JP2014236770A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄性能の向上および洗濯時間の削減したドラム式洗濯機を提供すること。
【解決手段】洗濯物を収容する回転ドラム3と、前記回転ドラムを収容する水受け槽2と、前記水受け槽内に給水する給水弁11と、前記回転ドラム3内へ温風を導入するヒータ23を有する風路と、回転ドラム3を駆動させるモータ4と前記給水弁11、前記ヒータ23を制御し、洗い工程等を制御する制御手段14とを備え、前記制御手段14は第1の洗い工程を行い、第1の洗い工程完了後の排水と脱水を行った後に第2の洗い工程を行い、第1の洗い工程及び第2の洗い工程において温風を回転ドラム3内に導入するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転ドラム内に洗濯物を投入し、洗い、すすぎなどの各工程を逐次制御して洗濯する洗濯機に関する。
従来、ドラム式洗濯機は、洗い時の洗浄力やすすぎの性能、さらには節水性を高めるため、水槽の底部に集められた洗濯水を回転ドラム内に循環させる経路が設けられている。これにより、洗濯水と衣類との接触を増やしたり、循環水の噴射力により汚れを分離したり、少ない水量でも洗濯物を濡らすことができる。
更に、底部に加熱手段が設けられて、洗濯水を加熱して洗浄性能を向上することによっても洗浄力やすすぎ性能の向上が図られている。しかし、使用する水量の少ない洗濯機、特にドラム式洗濯機では、洗濯水の循環を行うと、底部の洗濯水の液面が低下し、加熱手段の表面が洗濯水面より出てしまう可能性がある。この状態で加熱手段を通電し続けると加熱手段表面が過加熱状態となり、構成する樹脂材料を溶解し、更には、加熱手段自体が断線してしまうことが起こる可能性があった。また、加熱手段で洗濯水を所定温度まで加熱するのに長時間を要し、また消費電力量も大きく不経済である問題があった。
これに対し、温風を供給する温風供給装置を具備した洗濯機においては、水槽に配設した回転ドラムに洗濯物を収容し、水槽に給水して前記洗濯物を撹拌して洗い行った後、前記水槽の内部からの排水をして、前記回転ドラムをドラム式洗濯機の外箱が共振する回転速度以下の速度で回転させることにより前記洗濯物から脱水する脱水動作を実行し、その後に、前記洗濯物を撹拌しつつ、前記水槽の内部に温風を供給して前記洗濯物を加温することにより洗濯物加温動作を実行することが考案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−119647号公報
しかし、このような従来の構成では、前記脱水動作後の温風供給による洗濯物の加温動作においては、洗濯物に含まれる水分が少ない状態で加熱され、そこに汚れ成分が残存していた場合、汚れは水に分散されることなく洗濯物へ再付着されるため、これが洗濯物の黒ずみ発生を促進する課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決すると共に、洗浄性能が向上した洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを収容する水受け槽と、前記水受け槽内に給水する給水手段と、前記回転ドラム内へ温風を導入する加熱手段を有する風路と、回転ドラムを駆動させる駆動手段と、前記給水手段、前記加熱手段および前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、第1の洗い工程を行い、この第1の洗い工程完了後の排水と脱水を行って第2の洗い工程を行い、前記第1の洗い工程及び前記第2の洗い工程において、温風を前記回転ドラム内に導入するものである。
これにより、洗い工程における洗浄性能の向上と共に、汚れ再付着による黒ずみ発生防止を図ることができる。
本発明の洗濯機は、洗い工程における洗浄性能の向上と共に、汚れ再付着による黒ずみ発生防止を図ることができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図 本発明の実施の形態1における洗濯機のブロック回路図 本発明の実施の形態1における洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャート
第1の発明の洗濯機は、洗濯物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを収容する水受け槽と、前記水受け槽内に給水する給水手段と、前記回転ドラム内へ温風を導入する加熱手段を有する風路と、回転ドラムを駆動させる駆動手段と、前記給水手段、前記加熱手段および前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、第1の洗い工程を行い、この第1の洗い工程完了後の排水と脱水を行って第2の洗い工程を行い、前記第1の洗い工程及び前記第2の洗い工程において、温風を前記回転ドラム内に導入するものである。
これにより、第1の洗い工程では回転ドラム内への温風の導入により洗濯物の温度が上がるため、第1の洗い工程で洗濯物に付着し剥がれ難かった汚れが『熱・洗濯物に残存している洗剤・回転ドラムの撹拌の力』により洗濯物から剥がれ易くなる。更に、洗濯物は第1の洗い工程の完了後に排水と脱水が行われることにより、洗濯物に含まれる水量が低減され、その後の第2の洗い工程では回転ドラム内への温風の再導入により洗濯物は少ない熱量で温度が上がり易くなり、これにより洗濯物に付着し剥がれなかった汚れが前記『熱・洗濯物に残存している洗剤・回転ドラムの撹拌の力』により洗濯物から更に剥がれ易くなるため洗濯物に対する洗浄性能が向上することになる。
また、温風の導入による加熱は、第1の洗い工程から行われており、また水受け槽2はポリプロピレン樹脂より成っており断熱性が高いため、加熱された洗濯物の温度は比較的保持され易いため、第2の洗い工程開始後の洗濯物の温度は洗濯開始時よりも高くなっていることにより、第2の洗い工程での加熱では洗濯物の温度は更に高くなる。また、第1の洗い工程から加熱されているため、洗濯物の温度が高い状態が長く続くことにより、熱による洗濯物からの洗剤の温度による活性化も含め、汚れ除去の効果が長く続くことになる。
それに加え、前記制御手段は第1の洗い工程において所定時間経過後に前記温風の導入により洗濯物の加熱を行い、第1の洗い工程の完了後の排水・脱水により洗濯機・洗濯物に残っている洗濯水は洗濯機の外に排出される。特にこの加熱により洗濯開始前に洗濯物付着しており取れにくい汚れは洗濯物から剥がれ易くなり、前記排水・脱水により洗濯機や洗濯物から除去されるため、第2の洗い工程が開始される時の汚れは少なくなる。これにより、第2の洗い工程での加熱による汚れ成分の洗濯物からの剥がれに伴う汚れ成分の発生量は少なくなり、これよりこの汚れの再付着による黒ずみの発生が大幅に抑えられる効果が得られる。
第2の発明は、第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数は、すす
ぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数よりも低いものである。これにより、第1の発明の効果に加え、第2の洗い工程において、洗濯物に残存する水量は、すすぎでの中間脱水・最終脱水完了後の洗濯物に残存する水量よりも多くなることにより、たたき洗いによる洗浄性能の向上が図れると共に、洗濯物から出る汚れの水への分散性の向上による再付着の抑制効果が向上し、黒ずみが発生しにくい効果が得られる。
第3の発明は、第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数での回転時間は、すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数の回転時間よりも短いものである。これにより、第1の発明の効果に加え、第2の洗い工程において、最高回転数の回転時間が短いため、洗濯物に残存する水量は、すすぎでの中間脱水・最終脱水完了後の洗濯物に残存する水量よりも多くなることにより、たたき洗いによる洗浄性能の向上が図れると共に、洗濯物から出る汚れの水への分散性の向上による再付着の抑制効果が向上し、黒ずみが発生しにくい効果が得られる。
第4の発明は、第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数は、すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数よりも低く、かつ前記第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数での回転時間は、前記すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数の回転時間よりも短いものである。これより、第1の発明の効果に加え、第2の洗い工程において、最高回転数は低く、その回転時間は短いため、洗濯物に残存する水量は、すすぎでの中間脱水・最終脱水完了後の洗濯物に残存する水量よりも多くなることにより、たたき洗いによる洗浄性能の向上が図れると共に、洗濯物から出る汚れの水への分散性の向上による再付着の抑制効果が向上し、黒ずみが発生しにくい効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
また、本発明で使用する洗濯水とは、洗い工程において用いられる、洗剤成分を含む水としての洗浄水と、すすぎ工程において用いられる、洗剤成分や汚れをすすぐ水としてのすすぎ水との、両方を包括するものである。また、循環シャワーとは、水循環手段の駆動により、循環経路から吐出される洗濯水を意味する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の断面図、図2は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機のブロック回路図、図3は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャートである。
図1〜図3において、ドラム式洗濯機1の内部に水受け槽2が配設されている。水受け槽2の内側に洗濯槽としての回転ドラム3が水平な回転軸によって回転可能な状態で配設されている。回転ドラム3は、背面に接続されたモータ4により回転する。また、回転ドラム3は外周面に複数の通孔が設けられ、またその内壁面には数個の突起板が設けられている。回転ドラム3は、洗濯槽、脱水槽、乾燥槽としても機能するものである。
水受け槽2の後部側の最低部には、取水口5が接続されている。取水口5は、排水弁6によって開閉される排水管7につながっている。取水口5と排水弁6の間からは取水口5から取り込んだ洗濯水を回転ドラム3に吐出する吐出口8につながった循環経路9が連通している。循環ポンプ10の駆動により、水受け槽2の洗濯水は循環経路9を通り、回転ドラム3に循環シャワーとして吐出される。このように、回転ドラム3内の洗濯物に循環水をかけることができる。水受け槽2の上方には、給水弁11が設けられており、給水弁11は水受け槽2内に水を給水する。水位検知手段12は水受け槽2内の水位を検知する
ものである。
制御装置13は、マイクロコンピュータで構成された制御手段14を有し、パワースイッチング手段15を介してモータ4、排水弁6、循環ポンプ10、給水弁11などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水などの一連の工程を逐次制御する。入力設定手段16は、運転コース等を設定するもので、制御手段14は入力設定手段16からの情報を入力して、その情報を基に表示手段17を表示して使用者に知らせる。記憶手段18は、制御手段14により制御するのに必要なデータを記憶している。尚、19は商用電源、20は電源スイッチである。21は、回転ドラム3の回転数を検知する回転数検知手段であり、この回転数検知手段21の情報が制御手段14に送られ、制御手段14がパワースイッチング手段15を介して回転ドラム3の回転数を制御する。
制御手段14は、回転ドラム3の回転数を検知する回転数検知手段21の情報から、パワースイッチング手段15を介して回転ドラム3の回転数を制御する。風路22には、洗濯物を加熱するヒータ23(加熱手段)設けられており、風路22は水受け槽2に設けられた通風口24を通して、ヒータ23によって加熱された風を回転ドラム3内に送風する構成となっている。また、ヒータ23はモータ4等と同様に制御手段14により制御される。
以下洗濯の工程について、図3を参照しながら説明する。
使用者がドラム式洗濯機1に洗濯物を投入し、電源スイッチ20を押すと、入力設定手段16が洗濯のコース等を入力できる様になる。入力設定手段16からの情報により、制御手段14は、表示手段17を表示して使用者に知らせる。使用者が洗濯のスタートボタンを押して洗濯を開始すると、洗い工程の洗濯物重量検知工程を開始する。
洗濯物重量検知工程は、モータ4を制御して洗濯物とともに回転ドラム3を回転させる時のモータ4の電流信号の大きさを検出することによって行う。また、制御手段14は、洗濯物量の判定結果により、洗剤量を決定し、表示手段17を表示して使用者に知らせ、使用者が洗剤を投入する時間を考慮して、所定時間(例えば1分)経過した後に、制御手段14は給水の準備に入る。
次に、制御手段14は、第1の洗い工程を開始するために、給水弁11を開放して給水を始める。この時、給水された水は、洗剤ケース(図示せず)を通り、洗剤ケースに投入された洗剤と一緒に水受け槽2に溜められていく。この時、回転ドラム3は一定方向に約50r/minで回転しており、循環ポンプ10は駆動しており、水受け槽2の洗濯水は循環経路9を通り、回転ドラム3内に循環シャワーとして吐出される。
制御手段14は、水位検知手段12により所定水位に到達したと判断すると、給水弁11を閉じることにより、水受け槽2への給水を停止させ、循環ポンプ10を停止させる。その後、制御手段14は、回転ドラム3に対し約30秒毎に右回転・左回転を行うタンブリングを実施させ、更に循環ポンプ10の運転を開始させると共に、水位検知手段12の信号により、給水弁11を開放して給水を再開し、所定水位まで給水を行い、完了させる。
回転ドラム3の前記タンブリングにおいては、回転ドラム3内の洗濯物は回転ドラム3内に設けた突起板(図示せず)に引っかかり、持ち上げられて落下することによりたたき洗いが行われる。このたたき洗いでは、洗濯物に落下時の運動エネルギーが効果的に加えられるように洗濯物は回転ドラム3の壁面に遠心力によって張り付かない程度の回転速度が好ましく、洗濯物の量にも依存するが50r/min程度が好ましい。回転ドラム3の
回転方向は、同一方向でも、定期的に切り替えることとしてもよい。また、この時、回転ドラム3は一時的に停止していても差し支えない。
制御手段14は、タンブリング開始から所定時間経過したことを確認すると、ヒータ23への通電を行わせ、風路22からは水受け槽2に設けられた通風口24を通して、前記ヒータ23で暖められた例えば約70℃の風を回転ドラム3内に送風する。
洗い時間が所定時間経過し、第1の洗い工程が終了すると制御手段14はヒータ23を停止させると共に第2の洗い工程を開始するために排水弁6を開き、排水管7を通して水受け槽2内の洗濯水の排水を行う。
排水が完了すると、洗濯物に含有する水量を少なくした状態でヒータ23による温風での次の加熱を行うため、洗濯物に含まれる水量の調整を開始する。この水量の調整は脱水を用いるため、制御手段14は回転ドラム3のバランスコントロールを行い、回転ドラム3の回転数を上昇させる。
具体的には、洗濯物の含水量は洗濯物の乾燥重量の約2倍を想定しているため、例えば回転ドラム3の回転数を約250r/minで所定時間保持した後、その回転を停止させることにより、洗濯物に残存する水量の調整を完了させる。
制御手段14は、回転ドラム3の回転数を停止させた後、回転ドラム3に対し約50r/minで約30秒毎に右回転・左回転を行うタンブリングを開始させると共に、ヒータ23への通電を行わせ、風路22からは水受け槽2に設けられた通風口24を通して、前記ヒータ23で暖められた例えば約70℃の風を回転ドラム3内に送風する。この時、水受け槽2の水は少ないため循環ポンプ10の運転は停止している。
前記回転ドラム3のタンブリングとヒータ23にて暖められた空気の送風が所定時間完了すると、制御手段14はヒータ23への通電と送風とタンブリングを停止させ、第2の洗い工程が終了し、すすぎ工程1に入る。この第2の洗い工程が終了した段階で、洗濯物の温度は約40℃まで上昇した状態であり、排水弁6は閉じられたままである。
すすぎ工程1で、初期の設定において、すすぎを2回以上実施すると設定されている場合は、1回目のすすぎにおける中間脱水1は実施しない構成になっている。このすすぎ工程1の動作について説明を行う。すすぎ工程1が開始されると、制御手段14は、給水弁11を開き給水を開始する。
この時、前記した様に排水弁6は閉じられたままの状態であり、給水された水は、洗剤ケース(図示せず)を通り、水受け槽2に溜められていく。回転ドラム3は約50r/minで一定方向回転しており、循環ポンプ10は駆動しており、水受け槽2の洗濯水は循環経路9を通り、回転ドラム3内に循環シャワーとして吐出される。
制御手段14は、水位検知手段12により所定水位に到達したと判断すると、給水弁11を閉じることにより、水受け槽2への給水を停止すると共に、循環ポンプ10の運転も停止させる。給水を開始する前の洗濯物の温度は約40℃であったが、中間脱水1を行わず給水のみを行っている。
この時所定水位までの給水量は中間脱水1を行っていないため少なくて済むため、洗濯物量が例えば4.5kgの場合給水量は約15Lとなり通常より5〜6L少なくなっている。また、この時に給水される水の温度が20℃の場合洗濯物の温度は前記40℃よりは低くなるが室温が23℃では27〜30℃の温度に保持され、この状態ですすぎ工程1の
撹拌が行われる。
通常、中間脱水1が終了してからのすすぎ工程1の給水・撹拌時間は2〜3分程度であるが、洗濯にかかる時間を同じにした場合中間脱水に必要な時間は3〜4分であるため、この時間をすすぎ工程1における給水・撹拌時間に割り当てることができる。例えば、この中間脱水1の時間をすすぎ工程1の給水・撹拌時間に割り当てた場合、給水・撹拌を5〜7分実施できることになる。つまり、前記したように洗濯物の温度が27〜30℃で、循環ポンプ10がON−OFF運転した状態で給水撹拌を5〜7分行う。
この時、洗濯物の温度は通常のすすぎ温度よりも高く、洗濯物に残存している洗剤量も多く、撹拌時間も長くなっているため、このすすぎ工程1の給水・撹拌ではすすぎばかりではなく洗濯物の洗浄も実施される。つまり、洗濯物に残存している通常よりも洗剤が多く残存しており、これらの洗濯物は通常より高い水温でかつ長い時間撹拌されるため、前記洗い工程で除去できず洗濯物に付着している汚れ成分がこのすすぎ工程1時に洗濯物より剥ぎ取られることにより洗浄性能が大幅上昇する効果が得られることになる。
制御手段14が所定時間経過したと判断すると、制御手段14はすすぎ工程1が終了したと判断し、すすぎ工程2に移行するため、排水弁11を開いて水受け槽2に溜まっているすすぎ水を排水する。排水が完了すると、すすぎ工程2の中間脱水2が開始されることになり、制御手段14は回転ドラム3を回転させ、バランスコントロールを経て所定回転数である900r/minまで回転ドラム3の回転数をアップさせる。
この中間脱水2により、洗濯物に残存している洗濯水はドラム式洗濯機1の外に排出され、洗濯物に含まれる洗濯水は少なくなる。回転ドラム3が900r/minで所定時間回転すると、制御手段14はモータ4に信号を送り、回転ドラム3の回転を停止させる。
回転ドラム3の停止後、制御手段14は、給水弁11を閉じて給水を開始する。この時、給水された水は、洗剤ケース(図示せず)を通り、水受け槽2に溜められていく。回転ドラム3は50r/minで一定方向での回転を開始し、循環ポンプ10は駆動しており、水受け槽2の洗濯水は循環経路9を通り、回転ドラム3内に循環シャワーとして吐出される。
制御手段14は、水位検知手段12により所定水位に到達したと判断すると、給水弁11を閉じることにより、水受け槽2への給水を停止する。制御手段14は所定時間が経過したと判断すると、すすぎ工程2が終了したと判断し、制御手段14は排水弁11を開いて水受け槽2に溜まっているすすぎ水を排水する。
排水が完了すると、最終脱水が開始されることになり、制御手段14は回転ドラム3を回転させ、バランスコントロールを経て回転ドラム3を最終回転数である900r/minまで回転数をアップさせる。この最終脱水により、洗濯物に残存している洗濯水はドラム式洗濯機1の外に排出され、洗濯物に含まれる洗濯水は少なくなる。回転ドラム3が900r/minで所定時間回転すると、制御手段14はモータ4に信号を送り、回転ドラム3の回転を停止させる。回転ドラム3が停止した時点で、洗濯は終了し、制御手段14はドラム式洗濯機1の電源を切る。
なお、第2の洗い工程において、中間脱水または最終脱水における最高回転数の回転時間を、第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数での回転時間より短くすれば、洗濯物に残存する水量は、すすぎでの中間脱水・最終脱水完了後の洗濯物に残存する水量よりも多くなることにより、たたき洗いによる洗浄性能の向上が図れると共に、洗濯物から出る汚れの水への分散性の向上による再付着の抑制効果が向上し、黒ずみが
発生しにくい効果が得られる。
以上の様に、これにより、第1の洗い工程では回転ドラム内への温風の導入により洗濯物の温度が上がるため、第1の洗い工程で洗濯物に付着し剥がれ難かった汚れが『熱・洗濯物に残存している洗剤・回転ドラムの撹拌の力』により洗濯物から剥がれ易くなる。更に、洗濯物は第1の洗い工程の完了後に排水と脱水が行われることにより、洗濯物に含まれる水量が低減され、その後の第2の洗い工程では回転ドラム内への温風の再導入により洗濯物は少ない熱量で温度が上がり易くなり、これにより洗濯物に付着し剥がれなかった汚れが前記『熱・洗濯物に残存している洗剤・回転ドラムの撹拌の力』により洗濯物から更に剥がれ易くなるため洗濯物に対する洗浄性能が向上することになる。
また、温風の導入による加熱は、第1の洗い工程から行われており、また水受け槽2はポリプロピレン樹脂より成っており断熱性が高いため、加熱された洗濯物の温度は比較的保持され易いため、第2の洗い工程開始後の洗濯物の温度は洗濯開始時よりも高くなっていることにより、第2の洗い工程での加熱では洗濯物の温度は更に高くなる。また、第1の洗い工程から加熱されているため、洗濯物の温度が高い状態が長く続くことにより、温風・洗濯物からの熱による洗剤の活性化も含め、汚れ除去の効果が長く続くことになり、洗浄性能が更に向上することになる。
それに加え、制御手段14は第1の洗い工程において所定時間経過後に前記温風の導入により洗濯物の加熱を行い、第1の洗い工程の完了後の排水・脱水により洗濯機1・洗濯物に残っている洗濯水は洗濯機1の外に排出される。特にこの加熱により洗濯開始前に洗濯物付着しており取れにくい汚れは洗濯物から剥がれ易くなり、前記排水・脱水によりドラム式洗濯機1や洗濯物から除去されるため、第2の洗い工程が開始される時の洗濯物の汚れは少なくなる。
これにより、第2の洗い工程での加熱による汚れ成分の洗濯物からの剥がれに伴う汚れ成分の再付着による黒ずみの発生が大幅に抑えられる効果が得られる。
尚、本実施の形態において、水受け槽2および回転ドラム3は水平に配置されたものとしたが、水受け槽2および回転ドラム3は傾斜していてもよい。また、第1の洗い工程・すすぎの給水量、洗い・脱水等の回転ドラム3の回転数等は特に指定するものではない。また、加熱手段は風量22に設けられたヒータ23に限定するものではなく、スチーム、ミスト発生装置等でも良い。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗浄力を向上させると共に、加熱による汚れ成分の洗濯物からの剥がれに伴う汚れ成分の再付着による黒ずみの発生が大幅に抑えられるので、ドラム式洗濯機や縦型洗濯機など種々洗濯機に有用である。
1 ドラム式洗濯機
2 水受け槽
3 回転ドラム
4 モータ(駆動手段)
5 取水口
6 排水弁
7 排水管
8 吐出口
9 循環経路
11 給水弁(給水手段)
14 制御手段
23 加熱手段

Claims (4)

  1. 洗濯物を収容する回転ドラムと、
    前記回転ドラムを収容する水受け槽と、
    前記水受け槽内に給水する給水手段と、
    前記回転ドラム内へ温風を導入する加熱手段を有する風路と、
    回転ドラムを駆動させる駆動手段と、
    前記給水手段、前記加熱手段および前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、第1の洗い工程を行い、この第1の洗い工程完了後の排水と脱水を行って第2の洗い工程を行い、前記第1の洗い工程及び前記第2の洗い工程において、温風を前記回転ドラム内に導入する洗濯機。
  2. 第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数は、すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数よりも低いことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数での回転時間は、すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数の回転時間よりも短いことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数は、すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数よりも低く、かつ前記第1の洗い工程完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数での回転時間は、前記すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数の回転時間よりも短いことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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