JP2014516411A - シンチレーションパルス情報取得のための方法及び装置 - Google Patents

シンチレーションパルス情報取得のための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014516411A
JP2014516411A JP2014505484A JP2014505484A JP2014516411A JP 2014516411 A JP2014516411 A JP 2014516411A JP 2014505484 A JP2014505484 A JP 2014505484A JP 2014505484 A JP2014505484 A JP 2014505484A JP 2014516411 A JP2014516411 A JP 2014516411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
scintillation
scintillation pulse
time
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014505484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5800983B2 (ja
Inventor
シエ,チングオ
シャオ,ペン
ワン,シー
リー,ナ
チェン,ユァンバオ
リュウ,ウェイ
Original Assignee
レイキャン テクノロジー カンパニー リミテッド(ス チョウ)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レイキャン テクノロジー カンパニー リミテッド(ス チョウ) filed Critical レイキャン テクノロジー カンパニー リミテッド(ス チョウ)
Publication of JP2014516411A publication Critical patent/JP2014516411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5800983B2 publication Critical patent/JP5800983B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2006Measuring radiation intensity with scintillation detectors using a combination of a scintillator and photodetector which measures the means radiation intensity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/17Circuit arrangements not adapted to a particular type of detector

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Nuclear Medicine (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

次のステップを有するシンチレーションパルス情報取得のための方法 1.あるエネルギースペクトルにおける、シンチレーションパルスのピーク値を取得し、ピーク値に基づき、少なくとも3つの閾値電圧を設定し、2.シンチレーションパルスがそれぞれの閾値電圧を超えた時の時間を判定するとともに、それぞれの時間値及び該時間値に対応する閾値電圧が、サンプリングポイントを形成し、3.再構成のためのサンプリングポイントとして複数のサンプリングポイントを選択し、パルス波形を再構成し、4.再構成されるパルス波形を使用することで、オリジナルシンチレーションパルスのデータを取得する。シンチレーションパルス情報を取得するための装置は、閾値電圧設定モジュール(100)、時間サンプリングモジュール(200)、パルス再構成モジュール(300)及び情報取得モジュール(400)を有する。

Description

本発明は、高エネルギー物理検出装置及び信号処理、特に、高エネルギー分子検出や核医学画像装置に適用できるシンチレーションパルス情報を取得するための方法及び装置に関する。
コンピューター断層撮影法(CT)、陽電子放出断層撮影法(PET)及び単光子放出コンピューター断層撮影法(SPECT)等のほとんどの高エネルギー分子検出分野及び医療画像分野において、データ取得システムによって収集、処理されるシンチレーションパルス信号は、光電子変換機によって可視光に変換されることで取得される可視電気信号であり、可視光は、シンチレーションクリスタルによって高エネルギー分子(γ線やX線など)に変換されることで、取得される。典型的なシンチーションパルス波形を図1に示す。シンチレーションパルスの時間情報はパルス上の比較的に安定したポイントの時間を測定することによって取得される。シンチレーションパルスのエネルギー情報は、パルスによって運ばれる電気量の総量、例えばパルス波形の領域、を算出することによって取得される。シンチレーションパルスの位置情報は、検出装置によって発生する4つの“角度信号”を比較することによって取得される検出装置上のシンチレーションパルスの相対的位置(X,Y)である。
従来のシンチレーションパルスデータ取得システムにおいて、情報取得はアナログ回路やアナログ−デジタルの混合回路に基づいている。高速シンチレーションパルス信号は、アナログ増幅(analog−amplifying)、フィルタリング、統合などの作業によって処理される必要があり、温度や時間の変化によって、アナログ回路にドリフトが起きる可能性があり、そのため、検出装置の性能を最良の状態で維持することは難しい。さらに、アナログ増幅(analog−amplifying)、フィルタリング及び統合は、検出装置の特性に基づいて行われており、そのため、従来のシンチレーションパルス情報取得方法は、異なる検出装置への適用性が乏しい。
シンチレーションパルス取得のための現存するデジタルのシンチレーションパルス情報取得方法のほとんどは、アナログからデジタルへのコンバーター(ADC)に基づいている。シンチレーションパルスの立ち上がり時間は、一般的に1nsから10nsであり、減衰時間定数は、一般的に10nsから300ns(検出装置のタイプに起因する)であるため、許容可能な時間分解能のためには、ADCのサンプリングスピードを、1GHz以上とすることが要求され、許容可能なエネルギー分解能及び空間分解能のためには、ADCのサンプリングスピードを、200GHz以上とすることが要求される。また、高いADCサンプリングレートは、データ取得システムの構造を複雑にする高い処理速度及び高い伝送帯幅(transmission bandwidth)を要求する。現存するデジタルのシンチレーションパルス情報取得システムでは、フィルタリングやシェイピングのための一部のアナログ回路は、サンプリングを低速ADCで行うため、いまだに高速シンチレーションパルスを低速信号に変換する必要がある。従って、シンチレーションパルスサンプリングのためのADCに基づく全デジタルのデータ取得システム(all−degital data acquisition system)は、従来の技術で到達できない。
現在、ガンマ光子検出のための方法及び装置が提供されている(米国特許第7199370号)。当該方法を利用することにより、ADCを使用することなく、エネルギー、ピークタイム及び減衰時間定数を取得することができる。当該方法によると、2つの参考電圧V及びVが、事前にV<Vとなるように設定され、パルスの立ち下りエッジ電圧がVの時と、パルスの立ち下りエッジ電圧がVの時との時差tijが測定され、シンチレーションパルスの減衰時間定数Tを、次の式によって計算することができる。


また、2つの参考電圧V及びVが事前に設定され、パルス電圧の振幅がVより大きい期間tと、パルス電圧の振幅がVより大きい期間tとを測定し、シンチレーションパルスのピーク振幅Vが、次の式によって計算できる。


上記式においてs=V/V−1であり、Vはパルスエネルギーの相対的値を表すことができる。そして、参考電圧Vが事前に設定され、パルスの立ち上がり電圧がVの時と、パルスの立ち上がりが電圧Vの時との時差tmiが測定され、シンチレーションパルスのピークタイムtが、次の式によって計算できる。


しかしながら、この方法は次の3つの問題を有している。(1)当該方法により測定される時間は、パルス上の2つのポイントの期間であり、2つのポイントの絶対的時間でなく、従って、当該方法によって取得されるパルスのピークタイムtは、パルスが生じる絶対的時間を表すことに代えて、全パルスの相対的時間、言い換えればピークが生じるパルスの期間を表しているだけであり、(2)シンチレーションパルスの位置情報は、当該方法では取得できず、(3)パルスエネルギーを取得するために、2つの参考電圧だけしか使用しないので、当該方法では、大きな誤差のパルスエネルギーが取得される。
時間サンプリング原理に基づくMVTサンプリング方法という、新たなサンプリング方法が、2005年にQingguo Xie etc.によって提唱された。MVTサンプリング法は、既定のサンプリング時間によって電圧をサンプルするADCサンプリング方法とは異なり、サンプリングポイントを取得するため、既定のサンプリング電圧によって時間をサンプルする。
MVTサンプリング方法を使用してシンチレーションパルスの立ち上がりエッジをサンプルすることと、取得したサンプリングポイント上に直線当てはめ(linear fitting)を行うことで、オリジナルパルスの時間情報(Qingguo Xie,Chien−Min Kao,Xi Wang,Ning Guo,Caigang Zhu,Henry Frisch,William W. Moses及びChin−Tu Chen,“Potentials of Digitally Sampling Scintillation Pulses in Timing Determination in PET,”IEEE Trans. Nucl. Sci., 2009年,第56巻,第5号,2607−2613ページ)及びあるエネルギー波長領域におけるエネルギー情報(H. Kim,C. Kao,Q. Xie, C. Chen,L. Zhou,F. Tang,H. Frisch,W. Moses,W. Choong,“A multi−threshold sampling method for tof−pet signal processing,”Nuclear Instruments and Methods in Physics Research Section A: Accelerators, Spectrometers, Detectors and Associated Equipment,2009年,第602巻,第2号,618−621ページ)を取得することができる。しかし、公表された当該2つの方法は、閾値電圧の数が少なく、設定方法が簡素であり、サンプリングポイントの全てが計測に用いられており、そのため、特にシンチレーションパルスの振幅が小さいとき、限られた閾値電圧によって、全てのエネルギー波長領域におけるシンチレーションパルスが十分に計測できないという欠点に至る。標準的振幅のシンチレーションパルスを抵抗回路により異なるサイズの4つのシンチレーションパルス(角度信号)に分割すること、4つのシンチレーションパルスの振幅(エネルギー)の比率を比較することにより、シンチレーションパルスの位置情報が取得できるが、4つのパルスの全ての振幅は小さいため、上記2つの方法を使用して、シンチレーションパルスの位置情報を取得することはできない。
一般的シンチレーションパルス波形が図1に示され、当該波形は急に上昇する立ち上がりエッジとゆっくり降下する立ち下りエッジとを有する。立ち上がりエッジの上昇速度は、シンチレーションクリスタル及び光電子変換機によって決まり、立ち下りエッジの減衰スピードは、シンチレーションクリスタルの特性によって決まる。
ノイズに関係なく、単体のシンチレーションパルスモデルは、複数の方法で表現することができる。一般に、単体のシンチレーションパルスは、直線的に上昇する立ち上がりエッジと急激に降下する立ち下りエッジとを有する仮想の信号モデルとして考えられる。当該仮想のシンチレーションパルス波形は図2に示され、当該波形モデルは、次の方程式(1)で表現される。
上記式において、LineKは、立ち上がりエッジの直線の傾斜を示し、LineK>0であり、LineBは、任意の値とすることができる立ち上がりエッジの切片(intercept)であり、立ち上がりエッジの開始時間と直線的関係をもち、ExpKは、減衰時間定数であり、ExpK<0であり、パラメーターExpBは、任意の値とすることができ、立ち下がりエッジの開始時間と直線的関係をもち、tpは、パルスのピークタイムである。従って、仮想上のシンチレーションパルスは、LineK、LineB、ExpK及びExpBの4つのパラメーターによって表現される。シンチレーションパルス信号の開始時間、ピークタイム、ピーク振幅、エネルギー及び減衰定数等の情報は、それら4つのパラメーターから、次の式によって計算される。
(a)パルスの開始時間t0
(b)ピークタイムtp、方程式(3)を解くことによって近似解が得られる。
(c)ピーク振幅Vp
(d)エネルギーE
(e)位置P(X,Y)
上記式において、E1、2、及びEは、それぞれパルスを構成する4つの角度信号のそれぞれのエネルギー値である。
(f)減衰定数τ
本発明の対象は、デジタルでシンチレーションパルス情報を取得する方法を提供することである。当該方法によれば、閾値電圧及び高精度タイマーを使用することによってシンチレーションパルスをサンプルし、シンチレーションパルス波形を再構成するために適切なサンプリングポイントが選択され、オリジナルパルスの時間情報、エネルギー情報、位置情報及び減衰時間定数等の情報が取得される。シンチレーションパルスデータ取得システムの安定性及び異なるタイプの検出装置への適応性を改善する当該方法によれば、アナログ回路とは完全に無関係に、デジタルで、シンチレーションパルスデータを取得及び処理できる。当該方法を満たす装置もまた、本発明によって提供される。
本発明によって提供されるデジタルでシンチレーションパルス情報を取得する方法は、次のステップを有する。(1)シンチレーションパルスの特性に基づき複数の閾値電圧を設定し、(2)シンチレーションパルスの電圧がそれぞれの閾値電圧に上昇及び降下する時の時間を収集し、各時間及び各時間に対応する閾値電圧は、サンプリングポイントを形成し、(3)トリガーされる閾値電圧の数に基づき、適切なサンプリングポイントを選び、当該サンプリングポイントを使用することによって、シンチレーションパルス波形を再構成し、(4)再構成されたシンチレーションパルス波形から、オリジナルシンチレーションパルスの時間情報、エネルギー情報、位置情報及び減衰時間定数等の情報を取得する。
デジタルでシンチレーションパルス情報を取得する本発明によって提供される装置は、閾値電圧設定モジュール、時間サンプリングモジュール、パルス再構成モジュール及び情報取得モジュールを有する。
閾値電圧設定モジュールは、アナログインターフェースとしてのフロントエンド検出器に接続され、検出器によって生じるパルスの特徴に基づき、振幅をそれぞれの閾値電圧に設定することができる。
時間サンプリングモジュールは、シンチレーションパルス電圧がそれぞれの閾値電圧に上昇する時の時間とシンチレーションパルス電圧がそれぞれの閾値電圧に降下する時の時間とを取得し、当該時間と該時間に対応する閾値電圧からなるサンプリングポイントを、パルス再構成モジュールに送信する。
パルス再構成モジュールは、パルスモデルに基づき、サンプリングポイントを使用し、オリジナルのパルス波形を再構成し、
情報取得モジュールは、再構成されたパルス波形を使用し、オリジナルパルスの時間情報、エネルギー情報、位置情報及び減衰時間定数等の情報を取得する。
本発明に係る、デジタルでシンチレーションパルス情報を取得する方法において、検出されたシンチレーションパルスの特性に基づき複数の閾値電圧が初めに設定され、シンチレーションパルス電圧がそれぞれの閾値電圧に上昇又は降下する時の時間が正確に測定されるとともに、計測された時間及び計測された時間に対応する閾値電圧がサンプリングポイントを形成し、シンチレーションパルスによってトリガーされる閾値電圧の数とに基づき、適切なサンプリングポイントが選択され、シンチレーションパルスモデルに基づき、当該サンプリングポイントを使用することによって、オリジナルシンチレーションパルスが再構成され、そして、再構成されたシンチレーションパルス波形からオリジナルパルスの時間情報、エネルギー情報、位置情報及び減衰時間定数の情報が取得される。当該方法に基づき、シンチレーションパルスデータ取得システムの安定性及び異なるタイプの検出装置への適応性を改善する全デジタルのシンチレーションパルスデータ取得及び処理システムが達成される。当該方法を実行する装置もまた、本発明により提供される。
図1は、一般的なシンチレーションパルス信号である。 図2は、仮想のシンチレーションパルスモデルである。 図3は、本発明に係る、シンチレーションパルス情報のための方法のフローチャートである。 図4は、本発明に係る、シンチレーションパルス情報のための装置のシステム構成ダイアグラムである。 図5は、本発明によって取得される時間分布のヒストグラムである。 図6は、本発明によって取得されるエネルギースペクトルのヒストグラムである。 図7は、本発明によって取得される位置分析結果である。 図8は、本発明によって取得されるシンチレーションパルスの減衰定数のヒストグラムである。
本発明の技術的解決法を、添付図面と実施様態とを併せて、以下に詳述する。
図3に示す様に、本発明に係る方法は、次のステップ(1)から(4)を有する。
(1)次のステップ(1.1)から(1.2)を有し、シンチレーションパルスの特性に基づき、少なくとも3つの閾値電圧の設定を行う。
(1.1)シンチレーションパルスの特性の取得、つまり、あるエネルギースペクトル領域における、シンチレーションパルスのピークの平均振幅ピークを取得する。当該エネルギースペクトル領域は、経験に基づき、ターゲットシンチレーションパルスのエネルギーに準じて設定され、通常は目的とするターゲットシンチレーションパルスエネルギーの−40%から+40%を超えない。
(1.2)シンチレーションパルスのピークの平均振幅ピークに準じて、少なくとも3つの閾値電圧の振幅を設定する。通常、もっとも高い閾値電圧はピーク以下、0.7ピーク以上に設定され、通常、最も低い閾値電圧は、0.1ピーク以下、0以上に設定される。0.1ピークから0.6ピークの間の閾値電圧の数は、1つ以上である。閾値電圧の数は、3以上であり、通常、閾値電圧の数に上限はない。他の閾値電圧は、閾値電圧の最も低いものと最も高いものとの間のどこにでも設定できる。
(2)パルスの立ち上がりエッジが閾値電圧のそれぞれに上昇する時の時間と、パルスの立ち下りエッジがそれぞれの閾値電圧に降下する時の時間とを記録し、それぞれの時間と該時間に対応する閾値電圧がサンプリングポイントを形成する。
シンチレーションパルスの電圧が閾値電圧Vを超える(言い換えれば、閾値電圧Vをトリガーする)時の時間tを記録する。tはすべての検出処理で、一次元データである。tのカウント精度は1ns以下であり、その誤差は500ps未満である。立ち上がりエッジのサンプリングポイントと立ち下りエッジのサンプリングポイントそれぞれに対応する、閾値Vに係るパルスの2つの時間サンプリングポイントSi1(Vi,i1)とSi2(V,ti2)とが取得されるように、閾値Vに関し、シンチレーションパルスの電圧がVに上昇する時の時間ti1とシンチレーションパルスの電圧Vに降下する時の時間ti2とを記録する。
(3)次のステップ(3.1)から(3.4)を有することで、再構成サンプリングポイントとして適切なサンプリングポイントを選択し、シンチレーションパルスモデルに基づきシンチレーションパルス波形を再構成する。
(3.1)パルスによってトリガーされる閾値電圧の数Nが3を超える場合、トリガーされる閾値電圧のもっとも小さいものと大きいものとの間の少なくとも2つの閾値電圧によって発生するサンプリングポイントを再構成サンプリングポイントとして選択し、その際は、再構成サンプリングポイントとしてより多くのサンプリングポイントが選択されることが望ましく、パルスによってトリガーされる閾値電圧の数Nが3以下である場合、トリガーされる閾値電圧すべてによって発生するサンプリングポイントを再構成サンプリングポイントとして選択する
(3.2)立ち上がりエッジ再構成パラメーターLineK及びLineBを得るため、次の方程式に基づき、シンチレーションパルスの立ち上がりエッジから生じる再構成サンプリングポイント上に、直線当てはめ(linear fitting)を行う。
上記式において、LineKは立ち下りエッジの直線の傾斜であり、LineK>0であり、LineBは立ち上がりエッジの切片であり、任意の値とすることができ、xは時間サンプリングによって取得された時間であり、y(x)は時間xに対応する閾値電圧である。当該方法によると、パルスの立ち上がりエッジは他のシンチレーションパルスに基づき再構成される。
(3.3)再構成のための立ち下りエッジ再構成パラメーターExpK及びExpBを得るため、次の方程式に基づき、シンチレーションパルスの立ち下りエッジから発生する再構成サンプリングポイント上に指数関数当てはめ(exponet fitting)を行う。
上記式において、ExpKは減衰時間定数であり、ExpK<0であり、パラメーターExpBは任意の値とすることができ、xは時間サンプリングにより取得された時間であり、y(x)は、時間xに対応する閾値電圧である。当該方法によれば、パルスの立ち下りエッジもまた他のシンチレーションパルスモデルに基づき再構成される。
(3.4)パルス波形再構成のための4つのパラメーターLineK、LineB、ExpK及びExpBを取得する。
(4)次のステップ(4.1)から(4.4)を有することで、再構成シンチレーションパルス波からオリジナルパルスの時間情報、エネルギー情報、位置情報及び減衰時間定数等の情報を取得する。
(4.1)パルス時間t0を取得
(4.2)パルスエネルギーEを取得
(4.3)パルス位置P(X,Y)を取得
上記式において、E1、2、及びEは、それぞれパルスを形成する4つの角度信号のエネルギー値である。
(4.4)パルスの減衰時間定数τを取得
図5は、本発明によって提供される方法を使用した、シンチレーションパルスの時間情報を取得することによって得られる時間分解能に準拠する結果のダイアグラムである。図6は、本発明によって提供される方法を使用した、シンチレーションパルスのエネルギー情報を取得することによって得られるガンマ光子エネルギー分解能の結果のダイアグラムである。図7は、本発明によって提供される方法を使用した、シンチレーションパルスの位置情報を取得することによって得られるPET検出器位置スペクトルの結果のダイアグラムである。図8は、本発明によって提供される方法を使用した、シンチレーションパルスの減衰時間定数を取得することによって得られる減衰時間定数分布の結果のダイアグラムである。
本発明に係る、シンチレーションパルス情報を取得する装置のシステム構成ダイアグラムは図4に示される。当該装置は閾値電圧設定モジュール100、時間サンプリングモジュール200、パルス再構成モジュール300及び情報取得モジュール400を有する。
閾値電圧設定モジュール100は、シンチレーションパルスの特徴に基づき、それぞれ区別された少なくとも3つの個別の閾値電圧を設定し、シンチレーションパルスの電圧がそれぞれの閾値電圧に上昇した時及びシンチレーションパルスの電圧がそれぞれの閾値電圧に降下した時にトリガー信号を発生し、トリガー信号を時間サンプリングモジュール200に送信するように構成されている。
閾値電圧設定モジュール100は、電圧設定モジュール110と弁別器モジュール120の2つのサブモジュールを有する。電圧設定モジュール110は、シンチレーションパルスの特性に基づき、少なくとも3つの閾値電圧を自動または手動で設定するように構成されている。弁別器モジュール120は、シンチレーションパルスの立ち上がりエッジがそれぞれの閾値電圧に上昇した時及びシンチレーションパルスの立ち下がりエッジがそれぞれの閾値電圧に降下した時に、直ちにトリガー信号を発生し、トリガー信号を時間サンプリングモジュール200に送信するように設定されている。
上記電圧設定モジュール110において、閾値電圧の数は少なくとも3である。閾値電圧の数は多い方が好ましいが、コストや技術開発の困難性等の要因によって制限される。閾値電圧の値は、シンチレーションパルスのピークの平均振幅の経験に基づき設定される。通常、最も高い閾値電圧は、ピーク以下、0.7ピーク以上に設定され、通常、最も低い閾値電圧は、0.1ピーク以下、0以上に設定され、0.1ピークから0.6ピークの間の閾値電圧の数は、1以上であり、他の閾値電圧は、最も高い閾値電圧と最も低い閾値電圧との間に設定することができる。
時間サンプリングモジュール200は、閾値電圧設定モジュール100がトリガー信号を発生させた時の時間を計測するよう構成されるとともに、計測時間及び計測時間に対応する閾値電圧がサンプリングポイントを形成し、取得したサンプリングポイントをパルス再構成モジュール300に送信するように構成されている。
パルス再構成モジュール300は、時間サンプリングモジュール200から取得したサンプリングポイントから、再構成サンプリングポイントを選択し、パルスモデルに基づき、シンチレーションパルス波形を再構成し、パラメーターとしてのシンチレーションパルス波形を情報取得モジュール400に送信する。
パルス再構成モジュール300は、サンプリングポイント選択モジュール310とフィッティング再構成モジュール320を有する。
サンプリングポイント選択モジュール310は、トリガー信号を発生した閾値電圧の数に基づき、適切なサンプリングポイントを選択するように構成され、適切なサンプリングポイントをフィッティング再構成モジュール320に送信するように構成されている。
上記サンプリングポイント選択モジュール310は、トリガー信号を発生した閾値電圧の数に基づき適切なサンプリングポイントを選択する。当該選択において、
パルスによってトリガーされる閾値電圧の数Nが3を超える場合、トリガーされる閾値電圧の最も高いものと最も低いものとの間の少なくとも2つの閾値電圧から発生するサンプリングポイントを再構成サンプリングポイントとして選択し、パルスによってトリガーされる閾値電圧の数Nが3以下の場合、トリガーされる閾値電圧のすべてから発生するサンプリングポイントを再構成サンプリングポイントとして選択する。
フィッティング再構成モジュール320は次のステップ(a)から(c)を行うように構成されている。
(a)立ち上りエッジ再構成パラメーターLineK及びLineBを得るため、次の方程式に基づき、シンチレーションパルスの立ち上がりエッジによって発生する再構成サンプリングポイント上に直線当てはめ(linear fitting)を行う。
上記式において、LineKは立ち上がりエッジの直線の傾斜であり、LineK>0であり、LineBは立ち上がりエッジの切片(intercept)であり、任意の値とすることができ、xは時間サンプリングによって取得された時間であり、y(x)は時間xに対応する閾値電圧である。当該モジュールもまた、他のシンチレーションパルスモデルに基づき、パルスの立ち上がりエッジを再構成することができる。
(b)再構成のための立ち下りエッジ再構成パラメーターExpK及びExpBを得るため、次の方程式に基づき、シンチレーションパルスの立ち下りエッジから発生する再構成サンプリングポイント上に指数関数当てはめ(exponet fitting)を行う。
上記式において、ExpKは減衰時間定数であり、ExpK<0であり、ExpBは任意の値とすることができ、xは時間サンプリングにより取得された時間であり、y(x)は、時間xに対応する閾値電圧である。当該モジュールもまた、他のシンチレーションパルスに基づき、パルスの立ち下りエッジを再構成することができる。
(c)4つのパラメーターLineK、LineB、ExpK及びExpBを情報取得モジュール400に送信する。
情報取得モジュール400は、パルス再構成モジュール300から取得した4つのパルス波形再構成パラメーターLineK、LineB、ExpK及びExpBを使用することで、オリジナルパルスの時間情報、エネルギー情報、位置情報及び減衰時間定数等の情報を取得するように構成されている。
情報取得モジュール400は、パルス時間情報取得モジュール410、パルスエネルギー情報取得モジュール420、パルス位置情報取得モジュール430及びパルス減衰定数取得モジュール440の4つのサブモジュールを有する。パルス時間情報取得モジュール410は、再構成された波形からオリジナルパルスの時間情報を取得するように構成されている。パルスエネルギー情報取得モジュール420は、再構成された波形からオリジナルパルスのエネルギー情報を取得するように構成されている。パルス位置情報取得モジュール430は、再構成された波形からオリジナルパルスの位置情報を取得するように構成されている。パルス減衰定数取得モジュール440は、再構成された波形からオリジナルパルスの減衰時間定数を取得するように構成されている。
パルス時間情報取得モジュール410は、パルス時間t0で表されるパルス時間を取得する。
パルスエネルギー情報取得モジュール420は、エネルギーEで表されるパルスエネルギーを取得する。
パルス位置情報取得モジュール430は、パルス位置P(X,Y)で表されるパルス位置を取得する。
上記式において、E1、2、及びEは、それぞれパルスを形成する4つの角度信号のエネルギー値である。
パルス減衰定数取得モジュール440は、減衰定数τで表されるパルス減衰時間定数を取得する。
本発明の方法及び装置は、陽電子放出断層撮影(PET)システム、単光子放出コンピューター断層撮影(SPECT)システム及びコンピューター断層撮影(CT)システム等の様々な高エネルギー分子検出システム及び大型核医学画像装置に適用することができる。
本発明は上記実施形態に限られない。当業者は、本開示内容に基づき、他の実施形態を使用することで、本発明を実施できる。従って、本発明の設計構成とコンセプトに基づき、単純な変更や修正をしたどんな設計も、本発明の保護範囲に含まれる。
本発明によって提供される、シンチレーションパルス情報取得のための方法及び装置は、いくつかのパラメーターが関与する。優れた性能に到達するため、それらパラメーターは、特定の処理データに応じて調整される必要がある。ここでは、本実施形態の処理データのパラメーターが記載されている。
ステップ(1.1)において、入力デジタルパルスは、10×10 LYSO array crystal及びHamamatsu R8900 PMTを使用することで取得したシンチレーションパルスであり、典型的な波形が図1に示され、サンプリングレートは10GSpsであり、4つの角度信号が収集され、500KeVから550KeV(ターゲットシンチレーションパルスのエネルギーは511KeVである)のエネルギースペクトル領域の高エネルギー光子は、平均ピーク約300mV、平均立ち上がりエッジ時間約5ns、検出器減衰時間定数47nsであるパルスを発生する。
ステップ(1.2)において、4つの閾値電圧が設定され、閾値電圧の振幅はそれぞれ23mV、63mV、135mV及び239mVである。
ステップ(2.1)において、カウント確度は160psであり、誤差は160psである。

Claims (10)

  1. (1)あるエネルギースペクトル領域におけるシンチレーションパルスの平均ピーク値を取得し、前記ピーク値に基づき少なくとも3つの閾値電圧を設定し、
    (2)前記シンチレーションパルスの電圧がそれぞれの前記閾値電圧を超える時の時間を判定するとともに、前記時間と該時間に対応する閾値電圧がサンプリングポイントを形成し、
    (3)複数の前記サンプリングポイントを再構成サンプリングポイントとして選び、パルス波形を再構成し、
    (4)前記再構成パルス波形を使用することで、オリジナルシンチレーションパルスデータを取得することを特徴とする、
    シンチレーションパルス情報取得のための方法。
  2. ステップ(1)に示す、前記閾値電圧の設定において、
    (1.1)前記閾値電圧のうち最も高いものが前記ピーク値以下、前記ピーク値の0.7倍以上であり、
    (1.2)前記閾値電圧のうち最も低いものが前記ピーク値の0.1倍以下、0以上であり、
    (1.3)前記ピーク値の0.1倍から前記ピーク値の0.6倍の間の前記閾値電圧が1つ以上ある、
    請求項1記載のシンチレーションパルス情報取得のための方法。
  3. ステップ(3)に示す、前記再構成サンプリングポイントの選択において、
    前記パルスによってトリガーされる前記閾値電圧の数が3を超える場合、前記トリガーされる閾値電圧の最も高いものと前記トリガーされる閾値電圧の最も低いものとの間の少なくとも2つの前記閾値電圧によって発生する前記サンプリングポイントが前記再構成サンプリングポイントとして選択され、
    前記パルスによってトリガーされる前記閾値電圧の数が3以下の場合、前記トリガーされる閾値電圧の全てから発生する前記サンプリングポイントが前記再構成サンプリングポイントとして選択される、
    請求項1又は2に記載のシンチレーションパルス情報取得のための方法。
  4. 前記再構成パルス波形は、
    (a)シンチレーションパルスモデルに基づき、前記パルスの立ち上がりエッジによって発生する前記再構成サンプリングポイントを使用することによって、前記シンチレーションパルスの立ち上がりエッジを再構成し、
    (b)前記シンチレーションパルスモデルに基づき、前記パルスの立ち下がりエッジによって発生する前記再構成サンプリングポイントを使用することによって、前記シンチレーションパルスの立ち下りエッジを再構成することを特徴とする、
    請求項1から3のうちいずれか1に記載のシンチレーションパルス情報取得のための方法。
  5. ステップ(4)に示す前記シンチレーションパルスデータは、時間情報、エネルギー情報、位置情報及び減衰時間定数を有し、
    前記時間情報は、前記再構成パルス波形の立ち上がりエッジがゼロレベルと交差する時の時間であり、
    前記エネルギー情報は、前記再構成パルス波形上でデジタル積分を行うことで取得され、
    前記位置情報は、4つの角度パルスの再構成波形のそれぞれのエネルギーを取得し比較することで取得され、
    前記減衰時間定数は、前記再構成パルス波形の立ち下りエッジの減衰指数を計算することで取得されることを特徴とする、
    請求項1記載のシンチレーションパルス情報取得のための方法。
  6. アナログインターフェースとしてのフロントエンド検出器に接続され、あるエネルギースペクトル領域におけるシンチレーションパルスの平均ピーク値に基づき、少なくとも3つの閾値電圧が設定されるように構成される閾値電圧設定モジュール(100)と、
    前記シンチレーションパルスの立ち上がりエッジの電圧と前記シンチレーションパルスの立ち下りエッジの電圧がそれぞれの前記閾値電圧に到達した時の時間を取得し、複数のサンプリングポイントを形成するように構成され、それぞれの前記サンプリングポイントは前記時間と該時間に対応する閾値電圧からなる時間サンプリングモジュール(200)と、
    前記時間サンプリングモジュール(200)で形成される前記複数のサンプリングポイントから、いくつかのサンプリングポイントを再構成サンプリングポイントとして選択するように構成され、パルスモデルに基づきシンチレーションパルス波形を再構成するように構成されるパルス再構成モジュール(300)と、
    前記再構成シンチレーションパルス波形に基づき、オリジナルシンチレーションパルスのパルスデータを取得するように構成されている情報取得モジュール(400)とを有することを特徴とする、
    シンチレーションパルス情報取得のための装置。
  7. 請求項6に記載の装置において、
    前記閾値電圧設定モジュール(100)は、電圧設定モジュール(110)と弁別器モジュール(120)とを有し、
    前記電圧設定モジュール(110)は、前記あるエネルギースペクトル領域における前記シンチレーションパルスの前記ピーク値に基づき、前記閾値電圧を設定するように構成され、
    前記弁別器モジュール(120)は、前記シンチレーションパルスの前記電圧を前記閾値電圧と比較し、前記シンチレーションパルスの前記電圧が前記閾値電圧に到達した時にトリガー信号を発生するように構成される装置。
  8. 請求項6又は7に記載の装置において、
    前記パルス再構成モジュール(300)は、サンプリングポイント選択モジュール(310)とフィッティング再構成モジュール(320)とを有し、
    前記サンプリングポイント選択モジュール(310)は、前記トリガー信号を発生した閾値電圧の数に基づき、適切なサンプリングポイントを選択し、前記適切なサンプリングポイントを前記フィッティング再構成モジュール(320)に送信するように構成され、
    前記フィッティング再構成モジュール(320)は、前記シンチレーションパルスモデルを再構成するように構成され、該再構成において
    (a)前記シンチレーションパルスモデルに基づき、前記パルスの立ち上がりエッジによって発生する前記再構成サンプリングポイントを使用することで、前記シンチレーションパルスの立ち上がりエッジを再構成し、
    (b)前記シンチレーションパルスモデルに基づき、前記パルスの立ち下がりエッジによって発生する前記再構成サンプリングポイントを使用することで、前記シンチレーションパルスの立ち下がりエッジを再構成する装置。
  9. 前記再構成サンプリングポイントを選択するように構成されている前記サンプリングポイント選択モジュールにおいて、
    前記パルスによって前記トリガーされる前記閾値電圧の数Nが3を超える場合、前記トリガーされる閾値電圧の最も高いものと最も低いものとの間の少なくとも2つの閾値電圧によって発生する前記サンプリングポイントが、前記再構成サンプリングポイントとして選択され、
    前記パルスによってトリガーされる前記閾値電圧の数Nが3以下の場合、前記トリガーされる閾値電圧の全てによって発生する前記サンプリングポイントが、前記再構成サンプリングポイントとして選択される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記情報取得モジュール(400)は、パルス時間情報取得モジュール(410)と、パルスエネルギー情報取得モジュール(420)と、パルス位置情報取得モジュール(430)と、パルス減衰時間定数取得モジュール(440)とを有し、
    前記パルス時間情報取得モジュール(410)は、前記シンチレーションパルス波形を再構成することによって、前記オリジナルシンチレーションパルスの時間情報を取得するように構成され、
    前記パルスエネルギー情報取得モジュール(420)は、前記シンチレーションパルス波形を再構成することによって、前記オリジナルシンチレーションパルスのエネルギー情報を取得するように構成され、
    パルス位置情報取得モジュール(430)は、前記シンチレーションパルス波形を再構成することによって、前記オリジナルシンチレーションパルスの位置情報を取得するように構成され、
    前記パルス減衰時間定数取得モジュール(440)は、前記シンチレーションパルス波形を再構成することによって、前記オリジナルシンチレーションパルスの減衰時間定数を取得するように構成される、
    請求項6から9のうちいずれか1に記載の装置。
JP2014505484A 2011-04-19 2011-05-10 シンチレーションパルス情報取得のための方法及び装置 Active JP5800983B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201110097421.7A CN102262238B (zh) 2011-04-19 2011-04-19 一种提取闪烁脉冲信息的方法及装置
CN201110097421.7 2011-04-19
PCT/CN2011/073856 WO2012142778A1 (zh) 2011-04-19 2011-05-10 一种提取闪烁脉冲信息的方法及装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014516411A true JP2014516411A (ja) 2014-07-10
JP5800983B2 JP5800983B2 (ja) 2015-10-28

Family

ID=45008940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014505484A Active JP5800983B2 (ja) 2011-04-19 2011-05-10 シンチレーションパルス情報取得のための方法及び装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9772408B2 (ja)
EP (1) EP2700360B1 (ja)
JP (1) JP5800983B2 (ja)
CN (1) CN102262238B (ja)
BR (1) BR112013026944B1 (ja)
FI (1) FI2700360T3 (ja)
WO (1) WO2012142778A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020516889A (ja) * 2017-04-17 2020-06-11 ▲蘇▼州瑞派▲寧▼科技有限公司Raycan Technology Co., Ltd. シンチレーションパルスデジタル信号のフィッティング方法
WO2021220657A1 (ja) * 2020-04-27 2021-11-04 株式会社堀場製作所 信号処理方法、学習モデル生成方法、信号処理装置、放射線検出装置及びコンピュータプログラム
JP2021535357A (ja) * 2018-08-27 2021-12-16 レイキャン テクノロジー シーオー., エルティーディー. (スーチョウ)Raycan Technology Co., Ltd. (Suzhou) パルス信号をサンプリングするための方法及びデバイス並びにコンピュータプログラム媒体

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102843139B (zh) * 2012-09-20 2015-10-28 苏州瑞派宁科技有限公司 一种闪烁脉冲数字化的方法及装置
CN103054604B (zh) * 2012-12-25 2015-04-01 沈阳东软派斯通医疗系统有限公司 一种pet系统能量信息与位置信息转换的方法、装置及系统
CN103969675B (zh) * 2013-02-05 2017-08-04 苏州瑞派宁科技有限公司 数字化闪烁脉冲的基线校正方法及系统
CN104337531B (zh) 2013-07-25 2016-12-28 苏州瑞派宁科技有限公司 针对全数字pet系统的在线能量符合方法及系统
CN103607205B (zh) * 2013-11-12 2017-02-08 沈阳东软医疗系统有限公司 一种信号处理方法、装置及设备
CN104639123B (zh) * 2013-11-14 2017-08-25 苏州瑞派宁科技有限公司 闪烁脉冲越过阈值的时间点获取方法及装置
CN104656119B (zh) * 2013-11-19 2018-06-05 苏州瑞派宁科技有限公司 一种闪烁脉冲信息复原的方法及系统
CN105204060B (zh) * 2014-06-19 2018-06-08 苏州瑞派宁科技有限公司 辐射探测、测量、识别、成像系统的定时装置及方法
CN105824817B (zh) * 2015-01-05 2019-05-21 苏州瑞派宁科技有限公司 一种闪烁脉冲的数字化方法
CN104599302B (zh) * 2015-01-13 2017-06-06 上海联影医疗科技有限公司 获取pet晶体能量峰值及设定能量鉴频器的方法
CN104939859A (zh) * 2015-06-23 2015-09-30 李彬 一种ct图像校正方法
CN105212954B (zh) * 2015-11-05 2018-03-16 苏州瑞派宁科技有限公司 一种脉冲堆积事件实时处理方法与系统
CN105842544B (zh) * 2016-03-18 2018-09-18 南京瑞派宁信息科技有限公司 一种迭代的闪烁脉冲时间标记及其交叉验证方法
CN106125127B (zh) * 2016-06-18 2018-12-04 武汉京邦科技有限公司 一种硅光电倍增器的时间标记方法及其微元阵列编码系统
CN106443760B (zh) * 2016-09-14 2019-02-12 湖北锐世数字医学影像科技有限公司 一种闪烁脉冲简化模型、重建及能量获取的方法
JP7057630B2 (ja) * 2017-06-23 2022-04-20 浜松ホトニクス株式会社 放射線検出装置
CN108169789B (zh) * 2018-03-22 2023-09-05 苏州瑞迈斯科技有限公司 一种获取能谱的方法、装置以及设置能量窗的装置
CN108968999B (zh) * 2018-08-10 2023-03-21 上海联影医疗科技股份有限公司 探测器时间甄别方法、探测器和医学成像设备
CN109350098B (zh) 2018-08-27 2021-02-26 苏州瑞派宁科技有限公司 信号的拟合方式的确定方法、重建方法和装置
CN110031860B (zh) * 2019-04-03 2021-04-02 维沃移动通信有限公司 激光测距方法、装置和移动终端
CN110226943B (zh) * 2019-07-05 2023-08-15 上海联影医疗科技股份有限公司 光子到达探测器的参数计算方法、装置和计算机设备
CN111158039B (zh) * 2020-01-02 2022-01-04 苏州瑞派宁科技有限公司 信号采样、重建方法及装置
CN111307304B (zh) * 2020-03-09 2021-09-07 上海航天计算机技术研究所 红外钟形脉冲特征参量提取验证方法及平台
CN112068179A (zh) * 2020-08-13 2020-12-11 南昌大学 一种基于勒贝格采样的正电子成像方法
CN112022186A (zh) * 2020-08-13 2020-12-04 南昌大学 一种面向新型冠状病毒的专用pet系统及成像方法
CN115032877B (zh) * 2022-05-26 2024-03-29 合肥综合性国家科学中心人工智能研究院(安徽省人工智能实验室) 脉冲的采样方法、采样系统、装置及计算机可读存储介质
CN116718267B (zh) * 2023-08-08 2023-10-31 四川京炜交通工程技术有限公司 一种移动式交通技术监控成像频闪补光灯照度测量方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11142524A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 National Institute Of Radiological Sciences 放射線入射位置3次元検出器の発光位置特定方法
JP2005308737A (ja) * 2004-04-02 2005-11-04 National Health Research Inst アナログ/デジタル変換器を使用せず、ガンマ線エネルギーをデジタル化し、ピーク期間と減衰期間の時間定数を特徴付けする装置及び使用法
JP2006224174A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置及びパルスエネルギのしきい値設定方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59180478A (ja) * 1983-03-31 1984-10-13 Shimadzu Corp シンチレ−シヨンカメラ
US4544961A (en) * 1983-09-01 1985-10-01 Sperry Corporation Triplex digital magnetic recording and reproducing system
JP2002022846A (ja) * 2000-07-05 2002-01-23 Seiko Instruments Inc エネルギー分散型x線分析装置
JP3950964B2 (ja) 2003-01-23 2007-08-01 独立行政法人放射線医学総合研究所 強磁場内作動型放射線位置検出器
JP2005064132A (ja) 2003-08-08 2005-03-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザーダイオード駆動回路及びレーザーダイオード駆動方法
JP4611106B2 (ja) 2005-03-11 2011-01-12 住友重機械工業株式会社 放射線検出回路及び放射線検査装置
US8164063B2 (en) 2006-07-28 2012-04-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. Time of flight measurements in positron emission tomography
CN101143097B (zh) 2006-09-11 2010-04-14 住友重机械工业株式会社 放射线检测电路及放射线检查装置
JP4758943B2 (ja) 2007-05-10 2011-08-31 日立アロカメディカル株式会社 放射線測定装置
CN101377548B (zh) * 2008-09-29 2012-05-23 南华大学 空气中222Rn、220Rn子体水平的α能谱重建测量方法
CN202177701U (zh) * 2011-04-19 2012-03-28 苏州瑞派宁科技有限公司 一种提取闪烁脉冲信息的装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11142524A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 National Institute Of Radiological Sciences 放射線入射位置3次元検出器の発光位置特定方法
JP2005308737A (ja) * 2004-04-02 2005-11-04 National Health Research Inst アナログ/デジタル変換器を使用せず、ガンマ線エネルギーをデジタル化し、ピーク期間と減衰期間の時間定数を特徴付けする装置及び使用法
JP2006224174A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置及びパルスエネルギのしきい値設定方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020516889A (ja) * 2017-04-17 2020-06-11 ▲蘇▼州瑞派▲寧▼科技有限公司Raycan Technology Co., Ltd. シンチレーションパルスデジタル信号のフィッティング方法
JP2021535357A (ja) * 2018-08-27 2021-12-16 レイキャン テクノロジー シーオー., エルティーディー. (スーチョウ)Raycan Technology Co., Ltd. (Suzhou) パルス信号をサンプリングするための方法及びデバイス並びにコンピュータプログラム媒体
JP7265791B2 (ja) 2018-08-27 2023-04-27 レイキャン テクノロジー シーオー., エルティーディー. (スーチョウ) パルス信号をサンプリングするための方法及びデバイス並びにコンピュータプログラム媒体
WO2021220657A1 (ja) * 2020-04-27 2021-11-04 株式会社堀場製作所 信号処理方法、学習モデル生成方法、信号処理装置、放射線検出装置及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN102262238B (zh) 2014-07-23
JP5800983B2 (ja) 2015-10-28
FI2700360T3 (fi) 2023-04-18
US20140052414A1 (en) 2014-02-20
US9772408B2 (en) 2017-09-26
CN102262238A (zh) 2011-11-30
WO2012142778A1 (zh) 2012-10-26
EP2700360A1 (en) 2014-02-26
EP2700360A4 (en) 2014-12-17
EP2700360B1 (en) 2023-03-08
BR112013026944B1 (pt) 2020-09-29
BR112013026944A2 (pt) 2017-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5800983B2 (ja) シンチレーションパルス情報取得のための方法及び装置
JP6245872B2 (ja) データ取得装置、対消滅ガンマ線検出器及び対消滅ガンマ線検出方法
EP3244235B1 (en) Method for digitalizing scintillation pulse
JP5984246B2 (ja) 陽電子放出コンピュータ断層撮影装置、陽電子放出コンピュータ断層撮影装置に実行させるためのプログラム、及び陽電子放出コンピュータ断層撮影装置によって実行される方法
US20160084974A1 (en) Apparatus and method for the evaluation of gamma radiation events
McElroy et al. Characterization and readout of MADPET-II detector modules: Validation of a unique design concept for high resolution small animal PET
JP6336070B2 (ja) シンチレーションパルス情報を回復するための方法およびシステム
CN109581461B (zh) 核脉冲能量测量方法及系统
CN102141632A (zh) 提高γ射线检测中的定时分辨率的装置和相关方法
CN104656115B (zh) 一种时间标记组合的方法与系统
Xie et al. Potentials of digitally sampling scintillation pulses in timing determination in PET
JP7317586B2 (ja) 医用画像処理装置、方法及びプログラム
Ruiz-Gonzalez et al. Maximum-likelihood estimation of scintillation pulse timing
CN106821409B (zh) 堆积事件处理方法及装置
JP6938239B2 (ja) 光検出器及び光検出装置
JP7057630B2 (ja) 放射線検出装置
OA16634A (en) Method and device for extracting scintillation pulse information
JP2022184295A (ja) データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム
CN113729751A (zh) 一种示踪剂活度的检测方法、设备及pet扫描仪
Anderson et al. Digital waveform analysis techniques for pixelated semiconductor detectors
Ziemons Hard-and software requirements for nuclear instruments eg for the ClearPET Neuro Scanner
WO2015198207A1 (en) Method for dead time determination in a gamma camera and a system for accomplishing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5800983

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250