JP2014241063A - ストローク情報管理装置、ストローク情報管理システム、およびストローク情報管理プログラム - Google Patents

ストローク情報管理装置、ストローク情報管理システム、およびストローク情報管理プログラム Download PDF

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鈴木 靖典
Yasunori Suzuki
靖典 鈴木
功一 近藤
Koichi Kondo
功一 近藤
森山 悟
Satoru Moriyama
悟 森山
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【課題】所定間隔を置いて並設させた2つの板状のセンサの構造から生じるストロークフォントの欠損部分を補完することが可能なストローク情報管理装置、ストローク情報管理システム、およびストローク情報管理プログラムを提供すること。
【解決手段】読取装置のセンサ基板等を介して検出された電子ペンの検出座標Pnが検出順に読取装置のフラッシュROMに対して保存される(S12、S16、S21、S26、S27)。特に、読取装置のセンサ基板等を介して検出された電子ペンの検出座標Pnについて、2つのセンサ基板のセンサ縁辺部内にないと判断されたときは(S24:NO)、読取装置のセンサ基板等を介して検出された電子ペンの検出座標Pnが、ストロークフォントの終端点として読取装置のフラッシュROMに対して保存される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ストロークフォントを取り扱うストローク情報管理装置、ストローク情報管理システム、およびストローク情報管理プログラムに関するものである。
従来より、ストロークフォントを取り扱う技術として、ペンタブレットなどの入力装置が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
このような入力装置は、位置を指示するためのペン型の装置と、その指示された位置を検出するための板状のセンサと、を組み合わせた構造になっている。
特開2003−271577号公報
しかしながら、例えば、折り畳み可能とするために所定間隔を置いて2つの板状のセンサを並設させた場合には、2つの板状のセンサの間では位置を検出することができない。そのため、ペン型の装置が2つの板状のセンサの間を移動する場合には、ペン型の装置の軌跡によって得られるストロークフォントに欠損部分が生じることになる。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、所定間隔を置いて並設させた2つの板状のセンサの構造から生じるストロークフォントの欠損部分を補完することが可能なストローク情報管理装置、ストローク情報管理システム、およびストローク情報管理プログラムを提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、ストローク情報管理装置であって、ペン型の入力装置と、前記入力装置の位置データを取得する板状の第1センサと、前記第1センサに対して所定間隔を置いて並設されると共に前記入力装置の位置データを取得する板状の第2センサと、前記第1センサと前記第2センサとを介して前記入力装置の位置データを所定時間毎に検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが保存される記憶装置と、前記記憶装置に対して前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを検出順に保存する第1保存手段と、前記検出手段が前記入力装置の位置データを検出できなかった場合に前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して再保存する第2保存手段と、前記第1センサの縁辺部分である第1センサ縁辺部と、前記第2センサの縁辺部分である第2センサ縁辺部と、前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第1判断手段と、前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第1判断手段で判断された後に、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第2判断手段と、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを前記記憶装置に対して検出順に保存する第3保存手段と、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にないと前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して検出順に保存する第4保存手段と、前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点毎に区切りながら直線補間するストロークフォント作出手段と、を備えること、を特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、読取装置とホストとがデータ通信可能に接続されたストローク情報管理システムであって、前記読取装置は、ペン型の入力装置と、前記入力装置の位置データを取得する板状の第1センサと、前記第1センサに対して所定間隔を置いて並設されると共に前記入力装置の位置データを取得する板状の第2センサと、前記第1センサと前記第2センサとを介して前記入力装置の位置データを所定時間毎に検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが保存される記憶装置と、前記記憶装置に対して前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを検出順に保存する第1保存手段と、前記検出手段が前記入力装置の位置データを検出できなかった場合に前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して再保存する第2保存手段と、前記第1センサの縁辺部分である第1センサ縁辺部と、前記第2センサの縁辺部分である第2センサ縁辺部と、前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第1判断手段と、前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第1判断手段で判断された後に、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第2判断手段と、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを前記記憶装置に対して検出順に保存する第3保存手段と、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にないと前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して検出順に保存する第4保存手段と、を備える一方、前記ホストは、前記読取装置の前記記憶装置に保存された前記読取装置の前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点毎に区切りながら直線補間するストロークフォント作出手段と、を備えること、を特徴とする。
また、請求項11に係る発明は、ペン型の入力装置と、前記入力装置の位置データを取得する板状の第1センサと、前記第1センサに対して所定間隔を置いて並設されると共に前記入力装置の位置データを取得する板状の第2センサと、前記第1センサと前記第2センサとを介して前記入力装置の位置データを所定時間毎に検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが保存される記憶装置と、前記第1センサの縁辺部分である第1センサ縁辺部と、前記第2センサの縁辺部分である第2センサ縁辺部と、を備えるストローク情報管理装置で実行されるストローク情報管理プログラムであって、前記記憶装置に対して前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを検出順に保存する第1保存ステップと、前記検出手段が前記入力装置の位置データを検出できなかった場合に前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して再保存する第2保存ステップと、前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第1判断ステップと、前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第1判断手段で判断された後に、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第2判断ステップと、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを前記記憶装置に対して検出順に保存する第3保存ステップと、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にないと前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して検出順に保存する第4保存ステップと、前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点毎に区切りながら直線補間するストロークフォント作出ステップと、を備えること、を特徴とする。
すなわち、本発明のストローク情報管理装置、ストローク情報管理システム、およびストローク情報管理プログラムでは、検出手段で検出された入力装置の位置データと記憶装置に保存された入力装置の位置データとに関して、下記の(1)乃至(6)の情報管理が行われる。
(1)検出手段で検出された入力装置の位置データが検出順に記憶装置に対して保存される。
(2)検出手段が入力装置の位置データを検出できなかった場合には、記憶装置に保存された入力装置の位置データのうち最新の位置データが、ストロークフォントの終端点として記憶装置に対して再保存される。
(3)記憶装置に保存された入力装置の位置データのうち最新の位置データが第1センサ縁辺部内又は第2センサ縁辺部内にあるか否かが判断される。
(4)記憶装置に保存された入力装置の位置データのうち最新の位置データが第1センサ縁辺部内又は第2センサ縁辺部内にあると上記(3)で判断された後には、検出手段で検出された入力装置の位置データが第1センサ縁辺部内又は第2センサ縁辺部内にあるか否かが判断される。
(5)検出手段で検出された入力装置の位置データが第1センサ縁辺部内又は第2センサ縁辺部内にあると上記(4)で判断されたときは、検出手段で検出された入力装置の位置データが記憶装置に対して検出順に保存される。
(6)検出手段で検出された入力装置の位置データが第1センサ縁辺部内又は第2センサ縁辺部内にないと上記(4)で判断されたときは、検出手段で検出された入力装置の位置データがストロークフォントの終端点として記憶装置に対して検出順に保存される。
さらに、記憶装置に保存された入力装置の位置データに関して、下記の(7)の情報管理が行われる。
(7)記憶装置に保存された入力装置の位置データがストロークフォントの終端点毎に区切りながら直線補間される。
以上より、本発明のストローク情報管理装置、ストローク情報管理システム、およびストローク情報管理プログラムでは、上記の(1)乃至(7)の情報管理が行われることにより、所定間隔を置いて並設させた2つの板状のセンサの構造から生じるストロークフォントの欠損部分を補完することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るストローク情報管理システムの全体構成図である。 同実施形態に係るストローク情報管理システムの電気的構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るストローク情報管理システムの読取装置で実行される情報管理処理を表したフローチャート図である。 同実施形態に係るストローク情報管理システムにおけるストロークフォントの作成例を表した図である。 同実施形態に係るストローク情報管理システムにおいて直線補間が行われない例を表した図である。 同実施形態に係るストローク情報管理システムにおけるストロークフォントの欠損部分の補完例を表した図である。 同実施形態に係るストローク情報管理システムにおけるストロークフォントの欠損部分の補完例を表した図である。 同実施形態に係るストローク情報管理システムにおけるストロークフォントの欠損部分の補完例を表した図である。 同実施形態に係るストローク情報管理システムにおけるストロークフォントの欠損部分の補完例を表した図である。
[1.ストローク情報管理システムの概要]
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨でなく、単なる説明例である。
図1を参照して、本実施形態に係るストローク情報管理システム1の概要を説明する。
ストローク情報管理システム1は、読取装置2、電子ペン3、PC4などを含む。ストローク情報管理システム1では、ユーザが電子ペン3を用いて、読取装置2に固定された紙媒体100の用紙120に情報を記入する。読取装置2は、用紙120に情報を記入する電子ペン3の軌跡を検出して、後述のストロークデータを取得する。PC4では、読取装置2で取得されたストロークデータに基づいて、紙媒体100に記入された情報(文字、記号、図形、数字等)を電子化した画像ファイルが生成される。PC4は、生成された画像ファイルを保存および表示可能である。
読取装置2は、左右一対のセンサ基板7L,7Rを主体とする。センサ基板7L,7Rは、同一の矩形薄板状であり、左右方向に見開き可能に所定間隔S(図4参照)を置いて並設されている。各センサ基板7L,7Rには、X軸方向およびY軸方向の各々に、細長いループコイルが多数配列されていている。読取装置2は、センサ基板7L,7Rを折り畳んで携帯可能な、薄型軽量の装置である。さらに、各センサ基板7L,7Rの周辺には、センサ縁辺部7LL,7RR(図4参照)が設けられている。
電子ペン3は、公知の電磁誘導式の電子ペンであり、芯体31、コイル32、可変容量コンデンサ33、基板34、コンデンサ35、およびインク収納部36を備える。芯体31は、電子ペン3の先端部に設けられている。芯体31は図示外の弾性部材によって、電子ペン3の先端側に付勢されている。芯体31の先端部は、電子ペン3の外部に突出している。芯体31の後端側は、インクが収納されているインク収納部36に接続されている。インク収納部36は、芯体31にインクを供給する。ユーザが電子ペン3を用いて用紙120に記入すると、インクによって用紙120に情報が形成される。
コイル32は、インク収納部36の周囲に巻回された状態で、芯体31と可変容量コンデンサ33との間に保持されている。可変容量コンデンサ33は、基板34によって電子ペン3の内部に固定されている。基板34には、コンデンサ35が搭載されている。コンデンサ35および可変容量コンデンサ33はコイル32に並列に接続され、周知の共振(同調)回路を構成する。
紙媒体100は、表表紙110Lと裏表紙110Rとの間に複数の用紙120が綴じられた、左右方向に見開き可能な冊子状である。つまり、紙媒体100では、一対の表紙(表表紙110Lおよび裏表紙110R)と複数の用紙120とが、各々の縁部の一部で綴られている。紙媒体100は、表表紙110Lがセンサ基板7Lの上面に載置され、且つ、裏表紙110Rがセンサ基板7Rの上面に載置されるように、読取装置2上に装着される。紙媒体100が読取装置2に装着された状態で、ユーザは電子ペン3を用いて用紙120に情報を記入できる。用紙120に対向するセンサ基板7L,7Rのいずれかによって、用紙120に情報を記入できる電子ペン3の位置情報が検出される。
[2.ストローク情報管理システムの電気的構成]
図2を参照して、ストローク情報管理システム1の電気的構成を説明する。まず、読取装置2の電気的構成を説明する。読取装置2は、センサ基板7L,7R、メイン基板20、およびセンサ制御基板28,29を備える。
メイン基板20は、CPU21、フラッシュROM22、および無線通信部23を備えている。フラッシュROM22および無線通信部23は、CPU21に電気的に接続されている。CPU21は、読取装置2の制御を行う。フラッシュROM22には、CPU21が読取装置2を制御するために実行する各種プログラムが記憶されている。さらに、フラッシュROM22には、用紙120に情報を記入する電子ペン3の軌跡を示すストロークデータが記憶される。ストロークデータは、センサ基板7L,7Rによって経時的に検出された電子ペン3の複数の位置情報(例えば、検出座標)によって、用紙120に情報を記入する電子ペン3の軌跡を特定する。本実施形態では、数msecのサンプリング時間毎に、電子ペン3の位置情報(検出座標)の検出が繰り返される。無線通信部23は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。
センサ基板7Lは、センサ制御基板28のASIC28Aに電気的に接続されている。ASIC28Aは、電子ペン3による記入動作がセンサ基板7L上に行われた場合に、記入動作に基づいてストロークデータを取得するが、詳細は後述する。センサ基板7Rは、センサ制御基板29のASIC29Aに電気的に接続されている。ASIC29Aは、電子ペン3による記入動作がセンサ基板7R上で行われた場合に、記入動作に基づいてストロークデータを取得するが、詳細は後述する。ASIC28A,29Aのうち、マスター側のASIC28AはCPU21に直接接続され、スレーブ側のASIC29AはASIC28Aを介してCPU21に接続されている。
センサ基板7L,7Rによってストロークデータが取得される原理を、概略的に説明する。CPU21はASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルに、一本ずつ特定の周波数の電流(励磁用送信電流)を流す。これにより、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルから磁界が発生する。この状態で、例えばユーザが電子ペン3を用いて読取装置2に固定された紙媒体100の用紙120に情報を記入すると、電子ペン3がセンサ基板7L,7Rに近接する。そのため、電子ペン3の共振回路は電磁誘導によって共振し、誘導磁界を生じる。
次に、CPU21はASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルからの磁界の発生を停止させる。さらに、電子ペン3の共振回路から発せられる誘導磁界を、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルで受信する。CPU21はASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルに流れる信号電流(受信電流)を検出させる。ASIC28A,29Aがこの動作を全てのループコイルについて一本ずつに実行することで、受信電流に基づいて電子ペン3の位置が検出される。
さらに、電子ペン3を用いて用紙120に情報が記入されている状態では、芯体31に筆圧が付与される。芯体31に付与される筆圧に応じて、コイル32のインダクタンスが変化する。これにより、電子ペン3の共振回路の共振周波数が変化する。CPU21はこの共振周波数の変化(位相変化)を検出して、電子ペン3に付与された筆圧を特定する。つまりCPU21は、電子ペン3から特定した筆圧によって、用紙120に情報が記入されているか否かを判断できる。CPU21は、用紙120に情報が記入されていると判断した場合、電子ペン3の軌跡を示すストロークデータを取得し、フラッシュROM22に保存する。
次に、PC4の電気的構成を説明する。PC4は、PC4の制御を行うCPU41を備えている。CPU41は、ハードディスクドライブ(HDD)42、RAM43、無線通信部44、入力回路45、および出力回路46と電気的に接続している。HDD42には、CPU41が実行する各種プログラムが記憶される。
PC4は、図示外の媒体読取装置(例えば、CD−ROMドライブ)を備える。PC4は、記憶媒体(例えば、CD−ROM)に記憶されているプログラムを、媒体読取装置で読み取ってHDD42にインストールできる。また、PC4に接続されている外部機器(図示外)またはネットワークからプログラムを受信して、HDD42にインストールしてもよい。
RAM43は、種々の一時データを記憶する。無線通信部44は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。入力回路45は、CPU41へ入力部47(例えば、マウス、キーボード、タッチパネルなど)からの指示を送る制御を行う。出力回路46は、CPU41からの指示に応じてディスプレイ48に画像を表示する制御を行う。
本実施形態では、読取装置2の無線通信部23とPC4の無線通信部44との間で、近距離無線通信を実行可能である。ユーザが読取装置2にデータ転送指示を入力すると、フラッシュROM22の保存されているストロークデータが、読取装置2からPC4に近距離無線通信によって転送される。さらにPC4でプログラムが起動されると、CPU41は読取装置2から転送されたストロークデータに基づいて、紙媒体100の用紙120に記入された情報を電子化した画像ファイルを生成する。画像ファイルは、情報の軌跡をデジタル画像によって示すデータファイルである。デジタル画像の例として、ベクター画像やラスター画像が挙げられる。画像ファイルとしてJPEGファイル、GIFファイル、PNGファイル、BMPファイルが挙げられる。生成された画像ファイルは、HDD42に保存される。HDD42に保存された画像ファイルは、ディスプレイ48に表示可能である。
[3.ストローク情報管理システムの情報管理処理]
次に、ストローク情報管理システム1で実行される情報管理処理について説明する。
[3.−1 読取装置の情報管理処理]
まず、読取装置2で実行される情報管理処理について説明する。読取装置2で実行される情報管理処理のプログラムは、フラッシュROM22に記憶されており、CPU21により実行される。
図3に表したように、読取装置2で実行される情報管理処理では、まず、S11において、CPU21は、変数nに「0」を代入する。変数nは、フラッシュROM22に確保される。その後は、S12に進む。
S12では、CPU21は、電子ペン3が検出されると、電子ペン3の検出座標Pnを始端点としてフラッシュROM22に記憶する。その後は、S13に進む。
S13では、CPU21は、変数nを「1」だけ増加させる。その後は、S14に進む。
S14では、CPU21は、数msecのサンプリング時間を過ごす。その後は、S15に進む。
S15では、CPU21は、電子ペン3が検出されたか否かを判定する。この判定は、センサ基板7L,7R等を介した入力信号に基づいて行われる。ここで、電子ペン3が検出された場合(S15:YES)には、S16に進む。
S16では、CPU21は、電子ペン3の検出座標PnをフラッシュROM22に記憶する。その後は、S17に進む。
S17では、CPU21は、上記S17で保存された検出座標Pnがセンサ基板7L,7Rのセンサ縁辺部7LL,7RR内にあるか否かを判定する。ここで、上記S17で保存された検出座標Pnがセンサ基板7L,7Rのセンサ縁辺部7LL,7RR内にない場合(S17:NO)には、上記S13に戻って、上記S13以降の処理を繰り返す。これに対して、上記S17で保存された検出座標Pnがセンサ基板7L,7Rのセンサ縁辺部7LL,7RR内にある場合(S17:YES)には、S18に進む。
S18では、CPU21は、変数nを「1」だけ増加させる。その後は、S19に進む。
S19では、CPU21は、数msecのサンプリング時間を過ごす。その後は、S20に進む。
S20では、CPU21は、電子ペン3が検出されたか否かを判定する。この判定は、センサ基板7L,7R等を介した入力信号に基づいて行われる。ここで、電子ペン3が検出された場合(S20:YES)には、S21に進む。
S21では、CPU21は、電子ペン3の検出座標PnをフラッシュROM22に記憶する。その後は、上記S18に戻って、上記S18以降の処理を繰り返す。
一方、上記S20において、電子ペン3が検出されていない場合(S20:NO)には、S22に進む。
S22では、CPU21は、数msecのサンプリング時間を過ごす。その後は、S23に進む。
S23では、CPU21は、電子ペン3が検出されたか否かを判定する。この判定は、センサ基板7L,7R等を介した入力信号に基づいて行われる。ここで、電子ペン3が検出されていない場合(S23:NO)には、上記S22に戻って、上記S22以降の処理を繰り返す。これに対して、電子ペン3が検出された場合(S23:YES)には、S24に進む。
S24では、CPU21は、上記S23で保存された検出座標Pnがセンサ基板7L,7Rのセンサ縁辺部7LL,7RR内にあるか否かを判定する。ここで、上記S23で保存された検出座標Pnがセンサ基板7L,7Rのセンサ縁辺部7LL,7RR内にない場合(S24:NO)には、CPU21は、フラッシュROM22に記憶された電子ペン3の検出座標Pnのうち最新の検出座標を終端点としてフラッシュROM22に記憶し直す。その後は、上記S11に戻って、上記S11以降の処理を繰り返す。これに対して、上記S23で保存された検出座標Pnがセンサ基板7L,7Rのセンサ縁辺部7LL,7RR内にある場合(S24:YES)には、S25に進む。
S25では、CPU21は、変数nを「1」だけ増加させる。その後は、S26に進む。
S26では、CPU21は、電子ペン3の検出座標PnをフラッシュROM22に記憶する。その後は、上記S13に戻って、上記S13以降の処理を繰り返す。
一方、上記S15において、電子ペン3が検出されていない場合(S15:NO)には、S27に進む。
S27では、CPU21は、フラッシュROM22に記憶された電子ペン3の検出座標Pnを終端点としてフラッシュROM22に記憶し直す。その後は、上記S11に戻って、上記S11以降の処理を繰り返す。
[3.−2 PCの情報管理処理]
次に、PC4で実行される情報管理処理について説明する。PC4で実行される情報管理処理のプログラムは、HDD42に記憶されており、CPU41により実行される。
PC4で実行される情報管理処理では、まず、CPU41は、読取装置2のフラッシュROM22に記憶されている複数の検出座標PnをRAM43に書き込む。その後、CPU41は、始端点としてRAM43に書き込まれた検出座標Pnから終端点としてRAM43に書き込まれた検出座標Pnまでの各検出座標Pnについて順次に直線補間する。これにより、ストロークフォントが作成される。
ここで、ストロークフォントの作成例を図4を用いて具体的に説明する。図4では、センサ基板7L、所定間隔S、およびセンサ基板7Rの順でユーザが電子ペン3で軌跡を描いたケースを想定している。
このようなケースでは、まず、検出座標P0が始端点として読取装置2のフラッシュROM22に記憶される(S12)。続いて、S14のサンプリング時間待ちを経て、検出座標P1が読取装置2のフラッシュROM22に記憶される(S15:YES、S16)。再び、S14のサンプリング時間待ちを経て、検出座標P2が読取装置2のフラッシュROM22に記憶される(S15:YES、S16)。このとき、検出座標P2は、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LL内にあるので、S19のサンプリング時間待ちが行われる。S19のサンプリング時間待ちを経た直後は、電子ペン3の位置座標PSが所定間隔S内に位置することから、位置座標PSは読取装置2のフラッシュROM22に記憶されることはない(S20:NO)。その後は、S22のサンプリング時間待ちを経て、センサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR内にある検出座標P3が読取装置2のフラッシュROM22に記憶される(S23:YES、S24:YES、S26)。続いて、S14のサンプリング時間待ちを経て、検出座標P4が読取装置2のフラッシュROM22に記憶される(S15:YES、S16)。再び、S14のサンプリング時間待ちを経て、検出座標P5が読取装置2のフラッシュROM22に記憶される(S15:YES、S16)。その後は、電子ペン3が検出されないことから(S15:NO)、上記の検出座標P5が終端点として読取装置2のフラッシュROM22に記憶し直される(S27)。
従って、PC4においては、CPU41は、まず、読取装置2のフラッシュROM22に記憶されている各検出座標P0,P1,P2,P3,P4,P5をRAM43に書き込む。その後、CPU41は、始端点としてRAM43に書き込まれた検出座標P0から終端点としてRAM43に書き込まれた検出座標P5までの各検出座標P0,P1,P2,P3,P4,P5について順次に直線補間する。この点、2つの検出座標P2,P3の間は、所定間隔Sに位置する欠損部分であるけれども(図4参照)、直線補間される。その結果、各検出座標P0,P1,P2,P3,P4,P5で構成されるストロークフォントの欠損部分が補完されることになる。
[4.ストロークフォントの欠損部分の補完例]
図6に表したように、センサ基板7L、所定間隔S、およびセンサ基板7Rに渡って、ユーザが電子ペン3で「つた」の文字を書いたとする。この点、図6に表された「つた」の文字の白抜き部分は、所定間隔Sに位置する欠損部分である。しかしながら、本実施形態に係るストローク情報管理システム1では、PC4による直線補間によって、図7に表したように、「つた」の文字の欠損部分は補完される。
つまり、本実施形態に係るストローク情報管理システム1においては、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LLを抜けてセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RRに電子ペン3が移動した領域である所定間隔Sについて、又は、センサ基板7Rのセンサ縁辺部7RRを抜けてセンサ基板7Lのセンサ縁辺部7LLに電子ペン3が移動した領域である所定間隔Sについて、PC4による直線補間が行われる。
また、図8に表したように、「つ」の文字の一部分がセンサ基板7Rからはみ出るようにして、ユーザが電子ペン3で「つ」の文字を書いたとする。この点、図8に表された「つ」の文字の白抜き部分は、センサ基板7Rからはみ出た欠損部分である。しかしながら、本実施形態に係るストローク情報管理システム1では、PC4による直線補間によって、図9に表したように、「つ」の文字の欠損部分が補完される。
つまり、本実施形態に係るストローク情報管理システム1においては、センサ基板7Rのセンサ縁辺部7RRを抜けてセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RRに電子ペン3が移動した領域について、電子ペン3が抜けて移動した領域が所定間隔Sであるか否かに関係なく、PC4による直線補間が行われる。
同様にして、本実施形態に係るストローク情報管理システム1においては、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LLを抜けてセンサ基板7Lのセンサ縁辺部7LLに電子ペン3が移動した領域についても、電子ペン3が抜けて移動した領域が所定間隔Sであるか否かに関係なく、PC4による直線補間が行われる。
[5.直線補間が行われない例]
一方、図5に表したように、センサ基板7Rからセンサ基板7Lにかけて、2つの線201,202をユーザが電子ペン3で書いたとする。このとき、センサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR、所定間隔S、およびセンサ基板7Lのセンサ縁辺部7LLについては、電子ペン3は飛び越したとする。このような場合では、電子ペン3がセンサ基板7Rから離れた直前の検出座標Pnや電子ペン3がセンサ基板7Lから離れた直前の検出座標Pnが、終端点として読取装置2のフラッシュROM22に記憶し直される(S27)。そのため、本実施形態に係るストローク情報管理システム1においては、2つの線201,202について、PC4による直線補間は行われない。
この点は、線201の終端点がセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR内にある場合でも同様である。
つまり、本実施形態に係るストローク情報管理システム1においては、センサ基板7Rのセンサ縁辺部7RRからセンサ基板7Lのセンサ縁辺部7LLを超えてセンサ基板7Lのセンサ縁辺部7LL以外のセンサ基板7Lに電子ペン3が移動した領域について、PC4による直線補間は行われない。
同様にして、本実施形態に係るストローク情報管理システム1においては、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LLからセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RRを超えてセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR以外のセンサ基板7Rに電子ペン3が移動した領域についても、PC4による直線補間は行われない。
[6.まとめ]
すなわち、本実施形態に係るストローク情報管理システム1では、読取装置2のセンサ基板7L,7R等を介して検出された電子ペン3の検出座標Pnと読取装置2のフラッシュROM22に記憶された電子ペン3の検出座標Pnとに関して、下記の(1)乃至(6)の情報管理が読取装置2において行われる。
(1)読取装置2のセンサ基板7L,7R等を介して検出された電子ペン3の検出座標Pnが検出順に読取装置2のフラッシュROM22に対して保存される(S12、S16、S21、S26、S27)。
(2)読取装置2のセンサ基板7L,7R等を介して電子ペン3の検出座標Pnを検出できなかった場合(S15:NO)には、読取装置2のフラッシュROM22に保存された電子ペン3の検出座標Pnのうち最新の検出座標が、ストロークフォントの終端点として読取装置2のフラッシュROM22に対して再保存される(S27)。
(3)読取装置2のフラッシュROM22に保存された電子ペン3の検出座標Pnのうち最新の検出座標について、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LL内又はセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR内にあるか否かが判断される(S17)。
(4)読取装置2のフラッシュROM22に保存された電子ペン3の検出座標Pnのうち最新の検出座標について、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LL内又はセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR内にあると上記(3)で判断された後には(S17:YES)、読取装置2のセンサ基板7L,7R等を介して検出された電子ペン3の検出座標Pnについて、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LL内又はセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR内にあるか否かが判断される(S24)。
(5)読取装置2のセンサ基板7L,7R等を介して検出された電子ペン3の検出座標Pnについて、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LL内又はセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR内にあると上記(4)で判断されたときは(S24:YES)、読取装置2のセンサ基板7L,7R等を介して検出された電子ペン3の検出座標Pnが検出順に読取装置2のフラッシュROM22に対して保存される(S26)
(6)読取装置2のセンサ基板7L,7R等を介して検出された電子ペン3の検出座標Pnについて、センサ基板7Lのセンサ縁辺部7LL内又はセンサ基板7Rのセンサ縁辺部7RR内にないと上記(4)で判断されたときは(S24:NO)、読取装置2のセンサ基板7L,7R等を介して検出された電子ペン3の検出座標Pnが、ストロークフォントの終端点として読取装置2のフラッシュROM22に対して保存される。
さらに、読取装置2のフラッシュROM22に記憶された電子ペン3の検出座標Pnに関して、下記の(7)の情報管理がPC4によって行われる。
(7)読取装置2のフラッシュROM22に記憶された電子ペン3の検出座標PnがPC4のRAM43に書き込まれる。その後、PC4のRAM43に書き込まれた電子ペン3の検出座標Pnについて、ストロークフォントの終端点毎に区切りながら直線補間される。
以上より、本実施形態に係るストローク情報管理システム1では、上記の(1)乃至(7)の情報管理が行われることにより、所定間隔Sを置いて並設させた2つのセンサ基板7L,7Rの構造から生じるストロークフォントの欠損部分を補完することが可能となる。
[7.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、PC4で実行される上記の(7)の情報管理(つまり、直線補間処理)については、読取装置2で実行されてもよい。
また、読取装置2で実行される上記の(1)乃至(6)の情報管理のうち、読取装置2のフラッシュROM22に記憶される電子ペン3の検出座標Pnに関する処理については、PC4のRAM43を使用して実行してもよい。
また、電子ペン3の検出座標Pnを取得する方法は、電磁誘導方式に限るものではない。例えば、感圧(抵抗値)方式、超音波方式、静電容量方式、または赤外線方式であってもよい。
また、読取装置2のセンサ基板7L,7Rの上面に紙媒体100が載置されない場合でも、本発明を適用することが可能である。そのような場合には、電子ペン3のインクに関する機能は不要である。
また、本実施形態に係るストローク情報管理システム1のホストは、PC4に限るものではなく、スマートフォン等であってもよい。
また、本実施形態に係るストローク情報管理システム1では、読取装置2とPC4とが個別の装置として装備されていた。この点、読取装置2と(PC4の)ディスプレイ48とを一体にさせた装置に本発明を適用させることも可能である。
また、上記の(1)乃至(7)の情報管理に関するプログラムを外部記憶媒体に記憶させてもよい。このような場合には、PC4や読取装置2は、上記の(1)乃至(7)の情報管理に関するプログラムを外部記憶媒体から取得することにより、本発明を実施させることが可能である。
1 ストローク情報管理システム
2 読取装置
3 ペン型の入力装置
7L センサ基板
7LL センサ基板の縁辺部
7R センサ基板
7RR センサ基板の縁辺部
21 CPU
22 フラッシュROM
28 センサ制御基板
28A ASIC
29 センサ制御基板
29A ASIC
41 CPU
42 HDD
43 RAM
100 紙媒体

Claims (11)

  1. ペン型の入力装置と、
    前記入力装置の位置データを取得する板状の第1センサと、
    前記第1センサに対して所定間隔を置いて並設されると共に前記入力装置の位置データを取得する板状の第2センサと、
    前記第1センサと前記第2センサとを介して前記入力装置の位置データを所定時間毎に検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが保存される記憶装置と、
    前記記憶装置に対して前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを検出順に保存する第1保存手段と、
    前記検出手段が前記入力装置の位置データを検出できなかった場合に前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して再保存する第2保存手段と、
    前記第1センサの縁辺部分である第1センサ縁辺部と、
    前記第2センサの縁辺部分である第2センサ縁辺部と、
    前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第1判断手段と、
    前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第1判断手段で判断された後に、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第2判断手段と、
    前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを前記記憶装置に対して検出順に保存する第3保存手段と、
    前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にないと前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して検出順に保存する第4保存手段と、
    前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点毎に区切りながら直線補間するストロークフォント作出手段と、を備えること、を特徴とするストローク情報管理装置。
  2. 請求項1に記載するストローク情報管理装置であって、
    前記第1センサと前記第2センサとに紙媒体が載置されること、を特徴とするストローク情報管理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するストローク情報管理装置であって、
    前記第1センサ縁辺部を抜けて前記第2センサ縁辺部に前記ペン型の入力装置が移動した領域、又は、前記第2センサ縁辺部を抜けて前記第1センサ縁辺部に前記ペン型の入力装置が移動した領域では、前記ストロークフォント作出手段による直線補間が行われること、を特徴とするストローク情報管理装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載するストローク情報管理装置であって、
    前記第1センサ縁辺部を抜けて前記第1センサ縁辺部に前記ペン型の入力装置が移動した領域、又は、前記第2センサ縁辺部を抜けて前記第2センサ縁辺部に前記ペン型の入力装置が移動した領域では、前記ストロークフォント作出手段による直線補間が行われること、を特徴とするストローク情報管理装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載するストローク情報管理装置であって、
    前記第1センサ縁辺部から前記第2センサ縁辺部を超えて前記第2センサ縁辺部以外の前記第2センサに前記ペン型の入力装置が移動した領域で、又は、前記第2センサ縁辺部から前記第1センサ縁辺部を超えて前記第1センサ縁辺部以外の前記第1センサに前記ペン型の入力装置が移動した領域では、前記ストロークフォント作出手段による直線補間が行われないこと、を特徴とするストローク情報管理装置。
  6. 読取装置とホストとがデータ通信可能に接続されたストローク情報管理システムであって、
    前記読取装置は、
    ペン型の入力装置と、
    前記入力装置の位置データを取得する板状の第1センサと、
    前記第1センサに対して所定間隔を置いて並設されると共に前記入力装置の位置データを取得する板状の第2センサと、
    前記第1センサと前記第2センサとを介して前記入力装置の位置データを所定時間毎に検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが保存される記憶装置と、
    前記記憶装置に対して前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを検出順に保存する第1保存手段と、
    前記検出手段が前記入力装置の位置データを検出できなかった場合に前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して再保存する第2保存手段と、
    前記第1センサの縁辺部分である第1センサ縁辺部と、
    前記第2センサの縁辺部分である第2センサ縁辺部と、
    前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第1判断手段と、
    前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第1判断手段で判断された後に、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第2判断手段と、
    前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを前記記憶装置に対して検出順に保存する第3保存手段と、
    前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にないと前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して検出順に保存する第4保存手段と、を備える一方、
    前記ホストは、
    前記読取装置の前記記憶装置に保存された前記読取装置の前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点毎に区切りながら直線補間するストロークフォント作出手段と、を備えること、を特徴とするストローク情報管理システム。
  7. 請求項6に記載するストローク情報管理システムであって、
    前記第1センサと前記第2センサとに紙媒体が載置されること、を特徴とするストローク情報管理システム。
  8. 請求項6又は請求項7に記載するストローク情報管理システムであって、
    前記第1センサ縁辺部を抜けて前記第2センサ縁辺部に前記ペン型の入力装置が移動した領域、又は、前記第2センサ縁辺部を抜けて前記第1センサ縁辺部に前記ペン型の入力装置が移動した領域では、前記ストロークフォント作出手段による直線補間が行われること、を特徴とするストローク情報管理システム。
  9. 請求項6又は請求項7に記載するストローク情報管理システムであって、
    前記第1センサ縁辺部を抜けて前記第1センサ縁辺部に前記ペン型の入力装置が移動した領域、又は、前記第2センサ縁辺部を抜けて前記第2センサ縁辺部に前記ペン型の入力装置が移動した領域では、前記ストロークフォント作出手段による直線補間が行われること、を特徴とするストローク情報管理システム。
  10. 請求項6又は請求項7に記載するストローク情報管理システムであって、
    前記第1センサ縁辺部から前記第2センサ縁辺部を超えて前記第2センサ縁辺部以外の前記第2センサに前記ペン型の入力装置が移動した領域で、又は、前記第2センサ縁辺部から前記第1センサ縁辺部を超えて前記第1センサ縁辺部以外の前記第1センサに前記ペン型の入力装置が移動した領域では、前記ストロークフォント作出手段による直線補間が行われないこと、を特徴とするストローク情報管理システム。
  11. ペン型の入力装置と、前記入力装置の位置データを取得する板状の第1センサと、前記第1センサに対して所定間隔を置いて並設されると共に前記入力装置の位置データを取得する板状の第2センサと、前記第1センサと前記第2センサとを介して前記入力装置の位置データを所定時間毎に検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが保存される記憶装置と、前記第1センサの縁辺部分である第1センサ縁辺部と、前記第2センサの縁辺部分である第2センサ縁辺部と、を備えるストローク情報管理装置で実行されるストローク情報管理プログラムであって、
    前記記憶装置に対して前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを検出順に保存する第1保存ステップと、
    前記検出手段が前記入力装置の位置データを検出できなかった場合に前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して再保存する第2保存ステップと、
    前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第1判断ステップと、
    前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データのうち最新の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第1判断手段で判断された後に、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあるか否かを判断する第2判断ステップと、
    前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にあると前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データを前記記憶装置に対して検出順に保存する第3保存ステップと、
    前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データが前記第1センサ縁辺部内又は前記第2センサ縁辺部内にないと前記第2判断手段で判断されたときに、前記検出手段で検出された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点として前記記憶装置に対して検出順に保存する第4保存ステップと、
    前記記憶装置に保存された前記入力装置の位置データをストロークフォントの終端点毎に区切りながら直線補間するストロークフォント作出ステップと、を備えること、を特徴とするストローク情報管理プログラム。
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