JP2014500356A - 低voc、低臭気アルカノールアミンを含む硬質表面洗浄剤 - Google Patents

低voc、低臭気アルカノールアミンを含む硬質表面洗浄剤 Download PDF

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Abstract

A.界面活性剤、例えば、非イオン性エトキシル化アルコール、B.溶媒、例えば、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、C.トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N,N−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、および3−アミノ−4−オクタノールからなる群より選択される低VOC、低臭気アルカノールアミン、D.水、ならびにE.所望に応じて含んでよい、アルカリ性剤、ビルダー、香料、保存剤、殺生物剤、着色剤、染料、およびレオロジー改質剤のうちの1つ以上、を含む硬質表面洗浄組成物。
【選択図】なし

Description

1.発明の分野
本発明は、硬質表面洗浄剤に関する。1つの態様では、本発明は、アルカノールアミンを含む硬質表面洗浄剤に関し、一方、別の態様では、本発明は、低もしくはゼロ揮発性有機化合物(VOC)であり、および臭気を、有していたとしてもほとんど有しないアルカノールアミンを含む硬質表面洗浄剤に関する。
2.関連技術の記載
モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、およびトリエタノールアミン(TEA)を含むエタノールアミンは、複雑な混合物および非標準的な動物モデルの使用を報告するケースからの事例情報に基づいて、推定される呼吸器感作性物質として分類されている(例えば、Kamijo and Nagai., "Acute Respiratory Distress Syndrome Following Asthma-Like Symptoms from Massive Ingestion of a Monoethanolamine-Containing Detergent", Vet Human Toxicol, 46 (2), 2004年4月、を参照)。MEAは、硬質表面洗浄剤の重要な成分として広く用いられてきたが、最近提案された標準では、汎用洗浄剤(APC)のVOC含有量を、2012年までに現行の4質量%から0.5質量%へ低減することが要求されることになる。MEAは、VOCと見なされ、強い特徴的な臭気も有する。硬質表面洗浄剤の多くの製造業者は、VOC含有量があったとしてもほとんどなく、臭気があったとしてもほとんどない、MEAに代わる代替アミンを求めている。MEAをモノ−イソプロパノールアミンに置き換えたこれまでの試みは、性能の有望性およびより良好な毒性プロファイルを示したが、モノ−イソプロパノールアミンも、やはりVOCであり、その臭気はMEAよりもさらに強いものである。
ブチル有機基を有する低揮発性アルカノールアミンは、洗浄剤組成物に広く用いられてきたモノエタノールアミンに匹敵する洗浄効率、ならびにフィルム形成およびストリーク性能を提供することが期待されない。しかし、それらが試験されたのは、それらが、通常は中和に用いられ、VOCを有していたとしてもほとんど有さず、多くの場合、アミン臭気があったとしてもほとんどないことからである。驚くべきことに、特定のアルカノールアミンは、良好な洗浄性を提供することが見出され、VOCが低いかまたはゼロであり、周囲条件下にて、臭気を有していたとしてもほとんど有しないにも関わらず、中にはモノエタノールアミンに匹敵するフィルム形成およびストリーク性能を有するものもある。
1つの実施形態では、本発明は、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N,N−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、および3−アミノ−4−オクタノールからなる群より選択されるアルカノールアミンを含む硬質表面洗浄組成物である。
1つの実施形態では、本発明は:
A.界面活性剤、
B.溶媒、
C.トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N,N−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、および3−アミノ−4−オクタノールからなる群より選択されるアルカノールアミン、ならびに
D.水
を含む洗浄組成物である。所望に応じて、洗浄組成物は、アルカリ性剤、染料、着色剤、香料、および保存剤のうちの1つ以上を含んでよい。1つの実施形態では、本発明の洗浄組成物はまた、完全にではないとしても、実質的に、アルキルポリグルコシドおよびポリアルミニウム化合物の両方を含まないものでもある。1つの実施形態では、洗浄組成物は、薄めずにすぐに使用できるものであり、一方、別の実施形態では、洗浄組成物は、使用前に希釈の必要がある濃縮物である。
1つの実施形態では、本発明は、組成物の質量に対する質量パーセント(質量%)にて、
A.0.01〜20質量%の界面活性剤、
B.0.1〜25質量%の溶媒、
C.トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N,N−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、および3−アミノ−4−オクタノールからなる群より選択される、0.1〜5質量%のアルカノールアミン、ならびに
D.適量(q.s.)の水
を含む洗浄組成物である。水は、通常、組成物の主たる成分であり、すぐに使用できる製剤の場合、通常、組成物の質量に対して95質量%を超えて存在する。濃縮製剤の場合、水はより少ない量で存在し、例えば、濃縮物の質量に対して50質量%未満である。実際に存在する場合、組成物の所望に応じて存在してよい成分は、洗浄製剤に典型的な量で存在し、例えば、組成物の質量に対して0.01〜1質量%である。
図1は、9インチ四方のチーズクロスを約4.5×2.25インチの長方形に折り畳むために用いられる手順を示す図である。 図2は、4.5インチミラータイル上にて硬質表面洗浄剤をフィルム形成性、ストリーク性、および洗浄性について試験するために用いられる液滴パターンを示す図である。
図3Aは、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンまたは3−アミノ−4−オクタノールを含む洗浄製剤の相安定性を、MEAを含む洗浄組成物に対して様々な温度にわたって比較した一連のチャートである。 図3Bは、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンまたは3−アミノ−4−オクタノールを含む洗浄製剤の相安定性を、MEAを含む洗浄組成物に対して様々な温度にわたって比較した一連のチャートである。 図3Cは、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンまたは3−アミノ−4−オクタノールを含む洗浄製剤の相安定性を、MEAを含む洗浄組成物に対して様々な温度にわたって比較した一連のチャートである。
図4は、123のフィルム形成性およびストリーク性試験の結果のプロットである。フィルム形成性の結果は、図の最上部にわたる1〜10のスケールで示す。ストリーク性の結果は、図の右側上の1〜10のスケールで示す。
定義
特に断りのない限り、文脈から既定である場合、または本技術分野にて通例である場合、部およびパーセントはすべて質量基準であり、試験方法はすべて、本開示の出願日時点で最新のものである。米国特許実務の目的のために、いずれの参照特許、特許出願、または公報の内容についても、特に定義の開示事項(本開示で具体的に提供されるいかなる定義とも矛盾しない程度にて)および本技術分野における一般的知識に関して、その全てが参照により本明細書に組み込まれる(または、その対応する米国バージョンが参照によりそのように組み込まれる)。
本開示における数値範囲は、おおよそのものであり、従って、特に断りのない限り、範囲外の値を含む場合がある。数値範囲は、下側値および上側値を含め、1単位ずつにて、その間のすべての数値を含むが、ただし、いずれの下側値およびいずれの上側値の間にも少なくとも2単位分の差がある場合である。例として、例えば分子量など、組成、物理的、またはその他の特性が、100〜1000である場合、100、101、102などのすべての個々の値、および100〜144、155〜170、197〜200などのサブ範囲が、明確に列挙される。1未満の値を含む、または1より大きい小数(例:1.1、1.5など)を含む範囲の場合、1単位は、適宜、0.0001、0.001、0.01、または0.1として見なされる。10未満の1桁の数値を含む範囲の場合(例:1〜5)、1単位は、通常、0.1として見なされる。これらは、具体的に意図されるものの単なる例であり、列挙される下限値と上限値との間の数値のすべての考え得る組み合わせが、本開示において明確に記述されるものとして見なされるべきである。数値範囲は、中でも、特定の組成物中の成分の相対量のために、本開示中にて提供される。
「低またはゼロ揮発性有機化合物(VOC)」および類似の用語は、20℃にて0.1ミリメートル(mm)水銀(Hg)以下の蒸気圧を有する化合物を意味する。VOCの蒸気圧は、通常、ASTM E−1719−97に従って測定される。
「界面活性剤」および類似の用語は、水もしくは水溶液中に溶解された場合に表面張力を低下させる、または2つの液体間、もしくは液体と固体との間の界面張力を低下させる、物質または化合物を意味する。界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性、双性イオン性、および/または両性の剤が挙げられる。
「実質的に、アルキルポリグルコシドおよびポリアルミニウム化合物の両方を含まない」および類似の用語は、洗浄組成物が、いずれかの成分単独を、または互いの組み合わせを、0.1質量%未満、好ましくは0.05質量%未満、さらにより好ましくは0.01質量%未満含むことを意味する。
「濃縮物」および類似の用語は、すぐに使用できる状態とするために、水および/またはその他の溶媒で希釈する必要のある洗浄組成物を意味する。濃縮物は、通常、1〜10または1〜20の希釈率が必要であり、すなわち、質量もしくは容量基準での1〜10もしくは1〜20部の水および/または溶媒が、濃縮物に添加されて、濃縮物がすぐに使用できる状態とされる。
アルカノールアミン
本発明の実施にて用いられるアルカノールアミンは、モノアミンであり、すなわち、各々が1つの窒素原子を含有する。本発明の実施にて用いられるアルカノールアミンはまた、エチレンもしくは置換エチレンブリッジで分離された少なくとも1つの酸素原子も含有する。この構造は、エタノールアミンの基本構造と同じであり、エチレンジアミンなどのキレート剤の構造に類似している。この構造により、アルカノールアミンは金属とキレート形成することができる。エタノールアミンおよびエチレンジアミンとは異なり、本発明の各アルカノールアミンは、かなりかさ高い有機構造も有している。キレート剤構造および疎水性基のこの組み合わせにより、アルカノールアミンは、汚れの中の金属とキレート形成してそれを水系にて乳化することができるものであり、そのことによって効果的な洗浄剤となっている。これらは、ケイ酸マグネシウムおよびケイ酸アルミニウムなどの無機微粒子の除去に特に適している。
本発明の実施にて用いられるアルカノールアミンは、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(CAS:77−86−1)、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール(CAS:115−69−5)、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール(CAS:115−70−8)、N,N−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール(CAS:7005−47−2)、および3−アミノ−4−オクタノール(CAS:1001354−72−8)からなる群より選択される。好ましいアルカノールアミンは、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジアミン、および3−アミノ−4−オクタノールであり、より好ましいアルカノールアミンは、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンおよび3−アミノ−4−オクタノールである。これらのアルカノールアミンは、単独で用いても、または互いの数多くの組み合わせのいずれか1つで用いてもよい。本発明の実施にて用いられるアルカノールアミンの1つ以上は、中でも、ダウケミカル社、ANGUSケミカル社(ダウケミカル社の完全子会社)、およびTCIアメリカから入手可能である。
本発明の硬質表面洗浄組成物に用いられるアルカノールアミンの量は、様々であってよいが、典型的には、最少量は、洗浄組成物の質量に対して、少なくとも0.01質量%、より典型的には、少なくとも0.2質量%、さらにより典型的には、0.5質量%である。洗浄組成物中のアルカノールアミンの最大量に関する唯一の制限は、通常、経済面および/または性能についての利益の減少であり、典型的には、洗浄組成物中のアルカノールアミンの最大量は、洗浄組成物の質量に対して、5質量%を超えず、より典型的には、2質量%を超えず、さらにより典型的には、1質量%を超えない。
界面活性剤
本発明の洗浄組成物は、非イオン性、アニオン性、カチオン性、両性(ampholytic)、両性(amphoteric)、および双性イオン性の界面活性剤から選択される1つ以上の界面活性剤を含有する。アニオン性、両性、および双性イオン性のクラス、ならびにこれらの界面活性剤種の典型的なリストは、米国特許第3,929,678号に記載されている。適切なカチオン性界面活性剤のリストは、米国特許第4,259,217号に記載されている。界面活性剤は、0.1〜90、または0.1〜70、または0.1〜50、または0.1〜25、または0.1〜10、または0.1〜8.0、または0.1〜7、または0.1〜6.0、または0.1〜5.0、または0.1〜4.0、または0.1〜3.0、または0.1〜2.0、または0.1〜1.0パーセントのレベルで存在する。
洗浄組成物は、アニオン性界面活性剤を含んでいてよい。洗浄目的に有用である本質的にいかなるアニオン性界面活性剤も、本洗浄組成物に用いてよい。これらは、アニオン性サルフェート、スルホネート、カルボキシレート、およびサルコシネートの塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、ならびにモノ−、ジ−、およびトリ−エタノールアミン塩などの置換アンモニウム塩を含む)の界面活性剤を含み得る。アニオン性界面活性剤は、スルホネートまたはサルフェート界面活性剤を含んでよい。アニオン性界面活性剤は、本明細書で述べるように、アルキルサルフェート、直鎖状もしくは分岐鎖状アルキルベンゼンスルホネート、またはアルキルジフェニルオキシドジスルホネートを含んでよい。
その他のアニオン性界面活性剤としては、アシルイセチオネートなどのイセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウリド(methyl tauride)の脂肪酸アミド、アルキルスクシネートおよびスルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(例えば、飽和および不飽和C12−C18モノエステル)、スルホスクシネートのジエステル(例えば、飽和および不飽和C6−C14ジエステル)、N−アシルサルコシネートが挙げられる。樹脂酸および水素化樹脂酸も適しており、ロジン、水素化ロジン、ならびにタロー油中に存在するかまたはそれに由来する樹脂酸および水素化樹脂酸などである。本発明での使用に適するアニオン性サルフェート界面活性剤としては、直鎖状および分岐鎖状の一級および二級アルキルサルフェート、アルキルエトキシサルフェート、脂肪オレオイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、C5−C17アシル−N−(C1−C4アルキル)および−N−(C1−C2ヒドロキシアルキル)グルカミンサルフェート、ならびにアルキルポリグルコシドのサルフェートなどのアルキルポリサッカリドのサルフェートが挙げられる(非イオン性非硫酸化化合物は本明細書にて記載される)。アルキルサルフェート界面活性剤は、直鎖状および分岐鎖状一級C10−C18アルキルサルフェート、C11−C15分岐鎖状アルキルサルフェート、またはC12−C14直鎖状アルキルサルフェートから選択してよい。
アルキルエトキシサルフェート界面活性剤は、1モルあたり0.5〜20モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたC10−C18アルキルサルフェートからなる群より選択してよい。アルキルエトキシサルフェート界面活性剤は、1モルあたり0.5〜7、または1〜5モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたC11−C18またはC11−C15アルキルサルフェートであってよい。本発明の1つの態様は、アルキルサルフェートおよび/またはスルホネート、ならびにアルキルエトキシサルフェート界面活性剤の混合物を用いる。そのような混合物は、国際公開第93/18124号に開示されている。
本発明の洗浄組成物での使用に適するアニオン性スルホネート界面活性剤としては、C5−C20直鎖状アルキルベンゼンスルホネート、アルキルエステルスルホネート、C6−C22一級もしくは二級アルカンスルホネート、C6−C24オレフィンスルホネート、スルホン化ポリカルボン酸、アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグリセロールスルホネート、脂肪オレイルグリセロールスルホネートの塩、およびこれらのいずれかの混合物が挙げられる。適切なアニオン性カルボキシレート界面活性剤としては、アルキルエトキシカルボキシレート、アルキルポリエトキシポリカルボキシレート界面活性剤、およびセッケン(「アルキルカルボキシル」)、特に本明細書で述べるように特定の二級セッケン(secondary soap)、が挙げられる。適切なアルキルエトキシカルボキシレートとしては、式RO(CH2CH2O)xCH2COO-+を有するものが挙げられ、式中、Rは、C6〜C18アルキル基であり、xは、0〜10の範囲であって、エトキシレート分布は、質量基準で、xが0である物質の量が20%未満であるような分布であり、ならびにMは、カチオンである。適切なアルキルポリエトキシポリカルボキシレート界面活性剤としては、式RO−(CHR1CHR2−O)−R3を有するものが挙げられ、式中、Rは、C6〜C18アルキル基であり、xは、1〜25であり、R1およびR2は、水素、メチル酸ラジカル、コハク酸ラジカル、ヒドロキシコハク酸ラジカル、およびこれらの混合からなる群より選択され、ならびにR3は、水素、1〜8個の炭素原子を有する置換もしくは無置換炭化水素、およびこれらの混合からなる群より選択される。
適切なセッケン界面活性剤としては、二級セッケン界面活性剤が挙げられ、これは、二級炭素に結合したカルボキシルユニットを含有する。本発明での使用に適する二級セッケン界面活性剤としては、2−メチル−1−ウンデカン酸、2−エチル−1−デカン酸、2−プロピル−1−ノナン酸、2−ブチル−1−オクタン酸、および2−ペンチル−1−ヘプタン酸の水溶性塩からなる群より選択される水溶性メンバーである。特定のセッケンはまた、抑泡剤として含まれる場合もある。
その他の適切なアニオン性界面活性剤は、式R−CON(R1)CH−)COOMのアルカリ金属サルコシネートであり、式中、Rは、C5−C17直鎖状もしくは分岐鎖状アルキルまたはアルケニル基であり、R1は、C1−C4アルキル基であり、Mは、アルカリ金属イオンである。例としては、ナトリウム塩の形態のミリスチルおよびオレオイルメチルサルコシネートである。
その他の適切な界面活性剤としては、脂肪酸およびサルコシン(アミノ酸)から誘導される温和な(mild)生分解性アニオン性界面活性剤である脂肪酸サルコシネートが挙げられる。サルコシンは、グリシンのN−メチル誘導体である。サルコシンは、筋肉およびその他の組織中に見られる天然アミノ酸である。サルコシンは、コリンからグリシンへの代謝の中間体として天然に見出される。好ましい実施形態では、サルコシンは、アシルサルコシンである。アシルサルコシンの例としては、これらに限定されないが、修飾脂肪酸であるココイルサルコシン、ラウロイルサルコシン、ミリストイルサルコシン、オレオイルサルコシン、ステアロイルサルコシンが挙げられる。アシルサルコシンの塩は、アシルサルコシネートと称される。本発明で有用であるアシルサルコシネートとしては、例えば、式:RCON(CH3)CH2COOXを有するものが挙げられ、式中、Rは、8〜22個の炭素原子を、好ましくは12〜18個の炭素原子を、より好ましくは12〜14個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニルであり、ならびに、Xは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、またはトリエタノールアミンである。
本発明で用いることができるアシルサルコシネートの例としては、これらに限定されないが、ナトリウムコシル(coccyl)サルコシネート、ナトリウムラウロイルサルコシネートおよびナトリウムミリストイルサルコシネート、ナトリウムオレオイルサルコシネート、ナトリウムステアロイルサルコシネート、アンモニウムコシルサルコシネート、アンモニウムラウロイルサルコシネートおよびアンモニウムミリストイルサルコシネート、アンモニウムオレオイルサルコシネート、ならびにアンモニウムステアロイルサルコシネートが挙げられる。市販の好ましいアシルサルコシネートとしては、これらに限定されないが、例えば、ハンプシャーケミカルズ(Hampshire Chemicals)から入手可能であるHamposyl(登録商標)L30の商品名を有するナトリウムラウロイルサルコシネート、およびこれもハンプシャーケミカルズから入手可能であるHamposyl(登録商標)C30の商品名を有するナトリウムココイルサルコシネートが挙げられる。
その他の適切な界面活性剤としては、高級アルコールを有するか、またはアルキル基が通常は10〜18個の炭素原子の範囲である脂肪アルコールサルフェートが挙げられる。カチオンは、ほとんど例外なくナトリウムであるか、またはナトリウムを含むが、トリエタノールアミン、カリウム、アンモニウム、マグネシウム、およびカルシウムなどのその他のカチオンも含まれる。好ましい脂肪アルコールサルフェートは、脂肪アルコールが、本質的に飽和であり、炭素含有量が10〜18炭素原子の範囲内、好ましくは、12〜16など、10もしくは12〜14もしくは16炭素原子のものであるか、または、ココナッツ油(ココ)、パーム油、もしくはパーム核油から誘導されるものである。ラウリルサルフェート、および特にナトリウムラウリルサルフェートは、好ましい一級洗浄剤であるが、そのような名称はまた、アルコールの炭素鎖長が12炭素原子に限定されず、主として(50%超、通常は70または75%超)12〜14炭素原子であるそのような洗浄剤にも適用してよい。
本発明での使用に適する両性界面活性剤としては、アミンオキシド界面活性剤およびアルキル両性カルボン酸(alkyl amphocarboxylic acids)が挙げられる。適切なアミンオキシドとしては、式R3(OR4xNO(R52を有する化合物が挙げられ、式中、R3は、8〜26個の炭素原子を含有するアルキル、ヒドロキシアルキル、アシルアミドプロピル、およびアルキルフェニル基、またはこれらの混合から選択され、R4は、2〜3個の炭素原子を含有するアルキレンもしくはヒドロキシアルキレン基、またはこれらの混合であり、xは、0〜5、好ましくは、0〜3であり、ならびに、各R5は、1〜3個を含有するアルキルもしくはヒドロキシアルキル基、または1〜3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基である。適切なアミンオキシドは、C10−C18アルキルジメチルアミンオキシド、およびC10-18アシルアミドアルキルジメチルアミンオキシドである。アルキル両性ジカルボン酸の1つの適切な例は、ミラノール社(Miranol, Inc.),デイトン,ニュージャージー州、によって製造されているMiranol(商標)C2M Conc.である。
双性イオン性界面活性剤もまた、洗浄組成物中に組み込んでよい。これらの界面活性剤は、二級および三級アミンの誘導体、ヘテロ環式二級および三級アミンの誘導体、または四級アンモニウム、四級ホスホニウム、もしくは三級スルホニウム化合物の誘導体として広く記述することができる。ベタインおよびスルタイン界面活性剤は、代表的な双性イオン性界面活性剤である。
適切なベタインは、式R(R12+2COO-を有する化合物であり、式中、Rは、C6−C18ハイドロカルビル基であり、各R1は、通常、C1−C3アルキルであり、およびR2は、C1−C5ハイドロカルビル基である。適切なベタインは、C12-18ジメチル−アンモニオヘキサノエートおよびC10-18アシルアミドプロパン(もしくはエタン)ジメチル(もしくはジエチル)ベタインである。複雑なベタイン界面活性剤も、本発明での使用に適している。
本発明での使用に適するカチオン性界面活性剤としては、四級アンモニウム界面活性剤が挙げられる。四級アンモニウム界面活性剤は、モノC6−C16もしくはC6−C10N−アルキルまたはアルケニルアンモニウム界面活性剤であり、ここで、残りのN位は、メチル、ヒドロキシエチル、またはヒドロキシプロピル基で置換されている。モノアルコキシル化およびビスアルコキシル化アミン界面活性剤も適している。さらなる適切なカチオン性界面活性剤としては、ココ脂肪酸ジエタノールアミン、水素化パームティーエステルクワット(palm tea ester quat)、およびカチオン性エトキシル化脂肪酸が挙げられる。
洗浄組成物に用いてよい別の適切なカチオン性界面活性剤の群は、カチオン性エステル界面活性剤である。カチオン性エステル界面活性剤は、界面活性剤特性を有し、少なくとも1つのエステル(すなわち、−COO−)結合および少なくとも1つのカチオン性荷電基を含む化合物である。コリンエステル界面活性剤を含む適切なカチオン性エステル界面活性剤は、例えば、米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、および同第4,260,529号に開示されている。エステル結合およびカチオン性荷電基は、少なくとも3つの原子(すなわち、3原子鎖長)、または3〜8個の原子、または3〜5個の原子、または3つの原子を含む鎖からなるスペーサー基によって、界面活性剤分子内で互いに分離されていてよい。スペーサー基の鎖を形成する原子は、炭素、窒素、および酸素原子、ならびにこれらのいずれかの混合からなる群より選択されるが、ただし、前記鎖中のいずれの窒素または酸素原子も、その鎖中の炭素原子とのみ結合している。従って、例えば、−O−O−(すなわち、ペルオキシド)、−N−N−、および−N−O−結合を有するスペーサー基は、除外され、例えば、−CH2−O−、CH2−、および−CH2−NH−CH2−結合を有するスペーサー基は、含まれる。スペーサー基の鎖は、炭素原子のみを含んでいてよく、またはこの鎖は、ハイドロカルビル鎖である。
洗浄組成物は、カチオン性モノアルコキシル化アミン界面活性剤を含んでよく、例えば、一般式:R123+ApR4-のものであり、式中、R1は、約6〜約18個の炭素原子、もしくは6〜約16個の炭素原子、もしくは約6〜約14個の炭素原子を含有するアルキルまたはアルケニル部分であり、R2およびR3は、各々独立して、1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基であり、例えば、メチルであり、例えば、R2およびR3の両方がメチル基であり、R4は、水素、メチル、およびエチルから選択され、X-は、電気的中性を提供するためのクロリド、ブロミド、メチルサルフェート、サルフェートなどのアニオンであり、Aは、アルコキシ基、特にエトキシ、プロポキシ、またはブトキシ基であり、ならびに、pは、0〜30、または2〜15、または2〜8である。式中のApR4基は、p=1を有してよく、6個以下の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基であり、ここで、−OH基は、3個以下の炭素原子によって四級アンモニウム窒素原子から分離されている。適切なApR4基は、−CH2CH2−OH、−CH2CH2CH2−OH、−CH2CH(CH3)−OH、および−CH(CH3)CH2−OHである。適切なR1基は、直鎖状アルキル基であり、例えば、8〜14個の炭素原子を有する直鎖状R1基である。
本発明での使用に適するカチオン性モノアルコキシル化アミン界面活性剤は、式R1(CH3)(CH3)N+(CH2CH2O)2-5HX-のものであり、式中、R1は、C10−C18ハイドロカルビルおよびその混合、特に、C10−C14アルキル、またはC10およびC12アルキルであり、ならびにXは、荷電のバランスを提供するいずれかの都合の良いアニオン、例えば、クロリドまたはブロミドである。
記載のように、前述のタイプの化合物は、エトキシ(CH2CH2O)ユニット(EO)が、ブトキシ、イソプロポキシ[CH(CH3)CH2O)]および[CH2CH(CH3)O)]ユニット(i−Pr)、もしくはn−プロポキシユニット(Pr)、またはEOおよび/もしくはPrおよび/もしくはi−Prユニットの混合に置き換えられたものも含む。
カチオン性ビスアルコキシル化アミン界面活性剤は、一般式:R12+ApR3A′qR4-を有し得るものであり、式中、R1は、約8〜約18個の炭素原子、もしくは10〜約16個の炭素原子、もしくは約10〜約14個の炭素原子を含有するアルキルまたはアルケニル部分であり、R2は、1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基、例えば、メチルであり、R3およびR4は、独立して異なっていてよく、水素、メチル、およびエチルから選択され、X-は、電気的中性を提供するためのクロリド、ブロミド、メチルサルフェート、サルフェートなどのアニオンである。AおよびA′は、独立して異なっていてよく、各々、C1−C4アルコキシから選択され、例えば、エトキシ(すなわち、−CH2CH2O−)、プロポキシ、ブトキシ、およびこれらの混合であり、pは、1〜約30、または1〜約4であり、ならびにqは、1〜約30、もしくは1〜約4であり、またはpおよびqの両方が1である。
本発明での使用に適するカチオン性ビスアルコキシル化アミン界面活性剤は、式R1CH3+(CH2CH2OH)(CH2CH2OH)X-のものであり、式中、R1は、C10−C18ハイドロカルビルおよびその混合、またはC10、C12、C14アルキルおよびその混合であり、X-は、荷電のバランスを提供するいずれかの都合の良いアニオン、例えば、クロリドである。上述のカチオン性ビスアルコキシル化アミン界面活性剤の一般構造に関して、1つの例示化合物では、R1が、(ココナッツ)C12−C14アルキル部分の脂肪酸から誘導されることから、R2は、メチルであり、ApR3およびA′qR4は、各々、モノエトキシである。
本発明で有用であるその他のカチオン性ビスアルコキシル化アミン界面活性剤は、式R12+−(CH2CH2O)pH−(CH2CH2O)qHX-の化合物が挙げられ、式中、R1は、C10−C18ハイドロカルビル、またはC10−C14アルキルであり、独立して、pは、1〜約3であり、およびqは、1〜3であり、R2は、C1−C3アルキル、例えばメチルであり、ならびにX-は、アニオン、例えば、クロリドまたはブロミドである。
前述のタイプのその他化合物は、エトキシ(CH2CH2O)ユニット(EO)が、ブトキシ(Bu)、イソプロポキシ[CH(CH3)CH2O)]および[CH2CH(CH3)O)]ユニット(i−Pr)、もしくはn−プロポキシユニット(Pr)、またはEOおよび/もしくはPrおよび/もしくはi−Prユニットの混合に置き換えられたものも含む。
本発明の洗浄組成物は、場合によってはさらなる洗浄界面活性剤を含まない組成物である本明細書で教示される水性組成物、もしくはさらなる有機溶媒、もしくはこれらの両方に可溶性または分散性である、非イオン性フッ素系界面活性剤、カチオン性フッ素系界面活性剤、およびこれらの混合物から選択される少なくとも1つのフッ素系界面活性剤を含んでよい。適切な非イオン性フッ素系界面活性剤化合物は、商品名Fluorad(登録商標)(例:3Mコーポレーション)で現在市販されている物質の中から見出される。代表的なフッ素系界面活性剤としては、フッ素化アルキルエステルであるとして一般的には記載されるFluorad(登録商標)FC−740、フッ素化アルキルエステルであるとして一般的には記載されるFluorad(登録商標)FC−430、フッ素化アルキルエステルであるとして一般的には記載されるFluorad(登録商標)FC−431、およびフッ素化アルキルポリオキシエチレンエタノールであるとして一般的には記載されるFluorad(登録商標)FC−170−Cとして販売されているものが挙げられる。
適切なカチオン性フッ素系界面活性剤化合物の例は、以下の構造:Cn2n +1SO2NHC36+(CH33-を有し、式中、nは約8である。このカチオン性フッ素系界面活性剤は、3Mより、Fluorad(登録商標)FC−135の商品名で入手可能である。適切なカチオン性フッ素系界面活性剤の別の例は、F3−(CF2n−(CH2mSCH2CHOH−CH2−N+123Cl-であり、式中:nは、5〜9であり、mは、2であり、R1、R2、およびR3は、−CH3である。このカチオン性フッ素系界面活性剤は、ZONYL(登録商標)FSDの商品名で入手可能である(デュポンより入手可能、2−ヒドロキシ−3−((ガンマ−オメガ−パーフルオロ−C6-20−アルキル)チオ)−N,N,N−トリメチル−1−プロピルアンモニウムクロリドとして記載)。本発明での使用に適するその他のカチオン性フッ素系界面活性剤は、Leach and Niwataへ付与された欧州特許第866,115号にも記載されている。非イオン性フッ素系界面活性剤、カチオン性フッ素系界面活性剤、およびこれらの混合物の群から選択されるフッ素系界面活性剤は、0.001〜5質量%、好ましくは、0.01〜1質量%、より好ましくは、0.01〜0.5質量%の量で存在してよい。
洗浄組成物は、非イオン性界面活性剤を含んでよい。本質的にいかなるアルコキシル化非イオン性界面活性剤も、本発明に適しており、例えば、エトキシル化およびプロポキシル化非イオン性界面活性剤である。アルコキシル化界面活性剤は、非イオン性エトキシル化アルコール、非イオン性エトキシル化/プロポキシル化脂肪アルコール、プロピレングリコールとの非イオン性エトキシレート/プロポキシレート縮合物、およびプロピレンオキシド/エチレンジアミン付加体との非イオン性エトキシレート縮合生成物のクラスから選択することができる。
脂肪族アルコールと、1〜25モルのアルキレンオキシド、特にエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの縮合生成物は、本発明での使用に適している。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖状または分岐鎖状、一級または二級のいずれかであってよく、一般的には、6〜22個の炭素原子を含有する。8〜20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モルあたり2〜10モルのエチレンオキシドとの縮合生成物も適している。
本発明での使用に適するポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、構造式R2CONR1Zを有するものであり、式中:R1は、H、C1−C4ハイドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ、プロポキシ、またはこれらの混合であり、例えば、C1−C4アルキル、またはC1もしくはC2アルキルであり、および、R2は、C5−C31ハイドロカルビルであり、例えば、直鎖状C5−C19アルキルもしくはアルケニル、または直鎖状C9−C17アルキルもしくはアルケニル、または直鎖状C11−C17アルキルもしくはアルケニル、またはこれらの混合であり、およびZは、少なくとも3つのヒドロキシルが鎖に直接結合した直鎖状ハイドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシハイドロカルビル、またはそのアルコキシル化誘導体(例えば、エトキシル化またはプロポキシル化)である。Zは、還元性アミノ化反応における還元糖から誘導してよく、例えば、Zは、グリシチル(glycityl)である。
適切な脂肪酸アミド界面活性剤としては、式:R1CON(R22を有するものが挙げられ、式中、R1は、7〜21個、または9〜17個の炭素原子を含有するアルキル基であり、ならびに各R2は、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキル、および−(C24O)xHからなる群より選択され、ここでxは、1〜3の範囲内である。
溶媒
エチレンオキシド系またはプロピレンオキシド系グリコールエーテルなどのいずれの水混和性溶媒も、本発明の実施に用いてよい。洗浄組成物は、エタノール、ソルビトール、グリセロール、プロピレングリコール、および1,3−プロパンジオールなどの有機溶媒を、限定された量で含有していてよく、例えば、10%未満または5%未満である。糖アルコールが、本発明に適切であり得る。糖アルコールとしては、これらに限定されないが、ソルビトール、キシリトール、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、イソマルト、エリスリトール、およびこれらの混合物が挙げられる。一価アルコールも、本発明に適切であり得る。一価アルコールとしては、これらに限定されないが、エタノール、メタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、およびブタノール、t−ブタノール、ならびにこれらの混合物が挙げられる。ポリオールも、本発明に適切である。ポリオールとしては、これらに限定されないが、1,3−プロパンジオール、1,3−プロパントリオール、およびプロピレングリコール、ならびにこれらの混合物が挙げられる。脂肪酸メチルエステルも、本発明に適切であり得る。脂肪酸メチルエステルとしては、これらに限定されないが、アルキル化メチルエステル(通常は少なくとも18個の炭素原子のもの)、ダイズ由来脂肪酸メチルエステル、およびカノーラ由来脂肪酸メチルエステルが挙げられる。プロパノールおよびグリセロールを例とする短鎖アルコールも、本発明に適している。アロエ葉抽出物およびd−リモニンも、本発明に適した溶媒である。加えて、天然由来トリグリセリドおよびラクテートエステルソルビトールも、本発明に適した溶媒である。本発明は、C1-6アルカノール、その他のC1-6ジオール、アルキレングリコールのC1-10アルキルエーテル、C3-24アルキレングリコールエーテル、ポリアルキレングリコール、短鎖エステル、イソパラフィン系炭化水素、ミネラルスピリット、アルキル芳香族、テルペン、テルペン誘導体、テルペノイド、テルペノイド誘導体、ホルムアルデヒド、およびピロリドンなどの溶媒を含有してよい。
LVP適用除外規定(LVP exemption rule)を満たす溶媒、すなわち、蒸気圧が20℃において0.1mm未満であり、環境配慮設計(Design for the Environment)(DfE)に準拠するものが好ましい。既にDfEに指定されているグリコールエーテル溶媒は、DOWANOL PnB(VOC)(プロピレングリコールn−ブチルエーテル CAS 5131−66−8)、DOWANOL PnP(VOC)(プロピレングリコールn−プロピルエーテル CAS 1569−01−3)、DOWANOL DPM(VOC)(ジプロピレングリコールメチルエーテル CAS 34590−94−8)、DOWANOL DPnP(ジプロピレングリコールプロピルエーテル CAS 29911−27−1)、DOWANOL DPnB(ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル CAS 35884−42−5)、DOWANOL TPnB(トリプロピレングリコールn−ブチルエーテル CAS 55934−93−5)、DOWANOL TPM(トリプロピレングリコールメチルエーテル、CAS 24598−49−1)である。
適切には、溶媒は、洗浄組成物中にて、0.1〜10質量パーセント、または0.1〜5.0質量パーセント、または0.1〜4.0質量パーセント、または0.1〜3.0質量パーセント、または0.1〜2.0質量パーセント、または0.1〜1.0質量パーセント、または0.5〜5.0質量パーセント、または0.5〜4.0質量パーセント、または0.5〜3.0質量パーセント、または0.5〜2.0質量パーセント、または0.5〜1.0質量パーセントの範囲の量で存在する。

本発明の硬質表面洗浄組成物は、水性組成物であり、水は主成分であり、例えば、水は、典型的には、組成物の少なくとも50、より典型的には、少なくとも80、さらにより典型的には、少なくとも90質量パーセントを占める。水は、典型的には、99.5%未満、より典型的には、99%未満、さらにより典型的には、98%未満のレベルで存在する。脱イオン水が好ましい。洗浄組成物が濃縮される場合は、水は、85質量%未満の濃度で組成物中に存在してよい。
所望に応じて含んでよい成分
アルカノールアミン、界面活性剤、溶媒、および水に加えて、本発明の洗浄組成物は、当業者に公知の様々な所望に応じて含んでよい成分の1つ以上を含んでよい。これらの所望に応じて含んでよい成分としては、これらに限定されないが、アルカリ性剤、ビルダー、香料、保存剤、殺生物剤、着色剤、染料、およびレオロジー改質剤が挙げられる。これらの所望に応じて含んでよい成分は、公知の量にて、公知の方法で用いられる。
適切なアルカリ性剤としては、これらに限定されないが、アルカリ金属水酸化物、ならびにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、およびトリイソプロパノールアミンを含むアルカノールアミン(上述の本発明の洗浄組成物中の成分(C)として識別されるもの以外)が挙げられる。存在する場合、アルカリ性剤は、通常、洗浄組成物の0.1〜5質量%の量で存在する。
実際に存在する場合、本発明の洗浄組成物は、少なくとも0.2質量%、好ましくは0.2質量%超のビルダーを含有する。適切には、ビルダーは、洗浄組成物中に、0.2〜5質量パーセント、または0.2〜4質量パーセント未満、または0.2〜0.3質量パーセント、または0.2〜2質量パーセント、または0.2〜1質量パーセントの範囲の量で存在する。
ビルダーはまた、洗浄組成物中にて、軟化剤、金属イオン封鎖剤、緩衝剤、またはpH調節剤として機能し得る。種々のビルダーまたは緩衝剤を用いてよく、それらとしては、これらに限定されないが、ホスフェート−シリケート化合物、ゼオライト、アルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウムポリアセテート、ニトリロ三酢酸のトリアルカリ塩、カルボキシレート、ポリカルボキシレート、カーボネート、バイカーボネート、ポリホスフェート、アミノポリカルボキシレート、ポリヒドロキシ−スルホネート、ならびにデンプン誘導体が挙げられる。用いられる場合、ビルダーとしては、これらに限定されないが、有機酸、無機酸、シリケートのアルカリ金属およびアルカリ土類塩、メタシリケート、ポリシリケート、ボレート、ヒドロキシド、カーボネート、カルバメート、ホスフェート、ポリホスフェート、ピロホスフェート、トリホスフェート、テトラホスフェート、アンモニア、ヒドロキシド、モノエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミン、トリエタノールアミン、および2−アミノ−2−メチルプロパノールが挙げられる。
本発明の組成物のための好ましい緩衝剤は、窒素含有物質である。いくつかの例は、リジンなどのアミノ酸、またはモノ−、ジ−、およびトリ−エタノールアミンのような低級アルコールアミンである。その他の好ましい窒素含有緩衝剤は、グルタミン酸二ナトリウム、N−メチルジエタノールアミド、1,3−ビス(メチルアミン)−シクロヘキサン、1,3−ジアミノ−プロパノール−N,N′−テトラ−メチル−1,3−ジアミノ−2−プロパノール、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−グリシン(ビシン)、およびN−トリス(ヒドロキシ−メチル)メチルグリシン(トリシン)である。その他の適切な緩衝剤としては、アンモニウムカルバメート、クエン酸、および酢酸が挙げられる。上記のいずれかの混合物も許容される。有用な無機緩衝剤/アルカリ性源としては、アンモニア、炭酸アルカリ金属塩、およびリン酸アルカリ金属塩が挙げられ、例えば、炭酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムである。さらなる緩衝剤は、国際公開第95/07971号に記載されている。その他の好ましいpH調節剤としては、水酸化ナトリウムまたはカリウムが挙げられる。シリケートの用語は、シリケート、メタシリケート、ポリシリケート、アルミノシリケート、および類似の化合物を包含することを意図している。
洗浄組成物は、所望に応じて、染料、着色剤、および保存剤を含有してよく、またはこれらの成分の1つ以上を含有してよく、またはこれらの成分を含有しなくてもよい。このような染料、着色剤、および保存剤は、天然であっても、または合成であってもよい。天然の保存剤としては、ベンジルアルコール、ソルビン酸カリウム、およびビサボロール、安息香酸ナトリウムおよび2−フェノキシエタノールが挙げられる。用いられる場合、保存剤としては、これらに限定されないが、静カビ剤(mildewstat)または静菌剤、メチル、エチル、およびプロピルパラベン、短鎖有機酸(例:酢酸、酪酸、および/またはグリコール酸)、ビスグアニジン化合物(例:Dantagardおよび/またはGlydant)、ならびに/または短鎖アルコール(例:エタノールおよび/またはIPA)が挙げられる。静カビ剤または静菌剤としては、これらに限定されないが、すべてダウケミカル社から入手可能である、KATHON GC、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、KATHON ICP、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、およびこれらのブレンド、ならびにKATHON 886、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、ブーツ社(Boots Company Ltd.)およびダウケミカル社からのBRONOPOL、2−ブロモ−2−ニトロプロパン 1,3 ジオール、ICI PLCからのPROXEL CRL、プロピル−p−ヒドロキシベンゾエート、ニパラボラトリーズ社(Nipa Laboratories Ltd.)からのNIPASOL M、o−フェニル−フェノール、Na+塩、ダウケミカル社からのDOWICIDE A、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、ならびに、チバガイギー社(Ciba-Geigy A.G.)からのIRGASAN DP 200、2,4,4′−トリクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテルを含む静カビ剤(非イソチアゾロン化合物を含む)が挙げられる。染料および着色剤としては、LIQUITINT(登録商標)YellowもしくはBlueなどの合成染料、または、例えばベータ−カロテンおよびリコペンを含むカロテノイドなどの天然の黄色、橙色、赤色、および/もしくは褐色顔料などの天然の植物染料または顔料が挙げられる。
pH
洗浄組成物のpHは、希釈せずに直接測定される。洗浄組成物は、7以上、または7.5以上、または8以上、または9以上、または10以上、または7.5〜11、または8〜11、または9〜11のpHを有してよい。
洗浄組成物の作製
本発明の洗浄組成物は、公知の方法および設備を用いて作製することができる。組成物の成分は、いかなる順序で添加してもよく、通常は、周囲条件下、均質な混合物、典型的には溶液を作り出すために十分に混合しながら、水へ添加される。洗浄組成物は、濃縮製剤として(典型的には、輸送および/または保管目的にて)、またはすぐに使用できる製剤として作製してよい。
洗浄組成物の使用
本発明の洗浄組成物は、公知の設備により、公知の方法で用いられる。濃縮物は、通常、使用前に、水および/または溶媒により希釈される。洗浄組成物は、洗浄されるべき表面へ直接適用してよく、またはクロス、ワイプ、マイクロファイバー、スポンジなどを例とする洗浄用具へ適用して、次にそれを表面へ適用してもよい。
本発明について、以下の実施例によってさらに記述する。
本発明のアルカノールアミンとDIPAおよびTIPAとを比較するサンプルの作製
15グラム(g)のサンプルを20個作製した。各サンプルには、ダウケミカル社から入手可能である3つの界面活性剤、すなわち、TRITON CG−50(非イオン性、アルキルポリグルコシド)、ならびにECOSURF EH−6およびECOSURF EH−9(いずれも非イオン性、アルコールエトキシレート)のうちの1つ以上を含有させた。
各サンプルはまた、ダウケミカル社から入手可能である6つの溶媒、すなわち、DOWANOL PnB(プロピレングリコールn−ブチルエーテル)、DOWANOL DPM(ジプロピレングリコールメチルエーテル)、Butyl CARBITOL(商標)Solvent(BuCb、ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、DOWANOL DPnB(ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル)、DOWANOL TPnB(トリプロピレングリコールn−ブチルエーテル)、およびDOWANOL TPM(トリプロピレングリコールメチルエーテル)のうちの1つ以上も含有させた。
加えて、サンプルの各々には、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(TRISAMINO)、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール(AMPD)、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール(AEPD VOX 1000)、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP−95)、3−アミノ−4−オクタノール(CORRGUARD EXT)、ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール(DMAMP 80)、ジイソプロパノールアミン(DIPA)、およびTIPA(トリイソプロパノールアミン)のうちの1つも含有させた。サンプルのほとんどには、水酸化ナトリウムも含有させた。残量を脱イオン水として、活性成分はサンプルの約4質量%を占めていた。
各サンプルは、5℃、20℃、および50℃にて目視評価を行い、均質性を判定した。各サンプルのフィルム形成およびストリーク性能は、以下で述べる手順に従って定量した。グレー値(Gray Value)によって測られる洗浄性能は、以下で述べる手順に従って測定した。
安定性について本発明のアルカノールアミンとMEAとを比較するサンプルの作製
以下のマトリックスチャートに従い、モノエタノールアミン(MEA)および6つの本発明のアルカノールアミンの各々について96個のサンプルを、自動リキッドハンドラーを用いて種々の成分を1ミリリットル(mL)サンプルチューブへ分配することで作製した。6つのフル96ウェルサンプルトレイ上に入れたこの672個のサンプルを、相安定性について目視で評価した。
Figure 2014500356
サンプルAおよびBは、非イオン性ポリアルキルグルコシド界面活性剤を含む比較組成物である。サンプルCおよびDは、アニオン性界面活性剤を含む本発明の組成物であり、サンプルE〜Hは、非イオン性界面活性剤を含む本発明の組成物である。
性能試験のための本発明のアルカノールアミンおよびMEAによるサンプルの作製
変数をできる限り広くカバーするために、各アミンについて、15〜20個の安定な製剤をマトリックスチャートから選択した。これらの製剤は、フィルム形成、およびストリーク、および洗浄性能試験のために、15mLの容量で作製した。
以下で述べる手順に従うフィルム形成性およびストリーク性の評価、ならびに洗浄性評価のために、123個の均質なサンプルを選択した。
フィルム形成性およびストリーク性試験手順
図1に示すように、9インチ四方のチーズクロスを折り畳んでおよそ4.5×2.25インチの長方形とし、バインダークリップを取り付けてそれを持ち手とする。清浄なミラータイル上に、試験溶液を10滴落とし、8滴は円を形成し、2滴はその円の中心となるパターンとする(図2に示すように)。直ちに、その表面にて、折り畳んだチーズクロスを下向きの圧力を加えずに10ストロークさせる。逆方向への動きの各々を1パスとしてカウントする。1つの溶液あたり2つのタイルによる2回の反復実験とし、WINDEX(登録商標)およびFANTASTIK(登録商標)硬質表面洗浄組成物を標準として、すべての溶液についてこの手順を繰り返す。タイルは、少なくとも20分間かけて完全に乾燥させる。タイルを観察し、フィルム形成性およびストリーク性により1〜10のスケールでランク付けする。
フィルム形成性:1=目視可能なフィルム形成なし(WINDEXと比較して)、および10=高いフィルム形成/曇り度(FANTASTIKと比較して)
ストリーク性 :1=目視可能なストリークなし(WINDEXおよびFANTASTIKと比較して)、および10=高いストリーク
評価の違いを最小限に抑え、オペレータが変わることによる相違を排除するために、タイルの評価はすべて同じオペレータによって行った。
硬質表面洗浄:スプリング圧縮機(SCiD)
製剤の硬質表面洗浄力を、ビニルタイルからの汚れの除去によって試験した。ビニルタイルを、11.5cm×7.5cmのサンプルサイズに合うように切断し、3%のカーボンブラックブラジル汚れ(Carbon Black Brazil soil)500μLを、フォームアプリケータを用いてタイルの溝付き側に適用し、およそ24時間かけて乾燥させた。タイルをSCiDプレート中に配置し、オービタルシェーカー上に設置した。400μLの洗浄溶液を各ウェル部に分配し、1つは覆われたスラビー(carpeted srubbie)とし、これをシェーカー上で5分間運転した。各サンプルについて、3つのウェル部を試験し、サンプルは、良好な中程度の洗浄標準と共に運転した。サンプルをコンピュータへスキャンし、ImageJソフトウェアで分析した。洗浄力は、ウェル部の平均グレー値で測定し、サンプルの洗浄力は、3つのウェルのグレー値の平均で測定した。高いグレー値は、薄い円および高い洗浄力に相当し、低いグレー値は、濃い円および低い洗浄力に相当する。
Figure 2014500356
安定性
最良の洗浄製剤について、高温および低温での安定性の試験を行った。およそ5mLの洗浄製剤をガラス製小バイアルに入れ、蓋を閉めた。1つの製剤あたり3つのバイアルで行い、各々は、50℃のオーブン、冷蔵庫、および冷凍庫中にて、少なくとも3時間試験した。溶液を室温まで戻し、素早く攪拌した。製剤が均質な外観を有し、目視可能な層形成がない場合に、安定であるとした。
結果
サンプル製剤、ならびに安定性および洗浄性能試験の結果を、表1A〜1Dに報告する。図3A〜3Cは、MEAを含む組成物の5、20、および50℃での安定性と、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンまたは3−アミノ−4−オクタノールを含む組成物の同じ温度での安定性とを比較する図表の1群である。各サンプルは、混合前および混合後の結果を有する。緑(中間グレー)は均質を、黄(薄いグレー)は少量の第二相を、赤(濃いグレー)は明らかな2つの相を表す。これらの図表から分かる通り、本発明の組成物は、MEA含有組成物と同程度の安定性を有する。
Figure 2014500356
Figure 2014500356
Figure 2014500356
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サンプル1〜4および17〜20は、比較組成物である。組成物はすべて低またはゼロVOCアルカノールアミンを含むが、比較組成物だけが、著しいアルカノールアミン臭を有する。サンプルはすべて、冷蔵庫(約5℃)、室温(RT)(約20℃)、および高温(約50℃)の条件にて、透明で均質な溶液であった。フィルム形成性およびストリーク性の数値は、5未満(<5)が許容されるが、サンプルのほとんどは、この基準を満たしていた。平均グレー値は、85〜125の範囲内であった。
スクリーニング実験からの良好な結果に基づいて、アルカノールアミンおよびMEAの各々のサンプルを、0.5質量%の3つの界面活性剤のうちの1つ、および6つの溶媒のうちの1つを用いて0.5質量%のアミンにて作製し、ここで、溶媒は3つの異なるレベルで試験した。各サンプルには、0.5質量%PnBおよび0.2質量%水酸化ナトリウムも含有させた。自動リキッドハンドラーを用いて672個のサンプルを作製し、それを、5、20、および50℃での相安定性の評価のために、3つの部分に分割した。
各サンプルは、混合前および混合後の結果を有している。サンプルの多くは、混合前であっても均質であった。その他のいくつかは、混合前に少量の第二相を有していたが、混合によって均質となった。サンプルのいくつかは、混合前に明らかな2つの相を有していたが、混合後は、均質またはほぼ均質となった。最後に、サンプルのいくつかは、混合後であっても、不均質のままであった。これは、主として、50℃で発生した。
本発明の6つのアルカノールアミンはすべて、コントロールのMEAと比較して、良好な洗浄性能を示した。驚くべきことに、AMPDおよびAEPDは、ゼロVOCであるにも関わらず、それらは、実際、MEAに匹敵するフィルム形成性およびストリーク性を示し、その他のアミンのほとんどは、許容されるフィルム形成およびストリーク性能を示した。
123個の実験からの結果を図4にプロットする。フィルム形成性の結果は、図の最上部にわたる1〜10のスケールで示す。ストリーク性の結果は、図の右側上の1〜10のスケールで示す。フィルム形成性およびストリーク性のレベルは、4以下(≦4)が一般的に要求されることから、左上側の角の4×4の正方形内に位置するものが、良好なサンプルである。洗浄性能は、図の左側に示す。小正方形の各行内にて、洗浄性結果は、30〜100のスケールでプロットしており、従って、それぞれのボックス内の上へ行くほど、洗浄性能が良好となる。
最良の製剤である#7は、MEA系であり、別のMEA系製剤#1も、良好な結果を示したが、AMPDを含有する#22、23、29、および41は、許容されるフィルム形成性およびストリーク性と共に、良好な洗浄性結果を示した。同様に、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンによる#42および44、ならびに3−アミノ−4−オクタノールによる#76および77も、許容されるフィルム形成性およびストリーク性と共に、良好な洗浄性を示した。
本発明を、好ましい実施形態についての先の記述を通してある程度詳細に記載してきたが、この詳細は、説明することを主たる目的とするものである。当業者であれば、多くの変形および改変を、以下の請求項に記載の本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく行うことができる。

Claims (10)

  1. トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N,N−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、および3−アミノ−4−オクタノールからなる群より選択されるアルカノールアミンを含む硬質表面洗浄組成物。
  2. A.界面活性剤、
    B.溶媒、
    C.トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N,N−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、および3−アミノ−4−オクタノールからなる群より選択されるアルカノールアミン、ならびに
    D.水
    を含む洗浄組成物。
  3. 洗浄組成物であって、前記組成物の質量に対する質量パーセントにて、
    A.0.1〜20質量%の界面活性剤、
    B.0.1〜25質量%の溶媒、
    C.トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N,N−ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、および3−アミノ−4−オクタノールからなる群より選択される、0.1〜5質量%のアルカノールアミン、ならびに
    D.水
    を含む、洗浄組成物。
  4. 前記水が、脱イオン化されており、前記組成物の90〜99.5質量%を占める、先行する請求項のいずれか1項に記載の洗浄組成物。
  5. 前記界面活性剤が、アルコキシル化非イオン性界面活性剤である、先行する請求項のいずれか1項に記載の洗浄組成物。
  6. 前記界面活性剤が、アルコールエトキシレートである、先行する請求項のいずれか1項に記載の洗浄組成物。
  7. 前記溶媒が、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールプロピルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテル、およびトリプロピレングリコールメチルエーテルのうちの1つ以上である、先行する請求項のいずれか1項に記載の洗浄組成物。
  8. アルカリ性剤、ビルダー、香料、保存剤、殺生物剤、着色剤、染料、およびレオロジー改質剤のうちの少なくとも1つをさらに含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の洗浄組成物。
  9. アルカリ金属水酸化物を含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の洗浄組成物。
  10. 前記アルカノールアミンが、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンおよび3−アミノ−4−オクタノールのうちの少なくとも1つである、先行する請求項のいずれか1項に記載の洗浄組成物。
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