JP2014513645A - 熱交換器をバイパスする空気流路を含む加熱、換気、および/または空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、自動車の乗員室のための加熱、換気、および/または空気調和装置(1)に関するものであり、装置(1)は、第1の吸気口(3)と第2の吸気口(4)とを備え、第1の吸気口(3)および/または第2の吸気口(4)からの内部空気流(Fi)を誘導するハウジング(2)を含み、ハウジング(2)は少なくとも1つの第1の熱交換器(5)を含む。ハウジング(2)は、第1の熱交換器(5)をバイパスしてハウジング(2)内の内部空気流(Fi)を誘導する空気流路(24)と、第1の熱交換器(5)を通してハウジング(2)内の内部空気流(Fi)を誘導する吸気ダクト(23)とを含む。また本発明は、自動車の乗員室のための加熱、換気、および/または空気調和設備(1)にも関するものであり、設備(1)は、冷却剤が流れ、少なくとも1つの圧縮機と、第1の膨張部材と、外部熱交換器と、第1の熱交換器(5)とを含む空調ループと、前述のような加熱、換気、および/または空気調和装置(1)とを含む。
Description
本発明の技術分野は、自動車用の加熱、換気、および/または空気調和設備の分野である。
自動車は、通常、冷却剤流体が循環する空調ループ、すなわち冷却剤流体回路を備える。空調ループは特に、冷却剤流体が通過する圧縮機、外部熱交換器、膨張ユニット、および蒸発器を含む。
さらに、ある特定の構成では、空調ループは、冷却剤流体が通過する内部ガス冷却器、特に内部凝縮器も含む。そのような構成では、蒸発器および内部ガス冷却器は、一般に自動車の乗員室に搭載された、加熱、換気、および/または空気調和装置のケーシングに設置されている。ケーシングは、自動車の乗員室に送り込まれる前の、内部空気流の流路制御を可能にする。内部空気流は、自動車のユーザが必要とする状態の関数として、温かくしても、冷たくしても、適度な温度としてもよい。さらに、外部熱交換器は一般に、自動車の外部の空気の流れを自動車に通すために、自動車のフロントパネル上に配置されている。
この特定の構成では、空調ループは、様々な動作モードで、特にいわゆる「冷却」モードおよびいわゆる「加熱」モードで使用されうる。
いわゆる「冷却」モードでは、冷却剤流体は圧縮機によって循環させられ、外部熱交換器に送られる。外部熱交換器はその場合、冷却剤流体が外部空気流によって冷却される凝縮器、すなわちガス冷却器として機能する。その後、冷却剤流体は膨張ユニットへ向かって循環し、そこで冷却剤流体は、蒸発器に入る前に圧力を下げられる。蒸発器で、冷却剤流体は、乗員室内へ拡散させるために、内部空気流によって加熱される。相関して、内部空気流は、自動車の乗員室の温度を下げるために蒸発器を通過する際に冷却される。空調ループは閉回路であり、冷却剤流体はその後圧縮機に戻る。
いわゆる「加熱」モードでは、冷却剤流体は圧縮機によって循環させられ、内部ガス冷却器に送られる。内部ガス冷却器では、冷却剤流体は内部空気流によって冷却され、加熱、換気、および/または空気調和装置のケーシング内を循環する。相関して、内部空気流は、自動車の乗員室の温度を上げるために内部ガス冷却器を通過する際に加熱される。その後、冷却剤流体は膨張ユニットへ向かって循環し、そこで冷却剤流体は、外部熱交換器に入る前に圧力を下げられる。外部熱交換器はその場合蒸発器として機能し、蒸発器で冷却剤流体は外部空気流によって加熱される。外部空気流はその結果、外部熱交換器を通過する際に冷却されることになる。空調ループは閉回路であり、冷却剤流体はその後圧縮機に戻る。
いわゆる「加熱」モードは、寒い気候条件で、すなわち、外部空気流の温度が低いときに必要とされる。いわゆる「加熱」モードでは、内部空気流を構成するために、再利用空気流ともいう、乗員室から入ってくる空気流の一部分を取り込むことが知られている。実際のところ、再利用空気流の加熱を保証するために課される熱負荷は、外部から入ってくる乗員室から入ってくる空気流、すなわち外部空気流の加熱を保証するために課される熱負荷と比べて低減され、というのも、乗員室から入ってくる再利用空気流の温度は外部空気流の温度より高いからである。したがって、空調ループによって作用する熱力学サイクルは、乗員室から入ってくる再利用空気流を加熱するのにより少ないエネルギーで済む。この種の構成は、加熱、換気、および/または空気調和装置のケーシングの外部空気流の吸気口、すなわち外気吸入口を閉じ、加熱、換気、および/または空気調和装置のケーシングの再利用空気流の吸気口、すなわち再利用吸気口を開くことによって得られる。
しかし、加熱、換気、および/または空気調和装置のケーシングのこの種の構成には欠点がある。実際のところ、いわゆる「加熱」モードでは、乗員室の窓が曇る危険が存在するため、再利用空気流だけを使用することは不可能である。実際のところ、乗員室内の乗員の存在は再利用空気流に湿気を帯びさせる原因となり、この湿気は、ある一定時間の使用の後に、自動車の外部の温度によって露点に達しうるようになり次第、窓で凝結する。
使用される再利用空気流の量を最大化することによって空調ループの熱負荷を軽減することが望ましいが、再利用空気流の残存相対湿度がそのような使用を制限することは明らかである。この状況では、蒸発器を通過させることによって再利用空気流の曇りを取り、再利用空気流を冷却するために、空調ループをいわゆる「冷却」モードで作動させることが知られている。
しかし、いわゆる「冷却」モードは、加熱、換気、および/または空気調和装置のケーシング内への再利用空気流の流入によって生じる内部空気流の温度の低下につながる。したがってこれは、内部空気流を乗員室に送り込む前に、自動車の乗員の快適さのために許容できるレベルまで内部空気流を加熱するのに必要な追加のエネルギーの供給を強いる。総じて、ゆえに、事前に内部空気流を冷却し、除湿するためのエネルギーの消費と、内部空気流を加熱するための追加のエネルギーの消費とが存在する。
さらに、いわゆる「加熱」モードでは、空調ループは、加熱、換気、および/または空気調和装置のケーシングが、内部空気流を加熱するための部材として機能する2つの熱交換器を収容するように構成されうる。この場合、ある冷却剤流体では、特に、R744AやCO2と呼ばれる冷却剤流体といった過臨界冷却剤流体では、熱負荷を低減させることができる。しかし、熱負荷の低減によって得られる利益は、空調ループの性能低下によって失われる。
本発明の目的は、したがって、加熱、換気、および/または空気調和装置を、一方では、乗員室から入ってくる内部空気流を除湿し、他方では、外部空気流を蒸発器に通さずに外部空気流の流入を可能にするように構成することによって前述の欠点を克服することである。
この構成は、自動車の乗員室の窓に曇りが発生するのを回避する。さらに、そのような構成は、空気流を加熱するのに必要なエネルギーの消費を制限することも可能にする。
したがって当然ながら空調ループの熱負荷も制限される。そのような制限は、空調ループの成績係数を低下させずに空気流において取り出される熱の量を制限するのに特に有益である。
本発明の主題は、したがって、第1の吸気口と第2の吸気口とを含むケーシングを含む自動車の乗員室のための加熱、換気、および/または空気調和装置である。ケーシングは、第1の吸気口および/または第2の吸気口から入ってくる内部空気流を流路制御し、少なくとも1つの第1の熱交換器を収容する。
ケーシングは、より詳細には、ケーシング内の内部空気流をそれが第1の熱交換器をバイパスするように流路制御する空気循環路と、ケーシング内の内部空気流を第1の熱交換器に通すように流路制御する吸気ダクトとを含む。
本発明の第1の変形形態では、空気循環路は、第1の吸気口に接続された第1の取入口を含む。この取入口および第1の吸気口は、有利には、同一平面に設けられている。
同様に、本発明の第1の変形形態では、第1の吸気口は、乗員室の外部から入ってくる外部空気流を受け入れるように適合されており、第2の吸気口は、乗員室の内部から入ってくる再利用空気流を受け入れるように適合されている。
したがって、本発明の第1の変形形態では、空気循環路は第1の吸気口を介して乗員室の外部からケーシング内へ導入される外部空気流を運ぶものであることが明らかである。
本発明の第2の変形形態では、空気循環路は、第2の吸気口に接続された取入口を含む。この取入口および第2の吸気口は、有利には、同一平面に設けられている。
同様に、本発明の第2の変形形態では、第1の吸気口は、乗員室の外部から入ってくる外部空気流を受け入れるように適合されており、第2の吸気口は、乗員室の内部から入ってくる再利用空気流を受け入れるように適合されている。
したがって、本発明の第2の変形形態では、空気循環路は第2の吸気口を介して乗員室の内部からケーシング内へ導入される再利用空気流を運ぶものであることが明らかである。
本発明の別の特徴によれば、空気循環路内の内部空気流の循環は、第1の吸気フラップによって制御される。
本発明の別の特徴によれば、第1の吸気口および/または第2の吸気口から入ってくる空気循環ダクト内の内部空気流の循環は、第2の内部フラップによって制御される。
ケーシングは、有利には、内部空気流を、吸気ダクトの方へ第1の熱交換器を通して流路制御される第1の空気流と、空気循環路によって流路制御される第2の空気流とに分離するために空気循環路と吸気ダクトとの間に設置された内壁を含み、第1の熱交換器をバイパスする。
より詳細には、内壁は、第1の吸気口および/または第2の吸気口から、ケーシング内の内部空気流の流れの方向に対して、第1の熱交換器の下流側にあるケーシング内の空間まで延在する。
よって、内壁は、空気循環路が乗員室の外部から入ってくる外部空気流を運ぶときには、第1の吸気口まで延在し、内壁は、空気循環路が乗員室の内部から入ってくる再利用空気流を運ぶときには第2の吸気口まで延在する。
本発明による加熱、換気、および/または空気調和装置は、さらに有利には、ケーシングの内側の内部空気流の流れの方向に対して、第1の熱交換器の上流側に設置されたさらに別の加熱装置を含む。第1の熱交換器の上流側のさらに別に加熱装置のこの種の構成は、特に、第1の熱交換器を通る内部空気流の温度が低く、具体的は0°C未満であり、高い含水率を有するときに、第1の熱交換器が氷結するあらゆる危険性を防止することを可能にする。
本発明の別の特徴によれば、第1の熱交換器は、ケーシング内の内部空気流を移動させるように適合された電動ファンの、ケーシング内の内部空気流の流れの方向に対して上流側に設置されている。
より正確には、空気循環路は電動ファンの上流側で終わる。言い換えると、空気循環路によって実施されるバイパスは第1の熱交換器までに制限されている。
補完的に、ケーシングは、ケーシング内の内部空気流の流れの方向に対して電動ファンの下流側に設置された少なくとも1つの第2の熱交換器を収容している。
また本発明は、自動車の乗員室の加熱、換気、および/または空気調和設備であって、一方では、冷却剤流体が通り、少なくとも1つの圧縮機と、第1の膨張ユニットと、外部熱交換器と、第1の熱交換器とを含む空調ループを含み、他方では、前述の加熱、換気、および/または空気調和装置を含む加熱、換気、および/または空気調和設備も対象とするものである。
補完的に、空調ループは、加熱、換気、および/または空気調和装置のケーシング内に設置された第2の熱交換器を含む。
さらに、本発明の別の特徴によれば、空調ループは第2の膨張ユニットを含む。空調ループは、任意選択で、高温の冷却剤流体と低温の冷却剤流体との間の熱交換を提供するように適合された内部熱交換器を含んでいてもよい。
本発明の利点は以下に存する。
−空気流が加熱、換気、および/または空気調和装置に入り、そこで第1の熱交換器を通らずに加熱されるように空気流を流路制御することができる可能性、
−いわゆる「加熱」モードで使用される空調ループの熱負荷を軽減すると同時に、自動車の窓が曇る危険性を回避することができる可能性、
−空調ループの消費と乗員室内の曇りの危険性との間の理想的な折り合いを成し遂げるために、第1の熱交換器を循環し、バイパスする空気流の量を微調整することができる可能性、
−冬季条件での乗員室の温度上昇を加速させることを可能にすることによる、乗員快適性の向上、ならびに
−加熱機能を提供するのに使用される空調ループの構成部品の重量、サイズ、およびコストを低減させることができる可能性。
−いわゆる「加熱」モードで使用される空調ループの熱負荷を軽減すると同時に、自動車の窓が曇る危険性を回避することができる可能性、
−空調ループの消費と乗員室内の曇りの危険性との間の理想的な折り合いを成し遂げるために、第1の熱交換器を循環し、バイパスする空気流の量を微調整することができる可能性、
−冬季条件での乗員室の温度上昇を加速させることを可能にすることによる、乗員快適性の向上、ならびに
−加熱機能を提供するのに使用される空調ループの構成部品の重量、サイズ、およびコストを低減させることができる可能性。
実例として提供し、非限定的な実施例として、添付の図を参照して示す実施形態を対象とする以下の詳細な説明を読めば、本発明はよりよく理解され、他の特徴および利点もより明らかになるであろう。添付の図は、本発明の理解を深め、実施に際して、本発明がどのように変形されるかについての説明を加え、必要に応じて、本発明の定義に寄与するのに役立ちうるものである。
慣例により、「上流」および「下流」という用語は、これらが関連する流体の循環の方向に対して解釈されるべきものとする。
図1および図2には、内部空気流Fiを適切な温度で送るために自動車内に搭載されるように適合された加熱、換気、および/または空気調和装置1が示されている。内部空気流Fiは、自動車の乗員の要求の関数として、冷たくすることも、温かくすることも、適度とすることもできる。
加熱、換気、および/または空気調和装置1は、加熱、換気、および/または空気調和装置1の筺体の範囲を定めるケーシング2を含む。よってケーシング2は、好ましくはプラスチックでできており、特に、複数の別個の部品を組み立てることによって製造された筺体を形成している。
ケーシング2は、少なくとも1つの吸気口と排気口との間で内部空気流Fiを流路制御する。より正確には、内部空気流Fiは、様々な割合の外部空気流Feおよび/または再利用空気流Frの混合気で構成されている。
定義上、外部空気流Feは自動車の乗員室の外部から取り入れられる空気流であり、再利用空気流Frは自動車の乗員室の内部から取り入れられる空気流である。
このために、ケーシング2は、外部空気流Feおよび/または再利用空気流Frを流入させるように適合された少なくとも1つの第1の吸気口3と第2の吸気口4とを含む。
第1の吸気口3および第2の吸気口4は、様々な割合の外部空気流Feおよび/または再利用空気流Frの流入を可能にするために、制御手段によって全部または一部を開き、または閉じることができる。
第1のオプションによれば、第1の吸気口3および第2の吸気口4は、ケーシング2が外部空気流Feだけを受け入れる構成である。第2のオプションによれば、第1の吸気口3および第2の吸気口4は、ケーシング2が再利用空気流Frだけを受け入れる構成である。他の例によれば、第1の吸気口3および第2の吸気口4は、ケーシング2が外部空気流Feおよび再利用空気流Frを様々な割合で受け入れる構成である。
したがって、第1の吸気口3および第2の吸気口4は各々別個の供給源から空気流を受け入れることが明らかである。
またケーシング2は、内部空気流Fiに熱処理を施すための空調ループの様々な構成部品の機械的支持体としても機能する。例えば、ケーシング2は、加熱、換気、および/または空気調和装置1のケーシング2内に設置された第1の熱交換器5および第2の熱交換器6を、これらの交換器に内部空気流Fiを通すように収容している。
加熱、換気、および/または空気調和装置1のケーシング2内に設置された空調ループの様々な構成部品、特に第1の熱交換器5および第2の熱交換器6は、内部空気流Fiが自動車の乗員が必要とする快適性パラメータに合わせて適宜調整されるように、内部空気流Fiの空気熱パラメータの変更を可能にする。
第1の熱交換器5と第2の熱交換器6とは、好ましくは、ケーシング2内のこれらの部品に関する限りにおいて別個のものである。
第1の変形形態によれば、第1の熱交換器5の機能は、第1の熱交換器5を通る内部空気流Fiを冷却することである。言い換えると、第1の熱交換器5は蒸発器として機能する。
第1の熱交換器5はいわゆる「冷却」動作モードで使用され、「冷却」動作モードでは、内部空気流Fiは、特に、外部温度が高い期間に、すなわち暑い季節に自動車の乗員室の温度を下げるために、乗員室に送り込まれる前に冷却される。
また第1の熱交換器5はいわゆる「曇り取り」動作モードでも使用され、「曇り取り」動作モードでは、内部空気流Fiは、特に乗員室の窓の曇りを回避するために、乗員室に送り込まれる前に除湿される。いわゆる「曇り取り」動作モードでは、内部空気流Fiは、好ましくは、第1の熱交換器5が内部空気流Fiを冷却する際に第1の熱交換器5によって除湿される。
第1の変形形態によれば、第2の熱交換器6の機能は、第2の熱交換器6を通る内部空気流Fiを加熱することである。言い換えると、第2の熱交換器6はラジエータとして機能する。
第2の熱交換器6はいわゆる「加熱」動作モードで使用され、「加熱」動作モードでは、内部空気流Fiは、特に、外部温度が低い期間に、すなわち寒い季節に自動車の乗員室の温度を上げるために、乗員室に送り込まれる前に加熱される。
また第2の熱交換器6はいわゆる「曇り取り」動作モードでも使用され、「曇り取り」動作モードでは、内部空気流Fiは、乗員室に送り込まれる前に、第1の熱交換器5によって除湿され、次いで第2の熱交換器6によって加熱される。この種の構成は、乗員室の窓を曇らせずに乗員室が加熱されることを可能にする。
第1の熱交換器5、あるいは第2の熱交換器6は、例えば、空調ループを循環する冷却剤流体とケーシング2内を流路制御される内部空気流Fiとの間の熱交換を可能にする冷却剤流体/空気型の熱交換器とすることができる。
代替として、第1の熱交換器5、あるいは第2の熱交換器6は、例えば、熱交換流体とケーシング2内を流路制御される内部空気流Fiとの間の熱交換を可能にする熱交換流体/空気型の熱交換器とすることもできる。
別の代替形態は、第1の熱交換器5、あるいは第2の熱交換器6が、例えば、空調ループを循環する冷却剤流体と、熱交換流体によってケーシング2内を流路制御される内部空気流Fiとの間の熱交換を可能にする冷却剤流体/熱交換流体型の熱交換器であるものである。
具体的には、熱交換流体/空気型の第1の熱交換器5、あるいは第2の熱交換器6は、熱交換流体が、空調ループと、加熱、換気、および/または空気調和装置1のケーシング2内を循環する内部空気流Fiとの間の熱伝達の機能を提供するために循環する2次ループの一部とすることができる。
代替として、熱交換流体空気型の第1の熱交換器5、あるいは第2の熱交換器6は、熱源(例えば、加熱装置、特に電気加熱装置、エンジン、特に内燃機関、電池など)または冷熱源を含む熱交換回路の一部とすることができる。熱交換流体は、熱源または冷熱源と、加熱、換気、および/または空気調和装置1のケーシング2内を循環する内部空気流Fiとの間の熱伝達の機能を提供するために、熱交換回路内を循環する。
第1の熱交換器5および第2の熱交換器6は、好ましくは、特定の熱力学サイクルに従った冷却剤流体の循環を可能にする空調ループと熱を交換する。第1の熱交換器5および第2の熱交換器6は、したがって、内部空気流Fiにおいて、空調ループ内の熱力学サイクルの間に生成される正または負の熱の流れを放散するように適合されている。
第1の熱交換器5はケーシング2の吸気ダクト23に設置されている。より具体的には、吸気ダクト23は、ケーシング2内の内部空気流Fiの流れの方向に対して、第1の吸気口3および第2の吸気口4の下流側に配置されている。したがって、吸気ダクト23は、外部空気流Feおよび/または再利用空気流Frからなる内部空気流Fiを流路制御するように適合されている。その結果、第1の吸気口3および第2の吸気口4の制御手段の構成に応じて、第1の熱交換器5は、したがって、第1の熱交換器5に、外部空気流Feまたは再利用空気流Frまたは外部空気流Feと再利用空気流Frの混合気を通すことになる。
本発明によれば、吸気ダクト23は、ケーシング2の外壁13とケーシング2内に配置された内壁14とによって境界が定められている。内壁14は、ケーシング2内に、ケーシング2の内部容積の一部を占めるように配置されている。したがって内壁14は、ケーシング2の外壁13と共に、空気循環路24も定義する。
ケーシング2はよって、内壁14が空気循環路24と吸気ダクト23との間にあるように構成されている。内壁14は、有利には、吸気ダクト23内の第1の熱交換器5と空気循環路24との間にある。
内壁14は、好ましくは、第1の吸気口3を介して入ってくる空気流を、吸気ダクト23の方へ第1の熱交換器5を通して流路制御される第1の空気流と、空気循環路24によって流路制御され、第1の熱交換器5をバイパスする第2の空気流とに分離するために、第1の吸気口3から延在している。
またケーシング2は第1の空気伝送路9と第2の空気伝送路10も含む。第1の空気伝送路9および第2の空気伝送路10は、好ましくは、ケーシング2内の内部空気流の流れの方向に対して、吸気ダクト23および空気循環路24の下流側にある。
本発明によれば、第1の空気伝送路9は第2の熱交換器6を収容しており、第2の空気伝送路10は第1の空気伝送路9と並行して存在する。
したがって、内部空気流Fiは、第1の空気伝送路9によって、第2の熱交換器6を通るように流路制御され、第2の空気伝送路10によって第2の熱交換器6をバイパスするように流路制御される。
またケーシングは、例えば、少なくとも1つの混合フラップによって形成された混合手段7も含む。より具体的には、図1に示す実施形態では、混合手段7は、第1の空気伝送路9内の第1の混合フラップ7aと、第2の空気伝送路10内の第2の混合フラップ7bとからなる。
混合手段7は、第1の空気伝送路9と第2の空気伝送路10とで流路制御される内部空気流Fiの調整を可能にする。
第1の代替実施形態によれば、第1の熱交換器5は空調ループの蒸発器であり、第2の熱交換器6は空調ループのラジエータまたはガス冷却器、すなわち凝縮器である。この構成によれば、第1の空気伝送路9は「温かい」空気流路であり、第2の空気伝送路10は「冷たい」空気流路である。
混合手段7は、第1の空気伝送路9と第2の空気伝送路10との内部空気流Fiを調整するために様々な位置を想定している。したがって、第1の空気伝送路9の下流側と、第2の空気伝送路10とでは、内部空気流Fiは、「温かい」空気流路および「冷たい」空気流路から入ってくる空気流を混合した結果である。
図1に示す実施形態では、図1に示す第1の混合フラップ7aおよび第2の混合フラップ7bは、内部空気流Fiが第2の熱交換器6を完全にバイパスする構成である。
ケーシング2内の内部空気流Fiは、ケーシング2に取り付けられた電動ファン8によって移動させられる。より具体的には、電動ファン8は、ケーシング2内を循環する内部空気流Fiを移動させる役割を果たす。言い換えると、電動ファン8は、ケーシング2において、乗員室の外部から入ってくる内部空気流Fi、すなわち外部空気流Fe、および/または乗員室の内部から入ってくる内部空気流Fi、すなわち再利用空気流Frを循環させるように配置されている。
電動ファン8は、シャフト8cによってファン8bの回転を駆動する電動機8aを備える。
図1の非限定的実施形態では、第1の熱交換器5は、ケーシング2内で、ケーシング2内の内部空気流Fiの流れの方向に対して、吸気ダクト23および空気循環路24の上流側に配置されている。その結果、電動ファン8は、空気循環路24および/または吸気ダクト23入ってくる、第1の熱交換器5を通過した内部空気流Fiを吸引することになる。
しかも、図1の非限定的実施形態では、第2の熱交換器6は、ケーシング2内の内部空気流Fiの流れの方向に対して、電動ファン8の下流側に設置されている。したがって電動ファン8は、内部空気流Fiを第2の熱交換器6の方へ推し進める。よって電動ファン8は、内部空気流Fiの流れから見て、ケーシング2内で、第1の熱交換器5と第2の熱交換器6との間に配置されている。
本発明によれば、ケーシング2の内側に配置された内壁14は、吸気ダクト23内の内部空気流Fiを、第1の熱交換器5を通るように、または空気循環路24内の内部空気流Fiを、第1の熱交換器5をバイパスするように流路制御することを可能にするためにケーシング2内の分割を定義している。
前述のように、内壁14は、第1の熱交換器5から、第1の吸気口3まで延在している。したがって、第1の吸気口3は、空気循環路24に接続された第1の空気取入口15と吸気ダクト23に接続された第2の空気取入口16とに分かれている。
空気循環路24は、その端部の一方に、外壁13と内壁14との間に延在するケーシング2の開口部分によって境界を定められた第1の空気取入口15を有する。
一実施形態では、第1の空気取入口15と第1の吸気口3とは同一平面上にある。同様に、第2の空気取入口16と第1の吸気口3も同一平面上にある。
代替として、本発明は、第1の取入口15と第1の吸気口3が、外壁13の一部分によって連結された2つの別々の平面に配置されている状況も対象とするものである。同様に、第2の空気取入口16と第1の吸気口3も、外壁13の一部分によって連結された2つの別々の平面に配置される。
また、加熱、換気、および/または空気調和装置1のケーシング2は、第1の吸気口3および第2の吸気口4を通る空気流の循環を可能にし、または妨げる制御手段も含む。
図1に示す実施形態では、第1の吸気口3および/または第2の吸気口4は、吸気ダクト23を介して第1の熱交換器5と連通している。言い換えると、第1の熱交換器5は、そこに、再利用空気流、外部空気流、または再利用空気流Frと外部空気流Feとの混合気を通すことができる。
再利用空気流Frおよび外部空気流Feは、ケーシング2に配置された第1の吸気フラップ17によって混合される。第1の吸気フラップ17は、第1の熱交換器5に向けて送られる再利用空気流Frと外部空気流Feの割合を制御する。図1の実施形態では、第1の吸気フラップ17はいわゆる「ドラム」フラップである。しかし、本発明は他の種類のフラップ、特に、いわゆる「フラグ」フラップ、いわゆる「バタフライ」フラップなども対象とするものである。
第1の吸気フラップ17は、第1の吸気口3の第2の空気取入口16を閉じ、第2の吸気口4を開く第1の極限位置において実線で表されている。第1の吸気フラップ17の第2の極限位置は点線で表されている。第2の極限位置では、第1の吸気フラップ17は、第1の吸気口3の第2の空気取入口16を開き、第2の吸気口4を閉じる。しかし、第1の吸気フラップ17は、吸気ダクト23への外部空気流Feおよび再利用空気流Frの流入を可能にするための、第1の極限位置と第2の極限位置との間の中間位置も想定することができる。
さらに、ケーシング2は、空気循環路24への空気流の流入を制御するための第2の吸気フラップ18を含む。図1の実施形態によれば、第2の吸気フラップ18はいわゆる「ドラム」フラップである。しかし、本発明は他の種類のフラップ、特に、いわゆる「フラグ」フラップ、いわゆる「バタフライ」フラップなども対象とするものである。
第2の吸気フラップ18は、有利には、第1の空気取入口15に沿って、すなわち、空気循環路24の入口の直近に配置されている。
図1の実施形態では、第2の吸気フラップ18はいわゆる「ドラム」フラップであり、内壁14は、好適には、第2の吸気フラップ18の形状に対して相補的な丸い形状を有する。内壁14の丸い形状は、第2の吸気フラップ18が空気循環路24への空気流の流入を可能にするときに、第2の吸気フラップ18の遊離の面積の境界を定める。
第2の吸気フラップ18は、第1の吸気口3の第1の空気取入口15を開く第1の極限位置において実線で表されている。第2の吸気フラップ18の第2の極限位置は点線で表されている。第2の極限位置では、第2の吸気フラップ18は、第1の吸気口3の第1の空気取入口15を閉じる。しかし、第2の吸気フラップ18は、空気循環路24への空気流の流入を調整するための、第1の極限位置と第2の極限位置との間の中間位置も想定することができる。
さらに、1つの特定の代替形態によれば、外部空気流Feおよび/または再利用空気流Frの調整を可能にするために、第3の吸気フラップ20が、加熱、換気、および/または空気調和装置1のケーシング2の内部に配置されていてもよい。
最後に、本発明によれば、加熱、換気、および/または空気調和装置1のケーシング2は、任意選択で、追加の加熱装置19を含む。追加の加熱装置19は、好ましくは、ケーシング2内の内部空気流Fiの流れの方向に対して第1の熱交換器5の上流側に設置される。例えば、追加の加熱装置19は、第1の熱交換器5が置かれている平面と平行な平面に置かれる。
特に、追加の加熱装置19は、例えば、自動車の電力系統によって電力を供給される、例えば、PTC(positive temperature coefficient:正の温度係数)電気ラジエータといった電気ラジエータである。自動車の電力系統の電圧は12ボルトとすることができるが、電気ラジエータには、80ボルトから600ボルトの間の電圧で電力供給するのが有益である。
追加の加熱装置19は内部空気流Fiに、第1の熱交換器5が氷結するのを防ぐのに必要な熱を追加する。
本発明の第1の変形形態によれば、第1の吸気口3は外部空気流Feの流入を可能にし、第2の吸気口4は再利用空気流Frの流入を可能にする。この種の一構成が図1に示されている。
図1の構成によれば、第1の吸気フラップ17は、第1の熱交換器5を通るケーシング2への外部空気流Feの流入を防ぐと同時に、第1の熱交換器5への吸気ダクト23内の再利用空気流Frの全面的な流入を可能にする。この構成では、第2の吸気フラップ18は、ケーシング2への外部空気流Feの流入を可能にする。外部空気流Feは空気循環路24で流路制御される。
その後、内部空気流Fiは電動ファン8によって吸引される。次いで内部空気流Fiは、第2の熱交換器6を収容しているケーシング2の一部分へ向けて推し進められる。
本発明の第2の変形形態によれば、第1の吸気口3は再利用空気流Frの流入を可能にし、第2の吸気口4は外部空気流Feの流入を可能にする。この種の一構成が図2に示されている。
以下の図2の説明で、図1の第1の変形形態と比べた差異を説明する。したがって以下の説明では、同一の要素または構成部品について言及するはずである。図2では、図1の要素と同一の要素は同じ参照番号を有する。したがって、特に言及しない限り、図1および図2の同一の要素は、同じ技術的特性を有し、同じ動作モードに従って動作する。
本発明の図1の変形形態の場合と同様に、再利用空気流Frおよび外部空気流Feの供給源は別個である。
図2の実施形態では、第1の吸気口3は、自動車の乗員室の内部から入ってくる再利用空気流Frを受け入れるように適合されており、第2の吸気口4は、自動車の乗員室の外部から入ってくる外部空気流Feを受け入れるように適合されている。
本発明の第2の変形形態によれば、第1の熱交換器5をバイパスする空気循環路24はそこに、もっぱら乗員室の内部から入ってくる再利用空気流Frを通す。
他方、吸気ダクト23において、第1の熱交換器5は、再利用空気流Frまたは外部空気流Feまたは再利用空気流Frと外部空気流Feの混合気を受け入れるように適合されている。
加えて、または代替として、本発明の第2の変形形態によれば、いわゆる「加熱」モードでは、第1の熱交換器5の機能は、内部空気流Fiを加熱することである。このために、第1の熱交換器5は、内部空気流Fiを予熱するためのラジエータとして働く。第2の熱交換器6はその場合、追加の加熱を提供する。
本発明の第2の変形形態には、内部空気流Fiの供給源を混合するという利点がある。その場合、一方では、再利用空気流Frと第2の熱交換器6との間の熱交換、他方では、再利用空気流および/または外部空気流Feと第1の熱交換器5との間の熱交換が生じる。
この種の一構成は、空調ループの高い成績係数がいわゆる「加熱」モードで維持されることを可能にする。
また本発明は、加熱、換気、および/または空気調和装置1が、冷却剤流体が通る空調ループ(不図示)と組み合わされ、それが自動車に搭載されて乗員室の熱調節のためのシステムを形成することも包含している。
よって、第1の熱交換器5および第2の熱交換器6は空調ループの構成部品であって、空調ループは、
−第1の熱交換器5および第2の熱交換器6が、空調ループ内を循環する冷却剤流体とケーシング2内を流路制御される内部空気流Fiとの間の熱交換を可能にする冷却剤流体/空気型の熱交換器であるときには、「直接型」といい、
−第1の熱交換器5および/または第2の熱交換器6が、空調ループ内を循環する冷却剤流体と熱交換流体によってケーシング2内を流路制御される内部空気流Fiとの間の熱交換を可能にする冷却剤流体/熱交換流体型の熱交換器であるときには、「間接型」という。
−第1の熱交換器5および第2の熱交換器6が、空調ループ内を循環する冷却剤流体とケーシング2内を流路制御される内部空気流Fiとの間の熱交換を可能にする冷却剤流体/空気型の熱交換器であるときには、「直接型」といい、
−第1の熱交換器5および/または第2の熱交換器6が、空調ループ内を循環する冷却剤流体と熱交換流体によってケーシング2内を流路制御される内部空気流Fiとの間の熱交換を可能にする冷却剤流体/熱交換流体型の熱交換器であるときには、「間接型」という。
このために、空調ループは、特に、冷却剤流体の流れの方向に、圧縮機、第2の熱交換器6、第1の膨張ユニット、第1の熱交換器5、任意選択の第2の膨張ユニット、および冷却剤流体と外部空気流Feとの間の熱交換を提供するように適合された外部熱交換器を含む。
加えて、空調ループは、高温の冷却剤流体と低温の冷却剤流体との間の熱交換を提供するように適合された内部熱交換器も含み、この内部熱交換器は、アキュムレータと組み合わされるときにはモジュールを形成しうる。
この種の空調ループは、少なくとも、いわゆる「加熱」モード、いわゆる「冷却」モード、および/またはいわゆる「曇り取り」モードで動作するように適合されている。
例えば、いわゆる「加熱」モードでは、第1の熱交換器5と第2の熱交換器6とは、第1の膨張ユニットがいかなる減圧も生じないため、同じ冷却剤流体圧力レベルにある。この種の構成の空調ループは、図2に示す本発明の第2の変形形態に特に適する。
いわゆる「冷却」モードと、いわゆる「曇り取り」モードとでは、第1の膨張ユニットは、第2の熱交換器6の下流側と、第1の熱交換器5の上流側とで冷却剤流体の圧力を下げる。その場合第1の熱交換器5は蒸発器として機能する。この種の構成の空調ループは、図1に示す本発明の第1の変形形態に特に適する。
また本発明は、前述の空調ループと、加熱、換気、および/または空気調和装置とを備える加熱、換気、および/または空気調和設備にも関するものである。
明らかに、本発明は、例示にすぎないものとして前述した実施形態だけに限定されるものではない。本発明は、多様な改変形態、代替形態、および当業者が本発明の範囲内で想起しうるはずの他の変形形態、ならびに、特に、前述の様々な実施形態のあらゆる組み合わせを、別個に、または組み合わせとして包含するものである。
とりわけ、本発明は特に、内部空気流Fiを流路制御し、少なくとも第1の熱交換器5と第2の熱交換器6とを収容するケーシング2を含む自動車の乗員室用の加熱、換気、および/または空気調和装置1を対象とするものである。ケーシング2は第1の吸気口3と第2の吸気口4を含む。さらに本実施形態によれば、ケーシング2は、外部空気流Feを外部空気流Feが第1の熱交換器5をバイパスするように流路制御するように適合された第1の空気循環路と、再利用空気流Frを再利用空気流Frが第1の熱交換器5をバイパスするように流路制御するように適合された第2の空気循環路とを組み込んだものである。
Claims (14)
- ケーシング(2)を含む自動車の乗員室のための加熱、換気、および/または空気調和装置(1)であって、
このケーシング(2)は、
第1の吸気口(3)と、第2の吸気口(4)と、を含むとともに、
前記第1の吸気口(3)および/または前記第2の吸気口(4)から入ってくる内部空気流(Fi)を流路制御し、
前記ケーシング(2)は、少なくとも1つの第1の熱交換器(5)を収容し、
前記ケーシング(2)は、
前記ケーシング(2)内の前記内部空気流(Fi)を、前記内部空気流(Fi)が前記第1の熱交換器(5)をバイパスするように流路制御する空気循環路(24)と、
前記ケーシング(2)内の前記内部空気流(Fi)を前記第1の熱交換器(5)を通して流路制御する吸気ダクト(23)と、
を含むことを特徴とする加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。 - 前記空気循環路(24)は、前記第2の吸気口(4)に接続された取入口(15)を含む、請求項1に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。
- 前記空気循環路(24)は、前記第1の吸気口(3)に接続された取入口(15)を含む、請求項1または2に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。
- 前記第1の吸気口(3)は、前記乗員室の内部から入ってくる再利用空気流(Fr)を受け入れるように構成され、
前記第2の吸気口(4)は、前記乗員室の外部から入ってくる外部空気流(Fe)を受け入れるように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。 - 前記第1の吸気口(3)は、前記乗員室の外部から入ってくる外部空気流(Fe)を受け入れるように構成され、
前記第2の吸気口(4)は、前記乗員室の内部から入ってくる再利用空気流(Fr)を受け入れるように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。 - 前記空気循環路(24)内の前記内部空気流(Fi)の循環は、第1の吸気フラップ(17)によって制御される、請求項1から5のいずれか一項に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。
- 前記第1の吸気口(3)および/または前記第2の吸気口(4)から入ってくる前記吸気ダクト(23)内の前記内部空気流(Fi)の循環は、第2の吸気フラップ(18)によって制御される、請求項1から6のいずれか一項に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。
- 前記内部空気流(Fi)を、
前記吸気ダクト(23)の方へ前記第1の熱交換器(5)を通って流路制御される第1の空気流と、
前記空気循環路(24)によって前記第1の熱交換器(5)をバイパスするように流路制御される第2の空気流と、
に分離するために、前記ケーシング(2)は、前記空気循環路(24)と前記吸気ダクト(23)との間に設置された内壁(14)を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。 - 追加の加熱装置(19)は、前記ケーシング(2)内の前記内部空気流(Fi)の流れの方向に対して前記第1の熱交換器(5)の上流側に設置される、請求項1から8のいずれか一項に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。
- 前記第1の熱交換器(5)は、前記ケーシング(2)内の前記内部空気流(Fi)を移動させるように構成された電動ファン(8)の、前記ケーシング(2)内の前記内部空気流(Fi)の流れの方向に対して上流側に設置される、請求項1から9のいずれか一項に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。
- 前記ケーシング(2)は、前記電動ファン(8)の、前記ケーシング(2)内の前記内部空気流(Fi)の流れの方向に対して下流側に設置された少なくとも1つの第2の熱交換器(6)を収容する、請求項10に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)。
- 自動車の乗員室の加熱、換気、および/または空気調和設備(1)であって、
冷却剤流体が通り、少なくとも1つの圧縮機と、第1の膨張ユニットと、外部熱交換器と、第1の熱交換器(5)と、を含む空調ループと、
一方では、請求項1から11のいずれか一項に記載の加熱、換気、および/または空気調和装置(1)と
を含む加熱、換気、および/または空気調和設備(1)。 - 前記空調ループは、前記加熱、換気、および/または空気調和装置(1)のケーシング(2)に設置された第2の熱交換器(6)を含む、自動車の乗員室の請求項12に記載の加熱、換気、および/または空気調和設備(1)。
- 前記空調ループは、
第2の膨張ユニット、および/または、
高温の前記冷却剤流体と低温の前記冷却剤流体との間の熱交換を提供するように構成された内部熱交換器を含む、自動車の乗員室の請求項12または13に記載の加熱、換気、および/または空気調和設備(1)。
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