JP2014239759A - 内視鏡、内視鏡システム - Google Patents

内視鏡、内視鏡システム Download PDF

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Abstract

【課題】先端部の先端面における照明ユニットから観察光学系への遮光を確保でき、さらには先端部からアダプタに光量ロス無く照明光を供給できる構成を先端部の小径化とともに実現できる内視鏡を提供する。
【解決手段】先端面11sと、観察用レンズ30aが先端面11sに該先端面11sと同一面となるよう露出する観察光学系30と、出射端面35sが先端面11sに該先端面11s及び観察用レンズ30aと同一面となるよう露出するライトガイド35と、先端面11sにおいて、観察用レンズ30aと出射端面35sとの間に位置するとともに先端面11sの外周間を繋ぐよう直線状に形成された凹溝20と、凹溝20に嵌入された、挿入部の先端にアダプタ1が装着された際、出射端面35sから照射された照明光が観察用レンズ30aに入光するのを遮光する開形状を有する棒状の遮光部材25とを具備している。
【選択図】図5

Description

本発明は、挿入部の挿入方向の先端にアダプタが着脱自在な内視鏡、内視鏡システムに関する。
周知のように、内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検体内となる体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。
また、工業用分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検体内となるジェットエンジン内や、工場の配管等に挿入することによって、被検体内の傷及び腐蝕等の観察や各種処置等を行うことができる。
内視鏡の挿入部の挿入方向の先端側(以下、単に先端側と称す)に位置する先端部内に、観察光学系やCCD等の撮像素子を具備する撮像ユニットが設けられているとともに、被検体内を照明する照明ユニット等が設けられている構成が周知である。
また、観察光学系や照明ユニットが、挿入部の先端部に着脱自在な既知の光学アダプタ(以下、単にアダプタと称す)内に設けられた構成も周知である。
また、アダプタとしては、挿入部の挿入方向の前方(以下、単に前方と称す)を観察するための直視アダプタと、挿入方向とは異なる側方を観察するための側視アダプタとが周知であり、各アダプタは、観察対象や用途に応じて使い分けられている。
さらに、直視アダプタ、側視アダプタのそれぞれにおいて、アダプタ内に設けられる観察光学系に用いるレンズをアダプタ毎に異ならせることにより、視野角の異なる複数のアダプタが存在するとともに、これらも、観察対象や用途に応じて使い分けられている。よって、先端部には、複数種類のアダプタが個別に着脱自在となっている。
また、アダプタ内または挿入部の先端部内に発光素子等の光源が設けられているとアダプタまたは先端部の小径化が難しくなることから、光源を内視鏡が接続される装置本体内に設けるとともに、内視鏡内に、光源から照射された照明光を先端部の挿入方向の先端(以下、単に先端と称す)に位置する先端面まで導光するライトガイドが挿通され、アダプタ内にライトガイドの先端から出射された照明光が入光されるとともに被検体内に照明光を供給する照明光学系が設けられた構成も周知である。
尚、以下、ライトガイドの先端側に限らず、先端部内に設けられる光源や照明用レンズ等のアダプタに照明光を供給する部材の総称を照明ユニットと称す。
ここで、先端部にアダプタを装着した際、先端部の先端面に露出された照明ユニットの出射端面から出射された照明光はアダプタ内の照明光学系に入光され、その後、照明光学系から被検体内に照射される。
しかしながら、アダプタの照明光学系に入光されなかった漏れ光が、アダプタの挿入方向の基端(以下、単に基端と称す)の基端面と先端部の先端面との間隙から先端面に露出された観察光学系における観察用レンズの露出面に入光されてしまうと、観察光学系を介して撮像素子によって撮像された観察画像の明るさが乱れてしまうといった問題があった。
このような問題に鑑み、特許文献1には、先端部の先端面に、該先端面よりも前方に突出するとともに先端部にアダプタが装着された際、アダプタの挿入方向の基端(以下、単に基端と称す)の基端面に設けられた凹部に嵌入する凸部が設けられているとともに、凸部内に、該凸部の突出面に観察用レンズが露出されるよう観察光学系の先端側が設けられた構成が開示されている。また、特許文献1には、先端部にアダプタが装着された際、アダプタの基端面に対向する先端部の先端面にライトガイドの出射端面が露出された構成が開示されている。
即ち、特許文献1には、凸部によって観察用レンズの露出面がライトガイドの出射端面よりも前方に位置していることにより、出射端面から照射された照明光が凸部により観察用レンズの露出面に入光されてしまうことが防がれた構成が開示されている。
特開2007−29429号公報
ここで、特許文献1に開示された構成においては、先端部にアダプタを装着した際、凸部の突出面を凹部の底面に当接させることにより、アダプタに対して先端部の位置を規定する構成であることから、設計上、突出面を精度良く形成すると先端部の先端面を精度良く形成することが出来ない。このため、先端部にアダプタを装着した際、先端部の先端面とアダプタの基端面とは当接せず、先端面と基端面との間に間隙が発生してしまう。
よって、この間隙によりライトガイドの出射端面から照射された照明光が漏れてしまうため、アダプタの照明光学系へ供給する光量が低下してしまう、即ち光量ロスが発生してしまうといった問題があった。
また、特許文献1では、事前に複数のファイバがまとめて硬化されることによってライトガイドが形成され、該形成後のライトガイドの先端側は、先端部を構成する先端硬質部材において、挿入方向に貫通する貫通孔に挿通された後、接着剤等によって貫通孔内に固定されている。
ところが、この構成では、貫通孔内において、事前に形成されたライトガイドの先端側を貫通孔に固定する接着剤を充填する空間が必要なため、ライトガイドの外径は、貫通孔の径よりも小さくせざるを得ず、即ち、貫通孔に挿通できるファイバの本数が限定されてしまうことから、さらには、接着剤はライトガイドの出射端面にも充填され該出射端面上の接着剤が光を遮ってしまうことから照明光の光量が低下してしまうといった問題あった。
さらには、特許文献1では、上述したように、先端部にアダプタを装着した際、先端部の凸部の突出面をアダプタの凹部の底面に当接させることにより、アダプタに対して先端部の位置を規定していることから、位置精度を高めるとともに先端部に対するアダプタのガタ付きを減らそうとすると突出面における底面への接触面積を大きく確保せざるを得ないため、凸部が大径化し、その結果、先端部が大径化してしまうといった問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、先端部の先端面における照明ユニットから観察光学系への遮光を確保でき、さらには先端部からアダプタに光量ロス無く照明光を供給できる構成を先端部の小径化とともに実現できる内視鏡、内視鏡システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様による内視鏡は、挿入部の挿入方向の先端にアダプタが着脱自在な内視鏡であって、前記挿入部の前記先端に前記アダプタが装着された際、前記アダプタの平坦面に形成された当接面に当接する前記挿入部の前記先端の先端面と、前記挿入部内に設けられた、観察用レンズが前記先端面に該先端面と同一面となるよう露出する観察光学系と、前記挿入部内に設けられた、出射端面が前記先端面に該先端面及び前記観察用レンズと同一面となるよう露出する照明ユニットと、前記先端面において、前記観察用レンズと前記出射端面との間に位置するとともに、前記先端面の外周間を前記先端面の径方向に繋ぐよう直線状に形成された凹溝と、前記凹溝に嵌入された、前記先端面よりも前記挿入方向の前方に一部が突出しているとともに、前記挿入部の前記先端に前記アダプタが装着された際、前記出射端面から照射された照明光が前記観察用レンズに入光するのを遮光する開形状を有する棒状の遮光部材と、を具備している。
また、本発明の一態様による内視鏡システムは、請求項1〜12のいずれか1項に記載の前記内視鏡と、前記内視鏡の前記挿入部の前記先端に着脱自在な前記アダプタと、を具備している。
本発明によれば、先端部の先端面における照明ユニットから観察光学系への遮光を確保でき、さらには先端部からアダプタに光量ロス無く照明光を供給できる構成を先端部の小径化とともに実現できる内視鏡、内視鏡システムを提供することができる。
第1実施の形態の内視鏡を具備する内視鏡システムの斜視図 図1の先端部の構成を遮光部材及び凹溝を中心に概略的に示す部分断面図 図2の遮光部材を凹溝から取り外して示す断面図 図2の先端部の先端面を図2中のIV方向からみた平面図 図2の先端部に図1のアダプタが装着された状態を概略的に示す部分断面図 図2の先端部本体の貫通孔にライトガイドの先端側を組み付ける際、ライトガイドの先端側の一部を先端面よりも前方に突出させた状態を概略的に示す部分断面図 図6の貫通孔にライトガイドを構成する複数のファイバで満たした状態を概略的に示す図 図2の凹溝の断面形状をコの字型にした変形例を、凹溝に遮光部材が嵌入された状態で示す部分断面図 図8の凹溝が挿入方向に対して設定角度傾いた変形例を、凹溝に遮光部材が嵌入された状態で示す部分断面図 第2実施の形態の内視鏡とアダプタとによる内視鏡システムの部分断面図 先端部本体内において、図5、図10のレンズ枠を、先端面を平面視した際、凹溝に重畳する位置に設けた変形例を示す平面図 図11の凹溝の一部を、ライトガイドの先端側が挿通される貫通孔側にはみ出した変形例を示す平面図 図2、図10の先端面に形成される凹溝の変形例を示す先端部の部分断面図 図13の先端部の先端面を図13中のXIV方向からみた平面図 図14の凹溝に着脱自在な遮光部材を示す平面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下、内視鏡は、工業用の内視鏡を例に挙げて説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態の内視鏡を具備する内視鏡システムの斜視図である。
図1に示すように、内視鏡システム100は、内視鏡80と、該内視鏡80に接続された装置本体50と、2種類以上のアダプタ1とにより主要部が構成されている。尚、以下、図面及び説明を簡略化するため、アダプタ1と記載するものは2種類以上のアダプタ全てに共通するものとする。
内視鏡80は、細長で可撓性を有する挿入部10と、該挿入部10の挿入方向Sの基端に接続された、把持部15hを有する操作部15と、該操作部15の把持部15hから延出されたユニバーサルコード17とを具備して主要部が構成されている。
挿入部10に、該挿入部10の先端側から順に、2種類以上のアダプタ1が個別に着脱自在な先端部11と、操作部15に設けられたジョイスティック15jの操作により、例えば上下左右の4方向に湾曲自在な湾曲部12と、可撓性部材にて形成された長尺な可撓管部13とが連設されており、可撓管部13の基端が操作部15に接続されている。
尚、操作部15には、ジョイスティック15jの他、先端部11内に設けられた図示しない撮像ユニットにおける撮像動作を指示する図示しない各種スイッチ等が設けられている。
装置本体50は、例えば箱状を有しており、例えばマグネシウムダイキャストにより構成された外装筐体50gに、内視鏡80の上述した撮像ユニットにより撮像された内視鏡画像を表示するモニタ55が、例えば外装筐体50gに対し開閉自在に固定されている。尚、モニタ55は、外装筐体50gに対し着脱自在であっても構わないし、常にモニタ面が露出された状態で固定されていても構わない。
次に、アダプタの構成及び先端部の構成を、図2〜図7を用いて説明する。
図2は、図1の先端部の構成を遮光部材及び凹溝を中心に概略的に示す部分断面図、図3は、図2の遮光部材を凹溝から取り外して示す断面図、図4は、図2の先端部の先端面を図2中のIV方向からみた平面図、図5は、図2の先端部に図1のアダプタが装着された状態を概略的に示す部分断面図である。
また、図6は、図2の先端部本体の貫通孔にライトガイドの先端側を組み付ける際、ライトガイドの先端側の一部を先端面よりも前方に突出させた状態を概略的に示す部分断面図、図7は、図6の貫通孔にライトガイドを構成する複数のファイバで満たした状態を概略的に示す図である。
尚、図2においては、図面を簡略化するため、観察光学系や、観察光学系よりも挿入方向Sの後方(以下、単に後方と称す)に位置する撮像素子や、ライトガイドの記載を省略して示している。
図5に示すように、先端部11は、略円柱状に形成された先端部本体11hを具備しており、先端部本体11h内に、例えば3つのレンズ30a、30bから構成された観察光学系30や、照明ユニットであるライトガイド35の先端側が設けられている。尚、観察光学系30を構成するレンズの数は、2つに限定されない。
先端部本体11hには、該先端部本体11hを挿入方向Sに貫通するよう、貫通孔33、34が形成されている。
貫通孔33には、ライトガイド35が接着剤等で固定されている。ライトガイド35は、挿入部10、操作部15、ユニバーサルコード17内に挿通されている。ライトガイド35は、例えば装置本体50内に設けられた光源からの照明光を、先端部11、即ち先端部本体11hの平坦な先端面11sまで導光する。ライトガイド35の先端側は、該ライトガイド35の出射端面35sが先端面11sと同一面となって露出されるように固定されている。尚、光源は、操作部15内に設けられていても構わない。
即ち、本実施の形態の構成では、ライトガイド35の出射端面35sが、レンズ等を介さず、直接、先端面11sに露出している。このことにより、貫通孔33におけるライトガイド35の先端側の固定構造が簡略化されている。
また、本実施の形態においては、図6に示すように、貫通孔33へのライトガイド35の先端側の固定は、先ず、貫通孔33に対して後方から互いに非接着状態となっているライトガイド35を構成する複数のファイバ35fの先端側を挿入した後、各ファイバ35fの先端を先端面11sよりも前方に突出させ、その後、各ファイバ35fにおける先端面11sよりも前方に突出した突出部位Yにおいて、接着剤37を用いて各ファイバ35f(図7参照)の先端側を硬化させるとともに貫通孔33にも接着剤37を注入し、最後に、突出部位Y及び接着剤37を研磨等によって除去することにより行われる。
このことにより、図5に示すように、出射端面35sは、先端面11sと同一面となるよう先端面11sに露出される。また、従来のように、貫通孔33内において事前に複数のファイバ35fが固められて硬化されるとともに貫通孔33よりも小径なライトガイド35の先端側を接着するための接着剤の充填空間が不要となる。このため、図7に示すように、貫通孔33内において複数のファイバ35fから構成されたライトガイド35を満たすことができる。即ち、ファイバ35fの本数を従来よりも増やすことができることから、出射端面35sからアダプタ1に供給される照明光の光量を従来よりも増やすことができる。
さらに、本実施の形態においては、研磨により、出射端面35sに接着剤が付着してしまうことが無いことから、従来のように出射端面35sに付着した接着剤により照明光が遮られてしまい、出射端面35sからアダプタ1に供給される照明光の光量が減ってしまうことが防止されている。
貫通孔34に、枠体であるレンズ枠31によって保持された観察光学系30が、該観察光学系30を構成するレンズ30a、30bの内、最も前方に位置するレンズ30a(以下、観察用レンズ30aと称す)の露出面30asが先端面11s及び出射端面35sと同一面となるよう先端面11sに露出されて固定されている。尚、レンズ枠31の先端面31sも先端面11sと同一面となるよう先端面11sに露出されている。
尚、貫通孔34には、観察光学系30よりも後方に、撮像素子等が固定されているが、図面を簡略化するため、図5においては撮像素子の記載を省略して示している。
また、観察用レンズ30aの露出面30as及びレンズ枠31の先端面31sが先端面11sと同一面となるよう露出されているとともに、先端面11sが平坦な面に形成されていることにより、上述したように、貫通孔33にライトガイド35の先端側を固定する際におけるライトガイド35の突出部位Yの研磨が可能となっている。
言い換えれば、研磨により先端面11sは、平坦な面に形成されているとともに、先端面11sと、先端面31sと、出射端面35sと、露出面30asとが同一面となっている。
先端部11は、図5に示すように、先端部11にアダプタ1が装着された際、先端部本体11hが、アダプタ1の基端面1kに対し前方に凹むよう形成された凹部6に嵌入される部位となっている。尚、凹部6への先端部本体11hに嵌入により、先端部11にアダプタ1が装着された際、先端部11に対してアダプタ1の位置が規定される。
また、先端面11sは、先端部11にアダプタ1が装着された際、凹部6の平坦面に形成された当接面である底面6tに当接する。
尚、上述したように、先端面11sは平坦な面に形成されているとともに、底面6tも平坦な面に形成されていることから、先端部11にアダプタ1が装着された際、先端面11sは底面6tに当接する。
図5に示すように、アダプタ1は、アダプタ本体1hを具備しており、アダプタ本体1h内に、複数のレンズから構成された対物レンズユニット2と、照明光学系3とが設けられている。
具体的には、対物レンズユニット2は、最も前方に位置するレンズがアダプタ1の先端面1sに露出されるとともに、最も後方に位置するレンズが底面6tに露出されるよう設けられている。よって、先端部11にアダプタ1が装着された際、対物レンズユニット2、観察光学系30を介して、図示しない撮像ユニットにより被検体内の観察部位が撮像される。
また、照明光学系3は、先端面1sに露出される照明用レンズ3aと、基端が底面6tに露出されるロッドレンズ3bとから構成されている。
よって、先端部11にアダプタ1が装着された際、出射端面35sから照射された照明光は、ロッドレンズ3bの基端に入光され、ロッドレンズ3bの先端まで導光された後、照明用レンズ3aにより被検体内に照射される。
図2、図4、図5に示すように、平坦な先端面11sにおいて、露出面30asと出射端面35sとの間の位置に、先端面11sの外周11sg間を径方向Kに繋ぐよう直線状に形成された凹溝20が、先端面11sよりも後方に凹んで形成されている。
図2に示すように、凹溝20は、底部20tの径bが、先端面11sにおける開口20aの開口径aよりも大きく形成されていることにより(a<b)、後方に凹んだ断面形状が台形状に形成されており、先端面11sに対して、断面台形状を有したまま、先端面11sの外周11sg間を径方向Kに繋ぐよう直線状に形成されている。
凹溝20に、図3に示す弾性部材から構成された遮光部材25が着脱自在となっている。遮光部材25は、凹溝20に嵌入自在であるとともに、径方向Kにおいて凹溝20と同じ長さを有するとともに開形状を有する直線状の棒状に形成されている。
尚、凹溝20に対し遮光部材25が着脱自在なことにより、凹溝20から遮光部材25を脱却すれば、凹溝20の清掃を容易に行うことができることから、凹溝20内に塵埃等が蓄積してしまうことがない。このため、該凹溝20内に蓄積され、凹溝20から飛び出た塵埃等が、観察用レンズ30aの露出面30asに付着してしまい、図示しない上述した撮像ユニットによって撮像された観察画像の画質が劣化してしまうことが防がれている。
また、遮光部材25は、図2、図3に示すように、外径gが、凹溝20の開口径aよりも大きく底部20tの径bよりも小径に形成されている(a<g<b)。
このことにより、遮光部材25は、凹溝20に嵌入した際、外径gが凹溝20の開口径aよりも大きく形成されていることから(a<g)、開口20a付近において径方向Kにおいて凹溝20によって潰されることにより、凹溝20から外れてしまうことが防止されているとともに、凹溝20内において一部が径方向Kに縮径されて嵌入される。
また、遮光部材25の外径gが、凹溝20の底部20tの径bよりも小径に形成されていることにより(g<b)、図2に示すように、凹溝20に、遮光部材25が潰れた際の大きな逃げ空間20nが形成されている。
さらに、遮光部材25は、外径gが凹溝20の挿入方向Sの深さcよりも大きく形成されていることにより(c<g)、凹溝20に嵌入された際、先端面11sよりも前方に一部が突出する。
遮光部材25は、先端部11にアダプタ1が装着された際、アダプタ1の底面6tに先端面11sよりも前方に突出した部位が当接することにより、図5に示すように、凹溝20において挿入方向Sに潰れる。
この際、遮光部材25は、凹溝20の逃げ空間20nを利用して挿入方向Sに潰れる。また、遮光部材25は、該遮光部材25の先端が先端面11sと略同一面となるように、底面6tに当接したまま潰れる。
遮光部材25は、先端部11にアダプタ1が装着された際、先端面11sにおける露出面30asと出射端面35sとの間において、挿入方向Sに発生する底面6tと先端面11sとの間の僅かな間隙を塞ぐことにより、出射端面35sから照射された照明光が露出面30asに入光してしまうのを遮光する部材である。
尚、先端面11s及び底面6tが平坦な面に形成されていれば、例えば鏡面加工されていれば、先端部11にアダプタ1が装着された際、底面6tと先端面11sとの間には間隙は生じないが、通常の加工では、先端面11s及び底面6tの粗さにより、僅かに底面6tと先端面11sとの間には間隙は生じる。また、底面6tは、基端面1kよりも前方に凹んで位置しているため、底面6tに鏡面加工を施すことは難しいことからも、先端部11にアダプタ1が装着された際、底面6tと先端面11sとの間には僅かに間隙が生じる。
よって、遮光部材25は、先端面11sにおける露出面30asと出射端面35sとの間において、底面6tと先端面11sとの間の生じる僅かな間隙を塞ぐことにより、出射端面35sから照射された照明光が露出面30asに入光されないよう遮光している。
このように、本実施の形態においては、先端面11sは、平坦な面に形成されており、先端部11にアダプタ1が装着された際、凹部6に先端部本体11hが嵌入することにより、アダプタ1の平坦な底面6tに当接すると示した。
このことによれば、先端部11にアダプタ1が装着された際、凹部6に先端部本体11hが嵌入することによって、アダプタ1に対する先端部11の位置が規定されるが、先端面11sの全面が底面6tに当接することから、即ち、先端面11sの接触面積を、先端部11の径を大径化しなくても大きく確保することができるため、先端部11に対するアダプタ1の位置精度が向上するとともに、先端部11に対するアダプタ1のガタ付きを減らすことができる。
さらに、本実施の形態においては、ライトガイド35の出射端面35sは、先端面11sと同一平面となるよう先端面11sに露出されていると示した。
このことによれば、先端部11にアダプタ1が装着された際、平坦な面に形成された底面6tに平坦な面に形成された先端面11sが当接すると、先端面11sに露出された出射端面35sは、底面6tに露出されたロッドレンズ3bの基端と隙間無く略当接することから、出射端面35sから照射された照明光を、漏れ光を少なくして、即ち光量ロス無くアダプタ1側に供給することができるため、出射端面35sからアダプタ1側に供給される照明光の光量を従来よりも増やすことができる。
また、本実施の形態の形態においては、先端部本体11hの貫通孔33に対し、ライトガイド35の先端側は、先端が先端面11sよりも前方に突出するよう挿入された後、複数のファイバ35fの先端がまとめて接着剤37で硬化され、その後、先端面11sよりも突出した部位Yが研磨によって除去されることにより固定される。このことから、貫通孔33内において複数のファイバ35fから構成されたライトガイド35を満たすことができるため、出射端面35sからアダプタ1側に供給される照明光の光量を従来よりも増やすことができる。
さらに、本実施の形態においては、研磨により、出射端面35sに接着剤が付着してしまうことが無いことから、従来のように出射端面35sに付着した接着剤により照明光が遮られてしまい、出射端面35sからアダプタ1に供給される照明光の光量が減ってしまうことがない。
また、本実施の形態においては、先端面11sにおいて、観察用レンズ30aの露出面30asとライトガイド35の出射端面35sとの間の位置に、先端面11sの外周11sg間を繋ぐよう直線状に形成された凹溝20が形成されていると示した。
また、凹溝20に、先端部11にアダプタ1が装着された際、出射端面35sから照射された照明光が露出面30asに入光するのを遮光する遮光部材25が着脱自在であると示した。
また、遮光部材25は、弾性部材から構成されているとともに、先端部11にアダプタ1が装着された際、凹溝20において挿入方向Sに潰されて、先端が底面6tに当接したまま出射端面35sから照射された照明光が露出面30asに入光されないよう遮光すると示した。
このことによれば、遮光部材25は、露出面30asと出射端面35sとの間の位置における底面6tと先端面11sとの僅かな間隙を塞ぐことができることから、出射端面35sから照射された照明光が露出面30asに入光するのを確実に防ぐことができるとともに、先端面11sと底面6tとの密着性を向上させることができるため、出射端面35sから照射された照明光を、漏れ光を少なくして、即ち光量ロス無くアダプタ1側に供給することができ、出射端面35sからアダプタ1側に供給される照明光の光量を従来よりも増やすことができる。
さらに、遮光部材25は、挿入方向Sに潰れた際、凹溝20において逃げ空間20nを利用して潰れることから、逃げ空間が無いことに起因して挿入方向Sに十分潰れきれず、その結果、先端面11sと底面6tとの間に間隙が生じてしまうことが防止されている。
また、遮光部材25は凹溝20に着脱自在なことにより、劣化の確認が容易の他、劣化したとしても容易に交換することができ、さらには、遮光部材として他の代替品を、凹溝20に嵌入することも可能となる。
さらに、遮光部材25は、開形状を有する棒状に形成されていることから、Oリングのような閉形状を有する遮光部材のように、Oリング内に塵埃等が蓄積してしまうことが無い他、凹溝も遮光部材25が脱却された後は容易に清掃することができることから、凹溝20内に塵埃等が蓄積してしまうことがない。
よって、凹溝20及び遮光部材内に蓄積され、飛び出た塵埃等が、観察用レンズ30aの露出面30asに付着してしまい、図示しない上述した撮像ユニットによって撮像された観察画像の画質が劣化してしまうことを防止することができる。
以上から、先端部11の先端面11sにおける出射端面35sから露出面30asへの遮光を確保でき、さらには先端部11からアダプタ1に光量ロス無く照明光を供給できる構成を先端部11の小径化とともに実現できる内視鏡80、内視鏡システム100を提供することができる。
尚、以下、変形例を、図8、図9を用いて示す。
図8は、図2の凹溝の断面形状をコの字型にした変形例を、凹溝に遮光部材が嵌入された状態で示す部分断面図、図9は、図8の凹溝が挿入方向に対して設定角度傾いた変形例を、凹溝に遮光部材が嵌入された状態で示す部分断面図である。
上述した本実施の形態においては、凹溝20は、底部20tの径bが、先端面11sにおける開口20aの開口径aよりも大きく形成されていることにより(a<b)、後方に凹んだ断面形状が台形状に形成されており、先端面11sに対して、断面台形状を有したまま、先端面11sの外周11sg間を径方向Kに繋ぐよう直線状に形成されていると示した。
これに限らず、図8に示すように、凹溝20は、底部20tの径dが、開口20aの開口径と同径に形成されているとともに、挿入方向Sに沿って、径dの同一径に形成されていることによって断面形状がコの字状に形成されており、先端面11sに対して、断面コの字型を有したまま、先端面11sの外周11sg間を径方向Kに繋ぐよう直線状に形成されていても構わない。
尚、この構成においては、凹溝20から該凹溝20に嵌入された遮光部材25が外れてしまうのを防ぐため、凹溝20の径dは、遮光部材25の外径gよりも小さく形成されている(d<g)。即ち、遮光部材25は、凹溝20において径方向Kに潰された状態で嵌入されている。
また、図8に示す構成においても、凹溝20に遮光部材25が嵌入した際、遮光部材25の先端側は、先端面11sよりも前方に突出する。
さらに、図8に示す構成では、上述したように、遮光部材25が潰された際の逃げ空間20nを上述した第1実施の形態のように大きく確保することができないが、図9に示すように、凹溝20を、挿入方向Sに対して設定角度θだけ傾いて形成すれば、凹溝20が断面コの字状に形成されていたとしても、開口20a側に大きな逃げ空間20mを確保することができる他、遮光部材25が凹溝20から外れてしまうことをより確実に防止することができる。尚、その他の構成は、上述した本実施の形態と同じである。
このような構成によれば、上述した本実施の形態においては、凹溝20は、断面形状が台形状であることから、形成の際の加工が難しかったが、図8、図9に示す構成では、断面形状がコの字状であることから、凹溝20を本実施の形態よりも容易に形成することができる。尚、その他の効果は、上述した本実施の形態と同じである。
(第2実施の形態)
図10は、本実施の形態の内視鏡とアダプタとによる内視鏡システムの部分断面図である。
この第2実施の形態の内視鏡、内視鏡システムの構成は、上述した図1〜図7に示した第1実施の形態の内視鏡、内視鏡システムと比して、遮光部材が硬質部材から構成されている点が異なる。よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態においては、凹溝20は、上述した図8に示すように断面コの字状に形成されているとともに、凹溝20に、硬質部材から構成された断面矩形状の遮光部材25’が、着脱自在となっている。尚、凹溝20に、遮光部材25’が接着等により固定されていても構わない。
また、アダプタ1の底面6tにおいて、先端部11にアダプタ1が装着された際、遮光部材25’に対向する位置に溝8が形成されている。
溝8は、先端部11にアダプタ1が装着された際、遮光部材25’が非接触にて嵌入される。
遮光部材25’は、上述した第1実施の形態と同様に、先端部11にアダプタ1が装着され、底面6tに先端面11sが当接された際、先端面11sにおける露出面30asと出射端面35sとの間において、挿入方向Sにおいて発生する底面6tと先端面11sとの間隙を塞ぐことにより、出射端面35sから照射された照明光が露出面30asに入光されないよう遮光するものである。
尚、先端部11にアダプタ1が装着された際、溝8に遮光部材25’が非接触にて嵌入されることにより、溝8の面に遮光部材25’が当接してしまうことに伴い、先端面11sと底面6tとが非当接状態となること、即ち間隙が生じてしまうことが防がれている。
尚、その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。
このように、本実施の形態においては、遮光部材25’は硬質部材から構成されていると示した。
このことによれば、遮光部材25’は、硬質部材から構成されていれば劣化し難いことから交換する必要が無い。
また、凹溝20に遮光部材25’が固定されていれば、凹溝20に塵埃等が蓄積してしまうことが無いため凹溝20の清掃が不要となる。その他の効果は、上述した第1実施の形態と同じである。
尚、以下、変形例を、図11、図12を用いて示す。
図11は、先端部本体内において、図5、図10のレンズ枠を、先端面を平面視した際、凹溝に重畳する位置に設けた変形例を示す平面図、図12は、図11の凹溝の一部を、ライトガイドの先端側が挿通される貫通孔側にはみ出した変形例を示す平面図である。
図11に示すように、先端部本体11h内において、貫通孔34内に固定されるレンズ枠31が、先端面11sを平面視した際、レンズ枠31の一部が凹溝20に重畳する位置に設けられていても構わない。即ち、レンズ枠31の一部にも凹溝20が形成されていても構わない。
このことによれば、上述した第1、第2実施の形態よりもレンズ枠31を貫通孔33側に、凹溝20へのレンズ枠31の重畳部位分だけ移動して設けることができることから、重畳部位分だけ、先端部11の小径化を図ることができる。
また、図11に示す構成では、レンズ枠31にも凹溝20を形成したが、図12に示すように、凹溝20のレンズ枠31に重なる部位を、貫通孔33側にはみ出す形状とすることにより、レンズ枠31の先端面31s全体を先端面11sに露出させても良い。尚、この場合、遮光部材25は直線状では無く、凹溝20の形状に沿った形状となる。
また、その他の構成、効果は、上述した第1、第2実施の形態と同じである。
また、以下、別の変形例を、図13〜図15を用いて示す。図13は、図2、図10の先端面に形成される凹溝の変形例を示す先端部の部分断面図、図14は、図13の先端部の先端面を図13中のXIV方向からみた平面図、図15は、図14の凹溝に着脱自在な遮光部材を示す平面図である。尚、図13においても、図面を簡略化するため、観察光学系や、撮像素子や、ライトガイドの記載を省略して示している。
上述した、第1、第2実施の形態においては、先端面11sにおいて、凹溝20は、露出面30asと出射端面35sとの間の位置に、先端面11sの外周11sg間を径方向Kに繋ぐよう直線状に形成されていると示した。
また、遮光部材25は、凹溝20に嵌入自在であるとともに、径方向Kにおいて凹溝20と同じ長さを有するとともに開形状を有する直線状の棒状に形成されていると示した。
これに限らず、図13、図14に示すように、凹溝120は、第1、第2実施と同様の直線溝120aに加え、先端面11sの外周11sgを囲むようリング状に形成されたリング溝120bを具備して構成されていても構わない。尚、直線溝120aとリング溝120bとは連通している。
また、図15に示すように、遮光部材125は、第1、第2実施の形態と同様に、直線溝120aに嵌入自在な直線部125aに加え、リング溝120bに嵌入自在なリング部125bを具備して構成されていても構わない。尚、直線部125aとリング部125bとは一体的に形成されている。
このような構成によれば、遮光部材125は、直線溝120aに嵌入された直線部125aにより、上述した第1、第2実施の形態と同様に、出射端面35sから照射された照明光が露出面30asに入光されないよう遮光することができるとともに、リング溝120bに嵌入されたリング部125bにより、先端部11にアダプタ1が装着された際、凹部6内に外部から進入した水分が先端面11sと底面6tとの間に進入し、露出面30as及び出射端面35sに付着してしまうことを防ぐことができる。
尚、その他の構成、効果は、上述した第1、第2実施の形態と同じである。
また、上述した第1、第2実施の形態においては、照明ユニットは、ライトガイド35であると示したが、これに限らず、先端部11内に設けられた光源であっても構わないことは勿論である。
さらに、上述した第1、第2実施の形態においては、工業用の内視鏡を例に挙げて示したが、医療用の内視鏡に適用しても構わないことは云うまでもない。
1…アダプタ
1k…アダプタの基端面
6…アダプタの凹部
6t…凹部の底面(当接面)
8…アダプタの溝
10…挿入部
11s…先端面
11sg…先端面の外周
20…凹溝
20t…凹溝の底部
25…遮光部材
25’…遮光部材
30…観察光学系
30a…観察用レンズ
31…レンズ枠(枠体)
35…ライトガイド(照明ユニット)
35s…ライトガイドの出射端面
80…内視鏡
100…内視鏡システム
a…凹溝の開口径
b…凹溝の底部の径
d…凹溝の底部の径
g…遮光部材の外径
K…径方向
S…挿入方向
θ…設定角度

Claims (13)

  1. 挿入部の挿入方向の先端にアダプタが着脱自在な内視鏡であって、
    前記挿入部の前記先端に前記アダプタが装着された際、前記アダプタの平坦面に形成された当接面に当接する前記挿入部の前記先端の先端面と、
    前記挿入部内に設けられた、観察用レンズが前記先端面に該先端面と同一面となるよう露出する観察光学系と、
    前記挿入部内に設けられた、出射端面が前記先端面に該先端面及び前記観察用レンズと同一面となるよう露出する照明ユニットと、
    前記先端面において、前記観察用レンズと前記出射端面との間に位置するとともに、前記先端面の外周間を前記先端面の径方向に繋ぐよう直線状に形成された凹溝と、
    前記凹溝に嵌入された、前記先端面よりも前記挿入方向の前方に一部が突出しているとともに、前記挿入部の前記先端に前記アダプタが装着された際、前記出射端面から照射された照明光が前記観察用レンズに入光するのを遮光する開形状を有する棒状の遮光部材と、
    を具備していることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記遮光部材は弾性部材から構成されているとともに前記凹溝内に少なくとも一部が縮径されて嵌入されており、
    前記弾性部材は、前記挿入部の前記先端に前記アダプタが装着された際、前記アダプタの前記当接面に当接することにより前記挿入方向に潰れて、前記観察用レンズと前記出射端面との間において前記挿入方向に発生する前記当接面と前記先端面との間隙を塞ぐことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記弾性部材は、前記凹溝に着脱自在であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記凹溝は、該凹溝の底部の径が、前記凹溝の前記先端面における開口径よりも大きく形成されていることにより、断面形状が台形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内視鏡。
  5. 前記遮光部材の外径は、前記凹溝の前記開口径よりも大きく前記底部の径よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
  6. 前記凹溝は、該凹溝の底部の径が、前記凹溝の前記先端面における開口径と同径に形成されているとともに前記挿入方向に沿って同一径に形成されていることにより、断面形状がコの字状に形成されているとともに、前記遮光部材の前記外径よりも小径に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内視鏡。
  7. 前記凹溝は、前記挿入方向に対して設定角度傾いて形成されていることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡。
  8. 前記遮光部材は硬質部材から構成されており、
    前記硬質部材は、前記挿入部の前記先端に前記アダプタが装着された際、前記アダプタの前記当接面に形成された溝に非接触にて嵌入することにより、前記観察用レンズと前記出射端面との間において前記挿入方向に発生する前記当接面と前記先端面との間隙を塞ぐことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  9. 前記硬質部材は、前記凹溝に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  10. 前記観察光学系は、前記挿入部の前記先端内において枠体によって保持されており、
    前記枠体は、前記先端内において、前記先端面を平面視した際、前記枠体の一部が前記凹溝に重畳する位置に設けられているとともに、前記枠体の一部にも前記凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の内視鏡。
  11. 前記照明ユニットは、前記照明光を前記先端面まで導光するライトガイドであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の内視鏡。
  12. 前記挿入部の前記先端に前記アダプタが装着された際、前記先端は、前記アダプタの基端面に形成された凹部に嵌入されるとともに、前記先端面は、前記凹部の底面を構成する前記当接面に当接することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の内視鏡。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の前記内視鏡と、
    前記内視鏡の前記挿入部の前記先端に着脱自在な前記アダプタと、
    を具備していることを特徴とする内視鏡システム。
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