JP2014215481A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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毅 笠原
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Abstract

【課題】小型化が容易なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置100は、像を表す表示光Lを出射する表示手段5と、半透過部を備えた半透過ミラー41と反射部を備えた全反射ミラー42とから構成される導光手段40と、導光手段40から出射した表示光Lを投影面へ反射することによって、表示光Lが表す像を虚像として投影面に投影する出射反射手段50とを備える。半透過ミラー41の半透過部と全反射ミラー42の反射部とは平行に配置され、半透過部は表示光Lの一部を反射し一部を透過する第1の面と第2の面とから構成されるV字状の溝を有し、反射部は第1の面に対向し表示光Lを第1の面へ反射する第3の面と第2の面に対向する第4の面とから構成されるV字状の溝を有する。【選択図】図2

Description

本発明はヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来のヘッドアップディスプレイとして、特許文献1に開示されたヘッドアップディスプレイが知られる。このヘッドアップディスプレイは、表示デバイスと、コリメートレンズと、一対の平行に配置された平面ミラーとから構成される。一対の平面ミラーのうち、一方の平面ミラーは、入射した光の一部を反射し一部を透過する半透過ミラーである。表示デバイスから出射した光(表示光)は、コリメートレンズによって平行化され、一対の平行に配置された平面ミラーに入射する。一対の平行に配置された平面ミラーに入射した光は、平面ミラーの間で反射を繰り返す。一対の平行に配置された平面ミラーのうちの一方の平面ミラーは、半透過ミラーであるので、半透過ミラーに入射した光の一部が、半透過ミラーから出射する。この半透過ミラーから出射した光が平面透明板(いわゆるコンバイナ)で反射され、その光が観察者の眼に達する。観察者がコンバイナに投影された虚像を見ることによって、観察者は遠方に表示像があるように認識する。
国際公開第2010/092409号
特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイでは、一対の平行に配置された平面ミラーは、コリメートレンズから出射した光を導光するために、コリメートレンズから出射した光の光軸(コリメートレンズのレンズ光軸)に対して傾斜して配置される。したがって、特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイにおいては、一対の平行に配置された平面ミラーを配置するために広いスペースが必要となり、ヘッドアップディスプレイの小型化が困難である。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、小型化が容易なヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置は、
投影面へ表示光を出射し、前記表示光が前記投影面で反射することによって、前記表示光が表す像を虚像として前記投影面に投影するヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記像を表す表示光を出射する表示手段と、
前記表示手段から出射した表示光が入射する導光手段であって、半透過部と前記半透過部に対向して配置される反射部とを備え、前記半透過部は表示光の一部を反射し一部を透過する第1の面と第2の面とから構成されるV字状の溝を有し、前記反射部は前記第1の面に対向し表示光を前記第1の面へ反射する第3の面と前記第2の面に対向する第4の面とから構成されるV字状の溝を有する、導光手段と、
前記半透過部を透過した表示光を前記投影面へ反射することによって、前記表示光が表す像を前記虚像として前記投影面に投影する出射反射手段とを備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドアップディスプレイ装置を容易に小型化できる。
本発明の実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ装置の概略を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係るヘッドアップディスプレイ装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る導光手段の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るV字状の溝の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る導光手段における表示光の光路を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る半透過ミラーの構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係るV字状の溝の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る導光手段の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイ装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3に係るV字状の溝の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る導光手段における表示光の光路を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る第1の面の構成を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1〜実施の形態3に係る第1の面の構成を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1〜実施の形態3に係る第2の面の構成を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態1〜実施の形態3に係る第4の面の構成を説明するための模式図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1〜図7を参照して説明する。
図1に本実施の形態に係るヘッドアップディスプレイ装置100の概略を示す。ここで、車両200の左右方向(観察者の眼1の左右方向)をX軸、車両200の上下方向(観察者の眼1の上下方向)をY軸、X軸およびY軸に垂直で観察者の視線方向をZ軸とする(図1)。
本実施の形態に係るヘッドアップディスプレイ装置100は、図1に示すように、車両200のダッシュボード内に設置される。ヘッドアップディスプレイ装置100は、出射部101から表示画像Mの虚像Vを表す表示光Lを車両200のフロントガラス201へ出射する。フロントガラス201に反射された表示光Lは、観察者の眼1に達する。観察者はフロントガラス201に反射された表示光Lが表す表示画像Mの虚像(フロントガラス201に投影された虚像)Vを視認する。観察者はフロントガラス201を通して、表示画像Mが遠方にあるように認識する。
図2は、ヘッドアップディスプレイ装置100の車両200(図1)における左右方向の断面の概略、図3は、ヘッドアップディスプレイ装置100の車両200(図1)における上下方向の断面の概略を示す。ここで、図1と同様に、車両200の左右方向(観察者の眼1の左右方向)をX軸、車両200の上下方向(観察者の眼1の上下方向)をY軸、X軸およびY軸に垂直で観察者の視線方向をZ軸とする(図2、3)。
ヘッドアップディスプレイ装置100は、図2に示すように、筐体102内に配置された表示手段5と、導光手段40と、出射反射手段50とを備える。また、ヘッドアップディスプレイ装置100は制御部60(図示せず)を備える。
また、表示手段5は、表示デバイス10と、折り返しミラー20と、コリメートレンズ30とを備える。
表示デバイス10から出射した表示光Lは、折り返しミラー20によって反射され、コリメートレンズ30に入射する。表示光Lはコリメートレンズ30によって、平行化される。コリメートレンズ30から出射した表示光Lは、導光手段40に入射する。
図4は導光手段40の構成を示す。導光手段40は、半透過ミラー41と全反射ミラー42とから構成される。半透過ミラー41と全反射ミラー42は、それぞれ半透過部43、反射部44を備える。また、半透過ミラー41の半透過部43と全反射ミラー42の反射部44とが対向して配置される。
半透過ミラー41の半透過部43と全反射ミラー42の反射部44は、それぞれV字状の溝45c、V字状の溝46cを有する。V字状の溝45cを構成する第1の面45aは表示光Lの一部を反射し一部を透過する。V字状の溝46cを構成する第3の面46aは表示光Lを第1の面45aへ反射する。第1の面45aと第3の面46aは対向して配置されるので、導光手段40に入射した表示光Lは、半透過ミラー41の半透過部43と全反射ミラー42の反射部44との間で反射を繰り返しつつ導光手段40内を導光し、一部の表示光Lは導光手段40から出射する(半透過ミラー41を透過する)。
半透過ミラー41を透過した表示光Lは、出射反射手段50によって反射され、出射部101から出射する(図3)。出射部101から出射した表示光Lはフロントガラス201に入射する。フロントガラス201は入射した表示光Lを反射し、反射された表示光Lは観察者の眼1に達する。
ヘッドアップディスプレイ装置100の具体的な構成について説明する。なお、以下では、発明の理解を容易にするために、コリメートレンズ30から出射したXZ平面に平行な光に限定して説明する。
(表示デバイス、折り返しミラー、コリメートレンズ)
本実施の形態において、表示デバイス10は液晶表示デバイスであり、光源11と、拡散板12と、液晶表示パネル13と、ヒートシンク14とから構成される。光源11は複数のLED(Light Emitting Diode)から構成される。光源11は、液晶表示パネル13を照明する光を出射する。拡散板12は白色に着色されたポリカーボネート等の樹脂から構成される。拡散板12は光源11が出射した光を拡散し、液晶表示パネル13を均一に照明する。液晶表示パネル13は、後述する制御部60から送信される映像信号に従って、拡散板12からの照明光を変調することによって、表示画像Mを生成する。液晶表示パネル13からは、表示画像Mを表す表示光Lが出射される。
ヒートシンク14はアルミニウム等の金属で構成され、光源11で発生する熱を放散する。ヒートシンク14は、光源11の光を出射する面の反対面に配置される。
折り返しミラー20は、例えば、平面アルミ蒸着ミラーであり、液晶表示パネル13が出射した表示光Lを、コリメートレンズ30へ反射する。折り返しミラー20は、表示光Lを折り返して反射するために、液晶表示パネル13の表示面に対して傾斜して配置される(図2)。
コリメートレンズ30は、例えば、凸レンズである。コリメートレンズ30は、折り返しミラー20が反射した表示光Lの光路上に配置される(図2)。コリメートレンズ30は、折り返しミラー20が反射した表示光Lを平行化し、導光手段40へ出射する。また、コリメートレンズ30はレンズ光軸Pを有する。コリメートレンズ30のレンズ光軸Pは、コリメートレンズ30から導光手段40へ出射する表示光Lの光軸Qと一致する。
(導光手段)
導光手段40は、図4に示すように、半透過ミラー41と全反射ミラー42とから構成される。半透過ミラー41は板状であり、半透過部43を備える。また、全反射ミラー42は板状であり、反射部44を備える。
図2に示すように、導光手段40の全反射ミラー42はコリメートレンズ30の側に配置され、導光手段40の半透過ミラー41は出射反射手段50の側に配置される。また、全反射ミラー42の反射部44は、半透過ミラー41の半透過部43に対向して平行に配置される。ここで、コリメートレンズ30を出射した表示光Lが、最初に半透過ミラー41の半透過部43に入射するように、全反射ミラー40の反射部44は、コリメートレンズ30を出射する表示光Lの光路上には配置されない。本実施の形態においては、全反射ミラー42の外形を半透過ミラー41の外形よりも小さくすることによって、コリメートレンズ30を出射した表示光Lの光路が確保される(図2、4)。
また、半透過ミラー41の半透過部43と全反射ミラー42の反射部44は、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に対して垂直に配置される。すなわち、導光手段40はコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に対して垂直に配置される。
半透過ミラー41の半透過部43は第1の面45aと第2の面45bとから構成されるV字状の溝45cを有する。全反射ミラー42の反射部44は第1の面45aに対向する第3の面46aと第2の面45bに対向する第4の面46bとから構成されるV字状の溝46cを有する。さらに、半透過部43におけるV字状の溝45cを構成する第1の面45aは、表示光Lの一部を反射し一部を透過する。反射部44におけるV字状の溝46cを構成する第3の面46aは、表示光Lを第1の面45aへ反射する。
図5は、半透過部43のV字状の溝45cと反射部44のV字状の溝46cの構成を示す。本実施の形態において、半透過部43のV字状の溝45cを構成する第1の面45aは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と30°(θhr=30°)の角度をなす。また、第1の面45aと半透過部44のV字状の溝45cを構成する第2の面45bは、第1の面45aと70°(θ1=70°)の角度をなす。したがって、第2の面45bは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と80°(θ2=80°)の角度をなす。V字状の溝45cのピッチS1は200μmとする(図4)。
反射部44のV字状の溝46cを構成する第3の面46aは、半透過部43のV字状の溝45cを構成する第1の面45aと対向して配置される。また、第3の面46aは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と30°(θar=30°)の角度をなす。第3の面46aと反射部44のV字状の溝46cを構成する第4の面46bは、半透過部43の第2の面45bと対向して配置され、第3の面46aと85°(θ3=85°)の角度をなす。したがって、第4の面46bは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と65°(θ4=65°)の角度をなす。V字状の溝46cのピッチS2は200μmとする(図4)。なお、本実施の形態においては、θhrとθarとは等しいが(θhr=θar)、θhrとθarとは異なってもよい。
半透過ミラー41は、例えば、射出成形によって一つの面にV字状の溝45cを有するアクリル板を形成し、V字状の溝45cを構成する第1の面45aに誘電体多層膜を蒸着することによって作製される。本実施の形態の第1の面45aにおける透過光と反射光の光量比は、透過光:反射光=1:9とする。なお、アクリル板のV字状の溝45cを有する面全体に誘電体多層膜を蒸着しても構わない(V字状の溝45cを構成する第1の面45a、第2の面45bに誘電体多層膜を蒸着しても構わない)。
全反射ミラー42は、例えば、射出成形により一つの面にV字状の溝46cを有するアクリル板を形成し、V字状の溝46cを構成する第3の面46aにアルミニウムを蒸着することによって作製される。全反射ミラー42においても、アクリル板のV字状の溝46cを有する面全体にアルミニウムを蒸着しても構わない(V字状の溝46cを構成する第3の面46a、第4の面46bにアルミニウムを蒸着しても構わない)。
図6を参照して、導光手段40の作用について説明する。
本実施の形態では、コリメートレンズ30から出射した表示光Lは、最初に半透過ミラー41の半透過部43に入射する。半透過部43の第1の面45aは、コリメートレンズ30レンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に対して傾斜して配置される。また、半透過部43の第1の面45aと反射部44の第3の面46aは、対向して配置される。したがって、導光手段40に最初に入射した表示光Lの一部は、半透過部43の第1の面45aと反射部44の第3の面46aとの間で反射を繰り返しつつ導光手段40内を導光する。
また、導光手段40に最初に入射した表示光Lの一部は、半透過部43の第1の面45aを透過する(半透過ミラー41を透過する)。本実施の形態では、半透過部43の第1の面45aにおける透過光と反射光の光量比は1:9である。したがって、表示光Lが最初に半透過部43に入射した場合、導光手段40からの最初の出射光(半透過ミラー41からの最初の透過光)は、光量が最初に導光手段40に入射した表示光Lの1/10の光となる(以下、表示光L1)。表示光L1は、表示光Lと比較して光量が異なるだけであるので、表示光L1は、表示光Lと同様に、表示画像M(以下、表示画像M1)を表す(ただし、本実施の形態では、表示デバイス10と導光手段40との間に折り返しミラー20が設けられているので、表示画像M1は、表示画像Mの左右が反転した画像となる)。
一方、最初に導光手段40に入射した表示光Lは、半透過部43の第1の面45a、反射部44の第3の面46aの順に反射され導光手段40内を導光し、最初に入射した半透過部43の第1の面45aとは異なる半透過部43の第1の面45aに入射する(2回目)。表示光Lが2回目に半透過部43の第1の面45aに入射した場合、最初に入射した場合と同様に、導光手段40から、表示画像M(以下、表示画像M2)を表す表示光L2が出射する。
表示光Lは半透過部43の第1の面45aと反射部44の第3の面46aとの間で反射を繰り返しつつ導光手段40内を導光するので、表示光Lが半透過部43にn回入射した場合、表示画像M1〜Mnを表す表示光L1〜Lnが導光手段40から出射される。すなわち、導光手段40からは、X軸方向(観察者の眼1の左右方向)に沿って、n個の表示画像M(表示画像M1〜Mn)を表す表示光L(表示光L1〜Ln)が出射することとなる。
以上のように、導光手段40に入射した表示光Lが導光手段40において出射、反射を繰り返すことによって、導光手段40から表示画像Mを表す表示光Lが観察者の左右方向の広い範囲に出射される。導光手段40から出射した表示光Lは、後述のように、フロントガラス201に反射され、観察者はフロントガラス201に投影された虚像Vを視認する。したがって、観察者(例えば、車両200の運転者)は、左右方向の広い範囲で、虚像Vを視認できる。すなわち、観察者は、左右方向の広い範囲で、表示画像Mが遠方にあるように認識できる。
(出射反射手段)
出射反射手段50は、例えば、アルミニウムを蒸着した反射ミラーである。出射反射手段50は、半透過ミラー41を透過した表示光Lの光路上に配置される。出射反射手段50は、出射部101を通して、半透過ミラー41を透過した表示光Lを、フロントガラス201へ反射する。
出射反射手段50が反射した表示光Lは、フロントガラス201に入射する。フロントガラス201は入射した表示光Lを反射する。フロントガラス201に反射された表示光Lは観察者の眼1に達する。表示光Lが観察者の眼1に達するので、観察者は、フロントガラス201に反射された表示光Lが表す表示画像Mの虚像(フロントガラス201に投影された虚像)Vを視認できる。観察者は、フロントガラス201を通して、表示画像Mが遠方にあるように認識する。
出射反射手段50はX軸を回転軸とする回転部51を備える。回転部51をステッピングモーター52(図示せず)で回転させることによって、フロントガラス201における虚像VのY軸方向(図1)の投影位置を調整することができる。
(制御部)
図7は制御部60の構成を示す。制御部60は、光源11、液晶表示パネル13、ステッピングモーター52等を制御する。例えば、制御部60は液晶表示パネル13に映像信号を送信することにより、液晶表示パネル13を制御する。制御部60は、CPU(Central Processing Unit)61、ROM(Read Only Memory)62、汎用メモリ63、ビデオメモリ64、外部インターフェース65等から構成される。外部インターフェース65は、光源11、液晶表示パネル13、ステッピングモーター52、車両200に関する情報等を送受信するためのCAN(Control Area Network)バス67と接続される。また、外部インターフェース65は、光源11の明るさや出射反射手段50の角度を調整するためのキー入力を受け付ける入力手段66と接続される。
以上のように、本実施の形態におけるヘッドアップディスプレイ装置100によれば、観察者は、左右方向の広い範囲で、表示画像Mが遠方にあるように認識できる。本実施の形態におけるヘッドアップディスプレイ装置100においては、導光手段40(半透過ミラー41、全反射ミラー42)がコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に対して垂直に配置されるので、ヘッドアップディスプレイ装置100を容易に小型化できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図8、9を参照して説明する。本実施の形態においては、導光手段40の半透過ミラー41の構成が実施の形態1と異なる。導光手段40の半透過ミラー41以外の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態において、導光手段40の半透過ミラー41は、実施の形態1と同様に半透過部43を備える。また、導光手段40の半透過ミラー41は、半透過部43を有する面に対向する面(表示光Lが出射する面)に、第5の面47aと第6の面47bとから構成されるV字状の溝47cを有する。さらに、第5の面47aは、半透過部43におけるV字状の溝45cの第1の面45aに平行に配置される。
本実施の形態において、半透過ミラー41の半透過部43は、実施の形態1と同様のV字状の溝45c(θhr=30°、θ1=70°、θ2=80°、S1=200μm)を有する(図9)。半透過部43を有する面に対向する面に配置される第5の面47aは、第1の面45aと平行であるので、第5の面47aはコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と30°(θt=30°)の角度をなす。第5の面47aとV字状の溝47cを構成する第6の面47bは、第5の面47aと70°(θ5=70°)の角度をなすものとする。したがって、第6の面47bは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と80°(θ6=80°)の角度をなす。また、V字状の溝47cのピッチS3は200μmとする(図9)。
半透過ミラー41は、実施の形態1と同様に、V字状の溝45cとV字状の溝47cを有するアクリル板を射出成形によって作製し、作製されたアクリル板の第1の面45aに誘電体多層膜を蒸着することによって作製される。V字状の溝45cを構成する第1の面45a、第2の面45bに誘電体多層膜を蒸着してもよい。
半透過ミラー41を透過する表示光Lは、半透過ミラー41に入射する場合に、空気と半透過ミラー41(例えば、第1の面45a)との界面で屈折する。また、半透過ミラー41を透過する表示光Lは、半透過ミラー41から出射する場合に、半透過ミラー41(例えば、第5の面47a)と空気との界面で屈折する。表示光Lは半透過ミラー41において屈折するので、半透過ミラー41における屈折率の波長依存性によって、半透過ミラー41を透過した表示光Lが表す表示画像Mに色ずれが生じる場合がある。本実施の形態では、半透過ミラー41の表示光Lが出射する面に配置された第5の面47aが表示光Lの一部を透過する第1の面45aと平行であるので、半透過ミラー41に最初に入射する表示光Lの光軸Qと半透過ミラー41から出射する表示光Lの光軸は平行となり、表示光Lの屈折によって生じる表示画像Mにおける色ずれを抑制することができる。また、本実施の形態においても、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を奏する。なお、本実施の形態では、第2の面45bと第6の面47bとが平行に配置されるが、第2の面45bと第6の面47bは平行でなくともよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図10〜図14を参照にして説明する。本実施の形態においては、導光手段40が実施の形態1と異なる。導光手段40以外の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態において、導光手段40は導光板70から構成される。導光板70は、実施の形態1と同様の半透過部71を対向する一方の面に備える。また、導光板70は実施の形態1と同様の反射部72と、表示光Lが入射する表示光入射部73とを対向する他方の面に備える。導光板70の半透過部71と反射部72は平行に配置される(図10)。
図11に示すように、導光板70の反射部72はコリメートレンズ30の側に配置され、表示光入射部73はコリメートレンズ30の側のコリメートレンズ30から出射した表示光Lの光路上に配置される。また、導光板70の半透過部71は、出射反射手段50の側に配置される。さらに、導光板70の半透過部71と反射部72は、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に対して垂直に配置される。すなわち、導光板70はコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に対して垂直に配置される。
導光板70の半透過部71は、第1の面74aと第2の面74bとから構成されるV字状の溝74cを有する。導光板70の反射部72は第1の面74aに対向する第3の面75aと第2の面74bに対向する第4の面75bとから構成されるV字状の溝75cを有する。さらに、半透過部71におけるV字状の溝74cを構成する第1の面74aは、表示光Lの一部を反射し一部を透過する。反射部72におけるV字状の溝75cを構成する第3の面75aは、表示光Lを第1の面74aへ反射する。
図12は、半透過部71のV字状の溝74cと反射部72のV字状の溝75cの構成を示す。本実施の形態において、半透過部71のV字状の溝74cを構成する第1の面74aは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と30°(θhr=30°)の角度をなす。また、第1の面74aと半透過部71のV字状の溝74cを構成する第2の面74bは、第1の面74aと70°(θ1=70°)の角度をなす。したがって、第2の面74bは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と80°(θ2=80°)の角度をなす。また、V字状の溝74cのピッチS4は200μmとする(図10)。
反射部72のV字状の溝75cを構成する第3の面75aは、半透過部71のV字状の溝74cを構成する第1の面74aと対向して配置される。また、第3の面75aは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と30°(θar=30°)の角度をなす。第3の面75aと反射部72のV字状の溝75cを構成する第4の面75bは、半透過部71の第2の平面74bと対向して配置され、第3の面75aと85°(θ3=85°)の角度をなす。したがって、第4の面75bは、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80と65°(θ4=65°)の角度をなす。V字状の溝75cのピッチS5は200μmとする(図10)。
導光板70の作製においては、例えば、射出成形によって対向する一方の面にV字状の溝74c、対向する他方の面の一部にV字状の溝75cを有するアクリル板を形成する。そして、V字状の溝74cを構成する第1の面74aに誘電体多層膜を、V字状の溝75cを構成する第3の面75aにアルミニウムを蒸着することによって、導光板70を作製することができる。なお、第2の面74bにも誘電体多層膜を、第4の面75bにもアルミニウムを蒸着してもよい。
導光板70の表示光入射部73は、コリメートレンズ30の側のコリメートレンズ30から出射した表示光Lの光路上に配置されるので、コリメートレンズ30から出射した表示光Lは、表示光入射部73を透過し、導光板70内に入射する。そして、コリメートレンズ30から出射した表示光Lは、最初に導光板70の半透過部71に入射する。導光板70内に入射した表示光Lは、実施の形態1における導光手段40と同様に、導光板70内で導光しつつ導光板70から出射する(図13)。
本実施の形態における導光板70の半透過部71と反射部72は、上述のように、実施の形態1と同様の構成を有するので、本実施の形態における導光板70は実施の形態1における導光手段40と同様の効果を奏する(図13)。また、本実施の形態では、導光板70のみで導光手段40を構成するので、ヘッドアップディスプレイ装置110の部品点数を削減できる。
本実施の形態においては、第1の面74aに垂直な面81とコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)とのなす角θ7(θ7=θhr)は、導光板の臨界角φより小さいことが好ましい(θ7<φ)。すなわち、アクリル板等で構成される導光板70の屈折率n1(アクリル板の場合、n1は約1.5)は、周囲の屈折率n2(空気の場合、n2は約1.0)より大きいので、θ7≧φの場合には、第1の面74aを透過する表示光Lを得ることができない(図14)。したがって、θ7<φであることが好ましい。
(第1の面とコリメートレンズのレンズ光軸に垂直な面との角度)
図15を参照して、第1の面45a、74aとコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80との角度θhrについて、実施の形態1における第1の面45aを例に説明する。
表示光Lが導光手段40に最初に入射する場合における表示光Lが、導光手段40へ入射する領域の幅(入射幅)をW、コリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)と平行な方向におけるV字状の溝45cとV字状の溝46cとの距離をdとする。この場合、第1の面45a(74a)とコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80とのなす角θhrは、2×θhr≧tan−1(W/d)を満たすことが好ましい。
第1の面45a(74a)とコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80との角度がθhrであるので、第1の面45aに反射された表示光Lとコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)とのなす角は2×θhrである。この場合、第1の面45aに反射された表示光Lは、導光手段40内でX軸方向に距離U(U=d×tan(2×θhr))を導光する。距離Uが入射幅Wより小さい場合(W<U=d×tan(2×θhr))、導光手段40から出射される表示光Lの一部が重なるので、虚像Vにおける輝度の均斉度が低下する。したがって、W>d×tan(2×θhr)、すなわち、2×θhr≧tan−1(W/d)を満たすことが好ましい。
一方、距離Uが入射幅Wより非常に大きい場合(U>>W)、導光手段40から出射される表示光L1〜Lnが表す表示画像M1〜Mn(図6を参照)の間隔が拡がるので、観察者が虚像Vを視認できない位置が拡がる。したがって、距離Uと入射幅Wとの差は、観察者の瞳の大きさ(一般に5mm)以下であることが好ましい。
(第2の面とコリメートレンズのレンズ光軸に垂直な面との角度)
表示光の一部を反射し一部を透過する第1の面45a、74aの大きさを最も大きくすることによって、表示光Lの利用効率を高めることができるので、第2の面45b、74bとコリメートレンズ光軸Pに垂直な面80との角度θ2は90°であることが好ましい(図16)。
(第4の面とコリメートレンズのレンズ光軸に垂直な面との角度)
図17を参照して、第4の面46b、75bとコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80とのなす角θ4について、実施の形態1における第4の面46bを例に説明する。
第1の面45a(74a)とコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80との角度がθhrであるので、第1の面45aに反射された表示光Lとコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)とのなす角は2×θhrである。90−θ4<2×θhrの場合、第1の面45a(74a)に反射された表示光Lは、第4の面46b(75b)に入射せずに第3の面46a(75a)に入射するので、表示光Lの利用効率を高めることができる。したがって、第4の面46b(75b)とコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)に垂直な面80とのなす角θ4は、θ4>90−2×θhrであることが好ましい。さらに、表示手段5の画角ηを考慮すると、第4の面46b(75b)に反射された表示光Lとコリメートレンズ30のレンズ光軸P(表示光Lの光軸Q)とのなす角は2×θhr±η/2であるので、θ4>90−2×θhr+η/2であることが好ましい。
(V字状の溝のピッチS)
V字状の溝45c、46c、47c、74c、75cそれぞれのピッチS1〜S5は、観察者が虚像Vを視認した場合に、観察者に認識されないことが好ましい。一般に、観察者が対象物における距離S0の2点を識別できる最小見込み角(最小角度分解能)をθeラジアンとすると、観察者と対象物との距離H0が十分大きく、θe>S0/H0であれば、観察者は対象物の2点を識別できない。また、一般に理想的とされる観察者の視力は1.0(最小角度分解能が1分=π/10800ラジアン)である。したがって、導光手段40から観察者の視点までの表示光Lの光路長をH、導光手段40の出射反射手段50に最も近いV字状の溝(45c、47c、74cのいずれか)のピッチをSとした場合、S/H<π/10800ラジアンを満たすことが好ましい。
上記実施の形態で説明したヘッドアップディスプレイ装置100、110によれば、ヘッドアップディスプレイ装置100、110を容易に小型化できる。これは、以下の構成によって実現される。
投影面へ表示光Lを出射し、表示光Lが投影面で反射することによって、表示光Lが表す像Mを虚像Vとして投影面に投影するヘッドアップディスプレイ装置100、110であって、
像Mを表す表示光Lを出射する表示手段5と、
表示手段5から出射した表示光Lが入射する導光手段40であって、半透過部43、71と半透過部43、71に対向して配置される反射部44、72とを備え、半透過部43、71は表示光Lの一部を反射し一部を透過する第1の面45a、74aと第2の面45b、74bとから構成されるV字状の溝45c、74cを有し、反射部44、72は第1の面45a、74aに対向し表示光Lを第1の面45a、74aへ反射する第3の面46a、75aと第2の面45b、74bに対向する第4の面46b、75bとから構成されるV字状の溝46c、75cを有する、導光手段40と、
半透過部43、71を透過した表示光Lを投影面へ反射することによって、表示光Lが表す像Mを虚像Vとして投影面に投影する出射反射手段50とを備える。
導光手段40は1つの面に半透過部43を備える半透過ミラー41と、1つの面に反射部44を備える全反射ミラー42とから構成され、半透過ミラー41の半透過部43と全反射ミラー42の反射部44とが対向して配置されてもよい。
半透過ミラー41は、半透過部43を有する面に対向する面に、第1の面45aと平行な第5の面47aと第6の面47bとから構成されるV字状の溝47cを有してもよい。
導光手段40は導光板70から構成され、導光板70は対向する一方の面に半透過部71を備え、対向する他方の面に反射部72と表示光Lが入射する表示光入射部73とを備えてもよい。
第1の面74aと第2の面74bとから構成されるV字状の溝74cを断面視した場合、導光手段40へ入射する表示光Lの光軸Qと第1の面74aに垂直な面81とのなす角θ7が、導光板の臨界角φよりも小さくてもよい。
半透過部43、71と反射部44、72とが平行に配置されてもよい。
第1の面45a、74aと第3の面46a、75aとが平行であってもよい。
表示手段5から出射した表示光Lは半透過部43、71に入射し、半透過部43、71に入射した表示光Lの一部は第1の面45a、74aを透過し、半透過部43、71に入射した表示光Lの他の一部は第1の面45a、74aによって第3の面46a、75aへ反射され、第1の面45a、74aによって反射された表示光Lは第3の面46a、75aによって表示光Lの一部を透過した第1の面45a、74aと半透過部43、71における位置が異なる第1の面45a、74aへ反射されてもよい。
導光手段40の出射反射手段50に最も近いV字状の溝(45c、47c、74cのいずれか)のピッチをS、導光手段40と観察者の視点までの表示光Lの光路長をHとした場合、S/H<π/10800ラジアンの関係を満たしてもよい。
虚像Vが投影される投影面は、車両200のフロントガラス201に限定されない。例えば、虚像Vが投影される投影面は、車両200内に設けられた平面透明板(いわゆるコンバイナ)であってもよい。
出射反射手段50は曲面形状を有する反射ミラーであってもよい。虚像Vが投影される投影面が曲面である場合には、曲面である投影面が反射した表示光Lが、平行度の高い表示光Lとして観察者の眼1に達するような曲面形状を有する反射ミラーを備えることによって、観察者は容易に虚像Vを視認できる。
ヘッドアップディスプレイ装置100、110へ外光が入射することを防止するために、出射部101にアクリル透明樹脂板等で構成されたグレアトラップを設けてもよい。
表示手段5は、表示デバイス10とコリメートレンズ30とから構成することもできる。さらに、表示手段5は表示デバイス10から構成されてもよい。
表示デバイス10としては、有機EL(Electroluminesence)ディスプレイ、プロジェクション方式のディスプレイ等を用いることができる。また、表示デバイス10にマイクロレンズアレイ等の集光手段、あるいは表示光Lの平行光化手段を設けてもよい。
コリメートレンズ30は、複数の凸レンズ、凸レンズと凹レンズ等を組み合わせた光学系であってもよい。また、コリメートレンズ30には、レンチキュラーレンズを使用することもできる。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
1 観察者の眼
5 表示手段
10 表示デバイス(液晶表示デバイス)
11 光源
12 拡散板
13 液晶表示パネル
14 ヒートシンク
20 折り返しミラー
30 コリメートレンズ
40 導光手段
41 半透過ミラー
42 全反射ミラー
43、71 半透過部
44、72 反射部
45a、74a 第1の面
45b、74b 第2の面
45c、74c V字状の溝
46a、75a 第3の面
46b、75b 第4の面
46c、75c V字状の溝
47a 第5の面
47b 第6の面
47c V字状の溝
50 出射反射手段
51 回転部
52 ステッピングモーター
60 制御部
61 CPU
62 ROM
63 汎用メモリ
64 ビデオメモリ
65 外部インターフェース
66 入力手段
67 CANバス
70 導光板
73 表示光入射部
80 コリメートレンズのレンズ光軸に垂直な面
81 第1の面に垂直な面
100、110 ヘッドアップディスプレイ装置
101 出射部
102 筐体
200 車両
201 フロントガラス
d コリメートレンズのレンズ光軸方向における半透過部のV字状の溝と反射部のV字状の溝との距離
H 導光手段から観察者の視点までの表示光の光路長
L 表示光
M 表示画像(像)
P コリメートレンズのレンズ光軸
Q 表示光の光軸
V 虚像
S V字状の溝のピッチ
U 導光手段において表示光が導光する距離
W 表示光の導光手段への入射幅
θ 面とコリメートレンズのレンズ光軸に垂直な面とのなす角度
φ 導光板の臨界角
η 表示デバイスの画角

Claims (9)

  1. 投影面へ表示光を出射し、前記表示光が前記投影面で反射することによって、前記表示光が表す像を虚像として前記投影面に投影するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記像を表す表示光を出射する表示手段と、
    前記表示手段から出射した表示光が入射する導光手段であって、半透過部と前記半透過部に対向して配置される反射部とを備え、前記半透過部は表示光の一部を反射し一部を透過する第1の面と第2の面とから構成されるV字状の溝を有し、前記反射部は前記第1の面に対向し表示光を前記第1の面へ反射する第3の面と前記第2の面に対向する第4の面とから構成されるV字状の溝を有する、導光手段と、
    前記半透過部を透過した表示光を前記投影面へ反射することによって、前記表示光が表す像を前記虚像として前記投影面に投影する出射反射手段とを備える、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記導光手段は1つの面に前記半透過部を備える半透過ミラーと、1つの面に前記反射部を備える全反射ミラーとから構成され、前記半透過ミラーの前記半透過部と前記全反射ミラーの前記反射部とが対向して配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記半透過ミラーは、前記半透過部を有する面に対向する面に、前記第1の面と平行な第5の面と第6の面とから構成されるV字状の溝を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記導光手段は導光板から構成され、前記導光板は対向する一方の面に前記半透過部を備え、対向する他方の面に前記反射部と前記表示光が入射する表示光入射部とを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記第1の面と前記第2の面とから構成される前記V字状の溝を断面視した場合、前記導光手段へ入射する表示光の光軸と前記第1の面に垂直な面とのなす角が、前記導光板の臨界角よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記半透過部と前記反射部とが平行に配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 前記第1の面と前記第3の面とが平行である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  8. 前記表示手段から出射した表示光は前記半透過部に入射し、前記半透過部に入射した表示光の一部は前記第1の面を透過し、前記半透過部に入射した表示光の他の一部は前記第1の面によって前記第3の面へ反射され、前記第1の面によって反射された表示光は前記第3の面によって前記表示光の一部を透過した前記第1の面と前記半透過部における位置が異なる第1の面へ反射される、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  9. 前記導光手段の前記出射反射手段に最も近いV字状の溝のピッチをS、前記導光手段と観察者の視点までの表示光の光路長をHとした場合、S/H<π/10800ラジアンの関係を満たす、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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