JP2002026578A

JP2002026578A - 部品供給装置

Info

Publication number: JP2002026578A
Application number: JP2000199459A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Ota; 博大田; Kunio Sakurai; 邦男櫻井; Kurayasu Hamazaki; 庫泰濱崎; Yoichi Makino; 洋一牧野; Akiko Ida; 明子井田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2000-06-30
Filing date: 2000-06-30
Publication date: 2002-01-25

Abstract

(57)【要約】【課題】カバーテープの張力を常に一定にできるとと
もに剥離したカバーテープの取り出しが容易で、部品交
換等の作業効率を向上する。【解決手段】部品をキャリアテープ２２とカバーテー
プ２３にて適当間隔で保持して成る部品集合体２１を送
って部品を順次取り出し位置に位置決めする送り部５
と、キャリアテープ２２からカバーテープ２３を剥がす
分離板２と、フィードレバー１の動作を送り部５と分離
板２に伝達するリンクレバー４と、分離板２の動作に合
わせてカバーテープ２３の経路長さを一定に保持するよ
うにフィードレバー１に配設された中間ローラ６と、カ
バーテープ２３を収納する収納部１４と、剥がされたカ
バーテープ２３を挟持して収納部１４へ送る剥離部３に
て構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、部品装着装置等に
おける部品供給ユニットとして適用される部品供給装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の部品供給装置について、
図３、図４を参照して説明する。

【０００３】図３において、部品供給装置に装着する部
品集合体２１は、送り穴２５と部品収納部２６を一定間
隔で形成したキャリアテープ２２の部品収納部２６に電
子部品２４を収納し、電子部品２４を覆うようにキャリ
アテープ２２にカバーテープ２３を貼り付けて構成され
ており、リール２７に巻き付けられた状態で部品供給装
置に装着されている。

【０００４】図４において、部品供給装置３０は、部品
集合体２１を一定間隔で順次送って位置決めする送り部
３１と、カバーテープ２３をキャリアテープ２２から分
離する分離板３２と、フィードレバー３７の押し下げ動
作を送り部３１及び分離板３２の動作に連動させるリン
ク３３と、分離されたカバーテープ２３を巻き取るよう
に一方向にのみ回転可能な巻取りリール３４と、巻取り
リール３４を巻取り方向に回転させる巻取りレバー３５
及び巻取りばね３６と、カバーテープ２３を分離板３２
の動作に合わせて剥がすようにフィードレバー３７に設
けられた中間ローラ３８と、フィードレバー３７の押し
下げ動作に連動して巻取りばね３６による巻取りレバー
３５の動作を許容するように、巻取りレバー３５に係合
されるとともにリンク３９を介してフィードレバー３７
に連動連結されたレバー４０にて構成されている。

【０００５】次に、上記構成による動作を説明する。電
子部品装着装置（図示せず）によりフィードレバー３７
が下方に動作されると、リンク３３を介して分離板３２
はｄ方向に動作する。このとき、部品集合体２１のキャ
リアテープ２２からカバーテープ２３を剥がす。フィー
ドレバー３７に設けられた中間ローラ３８はカバーテー
プ２３の経路長さを保持するようにｅ方向へ動作する。
リンク３９を介してレバー４０が揺動し、巻取りばね３
６に引かれて巻取りレバー３５が周方向に動作する。巻
取りレバー３５は、一方向に回転可能な巻取りリール３
４を回転し、分離板３２により剥がされたカバーテープ
２３を巻き取る。

【０００６】フィードレバー３７が停止すると、分離板
３２にて覆われていた電子部品２４が現れ、電子部品装
着装置の取出し手段（図示せず）により取り出される。
このとき、巻取りリール３４が剥がされたカバーテープ
２３を巻き取ると巻取りレバー３５が停止し、その状態
で巻取りばね３６によりカバーテープ２３に適切な張力
が与えられる。

【０００７】フィードレバー３７が上昇すると、リンク
３３を介して送り部３１が動作され、部品集合体２１を
ｃ方向に移動させ、次の電子部品２４を位置決めする。
このときリンク３３を介して分離板３２もｃ方向に動作
する。フィードレバー３７に設けられた中間ローラ３８
は、カバーテープ２３の経路長さを保持するようにｆ方
向へ動作する。リンク３９を介してレバー４０は復帰揺
動し、巻取リレバー３５を所定位置に戻す。巻取りリー
ル３４は一方向にのみ回転可能に巻取りレバー３５に装
着されているため、巻取りリール３４はカバーテープ２
３を保持した状態を保つ。

【０００８】以下、同様の動作を繰り返し、部品集合体
２１より電子部品装着装置に電子部品２４を供給すると
ともに、部品集合体２１より剥がされたカバーテープ２
３を巻取りリール３４へ巻き取って保持する。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の部品供給装置の構成では、カバーテープ２３を巻取
りリール３４に巻き取って保持するようにしているの
で、巻き取り量の増加に伴って、巻取りばね３６の付勢
力で付与しているカバーテープ２３の張力が減少する。
このため、適切な力の巻取りばね３６を設計するのが困
難であるとともに、カバーテープ２３が分離板３２の動
作と追従しなくなり、剥がせなくなったり、電子部品２
４の位置決めのばらつき原因になる等の問題があった。

【００１０】また、カバーテープ２３を張力を持った状
態で巻取りリール３４に巻き取っていることで、巻取り
リール３４からカバーテープ２３を取り除く時にほどき
ながらしか取れなくて、部品交換などに大変時間を費や
し、電子部品装着装置の稼働時間を低減するという問題
もあった。

【００１１】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、カバ
ーテープの張力を常に一定にできるとともに剥離したカ
バーテープの取り出しが容易で、部品交換等の作業効率
を向上できる部品供給装置を提供することを目的として
いる。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明の部品供給装置
は、部品をキャリアテープとカバーテープにて適当間隔
で保持して成る部品集合体を送って部品を順次取り出し
位置に位置決めする送り手段と、キャリアテープからカ
バーテープを剥がす分離手段と、カバーテープを収納す
る収納部と、分離手段で剥がされたカバーテープを挟持
し収納部へ送る剥離部とを備えたものである。

【００１３】具体的には、部品をキャリアテープとカバ
ーテープにて適当間隔で保持して成る部品集合体を送っ
て部品を順次取り出し位置に位置決めする送り部と、キ
ャリアテープからカバーテープを剥がす分離板と、フィ
ードレバーの動作を送り部と分離板に伝達するリンクレ
バーと、分離板の動作に合わせてカバーテープの経路長
さを一定に保持するようにフィードレバーに配設された
中間ローラと、カバーテープを収納する収納部と、分離
板で剥がされたカバーテープを挟持し収納部へ送る剥離
部とを備えたものである。

【００１４】このように分離板で剥がしたカバーテープ
を剥離部で収納部に送り込んで収めるようにしたこと
で、カバーテープの取扱いが容易となり、部品交換等の
作業効率を向上できる。また、収納部を部品供給装置に
設けたので、部品供給部が移動するタイプの部品装着装
置にも使用できる。

【００１５】また、剥離部を、カバーテープを収納部ヘ
送るように一方向にのみ回転可能でかつ送りばねにて回
転付勢された駆動輪体と、一方向にのみ回転可能でかつ
付勢ばねにより駆動歯車に押し付けられて駆動歯車との
間でカバーテープを保持する従動輪体を備えた構成とす
ると、カバーテープの収納量が増加してもカバーテープ
の張力を一定にできる。

【００１６】また、剥離部から収納部に向かってカバー
テープの経路を構成するとともにその経路の幅が収納部
に向かって広がるガイドを設けると、カバーテープを確
実に収納部へ送ることができるとともに収納部に収めら
れたカバーテープが逆流することがない。

【００１７】また、剥離部と収納部の間のカバーテープ
の経路を構成するガイドの先端部を、駆動輪体及び従動
輪体の中央部に形成された溝内に入る凸形状に形成する
と、カバーテープを駆動輪体や従動輪体から確実にはぎ
取って収納部へ送ることができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の部品
供給装置について、図１、図２を参照して説明する。

【００１９】本実施形態の部品供給装置は、フィードレ
バー１と、部品集合体を所定位置に送り出して位置決め
する送り部５と、部品集合体のカバーテープ２３をキャ
リアテープ２２より剥がす分離板２と、フィードレバー
１と送り部５及び分離板２とを連結するリンクレバー４
と、分離板２の動作に合わせてカバーテープ２３の経路
長さを一定に保持するようにフィードレバー１に取付け
られた中間ローラ６と、カバーテープ２３の収納部１４
と、分離板２で剥がされたカバーテープ２３を収納部１
４に送る剥離部３とを備えている。

【００２０】剥離部３は、フィードレバー１に係合する
ように配設された回転自在な送りレバー７と、一方向に
のみ送りレバー７とともに回転するように配設された駆
動歯車８と、送りレバー７を一方向に回転付勢する送り
ばね９と、付勢ばね１０にて揺動付勢される付勢レバー
１１と、付勢レバー１１に一方向にのみ回転可能に装着
され駆動歯車８に噛み合うように押圧付勢された従動歯
車１２とから構成されている。駆動歯車８と従動歯車１
２の中央部には環状に溝が形成されている。

【００２１】剥離部３と収納部１４との間には、収納部
１４に向かってカバーテープ２３を送り込む経路を構成
するガイド１３が配設されている。その経路幅は収納部
１４に向かって広がり、収納部１４に収められたカバー
テープ２３が逆流しないように構成されている。また、
ガイド１３は、駆動歯車８及び従動歯車１２の中央部に
形成された溝に入り込むように先端が凸形状に形成され
ており、駆動歯車８及び従動歯車１２からカバーテープ
２３を確実に引き剥がして巻き付かないように構成され
ている。

【００２２】次に、以上の構成の部品供給装置の動作を
説明する。電子部品装着装置（図示せず）によりフィー
ドレバー１が押し下げられると、リンクレバー４を介し
て分離板２がｂ方向に移動する。このとき、部品集合体
２１のキャリアテープ２２からカバーテープ２３が剥が
される。即ち、フィードレバー１が押し下げられること
により、このフィードレバー１と係合して位置決めされ
ていた送りレバー７との間に隙間が生じ、送りレバー７
に連結された送りばね９により送りレバー７が回転し、
それと同時に駆動歯車８が回転する。駆動歯車８の回転
に伴って従動歯車１２との間で挟持されたカバーテープ
２３が引っ張られ、上記のように分離板２の移動に伴っ
てカバーテープ２３が剥がされる。その際に、中間ロー
ラ６がフィードレバー１とともに動作し、カバーテープ
２３の経路長さを一定に保持する。また、駆動歯車８及
び従動歯車１２の中央に形成された溝にはガイド１３の
先端の凸形状が入っているので、駆動歯車８と従動歯車
１２にて挟持されていたカバーテープ２３がこれら駆動
歯車８及び従動歯車１２より剥がされ、カバーテープ２
３は収納部１４へと導かれる。

【００２３】フィードレバー１が停止すると、分離板２
に覆われていた電子部品２４が現れ、電子部品装着装置
の取出し手段（図示せず）により部品供給装置より取り
出される。

【００２４】駆動歯車８は、分離板２により剥がされた
カバーテープ２３を収納部１４に送った状態で従動歯車
１２との間で挟持しているカバーテープ２３によって回
転を停止し、駆動歯車８と連結された送りレバー７も停
止し、フィードレバー１との間に隙間を持った状態で送
りばね９の付勢力で保持されるとともに、カバーテープ
２３に適切な張力が与えられる。

【００２５】その後フィードレバー１が上昇すると、リ
ンクレバー４を介して送り部５によりキャリアテープ２
２がａ方向に送られ、次の電子部品２４が取り出し位置
に位置決めされる。このとき分離板２もキャリアテープ
２３に追従して移動する。その際、中間ローラ６がフィ
ードレバー１とともに動作し、カバーテープ２３の経路
長さを一定に保持する。フィードレバー１は送りレバー
７に当接し、送りレバー７を初期の位置に戻すと同時に
送りばね９を伸ばし、送りレバー７を介して駆動歯車８
に所要の回転力を与える。駆動歯車８と従動歯車１２は
互いに反する一方向にのみ回転可能であるから、カバー
テープ２３を保持した状態を保つ。これによりカバーテ
ープ２３は一定の張力を保持した状態で次の動作を行う
ことができる。

【００２６】なお、上記実施形態の剥離部３では、互い
に噛み合う駆動歯車８と従動歯車１２の間でカバーテー
プ２３を挟持するように構成したが、駆動歯車８に代え
てローレット加工などで外周面を凹凸に形成した駆動輪
体を用い、従動歯車１２に代えて同じく外周面を凹凸に
形成したり、ゴムなどの弾性体層を外周に設けた従動輪
体を用いてもよい。

【００２７】

【発明の効果】本発明の部品供給装置によれば、以上の
ようにカバーテープを収納部に収めるようにしているの
で、カバーテープの取扱いが容易にでき、部品交換等の
時間を削減でき、また巻取りリールのようにカバーテー
プの保持量が増大してもカバーテープの張力には影響が
ないため、安定した部品の位置決めを確保できる。さら
に、駆動手段は従来の部品供給装置と同じであるため、
部品装着装置側の構成の変更を必要とせず、また部品供
給装置に収納部を設けているため、供給部が移動するタ
イプの部品装着装置でも使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態の部品供給装置を示し、
（ａ）は全体斜視図、（ｂ）は（ａ）のＡ部背面図、
（ｃ）は（ａ）のＢ部拡大正面図である。

【図２】同実施形態の要部の拡大正面図である。

【図３】部品集合体の斜視図である。

【図４】従来例の部品供給装置を示し、（ａ）は全体正
面図、（ｂ）は（ａ）のＣ部背面図、（ｃ）は（ａ）の
Ｄ部拡大正面図である。

【符号の説明】

１フィードレバー２分離板３剥離部４リンクレバー５送り部６中間ローラ８駆動歯車（駆動輪体）９送りばね１０付勢ばね１２従動歯車（従動輪体）１３ガイド１４収納部

フロントページの続き (72)発明者濱崎庫泰大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者牧野洋一大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者井田明子大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内Ｆターム(参考） 3F108 JA04 5E313 AA03 AA18 CD03 DD01 DD02 DD34 DD35 EE01 FG02

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】部品をキャリアテープとカバーテープに
て適当間隔で保持して成る部品集合体を送って部品を順
次取り出し位置に位置決めする送り手段と、キャリアテ
ープからカバーテープを剥がす分離手段と、カバーテー
プを収納する収納部と、分離手段で剥がされたカバーテ
ープを挟持し収納部へ送る剥離部とを備えたことを特徴
とする部品供給装置。
【請求項２】部品をキャリアテープとカバーテープに
て適当間隔で保持して成る部品集合体を送って部品を順
次取り出し位置に位置決めする送り部と、キャリアテー
プからカバーテープを剥がす分離板と、フィードレバー
の動作を送り部と分離板に伝達するリンクレバーと、分
離板の動作に合わせてカバーテープの経路長さを一定に
保持するようにフィードレバーに配設された中間ローラ
と、カバーテープを収納する収納部と、分離板で剥がさ
れたカバーテープを挟持し収納部へ送る剥離部とを備え
たことを特徴とする部品供給装置。
【請求項３】剥離部は、カバーテープを収納部ヘ送る
ように一方向にのみ回転可能でかつ送りばねにて回転付
勢された駆動輪体と、一方向にのみ回転可能でかつ付勢
ばねにより駆動歯車に押し付けられて駆動歯車との間で
カバーテープを保持する従動輪体を備えたことを特徴と
する請求項１又は２記載の部品供給装置。
【請求項４】剥離部から収納部に向かってカバーテー
プの経路を構成するとともにその経路の幅が収納部に向
かって広がるガイドを設けたことを特徴とする請求項１
〜３の何れかに記載の部品供給装置。
【請求項５】剥離部と収納部の間のカバーテープの経
路を構成するガイドの先端部を、駆動輪体及び従動輪体
の中央部に形成された溝内に入る凸形状に形成したこと
を特徴とする請求項３又は４記載の部品供給装置。