JP2014520407A - ダイアタッチフィルム(daf)又は他の材料層をダイシングする前におけるレーザカットされた半導体のエッチング - Google Patents

ダイアタッチフィルム(daf)又は他の材料層をダイシングする前におけるレーザカットされた半導体のエッチング Download PDF

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Abstract

レーザダイシングとレーザエッチングの組み合わせにより半導体のダイ破断強さ及び歩留まりが改善される。レーザダイシングとレーザエッチングの後に、ダイアタッチフィルム(DAF)や金属などの材料の下地層のダイシングが行われる。第2のレーザプロセス又は第2のエッチングプロセスを用いて材料の下地層のダイシングを行ってもよい。材料の下地層をカットする前に側壁エッチングを行うことにより、側壁エッチングプロセス中の切溝側壁上のデブリを低減又は防止できる。薄膜ウェハダイシングレーザシステムは、スループットに関する要件を満足するために、単一のレーザプロセスヘッドの構成又はデュアルレーザプロセスヘッドの構成のいずれかを含み得る。

Description

本開示は、レーザ加工システム及び方法に関するものである。特に、本開示は、半導体デバイスを微細加工(例えばスクライビング又はダイシング)するためのレーザ加工システム及び方法に関するものである。
発明の背景
集積回路(IC)は、一般的に、半導体基板上に又は半導体基板内に整列された状態で製作される。ICは、一般的に、基板上に又は基板内に形成された1以上の層を含んでいる。機械鋸又はレーザを用いてスクライビングレーン又はスクライビングストリートに沿って1つ以上の上側の層を除去する場合がある。スクライビング後、鋸又はレーザを用いて基板を完全に切断して回路の構成要素を互いに分離することがある(ダイシングと呼ばれることがある)。
レーザ加工を使用する場合、その結果は材料に大きく依存する傾向がある。例えば、半導体をカットするためには第1のレーザタイプ(又はレーザパラメータのセット)が理想的であるかもしれず、金属をカットするためには第2のレーザタイプ(又はレーザパラメータのセット)が理想的であるかもしれない。
この問題に取り組んでいる1つの例は、ダイアタッチフィルム(DAF)上に実装された半導体デバイスのシンギュレーション、本明細書では「DAFダイシング」と呼ぶことのあるプロセスである。既知のプロセスを用いたレーザダイシングにより製造されたダイは、機械的なソーイングにより製造されたものと比べて機械的強度が低い傾向があるため、一般的に、これは極薄刃を有する機械的ダイアモンドソーを用いた製造において問題となる。シリコンウェハの厚さを薄くするとともに、脆弱なlow-k誘電材料をこれらの半導体デバイスに組み込むことは、機械的ソーダイシングに関する困難性を増大させ、スループットの低下と歩留まりの低下を招いてきた。薄いシリコンウェハのDAFダイシング用の典型的なレーザのみによるプロセスを用いると、典型的に、例えば、未切断DAF(「ダブルダイ」)、過切断(「アンカリング(anchoring)」)、及び/又はDAFをレーザダイシングする前のエッチングの際のエッチ変動による)低いダイ破断強さとして現れるダイピック不良(die pick failure)が増加する(ダイ歩留まりが低下する)。
DAFダイシングについてこれまでなされてきた解決方法は、機械的ソーダイシングの前にレーザを用いてlow-k誘電体及び/又は半導体層をスクライビングし、レーザダイシングをダイシング後エッチングプロセスと組み合わせてダイを強化し、異なるレーザ(パルス幅のような異なるセットのレーザパラメータ)を有するフルカットのレーザダイシングシステムを用いるか、あるいはDAFを固定してテープが裂けるまでDAFを引き延ばすことである。単一のレーザダイシング方式を用いて半導体デバイスとDAFの双方を貫通するようにダイシングする既知の方法は、半導体ダイの側壁上へのDAF材料の堆積を生じ、次段の二フッ化キセノン(XeF2)のエッチングプロセスがこの「DAFスプラッシュ」によって悪影響を受けてしまう。
一実施形態における方法は、上面及び底面を含む半導体ウェハをダイシングする。この底面は材料の下地層に付着される。この方法は、第1のレーザビームを生成し、上記半導体ウェハの上面に対して第1のレーザビームを相対的に運動させて、上記上面から1つ以上のダイシングストリートに沿って少なくとも部分的に半導体ウェハをダイシングする。上記第1のレーザビームは、上記半導体ウェハの側壁により規定される切溝を形成する。さらに、この方法は、上記少なくとも部分的にダイシングされた半導体ウェハの上記側壁をエッチングして、上記第1のレーザビームによって上記側壁に生成された熱影響部(HAZ)を削減又は除去し、材料の上記下地層を上記1つ以上のダイシングストリートに沿って切断して、少なくとも所定のダイ破断強さを有する上記半導体ウェハからダイを分離し、動作するダイの歩留まりを所定の最小歩留まり以上にする。上記側壁エッチングは、材料の上記下地層の上記切断の前に行われ、上記側壁のエッチング中に材料の上記下地層から上記側壁へのデブリを低減又は防止する。
この方法のある実施形態においては、材料の上記下地層がダイアタッチフィルム(DAF)である。そのような実施形態においては、材料の上記下地層を切断する際に、第2のレーザビームを生成し、上記1つ以上のダイシングストリートに沿って上記第2のレーザビームを上記DAFに対して相対的に移動させる。上記第1のレーザビームは、紫外線(UV)波長を有し、ナノ秒又はピコ秒時間的パルス幅を有するパルスレーザビームを含んでいてもよい。上記第2のレーザビームは、可視光波長を有し、ナノ秒時間的パルス幅を有するパルスレーザビームを含んでいてもよい。
他の実施形態においては、上記側壁のエッチングの際に、上記半導体ウェハから半導体材料を除去するように構成された第1のエッチャントを使用し、材料の上記下地層を切断する際に、上記DAF材料を除去するように構成された第2のエッチャントを使用する。一実施形態において、上記第1のエッチャントは、二フッ化キセノン(XeF2)のような自発的エッチャントを含んでいる。プラズマエッチング、ウェットフォトレジストストリップ、又はウェットエッチング手法を用いてDAFを切断してもよい。
ある実施形態においては、上記上面は、1つ以上のストリートによって分離された複数の互いに離間した電子回路要素のパターンを含む1層以上のデバイス層を含んでいる。その方法は、さらに、上記第1のレーザビームを生成する前に、上記半導体ウェハにコーティングを塗布して、上記第1のレーザビームによって生成されたデブリから上記半導体ウェハを保護し、上記1つ以上のダイシングストリートに沿った上記第1のレーザビームの第1のパスにおいて、上記1層以上のデバイス層をスクライビングし、上記1つ以上のストリートに沿った上記第1のレーザビームの第2のパスにおいて上記半導体ウェハを少なくとも部分的にダイシングした後であって、上記側壁をエッチングする前に、上記半導体ウェハを洗浄して上記コーティングを除去する。
ある実施形態においては、材料の上記下地層が金属を含んでいる。そのような他の実施形態においては、材料の上記下地層を切断する際に、第2のレーザビームを生成し、上記1つ以上のダイシングストリートに沿って上記第2のレーザビームを上記金属に対して相対的に移動させる。他のそのような実施形態においては、材料の上記下地層を切断する際に、上記金属を除去するように構成された第2のエッチャントを使用する。
一実施形態においては、レーザ加工システムは、上面と底面とを含む半導体ウェハをダイシングする。上記底面は、材料の下地層に付着される。このシステムは、第1のレーザビームを生成する第1のレーザ加工ヘッドであって、上記半導体ウェハの上面に対して第1のレーザビームを相対的に運動させて、上記上面から1つ以上のダイシングストリートに沿って少なくとも部分的に半導体ウェハをダイシングする第1のレーザ加工ヘッドを含んでいる。上記第1のレーザビームは、上記半導体ウェハの側壁により規定される切溝を形成する。このシステムは、さらに、上記少なくとも部分的にダイシングされた半導体ウェハの上記側壁をエッチングして、上記第1のレーザビームによって上記側壁に生成された熱影響部(HAZ)を削減又は除去する第1のエッチングステーションと、材料の上記下地層を上記1つ以上のダイシングストリートに沿って切断して、少なくとも所定のダイ破断強さを有する上記半導体ウェハからダイを分離し、動作するダイの歩留まりを所定の最小歩留まり以上にするダイシングステーションとを含んでいる。上記第1のエッチングステーションは、上記ダイシングステーションが材料の上記下地層を切断する前に上記側壁エッチングを行い、上記側壁のエッチング中に材料の上記下地層から上記側壁へのデブリを低減又は防止する。
あるシステムの実施形態においては、上記第1のレーザ加工ヘッドは、ナノ秒又はピコ秒時間的パルス幅を有する紫外線(UV)レーザパルスを生成する第1のレーザ源を含んでいる。
あるシステムの実施形態においては、上記第1のエッチングステーションは、自発的エッチャントを用いて、上記半導体ウェハの上記側壁から半導体材料を除去する。上記自発的エッチャントは、二フッ化キセノン(XeF2)を含んでいてもよい。
あるシステムの実施形態においては、材料の上記下地層がDAFであり、上記ダイシングステーションが、上記DAFをカットするためにナノ秒時間的パルス幅を有する可視光レーザパルスを有する第2のレーザビームを生成する第2のレーザ源を有する第2のレーザ加工ヘッドを含んでいる。
あるシステムの実施形態においては、材料の上記下地層が金属バッキングであり、上記ダイシングステーションが、上記金属バッキングをカットするための第2のレーザビームを生成する第2のレーザ源を有する第2のレーザ加工ヘッドを含んでいる。
あるシステムの実施形態においては、材料の上記下地層がDAFであり、上記ダイシングステーションが、上記DAFを切断するための第2のエッチングステーションを含んでいる。
あるシステムの実施形態においては、材料の上記下地層が金属バッキングであり、上記ダイシングステーションが、上記金属バッキングを切断するための第2のエッチングステーションを含んでいる。
ある実施形態においては、上記システムは、さらに、上記第1のレーザ加工ヘッドの前に、上記半導体ウェハに保護コーティングを塗布するためのコーティングステーションを含んでいる。そのような実施形態は、さらに、上記第1のレーザ加工ヘッドの後であって上記第1のエッチングステーションの前に、上記保護コーティングをデブリとともに上記半導体ウェハから除去するための洗浄ステーションを含んでいてもよい。
付加的な態様及び利点は、添付図面を参照して述べられる以下の好ましい実施形態の詳細な説明から明らかになるであろう。
図1は、ウェハリング内に配置されたダイシングテープ上に搭載された半導体ウェハを含むワークピースの上面図を模式的に示すものである。 図2Aは、側壁エッチングの前にフルカットレーザプロセスを用いてダイシングされたDAFを有するシリコンの走査電子顕微鏡(SEM)写真である。 図2Bは、側壁エッチング後の図2Aに示されるDAFを有するシリコンのSEM顕微鏡写真である。 図3は、3つのシリコンウェハについて測定したダイ破断強さのグラフである。 図4は、一実施形態によりダイシングされたダイのSEM顕微鏡写真である。 図5は、一実施形態における半導体ウェハをダイシングするプロセスのフローチャートである。 図6A、図6B、図6C、図6D、及び図6Eは、ある実施形態におけるダイシングプロセスの異なるステップ中のワークピースの断面図を模式的に示すものである。 図6A、図6B、図6C、図6D、及び図6Eは、ある実施形態におけるダイシングプロセスの異なるステップ中のワークピースの断面図を模式的に示すものである。 図6A、図6B、図6C、図6D、及び図6Eは、ある実施形態におけるダイシングプロセスの異なるステップ中のワークピースの断面図を模式的に示すものである。 図6A、図6B、図6C、図6D、及び図6Eは、ある実施形態におけるダイシングプロセスの異なるステップ中のワークピースの断面図を模式的に示すものである。 図6A、図6B、図6C、図6D、及び図6Eは、ある実施形態におけるダイシングプロセスの異なるステップ中のワークピースの断面図を模式的に示すものである。 図7は、一実施形態において裏面又は底面がDAFに貼り付けられたシリコン基板内又はシリコン基板上に形成されたデバイススタックを含むワークピースをダイシングするプロセスのフローチャートである。 図8は、一実施形態において材料の下地層に付着された面を有する半導体ウェハをダイシングするためのシステムのブロック図である。 図9A、図9B、図9C、及び図9Dは、ある実施形態において、ダイシングされる金属バッキングを含む半導体ウェハの側面斜視図を模式的に示すものである。 図9A、図9B、図9C、及び図9Dは、ある実施形態において、ダイシングされる金属バッキングを含む半導体ウェハの側面斜視図を模式的に示すものである。 図9A、図9B、図9C、及び図9Dは、ある実施形態において、ダイシングされる金属バッキングを含む半導体ウェハの側面斜視図を模式的に示すものである。 図9A、図9B、図9C、及び図9Dは、ある実施形態において、ダイシングされる金属バッキングを含む半導体ウェハの側面斜視図を模式的に示すものである。
好ましい実施形態の詳細な説明
本明細書に開示されるシステム及び方法は、半導体側壁への材料スプラッシュにより生ずる問題を低減し、あるいはなくすことのできるレーザダイシングの手法を提供する。開示される実施形態により、従来のフルレーザカットシステムよりも歩留まりが増加し(例えばダイ破断強さが増し)、ダイピック百分率が増加する。
本明細書における例の多くは、薄いウェハのダイシング、特にダイアタッチフィルム(DAF)に付着された半導体材料のダイシングを対象としているが、他の実施形態では、半導体の側壁にスプラッシュし得る他の材料を有する層に隣接する半導体層を含むワークピースをダイシングする。例えば、ある実施形態では、金属層に隣接する又は金属層に付着された半導体層を含むワークピースをダイシングする。
ある実施形態によれば、薄いウェハに対するダイシングレーザシステムは、厚さ約50μm未満、直径約300mm、ダイサイズ約10mm×10mmのウェハに対して時間当たりのウェハ数(WPH)が約15ウェハというスループットの要求に応えるために、単一のレーザプロセスヘッドの構成又はデュアルレーザプロセスヘッドの構成を含み得る。本明細書に開示された実施形態を用いて他のウェハサイズ及び/又はダイサイズを加工してもよいことは、当業者であれば本明細書の開示から理解できるであろう。
ある実施形態によれば、第1のプロセスレーザヘッドは、単一のナノ秒又はピコ秒紫外線(UV)レーザを含んでいる。単一のプロセスレーザヘッドによって加工される特定のターゲット材料によっては、他のタイプのレーザを使用してもよい。例えば、赤外線(IR)又は緑色レーザを使用してもよい。レーザは、ダイオード励起固体レーザ、モードロックレーザ、又はウェハの半導体及び他の材料を加工するのに好適な他のレーザであってもよい。例えばガルバノメータ及びテレセントリック走査レンズを用いてツール経路をダイシングレーン又はダイシングストリートに沿ってカットするようにビームの位置決めを制御してもよい。各走査範囲又は領域をスクライビングした後に、XYステージが次の走査範囲に位置合わせされる前に半導体(例えばシリコン)のダイシングをしてもよい。
また、ある実施形態は第2のプロセスレーザヘッドを用いる。半導体に隣接する材料を加工するために第2のプロセスレーザヘッドのレーザが選択される。例えば、第2のプロセスレーザヘッドのレーザは、DAFをカットするために使用される可視波長を有する低コストナノ秒レーザを含んでいる。他の例としては、第2のプロセスレーザヘッドのレーザは、金属をカットするために使用されるUV、緑色、又はIR波長を有するパルスレーザ又は連続波(CW)レーザ(例えばCO2レーザ)を含んでいてもよい。
ある実施形態においては、材料の下地層(例えば、DAF又は金属バッキング)に付着された半導体ウェハをダイシングする方法は、レーザビームを用いて少なくとも部分的に半導体ウェハをダイシングし、側壁をエッチングして熱影響部(HAZ)を削減又は除去し、その後、同じレーザビーム又は異なるレーザビームを用いて材料の下地層を切断する。半導体ウェハの側壁エッチング用のエッチャントは、二フッ化キセノン(XeF2)のような自発的エッチャントであってもよいが、これに限られるものではない。ある実施形態においては、ウェット化学エッチングやプラズマエッチングのような他のタイプのエッチングも用いることができる。
DAFや金属バッキングのような下地材料を切断することにより、HAZを除去するエッチングプロセスの有効性を低減し得るデブリ又はスプラッシュが側壁上に生じる傾向がある。このため、材料の下地層を切断する前に側壁エッチングを行うことにより、側壁上のデブリやスプラッシュが削減又は防止され、側壁エッチングプロセスがより効果的になる。
他の実施形態においては、材料の下地層(例えば、DAF又は金属バッキング)に付着された半導体ウェハをダイシングする方法は、レーザビームを用いて少なくとも部分的に半導体ウェハをダイシングし、側壁をエッチングして熱影響部(HAZ)を削減又は除去し、その後、第2のエッチングプロセスで材料の下地層を切断する。例えば、自発的エッチャントを用いて半導体ウェハの側壁エッチングを行った後、プラズマエッチング、ウェットフォトレジストストリップ、又はウェットエッチングを行ってDAFをエッチングで切断してもよい。他の例としては、材料の下地層が金属バッキングである実施形態に関しては、リソグラフィ及びプラズマエッチングを用いてダイシングストリートの金属を切断してもよい。表1は、材料の下地層に用いられる金属や他の材料をエッチングするためのプラズマエッチング特有の化学反応の例を示す。
Figure 2014520407
本明細書に開示された実施形態は、ダイの歩留まりとウェハにわたるダイ強さを上げ、標準偏差とプロセス安定性を改善し、DAFカットの直接の結果としてダイピックを改善する。開示された実施形態は、側壁エッチングに使用されるエッチャントの消費量を削減することもでき、これにより所有費用(CoO)を低く抑え、ウェハごとのコストを下げ、ツールの価値を上げることができる。
ここで、同様の参照符号が同様の要素を示している図面を参照する。以下の説明では、本明細書に開示された実施形態が完全に理解できるように、非常にたくさんの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、具体的な詳細のうち1つ以上のものがなくても、あるいは、他の方法、構成要素、又は材料によっても実施形態を実現できることは、当業者であれば理解できるであろう。また、実施形態の態様を不明瞭にすることを避けるために、既知の構造、材料、又は動作は、図示されていないか、あるいは詳細には述べられていない場合がある。さらに、1つ以上の実施形態においては、任意の適切な方法により、ここで述べられる特徴、構造、又は特性を組み合わせることができる。
図1は、ウェハリング114内に配置されたダイシングテープ112上に搭載された半導体ウェハ110を含むワークピース100の上面図を模式的に示すものである。半導体ウェハ110の(図1に示される)上面は、スクライブライン又はスクライブストリート118に沿って複数の半導体チップ116に分割されている。半導体チップ116は、半導体ウェハ110の1層以上のデバイス層(本明細書において「デバイススタック」とも言う)上又はデバイス層内に形成された電子回路要素を含んでいる。半導体ウェハ110の底面(図示せず)は、半導体チップ116を配線基板(図示せず)に実装する際に接着材として機能するダイアタッチフィルム(DAF)を含んでいてもよい。DAFはポリマーであってもよい。単なる例示であって限定ではないが、DAF材料は日立製作所から入手することができ(例えばFH-900)、あるいは日東電工から入手することができる(例えばEM-500又はEM-700)。
図2Aは、側壁エッチングの前にフルカットレーザプロセスを用いてダイシングされたDAF212を有するシリコン210の走査電子顕微鏡(SEM)写真である。上述したように、図2Aに示される、レーザでカットされた未エッチング側壁214(a)は、ダイの機械的強度を低下させる熱影響部(HAZ)を含んでいる。側壁エッチングによりHAZを除去してもよい。図2Bは、側壁エッチング後の図2Aに示されるDAF212を有するシリコン210のSEM顕微鏡写真である。図2Bは、エッチングされた側壁214(b)上におけるDAF「スプラッシュ」216の堆積を示している。DAF堆積又はDAFスプラッシュ216は、(例えばXeF2を用いる)エッチングプロセスを阻害し、シリコンウェハ210のダイ強さを低下させる。DAFスプラッシュ216の一部に付着したシリコンはエッチングにより除去されているので、図2BにおけるDAFスプラッシュ216の少なくとも一部により、エッチングされた側壁214(b)が傾斜したり、剥がれ落ちたりする。このため、DAFスプラッシュ216は、エッチングされた側壁214(b)を取り去り、シリコン210とDAF212の界面で少なくとも部分的に蝶番状に動く場合がある。
図3は、3つのシリコンウェハについて測定したダイ破断強さのグラフである。図示されたデータ(平均ダイ強さ、最大ダイ強さ、及び最小ダイ強さ)は、ブランク75μmシリコン(Si)ウェハ(DAFありとDAFなし)に対する3点ダイ強さ試験により測定されたものである。第1の列310は、レーザダイシングがなされたがエッチングはなされていないDAFのない第1のシリコンウェハに対するデータを示している。第2の列312は、レーザダイシング及びエッチングがなされたDAFのない第2のシリコンウェハに対するデータを示している。第3の列314は、エッチングの前にシリコン及びDAFの双方をレーザダイシングにより切断したDAFのある第3のシリコンウェハに対するデータを示している。この例では、DAFは日立製作所から入手可能なFH-900である。DAFスプラッシュによりエッチングプロセスがHAZを十分に除去できなくなり、これにより応力がかかった際にマイクロクラックがシリコン全体に伝播していくことになるので、図示されているように、第3のウェハの最小ダイ強さは第2のウェハの最小ダイ強さよりも低くなる。
シリコンウェハ全体に破断を生じさせるのに3点曲げ技術を使用できることは、当業者であれば理解できるであろう。一般的に、3点ダイ強さ試験では、シリコンウェハを2つの支持部の間に配置し、ウェハの中央に力を印加する。ウェハが破断するときの力を測定し、これをシリコンウェハの厚さ、シリコンダイ/試料の幅、及び2つの支持部の間のスパンを含む既知の3点曲げ式に用いる。この式により、シリコンウェハの単位面積当たりの応力が計算される。これにより、様々なレーザ加工技術に対してダイの機械的強度を決定することができる。
図4は、本明細書に開示された実施形態によりダイシングされたダイ400のSEM顕微鏡写真である。図4は、ダイ400の上面410とエッチングされたシリコン側壁412を示している。図示はされていないが、ある実施形態においては、上面410上又は上面410内に1層以上のデバイス層を形成すること、及び/又は上面410をフォトレジスト又は他のコーティング材料で被覆することが可能である。シリコン側壁412は、上面410から、DAF414の層に付着されるシリコンの底面(図示せず)に向けて下方にシリコンをレーザダイシングすることにより形成される。DAF414をカットする前に、(例えば、シリコンをレーザ加工することにより生じるHAZを除去するために)応力緩和のためにシリコン側壁412がエッチングされる。側壁エッチングの後、第2のレーザプロセスを用いてDAF414をダイシングする。加えて、又は他の実施形態においては、エッチングされたシリコン側壁412を第2のレーザプロセス中及び/又は後段の加工ステップ中に保護するために、エッチングされたシリコン側壁412が(例えばパリレンや他のポリマーにより)コーティングされる。
また、図4は、側壁エッチングプロセス中にシリコン側壁412を広げることによって生じたDAFリップ部又はフラップ部416を示している。分かり易くるために、DAFリップ部又はフラップ部416を図7Eでも示している。ある実施形態においては、DAFリップ部又はフラップ部412のサイズが、エッチングされたシリコン側壁412からの干渉がなく(あるいはエッチングされたシリコン側壁412と干渉することなく)第2のレーザプロセスによりDAF414をカットできるサイズとなるように側壁エッチングプロセスが制御される。DAF414をダイシングした後、図4に示される例では、ダイ400に対するDAFリップ部又はフラップ部416の幅は約18.5μmである。シリコンが少なくとも部分的にダイシングされ、ダイ400と隣接するダイ(図示せず)の間のストリートに沿ってエッチングされた後は、ダイ400のシリコンと隣接するダイの間の距離により、第2のレーザプロセス中にストリートに沿ってレーザビームを位置合わせする精度が決まる。生じるDAFリップ部又はフラップ部416のサイズを、第2のレーザプロセス中のレーザビームのスポットサイズ及び他のパラメータにより決定してもよい。第2のレーザプロセスではなく、第2のエッチングプロセスにおいてDAF414が除去される実施形態では、DAFリップ部又はフラップ部416を小さくするか、あるいは完全に除去してもよい。
図5は、一実施形態における半導体ウェハをダイシングするプロセス500のフローチャートである。この半導体ウェハは上面と底面を有している。底面は、材料の下地層に付着されている。ある実施形態においては、材料の下地層はDAFを含んでいる。他の実施形態においては、材料の下地層は、例えば金属を含んでいる。方法500では、第1のレーザビームを使用して半導体ウェハを少なくとも部分的にダイシングする(510)。ある実施形態においては、第1のレーザビームは、ダイシングストリートに沿って材料の下地層の表面を少なくとも部分的に露出させるように十分な量の半導体材料を除去する。他の実施形態においては、第1のレーザビームは、材料の下地層が露出しないようにストリートに沿って半導体材料を部分的にのみダイシングする。そのような実施形態においては、材料の下地層にわたって半導体の薄膜層(例えば、約1μm〜3μm以上)を残すことにより、エッチングプロセス前に材料の下地層が半導体の側壁にスプラッシュされる可能性が下がる。
方法500では、さらに、少なくとも部分的にダイシングされた半導体ウェハの側壁をエッチングして(512)、第1のレーザビームにより側壁に生じたHAZを削減又は除去する。そして、方法500では、1つ以上のダイシングストリートに沿って材料の下地層を切断して、所定のダイ破断強さ以上の半導体ウェハからダイを分離し、動作するダイの歩留まりを所定の最小歩留まり以上にする(514)。所定のダイ破断強さ及び所定の最小歩留まりは特定の用途に依存している。例えば、一実施形態では、ベア/ミラーSiO2ウェハの所定のダイ破断強さは約500MPaである。加えて、又は他の実施形態においては、所定の最小歩留まりは99.5%〜100%の範囲にある。材料の下地層を切断する前に側壁エッチングを行い、側壁のエッチング中に材料の下地層から生じる側壁上のデブリを低減又は防止する。1つ以上のダイシングストリートに沿って材料の下地層を除去するように構成された第2のレーザビーム又は第2のエッチャントを用いて材料の下地層を切断してもよい。
図6A、図6B、図6C、図6D、及び図6Eは、ある実施形態におけるダイシングプロセスの異なるステップ中のワークピース600の断面図を模式的に示すものである。ワークピース600は、半導体(例えばシリコン)ウェハ612にわたって形成されるデバイススタック610を含んでいる。この例では、DAF614は、半導体ウェハ612の裏面又は底面に貼り付けられている。デバイススタック610は、半導体ウェハ612の上面上又は上面内に形成された1層以上のデバイス層を含む電子回路要素を含んでいてもよい。デバイススタック610の1層以上のデバイス層は、例えば、パッシベーション及び/又はカプセル化のために使用される二酸化ケイ素(SiO2)及び/又はシリコン窒化物(SiYX)(例えばSi43)、誘電層(例えばSiN)により分離される1層以上の金属層、及び/又はlow-k誘電体層を含み得る。
図6Bに示されるように、第1のレーザビーム616によりデバイススタック610をスクライビングして下地半導体基板612をダイシングストリート617に沿って露出させる。図6Cにおいて、第2のレーザビーム618により半導体ウェハ612を少なくとも部分的にダイシングする。ある実施形態においては、第1のレーザビーム616及び第2のレーザビーム618は、異なるレーザ源により生成され、及び/又は異なるレーザパラメータを有している。他の実施形態においては、図6Cに示される第1のレーザビーム616及び第2のレーザビーム618は、ダイシングストリート617に沿った同一のレーザビームの異なるパスを表している。さらに他の実施形態においては、ダイシングストリート617に沿って単一のレーザビームの単一のパスでデバイススタック610及び半導体ウェハ612の少なくとも一部がカットされる。上述したように、図6Cの第2のレーザビーム618は、下地DAF614を露出させるように半導体ウェハ612の十分な部分を除去するようになっているが、ある実施形態によればDAF614にわたって数ミクロンの半導体材料が残り、エッチング前における半導体ウェハ612の側壁620上へのDAF614のスプラッシュが減少又は防止される。
図6Dは、側壁エッチングステップを表している。図6Dでは、図6Cにおける第2のレーザビーム618により形成された元の側壁620が破線で表されている。側壁エッチングステップにより元の側壁620の一部(例えば、HAZを含む部分)が除去されてエッチングされた側壁622が形成される。
図6Eにおいては、第3のレーザビーム624によりDAF614がダイシングされ、第1のダイ626が第2のダイ628から分離される。一実施形態においては、第2のレーザビーム618及び第3のレーザビーム6624は異なるレーザ源により生成され、及び/又は異なるレーザパラメータを有している。他の実施形態においては、第2のレーザビーム616及び第3のレーザビーム618は、ダイシングストリート617に沿った同一のレーザビームの異なるパスを表している。図6Eに示されるように、第3のレーザビーム624を用いてDAF614を加工すると、図4に関して先に述べたDAFリップ部又はフラップ部630が生じる。他の実施形態においては、第3のレーザビーム624の代わりに第2のエッチングステップを用いてDAF614を切断する。そのような実施形態においては、DAFリップ部又はフラップ部630が減少し得るか、消滅し得る。
図7は、一実施形態において裏面又は底面がDAFに貼り付けられたシリコン基板内又はシリコン基板上に形成されたデバイススタックを含むワークピースをダイシングするプロセス700のフローチャートである。プロセス700では、ワークピースを保護コーティングでコーティングし(710)、スクライビングプロセス及びダイシングプロセスをデブリから保護する。保護コーティングは、液体樹脂(例えばシリコングリコール共重合体)を含んでいてもよい。上述したように、プロセス700では、さらに、シリコン基板を少なくとも部分的にダイシングするものであるが、ダイシングストリートに沿ってDAFにわたって数ミクロンのシリコンを残すことがあるシリコンレーザダイシングの後に、デバイススタックスクライビングが行われる(712)。方法700では、さらに、ワークピースを洗浄して(716)保護コーティングを除去する。例えば脱イオン水又は他の溶媒でワークピースを洗浄してもよい。また、プロセス700では、レーザダイシング中にシリコン基板に切り込まれる切溝の側壁をエッチングする(718)。エッチング718の後、プロセス700はDAFダイシング720を行う。エッチング718の後、DAFダイシング720を行うことにより、エッチング718中に側壁上に存在するDAFを減少又は防止することができ、これによりHAZを減少又は除去するエッチング718の能力を増してダイ破断強さを向上することができる。また、エッチング718の後、DAFダイシング720を行うことにより、その後の加工(例えばパッケージング)中にスプラッシュしたDAFが蝶番状になるあるいは側壁から落ちることを少なくすることができる、あるいは防止することができる。
図8は、一実施形態において材料の下地層に付着された面を有する半導体ウェハをダイシングするためのシステム800のブロック図である。ある実施形態においては、材料の下地層はDAFを含んでいる。他の実施形態においては、材料の下地層は、例えば金属を含んでいる。システム800は、第1のカセット810と、コーティングステーション812と、第1のレーザ加工ヘッド814と、洗浄ステーション816と、エッチングステーション818と、第2のレーザ加工ヘッド820と、第2のカセット822とを含んでいる。他の実施形態におけるシステム800の要素がより少なくても(例えば単一のカセット及び/又は単一のレーザ加工ヘッドを有する)、要素が追加されてもよいことは、当業者であれば本明細書の開示から理解できるであろう。
第1のカセット810は、システム800によるダイシングのために(例えばロボットにより)連続的にロード可能な多数の半導体ウェハを保持するように構成されたキャリアを含んでいてもよい。コーティングステーション812は、半導体ウェハ上の保護コーティング710を振り落としてスクライビングプロセス及びダイシングプロセスをデブリから保護してもよい。第1のレーザ加工ヘッド814は、第1のレーザビームを生成するためのレーザ源と、上面から1つ以上のダイシングストリートに沿って半導体ウェハを少なくとも部分的にダイシングするために、半導体ウェハの上面に対して第1のレーザビームを相対運動させるため運動ステージとを含んでいる。第1のレーザビームは、側壁により規定される切溝を半導体ウェハ内に形成する。そして、洗浄ステーション816は、第1のレーザビームにより生じたデブリとともに保護コーティングを除去する。
エッチングステーション818は、少なくとも部分的にダイシングされた半導体ウェハの側壁をエッチングして第1のレーザビームにより側壁に生じた熱影響部(HAZ)を削減又は除去する。そして、第2のレーザ加工ヘッド820は、1つ以上のダイシングストリートに沿って材料の下地層を切断して、少なくとも所定のダイ破断強さを有する半導体ウェハからダイを分離し、使用可能なダイの歩留まりを少なくとも所定の最小歩留まりとする。材料の下地層を切断する前に側壁エッチングを行うことによって、側壁のエッチング中に材料の下地層から側壁上へのデブリを低減又は防止する。最後に、その後の加工のためにダイが第2のカセット822にロードされる。ある実施形態においては、第2のレーザ加工ヘッド820は、本明細書で述べたようにエッチングを用いて材料の下地層を切断するように構成された第2のエッチングステーションに置き換えられる。このように、第2のレーザ加工ヘッド820を「ダイシングステーション」と呼ぶことができる。
図9A、図9B、図9C、及び図9Dは、ある実施形態において、ダイシングされる金属バッキング914を含むワークピース900の側面斜視図を模式的に示すものである。ワークピース900は、半導体ウェハ912(例えばシリコン)にわたって形成される1層以上のデバイス層910を含んでいる。この例では、金属914は半導体ウェハ912の裏面に貼付されている。
図9Bに示されるように、ダイシングプロセスは、ワークピース900のストリート918に沿ったレーザビーム916の第1のパスを含んでいる(例えば、ストリート918に対してレーザビーム916を矢印の方向に相対的に移動させるX−Y並進ステージを用いる)。レーザビーム916の第1のパスは、下にある半導体ウェハ912をストリート918に沿って露出させるように1つ以上のデバイス層910を除去することにより、ワークピース900をスクライビングする。1層以上のデバイス層910のストリート918内で金属(例えば銅)とlow-k誘電体の組み合わせを加工するように、レーザビーム916の第1のパスのために使用されるレーザパラメータを構成してもよい。例示の実施形態においては、UV又は緑色レーザ源が使用され、時間的パルス持続時間が約12nsから約14nsの範囲にあるパルスを用いて第1のパス用のレーザビーム916を生成する。
図9Cに示されるように、ダイシングプロセスの次のステップは、半導体ウェハ912を切断するための、ストリート918に沿ったレーザビーム916の第2のパスを含んでいる。第2のパスの間、同一のUV又は緑色レーザ源によりレーザビーム916を生成し、約1ナノ秒から約3ナノ秒の範囲の時間的パルス持続時間を有するレーザパルスを供給してもよい。図示されていないが、その後ストリート918内の側壁がエッチングされる。側壁エッチングに続いて、図9Dに示されるように、ダイシングプロセスの次のステップは、金属914を切断するための、ストリート918に沿ったレーザビーム916の第3のパスを含んでいる。第3のパスにおいては、一実施形態によれば、レーザビーム916のワークピース900に対する速度は約100mm/sから約4,000mm/sの範囲にあり、パルス繰り返し率は約1kHzから約1MHzの範囲にあり、スポットサイズは約4μmから約12μmの範囲にあり、パルスエネルギーは約10μJから約1,000μJの範囲にあり、UV波長は約352nmから約355nmの範囲にある。他の実施形態においては、第3のパスでは、レーザビーム916は緑色波長(例えば約532nm)を有している。さらに他の実施形態においては、第3のパスでは、レーザビームは(例えばCO2レーザにより生成されるような)IR波長を有している。3つのパスのそれぞれに対して他の種類のレーザ又はレーザパラメータを用いてもよいことは、当業者であれば本明細書の開示から理解できるであろう。
本発明の基礎をなす原則から逸脱することなく上述した実施形態の詳細に対して多くの変更をなし得ることは、当業者であれば理解できるであろう。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ画定されるべきである。

Claims (22)

  1. 上面と材料の下地層に付着される底面とを含む半導体ウェハをダイシングするための方法であって、
    第1のレーザビームを生成し、
    前記半導体ウェハの上面に対して第1のレーザビームを相対的に運動させて、前記上面から1つ以上のダイシングストリートに沿って少なくとも部分的に半導体ウェハをダイシングし、前記第1のレーザビームは前記半導体ウェハの側壁により規定される切溝を形成し、
    前記少なくとも部分的にダイシングされた半導体ウェハの前記側壁をエッチングして、前記第1のレーザビームによって前記側壁に生成された熱影響部(HAZ)を削減又は除去し、
    材料の前記下地層を前記1つ以上のダイシングストリートに沿って切断して、少なくとも所定のダイ破断強さを有する前記半導体ウェハからダイを分離し、動作するダイの歩留まりを所定の最小歩留まり以上にし、
    前記側壁エッチングは、材料の前記下地層の前記切断の前に行われ、前記側壁のエッチング中に材料の前記下地層から前記側壁へのデブリを低減又は防止する、
    方法。
  2. 材料の前記下地層はダイアタッチフィルム(DAF)である、請求項1の方法。
  3. 材料の前記下地層を切断する際に、
    第2のレーザビームを生成し、
    前記1つ以上のダイシングストリートに沿って前記第2のレーザビームを前記DAFに対して相対的に移動させる、
    請求項2の方法。
  4. 前記第1のレーザビームは、紫外線(UV)波長を有し、ナノ秒時間的パルス幅とピコ秒時間的パルス幅とからなる群から選択される時間的パルス幅を有するパルスレーザビームである、請求項3の方法。
  5. 前記第2のレーザビームは、可視光波長を有し、ナノ秒時間的パルス幅を有するパルスレーザビームである、請求項4の方法。
  6. 前記側壁のエッチングの際に、前記半導体ウェハから半導体材料を除去するように構成された第1のエッチャントを使用し、
    材料の前記下地層を切断する際に、前記DAF材料を除去するように構成された第2のエッチャントを使用する、
    請求項2の方法。
  7. 前記第1のエッチャントは自発的エッチャントである、請求項6の方法。
  8. 前記自発的エッチャントは二フッ化キセノン(XeF2)である、請求項7の方法。
  9. 前記第2のエッチャントは酸化物エッチャントである、請求項6の方法。
  10. 前記上面は、1つ以上のストリートによって分離された複数の互いに離間した電子回路要素のパターンを含む1層以上のデバイス層を有し、さらに、
    前記第1のレーザビームを生成する前に、前記半導体ウェハにコーティングを塗布して、前記第1のレーザビームによって生成されたデブリから前記半導体ウェハを保護し、
    前記1つ以上のダイシングストリートに沿った前記第1のレーザビームの第1のパスにおいて、前記1層以上のデバイス層をスクライビングし、
    前記1つ以上のストリートに沿った前記第1のレーザビームの第2のパスにおいて前記半導体ウェハを少なくとも部分的にダイシングした後であって、前記側壁をエッチングする前に、前記半導体ウェハを洗浄して前記コーティングを除去する、
    請求項1の方法。
  11. 材料の前記下地層が金属である、請求項1の方法。
  12. 材料の前記下地層を切断する際に、
    第2のレーザビームを生成し、
    前記1つ以上のダイシングストリートに沿って前記第2のレーザビームを前記金属に対して相対的に移動させる、
    請求項11の方法。
  13. 前記側壁をエッチングする際に、前記半導体ウェハから半導体材料を除去するように構成された第1のエッチャントを使用し、
    材料の前記下地層を切断する際に、前記金属を除去するように構成された第2のエッチャントを使用する、
    請求項11の方法。
  14. 上面と材料の下地層に付着される底面とを含む半導体ウェハをダイシングするためのレーザ加工システムであって、
    第1のレーザビームを生成する第1のレーザ加工ヘッドであって、前記半導体ウェハの上面に対して第1のレーザビームを相対的に運動させて、前記上面から1つ以上のダイシングストリートに沿って少なくとも部分的に半導体ウェハをダイシングする第1のレーザ加工ヘッドを備え、前記第1のレーザビームは前記半導体ウェハの側壁により規定される切溝を形成し、
    前記少なくとも部分的にダイシングされた半導体ウェハの前記側壁をエッチングして、前記第1のレーザビームによって前記側壁に生成された熱影響部(HAZ)を削減又は除去する第1のエッチングステーションと、
    材料の前記下地層を前記1つ以上のダイシングストリートに沿って切断して、少なくとも所定のダイ破断強さを有する前記半導体ウェハからダイを分離し、動作するダイの歩留まりを所定の最小歩留まり以上にするダイシングステーションと、
    を備え、
    前記第1のエッチングステーションは、前記ダイシングステーションが材料の前記下地層を切断する前に前記側壁エッチングを行い、前記側壁のエッチング中に材料の前記下地層から前記側壁へのデブリを低減又は防止する、
    システム。
  15. 前記第1のレーザ加工ヘッドは、ナノ秒時間的パルス幅とピコ秒時間的パルス幅とからなる群から選択される時間的パルス幅を有する紫外線(UV)レーザパルスを生成する第1のレーザ源を備える、請求項14のシステム。
  16. 前記第1のエッチングステーションは、自発的エッチャントを用いて、前記半導体ウェハの前記側壁から半導体材料を除去する、請求項14のシステム。
  17. 前記自発的エッチャントは二フッ化キセノン(XeF2)である、請求項16のシステム。
  18. 材料の前記下地層がダイアタッチフィルム(DAF)であり、前記ダイシングステーションが、前記DAFをカットするためにナノ秒時間的パルス幅を有する可視光レーザパルスを有する第2のレーザビームを生成する第2のレーザ源を有する第2のレーザ加工ヘッドを備える、請求項14のシステム。
  19. 材料の前記下地層が金属バッキングであり、前記ダイシングステーションが、前記金属バッキングをカットするための第2のレーザビームを生成する第2のレーザ源を有する第2のレーザ加工ヘッドを備える、請求項14のシステム。
  20. 材料の前記下地層がダイアタッチフィルム(DAF)であり、前記ダイシングステーションが、前記DAFを切断するための第2のエッチングステーションを備える、請求項14のシステム。
  21. 材料の前記下地層が金属バッキングであり、前記ダイシングステーションが、前記金属バッキングを切断するための第2のエッチングステーションを備える、請求項14のシステム。
  22. 前記第1のレーザ加工ヘッドの前に、前記半導体ウェハに保護コーティングを塗布するためのコーティングステーションと、
    前記第1のレーザ加工ヘッドの後であって前記第1のエッチングステーションの前に、前記保護コーティングをデブリとともに前記半導体ウェハから除去するための洗浄ステーションと、
    をさらに備える、請求項14のシステム。
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