JP2014522378A5 - - Google Patents

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JP2014522378A5
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  1. 吸血寄生虫を標的とする抗寄生虫薬として使用するための、式(I):
    (式中、
    - X1、X2、X3およびX4はそれぞれ炭素原子を表すか、
    - X1、X2、X3およびX4の1つが窒素原子を表し、他の3つが炭素原子を表すか、または
    - X1およびX4は窒素原子を表し、X2およびX3は炭素原子を表し、
    - 17位のOとX10の間の-----結合は、存在しないか、または単結合を表し、
    - 結合 ---- は単結合または二重結合を表し、
    - X5はCO、CH2またはCHOHを表し、
    - X6、X7、X8、X9およびX10 はそれぞれ炭素原子を表すか、またはそれらの1つが窒素原子を表し、他の4つは炭素原子を表す、
    ただし、
    i) O17とX10との間の-----結合が単結合を表す場合、
    C1/O18位の間およびC4/O17位の間の結合 ---- は単結合であり、
    C1/C2位およびC3/C4位にある炭素間の結合は二重結合であり、
    C2/C3位の炭素間の結合は単結合であり、
    Rは水素原子またはアセチル基を表し、かつ
    10は窒素原子ではなく、
    ii) O17とX10との間の結合-----が存在しない場合は、
    Rは存在せず、
    C1/O18およびC4/O17原子間の結合 ---- は二重結合であり、
    C1/C2位およびC3/C4位の炭素間の結合は単結合であり、
    C2/C3位の炭素間の結合は二重結合であり、
    炭素原子である場合のX1、X2、X3およびX4は、任意に:
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    で置換されていてもよく、
    6、X7、X8、X9およびX10は、O17原子とX10が単結合で結合し、かつX 10 が4級炭素原子である場合を除いて、任意に:
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基、
    - ジフルオロメトキシ基、
    - ジフルオロメチル基、
    - -COOH、
    - -COO(C1-C4)アルキル基、
    - R1が水素原子または直鎖もしくは分岐鎖(C1-C4)アルキル基であり、m=1、2または3である基、-CONR1(CH2)mCN、
    - R1が水素原子または直鎖もしくは分岐鎖(C1-C4)アルキル基であり、m=1、2または3である基、-CSNR1(CH2mCN、
    - R1が水素原子または直鎖もしくは分岐鎖(C1-C4)アルキル基であり、Hetがピリジン-2‐イル基を表し、該基が‐6位のアミノ基または‐5位の-CONH2基により任意に置換されている基、-CONR1Het、
    - -NO2
    - -CN、
    - R2およびR3が水素原子、Boc基および(C1‐C4)アルキル基からなる群から選択されるアミノ保護基をそれぞれ表すか、またはR2およびR3がそれらを有する窒素原子とともにモルホリン、ピペリジンおよびピペラジンからなる群から選択される環状の基を形成し、該環状の基が任意に置換されている基、-NR23
    - アリール基、あるいは(C1‐C4)アルキル基、‐NO2基、R4が水素原子および直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基から選択される‐COOR4、R5およびR6が水素原子および直鎖または分岐鎖(C1‐C4アルキル基から独立して選択される-NR56からなる群から選択される1つ以上の置換基により置換されたアリール基、
    - 直鎖もしくは分岐鎖(C1-C4)アルキル基、-COOCH2CH3、または基
    からなる群から選択される1つ以上の置換基により任意に置換された、モルホリニル基、ピペリジニル基またはピペラジニル基からなる群から選択される複素環式基
    で置換されていてもよいものとする)
    で表される化合物またはそれらの薬理学的に許容される誘導体、
    ただし、吸血寄生虫がPlasmodiumであり、かつX1、X2、X3およびX4が全て炭素原子であるか、またはX1が窒素原子で、X2、X3およびX4が全て炭素原子である場合、X6、X7、X8、X9およびX10の少なくとも1つは窒素原子を表す。
  2. 式(Ia):
    (式中、
    - X1、X2、X3およびX4はそれぞれ炭素原子を表すか、
    - X1は炭素原子を表し、X2、X3およびX4の1つは窒素原子を表し、他の2つは炭素原子を表すか、または
    - X1およびX4は窒素原子を表し、X2およびX4は炭素原子を表し、
    - X5はCO、CH2またはCHOHを表し、
    6、X7、X8、X9およびX10 はそれぞれ炭素原子を表すか、またはそれらの1つが窒素原子を表し、他の4つは炭素原子を表す、
    ただし、X1、X2、X3、X4、X6、X7、X8、X9およびX10がそれぞれ炭素である場合は、それらは請求項1と同様に置換されていてもよく、
    1、X2、X3およびX4がそれぞれ炭素原子を表すか、またはX1が窒素原子を表す場合は、X6、X7、X8、X9およびX10の少なくとも1つは窒素原子を表し、
    また、X1、X2、X3およびX4がそれぞれ非置換炭素原子を表し、X5がCH2を表す場合は、X7およびX9は窒素原子を表さない)
    で表される、請求項1に記載の化合物。
  3. 以下からなる群:
    (式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は、それぞれ
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基または
    - トリフルオロメトキシ基
    を表し、
    5 6、X7、X8、X9およびX10は、請求項2で定義されたとおりであり、
    ただし、式(Ia1)または式(Ia6)の化合物では、X6、X7、X8、X9およびX10の少なくとも1つは窒素原子を表す)
    から選択される、請求項2に記載の化合物。
  4. 式(Ib):
    (式中、
    - X1、X2、X3およびX4はそれぞれ炭素原子を表すか、
    - または、X1、X2、X3およびX4の1つが窒素原子を表し、他の3つが炭素原子を表すか、
    - または、X1およびX4は窒素原子を表し、X2およびX 3 は炭素原子を表し、
    5はCO、CH2またはCHOHを表し、
    6、X7、X8、X9およびX10はそれぞれ炭素原子を表すか、またはX6、X7、X8およびX9の1つが窒素原子を表し、他の4つが炭素原子を表し、
    Rは水素原子またはアセチル基を表し、
    1、X2、X3、X4、X6、X7、X8およびX9が炭素原子の場合、それらは請求項1と同様に置換されていてもよい)
    で表される、請求項1に記載の化合物。
  5. 請求項2に記載の式(Ia)または請求項4に記載の式(Ib)の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩を含む医薬組成物
  6. 吸血寄生虫を標的とする抗寄生虫薬としての使用するための、請求項5に記載の医薬組成物
  7. 式(I):
    (式中、
    - X1、X2、X3およびX4はそれぞれ炭素原子を表すか、
    - X1、X2、X3およびX4の1つが窒素原子を表し、他の3つが炭素原子を表すか、または
    - X1およびX4は窒素原子を表し、X2およびX3は炭素原子を表し、
    - 17位のOとX10の間の-----結合は、存在しないか、または単結合を表し、
    - 結合 ---- は単結合または二重結合を表し
    5はCO、CH2またはCHOHを表し、
    6、X7、X8、X9およびX10はそれぞれ炭素原子を表すか、またはそれらの1つが窒素原子を表し、他の4つは炭素原子を表す、
    ただし、O17とX10との間の-----結合が単結合を表す場合、
    C1/O18位の間およびC4/O17位の間の結合 ---- は単結合であり、
    C1/C2位およびC3/C4位にある炭素間の結合は二重結合であり、
    C2/C3位の炭素間の結合は単結合であり、
    Rは水素原子またはアセチル基を表し、かつ
    10は窒素原子ではなく、かつ
    炭素原子である場合のX1、X2、X3およびX4は、任意に:
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    で置換されていてもよく、
    6、X7、X8、X9およびX10は、O17原子とX10が単結合で結合し、かつX10が4級炭素原子である場合を除いて、任意に:
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基、
    - ジフルオロメトキシ基、
    - ジフルオロメチル基、
    - -COOH、
    - -COO(C1-C4)アルキル基、
    - R1が水素原子または直鎖もしくは分岐鎖(C1-C4)アルキル基であり、m=1、2または3である基、-CONR1(CH2mCN、
    - R1が水素原子または直鎖もしくは分岐鎖(C1-C4)アルキル基であり、m=1、2または3である基、-CSNR1(CH2mCN、
    - R1が水素原子または直鎖もしくは分岐鎖(C1-C4)アルキル基であり、Hetがピリジン-2‐イル基を表し、該基が‐6位のアミノ基または‐5位の-CONH2基により任意に置換されている基、-CONR1Het、
    - -NO2
    - -CN、
    - R2およびR3が水素原子、Boc基および(C1‐C4)アルキル基からなる群から選択されるアミノ保護基をそれぞれ表すか、またはR2およびR3がそれらを有する窒素原子とともにモルホリン、ピペリジンおよびピペラジンからなる群から選択される環状の基を形成し、該環状の基が任意に置換されている基、-NR23
    - アリール基、あるいは(C1‐C4)アルキル基、‐NO2基、R4が水素原子および直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基から選択される-COOR4、R5およびR6が水素原子および直鎖または分岐鎖(C1‐C4アルキル基から独立して選択される-NR56からなる群から選択される1つ以上の置換基により置換されたアリール基、
    - 直鎖もしくは分岐鎖(C1-C4)アルキル基、-COOCH2CH3、または基
    からなる群から選択される1つ以上の置換基により任意に置換された、モルホリニル基またはピペジニル基からなる群から選択される複素環式基
    で置換されていてもよいものとする)
    で表される化合物を製造する方法であって、
    該方法が、式(II):
    (式中、X1、X2、X3およびX4は上記のとおりである)
    の化合物を、式(III):
    (式中、X5はCOまたはCH2を表し、X6、X7、X8、X9およびX10は上記のとおりである)
    の化合物と、Kochi―Anderson反応で反応させて、式(Ia):
    の化合物を得ることを含む、式(I)の化合物の製造方法。
  8. 式(Ia):
    (式中、X1、X2、X3、X4、X5、X7、X8およびX9は、それぞれ請求項1で定義されたとおりであり、X6およびX10の少なくとも1つはF、Cl、BrまたはOMeからなる群から選択される脱離基を有する)
    の化合物を、ヒドロナフトキノンへの還元に付し、次いで分子内求核芳香族置換して、式(Ib):
    (式中、X1、X2、X3、X4、X5 6 7、X8、X9およびX10は、それぞれ請求項1で定義されたとおりである)
    の化合物を得る工程を含む、請求項7に記載の製造方法。
  9. 式(Ia1):
    (式中、X5 6 7、X8、X9およびX10はそれぞれ請求項7で定義されたとおりであり、Z1、Z2、Z3およびZ4
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    を含む群から選択される)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(IIa1):
    (式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は上記のとおりである)
    の化合物が、式(IV):
    の化合物を、ギ酸エチルのようなギ酸アルキルの存在下に、例えばトルエンのような溶媒中、塩基で処理して、式(V):
    の化合物を得、これを例えばジオキサンのような溶媒中で、2,3−ジクロロ-5、6−ジシアノ-1,4-ベンゾキノン(すなわちDDQ)により酸化して、式(VI):
    の化合物を得、これを例えばトリエチルアミンのような塩基およびテトラヒドロホウ酸ナトリウムの存在下に、例えばテトラヒドロフラン(THF)のような溶媒中、クロロギ酸エチルで処理して、式(VII):
    の化合物を得、これを例えば、溶媒中、フェニルヨードニウムジアセテート(PIDA)または[ビス(トリフルオロアセトキシ)ヨード]ベンゼン(PIFA)またはoxone(登録商標)で酸化処理して、式(IIa1)の化合物を得、この式(IIa1)の化合物をKochi−Anderson反応で、上記で定義された式(III)の化合物と反応させて、式(Ia1)の化合物を得ることからなる、請求項7に記載の製造方法。
  10. 式(Ia1):
    (式中、X5 6 7、X8、X9およびX10は請求項7で定義されたとおりであり、Z1、Z2、Z3およびZ4
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    を含む群から選択される)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(IIa1):
    (式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物が、式(VIII):
    の化合物を、酸性媒体中、臭素で処理して、式(IX):
    の化合物を得、これを求核置換に付して、式(X):
    (式中、Z5は、S(S)OEt、S(S)OMeまたはS(S)OPrのようなキサンテート基を表す)
    の化合物を得、これをラジカル反応に付して、式(XI):
    の化合物を得、これを環化して、式(XII):
    のテトラロンとし、これを脱水して式(VII):
    の化合物を得、これを例えば、水とアセトニトリルの混液のような溶媒中、フェニルヨードニウムジアセテート(PIDA)または[ビス(トリフルオロアセトキシ)ヨード]ベンゼン(PIFA)またはoxone(登録商標)で酸化処理して、式(IIa1)の化合物を得、この式(IIa1)の化合物をKochi−Anderson反応で、請求項7で定義された式(III)の化合物と反応させて、式(Ia1)の化合物を得ることからなら、請求項7に記載の製造方法。
  11. 式(Ia1):
    (式中、X5 6 7、X8、X9およびX10は上記で定義されたとおりであり、Z1、Z2、Z3およびZ4
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフ ルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    を含む群から選択される)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(IIa1):
    (式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物が、式(XIII):
    の化合物または式(XIV):
    の化合物を、
    式(XV):
    (式中、Z1、Z2、Z3およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物、ピリジンおよびDDQまたはSiO2で処理して、式(IIa1)の化合物を得、該式(IIa1)の化合物を、Kochi−Anderson反応で、請求項7で定義された式(III)の化合物と反応させて、式(Ia1)の化合物を得ることからなる、請求項7に記載の製造方法。
  12. 式(Ia2):
    (式中、X5、X6、X7、X8、X9およびX10は上記で定義されたとおりであり、Z1、Z3およびZ4
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    を含む群から選択される)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(IIa2):
    (式中、Z1、Z 3 およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物が、式(XIII):
    の化合物を、式(XVI):
    (式中、Z1、Z3およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物と反応させて、式(IIa2)の化合物を得、該式(IIa2)の化合物を、請求項7で定義された式(III)の化合物とKochi−Anderson反応で反応させて、式(Ia2)の化合物を得ることからなる、請求項7に記載の製造方法。
  13. 式(Ia3):
    (式中、X5、X6、X7、X8、X9およびX10は請求項7で定義されたとおりであり、Z1、Z3およびZ4
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    を含む群から選択される)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(IIa3):
    (式中、Z1、Z 3 およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物が、式(XIV):
    の化合物を、式(XVII):
    (式中、Z1、Z3およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物と反応させて、式(IIa3)の化合物を得、該式(IIa3)の化合物を請求項7で定義された式(III)の化合物とKochi−Anderson反応で反応させて、式(Ia3)の化合物を得ることからなる、請求項7に記載の製造方法。
  14. 式(Ia4):
    (式中、X5、X6、X7、X8、X9およびX10は、請求項7で定義されたとおりであり、Z2、Z3およびZ4
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    を含む群から選択される)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(IIa4):
    の化合物が、式(XIV):
    の化合物を、式(XVIII):
    (式中、Z2、Z3およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物と反応させて得られ、この式(IIa4)の該化合物を請求項7で定義された式(III)の化合物とKochi−Anderson反応で反応させて、式(Ia4)の化合物を得ることからなる、請求項7に記載の製造方法。
  15. 式(Ia6):
    (式中、X5、X6、X7、X8、X9およびX10は請求項8で定義されたとおりであり、Z2、Z3およびZ4
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    を含む群から選択される)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(IIa6):
    (式中、Z2、Z3およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物が、式(XIII):
    の化合物を、式(XVIII):
    (式中、Z2、Z3およびZ4は上記で定義されたとおりである)
    の化合物と反応させることにより得られ、式(IIa6)の該化合物を請求項7で定義された式(III)の化合物とKochi−Anderson反応で反応させて、式(Ia6)の化合物を得ることからなる、請求項7に記載の製造方法。
  16. 式(Ia5):
    (式中、X5 6 7、X8、X9およびX10は上記で定義されたとおりであり、Z2およびZ3は同じであって
    - 水素原子、
    - ハロゲン原子、
    - ヒドロキシ基、
    - トリフラート基、
    - リン酸基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルキル基、
    - 直鎖または分岐鎖(C1-C4)アルコキシ基、
    - チオ(C1-C4)アルコキシ基、
    - ペンタフルオロスルファニル基、
    - -SCF3
    - -SCH2F、
    - トリフルオロメチル基、
    - トリフルオロメトキシ基
    を含む群から選択される)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(IIa5):
    (式中、Z2およびZ3は同じであって、上記で定義されたとおりである)
    の化合物が、式(XIX):
    (式中、Z2およびZ3は同じであって、上記で定義されたとおりである)
    の化合物を、式(XX):
    の化合物と反応させることにより得られ、式(IIa5)の該化合物を、請求項7で定義された式(III)の化合物とKochi-Anderson反応で反応させて、式(Ia5)の化合物を得ることからなる、請求項7に記載の製造方法。
  17. 式(Ib1):
    (式中、X5はCOであり、X6、X7、X8、X9、X10およびRは請求項7で定義されたとおりである)
    の化合物を製造する方法であって、
    式(XXI):
    の2-ブロモ-1,4-ジメトキシ-3-メチルナフタレンを、式(XXII):
    (式中、X5はCOであり、X7、X8およびX9は上記で定義されたとおりであり、X10およびX6はF、Cl、BrおよびOMeからなる群から選択される脱離基を有し、Z5はハロゲン原子またはアルコキシ基、特にメトキシ基を表す)
    の化合物と、リチウム塩基誘導体の存在下で反応させて、式(XXIII):
    の化合物を得、これをBBr3およびK2CO3のような塩基媒体で処理して、式(Ib1)の化合物を得ることからなる、請求項7に記載の製造方法。
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