JP2014513116A - 抗菌剤として有用な新規セファロスポリン - Google Patents

抗菌剤として有用な新規セファロスポリン Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)
Figure 2014513116

の新規セファロスポリン誘導体、それらの類似体、哺乳動物における感染症の処置のためのそれらの使用、それらの新規化合物を含む医薬組成物、およびそれらの化合物の調製方法を提供する。

Description

本発明は、新規セファロスポリン誘導体、それらの類似体、哺乳動物における感染症の処置のためのそれらの使用、それらの新規化合物を含む医薬組成物、およびそれらの化合物の調製方法を提供する。
セファロスポリンは、スペクトルが広く、細菌感染の処置のために一般的に使用される抗菌剤である。第二および第三世代のセファロスポリンに対する耐性の出現および拡大により、現在利用可能な全ての薬剤に対して耐性種が生じる恐れがある。耐性細菌集団が増加しているが、その理由は、広域セファロスポリンの使用を含め、ヒトおよび動物で様々な抗微生物薬が使用されていることの複合化した影響による。動物学的健康、特に食品生産動物に関する分野では、現在、セファロスポリンが様々な感染症の処置に使用される一方で、第二および第三世代のセファロスポリンの使用に対して相当の規制上または社会的な関心がある。これは、耐性を備えた生物、特に大腸菌、サルモネラ菌およびカンピロバクター菌に対する耐性を備えた生物が、食品の混入物としてヒトの健康に影響を与えるという懸念に基づく。したがって、標的病原体に対して抗菌作用があるが目的外の病原体に対しては活性が最小または無いという選択的スペクトルを有し、耐性生物の発生が最小化された代替的新規セファロスポリンが必要とされている。この性質を備えた医薬品または獣医学的製品によれば、ヒト、動物、および環境に与える影響が最小になるであろう。
本発明は、マンヘミア・ヘモリチカ(Mannheimia haemolytica)、パスツレラ・ムルトシダ(Pasteurella multocida)およびヒストフィルス・ソムニ(Histophilus somni)などの病原体によって引き起こされる、哺乳動物における感染症に対して選択的な新規セファロスポリン誘導体を提供する。
本発明は式I
Figure 2014513116
[式中、
が、−NR、−SO、−C(=O)NR、−SR、−S(C=O)R、−S(C=S)R、−SC(=O)OR、−SC(=O)NHR、−SP(=O)(ORであるか、または、
が、−SR、−S(C=O)R、−S(C=S)R、−SC(=O)OR、−SC(=O)NHR、−SP(=O)(OR、−C(=O)NR、−SOで置換された−C1〜8アルキルであるか、または、
が、−SR、−S(C=O)R、−S(C=S)R、−SC(=O)OR、−SC(=O)NHR、−SP(=O)(OR、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−OC1〜8アルキルであり、
およびRが、独立して、−H、−OH、−CN、ハロ、−NO、−C1〜10アルキル、−OC1〜10アルキル、−N(Rであるか、または、
およびRが、それらが結合している炭素と一緒になって、アリールもしくはヘテロアリールを形成し、
が、−Hまたは−C1〜10アルキルであり、
が、−SO、−C(=O)C1〜10アルキルであり、
が、H、C1〜6アルキル、またはNRであり、
各場合において、C1〜10アルキルが、−OH、−CN、ハロ、−NO、−OC1〜6アルキル、−SH、−SC1〜4アルキル、−S(C=O)C1〜4アルキルもしくは−O(C=O)C1〜4アルキルで任意選択的に置換されており、
nが、1、2、または3である。]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
別の態様において、本発明は、以下も提供する:
薬学的に許容される担体と式Iの化合物とを含む医薬組成物、
グラム陰性呼吸器病原体により引き起こされる、哺乳動物における感染症を、必要とする哺乳動物に治療有効量の式Iに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することによって、制御または処置するための方法、
グラム陰性病原体により引き起こされる、家畜における感染症を、必要とする哺乳動物に治療有効量の式Iに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することによって、制御または処置するための方法、
マンヘミア・ヘモリチカ、パスツレラ・ムルトシダおよびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性病原体により引き起こされる、哺乳動物における感染症を処置するための方法、
マンヘミア・ヘモリチカ、パスツレラ・ムルトシダおよびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性病原体により引き起こされる、ウシおよびブタにおける感染症を処置するための方法、
マンヘミア・ヘモリチカ、パスツレラ・ムルトシダおよびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性呼吸器病原体により引き起こされるウシ呼吸器疾患を処置するための方法、
マンヘミア・ヘモリチカ、パスツレラ・ムルトシダおよびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性呼吸器病原体により引き起こされるブタ呼吸器疾患を処置するための方法、ならびに、
本発明の化合物の調製方法。
上記化合物に関して、ならびに本出願全体および特許請求の範囲を通して、以下の用語は、下記に定義する意味を有する。
用語「ハロ」は、クロロ、ブロモ、フルオロ、およびヨードを指す。
様々な炭化水素含有部分における炭素原子の含有量は、その部分の炭素原子の最小数と最大数を企図する接頭辞によって示される。つまり、接頭辞Ci〜jは、整数「i」から整数「j」まで(両端を含む)の炭素原子で構成される部分を示す。したがって、例えば、C1〜4アルキルは、炭素原子が1〜4個(両端を含む)のアルキルを指し、C1〜6アルキルは、炭素原子が1〜6個(両端を含む)のアルキルを指し、C1〜8アルキルは、炭素原子が1〜8個(両端を含む)のアルキルを指し、C1〜10アルキルは、炭素原子が1〜10個(両端を含む)のアルキルを指す。
用語アルキルは、直鎖、分岐、および環状の飽和一価炭化水素基を指すが、個々の基への言及は、例えば「プロピル」への言及は直鎖の基のみを包含し、分岐鎖の異性体は「イソプロピル」など、また環状異性体は「シクロプロピルメチル」もしくは「シクロペンチル」などと、具体的に言及される。
用語「アリール」は、5〜12個の炭素原子を有する環式または多環式の芳香環を指し、−OH、−CN、ハロ、−NO、C1〜4アルキル、−OC1〜6アルキル、−SH、−SC1〜4アルキル、−S(C=O)C1〜4アルキルまたは−O(C=O)C1〜4アルキルから選択される1〜3個の基で任意選択的に置換される。
用語「ヘテロアリール」は、N、O、およびSから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する芳香族の環式または多環式環系を指す。ヘテロアリールは、−OH、−CN、ハロ、−NO、C1〜4アルキル、−OC1〜6アルキル、−SH、−SC1〜4アルキル、−S(C=O)C1〜4アルキルまたは−O(C=O)C1〜4アルキルから選択される1〜3個の基で任意選択的に置換される。典型的なヘテロアリール基としては、2−または3−チエニル、2−または3−フラニル、2−または3−ピロリル、2−、4−、または5−イミダゾリル、3−、4−、または5−ピラゾリル、2−、4−、または5−チアゾリル、3−、4−、または5−イソチアゾリル、2−、4−、または5−オキサゾリル、3−、4−、または5−イソオキサゾリル、3−または5−1,2,4−トリアゾリル、4−または5−1,2,3−トリアゾリル、テトラゾリル、2−、3−、または4−ピリジニル、3−、4−、または5−ピリダジニル、2−ピラジニル、2−、4−、または5−ピリミジニル、2−、3−、4−、5−、6−,7−、または8−キノリニル、1−、3−、4−、5−、6−、7−、または8−イソキノリニル、2−、3−、4−、5−、6−、または7−インドリル、2−、3−、4−、5−、6−、または7−ベンゾ[b]チエニル、2−、4−、5−、6−、または7−ベンゾオキサゾリル、2−、4−、5−、6−、または7−ベンゾイミダゾリル、2−、4−、5−、6−、または7−ベンゾチアゾリルが挙げられる。8〜10個の原子を有する好ましい芳香族縮合複素環式環としては、限定されないが、2−、3−、4−、5−、6−、7−、または8−キノリニル、1−、3−、4−、5−、6−、7−、または8−イソキノリニル、2−、3−、4−、5−、6−、または7−インドリル、2−、3−、4−、5−、6−、または7−ベンゾ[b]チエニル、2−、4−、5−、6−、または7−ベンゾオキサゾリル、2−、4−、5−、6−、または7−ベンゾイミダゾリル、2−、4−、5−、6−、または7−ベンゾチアゾリルが挙げられる。
用語「哺乳動物」は、家畜および伴侶動物を含むヒトまたは動物を指す。表現「伴侶動物」(単数または複数)は、ペットとして飼われる動物を指す。伴侶動物の例としては、ネコ、イヌ、およびウマが挙げられる。用語「家畜」は、食品または繊維などを生産するためまたは労働のための農業的条件設定下で飼育または飼養された動物を指す。いくつかの実施形態において、家畜は、哺乳動物(例えば、ヒト)による消費に適している。家畜動物の例としては、哺乳動物、例えば、ウシ、ヤギ、ウマ、ブタ、ヒツジ(子ヒツジを含む)およびウサギ、ならびに鳥類(例えば、ニワトリ、アヒル、およびシチメンチョウ)が挙げられる。詳細には、本発明の家畜動物は、ウシおよびブタを指す。
疾患を「制御すること」、「処置すること」、または疾患の「処置」という用語には、(1)疾患を予防すること、即ち、疾患に曝露されたかもしくは疾患の素因がある可能性があるが、未だ疾患の症状/徴候が感受できないまたは表れていない哺乳動物において、疾患の臨床的症状または徴候を発症させないようにすること、(2)疾患を阻害すること、即ち、疾患またはその臨床的症状/徴候の発症を停止または低減すること、または(3)疾患を和らげること、即ち、疾患またはその臨床的症状/徴候の退縮を生じさせること、が含まれる。
用語「治療的に有効な量」は、疾患を処置するために哺乳動物に投与したとき、そのような疾患の処置を有効にするために十分な化合物の量を意味する。「治療的に有効な量」は、化合物、疾患およびその重症度、ならびに処置される哺乳動物の年齢、体重などに応じて変わる。
用語「薬学的に許容される」は、哺乳動物、伴侶動物、または家畜動物における使用に適することを意味する。
用語「プロドラッグ」とは、分子(即ち、本発明の式Iの化合物)の生体可逆的な誘導体を指す。プロドラッグは、薬物の溶解性、親油性および生体内分布を変化させ得る。これらの重要な特性を意図的に変更することによって、吸収性の向上、作用開始時間の最適化、初回通過代謝の減少、水溶性IV型製剤の開発、および、標的化送達の達成が可能になり得る。さらに、プロドラッグは、経皮送達の改善、風味のマスク化、注射時の痛みの減少、安定性の改善などに有用である。ファルマコフォア自体が送達性の低さの原因である状況において、プロドラッグは、活性の高い化合物を送達可能にするために使用し得る数少ない手段の1つである。本発明の範囲には、当業者に既知の標準的手法によって調製し得る式Iの化合物のプロドラッグの全てが含まれる。式Iの化合物のプロドラッグは、“Prodrugs of phosphates,phosphonates,and phosphinates”,Krise JP,Stella VJ,Advanced Drug Delivery Reviews,19:(2)287−310 MAY 22 1996;“Targeted Prodrug Design to Optimize Drug Delivery”.Hyo−Kyung Han and Gordon Amidon.AAPS PharmSci 2000;2(1)article 6;“Prodrugs”,L.Prokai and K.Prokai−Tatrai,Chapter 12 in Injectable Drug Development:Techniques to Reduce Pain and Irritation,Interpharm Press,Buffalo Grove,IN,1999;“Improved oral drug delivery:Solubility limitations overcome by the use of prodrugs”,Fleisher D,Bong R,Stewart BH,Advanced Drug Delivery Reviews,19:(2)115−130 MAY 22 1996、または“Preparation and hydrolysis of water soluble,non−irritating prodrugs of pharmaceuticals with oxaalkanoic acids”,.Crooks,Peter Anthony;Cynkowski,Tadeusz;Cynkowska,Grazyna;Guo,Hong;Ashton,Paul.PCT Int.Appl.(2000),65ppに記載の方法に従って調製し得る。
同じ分子式を有する化合物であるが、分子内原子の結合の性質もしくは順序、または分子内原子の空間的配置が異なる化合物を、「異性体」と称する。
本明細書に記載の化合物の全ての異性体(例えば、cis−、trans−、エナンチオマーまたはジアステレオマー)が単独でまたは任意の混合物として本記載化合物の範囲に含まれる。エナンチオマー、ジアステレオマー、シス、トランス、シン、アンチ、溶媒和物(水和物を含む)、互変異性体およびそれらの混合物を含むこれらの形態の全てが、本記載化合物に含まれる。
詳細には,本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−NR、−SO、−C(=O)NR、−SR、−S(C=O)R、または−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルであるか、Rが、−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−OC1〜8アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−NR、−SO、または−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−SR、−S(C=O)Rまたは−SOで置換された−C1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−SR、−S(C=O)Rまたは−SOで置換されたメチルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−SHまたは−S(C=O)CHで置換されたメチルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−SH、−SC1〜4アルキルまたは−S(C=O)C1〜4アルキルで置換された−NHC1〜6アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、HまたはC1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、C1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、H、OH、またはOH、CN、ハロ、NO、OC1〜6アルキル、SH、SC1〜4アルキル、S(C=O)C1〜4アルキルもしくは−O(C=O)C1〜4アルキルで任意選択的に置換されたC1〜6アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、HまたはOH、OC1〜4アルキル、SHもしくはSC1〜4アルキルで任意選択的に置換されたC1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−NR、−SO、−C(=O)NR、−SR、−S(C=O)R、または−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルであるか、あるいは、Rが、−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−OC1〜8アルキルであり、Rが、HまたはC1〜4アルキルであり、Rが、HまたはOH、OC1〜4アルキル、SHもしくはSC1〜4アルキルで任意選択的に置換されたC1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−NR、−SO、または−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルであり、Rが、HまたはC1〜4アルキルであり、Rが、HまたはOH、OC1〜4アルキル、SHもしくはSC1〜4アルキルで任意選択的に置換されたC1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−SR、−S(C=O)Rもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルであり、Rが、HまたはC1〜4アルキルであり、Rが、HまたはC1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−SHまたは−S(C=O)CHで置換されたメチルであり、Rが、HまたはC1〜4アルキルであり、Rが、HまたはC1〜4アルキルである]の化合物である。
詳細には、本発明の化合物は、式I[式中、Rが、−SHまたは−S(C=O)CHで置換されたメチルであり、Rが、Hまたはメチルであり、Rが、Hまたはメチルである]の化合物である。
本発明の例としては、
1)(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
2)(6R,7R)−3−{4−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
3)(6R,7R)−3−{5−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
4)(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
5)(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−5−(ヒドロキシメチル)−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
6)(6R,7R)−3−{4−[(アセチルスルファニル)メチル]−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
7)(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
8)(6R,7R)−3−(5−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
9)(6R,7R)−3−(4−{[(アセチルスルファニル)アセチル](プロピル)アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
10)(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル](メチル)アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
11)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−(3−{[(メチルスルファニル)アセチル]アミノ}ベンジル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
12)(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
13)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−3−{3−[プロパン−2−イル(スルファニルアセチル)アミノ]ベンジル}−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
14)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{2,3−ジメチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
15)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{2,4−ジメチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
16)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
17)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
18)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−メトキシ−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
19)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−メチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
20)(6R,7R)−3−(5−{[2−(アセチルスルファニル)エチル]スルファモイル}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
21)(6R,7R)−3−(3−{[2−(アセチルスルファニル)エチル](エチル)スルファモイル}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
22)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メトキシ−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
23)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
24)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メチル−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
25)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−(ジメチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
26)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−メトキシ−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
27)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−メチル−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;または
28)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メチル−4−(メチルスルホニル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
が挙げられる。
以下の反応スキームは、本発明の化合物の一般的合成手順を例示するものである。全ての出発物質は、これらのスキームに記載されている手順によってまたは当業者に既知の手順によって調製される。
Figure 2014513116
スキームIに示されるように、構造(2)の化合物は、アリールブロミド(1)から、適切な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン(THF))中、適切な有機リチウム試薬(例えば、ブチルリチウム)および適切なアルキルスズクロリド(例えば、トリブチルスズクロリド)の存在下、−78℃から室温の間の温度で、数時間かけて調製し得る。この反応において、RおよびRは、先に定義した通りである。Yは、C1〜8アルキルである。構造(4)の化合物は、Stilleカップリング法を使用して、適切なスタンナン(2)と構造(3)の化合物(EP0416410に記載の方法に従って調製)とを、適切なパラジウム触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン(dibenzylidineacetone))ジパラジウム)および適切なホスフィンリガンド(例えば、トリス(2−フリル)ホスフィン)の存在下、還流までの高温で、適切な双極性非プロトン性溶媒(例えば、THF、1,4−ジオキサン、またはN−メチル−2−ピロリドン)中、反応させることによって、合成することができる。保護基は、任意の適切な基、例えば、ジ−tert−ブチルジカーボネート、para−メトキシベンジルエーテル、para−ニトロ(nitor)ベンジルエーテル、またはトリフェニルメチルであり得る。
構造(5)の化合物は、構造(4)の化合物から、適切なメシル化試薬(例えば、メシルクロリド)の添加によって、適切なヒンダード塩基(例えば、ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)または2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)の存在下、適切な溶媒(例えばジクロロメタン(DCM))中、−78℃から室温の間の温度で、数時間かけて調製し得る。
構造(6)の化合物は、構造(5)の化合物から、適切な求核剤を使用するS−アルキル化とその後の保護基Pの除去によって合成し得る。この反応において、Xは、SRまたはS(C=O)Rである。したがって、構造(5)の化合物と、適切な求核剤(例えば、チオ酢酸)とを、適切なヒンダード塩基(例えば、DIPEAまたは2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)の存在下、適切な極性非プロトン性溶媒(例えば、DMF、THF、DMSO、またはアセトニトリル)中で、0℃から室温の間の温度で、数時間反応させ得る。保護基Pは、続いて、当業者に既知の手法によって除去し得る。例えば、保護基Pが、ジ−tert−ブチルジカーボネートまたはpara−メトキシベンジルエーテルであるとき、適切な脱保護条件としては、溶媒(例えば、ジクロロメタン)中、0℃から室温の間の温度で、酸(例えば、トリフルオロ酢酸)と数時間反応させることが挙げられる。
スキームIIは、本発明の化合物を調製するための代替的方法を例示する。
Figure 2014513116
この反応において、R、R、RおよびRは、先に定義した通りである。Pは、当業者に既知の適切な保護基である。スキームIIに示されるように、構造(7)の化合物は、対応する市販のフェニルアミンを、適切な求電子剤(例えば、メチルヨージドまたはメタンスルホニルクロリド)を使用して、適切な金属水素化物または有機リチウム塩基(例えば、水素化ナトリウムまたはブチルリチウム)の存在下で、極性プロトン性溶媒(例えば、THFまたはDMF)中、−78℃から室温の範囲の温度で、N−アルキル化することによって調製し得る。
構造(8)の化合物(ここで、Rは水素である)は、構造(7)の化合物から、適切なパラジウム触媒(例えば、パラジウムテトラキストリフェニルホスフィン)の存在下、適切な非極性溶媒(例えば、トルエン)中、室温から還流の範囲の温度で、数時間、適切なスタンニル試薬(例えば、ビストリブチルスズ)と反応させることによって調製し得る。あるいは、アミン部分の水素は、構造(8)を、カルボン酸誘導体(例えば、市販のアセチルチオグリコール酸)で、カップリング試薬(例えば、O−(7−アザベンゾトリアゾル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート)および適切なヒンダード塩基(例えば、ジイソプロピルエチルアミンまたは2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)の存在下、適切な極性非プロトン性溶媒(例えば、DMFまたはTHF)中、0℃から還流の間の温度で数時間かけて縮合することによって、さらに置換することができる。
Stilleカップリング法を使用して、適切なスタンナン(8)と、構造(3)の化合物(EP0416410に記載の方法に従って調製し得る)とを、適切なパラジウム触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム)および適切なホスフィンリガンド(例えば、トリス(2−フリル)ホスフィン)の存在下、還流までの高温で、溶媒(例えば、THFまたは1,4−ジオキサン、または双極性非プロトン性溶媒(例えば、N−メチル−2−ピロリドン))中、反応させることによって、構造(9)の化合物が得られる。
本発明の構造(10)の化合物は、式(9)の化合物(式中、Pは適切な保護基である)から、当業者に既知の手法で脱保護することによって調製し得る。例えば、保護基Pが、ジ−tert−ブチルジカーボネート、para−メトキシベンジルエーテル、para−ニトロベンジルエーテル、またはトリフェニルメチルであるとき、適切な脱保護条件としては、溶媒(例えば、ジクロロメタン)中、0℃から室温の間の温度で、酸(例えば、トリフルオロ酢酸)と数時間反応させることが挙げられる。
スキームIIIは、本発明の化合物を調製するための別の代替的方法を例示する。
Figure 2014513116
スキームIIIに示されるように、構造(12)の化合物は、市販の化合物(11)と、適切なアミン誘導体(例えば、エタノールアミン)とを、適切な極性非プロトン性溶媒(例えば、THFまたはDMSO)中、−78℃から還流の範囲の温度で、数時間反応させることで調製し得る。得られたスルホンアミドは、次いで、適切なパラジウム触媒(例えば、パラジウムテトラキストリフェニルホスフィン)の存在下、適切な非極性溶媒(例えば、トルエン)中、室温から還流の範囲の温度で、数時間、適切なスタンニル試薬(例えば、ビストリブチルスズ)と反応させる。続いて、適切なメシル化試薬(例えば、メシルクロリド)の添加を、適切なヒンダード塩基(例えば、ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)または2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)の存在下、適切な溶媒(例えば、ジクロロメタン(DCM))中、−78℃から室温の間の温度で、数時間行うことで、メタンスルホニル化合物(13)が得られる。
構造(14)の化合物は、構造(13)の化合物から、適切な求核剤を使用するS−アルキル化によって調製し得る。したがって、構造(14)の化合物と、適切な求核剤(例えば、チオ酢酸)とを、適切なヒンダード塩基(例えば、DIPEAまたは2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)の存在下、適切な極性非プロトン性溶媒(例えば、DMF、THF、DMSOまたはアセトニトリル)中、0℃から室温の間の温度で、数時間反応させ得る。スキームIIに記載の手法に従い、Stilleカップリング法および脱保護条件を使用することで、本発明の化合物(15)が得られる。
さらに、多くの化合物が、一般に保護基の誘導体化により望ましくない副反応を避けることが必要となる反応性官能基を有している。例えば、アルコール、酸基、アミンなどの官能基は、一般に、分子の他の部位で反応が行われている間は保護されており、その後、望ましい化学的変換に従って保護基が除去される。そのような保護基の使用は、例えば、T.W.Green and P.G.Wuts、Protective Groups in Organic Synthesis、2nd edition、New York City:John Wiley & Sons、1991に記載されているような有機化学合成の標準的な方法に従うことができる。したがって、例えば、以下のような保護基を使用して、適切なアミノ、ヒドロキシル、および他の関連する反応性の基を保護し得る:カルボン酸アシル基(例えば、ホルミル、アセチル、トリフルオロアセチル)、アルコキシカルボニル基(例えば、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル(BOC)、β,β,β−トリクロロエトキシカルボニル(TCEC)、β−ヨードエトキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(例えば、ベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、フェノキシカルボニル)、トリアルキルシリル基(例えば、トリメチルシリルおよびt−ブチルジメチルシリル(TBDMS))、ならびにトリチル、テトラヒドロピラニルなどの基。ビニルオキシカルボニル、o−ニトロフェニルスルフェニル、ジフェニルホスフィニル、p−トルエンスルホニル、およびベンジルも全て使用し得る。保護基は、目的とする合成反応が完了した後、当業者に既知の手法によって、除去し得る。例えば、BOC基は酸分解で、トリチル基は酸分解または水素化分解で、TBDMSはフッ素イオンによる処理で、TCECは亜鉛による処理で、除去することができる。
薬学的塩
式Iの化合物は、そのままの形態で使用してもよく、塩として使用してもよい。安定な非毒性の酸性塩または塩基性塩を形成することが所望される場合、薬学的に許容される塩として化合物を投与することが適切であり得る。式Iの化合物の薬学的に許容される塩としては、そのアセテート、アスコルベート、アスパルテート、ベンゾエート、ベシレート、ビカルボネート/カルボネート、ビスルフェート/スルフェート、ボレート、カンシレート、シトレート、エジシレート、エトグルタレート、エシレート、ホルメート、フマレート、グルセプテート、グルコネート、グルクロネート、グリセロホスフェート、ヘキサフルオロホスフェート、ヒベンゼート、ヒドロクロリド/クロリド、ヒドロブロミド/ブロミド、ヒドロヨージド/ヨージド、イセチオネート、ラクテート、マレート、マレエート、マロネート、メシレート、メチルスルフェート、ナフチレート、2−ナプシレート、ニコチネート、ニトレート、オロテート、オキサレート、パルミテート、パモエート、ホスフェート/ヒドロゲンホスフェート/ジヒドロゲンホスフェート、サッカレート、ステアレート、スクシネート、タートレート、トシレート、およびトリフルオロ酢酸塩が挙げられる。
組成物/製剤
本発明の医薬組成物は、当業者に周知の方法、例えば、慣用的混合、溶解、顆粒化、糖衣錠作製、湿式粉砕(levigating)、乳化、カプセル化、捕捉(entrapping)、凍結乾燥法、または噴霧乾燥によって、製造し得る。
本発明に従って使用される医薬組成物は、活性化合物を薬学的に使用され得る調製物に処理することを促進する1つまたは複数の薬学的に許容される担体(賦形剤および佐剤を含む)を使用して、従来の手法で製剤化することができる。適切な製剤は、選択する投与経路に応じて変わる。薬学的に許容される賦形剤および担体は、一般的に当業者に公知であり、したがって、本発明に含まれる。そのような賦形剤および担体は、例えば、“Remington’s Pharmaceutical Sciences”,Mack Pub.Co.,New Jersey(1991)に記載されている。
本発明の製剤は、短時間作用型、速放型、長時間作用型、徐放型、または制御放出型であるように設計し得る。詳細には、本発明の製剤は、徐放型であり得る。このように、医薬製剤は、制御放出または徐放を目的として製剤化もし得る。
投薬
本発明における使用に適した医薬組成物としては、意図する目的、即ち、感染症の制御または処置を達成するために十分な量で有効成分を含有する組成物が挙げられる。より詳細には、治療的に有効な量は、感染症の症状/徴候を予防、軽減もしくは緩和するため、または処置される対象の生存期間を延ばすために有効な化合物の量を意味する。
医薬組成物およびその単位剤形における有効成分(即ち、本発明の化合物)の量は、投与様式、特定の化合物の効力、および所望の濃度に応じて、広範に変動または調整し得る。治療的に有効な量を決定することは、十分に当業者の能力の範囲内である。一般的に、有効成分の量は、組成物の0.01〜99重量%の間の範囲である。
一般的に、有効成分の治療的に有効な投薬量は、約0.1〜約20mg/体重kg/日、好ましくは約0.1〜約5mg/体重kg/日の範囲である。投薬は、各対象の要件および感染症の重症度に応じて変動し得ることが理解されるべきである。
所望の用量は、単回用量で、または適当な投与間隔で投与される分割用量として、例えば、1日あたり2、3、4またはそれより多い部分用量(sub-dose)として都合よく提供することができる。また、投与される初回投薬量を、所望の血漿濃度に迅速に到達させるために、上記の上限を超えて増加させ得ることも理解されるべきである。他方、初回投薬量は、最適量より少なくてもよく、一日用量は、処置の過程における具体的な状況に応じて漸増させてもよい。所望される場合には、一日用量を、投与(例えば1日あたり2〜4回)に応じた複数回用量に分割してもよい。
医学的および獣医学的使用
本発明の化合物は、マンヘミア・ヘモリチカ(M.haem.)、パスツレラ・ムルトシダ(P.multo)、およびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性呼吸器病原体によってウシで引き起こされるウシ呼吸器疾患感染症の処置に対する新規セファロスポリン抗菌剤であって、大腸菌(E.coli.)、サルモネラ菌およびカンピロバクター菌などの人獣共通病原体に対して相対的に抗菌活性が低いセファロスポリン抗菌剤を提供する。
抗菌アッセイ
本発明の化合物を、1まとまりのグラム陰性生物およびグラム陽性生物に対して、Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Tests for Bacteria That grow Aerobically;Approved Standard−Eighth Edition、M07−A8、Vol.29 No.2 Replaces M07−A7 Vol.26 No.2.に記載の工業的標準技術を使用して試験した。評価結果を表1に示す。データは、BRD病原体M.haem.およびP.multoに対して非常に良好な抗菌活性、および大腸菌に対する活性は最小であることを示している。第5列目は、P.multoに対する大腸菌の選択性の差を示す。これらの単離体に対する活性を、市販のヒト用のセフェピム健康薬品に対する活性(同じパネルでスクリーニングされたもの)と比較すると、本発明の例示化合物は、大腸菌に対して200倍を上回る選択性を示す。
Figure 2014513116
本発明の化合物の合成を、以下の実施例により、さらに例証する。実施例で利用される出発物質および様々な中間体は、商業的供給源から入手し得るか、市販の有機化合物から当業者に周知の方法を使用して容易に調製し得る。
(実施例)
(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
ステップ1 [2−メチル−3−(トリブチルスタンナニル)フェニル]メタノールの調製
Figure 2014513116
ブチルリチウム(65.5mL、164mmol)を、(3−ブロモ−2−メチルフェニル)メタノール(15.0g、76.6mmol)のTHF(165mL)溶液に、−78℃で滴下により添加する。1時間後、−78℃で、トリブチルスズクロリド(45.0mL、164mmol)を添加し、混合物を3時間かけて室温に上げ、次いで12時間、撹拌する。飽和塩化アンモニウム(100mL)、次いで水(100mL)を、0℃で添加する。室温に温めた後、混合物をジエチルエーテル(3x100mL)で抽出する。合わせた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で溶媒を除去して、標題の化合物を油状物として得て、この油状物を、純ヘプタンから30%酢酸エチル/ヘプタン(20.5g)で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製する。
Figure 2014513116
ステップ2 4−メトキシベンジル(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−(ヒドロキシメチル)−2−メチルベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボキシレートの調製
Figure 2014513116
トリス(2−フリル)ホスフィン(352mg、1.50mmol)を、4−メトキシベンジル(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−(クロロメチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボキシレート(EP0416410に記載、5.00g、7.67mmol)を含有するジオキサン(75mL)に添加し、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(693mg、0.75mmol)、次いで[2−メチル−3−(トリブチルスタンナニル)フェニル]メタノール(3.70g、8.99mmol、ステップ1)を加え、混合物を、75℃に24時間かけて加熱する。室温に冷却した後、溶媒を減圧下で除去して、標題の化合物を得る。この粗材料を、30%酢酸エチル/ヘプタンから純酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、固体を得る(3.16g);m/z(CI)738[M+H]
ステップ3 4−メトキシベンジル(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−(2−メチル−3−{[(メチルスルホニル)オキシ]メチル}ベンジル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボキシレートの調製
Figure 2014513116
メタンスルホニルクロリド(0.40mL、5.10mmol)、次いでDIPEA(1.18mL、6.78mmol)を、ステップ2の生成物(2.50g、3.39mmol)を含有するDCM(26.1mL)氷冷溶液に加える。0℃で16時間撹拌後、混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して標題の化合物を固体(2.76g)として得て、次のステップでさらに精製せずに使用する:m/z(CI)816[M+H]
ステップ4 4−メトキシベンジル(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4−イル}−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボキシレートの調製
Figure 2014513116
チオ酢酸(0.47mL、6.37mmol)、次いでDIPEA(0.56mL、3.19mmol)を、ステップ3の生成物(2.6g、3.2mmol)を含有するDMF(20mL)溶液に0℃で添加する。1.5時間撹拌した後、酢酸エチルを添加する。混合物を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で溶媒を除去して、標題の化合物を残渣として得て、この残渣を純ヘプタンから純EtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーを用いてさらに精製して固体を得る:(2.3g);m/z(CI)796[M+H]
ステップ5 (6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
TFA(10mL)を、ステップ4の生成物(2.00g、2.51mmol)を含有するDCM(20mL)溶液に加える。3時間後、反応混合物をトルエン(10mL)で希釈し、溶媒を減圧下で除去し、得られた油を、純水から純MeCNで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーを用いて精製し、標題の化合物を薄黄色固体として得る(750mg)。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−{4−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ1〜5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の(4−ブロモ−3−メチルフェニル)メタノールを中間体として使用して、標題の化合物を得る。(31mg)
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−{5−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ1〜5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−4−メチルベンジルアルコールを中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ1〜5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、(3−ブロモ−2,4−ジメチルフェニル)メタノール(WO10129379に記載)を中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−5−(ヒドロキシメチル)−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ2〜5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、実施例5のステップ3の生成物を中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
ステップ1 (5−ブロモ−4,6−ジメチルベンゼン−1,3−ジイル)ジメタンジイルジアセテートの調製
Figure 2014513116
酢酸ナトリウム(33.6g、389mmol)を、3−ブロモ−1,5−ビス(クロロメチル)−2,4−ジメチルベンゼン(WO08151288に記載、54.8g、194mmol)を含有するDMF(120mL)溶液に加え、混合物を、80℃に16時間かけて加熱する。混合物を室温に冷却し、水(100mL)を添加する。スラリーを濾過し、水(200mL)で洗浄し、真空内で、45℃で48時間かけて乾燥させ、固体を得る(61.4g)。
Figure 2014513116
ステップ2 (5−ブロモ−4,6−ジメチルベンゼン−1,3−ジイル)ジメタノールの調製
Figure 2014513116
水酸化カリウム(24.1g、429mmol)を、(5−ブロモ−4,6−ジメチルベンゼン−1,3−ジイル)ジメタンジイルジアセテート(61.4g、186.4mmol)を含有するメタノール(300mL)混合物に添加し、混合物を50℃に1時間かけて加熱する。溶媒を減圧下で除去し、固体を水(600mL)および3N塩酸(175mL)で希釈する。混合物を10分撹拌し、沈殿物を濾過し、真空内で一晩乾燥させて、固体を得る(42.9g)。
Figure 2014513116
ステップ3 [3−ブロモ−5−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−2,4−ジメチルフェニル]メタノールの調製
Figure 2014513116
tert−ブチルジメチルシリルクロリド(6.15g、408.8mmol)、イミダゾール(3.15g、44.9mmol)およびDMAP(0.05g、0.41mmol)を、(5−ブロモ−4,6−ジメチルベンゼン−1,3−ジイル)ジメタノール(10.0g、41mmol)の溶液に室温で添加し、混合物を16時間撹拌する。混合物を水(400mL)で希釈し、酢酸エチル(1400mL)で抽出する。有機物を1N塩酸(200mL)、飽和炭酸水素ナトリウム(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、湿った固体を得る。固体をヘプタン(50mL)で希釈し、濾過し、ヘプタン(10mL)で洗浄して、白色固体を得る(3.75g)。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−{4−[(アセチルスルファニル)メチル]−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ1〜5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)メタノールを中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ2および5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、実施例7のステップ2の生成物を中間体として使用して、標題の化合物を得る。(58mg)
Figure 2014513116
ステップ1 2−メチル−3−(トリブチルスタンナニル)アニリンの調製
Figure 2014513116
2−アミノ−6−ブロモトルエン(市販品、1.00g、5.38mmol)、ビストリブチルスズ(3.86g、6.45mmol)およびパラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(0.62g、0.54mmol)をマイクロウェーブ反応バイアル中で一緒に混合し、120℃で8時間加熱する。溶媒を減圧下で除去し、得られた黒色油を、純ヘプタンから純EtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、標題の化合物を透明の油として得る:(2.51g)m/z(CI)396[M+H]
ステップ2 S−(2−{[2−メチル−3−(トリブチルスタンナニル)フェニル]アミノ}−2−オキソエチル)エタンチオエートの調製
Figure 2014513116
O−(7−アザベンゾトリアゾル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(3.20g、8.24mmol)、次いでDIPEA(2.43mL、13.9mmol)を、2−メチル−3−(トリブチルスタンナニル)アニリン(2.51g、6.34mmol)および市販のアセチルチオグリコール酸(0.94g、6.97mmol)を含有するTHF(31.7mL)溶液に0℃で添加し、反応混合物を2時間、撹拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCOで2回洗浄し、次いでブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。粗生成物を、純ヘプタンから純EtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーを使用してさらに精製し、油状残渣を得る:(2.49g)m/z(CI)512.1[M+H]
(6R,7R)−3−(5−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例7の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−4−メチルアニリンの生成物を出発物質として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−(4−{[(アセチルスルファニル)アセチル](プロピル)アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例7の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の4−ブロモ−N−プロピルベンゼンアミンを使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル](メチル)アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例7の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−N−メチルアニリンを使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−(3−{[(メチルスルファニル)アセチル]アミノ}ベンジル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例7の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、3−(トリブチルスタンナニル)アニリン(WO8907097に記載)および市販の(メチルチオ)酢酸を使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例7の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、3−(トリブチルスタンナニル)アニリン(WO07124435に記載)および市販のアセチルチオグリコール酸を使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−3−{3−[プロパン−2−イル(スルファニルアセチル)アミノ]ベンジル}−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ2および5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、実施例13のステップ2の生成物を中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
ステップ1 S−(2−オキソ−2−{[3−(トリブチルスタンナニル)フェニル]アミノ}エチル)エタンチオエートの調製
Figure 2014513116
実施例7のステップ2の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、3−(トリブチルスタンナニル)アニリン(WO07124435に記載)および市販のアセチルチオグリコール酸を使用して、標題の化合物を得る:(1.03g)m/z(CI)498[M+H]
ステップ2 N−(プロパン−2−イル)−2−スルファニル−N−[3−(トリブチルスタンナニル)フェニル]アセトアミドの調製
Figure 2014513116
水酸化ナトリウム(60mg、1.50mmol)を、ステップ1の生成物(500mg、1.00mmol)とイソプロピルブロミド(113μL、1.20mmol)との混合物を含有するDMF(1mL)に添加する。室温で一晩撹拌した後、混合物をブラインと酢酸エチルとに分配する。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して油状物を得る。この粗生成物を、純ヘプタンから純EtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーを用いてさらに精製して、標題の化合物を油状残渣として得る(150mg);m/z(CI)498[M+H]
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{2,3−ジメチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ2および5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、実施例14のステップ2の生成物を中間体として使用して、標題の化合物を得る:(50mg):
Figure 2014513116
ステップ1 N−(3−ブロモ−4,5−ジメチルフェニル)メタンスルホンアミドの調製
Figure 2014513116
メタンスルホニルクロリド(1.15mL、15.0mmol)を、3−ブロモ−4,5−ジメチルアニリン(2.0g、10.0mmol)およびピリジン(6.4mL、79.3mmol)を含有するDCM(40mL)に0℃で添加する。混合物を室温に温めた後、3時間撹拌する。水を添加し、混合物を6MのHClで洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて残渣を得て、この残渣を15%EtOAc/ヘプタンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題の化合物を得る:(1.5g)
Figure 2014513116
ステップ2 N−[3,4−ジメチル−5−(トリブチルスタンナニル)フェニル]メタンスルホンアミドの調製
Figure 2014513116
実施例7のステップ1の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、(実施例14の)ステップ1の生成物を使用して、標題の化合物を得る:(0.8g)m/z(CI)486[M−H]。
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{2,4−ジメチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例14の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の5−ブロモ−2,4−ジメチルアニリンを中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例14の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、N−(3−ブロモフェニル)−N−メチルメタンスルホンアミド(WO06015829に記載)を中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例14の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販のN−(3−ブロモフェニル)メタンスルホンアミドを中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−メトキシ−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例14の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−5−メトキシアニリンを使用して、標題の化合物を得る。LCMS:m/z(CI)597([M+H]
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−メチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例14の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−5−メチルアニリンを使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−3−(5−{[2−(アセチルスルファニル)エチル]スルファモイル}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ2〜5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、実施例20のステップ2の生成物を中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
ステップ1 3−ブロモ−N−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルベンゼンスルホンアミドの調製
Figure 2014513116
エタノールアミン(3.67g、60.1mmol)を、市販の3−ブロモ−4−メチルベンゼンスルホニルクロリド(13.5g、50.1mmol)を含有するTHF(100mL)溶液に0℃で添加する。1時間撹拌後、混合物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、標題の化合物を得る:(12.5g)m/z(CI)295[M+1]
ステップ2 N−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチル−3−(トリブチルスタンナニル)ベンゼンスルホンアミドの調製
Figure 2014513116
実施例7のステップ1の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、実施例20のステップ1の生成物を中間体として使用して、標題の化合物を得る:(0.72g)m/z(CI)505[M+H]
(6R,7R)−3−(3−{[2−(アセチルスルファニル)エチル](エチル)スルファモイル}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例20の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモベンゼンスルホニルクロリドおよび市販の2−(エチルアミノ)エタノール使用して、標題の化合物を得る。(230mg)
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メトキシ−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例14の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、3−ブロモ−4−メトキシ−N−メチルベンゼンスルホンアミド(WO05073244に記載)を中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例14の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−N−メチルベンゼンスルホンアミドを中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メチル−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例14の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−N−4−ジメチルベンゼンスルホンアミドを中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−(ジメチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例20の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドを中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−メトキシ−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例20の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−5−メトキシベンゼンスルホニルクロリドおよび市販のN−メチルアミンを使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−メチル−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例20の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、市販の3−ブロモ−N,5−ジメチルベンゼンスルホンアミドを中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メチル−4−(メチルスルホニル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸の調製
Figure 2014513116
実施例1のステップ2および5の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、実施例27のステップ2の生成物を中間体として使用して、標題の化合物を得る。
Figure 2014513116
ステップ1 トリブチル[2−メチル−4−(メチルスルホニル)フェニル]スタンナンの調製
Figure 2014513116
実施例7のステップ1の一般的手順に従い、重大な変更はしないが、1−ブロモ−2−メチル−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(WO08030466に記載)を中間体として使用して、標題の化合物を得る:(4.9g)m/z(CI)461[M+H]

Claims (23)

  1. 式I
    Figure 2014513116
    [式中、
    が、−NR、−SO、−C(=O)NR、−SR、−S(C=O)R、−S(C=S)R、−SC(=O)OR、−SC(=O)NHR、−SP(=O)(ORであるか、または、
    が、−SR、−S(C=O)R、−S(C=S)R、−SC(=O)OR、−SC(=O)NHR、−SP(=O)(OR、−C(=O)NR、−SOで置換された−C1〜8アルキルであるか、または、
    が、−SR、−S(C=O)R、−S(C=S)R、−SC(=O)OR、−SC(=O)NHR、−SP(=O)(OR、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−OC1〜8アルキルであり、
    およびRが、独立して、−H、−OH、−CN、ハロ、−NO、−C1〜10アルキル、−OC1〜10アルキル、−N(Rであるか、または、
    およびRが、それらが結合している炭素と一緒になって、アリールもしくはヘテロアリールを形成し、
    が、−Hまたは−C1〜10アルキルであり、
    が、−SO、−C(=O)C1〜10アルキルであり、
    が、H、C1〜6アルキル、もしくはNRであり、
    各場合において、C1〜10アルキルが、−OH、−CN、ハロ、−NO、−OC1〜6アルキル、−SH、−SC1〜4アルキル、−S(C=O)C1〜4アルキルもしくは−O(C=O)C1〜4アルキルで任意選択的に置換されており、
    nが、1、2、もしくは3である]
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. が、−NR、−SO、−C(=O)NR、−SR、−S(C=O)R、または−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルであるか、あるいは、
    が、−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−OC1〜8アルキルである、
    請求項1に記載の化合物。
  3. が、−NR、−SO、または−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  4. が、−SR、−S(C=O)Rまたは−SOで置換された−C1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  5. が、−SR、−S(C=O)Rまたは−SOで置換されたメチルである、請求項1に記載の化合物。
  6. が−SH、または−S(C=O)CHで置換されたメチルである、請求項1に記載の化合物。
  7. が、−SH、−SC1〜4アルキル、または−S(C=O)C1〜4アルキルで置換された−NHC1〜6アルキルである、請求項3に記載の化合物。
  8. が、HまたはC1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  9. が、C1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  10. が、H、OH、またはOH、CN、ハロ、NO、OC1〜6アルキル、SH、SC1〜4アルキル、S(C=O)C1〜4アルキルもしくは−O(C=O)C1〜4アルキルで任意選択的に置換されたC1〜6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  11. が、H、またはOH、OC1〜4アルキル、SHもしくはSC1〜4アルキルで任意選択的に置換されたC1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  12. が、−NR、−SO、−C(=O)NR、−SR、−S(C=O)R、または−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルであるか、あるいは、
    が、−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−OC1〜8アルキルであり、
    が、HまたはC1〜4アルキルであり、
    が、H、またはOH、OC1〜4アルキル、SHもしくはSC1〜4アルキルで任意選択的に置換されたC1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  13. が、−NR、−SO、または−SR、−S(C=O)R、−C(=O)NRもしくは−SOで置換された−C1〜4アルキルであり、
    が、HまたはC1〜4アルキルであり、
    が、HまたはOH、OC1〜4アルキル、SHもしくはSC1〜4アルキルで任意選択的に置換されたC1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  14. が、−SR、−S(C=O)R、または−SOで置換された−C1〜4アルキルであり、
    が、HまたはC1〜4アルキルであり、
    が、HまたはC1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  15. が、−SHまたは−S(C=O)CHで置換されたメチルであり、
    が、HまたはC1〜4アルキルであり、
    が、HまたはC1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  16. が、−SHまたは−S(C=O)CHで置換されたメチルであり、Rが、Hまたはメチルであり、Rが、Hまたはメチルである、請求項1に記載の化合物。
  17. 1)(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    2)(6R,7R)−3−{4−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    3)(6R,7R)−3−{5−[(アセチルスルファニル)メチル]−2−メチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    4)(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    5)(6R,7R)−3−{3−[(アセチルスルファニル)メチル]−5−(ヒドロキシメチル)−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    6)(6R,7R)−3−{4−[(アセチルスルファニル)メチル]−2,6−ジメチルベンジル}−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    7)(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    8)(6R,7R)−3−(5−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    9)(6R,7R)−3−(4−{[(アセチルスルファニル)アセチル](プロピル)アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    10)(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル](メチル)アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    11)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−(3−{[(メチルスルファニル)アセチル]アミノ}ベンジル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    12)(6R,7R)−3−(3−{[(アセチルスルファニル)アセチル]アミノ}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    13)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−3−{3−[プロパン−2−イル(スルファニルアセチル)アミノ]ベンジル}−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    14)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{2,3−ジメチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    15)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{2,4−ジメチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    16)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    17)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    18)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−メトキシ−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    19)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−{3−メチル−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ベンジル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    20)(6R,7R)−3−(5−{[2−(アセチルスルファニル)エチル]スルファモイル}−2−メチルベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    21)(6R,7R)−3−(3−{[2−(アセチルスルファニル)エチル](エチル)スルファモイル}ベンジル)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    22)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メトキシ−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    23)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    24)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メチル−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    25)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−(ジメチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    26)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−メトキシ−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;
    27)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[3−メチル−5−(メチルスルファモイル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸;または
    28)(6R,7R)−7−{[(2Z)−2−(2−アミノ−1,3−チアゾール−4−イル)−2−(メトキシイミノ)アセチル]アミノ}−3−[2−メチル−4−(メチルスルホニル)ベンジル]−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸。
    である、請求項1に記載の化合物。
  18. 請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
  19. グラム陰性病原体により引き起こされる、家畜における感染症を、必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することによって、制御または処置するための方法。
  20. マンヘミア・ヘモリチカ、パスツレラ・ムルトシダおよびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性病原体により引き起こされる、哺乳動物における感染症を、必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することによって、処置するための方法。
  21. マンヘミア・ヘモリチカ、パスツレラ・ムルトシダおよびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性病原体により引き起こされる、ウシおよびブタにおける感染症を、必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することによって、処置するための方法。
  22. マンヘミア・ヘモリチカ、パスツレラ・ムルトシダおよびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性呼吸器病原体により引き起こされるウシ呼吸器疾患を、必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することによって、処置するための方法。
  23. マンヘミア・ヘモリチカ、パスツレラ・ムルトシダおよびヒストフィルス・ソムニなどのグラム陰性呼吸器病原体により引き起こされるブタ呼吸器疾患を、必要とする哺乳動物に治療有効量の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することによって、処置するための方法。
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