JP2014239673A - 皮剥き装置用保持具、皮剥き装置及び皮剥き方法 - Google Patents

皮剥き装置用保持具、皮剥き装置及び皮剥き方法 Download PDF

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Abstract

【課題】構造を簡素化しても被切削物を挿通路に正確に案内し、剥き残しがなく確実に皮剥きすることのできる皮剥き装置用保持具を提供すること。【解決手段】被切削物を挿通する挿通路13の縦方向に対して横方向に配設されたカッター刃をそれぞれ有し、かつカッター刃が周方向に対して互いに位置をずらして挿通路13の縦方向に沿って多段に配設された複数のカッター部材20と、これら複数のカッター部材20をそれぞれ挿通路13の縦方向中心方向にばね付勢する複数の付勢手段を有するカッターユニット10の挿通路13に、被切削物を押し込む押圧機構65,67に取り付けられて被切削物に突き刺して被切削物を保持する皮剥き装置用保持具である。挿通路13に対して保持具本体75を伸縮可能とした。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば大根,ごぼう,人参などの棒状の野菜、ジャガイモ,里芋などの塊状の野菜や、棒状及び塊状の果物を含む食品(以下、被切削物という。)を皮剥きするために、被切削物を保持する皮剥き装置用保持具、この保持具を備えた皮剥き装置及び皮剥き方法に関する。
従来、この種の皮剥き装置には、例えば特許文献1に記載されたものがある。この皮剥き装置は、垂直方向に延びる駆動部ケースに組み込まれ、昇降動作して野菜を加工部に押し込むプッシャーと、野菜が通り抜ける中央開口を有していて上記駆動部ケースの中途に設置される供給部ベースと、上記供給部ベースの裏面に上記中央開口を囲むように配設される皮剥き部とからなる。
上記プッシャーは、上記駆動部ケースの前面中央部に形成された縦溝に沿って昇降する。上記プッシャーを昇降させる手段としては、例えば、モータで回転駆動されるオネジ軸を回転させることにより、これに螺合していてプッシャーに固定されたメネジブロックを昇降させる方法や、エアシリンダによってプッシャーを昇降させる方法等を採用している。プッシャーは、野菜を長さ方向に押圧するための円形プレートを有している。
上記供給部ベース上には、野菜ガイドが設置されている。この野菜ガイドは、定位置に供給された野菜を上記中央開口にガイドするよう機能する。
特許第3878561号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された発明では、野菜を上記中央開口にガイドするため、供給部ベース上に野菜ガイドを設置している。その結果、供給部ベース上の構造が複雑化する問題がある。
また、特許文献1に開示された発明には、供給部ベース上の構造を簡素化するため、供給部ベース上に野菜ガイドを設置するのを省略するとともに、プッシャーに先端が皮剥き部の下部まで達する押し棒を設けた実施形態が記載されている。
この実施形態では、上記中央開口に対して作業者が野菜を傾斜して挿入することがある。この場合には、傾斜して挿入された野菜を押し棒で押し込むこととなる。その結果、皮剥き部の各部材に対して通常とは異なる方向に押圧力が加わるため、各部材を損傷させることがあり、また皮剥きされた野菜に剥き残しが発生したり、あるいは皮剥きすることができないという問題がある。
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、構造を簡素化しても被切削物を挿通路に正確に案内し、剥き残しがなく確実に皮剥きすることのできる皮剥き装置用保持具、皮剥き装置及び皮剥き方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る皮剥き装置用保持具は、被切削物を挿通する挿通路の縦方向に対して横方向に配設されたカッター刃をそれぞれ有し、かつ当該カッター刃が周方向に対して互いに位置をずらして前記挿通路の縦方向に沿って多段に配設された複数のカッター部材と、これら複数のカッター部材をそれぞれ前記挿通路の縦方向中心方向にばね付勢する複数の付勢手段を有するカッターユニットの前記挿通路に、前記被切削物を押し込む押圧機構に取り付けられて前記被切削物に突き刺して前記被切削物を保持する皮剥き装置用保持具であって、前記挿通路に対して保持具本体を伸縮可能としたことを特徴とする。
ここで、本発明における被切削物とは、大根,ごぼう,人参などの棒状の野菜、ジャガイモ,里芋などの塊状の野菜や、棒状及び塊状の果物を含む食品をいう。
また、本発明に係る皮剥き装置は、被切削物を挿通する挿通路の縦方向に対して横方向に配設されたカッター刃をそれぞれ有し、かつ当該カッター刃が周方向に対して互いに位置をずらして前記挿通路の縦方向に沿って多段に配設された複数のカッター部材と、これら複数のカッター部材をそれぞれ前記挿通路の縦方向中心方向にばね付勢する複数の付勢手段を有するカッターユニットと、前記被切削物に突き刺して前記被切削物を保持する保持具と、前記保持具が取り付けられ、前記挿通路に前記被切削物を押し込む押圧機構と、を備え、前記挿通路に押し込まれた前記被切削物の周面の皮を前記複数のカッター部材の各カッター刃で剥く皮剥き装置であって、前記保持具を前記挿通路に対して伸縮可能としたことを特徴とする。
さらに、本発明に係る皮剥き方法は、被切削物を挿通する挿通路の縦方向に対して横方向に配設されたカッター刃をそれぞれ有し、かつ当該カッター刃が周方向に対して互いに位置をずらして前記挿通路の縦方向に沿って多段に配設された複数のカッター部材と、これら複数のカッター部材をそれぞれ前記挿通路の縦方向中心方向にばね付勢する複数の付勢手段を有するカッターユニットと、前記被切削物に突き刺して前記被切削物を保持し、前記挿通路に対して伸縮可能とした保持具と、前記保持具が取り付けられ、前記挿通路に前記被切削物を押し込む押圧機構と、を備え、前記挿通路に押し込まれた前記被切削物の周面の皮を前記複数のカッター部材の各カッター刃で剥く皮剥き方法であって、前記保持具が短縮した状態を保持し、前記挿通路に前記被切削物を挿通する被切削物挿通工程と、前記保持具を伸長させて前記被切削物に前記保持具の先端を突き刺す保持具突き刺し工程と、前記押圧機構により前記保持具を短縮させつつ前記挿通路に前記被切削物を押し込む被切削物押し込み工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、構造を簡素化しても被切削物を挿通路に正確に案内し、剥き残しがなく確実に皮剥きすることが可能となる。
本発明に係る皮剥き装置の一実施形態を示す斜視図。 一実施形態の皮剥き装置におけるカッターユニットを示す正面図。 図2のカッターユニットにおけるカッター部材の取付状態を示す分解斜視図。 図3のカッター部材を示す断面図。 一実施形態の皮剥き装置における保持具本体を示す斜視図。 図5の正面図。 図5の背面図。 図5の保持具本体を伸長した状態を示す斜視図。 図8の背面図。 図8の正面図。 一実施形態の皮剥き装置においてカッターユニットの開口部に被切削物を挿入した状態を示す拡大斜視図。 図11の保持具本体の外筒を下方に伸ばして被切削物に突き刺した状態を示す拡大斜視図。 図12の保持具本体を押し下げて短縮させつつ被切削物の皮を剥く前の状態を示す拡大斜視図。 カッターユニットで皮を剥いて保持具本体が図11の元の位置に戻った状態を示す拡大斜視図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る皮剥き装置の一実施形態を示す斜視図、図2は一実施形態の皮剥き装置におけるカッターユニットを示す正面図、図3は図2のカッターユニットにおけるカッター部材の取付状態を示す分解斜視図、図4は図3のカッター部材を示す断面図である。
なお、図1は皮剥き装置を斜め正面方向から見た斜視図である。また、図1及び図2においては、挿通路の縦方向に4段に配設され、各段のカッター部材がそれぞれ同一高さに3つ配置されているものの、図が複雑化するため、簡素化して示している。
図1に示すように、本実施形態の皮剥き装置1は、カッターユニット10の基板11が支持台2上に図示しないねじなどの固定部材により固定されている。この支持台2は、4本の脚部3により水平状態に支持されている。各脚部3の下端には、矩形状に形成された4本の枠部4が支持台2と平行に固定されている。この枠部4には、支持板5が載置され、この支持板5上に皮が剥かれた被切削物を収容するかご6が載置される。そして、枠部4の底面の隅部近傍には、それぞれ車輪7が回動自在に取り付けられている。ここで、枠部4は、3本で平面コ状に連結すれば、かご6を載置した台車の出し入れが可能となり、作業性を高めることができる。
カッターユニット10の基板11には円孔12が穿設されている。この円孔12が図示しない支持台2の排出口と連通状態となるように基板11は支持台2に載置され、これら円孔12及び支持台2の排出口を皮が剥かれた被切削物が通過してかご6に収容される。
基板11の円孔12の上方は、カッターユニット10において被切削物を挿通する挿通路13となる。なお、以下の説明では、皮剥き装置1の設置状態において、挿通路13の被切削物の挿通方向(縦方向、高さ方向)に対して上流側を上方とし、下流側を下方とするとともに、当該挿通方向に対して直交する方向を横(水平)方向として説明する。
また、基板11には、図2に示すように3本の連結ロッド14の一端がそれぞれ固着され、これら連結ロッド14の他端は、基板11に対して鉛直方向上方に同一の長さに延びて開口部材としての上下2枚の円孔板15,16のうち、設置状態において下方に位置する下部円孔板16に固着されている。この下部円孔板16は、上方に所定の隙間を有して複数の連結具17により上部円孔板15が固着されている。これにより、上下2枚の円孔板15,16がそれぞれ水平状態に保持される。また、これらの円孔板15,16の中心は、挿通路13の縦方向中心と一致している。
上部円孔板15の開口部15aには、図2及び図4に示すように上部ガイドスプリング18が装着されている。この上部ガイドスプリング18は、帯状に形成され、その上端が上部円孔板15に固定手段により固定される一方、その下端が挿通路13の縦方向中心に向けて折曲がり、挿通路13の被切削物の最も上部に配置された後述する第1段のカッター部材に臨むように垂直下方に延びている。この上部ガイドスプリング18は、放射状に少なくとも3枚(本実施形態では6枚)配置されている。
また、上部円孔板16の開口部16aには、図2に示すように上部円孔板15と同様に下部ガイドスプリング19が装着されている。この下部ガイドスプリング19は、帯状に形成され、その下端が挿通路13の縦方向中心に向けて折曲がり、挿通路13の被切削物の挿通方向に対して最も上部に配置された上記カッター部材のカッター刃近傍まで垂直下方に延びている。この下部ガイドスプリング19は、放射状に少なくとも3枚(本実施形態では6枚)配置されるとともに、3枚の上部ガイドスプリング18の周方向位置に対して互いに位置をずらしている。なお、上部ガイドスプリング18,19の下端は、垂直下方に延びていることに限らず、必ずしも垂直ではないとしても下方に延びて被切削物を挿通路13の縦方向中心に案内するものであればよい。
ここで、本実施形態では、上部円孔板15に上部ガイドスプリング18を、下部円孔板16に下部ガイドスプリング19をそれぞれ6枚づつ固定した例について説明したが、これに限らず少なくとも下部円孔板16に下部ガイドスプリング19を3枚固定すれば、3枚の下部ガイドスプリング19の下端が上記カッター部材のカッター刃近傍まで垂直下方に延びていることから、被切削物を挿通路13の縦方向中心方向に確実に案内することができる。
さらに、下部円孔板16には、挿通路13の縦方向(設置状態における上下方向)となるように12個のカッター部材20が固着されている。具体的には、これら12個のカッター部材20は、それぞれ下部円孔板15に互いに30度の角度を有して挿通路13の縦方向中心方向に揺動可能に一端が軸支されるとともに、周方向に対して互いに位置をずらして被切削物の周方向に連続するようにしている。すなわち、12個のカッター部材20で皮剥きされた被切削物の水平切断面は、12角形となる。ここで、被切削物の皮を厚く剥く場合には、その角形の数を少なくする一方、薄く剥く場合には、その角形の数を増加させる。
これらの12個のカッター部材20は、図2に示すように被切削物の挿通方向に対して上流側(上部)から順に、3つの短尺の第1カッター部材(第1段のカッター部材)21と、これら第1カッター部材21よりやや長尺の3つの第2カッター部材(第2段のカッター部材)22と、これら第2カッター部材22よりやや長尺の3つの第3カッター部材(第3段のカッター部材)23と、これら第3カッター部材23よりやや長尺の3つの第4カッター部材(第4段のカッター部材)24とから上下方向4段に略同一の間隔(高さ)をおいて配置構成されている。
したがって、これら第1〜第4カッター部材21〜24は、それぞれのカッター刃が下方に配置されるに従って順次アーム部の長さが長く形成されることになる。それぞれの第1〜第4カッター部材21〜24は、互いに周方向位置をずらして下部円孔板16に120度の角度を有して互いのカッター刃の両側端が圧接され、それらのカッター部の内側に図示しない三角形の空隙部を形成する。
さらに、これら第1〜第4カッター部材21〜24は、下部円孔板11の周方向に対して互いに取付位置が異なるようにずらして配置されている。なお、以下の説明では、第1〜第4カッター部材21〜24は互いにアームの長さが異なるだけで構造が同様であるため、これらを纏めて説明する場合には、カッター部材20として説明する。
カッター部材20の上端は、図3に示すように二股の差込片26a,26aが一体形成された差込部材26を有し、これらの差込片26a,26aは下部円孔板16の周方向に一定間隔をおいて穿設された2つの差込孔27に挿通され、固定金具28の孔28aとともに、差込片26a,26aの孔26b,26bに通しボルト29が挿通してナット30により締結されることで、カッター部材20は通しボルト29を中心として揺動可能に支持される。そして、カッター部材20は、通しボルト29を外すことにより、下部円孔板11から容易に取り外すことが可能となる。
カッター部材20は、図3に示すように上記一体形成された差込部材26と、この差込部材26が2本のねじ31,31により固定されかつ長手方向に沿って断面コ字状に屈曲形成されたアーム部32と、このアーム部32に2本のねじ33,33により横方向に偏った位置で固定された二股状のブラケット34,34と、これらのブラケット34,34に揺動可能に支承されるカッター刃35と、を備えて構成されている。したがって、アーム部32は、ブラケット34,34の連結部34aの横方向に対して偏った位置に固定されている。なお、アーム部32は、ブラケット34,34の連結部34aの横方向に対して中心位置に固定するようにしてもよい。
ブラケット34,34の二股の各先端には、それぞれ切欠円状の切欠部34b,34b(図4に示す)が形成され、これらの切欠部34b,34bにカッター刃35の両側に形成された張出片36,36が嵌り込んで、カッター刃35がブラケット34,34に揺動可能に支承されている。また、ブラケット34,34のそれぞれの略中央には、取付孔が穿設され、これらの孔に通しボルト37を挿通し、この通しボルト37にナット38を締結することで、この通しボルト37が図4においてカッター刃35の時計方向の回転角度を所定角度以上にならないように規制している。
通しボルト37は、屈曲片39の一辺を挿通し、ナット38により締結することにより屈曲片39の一辺がブラケット34,34の一方の外側面に当接し、屈曲片39の他辺先端がブラケット34,34間に延びている。これにより、屈曲片39の他辺先端は、カッター刃35の反時計方向の回転角度を所定角度以上にならないようにストッパとしての機能を有する。
カッター刃35は、張出片36,36の上側に配置された接触案内部40と、張出片36,36の下側に配置された刃部41と、この刃部41に取り付けられて剥かれた皮を外側に案内するためのガイド片42と、を備えて構成されている。そして、接触案内部40と刃部41との間には開口部43が形成され、この開口部43は、剥かれた皮を排出するとともに、その大きさを変えることにより、被切削物に対する剥かれる皮の切り取り厚さを変えることができる。ここで、カッター刃35は、通常時、所定の角度となるように重量バランスが図られている。これにより、上部円孔板15の開口部15a及び下部円孔板16の開口部16aから挿通された被切削物の周面を適確に皮剥きすることができる。
さらに、各切欠部34bに嵌り込んだ張出片36,36は、カッター刃35の使用時における揺動範囲内では外れないように構成されているが、ブラケット34,34に挿通した通しボルト37及び屈曲片39を取り外し、接触案内部40及び刃部41をそれぞれ通しボルト37及び屈曲片39との接触を解除すれば、張出片36,36が所定角度以上に回転可能となり、張出片36,36をブラケット34,34から外してカッター刃35を容易に取り外すことができる。
さらに、カッターユニット14において、各カッター部材20の背面には、それぞれ図2〜図4に示すように付勢手段としての押圧スプリング50が添うように取り付けられている。この押圧スプリング50は、カッター部材20を挿通路8の縦方向中心方向にばね付勢している。この押圧スプリング50は、3つねじ孔51を有し、かつこれらのねじ孔51が2つの差込孔27,27間に穿設した3つのねじ孔27bに位置決めされてねじ52により螺合される固定部53と、この固定部53に2本のねじ54,54により固着されたスプリング片55とを備えている。このスプリング片55の下端には、断面コ字状に形成されアーム部32が嵌り込む保持部56が固着されている。
したがって、押圧スプリング50のスプリング片55でカッター部材20の背面を常に押圧することにより、カッター部材20を挿通路8の縦方向中心方向に常時ばね付勢している。また、押圧スプリング50は、下部円孔板16にねじ52により着脱可能に取り付けられているので、スプリング片55を付勢力の異なるものと交換すれば、被切削物に対して常に適切な付勢力を設定することができる。
また、本実施形態の皮剥き装置1は、図1に示すように支持台2上に、カッターユニット10を跨ぐように門形に形成された支持アーム60が設置されている。この支持アーム60は、支持台2上に立設された2本の垂直部61,62と、これら2本の垂直部61,62の上端に水平に固定された水平部63とを備えている。そして、垂直部61は、シリンダカバー64が取り付けられている。
シリンダカバー64内には、エアシリンダ65及び圧力調整装置66等が設置されている。エアシリンダ65と圧力調整装置66は、エアホースにより接続されている。エアシリンダ65は、圧力調整装置66から供給された空気圧により上下動するシリンダロッド67を備えている。エアシリンダ65及びシリンダロッド67は、本実施形態の押圧機構を構成している。
圧力調整装置66は、エアホースにより空気供給源であるエアコンプレッサ8に接続されている。したがって、エアコンプレッサ8から送られた圧縮空気は、その圧力が圧力調整装置22により調整された後、エアシリンダ65に供給される。
シリンダロッド67は、作用端がエアシリンダ65に対して鉛直上方に延びている。シリンダロッド67の作用端は、水平バー68の一端近傍に固定されている。水平バー68の他端近傍には、接続ロッド69の一端が固定されている。接続ロッド69は、する。水平バー68及び接続ロッド69は、本実施形態の連結部材を構成している。接続ロッド69の他端には、保持具本体75が着脱可能に取り付けられている。
支持台2上の垂直部61,62近傍には、それぞれスイッチ設置台70,70が配置されている。これらスイッチ設置台70,70には、エアシリンダ65を作動するための押しボタンスイッチ71,71が設置されている。具体的には、押しボタンスイッチ71,71は、作業者が両手で同時に押したときにエアシリンダ65が作動してシリンダロッド67が下降する。また、押しボタンスイッチ71,71は、作業者が同時に押している両手のうち、いずれか一方の手を離したときにシリンダロッド67が上昇する。
したがって、押しボタンスイッチ71,71は、作業者が一方の手で一方の押しボタンスイッチ71を押したのち、他方の手で他方の押しボタンスイッチ71で押したとしても、安全面からエアシリンダ65が作動しないように設定されている。
次に、保持具本体75の構造について説明する。
図5は一実施形態の皮剥き装置における保持具本体を示す斜視図、図6は図5の正面図、図7は図5の背面図、図8は図5の保持具を伸長した状態を示す斜視図、図9は図8の背面図、図10は図8の正面図である。
図5〜図10に示すように、保持具本体75は、一端(後端)が接続ロッド69の他端に取り付けられる取付棒76と、この取付棒76の外周側に設けられて取付棒76の軸方向に沿って伸縮移動可能な外筒77とを備えている。これら取付棒76及び外筒77は、例えばステンレス鋼により形成されている。
取付棒76は、長さ210mm、外径10mmの円柱状に形成されている。取付棒76の一端(後端)近傍には、取付用小径部76aが形成されている。、直径5mmの取付ビスが締結されて突部76bを形成している。
外筒77は、長さ150mm、外径13mmの円筒状に形成されている。外筒77の一端(後端)は開口し、他端(先端)は13mmの円板により閉止されている。外筒77は、一端から30mmの位置と、他端から20mmの位置の間に案内溝78が形成されている。すなわち、案内溝78は、長さ150mmから30mm+20mmを差し引いた100mmの長さに形成されている。
案内溝78は、軸方向溝78aと周方向溝78bとが連続して形成されている。軸方向溝78a及び周方向溝78bは、直径5mmの突部76bが移動可能に嵌り込むように開口幅が約6mmに設定されている。周方向溝78bは、一端から略180°の角度に形成されている。この周方向溝78bの他端と軸方向溝78aの他端(先端)との間は、滑らかな流線形に形成されている。これにより、軸方向溝78a及び周方向溝78bに嵌り込んだ突部76bに対して外筒77が滑らかに移動することができる。
保持具本体75は、外筒77の軸方向溝78aの一端(後端)に取付棒76の突部76bが位置しているときが最も伸長した状態にある。一方、保持具本体75は、外筒77の周方向溝78bの一端に取付棒76の突部76bが位置しているときが最も短縮した状態にある。
軸方向溝78aは、その開口端から内周側に傾斜する傾斜部が形成されている。したがって、軸方向溝78aの開口端は、外筒77の肉厚よりも薄肉に形成されている。これにより、軸方向溝78aの開口端は、外筒77が取付棒76の突部76bを中心として伸縮移動するとき、突部76bに対する接触面積を狭くして、接触抵抗を小さくすることで、円滑に移動することができるようにしている。
一方、周方向溝78bは、その開口部が略外筒77の肉厚のままの状態である。したがって、周方向溝78bは、取付棒76の突部76bに対する接触面積を軸方向溝78aより広くし、接触抵抗を大きくしている。これにより、周方向溝78bに取付棒76の突部76bが位置するとき、周方向溝78bに突部76bが係止され、保持具本体75の短縮状態を保持するようにしている。
外筒77が上記円板により閉止させた他端中央には、長さ13mmの突き刺し棒79が固着されている。この突き刺し棒79は、先端が尖って形成され、被切削物の後端を突き刺して保持する。なお、突き刺し棒79は、被切削物の形状や硬さなどに対応して例えば同一長さに複数本植設された突起を有するものや、中央部が周辺部より長くして異なる長さに複数本突起が植設したものを装着するようにしてもよい。
保持具本体75は、カッターユニット10内に押し込んだ場合、その突き刺し棒79の先端が3つの第2カッター部材22と2つの第3カッター部材23との間に達するように最も短縮したときの長さが設定されている。また、保持具本体75は、被切削物をカッターユニット10の上下の円孔板15,16における開口部15a,16aに挿入したとき、被切削物の後端に突き刺し棒79の先端が突き刺さるように最も伸長したときの長さが設定されている。
このように構成された保持具本体75は、作業者が最も伸長させて被切削物の後端を突き刺し、エアシリンダ65を駆動し、被切削物をカッターユニット10の方向に押すと、被切削物の反作用により保持具本体75は、徐々に短縮する。そして、保持具本体75が最も短縮した状態になったとき、初めて被切削物をカッターユニット10に押し込むようになっている。
具体的には、保持具本体75は、外筒77の軸方向溝78aが取付棒76の突部76bに対して徐々に上昇することにより徐々に短縮する。そして、外筒77は、軸方向溝78aを経て周方向溝78bに取付棒76の突部76bが位置するように回動すると、突部76bが周方向溝78bの一端に嵌り込むことで、保持具本体75が最も短縮した状態を保持する。また、保持具本体75を伸長させる場合は、作業者が外筒77を握持して外筒77を若干回動しつつ下方に引き下げ、軸方向溝78aの一端(後端)が取付棒76の突部76bに突き当てるようにする。
次に、本実施形態の皮剥き装置の作用を説明する。なお,本実施形態の作用の説明では、被切削物に大根Rを適用した場合について説明する。
図11は一実施形態の皮剥き装置においてカッターユニットの開口部に被切削物を挿入した状態を示す拡大斜視図、図12は図11の保持具本体の外筒を下方に伸ばして被切削物に突き刺した状態を示す拡大斜視図、図13は図12の保持具本体を押し下げて短縮させつつ被切削物の皮を剥く前の状態を示す拡大斜視図、図14はカッターユニットで皮を剥いて保持具本体が図11の元の位置に戻った状態を示す拡大斜視図である。なお、図11〜図13では、図が複雑化するため、被切削物の先端側が挿通路に挿入した状態を省略し、後端側のみを示している。
保持具本体75は、予め最も短縮した状態を保持している。これにより、保持具本体75の先端とカッターユニット10の上部円孔板15との間隔が長くなった状態にある。
まず、被切削物である大根Rの葉の部分を包丁で切り落とした後、この大根Rを図11に示すように、カッターユニット10の上下の円孔板15,16における開口部15a,16aに挿入する。すると、大根Rの先端は、板状のガイドスプリング18,19の付勢力により挿通路13の縦方向中心方向である空隙部の中心方向に案内されつつ、3つの短尺の第1カッター部材21に臨むような位置に到達する。
次に、図12に示すように、作業者が保持具本体75の外筒77を握持して外筒77を若干回動しつつ下方に引き下げ、最も伸長させて大根Rの後端を突き刺し棒79で突き刺し、大根Rを挿通路13の縦方向中心方向の位置に保持する。
そして、図1に示すエアコンプレッサ8を駆動すると、圧力調整装置66に圧縮空気が送られる。この圧力調整装置66は、圧縮空気の圧力を調整してエアシリンダ65に供給する。ここで、エアコンプレッサ8は、大根Rを挿通路13の縦方向中心方向にセットする前に予め駆動させておいてもよい。
その後、作業者が押しボタンスイッチ71,71を両手で同時に押してエアシリンダ65を作動させ、シリンダロッド67を下降させる。すると、図13に示すように水平バー68、接続ロッド69を介して保持具本体75の外筒77を徐々に短縮させる。この場合、上述したように保持具本体75をカッターユニット10の方向に押すと、大根Rの反作用により保持具本体75は、徐々に短縮する。そして、保持具本体75が最も短縮した状態になったとき、初めて大根Rをカッターユニット10に押し込む。
ここで、保持具本体75の下端は、3つの第2カッター部材22と第3カッター部材23との間に達するように最も短縮した長さが設定されているので、大根Rの後端が保持具本体75により押圧されて、大根Rの先端は、それぞれ3つの第1カッター部材21、第2カッター部材22、第3カッター部材23を経て第4カッター部材24を通過する。
このとき、大根Rの周面は、第1カッター部材21、第2カッター部材22、第3カッター部材23及び第4カッター部材24におけるそれぞれのカッター刃35の接触案内部40に接触して刃部41により周面の皮が剥かれる。
そして、このようにして挿通路13の縦方向に4段の第1カッター部材21〜第4カッター部材24におけるそれぞれのカッター刃35により、大根Rの周面の長手方向に計12本帯状に皮剥きされる。その結果、12角形の12辺の全てが形成され、被切削物である大根Rの全周面の皮を剥くことが可能となる。
このようにして剥かれた皮は、断面が薄い弓形をなし、各カッター刃35の開口部43からガイド片42を経て案内されてカッターユニット10の基板11から支持台2上に排出される。なお、皮が剥かれた大根Rは、基板11の円孔12及び支持台2の排出口を通過してかご6に収容される。
そして、作業者は、押しボタンスイッチ71,71のうち、いずれか一方の手を離すと、シリンダロッド67が上昇することで、図14に示すように保持具本体75も上昇する。このとき、保持具本体75は、外筒77の周方向溝78bの一端に取付棒76の突部76bが位置し、周方向溝78bに突部76bが係止され、最も短縮した状態を保持している。これにより、保持具本体75の先端とカッターユニット10の上部円孔板15との間隔が長くなった状態にある。そのため、次の大根Rをカッターユニット10の上下の円孔板15,16における開口部15a,16aに挿入する際、保持具本体75が邪魔にならなくなる。
次に、作業者が大根Rを図11に示すように、カッターユニット10の上下の円孔板15,16における開口部15a,16aに挿入し、その先端が3つの短尺の第1カッター部材21に臨むようにする。そして、図12に示すように、作業者が再び保持具本体75の外筒77を握持して外筒77を若干回動しつつ下方に引き下げ、最も伸長させて大根Rの後端を突き刺し棒79で突き刺し、大根Rを挿通路13の縦方向中心方向の位置に保持する。
次いで、作業者が押しボタンスイッチ71,71を両手で同時に押してエアシリンダ65を作動させ、シリンダロッド67を下降させる。その後は、上述した工程を再度実行する。これらの工程を繰り返すことにより、大量の大根Rを短時間で皮剥きすることができる。
このように本実施形態によれば、カッターユニット10の挿通路13に対して保持具本体75を伸縮可能としたことにより、大根Rを皮剥きする前に予め大根Rの後端に突き刺して保持することができる。その結果、構造を簡素化しても大根Rを挿通路13の中心位置に正確に案内し、剥き残しがなく確実に皮剥きすることができる。
また、本実施形態によれば、保持具本体75は、大根Rの皮剥き時に外筒77の周方向溝78bに取付棒76の突部76bが入り込み、大根Rの皮剥き終了時にも短縮状態を保持しているので、次の大根Rをセットするとき、保持具本体75の先端とカッターユニット10の上部円孔板15との間隔が長くなった状態にある。これにより、次の大根Rをカッターユニット10の上下の円孔板15,16における開口部15a,16aに挿入する際、保持具本体75が邪魔にならならないため、作業効率を大幅に高めることができる。
さらに、本実施形態によれば、カッターユニット10は、被切削物を挿通するための挿通路13とする開口部16aが形成された下部円孔板16に固定されていることから、カッター部材20の全てが下部円孔板16に固定されている。これにより、カッターユニット10を複数段に亘って設けることがなくなり、挿通路13を短くすることができる。その結果、被切削物が多少曲がっていても確実に皮剥きすることができるとともに、装置の小型化が可能となる。
また、本実施形態によれば、上部円孔板15及び下部円孔板16に、それぞれ挿通路13の縦方向中心に向けて折曲がり下端が挿通路13の上流側に配置された第1カッター部材21に臨むように垂直下方に延びるとともに、放射状に少なくとも3枚板状の上部ガイドスプリング18及び下部ガイドスプリング19が固定されたことにより、被切削物を挿通路13の縦方向中心方向に確実に案内することができる。
さらに、本実施形態によれば、支持台2に挿通路13と連通する排出口を形成し、この排出口から皮が剥かれた被切削物を排出することにより、皮が剥かれた被切削物を円滑に排出することができる。
そして、本実施形態によれば、押圧機構70としてエアシリンダ23を用いたことにより、装置全体を水等の液体により洗浄することが可能となる。これにより、装置全体の洗浄作業の際、漏電の懸念がなくなり、安全性を高めることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。例えば上記実施形態では、押圧機構としてエアシリンダ65を用いた例について説明したが、これに限らず電動モータ等の駆動手段を使用するようにしてもよい。また、支持台2上に門型の案内部材を設置し、この案内部材に形成された案内孔に対して上下動可能に挿通する押し棒を設け、この押し棒により被切削物を挿通路13に押し込んで皮剥きする装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、外筒77に案内溝78を形成し、その周方向溝78bが突部76bに係止されるように構成したが、これに限定されることなく、例えば、取付棒76の他端(先端)近傍に外周側に常に突出するようにばねの弾性力が付与されたボールを取り付け、そのボールが嵌り込む内周溝を外筒77の一端(後端)の内周面に形成することにより、保持具本体75を最も短縮した状態に保持することができる。
さらに、上記実施形態では、挿通路13の縦方向に4段にカッター部材21〜24を配設した例について説明したが、これに限らず2段、3段あるいは5段以上でもよい。さらに、第1カッター部材21、第2カッター部材22、第3カッター部材23及び第4カッター部材をそれぞれ3つづつ配置した例について説明したが、4つ以上でもよく、要するに少なくとも3つ配置したものであればよい。
1 皮剥き装置
2 支持台
3 脚部
4 枠部
7 車輪
10 カッターユニット
11 基板
12 円孔
13 挿通路
14 連結ロッド
15 上部円孔板
16 下部円孔板
17 連結具
18 上部ガイドスプリング
19 下部ガイドスプリング
20 カッター部材
21 第1カッター部材
22 第2カッター部材
23 第3カッター部材
24 第4カッター部材
35 カッター刃
41 刃部
65 エアシリンダ(押圧機構)
66 圧力調整装置
67 シリンダロッド(押圧機構)
68 水平バー(連結部材)
69 接続ロッド(連結部材)
75 保持具本体
76 取付棒
76a 取付用小径部
76b 突部
77 外筒
78 案内溝
78a 軸方向溝
78b 周方向溝
79 突き刺し棒

Claims (10)

  1. 被切削物を挿通する挿通路の縦方向に対して横方向に配設されたカッター刃をそれぞれ有し、かつ当該カッター刃が周方向に対して互いに位置をずらして前記挿通路の縦方向に沿って多段に配設された複数のカッター部材と、これら複数のカッター部材をそれぞれ前記挿通路の縦方向中心方向にばね付勢する複数の付勢手段を有するカッターユニットの前記挿通路に、前記被切削物を押し込む押圧機構に取り付けられて前記被切削物に突き刺して前記被切削物を保持する皮剥き装置用保持具であって、
    前記挿通路に対して保持具本体を伸縮可能としたことを特徴とする皮剥き装置用保持具。
  2. 請求項1に記載の皮剥き装置用保持具において、
    前記保持具本体は、前記押圧機構に連結部材を介して一端が取り付けられる取付棒と、当該取付棒の軸方向に沿って伸縮移動可能に設けられて前記被切削物に突き刺す外筒とを備えることを特徴とする皮剥き装置用保持具。
  3. 請求項2に記載の皮剥き装置用保持具において、
    前記外筒の軸方向及び周方向に案内溝が連続して形成され、この周方向の案内溝に前記被切削物の皮剥き時に前記取付棒の他端近傍に固定された突部が入り込み、前記被切削物の皮剥き終了時にも前記保持具本体が短縮状態を保持していることを特徴とする皮剥き装置用保持具。
  4. 被切削物を挿通する挿通路の縦方向に対して横方向に配設されたカッター刃をそれぞれ有し、かつ当該カッター刃が周方向に対して互いに位置をずらして前記挿通路の縦方向に沿って多段に配設された複数のカッター部材と、これら複数のカッター部材をそれぞれ前記挿通路の縦方向中心方向にばね付勢する複数の付勢手段を有するカッターユニットと、
    前記被切削物に突き刺して前記被切削物を保持する保持具と、
    前記保持具が取り付けられ、前記挿通路に前記被切削物を押し込む押圧機構と、
    を備え、前記挿通路に押し込まれた前記被切削物の周面の皮を前記複数のカッター部材の各カッター刃で剥く皮剥き装置であって、
    前記保持具を前記挿通路に対して伸縮可能としたことを特徴とする皮剥き装置。
  5. 請求項4に記載の皮剥き装置において、
    前記カッターユニットは、前記被切削物を挿通するための挿通路とする開口部が形成された開口部材に固定されたことを特徴とする皮剥き装置。
  6. 請求項5に記載の皮剥き装置において、
    前記開口部材に固定され、それぞれ前記挿通路の縦方向中心に向けて折曲がり下端が前記挿通路の上流側に配置されたカッター部材に臨むように下方に延びるとともに、放射状に少なくとも3枚板状のガイドスプリングが前記挿通路の縦方向に多段に配置されたことを特徴とする皮剥き装置。
  7. 請求項4に記載の皮剥き装置において、
    前記押圧機構は、支持台上に設置され、当該支持台に前記挿通路と連通する排出口を形成し、当該排出口から皮が剥かれた前記被切削物を排出することを特徴とする皮剥き装置。
  8. 請求項7に記載の皮剥き装置において、
    前記押圧機構は、エアシリンダと、シリンダロッドとを有し、当該シリンダロッドに連結部材を介して前記保持具を連結したことを特徴とする皮剥き装置。
  9. 請求項7に記載の皮剥き装置において、
    前記押圧機構は、前記被切削物を押圧する押し棒と、前記支持台上に設置され前記押し棒を前記挿通路に案内する案内部材とを備えることを特徴とする皮剥き装置。
  10. 被切削物を挿通する挿通路の縦方向に対して横方向に配設されたカッター刃をそれぞれ有し、かつ当該カッター刃が周方向に対して互いに位置をずらして前記挿通路の縦方向に沿って多段に配設された複数のカッター部材と、これら複数のカッター部材をそれぞれ前記挿通路の縦方向中心方向にばね付勢する複数の付勢手段を有するカッターユニットと、
    前記被切削物に突き刺して前記被切削物を保持し、前記挿通路に対して伸縮可能とした保持具と、
    前記保持具が取り付けられ、前記挿通路に前記被切削物を押し込む押圧機構と、
    を備え、前記挿通路に押し込まれた前記被切削物の周面の皮を前記複数のカッター部材の各カッター刃で剥く皮剥き方法であって、
    前記保持具が短縮した状態を保持し、前記挿通路に前記被切削物を挿通する被切削物挿通工程と、
    前記保持具を伸長させて前記被切削物に前記保持具の先端を突き刺す保持具突き刺し工程と、
    前記押圧機構により前記保持具を短縮させつつ前記挿通路に前記被切削物を押し込む被切削物押し込み工程と、
    を有することを特徴とする皮剥き方法。
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