JP2014237779A - 感温性粘着剤および粘着パターン形成方法 - Google Patents

感温性粘着剤および粘着パターン形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】剥離が容易な感温性粘着剤およびその表面に粘着パターンを形成する方法を提供することである。
【解決手段】紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーを含有し、該紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下するとともに、紫外線硬化部からなる非粘着部21および紫外線未硬化部からなる粘着部22を有する粘着パターン2が表面3に形成されている感温性粘着剤1である。また、感温性粘着剤1の表面3に、フォトマスクを介して紫外線を照射し、紫外線硬化部からなる非粘着部21および紫外線未硬化部からなる粘着部22を有する粘着パターン2を形成する方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定温度で粘着力が低下する感温性粘着剤およびその表面に粘着パターンを形成する方法に関する。
感温性粘着剤は、粘着力を熱によって可逆的に制御できる粘着剤である(例えば、特許文献1参照)。より具体的には、感温性粘着剤は、側鎖結晶性ポリマーを主成分として含有し、側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度に冷却すると、側鎖結晶性ポリマーが結晶化することによって粘着力が低下するものである。このような感温性粘着剤としては、側鎖結晶性ポリマーが紫外線硬化型であるものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1,2に記載されているような従来の感温性粘着剤は、粘着力を低下させて剥離するときに、粘着剤表面と被着体との密着性が強く、剥離し難いという問題があった。
特開平9−251923号公報 特開2012−87218号公報
本発明の課題は、剥離が容易な感温性粘着剤およびその表面に粘着パターンを形成する方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーを含有し、該紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着剤であって、紫外線硬化部からなる非粘着部および紫外線未硬化部からなる粘着部を有する粘着パターンが、表面に形成されている、感温性粘着剤。
(2)前記粘着パターンは、前記表面にフォトマスクを介して紫外線を照射することによって形成されている、前記(1)に記載の感温性粘着剤。
(3)前記非粘着部は凹状であり、かつ前記粘着部は凸状である、前記(1)または(2)に記載の感温性粘着剤。
(4)前記非粘着部は凸状であり、かつ前記粘着部は凹状である、前記(1)または(2)に記載の感温性粘着剤。
(5)前記非粘着部および前記粘着部はいずれも、略同一平面上に位置している、前記(1)または(2)に記載の感温性粘着剤。
(6)表面視において、前記粘着パターンは複数のドット状である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(7)表面視において、前記粘着パターンは格子状である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(8)前記紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーは、紫外線硬化性官能基と、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する側鎖結晶性部位と、を有し、融点未満の温度で結晶化し、かつ前記融点以上の温度で流動性を示し、紫外線照射によって紫外線硬化する、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(9)前記紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーは、側鎖結晶性ポリマーに紫外線硬化性官能基を有する化合物を反応させることによって得られる、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(10)前記(1)〜(9)のいずれかに記載の感温性粘着剤からなる、感温性粘着シート。
(11)前記(1)〜(9)のいずれかに記載の感温性粘着剤からなる粘着剤層を、フィルム状の基材の片面または両面に積層してなる、感温性粘着テープ。
(12)紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーを含有し、該紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着剤の表面に、フォトマスクを介して紫外線を照射し、紫外線硬化部からなる非粘着部および紫外線未硬化部からなる粘着部を有する粘着パターンを形成する、粘着パターン形成方法。
本発明によれば、剥離を容易に行うことができるという効果がある。
本発明の一実施形態に係る感温性粘着剤を示す概略断面説明図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る粘着パターン形成方法を示す工程図である。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態に係る粘着パターン形成方法で使用できるフォトマスクの変形例を示す概略断面説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る感温性粘着剤および粘着パターン形成方法について、図1および図2を参照して詳細に説明する。
図1に示す本実施形態の感温性粘着剤1は、紫外線(Ultra Violet:以下、「UV」と言うことがある。)の照射によって硬化するUV硬化型側鎖結晶性ポリマーを含有する。UV硬化型側鎖結晶性ポリマーは、UV硬化性に加えて、温度変化に対応して結晶状態および流動状態を可逆的に起こす感温性を有する。
具体的に説明すると、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーは、融点を有する。融点とは、ある平衡プロセスにより、最初は秩序ある配列に整合されていた重合体の特定部分が無秩序状態になる温度であり、示差熱走査熱量計(DSC)によって10℃/分の測定条件で測定して得られる値のことを意味するものとする。
UV硬化型側鎖結晶性ポリマーは、上述した融点未満の温度で結晶化し、かつ融点以上の温度では相転移して流動性を示す。そして、本実施形態の感温性粘着剤1は、融点未満の温度でUV硬化型側鎖結晶性ポリマーが結晶化したときに粘着力が低下する割合でUV硬化型側鎖結晶性ポリマーを含有する。つまり、本実施形態の感温性粘着剤1は、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーを主成分として含有していることから、被着体から感温性粘着剤1を剥離するときには、感温性粘着剤1をUV硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度に冷却すれば、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーが結晶化することによって粘着力が低下する。また、感温性粘着剤1をUV硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点以上の温度に加熱すれば、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーが流動性を示すことによって粘着力が回復するので、繰り返し使用することができる。
UV硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点としては、0℃以上であるのが好ましく、10〜60℃であるのがより好ましい。融点は、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーの組成等を変えることによって調整することができる。また、融点は、UV照射前後で実質的に変化しない傾向にある。すなわち、UV硬化後の融点は、UV硬化前の融点と実質的に同じ値になる傾向がある。さらに、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーは、UV硬化後においても融点未満の温度で結晶化し、かつ融点以上の温度で流動性を示す。つまり、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーは、UV照射前後のいずれの状態においても、温度変化に対応して結晶状態および流動状態を可逆的に起こすことができる。
このようなUV硬化型側鎖結晶性ポリマーは、側鎖結晶性ポリマーにUV硬化性官能基を有する化合物を反応させることによって得ることができる。側鎖結晶性ポリマーとしては、例えば、少なくとも炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートおよびヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを重合させることによって得られる共重合体、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートをさらに重合させることによって得られる共重合体等が挙げられる。
炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートは、その炭素数16以上の直鎖状アルキル基がUV硬化型側鎖結晶性ポリマーにおける側鎖結晶性部位として機能する。すなわち、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーは、側鎖に炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する櫛形のポリマーであり、この側鎖が分子間力等によって秩序ある配列に整合されることにより結晶化するのである。このような炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えばセチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等の炭素数16〜22の線状アルキル基を有する(メタ)アクリレートが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。
また、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートは、後述するUV硬化性官能基を有する化合物と反応するものであり、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。
炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。
上述した各モノマーは、例えば炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを20〜99重量部、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを0〜70重量部、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜20重量部とする割合で重合させるのが好ましい。
重合方法としては、特に限定されるものではなく、例えば溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法等が採用可能である。溶液重合法を採用する場合には、上述した各モノマーを溶剤に混合し、重合開始剤を加えて40〜90℃程度で2〜10時間程度攪拌すればよい。
側鎖結晶性ポリマーの重量平均分子量としては、100,000以上が好ましく、400,000〜800,000がより好ましい。重量平均分子量は、側鎖結晶性ポリマーをゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定し、得られた測定値をポリスチレン換算した値である。
一方、UV硬化性官能基を有する化合物においてUV硬化性官能基とは、UV照射によって硬化する官能基のことを意味するものとする。UV硬化性官能基としては、例えば(メタ)アクリロイルオキシ基、ビニル基、グリシジル基等が挙げられ、例示したこれらの官能基のうち(メタ)アクリロイルオキシ基が好ましい。
また、UV硬化性官能基を有する化合物としては、上述したヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートと反応する上で、イソシアナート化合物が好ましく、例えば下記式(I)で表される2−メタクリロイルオキシエチルイソシアナート、下記式(II)で表される2−アクリロイルオキシエチルイソシアナート、下記式(III)で表される1,1−ビス(アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアナート等が挙げられる。
Figure 2014237779
また、式(I)〜(III)以外の他のUV硬化性官能基を有するイソシアナート化合物としては、例えば2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルイソシアナート、2−(メタ)アクリロイルオキシブチルイソシアナート、(メタ)アクリロイルイソシアナート、1−(4−ビニルフェニル)−1−メチルエチルイソシアナート等が挙げられ、例示したこれらのイソシアナート化合物は、それぞれ単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。
側鎖結晶性ポリマーとUV硬化性官能基を有する化合物との反応は、両者を所定の割合で混合した後、酸化防止剤および触媒等を必要に応じて加えて窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下とし、40〜80℃程度で1〜6時間程度攪拌して行うのが好ましい。
両者の混合割合としては、例えば側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して、UV硬化性官能基を有する化合物を1〜180重量部とするのが好ましく、5〜50重量部とするのがより好ましく、5〜20重量部とするのがさらに好ましい。また、側鎖結晶性ポリマーの含有量は、UV硬化性官能基を有する化合物の含有量よりも多いのが好ましい。
UV硬化性官能基の硬化には、光重合開始剤を用いる。光重合開始剤としては、UV硬化性官能基の組成に応じて適宜選択すればよく、特に限定されるものではない。また、光重合開始剤は、市販品を用いることができる。市販の光重合開始剤としては、例えばいずれもチバ・ジャパン社製の「IRGACURE 184」、「IRGACURE 500」等が挙げられる。
得られるUV硬化型側鎖結晶性ポリマーの重量平均分子量としては、100,000以上が好ましく、600,000〜800,000がより好ましい。重量平均分子量は、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーをGPCによって測定し、得られた測定値をポリスチレン換算した値である。
UV硬化型側鎖結晶性ポリマーには、例えば老化防止剤、架橋剤等の各種の添加剤を添加することができる。架橋剤を添加する場合には、架橋剤と架橋反応する架橋成分として、極性モノマーをUV硬化型側鎖結晶性ポリマーに共重合させるのが好ましい。極性モノマーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等のカルボキシル基を有するエチレン不飽和単量体等が挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。
上述したUV硬化型側鎖結晶性ポリマーを含有する本実施形態の感温性粘着剤1は、図1に示すように、UV硬化部からなる非粘着部21およびUV未硬化部からなる粘着部22を有する粘着パターン2が、表面3に形成されている。本実施形態では、非粘着部21が凹状であり、かつ粘着部22が凸状である。これらの構成によれば、次のような効果が得られる。すなわち、感温性粘着剤1を被着体に貼着すると、凸状の粘着部22が被着体に接触するとともに、隣接する凹状の非粘着部21内には空気が封入される。この状態から感温性粘着剤1をUV硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度に冷却すると、凸状の粘着部22が結晶化して硬化し、体積収縮する。これに伴って、凸状の粘着部22と被着体との界面に、隣接する凹状の非粘着部21内に封入されている空気が流れ込む。その結果、凸状の粘着部22と被着体との密着性が低下することから、感温性粘着剤1を被着体から容易に剥離することが可能となる。
本実施形態の粘着パターン2は、所定のパターンを有するフォトマスクを介して表面3にUVを照射することによって形成されている。具体的に説明すると、本実施形態の粘着パターン形成方法では、まず、図2(a)に示すように、フォトマスク4を準備する。本実施形態のフォトマスク4は、アルミニウム等の金属を構成材料とし、光透過部411および遮光部412を有するパターン41を備えている。
次に、フォトマスク4を矢印A方向に動かして、図2(b)に示すように、感温性粘着剤1の表面3にフォトマスク4を積層し、フォトマスク4の上方からUVを矢印B方向に照射する。これにより、表面3のうち光透過部411に対応して位置している部位21aがUV硬化して体積収縮し、遮光部412に対応して位置している部位22aよりも内方に凹んだ状態、すなわち図2(c)に示す状態となり、結果として粘着パターン2が表面3に形成される。最後に、図2(d)に示すように、フォトマスク4を矢印C方向に動かして表面3から取り外す。
このようにして形成される粘着パターン2の形状としては、表面視において、例えば複数のドット状等が挙げられる。表面視とは、表面3側から感温性粘着剤1を見た状態を意味するものとする。また、粘着パターン2が複数のドット状であるとは、凹状の非粘着部21および凸状の粘着部22のうち一方が複数のドット状であることを意味するものとする。ドット状は、表面視において、例えば円形状、多角形状等であるのが好ましい。
また、粘着パターン2の他の形状としては、表面視において、例えば格子状、複数のライン状等が挙げられる。粘着パターン2の形状は、フォトマスク4のパターン41によって調整することができる。
一方、上述した本実施形態の感温性粘着剤1の使用形態としては、例えば基材レスのシート状の形態が挙げられる。感温性粘着剤1を感温性粘着シートとして使用する場合には、その厚さが1〜400μmであるのが好ましく、10〜100μmであるのがより好ましい。
また、本実施形態の感温性粘着剤1は、テープ状の形態で使用することもできる。感温性粘着剤1を感温性粘着テープとして使用する場合には、感温性粘着剤1からなる粘着剤層を、フィルム状の基材の片面または両面に積層すればよい。フィルム状とは、フィルム状のみに限定されるものではなく、本実施形態の効果を損なわない限りにおいて、フィルム状ないしシート状をも含む概念である。
基材の構成材料としては、例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンポリプロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂が挙げられる。
基材は、単層体または複層体のいずれであってもよく、その厚さとしては、通常、5〜500μm程度である。基材には、粘着剤層に対する密着性を高める上で、例えばコロナ放電処理、プラズマ処理、ブラスト処理、ケミカルエッチング処理、プライマー処理等の表面処理を施すことができる。
基材の片面または両面に粘着剤層を設けるには、感温性粘着剤1に溶剤を加えた塗布液を、コーター等によって基材の片面または両面に塗布して乾燥させればよい。コーターとしては、例えばナイフコーター、ロールコーター、カレンダーコーター、コンマコーター、グラビアコーター、ロッドコーター等が挙げられる。
粘着剤層の厚さとしては、5〜60μmであるのが好ましく、10〜60μmであるのがより好ましく、10〜50μmであるのがさらに好ましい。片面の粘着剤層の厚さと、他面の粘着剤層の厚さは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
なお、本実施形態では、片面の粘着剤層が感温性粘着剤1からなる限り、他面の粘着剤層は特に限定されない。他面の粘着剤層を、例えば感温性粘着剤1からなる粘着剤層で構成する場合、その組成は、片面の粘着剤層の組成と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、他面の粘着剤層を、例えば感圧性接着剤からなる粘着剤層で構成することもできる。感圧性接着剤は、粘着性を有するポリマーであり、例えば天然ゴム接着剤、合成ゴム接着剤、スチレン/ブタジエンラテックスベース接着剤、アクリル系接着剤等が挙げられる。
上述した感温性粘着シートおよび感温性粘着テープの表面には、離型フィルムを積層するのが好ましい。離型フィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート等からなるフィルムの表面に、シリコーン等の離型剤を塗布したもの等が挙げられる。
上述した感温性粘着剤1の用途としては、特に限定されるものではなく、例えば易剥離性が要求される分野の粘着剤として好適に用いることができる。
以上、本発明に係る好ましい実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
例えば、上述の実施形態では、UV硬化時の体積収縮によって非粘着部21を凹状、かつ粘着部22を凸状に形成しているが、これに代えて、図3(a)に示すフォトマスク4Aを使用することによって、非粘着部21を凹状、かつ粘着部22を凸状に形成することができる。すなわち、図3(a)に示すフォトマスク4Aは、凸状の光透過部411Aおよび凹状の遮光部412Aを有するパターン41Aを備えている。このようなフォトマスク4Aを感温性粘着剤1の表面3に押し当てることによってパターン41Aを表面3に転写しつつUVを照射すれば、UV硬化部からなる非粘着部21を凹状に、かつUV未硬化部からなる粘着部22を凸状に形成することができる。
また、上述の実施形態では、非粘着部21を凹状、かつ粘着部22を凸状にしているが、これに代えて、非粘着部21を凸状、かつ粘着部22を凹状にすることができる。このような構成によっても、感温性粘着剤1を被着体から容易に剥離することが可能となる。具体的に説明すると、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点以上の温度で感温性粘着剤1を被着体に押し当てると、凸状の非粘着部21が圧縮されて変形し、被着体が凹状の粘着部22と接触することによって貼着される。そして、押し当てを開放すると、圧縮されていた凸状の非粘着部21の形状が元の形状に戻り、それに伴って凹状の粘着部22は引き伸ばされるが、貼着状態は保持される。この状態から感温性粘着剤1をUV硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度に冷却すると、凹状の粘着部22が結晶化して硬化し、それに伴って粘着力が低下するとともに、引き伸ばされた応力によって被着体から感温性粘着剤1を容易に剥離することができる。
凸状の非粘着部21および凹状の粘着部22は、例えば図3(b)に示すフォトマスク4Bを使用することによって形成することができる。すなわち、図3(b)に示すフォトマスク4Bは、凹状の光透過部411Bおよび凸状の遮光部412Bを有するパターン41Bを備えている。このようなフォトマスク4Bを感温性粘着剤1の表面3に押し当てることによってパターン41Bを表面3に転写しつつUVを照射すれば、UV硬化部からなる非粘着部21を凸状に、かつUV未硬化部からなる粘着部22を凹状に形成することができる。
また、上述の実施形態の構成に代えて、非粘着部21および粘着部22がいずれも、略同一平面上に位置するように構成することができる。言い換えれば、非粘着部21の上面および粘着部22の上面がいずれも、略同一平面状に構成されている。このような構成によっても、非粘着部21によって粘着部22の被着体への接触面積が低減されることから、被着体から感温性粘着剤1を容易に剥離することができる。非粘着部21および粘着部22がいずれも、略同一平面上に位置するように構成するには、例えばUV照射条件を調整してUV硬化時に体積収縮するのを抑制しつつフォトマスク4を介して表面3にUVを照射すればよい。
以下、合成例および実施例を挙げて本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明は以下の合成例および実施例に限定されるものではない。なお、以下の説明において「部」は、重量部を意味する。
<合成例>
まず、ベヘニルアクリレートを43部、メチルアクリレートを47部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを10部、および重合開始剤として日油社製の「パーブチルND」を0.3部の割合で混合し、これらを酢酸エチル:ヘプタン=7:3(重量比)の混合溶媒によって固形分量が30部となるように調整し、混合液を得た。
次に、得られた混合液を55℃で4時間撹拌した後、重合開始剤として日油社製の「パーブチルPV」を0.5部の割合でさらに添加し、80℃で2時間撹拌することによって各モノマーを重合させ、側鎖結晶性ポリマーの溶液を得た。
そして、得られた側鎖結晶性ポリマーの溶液を固形分換算で100部、上述した式(I)で表される2−メタクリロイルオキシエチルイソシアナート(昭和電工(株)製の「カレンズMOI」)を13部、酸化防止剤としてジブチルヒドロキシトルエン(BHT)を0.1部、および触媒としてジラウリン酸ジ−n−ブチルスズ(DBTDL)を0.2部の割合で混合し、窒素ガス雰囲気下、60℃で4時間撹拌して反応させ、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーを溶液の状態で得た。
得られたUV硬化型側鎖結晶性ポリマーについて、重量平均分子量および融点を測定した。各測定結果は、以下の通りである。
重量平均分子量:70万
融点:50℃
なお、重量平均分子量は、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーをGPCで測定し、得られた測定値をポリスチレン換算することによって得た。融点は、UV硬化型側鎖結晶性ポリマーをDSCで10℃/分の測定条件で測定することによって得た。
<感温性粘着テープの作製>
まず、合成例で得たUV硬化型側鎖結晶性ポリマーの溶液に、固形分換算でチバ・ジャパン社製の光重合開始剤「IRGACURE 500」を2部添加し、塗工液を得た。
次に、得られた塗工液を基材の片面に塗工して乾燥させ、厚さ40μmの粘着剤層を基材の片面に積層した。使用した基材、塗工条件、乾燥条件は、以下の通りである。
基材:片面をコロナ処理した厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートからなるフィルム状の基材を用いた。
塗工条件:塗工液を、基材のコロナ処理面にベーカー式アプリケーターによって厚さ13milで塗工した。
乾燥条件:110℃の乾燥機内で10分間乾燥した。
次に、上述した粘着剤層の表面にフォトマスクを積層した。使用したフォトマスクは、以下の通りである。
(フォトマスク)
構成材料:アルミニウム
パターン:光透過部が複数のドット状に形成されている。ドット状の光透過部は、直径が0.6mmである円形の貫通孔であり、互いに隣接する光透過部間の間隔は0.6mmである。
次に、フォトマスクの上方からUVを照射し、UV硬化時の体積収縮によってUV硬化部からなる凹状の非粘着部およびUV未硬化部からなる凸状の粘着部を有する粘着パターンを粘着剤層の表面に形成した。UV照射条件は、以下の通りである。
(UV照射条件)
UV照射装置:日本電池(株)製のベルト式UV照射装置(高圧水銀ランプ)「ASE−20」を使用した。
UV照射量:200mJ/cm2
備考:UVは、室温(23℃)で照射した。
最後に、粘着剤層の表面からフォトマスクを取り外して感温性粘着テープを得た。得られた感温性粘着テープの粘着剤層の表面には、表面視において、凹状の非粘着部が複数のドット状に形成されていた。
<評価>
得られた感温性粘着テープについて、180°剥離強度を評価した。評価方法を以下に示すとともに、その結果を表1に示す。
(180°剥離強度)
得られた感温性粘着テープについて、60℃および23℃の各雰囲気温度におけるガラス基板に対する180°剥離強度をJIS Z0237に準拠して測定した。具体的には、以下の条件で感温性粘着テープをガラス基板に貼着した後、ロードセルを用いて300mm/分の速度で180°剥離した(n=2)。
(60℃)
60℃の雰囲気温度で感温性粘着テープをガラス基板に貼着して20分間静置した後、180°剥離した。
(23℃)
60℃の雰囲気温度で感温性粘着テープをガラス基板に貼着し、この雰囲気温度で20分間静置した後、雰囲気温度を23℃に下げ、この雰囲気温度で20分間静置した後、180°剥離した。
なお、ガラス基板としては、厚さ1.1mm、250mm×140mmの形状を有する無アルカリガラス「Corning 1737」を24時間かけてアルカリ洗浄したものを用いた。
UV照射量を200mJ/cm2に代えて100mJ/cm2にした以外は、実施例1と同様にして感温性粘着テープを得た。そして、得られた感温性粘着テープについて、実施例1と同様にして180°剥離強度を評価した。その結果を表1に示す。
[比較例]
UVを照射しなかった以外は、実施例1と同様にして感温性粘着テープを得た。そして、得られた感温性粘着テープについて、実施例1と同様にして180°剥離強度を評価した。その結果を表1に示す。
Figure 2014237779
表1から明らかなように、実施例1および実施例2はいずれも、60℃における180°剥離強度を維持しつつ、23℃における180°剥離強度が、粘着パターンが形成されていない比較例よりも小さくなっていることから、剥離が容易になっているのがわかる。
1 感温性粘着剤
2 粘着パターン
21 非粘着部
22 粘着部
3 表面
4 フォトマスク
41 パターン
411 光透過部
412 遮光部

Claims (12)

  1. 紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーを含有し、該紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着剤であって、
    紫外線硬化部からなる非粘着部および紫外線未硬化部からなる粘着部を有する粘着パターンが、表面に形成されている、感温性粘着剤。
  2. 前記粘着パターンは、前記表面にフォトマスクを介して紫外線を照射することによって形成されている、請求項1に記載の感温性粘着剤。
  3. 前記非粘着部は凹状であり、かつ前記粘着部は凸状である、請求項1または2に記載の感温性粘着剤。
  4. 前記非粘着部は凸状であり、かつ前記粘着部は凹状である、請求項1または2に記載の感温性粘着剤。
  5. 前記非粘着部および前記粘着部はいずれも、略同一平面上に位置している、請求項1または2に記載の感温性粘着剤。
  6. 表面視において、前記粘着パターンは複数のドット状である、請求項1〜5のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  7. 表面視において、前記粘着パターンは格子状である、請求項1〜5のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  8. 前記紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーは、
    紫外線硬化性官能基と、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する側鎖結晶性部位と、を有し、
    融点未満の温度で結晶化し、かつ前記融点以上の温度で流動性を示し、
    紫外線照射によって紫外線硬化する、請求項1〜7のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  9. 前記紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーは、側鎖結晶性ポリマーに紫外線硬化性官能基を有する化合物を反応させることによって得られる、請求項1〜8のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の感温性粘着剤からなる、感温性粘着シート。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の感温性粘着剤からなる粘着剤層を、フィルム状の基材の片面または両面に積層してなる、感温性粘着テープ。
  12. 紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーを含有し、該紫外線硬化型側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着剤の表面に、フォトマスクを介して紫外線を照射し、紫外線硬化部からなる非粘着部および紫外線未硬化部からなる粘着部を有する粘着パターンを形成する、粘着パターン形成方法。
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