JP2014519363A - 環状中心針 - Google Patents

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Abstract

本発明は、とりわけ、ニードル・アセンブリ(400)の針(406)を長手方向開口部(501)に少なくとも部分的に受け入れ、ニードル・アセンブリの針を長手方向開口部内で心出しするように構成された針ガイド(500)を備えた装置に関し、針ガイドは長手方向に圧縮可能である。

Description

本特許出願は、少なくとも2つの薬物作用剤を別個のリザーバから送達する医療用デバイスに関する。かかる薬物作用剤は、第1および第2の薬剤で構成され得る。医療用デバイスは、薬物を自動的に、またはユーザが手動で送達するための用量設定機構を含む。
薬物作用剤は、独立した薬物作用剤(単一の薬物化合物)または予混合した薬物作用剤(共製剤した複数の薬物化合物)をそれぞれ収容した、2つまたはそれ以上の多回用量のリザーバ、容器、あるいはパッケージに収容され得る。
特定の疾病状態は、1つまたはそれ以上の異なる薬剤を使用した治療を要する。最適な治療用量を送達するため、いくつかの薬物化合物を互いに対する特定の関係で送達する必要がある。本特許出願は、併用療法が望ましいものの、安定性、治療効果の低下、および毒性など、それらに限定されない諸理由から、単一の製剤では不可能な場合に特に有効である。
例えば、場合によっては、長時間作用型インスリン(第1の薬剤または一次薬剤とも呼ばれることがある)を、GLP−1またはGLP−1類似体(第2の薬物または二次薬剤とも呼ばれることがある)などのグルカゴン様ペプチド1と併用して糖尿病患者を治療することが有益であり得る。
したがって、薬物送達デバイスの複雑な物理的操作を伴わずにユーザが実施しやすい単一の注射または送達工程で、2つまたはそれ以上の薬剤を送達するためのデバイスを提供することが必要とされている。提案される薬物送達デバイスは、2つまたはそれ以上の活性薬物作用剤用の別個の貯蔵容器あるいはカートリッジ保持器を提供する。その結果、これらの活性薬物作用剤は、一回の送達処置中に単に組み合わされ、かつ/または患者に送達される。これらの活性作用剤は、組み合わせた用量で併せて投与することも、または別法として、逐次的な方式で順次組み合わせることもできる。
薬物送達デバイスは、薬剤の量を変更する機会も可能にする。例えば、1つの流体の量は、注射デバイスの性質を変える(例えば、ユーザ可変用量を設定する、またはデバイスの「固定」用量を変える)ことによって変更することができる。第2の薬剤の量は、それぞれの可変要素が異なる容量および/または濃度の第2の活性作用剤を収容した、様々な二次薬物収容パッケージを製造することによって変えることができる。
薬物送達デバイスは、単一の投薬インターフェースを有してもよい。このインターフェースは、一次リザーバと、かつ少なくとも1つの薬物作用剤を収容した薬剤の二次リザーバと流体連通するように構成され得る。薬物投薬インターフェースは、2つまたはそれ以上の薬剤がシステムを出て、患者に送達されることを可能にするある種の出口であることができる。
不連続単位または混合単位としての化合物の組合せを、両頭針アセンブリを介して身体に送達することができる。これにより、ユーザの観点からすれば、標準的なニードル・アセンブリを使用する現在利用可能な注射デバイスに厳密に適合する形で実現される、併用薬物注射システムが提供されることになる。1つの可能な送達処置は次の工程を含み得る:
1.投薬インターフェースを電気機械的注射デバイスの遠位端に装着する/取り付ける。投薬インターフェースは、第1および第2の近位針を備える。第1および第2の針はそれぞれ、一次化合物を収容した第1のリザーバおよび二次化合物を収容した第2のリザーバを穿孔する。
2.両頭針アセンブリなどの用量ディスペンサを投薬インターフェースの遠位端にある接続部分に装着する/取り付ける。このようにして、ニードル・アセンブリの近位端は、一次化合物および二次化合物の両方と流体連通している。例えば、ニードル・アセンブリのニードル・ハブは、投薬インターフェースの接続部分に対してねじ込まれ、それによって両頭針アセンブリの針の一端が投薬インターフェースの接続部分の出口に貫入し、出口に配置された投薬インターフェースのセプタムを穿孔し、投薬インターフェースの保持チャンバと流体連通して置かれる。保持チャンバは、第1および第2の近位針と流体連通してもよい。
3.例えばグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)を介して、注射デバイスからの一次化合物の所望の用量をダイヤル・アップ/設定する。
4.ユーザが一次化合物の用量を設定した後、マイクロプロセッサ制御の制御ユニットは、二次化合物の用量を決定または計算することができ、好ましくは、以前に収納した治療用量プロファイルに基づいてこの第2の用量を決定または計算することができる。この計算された薬剤の組合せが、次にユーザによって注射されることになる。治療用量プロファイルはユーザ選択可能であってもよい。
5.場合により、第2の用量を計算した後、デバイスは準備済みの状態(armed condition)に置くことができる。かかる任意の準備済みの状態では、これは、制御パネル上の「OK」ボタンを押し、かつ/または保持することによって実現され得る。この状態は、組合せ用量を投薬するのにデバイスを使用することができる以前の所定の期間よりも長期間に備えてもよい。
6.次に、ユーザは、用量ディスペンサ(例えば、両頭針アセンブリ)の遠位端を所望の注射部位内に挿入またはあてがう。一次化合物と二次化合物(および潜在的に第3の薬剤)の組合せの用量は、注射ユーザ・インターフェース(例えば、注射ボタン)を起動することによって投与される。
薬剤は両方とも、1つの注射針または用量ディスペンサを介して、かつ1つの注射工程で送達され得る。このことは、2つの別個の注射を投与するのに比べてユーザ工程が低減されるという点で、ユーザにとって便利な利益を提示する。
特定の注射回数(例えば、1回の注射、3回の注射、5回の注射、10回の注射、20回の注射、または50回の注射など)後、用量ディスペンサおよび/または投薬インターフェースが汚染されるリスクがあり、さらに、用量ディスペンサおよび/または投薬インターフェースの針の先端が鈍くなることがある。例えば、針の鈍くなった先端は、セプタムおよび/または組織を十分に穿孔できないことがあり、例えば、鈍くなった針を所望の注射部位に挿入するには非常に痛みを伴うことがある。さらに、弁構成など、用量ディスペンサおよび/または投薬インターフェースの機械的部品は、特定の注射回数(例えば、1回の注射、3回の注射、5回の注射、10回の注射、20回の注射、または50回の注射など)しか適切に機能しないことがある。
したがって、用量ディスペンサおよび投薬インターフェースは使い捨て部分である。例えば、用量ディスペンサは1回の注射のみに使用されるべきであり、投薬インターフェースは第1および第2のリザーバのみと共に使用されるべきである。しかし、投薬インターフェースの接続部分に対する用量ディスペンサの装着は面倒なことがあり、例えば、出口の直径がほぼ針の直径であることがある。さらに、両頭針は引っ掛かり(例えば、傾く)、例えば、保持チャンバの側壁と衝突し、投薬インターフェースを損傷する場合がある。例えば、ニードル・アセンブリを投薬インターフェースの接続部分に対してねじ込むとき、ニードル・アセンブリ、特に両頭針は最初に傾くことがある(例えば、ねじ山のねじれ角のため)。
投薬インターフェースの接続部分に対する用量ディスペンサの装着を容易にし、かつ両頭針が保持チャンバの側壁と衝突するのを防ぐため、出口と保持チャンバの断面内径、および/または保持チャンバの長さ、および/または両頭針の長さを増大させてもよく、それに応じて保持チャンバおよび/または液体経路の容量も増大する。
しかし、第1および第2のリザーバの前方における液体死空間および液体経路、例えば投薬インターフェースの流体連通経路の容量を最小限に抑えることが好ましい。例えば、この液体死空間に収容された薬剤が汚染され、かつ/または他の何らかの望ましくない副作用を引き起こすという、より高いリスクがある。これらの副作用は、例えば、第1および第2の薬剤の組合せの安定性の減少、治療効果の低下、および毒性によることがある。
Rote Liste、2008年版、第50章 「Remington’s Pharmaceutical Sciences」、第17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.,U.S.A.,1985年 Encyclopedia of Pharmaceutical Technology
したがって、本発明は、とりわけ、投薬インターフェースおよび/もしくは薬物送達デバイスなどの医療用デバイスの接続部分などの接続部分に対する容量ディスペンサの装着を容易にし、かつ/またはその液体死空間を最小限に抑えるという技術的問題に取り組む。しかし、本発明は、上述したような投薬インターフェースおよび/または医療用デバイスの接続部分に限定されず、基本的に、多液型接着剤(例えば、二液型接着剤)などの接着剤を排出するように構成されたディスペンサなど、任意のディスペンサの接続部分に関連するものとすることもできる。
本発明によれば、装置は、ニードル・アセンブリの針を長手方向開口部に少なくとも部分的に受け入れ、ニードル・アセンブリの針を長手方向開口部内で心出しするように構成された針ガイドを備え、針ガイドは長手方向に圧縮可能である。
さらに、本発明によれば、方法は、装置において、ニードル・アセンブリの針を針ガイドの長手方向開口部に受け入れる工程と、ニードル・アセンブリの針を長手方向開口部内で心出しする工程とを含み、針ガイドは長手方向に圧縮可能である。
装置はディスペンサとすることができる。特に、装置は、輸液デバイスまたは注射デバイスなど、薬物作用剤(例えば、一回量の薬剤)を排出するように構成された医療用デバイスなどの薬物送達デバイス、例えばインスリン注射ペンであってもよい。注射デバイスは、医療従事者によって、または患者自身によっても使用可能である。一例として、1型および2型糖尿病は、インスリン用量を、例えば1日に1回または数回注射することによって、患者自身が治療し得る。
例えば、装置は、第1および第2の薬剤をそれぞれ含む別個のリザーバから、少なくとも2つの薬物作用剤を排出するように構成された医療用デバイスであるが、それに限定されない。別法として、医療用デバイスは、例えば、本出願人のソロスター(Solostar)インスリン注射ペンなど、単一のリザーバから薬物作用剤を排出するように構成された従来の医療用デバイスである。
別法として、装置は、薬剤を排出するように構成された医療用デバイスなど、薬物送達デバイスなどのディスペンサに装着可能な使い捨て部分とすることができる。例えば、装置は、薬剤を排出するように構成された医療用デバイスに装着可能な投薬インターフェースである。投薬インターフェースは、少なくとも1つの薬剤を収容した医療用デバイスの少なくとも1つのリザーバと流体連通するように構成されてもよい。例えば、薬物投薬インターフェースは、少なくとも1つの薬剤が医療用デバイスを出ることを可能にする一種の出口である。投薬インターフェースは弁配置を備えてもよい。かかる弁配置は、少なくとも1つのリザーバの少なくとも1つの薬剤の汚染を防ぐように構成されてもよい。例えば、弁構成は、薬剤が送達/排出されるときの、少なくとも1つの薬剤の逆流を防ぐように構成される。
別法として、装置は針ガイドとすることができる。針ガイドは、投薬インターフェースならびに/あるいは薬物送達デバイスなどのディスペンサの接続部分など、接続部分に(可逆的および/または不可逆的)装着可能であってもよい。
ニードル・アセンブリは用量ディスペンサであってもよい。例えば、ニードル・アセンブリは、投薬インターフェースの保持チャンバ、および/または薬物送達デバイスなどのディスペンサの少なくとも1つのリザーバと流体連通するように構成される。リザーバは、薬剤などの少なくとも1つの流体を収容してもよい。
例えば、ニードル・アセンブリは、両頭針アセンブリおよび/または標準的なニードル・アセンブリである。ニードル・アセンブリは、針、ニードル・ハブ、および着脱式保護カバーを備えてもよい。針は両頭針であってもよい。両頭針の一端は、注射前に所望の注射部位に挿入されるように構成されてもよい。両頭針の他端は、上述したような投薬インターフェースおよび/または薬物送達デバイスの接続部分などの接続部分のセプタムを穿孔するように構成されてもよい。ニードル・ハブは、投薬インターフェースおよび/または薬物送達デバイスなどのディスペンサの接続部分などの接続部分に、ニードル・アセンブリを装着するように構成されてもよい。例えば、ニードル・ハブは、接続部分の雄ねじに対応する雌ねじを備える。
本発明によれば、針ガイドは、ニードル・アセンブリの針を長手方向開口部に受け入れ、針を長手方向開口部内で心出しするように構成される。長手方向開口部の長手方向軸および針の長手方向軸が等しいとき、すなわち針と長手方向開口部が同軸であるときに、針が針ガイドの長手方向開口部内で心出しされるものと見なしてもよい。特に、長手方向開口部内にある針の一端が、長手方向開口部の断面の中心にあるとき、針が針ガイドの長手方向開口部内で心出しされるものと見なしてもよい。
例えば、ニードル・アセンブリが長手方向開口部に受け入れられると、ニードル・アセンブリは長手方向開口部内で横方向に固定されてもよい。例えば、長手方向開口部のリムは、長手方向開口部のリムがニードル・アセンブリの対応する凹部と係合しているときに針が長手方向開口部内で心出しされるようにして、ニードル・アセンブリの対応する凹部と係合するように構成される。別法として、またはそれに加えて、長手方向開口部は、針のリムが長手方向開口部のセットバック上にあるときに針が長手方向開口部内で心出しされるようにして、ニードル・アセンブリのリムを受け入れるように構成された(円形)セットバックを有してもよい。
さらに、本発明によれば、針ガイドは長手方向に圧縮可能である。特に、針ガイドの長手方向開口部は長手方向に圧縮可能であってもよい。例えば、長手方向開口部の長手方向軸の方向で針ガイドの長手方向開口部に力が加えられると、針ガイドの長手方向開口部の長手方向長さは低減される。
一例として、針ガイドは、長手方向開口部が投薬インターフェースの接続部分を少なくとも部分的に包囲し、接続部分の出口が長手方向開口部の断面の中心にあるようにして、投薬インターフェースの接続部分に配置される。この例では、ニードル・アセンブリが長手方向開口部に受け入れられたとき、ニードル・アセンブリの針の一端は、接続部分の出口から離隔されると共にそこで心出しされてもよい。接続部分の出口は、接続部分の中心の開口部であってもよく、ニードル・アセンブリの針の一端を受け入れるように構成される。上述したように、ニードル・アセンブリのニードル・ハブを投薬インターフェースの接続部分に装着するために、ニードル・アセンブリが長手方向開口部の長手方向軸の方向で押されると、ニードル・アセンブリは長手方向開口部内で横方向に固定されてもよく、針の一端は、長手方向開口部の長手方向軸に沿って出口に真っ直ぐ接近してもよい。
例えば、長手方向開口部(またはその長手方向に圧縮可能な部分)の最小直径は、長手方向開口部の長手方向長さの少なくとも三分の一、好ましくは少なくとも半分、より好ましくは少なくとも一倍もしくは二倍であってもよい。これは、長手方向開口部が長手方向に圧縮されたときに針ガイドを安定させ、かつ/または針が出口に真っ直ぐ接近できるようにし、かつ/または長手方向開口部が長手方向に圧縮されたときの針の傾きを防ぐのにとりわけ有利である。
例えば、ニードル・アセンブリのニードル・ハブは、投薬インターフェースの接続部分に対してねじ込まれ、それによって、両頭針アセンブリの針の一端が投薬インターフェースの接続部の出口に真っ直ぐ貫入し、出口に配置された投薬インターフェースのセプタムを穿孔し、投薬インターフェースの保持チャンバと流体連通して置かれる。そこで、針ガイドは針を心出しし、針の傾きを防ぐ。換言すれば、針ガイドは、好ましくは、針ガイドが長手方向に圧縮されたときに長手方向開口部の中心で針を保持するように構成されてもよく、それによって、針ガイドが針を出口に真っ直ぐ接近させ、かつ/または針の傾きを防ぐことが可能になる。
したがって、針と保持チャンバおよび/または出口の側壁との衝突のリスクは大幅に低減されるので、保持チャンバおよび/または出口の断面内径は針の外径に対応してもよく、例えば、保持チャンバおよび/または出口の内径は、針の外径よりもわずかだけ大きい(例えば、5%、10%、または25%大きい)。別法として、またはそれに加えて、針および/または保持チャンバの長さはそれに応じて、ニードル・アセンブリの針の一端が完全にニードル・ハブの内部にあることができ、ニードル・ハブが接続部分に触れた後に出口に貫入できるように、減少させることができる。
本発明は、投薬インターフェースおよび/または薬物送達デバイスなどのディスペンサの接続部分など、接続部分に対する用量ディスペンサの装着を容易にするためには、とりわけ有利である。さらに、本発明は、投薬インターフェースにおける、かつ/または薬物送達デバイスなどのディスペンサのリザーバの前方における液体死空間を最小限に抑えるためには、とりわけ有利である。
以下、上述したような装置および方法に等しく当てはまるものと理解される、本発明の特徴および実施形態(さらなる特徴を示す)について記載する。これらのそれぞれの特徴/実施形態は、例示的かつ非限定的であり、上述したような装置および方法の他の開示される特徴/実施形態とは独立して、それぞれ組合せ可能であるものと見なされる。しかしながら、これらの特徴/実施形態はまた、互いとの、かつ上述したような装置および方法との、すべての可能な組合せで開示されるものと見なすものとする。例えば、本発明による装置が特定の動作を実施するように構成されるという言及は、それに相応する本発明による方法の方法工程も開示するものと理解すべきである。
本発明の一実施形態によれば、長手方向開口部は円形断面を有し、かつ/または円筒状である。別法として、またはそれに加えて、長手方向開口部の断面は楕円および/または丸形であってもよい。長手方向開口部は、長手方向開口部(例えば、貫通口)を有する円筒であってもよい。
例えば、標準的なニードル・アセンブリも一般的に円形断面を有する。例えば、長手方向開口部の内径は、標準的なニードル・アセンブリの外径に適合されてもよい。とりわけ、長手方向開口部のリムにおける内径は、標準的なニードル・アセンブリのリムの外径に適合されてもよい。この実施形態は、標準的なニードル・アセンブリを長手方向開口部に受け入れるのを可能にするのにとりわけ有利である。
本発明の一実施形態によれば、長手方向開口部は、長手方向に圧縮可能な外側面によって画成される。上述したように、例えば長手方向開口部の長手方向軸の方向で針ガイドの長手方向開口部に力が加えられると、針ガイドの長手方向開口部を画成する外側面の長手方向長さが低減される。この実施形態は、長手方向開口部の長手方向圧縮を可能にするためには、特に有利である。
本発明の一実施形態によれば、外側面は折畳み可能である。一例として、外側面は、(単にまたは主に)外側面の長手方向の剛性が減少するように、長手方向開口部の長手方向軸の方向で(のみ)折畳み可能である。この例では、ニードル・アセンブリが長手方向開口部に受け入れられ、長手方向開口部の長手方向軸の方向にある角度で押されたとき、外側面の横方向の剛性により、針の傾き/引っ掛かりを少なくとも部分的に防ぐことができる。
この実施形態は、長手方向開口部の圧縮の好ましい方向を定め、かつ/またはニードル・アセンブリの針の引っ掛かり/傾きを防ぐためには、とりわけ有利である。
本発明の一実施形態によれば、折畳み可能な外側面はベローズ状に形成される。外側面のようなベローズの断面は「V字形」であってもよい。例えば、外側面は、曲がりおよび曲げ止まり(bending and ceasing)の性質を有する。別法として、またはそれに加えて、折畳み可能な外側面は波状である。上述したように、この実施形態は、圧縮の好ましい方向を定め、かつ/またはニードル・アセンブリの針の引っ掛かり/傾きを防ぐためには、とりわけ有利である。
本発明の一実施形態によれば、外側面は弾性材料から作られる。例えば、針ガイドは、射出成形可能な弾性プラスチックなどの弾性プラスチックから作られる。
材料の弾性によって、長手方向開口部および/またはその外側面が圧縮されたときに、弾性反力が生じ得る。例えば、圧縮されたばね座金のような圧縮された長手方向開口部は、ニードル・アセンブリのニードル・ハブと、投薬インターフェースおよび/または薬物送達デバイスなどのディスペンサの接続部分との間のねじ込み接続を固定する。
さらに、材料の弾性によって、ニードル・アセンブリが長手方向開口部に受け入れられ、長手方向開口部の長手方向軸の方向にある角度で押されたときにも、弾性反力が生じ得る。
この実施形態は、ニードル・アセンブリのニードル・ハブと接続部分との間の接続を固定し、かつ/または針の引っ掛かり/傾きを防ぐのにとりわけ有利である。
本発明の一実施形態によれば、外側面は少なくとも1つの長手方向スリットを有する。スリットは、長手方向開口部を可逆的に広げる(すなわち、拡大する)ことを可能にしてもよい。この実施形態は、投薬インターフェースおよび/または薬物送達デバイスなどのディスペンサの接続部分に針ガイドを可逆的に装着し、かつ/またはニードル・アセンブリを長手方向開口部に受け入れるのにとりわけ有利である。
本発明の一実施形態によれば、長手方向開口部は、ニードル・アセンブリのリムを受け入れるように構成された円形のセットバックを有する。セットバックは、長手方向開口部の長手方向軸に垂直な面に配置されてもよい。例えば、長手方向開口部の外側面は、長手方向開口部の内径がセットバックのところで拡大されるようにして、円形のセットバックを有する。例えば、拡大した内径は、ニードル・アセンブリのリムの外径に対応してもよい。例えば、セットバックおよび/または長手方向開口部は、ニードル・アセンブリと横方向の形状嵌めを形成するように構成される。ニードル・アセンブリは標準的なニードル・アセンブリであってもよい。上述したように、この実施形態は、ニードル・アセンブリの針を心出しし、ニードル・アセンブリを横方向で固定するのにとりわけ有利である。
別法として、またはそれに加えて、長手方向開口部は、ニードル・アセンブリのリムを受け入れるように構成された円形の切欠きを有してもよい。この場合、長手方向開口部の直径は、ニードル・アセンブリのリムを円形の切欠きに受け入れることを可能にするように、広げることができてもよい。ニードル・アセンブリは、長手方向開口部内で(横方向および長手方向に)固定されてもよい。例えば、切欠きおよび/または長手方向開口部は、ニードル・アセンブリと長手方向および横方向の形状嵌めを形成するように構成される。この実施形態は、投薬インターフェースおよび/または薬物送達デバイスなどのディスペンサの接続部分に針ガイドを装着する前に、ニードル・アセンブリを針ガイドに装着するのにとりわけ有利である。
本発明の一実施形態によれば、針ガイドは、薬剤を排出するように構成された医療用デバイスの接続部分を包囲するように構成される。医療用デバイスは、上述したような薬物送達デバイスであってもよい。
上述したように、長手方向開口部は、接続部分の出口が長手方向開口部の断面の中心にあるようにして、医療用デバイスの接続部分を少なくとも部分的に包囲するように構成されてもよい。長手方向開口部は貫通口であってもよい。例えば、長手方向開口部は、一端で医療用デバイスの接続部分を、他端でニードル・アセンブリを少なくとも部分的に受け入れるように構成される。この実施形態は、医療用デバイスの接続部分に対する針ガイドの可逆的または不可逆的な装着を可能にするのにとりわけ有利である。
別法として、上述したように、長手方向開口部は、接続部分の出口が長手方向開口部の断面の中心にあるようにして、医療用デバイスの接続部分を少なくとも部分的に包囲してもよい。例えば、針ガイドは医療用デバイスの接続部分に不可逆的に装着され、かつ/または針ガイドと医療用デバイスの接続部分は一体的に形成される。
本発明の一実施形態によれば、装置は医療用デバイスに装着可能である。特に、針ガイドは、医療用デバイスに(可逆的または不可逆的に)装着可能である。例えば、医療用デバイスおよび針ガイドは、摩擦嵌め、形状嵌め、および/または干渉嵌めを形成するように構成された対合装着(mating attachment)手段を備える。対合装着手段の例としては、スナップ・ロック、スナップ嵌め、スナップ・リング、キー付きスロット、ねじ、およびそれらの任意の組合せが挙げられる。別法として、またはそれに加えて、装置は医療用デバイスに接着されるように構成されてもよい。
針ガイドが医療用デバイスに装着されているとき、長手方向開口部は、医療用デバイスの接続部分を少なくとも部分的に包囲してもよく、接続部分の出口は長手方向開口部の断面の中心にあってもよい。医療用デバイスは、上述したような薬物送達デバイスであってもよい。
この実施形態は、医療用デバイスの接続部分に対する針ガイドの装着を可能にするのにとりわけ有利である。
本発明の一実施形態によれば、装置は、薬剤を排出するように構成された医療用デバイスであり、針ガイドは医療用デバイスの接続部分を包囲する。医療用デバイスは、上述したような薬物送達デバイスであってもよい。長手方向開口部は、接続部分の出口が長手方向開口部の断面の中心にあるようにして、医療用デバイスの接続部分を少なくとも部分的に包含してもよい。
本発明の一実施形態によれば、ニードル・アセンブリのニードル・ハブは、医療用デバイスの接続部分に装着されるように構成される。特に、ニードル・アセンブリは、医療用デバイスの接続部分に可逆的に装着されるように構成されてもよい。ニードル・ハブおよび接続部分は、摩擦嵌め、形状嵌め、および/または干渉嵌めを形成するように構成された対合装着手段を備えてもよい。対合装着手段の例としては、スナップ・ロック、スナップ嵌め、スナップ・リング、キー付きスロット、ねじ、およびそれらの任意の組合せが挙げられる。例えば、ニードル・ハブは、接続部分の雄ねじに対応する雌ねじを備える。
この実施形態は、医療用デバイスの接続部分に対するニードル・アセンブリの可逆的な装着を可能にするのにとりわけ有利である。
本発明の一実施形態によれば、ニードル・アセンブリの針の一端は、接続部分の出口に貫入し、医療用デバイスのセプタムを穿孔するように構成される。例えば、ニードル・アセンブリのニードル・ハブは、投薬インターフェースおよび/または医療用デバイスの接続部分に対してねじ込まれ、それによって、両頭アセンブリの針の一端は、投薬インターフェースの接続部分の出口に貫入し、出口に配置されたセプタムを穿孔し、投薬インターフェースの保持チャンバおよび/または医療用デバイスのリザーバと流体連通して置かれる。
本発明の一実施形態によれば、方法は、針ガイドを長手方向に圧縮する工程と、ニードル・アセンブリを医療用デバイスの接続部分に装着する工程と、ニードル・アセンブリの針をニードル・ハブの出口に貫入する工程と、医療用デバイスのセプタムを穿孔する工程とを含む。
本発明の様々な態様のこれらならびに他の利点は、添付図面を適切に参照して以下の詳細な説明を読むことにより、当業者には明白となるであろう。
デバイスのエンド・キャップが取り外されている、図1aおよび図1bに示される送達デバイスの斜視図である。 カートリッジを示す送達デバイスの遠位端の斜視図である。 1つのカートリッジ保持器が開位置にある、図1に示されるカートリッジ・ホルダの斜視図である。 図1に示される送達デバイスの遠位端に着脱可能に装着可能な投薬インターフェースおよび用量ディスペンサを示す図である。 図1に示される送達デバイスの遠位端に装着された、図4に示される投薬インターフェースおよび用量ディスペンサを示す図である。 送達デバイスの遠位端に取付け可能な用量ディスペンサの1つの配置を示す図である。 図4に示される投薬インターフェースの斜視図である。 図4に示される投薬インターフェースの別の斜視図である。 図4に示される投薬インターフェースの断面図である。 図4に示される投薬インターフェースの分解組立図である。 図1に示されるデバイスなどの薬物送達デバイスに装着された投薬インターフェースおよび用量ディスペンサの断面図である。 針ガイドの配置を示す図である。 図1に示される送達デバイスの遠位端に着脱式に取付け可能な投薬インターフェースと、針ガイドの使用によって投薬インターフェースに着脱式に取付け可能なニードル・アセンブリとを示す図である。 針ガイドの使用によってニードル・アセンブリを投薬インターフェースに装着する方法を示す図である。 図1に示されるデバイスなどの薬物送達デバイスに装着された、投薬インターフェース、針ガイド、および用量ディスペンサを示す断面図である。
図1に示される薬物送達デバイスは、近位端16から遠位端15まで延びる本体14を備える。遠位端15には、着脱可能なエンド・キャップまたはカバー18が設けられる。このエンド・キャップ18および本体14の遠位端15は、共に働いてスナップ嵌めまたは形状嵌め接続をもたらすので、一旦カバー18を本体14の遠位端15へとスライドすると、キャップと本体の外表面20との間のこの摩擦嵌めによって、カバーが不用意に本体から外れるのが防止される。
本体14は、マイクロプロセッサ制御ユニット、電気機械的駆動列、および少なくとも2つの薬剤リザーバを収容する。エンド・キャップまたはカバー18が(図1に示されるように)デバイス10から取り外されると、投薬インターフェース200が本体14の遠位端15に取り付けられ、用量ディスペンサ(例えば、ニードル・アセンブリ)がインターフェースに装着される。薬物送達デバイス10は、両頭針アセンブリなどの単一のニードル・アセンブリを通して、第2の薬剤(二次薬物化合物)の計算された用量と、第1の薬剤(一次薬物化合物)の可変用量とを投与するのに使用することができる。
制御パネル領域60が、本体14の近位端付近に設けられる。好ましくは、この制御パネル領域60は、組合せの用量を設定し注射するようにユーザによって操作することができる、複数のヒューマン・インターフェース要素と併せて、デジタル表示部80を含む。この構成では、制御パネル領域は、第1の用量設定ボタン62と、第2の用量設定ボタン64と、「OK」の記号で指定される第3のボタン66とを含む。それに加えて、本体の最近位端に沿って、注射ボタン74も設けられる(図1の斜視図では見えていない)。
カートリッジ・ホルダ40は、本体14に着脱可能に装着することができ、少なくとも2つのカートリッジ保持器50および52を収容することができる。各保持器は、ガラス・カートリッジなどの1つの薬剤リザーバを収容するように構成される。好ましくは、各カートリッジは異なる薬剤を収容する。
それに加えて、カートリッジ・ホルダ40の遠位端では、図1に示される薬物送達デバイスは、投薬インターフェース200を含む。図4に関連して記載されるように、1つの構成では、この投薬インターフェース200は、カートリッジ・ハウジング40の遠位端42に着脱可能に装着される主外部本体212を含む。図1で分かるように、投薬インターフェース200の遠位端214は好ましくはニードル・ハブ216などの接続部分を備える。このニードル・ハブ216は、従来のペン型注射針アセンブリなどの用量ディスペンサを、薬物送達デバイス10に着脱可能に取り付けることを可能にするように構成され得る。ニードル・ハブ216は端部219における外径217を有する。
一旦デバイスがオンにされると、図1に示されるデジタル表示部80は明るくなり、ユーザに特定のデバイス情報を、好ましくはカートリッジ・ホルダ40内に収容された薬剤に関連する情報を提供する。例えば、一次薬剤(薬物A)と二次薬剤(薬物B)の両方に関連する特定の情報がユーザに提供される。
図3に示されるように、第1および第2のカートリッジ保持器50、52は、ヒンジ式のカートリッジ保持器で構成される。これらのヒンジ式保持器は、ユーザがカートリッジにアクセスするのを可能にする。図3は、第1のヒンジ式カートリッジ保持器50が開位置にある、図1に示されるカートリッジ・ホルダ40の斜視図を示す。図3は、第1の保持器50を開き、それによって第1のカートリッジ90へのアクセスを得ることによって、ユーザがどのように第1のカートリッジ90にアクセスできるかを示している。
図1について考察する際に上述したように、投薬インターフェース200は、カートリッジ・ホルダ40の遠位端に連結される。図4は、カートリッジ・ホルダ40の遠位端に接続されていない投薬インターフェース200の平面図を示す。インターフェース200と共に使用され得る用量ディスペンサまたはニードル・アセンブリも示され、保護用外キャップ420内に受けられる。保護カバー420は、リム421と、リム421における外径422とを有する。
図5では、図4に示される投薬インターフェース200は、カートリッジ・ホルダ40に連結されて示される。投薬インターフェース200とカートリッジ・ホルダ40との間の軸方向装着手段は、スナップ・ロック、スナップ嵌め、スナップ・リング、キー付きスロット、およびかかる接続の組合せを含む、当業者には既知の任意の軸方向装着手段であり得る。投薬インターフェースとカートリッジ・ホルダとの間の接続または装着はまた、コネクタ、止め具、スプライン、リブ、溝、ピップ、クリップ、および同様の設計機能など、薬物送達デバイスに適合する特定のハブのみが装着可能であることを担保する追加の機能(図示なし)を含んでもよい。かかる追加の機能は、不適切な二次カートリッジが適合しない注射デバイスに挿入されるのを防ぐ。
図5はまた、インターフェース200のニードル・ハブ上に螺着可能な投薬インターフェース200の遠位端に連結されたニードル・アセンブリ400および保護カバー420を示す。図6は、図5の投薬インターフェース200に取り付けられた両頭針アセンブリ402の断面図を示す。
図6に示されるニードル・アセンブリ400は、両頭針406およびハブ401を備える。両頭針またはカニューレ406は、ニードル・ハブ401内に固定的に取り付けられる。このニードル・ハブ401は、その周囲に沿って円周方向に垂下するスリーブ403を有する、円板形要素を備える。このハブ部材401の内壁に沿って、ねじ山404が設けられる。このねじ山404によって、1つの好ましい構成では対応する雄ねじを遠位ハブに沿って備える投薬インターフェース200のニードル・ハブ216上に、ニードル・ハブ401を螺着することが可能になる。ハブ要素401の中央部分には、突出部402が設けられている。この突出部402は、スリーブ部材の反対方向でハブから突出する。両頭針406は、突出部402およびニードル・ハブ401を通って中心に取り付けられる。この両頭針406は、両頭針の第1のまたは遠位側穿孔端部405が、注射部位を穿孔する注射部(例えば、ユーザの皮膚)を形成するようにして取り付けられる。
同様に、ニードル・アセンブリ400の第2のまたは近位側穿孔端部407は、スリーブ403によって同心的に取り囲まれるようにして、円板の反対側から突出する。1つのニードル・アセンブリ構成では、スリーブ403がバック・スリーブの尖端をある程度保護するように、第2のまたは近位側穿孔端部406はこのスリーブよりも短くてもよい。
図4および図5に示される針カバー・キャップ420は、ハブ401の外表面403の周りで形状嵌めを提供する。
次に、図4〜図11を参照して、このインターフェース200の1つの好ましい構成について考察する。この1つの好ましい構成では、このインターフェース200は次のものを備える:
a.主外部本体210
b.第1の内部本体220
c.第2の内部本体230
d.第1の穿孔針240
e.第2の穿孔針250
f.弁シール260、および
g.セプタム270
主外部本体210は、本体近位端212および本体遠位端214を備える。外部本体210の近位端212では、投薬インターフェース200をカートリッジ・ホルダ40の遠位端に装着することができるようにして、接続部材が構成される。好ましくは、接続部材は、投薬インターフェース200をカートリッジ・ホルダ40に着脱可能に接続することができるように構成される。1つの好ましいインターフェース構成では、インターフェース200の近位端は、少なくとも1つの凹部を有する上方に延びる壁218を備えて構成される。例えば、図8から分かるように、上方に延びる壁218は、少なくとも第1の凹部217および第2の凹部219を備える。
好ましくは、第1および第2の凹部217、219は、薬物送達デバイス10のカートリッジ・ハウジング40の遠位端付近にある、外向きに突出する部材と協働するように、この主外部本体の壁内に位置付けられる。例えば、カートリッジ・ハウジングのこの外向きに突出する部材48は、図4および図5に見ることができる。第2の類似の突出する部材は、カートリッジ・ハウジングの対向面に設けられる。そのため、インターフェース200をカートリッジ・ハウジング40の遠位端の上に軸方向にスライドさせると、外向きに突出する部材が第1および第2の凹部217、219と協働して、干渉嵌め、形状嵌め、またはスナップ・ロックを形成する。別法として、また当業者であれば認識するように、投薬インターフェースおよびカートリッジ・ハウジング40を軸方向に連結させることができる、他の任意の類似した接続機構を、同様に使用することができる。
主外部本体210およびカートリッジ・ホルダ40の遠位端は、カートリッジ・ハウジングの遠位端の上に軸方向にスライドさせることができる、軸方向に係合するスナップ・ロックまたはスナップ嵌め構成を形成するように作用する。1つの代替構成では、投薬インターフェース200は、不用意な投薬インターフェースの混同使用を防ぐように、コーディング機能を備えてもよい。つまり、ハブの内部本体を、1つまたはそれ以上の投薬インターフェースの不用意な混同使用を防ぐように幾何学的に構成することができる。
取付け用ハブは、投薬インターフェース200の主外部本体210の遠位端に設けられる。かかる取付け用ハブは、ニードル・アセンブリに解放可能に接続されるように構成することができる。単なる一例として、この接続手段216は、図6に示されるニードル・アセンブリ400などの、ニードル・アセンブリのニードル・ハブの内壁面に沿って設けられる雌ねじを係合する雄ねじを備えてもよい。スナップ・ロック、ねじ山によって解放されるスナップ・ロック、バヨネットロック、形状嵌め、または他の類似の接続構成など、代替の解放可能なコネクタも設けられてもよい。
投薬インターフェース200は、第1の内部本体220をさらに備える。この内部本体の特定の詳細は図8〜図11に示される。好ましくは、この第1の内部本体220は、主外部本体210の延びる壁218の内表面215に連結される。より好ましくは、この第1の内部本体220は、リブおよび溝による形状嵌め構成によって、外部本体210の内表面に連結される。例えば、図9から分かるように、主外部本体210の延びる壁218は、第1のリブ213aおよび第2のリブ213bを備える。この第1のリブ213aは図10にも示される。これらのリブ213aおよび213bは、外部本体210の壁218の内表面215に沿って位置付けられ、第1の内部本体220の協働する溝224aおよび224bと共に形状嵌めまたはスナップ・ロック係合を作り出す。好ましい構成では、これらの協働する溝224aおよび224bは、第1の内部本体220の外表面222に沿って設けられる。
それに加えて、図8〜図10で分かるように、第1の内部本体220の近位端付近の近位表面226は、近位側穿孔端部分244を備える少なくとも第1の近位側に位置する穿孔針240を備えて構成されてもよい。同様に、第1の内部本体220は、近位側穿孔端部分254を備える第2の近位側に位置する穿孔針250を備えて構成されてもよい。第1および第2の針240、250は両方とも、第1の内部本体220の近位表面226に堅く取り付けられる。
好ましくは、この投薬インターフェース200は、弁構成体をさらに備える。かかる弁構成体は、第1および第2のリザーバにそれぞれ収容された第1および第2の薬剤の相互汚染を防ぐように構築することができる。好ましい弁構成体はまた、第1および第2の薬剤の逆流ならびに相互汚染を防ぐように構成され得る。
1つの好ましいシステムでは、投薬インターフェース200は、弁シール260の形態の弁構成体を含む。かかる弁シール260は、保持チャンバ280を形成するように、第2の内部本体230によって画成されるキャビティ231内に設けられてもよい。好ましくは、キャビティ231は、第2の内部本体230の上側表面に沿って置かれる。この弁シールは、第1の流体溝264および第2の流体溝266の両方を画成する上側表面を備える。例えば、図9は、第1の内部本体220と第2の内部本体230との間に着座した弁シール260の位置を示す。注射工程の間、このシール弁260は、第1の経路内の一次薬剤が第2の経路内の二次薬剤へと移行するのを防ぐと共に、第2の経路内の二次薬剤が第1の経路内の一次薬剤へと移行するのも防ぐ助けとなる。好ましくは、このシール弁260は、第1の逆止め弁262および第2の逆止め弁268を備える。そのため、第1の逆止め弁262は、第1の経路264、例えばシール弁260の溝に沿って移動している流体がこの経路264に戻るのを防ぐ。同様に、第2の逆止め弁268は、第2の流体経路266に沿って移動している流体がこの経路266に戻るのを防ぐ。
第1および第2の溝264、266は共に、逆止め弁262および268に向かってそれぞれ収束しており、その結果、出力流体経路または保持チャンバ280を提供する。この保持チャンバ280は、穿孔可能なセプタム270と共に、第2の内部本体の遠位端の第1および第2の逆止め弁262、268の両方によって画成される、内部チャンバによって画成される。図示されるように、この穿孔可能なセプタム270は、第2の内部本体230の遠位端部分と主外部本体210のニードル・ハブによって画成される内表面との間に位置付けられる。
保持チャンバ280は、インターフェース200の出口で終端する。この出口290は、好ましくは、インターフェース200のニードル・ハブ216の中心に位置し、穿孔可能なシール270を定位置で維持するのを支援する。そのため、両頭針アセンブリがインターフェースのニードル・ハブ(図6に示される両頭針など)に装着されると、出力流体経路によって、両方の薬剤を装着されたニードル・アセンブリと流体連通させることが可
能になる。
ハブ・インターフェース200は、第2の内部本体230をさらに備える。図9から分かるように、この第2の内部本体230は凹部を画成する上側表面を有し、弁シール260はこの凹部内に位置付けられる。したがって、インターフェース200が図9に示されるように組立てられると、第2の内部本体230は、外部本体210の遠位端と第1の内部本体220との間に位置付けられるようになる。第2の内部本体230および主外部本体は共に、セプタム270を適所で保持する。内部本体230の遠位端はまた、弁シールの第1の溝264および第2の溝266の両方と流体連通するように構成することができる、キャビティまたは保持チャンバを形成してもよい。
主外部本体210を薬物送達デバイスの遠位端の上に軸方向にスライドさせることによって、投薬インターフェース200が多回用デバイスに装着される。このようにして、第1の針240と第2の針250との間で、第1のカートリッジの一次薬剤および第2のカートリッジの二次薬剤それぞれとの流体連通が作り出されてもよい。
図11は、図1に示される薬物送達デバイス10のカートリッジ・ホルダ40の遠位端42上に取り付けられた後の投薬インターフェース200を示す。両頭針400もこのインターフェースの遠位端に取り付けられる。カートリッジ・ホルダ40は、第1の薬剤を収容した第1のカートリッジおよび第2の薬剤を収容した第2のカートリッジを有するものとして示される。
インターフェース200が最初にカートリッジ・ホルダ40の遠位端の上に取り付けられると、第1の穿孔針240の近位側穿孔端部244が第1のカートリッジ90のセプタムを穿孔し、それによって第1のカートリッジ90の一次薬剤92と流体連通する。第1の穿孔針240の遠位端は、弁シール260によって画成された第1の流体経路溝264とも流体連通するようになる。
同様に、第2の穿孔針250の近位側穿孔端部254は、第2のカートリッジ100のセプタムを穿孔し、それによって第2のカートリッジ100の二次薬剤102と流体連通する。この第2の穿孔針250の遠位端も、弁シール260によって画成された第2の流体経路溝266と流体連通するようになる。
図11は、薬物送達デバイス10の本体14の遠位端15に連結された、かかる投薬インターフェース200の好ましい構成を示す。好ましくは、かかる投薬インターフェース200は、薬物送達デバイス10のカートリッジ・ホルダ40に着脱可能に連結される。
図11に示されるように、投薬インターフェース200は、カートリッジ・ハウジング40の遠位端に連結される。このカートリッジ・ホルダ40は、一次薬剤92を収容した第1のカートリッジ90および二次薬剤102を収容した第2のカートリッジ100を収容するものとして示される。一旦カートリッジ・ハウジング40に連結されると、投薬インターフェース200は、本質的に、第1および第2のカートリッジ90、100から共通の保持チャンバ280までの流体連通経路をもたらす機構を提供する。この保持チャンバ280は、用量ディスペンサと流体連通しているものとして示される。ここで、図示されるように、この用量ディスペンサは両頭針アセンブリ400を備える。図示されるように、両頭針アセンブリの近位端はチャンバ280と流体連通している。
1つの好ましい構成では、投薬インターフェースは、1つの向きでのみ本体に装着するように、つまり片方向限りでのみ嵌合されるように構成される。そのため、図11に示されるように、一旦投薬インターフェース200がカートリッジ・ホルダ40に装着されると、主要な針240は、第1のカートリッジ90の一次薬剤92との流体連通のみに使用することができ、インターフェース200は、主要な針240を次は第2のカートリッジ100の二次薬剤102との流体連通に使用できるようにホルダ40に装着し直すことができない。かかる片方向限りの接続機構は、2つの薬剤92と102との間の潜在的な相互汚染を低減する助けとなり得る。
図12a〜図12cは、針ガイド500の配置を示す。針ガイド500は、長手方向の貫通口501を有する。開口部501は丸い断面を有し、折畳み可能な外側面502によって画成される。折畳み可能な外側面502は、開口部501の長手方向軸503の方向でベローズ状であり、2つの連続的に配置された「V字形」部分を備える長手方向断面を有する。折畳み可能な外側面502によって、開口部501を軸503の方向で可逆的に圧縮することが可能になる。
リム504は開口部501の一端に配置され、セットバック505がリム504に配置される。セットバック505において、開口部501は内径506を有する。内径506は、図4に示されるニードル・アセンブリ400のリム421における外径422に対応する(例えば、それ以下、またはそれ以上である)。開口部501の他端には、基部507が配置される。基部507において、開口部501は内径508を有する。内径508は、図4に示される投薬インターフェース200のニードル・ハブ216の端部219における外径に対応する(例えば、それ以下である)。
針ガイド500は、弾性プラスチックなどの弾性材料から作られ、開口部501は、開口部501を広げ、開口部501の内径(例えば、直径506、508)を拡大することを可能にする長手方向のスリット509を有する。
図13は、図1に示される送達デバイス10の遠位端42に着脱式に装着されてもよい、図7〜図10に示される投薬インターフェース200と、図12に示される針ガイド500の使用によって投薬インターフェース200に着脱式に装着されてもよい、図6に示されるニードル・アセンブリ400とを示す。
図13に示されるように、針ガイド500は、ニードル・アセンブリ400と投薬インターフェース200との間に配置される。そこで、針ガイド500の基部507は投薬インターフェース200の方に向けられ、針ガイド500のリム504はニードル・アセンブリ400の方に向けられ、それに加えて、針ガイド500の長手方向軸503は、薬物送達デバイス100、投薬インターフェース200、およびニードル・アセンブリ400の長手方向軸でもある。
針ガイド500の基部507における内径508は、投薬インターフェース200のニードル・ハブ216の端部219における外径217以下である。さらに、針ガイド500のセットバック505(図示なし)の内径506は、ニードル・アセンブリ400のリム421における外径422以下である。
ニードル・アセンブリ400は、針ガイド500の使用によって、投薬インターフェース200に以下のように装着されてもよい。
図14は、針ガイド500の使用によってニードル・アセンブリ400を投薬インターフェース200に装着するための方法700を示す。
ステップ701で、開口部501のスリット509を広げることによって、針ガイド500の開口部501を広げ、それによって開口部501の内径を拡大する。特に、広げら
れた開口部501の内径508が拡大する。
ステップ702で、投薬インターフェース200のニードル・ハブ216を広げられた開口部501に受け入れ;ステップ703で、広がりを解放する。広がりを解放した後、開口部501は、広げられた開口部501の内径508がニードル・ハブ216の端部219における外径217以下であるような、その自然な形状に戻る。したがって、針ガイド500は、開口部501が投薬インターフェース200のニードル・ハブ216を包囲し、ニードル・ハブ216の出口290が開口部501の断面の中心にあるようにして、ニードル・ハブ216の端部219とプレス嵌めまたは形状嵌めを形成することによって、投薬インターフェース200に装着される。別法として、またはそれに加えて、針ガイドの基部507は投薬インターフェースの表面に接合(例えば、接着)されてもよい。
ステップ704で、ニードル・アセンブリ400を開口部501に少なくとも部分的に受け入れる。ニードル・アセンブリ400を開口部501に少なくとも部分的に受け入れた後、保護カバー420のリム421は、開口部501のセットバック505上に置かれ、ニードル・アセンブリ400の両頭針406が開口部内で心出しされるようにして、開口部501のリム504によって横方向で固定される。特に、両頭針406の突刺し端部407は、ニードル・ハブ216の出口290から離隔されると共にそこで心出しされる。例えば、ニードル・アセンブリ400は、開口部501との形状嵌め接続を少なくとも部分的に形成する。
ステップ705で、ニードル・アセンブリ400を、長手方向軸503に沿って投薬インターフェース200の方に押す。ニードル・アセンブリの保護キャップ420のリム421は開口部501のセットバック505上に置かれているので、開口部501のリム504も、長手方向軸503に沿って投薬インターフェース200の方に押され、それによって開口部501の外側面502が折り畳まれ、開口部501が圧縮される。そこで、ニードル・アセンブリの保護キャップ420のリム421はセットバック505上に残り、開口部501のリム504によって横方向で固定され、それによって両頭針406の突刺し端部407が軸503に沿って出口290に真っ直ぐ接近する。
ニードル・アセンブリ400のニードル・ハブ401が投薬インターフェースのニードル・ハブ216に触れると、ステップ706で、ニードル・アセンブリ400が投薬インターフェース200に装着される。
そこで、ニードル・アセンブリの保護キャップ420のリム421は依然としてセットバック505上に残っており、開口部501のリム504によって横方向で固定される。上述したように、ニードル・アセンブリのニードル・ハブ401の雌ねじ404は投薬インターフェース200のニードル・ハブ216の雄ねじ218に対してねじ込まれ、それによって、両頭針406の突刺し端部407がニードル・ハブ216の出口290に貫入し、出口290に配置されたセプタム270を穿孔し、投薬インターフェース200の保持チャンバ280と流体連通して置かれる。保持チャンバは、第1および第2の近位針と流体連通してもよい。
したがって、両頭針406と保持チャンバ280の側壁との衝突のリスクは大幅に低減されるので、保持チャンバ280の断面内径は両頭針406の外径に対応してもよい。
別法として、ニードル・アセンブリ400は、最初に針ガイド500の開口部501に受け入れられてもよく、その後、針ガイド500が投薬インターフェース200に装着されてもよい。例えば、最初にステップ704〜706が、その後にステップ701〜703が行われてもよい。
図15は、図1に示される薬物送達デバイス10に装着された、図7〜図10に示される投薬インターフェース200、図12に示される針ガイド500、および図6に示されるニードル・アセンブリ400の断面図を示す。現時点では、主に図11に示される構成の上述の説明を参照し、基本的にその違いについて記載するだけである。
図15に示されるように、ニードル・アセンブリ400のニードル・ハブ401は、投薬インターフェース200のニードル・ハブ216に対してねじ込まれる。そこで、ニードル・ハブ401のスリーブ403は針ガイド500のセットバック505上に置かれ、開口部501を長手方向に圧縮するので、長手方向開口部の外側面502が折り畳まれる。圧縮に応答して、矢印1000の方向の弾性反力が外側面502によって引き起こされる。この反力は、投薬インターフェース200とニードル・アセンブリ400との間のねじ込み接続を固定してもよい。
本発明は、投薬インターフェース200のニードル・ハブ216に対するニードル・アセンブリ400の装着を容易にするためには、とりわけ有利である。さらに、本発明は、投薬インターフェースにおける、かつ/または薬物送達デバイス10のカートリッジ90および100の前方における液体死空間を最小限に抑えると共に、投薬インターフェース200とニードル・アセンブリ400との間のねじ込み接続を固定するためには、とりわけ有利である。
「薬物」または「薬剤」という用語は、本明細書で使用するとき、少なくとも1つの薬学的に活性の化合物を含有する製剤を意味する。
一実施形態では、薬学的に活性の化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、かつ/あるいはペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、もしくは上述の薬学的に活性の化合物の混合物である。
さらなる一実施形態では、薬学的に活性の化合物は、真性糖尿病、もしくは糖尿病性網膜症のような真性糖尿病に関連する合併症、深部静脈もしくは肺の血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠動脈症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、花粉症、アテローム性動脈硬化症、および/または関節リウマチなどの治療および/または予防に有用である。
さらなる一実施形態では、薬学的に活性の化合物は、真性糖尿病、もしくは糖尿病性網膜症などの真性糖尿病に関連する合併症の治療および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含む。
さらなる一実施形態では、薬学的に活性の化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンまたはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)またはその類似体もしくは誘導体、あるいはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン:Asp(B28)ヒトインスリン;位置B28のプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、もしくはAlaに置換され、位置B29のLysがProに置換されてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;des(B28−B30)ヒトインスリン;des(B27)ヒトインスリン、およびdes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えば、B29N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイル・ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル・ヒトインスリン;B28−N−ミリストイル・LysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−Y−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−Y−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、例えば、エキセンジン−4(1−39)、配列H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2のペプチドを意味する。
エキセンジン−4誘導体は、例えば、次の化合物のリストから選択される:
H−(Lys)4−des Pro36、des Pro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−des Pro36、des Pro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)、des Pro36[Met(O)14、IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25、IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14 Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14 Trp(O2)25、IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または、
des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)、des Pro36[Met(O)14、IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Trp(O2)25、IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14 Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
des Pro36[Met(O)14 Trp(O2)25、IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
ただし、−Lys6−NH2基がエキセンジン−4誘導体のC末端に結合してもよい;
あるいは、次の配列のエキセンジン−4誘導体
H−(Lys)6−des Pro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
des Asp28 Pro36、Pro37、Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36、Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5 des Pro36、Pro37、Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36、Pro37、Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36、Pro37、Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36、Pro37、Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36[Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−des Asp28 Pro36、Pro37、Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36、Pro37、Pro38[Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36、Pro37、Pro38[Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36、Pro37、Pro38[Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36、Pro37、Pro38[Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36、Pro37、Pro38[Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
des Met(O)14 Asp28 Pro36、Pro37、Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5 des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−des Pro36[Met(O)14、Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−des Asp28 Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−des Pro36、Pro37、Pro38[Met(O)14、Trp(O2)25、Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
あるいは、上述のエキセンジン−4誘導体のうちのいずれか1つの薬学的に許容可能な塩または溶媒和物。
ホルモンは、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなど、非特許文献1に列挙されている、脳下垂体ホルモンもしくは視床下部ホルモンまたは制御活性ペプチドおよびそれらの拮抗薬である。
多糖類は、例えば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリンもしくは超低分子量ヘパリンまたはそれらの誘導体、あるいは上述の多糖類の硝酸化型、例えばポリ硝酸化型、および/またはそれらの薬学的に許容可能な塩である。ポリ硝酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の一例は、エノキサパリンナトリウムである。
抗体は、基本構造が共通する、免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。それらはアミノ酸残基に添加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は、免疫グロブリン(Ig)モノマー(1つのIg単位のみを含む)であり;分泌された抗体はまた、IgAのような2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳類のIgMのような5つのIg単位を有する五量体であり得る。
Igモノマーは、4つのポリペプチド鎖から成る「Y」字形の分子であり;ジスルフィドによって接続された2つの同一の重鎖および2つの同一の軽鎖が、システイン残留物間を結合している。各重鎖は約440アミノ酸長であり;各軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、その折畳みを安定させる鎖内ジスルフィド結合を含む。各鎖はIgドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは、約70〜110のアミノ酸を含み、それらのサイズおよび機能にしたがって異なる種類(例えば、可変もしくはV、および定常もしくはC)に分類される。それらは、2つのβシートが「サンドイッチ」形状を作り出し、保存システインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって共に保持される、特徴的な免疫グロブリン・フォールドを有する。
α、δ、ε、γ、およびμによって表示される、5つのタイプの哺乳類Ig重鎖がある。存在する重鎖のタイプによって抗体のアイソタイプが定義され;これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgG、およびIgM抗体に見出される。
別個の重鎖はサイズおよび組成が異なり;αおよびγは約450のアミノ酸を含み、δは約500のアミノ酸、μおよびεは約550のアミノ酸を有する。各重鎖は、定常領域(CH)および可変領域(VH)という2つの領域を有する。1つの種では、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体において本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデムIgドメインと、柔軟性を付加するためのヒンジ領域とで構成される定常領域を有し;重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインで構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって生成される抗体では異なるが、単一のB細胞またはB細胞クローンによって生成されるすべての抗体において同じである。各重鎖の可変領域は約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインで構成される。
哺乳類では、λおよびκによって表示される2つのタイプの免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は、2つの連続ドメイン;1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖の近似長は211から217のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2つの軽鎖を含み;哺乳類の抗体1つ当たり1つのタイプの軽鎖、κまたはλのみが存在する。
すべての抗体の一般的構造は非常に類似しているが、上記に詳述したように、所与の抗体に固有の性質は可変(V)領域によって決まる。より具体的には、それぞれ軽鎖(VL)に3つおよび重鎖(VH)上に3つの可変ループが、抗原に対する結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHおよびVLドメイン両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、重鎖および軽鎖のいずれか単独ではなくそれらの組合せが、最終的な抗原特異性を決定する。
「抗体フラグメント」は、上述したような少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、フラグメントが抽出される完全な抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによるタンパク質の限定分解によって、Igプロトタイプは3つのフラグメントに開裂される。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれ含む、2つの同一のアミノ末端フラグメントは、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが類似しているが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分のカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶化可能フラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、補体結合、およびFcR結合部位を含む。限定されたペプシン消化は、H−H鎖間ジスルフィド結合を含む、Fab片およびヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントを生み出す。F(ab’)2は、抗原結合の場合は二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために開裂されてもよい。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域を互いに融合させて、単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することができる。
薬学的に許容可能な塩は、例えば酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩は、例えば、HClまたはHBr塩である。塩基性塩は、例えば、アルカリまたはアルカリ性から選択されたカチオン、例えばNa+、もしくはK+、もしくはCa2+、あるいはアンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、ここで、R1〜R4は互いに独立して、水素、場合により置換されているC1−C6アルキル基、場合により置換されているC2−C6アルケニル基、場合により置換されているC6−C10アリール基、または場合により置換されているC6−C10ヘテロアリール基を意味する。薬学的に許容可能な塩のさらなる例は、非特許文献2、および非特許文献3に記載されている。
薬学的に容認可能な溶媒和物は、例えば水酸化物である。

Claims (15)

  1. ニードル・アセンブリ(400)の針(406)を長手方向開口部(501)に少なくとも部分的に受け、該ニードル・アセンブリ(400)の該針(406)を該長手方向開口部(501)内で心出しするように構成された針ガイド(500)を備え、該針ガイド(500)は長手方向に圧縮可能である、装置(10、200、500)。
  2. 前記長手方向開口部(501)は円形断面を有し、かつ/または円筒状である、請求項1に記載の装置(10、200、500)。
  3. 前記長手方向開口部(501)は、長手方向に圧縮可能な外側面(502)によって画成される、請求項1または2に記載の装置(10、200、500)。
  4. 前記外側面(502)は折畳み可能である、請求項4に記載の装置(10、200、500)。
  5. 前記折畳み可能な外側面(502)はベローズ状に形成される、請求項3または4に記載の装置(10、200、500)。
  6. 前記外側面(502)は弾性材料から作られる、請求項3〜5のいずれか1項に記載の装置(10、200、500)。
  7. 前記外側面(502)は少なくとも1つの長手方向スリット(509)を有する、請求項3〜6のいずれか1項に記載の装置(10、200、500)。
  8. 前記長手方向開口部(501)は、前記ニードル・アセンブリのリムを受けるように構成された円形のセットバック(505)を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置(10、200、500)。
  9. 前記針ガイド(500)は、医療用デバイス(10、200)の連結部(216)を包囲するように構成される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置(10、200、500)。
  10. 前記医療用デバイス(10、200)に装着可能である、請求項9に記載の装置(10、200、500)。
  11. 前記装置は薬剤を排出するように構成された医療用デバイス(10)であり、前記針ガイド(500)は前記医療用デバイス(10)の連結部(216)を包囲する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置(10、200、500)。
  12. 前記ニードル・アセンブリ(400)のニードル・ハブ(401)は、前記医療用デバイス(10、200)の前記連結部(216)に装着されるように構成される、請求項9〜11のいずれか1項に記載の装置(10、200、500)。
  13. 前記ニードル・アセンブリ(400)の針(406)の一端(407)は、前記連結部(216)の出口(290)に貫入し、前記医療用デバイス(10、200)のセプタム(270)を穿孔するように構成される、請求項12に記載の装置(10、200、500)。
  14. −装置(10、200、500)において、ニードル・アセンブリ(400)の針(406)を針ガイド(500)の長手方向開口部(501)に受ける工程(704)と、
    −該ニードル・アセンブリ(400)の該針(406)を該長手方向開口部(501)内で心出しする工程とを含み、上記針ガイド(500)は長手方向に圧縮可能である、方法。
  15. 前記方法は、
    −前記針ガイド(500)を長手方向に圧縮する工程(705)と、
    −前記ニードル・アセンブリ(400)を医療用デバイス(10、200)の連結部(216)に装着する工程(706)と、
    −該ニードル・アセンブリ(400)の前記針(406)を該連結部(216)の出口(290)に貫入する工程と、
    −上記医療用デバイス(10、200)のセプタム(270)を穿孔する工程とを含む、請求項14に記載の方法。
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