JP2014503328A - 生成物塗布デバイスおよびその使用法 - Google Patents

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Abstract

本発明は生成物塗布デバイスに関し、当該デバイスは:近位端(22)と遠位端(23)との間において中央軸線(X)に沿って延在する貯蔵部(20)と;貯蔵部の遠位端(23)に連結されて中央軸線(X)上に開口(54)を有するキャップ(52)と;選択的に貯蔵部を開閉するためにキャップ内で回転可能なようにキャップ(52)内に取り付けられた球状プラグバルブ(57)と;塗布ヘッド(19)まで中央軸線(X)に沿って延在するロッド(16)と;を備え、ロッドは、引き込みポジションと引き出しポジションとの間で軸方向に移動できる。プラグバルブが開放されると、続いて、キャップにしっかりと連結された外体(2)に対して回転可能に取り付けられたベース(3)の作動によってロッドが引き出される。

Description

本発明は、生成物、特にマスカラなどの化粧用生成物のための塗布デバイスおよびそうしたデバイスの使用法に関するものである。
より詳細には、本発明は生成物塗布デバイスに関し、当該塗布デバイスは、以下の構成、すなわち:
− 塗布される生成物の収容に適した貯蔵部であって、近位端と遠位端との間において中央軸線に沿って延在し、かつ遠位端において軸線方向に開口している、貯蔵部と、
− 貯蔵部の遠位端に連結されたキャップであって、中央軸線上に開口を備える、キャップと、
− 中央軸線に直交する横方向軸線回りで回転するようにキャップ内に取り付けられた球状プラグバルブであって、横方向軸線に直交する中央通路を含み、かつ:
* プラグバルブがキャップにおける開口を閉鎖する、閉ポジションと、
* プラグバルブの中央通路がキャップにおける開口と整列される、開ポジションと、
の間で回転可能である、球状プラグバルブと、
− プラグバルブ制御部材であって、閉ポジションと開ポジションとの間で動作可能であり、かつ、プラグバルブ制御部材が閉ポジションにある場合にプラグバルブを閉ポジションに配置でき、かつプラグバルブ制御部材が開ポジションにある場合にプラグバルブを開ポジションに配置できる、プラグバルブ制御部材と、
− 生成物の塗布に適した塗布ヘッドを備える自由端まで、中央軸線に沿って延在するロッドであって、
* 塗布ヘッドが貯蔵部内に位置決めされる、引き込みポジションと、
* ロッドがプラグバルブの中央通路を横断しかつ塗布ヘッドが貯蔵部の外側に位置する、引き出しポジションと、
の間で、中央軸線に沿って少なくとも並進的に移動可能である、ロッドと、
を備える。
特許文献1にはこうしたタイプの塗布デバイスの一例が開示される。この塗布具の使用しようとする使用者は、まず、プラグバルブを開放させるためにプラグバルブ制御部材を直接作動させ、続いて塗布ヘッドをプラグバルブを通過させて出すためにロッド制御部材を作動させる必要がある。使用者は、完了すべきこれら動作のシーケンスに関して何のガイドもなく、2つの制御部材を連続的に作動させなければならないため、この塗布具は人間工学的に満足のいくものではない。加えてこの制御部材、特にプラグバルブ制御部材は、意図せずに作動することがあった。これは、特にマスカラなどの化粧用生成物の品質に常に悪影響を及ぼす生成物の漏出または乾燥を引き起こす可能性がある。
国際公開第01/60199号パンフレット
本発明の目的は上記欠点を解消することである。
このため本発明において当該タイプの塗布デバイスは、
閉ポジションと開ポジションとの間で、中央軸線回りで回転可能なプラグバルブ制御部材によって、かつ、
キャップにしっかりと連結された外体内に取り付けられた貯蔵部によって、かつ、
貯蔵部の近位端を横断し、かつ貯蔵部を当該貯蔵部の近位端から軸線方向に引き出すベース内に取り付けられたロッドであって、ベースは、静止ポジションと中間ポジションとの間の第1の経路セクションと、中間ポジションと使用ポジションとの間の第2の経路セクションとを含む作動経路に沿って外体に対して移動可能であり、第1の経路セクションは、中央軸線回りでの外体に対するベースの回転動作を含み、かつベースは、ベースが静止ポジションから中間ポジションへ移動させられた場合にプラグバルブ制御部材を閉ポジションから開ポジションへ回転させるようプラグバルブ制御部材に連結されており、かつベースは、第2の経路セクション間で引き込みポジションから引き出しポジションへロッドを移動させるよう構成された、ロッドによって特徴づけられる。
こうした塗布具は上記構成によって人間工学的に明らかに向上されており、そのため使用者は、ベースを、ベースの作動経路に沿って外体に対して移動させることのみを必要とする。これは、これら動作の適切なシーケンスが作動経路によって与えられるため、プラグバルブを容易に開放させ、かつ続いて塗布ヘッドが押し出されるようにする。制御部材の作動に関する上記リスクが解消され、かつ生成物を保護する密閉状態が向上される。
本発明に基づく塗布具のさまざまな実施形態において、1つ以上の以下の構成が使用されてもよい:
− 塗布デバイスは、ピストンを備え、当該ピストンは、密閉状態を維持しながら貯蔵部内をスライドするように取り付けられ、かつ密閉状態を維持しながらロッドによって横断され、ピストンは、貯蔵部の遠位端へ向けて弾性的に付勢される;
− 上記ピストンは、(特にロッドの一部を、あるいはロッドとは別体のものではあるがロッドにしっかりと連結された部分を、それが押圧することによって)ロッドに関連付けられた第1の端部と、ピストンを付勢する第2の端部と、を有するピストンばねによって弾性的に付勢されている。これは、上記デバイスが使用ポジションに位置されるのと本質的に同時に、ピストンばねが貯蔵部の遠位端へ向けてピストンを付勢できるようにし、かつ継続的に、ピストンばねの作動によりピストンばねが生成物を漏出させることを防止する;
− 貯蔵部の遠位端は、塗布ヘッドが貯蔵部を出ていくときに塗布ヘッドおよび/またはロッドを絞るよう構成された絞り部を備え、ロッドの自由端は、ロッドが引き込みポジションにある場合に絞り部との密閉状態を形成するよう構成され、ロッドは、塗布ヘッドの手前に配置された部分でありかつロッドが引き出しポジションにあるときに絞り部と密閉状態を形成するよう構成された中間部分を付加的に備える:これは、塗布ヘッドが引き出されている間を除いては、貯蔵部のおおむね連続した密閉された封止部分を保証し、容器内の生成物の乾燥および生成物の漏出を防止する;
− プラグバルブ制御部材は、プラグバルブの、角度をなして配置された溝にスライドして係合されるピンを備える。
− キャップは環状リップを備え、プラグバルブは、中央軸線に沿ってあそびを有するようにキャップ内に取り付けられており、プラグバルブ制御部材は、キャップに対して中央軸線に沿ってあそびを有するように取り付けられ、かつプラグバルブへ向けて弾性的に付勢されており、プラグバルブ制御部材は、プラグバルブと接触し、かつプラグバルブをキャップのリップと軸線方向に接触するように押圧する。
− プラグバルブ制御部材は、貯蔵部を押圧するプラグバルブばねによって環状リップへ向けて(直接的に、もしくは支持リングを用いて)弾性的に付勢されている;
− プラグバルブばねは、支持リングを押圧し、当該支持リングはそれ自体が、貯蔵部の遠位端によって支持される;
− プラグバルブ制御部材は、プラグバルブ制御部材が貯蔵部とともに回転するように、(特にかみ合うことによって、可能ならばある程度のあそびを伴って)貯蔵部にしっかりと連結されている;
− 貯蔵部は、中央軸線回りで、外体に対してロストモーションを伴って回転するように取り付けられており、第1の経路セクションは、中央軸線回りで貯蔵部とともにベースが回転することを含む;
− ベースは、第1の経路セクションの角度方向の広がりより小さな回転範囲内で、ベースの初期ポジションを基点として、中央軸線回りで、貯蔵部にロストモーションを伴って回転するように取り付けられており、第1の経路セクションは、貯蔵部に対してベースを回転させること、続いて中央軸線回りで貯蔵部とともにベースを回転させることを含む;
− ベースは、少なくとも1つのL字状トラックによって、貯蔵部に連結されており、L字状トラックは:
* 第1の経路セクション間で、貯蔵部に対するベースの回転を可能にする、正放線状アームと、
* 中央軸線に平行な軸線方向アームであって、ベースが中間ポジションから最終ポジションへ第2の経路セクションに従って移動する場合にベースが貯蔵部の遠位端の方向において貯蔵部に対してスライドできるようにする、軸線方向アームと、
を備える;
− ベースは、貯蔵部から離れて移動するように弾性的に付勢されており、かつ選択的に最終ポジションにベースを保持することにあるいは最終ポジションから中間ポジションへベースが移動可能なようにベースを解放することに適した保持機構によって、貯蔵部に連結される;
− 保持機構は、ベースが最終ポジションに到達した際にベースを自動的に適所に固定するよう構成される;
− 保持機構は、ベースが最終ポジションに固定された後にベースが貯蔵部の遠位端へ向けて軸線方向に作動させられた場合に、ベースを解放するよう構成された二状態機構である;
− 保持機構は屈曲経路を備え、屈曲経路は、貯蔵部の外壁に設けられ、ベースにしっかりと連結された弾性片によって支持されるピンと協働する。
− ベースは、外体に回転可能に取り付けられ、かつ作動経路は、中央軸線回りの周方向動作を含み、かつ第1および第2の経路セクションを含み、ロッドは、貯蔵部に対するベースの回転が引き込みポジションと引き出しポジションとの間でのロッドの軸線方向移動を引き起こすように、ベースと一体化された第1のトラックによってかつ貯蔵部と一体化された第2のトラックによって、ガイドされる;
− 第1のトラックは、中央軸線に平行であり、かつ第2のトラックは、らせん状である;
− 貯蔵部は、貯蔵部にしっかりと連結された運搬チューブによって、その近位端を越えて軸線方向に引き出され、第2のトラックは、貯蔵部から離れた第1の端部と、貯蔵部により近接した第2の端部と、の間で運搬チューブの内側にらせん状に延在しており、ロッドは、第1および第2のトラックにガイドされる少なくとも1つの側方ポストを備える足まで、運搬チューブの内側に延在する。
− プラグバルブ制御部材は、貯蔵部とともに回転するように、貯蔵部にしっかりと連結され、かつ貯蔵部を押圧するプラグバルブばねによってプラグバルブへ向けて弾性的に付勢されており、
貯蔵部は、係合ポジションと、係合ポジションよりプラグバルブに近接した非係合ポジションと、の間において外体内で軸線方向に移動可能であり、貯蔵部および外体は:
* 貯蔵部が係合ポジションにあるときに、貯蔵部が外体にしっかりと連結されるように互いに連結され、かつ、
* 貯蔵部が非係合ポジションにあるときに、貯蔵部が外体内で自由に回動可能なように分離されるよう、
構成されており、
少なくともプラグバルブ制御部材の開ポジションは、停止ポジションであり、
ベースは、貯蔵部に向かい合う底部を備え、かつ運搬チューブは、底部に面して軸線方向に開口しており、
ロッドの足は、ロッドが引き込みポジションにある場合にベースの底部を軸線方向に押圧するよう構成されており、かつ第2のトラックの第1の端部は、ベースの底部へ向けて軸線方向に開口したキャッチを備え、当該キャッチは、ロッドの足がベースの底部を押圧する場合にロッドの足の側方ポストを受容するよう構成されており、キャッチおよび側方ポストは、貯蔵部を非係合ポジションに保持するように、かつ側方ポストがキャッチに係合する場合に貯蔵部をベースによって回転できるように、構成されており、キャッチは、プラグバルブが開放したことに対応しかつプラグバルブ制御部材が開ポジションに到達したことに対応してベースが第1の角度方向に作動された場合に、ロッドの足の側方ポストがキャッチから外れるように、構成されており、それによりプラグバルブが開ポジションに固定されるように、かつ続いて第1の角度方向におけるベースの付加的な回転がロッドの側方ポストを第1および第2のトラック内でスライドさせるように、貯蔵部は係合ポジションへ移動可能となり、ロッドの塗布ヘッドがプラグバルブを通過させられる;
貯蔵部は、外体に形成された縁部を軸線方向に押圧しながら、プラグバルブばねによって適所に保持されるピンにしっかりと連結されており、縁部は、第1の角度方向において第1の停止部と第2の停止部との間において中央軸線回りで角度方向に延在しており、かつ縁部は、第2の停止部付近でくぼみにより途切れており、くぼみは、ピンが第2の停止部と接触する際には貯蔵部のピンを受容するよう構成されており、貯蔵部は、貯蔵部のピンが縁部を押圧する際には非係合ポジションにあり、かつ貯蔵部のピンがくぼみ内にある場合に係合ポジションにある;
− プラグバルブ制御部材は、貯蔵部の遠位端を軸線方向に押圧する支持リングに対して、中央軸線に対して所定の角度でスライドするように、取り付けられており、それにより、プラグバルブ制御部材から離れる支持リングの移動が、プラグバルブ制御部材を閉ポジションから開ポジションへ回転させ、
プラグバルブ制御部材は、支持リングを押圧するプラグバルブばねによってプラグバルブへ向けて弾性的に付勢されており、
貯蔵部は、外体とともに回転するように外体にしっかりと連結されるが、第1のポジションと第2のポジションとの間において外体内で軸線方向に移動可能であり、第1のポジションは、第2のポジションよりプラグバルブに近接しており、
ベースは、貯蔵部に向かい合う底部を備え、かつ運搬チューブは、底部へ向かって軸線方向に開口しており、運搬チューブとロッドの足とは、交互に、ベースの底部を軸線方向に押圧するよう構成されており、
ロッドの足は、足の側方ポストに対してベースの底部へ向けて軸線方向にオフセットされる支持領域を備え、支持領域は、ロッドが引き込みポジションにありかつベースが経路の第1のセクションにある場合に、ベースの底部を押圧するよう構成されており、一方で、運搬チューブは、ベースの底部から離間されており、かつ、
運搬チューブは、ベースの第2の経路セクション間で運搬チューブがベースの底部を押圧し、続いて外体に対するベースの回転が外体に対するロッドの軸線方向移動をもたらすように、構成されている。
本発明の他の態様は、化粧用生成物、好ましくは液状またはペースト状の化粧用生成物、特にマスカラまたはグロスを塗布するための上記のような塗布デバイスの使用法に関する。
本発明の他の特徴部および利点は、非限定的な例として提供される本発明の実施形態に関する以下の説明を読み、添付された図面を参照することによって明らかとなろう。
保管ポジションにある、本発明の第1の実施形態における塗布デバイスの概略斜視図である。 保管ポジションにある、図1の塗布デバイスの中央軸線Xに沿った軸線方向断面図である。 図2のものとは異なる軸線方向断面における、図2の塗布デバイスの一部を示す、軸線方向断面に沿った図2の部分IIIの詳細図である。 図1の塗布デバイスの分解斜視図である。 図1の塗布デバイスのベースの一部および貯蔵部の一部を示す詳細分解斜視図である。 図5のものとは異なる角度から見た、図1の塗布デバイスのベースの一部および貯蔵部の一部を示す詳細分解斜視図である。 図1の塗布デバイスの貯蔵部の下方部分を示す側面図である。 図7の線VIIA−VIIAに沿った断面図である。 図1の塗布デバイスの貯蔵部の下方部分を示す斜視図である。 図1の塗布デバイスのキャップ、プラグバルブ、およびプラグバルブ制御部材を示す詳細拡大斜視図である。 図9のものとは異なる角度から見た、図1の塗布デバイスのキャップ、プラグバルブ、およびプラグバルブ制御部材を示す、詳細拡大斜視図である。 球状プラグバルブが断面図になされていない状態の、図1の塗布デバイスの上端部の軸線方向断面に沿った詳細図である。 球状プラグバルブが断面図になされていない状態の、図11の線XII−XIIに沿った断面図である。 プラグバルブが開ポジションにある状態の、図1の塗布デバイスの斜視図である。 プラグバルブが開ポジションにあり、球状プラグバルブが断面図になされていない状態の、図13の塗布デバイスの上端部の軸線方向断面図である。 球状プラグバルブが断面図になされていない状態の、図14の線XV−XVに沿った断面図である。 使用ポジションにある図1の塗布デバイスを示す軸線方向断面図である。 使用ポジションにある、図1の塗布デバイスのベースガイドおよび貯蔵部本体を示す切欠き斜視図である。 保管ポジションにある、本発明の第2の実施形態に基づく塗布デバイスの斜視図である。 保管ポジションにある、図18の塗布デバイスの軸線方向断面図である。 図18の塗布デバイスの分解斜視図である。 図18の塗布デバイスのベースを示す軸線方向断面斜視図である。 図18の塗布デバイスの貯蔵部および当該貯蔵部に連結された運搬チューブを示す軸線方向断面斜視図である。 図19の線XXIIIに沿った断面図である。 図18の塗布デバイスの貯蔵部および運搬チューブの間の連結を示す詳細斜視図である。 図18の塗布デバイスの外体を示す軸線方向断面斜視図である。 図18の塗布デバイスのキャップ、プラグバルブおよびプラグバルブ制御部材を示す分解斜視図である。 図26のものとは異なる角度から見た、図18の塗布デバイスのキャップ、プラグバルブおよびプラグバルブ制御部材を示す分解斜視図である。 保管ポジションにある、図18の塗布デバイスの上方部分の軸線方向断面図である。 図28の線XXIX−XXIXに沿った断面図である。 プラグバルブの開ポジションにおける、図18の塗布デバイスの軸線方向断面図である。 プラグバルブが断面図になされていない状態の、図30の塗布デバイスの上方部分を詳細に示す軸線方向断面図である。 図31の線XXXII-XXXIIに沿った断面図である。 使用ポジションにおける、図18の塗布デバイスの軸線方向断面図である。 保管ポジションにある、本発明の第3の実施形態に基づく塗布デバイスの軸線方向断面図である。 保管ポジションにある、図34の塗布デバイスの上方部分を示す軸線方向断面図である。 図34の塗布デバイスのプラグバルブおよびその制御デバイスを示す詳細斜視図である。 図36のものとは異なる角度から見た、図34の塗布デバイスのプラグバルブおよびその制御デバイスを示す詳細斜視図である。 プラグバルブが開ポジションにある状態の、図34の塗布デバイスの軸線方向断面図である。 プラグバルブが開ポジションにある状態の、図37の塗布デバイスの上方部分を示す軸線方向断面の詳細図である。 使用ポジションにある図34の塗布デバイスを示す軸線方向断面図である。
さまざまな図面において同じ参照符号は、同一のまたは類似の要素を示すよう使用される。
A.本発明の第1の実施形態
図1には、本発明の第1の実施形態に基づく、生成物のための、この例においてはマスカラのための塗布デバイス1を示す。この塗布デバイスは、中央軸線Xに沿って長手方向に延在し、より詳細には、この軸線Xを中心とする実質的に円筒形状の形態のものである。
この塗布デバイスは、外体2とベース3とを備え、ベース3は、第1の角度方向4および第2の角度方向5において軸線X回りで外体2に対して回転するよう取り付けられる。このベースはまた、両矢印6の方向において、外体2の内側で軸線Xに平行にスライド可能である。これについて以下で詳細に述べる。
図2および図4により詳細に示されるように、外体2は、例えばアルミニウム、軽合金、黄銅またはほかの材料から形成される引き込み部分とすることができる。引き込み部分は、軸線Xを中心とする円筒形の側壁7を備える。側壁7は、下方開端部と、中央開口9の範囲を定める内側縁部8を形成する上方端部と、の間に延在する(本明細書において使用されるような「上方」「下方」「上」「下」などの表現は、単に理解を容易にするためのものであり、塗布デバイス1の保管および取扱いに関する通常のポジションを参考にしている。ここでは、中央軸線Xは垂直であり、かつ開口9が上方へ向けられる状態を表す)。
ベース3は、単一部品としてできるが、または好ましくはここで考えられる例のように2つの部品としても形成できる。当該ベース3は:
− アルミニウム、軽合金、黄銅または他の材料からなる引き込み外側シェル10であって:軸線Xを中心とする円筒形の側壁11を備え、側壁11が、外体2の下方開端部の内側に嵌合する上方開端部と;底部12との間に延在する、引き込み外側シェル10と、
− 例えば成型プラスチックまたはポリオキシメチレン(POM)などの他の材料から形成される内側ガイド13と、
を備える。内側ガイド13は、あそびを伴わずにシェル10の内側に嵌合し、かつ公知の手段によって、例えば接着剤によってしっかりとシェル10に連結される。当該内側ガイド13は、軸線Xを中心としかつシェル10の側壁11の内側に嵌合する円筒形の側壁14を備える。この側壁14は、シェル10の上端部に隣接する開放上端部と、外側シェル10の底部12に接して配置される底部15と、の間に延在する。
また、ベース3には円筒形のロッド16がしっかりと連結されている。このロッド16は、例えばベースの内側チューブ13と同一のプラスチック部分から形成されてもよい。当該ロッド16は、ベース15にしっかりと連結されかつベース15と一体化された下端部17と、外体2の内側に配置された上方自由端18との間において、軸線Xに沿って長手方向に延在する。
自由端18の付近において、ロッド16は、例えばブラシである塗布ヘッド19を備える。塗布ヘッド19は、塗布ヘッド16と一体部品として形成されていてもよいか、またはここで考えられる例のように例えば塗布ヘッド19とロッド16とを互いにかみ合わせることによって、塗布ヘッド16に連結されていてもよい。
塗布デバイスは、貯蔵部20を付加的に備える。貯蔵部20は、塗布されるマスカラ21で充填され、かつ下方近位端22と上方遠位端23との間において軸線Xに沿って長手方向に延在する。近位端22は、マスカラをその中に密閉するために閉じられており、遠位端23は、軸線方向に開放されている。
貯蔵部20は、必要であれば単一部品から形成できるが、ここで考えられる例においては、貯蔵部20は好ましくは2つの部分として形成される。この2つの部分は、
− 例えばアルミニウムまたはステンレススチールから形成される内側スリーブ24であって、この内側スリーブは、上方開端部と、中央開口27によって穿孔された下方底部26と、の間に延在する円筒形の側壁25を備える(図2および図3参照)、内側スリーブ24、および、
− プラスチックまたは他の材料、例えばポリエチレン(PE)からなる本体28である。本体28は、スリーブ24の外側に嵌合し、かつ接着剤または他の公知の手段によってスリーブ24にしっかりと連結されている。この本体28は円筒形の側壁29を備えており、側壁29は、貯蔵部の遠位端23における上方開端部と、内側スリーブ24の中央開口27に対応する中央開口31の範囲を定める下方底部30と、の間において軸線Xに沿って長手方向に延在する。
図2から図4に示されるように、例えばプラスチック(ポリエチレン(PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)または他の材料)から形成されたピストン32が、密閉状態を保ちながら、スリーブ24の円筒形の側壁25内をスライドする。このピストン32はまた、密閉状態を保ちながら、軸線Xに沿ってロッド16上をスライドする。
塗布デバイスは、コイルばねである貯蔵部ばね33を付加的に備える。当該ばねは、ロッド16の周囲に巻き付け状態で配置されており、かつガイド13の底部15と、貯蔵部の本体の底部30と、の間に取り付けられており、貯蔵部20およびベース3が互いから離れるように貯蔵部20とベース3とを付勢する。
加えて、例えばステンレススチール301からなり、同様にロッド16の周囲に巻き付け状態で配置されるコイルばねであるピストンばね34が、貯蔵部ばね33の内側に配置される。このピストンばねは、貯蔵部の本体の底部における開口31と貯蔵部のスリーブの底部における開口27とを通過して、ガイド13の底部15を押圧しかつピストン32を押圧する。当該ピストンばね34は、塗布デバイスが保管ポジションにあるときにわずかに圧縮されるだけであるか、もしくは、ピストンが貯蔵部内のその高位のポジションにあるときには少しも圧縮されない。
図5から図8により詳細に示されるように、ベース3は、L字形状トラック35によって貯蔵部20に連結される。トラック35は、ここで考えられる例においては、貯蔵部20の本体28内に設けられた溝またはスロットから構成される。トラック35は、
− 正放線状(orthoradial)アーム36を備える。
正放線状アーム36は、その一端36aから軸線方向アーム37へ第1の角度方向4において軸線Xの周囲に角度方向に延在する。この軸線方向アーム37は、正放線状アーム36から上端部37aへ向けて上方に延在する。図面に示される例においては、貯蔵部20の本体28は2つのトラック35を備えており、これら2つのトラック35は、軸線Xに関して直径の反対側に位置するが、1つだけのトラック35を使用することもできる。
トラック35のそれぞれは、ガイド14の上端部付近において、ガイド14から半径方向内側に突出する係合するピン38と係合する。塗布デバイス1の保管ポジションにおいて、これらピン38は、トラック35の正放線状アーム36の端部36aの高さに配置される。
ベース3は、保持機構39によって貯蔵部20と協働する。保持機構39は図5から図8に明瞭に示されており、この機構39は、以下で説明するように、選択的に、当該ベースを塗布デバイスの使用ポジションに保持するか、あるいは当該ベースを解放するよう適合されている。この保持機構39は、ピン38がトラック35の軸線方向アーム37内をスライドしながらベース3が軸線方向上方に移動した後に、ベースが使用ポジションに対応する最終的なポジションに到達したときに、ベースを自動的に適所に固定するよう構成されている。前記保持機構は、一度使用者が塗布デバイスを使用ポジションに固定して、再び使用者がベース3に上方への力を加えた場合に、ベースを解放するよう構成された二状態機構である。
より詳細には、保持機構39は、貯蔵部の本体28の側壁29に配置された屈曲経路40を備えていてもよい。
公知の様式によれば、この屈曲経路は、実質的にハート形状の溝の形態とすることができ、当該屈曲経路は:
− 下方に通じる軸線方向開口41と、
− 開口41に面しかつ開口41から上方へ角度をなして配置された第1のアーム42と、
− 上方V字形状部分であって:
* 第2のアーム43であって、第1のアーム42の上端部に接続され、かつ第2のアーム43が第1のアーム42の上端部に接続される場所において丸みのある上縁部を有する、第2のアーム43と、
* 上記V字形状のポイント45を基点として、第1のアームおよび第2のアーム43とは反対方向において上方に角度をなして配置された第3のアーム44であって、この第3のアーム44は、軸線方向XにおいてV字形状のポイント45を含む上縁部を有する、第3のアーム44と、
を備える上方V字形状部分と、
− 起伏変化部47を介して上記第3のアーム44へ通じる第4のアーム46であって、この第4のアーム46は、開口41の付近において第1のアーム42と交わるように下方へ角度をなして延在する、第4のアーム46と、
を備える。
ベースのガイド13は、ピン48を付加的に備える。ピン48は、好ましくは、ガイド13の側壁14に配置された弾性片49によって支持されており、このピン48は、内側ガイド13のピン38がトラック35の軸線方向アーム37内をスライドする際に、屈曲経路40に進入するよう構成されている:使用者がベース3を軸線方向上方に押圧すると、ピン48は、屈曲経路の第1のアーム42を従って移動し、続いて使用者がベース3を解放すると、ピン48は、第2のアーム43に従って移動して屈曲経路のV字のポイント45へ自然に位置させられる。これにより、ベース3は、使用ポジションに保持される。
再度、使用者がベース3を上方へ押圧すると、この押圧は、まず、ピン48が第4のアーム46の上端部に到達して起伏変化部47の存在により当該上端部に保持されるまで、内側ガイド13のピン48を屈曲経路の第3のアーム44へ移動させる;使用者が押圧をやめると、ピン48は、続いて屈曲経路の第4のアーム46を下方へ戻るように移動して、開口41より抜け出る。これによって、ベース3は、貯蔵部のばね33の付勢により、その初期ポジションへ戻ることができる。
貯蔵部の本体は、2つの屈曲経路40を備えることも可能であり、かつガイド13は、2つの弾性片49によってそれぞれ支持される2つのピン48を備えることができる。これらピン48はそれぞれ、上記2つの屈曲経路40の一方と協働する。
図9から図12に示されるように、貯蔵部20は、通常、その遠位端に、エラストマーから形成される絞り部50を備える。絞り部50は、以下で詳述するように、プラグバルブ制御部材60とかみ合うことによって、貯蔵部のスリーブの側壁25の内側に取り付けられる。この絞り部50は、内側環状リップ51を備えており、内側環状リップ51は、塗布ヘッド19および/またはロッド16が貯蔵部を出る際に塗布ヘッド19および/またはロッド16を絞るよう構成され、かつ塗布ヘッド19を越えて、ロッド16の自由端18と接触して半径方向において密閉状態で接触するようにも構成されている。塗布ヘッド19が貯蔵部を出るとき、絞り部のリップ51は、塗布ロッド16のうちの塗布ヘッド19の下方に位置する部分と密閉状態を形成するように構成されている。
貯蔵部の遠位端を意味する外体2の上端部において、外体2の内側にキャップ52が取り付けられている。このキャップ52は、外体2の縁部8において半径方向に突出する密閉リップ53を備え、かつキャップ52は、中央通路54によって軸線Xに沿って軸線方向に移動する。キャップ52は、ポリプロピレン(PP)または高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されてもよい。
軸線Xに沿って延在する長方形(Oblong)ポケット55が、キャップ52の内側に配置されている。これらポケットは、球状プラグバルブ57のスタッド56(止め金具)を受容し、かつ当該球状プラグバルブ57を、中央軸線Xに直交する横方向回転軸線Y回りで回転できるようにする。球状プラグバルブは、横方向軸線Yに直交する軸線に沿って延在する円筒形の中央通路58を備える。塗布デバイスが保管ポジションにある場合には、この中央通路の軸線も中央軸線Xに直交する。
この球状プラグバルブ57は、制御デバイス59によって制御される。制御デバイス59は:
− プラグバルブ制御部材60と、
− 中央軸線Xを中心として、プラグバルブ制御部材を球状プラグバルブ57へ向けて上方に付勢する、例えば316Lステンレススチールからなる、プラグバルブコイルばね61と、
− 貯蔵部20の遠位端を押圧する支持リング62であって、プラグバルブばねが、プラグバルブ制御部材60と支持リング62との間に配置され、そこでプラグバルブばねが、軸線Xに沿ってプラグバルブ制御部材60と支持リング62とが互いに離れるようにプラグバルブ制御部材60と支持リング62とを付勢する、支持リング62と、
を備える。
プラグバルブ制御部材60は、球状プラグバルブの外面に形成された溝64に係合されるピン63を備える。この溝64は、軸線X回りでのプラグバルブ制御部材60の回転が横方向軸線Y回りでの球状プラグバルブ57の回転を引き起こすように、角度をなして配置されている。図示された例においては、球状プラグバルブ57は、直径方向反対側において同一形状の2つの溝64を備えており、これら溝64の一方のみが、ピン63によって使用される。この構成は、球状プラグバルブの組み立てを容易にする。なぜなら、当該溝64は、組み立て中の横方向軸線Yを中心とした球状プラグバルブの回転によって、球状プラグバルブを方向付けることを必要としないからである。
制御部材60は、球体セクションの形態の支持部分65を備える。支持部分65は、球形プラグバルブに接して球形プラグバルブを押し上げて、キャップ52の密閉リップ53へ向けて球形プラグバルブを付勢する。それにより、球形プラグバルブ57は、球形プラグバルブがその閉ポジションにある場合に、塗布デバイス1の出口をカバーしかつ密閉する。球形プラグバルブが密閉リップ53をこうして密閉押圧することは、キャップの長方形ポケット55内にスタッド56の軸線方向のあそびを伴うよう組み立てることによって可能となる。球状プラグバルブ57は、有利なことに、以下の材料、すなわち:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン(POM)、またはポリブチレン−テレフタレート(PBT)のうちのいずれか1つを用いて形成されてもよい。
ここで考えられる例において、プラグバルブ制御部材60はまた、貯蔵部20に回転可能に取り付けられる。このため、プラグバルブ制御部材60は、こうした回転可能な取り付けを可能にするために、例えば貯蔵部20と協働するよう貯蔵部20とかみ合うことができる。ここで考えられる例において、プラグバルブ制御部材60は、貯蔵部20へ向けて延在する2つのタブ66を備える。可能であれば、これらタブ66は、可能であればタブ66の端面においてノッチ67を呈する。ノッチ67は、支持リング62の上面に配置された突出ピン68と組み合わせられ、それにより、プラグバルブ制御部材60と支持リング62とは回転可能に取り付けられる。プラグバルブ制御部材60のこれらタブ66は、軸線方向ノッチ69によって互いに離間される。ノッチ69は、貯蔵部の本体28の一部であるタブ71を収容する。タブ71はまた、支持リング62の内部に配置された半径方向ノッチ70を通過して、前記本体の上端部から軸線方向上方に突出する。
貯蔵部20は、例えば貯蔵部20の本体28の遠位端に形成された外側環状リブ72によって、キャップ52内に保持されてもよい。リブ72は、キャップ52内に配置された内側環状リブ73とともにスナップ連結されてもよい。したがって、貯蔵部20は、キャップ52に対して軸線方向X回りで回転することのみが可能であり、キャップに対して軸線方向には移動できない。
加えて、支持リング62を、キャップ52の内側に形成された内側環状溝74とかみ合うようにすることができる。このかみ合いを容易にするために、支持リング62は、可能であれば、支持リング62が弾性的にたわむことが可能なように、図9および図10に見られるようにスリットを有してもよい。
最後に、プラグバルブ制御部材60のタブ68には、可能であれば、複数の歯または内部リブ75が設けられてもよく、これらリブ75は、絞り部50の外部に配置された環状溝76に進入する。キャップ52の下縁部には、ベース3へ向けて軸線方向に方向付けられた1つ以上のノッチ77が設けることができる(図17参照)。これらノッチ77は、下方突出キャッチ78とともに2つの端部の間において角度方向に延在する(1つのノッチ77につき一対のキャッチ78)。スロットまたは他の凹部79が、これらの突出キャッチ78の上方においてキャップ52の側壁に配置されてもよい。これは、上記キャッチが、貯蔵部の本体28の遠位端において半径方向に突出しかつ上記対応するノッチ77内を移動するピン80の通過中に、弾性的に平坦となることを可能にする。したがって外側本体2およびキャップ52に対する、貯蔵部20の角度方向の移動の範囲を規定することが可能となる。ここで考えられる特定の例においては、2つのノッチ77および2つの突出ピン80が設けられる。したがって、対のキャッチ78のそれぞれが、開プロセスの開始および終了についての使用者が明確に分かるしるしを提供し、またプラグバルブの意図しない開閉を防止する戻り防止機能を果たす。
本発明の第1の実施形態におけるデバイスは以下のように作動する。
図1から図12に示される保管ポジションを基点として、塗布デバイスを使用しようとする使用者は、ベース3を外体2に対して作動経路に沿って移動させる。この作動経路は:
− 初期の保管ポジションから中間ポジションへの(図13から図15)、軸線X回りでの、第1の角度方向4における回転からなる第1の経路セクションであって、当該中間ポジションにおいては球形プラグバルブ57が開ポジションにある一方でロッド16は依然として引き込みポジションにある、第1の経路セクションと、
− それに続く第2の経路セクションであって、ベース3が、方向6Aにおける外体2の方向において軸線Xに沿ってスライドして、塗布ヘッド19が球形プラグバルブの中央通路58を通過して出ていく(図16および図17)、第2の経路セクションと、
を含む。
第1の経路セクションにおいて、使用者がベース3を外体2に対して第1の角度方向4において軸線X回りで回転させると(図13から図15)、貯蔵部20の本体28に対するそのロストモーションアセンブリのために、ベース3はまず単独で回転する:第1の経路セクションのこうした第1の部分の間に、内側ガイド13のピン38が、トラック35の正放線状アーム36の端部36aから、トラック35の軸線方向アーム37と連通する当該正放線状アーム36の反対側の端部へ、第1の角度方向4において前進する(図6参照)。
ベース3のそれに続く回転動作において、ベース3は、内側ガイド13のピン38を用いて、ベース3とともに貯蔵部20を回転させ、それにより貯蔵部の本体28のピン80はそれぞれ、キャップ52の対応するノッチ77の一端から他端へ向けて前進する。ピン80は、当該ノッチ77の一端を離れて当該ノッチ77の他端へ到達することによって、ノッチ77のキャッチ78を越えて移動しなければならない。キャッチは、キャップ材料の一部である弾性片のたわみに起因して平坦となり、キャッチ78を対応するスロット79から離間させる(ノッチ77におけるピン80の最終ポジションが図17に図示されており、これは塗布デバイスの使用ポジションに対応する)。
キャッチ78の存在は、好ましくは「クリック」音を伴うセットポイントを定める。「クリック」音は、塗布デバイスの使用において使用者を手引きする。使用者が、ガイド13のピン80がキャップのノッチ77を押圧するまで、ベース3を第1の角度方向4に回転させたとき、貯蔵部20のこの回転動作が、プラグバルブの制御デバイス59の回転も引き起こし、その間に、プラグバルブ制御部材60のピン63が、プラグバルブの対応する溝64内をスライドして、プラグバルブが、図13から図15に示される開ポジションへ軸線Yを中心として回転させられる。このとき、プラグバルブの中央通路58は、軸線Xに沿って方向付けられる。
ベース3の第2の経路セクションにおいて、使用者は、ロッド16が出されるポジションまでずっと、外体2内で、図16の方向6Aにベース3を軸線方向に押圧する。上記出されるポジションにおいては、塗布ヘッド19が外体2を越えて引き出され、かつロッド16が球形プラグバルブの中央通路58を通過し、かつ絞り部50のリップ51が、塗布ヘッド19の手前で、ロッド16との密閉状態を形成する。このポジションにおいて、ピストンばね34は圧縮されて、ピストン32を上方(絞り部50方向を意味する)へ付勢する。これによって、塗布デバイスを連続的に使用する間にわたって、塗布ヘッド19によってマスカラ21が漸進的に取り出されていくにもかかわらず、貯蔵部20は、実質的に空気ポケットを伴わずに、ピストン32と絞り部50との間にマスカラ21を常に充填できる。これは、ロッド16が引き込みポジションにある場合に塗布ヘッド19を常に生成物21に浸して、マスカラ21の乾燥を防止することを保証する。
使用ポジションにおいて、図17に示されるように、保持デバイス39は、内側ガイド13のピン48が屈曲経路40のV字のポイント45に係合することによって、ベース3をキャップ52に近接したベース3の最終ポジションに保持する。このポジションにおいて、いくつかの軸線方向のあそびが、各ピン38と、対応するトラック35の軸線方向アーム37の上端部37aとの間に残されており、これにより使用者が、塗布デバイスを使用した後に、ピン48を解放するためにまずベース3を上方へ押すことによって、塗布デバイスを保管ポジションへ戻すことが可能となる。このとき、ピン48が屈曲経路から出る一方で、貯蔵部ばね33がベース3を下方へ押し、内側ガイド13のピン38が、対応するトラック35の軸線方向アーム37の下端部へスライドする:続いて使用者は、第1の角度方向とは反対の、第2の角度方向5にベース3を回動させる:それにより、
− まず、ガイド13のピン38が、対応するトラック35の第1のアーム36内を、直交アーム36の第1の端部36aまで前進させられ、
− 続いて、第2の角度方向5に貯蔵部の本体28を動かして、球状プラグバルブ57を閉じ、一方で、ガイド13のピン80が、デバイスの保管ポジションに対応する停止ポジションに到達するまで、その各ノッチ77内を第2の角度方向5に前進させられる。
B.本発明の第2の実施形態
図18から図33に示される本発明の第2の実施形態において、図18に見られる塗布デバイス1は、保管ポジションにあり、中央軸線Xに沿って長手方向に延在しており、かつ上記のように外体2とベース3とを備える。なお、このベース3は、外体2に対して軸線方向に移動できず、もっぱら上記第1および第2の角度方向4,5において軸線X回りで回転できる。
図19および図20により詳細に示されるように、外体2は、例えば成型プラスチックまたは他の材料からなる一部品であってもよく、軸線Xを中心とする円筒状の側壁81を備える。側壁81は、開放下端部82と開放上端部83との間に延在する。
図25に示されるように、外体2は、外体2と、外体2に収容される貯蔵部20と、を選択的に連結したり取り外したりできるようにする連結手段を備える。ここで考えられる特定の例において、これら連結手段は、側壁81の下端部82の付近において、側壁81に形成された内側ショルダ84に配置されたノッチ85を備える。このノッチ85は、第1の停止面86と第2の停止面87との間において角度方向に延在する。必要であれば、その第1の停止面86の付近において、ノッチ85内に突出キャッチ88を形成でき、その一方で、くぼみ89が軸線方向においてショルダ84に形成される。くぼみ89は、第2の停止面87において、ノッチ85の残りの部よりも大きな深さを有する。
ベース3は、例えば成型されたプラスチックまたは他の材料からなる一部品の形態のものであってもよく、かつ軸線Xを中心とする円筒状の側壁90を備える。側壁90は、外体2の開放下端部に収まる開放上端部91と、底部92との間に延在する。
ベース3は、公知の手段によって、外体2に回転可能に取り付けられる。ここで考えられる例において、ベース3は外体2にスナップ連結される。このスナップ連結は、例えば外体2の側壁の下端部82に形成された環状リブ82aを、ベース3の側壁の上端部91付近に形成された外側環状溝91aに弾性的に相互連結することによってなされる。
図19、図20および図21に見られるように、ベース3は、内側フィン93を付加的に備えてもよい。フィン93は、側壁90の内側において、ベース3の底部92からその側壁の上端部91付近まで軸線Xに沿って軸線方向に延在する。これらフィン93は、有利なことにベース3と同じ部品に基づく形状であってもよく、例えばその数は2つであってもよく、かつそれぞれが軸線Xを中心とする円筒部分の形態のものであってもよい。これらフィン93はそれぞれ、軸線Xに平行でありかつかつフィン93の長さ全体にわたって延在する2つの軸線方向スリット94によって離間される。
第1の実施形態によれば、塗布デバイス1は、円筒ロッド16を付加的に備えてもよい(図19および図20を参照)。円筒ロッド16は、例えば、下端部17と自由上端部18との間において軸線Xに沿って長手方向に延在する成型されたプラスチック部品の形態のものであってもよい。上端部18は、外体2の内側に配置される。本発明の第1の実施形態とは異なり、ロッド16の下端部17は、全体的にベース3と一体化されない:ここではロッド16は、ベース3とは別々の部品であり、かつロッドの下端部は、例えば中央軸線Xに直交する横方向棒を形成するロッド足95を備える。ロッド足95の2つの側方端部は、ベース3の2つの軸線方向スロット94においてそれぞれ軸線方向にガイドされる側方ポスト96を形成する。
自由端18の付近において、ロッド16は、例えばブラシである塗布ヘッド19を備える。塗布ヘッド19は、ここで考えられる例の場合においては塗布ロッド16と一体部品として形成されてもよいが、例えば考えられる例においては、これら部品の相互連結することによって塗布ロッド16に連結されてもよい。
塗布デバイスは、塗布されるマスカラ21で充填される貯蔵部20を付加的に備えてもよい。貯蔵部20は、マスカラが漏出しない様式で密閉された下方近位端22と、軸線方向に開放された上方遠位端23と、の間において軸線Xに沿って長手方向に延在する。
貯蔵部20は、例えば円筒形の側壁25を備えるプラスチック材料からなる部品の形態のものであってもよい。側壁25は、遠位端を形成する開放上端部97と、中央開口99を開けられた近位底部98との間に延在する(図19および図22から図24参照)。
貯蔵部20は、その近位端22を越えて運搬チューブ100まで、中央軸線Xの方向にさらに広がる。運搬チューブ100は、有利なことに、貯蔵部20と同じ部品から形成されていてもよく、かつ開放下端部へ向けて延在する。
チューブの内側には、軸線Xを中心とする2つの平行ならせん状の溝101が設けられており、上記ロッド足95の側方ポスト96が収容される。加えて、運搬チューブ100の下端部において、らせん状の溝101はそれぞれ、下方に突出するキャッチ103によって溝の残りの部分から分離されたくぼみ102を備える。くぼみ102は、突出部キャッチ103とともに、塗布デバイス1が保管ポジションにあるときに、対応する側方ポスト96の上部を収容するのに適したポケットを規定する。これにより、図23に示されるように、運搬チューブ100および貯蔵部20が、ベース3の底部92に対してわずかに持ち上げられる。
また図24に示されるように、貯蔵部20は有利なことに、運搬チューブ100との連結部において、ベース3に面するショルダ104を形成する。このショルダ104は、ベース3の底部92へ向けて突出するピン105を備える。ピン105は、外体2のショルダ84のノッチ85内で角度方向に移動可能であり、かつ当該ピン105は、塗布デバイス1が保管ポジションにあるときに、ノッチ85を圧迫しかつ第1の停止面86を押圧する。この保管ポジションにおいて、ピン105およびロッド16の側方ポスト96は、貯蔵部20と運搬チューブ100とを、図23に示されるようにベース3の底部92から所定の距離をおいた、わずかに持ち上げられたポジションに保持することに役立つ。
図19および20に示されるように、上述のピストンと同様のピストン32が、密閉状態を維持したままで、貯蔵部20の円筒形の側壁97内をスライドする。このピストン32はまた、密閉状態を維持したままで、軸線Xに沿ってロッド16上をスライドする。
塗布デバイスは、上述のピストンばねと同様の、コイルばねの形態のピストンばね34を付加的に備える。ピストンばね34は、ロッド16の周囲にかつフィン95の中央に配置される。ピストンばねは、貯蔵部の底部における開口99を貫通して、一方でベース3の底部12を押圧しかつ他方でピストン32を押圧する。このピストンばね34は、塗布デバイスの保管ポジションへ、ほんのわずかに押圧されるか、あるいはピストンが貯蔵部の上方ポジションにある場合にはまったく押圧されない。
図26から図29に示されるように、貯蔵部20の遠位端には、第1の実施形態で述べた絞り部と同様の絞り部50が設けられる。この絞り部50は半径方向内側リップ51を備え、当該リップ51は、ロッド16が引き込みポジションにあるときにロッド16の自由端18に対して密閉状態を形成できるか、あるいはロッド16が引き出しポジションにあるときにロッド16のうちの塗布ヘッド19の手前に位置する部分に対して密閉状態を形成できる。
この絞り部50は、プラグバルブ制御部材60と組み合わせられており、かつ公知の手段によって貯蔵部20の遠位端にしっかりと連結される。加えて、塗布デバイスのキャップ52も第1の実施形態に関して述べたキャップと同様のものであり、かつ上記のとおりリップ53を備える。リップ53は、半径方向内側に延在し、かつ中央開口54の範囲を定める。このキャップ52は、公知の手段、例えば外体の側壁81にキャップ52をはめ込むことによって、可能であればキャップの環状溝52aに外体2の内側環状リブ83aをスナップ連結することによって、外体2の上端部に取り付けられる(図25から図29参照)。
第1の実施形態のように、キャップ52の内側には、軸線Xに平行な長方形ポケット55とスタッド56とが設けられており、当該スタッド56は、プラグバルブ57の一部であり、かつロストモーションを伴ってポケット55内をスライドするよう組み立てられており、第1の実施形態におけるように、プラグバルブを、軸線Xに直交する横方向軸線Yを中心にして回転可能とする。上記のように、球状プラグバルブ57は、塗布デバイス1の保管ポジションにおいて中央軸線Xと直交するよう構成される中央通路58を規定する。
また、本発明の第1の実施形態におけるように、プラグバルブ57は、制御デバイス59によってキャップのリップ53に向けて弾性的に付勢されており、当該制御デバイス59は、第1の実施形態におけるように:
− 第1の実施形態のものと同様の形態のプラグバルブ制御部材50であって、上記のように、球状プラグバルブ57の、角度をなして配置された溝64と係合するピン63と、球状プラグバルブ7の下方部分と接触する環状支持部分65と、を備える、プラグバルブ制御部材50と、
− 金属コイルばね61であって、ここでは、貯蔵部20の遠位端23にしっかりと連結された絞り部50を軸線方向に押圧しかつキャップの密閉リップ53に向けて球状プラグバルブ57を直接付勢し、密閉リップに対するプラグバルブの液密接触を確実なものとする、金属コイルばね61と、
− 貯蔵部20の遠位端23にしっかりと連結された支持リング62と、
を備える。
図示された例において、支持リング62は複数の軸線方向の歯62aを備えており、当該歯62aは、貯蔵部1の遠位端に形成された複数の軸線方向の歯97aと互いにかみ合う(図22、図26および図27)。
加えて、図26から図29に示されるように、プラグバルブ制御部材60は、支持リング62と同じ材料からなる単一部品から形成され、かつプラスチックからなる補助プラグバルブばね107は、プラグバルブ制御部材60を支持リング62に連結する。
本発明の第2の実施形態の塗布デバイスは以下のように作動する。
図18、図19、図28および図29に示される保管ポジションを基点として、使用者が、中央軸線X回りで第1の角度方向4にベース3を回転させたとき、ベース3の回転は、ロッド16の回転およびロッド足95の回転をも引き起こし、また複数の側方ポスト96が、運搬チューブ100のくぼみ102に入り込んで、運搬チューブ100を第1の角度方向4に回転させる。この動作中に、貯蔵部20のピン105は、貯蔵部20が外体2に対して回転し続けることを妨げる停止面87にピン105が到達するまで、第1の角度方向4にノッチ85に沿って前進する(図25参照)。ベース3のこの第1の経路セクション間で、貯蔵部3は、プラグバルブ制御部材60を回転させ、プラグバルブ制御部材60は、プラグバルブ57を図30から図32に示される開ポジションまで回動させる。
続いて使用者はベース3を第1の角度方向4に回転させ続けるが、ベース3の作動経路のこの第2のセクションにおいては、貯蔵部のピン105が外体2の停止面87によって停止されるため、貯蔵部20はもはや、外体2に対して回転することができない(図25参照)。その結果、ロッド足95の側方ポスト96がくぼみ102から出て、側方ポスト96が突出キャッチ103の下方を通過する際に運搬チューブ100がわずかに持ち上げられ、その後、運搬チューブ100の下方端部がベース3の底部92に載置されるようになり、同時に貯蔵部のピン105が、外体2のくぼみ89に進入する。
第1の角度方向4におけるベース3の回転動作の停止時に、ロッド足95の側方ポスト96が、らせん状の溝101によって上方に前進させられる。これによりロッド16は軸線方向上方へスライドさせられ、側方ポスト96は、ベース3のフィン93同士の間でのスロット94内のその軸線方向のスライドによってガイドされる。
この動作中に、ロッド16は、図33に示される引き出しポジションまで前進させられる。このポジションにおいて、ロッド16の塗布ヘッド19は、外体2を越えて引き出され、かつロッド16は、絞り部50のリップ51との密閉状態を形成しつつ、球状プラグバルブの中央通路を通過する。続いて塗布デバイス1が、本発明の第1の実施形態におけるように使用ポジションにもたらされ、したがってピストンばね34が圧縮され、ピストン32が絞り部50へ向けてわずかに移動させられ、ピストン32と絞り部50との間の空間が常に完全に生成物21を充填されるため、生成物21が塗布ヘッドによって取り出されることが補償される。
使用後に塗布デバイス1を保管ポジションへ戻すために、使用者は、単純に、第1の角度方向4とは反対の第2の角度方向5へ、外体2に対してベース3を回転させる必要がある。これはまず、ロッド16がベース3の底部32へ向けて軸線方向にスライドするようにロッド16の内部移動を引き起こし、次いでロッド足95がベース3の底部32に接して停止する際に、ロッド足95の側方ポスト96が、運搬チューブ100の下方部分におけるくぼみ102に再び入り込み、それにより貯蔵部20のピン105がくぼみ89から押し出されて、続いてピン105がノッチ85の停止面86に到達するまでピン105がノッチ85内を角度方向に移動可能となり、したがって球状プラグバルブ57を閉じかつ保管ポジションへ戻すことが可能となる。この動作の終わりにおいて、ノッチ85のキャッチ88が、移動させることがより難しいポイントを形成することによって、可能ならばこの移動の終端において「クリック音」が聞こえるようにすることで使用者を手引きできることに留意されたい。
C.本発明の第3の実施形態
本発明の第3の実施形態は、すでに上述した第2の実施形態と類似しているためそのすべては説明しない:第2の実施形態と異なる要素についてのみ以下に述べる。
当該第3の実施形態は、図34から図37に示されるように、以下の点において第2の実施形態とは本質的に異なる:
− ロッド16の足95はピン110を備えており、ピン110は、ベース3の底部92へ向けて軸線方向に突出しており(図34)かつデバイスの保管ポジションでは当該底部92を軸線方向に押圧する;このとき、ロッド足95の側方ポスト96は、当該保管ポジションにおいてらせん状の溝101の下端部に位置し、運搬チューブ100は、ベース3の底部92から離間されて保持されている一方で、貯蔵部20はキャップ52へ向けて持ち上げられている;
− 運搬チューブ100のらせん状の溝101は、くぼみ102とキャッチ103とを含まない;
− 外体2のノッチ85および貯蔵部20のピン105が取り除かれており;貯蔵部20は外体2にしっかりと連結されており、そのため、外体2の側壁81の内側と貯蔵部20の側壁97の外側とにそれぞれ配置された軸線方向溝111,112が互いにかみ合うことによって、貯蔵部20は外体2とともに回転する;これら軸線方向溝は、軸線Xに沿って2つの部分2,20を相対的にスライド可能にする;
− プラグバルブ制御部材60および支持リング62は2つの別の部品であり、それぞれ、軸線Xを中心としかつ一方が他方の内側に係合する円筒形スカート113,114を備えており、これら2つのスカートは、角度をなして配置されたトラックによって互いに連結されており、このトラックは、プラグバルブ制御部材60および支持リング62が軸線Xに沿って互いに対してスライドする際に(図35から図37参照)プラグバルブ制御部材60と支持リング62との間の相対回転動作を強制的に生じさせ、塗布デバイスが保管ポジションにある場合のように支持リング62がプラグバルブ制御部材60にできる限り接近させられる場合に、球状プラグバルブ57を閉ポジションに位置決めする:ここで考えられる例では、上記角度をなして配置されたトラックは、プラグバルブ制御部材の円筒形スカート113において2つの外側らせん状の溝115を備え、その中を、支持リング62のスカート114の2つの内部ピン116がそれぞれスライドする;
− プラグバルブばね61が、円筒形スカート113,114の内側に取り付けられ、かつプラグバルブ制御部材60と支持リング62とを押圧しており、このとき、プラグバルブばね61は、絞り部50とプラグバルブ57との間に取り付けられる代わりに、互いに離間されたプラグバルブ制御部材60と支持リング62とを付勢する;
− 補助プラグバルブばね107は取り除かれている;
− 支持リング62は、絞り部50を軸線方向に押圧し、絞り部50自体は、貯蔵部の遠位端23にしっかりと連結される(支持リング62は、付加的に可能であれば図示された例のように絞り部50にフック係合されてもよい);
− 例えばテフロン(登録商標)から形成された減摩リング17が、プラグバルブばね61と支持リング62との間に軸線方向に配置されており、プラグバルブばね61と支持リング62との間の相対回転を容易にできるようにする(この減摩リングは、可能であれば、プラグバルブばね61とプラグバルブ制御部材60との間に配置することもできる)。
第3の実施形態に基づくデバイスは以下のように作動する。
図34および図35に示される保管ポジションを基点として、使用者は、ベース3を中央軸線X回りで第1の角度方向4に回転させる。ベース3のこの回転は、ロッド16およびロッド足95を回転させる。これにより、まず運搬チューブ100は、ベース3の底部92へ向けて降下可能となる。
ベース3の経路の第1のセクション間で、ベース3の底部92へ向かう運搬チューブ100および貯蔵部20の降下により、プラグバルブばね61の作用に起因して、支持リング62とプラグバルブ制御部材60とが互いから離間させられる。この離間は、球状プラグバルブ57の開放に対応する方向に、プラグバルブ制御部材60を回転させる。
運搬チューブ100の下端部がベース3の底部92に接して停止する場合、球状プラグバルブ57は、その中央通路が軸線Xに沿って方向付けられる状態で、開ポジションに位置する(図38および図39)。
続いて使用者はベース3を第1の角度方向4に回転させ続けるが、ベース3の作動経路のこの第2のセクションにおいては、運搬チューブ10は、ベース3の底部92を押圧し、そのため、ロッド足95の側方ポスト96が、ベース内で軸線方向スリット94に沿って上方にスライドして、運搬チューブのらせん状の溝101によって移動させられる。続いて、ロッド16が、図40に示される引き出しポジションへ移動する。このポジションにおいて、当該ロッドの塗布ヘッド19は、外体2を越えて引き出され、かつロッド16は、絞り部50のリップ51との密閉状態を保持しつつ、球状プラグバルブの中央通路58を通る。このとき、塗布デバイス1は使用ポジションにもたらされ、かつ本発明の第1および第2の実施形態のように、ピストンばね34は、ピストン32を押圧してピストン32を絞り部50へ向けてわずかに移動させ、ピストン32と絞り部50との間の空間が常に完全に生成物21で充填されるように塗布ヘッドによって取り出される生成物21を補償する。
使用後に塗布デバイス1を保管ポジションへ戻すために、使用者は、単純に、第1の角度方向4とは反対の第2の角度方向5へ、外体2に対してベース3を回転させる必要がある。これはまず、ロッド16がベース3の底部32へ向けて軸線方向にスライドするようにロッド16の内部移動を引き起こし、次いで、ロッド足95のピン110がベース3の底部32によって停止される際に、運搬チューブ100は、ベースの底部92に対して再び持ち上げられ、これにより、プラグバルブ制御デバイス59が作動して、球状プラグバルブを閉ポジションへ戻し、再び塗布デバイス1が保管ポジションへ配置される。
1 塗布デバイス
2 外体
3 ベース
4 第1の角度方向
5 第2の角度方向
7 側壁
8 縁部
16 ロッド
18 自由端
19 塗布ヘッド
20 貯蔵部
21 マスカラ
22 近位端
23 遠位端
35 トラック
36 正放線状アーム
37 軸線方向アーム
38 ピン
39 保持機構
40 屈曲経路
48 ピン
49 弾性片
50 絞り部
51 内側環状リップ
52 キャップ
53 密閉リップ
54 開口
57 球状プラグバルブ
58 中央通路
59 プラグバルブ制御デバイス
60 プラグバルブ制御部材
62 支持リング
63 ピン
65 支持部分
67 ノッチ
68 タブ
78 キャッチ
80 ピン
86 第1の停止面
87 第2の停止面
89 くぼみ
92 底部
95 ロッド足
96 側方ポスト
100 運搬チューブ

Claims (23)

  1. 塗布デバイスであって、
    前記塗布デバイスは:
    − 塗布される生成物(21)の収容に適した貯蔵部(20)であって、近位端(22)と遠位端(23)との間において中央軸線(X)に沿って延在し、かつ前記遠位端において軸線方向に開口している、貯蔵部(20)と、
    − 前記貯蔵部の前記遠位端(23)に連結されたキャップ(52)であって、前記中央軸線(X)上に開口(54)を具備してなる、キャップ(52)と、
    − 前記中央軸線(X)に直交する横方向軸線(Y)回りで回転するように前記キャップ(52)内に取り付けられた球状プラグバルブ(57)であって、前記横方向軸線(Y)に直交する中央通路(58)を具備してなり、かつ:
    * 前記プラグバルブ(57)が前記キャップにおける前記開口(54)を閉鎖する、閉ポジションと、
    * 前記プラグバルブの前記中央通路(58)が前記キャップにおける前記開口と整列される、開ポジションと、
    の間で回転可能である、球状プラグバルブ(57)と、
    − プラグバルブ制御部材(60)であって、閉ポジションと開ポジションとの間で動作可能であり、かつ、前記プラグバルブ制御部材(60)が前記閉ポジションにある場合に前記プラグバルブ(57)を前記閉ポジションに配置でき、かつ前記プラグバルブ制御部材(60)が前記開ポジションにある場合に前記プラグバルブ(57)を前記開ポジションに配置できる、プラグバルブ制御部材(60)と、
    − 前記生成物の塗布に適した塗布ヘッド(19)を備える自由端(18)まで、前記中央軸線(X)に沿って延在するロッド(16)であって、
    * 前記塗布ヘッド(19)が前記貯蔵部(20)内に位置決めされる、引き込みポジションと、
    * 前記ロッド(16)が前記プラグバルブの前記中央通路(58)を横断しかつ前記塗布ヘッド(19)が前記貯蔵部(20)の外側に位置する、引き出しポジションと、
    の間で、前記中央軸線(X)に沿って少なくとも並進的に移動可能である、ロッド(16)と、
    を具備してなり、
    前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記閉ポジションと前記開ポジションとの間で、前記中央軸線(X)回りで回転可能であり、
    前記貯蔵部は、前記キャップ(52)にしっかりと連結された外体(2)内に取り付けられており、
    前記ロッド(16)は、前記貯蔵部(20)の前記近位端(22)を横断し、かつ前記貯蔵部(20)の前記近位端(22)から前記貯蔵部(20)を軸線方向に引き出すベース(3)内に取り付けられており、
    前記ベース(3)は、静止ポジションと中間ポジションとの間にある第1の経路セクションと、前記中間ポジションと使用ポジションとの間にある第2の経路セクションと、を含む作動経路に沿って前記外体(2)に対して移動可能であり、
    前記第1の経路セクションは、前記中央軸線(X)回りでの前記外体(2)に対する前記ベース(3)の回転動作を含み、
    前記ベース(3)は、前記ベース(3)が前記静止ポジションから前記中間ポジションへ移動する際に前記プラグバルブ制御部材(60)を前記閉ポジションから前記開ポジションへ回転させるように前記プラグバルブ制御部材(60)に連結されており、かつ、
    前記ベース(3)は、前記第2の経路セクション間で、前記ロッド(16)を前記引き込みポジションから前記引き出しポジションへ移動させるよう構成されている、ことを特徴とする塗布デバイス。
  2. 密閉状態を維持しながら前記貯蔵部(20)内をスライドするように取り付けられ、かつ密閉状態を維持しながら前記ロッド(16)によって横断されるピストン(32)を具備してなり、前記ピストン(32)は、前記貯蔵部の前記遠位端(23)へ向けて弾性的に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布デバイス。
  3. 前記ピストン(32)は、前記ロッド(16)に関連付けられた第1の端部と、前記ピストン(32)を付勢する第2の端部と、を有するピストンばね(34)によって弾性的に付勢されていることを特徴とする請求項2に記載の塗布デバイス。
  4. 前記貯蔵部の前記遠位端(23)は、前記塗布ヘッドが前記貯蔵部(20)を出ていくときに前記塗布ヘッド(19)および/または前記ロッド(16)を絞るよう構成された絞り部(50)を具備してなり、前記ロッド(16)の前記自由端(18)は、前記ロッド(16)が前記引き込みポジションにある場合に前記絞り部(50)と密閉状態を形成するよう構成されており、前記ロッド(16)は、前記塗布ヘッド(19)の手前に配置された部分でありかつ前記ロッドが前記引き出しポジションにあるときに前記絞り部(50)と密閉状態を形成するよう構成された中間部分を付加的に具備してなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の塗布デバイス。
  5. 前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記プラグバルブ(57)の、角度をなして配置された溝(64)にスライドして係合されるピン(63)を具備してなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の塗布デバイス。
  6. 前記キャップ(52)は、環状リップ(53)を具備してなり、前記プラグバルブ(57)は、前記中央軸線(X)に沿ってあそびを有するように、前記キャップ内に取り付けられており、前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記キャップに対して前記中央軸線(X)に沿ってあそびを有するように取り付けられ、かつ前記プラグバルブ(57)へ向けて弾性的に付勢されており、前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記プラグバルブ(57)と接触し、かつ前記プラグバルブを前記キャップ(52)の前記リップ(53)と軸線方向に接触するように押圧することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の塗布デバイス。
  7. 前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記貯蔵部(20)を押圧するプラグバルブばね(61,107)によって前記環状リップ(53)へ向けて弾性的に付勢されていることを特徴とする請求項6に記載の塗布デバイス。
  8. 前記プラグバルブばね(61,107)は、前記貯蔵部の前記遠位端(23)によってそれ自体が支持される支持リング(62)を押圧することを特徴とする請求項7に記載の塗布デバイス。
  9. 前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記プラグバルブ制御部材(60)が貯蔵部とともに回転するように、前記貯蔵部(20)にしっかりと連結されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の塗布デバイス。
  10. 前記貯蔵部(20)は、前記中央軸線(X)回りで、前記外体(2)に対してロストモーションを伴って回転するように取り付けられており、前記第1の経路セクションは、前記中央軸線(X)回りで前記貯蔵部(20)とともに前記ベース(3)が回転することを含むことを特徴とする請求項9に記載の塗布デバイス。
  11. 前記ベース(3)は、前記第1の経路セクションの角度方向の広がりより小さな回転範囲内で、前記ベース(3)の前記初期ポジションを基点として、前記中央軸線(X)回りで、前記貯蔵部(20)においてロストモーションを伴って回転するように取り付けられており、前記第1の経路セクションは、前記貯蔵部(20)に対して前記ベース(3)を回転させること、続いて前記中央軸線(X)回りで前記貯蔵部(20)とともに前記ベース(3)を回転させることを含むことを特徴とする請求項10に記載の塗布デバイス。
  12. 前記ベース(3)は、少なくとも1つのL字状トラック(35)によって、前記貯蔵部(20)に連結されており、前記L字状トラック(35)は:
    * 前記第1の経路セクション間で、前記貯蔵部(20)に対する前記ベース(3)の回転を可能にする、正放線状アーム(36)と、
    * 前記中央軸線(X)に平行な軸線方向アーム(37)であって、前記ベース(3)が前記中間ポジションから前記最終ポジションへ前記第2の経路セクションに従って移動する場合に前記ベース(3)が前記貯蔵部の前記遠位端(23)の方向において前記貯蔵部(20)に対してスライドできるようにする、軸線方向アーム(37)と、
    を具備してなることを特徴とする請求項11に記載の塗布デバイス。
  13. 前記ベース(3)は、前記貯蔵部(20)から離れて移動するように弾性的に付勢されており、かつ選択的に前記最終ポジションに前記ベース(3)を保持することにあるいは前記最終ポジションから前記中間ポジションへ前記ベースが移動可能なように前記ベースを解放することに適した保持機構(39)によって、前記貯蔵部に連結されていることを特徴とする請求項12に記載の塗布デバイス。
  14. 前記保持機構(39)は、前記ベース(3)が前記最終ポジションに到達した際に前記ベース(3)を自動的に適所に固定するよう構成されていることを特徴とする請求項13に記載の塗布デバイス。
  15. 前記保持機構(39)は、前記ベース(3)が前記最終ポジションに固定された後に前記ベース(3)が前記貯蔵部の前記遠位端(23)へ向けて軸線方向に作動させられた場合に、前記ベース(3)を解放するよう構成された二状態機構であることを特徴とする請求項14に記載の塗布デバイス。
  16. 前記保持機構(39)は、屈曲経路(40)を具備してなり、前記屈曲経路(40)は、前記貯蔵部(20)の外壁に設けられ、前記ベースにしっかりと連結された弾性片(49)によって支持されるピン(48)と協働することを特徴とする請求項15に記載の塗布デバイス。
  17. 前記ベース(3)は、前記外体(2)に回転可能に取り付けられ、かつ前記作動経路は、前記中央軸線(X)回りの周方向動作を含み、前記第1および第2の経路セクションを含み、前記ロッド(16)は、前記貯蔵部(20)に対する前記ベース(3)の回転が前記引き込みポジションと前記引き出しポジションとの間での前記ロッド(16)の軸線方向移動を引き起こすように、前記ベース(3)と一体化された第1のトラック(94)によって、かつ前記貯蔵部(20)と一体化された第2のトラック(101)によって、ガイドされることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の塗布デバイス。
  18. 前記第1のトラック(94)は、前記中央軸線(X)に平行であり、かつ前記第2のトラック(101)は、らせん状であることを特徴とする請求項17に記載の塗布デバイス。
  19. 前記貯蔵部(20)は、前記貯蔵部にしっかりと連結された運搬チューブ(100)によって、その前記近位端(22)を越えて軸線方向に引き出され、前記第2のトラック(101)は、前記貯蔵部(20)から離れた第1の端部と、前記貯蔵部(20)により近接した第2の端部と、の間で前記運搬チューブ(100)の内側においてらせん状に延在しており、前記ロッド(16)は、前記第1および第2のトラック(94,101)にガイドされる少なくとも1つの側方ポスト(96)を具備してなる足(95)まで、前記運搬チューブ(100)の内側に延在していることを特徴とする請求項18に記載の塗布デバイス。
  20. − 前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記貯蔵部(20)とともに回転するように、前記貯蔵部(20)にしっかりと連結され、かつ前記貯蔵部(20)を押圧するプラグバルブばね(107)によって前記プラグバルブ(57)へ向けて弾性的に付勢されており、
    − 前記貯蔵部(20)は、係合ポジションと、前記係合ポジションより前記プラグバルブ(57)に近接した非係合ポジションと、の間で前記外体(2)内において軸線方向に移動可能であり、前記貯蔵部(20)と前記外体(2)とは:
    * 前記貯蔵部(20)が前記係合ポジションにあるときに、前記貯蔵部が前記外体(2)にしっかりと連結されるように、互いに連結され、かつ、
    * 前記貯蔵部が前記非係合ポジションにあるときに、前記貯蔵部(20)が前記外体(2)内で自由に回動可能なように、分離されるよう、
    構成されており、
    − 少なくとも前記プラグバルブ制御部材(60)の前記開ポジションは、停止ポジションにあり、
    − 前記ベース(3)は、前記貯蔵部(20)に向かい合う底部(92)を具備してなり、かつ前記運搬チューブ(100)は、前記底部(92)に面して軸線方向に開口しており、
    − 前記ロッド(16)の前記足(95)は、前記ロッド(16)が前記引き込みポジションにある場合に前記ベース(3)の前記底部(92)を軸線方向に押圧するよう構成されており、かつ前記第2のトラック(101)の前記第1の端部は、キャッチ(102)を具備してなり、前記キャッチ(102)は、前記ベース(3)の前記底部(92)へ向けて軸線方向に開口しており、かつ前記ロッド(16)の前記足(95)が前記ベースの前記底部(92)を押圧する場合に前記ロッドの前記足の前記側方ポスト(96)を受容するよう構成されており、前記キャッチ(102)および前記側方ポスト(96)は、前記貯蔵部(20)を前記非係合ポジションに保持するように、かつ前記側方ポスト(96)が前記キャッチ(102)に係合する場合に前記貯蔵部を前記ベース(3)によって回転できるように、構成されており、
    前記キャッチは、前記プラグバルブ(57)が開放したことに対応しかつ前記プラグバルブ制御部材(60)が前記開ポジションに到達したことに対応して前記ベース(3)が第1の角度方向(4)に作動された場合に、前記ロッド(16)の前記足の前記側方ポスト(96)が前記キャッチから外れるように構成されており、それにより前記プラグバルブ(57)が前記開ポジションに固定されるように、かつ続いて前記第1の角度方向(4)における前記ベースの付加的な回転が前記ロッド(16)の前記側方ポスト(96)を前記第1および第2のトラック(94,101)内でスライドさせるように、前記貯蔵部(20)は前記係合ポジションへ移動可能となり、前記ロッド(16)の前記塗布ヘッド(19)が前記プラグバルブ(57)を通過させられることを特徴とする請求項19に記載の塗布デバイス。
  21. 前記貯蔵部は、前記外体(2)に形成された縁部(85)を軸線方向に押圧しながら、前記プラグバルブばね(61,107)によって適所に保持されるピン(105)にしっかりと連結されており、前記縁部(85)は、前記第1の角度方向において第1の停止部(86)と第2の停止部(87)との間で前記中央軸線(X)回りで角度方向に延在しており、かつ前記縁部は、前記第2の停止部(87)付近でくぼみ(89)により途切れており、前記くぼみは、前記ピン(105)が前記第2の停止部(87)と接触する際には前記貯蔵部の前記ピン(105)を受容するよう構成されており、前記貯蔵部は、前記貯蔵部の前記ピン(105)が前記縁部(85)を押圧する際には前記非係合ポジションにあり、かつ前記貯蔵部の前記ピン(105)が前記くぼみ(89)内にある場合に前記係合ポジションにあることを特徴とする請求項20に記載の塗布デバイス。
  22. − 前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記貯蔵部の前記遠位端(23)を軸線方向に押圧する支持リング(62)に対して、前記中央軸線(X)に対して所定の角度でスライドするように、取り付けられており、それにより、前記プラグバルブ制御部材(60)から離れる前記支持リング(62)の移動が、前記プラグバルブ制御部材(60)を前記閉ポジションから前記開ポジションへ回転させ、
    − 前記プラグバルブ制御部材(60)は、前記支持リング(62)を押圧するプラグバルブばねによって前記プラグバルブ(57)へ向けて弾性的に付勢されており、
    − 前記貯蔵部(20)は、前記外体(2)とともに回転するように前記外体(2)にしっかりと連結されるが、第1のポジションと第2のポジションとの間において前記外体(2)内で軸線方向に移動可能であり、前記第1のポジションは、前記第2のポジションより前記プラグバルブに近接しており、
    − 前記ベースは、前記貯蔵部(20)に向かい合う底部(92)を具備してなり、かつ前記運搬チューブ(100)は、前記底部(92)へ向かって軸線方向に開口しており、前記運搬チューブ(100)と前記ロッドの前記足(95)とは、交互に、前記ベースの前記底部(92)を軸線方向に押圧するよう構成されており、
    − 前記ロッドの前記足(95)は支持領域(110)を具備してなり、前記支持領域(110)は、前記足の前記側方ポスト(96)に対して、前記ベースの前記底部(92)へ向けて軸線方向にオフセットされ、前記支持領域は、前記ロッドが引き込みポジションにありかつ前記ベースが前記経路の前記第1のセクションにある場合に、前記ベースの前記底部(92)を押圧し、一方で前記運搬チューブ(100)が前記ベースの前記底部から離間されるように構成されており、かつ、
    − 前記運搬チューブ(100)は、前記ベースの前記第2の経路セクション間で前記運搬チューブ(100)が前記ベースの前記底部(92)を押圧し、続いて前記外体に対する前記ベース(3)の回転が前記外体に対する前記ロッド(16)の軸線方向移動をもたらすように、構成されていることを特徴とする請求項19に記載の塗布デバイス。
  23. 化粧用生成物、好ましくは液状またはペースト状の化粧用生成物を塗布するための、請求項1から請求項22のいずれか一項に記載の塗布デバイス(1)の使用法。
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