JP2014528017A - ポリアリーレンエーテルをベースとする高強度配合物 - Google Patents

ポリアリーレンエーテルをベースとする高強度配合物 Download PDF

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Abstract

本発明は、(A)鎖1個当たりフェノール性末端基の平均数0〜0.2個を有する、少なくとも1つのポリアリーレンエーテルスルホンを29〜89質量%、(B)サーモトロピックポリマーを0.5〜20質量%、(C)主にOH末端基を有するポリアリーレンエーテルを0.5〜10質量%、(D)少なくとも1つの繊維状または粒子状充填剤を10〜70質量%、(E)添加剤または加工助剤を0〜40質量%含む成形材料であって、その際に質量割合の総和は、熱可塑性成形材料に対して100質量%である、前記成形材料に関する。

Description

本発明は、
(A)鎖1個当たりフェノール性末端基の平均数0〜0.2個を有する、少なくとも1つのポリアリーレンエーテルスルホンを29〜89質量%、
(B)サーモトロピックポリマーを0.5〜20質量%、
(C)主にOH末端基を有するポリアリーレンエーテルを0.5〜10質量%、
(D)少なくとも1つの繊維状または粒子状充填剤を10〜70質量%、
(E)添加剤または加工助剤を0〜40質量%
含む成形材料であって、
その際に質量割合の総和は、熱可塑性成形材料に対して100質量%である、前記成形材料に関する。
ポリアリーレンエーテルは、高性能熱可塑性樹脂の群に属する。非晶質熱可塑性樹脂として、ポリアリーレンエーテルは、当該非晶質熱可塑性樹脂のガラス温度の付近まで短時間で機械的に負荷可能である。攻撃的媒体に対して当該ポリアリーレンエーテルの一部の安定性が低いことは、欠点である。さらに、ポリアリーレンエーテルは、高い溶融粘度も示し、このことは、特に、射出成形による大型の成形部品への加工を損なう。高い溶融粘度は、高い充填剤負荷容量または繊維負荷容量を有する成形材料の製造の際に不利でもある。
ポリアリーレンエーテルの流動能がLCポリマーの添加によって影響を及ぼされうることは、当業者に公知である。しかし、当該成形材料は、相付着力を欠くために、低い破断点伸びを示す。
それぞれのポリマーマトリックスとLCポリマーとの間の結合を達成するために、無水物により変性されたポリマーを第3のポリマーとして使用することにより、ポリマーマトリックスとLCポリマーとの間の付着力を改善する取り組み方は、公知である(Datta,A.et.al.,Polymer 1993,34,第759頁,Baird,D.G.et.al.,Polymer 1999,40,第701頁)。
ポリスルホンとLCポリマーとの相溶化のために、無水マレイン酸でグラフトされたPSUの使用が記載された(He,J.et.al.,Polymer 2002,43,第1437頁)。
ドイツ連邦共和国特許第19961040号明細書から、ポリエーテルスルホンとポリアミドとからなる強化された成形材料におけるLCポリマーの使用が公知である。
本発明の課題は、ポリエーテルスルホンをベースとする高強度熱可塑性成形材料を提供することであった。この場合には、殊に、高い機械的耐荷量と同時に溶融液において良好な加工性を有する成形材料が使用されるべきであった。一面で、前記成形材料は、さらに、高い温度で、高い剛性を有するべきであった。他面、前記成形材料は、良好な流動能も有するべきであった。
この課題は、冒頭に記載された成形材料によって解決される。
本発明によれば、熱可塑性成形材料は、ポリマー鎖1個当たり平均で最大0.2個のフェノール性末端基を有する、少なくとも1つ以上、特に1つのポリアリーレンエーテルスルホン(A)を含有する。その際に、「平均で」の表現は、数平均を意味する。
成分A)は、本発明による熱可塑性成形材料において、とりわけ、29〜89質量%、特に有利に35〜80質量%、殊に40〜75質量%、殊に有利に50〜60質量%の量で存在し、その際に成分A)〜G)の質量割合の総和は、成形材料に対して100質量%である。
フェノール性末端基が反応性でありかつ熱可塑性成形材料において少なくとも部分的に反応された形で存在しうることは、当業者には知られている。熱可塑性成形材料は、とりわけ配合によって、すなわち成分を流動能を有する状態で混合することによって製造される。
フェノール性末端基とは、本発明の範囲内で、芳香核に結合しておりかつ任意に脱プロトン化されて存在していてもよいヒドロキシ基であると解釈される。フェノール性末端基が塩基の作用のためにプロトンを遊離することによって、いわゆるフェノラート末端基として存在していてもよいことは、当業者に公知である。したがって、フェノール性末端基の概念は、明らかに芳香族OH基ならびにフェノラート基を含む。
フェノール性末端基の割合は、とりわけ電位差滴定法によって測定される。このために、ポリマーは、ジメチルホルムアミド中に溶解され、かつトルエン/メタノール中のテトラブチルアンモニウムヒドロキシドの溶液で滴定される。終点検出は、電位差滴定法により行なわれる。ハロゲン末端基の割合は、特に原子分光法により測定される。
ポリマーの全質量に対するフェノール性末端基の質量割合(mOH)および数平均分子量(Mn p)から、当業者は、公知方法により、厳格に直鎖状ポリマー鎖の想定の下にポリマー鎖1個当たりのフェノール性末端基の平均数(nOH)を次式に従って算出することができる:nOH=mOH[質量%で]/100*Mn p[g/molで]*1/17。
それとは別に、ポリマー鎖1個当たりのフェノール性末端基の平均数(nOH)は、厳格に直鎖状のポリマー鎖の前提下に同時にCl末端基の質量割合(mCl)を認識した上で、専らOH末端基およびCl末端基が存在することの想定の下に、次のように算出されうる:nOH=2/(1+(17/35.45*mCl/mOH))。当業者には、別の末端基の場合にClとしてどのように算出方法を適合させることができるのかは、公知である。
末端基を同時に制御する際にポリアリーレンエーテルスルホンを製造することは、当業者に公知であり、かつさらに下記に詳細に説明される。公知のポリアリーレンエーテルは、通常、ハロゲン基、殊に−Fもしくは−Cl、またはフェノール性OH基またはフェノラート末端基を有し、その際に後者のフェノラート末端基は、それ自体として、または反応された形で、殊に−OCH3末端基の形で存在することができる。
特に、ポリアリーレンエーテルスルホン(A)は、成分(A)の質量による量に対して、フェノール性末端基を最大0.01質量%、特に有利に最大0.005質量%有する。
成分(A)におけるフェノール性末端基の含量のためのそれぞれの上限は、1分子当たり使用すべき末端基の数(直鎖状ポリアリーレンエーテルの場合に2)および数平均鎖長からもたらされる。相応する算出法は、当業者に公知である。
特に、ポリマー鎖1個当たりの成分(A)のフェノール性末端基の平均数は、0〜0.2、殊に0〜0.1、特に有利に0〜0.05、殊に有利に0〜0.02、殊に最大0.01である。
ポリアリーレンエーテルは、当業者にポリマー鎖として公知である。原理的に、当業者に公知の全てのポリアリーレンエーテルおよび/または公知方法により製造可能な全てのポリアリーレンエーテルは、成分(A)としてこれに該当する。相応する方法は、さらに下記に説明される。
好ましいポリアリーレンエーテルスルホン(A)は、一般式I:
Figure 2014528017
〔式中、符号t、q、Q、T、Y、ArおよびAr1は、次の意味を有する:
t、q:互いに独立して、0、1、2または3、
Q、T、Y:互いに独立して、それぞれ、−O−、−S−、−SO2−、S=O、C=O、−N=N−および−CRabから選択された、化学結合または基、その際にRaおよびRbは、互いに独立して、それぞれ水素原子またはC1〜C12アルキル基、C1〜C12アルコキシ基もしくはC6〜C18アリール基を表わし、およびその際にQ、TおよびYからの少なくとも1つは、−SO2−を表わし、および
Ar、Ar1:互いに独立して、6〜18個の炭素原子を有するアリーレン基〕の構造単位から構成されている。
Q、TおよびYが上記の前提条件下に1個の化学結合である場合には、左側に近い基と右側に近い基とが直接互いに1個の化学結合を介して結合して存在するものと解釈することができる。
しかし、とりわけ、式I中のQ、TおよびYは、互いに独立して、−O−および−SO2−から選択され、但し、Q、TおよびYからなる群からの少なくとも1つは、−SO2−を表わす。
Q、TおよびYが−CRab−である場合は、RaおよびRbは、互いに独立して、それぞれ水素原子またはC1〜C12アルキル基、C1〜C12アルコキシ基もしくはC6〜C18アリール基を表わす。
好ましいC1〜C12アルキル基は、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状飽和アルキル基および分枝鎖状飽和アルキル基を含む。殊に、次の基を挙げることができる:C1〜C6アルキル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、2−メチルペンチルまたは3−メチルペンチルおよび長鎖状基、例えば非分枝鎖状のヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ラウリルおよびこれらの1回または数回枝分かれした類似体。
前記の使用可能なC1〜C12アルコキシ基におけるアルキル基として、1〜12個の炭素原子を有する、さらに上記に規定されたアルキル基がこれに該当する。特に使用可能なシクロアルキル基は、殊にC3〜C12シクロアルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロプロピルプロピル、シクロブチルメチル、シクロブチルエチル、シクロペンチルエチル、シクロペンチルプロピル、シクロペンチルブチル、シクロペンチルペンチル、シクロペンチルヘキシル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルジメチルおよびシクロヘキシルトリメチルを含む。
ArおよびAr1は、互いに独立して、C6〜C18アリーレン基を意味する。さらに、下記の出発生成物から出発して、Arは、とりわけ、有利にヒドロキノン、レゾルシン、ジヒドロキシナフタリン、殊に2,7−ジヒドロキシナフタリン、および4,4’−ビスフェノールからなる群から選択される、電子に富んだ、容易に求電子的に攻撃されうる芳香族物質に由来している。特に、Ar1は、非置換のC6アリーレン基またはC12アリーレン基である。
6〜C18アリーレン基であるArおよびAr1として、殊にフェニレン基、例えば1,2−フェニレン基、1,3−フェニレン基および1,4−フェニレン基、ナフチレン基、例えば1,6−ナフチレン、1,7−ナフチレン、2,6−ナフチレンおよび2,7−ナフチレン、ならびにアントラセン、フェナントレンおよびナフタセンに由来するアリーレン基がこれに該当する。
特に、ArおよびAr1は、式Iによる好ましい実施態様において、互いに独立して、1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、ナフチレン、殊に2,7−ジヒドロキシナフチレン、および4,4’−ビスフェニレンからなる群から選択される。
好ましいポリアリーレンエーテルスルホン(A)は、次の構造単位であるIa〜Ioの少なくとも1つを繰り返し構造単位として含む当該ポリアリーレンエーテルスルホンである:
Figure 2014528017
Figure 2014528017
好ましい構造単位Ia〜Ioに加えて、ヒドロキノンに由来する1個以上の1,4−フェニレン単位がレゾルシンに由来する1,3−フェニレン単位によって、またはジヒドロキシナフタリンに由来するナフチレン単位によって置換されている当該構造単位も好ましい。
一般式Iの構造単位として、構造単位であるIa、IgおよびIkは、特に好ましい。さらに、成分(A)のポリアリーレンエーテルスルホンが本質的に一般式Iの1種の構造単位から、殊にIa、IgおよびIkから選択される構造単位から構成されていることは、特に好ましい。
特に好ましい実施態様において、Arは、1,4−フェニレンであり、tは、1であり、qは、0であり、Tは、化学結合であり、およびYは、SO2である。前記の繰返し単位から構成された、特に好ましいポリアリーレンエーテルスルホン(A)は、ポリフェニレンスルホン(PPSU)と呼称される(式Ig)。
さらなる特に好ましい実施態様において、Arは、1,4−フェニレンであり、tは、1であり、qは、0であり、Tは、C(CH32であり、およびYは、SO2である。前記の繰返し単位から構成された、特に好ましいポリアリーレンエーテルスルホン(A)は、ポリスルホン(PSU)と呼称される(式Ia)。
さらなる特に好ましい実施態様において、Arは、1,4−フェニレンであり、tは、1であり、qは、0であり、TおよびYは、それぞれSO2である。前記の繰返し単位から構成された、特に好ましいポリアリーレンエーテルスルホン(A)は、ポリエーテルスルホン(PESU)と呼称される(式Ik)。この実施態様は、殊に好ましい。
略符号、例えばPPSU、PESUおよびPSUは、本発明の範囲内でDIN EN ISO 1043−1:2001に相応する。
本発明のポリアリーレンエーテルスルホン(A)は、とりわけ、標準としての狭く分布されたポリメチルメタクリレートに対して溶剤であるジメチルアセトアミド中でゲル浸透クロマトグラフィーにより測定した、10000〜150000g/mol、殊に15000〜120000g/mol、特に有利に18000〜100000g/molの質量平均分子量Mwを有する。
さらに、ポリアリーレンエーテルスルホン(A)は、特に、150〜300Pa*s、有利に150〜275Pa*sの350℃/1150s-1での見掛溶融粘度を示す。
流動能は、前記溶融粘度につき評価された。前記溶融粘度は、細管レオメーターを用いて測定された。その際に、350℃での前記見掛け粘度は、長さ30mmの円形細管、0.5mmの半径、180°のノズルの流入角度、12mmの溶融液の受け器の直径および5分間の予熱時間を有する細管粘度計(Goettfert Kapillarviskosimeter Rheograph 2003)において剪断速度の関数として測定された。1150s-1で測定された値が記載されている。
前記ポリアリーレンエーテルを生じる製造方法は、当業者に自体公知であり、かつ例えばHerman F.Mark,"Encyclopedia of Polymer Science and Technology",第3版,第4巻、2003,"Polysulfones"の章、第2〜8頁ならびにHandbook of Polymer Synthesis,第2版,2005,第427〜443頁中のHans R.Kricheldorf,"Aromatic Polyethers"に記載されている。
2個のハロゲン置換基を有する少なくとも1つの芳香族化合物と前記ハロゲン置換基に対して反応性である2個の官能基を有する少なくとも1つの芳香族化合物とを、非プロトン性の極性溶剤中で無水アルカリ金属炭酸塩、殊に炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウムまたはこれらの混合物の存在下で反応させることは、特に好ましく、その際に炭酸カリウムは、殊に好ましい。特に適した組合せは、溶剤としてのN−メチルピロリドンと塩基としての炭酸カリウムである。
とりわけ、ポリアリーレンエーテル(A)は、ハロゲン末端基、殊に塩素末端基を有するかまたはエーテル化末端基、殊にアルキルエーテル末端基を有し、OH末端基またはフェノラート末端基と適したエーテル化剤との反応によって得ることができる。
適したエーテル化剤は、例えば一官能性アルキルハロゲン化物または一官能性アリールハロゲン化物、例えばC1〜C6アルキルクロリド、C1〜C6アルキルブロミドもしくはC1〜C6アルキルヨージド、有利にメチルクロリド、または塩化ベンジル、臭化ベンジルもしくはヨウ化ベンジルまたはこれらの混合物である。成分(A)のポリアリーレンエーテルの範囲内で好ましい末端基は、ハロゲン、殊に塩素、アルコキシ、殊にメトキシ、アリールオキシ、殊にフェノキシ、またはベンジルオキシである。
本発明によれば、前記熱可塑性成形材料は、少なくとも1つ以上の、とりわけ1つのサーモトロピックポリマー(B)を含有する。
成分(B)は、本発明による熱可塑性成形材料において、特に0.5〜20質量%、特に有利に0.7〜18質量%、殊に1〜15質量%、殊に有利に1.5〜10質量%の量で存在し、その際に成分(A)〜(E)の質量割合の総和は、前記成形材料に対して100質量%である。
サーモトロピックポリマー(B)とは、一定の温度範囲内で液晶の性質を有するポリマーであると解釈される。本発明による成形材料が加工される温度範囲内で液晶であるサーモトロピックポリマーが特に好適である。成分(B)として適当なポリマーの溶融液中の液晶相の転移温度Tkは、一般に350℃またはそれ以下である。好ましい液晶ポリマー(B)は、300℃またはそれ以下の転移温度Tkを有する。殊に、転移温度Tkは、200〜350℃である。Tkは、DSC測定を用いて20K/分の加熱速度で算出されることができ、その際に第2のヒートランにおいて算出された値が報告される。
サーモトロピック成分(B)として、たいてい、サーモトロピックポリエステル、サーモトロピックポリエステルアミド、サーモトロピックポリアミドまたはこれらの混合物がこれに該当する。好ましくは、全芳香族ポリエステルまたはコポリエステルが成分(B)として使用される。
適当な液晶ポリマーは、例えば構造式:
Figure 2014528017
の繰返し単位または
構造式(IIおよびIII)もしくは(IIおよびIV)もしくは(IIIおよびIV)もしくは(IIおよびIIIおよびIV)からの単位を有する。
上記式中、
Ar2〜Ar7は、互いに独立して、それぞれ6〜18個の炭素原子を有していてよいアリーレン基を表わす。とりわけ、フェニレン、ナフチレンまたはビフェニレンは、アリーレン基として適している。前記アリーレン基は、置換されていてよいか、または置換基を有することができる。この置換基には、C1〜C10アルキル基、例えばメチル、n−プロピル、n−ブチルまたはt−ブチルならびにC1〜C4アルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシまたはブトキシが含まれる。そのうえ、前記置換基は、フェニル基またはハロゲン原子、殊に塩素であってもよい。
変数uは、値0または1をとることができる。
Gは、SO2または1,4−ベンゾキノン基を表わす。
例えば、この種のポリエステルは、次のモノマー構造単位の1つ以上に由来する:p−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ヒドロキノン、フェニルヒドロキノン、アルキル置換ヒドロキノン、殊に2−メチルヒドロキノン、2−エチルヒドロキノン、2−n−プロピルヒドロキノン、2−イソプロピルヒドロキノン、2−t−ブチルヒドロキノン、ハロゲン置換2−n−ヒドロキノン、殊に2−クロロヒドロキノン。
適当なモノマーのさらなる例は、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、1,3−ジヒドロキシベンゼン、4,4’−ビフェノール、2,6,2’,6’−テトラメチルビフェノール、2,6−ジヒドキシナフタリン、2,7−ジヒドロキシナフタリン、2,6−ナフタリンジカルボン酸、6−ヒドロキシ−2−ナフタリンカルボン酸、4,4’−ビス−(p−ヒドロキシフェノキシ)ジフェニルスルホン、2,6−ジヒドロキシアントラキノン、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸または4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノンである。p−アセトキシ安息香酸および2,6−アセトキシナフタリンカルボン酸ならびにエステル化によって活性化されたヒドロキシ化合物が特に好適である。
同様に、上記ジカルボン酸および脂肪族ポリオールまたは脂環式ポリオール、有利にジオールに由来するポリエステルが適している。ジオールとして、式(V)による化合物がこれに該当する:
HO−R8−OH 式(V)
上記式中、R8は、C2〜C18アルキレン単位、有利にC2〜C10アルキレン単位を、置換された形または置換されていない形で表わす。例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレンまたはヘキシレンが適している。特に有利には、2個のヒドロキシ基の一方がそれぞれ第1の炭素原子または最後の炭素原子に結合している。さらに、R8は、3〜13個の炭素原子、有利に5〜8個の炭素原子を有する、置換されていないかまたは置換された脂環式基、例えばシクロプロピレン、シクロペンチレンまたはシクロヘキシレンであることができる。好ましいジオールは、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールである。
特に好ましい本発明による成形材料は、成分(B)として、構造式
Figure 2014528017
の繰返し単位を有する液晶コポリエステルを含有する。
一般に、このコポリエステルは、単位(VI)を10〜90モル%および単位(VII)を10〜90モル%含有する。
さらに、液晶成分(B)として、単独で、および/または式(III)および/または(IV)および/または(V)による単位との組合せで、構造式(VIII)の繰返し単位を示すポリエステルイミドもこれに該当する。
Figure 2014528017
基Lは、水素、C1〜C10アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルもしくはn−ブチル、有利にメチル、C1〜C10アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシもしくはn−ブトキシ、有利にメトキシまたはハロゲン、有利に塩素であることができる。
成分(B)として本発明により使用される液晶ポリマーの分子量Mw(質量平均)は、一般に1500〜150000g/mol、有利に2500〜50000g/molである。Mwは、1対1の比のフェノール対オルト−ジクロロベンゼンの溶液中で25℃での光散乱により測定されうる。
サーモトロピックポリマー(B)は、140〜200℃のDIN ISO 75−1に従って測定したHDT熱変形温度(方法A、1.80N/mm2の縁繊維応力σf、120K/hの一定加熱速度;荷重たわみ温度ともいう)を示すことができる。
この種の液晶ポリマーは、自体公知であるかまたは公知方法により製造されうる。この製造に適した方法は、例えば米国特許第4161470号明細書中に述べられている。さらなる方法は、例えば欧州特許出願公開第139303号明細書、欧州特許出願公開第226839号明細書、欧州特許出願公開第226978号明細書、欧州特許出願公開第225539号明細書、欧州特許出願公開第226847号明細書および欧州特許出願公開第257558号明細書から確認されうる。
本発明によれば、熱可塑性成形材料は、ポリマー鎖1個当たり平均で少なくとも1.5個のフェノール性末端基を有する、少なくとも1つ以上、特に1つのポリアリーレンエーテル(C)を含有する。その際に、「平均で」の表現は、数平均を意味する。
成分(C)は、本発明による熱可塑性成形材料において、特に0.5〜10質量%、特に有利に0.5〜9質量%、殊に1〜8質量%、殊に有利に3〜8質量%の量で存在し、その際に成分(A)〜(E)の質量割合の総和は、前記成形材料に対して100質量%である。
末端基を同時に制御する際のポリアリーレンエーテルの製造は、刊行物から公知である(McGrath et al.Polym.Eng.Sci.17,647(1977))。
とりわけ、ポリアリーレンエーテル(C)は、それぞれOHの質量による量として算出した、成分(C)の質量による量に対して、フェノール性末端基を少なくとも0.15質量%、殊に少なくとも0.18質量%、特に有利に少なくとも0.2質量%有する。末位のフェノール性末端基の平均数は、滴定により測定されうる。
成分(C)におけるフェノール性末端基の含量に対するそれぞれの上限は、1分子当たりに使用される末端基の数(直鎖状ポリアリーレンエーテルの場合に2)および数平均鎖長からもたらされる。相応する計算は、当業者に公知である。
成分(A)対成分(C)の質量比は、特に50対1〜2対1、殊に25対1〜5対1、特に有利に20対1〜10対1である。
本発明によるポリアリーレンエーテル(A)と(C)は,末端基は別として、同じであってよいか、またはこれらのポリアリーレンエーテルがさらに互いに完全に混和性である場合は、様々な構造単位から構成されていてもよいし、および/または様々な分子量を有していてもよい。
ポリアリーレンエーテルは、ポリマー種として当業者に公知である。原理的に当業者に公知の全てのポリアリーレンエーテルおよび/または公知方法により製造可能な全てのポリアリーレンエーテルが成分(C)の成分としてこれに該当する。相応する方法は、既に成分(A)で説明された。
好ましいポリアリーレンエーテル(C)は、互いに独立して、一般式I(上記参照)の構造単位から構成されている。特に好ましいポリアリーレンエーテルスルホン(C)は、ポリエーテルスルホン(PESU)と呼称される。この実施態様は、殊に好ましい。
一般に、好ましいポリアリーレンエーテル(C)は、5000〜60000g/molの平均分子量Mn(数平均)および0.20〜0.95dl/gの相対粘度を有する。ポリアリーレンエーテルの相対粘度は、DIN EN ISO 1628−1に従って25℃で1質量%のN−メチルピロリドン溶液中で測定される。
本発明のポリアリーレンエーテル(C)は、標準としての狭く分布されたポリメチルメタクリレートに対して溶剤であるジメチルアセトアミド中でゲル浸透クロマトグラフィーにより測定した、とりわけ、10000〜150000g/mol、殊に15000〜120000g/mol、特に有利に18000〜100000g/molの質量平均分子量Mwを有する。
成分(C)のポリアリーレンエーテルを製造する好ましい方法は、以下に記載されておりかつa−b−cの順序の次の工程:
(a)少なくとも1つのポリアリーレンエーテル(C*)を、所望の成分(C)に相応する、フェノール性末端基の含量を有する溶剤(L)の存在下で準備する工程、その際に当該溶剤のフェノール性末端基は、フェノラート末端基として存在し、および前記溶剤は、とりわけ、上記の規定と同様に、一般式Iの構造単位から構成されており、
(b)少なくとも1つの酸、特に少なくとも1つの多官能性カルボンを添加する工程、および
(c)成分(C)のポリアリーレンエーテルを固体として取得する工程
を含む。
その際に、ポリアリーレンエーテル(C*)は、有利に溶剤(L)中の溶液の形で準備される。
記載されたポリアリーレンエーテル(C*)は、原理的に様々な方法で準備されうる。例えば、相応するポリアリーレンエーテル(C*)は、直接に、適当な溶剤と接触されることができ、かつ直接に、すなわち後反応なしに、本発明による方法において使用されることができる。それとは別に、ポリアリーレンエーテルのプレポリマーが使用されることができ、かつ溶剤の存在下で反応にもたらされることができ、その際に記載されたポリアリーレンエーテル(C*)は、溶剤の存在下で生じる。
しかし、単数のポリアリーレンエーテルまたは複数のポリアリーレンエーテル(C*)は、工程(a)において、とりわけ、構造式X−Ar−Y (s1)の少なくとも1つの出発化合物と構造式HO−Ar1−OH (s2)の少なくとも1つの出発化合物との反応によって、溶剤(L)および塩基(B)の存在下で準備され、上記式中、
− Yは、ハロゲン原子であり、
− Xは、ハロゲン原子およびOHから選択され、および
− ArおよびAr1は、互いに独立して、6〜18個の炭素原子を有するアリーレン基である。
その際に、(s1)および(s2)の割合は、フェノール性末端基の所望の含量が生じる程度に選択される。適当な出発化合物は、当業者に公知であるか、または公知方法により製造されうる。
ヒドロキノン、レゾルシン、ジヒドロキシナフタリン、殊に2,7−ジヒドロキシナフタリン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、ビスフェノールAおよび4,4’−ジヒドロキシビフェニルは、出発化合物(s2)として特に好ましい。
しかし、三官能性化合物を使用することも可能である。この場合に、分枝鎖状構造が生じる。三官能性出発化合物(s2)が使用される場合は、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンが好ましい。
使用すべき量比は、原理的に、塩化水素の計算上の分離下に進行する重縮合反応の化学量論からもたらされ、かつ当業者によって公知方法で調節される。しかし、フェノール性OH末端基の数を高めるために、過剰の(s2)が好ましい。
特に好ましくは、前記実施態様において、(s2)/(s1)のモル比率は、1.005〜1.2、殊に1.01〜1.15、特に有利に1.02〜1.1である。
それとは別に、XがハロゲンでありかつYがOHである出発化合物(s1)が使用されてもよい。この場合に、ヒドロキシ基の過剰量は、出発化合物(s2)の添加によって調節される。この場合に、使用されるフェノール性末端基対ハロゲンの比率は、特に1.01〜1.2、殊に1.03〜1.15、殊に有利に1.05〜1.1である。
とりわけ、重縮合の際の転化率は、少なくとも0.9であり、それによって、十分に高い分子量が保証される。ポリアリーレンエーテルの前駆体としてプレポリマーが使用される場合は、重合度は、本来のモノマーの数に対するものである。
好ましい溶剤(L)は、非プロトン性の極性溶剤である。さらに、適当な溶剤は、80〜320℃、殊に100〜280℃、有利に150〜250℃の範囲内の沸点を有する。適当な非プロトン性の極性溶剤は、例えば高沸点エーテル、エステル、ケトン、不斉ハロゲン化炭化水素、アニソール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、N−エチル−2−ピロリドンおよびN−メチル−2−ピロリドンである。
とりわけ、出発化合物(s1)と(s2)との反応は、記載された非プロトン性の極性溶剤(L)中、殊にN−メチル−2−ピロリドン中で行なわれる。
出発化合物(s1)のハロゲン置換基に対する反応性を高めるために、フェノール性OH基の反応を特に塩基(Ba)の存在下で行なうことは、当業者に自体公知である。
とりわけ、塩基(Ba)は、無水である。適当な塩基は、殊に無水アルカリ金属炭酸塩、特に炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウムまたはこれらの混合物であり、その際に炭酸カリウムは、特に好ましい。
特に好ましい組合せは、溶剤(L)としてのN−メチル−2−ピロリドンと塩基(Ba)としての炭酸カリウムである。
適当な出発化合物(s1)と(s2)との反応は、80〜250℃、有利に100〜220℃の温度で実施され、その際にこの温度の上限は、溶剤の沸点によって制限される。前記反応は、とりわけ、2〜12時間、殊に3〜8時間の時間間隔で行なわれる。
工程(a)に続いて、および工程(b)の実施前に、ポリマー溶液のろ過を実施することは、好ましいことが証明された。それによって、重縮合の際に形成された塩割合ならびに任意に形成されたゲル体は、取り除かれる。
そのうえ、工程(a)の範囲内で、ポリアリーレンエーテル(C*)と溶剤(L)との混合物の全質量に対するポリアリーレンエーテル(C*)の量を10〜70質量%、特に15〜50質量%に調節することは、好ましいことが判明した。
工程(b)の範囲内で、少なくとも1つの酸、特に少なくとも1つの多官能性カルボン酸は、工程(a)からのポリアリーレンエーテル(C*)に、特に溶剤(L)中のポリアリーレンエーテル(C*)の溶液に添加される。
また、少なくとも1つの多官能性カルボン酸は、沈澱媒体に追加されてよい。
「多官能性」とは、少なくとも2の多官能価であると解釈すべきである。当該官能価は、1分子当たりのCOOH基の(任意に平均)数である。多官能性とは、2以上の官能価であると解釈される。本発明の範囲内で、好ましいカルボン酸は、二官能性カルボン酸および三官能性カルボン酸である。
多官能性カルボン酸は、様々な方法で、殊に固体もしくは液体の形で、またはとりわけ、溶剤(L)と混和性である溶剤中の溶液の形で添加されうる。
とりわけ、多官能性カルボン酸は、最大1500g/mol、殊に最大1200g/molの数平均分子量を有する。同時に、多官能性カルボン酸は、特に少なくとも90g/molの数平均分子量を有する。
適当な多官能性カルボン酸は、殊に、一般構造式(IX):
HOOC−R−COOH 式(IX)
〔式中、Rは、2〜20個の炭素原子を有する炭化水素基を表わし、当該炭化水素基は、任意にさらなる官能基、とりわけOHおよびCOOHから選択された官能基を含む。〕による当該多官能性カルボン酸である。
好ましい多官能性カルボン酸は、C4〜C10ジカルボン酸、殊にコハク酸、グルタル酸、アジピン酸およびトリカルボン酸、殊にクエン酸である。特に好ましい多官能性カルボン酸は、コハク酸およびクエン酸である。
フェノール性末端基へのフェノラート末端基の十分な変換を保証するために、使用された単数の多官能性カルボン酸または複数の多官能性カルボン酸の量をフェノラート末端基の量に対して調節することは、好ましいことが証明された。
工程(b)の範囲内で、多官能性カルボン酸をフェノール性末端基の物質量に対して、カルボキシル基25〜200モル%、特にカルボキシル基50〜150モル%、特に有利にカルボキシル基75〜125モル%の量で添加することは、好ましい。
少なすぎる酸を計量供給する場合には、ポリマー溶液の沈澱挙動は、不十分であり、他方で、明らかに過剰の計量供給の場合には、後加工の際に生成物の変色が生じうる。
工程(c)の範囲内で、ポリアリーレンエーテル(C)は、固体として取得される。原則的に固体として取得する様々な方法が当てはまる。しかし、沈澱によるポリマー組成物の取得が好ましい。
好ましい沈澱は、殊に溶剤(L)を劣悪な溶剤(L’)と混合することによって行なうことができる。劣悪な溶剤は、ポリマー組成物が溶解しない溶剤である。当該の劣悪な溶剤は、とりわけ非溶剤と溶剤との混合物である。好ましい非溶剤は、水である。溶剤と非溶剤とからなる好ましい混合物(L’)は、とりわけ、溶剤(L)、殊にN−メチル−4−ピロリドンと水との混合物である。工程(b)からのポリマー溶液を劣悪な溶剤(L’)に追加することは、好ましく、このことは、ポリマー組成物の沈澱を生じる。その際に、とりわけ、過剰の劣悪な溶剤が使用される。特に好ましくは、工程(a)からのポリマー溶液は、微細に分配された形で、殊に液滴の形で添加される。
劣悪な溶剤(L’)として、溶剤(L)、殊にN−メチル−2−ピロリドンと非溶剤、殊に水との混合物が使用される場合は、溶剤対非溶剤の混合比は、1:2〜1:100、殊に1:3〜1:50であるのが好ましい。
劣悪な溶剤(L’)として、水とN−メチル−2−ピロリドン(NMP)との混合物は、溶剤(L)としてのN−メチル−2−ピロリドンと組み合わせた形が好ましい。劣悪な溶剤(L’)として、1:3〜1:50、殊に1:30のNMP/水の混合物が特に好ましい。
溶剤(L)中のポリマー組成物の含量がポリマー組成物と溶剤(L)との混合物の全体量に対して、10〜50質量%、特に15〜35質量%である場合に、沈澱は、特に効率的に行なわれる。
成分(C)は、特に、最大600ppmのカリウム含量を有する。カリウム含量は、原子分光分析により測定される。
本発明の熱可塑性成形材料は、成分(D)として、とりわけ少なくとも1つの繊維状または粒子状充填剤を、成分(A)〜(F)の全部で100質量%に対して、特に有利に10〜70質量%、殊に有利に15〜65質量%、殊に20〜55質量%、例えば35〜50質量%の量で含有する。
本発明による成形材料は、殊に粒子状または繊維状充填剤を含有することができ、その際に繊維状充填剤が特に好ましい。
好ましい繊維状充填剤は、炭素繊維、チタン酸カリウムホイスカー、アラミド繊維および特に有利にガラス繊維である。ガラス繊維を使用する場合、このガラス繊維は、マトリックス材料とのより良好な相容性のために、サイズ剤、有利にポリウレタンサイズ剤および付着助剤を備えていてよい。一般に、使用される炭素繊維およびガラス繊維は、6〜20μmの範囲内の直径をもつ。それゆえに、成分(E)は、特に有利にはガラス繊維からなる。
ガラス繊維は、ガラス短繊維の形で、ならびにエンドレスストランド(ロービング)の形で追加されうる。完成した射出成形部品において、ガラス繊維の平均長さは、0.08〜0.5mmの範囲内にある。
炭素繊維またはガラス繊維は、織物、マットまたはグラスファイバー織物ロービングの形で使用されてもよい。
粒子状充填剤として、非晶質ケイ酸、炭酸塩、例えば炭酸マグネシウムおよび白亜、粉末状石英、雲母、多種多様なケイ酸塩、例えば粘土、白雲母、黒雲母、スゾイト(Suzoit)、錫マレタイト、タルク、亜塩素酸塩、フロゴファイト(Phlogophit)、長石、ケイ酸カルシウム、例えばウォラストナイトまたはケイ酸アルミニウム、例えばカオリン、特にか焼されたカオリンが適している。
好ましい粒子状充填剤は、粒子の少なくとも95質量%、有利に少なくとも98質量%が完成した製品について測定した、45μm未満、有利に40μm未満の直径(幾何学的中心を通る最大直径)を有し、かつ完成した製品について測定した、いわゆるアスペクト比率が1〜25の範囲内、有利に2〜20の範囲内にある、当該粒子状充填剤である。前記アスペクト比率は、粒子直径対厚さ(それぞれ幾何学的中心を通る、最大面対最小面)の比である。
その際に、粒子直径は、例えば、ポリマー混合物の薄手の切片を電子顕微鏡撮影し、かつ少なくとも25個、有利に少なくとも50個の充填剤粒子を評価に採用することによって測定されうる。同様に、粒子直径は、Transactions of ASAE、第491頁(1983)に従って沈降分析により測定されうる。その直径が40μm未満である充填剤の質量割合は、ふるい分析により測定されてもよい。
粒子状充填剤として、タルク、カオリン、例えばか焼されたカオリン、またはウォラストナイト、またはこれらの充填剤の2つまたは全てからなる混合物が特に好ましい。それらの中で、それぞれ完成した製品について測定した、40μm未満の直径および1.5〜25のアスペクト比率を有する粒子の少なくとも95質量%の割合を有するタルクが特に好ましい。カオリンは、好ましくは、それぞれ完成した製品について測定した、20μm未満の直径および1.2〜20のアスペクト比率を有する粒子の少なくとも95質量%の割合を有する。
本発明による成形材料は、成分(E)の成分として、助剤、殊に加工助剤、顔料、安定剤、難燃剤または様々な添加剤の混合物を含有することができる。通常の添加剤は、例えば酸化遅延剤、熱分解および紫外線による分解に抗する薬剤、滑剤および離型剤、着色剤および可塑剤である。
本発明による成形材料における成分(E)の割合は、殊に、成分(A)〜(E)の全質量に対して、0〜40質量%、特に0.1〜30質量%、殊に0.1〜25質量%、特に有利に1〜20質量%である。成分(E)が安定剤を含む場合には、この安定剤の割合は、通常、成分(A)〜(E)の質量%の総和に対して、2質量%まで、特に0.01〜1質量%、殊に0.01〜0.5質量%である。
顔料および着色剤は、一般に、成分(A)〜(E)の質量%の総和に対して、0〜6質量%、有利に0.05〜5質量%、殊に0.1〜3質量%の量で含有されている。
熱可塑性樹脂を着色する顔料は、一般に公知であり、例えば、R.GaechterおよびH.Mueller,Taschenbuch der Kunststoffadditive,Carl Hanser Verlag,1983,第494〜510頁参照のこと。顔料の第1の好ましい群として、白色顔料、例えば酸化亜鉛、硫化亜鉛、鉛白[2PbCO3Pb(OH)2]、リトポン、アンチモン白および二酸化チタンを挙げることができる。二酸化チタンの2つの最も一般に使われている結晶変態(ルチル型およびアナターゼ型)の中で、殊にルチル型は、本発明による成形材料の白着色に使用される。本発明により使用されうる黒の着色顔料は、酸化鉄黒(Fe34)、スピネル黒[Cu(Cr,Fe)24]、マンガン黒(二酸化マンガンと二酸化ケイ素と酸化鉄とからなる混合物)、コバルト黒およびアンチモン黒ならびに特に有利に、たいていファーネスカーボンブラックまたはガスカーボンブラックの形で使用されるカーボンブラックである。これについては、G.Benzing,Pigmente fuer Anstrichmittel,Expert−Verlag(1988),第78頁以降参照のこと。
一定の色調に調節するために、無機多色顔料、例えば酸化クロム緑または有機多色顔料、例えばアゾ顔料もしくはフタロシアニンが使用されうる。この種の顔料は、当業者に公知である。
本発明により熱可塑性成形材料に添加されうる酸化遅延剤および熱安定剤は、例えば周期律表の第I族の金属のハロゲン化物、例えばハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化カリウム、ハロゲン化リチウム、例えば塩化物、臭化物またはヨウ化物である。さらに、フッ化亜鉛および塩化亜鉛が使用されてよい。さらに、立体障害フェノール、ヒドロキノン、前記群の置換された代表例、第二級芳香族アミン、任意にリン含有酸またはその塩と結合された当該アミン、およびこれらの化合物の混合物は、成分(A)〜(E)の質量%の総和に対して、特に1質量%までの濃度で使用可能である。
UV安定剤の例は、様々な置換レゾルシン、サリチレート、ベンゾトリアゾールおよびベンゾフェノンであり、これらは、一般に、成分(A)〜(E)の質量%の総和に対して、2質量%までの量で使用される。
たいてい、成分(A)〜(E)の質量%の総和に対して、1質量%までの量で添加される滑剤および離型剤は、ステアリルアルコール、ステアリン酸アルキルエステルおよびステアリン酸アルキルアミドならびにペンタエリトリットと長鎖脂肪酸とのエステルである。ジアルキルケトン、例えばジステアリルケトンが使用されてもよい。
本発明による成形材料は、好ましい成分として、ステアリン酸および/またはステアレートを、(成分(A)〜(E)の質量%の総和に対して)0.1〜2質量%、有利に0.1〜1.75質量%、特に有利に0.1〜1.5質量%、殊に0.1〜0.9質量%含有する。原理的に、別のステアリン酸誘導体、例えばステアリン酸エステルが使用されてもよい。
ステアリン酸は、有利に脂肪を加水分解することによって製造される。その際に得られる生成物は、通常、ステアリン酸とパルミチン酸との混合物である。したがって、当該生成物は、当該生成物の組成に応じて、幅広い軟化範囲、例えば50〜70℃をもつ。好ましくは、20質量%超、特に有利に25質量%超のステアリン酸の割合を有する生成物が使用される。純粋なステアリン酸(98%超)が使用されてもよい。
さらに、成分(E)は、ステアレートを含むこともできる。ステアレートは、相応するナトリウム塩と金属塩溶液(例えば、CaCl2、MgCl2)との反応によって製造されうるかまたは脂肪酸を金属水酸化物と直接反応させることによって製造されうる(例えば、Baerlocher Additives,2005参照のこと)。好ましくは、トリステアリン酸アルミニウムが使用される。
さらなる添加剤として、いわゆる成核剤、例えばタルクもこれに該当する。
成分(A)〜(E)が混合される順序は、任意である。
本発明による成形材料は、自体公知の方法、例えば押出法により製造されうる。本発明による成形材料は、例えば、出発成分を通常の混合装置中、例えばスクリュー押出機、特に二軸スクリュー押出機、ブラベンダーミキサー、バンバリーミキサーまたは混練機中で混合し、かつ引き続き押出すことにより、製造されうる。押出後に、押出品は、冷却されかつ微粉砕される。前記成分の混合の順序は、変更されうる。相応して、2つの成分または2つより多い成分が予め混合されるが、しかし、全ての成分が一緒に混合されてもよい。
可能なかぎり均一な混合物を得るために、強力な混合は、好ましい。そのために、一般に、290〜380℃、有利に300〜370℃の温度で0.2〜30分間の平均混合時間が必要とされる。押出後に、押出品は、たいてい冷却されかつ微粉砕される。
本発明による熱可塑性成形材料は、好ましくは、成形部品、繊維、フォーム材またはフィルムの製造に使用されうる。本発明による成形材料は、殊に、家庭用品、電気構造部品または電子構造部品のための成形部品の製造に、ならびに車両分野、殊に自動車のための成形部品の製造に適している。
次の例は、本発明を詳説するが、本発明を限定するものではない。
引用されたISO規格
DIN ISO 527:プラスチック−引張特性の測定−第1部:一般原則(Corr 1:1994を含めてISO 527−1:1993);ドイツ語版EN ISO 527−1:1996。
DIN ISO 179:プラスチック−シャルピー−衝撃強さの測定−第2部:機器を用いた衝撃強さ試験(ISO 179−2:1997);ドイツ語版EN ISO 179:1999。
DIN EN ISO 1628−1:プラスチック−毛管粘度計による希釈された溶液中でのポリマーの粘度の測定−第1部:一般原則(ISO 1628−1:2009);ドイツ語版EN ISO 1628−1:2009。
DIN EN ISO 1043−1:プラスチック−符号および省略用語−第1部:基本ポリマーおよびその特別な性質(ISO 1043−1:2001);ドイツ語版EN ISO 1043−1:2002。
DIN EN ISO 75−1 DE:プラスチック−熱安定性を示す熱変形温度(Waermeformbestaendigkeitstemperatur)の測定−第1部:一般的な試験法(ISO 75−1:2004);ドイツ語版EN ISO 75−1:2004。
ISO 1133 プラスチック(Plastics)−熱可塑性樹脂のメルトマスフローレート(MFR)およびメルトボリュームフローレート(MVR)の測定。
一般的注釈
試験体の弾性率、抗張力および破断点伸びをDIN ISO 527に従った引張試験において、ダンベル状試験体につき算出した。
ガラス繊維を含む製品の衝撃強さをDIN ISO 179 1eUに従ったISOロッドにつき測定した。ノッチ付衝撃強さを同様にISO 1791 eAに従ったISOロッドにつき測定した。
溶融粘度を毛管流動計を用いて測定した。その際に、380℃での見掛け粘度を、長さ30mmの円形毛管、0.5mmの半径、180°のノズル流入角度、12mmの溶融液貯蔵容器の直径および5分間の予熱時間を有する毛管流動計(Goettfert Kapillarviskosimeter Rheograph 2003)における剪断速度の関数として測定した。1000s-1で測定された値が記載されている。この測定は、1時間継続された。1時間後の測定値と出発値との商が記載されている。
ポリアリーレンエーテルの粘度数をDIN EN ISO 1628−1に従って25℃でN−メチルピロリドンの1%の溶液中で測定した。
前記流動能を溶融温度360℃および10kgの荷重でISO 1133に従ったMVR測定法を用いて測定する。

成分A1
成分A1として、49.0ml/gの粘度数を有するポリエーテルスルホンを使用した。使用された製品は、Cl末端基0.19質量%およびOCH3末端基0.23質量%を有していた。350℃/1150s-1で測定された見掛け溶融粘度は、263Pa*sである。
成分A2
成分A2として、43.4ml/gの粘度数を有するポリエーテルスルホンを使用した。使用された製品は、Cl末端基0.24質量%およびOCH3末端基0.27質量%を有していた。350℃/1150s-1で測定された見掛け溶融粘度は、179Pa*sである。
成分B
サーモトロピックポリマーBとして、10.4GPaの弾性率および187℃のDIN ISO 75−1に従ってXXXで測定したHDTA熱変形温度によって特定決定した、式VIおよびVIIの繰返し単位を有する液晶コポリエステルを使用する。
Figure 2014528017
成分C
成分Cとして、ポリマーの全質量に対して、OH末端基0.20質量%およびCl末端基0.02質量%を有する、55.6ml/gの粘度数を有するポリエーテルスルホンを使用した。
成分CV1
成分CV1として、45.2ml/gの粘度数および0.32質量%の無水物割合(FT−IR分光分析法を用いて測定した)を有する、無水マレイン酸で官能化されたポリエーテルスルホンを使用した。
成分D
成分Dとして、4.5mmのステープル長および10μmの繊維直径を有する、ポリウレタンサイズ剤を備えたカットガラス繊維を使用した。
成分V
成分Vとして、350℃での76Pa*sの溶融粘度および1150s-1の剪断速度を有するポリフェニレンスルフィドを使用した。
Figure 2014528017

Claims (9)

  1. (A)鎖1個当たりフェノール性末端基の平均数0〜0.2個を有する、少なくとも1つのポリアリーレンエーテルスルホンを29〜89質量%、
    (B)サーモトロピックポリマーを0.5〜20質量%、
    (C)主にOH末端基を有するポリアリーレンエーテルを0.5〜10質量%、
    (D)少なくとも1つの繊維状または粒子状充填剤を10〜70質量%、
    (E)添加剤または加工助剤を0〜40質量%
    含む熱可塑性成形材料であって、
    その際に質量割合の総和は、熱可塑性成形材料に対して100質量%である、前記成形材料。
  2. ポリアリーレンエーテルスルホン(A)が150〜300Pa*sの350℃/1150s-1での見掛け溶融粘度を有する、請求項1記載の成形材料。
  3. サーモトロピックポリマー(B)が140〜200℃のDIN ISO 75−1に従って測定したHDTA熱変形温度を有する、請求項1または2記載の成形材料。
  4. サーモトロピックポリマー(B)が構造式
    Figure 2014528017
    の繰返し単位を含有するコポリエステルである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の成形材料。
  5. 前記サーモトロピックポリマーが単位(I)10〜90モル%と単位(II)10〜90モル%とからなり、その際にモル割合の総和がサーモトロピックポリマーに対して100モル%である、請求項1から4までのいずれか1項に記載の成形材料。
  6. ポリアリーレンエーテル(C)として、ポリマー鎖1個当たり平均で少なくとも1.5個のフェノール性末端基を有するポリエーテルスルホンが含まれている、請求項1から5までのいずれか1項に記載の成形材料。
  7. 成分(A)対成分(C)の質量比がとりわけ50:1〜2:1である、請求項1から6までのいずれか1項に記載の成形材料。
  8. 繊維、シートまたは成形体を製造するための、請求項1から7までのいずれか1項に記載の熱可塑性成形材料の使用。
  9. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の熱可塑性成形材料を含有する、繊維、シートまたは成形体。
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