JP2014512981A - 剛性装飾体を転写ストリップから基体上に固定するための装置 - Google Patents

剛性装飾体を転写ストリップから基体上に固定するための装置 Download PDF

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Abstract

それぞれが少なくとも1つの平坦面(24)を有する装飾的な剛性体(18)を、前記装飾的な剛性体(18)を担持する担体ストリップ(10)から基体(60)上に転写するための装置(400)が開示されている。前記装置(400)は、前記装飾的な剛性体(18)を備えた担体ストリップ(10)の一部分を収納する、空洞などの保持固定具(32c)と、前記装飾的な剛性体(18)が基体(60)に転写された前記担体ストリップ(10)の一部分を受容するためのリール(34c)と、ハンマまたはプランジャ等のレシプロケータ(410)であって、前記担体ストリップ(10)に沿って評価される前記保持固定具(32c)と前記リール(34c)との間の位置にあり、前記装飾的な剛性体(18)を前記基体(60)と個々に接触させるように構成されたレシプロケータ(410)と、を備える。

Description

発明の詳細な説明
[関連技術の相互参照]
本願は、スイスにおいて2010年9月3日に「対象物の一平面上において正確な位置に要素を貼り付けるための装置」の名称で出願された特許出願No.01472/2010の優先権を主張し、特許出願No.01472/2010の内容は、その全てが、参照により本明細書に含まれる。
[分野]
本発明は、装飾要素を基体上に転写するための方法および装置と、そのような装飾要素を担持する転写ストリップに関する。
[背景]
装飾パターンは、通常、担体シートから装飾すべき基体上に転写される。この技術は、一般に、可撓性の装飾シートに限定される。このようなシートについて、基体上に、例えば皺のないように適切に担体シートを配置するのは面倒である。さらに、本出願人は、基体上に剛性装飾要素を転写する手段を全く知らない。
剛性装飾要素で基体を装飾する手段が利用可能であることが望ましいであろう。特に、剛性装飾要素を容易に基体に貼付することができる、リボン状の材料が利用可能であることが望ましいであろう。前記のリボン状の材料を収納するカートリッジと、そのリボン状の材料から剛性装飾要素を基体上に転写する装置とが利用可能であることが、さらに望ましいであろう。
[概要]
実施形態は、それぞれが少なくとも1つの平坦面を有する装飾的な剛性体を、装飾的な剛性体を担持する担体ストリップから基体上に転写(transferring)するための装置に関する。前記の装置は、装飾的な剛性体を備えた担体ストリップの一部分を収納するための保持固定具と、装飾的な剛性体が基体に転写された担体ストリップの一部分を受容するためのリールと、担体ストリップに沿って評価される保持固定具とリールとの間の転写位置に位置するレシプロケータであって、当該レシプロケータの実質的に直線的な運動により装飾的な剛性体を基体に個々に接触させるように構成されるレシプロケータと、を備える。保持固定具は、円盤状の空洞、または、例えば担体ストリップを運搬するリールを支持する空洞であってもよい。これに関して、「実質的に直線的な運動」とは、もっぱらレシプロケータの回転運動のみが除外されるように解釈されるべきである。したがって、レシプロケータの運動は、直線成分を有するか、完全に直線的であって直線に沿って動作しなければならない。レシプロケータは、例えばハンマまたはプランジャなどの直線レシプロケータであってよい。さらに、装飾的な剛性体に関して、「平坦面」は、平面、および/または、30cm超、特に60cm超の曲率半径を有する球面、および/または、30cm超、特に60cm超の曲率半径を有する球面に適合する面を示し得る。
一実施形態によれば、前記の装置は、レシプロケータ用のアクチュエータであって、レシプロケータの外向きの運動が担体ストリップの保持固定具からリールへの運搬と位置合わせされるように、往復運動可能に取り付けられる、レシプロケータ用のアクチュエータを備え、レシプロケータは、少なくとも1つの剛性体の平坦面が前記の装置から突出するように、担体ストリップに力を加えるよう配置される。
一実施形態によれば、レシプロケータは、ケーシング上またはケーシング内に取り付けられ、ケーシングは、少なくとも1つの装飾的な剛性体の突出方向に往復運動可能である。
一実施形態によれば、レシプロケータは、ケーシング上またはケーシング内に弾性的に取り付けられ、ケーシングに対するレシプロケータの並進運動を、担体ストリップの前進運動に同期させるギアが設けられる。
一実施形態によれば、ギアは、レバーと、担体ストリップと係合するタイミングホイールとを備え、レバーはその一部分においてレシプロケータと係合し、他の部分においてタイミングホイールと係合し、その結果、レシプロケータの往復運動は、レバーの他の部分によるタイミングホイールの抑止と解放とを交互に生じさせる。
一実施形態によれば、タイミングホイールは、レバーの他の部分と係合するための6個、7個、または8個の突起を有するタイミングディスクを備える。一実施形態によれば、タイミングホイールは、同軸状にタイミングホイールに取り付けられている。一実施形態によれば、突起は、タイミングホイールの軸と平行に延出している。別の実施形態によれば、突起はタイミングディスクの半径方向に延出している。
一実施形態によれば、タイミングディスク上の突起間の間隔幅は、担体ストリップの係合機構間の間隔幅より大きい。一実施形態によれば、タイミングディスク上の突起間の間隔幅は、担体ストリップの係合機構間の間隔幅より、10%未満、特に6%未満、さらに特には3%未満大きくてよい。一実施形態によれば、タイミングディスク上の突起間の間隔幅は、担体ストリップの係合機構間の間隔幅より、1%超大きくてよい。
一実施形態によれば、タイミングホイールは、転写位置の上流側の位置において、担体ストリップと係合する。言い換えれば、タイミングホイールは、転写位置と保持固定具との間に配置される。
本願で用いられる「上流」および「下流」の語句は、担体ストリップが装置内に取り付けられる際の担体ストリップの長辺に沿って判断されるものであることに言及しておく。
一実施形態によれば、タイミングホイールは、担体ストリップの係合機構と係合するように構成されたボスを備え、タイミングホイールのボス間の間隔幅は、担体ストリップの係合機構間の間隔差と実質的に同一である。この点に関して、実質的に同一であるというのは、タイミングホイールのボス間の間隔幅が、担体ストリップの係合機構間の間隔差と同一であるか、または、それより2%未満、特に1%未満で大きいことを意味する。タイミングホイールのボスが円形の断面を有する必要はない点を強調しておく。実際に、ボスの断面は、例えば円形、半円形、長方形、三角形であってよい。ボスの円形または半円形、および、三角形の断面は、ボスと担体ストリップの係合機構との相互作用を容易にし得る。実施形態によれば、ボスは、タイミングホイールから径方向に突出している。先の実施形態と組み合わせられ得る別の実施形態において、ボスは、タイミングディスクから軸方向に突出している。一実施形態によれば、タイミングホイールおよび/またはタイミングディスクは、担体ストリップの係合機構と係合するための6個、7個、または8個のボスを有してよい。一実施形態によれば、ボスの数とタイミングディスクの突起の数は同一である。
一実施形態によれば、ケーシングは、装置から突出方向に延在する止め具を有し、止め具は、レシプロケータの運動が継続する結果、レシプロケータとケーシングとの相対運動が生じるように、基体との接触時にケーシングの運動を抑止するために配置される。したがって、レシプロケータを動かすことによりケーシングは動かされ得て、止め具が基体に接触するとすぐに、ケーシングの運動は止められる。
一実施形態によれば、止め具は、転写位置を囲み、基体に対する数理的な接触平面を定める3つ以上のノブで構成され得る。この場合、レシプロケータの直線運動は、その数理的接触平面に対して、60°と120°の間の角度、特に80°と100°の間の角度、さらに特には90°の角度、を有してよい。
一実施形態によれば、アクチュエータは、レシプロケータに対して偏心的に取り付けられたブッシングを備える。
一実施形態によれば、ブッシングは、少なくとも転写位置とリールとの間の区間において、装飾的な剛性体が基体に転写された担体ストリップの一部分を囲む。
一実施形態によれば、前記の装置は、転写位置とリールとの間に位置する下流側のガイドホイールであって、装飾的な剛性体が転写された後に、担体ストリップをリールに向かって案内するための下流側のガイドホイールを備える。
一実施形態によれば、前記の装置は、保持固定具とタイミングホイールとの間に位置する上流側のガイドホイールであって、装飾的な剛性体を担持する担体ストリップをタイミングホイールの周囲に案内するための、上流側のガイドホイールを備える。
一実施形態によれば、上流側のガイドホイールは、担体ストリップを、タイミングホイールの周囲において、20°から120°の角度で、特に25°から45°の角度で、湾曲させるように配置される。したがって、担体ストリップの大部分は、タイミングホイールと接触して、担体ストリップがタイミングホイールを滑らないようにされる。タイミングホイールおよび/またはタイミングディスクが担体ストリップの係合機構と係合するように構成されたボスを備える場合、少なくとも2つのボスが常に担体ストリップの係合機構と係合するように、ガイドホイールが配置されることが好ましい。
一実施形態によれば、前記の装置は、リールに向けて担体ストリップに張力を付与する手段を備える。このような手段は、例えばぜんまい、コイルばねなどのばね、巻き取り機構、電動機などを含み得る。しかし、本発明は記載された張力手段には限定されない。
一実施形態によれば、前記の手段は、リールまたはリールに相互作用する整合ディスクと、ケーシングとの間に接続されたコイルばねである。
一実施形態によれば、張力手段は、例えばスナップフィットまたはクイックファスナなど、張力手段の容易な解放を可能にするような方法で、ケーシングに接続される。
一実施形態によれば、解放可能部が、ケーシングに接続される際にリールと係合するように配置される。
一実施形態によれば、解放可能部上とリール上の2つの整合ディスクが、それぞれ係合を提供する。一実施形態によれば、整合ディスクは、ホイールの軸方向に突出するコグを有するコグホイールであってよい。
一実施形態によれば、前記の装置は、張力手段に張力が付加される際にリールの回転を妨げるように配置される着脱可能な抑止手段を備える。
一実施形態によれば、抑止手段は、ピンと、リール盤およびケーシングにある対応する孔とを備える。
一局面によれば、装飾要素の配列を担持する転写ストリップが設けられ、転写ストリップは、最上層と、内部において装飾要素が最上層に取り付けられている開口部または貫通孔を有するスペーサ層とを備える。スペーサ層は、十分な弾力性を有し、最上層に力が加えられることにより圧縮され、その結果、装飾要素がスペーサ層の表面に、または、表面を越えて突出する。装飾要素は、接着剤が塗布される平坦な外面を有する。このような方法で、外側の平坦面は、基体と接触する際に、基体に付着する。その後、加えられた力を解放し、代わりに最上層に抗力を与えるとすぐに、基体に付着して後に残される装飾要素を有しない担体ストリップを取り外すことが可能になる。
更なる局面によれば、剛性装飾要素を基体上に固定する方法が提供され、その方法においては、スペーサ層の貫通孔内で装飾要素を担持する転写ストリップが設けられ、転写ストリップの最上層に基体に向かう圧力が加えられ、それによりスペーサ層を圧縮する結果、装飾要素の平坦面に設けられた接着剤が基体に接触して、装飾要素を基体に付着させる。
さらに別の局面によれば、装置は、装飾要素を備えた担体ストリップを支持する第一リールと、装飾要素が基体に転写された後の担体ストリップを受容するための第二リールとを有する。第一リールと第二リールとの間に、回転カム、往復動ハンマ、または転写リールが、各装飾要素が基体に向かって基体上に転写されるよう促すために設けられている。転写リールが存在する場合、転写リールは、部分的にケーシングから突出してケーシング内に設けられてよく、ケーシング全体が突出方向に往復自在に(往復するように)移動可能であってもよい。
また別の局面によれば、カートリッジが、装飾的な剛性体を有しない担体ストリップの第一部分が周囲に巻かれた第一リールと、装飾的な剛性体の配列を有する担体ストリップの第二部分が巻かれた第二リールとを備える。担体ストリップは、剛性体が存在する場合には、剛性体が側面に沿って保護されるように、剛性体が内部に位置する開口部を有する保護層を、さらに備える。保護層は、第二リールに巻かれた状態で、剛性体が担体ストリップの隣接する巻きに接触しないよう、剛性体よりわずかに厚い。装飾的な剛性体は、接着剤を有する平坦な外面を有してよい。
接着剤を有する装飾要素の平坦面が基体に接触するように、手動で、または前記の装置を用いて転写ストリップの裏面に圧力を加えることにより、転写ストリップ上に設けられた装飾要素は、容易に基体に接着させることができる。これにより、装飾要素を規則的な一次元、二次元、または三次元のパターンにも配置することが容易にできる。また、装飾要素を長方形、正方形、または多角形のパターンで配置することも可能である。例えば、装飾要素は、額入りの写真を取り囲むこともできる。
転写ストリップまたはテープは、通常、3つの部分、すなわち最上層と、開口部を有するスペーサ層と、転写される装飾要素とを備える。装飾要素は、スペーサ層の開口部内または貫通孔内に位置し、その結果、スペーサ層により側面が囲まれている。最上層は、スペーサ層および装飾要素を、装飾要素の転写が実行されるまで正しい位置に保持する、底面に塗布された接着剤を有する。スペーサ層は、装飾要素を側面において保護するだけでなく、転写ストリップ全体の高い安定性をも提供する。さらに、転写ストリップが基体に接触する際に基体を損なうおそれを有することなく、強力な接着剤が最上層の底面全体に用いられることを可能にする。それは、間に挿入されたスペーサ層が、その底面に接着剤を有せず、最上層に付着するだけだからである。
スペーサ層は、最上層に力が加わっていない限り、その開口部内に収納された装飾要素より厚さがやや厚い。したがって、装飾要素は、装飾要素の平坦な底面に塗布された接着剤を、平坦基体に貼り付くことなしに、有することができる。転写ストリップは、装飾要素の底面が隣接する最上層の上面に接触して付着することなしに、コイル形状にも巻かれ得る。しかしながら、スペーサ層が基体と接触した状態で最上層に力が加えられると、スペーサ層の弾力性によりスペーサ層の厚さが低減し、それにより装飾要素は基体に接触して付着することが可能になる。その後、その力が解放されると、スペーサ層の弾力性によって最上層が基体から離され、装飾要素が最上層から解放されるのを助ける。この目的を達成するため、各装飾要素が経験する対象基体への接着力は、各装飾要素の最上層への接着力より強いことが望ましい。これは、接着剤の種類、または接着剤が設けられる面積を適宜調整することにより達成することができる。例えば、装飾要素は、最上層に面する凸状の上部における小さい接触域と、使用時に基体に面するより大きい平坦な底部とを提供する平凸形状を有してもよい。転写ストリップを基体から取り除く際、多少は最上層の上方への湾曲が生じ、その結果、最上層と装飾要素との間の接着は徐々に解除され、各装飾要素に掛かる総力は比較的低く保たれることを考慮に入れるべきである。他方で、基体は、仮に湾曲するとしても同程度までは湾曲せず、仮に装飾要素が基体から取り外されるのであれば、全接触域を解放するために要する総力に打ち勝つ必要がある。したがって、装飾要素と最上層との間の接着力は、特に弱くする必要はない。
転写ストリップは、さらに、装飾要素と同じ間隔幅、その整数倍、または少なくとも比例した間隔幅で配置された位置合わせ孔を備えてよい。このような位置合わせ孔が存在する場合、位置合わせ孔がストリップの縁に対して十分遠く離れて位置するのであれば、位置合わせ孔の長さ方向の投影は、装飾要素を収納するスペーサ層の開口部の投影と重ならないことが望ましい。これは、転写ストリップが巻かれた状態において空気を流入させず、開口部の適切な密閉を確保するためである。このようにして、転写ストリップが巻かれた状態において、装飾要素の底面に設けられた接着剤が、乾燥やその他の空気との相互作用により粘着能力を失うことがないようにすることができる。
さらに、転写ストリップは、所定の場所で容易に分離または破断できる特徴を有してもよい。そのような分離マークは、典型的には転写ストリップの減少した断面、例えば切り込みまたは切り取り点線を含む。切り込みまたは切り取り点線は、転写ストリップの長さ方向の延長において、装飾要素を収納する貫通孔間で各位置に設けられることが望ましい。連続する分離マーク間の間隔が何らかの点で規則的であったり、装飾要素の間隔幅に関連付けられたりすることは、便利ではあるが、必須ではない。使用者にとって最大の融通性を提供するために、分離マークは、各2つの連続する装飾要素間、または、各開口部間に設けられてよい。
上記で説明された実施形態において、装飾要素の配列は直線状の配列であっても、2次元の配列であってもよい。例えば、2つ1組で転写するために、2列の装飾要素を設けることも考えられる。あるいは、例えばジグザグ状の配置も可能である。ある応用例では、例えば円形やその他の曲線に沿った、より複雑な配置が望ましいかもしれない。ストリップの長さ方向の中心線に対する鏡面対称など、何らかの対称性が存在してよい。
例示的な実施形態において、担体ストリップは、第一リールおよび第二リールを収容するカートリッジ内に収納されている。ストリップの装飾要素を有しない部分は、第一、受容用リールに巻き付けられ、ストリップの装飾要素を有する部分は、第二、供給用リールに巻き付けられる。第一リールは、例えば付勢コイルばね、または、駆動軸と係合するように構成されたハブを備えることにより、第一リールに付随する駆動部を有するように構成される。第二リールは、2つのリールの間で担体ストリップを真っ直ぐに維持する摩擦ブレーキなどの、張力装置を備えてよい。2つのリールは、使用時に、同一または異なる方向に回転してもよい。通常は、2つのリールを同一方向に回転させると、この配置において、2つのリールが担体ストリップの同じ側、すなわち2つのリールの間における担体ストリップの上面側、に位置したままでいることを確認するのが容易であるため、都合がよい。この配置において、装飾要素の底面は2つのリールに背を向けており、したがって、リールは転写が行われる際に基体に干渉し得ない。装飾要素の底面を外側に露出しているストリップの転写部分を、カートリッジから突出させるために、追加的なガイドリールが設けられてもよい。そのような配置において、回転時に装飾要素を1つずつ、または場合によっては1組ずつ露出する転写リールであって、その時点で露出されている要素が、手動またはカートリッジ全体を装飾要素の露出と位置合わせしながら基体に向かって移動させる機構によって基体上に押し付けられる、転写リールが存在してもよい。上記のカートリッジにおいて、担体ストリップは、上記で説明された転写ストリップであってもよい。
例示的な実施形態において、装置は、担体ストリップならびに供給用および受容用リールだけでなく、装飾要素を基体上に押し付けるアクチュエータ機構も収納する。この目的のため、前記の装置は回転カム、または往復動ハンマ等を備えてよい。カムもしくはハンマ、またはその他の機構は、担体ストリップの上面側の2つのリールの間に位置し、装飾要素のうちの1つと位置合わせした際、最上層に力を加えるように配置される。例えば、カムは、1つの装飾要素が接触位置を通過する度にカムが最上層に当接するように回転する、カムリール上に設けられてもよい。別の例示的な実施形態において、ハンマが、装飾要素が衝撃位置に位置する度に、担体ストリップに押し付けられ、それにより最上層に力を加え、結果として装飾要素を基体に接着接触させるように、担体ストリップの上面側から遠ざかったり、上面側に近づいたりして、往復自在に(往復するように)運動可能な案内構造で設けられてよい。往復運動は、直線的な運動であってもよいが、曲線的な運動であってもよい。一般に装置の複雑性と費用は増すが、必要に応じて、往復運動と回転運動の両方を含む混合形式も想定し得る。
アクチュエータ駆動部は、リールおよび担体ストリップと同じハウジング内に収納されてよいが、応用例によっては、駆動部、必要な回路、および電源(例えばバッテリなど)を、担体ストリップおよびリールを収納するケーシングに取り付けられる別のケーシング内に設けることが、より望ましい。この方法においては、駆動部、回路、およびバッテリを収納するケーシングがあるべき位置に留まる一方で、リールおよび担体ストリップを備えたケーシングが交換可能にされてよい。この目的のため、実施形態によっては、交換可能なケーシングを常在のケーシングに取り付ける際、アクチュエータまたは駆動部が、場合によっては交換可能なケーシングのカムまたはハンマと係合するため、常在のケーシングから突出する。本明細書中で、交換可能なケーシングは、上記で説明したカートリッジの形を採ってもよい。例示的な実施形態において、前記の装置は、全構造体を基体から遠ざけたり、基体に近づけたり、往復自在に(往復するように)移動させるための機構を含み、この場合は、ケーシングを区別する必要がない。これは、上記で説明したように構造体から突出する転写リールと組み合わせると、特に有用である。
転写ストリップすなわち担体ストリップが単独で提供されるにせよ、カートリッジまたは装置のケーシング内に収納されるにせよ、例示的な実施形態における基体上に装飾要素を固定する方法は、基体上にストリップを載置する手順と、底面に接着剤を有する装飾要素を基体と接触させるため、スペーサ層がいくらか圧縮されるように、ストリップの上面に十分な力を加える手順と、その力を解放する手順と、および、基体から転写ストリップのスペーサ層を取り外し、基体に付着した装飾要素を残す手順とを含む。装飾要素と最上層との間に接着力が働いているため、通常、接着を解除するためには、転写ストリップまたはその構成要素(最上層およびスペーサ層)のうちの1つにある種の抗力を与える必要がある。それをする際、最上層に多少の湾曲を与えることが望ましいであろう。上記で説明したように、これが、接着力に打ち勝つのに必要な力を減少させるのに役立ち得る。前記の方法が手動で行われる場合、ストリップが、最後に付着した装飾要素に最も近い分離マークの位置で破断するように、ストリップのまだ装飾要素を有している部分に長さ方向の力を加えることが有用であろう。前記の方法が、例えば上記で説明された装置のうちの1つにより自動的に実施される場合、前記の装置は、ストリップ上に設けられた位置合わせマークを検出し、それに基づいて、マークの検出後の所定時間で、または検出されたマークに対する所定位置で、力を加え始めてよい。
実施形態は、それぞれが少なくとも1つの平坦面を有する装飾的な剛性体の配列と、最上層と、スペーサ層とを含む転写ストリップに関する。最上層は、装飾的な剛性体の平坦面とは反対側の面において、装飾的な剛性体の配列に接着される。スペーサ層は、装飾的な剛性体の周辺領域において最上層に接着される。スペーサ層は、装飾的な剛性体のうちの少なくとも1つをそれぞれが収納する、複数の貫通孔を有する。スペーサ層の厚さは、装飾的な剛性体の平坦面と最上層との間の距離より大きい。スペーサ層は、最上層に力が加えられると、スペーサ層の厚さを、装飾的な剛性体の平坦面と最上層との間の距離と等しくなるまで減少させるのに十分な弾力性を備える。装飾的な剛性体の平坦面には、接着剤が塗布される。
一実施形態によれば、最上層とは反対側のスペーサ層の表面には、接着剤が存在しない。
一実施形態によれば、転写ストリップは、位置合わせマークの配列をさらに備え、前記の位置合わせマークの配列の間隔幅は、装飾的な剛性体の配列の間隔幅に等しい。
一実施形態によれば、転写ストリップは、分離マークの配列をさらに備え、各分離マークは転写ストリップ層の減少した断面を含み、その減少した断面は装飾的な剛性体の配列の一連の剛性体間に位置する。
一実施形態によれば、装飾的な剛性体は、多面的で透明である。
実施形態は、それぞれが少なくとも1つの平坦面を有する装飾的な剛性体の配列を担持する担体ストリップを収納するカートリッジに関する。カートリッジは、装飾的な剛性体を有しない担体ストリップの第一部分を支持する取込リールと、装飾的な剛性体の配列を有する担体ストリップの第二部分を支持する被駆動リールとを備える。装飾的な剛性体は、それぞれの平坦面を外側に向けて、担体ストリップの第二部分に位置し、装飾的な剛性体は、装飾的な剛性体よりやや厚めのスペーサ層の貫通孔内に載置される。
一実施形態によれば、被駆動リールおよび取込リールは、それぞれ、制動装置および担体ストリップに張力を付与するばねのうち少なくとも1つを備える。
一実施形態によれば、担体ストリップは、前記の転写ストリップである。
一実施形態によれば、カートリッジは、外部の駆動装置の駆動軸と係合するように構成された駆動リールをさらに備える。
一実施形態によれば、カートリッジはさらにガイドリールを備え、ガイドリールおよび駆動リールは、被駆動リールおよび取込リールが平行な面に配置されるように構成および配置される。
一実施形態によれば、ガイドリールおよび駆動リールは、それぞれ円錐台形の外周を有する。
実施形態は、それぞれが少なくとも1つの平坦面を有する装飾的な剛性体を、当該装飾的な剛性体を担持する担体ストリップから基体上に転写するための装置に関する。前記の装置は、装飾的な剛性体を有する担体ストリップを支持するための第一リールと、装飾的な剛性体が基体に転写された後の担体ストリップを受容するための第二リールと、担体ストリップに沿って評価される第一リールと第二リールとの間の位置に設置され、装飾的な剛性体を個々に基体と接触させるように構成されたカム、ハンマおよび転写リールのうちの1つと、を備える。
一実施形態によれば、前記の装置はカム用の駆動部をさらに備え、カムは、被駆動カムの回転が第一リールから第二リールへの担体ストリップの運搬と位置合わせされるように、回転可能に取り付けられ(回転可能な方法で取り付けられ)、またカムは、少なくとも1つの装飾的な剛性体の平坦面が装置から突出するように、担体ストリップに力を加えるよう配置される。
一実施形態によれば、前記の装置はハンマ用のアクチュエータをさらに備え、ハンマの外向きの運動が第一リールから第二リールへの担体ストリップの運搬と位置合わせされるよう、ハンマは往復自在に取り付けられ(往復するように取り付けられ)、またハンマは、少なくとも一つの装飾的な剛性体の平坦面が装置から突出するように、担体ストリップに力を加えるよう配置される。
一実施形態によれば、転写リールが、その回転時に装飾的な剛性体の少なくとも1つが装置から突出するように、取り付けられる。
一実施形態によれば、転写リールはケーシング内に取り付けられ、ケーシングは、少なくとも1つの装飾的な剛性体の突出方向に往復運動可能である(往復するように運動可能である)。
一実施形態によれば、転写リールはケーシング内に弾性的に取り付けられ、ケーシングに対する転写リールの取り付けの並進運動を、担体ストリップの前進運動に変換するギアが設けられる。
一実施形態によれば、前記の装置は、前記のカートリッジを備える。
実施形態は、装飾要素を基体に固定する方法に関する。その方法は、基体上に転写ストリップを載置する手順と、弾性的なスペーサ層が圧縮されて、最上層とは反対側の装飾要素の表面の接着剤が基体と接触するように、転写ストリップに力を加える手順とを含む。転写ストリップは、装飾要素と、装飾要素を収納する貫通孔を有するスペーサ層と、スペーサ層および装飾要素に接着された最上層とを備え、スペーサ層は弾性的であり、最上層とは反対側の装飾要素の表面は、接着剤を担持する。前記の方法は、装飾要素が基体に付着すると、転写ストリップに加えられた力を解放する手順と、スペーサ層を基体から取り外す手順と、最上層に上方への抗力を与えることにより、最上層と装飾要素との間の接着を解除し、基体に付着した装飾要素を後に残す手順と、をさらに含む。
一実施形態によれば、力は、手動で転写ストリップに加えられる。
一実施形態によれば、力は、自動装置によって加えられる。
一実施形態によれば、前記の装置は、転写ストリップ上に設けられた位置合わせマークを検出し、位置合わせマークの検出に基づいて、力の付加を開始する。
一実施形態によれば、前記の装置は、位置合わせマークの検出後の所定時間で、力の付加を開始する。
一実施形態によれば、前記の装置は、検出された位置合わせマークの位置に対する転写ストリップ上の所定位置で、力の付加を開始する。
一実施形態によれば、前記の方法は、前記の装置を用いることを含む。
実施形態は、フレームに接着された装飾的な剛性体の配列を備え、その配列が絵画および写真のうちの1つを囲む、写真立てに関する。
[例示的な実施形態の詳細な説明]
以下に記載の例示的な実施形態において、機能および構造が同様な構成要素は、できる限り同様な参照番号で規定される。したがって、特定の実施形態の個々の構成要素の特徴を理解するには、他の実施形態および本発明の概要の説明を参照すべきである。
例示的な実施形態は、以下において添付の図面を参照して説明される。
明確化のために最上層が取り除かれた転写テープの一部分の斜視図である。 最上層を含む図1の転写テープの側面図である。 転写テープを収納したカートリッジを示す図である。 転写テープの最上層に作用するカムを備えた装置を示す図である。 写真の外縁に沿って装飾要素が取り付けられた写真立てである。 装飾的な剛性体を転写するための装置の側面図であり、装置のケーシングの片面が取り除かれた図である。 図6Aの細部の拡大図である。 図6Aの細部の拡大斜視図であり、ケーシングが完全に省略された図である。 図6の装置用の解放可能部の側面図である。 図7Aの解放可能部の斜視図である。 図7Bの細部の拡大図である。 図7A―7Cの解放可能部が、図6Aおよび6Bの装置にどのように取り付けられるのかを示す斜視図である。
図1は、最上層のない転写テープ10の先端を示している。転写テープは、多面の装飾要素などの剛性体18が収納された貫通孔16を備えるスペーサ層12を有する。図1には示されていないが、剛性体は、剛性体の面20において、少なくとも最上層と各面との間の接着剤を介して、最上層と接触している。スペーサ層12と最上層との間には、同一のまたは異なる接着剤が存在してもよい。剛性体は、例えば約5.5mm、または、より一般的には4から10mmの幅W、および、約1.0mm(より一般的には0.9から1.5mm)の厚さTを有するスペーサ層12内に、間隔幅Pを有して配列される。剛性体は、約0.75mm(より一般的には、0.5から1.0mm)の高さを有する。間隔幅Pは、約3.0mm、または一般的に2.0から6.0mmであってよい。スペーサ層12の貫通孔16またはテープの位置合わせ機構22の間隔幅が、剛性体の間隔幅と同一である必要がないことは分かるであろう。例えば、1つ置きの貫通孔または貫通孔の列のみが剛性体を収納し、その結果、剛性体18の間隔幅が貫通孔16または位置合わせマーク22の間隔幅の2倍(または他の整数倍)になることも考え得る。一般的には、剛性体18が基体上に正確に位置決めされ得るよう、間隔幅は、見合った大きさにされるであろう。
図2は、転写テープの側面図であり、最上層14が下方にあり、1つの剛性体18がスペーサ層12の1つの孔16内に収納されている。位置合わせマーク22は最上層14を貫通して延在してもよく、延在しなくてもよいが、孔16が最上層14を貫通するように延在していないことは分かるであろう。剛性体18は、平坦なだけでなく、好ましくは最上層14とほぼ平行な、最上層14とは反対側の1つの面24を有する。最上層14は、通常スペーサ層の厚さTよりかなり小さい厚さDを有し、例えば、Dは約0.1mmである。スペーサ層の厚さTは、また、剛性体18の反対側の平坦面24の最上層14からの距離Hよりやや大きい。具体的には、一方のTと他方のHとの値の差は、用途およびスペーサ層の弾力性に応じて、例えば0.25mm、または、より一般的には0.1mmから0.5mmであってよい。本明細書中において、「弾力性(resiliency)」とは、厚さ方向の単位圧力(すなわち力)当りの、厚さ方向における圧縮を意味するものである。さらに具体的に言うと、最上層に加わる力は、スペーサ層12の弾性力により過度に低減されることなく、剛性体を介して基体に作用すると予想される。一般に、スペーサ層対剛性体の厚さの差T−Hは、同じ距離T−Hの分だけ圧縮された場合のスペーサ層によってもたらされる弾性力が、最上層14に加わり得ると合理的に予測される最大限の力の10%を超えないように、十分に小さくなければならない。
剛性体(ここで、「剛性(rigid)」とは、厚さ方向の単位圧力当りの圧縮が、スペーサ層12の圧縮より十分に小さいこと、例えば、最大限でも10%または1%の圧縮を有することを意味する。)が基体に最大限に押し付けられる残留力は、剛性体の平坦面24に設けられた接着剤26が、平坦面24を介して剛性体18を基体に接着することを生じさせるものと予想される。接着剤26は、最上層14と剛性体18との間に設けられる接着剤28と同じであってもよいが、同じである必要はない。
図1および2の例示的な実施形態において、マーク22は、テープを貫通して延在する長方形の穿孔である。しかしながら、異なる形状の穿孔、またはテープ材料の断面を減少させる他の手段も想定し得る。この例における穿孔の機能は、2つの要素から成る。第一に、穿孔22は、テープの正確な位置の表示を提供し、したがって位置合わせマークとしての機能を果たす。この機能を果たすためには、上記で説明したように、位置合わせマークが、剛性体の間隔幅に見合った間隔幅で配置されることが好ましい。第二に、穿孔22は、分離マーク、すなわちテープの終端部が残りのテープから容易に手で分離できる位置、としての機能を果たす。この方法により、装飾要素のない使用済みのテープ終端部を、まだ要素を収納している残りのテープから容易に切り取ることができる点で、1つ以上の装飾要素を手で取り付けることが容易になる。分離マークがこの第二の機能を果たすためには、幅方向および厚さ方向と垂直なテープの長手方向において、装飾(あるいは剛性)要素を収納する孔の列の間に分離マークが配置されていることが好ましい。図1および2の例示的な実施形態においては、両方の機能が同じマークにより果たされているが、異なる位置合わせマークおよび分離マークを設けることも、同じように想定される。この場合、位置合わせマークは物理的な凹部で構成される必要は全くなく、知覚可能なマークが存在して、視覚的に、またはその他の方法で検出できるようになっていれば十分である。
剛性体18自体は、多面結晶として図1および2に示されている。一般に、周縁および最上域14と向かい合う部分の一部でさえ、丸みを帯び得ることも想定されるが、最上域14と反対側の一面24は、平坦で、最上域14と平行であることが望ましい。はっきりした装飾的効果を提供するために、周面も平坦であることによって結晶における多重反射を提供することが、一般に望ましい。また、一般的に、剛性材料は、少なくとも可視光に対して非常に透明であり、比較的高い屈折率および/あるいは低いアッベ数を提供することが好ましい。この材料は、規則的な原子配列の化学的意味における結晶質である必要はなく、アモルファスであってよい。材料の特に望ましい1つの選択は、ガラス、特に鉛成分(例えば、約10wt%超の一酸化鉛)を含むガラスである。(通常、全体に凸状である)剛性体の隣接するファセットの間に形成される角度は、装飾的効果を高めるために、特に入射光の顕著な拡散を提供するための屈折率およびアッベ数に応じて選択されてよい。
剛性体が基体に接着された後、剛性体を最上層14から取り外す(release)のに要する力は、代わりに剛性体を基体から取り外すことがないように、十分に低い必要がある。この目的を達成するために、剛性体18と最上層24との間に設けられる接着剤28は、単位接着面積あたりの解放力(release force)に関して、剛性体と基体との間に設けられる接着剤26より弱くてよい。加えて、または、その代わりに、剛性体の形状は、最上層14とは反対の面24が、剛性体が最上層に付着している面より十分に小さく、たとえ両面に同種の接着剤が用いられた場合でも求められる効果が達成されるようになっていてよい。
剛性体が基体に接着した後の、剛性体からの最上層の取り外しは、スペーサ層により最上層に加えられる弾性力によって支援され、少なくとも手作業においては、転写テープ10を曲げることにより、さらに容易になり得て、結果、取り外し動作は、面全体において同時にではなく、各接着面にわたって順次に生じる。同様に、自動作業の方法において、外向きに広がるテープの2つの部分と基体表面との間に十分大きい角度を設けることが望ましい。具体的には、約30°より大きい角度、または45°より大きい角度、または60°より大きい角度が望ましい。これは、既に基体に接着された剛性体から最上層を取り外すために最上層に加えられる力は、剛性体が現在取り外される位置から外向きに広がるテープの2つの部分を介して提供される必要があるためである。基礎物理学の予測によれば、前記の角度が理想的な90°以下で大きいほど、取り外しに要するテープの長手方向に沿った力成分は小さくなる。
図3においては、転写テープを収納するカートリッジが示されている。同様な要素は、同様な参照番号および区別のための付加文字により表示される。この例示的な実施例のカートリッジ100は、一端において供給用の剛性体を備えた転写テープ10aを備えるための(被駆動リール32)、および、他端において剛性体がなくなったテープを備えるための(駆動リール34)、2つのリール32,34を保持するハウジング30を有する。両リール32,34の間に転写リール36が設けられてもよく、それによって次に転写される剛性体(図示なし)がケーシング30の外に露出される。この例における駆動リール34は駆動ハブ38を有し、一方、被駆動リール32は、制動手段、もしくはコイルばね、またはその両方により反対方向に付勢されたハブ40を有し、転写テープがハブ38,40の周囲でしっかりとはじかれるようになっている。図示されない他の実施形態においては、ハブ38,40の両方がばねなどの受動手段により外向きに付勢され、一方、別個の駆動リールが取込リールと転写リールとの間に設けられる。
カートリッジ100は、その全体が手動で操作されても、支持機構(図示なし)により操作されてもよく、いずれの方法においても、基体に向かう力(両方向の矢印)をケーシング30に加えることにより1つまたは1列の剛性体をテープ10aから基体上に転写するために、基体に対する転写位置に搬送され得て、それによって露出された剛性体が基体に接着される。テープ自体は、前記のテープであってよい。すなわち剛性体(図3には図示なし)がそれぞれ最上層とは反対側に少なくとも1つの平坦面を有し、カートリッジのケーシング30に対して、剛性体の平坦面が都合よく外側を向いている。ケーシング30は、どのような全体形状でもよいが、およそ板状または角柱構造であると都合がよい。その角柱または板の一辺42は、転写リールが存在する場合はこれを支持し、応用例によっては、タブまたはその他の、転写リール36のハブ44を支持する突出構造を設けることが望ましいであろう。図示されない別の変形例においては、取込リールと被駆動リールが同一平面上に配置されず、横方向にずれた平行な面に配置される。これは、やや円錐状の周縁を有する駆動リールおよび別のガイドリールを設けることにより、実現されることができる。それぞれの円錐の方向が適切に選択された場合、テープは、ガイドリールに巻きついているときの最初の被駆動リール面から出て、駆動リールの円錐状の周縁により最終の取込リール面へと案内されるであろう。ガイドリールと駆動リールとの間の転写リールの軸は、この場合、被駆動リール面と取込リール面に対してやや斜めに(非垂直に)取り付けられるであろう。その利点は、厚さがより大になることを犠牲にして、カートリッジの外形寸法を小さめに保つことができることである。
更なる例示的な実施形態においては、基体に向かう剛性体の動きが、カートリッジ全体の移動によって(または移動のみによって)ではなく、次に転写されるべき剛性体を支持する最上域の一部分のみに必要な力を加える追加的な機構によってもたらされる。そのような機構は、カム、ハンマ等であってよい。
そのような一実施形態が、図4に示されている。この場合、ケーシング30bは、転写テープ10bが張力の掛かった状態に保たれるよう、コイルばね46により付勢されたハブ40bを有する被駆動リール32bと、ハブ38bを有する取込リール34bと、駆動リール48と、カム52’および52”を有するカムリール50と、を収納している。取込リール34bのハブ38bもまた、コイルばねにより張力が加えられてもよく、両方のハブの周りを囲むゴム紐などによるスリップギアによって、緩やかに被駆動リール32bに連結されてもよい。
駆動リール48は、駆動リールの回転と正確に位置合わせしてテープを前進させるために、転写テープ10bの切り込みまたは凹部に係合するピン(図示なし)を有してもよい。カムリール50は、転写テープ10bと同じ方向または反対方向に回転してよい。その機能は以下の通りである:カムリール50は、2つより多くても少なくてもよいカム52’,52”のうちの1つが、転写テープ10bに収納された剛性体が最も外側の位置にあるまさにその瞬間に、転写テープ10bの最上層をケーシング30bの外に押し出すように駆動される。この位置合わせの結果、最上層を介して剛性体に力が加えられ、図4においてハッチングで示された基体60に剛性体が押し付けられる。駆動リール48がさらに回転させられると、カムリール50も回転させられ、転写テープ10bはコイルばね40bによってケーシング内に引き戻される。このような手法においては、ケーシング30bを基体から同一の一定の距離に保つことができ、基体に向かう剛性体の動きは、転写テープ10bの最上層を介して剛性体に作用するカム52’,52”によってのみもたらされる。
図示されない同様な例示的な実施形態において、アクチュエータの動きは回転式ではなく往復式である。すなわち、一種のハンマが、転写テープの前進運動に位置合わせして、転写位置で剛性体に作用するように放たれる。剛性体を基体に接着させるため必要な力を剛性体に加えた後、ハンマはケーシング内に引き込まれ、転写テープは、ばねの弾力性によってこの内側への動きに追随する。
図示されない別の例示的な実施形態において、転写リールは、ケーシング内に、例えばばねによって、弾性を有した状態で取り付けられる。ケーシングが全体として外力により基体に向かって動くと、基体によって転写テープおよび転写リールに作用する反力が、転写リールのマウントをカートリッジの内側に動かす。ばねの力の下での、この運動、またさらに良いのは、それに続くマウントの初期位置への復帰運動が、適切なギアによって転写テープの前進運動に変換され、それゆえに、それら2つの運動、すなわちカートリッジの往復運動と転写テープの前進運動とが位置合わせされる。ギアは、駆動リールのハブに取り付けられた歯付きリールの歯と係合するラッチを備えてよい。駆動リールと取込リールとの間におけるテープの端から端までの自由長を一定に保つために、転写リールのマウントの内側への動きと同時に、駆動リールおよび別のガイドリールのマウントは、横方向に離れて動くように構成されてよい。
これらの全ての装置において、駆動リールおよび作動装置の動作は、最も都合よくは電気的な、エネルギーの供給を必要とする。具体的には、必要な動作を生じさせるモータが設けられる。さらに、アクチュエータ(カム、ハンマなど)の動作を、外部からの指令に正確に位置合わせするように制御するのが望ましく、その結果、剛性体の位置決めが「印刷」制御により管理されてよい。エネルギー供給部(バッテリ等)およびモータ、動作制御装置、またはその両方を、同様に角柱形状であって、都合よくは印刷用カートリッジの形状に一致する第二のケーシング(図示なし)内に収納することが考えられる。例えば、駆動軸および他のアクチュエータは、第二のケーシングに支持されてもよいが、印刷用カートリッジ内の対応する構成要素と係合できるよう、両ケーシングの適合する開口部を貫通して延在してもよい。当然ながら、両ケーシングの厚さは異なっていてよい。この実施形態において、制御部およびアクチュエータ部を同時に交換する必要がないため、使用済みの転写テープの交換は、非常に容易に、かつ高い費用効率で行い得る。別個の制御部またはアクチュエータ部を設ける必要なしに、種々の転写テープ、例えば様々な種類の剛性体、または、剛性体の種々な間隔幅もしくは接着剤(種々の基体材料のための)を備えるテープを提供することもまた、便利であろう。さらに具体的には、制御部は、基体上の所望の位置で剛性体の位置決めを生じさせるための、従来の印刷コマンドを受領する回路を備えてよい。
前記の実施形態がどのように使用し得るのかという一例が、図5に示されている。すなわち、例えば写真などのための長方形のフレーム300では、装飾要素18cの列70’,70”が写真領域72を取り囲む。当業者であれば、単一の列70’,70”でなく、2つ以上の平行な列が存在してもよく、必要に応じて、装飾要素がジグザグに配置されてもよいことは分かるであろう。
次に、装飾的な剛性体を転写するための装置の別の実施形態が、図6〜8を参照して説明される。
これに関し、図6Aは、クリスタルガラス18を担持する担体ストリップ10から、クリスタルガラス等の装飾的な剛性体18を転写するための装置400の側面図であって、装置400のケーシング30cの片側が取り除かれた図であり、図6Bは、図6Aの領域Bの拡大図である。図6Cは、ケーシングが完全に省略された図6Aの細部の拡大斜視図である。
装置400は、供給リールカバー401によって覆われた供給リール32cを備える。クリスタルガラス18を担持する担体ストリップ10は、供給リール32cに巻きつけられる。供給リール32cおよび/または供給リールカバー401の使用は、任意的なものに過ぎないことを強調しておく。あるいは、例えば、クリスタルガラス18を担持する担体ストリップの一部を直接的に受容するために、空洞が使用されてよい。
担体ストリップ10は、装置400の上流側のガイドホイール405、タイミングホイール436、下流側のガイドホイール404、および、リール405によって連続的に案内される。
リール34cは、装飾的な剛性体18が基体(図6A−6Cには示されない)に転写済みの、担体ストリップ10の部分を受容する。リール34cは、コイルばね501により付勢されている。コイルばね501の説明は後述する。
装置400は、さらに、担体ストリップ10に沿って評価されるタイミングホイール436とリール34cとの間の転写位置420に位置するプランジャ410を有する。プランジャ410のブッシング412を、クラッチ形状のアクチュエータ600または手でつかむことにより、ケーシング30cおよびプランジャ410を、クリスタルガラス18の突出方向に上下に動かすことができ、クリスタルガラス18を基体と接触させる。図から明らかなように、ブッシングは、プランジャ410の直線運動のみを可能にする。
この点において、ケーシング30cは、装置400の突出方向にケーシング30cから延出して転写位置420を囲む、3つのノブ403(図6Aには2つのノブのみが示されている)を有する。ノブ403は、基体に対する数理的な接触平面を定める。その結果、3つのノブ403は、基体60に接触するとすぐにケーシング30cの運動を停止させて、プランジャ410の運動のみが継続できるようにする。これにより、プランジャ410とケーシング30cとの相対運動が生じる。図示された実施形態において、ケーシング30cに対するプランジャ410の直線的な相対運動の方向は、ノブ403により定められる数理的な接触平面と90°を成している。このケーシング30cに対するプランジャ410の直線運動は、供給リール32cからリール34cへの担体ストリップ10の運搬と、少なくとも1のクリスタルガラス18の1つの平坦面24が装置400から突出するような担体ストリップ10への力の付加と、の両方を生じさせる。
ブッシング412は、転写位置420とリール34cとの間において、クリスタルガラス18が転写された担体ストリップ10の部分を囲む。
レバー431とタイミングホイール436とで構成されるギア430は、ケーシング30cに対するプランジャ410の直線的並進運動を、担体ストリップ10の前進運動に同期させるために設けられている。
図6Bおよび6Cに最もよく示されているように、レバー431は、プランジャ410のL字型の溝435と係合する第一端部434と、タイミングホイール436の側面を形成するタイミングディスク438上の7つの突起437のうちの1つと交互に係合する、2つの第二端部432,433とを有する。レバー431は、第一端部434と第二端部432,433との間にある軸を中心として、回転可能に取り付けられている。
プランジャ410が直線的に上下に動くと、レバー431は、右回り方向および左回り方向に交互に約15°だけ回転する。そうすることにより、第二端部433の外側または第二端部432の内側が、タイミングディスク438の突起437の運動を抑止する。したがって、タイミングディスク438の突起437間の1間隔幅分のタイミングホイールの回転は、レバー431の第二端部432,433によって2度停止させられる。
突起437が、タイミングディスク438の径方向に最も外側の位置に配置されているため、2つの隣接する突起437間の間隔幅は、担体ストリップ10の2つの隣接する係合機構22c間の間隔幅より大きい。
担体ストリップ10としっかり係合するため、タイミングホイール436は、タイミングディスク438に隣接して配置された、半円形の断面を有する7つのボス436を備える。ボス436は、担体ストリップ10の係合機構22cと係合するように構成されている。図6Cには、ボス436のうちの1つだけが示されている。タイミングホイール436と担体ストリップ10との間における強力な固定を保証するため、タイミングホイール436のボス436間の間隔幅は、担体ストリップ10の係合機構22c間の間隔幅より1%大きい。
どの時点でも、少なくとも2つのボス436が担体ストリップ10の係合機構22cと係合することを保証するため、タイミングホイール436の周囲で25°の角度だけ担体ストリップ10を湾曲させるように、上流側のガイドホイール405が配置されている。
リール34cに付勢するコイルばね501が、図7A−7Cおよび8を参照して、さらに詳細に説明される。
この点において、図7Aは、図6の装置400に対する解放可能部500の側面図であり、図7Bは、図7Aの解放可能部500の斜視図であり、図7Cは、図7Bの細部Cの拡大図であり、図8は、図7A−7Cの解放可能部500が、どのように図6aおよび6Bの装置400に取り付けられているのかを示す斜視図である。
図7A−7Cに示すように、装置400は、径方向に延在するコグ507を有する整合ディスク502が取り付けられたケーシング30dによって実質的に構成された解放可能部500を有する。コイルばね501は、整合ディスク502とケーシング30dとの間に取り付けられている。コイルばね501の一端はケーシング30dに取り付けられ、他端は整合ディスク502に取り付けられている。整合ディスク502を回転させることにより、回転エネルギーがコイルばね501に蓄えられる。このエネルギーは、解放可能部500が装置400のケーシング30cに固定される際のリール34cに向かう担体ストリップ10に対する張力付与501に利用され得る。リール34cは、整合ディスク502のコグ507と係合するように配置されたコグ508を有する、整合ディスク503を形成する外側を有する。
エネルギーがコイルばね501に蓄えられた状態での、解放可能部500の装置400への取り付けを容易にするため、ピン504が設けられる。ピン504は、ケーシング30dの孔505によって案内され、リール34cの整合ディスク503に設けられた孔506と嵌合する。したがって、張力手段に張力が加えられた際、ピンを用いることにより、リール34cの回転を抑止することができる。
なお、これに関連して、本明細書または請求項において用いられる「備える(comprise)」、「含む(include)」、「有する(having)」および「伴う(with)」、ならびに、その文法的な変更形は、記載された構成要素、形状、整数、工程等の技術的特徴の存在を示すものであり、1つ以上の別の特徴、特に他の構成要素、形状、整数、工程、またはそれらの集まりの存在または追加を、決して除外するものではない。
本発明は、本発明の特定の例示的な実施形態に関して記載されたが、多くの選択肢、変更および変形が当業者にとって自明であることは明らかである。したがって、本明細書に記載された本発明の例示的な実施形態は、説明を目的とするものであって、全く制限的なものではない。以下の請求項に規定された本発明の精神および範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことが可能である。

Claims (23)

  1. それぞれが少なくとも1つの平坦面(24)を有する装飾的な剛性体(18)を、前記装飾的な剛性体(18)を担持する担体ストリップ(10)から基体(60)上に転写するための装置(400)であって、
    前記装飾的な剛性体(18)を備えた前記担体ストリップ(10)の一部分を収納するための、空洞などの保持固定具(32c)と、
    前記装飾的な剛性体(18)が前記基体(60)に転写された前記担体ストリップ(10)の一部分を受容するためのリール(34c)と、
    ハンマまたはプランジャなどのレシプロケータ(410)であって、前記担体ストリップ(10)に沿って評価される前記保持固定具(32c)と前記リール(34c)との間の転写位置(420)にあり、前記レシプロケータ(410)の実質的に直線的な運動により前記装飾的な剛性体(18)を前記基体(60)に個々に接触させるように構成されたレシプロケータ(410)と、を備える装置(400)。
  2. 前記レシプロケータ(410)用のアクチュエータ(600)であって、前記レシプロケータ(410)の外向きの運動が、前記担体ストリップ(10)の保持固定具(32c)から前記リール(34c)への運搬と位置合わせされるように、往復運動可能に取り付けられる、前記レシプロケータ(410)用のアクチュエータ(600)を備え、
    前記レシプロケータ(410)は、少なくとも1つの前記装飾的な剛性体(18)の前記平坦面(24)が前記装置(400)から突出するように、前記担体ストリップ(10)に力を加えるように配置される請求項1に記載の装置(400)。
  3. 前記レシプロケータ(410)がケーシング(30c)上またはケーシング(30c)内に取り付けられており、前記ケーシング(30c)は、前記少なくとも1つの装飾的な剛性体(18)の突出方向に往復運動可能である請求項1または2に記載の装置(400)。
  4. 前記レシプロケータ(410)が前記ケーシング(30c)上またはケーシング(30c)内に弾性的に取り付けられており、前記ケーシング(30c)に対する前記レシプロケータ(410)の並進運動を、前記担体ストリップ(10)の前進運動に同期させるギア(430)が設けられている請求項3に記載の装置(400)。
  5. 前記ギア(430)は、レバー(431)と、担体ストリップ(10)と係合するタイミングホイール(436)とを備え、前記レバー(431)は一部分(434)において前記レシプロケータ(410)と係合し、他の部分(432,433)において前記タイミングホイール(436)と係合し、その結果、前記レシプロケータ(410)の前記往復運動は、前記レバー(431)の前記他の部分による前記タイミングホイール(436)の抑止および解放を交互に生じさせる請求項4に記載の装置(400)。
  6. 前記タイミングホイール(436)は、前記レバー(431)の前記他の部分(432,433)と係合するための6個、7個、または8個の突起(437)を有するタイミングディスク(438)を備える請求項5に記載の装置(400)。
  7. 前記タイミングディスク(438)上の前記突起(437)間の間隔幅が、前記担体ストリップ(10)の係合機構(22,22c)間の間隔幅より大きい請求項6に記載の装置(400)。
  8. 前記タイミングホイール(436)が、前記転写位置(420)の上流側の位置において、前記担体ストリップ(10)と係合する請求項5から7のいずれか1項に記載の装置(400)。
  9. 前記タイミングホイール(436)は、前記担体ストリップ(10)の係合機構(22,22c)と係合するように構成されたボス(436)を備え、前記タイミングホイール(436)の前記ボス(436)間の間隔幅が、前記担体ストリップ(10)の係合機構(22,22c)間の間隔幅と実質的に同一である請求項5から8のいずれか1項に記載の装置(400)。
  10. 前記ケーシング(30c)は、前記装置(400)から前記突出方向に延在する止め具(403)を有し、前記止め具(403)は、前記レシプロケータ(410)の前記運動が継続する結果、前記レシプロケータ(410)と前記ケーシング(30c)との相対運動が生じるように、前記基体(60)との接触時に前記ケーシング(30c)の運動を抑止するために配置される請求項3から9のいずれか1項に記載の装置(400)。
  11. 前記アクチュエータが、前記レシプロケータ(410)に対して偏心的に取り付けられたブッシング(412)を備える請求項2から10のいずれか1項に記載の装置(400)。
  12. 前記ブッシング(412)が、少なくとも前記転写位置(420)と前記リール(34c)との間の区間において、前記装飾的な剛性体(18)が前記基体(60)に転写された前記担体ストリップ(10)の前記一部分を囲む請求項11に記載の装置(400)。
  13. 前記装飾的な剛性体(18)が転写された後、前記担体ストリップ(10)を前記リール(34c)に向かって案内するための下流側のガイドホイール(404)を備える請求項12に記載の装置(400)。
  14. 装飾的な剛性体(18)を担持する前記担体ストリップ(10)を前記タイミングホイール(436)の周囲に案内するための、上流側のガイドホイール(405)を備える先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(400)。
  15. 前記上流側のガイドホイール(405)が、前記担体ストリップ(10)を前記タイミングホイール(436)の周囲において20°から120°の角度で湾曲させるように配置される請求項14に記載の装置(400)。
  16. 前記角度が20°から45°である請求項15に記載の装置(400)。
  17. 前記リール(34c)に向けて前記担体ストリップ(10)に張力を付与する手段(501)を備える先行する請求項のいずれか1項に記載の装置(400)。
  18. 前記張力手段(501)が、前記リール(34c)または前記リール(34c)に相互作用する整合ディスク(502)と、前記ケーシング(30c)との間に接続されたコイルばねである請求項17に記載の装置(400)。
  19. 前記張力手段(501)が解放可能に前記ケーシング(30c)に接続される請求項17または18に記載の装置(400)。
  20. 前記解放可能部(500)が、前記ケーシング(30c)に接続される際に前記リール(34c)と係合するように配置される請求項19に記載の装置(400)。
  21. 前記解放可能部(500)および前記リール(34c)のそれぞれにある2つの整合ディスク(502,503)により、前記係合が提供される請求項20に記載の装置(400)。
  22. 前記張力手段に張力が付加された際に前記リール(34c)の回転を妨げるように配置される着脱可能な抑止手段(504)をさらに備える請求項17から21のいずれか1項に記載の装置(400)。
  23. 前記抑止手段が、ピンと、前記リール(34c)盤および前記ケーシング(30c)にある対応する孔と、を備える請求項22に記載の装置(400)。
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