JP2014504087A - フォワード及びフィードバックパス信号二乗化を備えたシグマ−デルタ二乗差対数rms/dcコンバータ - Google Patents

フォワード及びフィードバックパス信号二乗化を備えたシグマ−デルタ二乗差対数rms/dcコンバータ Download PDF

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Abstract

二乗差概念に基づいて従来のシグマデルタ変調器をアナログ対数RMS/DCコンバータと統合することによるシグマ−デルタ(ΣΔ)二乗差対数RMS/デジタルコンバータ。2つの基本的なアーキテクチャは、フィードフォワード及びフィードバックパスにおける2つの二乗化セルに基づくもの、及び、フォワードパスにおける単一の二乗化セルに基づくものを含む。高次シグマデルタ対数RMSは、複数の積分器及び周波数補償のためのフィードフォワード及び/又はフィードバックパスを含むループフィルタを備えて実装され得る。記載されるような実施例は、自然なデジタル出力及び対数圧縮されたダイナミックレンジを有するシグマデルタ二乗差対数RMS/DCコンバータの実装を可能にする。

Description

本願は、シグマ−デルタ変調器に関し、特定していえば、RMS(root-mean-square)信号値を直流(DC)信号に変換するために用いられるシグマ−デルタ変調器に関する。
シグマ−デルタ(ΣΔ)変調器は、狭帯域幅内で極めて高い分解能のデジタル出力を生成する電子システムである。アナログ入力が、必要とされるナイキストレート(f)よりもはるかに高いサンプリングレート(f)でオーバーサンプリングされ、低減された数(M)のビットを有するビットストリームとして符号化される。図1に示すように、この変調器は、フィードフォワードパス(量子化器)にローパスループフィルタ(LPF)及び粗いMビットアナログ−デジタルコンバータ(ADC)を含み、フィードバックパスにデジタル−アナログコンバータ(DAC)を含む。ナイキストレート出力を生成するために、この変調器の後には、概して、デジタルデシメータが置かれる。また、このデシメータは、高周波数ノイズをフィルタリングし、出力デジタルワードの長さを長くする。ΣΔ変調器とデジタルデシメータフィルタの組合せはΣΔ ADCと呼ばれる。ΣΔ ADCは、限られた帯域幅内で高分解能を必要とする広範囲なアプリケーション、例えば、センサインターフェース、デジタル遠隔通信レシーバ、高精度アプリケーション、及び直流測定、に用いられる。
ΣΔ変調器の動作原理は、図2に示す線形化モデルを用いてよりよく理解される。このラプラスドメインモデルでは、L(s)はループフィルタ伝達関数であり、フィードバック率bはADC基準電圧とDAC基準電圧の比を表す。ループフィルタ出力U(s)のアナログ−デジタル変換は、量子化誤差Q(s)の加算としてモデル化される。マルチビット量子化器を用いると、量子化誤差は、平坦なパワースペクトル密度(PSD)を有するホワイトノイズ源と仮定され得る。総量子化ノイズパワー(qRMS )は、fに無関係であり、下記によって与えられる。
ここで、Δは量子化ステップであり、VREFはADC基準電圧である。
変調器出力Y(s)は、
と表現され得る。ここで、Q(s)の乗数項はノイズ伝達関数(NTF)であり、X(s)の乗数項は信号伝達関数(STF)である。L(s)が極めて高いDC利得を有するローパス伝達関数の場合、STFは低周波数で利得1/bを有するローパス伝達関数であり、NTFはハイパス伝達関数である。図3は、アナログ入力X(s)が帯域制限(f=f/2)低周波数信号である場合のΣΔ変調器の典型的なデジタル出力スペクトルを示す。
低周波数では、変調器出力はアナログ入力の無歪複製を含み、量子化ノイズは大きく減衰される。整形された量子化ノイズパワー(nRMS )の大部分を含む変調器出力のスペクトルの中身がデジタルドメインにおいてフィルタリングされて除去される場合、極めて高い分解能のアナログ−デジタル変換が実現される。デジタルフィルタリング後の整形された量子化ノイズパワーは、下記によって与えられる。
>f=2fである、すなわち、アナログ入力がオーバーサンプリングされるため、量子化誤差のノイズ整形及び帯域外ノイズのデジタルフィルタリングが可能である。オーバーサンプリング比(OSR)は、
OSR=f/2f (4)
と定義される。
ΣΔ変調器の最も簡単な実装例は、ループフィルタが単一の積分器であり、コンパレータが量子化器として用いられる場合に実現される(図4)。この場合、ΣΔ変調器は単一ビット1次ΣΔ変調器と呼ばれ、デジタル出力はビットストリームである。
マルチビットΣΔ変調器は、マルチビットADCが量子化器として用いられ、マルチビットDACがフィードバックパスで用いられる場合に実装される。高次ノイズ整形は、ループフィルタが2つ以上の積分器を含む場合に実現される。バンドパスΣΔ変調器のループフィルタは、積分器の代わりに高周波共振器段を含む。P個のカスケード積分器を用いて実装されるMビットΣΔ変調器の帯域内整形量子化ノイズパワーは、一般に、下記で表される。
対数RMS−DCコンバータは、入力信号のRMS(root-mean-square)値(パワーの二乗根)の対数に比例するDC出力信号(電流又は電圧)を生成する電子回路である。このようなデバイスは、試験及び測定並びに通信など、信号強度の測定が重要である、様々なアプリケーションで用いられる。一般に、RMS測定デバイスの応答は、入力信号の精確な形状には左右されない。すなわち、この応答は、波高率の変動に左右されない。このことは、コンバータ入力信号が複数の異なる形式(変調パラメータ、可変長符号化など)を達成し得るアプリケーションでは特に重要である。対数RMS−DCコンバータの特定の特性は、出力ダイナミックレンジの圧縮が対数関数によって可能であることである。対数RMS検出器は、入力RMSレベルの明示的計算に基づいて、又は暗示的計算に基づいて実装され得る。
明示的計算は、対数RMS−DCコンバータを実装する最も直裁的な方法であり、これを図5に示す。
入力信号は二乗され、ローパスフィルタリングされ、二乗根演算が計算される。最後に、対数関数が適用される。このコンバータの全体的な伝達は、
と表現することができ、そのため、入力から出力(Ksq、Ksqrt、及びKlog)へのすべての変換利得に依存する。したがって、全体的な伝達は、温度ドリフト、周波数依存性、及びコンバータの各アナログ構成ブロックに起因する他の不正確さの原因、に左右される。明示的な対数RMS−DCコンバータの例は当技術分野では周知である。出力(y)において注目する信号が直流であるため、内部ノード電圧に付加されるオフセットにより、小さな入力信号に対するコンバータの感度が著しく制限される。明示的な対数RMS変換のための改善されたアーキテクチャは、対数ドメイン信号演算に基づくものである。この場合、内部ノードのダイナミックレンジ要件も対数圧縮によって緩和される。
対数RMS−DCコンバータは、フィードバックループによって暗示的に実装され得る。この方法の主な利点は、入力換算ダイナミックレンジが拡大されることである。これは、内部ノードのダイナミックレンジ要件が明示的なRMS計算の場合と比較して大きく緩和されるために可能となる。図6は、対数ドメイン演算に基づく暗示的な対数RMS検出器の例の説明図である。
入力信号のRMSレベル及び対数RMSレベルはいずれも下記のこのシステムによって測定される。
この実装例の主な欠点は、信号処理の大部分が対数ドメインで行われるので、広い入力帯域幅の実現が難しいことである。
図7は、「二乗差」技術に基づく対数RMS−DCコンバータを示す。このアーキテクチャは、線形RMS−DC変換の文脈で述べられたのが最初であり、その後、フィードバックパスにおける付加的な指数変換利得による対数RMS計算に拡張された。この構成では、線形アナログ乗算器が、入力信号の二乗とフィードバック信号の二乗の差、すなわち、K[β −β ]を生成するために用いられる。これは、1つの乗算器入力に入力信号と出力信号の和を供給し、他の入力にこれらの信号の差を供給することによって実現される。次いで、得られる二乗差が積分され、それによって、定常状態の状況で、入力信号の真のRMS値の対数に比例する直流レベルが生成される。積分器はローパスフィルタとして働き、その後に高利得Aを有する増幅器が置かれる。ローパスフィルタにより、入力信号の二乗の高調波が除去され、高利得により乗算器の出力がゼロにされる。
コンバータのDC出力yとRF入力信号x(t)の関係は、図7に示すブロック図の解析に基づいて下記のように計算され得る。
ここで、Kは乗算器変換利得である。二乗差対数RMS−DCコンバータの静的伝達関数は、積分器の直流利得Aが無限に近づくと仮定して(9)を解くことによって下記のように得られる。
フィードフォワード利得AKがかなり大きい低周波数では、二乗差対数RMS−DCコンバータの静的伝達は、乗算器変換利得と無関係である。この静的伝達は、スケーリングファクタβ、β、V、及びVのみによって決まる。
二乗差原理に基づくRMS−DCコンバータは、2つの整合する二乗化回路を用いても実装され得る。フィードバックパスにおける指数変換利得の加算(図8)により、このシステムは対数RMS−DCコンバータに変換される。
コンバータのDC出力yとRF入力信号x(t)の関係は、図8に示すブロック図の解析に基づいて下記のように計算され得る。
ここで、K及びKは二乗化セルの変換利得である。ここでも、二乗差RMS−DCコンバータの静的伝達関数は、積分器の直流利得Aが無限に近づくと仮定して(11)を解くことによって下記のように得られる。
図7及び図8に示す二乗差対数RMS−DCコンバータは広い動作帯域幅を示しており、そのため、RF入力のRMS検出が可能になり、対数RMSレベルの暗示的計算により入力換算ダイナミックレンジが大きくなる。
暗示的対数RMS−DCコンバータは、図9に示すように、二乗化セルが可変利得増幅器(VGA)によって駆動される場合に実装され得る。VGA利得は、検出器のDC出力yに反比例する。指数関数がフィードバックパスに置かれるので、全体的なコンバータ伝達関数は入力RMSレベルの対数に比例することになる。フォワードパスにおける検出器セルの出力は、入力RF信号x(t)の二乗をフィードバック信号wの二乗で除したものに比例する。ローパスフィルタ(LPF)は、二乗化セル出力からDCを上回る周波数成分を除去する。積分器入力eは、ローパスフィルタ出力から基準レベルKの二乗を減じたものからなる。
積分器が別のローパスフィルタとして働き、その後に高DC利得Aが続くと仮定して、コンバータのDC出力yとRF入力信号x(t)の関係が下記のように計算され得る。
ここで、K及びKは二乗化セルの変換利得である。フィードバック信号wの定常状態値は、Aが無限であると仮定して(14)を解くことによって下記のように計算される。
wとyの間の指数関係(w=Exp(y/V))を考慮に入れると、検出器出力は、下記を用いて計算され得る。
このΣΔ変調器は、本質的なデジタル出力を有するRMS−DCコンバータを得るために、二乗差RMS−DCコンバータと組み合わせることができる。このミックスドシグナルシステムは、米国特許第7,545,302号及び第7,545,303号に記載されているように、ΣΔ二乗差RMS−DCコンバータと呼ばれる。このアーキテクチャでは、RF入力の測定されたRMSレベルが、変調器デジタル出力ビットストリームy「k」のDCレベルとして符号化される。ΣΔRMS−DCコンバータは、図10に示すようにフォワードパス乗算器を中心として、又は、フィードフォワード及びフィードバック信号二乗演算に基づいて実装され得る。
米国特許第7,545,302号 米国特許第7,545,303号
ΣΔRMS−DCコンバータの大信号演算は、それらのアナログバージョンの演算に極めて類似している。図10では、誤差信号e(t)は、入力信号の二乗x(t)とアナログフィードバック信号の二乗y(t)との差にも比例する。y(t)、アナログ入力x(t)、及び積分器出力u(t)の間の関係は、下記を用いて計算され得る。
ここで、y(t)=yDC+q(t)はデジタル出力y[k]のアナログバージョンであり、q(t)は積分器出力u(t)の内部アナログ−デジタル変換中に付加される量子化誤差である。積分器DC利得Aが無限に近づくと仮定して、ΣΔ二乗差RMS−DCコンバータ(図10)の大信号の静的伝達は、式(17)を解くことによって下記のように得られる。
図10に示すΣΔRMS−DCコンバータについての定常状態DC解は、アナログRMS−DCコンバータについて得られる解に極めて類似している。主要な差異は、量子化誤差の二乗平均値qRMS に相当する付加的な項である。この項は、DCでの測定されたRMSレベル及び高周波数での付加された量子化誤差両方を含んで、フィードバックビットストリームが二乗されることに起因するものである。実際には、qRMS の値は、入力パワーレベルが小さい場合の法令適合誤差に影響を及ぼし、入力換算ダイナミックレンジの下限を規定する。
開示される例示の一実施例に従って、シグマ−デルタ(ΣΔ)二乗差対数RMS/デジタルコンバータが、二乗差概念に基づいて従来のシグマデルタ変調器をアナログ対数RMS/DCコンバータと統合することにより確立される。2つの基本的アーキテクチャは、フィードフォワード及びフィードバックパスにおける2つの二乗化セルに基づくもの、及び、フォワードパスにおける単一の二乗化セルに基づくものを含む。高次シグマデルタ対数RMSは、複数の積分器及び周波数補償のためのフィードフォワード及び/又はフィードバックパスを含むループフィルタを備えて実装され得る。記載されるような実施例は、自然なデジタル出力及び対数圧縮されたダイナミックレンジを有するシグマデルタ二乗差対数RMS/DCコンバータの実装を可能にする。
一実施例に従って、シグマ−デルタ二乗差RMS/DCコンバータが、アナログ入力信号及びアナログフィードバック信号の二乗の間の差に対応する少なくとも1つの信号構成要素を含む結果のアナログ信号を提供することにより前記アナログ入力信号及び前記アナログフィードバック信号に応答するアナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素と、前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素に結合され、且つフィルタされたアナログ信号を提供することにより前記結果のアナログ信号に応答するアナログ信号フィルタ回路要素と、前記アナログ信号フィルタ回路要素に結合され、且つ関連するデジタル出力信号を提供することにより前記フィルタされたアナログ信号に応答するアナログデジタル変換(ADC)回路要素と、前記ADC回路要素と前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素との間に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記デジタル出力信号に応答するフィードバック信号変換回路要素とを含む。前記アナログフィードバック信号は、少なくとも一つの定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する。
別の実施例に従った、シグマ−デルタ二乗差RMS/DCコンバータが、アナログ入力信号及びアナログフィードバック信号の二乗の間の差に対応する少なくとも1つの信号構成要素を含む結果のアナログ信号を提供するため前記アナログ入力信号及び前記アナログフィードバック信号を乗算するため及び組み合わせるためのアナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段と、フィルタされたアナログ信号を提供するため前記結果のアナログ信号をフィルタするためのアナログ信号フィルタ手段、前記フィルタされたアナログ信号を関連するデジタル出力信号に変換するためのアナログデジタルコンバータ(ADC)手段と、前記デジタル出力信号を前記アナログフィードバック信号に変換するための信号コンバータ手段とを含む。前記アナログフィードバック信号は少なくとも一つの定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する。
別の実施例に従って、シグマ−デルタ二乗差RMS/DC変換を実行するための方法が、アナログ入力信号及びアナログフィードバック信号の二乗の間の差に対応する少なくとも1つの信号構成要素を含む結果のアナログ信号を提供するため前記アナログ入力信号及び前記アナログフィードバック信号を乗算及び組み合わせること、フィルタされたを提供するためアナログ信号前記結果のアナログ信号をフィルタすること、前記フィルタされたアナログ信号を関連するデジタル出力信号に変換すること、及び前記デジタル出力信号を前記アナログフィードバック信号に変換することを含む。前記アナログフィードバック信号は少なくとも一つの定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する。
ΣΔ変調器及びデジタルデシメータを示す。
ΣΔ変調器の線形モデルを示す。
ΣΔ変調器の典型的な出力スペクトルを示す。
単一ビット1次ΣΔ変調器を示す。
明示的な対数RMS−DCコンバータを示す。
対数ドメイン演算に基づく暗示的な対数RMS−DCコンバータを示す。
フィードフォワード乗算を用いて実装される二乗差対数RMS−DC変換を示す。
2つの二乗化セルを用いて実装される二乗差対数RMS−DC変換を示す。
指数可変利得関数によって駆動されるフィードフォワード二乗化セルを用いる暗示的な対数RMS−DC変換を示す。
2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
フィードバックパスに(アナログ)指数関数を有するΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
2つの二乗化セル及びデジタルデシメータを備えて実装されるΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータを示す。
(a)では2ビットADCを示す。(b)では底をBとした2ビット指数DACを示す。
ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータ伝達曲線を時間ドメインシミュレーション設定時間Tの関数として示す。
ΣΔ二乗差対数RMS−DCの法令適合誤差を時間ドメインシミュレーション時間Tの関数として示す。
ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータ伝達曲線を内部ADC量子化ステップΔの関数として示す。
ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの法令適合誤差を内部ADC量子化ステップΔの関数として示す。
単一二乗化セルに基づくΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータを示す。
2つの二乗化セル(図12)を備え、フォワードパスに単一二乗化セル(図18)を備えた1次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータを示す。
1次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの線形化小信号モデルを示す。
1次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータ(K=K=1、Vo=Vi=1、B=e、ω=10)についての小信号STF及びNTF周波数応答を示す。
Δ=1V、Pin=−2dBm、及びfIN=550MHzについての1次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータ(K=K、Vo=Vi=1V、B=2)の出力スペクトルを示す。
in=−2dBm、−22dBm、−32dBmについての1次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータ(K=K、Vo=Vi=1V、B=2、Δ=1V、fIN=550MHz)の出力スペクトルを示す。
2つの二乗化セル及び周波数補償用の2つのフィードフォワードパスを用いて実装される2次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータを示す。
2次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの線形化された小信号モデルを示す。
2次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータ(K=K、Vo=Vi=1、B=e、a=a/4、ω=10、ω=10)についての小信号STF及びNTF周波数応答を示す。
対数RMS−デジタル変換用の新たなミックスドシグナルシステムを採用する例示実施例を説明する。本明細書では、この変換を「ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータ」と称する。下記に、2つのマッチド二乗化回路を有するΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータを説明する。下記では更に、フォワードパスにある単一の二乗化回路を備えたΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータも説明する。ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの小信号解析を下記に説明する。高次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータも下記で論じる。
ΣΔ二乗差RMS−DCコンバータ(図10)のアナログフィードバックパスに指数関数を含めると、このミックスドシグナルシステムがΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータ(図11)に変換される。このようなシステムの最も簡単で最も堅固な実装例では、図12に示すように、フィードバックDACとアナログ指数関数が統合されて指数DACと呼ばれる単一の構成ブロックになる。
図13は、図12に示すΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータのアーキテクチャで用いられるADC及びDACの一般的な伝達特性を示す。この例では、2ビット量子化が用いられる。(a)におけるADCでは、従来の線形アナログ−デジタル変換が等間隔量子化レベルで実施される。(正の入力範囲を有するものとして示すが、負の入力範囲も使用し得る。)(b)におけるフィードバックDACでは、指数関数w(t)=Vo・By[k]が実施される。ここで、DACの底Bはe−Δ/Viに等しく、y[k]はデジタル的に符号化された整数であり、eは自然対数の底、ΔはADC量子化ステップ、Viは図11のアナログ指数利得の変数における正規化係数である。底Bが整数の場合、各指数間隔出力DACレベルは、最良一致要素の整数比を用いて実装され得る。
完全な対数RMS−デジタルコンバータの例示実装例が図12に示されている。図12では、二乗差ΣΔ変調器の後にデジタルデシメーションフィルタが置かれ、フィードフォワード積分器は極めて高いDC利得を有する一般的なローパスループフィルタで表されている。変調器出力は、オーバーサンプリングされたMビットのビットストリームであり、そのDCレベルは入力RMSレベルの対数に比例する。デジタルデシメータは、高周波量子化ノイズをフィルタリングして除去し、サンプリングレートを下げ、同時にコンバータの最小公称分解能でデジタルNビットワードを生成する。
図示したΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの動作を下記に説明する。誤差信号e(t)は、入力の二乗x(t)とアナログフィードバック信号の二乗w(t)の差に比例する。ループフィルタの高DC利得Aにより、低周波数で誤差信号e(t)がゼロにされ、誤差信号の高周波高調波がフィルタリングされて除去される。積分器出力u(t)は、その平均も入力信号の対数RMSレベルに比例するが、量子化器(MビットADC)によってデジタル化され、指数MビットDACによってフィードバックされる。数学的には、コンバータの動作の説明は、
に言い換えられる。Aが無限に近づくと、式(19)は、
と書き換えられ得る。
対数RMSコンバータ伝達特性は、フィードバック信号の二乗w(t)がデジタル出力のDCレベルyDCの関数として表現されるとき、下記のように得ることができる。
指数関数の二乗は底の変更と等価であるので、対数RMSデジタル出力y[k]=yDC+q(t)は、フィードバック二乗演算の影響を受けない。したがって、1次までは、コンバータDC出力は量子化誤差の二乗平均値qRMS と無関係である。ΣΔ二乗差線形RMS−DCコンバータの場合、qRMS の値はコンバータの入力換算ダイナミックレンジの理想的な下限を規定する。
ΣΔ二乗差対数RMS−DC変換の場合、フィードバック指数関数をテイラー級数近似で置き換えると、コンバータの性能に対する量子化誤差の影響がよりよく洞察される。デジタル出力y[k]=yDC+q(t)が大信号優勢成分yDC及び小信号量子化誤差成分q(t)からなると仮定して、この指数関数の級数展開はy[k]=yDCを中心として下記のように計算され得る。
量子化誤差q(t)が二乗平均値qRMS を用いるゼロ平均確率プロセスとしてモデル化される場合、(22)を(20)に代入すると下記となる。
入力のRMSレベルXRMSとデジタル出力DCレベルyDCとを関連付ける式が、(23)を解くことによって下記のように得られる。
式(24)は、yDCが、入力RMSレベルに量子化誤差RMSレベルqRMSに反比例する係数を乗じたもののBを底とする対数に比例していることを示す。法令適合誤差は、理想的に測定されたRMSレベルとyDCの比によって定義される。図12に示す対数RMSコンバータのアーキテクチャでは、ΣΔ変調器内の量子化誤差の加算による法令適合誤差(L.C.E)は下記のように与えられる。
図14は、図12に示すΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの伝達曲線のシミュレーション結果を示す。伝達曲線中の各出力データ点yRMS=ByDCは、時間ドメインシミュレーションから得られる。ここで、シミュレーション時間Tは500μs又は10msである。理想的な入力RMSレベルが破線でプロットされており、ADC/DACパラメータは、f=25MHz、B=2、及びΔ=0.5Vである。計算されたRMSデジタル出力は、対数RMSコンバータの内部設定時間がシミュレーション時間よりも短いすべての入力パワーレベルに対し、理想的な入力RMSレベルによくならっている。
図14に基づいて、法令適合誤差は、理想的なRMS曲線をT=500μs及びT=10msについてシミュレーションされた伝達曲線で除算することによって計算され得る。その結果の法令適合誤差が図15にプロットされている。比較のために、同じ内部時定数及び対数の底を有するアナログ対数RMS二乗差コンバータ(図8)の時間ドメインシミュレーション(T=500μs及びT=10ms)から得られる法令適合誤差のプロットも示されている。定常状態の状況を実現するために必要とされる設定時間がシミュレーション時間よりも短い場合、法令適合誤差は±0.2dB未満である。
アナログ及びΣΔ対数RMS二乗差コンバータから得られる法令適合誤差のプロットの比較から、ΣΔループ内で行われる内部量子化はコンバータの設定時間に影響を及ぼさないこともわかる。したがって、コンバータの最小DC出力、ひいてはその有用な入力換算ダイナミックレンジは、対数RMSコンバータの内部時定数及びフィードバック指数利得によって決まる。また、定常状態の状況を実現するために必要とされる最小設定時間は入力パワーレベルに反比例する。入力パワーレベルが小さすぎると、シミュレーション時間は必要とされる設定時間よりも短くなる。この場合、式(24)は有効でなくなり、コンバータのDC出力はその最小値に留まる。
ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの挙動は、異なる値の量子化ステップΔについてコンバータ伝達曲線がシミュレーションされると、よりよく洞察される。これらのシミュレーション結果が図16にプロットされている。
量子化ステップがコンバータ出力DRと比較してかなり大きくなると(例えばΔ=1又は2ボルト)、シミュレーションされたコンバータ伝達曲線が、実際、有用な入力換算DR内で理想的な対数RMSプロットの区分的近似になることを指摘し得る。量子化ステップが小さいほど、シミュレーションされた伝達曲線が理想的な対数RMSプロットに近づく。図17に示す法令適合誤差プロットにおいては、ΣΔ対数RMS伝達特性の区分的特性にも留意されたい。最小DC出力レベルは、必要とされる/許容される設定時間のみによって決まる。最大DC出力レベルは、ΣΔ対数RMSコンバータの内部構成要素の飽和の関数である。
図17に示す法令適合誤差プロットは明確な周期性を示している。シミュレーションされる各Δについての法令適合誤差のピーク値は式(25)によって(近似的に)予測される。ただし、法令適合誤差プロットの切れ込みは、上述の数学的モデルでは予測され得ない。これらの切れ込みは、区分的対数RMS検出器の伝達曲線が図16に示す理想的な対数RMSプロットに等しい点に対応する。法令適合誤差は、出力対数RMSレベルがMビット量子化器の各可能出力レベルに精確に等しい場合は常に0dB(すなわちqRMS=0)になる。言い換えると、法令適合誤差は、あらゆる入力RMSレベルXRMS=BnΔ(nは整数)について0dBになる。これは、図17に見られるように、Δ=2Vのとき、Pinが13dBm、1dBm、−11dBm、−23dBm、又は−35dBmになる場合である。
しかし、実際には、低入力パワーレベルでは、法令適合誤差は、RMS−DCコンバータのいかなる物理的な実装例にも存在するDCオフセットにも強く依存する。
ΣΔ二乗差対数RMS/DCコンバータは更に、同じ発明者らに代わって本願と同時に出願された特許出願に記載されるように、単一のフィードフォワード乗算器に基づいて実装され得る。
指数関数の二乗化は底の変更と等価であるので、「ΣΔ二乗差対数RMS/DCコンバータ」は、フォワードパスにおける単一の二乗化セル及びフィードバックパスにおける(明示的又は暗示的)指数関数を備えて実装され得る。デジタル対数RMS検出のためのこのアーキテクチャを図18に示す。
図18に示されるシグマデルタ二乗差対数RMS/DCコンバータの動作は、図12に示されるアーキテクチャに非常に類似する。ここでも、積分器出力u(t)は、入力信号x(t)及びフィードバック信号w(t)の関数として下記のように表現することができる。
積分器DC利得Aが無限に近づく場合、式(26)は下記のように書き換えられ得る。
デジタル出力y[k]=yDC+q(t)が大信号優勢成分yDC及び小信号量子化誤差成分q(t)からなると仮定すると、この指数関数の級数展開はy[k]=yDCを中心としてそのテイラー級数近似で置き換えられ得る。
量子化誤差q(t)が二乗平均値qRMS を用いるゼロ平均確率プロセスとしてモデル化される場合、(28)を(27)に代入すると、下記となる。
式(29)は下記のように書き換えることができる。
入力RMSレベルXRMSとデジタル出力DCレベルyDCとを関連付ける式が、(30)を解くことによって下記のように得られる。
式(31)は、yDCが、入力RMSレベルに量子化誤差RMSレベルqRMSに反比例する係数を乗じたものの√Bを底とする対数に比例していることを示す。図18に示す対数RMSコンバータのアーキテクチャでは、ΣΔ変調器内の量子化誤差の加算による法令適合誤差(L.C.E)は下記のように与えられる。
ここで説明する数学的導出は、図12及び図18に示したシグマデルタ二乗差対数RMS/DCコンバータアーキテクチャの伝達特性が、出力DRの対数圧縮に用いられる底がBから√Bに変更されることを除き、同一であることを示す。
両方のアーキテクチャ間の類似性は、図19に示す時間ドメイン(Τ=500μs)シミュレーション結果により立証される。2つの二乗化セル及び対数底B=2に基づくアーキテクチャで得られる法令適合誤差プロットと、単一の二乗化セル及び対数底B=4に基づくアーキテクチャで得られる法令適合誤差プロットとは、ほぼ同一である。条件B=(B及びVo2=(Vo1が満たされる場合、この状況は常に真である。しかし、実際には、フィードフォワードK(.)二乗化セル及びフィードバックK線形利得はもはやマッチド利得セルとして実装されない可能性があるため、図18に示したアーキテクチャは、DCオフセット誤差及び温度変動の影響を一層受けやすい可能性がある。
代替実施例に従って、上記で説明しさらに下記で指数関数として説明する、フィードバックパスにおける付加的な関数は、例えば、デジタル出力信号のデジタル−アナログ変換から得られるアナログ信号の線形スケーリング以外の、事実上あらゆる線形又は非線形の数学的関数の形式とすることもできる。
常に内部量子化器の分解能の関数である、総量子化誤差二乗平均値qRMS は、ΣΔ対数RMS−DCコンバータの有用な入力換算DR内のピーク法令適合誤差を決める支配的な因子である。周波数ドメインでは、付加された量子化誤差はΣΔ変調器のNTFによって整形される。ΣΔ対数RMS−DCコンバータのSTF及びNTFは、二乗差ΣΔ変調器の小信号モデルに基づいて計算され得る。このような小信号モデルは、変調器の内部状態が定常状態の状況に達した後得ることができる。この状況では、非線形構成ブロック(二乗化セル及び指数フィードバック関数)は、それらの等価な小信号利得で置き換えられ得る。二乗化セル小信号利得k及びkは下記のように与えられる。
指数関数小信号利得bは、下記のように(K=K)により与えられる。
図20は、図11及び図12の1次ΣΔ対数RMS−DCコンバータ用の得られた線形化されたラプラスドメイン小信号モデルを示す。このモデルは、異なる入力RMSレベルxRMSのそれぞれに有効である。ここで、ωはループフィルタ積分器のラジアン単位利得周波数であり、Q(s)は付加的な量子化誤差源である。フィードフォワード及びフィードバックループフィルタの伝達関数L(s)及びL(s)はそれぞれ、下記である。
フィードバックループフィルタL(s)が単一極伝達関数なので、1次ΣΔ対数RMS二乗差変調器は常に安定であり、入力パワーレベルの変動とは無関係である。変調器の定常状態のSTF及びNTFは、ループフィルタの伝達関数の関数として下記のように表現され得る。
1次対数RMS二乗差ΣΔ変調器の場合、NTF及びSTF両方のコーナ周波数は入力パワーレベルに比例する。図21は、幾つかの入力パワーレベル及びω=1MHzについてのSTF及びNTFの大きさ−周波数応答を示す。
ΣΔ線形RMS−DCコンバータと比較すると、2つの主要な差異がある。第1に、NTFコーナ周波数は、単にxRMSではなくxRMS に比例して変化する。第2に、STFのDC利得はxRMSに反比例する。したがって、低周波ノイズ及びDCオフセット源の増幅を防ぐために、ΣΔ対数RMSコンバータの入力及びフロントエンド回路要素でAC結合が必要とされる。
図22は、量子化ステップΔ=1V及び対数の底B=2を用いる1次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの出力スペクトルを示す。62500点のデジタル出力が、25MHzのサンプリング周波数(f)及び入力パワーレベルPin=−2dBmで、時間ドメインシミュレーションから得られた。1次ΣΔ変調器のビットストリームFFTで典型的に見られる20dB/decの傾きのノイズ整形及び強い音声パターンが図22で容易に認識され得る。高周波量子化ノイズがフィルタリングされて除去された後、高分解能ナイキストレートデジタル出力が得られる。
図23は、3つの異なる入力パワーレベル(Pin=−2dBm、−22dBm、及び−32dBm)について、同じ1次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータの出力スペクトルを示す。これらのシミュレーションでは、NTF低周波利得を低減したことの影響がより容易に判別されるように、ホワイトノイズ源を量子化器の入力に付加した。極めて低い入力パワーレベルでは、フィードバックパスの利得はほとんど何のノイズ整形もないほど小さく、出力スペクトルは平坦なパワースペクトル密度(PSD)を示す。
単一のフィードフォワード二乗化セル(図18)を備えて実装される1次シグマデルタ対数RMS/DCコンバータのための小信号分析は、ここに示す分析に類似する。しかし、この場合、指数関数の小信号利得は、b=ln(B).xRMS/2Viである。
従来のΣΔ変調器と同様に、ループフィルタの次数が増やされる場合、ΣΔ対数RMS−DCコンバータでは低周波数での量子化ノイズの減衰が大きくなり得る。一般に、N次のΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータは、ループフィルタ内にN個の積分器を含む。図24は、2つの乗算器及び周波数補償用の2つのフィードフォワードパスを用いて実装される2次ΣΔ二乗差対数RMS−DCコンバータを示す。安定な2次ΣΔ対数RMSコンバータが、周波数補償用の、複数のフィードバックパス、又はフィードフォワードパスとフィードバックパスの組合せを用いても実装され得る。
各入力RMSレベルXRMSに対し、変調器のすべての内部状態がそれらの定常状態レベルに達した後、上述した2次アーキテクチャの、ラプラスドメインにおける線形化された小信号モデル(図25)が導出され得る。ここで、ω及びωはループフィルタ積分器のラジアン単位利得周波数であり、Q(s)は付加的な量子化誤差源である。k=2Kβ RMS及びb=ln(B)XRMS/Vと定義される信号依存性AC利得の場合、フィードフォワード及びフィードバックループフィルタの伝達関数L(s)及びL(s)はそれぞれ、下記となる。
フィードバックループフィルタL(s)は2極システムなので、2次ΣΔ対数RMS二乗差変調器は条件付きで安定である。一般に、任意N次ΣΔ対数RMSコンバータ(N>1)の安定な動作は、或る範囲の可能なサンプリング周波数に対して適切な、パラメータa及びωの大きさによって決まる。変調器の定常状態小信号STF及びNTFは、ループフィルタ伝達関数の関数として下記のように表現され得る。
図26は、幾つかの入力パワーレベルについてのSTF及びNTFの大きさ−周波数応答を示す。
式(42)中の2次NTFは、DCにおいて追加のゼロを含む。N次ΣΔ対数RMSコンバータの主な利点は、実装されるNTFがDCにおいてN個のゼロを含むことであり、これにより、NTFの低周波減衰がかなり大きくなる。ループフィルタの次数に無関係に、STFのDC利得はxRMSに反比例し、低周波ノイズ及びDCオフセット源の増幅を防ぐために、ΣΔ対数RMSコンバータ入力及びフロントエンド回路要素でAC結合が必要とされる。
N次シグマデルタ二乗差対数RMS/DCコンバータは更に、フォワードパスにおいて単一の二乗化セル(図18)を含み、図24に示したアーキテクチャの同じダイナミック特性を備えた、本明細書に記載のアーキテクチャに基づいて実装され得る。
シグマデルタ二乗差対数RMS/DCコンバータについての好ましい実施例を図11、12、18及び24に示した。しかし、本発明の開示に示す概念は、精密な電子的実装とは無関係であると考えられる。
上記の説明に基づいて、本願で特許請求される発明の実施例により多くの有利な特徴が得られることがわかる。これらの特徴には、内部量子化及びデジタル出力を用い、マッチド二乗化回路及び線形フィードバックDAC並びにその後に続くアナログ指数変換利得を用いて実施されるΣΔ二乗差対数RMS−デジタルコンバータ(例えば、図11に示すもの)、内部量子化及びデジタル出力を用い、マッチド二乗化回路及び指数フィードバックDAC(例えば、図12に示すもの)、内部量子化及びデジタル出力を用い、フォワードパスにおける単一の二乗化回路及び指数フィードバックDACを備えて実装されるシグマデルタ二乗差対数RMS/デジタルコンバータ(例えば、図18に示すもの)、内部量子化及びデジタル出力を用い、フォワードパスにおける単一の二乗化回路及び線形フィードバックDAC並びにその後に続くアナログ指数変換利得を備えて実装されるシグマデルタ二乗差対数RMS/デジタルコンバータ、及びN個の積分器を有するループフィルタを中心に構築され、複数のフィードフォワード及び/又はフィードバックパスによって安定化されるN次ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図24に示すもの)が含まれるが、これらに限定されるものではない。
当業者であれば、説明した例示の実施例に変形が成され得ること、及び本発明の特許請求の範囲内で他の実施例を実装し得ることが分かるであろう。

Claims (20)

  1. シグマ−デルタ二乗差RMS/DCコンバータを含む装置であって、
    アナログ入力信号及びアナログフィードバック信号の二乗の間の差に対応する少なくとも1つの信号構成要素を含む結果のアナログ信号を提供することにより前記アナログ入力信号及び前記アナログフィードバック信号に応答するアナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素、
    前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素に結合され、且つフィルタされたアナログ信号を提供することにより前記結果のアナログ信号に応答するアナログ信号フィルタ回路要素、
    前記アナログ信号フィルタ回路要素に結合され、且つ関連するデジタル出力信号を提供することにより前記フィルタされたアナログ信号に応答するアナログデジタル変換(ADC)回路要素、及び
    前記ADC回路要素と前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素との間に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記デジタル出力信号に応答するフィードバック信号変換回路要素であって、前記アナログフィードバック信号が、少なくとも一つの定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する、前記フィードバック信号変換回路要素、
    を含む、装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、前記少なくとも一つの定義された非線形関数が二乗関数及び指数関数を含む、装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、前記少なくとも一つの定義された非線形関数が指数関数を含む、装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素が、
    アナログ積信号を提供することにより前記アナログ入力信号に応答するアナログ信号乗算回路要素、及び
    前記アナログ信号乗算回路要素に結合され、且つ前記結果のアナログ信号を提供することにより前記アナログ積信号及び前記アナログフィードバック信号に応答するアナログ信号組み合わせ回路要素、
    を含む、装置。
  5. 請求項4に記載の装置であって、前記アナログ信号乗算回路要素が信号二乗化回路要素を含む、装置。
  6. 請求項1に記載の装置であって、前記フィードバック信号変換回路要素が、
    前記ADC回路要素に結合され、且つ中間アナログ信号を提供することにより前記デジタル出力信号に応答するデジタルアナログ変換(DAC)回路要素、及び
    前記DAC回路要素に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記中間アナログ信号に応答する非線形信号変換回路要素、
    を含む、装置。
  7. 請求項6に記載の装置であって、前記非線形信号変換回路要素が、
    前記DAC回路要素に結合され、且つ第1の定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する変換された信号を提供することにより前記中間アナログ信号に応答する第1の非線形信号変換回路、及び
    前記第1の非線形信号変換回路に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記変換された信号に応答する第2の非線形信号変換回路であって、前記アナログフィードバック信号が、第2の定義された非線形関数に従って前記中間アナログ信号に関連する、前記第2の非線形信号変換回路、
    を含む、装置。
  8. 請求項7に記載の装置であって、前記第2の非線形信号変換回路が信号二乗化回路要素を含む、装置。
  9. 請求項1に記載の装置であって、前記フィードバック信号変換回路要素が、
    前記ADC回路要素に結合され、且つ第1の定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する中間アナログ信号を提供することにより前記デジタル出力信号に応答する非線形デジタルアナログ変換(DAC)回路要素、及び
    前記非線形DAC回路要素に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記中間アナログ信号に応答する非線形信号変換回路要素であって、前記アナログフィードバック信号が、第2の定義された非線形関数に従って前記中間アナログ信号に関連する、前記非線形信号変換回路要素、
    を含む、装置。
  10. 請求項1に記載の装置であって、前記フィードバック信号変換回路要素が、前記ADC回路要素に結合され、前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記デジタル出力信号に応答する非線形デジタルアナログ変換(DAC)回路要素を含む、装置。
  11. 請求項1に記載の装置であって、前記アナログ信号フィルタ回路要素が、
    前記アナログ信号乗算回路要素に結合され、且つ第1の中間信号を提供することにより前記アナログ積信号に応答する第1のフィルタ回路要素、
    前記第1のフィルタ回路要素に結合され、且つ第2の中間信号を提供することにより前記第1の中間信号に応答する第2のフィルタ回路要素、
    前記第1のフィルタ回路要素に結合され、且つ第3の中間信号を提供することにより前記第1の中間信号に応答する増幅器回路要素、及び
    前記第2のフィルタ回路要素及び前記増幅器回路要素に結合され、且つ前記フィルタされたアナログ信号を提供することにより前記第2及び第3の中間信号に応答する第2のアナログ信号組み合わせ回路要素、
    を含む、装置。
  12. 請求項11に記載の装置であって、前記少なくとも一つの定義された非線形関数が二乗関数及び指数関数を含む、装置。
  13. 請求項11に記載の装置であって、前記少なくとも一つの定義された非線形関数が指数関数を含む、装置。
  14. 請求項11に記載の装置であって、前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素が、
    アナログ積信号を提供することにより前記アナログ入力信号に応答するアナログ信号乗算回路要素、及び
    前記アナログ信号乗算回路要素に結合され、且つ前記結果のアナログ信号を提供することによりに応答するアナログ信号組み合わせ回路要素、
    を含む、装置。
  15. 請求項11に記載の装置であって、前記フィードバック信号変換回路要素が、
    前記ADC回路要素に結合され、且つ中間アナログ信号を提供することにより前記デジタル出力信号に応答するデジタルアナログ変換(DAC)回路要素、及び
    前記DAC回路要素に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記中間アナログ信号に応答する非線形信号変換回路要素、
    を含む、装置。
  16. 請求項15に記載の装置であって、前記非線形信号変換回路要素が、
    前記DAC回路要素に結合され、且つ第1の定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する変換された信号を提供することにより前記中間アナログ信号に応答する第1の非線形信号変換回路、及び
    前記第1の非線形信号変換回路に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記変換された信号に応答する第2の非線形信号変換回路であって、前記アナログフィードバック信号が、第2の定義された非線形関数に従って前記中間アナログ信号に関連する、前記第2の非線形信号変換回路、
    を含む、装置。
  17. 請求項11に記載の装置であって、前記フィードバック信号変換回路要素が、
    前記ADC回路要素に結合され、且つ第1の定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する中間アナログ信号を提供することにより前記デジタル出力信号に応答する非線形デジタルアナログ変換(DAC)回路要素、及び
    前記非線形DAC回路要素に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記中間アナログ信号に応答する非線形信号変換回路要素であって、前記アナログフィードバック信号が、第2の定義された非線形関数に従って前記中間アナログ信号に関連する、前記非線形信号変換回路要素、
    を含む、装置。
  18. 請求項11に記載の装置であって、前記フィードバック信号変換回路要素が、前記ADC回路要素に結合され、且つ前記アナログフィードバック信号を提供することにより前記デジタル出力信号に応答する非線形デジタルアナログ変換(DAC)回路要素を含む、装置。
  19. シグマ−デルタ二乗差RMS/DCコンバータを含む装置であって、
    アナログ入力信号及びアナログフィードバック信号の二乗の間の差に対応する少なくとも1つの信号構成要素を含む結果のアナログ信号を提供するため前記アナログ入力信号及び前記アナログフィードバック信号を乗算するため及び組み合わせるためのアナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段、
    フィルタされたアナログ信号を提供するため前記結果のアナログ信号をフィルタするためのアナログ信号フィルタ手段、
    前記フィルタされたアナログ信号を関連するデジタル出力信号に変換するためのアナログデジタルコンバータ(ADC)手段、及び
    前記デジタル出力信号を前記アナログフィードバック信号に変換するための信号コンバータ手段であって、前記アナログフィードバック信号が少なくとも一つの定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連する、前記信号コンバータ手段、
    を含む、装置。
  20. シグマ−デルタ二乗差RMS/DC変換を実行するための方法であって、
    アナログ入力信号及びアナログフィードバック信号の二乗の間の差に対応する少なくとも1つの信号構成要素を含む結果のアナログ信号を提供するため前記アナログ入力信号及び前記アナログフィードバック信号を乗算及び組み合わせること、
    フィルタされたを提供するためアナログ信号前記結果のアナログ信号をフィルタすること、
    前記フィルタされたアナログ信号を関連するデジタル出力信号に変換すること、及び
    前記デジタル出力信号を前記アナログフィードバック信号に変換することであって、前記アナログフィードバック信号が少なくとも一つの定義された非線形関数に従って前記デジタル出力信号に関連すること、
    を含む、方法。
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