JP2014527818A5 - - Google Patents
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Description
1つの実施形態において、上記組成物を投与する工程は、サテライト幹細胞増殖を促進する。
特定の実施形態では、以下が提供される:
(項目1)
N末端欠失を含む単離されたWntポリペプチドであって、ここで該N末端欠失は、1もしくはより多くの脂質付加部位を除去する、単離されたWntポリペプチド。
(項目2)
前記N末端欠失は、300個のN末端アミノ酸の欠失を含む、項目1の単離されたWntポリペプチド。
(項目3)
前記N末端欠失は、250個のN末端アミノ酸の欠失を含む、項目1に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目4)
前記N末端欠失は、200個のN末端アミノ酸の欠失を含む、項目1に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目5)
前記N末端欠失は、150個のN末端アミノ酸の欠失を含む、項目1に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目6)
前記N末端欠失は、単一の脂質付加部位を除去する、項目1〜5のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目7)
前記N末端欠失は、少なくとも2個の脂質付加部位を除去する、項目1〜5のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目8)
前記N末端欠失は、すべての脂質付加部位を除去する、項目1〜5のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目9)
前記単離されたWntポリペプチドは、1もしくはより多くのC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目10)
前記単離されたWntポリペプチドは、少なくとも10個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目11)
前記単離されたWntポリペプチドは、少なくとも20個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目12)
前記単離されたWntポリペプチドは、少なくとも50個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目13)
前記ポリペプチドは、生物学的に活性なWntポリペプチドを含む、項目1〜12のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目14)
前記ポリペプチドは、非標準のWntシグナル伝達活性を保持する、項目1〜13のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目15)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、項目1〜14のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目16)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、項目1〜14のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目17)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、項目1〜14のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目18)
項目1〜17のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチドを含む、Wnt融合ポリペプチド。
(項目19)
Fcドメインを含む、項目18に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目20)
前記ポリペプチドは、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害性(ADCC)活性も補体依存性細胞傷害性(CDC)活性も有さない、項目19に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目21)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、項目19に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目22)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、項目19に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目23)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、項目19に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目24)
天然シグナルペプチド、異種シグナルペプチド、もしくは天然シグナルペプチドと異種シグナルペプチドとのハイブリッドを含む、項目18〜23のいずれか一項に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目25)
前記異種シグナルペプチドは、CD33シグナルペプチド、免疫グロブリンシグナルペプチド、成長ホルモンシグナルペプチド、エリスロポエチンシグナルペプチド、アルブミンシグナルペプチド、分泌型アルカリホスファターゼシグナルペプチド、およびウイルスシグナルペプチドからなる群より選択される、項目24に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目26)
前記異種シグナルペプチドは、CD33シグナルペプチド、IgGκシグナルペプチド、もしくはIgGμシグナルペプチドである、項目25に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目27)
異種プロテアーゼ切断部位を含む、項目18〜26のいずれか一項に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目28)
前記異種プロテアーゼ切断部位は、タバコエッチ病ウイルス(TEV)プロテアーゼ切断部位、ヘパリン切断部位、トロンビン切断部位、エンテロキナーゼ切断部位および第Xa因子切断部位からなる群より選択される、項目27に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目29)
HIS6エピトープ、MYCエピトープ、FLAGエピトープ、V5エピトープ、VSV−Gエピトープ、およびHAエピトープからなる群より選択されるエピトープタグを含む、項目18〜28のいずれか一項に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目30)
項目1〜17のいずれか一項に記載のWntポリペプチド、または項目18〜29のいずれか一項に記載のWnt融合ポリペプチドを含む、組成物。
(項目31)
薬学的に受容可能な塩、キャリア、もしくは賦形剤を含む、項目30に記載の組成物。
(項目32)
賦形剤は、前記組成物の前記WntポリペプチドもしくはWnt融合ポリペプチドの半減期を増大させる、項目31に記載の組成物。
(項目33)
賦形剤は、前記組成物の前記WntポリペプチドもしくはWnt融合ポリペプチドの安定性を増大させる、項目31に記載の組成物。
(項目34)
(a)配列番号2に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であり、かつ配列番号2に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも220個のアミノ酸のN末端欠失をさらに含む、アミノ酸配列;
(b)配列番号3に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;
(c)配列番号4に示されるアミノ酸配列に少なくとも85%同一であるアミノ酸配列;
(d)配列番号5に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;または
(e)配列番号3〜5のいずれか1つに示されるアミノ酸配列に同一な少なくとも70個連続したアミノ酸を含むアミノ酸配列、
を含む、単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目35)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、1もしくはより多くのC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目36)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、少なくとも10個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目37)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、少なくとも20個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目38)
前記ポリペプチドは、生物学的に活性なWnt7aポリペプチドを含む、項目34〜37のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目39)
前記ポリペプチドは、非標準Wnt7aシグナル伝達活性を保持する、項目34〜38のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目40)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、項目34〜39のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目41)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、項目34〜39のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目42)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、項目34〜39のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目43)
前記ポリペプチドは、配列番号3〜5のいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目44)
前記ポリペプチドは、配列番号3に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも60個、61個、62個、63個、64個、65個、66個、67個、68個、69個、70個、71個、72個、73個、74個、75個、76個、77個、78個、79個、80個、81個、82個、83個、84個、85個、86個、87個、88個、89個、90個、91個、92個、93個、94個、95個、96個、97個、98個、99個、100個、101個、102個、103個、104個、105個、106個、107個、108個、109個、110個、111個、112個、113個、114個、115個、116個、117個、118個、119個、120個、121個、122個、123個、124個、125個、126個、127個、128個、もしくは129個連続したアミノ酸を含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目45)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、配列番号2および配列番号18〜23のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を有するWntポリペプチドと比較して、増大した水性溶液中溶解度を有する、項目34〜44のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目46)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、細胞表面上のFrizzledレセプターを結合する、項目34〜45のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目47)
前記ポリペプチドは、非標準のWntシグナル伝達活性を保持する、項目34〜46のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目48)
前記ポリペプチドは、脂質付加されておらず、かつ非標準のWntシグナル伝達活性を保持する、項目34〜47のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目49)
前記細胞は、骨格筋サテライト幹細胞である、項目46に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目50)
前記単離されたWnt7aポリペプチドの、前記Frizzledレセプターへの結合は、該単離されたWnt7aポリペプチドの非存在下でのサテライト幹細胞増殖と比較して、サテライト幹細胞増殖を増大させる、項目46に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目51)
項目34〜50のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチドを含む、Wnt7a融合ポリペプチド。
(項目52)
Fcドメインを含む、項目51に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目53)
前記ペプチドは、ADCC活性もCDC活性も有さない、項目52に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目54)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、項目51〜53のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目55)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、項目51〜53のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目56)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、項目51〜53のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目57)
天然シグナルペプチド、異種シグナルペプチド、もしくは天然シグナルペプチドと異種シグナルペプチドとのハイブリッドを含む、項目51〜56のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目58)
前記異種シグナルペプチドは、CD33シグナルペプチド、免疫グロブリンシグナルペプチド、成長ホルモンシグナルペプチド、エリスロポエチンシグナルペプチド、アルブミンシグナルペプチド、分泌型アルカリホスファターゼシグナルペプチド、およびウイルスシグナルペプチドからなる群より選択される、項目57に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目59)
前記異種シグナルペプチドは、CD33シグナルペプチド、IgGκシグナルペプチド、もしくはIgGμシグナルペプチドである、項目57に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目60)
異種プロテアーゼ切断部位を含む、項目51〜59のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目61)
前記異種プロテアーゼ切断部位は、タバコエッチ病ウイルス(TEV)プロテアーゼ切断部位、ヘパリン切断部位、トロンビン切断部位、エンテロキナーゼ切断部位および第Xa因子切断部位からなる群より選択される、項目60に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目62)
HIS6エピトープ、MYCエピトープ、FLAGエピトープ、V5エピトープ、VSV−Gエピトープ、およびHAエピトープからなる群より選択されるエピトープタグを含む、項目51〜61のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目63)
項目34〜50のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドまたは項目51〜62のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド。
(項目64)
項目63に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
(項目65)
項目64に記載のベクターを含む、宿主細胞。
(項目66)
前記宿主細胞は、哺乳動物細胞もしくは細菌細胞である、項目65に記載の宿主細胞。
(項目67)
項目66に記載の宿主細胞によって生成される、Wnt7aポリペプチドまたはWnt7a融合ポリペプチド。
(項目68)
項目34〜50のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドもしくは項目51〜62のいずれか1項に記載のWnt7a融合ポリペプチド;項目34〜50のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドもしくは項目51〜62のいずれか1項に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または項目34〜50のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドもしくは項目51〜62のいずれか1項に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含むベクターを含む、組成物。
(項目69)
薬学的に受容可能な塩、キャリア、もしくは賦形剤を含む、項目68に記載の組成物。
(項目70)
賦形剤は、前記組成物のうちの前記Wnt7aポリペプチドもしくはWnt7a融合ポリペプチドの半減期を増大させる、項目68に記載の組成物。
(項目71)
賦形剤は、前記組成物のうちの前記Wnt7aポリペプチドもしくはWnt7a融合ポリペプチドの安定性を増大させる、項目68に記載の組成物。
(項目72)
前記組成物は、水性溶液に可溶性である、項目68に記載の組成物。
(項目73)
前記組成物は、注射用に製剤化されている、項目68に記載の組成物。
(項目74)
前記組成物は、静脈内注射、心臓内注射、皮下注射、腹腔内注射、もしくは筋肉への直接注射のうちの1つ以上のために製剤化されている、項目68に記載の組成物。
(項目75)
前記組成物は、組織形成、再生、維持もしくは修復を促進する、項目68に記載の組成物。
(項目76)
前記組織は、筋肉である、項目75に記載の組成物。
(項目77)
前記筋肉は、骨格筋、心筋、もしくは平滑筋である、項目76に記載の組成物。
(項目78)
前記組成物は、幹細胞増殖を促進する、項目68に記載の組成物。
(項目79)
前記幹細胞は、成体幹細胞である、項目78に記載の組成物。
(項目80)
前記成体幹細胞は、サテライト幹細胞である、項目79に記載の組成物。
(項目81)
前記組成物は、筋肥大を促進するか、または筋萎縮を予防する、項目76に記載の組成物。
(項目82)
筋肉喪失を処置もしくは予防するための方法であって、該方法は、被験体に、項目68に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
(項目83)
前記組成物は、水性溶液に可溶性である、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記組成物は、注射用に製剤化されている、項目82に記載の方法。
(項目85)
前記組成物が、静脈内注射、心臓内注射、皮下注射、腹腔内注射、もしくは筋肉への直接注射のうちの1つ以上のために製剤化されている、項目82に記載の方法。
(項目86)
前記被験体が、筋肉に影響を及ぼす疾患もしくは状態を有するか、または有するリスクがある、項目82に記載の方法。
(項目87)
前記疾患が、変性疾患である、項目86に記載の方法。
(項目88)
前記変性疾患が、筋ジストロフィーである、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記筋ジストロフィーが、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)、ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)、エメリー−ドレフュス型筋ジストロフィー、ランドジー−デジェリーヌ型筋ジストロフィー、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSH)、肢帯型筋ジストロフィー、フォングレーフェ−フックス型筋ジストロフィー、眼咽頭型筋ジストロフィー(OPMD)、筋強直性ジストロフィー(スタイナート病)および先天性筋ジストロフィーから選択される、項目88に記載の方法。
(項目90)
前記筋肉に影響を及ぼす疾患もしくは状態が、消耗性疾患、筋減衰、筋萎縮、ICU誘導性虚弱、長期不使用、手術誘導性虚弱、もしくは筋変性疾患である、項目86に記載の方法。
(項目91)
前記状態が、筋不使用、固定、手術誘導性虚弱、もしくは傷害と関連した筋萎縮である、項目86に記載の方法。
(項目92)
前記組成物を投与する工程が筋委縮を予防する、項目82に記載の方法。
(項目93)
前記組成物を投与する工程が筋肥大を促進する、項目82に記載の方法。
(項目94)
前記筋が骨格筋もしくは心筋である、項目92または項目93に記載の方法。
(項目95)
前記組成物を投与する工程が、サテライト幹細胞増殖を促進する、項目92または項目93に記載の方法。
特定の実施形態では、以下が提供される:
(項目1)
N末端欠失を含む単離されたWntポリペプチドであって、ここで該N末端欠失は、1もしくはより多くの脂質付加部位を除去する、単離されたWntポリペプチド。
(項目2)
前記N末端欠失は、300個のN末端アミノ酸の欠失を含む、項目1の単離されたWntポリペプチド。
(項目3)
前記N末端欠失は、250個のN末端アミノ酸の欠失を含む、項目1に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目4)
前記N末端欠失は、200個のN末端アミノ酸の欠失を含む、項目1に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目5)
前記N末端欠失は、150個のN末端アミノ酸の欠失を含む、項目1に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目6)
前記N末端欠失は、単一の脂質付加部位を除去する、項目1〜5のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目7)
前記N末端欠失は、少なくとも2個の脂質付加部位を除去する、項目1〜5のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目8)
前記N末端欠失は、すべての脂質付加部位を除去する、項目1〜5のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目9)
前記単離されたWntポリペプチドは、1もしくはより多くのC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目10)
前記単離されたWntポリペプチドは、少なくとも10個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目11)
前記単離されたWntポリペプチドは、少なくとも20個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目12)
前記単離されたWntポリペプチドは、少なくとも50個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目13)
前記ポリペプチドは、生物学的に活性なWntポリペプチドを含む、項目1〜12のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目14)
前記ポリペプチドは、非標準のWntシグナル伝達活性を保持する、項目1〜13のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目15)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、項目1〜14のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目16)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、項目1〜14のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目17)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、項目1〜14のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目18)
項目1〜17のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチドを含む、Wnt融合ポリペプチド。
(項目19)
Fcドメインを含む、項目18に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目20)
前記ポリペプチドは、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害性(ADCC)活性も補体依存性細胞傷害性(CDC)活性も有さない、項目19に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目21)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、項目19に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目22)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、項目19に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目23)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、項目19に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目24)
天然シグナルペプチド、異種シグナルペプチド、もしくは天然シグナルペプチドと異種シグナルペプチドとのハイブリッドを含む、項目18〜23のいずれか一項に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目25)
前記異種シグナルペプチドは、CD33シグナルペプチド、免疫グロブリンシグナルペプチド、成長ホルモンシグナルペプチド、エリスロポエチンシグナルペプチド、アルブミンシグナルペプチド、分泌型アルカリホスファターゼシグナルペプチド、およびウイルスシグナルペプチドからなる群より選択される、項目24に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目26)
前記異種シグナルペプチドは、CD33シグナルペプチド、IgGκシグナルペプチド、もしくはIgGμシグナルペプチドである、項目25に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目27)
異種プロテアーゼ切断部位を含む、項目18〜26のいずれか一項に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目28)
前記異種プロテアーゼ切断部位は、タバコエッチ病ウイルス(TEV)プロテアーゼ切断部位、ヘパリン切断部位、トロンビン切断部位、エンテロキナーゼ切断部位および第Xa因子切断部位からなる群より選択される、項目27に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目29)
HIS6エピトープ、MYCエピトープ、FLAGエピトープ、V5エピトープ、VSV−Gエピトープ、およびHAエピトープからなる群より選択されるエピトープタグを含む、項目18〜28のいずれか一項に記載のWnt融合ポリペプチド。
(項目30)
項目1〜17のいずれか一項に記載のWntポリペプチド、または項目18〜29のいずれか一項に記載のWnt融合ポリペプチドを含む、組成物。
(項目31)
薬学的に受容可能な塩、キャリア、もしくは賦形剤を含む、項目30に記載の組成物。
(項目32)
賦形剤は、前記組成物の前記WntポリペプチドもしくはWnt融合ポリペプチドの半減期を増大させる、項目31に記載の組成物。
(項目33)
賦形剤は、前記組成物の前記WntポリペプチドもしくはWnt融合ポリペプチドの安定性を増大させる、項目31に記載の組成物。
(項目34)
(a)配列番号2に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であり、かつ配列番号2に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも220個のアミノ酸のN末端欠失をさらに含む、アミノ酸配列;
(b)配列番号3に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;
(c)配列番号4に示されるアミノ酸配列に少なくとも85%同一であるアミノ酸配列;
(d)配列番号5に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;または
(e)配列番号3〜5のいずれか1つに示されるアミノ酸配列に同一な少なくとも70個連続したアミノ酸を含むアミノ酸配列、
を含む、単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目35)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、1もしくはより多くのC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目36)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、少なくとも10個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目37)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、少なくとも20個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目38)
前記ポリペプチドは、生物学的に活性なWnt7aポリペプチドを含む、項目34〜37のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目39)
前記ポリペプチドは、非標準Wnt7aシグナル伝達活性を保持する、項目34〜38のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目40)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、項目34〜39のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目41)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、項目34〜39のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチド。
(項目42)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、項目34〜39のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目43)
前記ポリペプチドは、配列番号3〜5のいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目44)
前記ポリペプチドは、配列番号3に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも60個、61個、62個、63個、64個、65個、66個、67個、68個、69個、70個、71個、72個、73個、74個、75個、76個、77個、78個、79個、80個、81個、82個、83個、84個、85個、86個、87個、88個、89個、90個、91個、92個、93個、94個、95個、96個、97個、98個、99個、100個、101個、102個、103個、104個、105個、106個、107個、108個、109個、110個、111個、112個、113個、114個、115個、116個、117個、118個、119個、120個、121個、122個、123個、124個、125個、126個、127個、128個、もしくは129個連続したアミノ酸を含む、項目34に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目45)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、配列番号2および配列番号18〜23のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を有するWntポリペプチドと比較して、増大した水性溶液中溶解度を有する、項目34〜44のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目46)
前記単離されたWnt7aポリペプチドは、細胞表面上のFrizzledレセプターを結合する、項目34〜45のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目47)
前記ポリペプチドは、非標準のWntシグナル伝達活性を保持する、項目34〜46のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目48)
前記ポリペプチドは、脂質付加されておらず、かつ非標準のWntシグナル伝達活性を保持する、項目34〜47のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目49)
前記細胞は、骨格筋サテライト幹細胞である、項目46に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目50)
前記単離されたWnt7aポリペプチドの、前記Frizzledレセプターへの結合は、該単離されたWnt7aポリペプチドの非存在下でのサテライト幹細胞増殖と比較して、サテライト幹細胞増殖を増大させる、項目46に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
(項目51)
項目34〜50のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチドを含む、Wnt7a融合ポリペプチド。
(項目52)
Fcドメインを含む、項目51に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目53)
前記ペプチドは、ADCC活性もCDC活性も有さない、項目52に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目54)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、項目51〜53のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目55)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、項目51〜53のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目56)
前記ポリペプチドは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、項目51〜53のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目57)
天然シグナルペプチド、異種シグナルペプチド、もしくは天然シグナルペプチドと異種シグナルペプチドとのハイブリッドを含む、項目51〜56のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目58)
前記異種シグナルペプチドは、CD33シグナルペプチド、免疫グロブリンシグナルペプチド、成長ホルモンシグナルペプチド、エリスロポエチンシグナルペプチド、アルブミンシグナルペプチド、分泌型アルカリホスファターゼシグナルペプチド、およびウイルスシグナルペプチドからなる群より選択される、項目57に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目59)
前記異種シグナルペプチドは、CD33シグナルペプチド、IgGκシグナルペプチド、もしくはIgGμシグナルペプチドである、項目57に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目60)
異種プロテアーゼ切断部位を含む、項目51〜59のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目61)
前記異種プロテアーゼ切断部位は、タバコエッチ病ウイルス(TEV)プロテアーゼ切断部位、ヘパリン切断部位、トロンビン切断部位、エンテロキナーゼ切断部位および第Xa因子切断部位からなる群より選択される、項目60に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目62)
HIS6エピトープ、MYCエピトープ、FLAGエピトープ、V5エピトープ、VSV−Gエピトープ、およびHAエピトープからなる群より選択されるエピトープタグを含む、項目51〜61のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチド。
(項目63)
項目34〜50のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドまたは項目51〜62のいずれか一項に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド。
(項目64)
項目63に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
(項目65)
項目64に記載のベクターを含む、宿主細胞。
(項目66)
前記宿主細胞は、哺乳動物細胞もしくは細菌細胞である、項目65に記載の宿主細胞。
(項目67)
項目66に記載の宿主細胞によって生成される、Wnt7aポリペプチドまたはWnt7a融合ポリペプチド。
(項目68)
項目34〜50のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドもしくは項目51〜62のいずれか1項に記載のWnt7a融合ポリペプチド;項目34〜50のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドもしくは項目51〜62のいずれか1項に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または項目34〜50のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドもしくは項目51〜62のいずれか1項に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含むベクターを含む、組成物。
(項目69)
薬学的に受容可能な塩、キャリア、もしくは賦形剤を含む、項目68に記載の組成物。
(項目70)
賦形剤は、前記組成物のうちの前記Wnt7aポリペプチドもしくはWnt7a融合ポリペプチドの半減期を増大させる、項目68に記載の組成物。
(項目71)
賦形剤は、前記組成物のうちの前記Wnt7aポリペプチドもしくはWnt7a融合ポリペプチドの安定性を増大させる、項目68に記載の組成物。
(項目72)
前記組成物は、水性溶液に可溶性である、項目68に記載の組成物。
(項目73)
前記組成物は、注射用に製剤化されている、項目68に記載の組成物。
(項目74)
前記組成物は、静脈内注射、心臓内注射、皮下注射、腹腔内注射、もしくは筋肉への直接注射のうちの1つ以上のために製剤化されている、項目68に記載の組成物。
(項目75)
前記組成物は、組織形成、再生、維持もしくは修復を促進する、項目68に記載の組成物。
(項目76)
前記組織は、筋肉である、項目75に記載の組成物。
(項目77)
前記筋肉は、骨格筋、心筋、もしくは平滑筋である、項目76に記載の組成物。
(項目78)
前記組成物は、幹細胞増殖を促進する、項目68に記載の組成物。
(項目79)
前記幹細胞は、成体幹細胞である、項目78に記載の組成物。
(項目80)
前記成体幹細胞は、サテライト幹細胞である、項目79に記載の組成物。
(項目81)
前記組成物は、筋肥大を促進するか、または筋萎縮を予防する、項目76に記載の組成物。
(項目82)
筋肉喪失を処置もしくは予防するための方法であって、該方法は、被験体に、項目68に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
(項目83)
前記組成物は、水性溶液に可溶性である、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記組成物は、注射用に製剤化されている、項目82に記載の方法。
(項目85)
前記組成物が、静脈内注射、心臓内注射、皮下注射、腹腔内注射、もしくは筋肉への直接注射のうちの1つ以上のために製剤化されている、項目82に記載の方法。
(項目86)
前記被験体が、筋肉に影響を及ぼす疾患もしくは状態を有するか、または有するリスクがある、項目82に記載の方法。
(項目87)
前記疾患が、変性疾患である、項目86に記載の方法。
(項目88)
前記変性疾患が、筋ジストロフィーである、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記筋ジストロフィーが、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)、ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)、エメリー−ドレフュス型筋ジストロフィー、ランドジー−デジェリーヌ型筋ジストロフィー、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSH)、肢帯型筋ジストロフィー、フォングレーフェ−フックス型筋ジストロフィー、眼咽頭型筋ジストロフィー(OPMD)、筋強直性ジストロフィー(スタイナート病)および先天性筋ジストロフィーから選択される、項目88に記載の方法。
(項目90)
前記筋肉に影響を及ぼす疾患もしくは状態が、消耗性疾患、筋減衰、筋萎縮、ICU誘導性虚弱、長期不使用、手術誘導性虚弱、もしくは筋変性疾患である、項目86に記載の方法。
(項目91)
前記状態が、筋不使用、固定、手術誘導性虚弱、もしくは傷害と関連した筋萎縮である、項目86に記載の方法。
(項目92)
前記組成物を投与する工程が筋委縮を予防する、項目82に記載の方法。
(項目93)
前記組成物を投与する工程が筋肥大を促進する、項目82に記載の方法。
(項目94)
前記筋が骨格筋もしくは心筋である、項目92または項目93に記載の方法。
(項目95)
前記組成物を投与する工程が、サテライト幹細胞増殖を促進する、項目92または項目93に記載の方法。
Claims (15)
- N末端欠失を含む単離されたWntポリペプチドであって、ここで該N末端欠失は、1もしくはより多くの脂質付加部位を除去する、単離されたWntポリペプチド。
- (配列番号2の)アミノ酸191〜349を含み、アミノ酸206位の脂質付加部位が変異誘発によって除去されており、該変異は、好ましくはアミノ酸の交換であり、該アミノ酸の交換は、好ましくはSer206→Alaである、請求項1に記載のWntポリペプチド。
- 好ましくは、
(a)アミノ酸206位の脂質付加部位が変異誘発によって除去されており、該変異は、好ましくはアミノ酸の交換であり、該アミノ酸の交換は、好ましくはSer206→Alaである;および/または
(b)前記N末端欠失は、少なくとも300個のN末端アミノ酸の欠失もしくは少なくとも250個のN末端アミノ酸の欠失もしくは少なくとも200個のN末端アミノ酸の欠失もしくは少なくとも150個のN末端アミノ酸の欠失もしくは少なくとも100個のN末端アミノ酸の欠失を含む;および/または
(c)前記N末端欠失は、単一の脂質付加部位もしくは少なくとも2個の脂質付加部位もしくはすべての脂質付加部位を除去する;および/または
(d)前記単離されたWntポリペプチドは、1もしくはより多くのC末端アミノ酸の、好ましくは少なくとも10個のC末端アミノ酸の、好ましくは少なくとも20個のC末端アミノ酸の、好ましくは少なくとも50個のC末端アミノ酸の、C末端欠失をさらに含む;および/または
(e)前記ポリペプチドは、生物学的に活性なWntポリペプチドを含み、該ポリペプチドは、好ましくは非標準のWntシグナル伝達活性を保持し、
該ポリペプチドは、好ましくは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、および/もしくは
天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、および/もしくは
天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、請求項1に記載のWntポリペプチド。 - 請求項1に記載の単離されたWntポリペプチドであって、該Wntポリペプチドが、
(a)配列番号2に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であり、かつ配列番号2に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも100個のアミノ酸のN末端欠失をさらに含み、アミノ酸206位の脂質付加部位が好ましくは変異誘発によって除去されており、該変異が好ましくはアミノ酸の交換であり、該アミノ酸の交換が好ましくはSer206→Alaである、アミノ酸配列;
(b)配列番号2に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であり、かつ配列番号2に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも220個のアミノ酸のN末端欠失をさらに含む、アミノ酸配列;
(c)配列番号3に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;
(e)配列番号5に示されるアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列;または
(f)配列番号3〜5のいずれか1つに示されるアミノ酸配列に同一な少なくとも70個連続したアミノ酸を含むアミノ酸配列、
を含む、Wnt7aポリペプチドである、単離されたWntポリペプチド。 - 好ましくは、
(a)前記単離されたWnt7aポリペプチドは、1もしくはより多くのC末端アミノ酸の、または少なくとも10個のC末端アミノ酸の、または少なくとも20個のC末端アミノ酸のC末端欠失をさらに含む;および/あるいは
(b)前記ポリペプチドは、生物学的に活性なWnt7aポリペプチドを含み、該ポリペプチドは、好ましくは、非標準Wnt7aシグナル伝達活性を保持するか、または
該ポリペプチドは、好ましくは、天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、および/または
天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、および/または
天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する、請求項4に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。 - 前記ポリペプチドは、配列番号3〜5のいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含み、該ポリペプチドは、好ましくは、配列番号3に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも60個、61個、62個、63個、64個、65個、66個、67個、68個、69個、70個、71個、72個、73個、74個、75個、76個、77個、78個、79個、80個、81個、82個、83個、84個、85個、86個、87個、88個、89個、90個、91個、92個、93個、94個、95個、96個、97個、98個、99個、100個、101個、102個、103個、104個、105個、106個、107個、108個、109個、110個、111個、112個、113個、114個、115個、116個、117個、118個、119個、120個、121個、122個、123個、124個、125個、126個、127個、128個、もしくは129個連続したアミノ酸を含む、請求項4に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。
- 前記単離されたWnt7aポリペプチドは、配列番号2および配列番号18〜23のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を有するWntポリペプチドと比較して、増大した水性溶液中溶解度を有し、該単離されたWnt7aポリペプチドは、好ましくは、細胞表面上のFrizzledレセプターを結合し、
(a)該ポリペプチドは、好ましくは、非標準のWntシグナル伝達活性を保持し、該ポリペプチドは、好ましくは脂質付加されておらず、かつ非標準のWntシグナル伝達活性を保持する;および/または
(b)該細胞は、骨格筋サテライト幹細胞である;および/または
(c)該単離されたWnt7aポリペプチドの、該Frizzledレセプターへの結合は、該単離されたWnt7aポリペプチドの非存在下でのサテライト幹細胞増殖と比較して、サテライト幹細胞増殖を増大させる、請求項4〜6のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチド。 - Wnt融合ポリペプチドであって、
該融合ポリペプチドは、請求項1〜3のいずれかに記載の単離されたWntポリペプチドを含むWnt融合ポリペプチドであるか、または
該融合ポリペプチドは、請求項4〜7のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチドを含むWnt7a融合ポリペプチドである、Wnt7a融合ポリペプチド。 - 請求項8に記載の融合ポリペプチドであって、該融合ポリペプチドは、請求項1〜3のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチドを含を含むWnt融合ポリペプチドであり、好ましくは、
(a)該Wnt融合ポリペプチドは、好ましくはFcドメインを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の単離されたWntポリペプチドを含み、
該ポリペプチドは、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害性(ADCC)活性も補体依存性細胞傷害性(CDC)活性も有さず、および/または
該ポリペプチドは、好ましくは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、および/または
該ポリペプチドは、好ましくは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、および/または
該ポリペプチドは、好ましくは、天然に存在するWntポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する;ならびに/あるいは
(b)該Wnt融合ポリペプチドは、天然シグナルペプチド、異種シグナルペプチド、もしくは天然シグナルペプチドと異種シグナルペプチドとのハイブリッドを含み、
該異種シグナルペプチドは、好ましくは、CD33シグナルペプチド、免疫グロブリンシグナルペプチド、成長ホルモンシグナルペプチド、エリスロポエチンシグナルペプチド、アルブミンシグナルペプチド、分泌型アルカリホスファターゼシグナルペプチド、およびウイルスシグナルペプチドからなる群より選択され、
該異種シグナルペプチドは、好ましくは、CD33シグナルペプチド、IgGκシグナルペプチド、もしくはIgGμシグナルペプチドである;ならびに/あるいは
(c)該Wnt融合ポリペプチドは、異種プロテアーゼ切断部位を含み、
該異種プロテアーゼ切断部位は、好ましくは、タバコエッチ病ウイルス(TEV)プロテアーゼ切断部位、ヘパリン切断部位、トロンビン切断部位、エンテロキナーゼ切断部位および第Xa因子切断部位からなる群より選択される;ならびに/あるいは
(d)該Wnt融合ポリペプチドは、HIS6エピトープ、MYCエピトープ、FLAGエピトープ、V5エピトープ、VSV−Gエピトープ、およびHAエピトープからなる群より選択されるエピトープタグを含む、融合ポリペプチド。 - 請求項8に記載の融合ポリペプチドであって、該融合ポリペプチドは、請求項4〜7のいずれか一項に記載の単離されたWnt7aポリペプチドを含むWnt7a融合ポリペプチドであり、好ましくは
(a)該Wnt7a融合ポリペプチドは、Fcドメインを含み、該ペプチドは、好ましくはADCC活性もCDC活性も有さない;ならびに/あるいは
(b)該Wnt7a融合ポリペプチドは、
天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された生成収量を有する、および/または
天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された分泌特性を有する、および/または
天然に存在するWnt7aポリペプチドと比較して、改善された安定性もしくは半減期を有する;ならびに/あるいは
(c)該Wnt7a融合ポリペプチドは、天然シグナルペプチド、異種シグナルペプチド、もしくは天然シグナルペプチドと異種シグナルペプチドとのハイブリッドを含み、
該異種シグナルペプチドは、好ましくは、CD33シグナルペプチド、免疫グロブリンシグナルペプチド、成長ホルモンシグナルペプチド、エリスロポエチンシグナルペプチド、アルブミンシグナルペプチド、分泌型アルカリホスファターゼシグナルペプチド、およびウイルスシグナルペプチドからなる群より選択され、
該異種シグナルペプチドは、好ましくは、CD33シグナルペプチド、IgGκシグナルペプチド、もしくはIgGμシグナルペプチドである;ならびに/あるいは
(d)該Wnt7a融合ポリペプチドは、異種プロテアーゼ切断部位を含み、
該異種プロテアーゼ切断部位は、好ましくは、タバコエッチ病ウイルス(TEV)プロテアーゼ切断部位、ヘパリン切断部位、トロンビン切断部位、エンテロキナーゼ切断部位および第Xa因子切断部位からなる群より選択される;ならびに/あるいは
(e)該Wnt7a融合ポリペプチドは、HIS6エピトープ、MYCエピトープ、FLAGエピトープ、V5エピトープ、VSV−Gエピトープ、およびHAエピトープからなる群より選択されるエピトープタグを含む、融合ポリペプチド。 - 請求項4〜7のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドまたは請求項10に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド、あるいは請求項4〜7のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドまたは請求項10に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む、ベクター。
- 請求項4〜7のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドまたは請求項10に記載のWnt7a融合ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含むベクターを含む宿主細胞であって、該宿主細胞は好ましくは哺乳動物細胞または細菌細胞である、宿主細胞。
- 請求項12に記載の宿主細胞によって生成される、Wnt7aポリペプチドまたはWnt7a融合ポリペプチド。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のWntポリペプチド、または請求項8もしくは9に記載のWnt融合ポリペプチド、または請求項4〜7のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチド、または請求項10に記載のWnt7a融合ポリペプチドを含む、組成物であって、好ましくは
(a)該組成物は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のWntポリペプチドまたは請求項8もしくは9に記載のWnt融合ポリペプチドを含み、好ましくは薬学的に受容可能な塩、キャリア、もしくは賦形剤を含み、
好ましくは賦形剤は、該組成物の該WntポリペプチドもしくはWnt融合ポリペプチドの半減期を増大させ、および/または賦形剤は、該組成物の該WntポリペプチドもしくはWnt融合ポリペプチドの安定性を増大させる;
(b)該組成物は、請求項4〜7のいずれか一項に記載のWnt7aポリペプチドもしくは請求項10に記載のWnt7a融合ポリペプチドを含み、好ましくは薬学的に受容可能な塩、キャリア、もしくは賦形剤を含み、好ましくは
i)賦形剤は、該組成物のうちの該Wnt7aポリペプチドもしくはWnt7a融合ポリペプチドの半減期を増大させる;および/または
ii)賦形剤は、該組成物のうちの該Wnt7aポリペプチドもしくはWnt7a融合ポリペプチドの安定性を増大させる;および/または
iii)該組成物は、水性溶液に可溶性である;および/または
iv)該組成物は、注射用に製剤化されている;および/または
v)該組成物は、静脈内注射、心臓内注射、皮下注射、腹腔内注射、もしくは筋肉への直接注射のうちの1つ以上のために製剤化されている;および/または
vi)該組成物は、組織形成、再生、維持もしくは修復を促進し、該組織は、好ましくは筋肉であり、該筋肉は、好ましくは骨格筋、心筋、もしくは平滑筋であり、該組成物は好ましくは筋肥大を促進するか、または筋萎縮を予防する;および/または
vii)該組成物は、幹細胞増殖を促進し、該幹細胞は、好ましくは成体幹細胞であり、該成体幹細胞は、好ましくはサテライト幹細胞である、組成物。 - 被験体における筋肉喪失を処置もしくは予防するための請求項14に記載の組成物であって、好ましくは
(a)該組成物は、水性溶液に可溶性である;および/または
(b)該組成物は、注射用に製剤化されている;および/または
(c)該組成物が、静脈内注射、心臓内注射、皮下注射、腹腔内注射、もしくは筋肉への直接注射のうちの1つ以上のために製剤化されている;および/または
(d)該被験体が、筋肉に影響を及ぼす疾患もしくは状態を有するか、または有するリスクがあり、
i)該疾患が、好ましくは変性疾患であり、該変性疾患が、好ましくは筋ジストロフィーであり、該筋ジストロフィーが、好ましくはデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)、ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)、エメリー−ドレフュス型筋ジストロフィー、ランドジー−デジェリーヌ型筋ジストロフィー、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSH)、肢帯型筋ジストロフィー、フォングレーフェ−フックス型筋ジストロフィー、眼咽頭型筋ジストロフィー(OPMD)、筋強直性ジストロフィー(スタイナート病)および先天性筋ジストロフィーから選択される;および/または
ii)該筋肉に影響を及ぼす疾患もしくは状態が、消耗性疾患、筋減衰、筋萎縮、ICU誘導性虚弱、長期不使用、手術誘導性虚弱、もしくは筋変性疾患である;および/または
iii)該状態が、筋不使用、固定、手術誘導性虚弱、もしくは傷害と関連した筋萎縮である;および/または
(e)該組成物が筋委縮を予防するおよび/または筋肥大を促進し、該筋が、好ましくは骨格筋もしくは心筋であり、および/または該組成物が、好ましくはサテライト幹細胞増殖を促進する、組成物。
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