JP2014240128A - 木質装飾品およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】木質の装飾を効率よく行うことのできる木質装飾品、および木質装飾品の製造方法を提供すること。
【解決手段】本形態の木質装飾品1では、木質装飾用シート(突板)が金属板に接着された木質化粧板20を樹脂成形品等からなるベース体10に重ね、木質化粧板20の一部を他方面側に向かって折り曲げたフック部24によって、木質化粧板20をベース体10に固定してある。このため、木質装飾用シートをベース体10に接着する方法に比して、生産性が高い。また、フック部24は、木質化粧板20の端部をベース体10の側板部261、262、263に沿って屈曲している構成になっている。このため、木質装飾品1の端部にフック部24が位置する。従って、木質装飾品1の表面には、フック部24や、フック部24を形成するための切り欠きが目立たない。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック製等のベース体に木質の装飾を施した木質装飾品、およびその製造方法に関するものである。
自動車内の内装パネル、音響機器のパネル、あるいはオルゴールのボックス部分等を構成する部材に高級感を付与する方法として、これらの部材表面を木目模様に仕上げる方法がある。但し、これらの部分に木製品を用いると、木目の奇麗な部分しか使うことができないため、コストが著しく増大してしまう。そこで、減圧雰囲気中で木質装飾用シートを部材表面に接着する方法が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2002−1711号公報 特開2004−209888号公報
しかしながら、特許文献1、2のいずれに記載の技術も、木質装飾用シートを接着剤で固定するため、接着剤の塗布や硬化等に長い時間がかかる。それ故、生産性が低いという問題点がある。
そこで、本発明の課題は、木質の装飾を効率よく行うことのできる木質装飾品、および木質装飾品の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る木質装飾品は、ベース体と、該ベース体に被せられた木質化粧板と、を有し、前記木質化粧板は、少なくとも、木質装飾用シートと、該木質装飾用シートが一方面側に接着された金属板と、を備え、前記木質化粧板は、前記金属板の一部を他方面側に折り曲げたフック部を備え、前記木質化粧板は、前記金属板の前記他方面側を前記ベース体に向けて当該ベース体に被せられた状態で前記フック部が前記ベース体に引っ掛かって前記ベース体に固定されていることを特徴とする。
また、本発明は、ベース体の一方面側に木質の装飾が施された木質装飾品の製造方法であって、木質装飾用シートが金属板の一方面側に接着された木質化粧板を、前記ベース体の一方面側を覆う形状に切断する切断工程と、該切断工程により切断された前記木質化粧板を前記金属板が前記ベース体に向くように当該ベース体に重ねる重ね合わせ工程と、前記金属板の一部を他方面側に向けて折り曲げて前記ベース体に引っ掛かるフック部とし、当該フック部によって、前記木質化粧板を前記ベース体に固定した状態とする固定工程と、を有することを特徴とする。
本発明では、木質装飾用シートが金属板に接着された木質化粧板をベース体に重ね、金属板の一部を他方面側に向かって折り曲げたフック部によって、木質化粧板をベース体に固定してある。このため、木質装飾用シートをベース体に接着する方法に比して、生産性が高い。
本発明に係る木質装飾品において、前記フック部は、前記金属板の端部を前記ベース体の側面に沿って当該ベース体の裏面側まで折り曲げてなる構成を採用することができる。この場合、本発明に係る木質装飾品の製造方法では、前記フック部を形成する際、前記金属板の端部を前記ベース体の側面に沿って当該ベース体の裏面側まで折り曲げる。かかる構成によれば、木質装飾品の端部にフック部が位置するので、木質装飾品の表面には、フック部や、フック部を形成するための切り欠きが目立たない状態とすることができる。
本発明において、前記木質装飾用シートは、木材を薄くスライスしてなる突板を含む構成を採用することができる。
本発明に係る木質装飾品では、前記ベース体において前記木質化粧板と重なる面には湾曲部分が形成され、前記木質化粧板は、前記湾曲部分に沿って湾曲していることが好ましい。すなわち、本発明に係る木質装飾品の製造方法では、前記ベース体において前記木質化粧板と重なる面には湾曲部分が形成され、前記切断工程の後、あるいは前記切断工程と同時に、前記木質化粧板を前記湾曲部分に沿って湾曲させる湾曲加工工程を行うことが好ましい。かかる構成によれば、木質装飾品の表面側に湾曲した部分があっても、かかる湾曲した部分の形状に沿って、木質装飾用シートが湾曲した構成とすることができる。
本発明に係る木質装飾品において、前記木質装飾用シートの表面側には、透光性のコーティング層が形成されていることが好ましい。
この場合、本発明に係る木質装飾品の製造方法においては、例えば、前記固定工程の後、前記木質装飾用シートの表面に透光性のコーティング層を形成するコーティング工程を行う。
また、本発明に係る木質装飾品の製造方法においては、前記重ね合わせ工程の前に、前記木質装飾用シートの表面に透光性のコーティング層を形成するコーティング工程を行ってもよい。かかる構成によれば、コーティング層が木質装飾品の余計な箇所に付着することを防止するためのマスキング等を行う必要がないという利点がある。
また、前記切断工程の前に、前記木質装飾用シートの表面に透光性のコーティング層を形成するコーティング工程を行うことが好ましい。かかる構成によれば、木質化粧板を切断する前の大型の状態でコーティング工程を行うことができるので、コーティング工程を効率よく行うことができる。
本発明に係る木質装飾品の製造方法において、前記固定工程の後、前記コーティング層の表面を研磨する研磨工程を行うことが好ましい。かかる構成によれば、木質装飾品の表面に光沢を付与することができる。
本発明に係る木質装飾品の製造方法においては、前記コーティング工程の後、前記重ね合わせ工程の前に前記コーティング層の表面を研磨する研磨工程を行ってもよい。かかる構成によれば、木質化粧板単体の状態で研磨工程を行うことができるので、研磨工程を効率よく行うことができる。
また、前記コーティング工程の後、前記切断工程の前に前記コーティング層の表面を研磨する研磨工程を行ってもよい。かかる構成によれば、木質化粧板を切断する前の大型の状態で研磨工程を行うことができるので、研磨工程を効率よく行うことができる。
本発明に係る木質装飾品において、前記木質化粧板と前記ベース体との間に接着材が配置されている構成を採用してもよい。すなわち、本発明に係る木質装飾品において、前記重ね合わせ工程を行う際、前記木質化粧板と前記ベース体との間に接着材を配置することが好ましい。かかる構成によれば、ベース体からの木質化粧板の浮きを防止することができる。この場合でも、接着材としては、両面テープ等を用いることができるので、生産性が大きく低下することがない。また、接着材として、液状の接着剤を用いた場合でも、木質化粧板とベース体とはフック部で固定されているので、液状の接着剤が硬化するまで待つ必要がないので、生産性が大きく低下することがない。
本発明では、木質装飾用シートが金属板に接着された木質化粧板をベース体に重ね、金属板の一部を他方面側に向かって屈曲させたフック部によって、木質化粧板をベース体に固定してある。このため、木質装飾用シートをベース体に接着する方法に比して、生産性が高い。
本発明を適用した木質装飾品の斜視図である。 本発明を適用した木質装飾品の説明図である。 本発明を適用した木質装飾品の分解斜視図である。 本発明を適用した木質装飾品の製造に用いた木質化粧板の説明図である。
図面を参照して、本発明を適用した木質装飾品およびその製造方法を説明する。
(木質装飾品1の全体構成)
図1は、本発明を適用した木質装飾品の斜視図である。図2(a)、(b)、(c)、(d)は、木質装飾品の平面図、A−A′断面図、B−B′断面図、木質化粧板を拡大して示す断面図である。図3は、本発明を適用した木質装飾品の分解斜視図であり、図4は、本発明を適用した木質装飾品の製造に用いた木質化粧板の説明図である。
図1に示す木質装飾品1は、表面に木目模様の装飾が施された木質装飾パネルであり、自動車内の内装パネル、音響機器のパネル、あるいはオルゴールのボックス部分等に用いられる。
図1、図2および図3に示すように、本形態の木質装飾品1は、パネル状のベース体10と、ベース体10に被せられた木質化粧板20とを有している。ベース体10は、ABS樹脂等のプラスチック成形品、あるいはマグネシウムやアルミニウムからなる金属成形品からなる。
図2(d)に示すように、木質化粧板20は、木質装飾用シート21と、接着剤層22によって木質装飾用シート21が一方面側に接着された金属板23とを備えている。本形態において、木質装飾用シート21は、天然木をたとえば0.25mmといった厚さに薄くスライスした突板21aである。かかる突板21aは、染料を配合した着色液に浸漬した後、減圧して、着色液を突板21aに含浸した後、乾燥処理を施して、突板21aの木目模様を濃くしておくことがある。すなわち、原材料として用いた木材によって突板21aの木目模様の濃さが変動するが、突板21aに着色を行えば、薄い木目が濃くなって、木目模様の濃さのばらつきを解消できる。この場合、突板21aに漂白処理を行った後、着色液によって着色してもよい。かかる漂白処理を行うと、漂白処理によって突板21aに付いていたシミ等を消すことができる。
金属板23としては、アルミニウム系や鉄系の金属板等を用いることができ、本形態において、金属板23は、アルミニウム系の金属板からなり、厚さは、例えば80μm〜300μmである。
接着剤層22としては、酢酸ビニル系接着剤、ユリア系接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤、メラミン系接着剤、フェノール系接着剤、アクリル系接着剤、シアノ系接着剤、ポリエステル系接着剤等各種接着剤を用いることができ、スチレン−イソブチレン系ホットメルト接着剤、スチレン−ブタジエン系ホットメルト接着剤、エチレン酢酸ビニル等をブロックポリマーとして用いたホットメルト接着剤を用いることもできる。
本形態において、木質化粧板20の表面(木質装飾用シート21の表面には)透光性のコーティング層40が形成されており、かかるコーティング層40の表面は、研磨処理によって、光沢を有する平滑面になっている。
ここで、木質化粧板20は、後述するフック部24によってベース体10に固定されている。また、本形態では、ベース体10と木質化粧板20との間には、両面テープ等の接着材30が部分的に設けられている。
(ベース体10の詳細構成)
ベース体10は、略矩形の本体部分15と、本体部分15の縁から裏面側に突出した4つの側板部161、162、163、164とを有しており、本体部分15は湾曲部分150(湾曲面)を有している。また、本体部分15の縁(本体部分15と側板部161、162、163、164との間)は、R状に曲がった湾曲部分160になっている。
4つの側板部161、162、163、164のうち、側板部163には、辺に沿う方向の4個所に外側に張り出した凸部171、172、173、174が形成されており、凸部171、172の間、凸部172、173の間、および凸部173、174の間には凹部19が形成されている。また、側板部162において、辺に沿う方向の略中間位置には凹部19が形成されている。なお、図示を省略するが、側板部161において、辺に沿う方向の略中間位置にも凹部19が形成されている。但し、側板部164には凹部19が形成されていない。
凸部171、173には、木質装飾品1を他の部材に取り付ける際の連結部13、14が形成されている。連結部13は、凸部171から裏面側に突出した板部131と、板部131から外側に屈曲した板部132と、板部132から裏面側に突出した板部133とを有しており、板部133にはねじ止め等に用いる穴134が形成されている。連結部14は、凸部173から裏面側に突出した板部141を有しており、板部141にはねじ止め等に用いる穴144が形成されている。
(木質化粧板20の構成)
木質化粧板20は、ベース体10の本体部分15に重なる矩形の本体部分25と、本体部分25の縁から裏面側に突出してベース体10の側板部161、162、163、164に重なる4つの側板部261、262、263、264とを有している。本体部分25は、ベース体10の本体部分15に形成された湾曲部分150に沿って湾曲した湾曲部分250を有している。また、木質化粧板20は、本体部分25の縁(本体部分25と側板部261、262、263、264との間)がR状に曲がった湾曲部分260になっており、ベース体10の湾曲部分160に重なる。
本形態においては、木質化粧板20の側板部261、262、264がベース体10の側板部161、162、164に重なった状態において、側板部161、162、164は、側板部261、262、264で覆われ、表面側からは見えない。
4つの側板部261、262、263、264のうち、側板部261、262、263には、ベース体10に形成された複数の凹部19の各々と対応する位置に、ベース体10の側面(凹部19の底部)に沿って側板部161、162、163の裏面側まで折り曲げられたフック部24が形成されている。複数のフック部24はいずれも、凹部19の内側で裏面側に向かって延在する板部241と、板部241の端部で屈曲してベース体10の側板部261、262、263の裏面側に引っ掛かる爪部242とを備えており、かかるフック部24がベース体10に係合することにより、木質化粧板20とベース体10とが固定されている。
フック部24は、少なくとも金属板23を備えていればよいが、本形態において、フック部24は、本体部分15と同様、木質装飾用シート21、接着剤層22および金属板23からなる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の木質装飾品1では、木質装飾用シート21(突板21a)が金属板23に接着された木質化粧板20をベース体10に重ね、金属板23の一部を折り曲げたフック部24によって、木質化粧板20をベース体10に固定してある。このため、木質装飾用シート21をベース体10に接着する方法に比して、生産性が高い。また、フック部24は、金属板23の端部(木質化粧板20の端部)をベース体10の側面に沿って側板部161、162、163の裏面側まで折り曲げられた構成になっているため、木質装飾品1の端部にフック部24が位置する。従って、木質装飾品1の表面には、フック部24や、フック部24を形成するための切り欠きが目立たない。
また、ベース体10において木質化粧板20と重なる面には湾曲部分150、160が形成され、木質化粧板20は、ベース体10の湾曲部分150、160に沿って湾曲した湾曲部分250、260を有している。このため、木質装飾品1の表面側に湾曲した部分があっても、かかる湾曲した部分の形状に沿って、木質装飾用シート21が湾曲した構成とすることができる。
また、木質装飾用シート21の表面側には、透光性のコーティング層40が形成されているため、木質装飾用シート21の変色や傷等を防止することができる。また、コーティング層40の表面は、研磨処理によって、光沢を有する平滑面になっているため、木質装飾品1の品位が高い。
(木質装飾品1の製造方法の第1例)
図4は、本発明を適用した木質装飾品1の製造に用いた木質化粧板20の説明図であり、図4(a)、(b)は、切断工程を終えた後の木質化粧板20の説明図、および湾曲加工工程を終えた後の木質化粧板20の説明図である。
本形態の木質装飾品1を製造するにあたっては、図1〜図3を参照して説明したベース体10を製作する一方、木質装飾用シート21が接着剤層22によって金属板23に接着された大型の木質化粧板20を準備しておく。そして、以下の工程
切断工程
湾曲工程
重ね合わせ工程
固定工程
コーティング工程
研磨工程
を行う。
より具体的には、まず、切断工程において、大型の木質化粧板20に対する抜き加工によって、図4(a)に示すように、ベース体10の一方面側を覆い、かつ、フック部24を形成するための凸部24aを備えた形状に切断する。かかる切断工程を終えた段階で、木質化粧板20は平板状である。
次に、湾曲加工工程では、プレス加工により、図4(b)に示すように、ベース体10の湾曲部分150、160や側板部161、162、163、164に沿うように木質化粧板20を湾曲させる。
次に、重ね合わせ工程では、木質化粧板20を金属板23がベース体10に向くようにベース体10に重ねる。その際、ベース体10の本体部分15と木質化粧板20の本体部分25との間に両面テープ等の接着材30を配置する。
次に、固定工程では、木質化粧板20の一部(木質化粧板20の凸部24a)を裏面側に向かって屈曲させてベース体10に引っ掛かるフック部24を形成し、フック部24によって、木質化粧板20をベース体10に固定する。
次に、コーティング工程では、木質化粧板20の表面(木質装飾用シート21の表面)に透光性樹脂を塗布した後、硬化させて、コーティング層40を形成する。
次に、研磨工程では、コーティング層40の表面にバフ研磨等の研磨を行い、コーティング層40の表面を光沢のある平滑面とする。その結果、図1〜図3を参照して説明した木質装飾品1が完成する。
(木質装飾品1の製造方法の第2例)
上記第1例では、固定工程を終えた後、コーティング工程および研磨工程を行ったが、以下に説明するように、重ね合わせ工程の前に、木質装飾用シート21の表面に透光性のコーティング層40を形成するコーティング工程を行ってもよい。
より具体的には、以下の順序
切断工程
湾曲工程
コーティング工程
重ね合わせ工程
固定工程
研磨工程
に各工程を行う。すなわち、湾曲工程の後、重ね合わせ工程の前にコーティング工程を行う。
かかる方法によれば、コーティング層40が木質装飾品1の余計な箇所に付着することを防止するためのマスキング等を行う必要がないという利点がある。
また、本例では、以下の順序
切断工程
コーティング工程
湾曲工程
重ね合わせ工程
固定工程
研磨工程
に各工程を行ってもよい。すなわち、切断工程の後、湾曲工程の前にコーティング工程を行ってもよい。
かかる方法によれば、コーティング層40が木質装飾品1の余計な箇所に付着することを防止するためのマスキング等を行う必要がないという利点がある。また、湾曲工程の前にコーティング工程を行うので、平板状の木質化粧板20に対してコーティング層40を設けることになる。従って、木質化粧板20の全面にわたって一定厚のコーティング層40を設けることができる。また、湾曲工程の前にコーティング工程を行うため、湾曲工程で木質装飾用シート21の表面に傷等が付くことを防止することができる。
また、本例では、以下の順序
コーティング工程
切断工程
湾曲工程
重ね合わせ工程
固定工程
研磨工程
に各工程を行ってもよい。すなわち、切断工程の前にコーティング工程を行ってもよい。
かかる方法によれば、コーティング層40が木質装飾品1の余計な箇所に付着することを防止するためのマスキング等を行う必要がないという利点がある。また、湾曲工程の前にコーティング工程を行うので、平板状の木質化粧板20に対してコーティング層40を設けることになる。従って、木質化粧板20の全面にわたって一定厚のコーティング層40を設けることができる。さらに、大型の木質化粧板20に対してコーティング層40を設けるため、コーティング工程を効率よく行うことができる。また、切断工程の前にコーティング工程を行うため、切断工程や湾曲工程で木質装飾用シート21の表面に傷等が付くことを防止することができる。
(木質装飾品1の製造方法の第3例)
研磨工程については、コーティング層40を形成した後であれば、重ね合わせ工程の前のいずれのタイミングで行ってもよい。例えば、以下の順序
切断工程
湾曲工程
コーティング工程
研磨工程
重ね合わせ工程
固定工程
に各工程を行ってもよい。
あるいは、以下の順序
切断工程
コーティング工程
研磨工程
湾曲工程
重ね合わせ工程
固定工程
に各工程を行ってもよい。
または、以下の順序
切断工程
コーティング工程
湾曲工程
研磨工程
重ね合わせ工程
固定工程
に各工程を行ってもよい。
(木質装飾品1の製造方法の第4例)
切断工程の前にコーティング工程を行う場合、例えば、以下の順序
コーティング工程
研磨工程
切断工程
湾曲工程
重ね合わせ工程
固定工程
に各工程を行ってもよい。
または、以下の順序
コーティング工程
切断工程
研磨工程
湾曲工程
重ね合わせ工程
固定工程
に各工程を行ってもよい。
または、以下の順序
コーティング工程
切断工程
湾曲工程
研磨工程
重ね合わせ工程
固定工程
に各工程を行ってもよい。
(木質装飾品1の製造方法の第5例)
上記第1例から第4例では、コーティング工程を1回のみ行ったが、2回以上行ってもよい。また、上記第1例から第4例では、研磨工程を1回のみ行ったが、2回以上行ってもよい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、木質装飾用シート21として、突板21a単体からなるものを用いたが、突板21aの裏側(金属板23が位置する側)に不織布や紙等からなる裏面シートを貼着した突板シートを木質装飾用シート21として用いてもよい。かかる構成によれば、突板21aに割れが発生するのを防止することができる。また、木質装飾用シート21として、突板21aの表面に透光性のプラスチックシートが貼付されているものを用いてもよい。
上記実施の形態では、木質装飾用シート21として突板21aを用いたが、突板21aに代えて、木目や節等が印刷されたプラスチックシートを用いてもよい。
1 木質装飾品
10 ベース体
15 本体部分
20 木質化粧板
21 木質装飾用シート
21a 突板
22 接着剤層
23 金属板
24 フック部
25 本体部分
30 接着材
40 コーティング層
150、160 湾曲部分
250、260 湾曲部分

Claims (17)

  1. ベース体と、
    該ベース体に被せられた木質化粧板と、
    を有し、
    前記木質化粧板は、少なくとも、木質装飾用シートと、該木質装飾用シートが一方面側に接着された金属板と、を備え、
    前記木質化粧板は、前記金属板の一部を他方面側に折り曲げたフック部を備え、
    前記木質化粧板は、前記金属板の前記他方面側を前記ベース体に向けて当該ベース体に被せられた状態で前記フック部が前記ベース体に引っ掛かって前記ベース体に固定されていることを特徴とする木質装飾品。
  2. 前記フック部は、前記金属板の端部を前記ベース体の側面に沿って当該ベース体の裏面側まで折り曲げてなることを特徴とする請求項1に記載の木質装飾品。
  3. 前記木質装飾用シートは、木材を薄くスライスしてなる突板を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の木質装飾品。
  4. 前記ベース体において前記木質化粧板と重なる面には湾曲部分が形成され、
    前記木質化粧板は、前記湾曲部分に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の木質装飾品。
  5. 前記木質装飾用シートの表面側には、透光性のコーティング層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の木質装飾品。
  6. 前記木質化粧板と前記ベース体との間に接着材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の木質装飾品。
  7. ベース体の一方面側に木質の装飾が施された木質装飾品の製造方法であって、
    木質装飾用シートが金属板の一方面側に接着された木質化粧板を、前記ベース体の一方面側を覆う形状に切断する切断工程と、
    該切断工程により切断された前記木質化粧板を前記金属板が前記ベース体に向くように当該ベース体に重ねる重ね合わせ工程と、
    前記金属板の一部を他方面側に向けて折り曲げて前記ベース体に引っ掛かるフック部とし、当該フック部によって、前記木質化粧板を前記ベース体に固定した状態とする固定工程と、
    を有することを特徴とする木質装飾品の製造方法。
  8. 前記フック部を形成する際、前記金属板の端部を前記ベース体の側面に沿って当該ベース体の裏面側まで折り曲げることを特徴とする請求項7に記載の木質装飾品の製造方法。
  9. 前記木質装飾用シートは、木材を薄くスライスしてなる突板を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の木質装飾品の製造方法。
  10. 前記ベース体において前記木質化粧板と重なる面には湾曲部分が形成され、
    前記切断工程の後、あるいは前記切断工程と同時に、前記木質化粧板を前記湾曲部分に沿って湾曲させる湾曲加工工程を行うことを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の木質装飾品の製造方法。
  11. 前記固定工程の後、前記木質装飾用シートの表面に透光性のコーティング層を形成するコーティング工程を行うことを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載の木質装飾品の製造方法。
  12. 前記重ね合わせ工程の前に、前記木質装飾用シートの表面に透光性のコーティング層を形成するコーティング工程を行うことを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載の木質装飾品の製造方法。
  13. 前記切断工程の前に、前記木質装飾用シートの表面に透光性のコーティング層を形成するコーティング工程を行うことを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載の木質装飾品の製造方法。
  14. 前記固定工程の後、前記コーティング層の表面を研磨する研磨工程を行うことを特徴とする請求項10乃至13の何れか一項に記載の木質装飾品の製造方法。
  15. 前記コーティング工程の後、前記重ね合わせ工程の前に前記コーティング層の表面を研磨する研磨工程を行うことを特徴とする請求項12または13に記載の木質装飾品の製造方法。
  16. 前記コーティング工程の後、前記切断工程の前に前記コーティング層の表面を研磨する研磨工程を行うことを特徴とする請求項13に記載の木質装飾品の製造方法。
  17. 前記重ね合わせ工程を行う際、前記木質化粧板と前記ベース体との間に接着材を配置することを特徴とする請求項7乃至16の何れか一項に記載の木質装飾品の製造方法。
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