JP2014240573A - 建具用パネル - Google Patents

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徳高 進藤
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Abstract

【課題】板状部材とこの上下及び左右のうちの一方向の両側に設けられる板部との互いの一方向へのずれや外れ等を抑制し得る建具用パネルを提供する。
【解決手段】矩形状の板状部材20の上下及び左右のうちの一方向の両端部21,24を、該板状部材の該一方向両側にそれぞれ配置され、該板状部材よりも厚い矩形状の板部10,15の対向する端面11,16において開口し、上下及び左右のうちの他方向に延びる凹溝12,17に嵌め込んだ建具用パネル1であって、前記板状部材の両端部には、表裏両面においてそれぞれ開口し、かつ前記他方向に延びる係合溝22,23,25,26がそれぞれの端部の表裏において前記一方向に位置を異ならせて設けられており、前記板部の凹溝の表裏方向に向く両溝内面には、表裏方向に突出し、前記係合溝にそれぞれに挿入される係合突片13,14,18,19が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、板状部材の両側に板部を設けた構成とした建具用パネルに関する。
従来より、デザイン性や重厚感等を持たせるべく凹凸形状を形成するためや、採光用の板状部材の両側に、これよりも厚い框部等の板部を設けた構成とした建具が知られている。このような建具は、板状部材の両端部を、両側の板部の対向面に設けられた凹溝に嵌め込み、組み込んだ構成とされているが、このようなものでは、組付時や組付後に、板状部材及びその両側の板部同士が対向方向にずれたり、外れたりし易くなるという問題があった。
例えば、下記特許文献1では、框材で囲まれる開口部内に矩形パネルを嵌め込んでなる框組パネルが提案されている。この框組パネルは、矩形パネルの一方の表面を平滑面に形成し、他方の表面を凸凹面に形成して矩形パネルの端辺に沿った凹溝状部を形成した構成とされている。また、框材の内周に形成された凹溝の両口縁付近に各々内方へ突出した凸片を形成し、この凸片の一方を矩形パネルの凹溝状部へ係合させ、矩形パネルの端辺を框材の凹溝に嵌合させて組み付けた構成とされている。
実開昭63−8383号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された框組パネルは、矩形パネルの他方の表面に形成された凹溝状部に、框材の凹溝の口縁付近に形成された一方の凸片を係合させた構成とされている。そのため、矩形パネルの他方の表面側におけるずれ等は抑制できるものではあるが、矩形パネルの一方の表面側において僅かにずれが生じたり、また、一方の凸片部分を支点として厚さ方向に反り状のずれが生じたりするようなことも考えられ、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、板状部材とこの上下及び左右のうちの一方向の両側に設けられる板部との互いの一方向へのずれや外れ等を抑制し得る建具用パネルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る建具用パネルは、矩形状の板状部材の上下及び左右のうちの一方向の両端部を、該板状部材の該一方向両側にそれぞれ配置され、該板状部材よりも厚い矩形状の板部の対向する端面において開口し、上下及び左右のうちの他方向に延びる凹溝に嵌め込んだ建具用パネルであって、前記板状部材の両端部には、表裏両面においてそれぞれ開口し、かつ前記他方向に延びる係合溝がそれぞれの端部の表裏において前記一方向に位置を異ならせて設けられており、前記板部の凹溝の表裏方向に向く両溝内面には、表裏方向に突出し、前記係合溝にそれぞれに挿入される係合突片が設けられていることを特徴とする。
本発明においては、前記板状部材の各係合溝並びに前記板部の凹溝及び係合突片を、該板状部材及び該板部のそれぞれの他方向の全体に亘って設けてもよい。
また、本発明においては、前記他方向を上下方向とし、前記板状部材及びこの板状部材の両側の前記板部の上下寸法を、上下に長尺とされた当該建具用パネルの上下全長に亘る寸法としてもよい。
また、本発明においては、前記板状部材を、合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記板状部材の両端部の各係合溝のうちの前記一方向における最内方側に位置する係合溝に挿入される前記板部の係合突片を、該板部の前記端面よりも凹溝の溝底側に控えた位置に設けてもよい。
本発明に係る建具用パネルは、上述のような構成としたことで、板状部材とこの上下及び左右のうちの一方向の両側に設けられる板部との互いの一方向へのずれや外れ等を抑制することができる。
(a)、(b)は、いずれも本発明の一実施形態に係る建具用パネルの一例を模式的に示し、(a)は、図2におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図、(b)は、(a)に対応させた一部を省略した一部破断概略分解横断面図である。 同建具用パネルの概略正面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る建具用パネルの一例を模式的に示す図である。
なお、以下の実施形態では、建具用パネルを施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る建具用パネル1は、図1及び図2に示すように、矩形状の板状部材20と、この板状部材20の上下及び左右のうちの一方向の両側にそれぞれ配置され、この板状部材20よりも厚い矩形状の板部10,15と、を備えている。また、建具用パネル1は、板状部材20の上記一方向の両端部21,24を、板部10,15の対向する端面11,16において開口し、上下及び左右のうちの他方向に延びる凹溝12,17に嵌め込んだ構成とされている。
この建具用パネル1は、上下(縦方向)に長尺の略矩形板状とされている。この建具用パネル1は、引戸や開き戸を構成するものとしてもよく、折戸の各戸板を構成するものとしてもよい。
また、本実施形態では、板部10,15の端面11,16に設けられた凹溝12,17の延びる方向としての他方向を上下方向とし、板状部材20の上下及び左右のうちの一方向としての左右の両側に板部10,15をそれぞれ配置した構成としている。
また、本実施形態では、板状部材20及びこの板状部材20の両側の板部10,15の上下寸法を、当該建具用パネル1の上下全長に亘る寸法としている。また、建具用パネル1を、当該建具用パネル1の左右両側端部に、板部としての框状板部10,15を設け、これら框状板部10,15間に板状部材20を設けた二方框状パネルとしている。
板状部材20は、図1及び図2に示すように、板部10,15の厚さよりも薄くかつ全体に亘って一様な厚さとされている。
また、本実施形態では、板状部材20を、合成樹脂系材料から形成されたものとしている。また、本実施形態では、板状部材20を、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂系材料からなる透光性を有した採光部を構成する採光パネル20としている。
この採光パネル20の両端部21,24には、表裏(厚さ方向)両面においてそれぞれ開口し、かつ上下及び左右のうちの他方向としての上下に延びる係合溝22,23,25,26が設けられている。これら係合溝22,23,25,26は、それぞれの端部21,24の表裏において上下及び左右のうちの一方向としての左右に位置を異ならせて設けられている。つまり、各端部21,24に設けられた係合溝22,23,25,26を、表裏方向に見て重ならない位置となるように左右に位置をずらせて設けている。
これら係合溝22,23,25,26は、採光パネル20の端部21,24の強度低下等を抑制する観点等から、各端部21,24を表裏方向に見て、互いに左右に離間した位置となるように各端部21,24に設けるようにしてもよい。
また、これら係合溝22,23,25,26の溝幅寸法(左右方向に沿う寸法)や溝深さ寸法(表裏方向に沿う寸法)は、採光パネル20の厚さに応じて、また、採光パネル20の端部21,24の強度低下等を抑制する観点等から適宜、設定するようにしてもよい。また、これら係合溝22,23,25,26の溝幅寸法や溝深さ寸法は、框状板部10,15に設けられた後記する係合突片13,14,18,19との係合強度を確保する観点等から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、これら係合溝22,23,25,26の溝深さ寸法を、当該採光パネル20の厚さ寸法の1/2未満としてもよい。また、各端部21,24を表裏方向に見た状態における各端部21,24の表裏の係合溝22,23,25,26同士の間隔は、上記溝幅寸法や溝深さ寸法等に応じて、また、強度低下等を抑制する観点等から、適宜、設定するようにしてもよい。
本実施形態では、これら係合溝22,23,25,26を、採光パネル20の他方向としての上下の全体に亘って設けている。つまり、上下に長尺とされた採光パネル20の全長に亘って係合溝22,23,25,26を設けている。
また、本実施形態では、これら係合溝22,23,25,26を、矩形溝形状としている。また、本実施形態では、これら係合溝22,23,25,26を互いに略同寸としている。つまり、各係合溝22,23,25,26の溝幅寸法及び溝深さ寸法を、互いに略同寸法としている。本実施形態では、これら係合溝22,23,25,26の溝深さ寸法を、採光パネル20の厚さ寸法の1/2未満とし、溝深さ寸法と溝幅寸法とを略同寸法としている。図例では、各係合溝22,23,25,26の溝深さ寸法(溝幅寸法)を、採光パネル20の厚さ寸法の1/3程度とした例を示している。
また、本実施形態では、採光パネル20の幅方向一方側(図示左側)の端部21の表裏両面に、それぞれ単一の係合溝22,23を設け、採光パネル20の幅方向他方側(図示右側)の端部24の表裏両面に、それぞれ単一の係合溝26,25を設けた構成としている。
また、一方側の端部21の表裏方向一方面(表面)側の係合溝22を、この一方側の端部21の表裏方向他方面(裏面)側の係合溝23よりもパネル幅方向(左右方向)中央側に設けた構成としている。
また、他方側の端部24の表裏方向他方面(裏面)側の係合溝25を、この他方側の端部24の表裏方向一方面(表面)側の係合溝26よりもパネル幅方向(左右方向)中央側に設けた構成としている。
また、これら各端部21,24の表裏に設けられた係合溝22,23,25,26同士を、各端部21,24を表裏方向に見て、溝幅寸法と同寸法程度、互いに左右に離間した位置となるように設けた構成としている。
また、一方側の端部21の端面からこの端部21の表面側の係合溝22までの左右方向に沿う寸法と他方側の端部24の端面からこの端部24の裏面側の係合溝25までの左右方向に沿う寸法とを略同寸法としている。また、一方側の端部21の端面からこの端部21の裏面側の係合溝23までの左右方向に沿う寸法と他方側の端部24の端面からこの端部24の表面側の係合溝26までの左右方向に沿う寸法とを略同寸法としている。
つまり、本実施形態では、採光パネル20を、横断面視して(上下方向に見て)、点対称状としている。このような構成とすれば、採光パネル20を、表裏の区別なく組み付けるようなことも可能となる。
なお、係合溝22,23,25,26は、適宜、切削等によって形成するようにしてもよいが、本実施形態のように、採光パネル20を合成樹脂系材料から形成されたものとした場合には、これらが押出成形時に形成されたものとしてもよい。つまり、採光パネル20を、係合溝22,23,25,26の長手方向を押出方向に沿わせて押出成形されたものとしてもよい。
また、採光パネル20は、表裏方向に複層構造とされたものとしてもよい。
框状板部10,15は、図1及び図2に示すように、互いに略同厚さ寸法とされている。これら框状板部10,15の厚さ寸法は、一般的な建具厚、例えば、25mm〜40mm程度としてもよい。これら框状板部10,15の厚さ寸法をこのような寸法とした場合には、上記した採光パネル20の厚さ寸法を、例えば、2.5mm〜15mm程度としてもよい。
また、本実施形態では、図2に示すように、両側の框状板部10,15の左右寸法(パネル幅方向に沿う寸法)を互いに略同寸法とした例を示している。つまり、建具用パネル1は、これら両側の框状板部10,15の左右方向略中央に採光パネル20を設けた構成とされている。また、採光パネル20の左右寸法とこれら両側の框状板部10,15の左右寸法とを概ね同寸法とした例を示している。図例では、採光パネル20の左右寸法を、これら両側の框状板部10,15の左右寸法よりも僅かに小さい寸法とした例を示している。なお、このような態様に代えて、採光パネル20の左右寸法を、両側の框状板部10,15の左右寸法よりも比較的に大きい寸法としてもよい。または、採光パネル20を、上下に細長状とし、両側の板部10,15を、左右寸法の比較的に大きいパネル状部10,15としてもよい。
これら框状板部10,15の凹溝12,17は、互いに対向する方向(採光パネル20側)に向けて開口しており、各框状板部10,15の全長に亘って設けられている。これら凹溝12,17は、採光パネル20の各端部21,24が嵌め込まれるように挿入可能なように形成されている。これら凹溝12,17は、採光パネル20の各端部21,24が挿入された状態で、採光パネル20の幅方向端面が各凹溝12,17の溝底に当接し、採光パネル20の表裏両面が各凹溝12,17の表裏方向に向く両溝内面に当接するように形成されている。
また、これら框状板部10,15の凹溝12,17は、各框状板部10,15の表裏方向において略一致した位置となるように設けられている。本実施形態では、これら凹溝12,17を、それぞれが設けられた框状板部10,15の端面11,16の表裏方向略中心において開口させるように設けている。
また、これら框状板部10,15の凹溝12,17の表裏方向に向く両溝内面には、表裏方向に突出し、採光パネル20の各端部21,24の係合溝22,23,25,26にそれぞれに挿入される係合突片13,14,18,19が設けられている。
本実施形態では、これら係合突片13,14,18,19を、各框状板部10,15の他方向としての上下の全体に亘って設けている。つまり、上下に長尺とされた各框状板部10,15の全長に亘って係合突片13,14,18,19を設けている。
また、これら係合突片13,14,18,19は、上記した係合溝22,23,25,26にそれぞれに嵌め込まれるように挿入可能なように、これら係合溝22,23,25,26に応じた形状及び寸法とされている。つまり、これら係合突片13,14,18,19は、断面略矩形状とされている。
また、これら係合突片13,14,18,19は、上記した係合溝22,23,25,26にそれぞれに嵌め込まれるように挿入可能なように、これら係合溝22,23,25,26に応じた位置にそれぞれ形成されている。
つまり、左右方向一方側(図示左側)の框状板部10の凹溝12の両溝内面に、それぞれ単一の係合突片13,14を設け、左右方向他方側(図示右側)の框状板部15の凹溝17の両溝内面に、それぞれ単一の係合突片18,19を設けた構成としている。
また、一方側の框状板部10の凹溝12の表裏方向他方(裏面)側に向く溝内面の係合突片13を、この一方側の框状板部10の凹溝12の表裏方向一方(表面)側に向く溝内面の係合突片14よりも凹溝12の溝深さ方向溝開口側に設けた構成としている。
また、他方側の框状板部15の凹溝17の表裏方向一方(表面)側に向く溝内面の係合突片18を、この他方側の框状板部15の凹溝17の表裏方向他方(裏面)側に向く溝内面の係合突片19よりも凹溝17の溝深さ方向溝開口側に設けた構成としている。
また、一方側の框状板部10の端面11からこの框状板部10の凹溝12の裏面側に向く溝内面の係合突片13までの左右方向に沿う寸法と他方側の框状板部15の端面16からこの框状板部15の凹溝17の表面側に向く溝内面の係合突片18までの左右方向に沿う寸法とを略同寸法としている。また、一方側の框状板部10の端面11からこの框状板部10の凹溝12の表面側に向く溝内面の係合突片14までの左右方向に沿う寸法と他方側の框状板部15の端面16からこの框状板部15の凹溝17の裏面側に向く溝内面の係合突片19までの左右方向に沿う寸法とを略同寸法としている。
つまり、本実施形態では、一方側の框状板部10(15)の凹溝12(17)を上下方向に沿う軸回りに180度回転させた形状が他方側の框状板部15(10)の凹溝17(12)となるように、これら凹溝12,17を形成している。なお、これら框状板部10,15を、同一部材からなるものとしてもよい。これによれば、組付時等における取扱性を向上させることができる。
また、本実施形態では、採光パネル20の両端部21,24の各係合溝22,23,25,26のうちの左右方向における最内方側に位置する係合溝22,25に挿入される框状板部10,15の係合突片13,18を、框状板部10,15の対向する端面11,16よりも凹溝12,17の溝底側に控えた位置に設けている。つまり、各框状板部10,15の凹溝12,17の溝深さ方向溝開口側にそれぞれ設けられた係合突片13,18の溝深さ方向溝開口側の側面(溝開口側側面)を、それぞれが設けられた框状板部10,15の端面11,16と同一平面状ではなく、これら端面11,16よりも各凹溝12,17の溝底側に位置させている。
これら係合突片13,18の溝開口側側面から各端面11,16までの左右方向に沿う寸法は、各凹溝12,17の溝深さ寸法(パネル幅方向に沿う寸法)等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。また、これら係合突片13,18の溝開口側側面から各端面11,16までの左右方向に沿う寸法は、採光パネル20の各端部21,24や、各框状板部10,15の係合突片13,18の損傷等を抑制する観点等から、適宜、設定するようにしてもよい。
図例では、これら係合突片13,18の溝開口側側面から各端面11,16までの左右方向に沿う寸法と各係合突片13,18の幅寸法(パネル幅方向に沿う寸法)とを概ね同寸法とした例を示している。また、図例では、これら係合突片13,18の溝開口側側面から各端面11,16までの左右方向に沿う寸法を、各係合突片13,18の幅寸法よりも僅かに小さい寸法とした例を示している。
また、本実施形態では、これら框状板部10,15の端面11,16の凹溝12,17が設けられた部位以外の部位を露出させた構成としている。つまり、採光パネル20と框状板部10,15との接合部を、表裏両側に設けられた額縁状部材(モール)等で覆い隠すことなく露出させている。このような構成とすれば、すっきりとした印象を与えることができ、また、額縁状部材(モール)等を組み付ける必要がないので組付性を向上させることができる。なお、採光パネル20と框状板部10,15との接合部を覆い隠す額縁状部材(モール)を表裏両側に設けるようにしてもよい。また、框状板部10,15の左右方向両端部の表裏両縁部を、適宜、C面取り形状やR面取り形状等の面取り形状としてもよい。
また、これら框状板部10,15は、木質系材料や合成樹脂系材料、木粉(木質)・プラスチック複合材(WPC)等から形成されたものとしてもよい。また、これらからなる基材の表面に、突板や樹脂フィルム等の表面化粧シートが貼着されたり、塗装が施されたりして表面化粧処理が施されたものとしてもよい。また、框状板部10,15としては、複数の柱状部材や桟状部材によって芯組みされた芯材の表面に、表面材を貼着したいわゆるフラッシュ構造とされたものとしてもよい。この場合は、各框状板部10,15の互いに対向する端部に位置する芯材に凹溝12,17を設けてもよい。また、これら框状板部10,15の凹溝12,17は、適宜、切削等によって形成するようにしてもよいが、合成樹脂系材料やWPC等から形成されたものとした場合には、これらが押出成形時に形成されたものとしてもよい。つまり、框状板部10,15(またはこれらを構成する基材や芯材)を、凹溝12,17の長手方向を押出方向に沿わせて押出成形されたものとしてもよい。
また、これら框状板部10,15と採光パネル20とは、框状板部10,15の凹溝12,17の長手方向に沿って相対的に採光パネル20の各端部21,24をスライドさせるように移動させて組み付けるようにしてもよい。また、框状板部10,15の凹溝12,17及び採光パネル20の端部21,24の両方または一方に接着剤等を塗布してこれら框状板部10,15と採光パネル20とを組み付けるようにしてもよい。
また、図2に示すように、左右両側の框状板部10,15同士を連結する補強部材27,28を設けるようにしてもよい。図例では、これら框状板部10,15の上端部同士及び下端部同士をそれぞれに連結する補強部材27,28を建具用パネル1の上下両側に設けた例を示している。このような補強部材27,28としては、長手方向(左右方向)両端部が框状板部10,15にそれぞれ止具等によって連結固定された補強板や補強桟、補強ワイヤー等としてもよい。なお、このような補強部材27,28を設けた場合にも、これらの上下方向に沿う寸法は、建具用パネル1の上下寸法に比して小さい寸法である。そのため、このような補強部材27,28を設けた態様も含み、採光パネル20及び框状板部10,15の上下寸法を、当該建具用パネル1の上下全長に亘る寸法として把握するようにしてもよい。なお、このような補強部材27,28を設けないようにしてもよい。
本実施形態に係る建具用パネル1は、上述のような構成としたことで、板状部材(採光パネル)20とこの上下及び左右のうちの一方向(左右方向)の両側に設けられる板部(框状板部)10,15との互いの一方向(左右方向)へのずれや外れ等を抑制することができる。
つまり、採光パネル20の左右方向の両端部21,24に、表裏両面においてそれぞれ開口し、かつ上下及び左右のうちの他方向としての上下方向に延びる係合溝22,23,25,26を設けた構成としている。また、框状板部10,15の凹溝12,17の表裏方向に向く両溝内面に、係合溝22,23,25,26にそれぞれに挿入される係合突片13,14,18,19を設けた構成としている。従って、採光パネル20の係合溝22,23,25,26に、框状板部10,15の係合突片13,14,18,19をそれぞれ挿入させて係合させることで、採光パネル20と框状板部10,15との互いの左右方向へのずれや外れ等を、採光パネル20の表裏両側において効果的に抑制することができる。
また、採光パネル20の両端部21,24の表裏両面の係合溝22,23,25,26を、それぞれの端部21,24の表裏において左右方向に位置を異ならせて設けている。従って、比較的に薄い採光パネル20の端部21,24の強度低下を抑制しながらも比較的に深い係合溝22,23,25,26を形成することができる。これにより、採光パネル20の係合溝22,23,25,26と框状板部10,15の係合突片13,14,18,19との係合強度を向上させることができる。
また、本実施形態では、採光パネル20の各係合溝22,23,25,26並びに框状板部10,15の凹溝12,17及び係合突片13,14,18,19を、これら採光パネル20及び框状板部10,15のそれぞれの他方向としての上下方向の全体に亘って設けている。従って、例えば、採光パネル20の係合溝22,23,25,26及び框状板部10,15の係合突片13,14,18,19を上下方向の全体に亘って設けていないようなものと比べて、採光パネル20の係合溝22,23,25,26と框状板部10,15の係合突片13,14,18,19との係合強度をより向上させることができる。これにより、採光パネル20と框状板部10,15との互いの左右方向へのずれや外れ等をより効果的に抑制することができ、また、これらを容易に形成することも可能となる。
また、採光パネル20の端部21,24と框状板部10,15の凹溝12,17とを相対的に凹溝12,17の延びる方向に沿ってスライドさせるようにして採光パネル20と框状板部10,15とを組み付けることができる。これにより、例えば、凹溝12,17部分において表裏方向に分割された框状板部10,15によって表裏両側から採光パネル20を挟んで組み付けるようなものと比べて、組付性を向上させることができる。
また、本実施形態では、他方向を上下方向とし、採光パネル20及びこの採光パネル20の両側の框状板部10,15の上下寸法を、上下に長尺とされた当該建具用パネル1の上下全長に亘る寸法としている。従って、上下方向に長尺となる採光パネル20とこの両側の框状板部10,15との左右方向(戸幅方向)へのずれや外れ等をより効果的に抑制することができる。また、特に、建具用パネル1を開き戸や折戸を構成するものとした場合には、採光パネル20及びこの両側の框状板部10,15同士が互いに戸幅方向に離れる方向への荷重(自重等)が掛かり易くなることが考えられる。本実施形態によれば、これらの左右方向(戸幅方向)へのずれや外れ等をより効果的に抑制することができる。
また、当該建具用パネル1の上下全長に亘って採光パネル20及びこの両側に框状板部10,15が設けられるので、すっきりとした印象を与えることができ、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、採光パネル20を、合成樹脂系材料から形成されたものとしている。従って、例えば、ガラス系材料や木質系材料等から形成されたものと比べて、両端部21,24の各係合溝22,23,25,26を容易にかつ精度良く形成することができる。
また、本実施形態のように、各係合溝22,23,25,26を、採光パネル20の他方向としての上下方向の全体に亘って設けた態様とすれば、押出成形によって容易に採光パネル20を成形することができる。
なお、採光パネル20を、ガラス系材料等の他の透光性材料から形成されたものとしてもよい。例えば、採光パネル20を、二枚のガラス板を貼り合わせた合わせガラス等としてもよい。また、板状部材20は、採光パネル20に限られず、不透光な木質系材料や合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよく、表面に、上記同様の表面化粧処理が施されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、採光パネル20の両端部21,24の最内方側に位置する係合溝22,25に挿入される框状板部10,15の係合突片13,18を、框状板部10,15の端面11,16よりも凹溝12,17の溝底側に控えた位置に設けている。例えば、凹溝12,17の開口縁となる框状板部10,15の端面11,16に沿うようにこれら係合突片13,18を設けることも考えられる。この場合、採光パネル20及び框状板部10,15に厚さ方向への外力等が作用した場合には、この係合突片13,18部分(つまりは、採光パネル20の係合溝22,25部分)に負荷が掛かり易くなることが考えられる。上記構成によれば、このようなものと比べて、採光パネル20の端部21,24や框状板部10,15の係合突片13,18の損傷等を抑制することができる。
なお、上記のような態様に代えて、各框状板部(板部)10,15の凹溝12,17の溝深さ方向溝開口側にそれぞれ設けられた係合突片13,18の溝開口側側面を、それぞれが設けられた板部10,15の端面11,16と同一平面状としてもよい。この場合は、採光パネル(板状部材)20の端部21,24を、適宜、変形するようにしてもよい。
また、本実施形態では、左右両側の板部10,15の左右寸法を略同寸法とし、当該建具用パネル1のパネル幅方向略中央に単一の板状部材20を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、左右両側の板部10,15の左右寸法を異ならせ、当該建具用パネル1のパネル幅方向中央よりもパネル幅方向一方側に寄った位置となるように板状部材20を設けた態様としてもよい。また、複数の板状部材20をパネル幅方向に間隔を空けて設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、板状部材20及び両側の板部10,15の上下寸法を、上下に長尺とされた当該建具用パネル1の上下全長に亘る寸法とした例を示しているが、このような態様に限られない。板状部材20の寸法を、両側の板部10,15(建具用パネル1)の上下寸法よりも小さい寸法とし、この板状部材20の上下両側に、横框部を設けたいわゆる四方框組状の建具用パネルとしてもよい。
また、本実施形態では、板状部材20を、上下に長尺状とした例を示しているが、左右に長尺状としたり、パネル厚さ方向に見て正方形状とされたものとしてもよい。また、例えば、上記四方框組状の建具用パネルの両側の縦框部となる板部10,15間に、板部としての中間縦框部を設けたり、上下の横框部間に、板部としての中間横框部を設けたりした態様等とし、各縦框部間及び各横框部間に、板状部材を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、板状部材20の一方向としての左右両側に、板部10,15を設けた態様とした例を示しているが、板状部材20の一方向としての上下両側に、板部10,15を設けた態様としてもよい。この場合は、板部10,15の凹溝12,17の延びる方向としての他方向を、左右方向として把握するようにすればよい。
また、本実施形態では、板状部材20の各係合溝22,23,25,26並びに板部10,15の凹溝12,17及び係合突片13,14,18,19を、これら板状部材20及び板部10,15のそれぞれの他方向の全体に亘って設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、板状部材20の各係合溝22,23,25,26並びに板部10,15の凹溝12,17及び係合突片13,14,18,19を、他方向において部分的に設けたり、他方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けたりした態様としてもよい。この場合は、例えば、板部10,15を、凹溝12,17部分において表裏方向に分割されものとし、これら板部10,15によって表裏両側から板状部材20の各端部21,24を挟んで組み付けられたものとしてもよい。
また、本実施形態では、板状部材20の各係合溝22,23,25,26を、矩形溝形状とし、板部10,15の各係合突片13,14,18,19を、断面略矩形状とした例を示しているが、このような形状に限られない。これら係合溝22,23,25,26及び係合突片13,14,18,19は、互いに係合し、板状部材20とこの両側の板部10,15との互いの一方向へのずれや外れ等を抑制可能な構成とすればよい。例えば、板状部材20の各係合溝22,23,25,26を、U字溝形状やV字溝形状、台形溝形状、蟻溝形状等、その他の溝形状としてもよい。この場合は、板部10,15の各係合突片13,14,18,19を、板状部材20の各係合溝22,23,25,26の溝形状に応じた形状としてもよい。
また、本実施形態では、これら係合溝22,23,25,26を同形状とした例を示しているが、少なくとも一つの係合溝を他の係合溝と異なる形状としてもよい。この場合は、板部10,15の凹溝12,17にもこれら係合溝に応じた係合突片を設けるようにすればよい。
また、本実施形態では、板状部材20の一方側の端部21の表裏両面に、それぞれ単一の係合溝22,23を設け、板状部材20の他方側の端部24の表裏両面に、それぞれ単一の係合溝26,25を設けた構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。板状部材20の一方側及び他方側の端部21,24のうちの両方または一方の端部の表裏両面のうちの両方または一方に、複数の係合溝を設けるようにしてもよい。この場合は、板部10,15の凹溝12,17にもこれら係合溝に応じた係合突片を設けるようにすればよい。
1 建具用パネル
10,15 框状板部(板部)
11,16 端面
12,17 凹溝
13,14,18,19 係合突片
20 採光パネル(板状部材)
21,24 端部
22,23,25,26 係合溝

Claims (5)

  1. 矩形状の板状部材の上下及び左右のうちの一方向の両端部を、該板状部材の該一方向両側にそれぞれ配置され、該板状部材よりも厚い矩形状の板部の対向する端面において開口し、上下及び左右のうちの他方向に延びる凹溝に嵌め込んだ建具用パネルであって、
    前記板状部材の両端部には、表裏両面においてそれぞれ開口し、かつ前記他方向に延びる係合溝がそれぞれの端部の表裏において前記一方向に位置を異ならせて設けられており、
    前記板部の凹溝の表裏方向に向く両溝内面には、表裏方向に突出し、前記係合溝にそれぞれに挿入される係合突片が設けられていることを特徴とする建具用パネル。
  2. 請求項1において、
    前記板状部材の各係合溝並びに前記板部の凹溝及び係合突片は、該板状部材及び該板部のそれぞれの他方向の全体に亘って設けられていることを特徴とする建具用パネル。
  3. 請求項1または2において、
    前記他方向を上下方向とし、前記板状部材及びこの板状部材の両側の前記板部の上下寸法を、上下に長尺とされた当該建具用パネルの上下全長に亘る寸法としていることを特徴とする建具用パネル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記板状部材は、合成樹脂系材料から形成されていることを特徴とする建具用パネル。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記板状部材の両端部の各係合溝のうちの前記一方向における最内方側に位置する係合溝に挿入される前記板部の係合突片は、該板部の前記端面よりも凹溝の溝底側に控えた位置に設けられていることを特徴とする建具用パネル。
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