JP2014512574A - 光学的誘導デバイス及びかかるデバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

光ビームの光学的誘導のための光学的誘導が、光ビーム(1.6)を連続全反射によって伝搬させるようになった透明な材料の第1の部分(1.5)を有する。第1の部分は、平坦な表面を備えた少なくとも1本の微細構造体を有する抽出区分を含み、平坦な表面は、平坦な表面に当たる光線を光学的誘導デバイスから出すことができるようになっている。このデバイスは、第1の部分の材料と実質的に同一の材料で作られた第2の部分(1.10)を有し、第2の部分は、抽出区分の形態と相補する形態の少なくとも1つの微細構造体を有する区分を含む。このデバイスは、抽出区分の微細構造体が実質的に一定の厚さの透明な媒体によってその相補微細構造体から隔てられるように第1及び第2の部分を接着する層を更に有する。

Description

本発明は、光ガイド又は光学的誘導デバイスの分野、特に変形なしで像を運ぶガイドに関する。これらガイドは、特に、情報伝達眼鏡と通称されているアイピース(オキュラーとも称され、場合によっては接眼レンズとも称される)視光学系を構成するために用いられる場合がある。
光ガイドは、一般に、注入区分を有し、この注入区分により、像を運んでいる光ビームが導入される。像を運んでいる光ビームは、光源又はOLED(有機発光ダイオード)型の源により照明されるLCD(液晶ディスプレイ)型の画素のマトリックスであるのが良い源から出る。次に、光ビームは、光線が互いに実質的に平行であることを意味する視準(コリメート)されたビームを得るために光学系を通る。また、像は、かくして、無限遠に向かって運ばれると言える。次に、視準ビームは、光ガイドの注入区分中に導入される。
光ガイドにより、光ビームは、全反射によって、オプションとして光ガイドの壁の特定の処理によって伝搬することができる。かくして、光ビームは、抽出区分まで伝搬し、それにより、光ビームは、光ガイドから出ることができる。抽出区分は、傾斜面内で光ガイドを終端させるレフレクタ(反射器)から成る場合がある。
仏国特許第2,925,172(B1)号明細書は、光ガイドであって、その表面上に形成された反射微細構造体から成る抽出区分を備えた光ガイドを記載している。これら微細構造体は、光ビームが光ガイドから出ることができるようにする角度を有するプリズムから成る。微細構造体は、光ガイドの表面の延長部に形成された隙間空間によって互いに間隔を置いて配置されている。これら隙間空間は、微細構造体で覆われておらず且つ微細構造体相互間に位置していることを意味し、かかる隙間空間は、透明であり、かくしてシースルー(透視)効果を得ることができるようにする。これにより、光ビームによって運ばれる像並びに光ガイドを越えるシーン(場面)を見ることができる。しかしながら、これら隙間空間は、スロットを通る回折と同じ現象を意味しており、かかる回折により、光ガイドを通る周囲シーンの見え方が妨害される。
仏国特許第2,925,172(B1)号明細書
先行技術のこれらの種々の欠点を解決することが望ましい。
特に、光ガイドのユーザがガイド中に注入される像を見ることができ、それによりこの像をガイドを越えて生じるシーン上に重ね合わせることができるようにする解決手段を提供すると共に注入された像と光ガイドを通る見え方との両方について知覚される妨害を制限しながらこれを提供することが望ましい。
特に、先行技術の手段に固有のスロットを通る回折と同じ現象に打ち勝つ解決手段を提供することが望ましい。
特に、簡単であり、信頼性があり且つ製造するのに安価な解決手段を提供することが望ましい。
本発明は、イメージを運んでいる光ビームの光学的誘導のための光学的誘導デバイスに関し、光学誘導デバイスは、第1の部分は、光ビームを連続全反射によって伝搬させるようになった透明な材料の第1の部分を有する。第1の部分は、第1の部分の表面上に位置した少なくとも1つの微細構造体を含む抽出区分を有するようなものであり、少なくとも1つの微細構造体は、平坦な表面を有し、平坦な表面は、平坦な表面に当たる光線(3.5)が光学的誘導デバイスから出ることができるように構成されている。光学的誘導デバイスは、これが第1の部分の材料と実質的に同一の材料で作られた第2の部分を更に有するようなものであり、第2の部分は、第2の部分の表面上に、抽出区分の形態と相補する形態を備えた少なくとも1つの微細構造体を有する相補区分と呼ばれる区分を有し、更に、第1及び第2の部分の表面の一部上に延びていて、第1の部分と第2の部分を集成して抽出区分の全ての微細構造体が透明な媒体によって実質的に一定の厚さだけその相補微細構造体から隔てられるようにする接着剤層を有するようなものである。
かくして、抽出区分の形態と相補する形態を有する微細構造体を備えたこの第2の部分を具体化すると共に厚さが実質的に一定の透明な媒体によって各微細構造体とその相補構造体の離隔を保証することによって、シースルーのための先行技術の回折の現象が制限される。また、第2の部分に関する相互形態の採用により、アーチファクト及び迷像を制限することができる。実際に、2つの部分相互間の離隔部を通る光線がそらされないようにする互いに平行なフェースを備えたプレートが事実形成される。このように、有効な像品質が、シースルー効果から来る像と光ビームによって運ばれる像の両方について保証される。加うるに、かかる光学的誘導デバイスは、信頼性があって簡単であり且つ安価な仕方で製造可能である。これは、別々のモールドでの成形によって第1及び第2の部分を得ることができ、次にこれらを接着によって組み立てることができるからである。
特定の実施形態によれば、接着剤層は、連続反射によって光ビームを伝搬させるようになった第1の部分の表面の部分以外の第1の部分の表面の一部にわたって延びている。
かくして、光ビームが上述の注入区分及び抽出区分から伝搬する領域において第1の部分と第2の部分との間には接着剤が存在しない。このように、接着剤の追加により、光ビームの伝搬の観点から、光学的誘導デバイスの厚さが増大することはなく、これは、光ビームを反射させたときに光の穴を作る作用効果が生じる。
特定の実施形態によれば、接着剤層は、抽出区分を含む第1の部分以外の第1の部分の表面にわたって延びている。
特定の実施形態によれば、接着剤は、マイクロボール型のものである。
かくして、第1の部分と第2の部分の表面相互間に介在して設けられたマイクロボールは、各微細構造体とその相補構造体との間への実質的に一定厚さの透明な媒体を設けやすくする。
特定の実施形態によれば、接着剤層は、抽出区分の各微細構造体とその相補微細構造体との間に透明な媒体を構成している。
特定の実施形態によれば、抽出区分の各微細構造体は、第1の部分の表面上に突き出たプリズムで構成されている。別の特定の実施形態によれば、中空区分の各微細構造体は、第1の部分の表面上の中空部の形態をしたプリズムで構成されている。
特定の実施形態によれば、光学的誘導デバイスは、抽出区分の各微細構造体上に延びる部分的反射材料の層を有する。
かくして、誘導デバイスの特徴により、部分的反射材料の均一の層を抽出区分の微細構造体上に被着させることが可能である。同じ処理は、抽出区分全体に利用され、これにより、先行技術と比較して誘導デバイスの製造が簡単になると共にその製造費が減少する。かくして、シースルー効果により得られる外部シーンには一様な減衰作用が与えられ、これに対し、抽出領域の不連続部分だけを占める被着は、その知覚を変更することができる。
本発明は又、アイピース視光学系であって、これが上述の実施形態のうちの任意の1つによる光学的誘導デバイスを有することを特徴とするアイピース視光学系に関する。
本発明は又、先の実施形態のうちの任意の1つによる光学的誘導デバイスの製造方法であって、この方法は、これが次のステップ、即ち、誘導デバイスの第1の部分の表面上に少なくとも1つの第1の微細構造体を得るステップと、誘導デバイスの第2の部分の表面上に第1の微細構造体又は構造体と相補した形態を有する少なくとも1つの第2の微細構造体を得るステップと、第1の部分の1つ又は複数の微細構造体上に部分的反射材料の層を被着させるステップと、第1の部分と第2の部分を互いに結合して抽出区分の微細構造体が実質的に一定の厚さの透明な媒体によってその相補微細構造体から離隔されるようにするステップとを有する方法に関する。
かくして、誘導デバイスの製造が単純化され、その結果は、先行技術と比較して信頼性が高く且つコストが減少する。場合によっては並行に実施される別々の成形作業中に第1及び第2の部分を得ることができる。
上述の本発明の特徴及び他の特徴は、実施形態の以下の説明を読むと明らかになり、かかる説明は、添付の図面に関して与えられる。
本発明の一実施形態としての光学的誘導デバイスを概略的に示す図である。 図1の光学的誘導デバイスの注入区分を概略的に示す図である。 図1の光学的誘導デバイスの第1の部分の一部分を概略的に示す図である。 図1の光学的誘導デバイスの第2の部分の一部分を概略的に示す図である。 図1の光学的誘導デバイスの第1の部分及び第2の部分の組み立てに関する第1の特定の実施形態を概略的に示す図である。 図1の光学的誘導デバイスの第1の部分及び第2の部分の組み立てに関する第2の特定の実施形態を概略的に示す図である。 図1の光学的誘導デバイスの製造方法のステップを概略的に示す図である。 第1の部分が充填材料で満たされると共に第2の部分が存在していない場合に外部シーンから出た光線に対する第1の部分の微細構造体の作用効果を概略的に示す図である。 第1の部分が充填材料で満たされると共に第2の部分が存在していない場合に注入区分を介して注入される像から出る光線に対する第1の部分の微細構造の作用効果を概略的に示す図である。
本発明は、変形なし像を運ぶ光学誘導デバイス又は光ガイドから成る。アイピース視光学系に用いられるようになった特定の実施形態を参照して本発明を説明する。しかしながら、本発明は、かかる光ガイドを用いた任意他の分野、例えば自動車フロントガラス又は航空機のコックピット内に一体化されたスクリーンに利用できる。
図1は、かかる光学的誘導デバイスを概略的に示している。
誘導デバイスは、2つの主要な部分、即ち、第1の部分1.5及び1.10を有する。
第1の部分1.5は、連続反射によって、既定の距離にわたって像を運ぶ光ビーム1.6を伝搬させる。第1の部分1.5は、光ビームがこの既定の距離にいったん達すると、光ビームを光学的誘導デバイスから出すための抽出区分を有する。
第2の部分1.10は、第1の部分の材料と実質的に同一の材料から成る。第2の部分は、以下に詳細に説明する仕方で第1の部分1.5上に重ね合わされており、それにより、スロットの回折型の干渉現象なしでシースルー効果を得ることができる。
光源1.1が光ガイドを通過するようになった像を運ぶ光ビームを発生させる。この源は、背面照明を備えたLCD画素のマトリックス又はOLED画素のマトリックスから成るのが良い。この場合、任意の像光源を用いることができる。
次に、光ビームを光学系1.2によって視準させる。したがって、像の種々の画素は、光学系1.2から出た平行光線1.3のビームによって投射され、視界が対物レンズの焦点距離及び運ばれるべき像の対角線長さ半分によって定められる。次に、視準光ビーム1.3を注入区分1.4中に投射する。以下において、図2を参照してこの注入区分について詳細に説明する。
次に、光ビームを第1の部分1.5内で運んでこの光ビームがついには抽出区分に達するようにし、ここから、光ビームを光学的誘導デバイスから投射する。
第1の部分1.5は、光に対して透明な材料から成る。材料の屈折率がこれを包囲している媒体の屈折率よりも大きい場合、ビームの光線の入射角が光ビームの当たる表面に対して十分に小さいとすれば、当然のことながら、全反射が生じる。
抽出区分は、第1の部分1.5のフェースのうちの一方の上に位置している。抽出区分は、光ビームを第1の部分1.5の他方のフェースに向かって実質的に垂直の角度で戻し、それにより、光ビームは、誘導デバイスから出ることができる。かくして、光ビーム1.8を誘導デバイスからセンサ1.9に向かって投射し、センサ1.9は、アイピース視光学系の場合、ユーザの眼であるのが良い。
抽出区分は、第1の部分1.5がかかるフェース上に位置すると共に平坦な表面を有する少なくとも1つの微細構造体を有し、この平坦な表面は、この平坦面に当たった光ビームの光線が誘導デバイスから出ることができるようにするようになっている。この領域1.7内において、第2の部分1.10は、第1の部分1.5の形状と相補する形状を備えた少なくとも1つの微細構造体を有する。かくして、互いに相補した微細構造体は、互いに向かい合って配置される。
第1の部分1.5と第2の部分1.10は、抽出区分の全ての微細構造体が実質的に一定厚さの透明な媒体によってその相補微細構造体から離隔されるよう組み付けられる。この厚さは、外部シーンの見え方に対する変更を制限するよう選択される。微細構造体とこれらの相補構造体は、透明な媒体の厚さが実質的に一定なので実質的に互いに平行であることを考えると、外部シーンの見え方は、実質的に変更されない。と言うのは、光線は、ほんの僅かしか並進を生じないからである。
上述の問題に対応しようするとする一解決手段は、抽出区分の微細構造体が突出部の形態をしたプリズムであるにせよ中空部の形態をしたプリズムであるにせよいずれにせよ、抽出区分の微細構造体の中空部を図8に概略的に示されているように充填材料8.1で満たすことから成ることが注目された。しかしながら、この充填材料8.1が第1の部分1.5の材料とは異なる場合、これにより、シースルー光線の比較的大きな屈折が生じる。この屈折は、画素のサイズに対して考慮されなければならない。映像画素の代表的なサイズは、約0.03°である。2種類の材料が互いに異なる場合、これら材料は、2つの互いに異なる屈折率、即ち、充填材料についてn1及び第1の部分1.5の材料についてn2を有する。第1の部分1.5の表面に垂直に到達する光線の偏差を評価するのが良く、微細構造体は、角度μのプリズムである。この状況は、図8に示されており、図8では、光線8.2が充填材料を通過することなく第1の部分1.5の表面に垂直に外部シーンに到達し、光線8.1に平行な光線8.3が充填材料8.1を通過する。ΔN=(n2−n1)/n1が与えられる。屈折角μ′は、
であり、偏差は、
Δμ′=μ′−μ=−ΔNtanμ
であるようなことが起こる。
μ=25.5°であるとし、屈折率n1,n2が1.5にほぼ等しい場合、8e−4の屈折率の差について0.03°の偏差に達する。
加うるに、抽出区分の微細構造体を通って伝搬を続ける光ビーム1.6からの光線は、迷像を意味すると言える。これら光線は、これらが2つの材料相互間インターフェースを通過するたびに屈折を生じる。しかしながら、充填材料に入り、次に第1の部分1.5の材料に再び入り、補償されることのない2回の屈折を生じ、実質的に像品質を低下させる多量の光線がほぼ常時存在する。かかる状況は、図9に与えられており、この場合、充填材料8.1で満たされた中空プリズムの形態の2つの微細構造体が示されている。補償されることのない2回の屈折を生じる光線9.1とこれが理論的光線9.2に対して生じさせる発散度との間に存在するオフセットが図示されている。
そして、この所与の材料が第1の部分1.5の材料と実質的に同一である場合、製造上の問題が生じる。これは、この周囲の材料による第1の部分1.5の成形を実施することにより、第1の部分1.5の表面の溶融が生じ、それにより光線の反射特性が損なわれるからである。本発明の構成は、これら欠点を解決する。
以下において、図3及び図4を参照してそれぞれ第1の部分1.5及び第2の部分1.10の実施形態について説明する。
図2は、注入区分1.4を概略的に示している。光ビームが像を劣化させやすいデグラデーションを生じることなく、光ビームが光ガイドに入ることを条件として、本発明の範囲から逸脱することなく注入区分1.4の他の実施形態が可能である。
注入区分1.4は、第1の部分1.5の互いに平行な表面の平面と90°以外の角度βをなす平坦な入口フェース2.1で構成されている。視準された光ビーム1.3は、入口フェース2.1に垂直に入る。ファセット2.2が入口フェース2.1と第1の部分1.5の第2のフェース2.3を互いに連結している。ファセット2.2は、入口フェース2.1に垂直である。ファセット2.2は、迷像の発生を阻止するために選択的に吸収性である。視準された光ビーム1.3は、入口フェース2.1を通過して第1の部分1.5の第2のフェース2.4に当たる。角度βは、第1の部分1.5の第2の部分2.4への視準光1.3の光線の入射角αが光線の全反射を与えるよう計算されている。このように第1の部分1.5中に注入された光線が捕捉され、この光線は、第1の部分1.5に沿ってそのフェース上での反射により伝搬する。第1の部分1.5のフェースが互いに平行なので、光線は、第1の部分1.5のフェースに対する跳ね返りのたびに入射角αを保つ。
光ビーム1.6は、第1の部分1.5のフェース上に対する全反射によって伝搬し、それにより第1の部分1.5のフェース上に連続したスポットが生じる。これらスポットは、互いにオーバーラップするか互いにぶつかるかのいずれかである場合があり、或いは、これらスポット相互間に光のない隙間が生じる場合がある。妥当な寸法を維持すると共に有利なサイズの視野を保ちたい場合、抽出区分が2つのスポットを跨るようにしないようにすることは困難である。スポット相互間に穴が存在する場合、観察者に見える像は、一様ではなく、運ばれる像の部分が観察者の眼の瞳孔に入る光線が存在しないことにより見えない場合さえある。したがって、かかる穴が存在する構成は、回避されるべきである。
光ビーム1.6が伝搬する第1の部分1.5の厚さがe0で示される場合、光線の2つの跳ね返り相互間の距離sは、次式で表される。
s = e0.tan(β).
入射する視準光ビーム1.3は、
t = 2 e0 / sin(2β).
であるように距離tにわたって広がる。
これら光の穴が存在しないので、2s<tであることが必要である。この条件は、β>45°に関して満たされる。全反射を助けるため、条件β>45°を満足させることが望ましい。
これら光の穴を最小限に抑えるためには、注入区分1.4の入口フェース2.1の幅を増大させるのが良い。入口フェース2.1に垂直な入射光線の場合、入口フェース2.1の頂部と第1の部分1.5の対向したフェースとの間の距離をe1で表した場合、光の穴を有することがないようにするためには以下の条件を満足させなければならない。
e0.tan(β) = e1/sin(β) 即ち、e1 = 2e0 sin2(β).
かくして、これら光の穴の存否が特にe0及びβの値に関連付けられることに注目しなければならない。これらパラメータのうちの1つを変化させるには、他方のパラメータを変化させてこれら光の穴を回避することが必要である。
図3は、図1の光学的誘導デバイスの第1の部分1.5の一部分を概略的に示している。図3は、特に、抽出区分の微細構造体3.1を示している。
微細構造体3.1は、第1の部分1.5の表面上に配置され又は形成され、これら微細構造体によって反射された光線は、対向したフェースを通って出る。微細構造体3.1は、例えば、アクティブな角度が各微細構造体に沿って一定である平坦なフェースを備えたプリズムである。これら微細構造体3.1のサイズ及び配置は、光学的誘導デバイスを用いた用途で決まる。アイピース視光学系の場合、微細構造体3.1のサイズは、眼の瞳孔のサイズ、例えば約数十μmと比較して選択的に小さい。このように、投射像は、眼の位置及び動きによっては変化することがない。微細構造体3.1は、これらのサイズ及び眼からの短い距離に鑑みて、裸眼には見えない。
加うるに、次に理解されるように、微細構造体3.1が部分的反射材料で覆われているので、光学的誘導デバイスは、シースルーを可能にするのに十分透明なままである。
図3は、各々が第1の部分1.5の表面上に設けられた中空部の形態をしたプリズムで構成されている微細構造体3.1を示している。変形実施形態では、各微細構造体は、第1の部分1.5の表面上に突出部を形成するプリズムで構成されている。プリズムは、微細構造体が構成されているフェースによって定められた平面から最も遠くに離れて位置するプリズム上の点が、この点における厚さがプリズムのない第1の部分1.5の厚さよりも大きいようなものである場合に突き出ていると言われる。この厚さが小さい場合、プリズムは、中空であると言われる。
各微細構造体の幅は、可視光の波長よりも大きくなければならず、したがって少なくとも10μmである。アイピース視光学系の上述の用途の場合、その幅は、第1の部分1.5の厚さと比較し且つユーザの眼の瞳孔のサイズと比較して小さいままでなければならない。例えば、約200μm又は最大750μmまでの幅を用いるのが良い。読者は、種々の用途において、本発明の範囲から逸脱することなく他のサイズの微細構造体3.1を想定できることを理解すべきである。
長さが少なくとも10μmの単一の微細構造体は、像を光学的誘導デバイスから出すことができる。投射像の品質を高めると共に広い視野を提供するため、数個で1組の微細構造体3.1を具体化するのが良い。
図1〜図4の本発明の例示の実施形態では、第1の部分1.5は、2つの互いに平行な平坦なフェースを有し、このことは、光線が全て、実質的に微細構造体3.1上に同一の入射角で到達することを意味する。この場合、微細構造体3.1は、像を光学的誘導デバイスから投射する平坦な表面を備え、これら平坦な表面は全て、同一の角度を有する。変形実施形態では、例えば、第1の部分1.5が湾曲している場合、微細構造体3.1の平坦な表面の角度は、1つの微細構造体と別の微細構造体とでは異なる場合がある。
図3に示されている中空プリズムは、光学的誘導デバイスから投影されて出されるために光ビーム1.6の構成がそらされる第1のフェース3.2及びプリズムのない第1の部分1.5の厚さに等しい厚さに戻ることができるようにする第2の連結フェース3.3で形成されている。
プリズムの第1のフェース3.2及び第1の部分1.5のフェースに平行な線により形成される鋭角は、μで示されている。第1の部分1.5の表面上におけるプリズムの第1のフェース3.2の突出部は、aで示された長さを有し、プリズムの第2のフェース3.3の突出部は、長さbを有している。2つの微細構造体相互間の距離は、cで示されている。特定の実施形態では、距離cは、ゼロである。
微細構造体3.1の形態に対するそれ以上のサイプは、仏国特許第2,925,172(B1)号明細書に提供されており、本発明との関連において利用可能である。
図4は、図1の光学的誘導デバイスの第2の部分1.10の一部分を概略的に示している。図4は、抽出区分の微細構造体3.1と相補した微細構造体4.1を示している。
微細構造体4.1は、第1の部分1.5の抽出区分に対応するよう配置されるようになった第2の部分1.10の一区分内に存在している。第2の部分1.10のこの区分は、相補区分と呼ばれる。
微細構造体4.1は、第2の部分1.10の表面上に設けられている。微細構造体4.1は、形状が第1の部分1.5の抽出区分の微細構造体と相補している。微細構造体4.1は、各微細構造体3.1に対応している。
図4は、各々が第2の部分1.10の表面上に突き出たプリズムで構成された微細構造体4.1を示している。これら微細構造体は、図3に示されている微細構造体3.1と相補している。微細構造体3.1が第1の部分1.5の表面上に突き出たプリズムである場合、微細構造体4.1は、第2の部分1.10の表面上に形成された中空部を有する同一寸法のプリズムである。
したがって、微細構造体4.1は、形状が微細構造体3.1と相補している。図4に示されている突出プリズムは、第2の部分1.10のフェースに平行な線とμに等しい鋭角をなした第1のフェース4.2及びプリズムのない第2の部分1.10の厚さに等しい厚さに戻ることができるようにする第2の連結フェース4.3によって形成されている。
注目されるべきこととして、図4の記載では、光学的誘導デバイスの第2の部分1.10のフェースは、図3に示されている光学的誘導デバイスの第1の部分1.5のフェースに平行である。
図5は、図1の光学的誘導デバイスの第1の部分1.5と第2の部分1.10の組み立ての第1の特定の実施形態を概略的に示している。
この第1の実施形態は、第1の部分1.5の抽出区分の微細構造体が実質的に一定の厚さの透明な媒体によって第2の部分1.10のその相補微細構造体から離隔されるような第1の部分1.5と第2の部分1.10の組み立てを可能にする。
図5で理解できるように、第1の部分1.5と第2の部分1.10は、これらの微細構造体が、図3及び図4を参照すると、第2の部分1.10の突出プリズムが第1の部分1.5の中空プリズム内に部分的に嵌まり込むよう相補する仕方で、互いに向かい合って配置されるよう組み立てられる。第2の部分1.10の突出プリズムは、微細構造体とこれらの相補微細構造体との間に透明な媒体が存在しているので第1の部分1.5の中空プリズム内にのみ部分的に嵌まり込む。
図5の第1の実施形態では、第1の部分1.5と第2の部分1.10は、抽出区分と相補区分との間の接着剤の層5.1によって組み立てられる。この場合、接着剤層5.1は、抽出区分の各微細構造体とその相補微細構造体との間の透明な媒体を構成する。
図5の実施形態では、部分的に反射材料の層5.2が第1の部分1.5の微細構造体の外面上に被着される。このように、抽出区分の各微細構造体とその相補微細構造体との間に延びる部分的反射材料の層5.2が存在する。この部分的反射材料層5.2により、抽出区分は、光ビーム1.6を光線の反射によって誘導デバイスから出すことができると共に透過性により、シースルー効果の具体化が可能である。部分的に透明な材料の層5.2は、均一のシースルー効果を得るために抽出区分全体にわたって選択的に等しく分布して配置されている。例えば、約1/4の屈折率を提供する材料の厚さを用いることが可能である。
この部分的に反射材料層の被着を容易にするため、微細構造体3.1は、連結フェース3.3が第1の部分1.5のフェースに平行な線と図3に示されているように鈍角θをなすような形態を有する。
接着剤層5.1の導入と関連した屈折効果を制限するため、その厚さを制限しなければならない。例えば、100μmの接着剤の厚さにより、相対強度が1%のパラサイト(parasite)が生じ、25μmの接着剤の厚さにより、相対強度が0.5%のパラサイトが生じる。相対的強度のパラサイトの寸法決めは、光学的誘導デバイスが利用される用途で決まる。
注目されるべきこととして、接着剤層5.1が第1の部分1.5と第2の部分1.10の微細構造体相互間に設けられるので、接着剤層は、連続反射により光ビーム1.6を伝搬させるようになった第1の部分1.5の表面の部分以外の第1の部分1.5の表面の部分上に延びる。これにより、光の穴が接着剤層の被着によって作られることを阻止することができる。これは、接着剤が、光線が第1の部分1.5のフェース上における反射によって伝搬するこの領域の上方に延びている場合、光ビーム1.6のガイドの実際の厚さは、第1の部分1.5の厚さと接着剤の厚さと第2の部分1.10の厚さの合計であるからである。接着剤の屈折率は、第1の部分1.5及び第2の部分1.10の材料の屈折率とほぼ同じなので、光線が接着剤のこの厚さを通過することができ、全反射が第2の部分1.10の外側フェース上で起こる。かくして、第1の部分の寸法決めが組み立て方法とは別個独立に、図2と関連して上述したように行われることが可能である。設計は、それにより単純化される。
接着剤の層5.1を微細構造体とこれらの相補微細構造体との間に存在する接着剤に加えて、第1の部分1.5の別の部分上に被着させることができる。
図6は、図1の光学的誘導デバイスの第1の部分1.5と第2の部分1.10の組み立ての第2の特定の実施形態を概略的に示している。
この第2の実施形態は、第1の部分1.5の抽出区分の微細構造体が実質的に一定の厚さの透明な媒体によって第2の部分1.10のその相補微細構造体から離隔されるように第1の部分1.5と第2の部分1.10を組み立てることができる。
この第2の実施形態では、各微細構造体をその相補微細構造体から隔てる透明な媒体は、この場合、気体、例えば空気である。
図5の第1の実施形態の場合と同様、第1の部分1.5と第2の部分1.10は、これらの微細構造体が、図3及び図4を参照すると、第2の部分1.10の突出プリズムが第1の部分1.5の中空プリズム内に部分的に嵌まり込むよう相補する仕方で、互いに向かい合って配置されるよう組み立てられる。
図5の第1の実施形態の場合と同様、接着剤層6.2は、誘導デバイスの第1の部分1.5と第2の部分1.10の組み立てを可能にする。接着剤層6.2は、この場合、抽出区分を有する第1の部分の表面以外の第1の部分の表面上に延びる。接着剤6.2は、抽出区分を部分的に包囲するよう延びるのが良い。
接着剤層6.2の厚さに関する制約は、実質的に、図5の第1の実施形態について表されたオーダーと同一のオーダーのものである。
注目されるべきこととして、図6の略図では、接着剤層は、連続反射によって光ビーム1.6を伝搬させるようになった部分6.1以外の第1の部分1.5の表面の部分上に延びており、これは、図6の破線によって境界付けられている。
特定の実施形態では、用いられる接着剤は、マイクロボール接着剤である。この場合、マイクロボールは、誘導デバイスの第1の部分1.5と第2の部分1.10との間の隙間の大幅な制御を提供する。組み立て方法は、それにより単純化される。
図5の実施形態の場合と同様な仕方で、部分的反射材料の層5.2を第1の部分1.5の微細構造体の外面上に被着させるのが良い。
図7は、図1の光学的誘導デバイスを製造する方法のステップを概略的に示している。
ステップ7.1では、第1の部分1.5を得、第1の部分は、この第1の部分の2つのフェースのうちの一方の表面上に位置した少なくとも1つの微細構造体及び平坦な表面を有し、かかる平坦な表面は、この平坦な表面に当たった光ビームの光線が誘導デバイスから出ることができるようにするようになっている。
ステップ7.2では、第2の部分1.10を得、この第2の部分は、表面上に、第1の部分1.5の1つ又は複数の形態と相補した形態を有する少なくとも1つの微細構造体を有する。
注目されるべきこととして、光学的誘導デバイスの第1の部分1.5及び第2の部分1.10の微細構造体が互いに相補しているので、ステップ7.1とステップ7.2を逆にするのが良い。これらステップは、並行に実施されても良い。
ステップ7.1及びステップ7.2は、成形によって選択的に実施される。
ステップ7.3では、部分的反射材料の層を第1の部分1.5の1つ又は複数の微細構造体上に被着させる。選択的に、部分的反射材料の層は、第1の部分1.5の1つ又は複数の微細構造体上に等しく分布して配置されるよう被着される。かくして、部分的反射材料の層は、図3を参照すると、各微細構造体のフェース3.2とフェース3.3の両方上に被着される。
次のステップ7.4では、第1の部分と第2の部分を互いに結合し、その結果、抽出区分の微細構造体が実質的に一定厚さの透明な媒体によってその相互微細構造体から離隔されるようにする。この結合作業は、図5及び図6と関連して上述したような組立体が得られるよう実施されるのが良い。
接着剤の層を組み立てを目的として、誘導デバイスの第1の部分1.5か第2の部分1.10かのいずれか一方上に被着させるのが良い。

Claims (9)

  1. イメージを運んでいる光ビームの光学的誘導のための光学的誘導デバイスであって、前記光学誘導デバイスは、
    ‐透明な材料で作られた第1の部分(1.5)を有し、前記第1の部分は、前記第1の部分の表面上に位置した少なくとも1つの微細構造体(3.1)を含む抽出区分を有し、
    ‐前記第1の部分の材料と実質的に同一の材料で作られた第2の部分(1.10)を有し、前記第2の部分は、前記第2の部分の表面上に、前記抽出区分の形態と相補する形態を備えた少なくとも1つの微細構造体(4.1)を有する相補区分と呼ばれる区分を有する、光学的誘導デバイスにおいて、
    前記第1の部分は、前記光ビーム(1.6)を連続全反射によって伝搬させるようになっており、各微細構造体は、平坦な表面(3.2)を有し、前記平坦な表面は、前記第1の部分内で連続全反射によって伝搬して前記平坦な表面に当たる光線が前記光学的誘導デバイスから出ることができるように構成されており、
    前記光学的誘導デバイスは、
    ‐前記第1及び前記第2の部分の前記表面の一部上に延びていて、前記第1の部分と前記第2の部分を集成して前記抽出区分の全ての微細構造体が透明な媒体によって実質的に一定の厚さだけその相補微細構造体から隔てられるようにする接着剤層(5.1;6.2)を更に有する、光学的誘導デバイス。
  2. 前記接着剤層(5.1;6.2)は、連続反射によって前記光ビームを伝搬させるようになった部分以外の前記第1の部分の表面の一部にわたって延びている、請求項1記載の光学的誘導デバイス。
  3. 前記接着剤層(6.2)は、前記抽出区分を含む前記第1の部分以外の前記第1の部分の表面にわたって延びている、請求項2記載の光学的誘導デバイス。
  4. 前記接着剤は、マイクロボール型のものである、請求項3記載の光学的誘導デバイス。
  5. 前記接着剤層(5.1)は、前記抽出区分の各微細構造体とその相補微細構造体との間に前記透明な媒体を構成している、請求項2又は3記載の光学的誘導デバイス。
  6. 前記抽出区分の各微細構造体は、前記第1の部分の前記表面上に突き出たプリズムで構成されている、請求項1〜5のうちいずれか一に記載の光学的誘導デバイス。
  7. 前記中空区分の各微細構造体は、前記第1の部分の前記表面上の中空部の形態をしたプリズムで構成されている、請求項1〜5のうちいずれか一に記載の光学的誘導デバイス。
  8. 前記光学的誘導デバイスは、前記抽出区分の各微細構造体上に延びる部分的反射材料の層(5.2)を有する、請求項1〜7のうちいずれか一に記載の光学的誘導デバイス。
  9. アイピース視光学系であって、前記アイピース視光学系は、請求項1〜8のうちいずれか一に記載の光学的誘導デバイスを有する、アイピース視光学系。
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