライヤ100のような幾つかの医療装置には使用前に滅菌が要求され得るということを考えている。したがって、幾つかの実施例は、ガンマ線滅菌のようなさまざまな滅菌方法に適合可能であり得る材料から構成することができる。例えば、ハンドルシェル201、203、作動レバー204、展開トリガー206、及び/又はシャフト回転ノブ302は、射出成形プラスチックから構成することができる。例えば、シャフト300、リンク212、作動ケーブル210、展開ケーブル250、圧着スリーブ222、264、引張バネ256、及び/又はアンカープレート260は、金属から構成することができる。幾つかの実施例において、アルミニウム及び/又はステンレス鋼など、耐腐食性を提供するように金属を選択することができる。幾つかの実施例において、金属には、例えば陽極酸化及び/又は不動態化のような表面処理が施されているので、当該金属は、さらに耐腐食性を有している。
LAA以外の解剖構造を含む、閉塞することができる任意の解剖構造に関連して本明細書に記載の装置及び方法を利用することは、本開示の範囲内である。
上の説明及び発明の概要に続いて、本明細書に記載の方法及び装置は本開示による実施例を構成するが、本明細書に含まれる開示の範囲は、上の正確な実施形態に限定されず、以下の特許請求の範囲によって定義されたような範囲から逸脱することなく変更を行うことができることが理解されるべきであるということが当業者には明らかなはずである。同様に、本明細書に明示的に議論されていなかったとしても、固有の及び/又は予期しない利点が存在する可能性があるため、特許請求の範囲内に収まるために、本明細書に開示された特定の利点又は目的のあらゆる又はすべてを満たす必要はないことが理解されるべきである。
100 クリップアプライヤ
200 ハンドル
200A ハンドル
200B ハンドル
200C ハンドル
201 シェル
202 グリップ
203 シェル
204 作動レバー
206 展開トリガー
207 トリガー面
209 軸受
210 作動ケーブル
211 軸受
212 リンク
213 アンカープレートスロット
214 第1の端部
215 捩じりバネ
215 アンカープレートスロット
216 リベット
218 第2の端部
220 締結具
222 圧着チューブ
224 トラック従動子
226 トラック
228 第1の側壁
230 第2の側壁
232 第1の配置
234 第2の配置
236 作動レバーピボットジャーナル
237 作動レバーピボットジャーナル
250 展開ケーブル
251 第1のストランド
252 近位端
253 第2のストランド
254 第1の端部
255 第2の端部
255 第1のストランド端部
256 引張バネ
257 第2のストランド端部
258 ボス
260 スロット
262 アンカープレート
264 圧着スリーブ
266 展開トリガーピボットジャーナル
268 スロット
270 第1の壁
272 第2の壁
274 遠位面
276 ロック凹部
278 ロック面
280 内壁
282 バー
284 固定スロット
286 アンカープレート
288 スロット
290 展開ボタン
290A 展開ボタン
290B 展開ボタン
290C 展開ボタン
292 開口部
300 シャフト
300A シャフト
300B シャフト
302 シャフト回転ノブ
302A シャフト回転ノブ
302B シャフト回転ノブ
304 角度
306 チューブ
308 チャネル
310 近位面
312 ロックボス
314 ロック面
316 圧縮バネ
318 保持クリップ
320 円周溝
322 ブッシュ
324 ストッパ
326 ストッパ面
328 ストッパ面
350 外表面
352 摩擦バネ
354 ループセクション
356 タブ
358 ロック突起
360 面
362 ロックバネ
364 タブ
400 エンドエフェクタ
402 ジョー
404 ジョー
406 回動ピン
408 回動ピン
410 ハウジング
412 近位端
414 近位端
416 プーリ
418 プーリ
420 遠位端
422 遠位端
424 チャネル
426 縫合糸
428 縫合糸
430 開口部
432 開口部
600 クリップアプライヤ
602 サムホイール
604 クリップアプライヤ
606 展開レバー
608 トリガーガード
610 クリップアプライヤ
612 プルタブ
614 クリップアプライヤ
616 捩じりバネ
618 スプール
620 保持具
622 展開ボタン
624 横方向安全タブ
626 グリップ
628 ピン
630 長手方向安全タブ
632 グリップ
634 圧着プレート
636 はんだ
638 締結具
1000 咬合クリップ
1002 アーム
1004 アーム
1100 解剖構造
1102 閉塞部位

Claims (18)

  1. ハンドルと、
    前記ハンドルに配置されている作動レバーであって、前記作動レバーに外力を作用させることによって閉構成開構成との間で移動可能とされる、前記作動レバーと、
    前記ハンドルに取り付けられているシャフトであって、前記ハンドルから遠位に延在している前記シャフトと、
    前記シャフトの遠位に配置されているエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタが、前記閉構成前記開構成との間で移動可能とされる第1のジョーを備えており、前記第1のジョーが、前記作動レバーを前記閉構成から前記開構成に移動させることによって前記第1のジョーを前記閉構成から前記開構成に移動されるように、前記作動レバーに動作可能に結合されている、前記エンドエフェクタと、
    を備えている医療機器において、
    前記作動レバーと前記ハンドルが、前記作動レバーが前記閉構成から前記開構成に移動する場合に前記作動レバーを前記閉構成から前記開構成に移動させるために必要な外力を低減させるように構成されているトラック及びトラック従動子を含んでおり、
    前記第1のジョーが、咬合クリップを解放可能に受容するように構成されており、
    前記作動レバーが、前記シャフトを通じて延在している作動ケーブルを介して、前記第1のジョーに動作可能に結合されており、
    前記トラック従動子を前記トラックに沿って移動させるように前記作動レバーを作用させることによって、前記作動ケーブルを近位に引っ張り、これにより前記第1のジョーを前記閉構成から前記開構成に移動させる、医療機器。
  2. 前記作動レバーを前記開構成に維持するために必要な外力が、前記作動レバーを前記閉構成から前記開構成に移動させるために必要な前記外力より小さい、請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記作動レバーを前記開構成に維持するために必要な外力が、前記作動レバーを前記閉構成から前記開構成に移動させるために必要な前記外力の約半分より小さい、請求項2に記載の医療機器。
  4. 前記作動レバーを前記閉構成から前記開構成に移動させるために必要な外力が、前記閉構成から前記開構成に至る行程の約85%に亘って略一定とされる、請求項1に記載の医療機器。
  5. 前記作動レバーが、前記ハンドルに回動可能に配置されており、
    前記第1のジョーが、前記エンドエフェクタに回動可能に配置されている、請求項1に記載の医療機器。
  6. 前記医療機器が、前記作動レバーに回動可能に取り付けられている第1の端部と、前記トラック従動子が取り付けられている第2の端部と、を備えているリンクを備えており、
    前記トラックが、前記ハンドルの内部に配置されており、前記トラック従動子を摺動可能に受容するように構成されており、
    前記作動ケーブルは、前記リンクの前記第2の端部に取り付けられ、前記シャフトのチャネルを通じて前記エンドエフェクタに至るまで延在しており、
    前記外力を前記作動レバーに作用させることによって前記作動レバーを前記閉構成と前記開構成との間で移動させ、これにより前記トラック従動子が、前記トラックに沿って第1の配置から第2の配置に移動され、
    前記トラック従動子を前記第1の配置から前記第2の配置に移動させることによって、前記作動ケーブルが近位に引っ張られ、
    前記作動ケーブルを近位に引っ張ることによって、前記エンドエフェクタが、前記第1のジョーを前記閉構成から前記開構成に移動させる、請求項に記載の医療機器。
  7. 前記トラックが、略弓状とされる、請求項に記載の医療機器。
  8. 前記作動レバーの回動点、前記リンクの前記第2の端部と前記作動レバーの前記回動点との間における前記作動ケーブルの方向、及び前記トラック従動子が、前記作動レバーが前記開構成とされる場合に整列している、請求項に記載の医療機器。
  9. 前記医療機器が、前記作動レバーを前記閉構成に向かって付勢するように前記作動レバー及びリンクに動作可能に結合されているバネを備えている、請求項1に記載の医療機器。
  10. 前記医療機器が、前記エンドエフェクタに解放可能に取り付けられている咬合クリップを備えており、
    前記咬合クリップが、前記第1のジョーが前記閉構成から前記開構成に移動する場合に、咬合クリップ閉構成から咬合クリップ開構成に移動する、請求項1に記載の医療機器。
  11. 前記咬合クリップが、端部が開いている咬合クリップであり、
    前記咬合クリップが、前記咬合クリップ閉構成に向かって付勢されている、請求項10に記載の医療機器。
  12. 前記作動レバーが作動レバー開位置に位置している場合に前記外力が除去されると、前記作動レバーが作動レバー閉位置に移動し、前記トラック従動子が第2の配置から第1の配置に移動し、前記第1のジョーが、外力が作用されなくても、前記開構成から前記閉構成に移動する、請求項1に記載の医療機器。
  13. 前記シャフトが、前記シャフトが前記ハンドルに対して選択的に回転可能とされるように、前記ハンドルに取り付けられている、請求項1に記載の医療機器。
  14. 前記ハンドル及び前記シャフトがそれぞれ、前記ハンドルに対する前記シャフトの回転を選択的に抑制するように配置されている、解放可能且つ係合可能な対応するロック形体を備えている、請求項13に記載の医療機器。
  15. 前記シャフトが、塑性変形可能である、請求項1に記載の医療機器。
  16. 前記シャフトが、少なくとも約45度の角度まで塑性変形可能である、請求項1に記載の医療機器。
  17. 前記医療機器が、
    前記エンドエフェクタに解放可能に取り付けられている咬合クリップと、
    前記ハンドルに配置されている展開トリガーであって、前記展開トリガーが、外力を前記展開トリガーに作用させることによって展開前の構成と展開構成との間で移動可能とされ、前記展開トリガーが、前記咬合クリップを前記エンドエフェクタから解放するように動作可能とされる、前記展開トリガーと、
    を備えている、請求項1に記載の医療機器。
  18. 前記医療機器が、
    前記ハンドルから前記第1のジョーに至るまで延在している展開ケーブルであって、前記展開ケーブルが引き込まれた場合に、咬合クリップを前記第1のジョーから解放するように動作可能とされる、前記展開ケーブルと、
    前記ハンドルに配置されているサムホイールであって、前記展開ケーブルを引き込んで前記咬合クリップを解放するように動作可能とされる、前記サムホイール、
    前記ハンドルに配置されている展開レバーであって、前記展開ケーブルを引き込んで前記咬合クリップを解放するように動作可能とされる、前記展開レバー、
    前記ハンドルに配置されている回転可能なプルタブであって、前記プルタブが回転させた後に、前記展開ケーブルを引き込んで前記咬合クリップを解放するように動作可能とされる前記プルタブ、及び、
    近位に向かう張力を展開ケーブルに作用させるように構成されている捩じりバネと、保持具が係合解除されるまで展開ケーブルの引き込みを選択的に防止するように配置されている前記保持具と、を備えている捩じりバネケーブルリトラクタであって、前記展開ケーブルを引き込んで前記咬合クリップを解放するように動作可能とされる前記捩じりバネケーブルリトラクタ、
    のうち少なくとも1つと、
    を備えている、請求項1に記載の医療機器。
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