JP2014238648A - 運転評価システムおよび運転評価方法 - Google Patents

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圭太 西野
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Abstract

【課題】運転評価に用いる燃費の算出精度を向上しつつ、公正な運転評価を可能とすること。【解決手段】本発明の運転評価システムは、停車中の車両へエネルギー供給をする供給装置から出力される当該供給の量を示す供給量情報、当該停車中の車両と無線通信をする通信装置から出力される当該車両の走行距離および燃料使用量を含む車両情報、および当該停車中の車両を識別する識別情報を取得し、取得した供給量情報、車両情報および識別情報を記憶装置に登録し、記憶装置に登録された複数の供給量情報および車両情報を用いて識別情報が示す車両の供給量情報に基づく第1燃費および燃料使用量に基づく第2燃費を算出し、第1燃費および第2燃費の少なくとも一方に基づいて車両のユーザの運転評価値を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両を運転するユーザの運転評価を行う技術に関する。
車両を運転するユーザの運転評価を行い、ユーザに提供する技術がある。ユーザの運転技術を評価する方法としては様々な方法が提案されている。評価の指標の一つとして、例えば、燃費が用いられる。燃費は、走行距離および使用したガソリンの量から算出される。走行距離については、車両に搭載されたセンサ等により、比較的精度の高い情報を得ることができる。一方、センサの一時的な異常等により使用したガソリンの量が正確に計測されない場合がある。そのため、正確な燃費を算出することが難しくなり、その結果、精度の高い運転技術の評価(以下、運転評価という場合がある)をすることができない場合があった。
走行中に使用されたガソリンの量は、車両に搭載されたセンサ等を用いて計測する他、給油量から推定する場合がある。例えば、特許文献1には、給油量を用いて燃費を推定する方法が開示されている。
国際公開第2011/007449号
特許文献1に開示された技術では、速度、加速度および所定の係数から構成される燃費推定式に基づいて燃費を推定し、さらに、ユーザによって装置に入力された給油量に基づいて求めた燃費を用いて、所定の係数を補正している。しかし、この給油量はユーザによって入力された情報であるため、誤入力であったり、入力を忘れたりすることなどによって正確性が損なわれる場合がある。
また、他のユーザと運転評価の結果を比較する場合などにおいては、他のユーザよりも運転評価の結果を高くしようとする意思が働く場合がある。しかし、特許文献1の構成の場合、給油量は、ユーザが運転する車両に取り付けられたナビゲーション装置、またはユーザが保有するパソコンに入力する構成である。したがって、ユーザは、意図的に異なる給油量を入力したり、入力データを改ざんしたりすることも可能である。
本発明は、運転評価に用いる燃費の算出精度を向上しつつ、公正な運転評価を可能とすることを目的とする。
本発明の一実施形態によると、停車中の車両へエネルギー供給をする供給装置から出力される当該供給の量を示す供給量情報、当該停車中の車両と無線通信をする通信装置から出力される当該車両の走行距離および燃料使用量を含む車両情報、および当該停車中の車両を識別する識別情報を取得し、取得した前記供給量情報、前記車両情報および前記識別情報を記憶装置に登録し、前記記憶装置に登録された複数の前記供給量情報および前記車両情報を用いて前記識別情報が示す車両の前記供給量情報に基づく第1燃費および前記燃料使用量に基づく第2燃費を算出し、前記第1燃費および前記第2燃費の少なくとも一方に基づいて前記車両のユーザの運転評価値を算出することを特徴とする運転評価システムが提供される。
また、本発明の一実施形態によると、停車中の車両へエネルギー供給をし、当該供給の量を示す供給量情報を出力する供給装置と、前記停車中の車両から当該車両の走行距離および燃料使用量を含む車両情報を無線通信により受信して出力する通信装置と、前記供給量情報、前記車両情報、および前記停車中の車両を識別する識別情報を取得し、取得した前記供給量情報、前記車両情報および前記識別情報を記憶装置に登録し、前記記憶装置に登録された複数の前記供給量情報および前記車両情報を用いて前記識別情報が示す車両の前記供給量情報に基づく第1燃費および前記燃料使用量に基づく第2燃費を算出し、前記第1燃費および前記第2燃費の少なくとも一方に基づいて前記車両のユーザの運転評価値を算出するサーバと、を備えることを特徴とする運転評価システムが提供される。
本発明の一実施形態によると、停車中の車両へエネルギー供給をする供給装置から出力される当該供給の量を示す供給量情報、当該停車中の車両と無線通信をする通信装置から出力される当該車両の走行距離および燃料使用量を含む車両情報、および当該停車中の車両を識別する識別情報を取得し、取得した前記供給量情報、前記車両情報および前記識別情報を記憶装置に登録し、前記記憶装置に登録された複数の前記供給量情報および前記車両情報を用いて前記識別情報が示す車両の前記供給量情報に基づく第1燃費および前記燃料使用量に基づく第2燃費を算出し、前記第1燃費および前記第2燃費の少なくとも一方に基づいて前記車両のユーザの運転評価値を算出することを特徴とする運転評価方法が提供される。
本発明によれば、運転評価に用いる燃費の算出精度を向上しつつ、公正な運転評価を可能とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る運転評価システムの構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る運転評価機能を実現する構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るデータベースに登録される供給量情報を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るデータベースに登録される車両情報を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る利用情報を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る運転評価システムによる車両情報をデータベースに登録する処理を示す通信フロー図である。 本発明の第1実施形態に係る運転評価システムによる供給量情報をデータベースに登録する処理を示す通信フロー図である。 本発明の第1実施形態に係る運転評価システムによる運転評価処理を示すフローチャートである。 車両のユーザ毎に給油量が分配されることを説明する図である。 評価値算出テーブルを説明する図である。 評価基準情報を説明する図である。 車両毎の燃費算出結果の画面例を説明する図である。 ユーザ毎の燃費算出結果の画面例を説明する図である。 ユーザ毎の運転評価結果の画面例を説明する図である。 各ユーザの評価順位とポイント付与の状況を示す画面例を説明する図である。 ポイントテーブルを説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る運転評価システムの構成を説明する図である。 第3実施形態に係る評価基準情報の設定画面を説明する図である。 第3実施形態に係る評価値算出テーブルの設定画面を説明する図である。 第3実施形態に係る複合評価テーブルの設定画面を説明する図である。 第3実施形態に係る安全運転評価結果画面を説明する図である。 第3実施形態に係るエコ運転評価結果画面を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態に係る運転評価システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
[概要]
本発明の一実施形態における運転評価システムは、自動車等の車両のユーザの運転評価を行う。給油所において車両が給油を受ける際には、給油装置の前で車両が停車する。運転評価に必要な情報には、停車した車両から取得する情報と、車両への給油により得られる情報(この例では、給油量を示す供給量情報)が含まれる。供給量情報は、給油装置から得られる。
この例では、ガソリン、軽油等の液体燃料を給油装置によって車両に供給する場所を給油所として説明する。なお、車両に供給される燃料は、水素、LPG、天然ガス等の燃料であってもよいし、電気自動車等に供給される電力等であってもよい。すなわち、エネルギーを消費して走行する車両に対して、走行するためのエネルギーを供給装置によって供給する場所であればよく,給油所に限られない。このような場所は一般にサービスステーションと呼ばれる。
<第1実施形態>
[運転評価システム1の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る運転評価システム1の構成を説明する図である。運転評価システム1は、インターネット、通信回線などのネットワークNWに接続された管理サーバ11および店舗サーバ12を有する。ネットワークNWには、データベース(DB)15が接続されている。ユーザ端末1000は、携帯電話、スマートフォン、パソコン等であり、ネットワークNWに接続して、管理サーバ11など他の装置と通信する。店舗サーバ12は給油所200に設置されている。管理サーバ11、データベース15は、この例では給油所200外に設置されている。
管理サーバ11と店舗サーバ12とは、CPUなどの演算処理回路、メモリなどを有するサーバである。管理サーバ11および店舗サーバ12は、それぞれメモリに記憶されたプログラムをCPUにより実行して、後述する運転評価機能を実現する。管理サーバ11および店舗サーバ12において実行されるプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、各プログラムは、ネットワークNW経由でダウンロードされてもよい。
店舗サーバ12は、通信装置20、給油装置22および撮影装置28と無線または有線で接続して、各装置から出力される情報を取得する。
給油所200には、店舗サーバ12の他、通信装置20、給油装置22−1、22−2、22−3、22−4、撮影装置28−1、28−2、28−3、28−4が設置されている。なお、図1においては、給油装置22−1から22−4の4台が設置されているが、この限りではない。以下の説明において、これらの給油装置のそれぞれを区別して説明する必要がない場合には、給油装置22という。また、図1においては、各給油装置22に対応して4台の撮影装置28−1、28−2、28−3、28−4が設置されているが、この限りではない。以下の説明において、これらの撮影装置のそれぞれを区別して説明する必要がない場合には、撮影装置28という。運転評価システム1は、通信装置20、給油装置22および撮影装置28をさらに含む概念としてもよい。
給油装置22は、所定の停車範囲25に停車中の車両300に給油をして、給油量を示す供給量情報を出力する装置である。所定の停車範囲25は、各給油装置22に対応して設けられている。例えば、停車範囲25−1は、給油装置22−1に対応して設けられ、その範囲に車両300が停車していれば、その車両に給油装置22−1が給油可能となる範囲として定められている。撮影装置28は、停車中の車両300を撮影し、その車両300のナンバー(以下、車両No.という)を示す情報を出力する。例えば、撮影装置28−1は、停車範囲25−1に停車中の車両300Aを撮影し、車両300Aの車両No.を示す情報を出力する。
なお、図1では、停車範囲25−1に車両300Aが停車し、停車範囲25−2に車両300Bが停車している場合を記載している。車両300A、300Bのそれぞれを区別して説明する必要がない場合には、車両300という。車両300には、通信機315が取り付けられた車載機310が設置されている。図1においては、車両300Aに搭載された車載機310および通信機315については、車載機310Aおよび通信機315Aとして示している。
車載機310は、車両300の様々な場所に設置されたセンサの出力信号に基づいて、車両300の走行に関する各種情報を算出し、これらの各種情報の少なくとも一つを含む車両情報を生成してメモリに記録する。この例では、センサからの出力信号は、スロットル開度、アクセル開度、クランク角、ノック、エンジン吸気圧、大気圧、燃料圧、空気量、車速、エンジン水温、燃料温度、吸気温度、排ガス温度、酸素濃度、空燃比、HC濃度、NOx濃度等を示す信号である。車両300は、センサからの出力信号に基づいて燃料噴射量、噴射時間等を制御する電子制御ユニット(ECU)を有している。車載機310は、センサからの出力信号および電子制御ユニットの制御情報等に基づいて、車両情報を生成して記録する。車両情報は時系列に記録され、例えば、1トリップ(イグニッションオンからオフまでの期間)毎にその期間を示す時刻情報と対応付けて記録される。なお、車載機310には、自己診断処理(OBD:On Board Diagnosis)機能を用いてもよい。
通信機315は、例えば無線LANのアクセスポイントに対応する装置であり、無線により外部装置(この例では通信装置20)と接続し、情報の送受信を行う。この例では、通信機315は、イグニッションオフを検知すると、通信可能な通信装置20へ接続を要求するようになっている。通信機315は、例えば、車載機310に記録された車両情報を通信装置20に送信する。
通信装置20は、車両300に設置された通信機315と無線通信を行う。通信装置20の通信範囲は、少なくとも停車領域25を含むように設定されている。したがって、通信装置20は、停車領域25に停車中の車両300に設置された通信機315と通信を確立する。なお、通信装置20の通信範囲は、給油所200の範囲外には存在しないようにしておくことが望ましい。また、移動中の車両300または停車中であってもイグニッションオフになっていない車両300において設置された通信機315とは通信を確立しないようにしてもよい。
通信装置20は、通信を確立した通信機315を介して、その通信機315に接続された車載機310に記録されている車両情報等を受信して出力する。このとき、通信機25の識別コード(例えば、MACアドレス)についても受信して出力する。識別コードは、通信機315を識別する情報でなくてもよく、車載機310を識別する情報(例えば、車載機ID)であってもよいし、車両300を識別する情報であってもよい。
店舗サーバ12は、給油所200の各装置から出力される情報を取得する。管理サーバ11と店舗サーバ12とは、取得した情報に基づいてユーザの運転評価を行う運転評価機能を実現する。
[給油所に設置された各装置の機能構成]
図2は、本発明の第1実施形態に係る運転評価機能10を実現する構成を説明する図である。運転評価システム1における運転評価機能10は、管理サーバ11と店舗サーバ12とが協働して実現される。そのため、運転評価機能10の各構成が実現されるサーバが管理サーバ11であってもよいし、店舗サーバ12であってもよい。また、管理サーバ11と店舗サーバ12とが一体のサーバで構成されてもよいし、さらに多くのサーバが協働して構成されてもよい。
運転評価機能10の詳細の説明をする前に、通信装置20、給油装置22および撮影装置28の機能構成について説明する。
通信装置20は、通信部201および出力部203を有する。通信部201は、車両300に設置された通信機315と通信を確立し、車両情報を含む各種情報の送受信を行う。通信部201が受信する情報には、通信機315または車載機310を識別する識別コードが含まれる。出力部203は、通信部201により受信した情報を店舗サーバ12に出力する。
給油装置22は、給油部221および給油量計測部223を有する。給油部221は、車両300に接続して給油を行う。給油量計測部223は、給油部221によって車両300に給油された量を計測し、給油量を示す供給量情報を店舗サーバ12に出力する。このとき給油量計測部223は、給油装置22を識別する情報についても出力する。この例では、給油装置22−1〜22−4が存在するため、給油装置22を識別する情報は、これらのいずれかを識別する情報であり、例えば、給油装置22の給油対象となる車両300の停車範囲25(停車範囲25−1〜25−4のいずれか)を示す情報である。この停車範囲25−1〜25−4は、以下の説明では、給油レーン1〜4という場合がある。給油装置22を識別する情報は、レーン情報という。
撮影装置28は、車両検知部281、撮影部283および判定部285を有する。車両検知部281は、停車範囲25に車両300が停車したことを検知するセンサである。撮影部283は、停車範囲25に停車中の車両300を撮影するカメラである。撮影部283は、車両検知部281によって車両300が停車範囲25に停車したことを検知されると、停車した車両300を撮影する。なお、撮影装置28−1における車両検知部281は、撮影装置28-1に対応する停車範囲25−1に停車した車両300を撮影対象として検知し、撮影部283はその車両300を撮影する。
識別部285は、撮影部283によって撮影した車両300の画像情報を解析し、車両300のナンバープレートの位置を特定して、ナンバープレートから車両No.を識別する。識別部285は、識別した車両No.を店舗サーバ12に出力する。このとき、識別部285は、撮影装置28に対応するレーン情報についても出力する。なお、識別部285は撮影装置28に含まれるのではなく、運転評価機能10に含まれていてもよい。
[運転評価機能の構成]
運転評価機能10は、取得部101、登録部102、燃費算出部103、運転評価部104、順位決定部105、およびポイント付与部106により実現される。取得部101は、通信装置20から出力される車両情報および識別コード、給油装置22から出力される供給量情報およびレーン情報、撮影装置28から出力される車両No.およびレーン情報を取得する。
登録部102は、取得部101によって取得された各情報をデータベース15に登録する。この例では、車両情報、供給量情報および車両No.が関連付けられてデータベース15に登録される。図1に示すように、車両300A、300Bが通信装置20の通信範囲内に存在する場合、通信装置20は、車両300A、300Bのそれぞれから車両情報および識別コードを受信する。ただし、これらの情報からは、車両300A、300Bが、どの給油レーンに停車しているかはわからない。そのため、給油装置22−1から出力された供給量情報が、車両300A、300Bのいずれから取得した車両情報に関連付けられるべきか不明である。一方、供給量情報と車両No.とは、給油装置22および撮影装置28から出力されるレーン情報を介して関連付けられる。この例では、車両No.が、給油を受けた車両300を識別する識別情報である。
そこで、この例では、車両No.と識別コードとを対応付けたテーブルが、データベース15等の記憶装置に登録されている。登録部102は、このテーブルを参照して、取得部101によって取得された識別コードと車両No.との関係から、車両情報についても車両No.と関連付けられ、さらに供給量情報にも関連付けることができる。
続いて、データベース15に登録される供給量情報および車両情報について説明する。なお、図1、2の例において、データベース15は、1つのサーバの記憶装置に構成されたデータベースに限らず、複数のサーバの記憶装置に構成されたデータベースに分散されていてもよい。
図3は、本発明の第1実施形態に係るデータベース15に登録される供給量情報を説明する図である。データベース15に供給量情報が登録されると、給油量と給油時刻とが関連付けられて、車両No.毎に登録される。
図4は、本発明の第1実施形態に係るデータベース15に登録される車両情報を説明する図である。この例では、データベース15に車両情報が登録されると、運行開始時刻、運行終了時刻、走行距離および燃料使用量が関連付けられて、車両No.毎に登録される。運行開始時刻と運行終了時刻とは1トリップの開始時刻と終了時刻を示している。走行距離は、1トリップ間において車両300が走行した距離を示している。燃料使用量は、燃料噴射量等の情報から算出された1トリップ間における燃料の使用量である。これ以外にも、例えば、最高時速域、速度オーバー時間、急ハンドル回数、シートベルト非着用走行距離(運転席)、ABS作動回数、アイドリング時間、アイドリングストップ時間、急発進回数、急加速回数、急減速回数、バック走行距離、バック走行回数、波状走行時間、エンジン最高回数域、エンジン回転オーバー時間、エアコン稼働時間など、車両300の走行中に車両300に設けられた各センサから得られる情報が含まれていてもよい。
また、車両300は一人のユーザによって利用される場合だけでなく、複数のユーザによって利用される場合もある。そこで、この例では、データベース15には、車両300の車両No.毎に、この車両300をユーザが利用する期間が記録された利用情報が登録されている。
図5は、本発明の第1実施形態に係る利用情報を説明する図である。車両No.に対応して、ユーザを識別する情報(ユーザID)と、そのユーザの利用開始時刻及び利用終了時刻が関連付けられている。利用情報によって、各ユーザが各車両300を利用する期間が特定される。この利用情報は、ユーザ端末1000等によって登録される。
図2に戻って説明を続ける。燃費算出部103は、データベース15に登録された供給量情報の給油量および車両情報の少なくとも走行距離を用いて、これらに関連付けられた車両300の燃費を算出する。このとき、給油量を使用した燃料として換算することになるが、1回の給油の給油量ではなく、複数回の給油の給油量から燃料の使用量に換算し、燃費を算出することが望ましい。少ない給油回数で燃費を算出する場合、この供給量情報が登録される前の車両300の燃料タンクの燃料の残量、満タンに給油されない場合などの影響が算出の誤差として現れる。しかしながら、給油を繰り返すことによって誤差を与える部分の影響が全体に比べて小さくなっていくため、給油量と実際の消費量との誤差が徐々に低減される。そのため、給油量に基づく燃費は、複数回の給油の給油量から算出される。
この例では、給油量と車両情報に含まれる走行距離とに基づいて燃費が算出される他、さらに車両情報に含まれる燃料使用量と走行距離とに基づいて燃費が算出される。給油量に基づく燃費は、所定の集計条件(詳細は後述)を満たすと算出が開始される。1台の車両300に対して複数のユーザが利用している場合には、燃費算出部103は、さらに利用情報に基づいて各ユーザが車両300を利用したときの燃費を算出する。
運転評価部104は、燃費算出部103によって算出された燃費を用いて、ユーザ毎の運転評価値を算出する。運転評価値は、燃費だけでなく、車両情報に含まれる他の情報に基づいて算出されてもよく、これらを複合して総合的に算出されてもよい。以下の説明では、車両情報に含まれる情報のうち運転評価の対象となる項目を評価項目という場合がある。この例では、1つの評価項目(例えば、燃費)から算出される評価値の他に、複数の評価項目を組み合わせて、総合的な運転評価値、例えばエコ運転評価値、安全運転評価値、総合運転評価値なども算出されてもよい。
順位決定部105は、算出した評価値に基づいて、各ユーザの順位を決定する。なお、ユーザの順位は、データベース15に登録されている全ユーザを対象として決定されてもよいし、所定のカテゴリ毎に決定されてもよい。このカテゴリとは、例えば、予め決められた複数のユーザが所属するグループ毎であってもよいし、車両毎であってもよいし、車種毎に分類されたカテゴリを示す。
ポイント付与部106は、順位が決定された各ユーザに対して、順位に応じた評価ポイントを付与する。このポイントは、商品と交換、ギフトカードと交換、商品購入時の値引き、次回給油時の割引等、金銭価値を持たせてもよい。
[運転評価システム1の動作]
図6は、本発明の第1実施形態に係る運転評価システムによる車両情報をデータベースに登録する処理を示す通信フロー図である。車両300のイグニッションオフが車載機310によって検知される(ステップS101)と、車載機310は、通信装置20に接続(通信の確立)の要求をする(ステップS102)。実際には、車載機310は、通信機315を介して接続の要求をするが、以下の説明では、通信機315の動作については省略している。なお、通信の確立の要求は、イグニッションオフの検知による場合に限られず、停車範囲25に車両300が停車したとき、給油装置22により給油が車両300へ給油されたときに行われるようにすればよい。
通信装置20は、車載機310から接続の要求を受けると、所定の条件を満たす(接続が許可されている)車載機310であることを条件に通信の接続を確立する(ステップS105)。通信装置20は、車載機310と通信を確立すると、店舗サーバ12に車載機310と通信を確立したことを通知する(ステップS107)。
店舗サーバ12は、車載機310に識別コードを要求する(ステップS111)。車載機310(通信機315)は、店舗サーバ12からの要求に応答して、識別コードを送信する(ステップS113)。この例では、送信される識別コードは、通信機315のMACアドレスである。店舗サーバ12が識別コードを受信すると、その識別コードが顧客に含まれているかを判定する処理を実行する(ステップS114)。具体的には、店舗サーバ12は、データベース15を参照して、その識別コードに対応する車両No.が存在するかを判定する。識別コードが顧客に含まれている、すなわち識別コードに対応する車両No.が存在する場合には、車載機310に車両情報の送信を要求する(ステップS121)。
車載機310は、車両情報の要求を受信すると、車両情報を送信する(ステップS123)。店舗サーバ12は、車両情報を受信すると、車両情報と識別コードとを対応付けて、管理サーバ11に送信する(ステップS125)。管理サーバ11は、識別コードに対応する車両No.に関連付けて、データベース15に車両情報を登録する(ステップS131)。これによりデータベース15に登録される車両情報は、例えば上述した図4に示すような情報となる。
図7は、本発明の第1実施形態に係る運転評価システムによる車両情報をデータベースに登録する処理を示す通信フロー図である。撮影装置28は、撮影対象となる停車範囲25に停車した車両300を検知すると、その車両300を撮影する(ステップS201)。撮影装置28は、撮影して得られる車両300の画像情報を解析し、この車両300の車両No.を識別する(ステップS203)。そして、撮影装置28は、識別した車両No.とレーン情報とを店舗サーバ12に送信する(ステップS205)。
一方、給油装置22は、車両300のユーザの操作に基づいて、車両300に対して給油を開始する(ステップS211)。給油装置22は、車両300のユーザの操作に基づいて、車両300への給油を終了する(ステップS213)。給油装置22は、給油を開始してから終了するまで給油量を計測し、給油量を示す供給量情報とレーン情報とを店舗サーバ12に送信する(ステップS215)。
店舗サーバ12は、データベース15を参照して、撮影装置28から受信したレーン情報と給油装置22から受信したレーン情報とに基づいて、対応する車両No.と供給量情報とを関連付け(ステップS221)、管理サーバ11に送信する(ステップS223)。管理サーバ11は、受信した車両No.と供給量情報とを関連付けてデータベース15に登録する(ステップS231)。
このように、車両300が給油所200において給油を受けると、車両情報および供給量情報が、自動的にデータベース15に登録されるため、ユーザが給油量を入力する等の手間を省くことができる。また、ユーザによる入力をしなくてもよいため、誤入力等を防ぎ、容易に改ざんすることもできないため、正確な給油量に基づき公正な運転評価が可能となる。また、一般的に車両300は給油所200に立ち寄り給油をする必要があるから、定期的に車両情報の出力が行われ、車載機310の記憶容量も低減することができる。
図8は、本発明の第1実施形態に係る運転評価システムによる運転評価処理を示すフローチャートである。管理サーバ11は、ユーザ端末1000等から運転評価処理を開始することの指示を受けたり、予め決められた日時が到来したりすると、運転評価処理を開始する。このときに、運転評価をする期間等も指示される。図8に示すフローチャートは、運転評価処理のうち、燃費に基づいて運転評価値を算出する場合の例を示している。
まず、管理サーバ11は、運転評価処理を開始すると、データベース15に登録された車両情報の燃料使用量と走行距離とから燃費を算出する(ステップS311)。このとき、利用情報を参照して、各トリップにおける車両300のユーザを特定し、ユーザ毎の燃費を算出してもよい。管理サーバ11は、データベース15に登録された供給量情報が集計条件を満たすかどうか判定する(ステップS313)。集計条件とは、例えば、運転評価期間において所定回数(例えば5回)以上の給油が行われていることである。
給油装置22における給油量は精度よく検出できるが、集計条件をこのように定めたのは、給油量に基づいて燃費を算出するときの精度をさらに上げるためである。
上述したとおり、燃料の使用量を給油量から換算する場合でも、1回の給油の給油量では実使用量と一致しない場合があり誤差を生じるが、給油回数を重ねて給油量の合算をすると燃料の正確な実使用量に近づき、すなわち誤差が小さくなっていく。その結果、車両情報の燃料使用量(以下、単に「燃料使用量」といった場合には車両情報に含まれる情報を示す)に基づいて燃費を算出するときの誤差に、複数回の給油の合算給油量に基づいて燃費を算出するときの誤差を近づけることができる。したがって、この例では、所定回数(少なくとも2回)以上の給油が行われていることを集計条件としている。
管理サーバ11は、データベース15に登録された供給量情報が集計条件を満たしていないと判定した場合(ステップS313;No)は、運転評価処理を終了する。一方、管理サーバ11は、データベース15に登録された供給量情報が集計条件を満たしていると判定した場合(ステップS313;Yes)は、ユーザ毎に給油量を分配して(ステップS315)、ユーザ毎の給油量に基づく燃費を算出する(ステップS317)。ユーザ毎に給油量を分配することについて説明する。
データベース15に登録されている供給量情報は、車両No.と関連付けられている。そのため、給油量は車両300毎に集計可能である。一方、車両300が複数のユーザに利用される場合がある。ユーザによって運転技術が異なるため、各ユーザが同じ距離を走行したとしても燃料を同じだけ消費するとは限らない。したがって、給油量についてもユーザ毎に分配すべきであるが、単純に走行距離の重み付けをして分配することはできない。
一方、車両情報からは、トリップごとの燃料使用量に基づいた燃費を算出できる。また、利用情報を組み合わせることで、各ユーザが車両300を使用していた期間と、車両情報の各トリップの期間とを対応させることができるから、ユーザ毎に燃料使用量に基づいた燃費の算出が可能である。そこで、給油量をユーザ毎に分配する場合には、ユーザ毎の燃料使用量に基づいた燃費の重み付けをする。
図9は、車両のユーザ毎に給油量が分配されることを説明する図である。データベース15に登録された車両情報および利用情報から各ユーザ(ユーザAAA、BBB)の走行距離、燃料使用量が特定でき、燃費(平均燃費)の算出もできる。一方給油量は車両No.を単位として算出される。図9に示す例のとおり、ユーザAAAの平均燃費が10.50km/Lとなり、ユーザBBBの平均燃費が9.45km/Lとなる場合には、ユーザAAAの平均燃費とユーザBBBの平均燃費とは10:9になる。
そして、図9に示す例では、この車両300の給油量合算は76.38Lであり、平均燃費の比の重み付けをして各ユーザに分配される。したがって、給油量76.38LのうちユーザAAAには40.20L(=76.38×10/(10+9))が分配され、ユーザBBBには36.18L(=76.38×9/(10+9))が分配される。そして、ユーザAAAの平均燃費が11.59km/L(=420.85km/40.20L)となり、ユーザBBBの平均燃費が10.26km/L(=355.11km/36.18L)として算出される。
図9の例において、各ユーザの平均燃費が燃料使用量から算出された場合と給油量から算出された場合とで異なるのは、誤差の程度の違いによる。続いて説明する運転評価値の算出には、給油量および燃料使用量の少なくとも一方から算出された平均燃費が用いられる。このように、給油量に基づく燃費と燃料使用量に基づく燃費との双方が算出されるため、燃料使用量に基づく燃費が給油量に基づく燃費に対して、予め決められた基準より大きく異なっている場合には、車両情報の燃料使用量が異常値になっている(センサ等が故障していたり、車両情報が改ざんされていたりする)可能性があることが認識できる。この場合には、燃料使用量に基づく燃費を給油量に基づく燃費を用いて補正するようにしてもよいし、燃料使用量が異常値になっていると想定される期間においては、運転評価において給油量に基づく燃費を優先的に用いるようにしてもよい。
なお、上記のユーザ毎の燃費の算出は、一人のユーザが同一の車両を利用していることを前提として説明しているが、一人のユーザが複数の車両を利用している場合でも同様に算出することができる。ただし、複数の車両が異なる車種である場合など、それぞれの車両が持つ燃費性能が異なる場合もある。したがって、ユーザ毎の燃費の算出は車種毎、車両毎に行うようにしてもよい。
図8に戻って説明を続ける。管理サーバ11は、ユーザ毎に算出した燃費(平均燃費)に基づいて、運転評価値を算出する(ステップS319)。運転評価値は、燃費と運転評価値との対応を規定する評価値算出テーブルを参照して算出される。評価値算出テーブルは,データベース15等に登録されている。
図10は、評価値算出テーブルを説明する図である。図10に示す例は、燃費と運転評価値との対応を定めた評価値算出テーブルの例であり、燃費が「10km/L以上11km/L未満」であれば運転評価値が「20点」、燃費が「9km/L以上10km/L未満」であれば運転評価値が「10点」、燃費が「8km/L以上9km/L未満」であれば運転評価値が「5点」、といったような対応関係を規定している。また、それぞれの範囲に対応して評価ランク(A〜E)が関連付けられていてもよい。また、ラジオボタンにより、目標ランクの設定も可能である。なお、車種毎に燃費性能が異なる場合もあるから、評価値算出テーブルは車種毎に登録されていてもよい。
管理サーバ11は、ユーザ端末1000等からの要求に基づき、評価値算出テーブルに規定された燃費の範囲、点数の設定を変更するようにしてもよい。
また、管理サーバ11は、車両情報の他の評価項目に基づいて運転評価値の算出を行ってもよい。このとき、複数の評価項目を組み合わせて総合的な運転評価値(例えば、総合評価、安全運転評価、エコ運転評価)を算出してもよいし、既に算出した運転評価値を複数用いて総合的な運転評価値を算出してもよい。このような運転評価値は、評価基準情報に基づいて算出される。評価基準情報は、データベース15等に登録されている。
図11は、評価基準情報を説明する図である。評価基準情報は、評価項目毎に評価分類(安全運転、エコ運転)および評価基準が決められている。評価分類については、チェックボックスにチェックが入っている分類の運転評価値の算出にその評価項目が用いられることを示している。例えば、エコ運転の評価値の算出対象となる評価項目は、「燃費」、「急発進回数」、「アイドリング時間」、・・・となる。一方、安全運転の評価値の算出対象となる評価項目は、「速度オーバー時間」、「最高速度域」、「急発進回数」、・・・となる。総合運転の評価値は、安全運転またはエコ運転のいずれかのチェックボックスにチェックが入っている評価項目を算出対象とする。なお、総合的な運転評価値についても、評価算出テーブルにより評価値に対応したランク付けが可能になっている。
また、評価基準では重み付けの程度を示す「重み」が設定されている。エコ運転の評価値は、算出対象となっている「燃費」、「急発進回数」、「アイドリング時間」の各評価値に、この重み付けを反映させて加算するようになっている。なお、評価基準の「最高点」および「目標」は、上述の各評価項目に対応した評価算出テーブルに規定された最高点および目標ランクである。
評価基準情報における評価分類のチェックボックスにチェックを入れるかどうか、および評価基準の重みについては、ユーザ端末1000等からの要求に応じて管理サーバ11が変更するようにしてもよい。
[出力装置からの出力例]
管理サーバ12によって算出された運転評価値、燃費等は、出力装置から出力されるようにしてもよい。出力装置とは、例えばユーザ端末1000のディスプレイであったり、紙等の記録媒体に印刷して帳票として出力するプリンタであったりすればよい。例えば、管理サーバ12は、ユーザ端末1000から運転評価値、燃費等の出力要求を受けると、ユーザ端末1000のディスプレイに表示させるための画面のデータを生成して、ユーザ端末1000にその画面のデータを送信すればよい。以下、いくつかの表示例を説明する。
図12は、車両毎の燃費算出結果の画面例を説明する図である。上記説明では、ユーザ毎に燃費等を算出していたが、車両毎に算出することもできる。管理サーバ11は、ユーザ端末1000から車両毎の平均燃費の出力要求を受けると、図12に示すような画面のデータを生成し、ユーザ端末1000に送信する。この画面によれば、車両毎の平均燃費の違いがわかる。一般に、車両の燃費を公的機関に申請する場合には、給油量に基づく燃費(給油量から算出された給油)が用いられる。このような申請に用いる場合には、燃料使用量に基づく燃費については出力されないようにしてもよい。
図13は、ユーザ毎の燃費算出結果の画面例を説明する図である。管理サーバ11は、ユーザ端末1000からユーザ毎の平均燃費の出力要求を受けると、図13に示すような画面のデータを生成し、ユーザ端末1000に送信する。このとき、ユーザ毎に算出された燃費は、同一車種毎、同一車両毎(車両No.毎)に分類されて出力されるようにしてもよい。
図14は、ユーザ毎の運転評価結果の画面例を説明する図である。管理サーバ11は、ユーザ端末1000からユーザ毎の評価結果の出力要求を受けると、図14に示すような画面のデータを生成し、ユーザ端末1000に送信する。図14においては、評価基準情報にしたがって、車両情報の複数の評価項目を用いて算出された総合的な運転評価値(総合評価、安全運転評価、エコ運転評価)を示している。また、それぞれの評価値に対応して定められたランクについても示される。
図15は、各ユーザの評価順位とポイント付与の状況を示す画面例を説明する図である。管理サーバ11は、ユーザ端末1000から各ユーザの順位の出力要求を受けると、図15に示すような画面のデータを生成し、ユーザ端末1000に送信する。図15に示す例では、ユーザの順位は、総合の評価値の高い順に決定されている。各ユーザは、順位とポイントの関係を規定したポイントテーブルに基づいて、順位に応じたポイントが付与される。この順位とポイントは同一グループ内に所属するユーザ間で決められる。
図15に示す例では、今回付与されるポイントと累積のポイントについても画面に含まれている。また、各ユーザは、ユーザ端末1000等を介して、自身に割り当てられたポイントの付与処理を指示するようにしてもよい。この場合、各ユーザに対するポイントの付与状況を示す情報も含まれる。ポイントテーブルは、データベース15等に登録されている。
図16は、ポイントテーブルを説明する図である。図16に示す例では、順位がよいほど高いポイントが規定されている。各順位へのポイントの割り当てはユーザ端末1000等からの要求に応じて管理サーバ11が変更するようにしてもよい。
<第2実施形態>
第1実施形態においては、車両300が給油を受けた給油装置22〜出力される供給量情報と、その車両300から通信装置20が受信した車両情報との対応関係を明確にするため、撮影装置28を用いて停車している車両300の車両No.を識別していた。第2実施形態では、撮影装置を用いずに複数の通信装置を用いた運転評価システム1Aについて説明する。
図17は、本発明の第2実施形態に係る運転評価システム1Aの構成を説明する図である。運転評価システム1Aは、第1実施形態における運転評価システム1の撮影装置28に代えて、各給油レーンに対応した通信装置20Aが設置されている。各通信装置20Aは、対応する給油レーンの停車範囲25を通信範囲とし、それ以外の給油レーン以外の停車範囲25については通信範囲外としている。例えば、通信装置20A−1は、停車範囲25−1を含み停車範囲25−2、25−3、25−4を含まない通信範囲が設定されている。通信装置20Aは、車載機310から通信機315を介して車両情報および識別コードを受信すると、車両情報、識別コードとレーン情報とを対応付けて店舗サーバ12に出力する。この例では、識別コードが、給油を受けた車両300を識別する識別情報である。
第2実施形態においては、通信装置20Aから車両情報が出力されるときに既にレーン情報と対応関係が明確である。したがって、第1実施形態における撮影装置28が存在しなくても、車両情報と供給量情報との対応関係を明確にすることができる。
なお、この例における通信装置20Aは、給油装置22による給油が行われるときに、通信機315と通信を確立してもよい。
上述した各実施形態において、車両300が給油所200以外の給油所(通信装置20等の設備を有しない給油所)において給油をした場合には、この給油量および給油日時を、ユーザ端末1000を用いて、データベース15に登録されている供給量情報に追加登録してもよい。次に給油所200において車両300に給油が行われる際、他の給油所での給油量等の追加登録をユーザが忘れていることを管理サーバ11が検知した場合、ユーザに対して追加登録をすることを促す処理(例えば、ユーザが使用している携帯端末等への通知)を行ってもよい。なお、ユーザが追加登録を忘れていることは、例えば、今回の給油量に比べて、今回取得した車両情報から得られる燃料使用量(給油所200で前回給油してからの燃料使用量)が所定量以上多いことを条件として管理サーバ11が検知すればよい。
<第3実施形態>
第3実施形態においては、上述した運転評価処理およびその評価結果の出力態様をより具体的に示す。まず、運転評価処理に用いるための各種設定の設定画面について説明する。
図18は、第3実施形態に係る評価基準情報の設定画面を説明する図である。図18に示す設定画面は、評価基準の設定をする際にユーザ端末1000に表示される。各設定については、このユーザ端末1000を操作して行う。他の設定画面についても同様である。
評価基準情報の設定画面においては、安全運転、エコ運転のいずれの運転評価値の算出に用いる各評価項目の設定が可能である。例えば、安全運転の運転評価値の算出に「最高速度域」を含めたい場合には、「最高速度域」における安全運転のチェックボックスにチェックを入れる。各評価項目の特性値の範囲と評価値との関係とを設定するためには、対象となる評価項目に対応する詳細ボタンを操作する。これにより、評価値算出テーブルの設定画面が表示される。
図19は、第3実施形態に係る評価値算出テーブルの設定画面を説明する図である。図19に示す例では、評価項目が「最高速度域」に対応する評価値算出テーブルの設定画面である。この設定画面では、各評価ランクに対して、特性値(最高速度)の範囲、評価値(点数)およびコメントが設定でき、目標となる評価ランクについても設定できる。このように設定された内容は、その一部が評価基準情報の設定画面に反映される。なお、この例では、評価基準情報における「重み」は、第1実施形態における場合と異なり、各評価項目の最高点に応じて表示されたものであり、総合運転評価値を算出する際の各評価項目の重みである。
図20は、第3実施形態に係る複合評価テーブルの設定画面を説明する図である。複合評価テーブルは、総合運転評価、安全運転評価、およびエコ運転評価のそれぞれについて、各評価ランクに対する評価値の範囲およびコメントを規定している。複合評価テーブルは、データベース15に記憶されている。図20に示す設定画面では、各評価ランクに対する評価値の範囲、およびコメントを設定できる。
各運転評価値等、評価結果に用いられる情報は、これらの設定画面において設定された条件にしたがって、データベース15に登録された給油量情報および車両情報から算出される。続いて、算出された評価結果を表示する画面について説明する。
図21は、第3実施形態に係る安全運転評価結果画面を説明する図である。安全運転評価結果画面は、上述のとおり算出された安全運転評価に関係する運転評価値が表示されたものである。この例では、特定の運行日(2013年5月14日)における運転者名「AAA」の安全運転評価結果を示している。なお、ユーザ端末1000において指定された期間(例えば、1週間、1ヶ月間等)にわたった安全運転評価結果を示した画面を表示させるようにしてもよい。
この安全運転評価結果画面では、総合運転評価、安全運転評価について、評価値(点数)、評価ランクおよびコメントが表示される。また、安全運転評価に用いる各評価項目についての運転評価値(点数)、評価ランクおよびコメントについても表示される。各評価項目と評価ランクとの関係はレーダーチャートの形式でも表示される。このレーダーチャートは、各評価項目の目標となる評価ランク(破線)と実際の評価ランク(実線)が記載され、中心側ほどよい評価ランクが割り当てられている。
図22は、第3実施形態に係るエコ運転評価結果画面を説明する図である。エコ運転評価結果画面は、上述した安全運転評価画面とは、エコ運転評価に関係する運転評価値が表示されたものであること以外は同じであるので、詳細の説明を省略する。
上記のようにして算出された総合運転評価値に基づいて、各ユーザは順位付けされる。ユーザの順位付けは、例えば、1ヶ月毎に行われる。そして、データベース15に登録されたポイントテーブル(例えば、図16参照)にしたがって、順位付けされた各ユーザにポイントが付与される(例えば、図15参照)。なお、ポイントは、ユーザの順位に応じて各ユーザに付与される場合に限らず、評価値または評価ランクに応じて各ユーザに付与されてもよい。
上記のように精度の高い運転評価に基づいて付与されるポイント(例えば、累計ポイント、1度の付与の平均ポイント等)は、各ユーザの運転の巧拙を客観的に表している。したがって、付与されたポイントは、例えば、自動車保険契約における各ユーザのリスクの指標として用いられるようにしてもよい。この場合は、ポイントが高いユーザほど、保険料が安くなるようにすることもできる。なお、リスクの指標として用いられるだけであれば、ポイントを指標として用いるのではなく、運転評価値そのものが指標として用いられてもよい。また、カーリースのリコメンド機能等にも適用できる。
なお、第3実施形態の例では、燃費は、評価項目に含まれていないが、含まれていてもよい。また、燃費のような車種に依存する評価項目と、急発進等の車種に依存しない評価項目とを分けて、総合的な運転評価値を算出してもよい。この場合には、車種に依存する評価項目を用いて算出された運転評価値に基づいて付与されるポイントと、車種に依存しない評価項目に基づいて付与されるポイントとを設けてもよい。
1…運転評価システム、11…管理サーバ、12…店舗サーバ、15…データベース、20…通信装置、22…給油装置、28…撮影装置、101…取得部、102…登録部、103…燃費算出部、104…運転評価部、105…順位決定部、106…ポイント付与部、200…給油所、201…通信部、203…出力部、221…給油部、223…給油量測定部、281…車両検知部、283…撮影部、285…識別部、300…車両、310…車載機、315…通信機、1000…ユーザ端末

Claims (11)

  1. 停車中の車両へエネルギー供給をする供給装置から出力される当該供給の量を示す供給量情報、当該停車中の車両と無線通信をする通信装置から出力される当該車両の走行距離および燃料使用量を含む車両情報、および当該停車中の車両を識別する識別情報を取得し、
    取得した前記供給量情報、前記車両情報および前記識別情報を記憶装置に登録し、
    前記記憶装置に登録された複数の前記供給量情報および前記車両情報を用いて前記識別情報が示す車両の前記供給量情報に基づく第1燃費および前記燃料使用量に基づく第2燃費を算出し、
    前記第1燃費および前記第2燃費の少なくとも一方に基づいて前記車両のユーザの運転評価値を算出することを特徴とする運転評価システム。
  2. 停車中の車両へエネルギー供給をし、当該供給の量を示す供給量情報を出力する供給装置と、
    前記停車中の車両から当該車両の走行距離および燃料使用量を含む車両情報を無線通信により受信して出力する通信装置と、
    前記供給量情報、前記車両情報、および前記停車中の車両を識別する識別情報を取得し、
    取得した前記供給量情報、前記車両情報および前記識別情報を記憶装置に登録し、
    前記記憶装置に登録された複数の前記供給量情報および前記車両情報を用いて前記識別情報が示す車両の前記供給量情報に基づく第1燃費および前記燃料使用量に基づく第2燃費を算出し、
    前記第1燃費および前記第2燃費の少なくとも一方に基づいて前記車両のユーザの運転評価値を算出するサーバと、
    を備えることを特徴とする運転評価システム。
  3. 前記停車中の車両を撮影して画像情報を出力する撮影装置をさらに備え、
    前記識別情報は、前記画像情報に基づいて生成されることを特徴とする請求項2に記載の運転評価システム。
  4. 前記供給装置は複数であり、
    前記通信装置は、前記供給装置に対応して設けられ、当該供給装置に停車中の前記車両から前記識別情報と前記車両情報とを受信することを特徴とする請求項2に記載の運転評価システム。
  5. 前記運転評価値は、複数のユーザの各々の前記車両を利用する期間が記録された利用情報をさらに用いて、ユーザ毎に算出されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の運転評価システム。
  6. 前記車両情報に含まれる燃料使用量は、前記車両において計測された所定期間毎の燃料使用量であり、
    前記供給量情報が示すエネルギー供給量は、前記利用情報と前記燃料使用量とに基づいてユーザ毎に分配され、
    前記第1燃費は、分配された前記エネルギー供給量と前記車両情報とを用いてユーザ毎に算出されることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の運転評価システム。
  7. 前記車両情報に含まれる燃料使用量は、前記車両において計測された所定期間毎の燃料使用量であり、
    前記車両情報に含まれる燃料使用量および走行距離は、前記利用情報に基づいてユーザ毎に分配され、
    前記第2燃費は、分配された前記燃料使用量と前記走行距離とを用いてユーザ毎に算出されることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の運転評価システム。
  8. 前記ユーザ毎の前記運転評価値に基づいて各ユーザの順位を決定し、当該順位に対応した評価ポイントを各ユーザに付与することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の運転評価システム。
  9. 前記車両情報は、前記車両の走行状態に応じて変化する複数の情報を含み、
    複数種類の前記運転評価値が、前記車両情報に含まれる複数の情報を組み合わせて算出されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の運転評価システム。
  10. 前記第1燃費と、前記第2燃費とをまとめて出力装置に出力させることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の運転評価システム。
  11. 停車中の車両へエネルギー供給をする供給装置から出力される当該供給の量を示す供給量情報、当該停車中の車両と無線通信をする通信装置から出力される当該車両の走行距離および燃料使用量を含む車両情報、および当該停車中の車両を識別する識別情報を取得し、
    取得した前記供給量情報、前記車両情報および前記識別情報を記憶装置に登録し、
    前記記憶装置に登録された複数の前記供給量情報および前記車両情報を用いて前記識別情報が示す車両の前記供給量情報に基づく第1燃費および前記燃料使用量に基づく第2燃費を算出し、
    前記第1燃費および前記第2燃費の少なくとも一方に基づいて前記車両のユーザの運転評価値を算出することを特徴とする運転評価方法。
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